JP2002215534A - 情報配信装置及び情報配信システム - Google Patents

情報配信装置及び情報配信システム

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JP2002215534A
JP2002215534A JP2001007197A JP2001007197A JP2002215534A JP 2002215534 A JP2002215534 A JP 2002215534A JP 2001007197 A JP2001007197 A JP 2001007197A JP 2001007197 A JP2001007197 A JP 2001007197A JP 2002215534 A JP2002215534 A JP 2002215534A
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JP2001007197A
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English (en)
Inventor
Satomi Michitsuta
聡実 道蔦
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ニュース等の情報を利用しやすいようにユー
ザに配信する。 【解決手段】 情報配信サーバ10は、情報提供ソース
21、22、、23等のうちのユーザが指定した少なく
とも一つから、ニュース情報など時刻に応じて変化する
情報をユーザが指定した条件を満たす範囲でインターネ
ット24を介してユーザが指定した配信時刻に合わせた
時間に取得する手段と、取得された文書情報を読み上げ
たときの音声を表すMP3フォーマットの音声ファイル
を生成する手段と、生成された音声ファイルをユーザに
宛てた電子メールに添付してユーザが指定した配信時刻
に配信する手段とを備える。ユーザは、情報端末30に
より音声ファイルを受信し、音声再生機能を有する腕時
計40又は携帯型の音楽プレーヤ40Aにより、受信さ
れた音声ファイルを再生する。音声ファイルを駅構内の
自動改札機に送信しそこからユーザの機器に転送するこ
ともできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばニュース情
報あるいは広告情報等のような種々の情報をユーザに配
信するための情報配信装置及び情報配信システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、通勤時間が長い通勤者が増え、か
つ、通勤時間が長いためにいろいろの不都合も生じてい
る。例えば、早朝に自宅を出るため、新聞、テレビジョ
ン放送等でニュースを毎朝自宅で見る時間がないという
通勤者も多くいる。通勤時間帯では交通機関の車両が混
雑しているので、車内で新聞を読むことも難しいことも
しばしばである。最近ではニュースあるいは広告を表示
する表示装置を設けた車両も使用されつつある。しか
し、満員の車両内ではこのようなニュースあるいは広告
を見ることもできない。そこで、例えば小型ラジオを携
帯して車内でニュースを聞くようにすれば良いが、車内
では電波の受信状態が良好でなく音声が途切れてしまっ
たりする欠点があり、又、希望する番組を放送していな
いといったことがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の状況
を考慮してなされたものであり、通勤時に使用する交通
機関の車両内で過ごす時間等を活用してニュース等の情
報を知ることができる様にしたものである。即ち、新聞
やラジオ放送に代えて、録音済みのニュースを音声再生
装置で再生して聞くことができれば、満員の車両内でも
ニュースを聞くことができ、通勤者にとって便利であ
る。しかし、毎朝出勤前にニュースを録音する時間がな
い人も多い。したがって、毎朝、録音されたニュースを
簡便な方法で提供するサービスを行えば、通勤者に歓迎
されると期待される。このことは、通勤者に限らず、通
学者にとっても同じである。
【0004】この際、サービスのユーザが希望する情報
ソースから供給されるニュースを提供できればユーザに
とって好都合である。あるいはユーザが希望する分野の
ニュースを選んで提供できれば好都合である。又、ニュ
ースの配信時刻をユーザの希望する時刻に合わせること
ができれば好都合である。あるいはニュースの再生時間
をユーザの通勤時間あるいはユーザが希望する再生時間
に合わせられるように、録音されるニュースの量をユー
ザが指定した量に制限できれば好都合である。更に又、
複数のニュースのうちユーザが指定した優先順位が高い
ニュースが先に再生されるように、複数のニュースの再
生順序を変更できれば好都合である。あるいは、ユーザ
が指定する複数の曜日の同じ時刻にニュースを提供でき
れば好都合である。
【0005】また、ニュース以外でも、ユーザが利用す
る交通機関の沿線の店に関する広告情報を車両内で音声
で聞けるようになれば、ユーザは地元の店あるいは交通
機関の沿線の他の店の広告を通勤車両中で知ることがで
きる。上記沿線の店に関する広告情報でも、ユーザが希
望する分野の店の広告情報を選んで各ユーザに提供でき
るならば、好都合である。あるいは、ユーザが希望する
駅に関連する店の広告情報を選んでユーザに提供できる
ならば、好都合である。
【0006】したがって、本発明の目的は、ニュースあ
るいは広告情報のような時間とともに変動する情報を通
勤者等が交通機関を利用している間に音声で聞くのに適
した形態で通勤者等に配信する情報配信装置及び情報配
信システムを提供することである。
【0007】本発明のより具体的な目的は、通勤者等が
指定したいろいろの条件を満たすように上記情報を加工
して配信する情報配信装置及びシステムを提供すること
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る情報配信装置は、情報提供ソースによ
り供給される文書情報のうちユーザが指定した条件を満
たす文書情報を取得する手段と、取得された文書情報か
ら当該文書情報を読み上げたときの音声を表す音声ファ
イルを生成する手段と、前記生成された音声ファイルを
ネットワークを介して前記ユーザに配信する手段と、を
備えるものである。
【0009】ここで、文書情報は、文字列で表された情
報である。音声ファイルは、音声を圧縮した形で表すデ
ィジタルデータを格納したファイルである。音声ファイ
ルのフォーマットは、MP3(MPEG1 Audio Layer 3)
ファイルのように、音楽を表すディジタルデータを表す
ためのものであってもよい。本情報配信装置によれば、
ユーザが指定した条件を満たす情報をユーザに音声ファ
イルという形で配信するので、ユーザは、音声再生機能
を有する装置を利用して簡単に音声を再生することがで
きる。
【0010】なお、情報供給ソースは、例えばホームペ
ージに文書情報を表示することにより文書情報を供給す
るものである。この場合、上記取得する手段は、このホ
ームページにアクセスして当該ホームページから文書情
報を取得すればよい。取得に当たっては、ホームページ
に表示された文書情報のうちユーザが指定する条件を満
たす文書情報を選択的に取得してもよいし、上記ホーム
ページに表示された全ての文書情報を一旦取得し、その
中からユーザが指定した条件を満たす部分を選択しても
よい。
【0011】あるいは、情報供給ソースは、あらかじめ
登録された利用者に文書情報を配信するものでもよい。
例えば文書情報が更新されるごとに、最新の文書情報を
全て配信するかあるいは更新された部分だけを配信する
ようにしてもよい。この場合、上記取得する手段を含む
情報処理装置の管理者は利用者として上記情報提供ソー
スに登録すればよい。上記取得する手段は、このような
情報供給ソースが配信する文書情報を受信し蓄積し、本
発明に係る情報配信のサービスを受けようとするユーザ
が指定した上記条件を満す文書情報を、蓄積された文書
情報から選択し、ユーザに再配信すればよい。このよう
な情報供給ソースは、文書情報をメールの形で配信する
ものであってもよい。
【0012】具体的には、前記音声ファイルはMP3フ
ァイルである。MP3は、音楽を高い圧縮率で圧縮でき
る技術である、MP3ファイルは、このMP3により圧
縮された音楽データを含むファイルである。MP3ファ
イルを再生できる装置が非常に多くなっている。既に販
売されている携帯電話機にも腕時計にもMP3ファイル
を再生できるものがある。したがって、MP3ファイル
で音声情報を配信することによりユーザはこのような身
近に利用可能な小型のMP3プレイヤー装置を用いて音
声ファイルを直ちに再生することができる。
【0013】本発明に係る情報配信システムは、交通機
関の沿線の複数の店に関する広告情報の音声データを含
む音声ファイルを生成する手段と、生成された音声ファ
イルを、前記交通機関の駅内のあらかじめ定められた設
備へネットワークを介して送信する手段と、前記設備
と、を備え、前記設備は、更に、無線通信可能で音声フ
ァイルを再生可能な機器を保持するユーザが当該設備に
接近したときに、前記送信された音声ファイルを無線に
より当該機器に転送可能に構成されているものである。
望ましくは、前記設備は、自動改札機である。
【0014】この情報配信システムによれば、交通機関
の駅の所定の設備に広告情報を表す音声ファイルを送信
することができ、ユーザは、自己が利用する交通機関の
駅内でその交通機関の沿線の店に関する広告情報を無線
により自己の機器に受信し音声として再生することがで
きる。したがって、ユーザは簡単に広告情報を交通機関
の車両内で聞くことができる。
【0015】本発明に係る情報配信システムの他の態様
は、ユーザが要求した文書情報を記憶する手段と、記憶
された文書情報から、当該文書情報を読み上げた音声を
表す音声ファイルを生成する手段と、前記生成された音
声ファイルを、前記ユーザに対してあらかじめ定められ
た識別情報を付して当該ユーザが指定した駅に設けられ
た設備に送信する手段と、前記設備と、を備え、前記設
備は、前記送信手段から当該設備に送信された音声ファ
イルを、当該設備に接近したユーザが保持する無線通信
可能で音声ファイルを再生可能な機器に無線により転送
可能なように構成され、更に、前記転送される音声ファ
イルとして、前記機器に記憶されたあらかじめ定められ
た識別情報と同じ識別情報が付された音声ファイルが転
送されるように構成されている。望ましくは、前記設備
は、自動改札機である。
【0016】ここで、ユーザが要求した文書情報は、ネ
ットワークに接続された情報ソースから取得されてもよ
い。あるいは交通機関の沿線の店に関する広告情報から
選択された、ユーザが指定した条件を満たす広告情報で
もよい。本情報配信システムによれば、ユーザは要求し
た情報を交通機関のユーザが指定した駅内で受領するこ
とができ、しかも当該情報を音声ファイルという形で受
領することができ、容易に再生できる。ユーザにとって
自分が利用する駅で情報を無線で受領することができ、
極めて便利である。
【0017】本発明に係る情報配信システムの更に他の
態様は、情報配信装置と、再生装置と、を備え、前記情
報配信装置は、情報提供ソースにより供給される文書情
報のうちユーザが指定した条件を満たす文書情報を取得
する手段、取得された文書情報から当該文書情報を読み
上げたときの音声を表す音声ファイルを生成する手段及
び生成された音声ファイルをネットワークを介して前記
ユーザに配信する手段を備え、前記再生装置は、前記情
報配信装置から配信された前記音声ファイルを記憶する
記憶手段及び当該記憶手段に記憶された音声ファイルを
再生する再生手段を備えるものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る情報配信装置
及びシステムのいくつかの実施の形態を図面を参照して
更に詳細に説明する。なお、以下においては同じ参照番
号は同じもの若しくは類似のものを表すものとする。ま
た、第2の実施の形態以降では第1の実施の形態との相
違点を主に説明するに止める。
【0019】[発明の実施の形態1]図1は、本発明に
係る情報配信装置の第1の実施の形態を使用して情報を
配信するシステムの概略ブロック図である。図におい
て、10は、情報配信装置として使用される情報処理装
置(以下、単に情報配信サーバと呼ぶ)である。21、
22、…23は、ニュース等の情報を文書情報の形でホ
ームページに掲載して提供する情報処理装置(以下、単
に情報提供サーバと呼ぶ)の例である。ここで、文書情
報は、文字列で表された情報である。情報配信サーバ1
0と、情報提供サーバ21、22、…23はインターネ
ット24に接続されている。
【0020】情報配信サーバ10は、情報提供サーバ2
1、22、…23等のうち、任意の選択した情報提供サ
ーバからインターネット24を介して文書情報を収集
し、収集した文書情報を、それを読み上げたときの音声
を表す音声ファイルに変換し、ユーザ宛にインターネッ
ト24を介して配信する。音声ファイルは、音声を圧縮
した形で表す音声ディジタルデータを収納したファイル
である。音声ファイルには、例えばMP3(MPEG1 Audi
o Layer 3)のフォーマットを有するファイル(いわゆ
るMP3ファイル)を使用することができる。MP3
は、音楽を高い圧縮率で圧縮するための技術であるが、
ここではこのフォーマットにしたがって音声を表すデー
タを収納したファイルも音声ファイルと呼ぶことにす
る。
【0021】30は、ユーザが使用する情報端末の例で
あり、情報配信サーバ10より配信された音声ファイル
を受信する。情報端末30は、例えば、パーソナルコン
ピュータである。しかしPDAと呼ばれる携帯型情報端
末であってもよい。又、31はユーザが使用する携帯電
話機であり、インターネット24に無線基地局32を介
して接続可能なものであり、MP3ファイルを再生する
機能を有するものであり、情報配信サーバ10より送信
された音声ファイルがMP3ファイルであるときにはこ
の音声ファイルを受信し、再生することができる。
【0022】40、40Aは、情報端末30から音声フ
ァイルが転送される音声再生用の装置の例である。ここ
では、40は、通信機能を有しかつMP3ファイルを再
生する回路を有する腕時計である。40Aは、MP3フ
ァイルを再生することができる携帯型の音楽プレーヤで
あり、情報端末30からMP3ファイルを受信するため
の通信機能を有する。尚、通信機能によって音声ファイ
ルを転送するのではなく、情報端末30において、着脱
可能な記憶媒体、例えばICメモリカードに音声ファイ
ルを記憶させ、この記憶媒体を上記腕時計40や音楽プ
レイヤー40Aに装着させて音声ファイルを再生させて
もよいものである。
【0023】しかして、本システムにおける情報配信の
概略は以下のとおりである。ユーザは、情報端末30又
は携帯電話機31を操作して情報配信サーバ10にアク
セスして、ユーザ登録をする(図1の)。ユーザ登録
では、例えば電子メールアドレスが登録される。更に、
ユーザは、配信を希望する情報の種別を指定することが
できる。ユーザは更に、情報を収集すべき情報ソースを
指定することができる。ユーザは、更に、優先順位、配
信時刻、配信情報量、配信日、配信ルート等を指定する
こともできる。
【0024】情報配信サーバ10は、指定された情報ソ
ースから指定された種類の情報を記述した文書情報を指
定された配信時刻に合わせて取得する()。取得した
文書情報に対してテキスト−音声変換を施す()。こ
の変換は、テキストデータからなる文書情報を、それを
読み上げた音声を表す音声データに変換する処理であ
る。更に、変換で得られた音声データを特定の音声コー
ディングにしたがって圧縮して音声ファイルを生成し記
憶する()。音声ファイルはユーザ宛に送信される
()。例えば、ユーザ宛の電子メールに添付される。
ユーザは、情報端末30を用いてこの音声ファイルを受
信し、受信した音声ファイルを腕時計40あるいは携帯
型の音楽プレーヤ40Aに転送する()。ユーザは、
腕時計40又は携帯型の音楽プレーヤ40Aを使用し
て、転送された音声ファイルを通勤に使用する交通機関
の車両内で再生することができる。
【0025】最近では、MP3ファイルの音楽を受信し
再生する機能を有する腕時計が既に製品化されており、
ユーザはこのような腕時計を利用して、ニュースを音声
で通勤車両内で聞くことができる。したがって、満員の
通勤車両内でも、ニュースを容易に聞くことができる。
また、最近、MP3ファイルの音楽データを受信し再生
する機能を有するいわゆる携帯型のMP3プレーヤも多
く販売されており、ユーザはこのような既存の音声再生
用の装置を利用してニュースを聞くことができる。な
お、情報端末30が小型のノートパソコン又は携帯型情
報端末PDAであるときには、通勤時に交通機関の車両
内でその情報端末を直接用いてニュースを聞くこともで
きる。尚、何れの端末を使用する場合であっても、周り
の人の迷惑とならないようイヤホーン等を使用して聞く
事が望ましい。
【0026】以下、本発明に係る情報配信サービスシス
テムの詳細を説明する。図2には、情報配信サーバ10
の一例の概略ブロック図を示す。情報配信サーバ10
は、例えばウェブサーバ11と、電子メールサーバ12
と、管理・処理サーバ13と、データベース記憶装置1
4と、それらを接続するバス15とを備えている。デー
タベース記憶装置14は、例えば磁気ディスク記憶装置
のような複数の補助記憶装置141、142、14
3、、、からなる。
【0027】ウェブサーバ11、電子メールサーバ1
2、管理・処理サーバ13はいずれもワークステーショ
ン又はパーソナルコンピュータからなる。図3は、ウェ
ブサーバ11の概略ブロック図である。電子メールサー
バ12及び管理・処理サーバ13も同様な構造を有す
る。ウェブサーバ11には、中央処理装置(CPU)か
らなる制御部110と、制御プログラムを記憶したRO
M111と、メインメモリとしてのRAM112と、補
助記憶装置113と、CRTを用いた表示装置あるいは
液晶表示装置などからなる表示部114と、キーボード
やマウスなどのポインティングデバイスを含む入力部1
15と、プリンタ等の周辺機器を接続するための入出力
部116と、インターネット24を介して通信を行うた
めの通信制御部117とが設けられ、これらの回路が内
部バス118により相互に接続されている。補助記憶装
置113には、例えば当該サーバで実行されるプログラ
ムが記憶される。
【0028】図2に戻り、ウェブサーバ11は、インタ
ーネット24を介して情報提供サーバ21等あるいはユ
ーザの情報端末30との通信を行うサーバである。この
ウェブサーバ11によりユーザ登録のためのホームペー
ジが管理される。補助記憶装置141にはホームページ
のデータを記憶する領域が設けられる。電子メールサー
バ12は、例えばユーザに音声ファイルを電子メールに
添付して配信するために使用される。補助記憶装置14
2には、ユーザに送信する電子メール又はユーザから受
信した電子メール等の電子メールデータを記憶する領域
が設けられる。
【0029】管理・処理サーバ13は、例えば、ユーザ
登録、情報の取得と情報の配信を管理する。管理・処理
サーバ13内の図示しない補助記憶装置内には、ユーザ
登録・配信条件登録プログラム131、情報収集プログ
ラム132、テキスト−音声変換プログラム133、音
声コーディングプログラム134、情報配信プログラム
135が記憶されている。補助記憶装置143には、情
報を収集する情報ソースに関する情報ソースデータを記
憶する領域144、ユーザ情報・配信条件データを記憶
する領域145、取得された情報を記憶する領域14
6、取得した情報から生成されるユーザに配信する情報
を記憶する領域147が設けられる。
【0030】図4は、情報ソースデータ記憶領域144
の概略を示す。情報ソースデータ記憶領域144には、
情報を提供する情報提供サーバ21等の情報ソースに関
するデータが記憶される。情報ソースデータ記憶領域1
44には、情報ソース名記憶領域161、情報区分記憶
領域162、情報細区分記憶領域163、情報ソースの
アドレスであるURL(Uniform Resource Locator)を
記憶するためのURL記憶領域164等が設けられる。
【0031】情報ソース名記憶領域161には、情報提
供サーバ21等の名称あるいはそれが提供する情報の名
称、例えば「○○新聞ニュース」が記憶される。情報区
分記憶領域162には、その情報ソースにより供給され
る情報の区分として当該情報ソースにより定められた情
報区分が記憶される。例えば、「総合」、「政治」、
「経済」、「社会」、「スポーツ」等の区分が記憶され
る。情報細区分記憶領域163には、各情報区分に対し
てその情報ソースにより定められた情報細区分があると
きには、その細区分が記憶される。図の例では、情報区
分「スポーツ」に対して細区分「プロ野球」、「サッカ
ー」等の細区分が記憶されている。URL記憶領域16
4には、その情報ソースの各情報区分のホームページの
URLあるいはその情報区分に情報細区分があるときに
は、その細区分のホームページのURLが記憶される。
【0032】図1に戻り、情報配信サーバ10のサービ
スを利用しようとするユーザは、予め情報端末30又は
携帯電話機31を利用して情報配信サーバ10にアクセ
スしてユーザ情報と配信条件の登録を行う。情報配信サ
ーバ10では、ウェブサーバ11(図2)が、アクセス
したユーザの情報端末30あるいは携帯電話機31に対
してホームページ(図示せず)を表示する。このホーム
ページには、ユーザ情報登録ボタン及び配信条件登録ボ
タン(ともに図示せず)が含まれ、ユーザがユーザ情報
登録ボタン(図示せず)をクリックすると、管理・処理
サーバ13は、ユーザ登録・配信条件登録プログラム1
31(図2)を起動して、ユーザ情報を登録するための
画面(図示せず)を表示する。ここでユーザ情報は、例
えば、氏名、住所、電子メールアドレス等のユーザに関
する情報である。
【0033】ユーザ情報を登録するための画面(図示せ
ず)には、氏名、住所、電子メールアドレス等の情報を
入力するための入力領域があり、ユーザがこれらの情報
を入力すると、ユーザ登録・配信条件登録プログラム1
31がユーザ識別情報(ユーザID)を決定して画面に
表示する。ユーザがパスワードを入力して、ユーザ情報
の入力が終了する。こうして、ユーザID、パスワー
ド、氏名、住所、電子メールアドレス等を含むユーザ情
報が、補助記憶装置143(図2)内のユーザ情報・配
信条件記憶領域145に記憶される。ユーザ情報の入力
が終了すると、再度、ホームページ(図示せず)が画面
に表示される。
【0034】ユーザが、ホームページ(図示せず)内の
配信条件登録ボタン(図示せず)をクリックすると、管
理・処理サーバ13は、ユーザ登録・配信条件登録プロ
グラム131により以下の処理を実行する。まず、配信
条件登録画面が表示される。図5は、配信条件登録画面
の例を示す。この画面には、配信情報種別指定ボタン6
1、配信情報量入力領域62、配信時間入力領域63、
配信日入力領域64、配信ルート入力領域65、OKボ
タン66等が表示される。
【0035】ユーザは、配信を希望する情報の種別を指
定することができる。例えば、配信情報種別指定ボタン
61をクリックすると、図6(a)に例示される配信情
報種別指定画面が表示される。この画面には、情報ソー
ス指定ボタン70、情報区分指定ボタン71、情報細区
分指定ボタン72、キーワード入力ウィンドウ73、O
Kボタン、終了ボタン等が表示される。更に、情報ソー
ス指定ボタン70、情報区分指定ボタン71、情報細区
分指定ボタン72のそれぞれの右側には、ユーザが指定
した情報ソースの名称、ユーザが指定した情報区分、ユ
ーザが指定した情報細区分をそれぞれ表示するためのウ
ィンドウが表示される。
【0036】ユーザは、配信を希望する情報のソースを
指定することができる。例えば、情報ソース指定ボタン
70がクリックされると、同図(b)に例示する情報ソ
ース指定画面が表示される。この画面には、あらかじめ
選択された複数の情報ソースの名称、例えば○○新聞ニ
ュース、△△新聞ニュース等が列挙され、それぞれの名
称の前に、図には四角形で示されるチェックボタン74
が表示され、更にOKボタンが表示される。この画面に
表示される情報ソースの名称は、補助記憶装置143内
の情報ソースデータ記憶領域144(図4)に記憶され
た情報ソース名である。後に説明するように、ユーザ
は、情報ソースデータ記憶領域144にあらかじめ記憶
されていない情報ソースを指定することもできる。
【0037】ユーザは、いずれかの情報ソースに対する
チェックボタン74をクリックすることにより、情報ソ
ースを指定する。図6(b)では、情報ソース「○○新
聞ニュース」に対するチェックボタン74がクリックさ
れたことが例示されている。その後、ユーザが図6
(b)に示されたOKボタンをクリックすると、同図
(a)に示す画面が再度表示される。情報ソース指定ボ
タン70の右側に設けられた情報ソース表示ウィンドウ
にユーザが選択した情報ソースの名称、例えば「○○新
聞ニュース」が表示される。
【0038】ユーザは、上記情報ソースが提供する情報
の一部の情報を指定することもできる。例えば、情報区
分指定ボタン71をクリックすると、図7(a)に例示
するような情報区分指定画面が表示される。この画面に
は、ユーザが先に指定した情報ソースにより定められた
複数の情報区分、例えば、「総合」、「政治」等が表示
され、それぞれの区分の前にチェックボタン75が表示
され、更にOKボタンが表示される。表示される情報区
分は、補助記憶装置143内の情報ソースデータ記憶領
域144に、ユーザが選択した上記情報ソースに対応し
て記憶された情報区分である。
【0039】ユーザは、いずれかの情報区分に対するチ
ェックボタン75をクリックすることにより、情報区分
を指定する。図では、情報区分「スポーツ」に対するチ
ェックボタン75がクリックされたことが例示されてい
る。その後、ユーザが図7(a)に示されたOKボタン
をクリックすると、図6(a)に示す画面が再度表示さ
れる。この画面では、情報区分指定ボタン71の右側に
設けられた情報区分表示ウィンドウにユーザが選択した
情報区分の名称、例えば「スポーツ」が表示される。
【0040】ユーザが、上記情報区分に属する情報のう
ちの更に一部の情報を指定することもできる。例えば、
情報細区分指定ボタン72をクリックすると、図7
(b)に例示するような情報細区分指定画面が表示され
る。この画面には、ユーザが指定した情報区分に対して
定められた複数の情報細区分、例えば、「プロ野球」、
「サッカー」等が表示され、それぞれの細区分の前に複
数のチェックボタン76が表示され、更にOKボタンが
表示される。これらの表示された情報細区分も、補助記
憶装置143内の情報ソースデータ記憶領域144に、
ユーザが選択した上記情報ソースと情報区分に対応して
記憶された情報細区分である。
【0041】ユーザは、いずれかの情報細区分に対する
チェックボタン76をクリックすることにより、情報細
区分を指定する。図では、情報細区分「プロ野球」に対
するチェックボタン76がクリックされたことが例示さ
れている。その後、ユーザがOKボタンをクリックする
と、図6(a)に示す画面が再度表示される。この画面
では、情報細区分指定ボタン72の右側に設けられた情
報細区分表示ウィンドウにユーザが選択した情報細区分
の名称、例えば「プロ野球」が表示される。
【0042】ユーザは、上記情報区分と情報細区分を指
定した後に更にキーワードを指定することもでき、ある
いは上記情報区分と情報細区分を指定しないでキーワー
ドを指定することもできる。いずれの場合も、ユーザは
キーワード入力ウィンドウ73内にキーワードを入力す
る。キーワード入力ウィンドウ73には、複数のキーワ
ードを入力することができる。複数のキーワードを論理
式で組み合わせて入力するようにしてもよい。図ではキ
ーワードとしてプロ野球のチーム名「巨人」が入力され
たことが例示されている。その後、ユーザがOKボタン
をクリックすると、以上のようにして入力された配信情
報種別を指定する情報が補助記憶装置143(図2)内
のユーザ情報・配信条件記憶領域145に記憶され、図
6(a)に示す配信情報種別指定画面が再度表示され
る。
【0043】ユーザは、更に他の情報の配信を希望する
ときには、以上の配信情報種別指定操作を繰り返して他
の配信情報種別を指定することもできる。こうして配信
情報種別の指定が終了すると、ユーザは、図6(a)に
表示された終了ボタンをクリックする。その結果、図8
(a)に例示した配信条件一覧画面が表示される。この
画面にはユーザが指定した配信情報種別の一覧が表示さ
れる。
【0044】図に示した例では、各行が一つの配信情報
種別を示す。図の例では、3つの配信情報種別がユーザ
により指定されたことを示している。各配信情報種別
は、情報ソースと情報区分と情報細区分とキーワードと
に関してユーザが指定した情報を示している。ただし、
図の例では第1の配信情報種別はこれら4つの情報を全
て指定しているが、第2、第3の配信情報種別は情報ソ
ースと情報区分のみを指定し、情報細区分とキーワード
を指定していない。このように、ユーザはいろいろの指
定情報を単独であるいは組み合わせて配信情報種別を指
定することができる。
【0045】ユーザは、複数の配信情報種別を指定した
ときには、それらの優先順位を指定することもできる。
例えば、図では各配信情報種別の前に優先順位を入力す
るためのウィンドウ77が表示される。ユーザはこれら
のウィンドウ77に優先順位1、2、3を入力する。こ
こでは、番号が小さいほど優先順位が高いとする。後に
説明するように、ユーザが複数の配信情報種別を指定し
たとき、優先順位の高い配信情報種別の情報が先に再生
されるように、これらの配信情報種別を有する複数の情
報を表す音声ファイルが生成される。更に、音声ファイ
ルの量(具体的には再生時間)がユーザにより指定され
た配信情報量(具体的には再生時間)を越えるときに
は、優先順位の低い配信情報種別の情報又はその一部に
対する音声ファイルが生成されない。
【0046】図8(b)は、配信情報種別一覧画面に表
示された配信情報種別一覧の他の例である。この例で
は、一つの配信情報種別のみがユーザにより指定されて
いる。更に、この例では、配信情報種別は、情報ソース
と複数のキーワード例えば上記「巨人」及び選手名「松
田」のみを指定している。このような配信情報種別がユ
ーザに指定された場合、指定された情報ソースからこれ
ら複数のキーワードのいずれかを有する情報が全て取得
されることになる。
【0047】このように複数のキーワードが指定された
場合、これら複数のキーワードのいずれかにヒットした
情報のうち、ヒットしたキーワードの総数をヒットした
情報の優先順位として使用することができる。このよう
にヒットしたキーワードの総数に基づいてヒットした情
報の優先順位を決める場合も、キーワードをユーザが指
定したので、本発明では、優先順位がユーザにより指定
されたと考える。
【0048】このように複数のキーワードが指定された
場合も、優先順位が高い情報がそうでない情報より先に
音声ファイルに変換され、更に、音声ファイルの量がユ
ーザにより指定された量を越えるとき、優先順位が低い
情報が音声ファイルに変換されない。なお、ユーザが複
数のキーワードを指定した場合、それらのキーワードに
ついて優先順位をユーザが直接指定し、その指定された
キーワードにヒットした情報の優先順位をそのキーワー
ドの優先順位により決めてもよい。
【0049】図8(a)又は(b)に示すように、配信
情報種別一覧が表示された状態でユーザがOKボタンを
クリックすると、図5に示す配信条件登録画面が再度表
示される。ユーザは、配信情報種別以外の配信条件を指
定することができる。ユーザは、例えば配信情報量を指
定することができる。この指定は、配信情報量入力領域
62に配信される情報の量として当該情報を表す音声フ
ァイルの再生時間の制限値を入力することにより行うこ
とができる。図の例では10分以内の再生時間が指定さ
れたことが示されている。
【0050】ユーザは、所望の配信時刻を指定すること
もできる。この指定は、配信時間入力領域63に配信時
間を入力することにより行われる。例えば、通勤又は通
学のために自宅を出る前に配信情報を情報端末30によ
り受信できるように、あるいは自宅を出た後通勤途中で
携帯電話機31で配信情報を受信できるように、ユーザ
は配信時刻を指定することができる。
【0051】ユーザは、配信日を指定することもでき
る。図の例では、曜日が指定できる。すなわち、配信日
入力領域64には、「月」(曜日)から「日」(曜日)
の文字のそれぞれの前にチェックボタンが表示され、更
に、「祝日は除く」という文字の前にチェックボタンが
表示されている。
【0052】ユーザは、配信を希望する曜日の前に設け
られたチェックボタンをクリックする。図の例では、月
曜日から金曜日までが配信日に指定されている。「月」
から「日」の文字の前のチェックボタンが選択されてい
るときには、毎週、同じ曜日に情報が配信される。ユー
ザは祝日の配信を希望しない場合には、「祝日は除く」
の前のチェックボタンをクリックする。なお、毎日では
なく、特定の日に配信を希望するというユーザのため
に、日付を入力するウィンドウを図の配信日入力領域6
4に表示し、そのウィンドウに日付を入力させるように
してもよい。
【0053】ユーザは配信ルートを指定することもでき
る。情報配信サーバ10は、同じユーザに情報を複数の
ルートにより配信することができる。例えば、情報配信
サーバ10は、電子メールによりユーザに情報を配信す
ることができる。更に情報配信サーバ10のホームペー
ジから情報をユーザがダウンロードするようにすること
もできる。これらの配信方法の違いをここでは配信ルー
トが異なると呼んでいる。なお、ダウンロードによる配
信は、ユーザがインターネット24を介してホームペー
ジにアクセスして自己宛の音声ファイルをダウンロード
することにより音声ファイルを受信することである。こ
の場合も、各ユーザは、自己宛の音声ファイルをインタ
ーネット24経由でダウンロード可能であるので、この
音声ファイルはインターネット24を介してユーザに宛
てて送信された音声ファイルであると考える。
【0054】図5の例では、電子メールルートとホーム
ページからのダウンロードルートに対応してチェックボ
タンが表示されている。ユーザはこれらのチェックボタ
ンの一方あるいは両方を選択することにより、情報の配
信ルートを指定することができる。図の例では、電子メ
ールが配信ルートに指定されている。なお、図では点線
の枠内に最寄り駅に対応するチェックボタンも表示さ
れ、最寄り駅が配信ルートとして指定可能になっている
が、この配信ルートは、後に述べる第2の実施の形態で
使用されるものである。
【0055】以上のようにして、ユーザが配信条件を指
定し終えると、ユーザは図5の画面に表示されたOKボ
タン66をクリックする。ユーザが入力して配信条件が
補助記憶装置143(図2)のユーザ情報・配信条件記
憶領域145に記憶される。以上のようにして、ユーザ
登録・配信条件登録プログラム131が終了する。
【0056】図9は、ユーザ情報・配信条件記憶領域1
45の概略を示す。ユーザ情報・配信条件記憶領域14
5は、ユーザ情報記憶領域171と、配信条件記憶領域
172とを含む。ユーザ情報記憶領域171には、ユー
ザID、パスワード、電子メールアドレス、氏名、住所
等のユーザに関する情報が記憶される。配信条件記憶領
域172は、配信情報種別記憶領域173と、配信情報
量記憶領域174と、配信時刻記憶領域175と、配信
日記憶領域176と、配信ルート記憶領域177とを含
む。これらの領域173から177には、ユーザが指定
した配信情報種別、配信情報量、配信時刻、配信日、配
信ルートとがそれぞれ記憶される。
【0057】なお、図6(b)に示した情報ソース指定
画面では、あらかじめ情報配信サーバ10のために選択
された情報ソースの名前が表示された。しかし、ユーザ
が希望する他の情報ソースを配信用の情報を取得する情
報ソースに指定することも可能である。例えば、ユーザ
が上記画面の「その他」に対するチェックボタンを選択
してOKボタンをクリックすると、図10(a)に例示
する独自情報ソース指定画面が表示される。この画面内
のURL入力ウィンドウ78にユーザが希望する情報ソ
ースのURLを入力してOKボタンをクリックすると、
そのURLのホームページがアクセスされ、同図(b)
に示すように表示され、更にOKボタンが表示される。
【0058】ユーザは、このホームページから配信すべ
き情報の種別を指定する。例えば、配信情報ソース名7
9を図6(a)の情報ソース指定ボタン70の右側のウ
ィンドウに入力する。同様に、ユーザが選んだ情報区分
80を図6(b)の情報区分指定ボタン71の右側のウ
ィンドウに入力する。この情報ソースが提供する情報に
情報細区分があるときには、ユーザは必要があれば更に
情報細区分を同様にして入力することができる。このよ
うな入力の後に、ユーザは、図10(b)のOKボタン
をクリックすると、同図(b)の画面が閉じられる。ユ
ーザは、更にキーワード等を図6(a)の画面のキーワ
ード入力ウィンドウ73に入力することもできる。管理
・処理サーバ13は、このようにユーザにより独自に選
択された情報ソースに関する情報ソースデータを情報ソ
ースデータ記憶領域144(図4)に追加して記憶す
る。
【0059】さて、管理・処理サーバ13では、情報収
集プログラム132がユーザ情報・配信条件記憶領域1
45(図9)に記憶された各ユーザに対する配信条件1
72に基づいて情報を取得する。すなわち、配信日記憶
領域176に記憶された配信日になると、配信時刻記憶
領域175に記憶された配信時刻に情報を配信できるよ
うに、その配信時刻より所定の時間だけ前の時刻に、配
信情報種別記憶領域173に記憶された優先順位が第1
の情報ソース名の情報ソースから情報を取得する。この
ようにすることにより、ユーザが指定した配信時間から
見て最新のニュースを取得することができる。
【0060】具体的には、当該情報ソース名の情報ソー
ス内の、配信情報種別記憶領域173に記憶された情報
区分、情報細区分に属する情報を提供するホームページ
にアクセスしてユーザが要求した情報を取得する。アク
セスには情報ソースデータ記憶領域144(図4)に記
憶されたURL164を用いる。取得された情報に対し
てキーワードが更に指定されているときには、取得され
た情報のうち当該キーワードを有する情報部分だけを抽
出する。当該情報ソースに対して情報区分と情報細区分
が指定されていないでキーワードのみが指定されている
場合、当該情報ソースが提供する全ての情報を取得し、
取得された情報のうち指定されたキーワードを有する部
分を抽出する。同じユーザに対する配信情報種別として
他の情報ソースが指定されているときには、以上の情報
取得操作を当該他の情報ソースに対して繰り返す。こう
して特定のユーザが要求した情報が取得される。取得さ
れた情報は、補助記憶装置143(図2)内の取得情報
記憶領域146に当該ユーザのユーザIDと組にして記
憶される。
【0061】管理・処理サーバ13内のテキスト−音声
変換プログラム133は、取得情報記憶領域146に新
たに取得情報が記憶されるごとに、その取得された情報
を音声データに変換する。ここでは取得された情報は文
字情報からなる文書情報であると仮定している。テキス
ト−音声変換プログラム133は、この文字情報を読み
上げたときの音声を表す音声データを生成する。このよ
うな変換は、音声合成の一つの方法であり、テキスト−
音声変換として既に実用化されている。
【0062】この変換のために、テキスト−音声変換プ
ログラム133は、文書情報内の構文を解析し、そこに
含まれる文全体のイントネーションや単語のアクセント
を決定し、あらかじめ記憶された音素素片や音節素片を
つなぎ合わせて合成音声を表す音声データ出力する。な
お、合成に使用される音素素片又は音節素片は、管理・
処理サーバ13内の図示しない補助記憶装置にあらかじ
め記憶されている。
【0063】その後、管理・処理サーバ13内の音声コ
ーディングプログラム134は、テキスト−音声変換プ
ログラム133により生成されたディジタル音声データ
を特定のコーディングにしたがって圧縮し、この圧縮さ
れた音声データを含む音声ファイルを生成する。本実施
の形態では、このコーディングにはMP3規格にしたが
ったコーディングが使用される。こうして生成された音
声ファイルは、当該音声ファイルが表す情報を要求した
ユーザIDと組み合わせて、補助記憶装置143(図
2)内の配信情報記憶領域147に記憶される。
【0064】以上の音声ファイルの生成において、優先
順位が高い情報が先に再生されるように、音声ファイル
の内容が制御される。すなわち、情報収集プログラム1
32は、ユーが複数の配信情報種別を指定した場合に
は、優先順位の高い配信情報種別の情報を先に取得す
る。テキスト−音声変換プログラム133は、上記複数
の配信情報種別により指定される複数の情報をそれぞれ
の情報の取得順に処理する。音声コーディングプログラ
ム134も同様である。したがって、優先順位が高い情
報がそうでない情報より先に音声ファイルに含まれる。
この結果、ユーザは優先順位が高い情報を先に再生する
ことができる。
【0065】なお、ユーザが配信情報種別として複数の
キーワードを指定しているときには、取得された情報の
うちユーザが指定した複数のキーワードのより多くにヒ
ットする部分情報が先に位置するように、取得された情
報に含まれる部分情報が情報収集プログラム132によ
り並び替えられる。すなわち、ユーザが指定した複数の
キーワードにより多くにヒットした部分情報が優先順位
の高い部分情報として扱われる。したがって、このよう
な情報に含まれる部分情報も、優先順位の高いものがそ
うでないものより先に音声ファイルに含まれる。この結
果、ユーザはより多くのキーワードにヒットした部分情
報を先に再生することができる。
【0066】更に、以上の音声ファイルの生成におい
て、生成される音声ファイルの量(具体的には再生時
間)は、ユーザが指定した情報配信量(具体的には再生
時間)を越えないように制御される。すなわち、音声コ
ーディングプログラム134が、取得された複数の情報
からテキスト−音声変換プログラム133により生成さ
れたディジタルデータを順次圧縮して圧縮された音声デ
ータを生成する途中で、生成済みの圧縮された音声デー
タの総量を監視し、その再生時間がユーザが配信情報量
として指定した再生時間に達したとき、圧縮を打ちき
る。
【0067】こうして、音声ファイルの量は、ユーザが
指定した再生時間内に再生できる量に制限される。この
ように音声ファイルの量を制限すると、ユーザが指定し
た優先順位の高くない情報に対する圧縮された音声デー
タが音声ファイルに含まれなくなるが、ユーザが指定し
た優先順位の高い情報に対する圧縮された音声データは
音声ファイルに含まれる。
【0068】管理・処理サーバ13内の情報配信プログ
ラム135は、配信情報記憶領域147に記憶された音
声ファイルを要求元のユーザに配信する。配信は、配信
ルート記憶領域177(図9)に当該ユーザに対応して
記憶された配信ルートにしたがって行われる。すなわ
ち、ユーザが電子メールによる配信を指定しているとき
には、ユーザ情報記憶領域171に記憶された電子メー
ルアドレスを使用して、生成された音声ファイルを添付
した電子メールをユーザに宛てて当該ユーザが指定した
配信時刻に送信する。
【0069】このために、ユーザ情報・配信条件記憶領
域145(図9)に記憶された多数のユーザ情報のう
ち、当該音声ファイルと組にして記憶されたユーザID
を有するユーザに対するユーザ情報記憶領域171から
メールアドレスを検出し、検出されたメールアドレスを
用いて当該ユーザに宛てた電子メールに上記音声ファイ
ルを添付して送信する。こうして、ユーザが指定した再
生時間で再生できる音声データを含む音声ファイルが当
該ユーザに当該ユーザが指定した配信時刻に配信され
る。ユーザがホームページよりダウンロードすることを
指定しているときには、生成された音声ファイルはその
ままユーザIDと組にして保持される。こうして、管理
・処理サーバ13による音声ファイルの配信が終了す
る。
【0070】上記MP3規格にしたがったコーディング
方法は、品質をほとんど下げないでかつ高い圧縮率で音
楽データを圧縮できることが知られている。このため多
くのMP3プレーヤが販売され、更にMP3の音声を再
生する機能を有する腕時計も販売されている。したがっ
て、ユーザに配信する音声ファイルとして、MP3フォ
ーマットの音声ファイルを配信すれば、ユーザは容易に
音声を再生することができる。
【0071】なお、テキスト−音声変換プログラム13
3による処理を実行して音声データを生成する音声デー
タ生成回路と、上記音声データ生成回路により生成され
た音声データに対してMP3規格によりコーディングを
実行するためのコーディング回路を、上記テキスト−音
声変換プログラム133及び音声コーディングプログラ
ム134に代えて管理・処理サーバ13に設けること
も、処理時間を短縮するうえで有効である。
【0072】図11は、情報端末30の概略ブロック図
である。情報端末30には、CPUからなる制御部30
0と、制御プログラムを記憶したROM301と、メイ
ンメモリとしてのRAM302と、補助記憶装置303
と、CRTを用いた表示装置あるいは液晶表示装置など
からなる表示部304と、キーボードやマウスなどのポ
インティングデバイスを含む入力部305と、プリンタ
等の周辺機器を接続するための入出力部306と、イン
ターネット24を介して通信を行うための通信制御部3
07と、腕時計40あるいは携帯型の音楽プレーヤ40
Aにデータを転送するための通信制御部308とが設け
られ、これらの回路が内部バス309により相互に接続
されている。
【0073】補助記憶装置303には、例えば当該情報
端末で実行されるプログラム及び情報配信サーバ10か
ら受信した音声ファイルを記憶するための領域が設けら
れる。通信制御部308は、例えばUSB規格にしたが
って有線でデータを転送するためのものでもよく、Ir
DA(Infrared Data Association)規格にしたがって
赤外線によりデータ転送するためのものでもよく、ある
いはブルー・トゥース(Bluetooth)規格にしたがって
無線でデータを転送するためのものでもよい。
【0074】ユーザが指定した配信時刻に達したとき、
当該ユーザは、配信された音声ファイルを受信すること
ができる。例えば、ユーザが電子メールによる配信を希
望したときには、情報配信サーバ10により送信された
電子メールを情報端末30により受信し、それに添付さ
れた音声ファイルを情報端末30の補助記憶装置303
に保存する。
【0075】あるいはユーザが情報配信サーバ10のホ
ームページからのダウンロードを指定したときには、ユ
ーザが情報端末30を用いて情報配信サーバ10のホー
ムページにアクセスして、ダウンロード要求のための図
示しないボタンをクリックする。情報配信プログラム1
33は、ユーザIDとパスワードの入力ウィンドウを表
示し、このウィンドウにユーザが入力したユーザIDと
パスワードをユーザ情報記憶領域171(図9)に記憶
されたものと照合して、ユーザの認証を行い、ユーザ本
人であることが認証されたときに、補助記憶装置143
(図2)の配信情報記憶領域147に当該ユーザのユー
ザIDと組にして記憶された音声ファイルを情報端末3
0へ転送する。
【0076】ユーザは、電子メールあるいはホームペー
ジからのダウンロードにより受信した音声ファイルを、
例えば腕時計40又は携帯型の音楽プレーヤ40Aに情
報端末30から転送し、通勤車両内で、腕時計40又は
携帯型の音楽プレーヤ40Aを用いて、受信した音声フ
ァイルを再生してニュースを聞くことができる。
【0077】なお、音声ファイルを電子メールにより配
信される場合、ユーザは携帯電話機31により同様に電
子メールを受信することができる。ここで使用する携帯
電話機31もMP3ファイルを再生する回路を内蔵する
ものであり、ユーザは、この携帯電話機31を利用して
音声ファイルを再生してニュースを聞くことができる。
携帯電話機31により電子メールを受信するときには、
ユーザは、通勤途中で電子メールを受信できるので、情
報端末30で電子メールを受信する場合より遅い配信時
刻を指定することができる。したがって、情報配信サー
バ10が情報収集する時刻がそれだけ遅くなり、ユーザ
はそれだけ最近のニュースを聞くことができる。
【0078】腕時計40は、通信機能を有し、MP3音
声ファイルを再生可能な腕時計である。図12は、本実
施の形態で使用可能な腕時計40の一例の概略回路ブロ
ック図である。腕時計40には、通常の腕時計に設けら
れるように、CPU及びROM、RAM等からなる制御
部41と、時計回路42と、表示部43と、操作部44
とが含まれている。腕時計40には、MP3ファイルを
記憶するためのデータメモリ45と、外部装置からMP
3ファイルを受信してデータメモリ45に書き込むため
の通信制御部46とが更に設けられている。
【0079】通信制御部46は、情報端末30との間で
データを通信できればよく、例えばUSB規格にしたが
って有線でデータを転送するためのものでもよく、Ir
DA(Infrared Data Association)規格にしたがって
赤外線によりデータ転送するためのものでもよく、ブル
ー・トゥース(Bluetooth)規格にしたがって無線でデ
ータを転送するためのものでもよい。
【0080】腕時計40には、受信されたMP3ファイ
ルを再生するために、データメモリ45内の受信された
MP3ファイルをデコードしてデジタルな音声データを
生成するデコーダ47と、生成された音声データをアナ
ログ信号に変換するD/A変換器48と、アナログ信号
を増幅するための増幅器49とが更に設けられている。
この増幅器49から出力される音声は、例えばイヤホン
50により聞くことができる。
【0081】以上のようにして、ユーザは所望のニュー
スを所定の時刻に音声ファイルの形式で配信して貰うこ
とができ、通勤車両内でこのニュースを利用するのに極
めて好都合である。しかもユーザが指定した情報ソース
が供給するニュースのうちユーザが指定した配信時間か
ら見た最新のニュースを利用することができる。あるい
は音声ファイルの量をユーザが指定できるようにする
と、ユーザは好みの量の情報の配信を受けることができ
る。また、ユーザは、自己が指定した優先順位が高い部
分情報を先に再生することができる。もちろん、本実施
の形態の技術は、ニュース以外の情報の配信にも適用で
きる。
【0082】なお、以上において、配信される音声ファ
イルとしてMP3ファイルを用いたが、これは音楽用途
に適した圧縮技術を用いたものである。本実施の形態の
ように、ニュース情報等の文字情報を音声に変換してユ
ーザに配信する場合には、音声用の圧縮技術を利用する
ことも可能である。例えば、ADPCM(Adaptive Dif
ferential Pulse Code Modulation)コーディングを用
いると、音声に関してはMP3よりも圧縮率を高くする
ことができる。
【0083】情報配信サーバ10がそのような音声フィ
ルをユーザに配信した場合、情報端末30には、その音
声ファイルをMP3のファイルに変換する回路若しくは
プログラムを内蔵し、受信したADPCMコーディング
された音声ファイルをMP3フォーマットの音声ファイ
ルに変換して、腕時計40あるいは携帯型の音楽プレー
ヤ40Aに転送すればよい。あるいは、腕時計40ある
いは携帯型の音楽プレーヤ40Aに代えて、ADPCM
コーディングされた音声ファイルを再生する回路を有す
る携帯型情報端末を用いてもよい。この場合には、情報
端末30により受信されたADPCMコーディングされ
た音声ファイルをそのまま情報端末30から当該携帯型
情報端末に転送するようにしてもよい。
【0084】[発明の実施の形態2]本実施の形態で
は、第1の実施の形態でユーザに配信される音声ファイ
ルの配信ルートとして、ユーザが利用する交通機関の最
寄りの駅内の設備、例えば自動改札機をユーザは指定で
きる。図13は、本発明に係る情報配信装置の第2の実
施の形態を使用して情報を配信するシステムの概略ブロ
ック図である。図において、90A、90B、90C
は、電車などの交通機関のA駅、B駅、C駅を例示し、
100は、A駅内に設けられた自動改札機である。ユー
ザ5が有する腕時計40は、無線により読み上げ音声が
記憶されたMP3ファイルデータを受信可能で、受信し
たMP3ファイルを記憶し且つ記憶したMP3ファイル
を再生する回路を有する。
【0085】図14は、本実施の形態で使用可能な自動
改札機の一例の概略ブロック図である。自動改札機10
0には、CPU、ROM等からなる制御部101と、自
動改札機のゲートの開閉を制御するゲート制御部10
2、顧客の定期券又は切符に記憶されたデータを読み取
るデータ読み取り部103等の通常の自動改札機に設け
られている回路の他に、インターネット24を介してデ
ータ通信を実行するための通信制御部104と、受信し
たデータを記憶するためのデータメモリ105と、アン
テナ107を介して無線でユーザ5が保持する腕時計4
0等の無線通信可能な装置との間で通信するための送受
信部106とが設けられている。
【0086】図15は、本実施の形態で使用可能な腕時
計40の一例の概略ブロック図である。腕時計40は、
図12に示された腕時計と同じく、制御部41と、時計
回路42と、表示部43と、操作部44と、MP3ファ
イルを記憶するためのデータメモリ45と、データメモ
リ45内のMP3ファイルをデコードして圧縮されてい
ない音声データを生成するデコーダ47と、生成された
音声データをアナログ信号に変換するD/A変換器48
と、音声信号を増幅するための増幅器49とが更に設け
られている。この増幅器49から出力される音声は、例
えばイヤホン50により聞くことができる。
【0087】本実施の形態では、腕時計40には、外部
の装置からデータを無線で受信するための通信制御部5
1が設けられている。通信制御部51は、無線によりデ
ータを送受信可能であり、例えば、ブルー・トゥース規
格によりデータを無線で通信する。通信制御部51は、
例えば変調回路52、復調回路53、送受信回路54、
アンテナ55よりなる。
【0088】情報の配信は以下のようにして実行され
る。図13において、各駅の自動改札機100にはあら
かじめ電子メールアドレスが割り当てれる。第1の実施
の形態と同じく、まずユーザ5は、情報端末30を用い
てユーザ登録を行う()。このとき、情報配信サーバ
10は、ユーザ5の有する腕時計40により情報を受信
するための認証情報を決定して画面に表示する。この認
証情報は、腕時計40と自動改札機100との間の通信
の規格にしたがって決定する必要があるときには、情報
配信サーバ10がその規格にしたがって決定する。上記
識別情報を上記通信規格にしたがって決める必要がない
ときには、第1の実施の形態で使用されたように、情報
配信サーバ10がユーザIDを決定し、ユーザがパスワ
ードを決定し、このユーザIDとパスワードとの組を識
別情報とすればよい。
【0089】更に、ユーザ登録の過程で配信条件登録画
面(図5)が表示されたとき、ユーザ5は、配信ルート
として図に点線枠内に示された最寄り駅入力ウィンドウ
に交通機関の駅名、例えば「中央線立川駅」を入力し、
対応するチェックボタンをクリックする。
【0090】その後、情報配信サーバ10は、第1の実
施の形態と同じく、ユーザ5が指定した情報を収集し
()、取得した情報を音声に変換し()、更にMP
3フォーマットの音声ファイルを生成する()。情報
配信サーバ10は、当該ユーザが指定した最寄り駅であ
るA駅90Aにある自動改札機100宛ての、当該ユー
ザの識別情報を記載した電子メールに生成した音声ファ
イルを添付して送信する()。
【0091】これに先立ち、情報配信サーバ10は、各
駅を最寄り駅として指定したユーザの識別情報と、当該
ユーザが指定した配信日及び配信時間とを電子メールで
通知する。自動改札機100では、通信制御部104
(図14)により情報配信サーバ10から送信される電
子メールを受信し、その電子メールが識別情報と配信日
及び配信時間を通知する電子メールであるとき、上記デ
ータメモリ105内の所定の記憶領域に通知された識別
情報と配信日と配信時間を記憶する。
【0092】自動改札機100は、この配信日の配信時
間になると、制御部101の制御により通信制御部10
4を介して情報配信サーバ10から自己宛に送信された
電子メールを受信し、その電子メールに記載された識別
番号とその電子メールに添付された音声ファイルと組に
してデータメモリ105に記憶する。
【0093】ユーザ5は、情報配信サーバ10により決
定された識別番号を腕時計40(図15)のデータメモ
リ45内の所定の記憶領域に記憶させる。この記憶は、
例えば、操作部44を操作して指示することができる。
あるいは、通信制御部51を介して無線により情報端末
30から行うようにすることもできる。
【0094】自動改札機100は、通過する乗降客が有
する無線通信可能な機器と通信するために特定の周波数
の電波をアンテナ107から常時放出している。ユーザ
5が腕時計40を所持して駅の改札口に入ったとき、腕
時計40では、通信制御部51がこの電波を受信し、デ
ータメモリ45に記憶された識別情報でもって変調され
た応答電波を通信制御部51が制御部41の制御の元で
アンテナ55から放出する。
【0095】自動改札機100(図14)は、この応答
電波をアンテナ107と送受信部106により受信する
と、データメモリ105に記憶された、受信済みの音声
ファイルの中で、現在自動改札機100が受信した識別
情報に対応する音声ファイルを検出し、送受信部10
6、アンテナ107によりこの音声ファイル内のデータ
で変調された情報電波を放出する。
【0096】ユーザ5の腕時計40は、通信制御部51
によりこの情報電波を受信して復調し、復調で得られた
音声ファイルを制御部41の制御の元でデータメモリ4
5に記憶する。こうして、腕時計40にユーザ5が要求
した情報が音声ファイルの形式で記憶される。記憶され
た音声ファイルの再生及び利用は、第1の実施の形態と
同じである。
【0097】このようにして、ユーザは特別の受信のた
めの操作をしなくても、指定した種類の情報を表す音声
ファイルを自動的に腕時計40により受信し、利用する
ことができる。更に、受信は、ユーザが駅の自動改札機
をユーザが通過するときに行われるので、ユーザは、配
信時刻としてこの改札機を通過する予定の時刻より少し
だけ前に時刻を指定することができる。この結果、第1
の実施の形態における携帯電話機31を使用した場合と
同じく、自宅で電子メールを受信する場合と比べて配信
時間を遅らせることができ、より最新の情報(ニュー
ス)を得ることができる。
【0098】なお、本実施の形態では、情報配信サーバ
10により配信される音声ファイルはMP3ファイルと
しているが、他のコーディング方法により圧縮された音
声ファイルを利用してもよい。例えば、情報配信サーバ
10からADPCMコーディングされた音声ファイルを
自動改札機100に配信し、自動改札機100から、A
DPCMコーディングされた音声ファイルを再生する回
路を有する携帯型情報端末にこの音声ファイルを送信し
受信させるようにしてもよい。
【0099】また、情報配信サーバ10から配信された
音声ファイルの量が多いときには、自動改札機100か
ら腕時計40に配信された音声ファイルを送信するのに
要する時間が増大し、自動改札機100内の乗客の円滑
な移動を妨げる恐れがあるときには、駅構内の適当な位
置に駅の利用客が保持する腕時計、携帯型情報端末等の
情報機器に無線で音声ファイルを転送するための情報ス
テーションを別に設けてもよい。この情報ステーション
には、自動改札機100に設けられたのと同じように、
情報配信サーバ10から送信された電子メールをインタ
ーネット24を介して受信するとともに、受信されたメ
ールに添付された音声ファイルを無線で外部に送信でき
るように構成される。情報ステーションを用いる場合に
は、情報配信サーバ10は、この情報ステーションに音
声ファイルを配信し、その情報ステーションは、それに
接近した乗降客の腕時計あるいは携帯型情報端末にその
乗降客が要求した音声ファイルを無線で送信すればよ
い。
【0100】[発明の実施の形態3]第1の実施の形態
で示された技術は、ニュースに限らず、他の情報の配信
に利用することもできる。例えば、通勤者が利用する交
通機関の沿線の店に関する広告報を当該交通機関の利用
者に配信するのに使用することができる。このような広
告情報の配信の場合でも、第1の発明の実施の形態と同
じく、ユーザが、配信を希望する広告情報の種別を指定
できる。あるいは配信時刻も指定できることが望まし
い。あるいは広告情報量もユーザが指定できることが望
ましい。あるいは情報配信ルートも指定できることが望
ましい。あるいは広告情報の優先順位もユーザが指定で
きることが望ましい。
【0101】図16は、本発明に係る情報配信装置の第
3の実施の形態を使用して情報を配信するシステムの概
略ブロック図である。図において、90A、90B、9
0Cは、ある交通機関のA駅、B駅、C駅を示す。A1
商店91A、A2商店92Aは、A駅に関連する商店、
例えばA1駅の近傍の商店の例を示す。同様にB1商店
91B、B2商店92Bは、B駅に関連する商店の例を
示す。同様にC1商店91C、C2商店92Cは、C駅
に関連する商店の例を示す。90X、90Y、90Z
は、他の交通機関のX駅、Y駅、Z駅を示す。X1商店
91X、X2商店92Xは、X駅に関連する商店、例え
ばX1駅の近傍の商店の例を示す。同様にY1商店91
Y、Y2商店92Yは、Y駅に関連する商店の例を示
す。同様にZ1商店91Z、Z2商店92Zは、Z駅に
関連する商店の例を示す。
【0102】情報配信サーバ10の運用者は、これらの
交通機関の沿線の商店から広告情報を収集する。広告情
報の中には、一定期間、例えば1週間あるいは1カ月変
化しない広告情報もあり、日々変化する広告情報もあ
る。情報配信サーバ10の運用者は、このようないろい
ろの広告情報を収集し、情報配信サーバ10内に記憶す
る。
【0103】情報配信サーバ10は、第1の実施の形態
と同じく、この広告情報を利用したいユーザにユーザ登
録をさせる。このユーザ登録時に配信条件を指定させる
ことができる。このために、第1の実施の形態で使用さ
れた配信条件登録画面(図5)を本実施の形態でも使用
することができる。この画面により、第1の実施の形態
と同じく、ユーザはいろいろの配信条件を登録すること
ができる。例えばこの画面内の配信情報種別指定ボタン
61がユーザによりクリックされたときには、本実施の
形態では図17(a)に例示するような配信情報種別指
定画面を表示する。第1の実施の形態と同じくユーザは
情報ソース、情報区分、情報細区分、キーワードを指定
することができる。
【0104】本実施の形態では、情報ソースとしてユー
ザが広告情報の配信を受けたい店が関連する、交通機関
とその交通機関の駅を指定する。例えば、ユーザが利用
する交通機関を構成する多数の駅のうち、広告情報の配
信を受けたい店が関連する駅の区間を指定する。この区
間は、ユーザが通勤に利用する区間と同じでなくてもよ
い。この指定のためには、情報ソース指定ボタン70を
クリックしたときに、交通機関の名称と、その交通機関
の指定したい区間の初めの駅と終わりの駅をユーザに指
定させる画面(図示せず)を表示する。この画面に入力
された交通機関名(例えば中央線)と一対の駅名(例え
ば吉祥寺と新宿)が、図17(a)の情報ソース指定ボ
タン70の右側の3つの入力ウィンドウに表示される。
【0105】情報区分指定ボタン71がクリックされる
と、図17(b)に示すような情報区分指定画面が表示
される。ユーザは「買物案内」、「レストラン・喫茶店
案内」又は「催物案内」等の情報区分を指定することが
できる。ユーザが情報区分として例えば「買物案内」を
指定した後で、情報細区分指定ボタン72をクリックす
ると、図17(c)に示すような情報細区分指定画面が
表示され、ユーザは「衣料品」、「食料品」又は「日用
品」等の細区分を指定することができる。
【0106】配信情報種別の指定が終了すると、図17
(d)に例示するような配信情報種別一覧が表示され、
ユーザは、第1の実施の形態と同じく、優先順位を指定
することができる。その後、ユーザは、第1の実施の形
態と同じく、図5に示された配信条件登録画面を用い
て、配信情報量、配信時刻、配信日、配信ルートを指定
することができる。
【0107】情報配信サーバ10は、それが管理する広
告情報のうち、各ユーザ指定した情報ソース、情報区
分、情報細区分、キーワードに関連する広告情報を選択
し、選択された広告情報を音声に変換し、変換後の音声
からMP3フォーマットの音声ファイルを生成する。音
声音声ファイルを当該ユーザが指定した配信時刻に当該
ユーザが指定した配信ルートで配信する。音声ファイル
の生成時には、当該ユーザが指定した種別の広告情報を
選択し、かつ、配信情報量がユーザにより指定された量
を超えないように制限する。ユーザが異なる種別の広告
情報を指定しているときには、ユーザが指定した優先順
位にしたがって再生されるように、それらの広告情報の
順番を定めて音声ファイルを生成する。こうして、第1
の実施の形態と同じく、ユーザは配信された広告情報を
通勤途上で利用することができる。
【0108】[発明の実施の形態4]第2の実施の形態
で示されたようにユーザが指定した情報をユーザが指定
した駅施設に配信する技術は、第3の実施の形態で示さ
れた広告情報の配信にも利用することができる。図18
は、本発明に係る情報配信装置の第4の実施の形態を使
用して情報を配信するシステムの概略ブロック図であ
る。図において、ユーザ5は、第3の実施の形態と同じ
く、ユーザ登録を行い、希望する広告情報を事前に情報
配信サーバ10に登録する。このとき、ユーザは、配信
ルートとして最寄り駅を指定する。情報配信サーバ10
は、第2の実施の形態と同じく、各ユーザが指定した配
信時間に合わせて広告情報をユーザが指定した最寄り
駅、例えばA駅のあらかじめ定められた設備、例えば自
動改札機100に送信する。
【0109】自動改札機100は、ユーザ5が腕時計4
0のような音声再生可能な装置を持参して当該自動改札
機100に接近したときに、第2の実施の形態について
述べたように無線により当該ユーザ宛に配信された音声
ファイルを当該ユーザの腕時計40に転送する。こうし
て、ユーザ5は、簡単に駅内で広告情報を得ることがで
きる。
【0110】[発明の実施の形態5]第3、第4の実施
の形態では、ユーザが指定した種別の広告情報を選択し
て、各ユーザに配信したが、第4の実施の形態のよう
に、広告情報を駅において交通機関の利用者に配信する
とことは、それ自体広告情報の配布の仕方として有効で
ある。したがって、ユーザに広告情報の種別を事前に指
定させないで、全てのユーザに同じ広告を配信すること
も場合によっては有効である。
【0111】図19は、本発明に係る情報配信装置の第
5の実施の形態を使用して情報を配信するシステムの概
略ブロック図である。本システムと図18のシステムと
の違いは以下のとおりである。図18のシステムで使用
されたユーザの情報端末30は、本システムでの広告情
報の配信には使用されない。ユーザは、配信を希望する
広告情報の種別を事前に情報配信サーバ10に登録しな
い。情報配信サーバ10は、交通機関の各駅の所定の施
設、例えば自動改札機100に、同じ交通機関の沿線の
いろいろの店に関する広告情報を表す音声ファイルを例
えば毎日配信する。例えば、交通機関の始発電車の発車
時刻より少し前に配信する。
【0112】自動改札機100との間で無線でデータを
通信できる音声再生可能な機器、例えば腕時計40を保
持するユーザが自動改札機100に接近したときに、自
動改札機100が受信した音声ファイルを当該機器に転
送する。なお、無線通信のための識別情報が必要な場合
には、各ユーザはあらかじめ情報配信サーバ10から必
要な識別情報を入手して自己の機器の組み込む。こうし
て全てのユーザに同じ広告を配信することも場合によっ
ては有効である。
【0113】この場合において、情報配信サーバ10が
各駅の施設に配信する広告情報を駅ごとに変更すること
も可能である。例えば、各駅の施設には、当該駅に関連
する商店の広告を配信し、他の駅に関連する商店に関す
る広告情報を配信しないようにしてもよい。これによ
り、各駅の利用者は、当該駅を利用する時にその駅に関
連する商店、例えばその駅の近傍に商店に関する広告情
報を自動的に取得でき、地元での商品購入に利用するこ
とができる。あるいは、情報配信サーバ10は、各駅か
ら同じ交通機関の所定の駅、例えば終着駅までの区間に
属する駅の周辺の商店に関する広告情報を配信するよう
にすることもできる。この場合には、各駅に配信される
広告情報は一部異なることになる。
【0114】なお、本発明は、以上の実施の形態に限定
されるものではないことは言うまでもない。例えば、第
1から第4の実施の形態においては、ユーザは、配信情
報種別、配信情報量、配信時刻、配信日、配信ルート、
優先順位を指定できた。しかし、これらのすべを指定し
ないでその一部を指定するようにしてもよい。
【0115】第3、第4の実施の形態では、情報ソース
としてユーザに交通機関、当該交通機関に属する駅の区
間も指定させたが、これらの指定はさせないで、ユーザ
には、情報区分、情報細区分あるいはキーワードを指定
させ、それにより情報種別を指定させてもよい。この場
合には、ユーザが利用する交通機関の沿線のいろいろの
駅の周辺の商店に関する広告情報の中から、各ユーザが
指定した情報区分、情報細区分あるいはキーワードを有
する広告情報が選択されて当該ユーザに配信される。あ
るいは、ユーザが利用する交通機関のいろいろの駅の周
辺の商店に関する広告ではなく、ユーザが利用する一つ
の駅の周辺の商店に関する広告の中から、ユーザが指定
した情報区分、情報細区分あるいはキーワードを有する
広告情報を選択してユーザに配信してもよい。
【0116】第3、第4の実施の形態で配信される広告
情報の場合には、1日ごとに情報が更新されてもよいの
で、ユーザが配信時刻を指定しないでもよい場合もあ
る。ユーザが配信時刻を指定しない場合には、情報配信
サーバ10は、毎日の、あらかじめ決められた時刻、例
えば始発電車の発車時刻より少し前までに広告情報を配
信しておけばよい。
【0117】また、テキスト−音声変換の前に、テキス
トを外国語に、例えば機械翻訳により翻訳し、翻訳後の
テキストを音声に変換してもよい。これにより、情報を
記述するテキストが用いている言語を理解しない人も当
該情報を利用することができる。あるいは、語学を学習
使用とする人が当該情報を学習しようとする言語で聞く
ことができる。
【0118】また、第1、第2の実施の形態では、情報
配信サーバ10がニュース情報を提供元のホームページ
から取得したが、これに代えて、情報配信サーバ10が
上記ホームページに表示された全ての文書情報を一旦取
得し、その中からユーザが指定した条件を満たす部分を
選択してもよい。あるいは、情報供給ソースは、あらか
じめ登録された利用者に文書情報をネットワークを介し
て配信するものでもよい。情報供給ソースは、例えば文
書情報が更新されるごとに、最新の文書情報を全て配信
するかあるいは更新された部分だけを配信してもよい。
【0119】この場合、情報配信サーバ10の管理者は
利用者として上記情報提供ソースに登録すればよい。情
報配信サーバ10は、このような情報供給ソースが配信
する文書情報を受信し蓄積し、本発明に係る情報配信の
サービスを受けようとするユーザが指定した条件を満す
文書情報を、蓄積された文書情報から選択してユーザに
再配信すればよい。この選択動作をユーザが指定した配
信時刻より少し前に実行すればよい。なお、このような
情報供給ソースは、文書情報をメールの形で配信するも
のであってもよい。この場合、情報配信サーバ10は、
メールで配信される情報のうちユーザが指定した条件を
満たす文書情報を選んでユーザに再配信することができ
る。
【0120】あるいは、情報供給サーバ10は、テレビ
ジョン放送あるいはラジオ放送から放送を取得して配信
してもよい。すなわち、ユーザとしては、ニュースソー
スとして、テレビジョン放送のチャネルあるいはラジオ
放送の放送局を指定し、情報の種別して、放送開始時刻
から終了時刻までを指定する。情報配信サーバ10は、
指定された放送を録音し、当該録音された放送をMP3
ファイル等の圧縮された音声ファイルに変換して配信す
るようにしてもよい。あるいは、ユーザがキーワードを
更に指定し、当該時間帯に放送されるニュースのうち、
当該キーワードを有する部分を選択して配信するように
することもできる。
【0121】
【発明の効果】本発明の望ましい一つの態様によれば、
情報配信ソースにより供給される情報のうちユーザが指
定した条件を満たす情報を選択して簡単に音声で再生で
きる音声ファイルの形態でユーザに配信することができ
る。
【0122】更に、ユーザが指定した情報ソースから情
報を取得して配信することも可能である。あるいは、ユ
ーザが指定した再生時間内に再生可能なように、当該ユ
ーザに配信する音声ファイルの量を制限することも可能
である。あるいは、ユーザが指定した配信時刻あるいは
ユーザが指定した異なる曜日の同じ配信時刻に情報を配
信することも可能である。あるいは、ユーザが指定した
優先順にしたがって複数の情報を再生できるように音声
ファイルを生成して配信することも可能である。あるい
は、生成された音声ファイルを複数の配信ルートのうち
ユーザが指定した配信ルートにより配信することも可能
である。
【0123】本発明の他の望ましい一つの態様によれ
ば、ユーザが利用する交通機関の駅内に設けられた設備
を介して無線でユーザが保持する、音声ファイル再生機
能を有する機器に配信用の情報を配信することができ
る。特に、上記設備として、自動改札機を使用すること
もできる。
【0124】情報を表す上記音声ファイルとしてMP3
ファイルを使用すると、これを受信した再生する機器と
して、例えば腕時計のような簡単な機器を使用すること
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報配信装置の第1の実施の形態
を用いて情報配信を実行するシステムの概略ブロック図
である。
【図2】情報配信サーバの一例の概略ブロック図であ
る。
【図3】ウェブサーバの一例の概略ブロック図である。
【図4】情報ソースデータ記憶領域の概略を示す図であ
る。
【図5】配信条件登録画面の例を示す図である。
【図6】配信情報種別指定画面の例を示す図である。
【図7】情報区分指定画面の例を示す図である。
【図8】配信条件一覧画面の例を示す図である。
【図9】ユーザ情報・配信条件記憶領域の概略を示す図
である。
【図10】独自情報ソース指定画面の例を示す図であ
る。
【図11】情報端末の概略ブロック図である。
【図12】第1の実施の形態で使用可能な腕時計の一例
の概略回路ブロック図である。
【図13】本発明に係る情報配信装置の第2の実施の形
態を用いて情報配信を実行するシステムの概略ブロック
図である。
【図14】第2の実施の形態で使用可能な自動改札機の
一例の概略ブロック図である。
【図15】第2の実施の形態で使用可能な腕時計の一例
の概略ブロック図である。
【図16】本発明に係る情報配信装置の第3の実施の形
態を用いて情報配信を実行するシステムの概略ブロック
図である。
【図17】第3の実施の形態で使用可能な配信情報種別
指定画面を示す図である。
【図18】本発明に係る情報配信装置の第4の実施の形
態を用いて情報配信を実行するシステムの概略ブロック
図である。
【図19】本発明に係る情報配信装置の第5の実施の形
態を使用して情報を配信するシステムの概略ブロック図
である。
【符号の説明】
24 インターネット 31 携帯電話機 40 腕時計 50 イヤホン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04H 1/00 G10L 3/00 N

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報提供ソースにより供給される文書情
    報のうちユーザが指定した条件を満たす文書情報を取得
    する手段と、 取得された文書情報から当該文書情報を読み上げたとき
    の音声を表す音声ファイルを生成する手段と、 前記生成された音声ファイルをネットワークを介して前
    記ユーザに配信する手段と、 を備えることを特徴とする情報配信装置。
  2. 【請求項2】 前記情報提供ソースは前記ユーザがあら
    かじめ指定した情報提供ソースであり、且つこの情報提
    供ソースから供給される前記文書情報は時刻の経過に応
    じて変化することを特徴とする請求項1に記載の情報配
    信装置。
  3. 【請求項3】 前記情報提供ソースから供給される前記
    文書情報は時刻の経過に応じて変化する情報であり、 前記取得する手段は、前記情報提供ソースから前記条件
    を満たす文書情報をユーザが指定した配信時刻に対応す
    る時刻に取得し、 前記配信する手段は、前記生成された音声ファイルを前
    記配信時刻に配信することを特徴とする請求項1又は2
    に記載の情報配信装置。
  4. 【請求項4】 前記生成する手段は、前記取得された文
    書情報を前記ユーザがあらかじめ指定した再生時間内に
    再生可能なように、前記音声ファイルのデータ量を制限
    する手段を備えることを特徴とする請求項1から3のい
    ずれか一つに記載の情報配信装置。
  5. 【請求項5】 前記生成する手段は、前記取得された文
    書情報のうち、あらかじめユーザが指定した優先順位が
    高い文書情報が、あらかじめユーザが指定した優先順位
    が低い文書情報より先に再生されるように前記音声ファ
    イルを生成することを特徴とする請求項1から4のいず
    れか一つに記載の情報配信装置。
  6. 【請求項6】 前記配信する手段は、前記ユーザに宛て
    て前記生成された音声ファイルを電子メールで配信する
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載
    の情報配信装置。
  7. 【請求項7】 前記配信する手段は、交通機関の前記ユ
    ーザが指定した駅内にあらかじめ設けられた設備へ前記
    音声ファイルをネットワークを介して送信し、 前記設備は、前記ユーザが無線通信可能で音声ファイル
    を再生可能な機器を保持して当該設備に接近したとき
    に、前記送信された音声ファイルを無線により当該機器
    に転送可能に構成されていることを特徴とする請求項1
    から6のいずれか一つに記載の情報配信装置。
  8. 【請求項8】 前記音声ファイルはMP3ファイルであ
    ることを特徴とする請求項1から7のいずれか一つに記
    載の情報配信装置。
  9. 【請求項9】 交通機関の沿線の複数の店に関する広告
    情報の音声データを含む音声ファイルを生成する手段
    と、 生成された音声ファイルを、前記交通機関の駅内のあら
    かじめ定められた設備へネットワークを介して送信する
    手段と、 前記設備と、 を備え、 前記設備は、更に、無線通信可能で音声ファイルを再生
    可能な機器を保持するユーザが当該設備に接近したとき
    に、前記送信された音声ファイルを無線により当該機器
    に転送可能に構成されているものであることを特徴とす
    る情報配信システム。
  10. 【請求項10】 ユーザが要求した文書情報を記憶する
    手段と、 記憶された文書情報から、当該文書情報を読み上げた音
    声を表す音声ファイルを生成する手段と、 前記生成された音声ファイルを、前記ユーザに対してあ
    らかじめ定められた識別情報を付して当該ユーザが指定
    した駅に設けられた設備に送信する手段と、 前記設備と、 を備え、 前記設備は、前記送信手段から当該設備に送信された音
    声ファイルを、当該設備に接近したユーザが保持する無
    線通信可能で音声ファイルを再生可能な機器に無線によ
    り転送可能なように構成され、更に、前記転送される音
    声ファイルとして、前記機器に記憶されたあらかじめ定
    められた識別情報と同じ識別情報が付された音声ファイ
    ルが転送されるように構成されていることを特徴とする
    情報配信システム。
  11. 【請求項11】 情報配信装置と、再生装置とを備え、 前記情報配信装置は、 情報提供ソースにより供給される文書情報のうちユーザ
    が指定した条件を満たす文書情報を取得する手段、 取得された文書情報から当該文書情報を読み上げたとき
    の音声を表す音声ファイルを生成する手段及び生成され
    た音声ファイルをネットワークを介して前記ユーザに配
    信する手段を備え、 前記再生装置は、 前記情報配信装置から配信された前記音声ファイルを記
    憶する記憶手段及び当該記憶手段に記憶された音声ファ
    イルを再生する再生手段を備える、 ことを特徴とする情報配信システム。
  12. 【請求項12】 前記情報提供ソースは前記ユーザがあ
    らかじめ指定した情報提供ソースであり、且つこの情報
    提供ソースから供給される前記文書情報は時刻の経過に
    応じて変化することを特徴とする請求項11に記載の情
    報配信システム。
  13. 【請求項13】 前記情報提供ソースから供給される前
    記文書情報は時刻の経過に応じて変化する情報であり、 前記取得する手段は、前記情報提供ソースから前記条件
    を満たす文書情報をユーザが指定した配信時刻に対応す
    る時刻に取得し、 前記配信する手段は、前記生成された音声ファイルを前
    記配信時刻に配信することを特徴とする請求項11又は
    12に記載の情報配信システム。
  14. 【請求項14】 前記生成する手段は、前記取得された
    文書情報を前記ユーザがあらかじめ指定した再生時間内
    に再生可能なように、前記音声ファイルのデータ量を制
    限する手段を備えることを特徴とする請求項11から1
    3のいずれか一つに記載の情報配信システム。
  15. 【請求項15】 前記再生装置は、前記ユーザの腕時計
    もしくは携帯電話であることを特徴とする請求項11か
    ら14のいずれか一つに記載の情報配信システム。
  16. 【請求項16】 前記情報配信装置の前記配信する手段
    は、前記ユーザに宛てて前記生成された音声ファイルを
    電子メールで配信することを特徴とする請求項11から
    15のいずれか一つに記載の情報配信システム。
  17. 【請求項17】 前記情報配信装置の前記配信する手段
    は、交通機関の前記ユーザが指定した駅内にあらかじめ
    設けられた設備へ前記音声ファイルを送信し、 前記設備は、前記ユーザが前記再生装置を保持して当該
    設備に接近したときに、前記送信された音声ファイルを
    無線により当該機器に転送可能に構成されていることを
    特徴とする請求項11から15のいずれか一つに記載の
    情報配信システム。
  18. 【請求項18】 前記音声ファイルはMP3ファイルで
    あることを特徴とする請求項11から17のいずれか一
    つに記載の情報配信システム。
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