JP2002215082A - 画像表示パネルおよびその駆動方法 - Google Patents

画像表示パネルおよびその駆動方法

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JP2002215082A
JP2002215082A JP2001014128A JP2001014128A JP2002215082A JP 2002215082 A JP2002215082 A JP 2002215082A JP 2001014128 A JP2001014128 A JP 2001014128A JP 2001014128 A JP2001014128 A JP 2001014128A JP 2002215082 A JP2002215082 A JP 2002215082A
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JP2001014128A
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Toru Ando
亨 安藤
Seiki Nishimura
征起 西村
Nobuaki Nagao
宣明 長尾
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Control Of Gas Discharge Display Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータやテレビ等の画像表示に使用さ
れる各種画像表示パネルにおいて、高精細な画像を表示
できるようにしようとすると、表示セルの大きさが小さ
くなり、駆動が難しくなったり、製造が困難になるとい
う課題があった。 【解決手段】 1画素内に赤、青、緑の3色のセルが行
方向に一列に並ぶようなセル配置にし、1画素の形状
を、表示する信号画素の2倍の面積を持つような形状に
する。さらに、1フレームを2つのフィールドに分け、
奇数列を表示するフィールドと偶数列を表示するフィー
ルドとし、そのそれぞれで、画素を構成する表示セル
(赤、青、緑)の組合せを変えることによって、1表示
信号画素分、画素の中心位置がずれるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー表示が可能
なプラズマディスプレイパネルをはじめとする画像表示
パネル、およびその駆動方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カラープラズマディスプレイパネル、カ
ラー液晶表示パネルなどの画像表示パネルは、赤、青、
緑の3色の表示セルを組み合せて画素を形成している。
図7に、画素構成の例を示す。図7(a)は、青
(B)、赤(R)、緑(G)の各表示セルが行方向に一
列に並んでいるもの、図7(b)は1画素を2行2列に
並べたもの、図7(c)は三角形に並べたものである。
このうち、図7(a)の構成は、1画素が1行に並んで
いるため、行方向の駆動信号入力を青、赤、緑で共通に
することができるため、駆動が容易であるという利点が
ある。さらに、列方向で同じ色の表示セルを並べること
ができるため、蛍光体の形成が容易になる。とくに、A
C型プラズマディスプレイパネルなどの背面板と前面板
との位置合わせが必要なパネルにおいては、蛍光体を形
成する側の基板をストライプ状、すなわち列方向に伸展
する構造のみを有するようにすることができるため、前
面板、背面板の貼り合わせ工程を容易にする構造として
用いられている。
【0003】一方、近年、表示パネルの高精細化が進ん
でいる。高解像度のパソコンモニターとして、またハイ
ビジョンのような高解像度の映像ソースに対応するた
め、画像表示パネルにも高解像度への対応が求められて
いる。解像度を上げるためには、表示セルの大きさを小
さくしなくてはならず、いかに表示動作を安定に行う
か、また製造マージンを確保するかが課題となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図7(a)に示した画
素構成の場合、ほぼ正方形をしている一画素を青、赤、
緑の3つの表示セルに一列に分割するため、行方向の幅
が狭く、高精細化しにくいという課題があった。
【0005】AC面放電型プラズマディスプレイパネル
の例でその課題について説明する。
【0006】AC面放電型プラズマディスプレイパネル
は、対角1m以上の大画面平面ディスプレイを実現する
ものとして注目を集めているデバイスで、図1に示すよ
うに、走査電極4、維持電極5、誘電体層6、保護層7
の形成された前面基板2と、隔壁8、蛍光体層9、第2
誘電体層10、書き込み電極11の形成された背面基板
3とが放電ガスを充填した放電空間を挟んで対向してい
る構造をしている。走査電極4と維持電極5との間に電
圧を印加し、封入ガスを放電させて発生した紫外線で蛍
光体層9を励起し、可視光を発生させ、画像表示する。
【0007】画素の配列は、図7(a)のように青、
赤、緑の各表示セルが行方向に一列に並び、列方向には
同じ色の表示セルを並べる配列が、製造の容易さから多
く採用されている。
【0008】現在商品化されている42型VGAプラズ
マディスプレイパネルの場合、1つの画素の大きさが約
1mm×1mmであるため、1つの表示セルはその3分
の1、約1mm×0.3mmである。この構成でさらな
る高精細化を図ろうとすると、行方向の幅を0.3mm
よりも小さくしなくてはならない。
【0009】行方向に隣接する表示セルを隔離している
隔壁8の幅は、その頂部において0.03〜0.05m
m程度であるが、この部分は基本的に発光しないため、
ディスプレイとしては「非発光部」に当たる。したがっ
て、セルの数が増えるに従い、隔壁8の数も増え、開口
率が低下することになる。つまり、輝度が低下する。
【0010】プラズマディスプレイパネルは、ガス放電
を利用しているが、放電空間が狭くなると、荷電粒子や
励起粒子の壁面損失が増加するため、放電の効率が悪く
なる。つまり、流れた電流に対して、可視発光として取
り出せる割合が下がり、輝度の低下、消費電力の増大を
生じることになる。
【0011】また、高精細化によって、表示セルが小さ
くなることによる製造の困難さ、表示セルの数が増え、
電流が増大することによる駆動マージンの減少が起こ
る。
【0012】このような課題を解決するために、プラズ
マディスプレイに関して、特許第2801893号のよ
うに、インターレース方式で、第1フィールドと第2フ
ィールドでそれぞれ奇数行、偶数行を点灯させ、互いに
走査電極4または維持電極5を共有しあう方法が提案さ
れている。これによれば、第1フィールドにおいて点灯
するセルと第2フィールドにおいて点灯するセルとが走
査電極4または維持電極5を共有し合うため、電極の数
を増やすことなく解像度を上げることができる。従来の
方式における列方向に隣接するセルの間の非発光領域を
点灯させて間のセルとしたことになるため、同じ構成で
列方向の解像度はほぼ倍になる。しかし、これによって
高精細化できるのは列方向(行の数)のみであり、プラ
ズマディスプレイパネルにおいて課題となる隔壁8の間
隔については改善効果はない。図7(a)のような画素
構成をとっている場合、むしろ高精細化に対して課題と
なるのはより小さな寸法が求められる行方向である。ま
た、第1フィールドにおける偶数行、第2フィールドに
おける奇数行は点灯しておらず、実効的な点灯面積は全
体の1/2であり、輝度に関して、残りの1/2は無駄
になっている。
【0013】本発明は、このような課題を解決するため
になされたものであり、表示セルの面積を確保したま
ま、高精細表示を可能とする画像表示パネルの駆動方
法、および画像表示方法を提供する。
【0014】なお、本発明は、画像表示パネルの種類に
よらず適用できるため、上記のような表示セルが小さく
なることで困難の生じるすべての種類の画像表示パネル
に対して有効である。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の画像表示パネルの駆動方法は、行方向また
は列方向に青、赤、緑の各表示セルが一列に並んで画素
を形成している画像表示パネルを駆動する方法であっ
て、一列に並んだ前記青、赤、緑の各表示セルの組によ
る第1の画素構成による画像を表示する期間と、一列に
並び、前記第1の画素構成とは異なる前記青、赤、緑の
各表示セルを組み合せた第2の画素構成による画像を表
示する期間を備えたものとする。また、それに加えて、
第1の画素構成で表示する画像が表示画像の奇数行また
は奇数列であり、第2の画素構成で表示する画像が前記
表示画像の偶数行または偶数列であるものとする。これ
により、表示セルの面積を確保し、放電効率、駆動マー
ジン、製造マージンを下げずに高精細表示が可能とな
る。
【0016】また、上記課題を解決するために本発明の
画像表示パネルの駆動方法によって駆動する画像表示パ
ネルは、一列に並んだ青、赤、緑の各表示セルの面積の
和が、表示する画像の2画素分の面積を有すものとす
る。とくに、青、赤、緑の各表示セルが行方向に一列に
並んで画素を形成している画像表示装置であって、前記
画素の行方向の長さが、列方向の長さの2倍になるよ
う、または青、赤、緑の各表示セルが列方向に一列に並
んで画素を形成している画像表示装置であって、前記画
素の列方向の長さが、行方向の長さの2倍になっている
ものとする。これにより、表示セルの面積を確保し、放
電効率、駆動マージン、製造マージンを下げずに高精細
表示が可能となる。
【0017】それに加えて、本発明の画像表示パネル
は、青、赤、緑の各表示セルのうちの1つの面積が、他
の2つの面積の和に等しいものとする。これにより、表
示セルの面積を確保し、放電効率、駆動マージン、製造
マージンを下げずに高精細表示が可能となり、かつ自然
な画像を実現することができる。
【0018】また上記課題を解決するために、本発明の
画像表示パネルは、上記解決手段を適用し、第1の基板
と第2の基板とが放電空間を挟んで対向して形成され、
前記放電空間に電圧を印加することによって紫外線発光
を起こし、前記放電空間に面するように形成された蛍光
体を励起することによって可視発光を得るプラズマディ
スプレイパネルであるとする。これにより、表示セルの
面積を確保し、放電効率、駆動マージン、製造マージン
を下げずに高精細表示が可能な、大画面の平面ディスプ
レイを実現することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図1〜図7を用いて説明する。
【0020】本発明の実施の形態について、AC面放電
型プラズマディスプレイパネルを例に説明する。プラズ
マディスプレイパネル1は、図1に示すように、ガラス
製の前面基板2とガラス製の背面基板3とが対向して配
置されているとともに、その間隙には放電によって紫外
線を放射するガス、例えばネオンおよびキセノンが封入
されている。前面基板2上には、誘電体層6および保護
層7で覆われた対を成す帯状の走査電極4と維持電極5
とからなる電極群が互いに行方向に平行配列されてい
る。
【0021】図2に示すように、走査電極4および維持
電極5はそれぞれ、金属母線4a、5aと透明電極4
b、5bとから構成されている。金属母線4a、5aは
導電性を高める働きを、透明電極4b、5bは放電を広
げ、より大きな容積で放電が起こるようにする働きを有
している。
【0022】背面基板3上には、走査電極4および維持
電極5と直交する列方向に第2誘電体層10に覆われた
帯状の書き込み電極11が互いに平行配列されており、
またこの各書き込み電極11を隔離し、かつ放電空間を
形成するための帯状の隔壁8が書き込み電極11の間に
設けられている。また、第2誘電体層10上から隔壁8
の側面にわたって蛍光体層9が形成されている。
【0023】このパネル1は前面基板2側から画像表示
を見るようになっており、放電空間内での走査電極4と
維持電極5との間に印加された電圧によって放電ガスが
放電し、その放電により発生する紫外線によって、蛍光
体層9を励起して、この蛍光体層9からの可視光を表示
発光に利用するものである。
【0024】このプラズマディスプレイパネルを表示
面、すなわち前面基板2側から見た図を図2に示す。蛍
光体層9は、列方向に同色となるようにストライプ状に
形成されている。これは、こうすることで蛍光体層9、
および隔壁8の形成が容易となるとともに、前面基板2
と背面基板3を貼り合わせる工程が容易となるためであ
る。図中R、G、Bの表示は、その列すべてがR
(赤)、G(緑)、B(青)の可視光を発する蛍光体層
9が形成されていることを示す。
【0025】1つの画素X(図中ハッチ部)を構成する
赤(R)、緑(G)、青(B)の3つの表示セルは、行
方向に一列に並ぶことになる。一般的に、画素の行方向
のピッチWxと列方向のピッチHxは、ほぼ等しいこと
が望ましい。それは、通常映像信号は行方向と列方向同
じピッチだからである。赤、青、緑の各表示セルの面積
は、画素の面積の約1/3ずつであり、それぞれの幅、
Wr、Wg、Wbは画素のピッチWxの約1/3ずつで
ある。Wr、Wg、Wbはすべてが互いに等しくある必
要はない。実際、Wr、Wg、Wbを調整することで色
温度を調整する構成も提案されている(例えば特開平1
1−54047)。Wr、Wg、Wbのうちどれか(た
とえばWb)をWx/3よりも大きくすると、残りの2
つ(Wg、Wr)のうち少なくとも片方はWx/3より
も小さくなってしまう。つまり、Wr、Wg、Wbがす
べて等しいという条件は、これらのうち、最小のもの
が、最も大きい値をもつ条件であり、次に述べるような
理由から、できるだけ小さい表示セルを作らないように
しようとした場合、必要な手段である。
【0026】このようなAC面放電型プラズマディスプ
レイパネルにおいて解像度を上げようとした場合、セル
の面積を小さくするために、隔壁と隔壁の間の距離、す
なわちWr、Wg、Wbを小さくしなくてはならない。
すると、放電の際のプラズマの壁面損失が大きくなり、
発光効率の低下が起こる。これにより、発光輝度の低
下、消費電力の増大といった問題が生まれる。
【0027】図3、図4を用いて、本発明の画像表示パ
ネルの駆動方法の一例を説明する。
【0028】本発明の画像表示パネルの駆動方法は、図
3に示すように、1フレームの画像表示期間を2つの期
間に分割する(第1フィールド、第2フィールドと呼
ぶ)。第1フィールドにおいては、表示しようとする画
像の奇数列を、第2フィールドにおいては偶数列を表示
する。
【0029】フィールドの中には、それぞれ画像を表示
するのに必要な動作を含む。図3には、プラズマディス
プレイパネルの駆動方法で代表的な、サブフィールド方
式の駆動方法が示してある。この方式は、1つのフィー
ルドの中をさらに複数のサブフィールドに分割し、それ
ぞれのサブフィールドが初期化期間、書き込み期間、維
持放電期間から構成されている。初期化期間において、
放電空間内の電荷の状態を調整し、書き込み期間に表示
すべきセルを選択し、維持放電期間に発光を維持させ
る。維持放電期間の長さによってその明るさを変化さ
せ、長さの異なる複数のサブフィールドの組合せによっ
て階調表示を実現している。
【0030】本発明においては、1フィールドの中の動
作方法については規定せず、本発明を適用する画像表示
パネルに適した駆動方法を1フィールド内に実現すれば
良い。
【0031】次に、本発明における各フィールドで表示
する画素構成の方法について図4を用いて説明する。
【0032】図4(a)は第1フィールドの画素構成
を、図4(b)は第2フィールドの画素構成を表し、こ
れらはパネルの構造自体は変わらず、画素を構成する表
示セルの組合わせのみが変化している。図4(c)は表
示したい画像信号を表している。図4(a)の画素X1
が図4(c)の信号の画素S1、図4(b)の画素X2
が図4(c)の信号の画素S2を表示する画素である。
同様にして、図4(c)の奇数列の信号を第1フィール
ドに図4(a)に示すような画素構成で、偶数列の信号
を第2フィールドに図4(b)に示すような画素構成で
表示する。つまり、本発明の駆動方法は、表示したい画
像信号の奇数列と偶数列とを交互に表示する。その際、
1画素を構成する赤(R)、青(B)、緑(G)の各表
示セルの組合わせが第1フィールドと第2フィールドと
で異なっている。
【0033】図では、各フィールドにおける画素の中心
位置(黒丸)が表示信号画素の中心位置と一致するよう
に表示している。奇数列の画素と偶数列の画素とのずれ
量、すなわち画素ピッチが等間隔になるためには、表示
セルの幅Wb、Wg、Wrの間に次のような関係が成り
立つ必要があることが分かる。
【0034】赤、青、緑の各表示セルのうち、最も行方
向の幅の広いセルの幅(この場合Wb)と、残りの2つ
のものの幅(この場合Wr、Wg)との間に、Wb=W
r+Wgの関係があれば、第1フィールドでの表示画素
X1と第2フィールドでの表示画素X2とのずれ量が表
示信号の画素のピッチWsに等しくなる。つまり、図4
(c)の表示信号画素の信号画素S1と信号画素S2と
の幅が等しくなるため、自然な表示状態となる。逆に、
そうでない場合、S1の幅とS2の幅とが異なり、画像
は不自然なものになってしまう。
【0035】また、行方向と列方向とで画素ピッチが等
しくなるようにするには、1画素の行方向の幅、すなわ
ち赤、青、緑の各表示セルの行方向の幅の和(Wx=W
b+Wr+Wg)と1画素の列方向の長さHxとの間
に、Wx=2×Hxという関係となるようにすればよ
い。
【0036】図3、図4のような構成によって画像がど
のように表示されるかを表したのが図5である。図5
(a)が表示したい解像度の高い映像信号である。これ
を、解像度が行、列ともに半分しかないパネルで表示す
ると、図5(e)のようになる。しかし、表示セルの行
方向の幅(つまり先に説明したプラズマディスプレイパ
ネルの場合、図1の隔壁8の間隔)はそのままで、列方
向の長さを半分にし、1画素が行方向に長い長方形にな
るようにした本発明のパネルにおける表示を図5
(b)、(c)、(d)に示す。
【0037】図5(b)は第1フィールドにおいて図5
(a)の奇数列の信号を表示したもの、図(c)は第2
フィールドにおいて図5(a)の偶数列の信号を表示し
たものである。これらの2つの表示の間で、表示してい
る画素が図5(a)の1画素分ずれている。図5(b)
の表示と図5(c)の表示が交互に繰り返されると、図
5(b)または図5(c)のどちらかしか点灯しない部
分は、階調が半分の明るさになっているように見える。
したがって、図5(d)のような表示になる。図5
(e)と比較すれば、行方向のセルの幅は同じであるに
もかかわらず、高精細表示が可能であることが分かる。
【0038】図6にセルの大きさの比較を示す。図6
(b)が従来のセル構造で、ここでは、青(B)、緑
(G)、赤(R)でセルの幅を異ならせている。もし、
同じ幅にした場合は、緑(G)、赤(R)の幅がもう少
し広くできる。図6(a)は図6(b)と同じ画素の幅
を確保したまま、本発明の構成を実現したものである。
1画素の列方向の長さは図6(b)の半分になっている
が、行方向の長さが確保されていることで、図1のよう
なプラズマディスプレイパネルにおける隔壁8の間隔が
狭くならず、壁面損失による効率の低下がない。図6
(c)は、従来と同じ構成で図6(a)の本発明の構成
と同じ解像度を実現するために必要なセル構造である。
1つ1つのセルの幅が非常に小さくなってしまうことが
わかる。
【0039】以上のようなパネル構成、および駆動方法
によって、表示セルの大きさを小さくすることなく、高
精細な画像の表示が可能となり、また、自然な表示状態
を実現することができる。
【0040】さらに、本発明は、先に参照した特許第2
801893号と同様、インターレース駆動であるが、
この特許の構成がある行が点灯している間は隣の行は点
灯していないのに対して、本発明は常にすべての表示セ
ルが点灯しているため、輝度が相対的に高い。
【0041】なお、ここではAC型プラズマディスプレ
イパネルについて説明してきたが、明らかに、本発明
は、DC型プラズマディスプレイパネル、フィールドエ
ミッションディスプレイ、液晶ディスプレイ、プラズマ
アドレッシング液晶ディスプレイなど、画像表示パネル
の種類によらず適用が可能である。画素の大きさが小さ
くなることによって困難が生まれる種類であれば、本発
明により、その困難は緩和され、高精細な画像表示パネ
ルを提供することができる。
【0042】また、図4(a)、図4(b)、図6
(a)などで青(B)の表示セルの面積を他の表示セル
の面積よりも大きくしているが、別の色でもよい。ま
た、図4(a)などでは、緑(G)の表示セルと赤
(R)の表示セルの面積が等しく表示してあるが、等し
くする必要はない。必要な構成は、青(B)、赤
(R)、緑(G)の3つのセルのうち、最も大きいもの
の面積が、他の2つの面積の和に等しい、ということの
みである。また、明らかに、青(B)、緑(G)、赤
(R)の並び順は任意である。
【0043】また、本実施の形態では、列方向に同色を
表示するセルが並び、1画素の行方向の長さを列方向の
長さの2倍にし、表示信号の奇数列と偶数列を交互に表
示する方法を説明したが、これらの説明において、列と
行をすべて入れ替えたものも可能であり、効果は同様で
ある。つまり、行方向に同色を表示するセルが並び、1
画素の列方向の長さを行方向の長さの2倍にし、表示信
号の奇数行と偶数行を交互に表示する方法でも同様の効
果が得られる。
【0044】
【発明の効果】以上のように、本発明は、1画素内に
赤、青、緑の3色のセルが行方向に一列に並ぶようなセ
ル配置にし、1画素の行方向の長さを、表示する信号画
素の2倍の長さとなるような形状にし、さらに、1フレ
ームを2つのフィールドに分け、奇数列を表示するフィ
ールドと偶数列を表示するフィールドとし、そのそれぞ
れで、画素を構成する表示セル(赤、青、緑)の組合せ
を変えることによって、セルの大きさを小さくして効率
を低下させたり、製造を困難にすることなく高精細な画
像表示を可能とする。さらに、画素を構成する表示セル
(赤、青、緑)のうち、最も大きな面積をもつものの面
積が、他の2つの面積の和に等しくすることによって、
より自然な画像表示が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパネルの実施の形態であるプラズマデ
ィスプレイパネルの斜視図
【図2】本発明のパネルの実施の形態であるプラズマデ
ィスプレイパネルの表示面から見た図
【図3】本発明の駆動方法について説明する図
【図4】(a)本発明の駆動方法において第1フィール
ドの画素構成を表す図 (b)本発明の駆動方法において第2フィールドの画素
構成を表す図 (c)本発明の駆動方法における表示信号を表す図
【図5】(a)本発明による表示例の表示信号を表す図 (b)本発明による第1フィールドの表示画像を表す図 (c)本発明による第2フィールドの表示画像を表す図 (d)本発明による第1フィールドと第2フィールドの
合成画像を表す図 (e)図5(a)の従来のパネルによる表示画像を表す
【図6】(a)本発明のセル構成を表す図 (b)従来のセル構成を表す図 (c)従来のセル構成で高精細を実現した状態を表す図
【図7】一般的なセル構成の例を表す図
【符号の説明】
1 プラズマディスプレイパネル 2 前面基板 3 背面基板 4 走査電極 5 維持電極 4a,5a 金属母線 4b,5b 透明電極 6 誘電体層 7 保護層 8 隔壁 9 蛍光体層 10 第2誘電体層 11 書き込み電極 X1,X2 表示画素 S1,S2 表示信号の画素 Wx 画素の行方向の長さ、ピッチ Hx 画素の列方向の長さ、ピッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01J 11/00 G09G 3/28 B 11/02 E (72)発明者 長尾 宣明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C040 FA01 FA04 GB03 GB14 GG01 GG02 LA18 5C080 AA05 BB05 CC03 DD07 FF12 HH04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行方向または列方向に青、赤、緑の各表
    示セルが一列に並んで画素を形成している画像表示パネ
    ルを駆動する方法であって、一列に並んだ前記青、赤、
    緑の各表示セルの組による第1の画素構成による画像を
    表示する期間と、一列に並び、前記第1の画素構成とは
    異なる前記青、赤、緑の各表示セルを組み合せた第2の
    画素構成による画像を表示する期間を備えた画像表示パ
    ネルの駆動方法。
  2. 【請求項2】 第1の画素構成で表示する画像が表示画
    像の奇数行であり、第2の画素構成で表示する画像が前
    記表示画像の偶数行であることを特徴とする請求項1に
    記載の画像表示パネルの駆動方法。
  3. 【請求項3】 第1の画素構成で表示する画像が表示画
    像の奇数列であり、第2の画素構成で表示する画像が前
    記表示画像の偶数列であることを特徴とする請求項1に
    記載の画像表示パネルの駆動方法。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の画像
    表示パネルの駆動方法で駆動する画像表示パネルであっ
    て、一列に並んだ青、赤、緑の各表示セルの面積の和
    が、表示する画像の2画素分の面積を有していることを
    特徴とする画像表示パネル。
  5. 【請求項5】 青、赤、緑の各表示セルが行方向に一列
    に並んで画素を形成している画像表示装置であって、前
    記画素の行方向の長さが、列方向の長さの2倍になって
    いることを特徴とする請求項4に記載の画像表示パネ
    ル。
  6. 【請求項6】 青、赤、緑の各表示セルが列方向に一列
    に並んで画素を形成している画像表示装置であって、前
    記画素の列方向の長さが、行方向の長さの2倍になって
    いることを特徴とする請求項4または5に記載の画像表
    示パネル。
  7. 【請求項7】 青、赤、緑の各表示セルのうちの1つの
    面積が、他の2つの面積の和に等しいことを特徴とする
    請求項4から6のいずれかに記載の画像表示パネル。
  8. 【請求項8】 請求項4から7のいずれかに記載の画像
    表示パネルであって、第1の基板と第2の基板とが放電
    空間を挟んで対向して形成され、前記放電空間に封入し
    た放電ガスに電圧を印加することによって紫外線発光を
    起こし、前記放電空間に面するように形成された蛍光体
    を励起することによって可視発光を得るプラズマディス
    プレイパネル。
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