JP2002215060A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP2002215060A
JP2002215060A JP2001346932A JP2001346932A JP2002215060A JP 2002215060 A JP2002215060 A JP 2002215060A JP 2001346932 A JP2001346932 A JP 2001346932A JP 2001346932 A JP2001346932 A JP 2001346932A JP 2002215060 A JP2002215060 A JP 2002215060A
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display
display device
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wiring board
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Application number
JP2001346932A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Murai
村井  哲也
Atsushi Hanari
淳 羽成
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示パネルとフレキシブル基板との接続不良
が抑制される、組立作業が比較的容易で、信頼性が高
く、かつ、安価で薄型軽量の表示装置を提供する。 【解決手段】 絶縁基板の一主面上にマトリクス状に配
置される複数の第1電極と、第1電極に対向配置された
第2電極と、これら電極間に保持される光変調層と、を
備えて構成される複数の画素と、絶縁基板上に一体的に
形成された画素を駆動するための駆動回路とを備えた表
示パネルと、絶縁基板の一主面上に接続端が固着され、
外部信号を表示パネルに伝達するフレキシブル配線基板
と、を備え、フレキシブル配線基板は、表示パネルの非
表示面側に配置されると共に、接続端子以外の少なくと
も一部が表示パネルに固定された表示装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置や有
機自己発光型表示装置等、対向配置された電極間に光変
調層が保持された表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の表示装置の一例として図5は液
晶表示装置の断面図である。液晶表示装置は、表示パネ
ル1と、表示パネル1を照射する面光源部5と、ドライ
バーIC4が実装されたフレキシブル配線基板3を介し
て、表示パネル1を駆動する駆動回路基板2と、から構
成される。なお、面光源部5は一般に、冷陰極蛍光管5
1、導光板52、反射板53及び拡散板54等をフレー
ム8で保持する構成になっている。
【0003】表示パネル1は、透明な絶縁基板上に信号
線、走査線、TFT(Thin FilmTransistor)及び表示
電極等が形成されたアレイ基板と、このアレイ基板と対
向配置され、透明な絶縁基板の対向面に各画素共通に形
成される対向電極等が形成された対向基板と、これらの
基板の電極間に保持される液晶層と、により構成され
る。そしてこれら表示電極および対向電極間に光変調層
を備えた多数の表示素子がマトリクス状に配置されてい
る。
【0004】液晶表示装置を構成する表示パネル1の一
画素の等価回路を図6に示す。ここで、信号線11及び
走査線12が縦横に交差して配置され、その交差部にア
クティブ素子としてTFT13が接続されている。この
TFT13は光変調層19としての液晶層及び蓄積容量
20を負荷とするもので、そのソース電極14が信号線
11に接続され、ドレイン電極15が表示電極17及び
蓄積容量20の一端にそれぞれ電気的に接続され、ゲー
ト電極16が走査線12に接続されている。液晶層は、
表示電極17と対向電極18との間に保持されている。
図6において、走査線12を介してTFT13のゲート
電極16に正の電圧パルスVgが加わるとTFT13は
オン状態となり、信号線11に印加された信号電圧Vs
がソース電極14からドレイン電極15を経て、負荷で
ある液晶層及び蓄積容量20へ送られる。
【0005】表示パネル1に駆動信号を供給する駆動回
路基板2はフレキシブル配線基板3の可撓性を利用して
面光源部5の裏面側に配置される。
【0006】図7は、例えば、画面サイズが10〜15
型の液晶表示装置の展開図である。ここで、駆動回路基
板2は信号線を駆動する信号線回路基板2A及び走査線
を駆動する走査線側回路基板2Bから構成される。表示
パネル1と信号線回路基板2Aとは、ドライバーIC4
が実装された8〜10枚のフレキシブル配線基板3(以
下、TCP(tape carrier package)と称す)によっ
て接続され、表示パネル1と走査線側回路基板2Bと
は、3〜5枚のTCPによって接続される。さらに、信
号線側回路基板2Aには外部信号を取り込むためのフレ
キシブル配線基板6が接続され、走査線側回路基板2B
とは、信号線側回路基板2Aと接続するフレキシブル配
線基板61を介して接続される。
【0007】そして、接続端子間ピッチが65μm〜1
10μmと狭いTCPのフレキシブル配線基板3と表示
パネル1との接続には、異方性導電膜が用いられ、接続
端子間ピッチが0.4mm〜1mmと比較的広い駆動回
路基板2とフレキシブル配線基板3との接続には、異方
性導電膜の他に半田接続が用いられることが多い。また
外部と駆動回路基板との接続には、取り外し可能なコネ
クタ接続が用いられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の液晶表
示装置にあっては、多数のフレキシブル配線基板3を用
いて表示パネル1と駆動回路基板2とを接続していたた
め、組立の際に表示パネル1とフレキシブル配線基板3
とを圧着する工程と、駆動回路基板2とフレキシブル配
線基板3とを圧着する工程とが必要になる。これらの工
程はそれぞれ1操作で済む場合もあるが、近年の画面の
大型化に伴って、各々の工程に複数回の操作を必要とす
る場合が増え、これが組立時間の増大につながってい
た。
【0009】さらに、表示パネル1に対するフレキシブ
ル配線基板1枚当たりの接続端子数は、300〜400
を超えるため、接続部の不良や信頼性の低下を引き起こ
すことがある。加えて、ドライバーIC4を搭載したフ
レキシブル配線基板3は高価であり、材料費も高くなっ
ていた。
【0010】また、駆動回路基板2は面光源部5を保持
するフレーム8の裏面部に配置されているため、その板
厚および基板上に実装された回路部品の部品高さが全体
の厚みを増加させることから、表示パネル1の薄型化に
は不利な構成であった。
【0011】また、フレキシブル配線基板3に引張り等
の外力がかかると、接続部分がはがれ、断線等の不良が
生じる可能性があった。
【0012】一方、図示を省略した有機自己発光型表示
装置においては、透明の絶縁基板の一主面上にマトリク
ス状に配置された複数の陽極と、この陽極に対向配置さ
れた陰極と、これら陽極及び陰極間に光変調層として発
光層を含む積層膜が堆積された表示パネルを備え、面光
源部5を不要とする構成ではあるが、駆動回路基板2、
フレキシブル基板3との関係は液晶表示装置と略同様な
関係にあるため、液晶表示装置と同様な解決すべき課題
を有していた。
【0013】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたもので、表示パネルと外部信号との接続部分の接続
不良の少ない表示装置を提供することを目的としてい
る。また、本発明の別の目的は、組立作業が比較的容易
で、信頼性が高く、かつ、安価で薄型軽量の表示装置を
提供するにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
絶縁基板の一主面上にマトリクス状に配置される複数の
第1電極と、第1電極に対向配置された第2電極と、こ
れら電極間に保持される光変調層と、を備えて構成され
る複数の画素と、絶縁基板上に一体的に形成された画素
を駆動するための駆動回路とを備えた表示パネルと、絶
縁基板の一主面上に接続端が固着され、外部信号を表示
パネルに伝達するフレキシブル配線基板と、を備え、フ
レキシブル配線基板は、表示パネルの非表示面側に配置
されると共に、接続端子以外の少なくとも一部が表示パ
ネルに固定された表示装置である。
【0015】請求項2に係る発明は、請求項1記載の表
示装置において、光変調層は液晶層である。
【0016】請求項3に係る発明は、請求項1記載の表
示装置において、光変調層は有機発光層である。
【0017】請求項4に係る発明は、請求項1記載の表
示装置において、フレキシブル配線基板の接続端子以外
の少なくとも一部と、表示パネルとの固定は、両面に接
着剤が施された両面テープにより行われるものである。
【0018】請求項5に係る発明は、第1透明基板上に
マトリクス状に配置された複数の第1電極と、第1透明
基板に対向配置する第2透明基板上に配置される第2電
極と、第1及び第2電極間に保持される液晶層と、を備
えて構成される複数の画素と、少なくとも一方の透明基
板上に一体的に形成され、画素を駆動する駆動回路とを
備えた光透過型の表示パネルと、出力端部が透明基板の
一方に固定された、外部信号を表示パネルに伝達するフ
レキシブル配線基板と、表示パネルの非表示面側に配置
され、表示パネルを照射する面光源装置と、を備え、フ
レキシブル配線基板は、面光源装置の裏面側に折り曲げ
られると共に、裏面側に位置する部分の少なくとも一部
が面光源装置に固定された表示装置である。
【0019】請求項6に係る発明は、マトリクス状に配
置される複数の表示素子と、第1面上に配置される信号
入力端子と、前記第1面上に配置され、前記表示素子を
駆動する駆動回路とを備えた表示パネルと、前記表示パ
ネルの前記信号入力端子に接続する信号出力端子と、前
記信号出力端子以外の少なくとも一部が前記表示パネル
の第2面上に固着されるフレキシブル配線基板と、を備
えた表示装置である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す好適な
実施形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係
る表示装置の第1の実施形態として液晶表示装置の主要
部の構成を示す略断面図であり、図2は表示パネルを部
分的に破断して示した液晶表装置の略斜視図、図8
(a)は液晶表示装置の全体概略図、同図(b)は信号
源から表示パネルのコネクタに入力される信号の一例を
示す図である。これら各図中、従来装置と同一の要素に
は同一の符号を付してその説明を省略する。
【0021】この液晶表示装置は、アレイ基板102
と、アレイ基板102に対向配置される対向基板101
と、これら基板間に光変調層19として液晶層とを有す
る光透過型の表示パネル1と、その非表示面側に配置さ
れた面光源部5と、表示パネル1に電気的に接続される
フレキシブル配線基板6とから構成される。アレイ基板
のTFTに高移動度を達成する半導体膜、例えばポリシ
リコンを用いるので、アレイ上には、信号線を駆動する
信号線駆動回路4Xと走査線を駆動する走査線駆動回路
4Yとが基板と一体的に形成することができ、アレイ基
板102と対向絶縁基板101とを貼合せるシール剤塗
布位置付近に配置される。
【0022】さらに、アレイ基板102の対向基板10
1より延出した部分には、外部からの信号を受け取る信
号入力端部102aと、その信号を処理し信号線駆動回
路4X、走査線駆動回路4Yへと振り分けるインターフ
ェイス制御回路が実装される。ここで、外部から入力さ
れる信号およびインターフェイス制御回路について詳し
く説明する。パーソナルコンピュータ等外部の信号源7
0から表示パネル1に入力される信号、すなわち表示パ
ネル1と外部との接続を行うフレキシブル配線基板6上
に配線される信号は、例えば3.3Vの電源電圧VD
D、GND用基準電圧GNDとR,G,B各6bitの
デジタル形式の表示データDATA、同期信号(制御信
号)ENAB、クロック信号CLKである。つまりここ
では一対の電源電圧VDD、GNDの2入力、表示デー
タDATAの18入力、同期信号ENAB、クロック信
号CLK各1入力で、計22本の信号がフレキシブル配
線基板6を介して表示パネルに入力される。インターフ
ェイス制御回路は、外部から供給された電源電圧VDD
から、表示パネルを駆動させるために必要な各種電源電
圧(例えば、15V、10V、5V、−2V さらに
23V、−10V、9V、−6V)を生成するDC/D
Cコンバータ103と、信号源70から供給されたデー
タと同期信号ENABを受け、表示パネル1を駆動する
ための制御信号の生成や、表示データDATAの並べ替
え等のデジタル処理を行うコントローラ部104等から
形成される。アレイ基板の絶縁基板上に形成された信号
線駆動回路4Xは、デジタル形式の表示データをアナロ
グ変換するD/A変換器と、このD/A変換器から出力
されるアナログ表示データをアンプあるいは出力アン
プ、バッファを介してアナログ映像信号として出力する
出力回路と、このアナログ映像信号を対応する信号線1
1にサンプリングするサンプリング回路とから構成され
る。また、走査線駆動回路4Yは、複数段のフリップフ
ロップ回路で構成されるシフトレジスタを備え、コント
ローラ部104から供給されるスタートパルスを順次次
段に転送し、各フリップフロップ回路からの出力を走査
信号として走査線12に出力する出力回路とから構成さ
れる。各表示素子は、走査信号で選択される行毎に、T
FT13を介して映像信号が供給されて駆動する。この
ように、外部の信号源70から供給される信号は、1対
の電源電圧VDD、GNDと表示データDATA、クロ
ック信号CLK、同期信号ENABのみであって、これ
らの信号から表示パネル1を駆動する各種信号をアレイ
基板102内で生成することができるため、アレイ基板
102と外部の信号源70との接続点数を大幅に削減す
ることが可能となる。また、上述の実施形態において
は、同期信号は複合同期信号を用いて1の入力端子より
入力される場合について説明したが、これに限定されず
複数の同期信号の入力が行われるものであっても、同様
の効果を奏することができる。また、上述の実施形態に
おいては、電源系の入力が2入力の場合について説明し
たが、これに限定されずさらにいくつかの電源系の入力
が行われてもよい。例えば、γ補正用電源電圧が外部か
ら入力されてもよい。また、アレイ基板102の絶縁基
板上には、先に述べたようにDC/DCコンバータ10
3として、たとえば、チャージポンプなどの回路を用い
た高電圧発生回路を形成してあるので、フレキシブル配
線基板6によって低電圧電源を供給すればよい。 フレ
キシブル配線基板6の配線抵抗はガラス上の配線に比べ
て、十分に低いものであるから、ガラス上の最も適切な
位置に電源回路とガラス基板との接続部分を配し、フレ
キシブル基板の配線を長くすることが可能である。信号
源側と表示パネル側のそれぞれにおいて、接続部の位置
自由度を大きくすることができ、回路設計の自由度を高
めることが可能となる。
【0023】このアレイ基板102の信号入力端部10
2aには、異方性導電膜により固着配置されてフレキシ
ブル配線基板6が接続され、このフレキシブル配線基板
6を介して、外部信号を信号線駆動回路4X及び走査線
駆動回路4Yに伝達するように構成されている。この場
合、フレキシブル配線基板6はその可撓性により、絶縁
基板102の縁端に沿って裏側に180度に折り曲げら
れると共に、両面に接着材が塗着された両面テープ に
よって絶縁基板102の裏面に固定されている。この構
成によれば、フレキシブル配線基板の少なくとも一部が
表示パネルの非表示面に固定されるため、外部コネクタ
との挿抜時等に、表示パネルとフレキシブル配線基板と
の接続部に直接応力がかかることを回避することがで
き、接続部の断線やはがれを抑制することができる。
【0024】また、信号線駆動回路4Xと、走査線駆動
回路4Yとが表示パネル1に内蔵され、さらに、インタ
ーフェイス制御回路も一体的に形成されるため、表示パ
ネル1への入力信号数が減少する。そして、フレキシブ
ル配線基板6の表示パネル1に対する接続端子数が極端
に少なくなり、フレキシブル配線基板数も1とすること
ができる。因みに、画面サイズが15型でXGAモード
(画素数が1024×768)の場合、表示パネル1と
フレキシブル配線基板6の信号出力端部6aとの接続端
子数は、従来装置で約4000本も必要であったもの
が、本実施形態では20〜30本程度となる。このよう
に、接続端子数が大幅に少なくなれば、接続部の占有面
積にさほど制約されないため、端子間のピッチを広くす
ることができる。従って、組立精度を緩和することがで
き、加えて組立時の異物混入による端子間の短絡を抑制
することが可能となり、生産性や生産歩留まりも大幅に
向上する。また、従来と比し、フレキシブル配線基板の
配線数を大幅に減少させることができるので、フレキシ
ブル配線基板を折り曲げた時の破断や断線が発生するこ
となく、また、曲率の大きい折り曲げに対しても頑強で
ある。
【0025】また、表示パネル1の外部接続点数が極端
に減少することにより、組立工数も大幅に減少する。例
えば、上記画面サイズが15型でXGAモードの場合、
従来装置では表示パネル1と複数枚のフレキシブル配線
基板6との接続、並びに、フレキシブル配線基板6と駆
動回路基板2との接続に300秒程度費やしているのに
対して、本実施形態では表示パネル1の信号入力端部と
フレキシブル配線基板6の信号出力端部6aとの接続の
みであるため20秒程度で済み、作業時間を280秒も
短縮することができる。
【0026】さらに、本実施形態では、ドライバーIC
4を搭載したフレキシブル配線基板を用いる必要がない
ため、材料費も低減される。
【0027】なお、第1の実施形態では、フレキシブル
配線基板が絶縁基板縁端に沿って裏側に180度に折り
曲げられた部位を両面テープで固定したが、その固定に
は他の接着材等を用いてもよく、また、裏側に折り曲げ
られた部位の一部のみを接着する構成であっても良い。
【0028】図3は本発明に係る表示装置の第2の実施
形態として液晶表示装置の主要部の構成を示す略断面図
である。この実施形態は、図1及び図2を用いて説明し
た第1の実施形態と比較して、接続部へかかる応力を減
少させるためのフレキシブル配線基板6の固定位置が異
なる一例を示すものである。そこで、この構成を異にす
る部分についてのみ説明することとする。前述した如
く、面光源部5はフレーム8を構成要素として一体的に
組み立てられている。ここで、フレキシブル配線基板6
は、信号出力端部6aが表示パネル1の信号入力端部に異
方性導電膜により固着配置され、フレキシブル配線基板
6の可撓性により面光源部5の裏面側に折り曲げられて
いる。そしてさらに、折り曲げられたフレキシブル配線
基板6が面光源部5の非光出射面側のフレーム8と両面
に接着材が塗着された両面テープによって固定されてい
る。この構成によって、第1の実施形態と同様な効果が
得られる。
【0029】なお、第2の実施形態では、フレキシブル
配線基板6が面光源部5の縁端に沿って裏側に180度
に折り曲げられた部位を両面テープで固定したが、その
固定には他の接着材等を用いてもよく、また、裏側に折
り曲げられた部位の一部のみを接着する構成であって
も、あるいはまた、フレーム8に形成した突起部に引っ
掛けるようにして固定しても同様な効果が得られる。
【0030】図4は本発明に係る表示装置の第3の実施
形態として光反射型の液晶表示装置の構成を示す側面図
である。これは、表示パネル1の非表示面または表示電
極17に反射性を備え、面光源部を用いなくても外光を
利用して良好な表示を行うものである。
【0031】表示パネル1に接続するフレキシブル配線
基板6は、その可撓性により表示パネル1の非表示面側
に折り曲げられ、一部を両面テープ7によりアレイ基板
102の裏側に固定されている。
【0032】次に、本発明に係る表示装置の第4の実施
形態として有機自己発光型表示装置について説明する。
図9に、一例として有機自己発光型表示装置の概略図
を、図10に一画素分の等価回路を、図11に略断面図
を示す。この有機自己発光型表示装置の表示パネル1
は、少なくとも一方(表示面側)が透光性の部材でなる
対向配置された絶縁基板で構成し、一方の絶縁基板上に
複数の第1電極17と、第1電極17に対向する第2電極
18と、これら電極17,18間に光変調層19として
少なくとも有機発光層を堆積したマトリクス状の表示素
子と、電極の形成された絶縁基板の額縁部に、信号線駆
動回路4X及び走査線駆動回路4Y、インターフェイス
制御回路を形成してアレイ基板102が構成される。こ
の表示パネル1の信号入力端部102aに、フレキシブ
ル配線基板6の信号出力端部6aを固着し、表示パネル
1の非表示面側にフレキシブル配線基板6を配置する。
また、フレキシブル配線基板6の少なくとも一部を表示
パネル1の絶縁基板の非表示部に例えば両面接着テープ
により固定する。この構成によっても上述したと同様な
効果が得られる。なお、この場合もまた、絶縁基板の裏
面とフレキシブル配線基板との固定には、両面テープ以
外の他の接着材等を用いてもよく、例えば、片面接着テ
ープでフレキシブル配線基板の一部を外側から押さえて
もよい。図11に示す有機自己発光型表示装置において
は、対向基板101側から光を取り出す上面発光方式に
ついて説明したが、アレイ基板102側から光を取り出
す下面発光方式の有機自己発光型表示装置についても本
願発明を適用することができる。この場合も表示パネル
1の非表示面側、例えば対向基板の外表面にフレキシブ
ル配線基板を固定することによって上述したのと同様な
効果が得られる。また、図12に示すように表示パネル
1の表示面を露出するよう表示パネル1の裏面にフレー
ム8を配置し、表示パネル1の非表示面側でフレーム8
とフレキシブル配線基板6を固定してもよい。
【0033】以上説明したように、フレキシブル配線基
板を接続部以外の箇所でも固定するため、接続部にかか
る応力を抑制することができる。したがって、表示パネ
ルの接続端子における断線やはがれの発生を抑制するこ
とができる。
【0034】
【発明の効果】以上の説明によって明らかなように、表
示パネルの外部接続不良を抑制する表示装置を提供する
ことができる。また、本発明によれば、組立作業が比較
的容易で、信頼性が高く、かつ、安価で薄型軽量の表示
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表示装置の第1の実施形態として
液晶表示装置の主要部の構成を示す略断面図。
【図2】図1に示した液晶表示装置を構成する表示パネ
ルを部分的に破断して示した略斜視図。
【図3】本発明に係る表示装置の第2の実施形態として
液晶表示装置の主要部の構成を示す略断面図。
【図4】本発明に係る表示装置の第3の実施形態として
液晶表示装置の構成を示す略側面図。
【図5】従来の表示装置として示した液晶表示装置の略
断面図。
【図6】一般的な液晶表示装置を構成する液晶パネルの
一画素の等価回路図。
【図7】図5に示した液晶表示装置の略展開図。
【図8】図8(a)は、本発明に係る表示装置として液
晶表示装置の構成を示す概略図、図8(b)は、信号源
と表示パネル間の信号を詳細に示す図。
【図9】本発明に係る表示装置として有機自己発光型表
示装置の構成を示す概略図。
【図10】本発明に係る表示装置の第4の実施形態とし
て有機ELパネルの一画素の等価回路図。
【図11】本発明に係る表示装置の第4の実施形態とし
て有機自己発光型表示装置(上面発光方式)の構成を示
す略断面図。
【図12】本発明に係る表示装置の一変形例として有機
自己発光型表示装置(下面発光方式)の構成を示す略断
面図。
【符号の説明】
1 表示パネル 4X 信号線駆動回路 4Y 走査線駆動回路 5 面光源部 6 フレキシブル配線基板 6a 信号出力端部 6b 信号入力端部 7 両面テープ 102 アレイ基板 101 対向基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H092 GA41 GA44 GA50 GA53 GA57 GA59 MA31 MA35 MA37 NA15 NA16 NA18 NA27 NA29 PA05 PA13 5E348 AA02 AA09 AA30 FF03 5G435 AA14 AA17 AA18 BB05 BB12 CC09 EE23 EE27 EE40 EE46 EE47 KK05 KK09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁基板の一主面上にマトリクス状に配置
    される複数の第1電極と、前記第1電極に対向配置され
    た第2電極と、これら電極間に保持される光変調層と、
    を備えて構成される複数の画素と、前記絶縁基板上に一
    体的に形成された前記画素を駆動するための駆動回路と
    を備えた表示パネルと、 前記絶縁基板の前記一主面上に接続端が固着され、外部
    信号を前記表示パネルに伝達するフレキシブル配線基板
    と、 を備え、前記フレキシブル配線基板は、前記表示パネル
    の非表示面側に配置されると共に、接続端子以外の少な
    くとも一部が前記表示パネルに固定された表示装置。
  2. 【請求項2】前記光変調層は、液晶層である請求項1記
    載の表示装置。
  3. 【請求項3】前記光変調層は、有機発光層である請求項
    1記載の表示装置。
  4. 【請求項4】前記フレキシブル配線基板の接続端子以外
    の少なくとも一部と、前記表示パネルとの固定は、両面
    に接着剤が施された両面テープにより行われる請求項1
    記載の表示装置。
  5. 【請求項5】第1透明基板上にマトリクス状に配置され
    た複数の第1電極と、前記第1透明基板に対向配置する
    第2透明基板上に配置される第2電極と、前記第1及び
    第2電極間に保持される光変調層と、を備えて構成され
    る複数の画素と、少なくとも一方の透明基板上に一体的
    に形成され、前記画素を駆動する駆動回路とを備えた表
    示パネルと、 出力端部が前記透明基板の一方に固定された、外部信号
    を前記表示パネルに伝達するフレキシブル配線基板と、 前記表示パネルの非表示面側に配置され、前記表示パネ
    ルを保持するフレームと、 を備え、前記フレキシブル配線基板は、前記フレームの
    裏面側に折り曲げられると共に、裏面側に位置する部分
    の少なくとも一部が前記フレームに固定された表示装
    置。
  6. 【請求項6】マトリクス状に配置される複数の表示素子
    と、第1面上に配置される信号入力端子と、前記第1面上
    に配置され、前記表示素子を駆動する駆動回路とを備え
    た表示パネルと、前記表示パネルの前記信号入力端子に
    接続する信号出力端子と、前記信号出力端子以外の少な
    くとも一部が前記表示パネルの第2面上に固着されるフ
    レキシブル配線基板と、を備えたことを特徴とする表示
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008209838A (ja) * 2007-02-28 2008-09-11 Optrex Corp 表示装置
JP2009276684A (ja) * 2008-05-16 2009-11-26 Toshiba Mobile Display Co Ltd 液晶表示装置
US7705530B2 (en) 2006-07-12 2010-04-27 Samsung Electronics Co., Ltd. Display device

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