JP2002214666A - 調光素子及び撮像装置 - Google Patents
調光素子及び撮像装置Info
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- JP2002214666A JP2002214666A JP2001006516A JP2001006516A JP2002214666A JP 2002214666 A JP2002214666 A JP 2002214666A JP 2001006516 A JP2001006516 A JP 2001006516A JP 2001006516 A JP2001006516 A JP 2001006516A JP 2002214666 A JP2002214666 A JP 2002214666A
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- transparent electrodes
- transparent
- light
- charged particles
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 カメラの絞り機構の小型化する。
【解決手段】 調光素子11は、第1の基板12、第2
の基板13、透明電極14a〜14d、絶縁性液体15
及び帯電粒子16で構成される。透明に形成される第1
の基板12に対向して、同じく透明に形成される第2の
基板13が配置される。第1の基板12上には、複数の
透明電極14a〜14dが配置され、それぞれを選択的
に駆動することができる。第1の基板12と第2の基板
13との間には、透明の絶縁性液体15が充填され、そ
の液体中には遮光性を有する帯電粒子16が泳動可能に
混入される。透明電極14a〜14dの内の特定の電極
上に帯電粒子16を集積させることで、レンズ1に入射
される光量を調光する。
の基板13、透明電極14a〜14d、絶縁性液体15
及び帯電粒子16で構成される。透明に形成される第1
の基板12に対向して、同じく透明に形成される第2の
基板13が配置される。第1の基板12上には、複数の
透明電極14a〜14dが配置され、それぞれを選択的
に駆動することができる。第1の基板12と第2の基板
13との間には、透明の絶縁性液体15が充填され、そ
の液体中には遮光性を有する帯電粒子16が泳動可能に
混入される。透明電極14a〜14dの内の特定の電極
上に帯電粒子16を集積させることで、レンズ1に入射
される光量を調光する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、固体撮像素子に
入射される光を調光する調光素子及びその調光素子を備
える撮像装置に関する。
入射される光を調光する調光素子及びその調光素子を備
える撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来のデジタルスチルカメラの
構成を示すブロック図である。図9に示す撮像素子は、
レンズ1、絞り機構2、固体撮像素子(CCDイメージ
センサ)3、信号処理回路4、積分回路5、露光量判定
回路6及び絞り駆動装置7で構成される。デジタルスチ
ルカメラに使用されるCCDイメージセンサ3には、イ
ンターライン方式やフレームトランスファ方式がある
が、ここでは、例えば、フレームトランスファ方式のC
CDイメージセンサ3を使用する場合を説明する。
構成を示すブロック図である。図9に示す撮像素子は、
レンズ1、絞り機構2、固体撮像素子(CCDイメージ
センサ)3、信号処理回路4、積分回路5、露光量判定
回路6及び絞り駆動装置7で構成される。デジタルスチ
ルカメラに使用されるCCDイメージセンサ3には、イ
ンターライン方式やフレームトランスファ方式がある
が、ここでは、例えば、フレームトランスファ方式のC
CDイメージセンサ3を使用する場合を説明する。
【0003】レンズ1を通して入射される被写体の光学
像は、CCDイメージセンサ3の受光面に結像され、画
像情報に光電変換される。CCDイメージセンサ3の受
光面で光電変換された画像情報は、蓄積部へ垂直転送さ
れ、一旦蓄積された後、蓄積部から水平転送部を介して
画像信号Y(t)として、A/D変換回路4に入力され
る。A/D変換回路4に入力された画像信号Y(t)は、
各画素単位でサンプルホールドされ、ホールドしたレベ
ルでデジタル値に変換された後、映像信号YD(n )とし
て、信号処理回路5及び積分回路6に出力される。信号
処理回路5に出力された映像信号YD(n)は、シェーデ
ィング補正、ガンマ補正等の各種信号処理が施されて、
これに続く映像信号出力回路(図示せず)に出力され
る。
像は、CCDイメージセンサ3の受光面に結像され、画
像情報に光電変換される。CCDイメージセンサ3の受
光面で光電変換された画像情報は、蓄積部へ垂直転送さ
れ、一旦蓄積された後、蓄積部から水平転送部を介して
画像信号Y(t)として、A/D変換回路4に入力され
る。A/D変換回路4に入力された画像信号Y(t)は、
各画素単位でサンプルホールドされ、ホールドしたレベ
ルでデジタル値に変換された後、映像信号YD(n )とし
て、信号処理回路5及び積分回路6に出力される。信号
処理回路5に出力された映像信号YD(n)は、シェーデ
ィング補正、ガンマ補正等の各種信号処理が施されて、
これに続く映像信号出力回路(図示せず)に出力され
る。
【0004】一方、積分回路6に出力された映像信号Y
D(n)は、垂直走査期間単位で積分され、垂直走査期間
毎に露光量信号Lとして露光量判定回路7に出力され
る。この露光量判定回路7には、CCDイメージセンサ
3の適正露光量の範囲が設定されており、露光量信号L
がその範囲内にあるか否かに応じて、CCDイメージセ
ンサ3に入射される光量を制御する露光制御信号Sが生
成される。露光量信号Sは、絞り機構駆動制御回路及び
駆動モータ等より構成される絞り駆動装置8に入力さ
れ、CCDイメージセンサ3に入射される光を調整する
ように駆動モータを駆動させる。これにより、適切なレ
ベルの画像信号Y(t)を得るようにしている。
D(n)は、垂直走査期間単位で積分され、垂直走査期間
毎に露光量信号Lとして露光量判定回路7に出力され
る。この露光量判定回路7には、CCDイメージセンサ
3の適正露光量の範囲が設定されており、露光量信号L
がその範囲内にあるか否かに応じて、CCDイメージセ
ンサ3に入射される光量を制御する露光制御信号Sが生
成される。露光量信号Sは、絞り機構駆動制御回路及び
駆動モータ等より構成される絞り駆動装置8に入力さ
れ、CCDイメージセンサ3に入射される光を調整する
ように駆動モータを駆動させる。これにより、適切なレ
ベルの画像信号Y(t)を得るようにしている。
【0005】図10は、絞り機構2の構造を示す模式図
である。絞り機構2は、レンズ1の円周上に複数の絞り
羽2a、2b及び2cが配置されるように構成される。
絞り羽2a、2b及び2cは、それぞれが回転支軸9
a、9b、9cにより回転可能に固定され、レンズ1の
半径方向に可動するように取り付けられる。レンズ1に
入射される光量の制限量を増やすときは、レンズ1の外
径側から中心側に向かって駆動し、光量の制限量を減ら
すときは、中心側から外径側に向かうように駆動する。
そのため、図2に示すように、絞り機構2は、その外径
がレンズ1の外径よりも非常に大きくなると共に、駆動
構造も複雑なものとなる。それに加え、この絞り機構2
を駆動させる絞り駆動装置7(図9)において、絞り機
構2を駆動する駆動モータ等を含むため、その構造は大
きなものとなり、撮像装置の小型化を図るのに障害とな
っている。
である。絞り機構2は、レンズ1の円周上に複数の絞り
羽2a、2b及び2cが配置されるように構成される。
絞り羽2a、2b及び2cは、それぞれが回転支軸9
a、9b、9cにより回転可能に固定され、レンズ1の
半径方向に可動するように取り付けられる。レンズ1に
入射される光量の制限量を増やすときは、レンズ1の外
径側から中心側に向かって駆動し、光量の制限量を減ら
すときは、中心側から外径側に向かうように駆動する。
そのため、図2に示すように、絞り機構2は、その外径
がレンズ1の外径よりも非常に大きくなると共に、駆動
構造も複雑なものとなる。それに加え、この絞り機構2
を駆動させる絞り駆動装置7(図9)において、絞り機
構2を駆動する駆動モータ等を含むため、その構造は大
きなものとなり、撮像装置の小型化を図るのに障害とな
っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の如き撮像装置で
は、絞り機構の構造が機械的なものであるため、その可
動部分の摩耗等により壊れやすい。更には、その構造が
複雑であると共に、大きなものとなる。それと共に、絞
り機構を駆動させる絞り駆動装置においても、駆動させ
るための駆動モータが必要となり、撮像装置全体の小型
化の障害となっている。
は、絞り機構の構造が機械的なものであるため、その可
動部分の摩耗等により壊れやすい。更には、その構造が
複雑であると共に、大きなものとなる。それと共に、絞
り機構を駆動させる絞り駆動装置においても、駆動させ
るための駆動モータが必要となり、撮像装置全体の小型
化の障害となっている。
【0007】そこで、本願発明は、絞り機構に電気泳動
型パネルを使用して、絞り機構の故障を防止すると共
に、小型化にも有効な調光素子及び撮像装置の提供を目
的とする。
型パネルを使用して、絞り機構の故障を防止すると共
に、小型化にも有効な調光素子及び撮像装置の提供を目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上述の課題
を解決するためのもので、その特徴とするところは、一
主面上に複数の透明電極が配列される光学的に透明な第
1の基板と、上記第1の基板の電極配列面に対向して配
置される光学的に透明な第2の基板と、上記第1及び第
2の基板間に充填される光学的に透明な絶縁性液体と、
上記絶縁性液体中に泳動可能に混入される有色の帯電粒
子と、を有し、上記第1の基板の複数の透明電極に選択
的に所定の電位を与えて上記帯電粒子を集散することに
より透過率を制御することにある。
を解決するためのもので、その特徴とするところは、一
主面上に複数の透明電極が配列される光学的に透明な第
1の基板と、上記第1の基板の電極配列面に対向して配
置される光学的に透明な第2の基板と、上記第1及び第
2の基板間に充填される光学的に透明な絶縁性液体と、
上記絶縁性液体中に泳動可能に混入される有色の帯電粒
子と、を有し、上記第1の基板の複数の透明電極に選択
的に所定の電位を与えて上記帯電粒子を集散することに
より透過率を制御することにある。
【0009】更に、受光した画像を光電変換する固体撮
像素子と、上記固体撮像素子の受光面に被写体の光学像
を結像する光学機構と、上記固体撮像素子に入射される
光量を制御する調光素子と、を備える撮像装置におい
て、上記調光素子は、複数の透明電極が配列される光学
的に透明な第1の基板と、上記第1の基板に対向して配
置される光学的に透明な第2の基板と、上記第1及び第
2の基板間に充填される光学的に透明な絶縁性液体と、
上記絶縁性液体中に泳動可能に混入される有色の帯電粒
子と、を有し、上記固体撮像素子の動作に対応して上記
第1の基板の複数の透明電極に選択的に所定の電位を与
えることで上記帯電粒子を集散させて上記固体撮像素子
への入射光を制御することにある。
像素子と、上記固体撮像素子の受光面に被写体の光学像
を結像する光学機構と、上記固体撮像素子に入射される
光量を制御する調光素子と、を備える撮像装置におい
て、上記調光素子は、複数の透明電極が配列される光学
的に透明な第1の基板と、上記第1の基板に対向して配
置される光学的に透明な第2の基板と、上記第1及び第
2の基板間に充填される光学的に透明な絶縁性液体と、
上記絶縁性液体中に泳動可能に混入される有色の帯電粒
子と、を有し、上記固体撮像素子の動作に対応して上記
第1の基板の複数の透明電極に選択的に所定の電位を与
えることで上記帯電粒子を集散させて上記固体撮像素子
への入射光を制御することにある。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本願発明の第1の実施形
態を示す模式図である。図1(a)は、調光素子11内に
配置される複数の透明電極の電極パターンを示したもの
であり、図1(b)は、撮像装置の撮像部を図(a)のX−X
線上に切断した断面を示したものである。撮像装置の撮
像部は、レンズ1、調光素子11及び固体撮像素子(C
CDイメージセンサ)3で構成される。レンズ1及び調
光素子11は、鏡筒部17内に配置され、鏡筒部17の
接合部によりそれぞれ挟持される。
態を示す模式図である。図1(a)は、調光素子11内に
配置される複数の透明電極の電極パターンを示したもの
であり、図1(b)は、撮像装置の撮像部を図(a)のX−X
線上に切断した断面を示したものである。撮像装置の撮
像部は、レンズ1、調光素子11及び固体撮像素子(C
CDイメージセンサ)3で構成される。レンズ1及び調
光素子11は、鏡筒部17内に配置され、鏡筒部17の
接合部によりそれぞれ挟持される。
【0011】調光素子11は、電気泳動現象を利用した
電気泳動型パネルよりなり、第1の基板12、第2の基
板13、第1の透明電極14a〜14d、絶縁性液体1
5及び帯電粒子16で構成される。第1の基板12は、
可視光に対して、透明に形成され、その基板上には、第
1の透明電極14a〜14dが複数設けられる。第1の
透明基板14a〜14dは、それぞれの電極間が絶縁さ
れて、レンズ1に入射される光路の中心軸Aをその中心
とする同心円状に配列される。この透明電極14a〜1
4dは、それぞれの電極を選択的に駆動することができ
る。第2の基板13は、第1の基板12に対向するよう
に配置され、第1の基板12と同様に、可視光に対し
て、透明に形成される。絶縁性液体15は、第1の基板
12と第2の基板13の間に充填され、可視光に対して
透明性を有する。帯電粒子17は、絶縁性液体15中に
泳動可能に複数混入され、着色されて遮光性を備えると
共に、所定の極性を有する電荷を帯電する。たとえば、
正極の電荷を帯電している帯電粒子16を使用した場
合、第1の透明電極14a〜14dの何れかが選択駆動
されると、選択駆動された電極の領域上には、クーロン
力により帯電粒子16が集積される。帯電粒子16を集
積させた電極上の領域では、入射される光を遮光するこ
とができ、この領域の選択駆動を制御することで、透過
率を制御する。本発明の調光素子は、帯電粒子16の集
散により、その透過率を制御するので、従来の絞り機構
(図10)の可動部のような摩耗を生ずる接触部分がな
く、故障を防止することができる。
電気泳動型パネルよりなり、第1の基板12、第2の基
板13、第1の透明電極14a〜14d、絶縁性液体1
5及び帯電粒子16で構成される。第1の基板12は、
可視光に対して、透明に形成され、その基板上には、第
1の透明電極14a〜14dが複数設けられる。第1の
透明基板14a〜14dは、それぞれの電極間が絶縁さ
れて、レンズ1に入射される光路の中心軸Aをその中心
とする同心円状に配列される。この透明電極14a〜1
4dは、それぞれの電極を選択的に駆動することができ
る。第2の基板13は、第1の基板12に対向するよう
に配置され、第1の基板12と同様に、可視光に対し
て、透明に形成される。絶縁性液体15は、第1の基板
12と第2の基板13の間に充填され、可視光に対して
透明性を有する。帯電粒子17は、絶縁性液体15中に
泳動可能に複数混入され、着色されて遮光性を備えると
共に、所定の極性を有する電荷を帯電する。たとえば、
正極の電荷を帯電している帯電粒子16を使用した場
合、第1の透明電極14a〜14dの何れかが選択駆動
されると、選択駆動された電極の領域上には、クーロン
力により帯電粒子16が集積される。帯電粒子16を集
積させた電極上の領域では、入射される光を遮光するこ
とができ、この領域の選択駆動を制御することで、透過
率を制御する。本発明の調光素子は、帯電粒子16の集
散により、その透過率を制御するので、従来の絞り機構
(図10)の可動部のような摩耗を生ずる接触部分がな
く、故障を防止することができる。
【0012】透明電極14a〜14dの領域、即ち、調
光可能な領域は、被写体の光学像を結像する光路中に配
置されると共に、図1(a)の破線で示すレンズ1の有効
領域Eより大きく形成される。レンズ1の有効領域と
は、レンズ1を鏡筒部17内に実装したときに、被写体
の光学像を受光する領域のことである。レンズ1の形状
は、外径に近い位置で湾曲がきつくなっている。そのた
め、その湾曲のきつい領域を除いた領域、即ち、有効領
域Eで被写体の光学像を結像するようにしている。ま
た、調光素子11の最も外側に配置される透明電極14
aは、有効領域Eよりも外側になるように配置される。
最も外側の透明電極14aをレンズ1の有効領域Eの外
側に配置して、その電極上の領域に帯電粒子16を集積
させることで、調光素子11に入射される光を遮光させ
ずにレンズ1に入射することができる。透明電極14a
の領域、即ち、レンズ1の有効領域Eより外径が大きく
なる部分は、従来の絞り機構(図10)を用いた場合と
比べると、十分に小さくでき、デジタルスチルカメラの
小型化に有効である。
光可能な領域は、被写体の光学像を結像する光路中に配
置されると共に、図1(a)の破線で示すレンズ1の有効
領域Eより大きく形成される。レンズ1の有効領域と
は、レンズ1を鏡筒部17内に実装したときに、被写体
の光学像を受光する領域のことである。レンズ1の形状
は、外径に近い位置で湾曲がきつくなっている。そのた
め、その湾曲のきつい領域を除いた領域、即ち、有効領
域Eで被写体の光学像を結像するようにしている。ま
た、調光素子11の最も外側に配置される透明電極14
aは、有効領域Eよりも外側になるように配置される。
最も外側の透明電極14aをレンズ1の有効領域Eの外
側に配置して、その電極上の領域に帯電粒子16を集積
させることで、調光素子11に入射される光を遮光させ
ずにレンズ1に入射することができる。透明電極14a
の領域、即ち、レンズ1の有効領域Eより外径が大きく
なる部分は、従来の絞り機構(図10)を用いた場合と
比べると、十分に小さくでき、デジタルスチルカメラの
小型化に有効である。
【0013】図2は、上述の調光素子を絞り機構とする
撮像装置の構成を示すブロック図である。図2に示す撮
像装置は、レンズ1、調光素子11、CCDイメージセ
ンサ3、A/D変換回路21、信号処理回路22、積分
回路23、露光量判定回路24及び駆動回路25で構成
される。尚、ここでは、例えば、フレームトランスファ
方式のCCDイメージセンサ3を使用する場合を説明す
る。
撮像装置の構成を示すブロック図である。図2に示す撮
像装置は、レンズ1、調光素子11、CCDイメージセ
ンサ3、A/D変換回路21、信号処理回路22、積分
回路23、露光量判定回路24及び駆動回路25で構成
される。尚、ここでは、例えば、フレームトランスファ
方式のCCDイメージセンサ3を使用する場合を説明す
る。
【0014】調光素子11を介して、レンズ1に入射さ
れる被写体の光学像は、CCDイメージセンサ3の受光
面に結像され、画像情報に光電変換される。CCDイメ
ージセンサ3の受光面で光電変換された画像情報は、蓄
積部へ垂直転送され、一旦蓄積された後、蓄積部から水
平転送部を介して画像信号Y(t)がA/D変換回路21
に出力される。画像信号Y(t)は、各画素単位でサンプ
ルホールドされ、ホールドしたレベルでデジタル値に変
換された後、映像信号YD(n)として、信号処理回路2
2及び積分回路23に出力される。信号処理回路23に
出力された映像信号YD(n)は、シェーディング補正、
ガンマ補正等の各種信号処理が施され、これに続く映像
信号出力回路(図示せず)に出力される。
れる被写体の光学像は、CCDイメージセンサ3の受光
面に結像され、画像情報に光電変換される。CCDイメ
ージセンサ3の受光面で光電変換された画像情報は、蓄
積部へ垂直転送され、一旦蓄積された後、蓄積部から水
平転送部を介して画像信号Y(t)がA/D変換回路21
に出力される。画像信号Y(t)は、各画素単位でサンプ
ルホールドされ、ホールドしたレベルでデジタル値に変
換された後、映像信号YD(n)として、信号処理回路2
2及び積分回路23に出力される。信号処理回路23に
出力された映像信号YD(n)は、シェーディング補正、
ガンマ補正等の各種信号処理が施され、これに続く映像
信号出力回路(図示せず)に出力される。
【0015】一方、積分回路24に出力された映像信号
YD(n)は、垂直走査期間単位で積分され、垂直走査期
間毎に露光量信号Lとして露光量判定回路24に出力さ
れる。露光量判定回路24には、CCDイメージセンサ
3の適正露光量の範囲が設定されており、露光量信号L
がその範囲内にあるか否かに応じて、CCDイメージセ
ンサ3に入射される光量を制御する露光制御信号Sが生
成される。露光制御信号Sは、駆動制御回路25に入力
され、この露光制御信号Sに基づいて、駆動する透明電
極14a〜14dが選択される。この選択に基づいて、
調光素子11の透明電極14a〜14dを駆動する駆動
信号Mが生成され、調光素子11に出力される。この駆
動信号Mに応じて、選択駆動した領域で光を遮光する。
これにより、CCDイメージセンサ3の受光面に結像さ
れる被写体の光学像が調光され、適切なレベルの画像情
報Y(t)を得ることができる。本願発明の撮像装置は、
調光を制御する制御機構において、調光素子11の透明
電極14a〜14dの選択駆動を制御する駆動制御回路
を必要とするのみである。したがって、従来の絞り駆動
装置8を備える撮像装置(図9)に比べて、絞り機構2
を駆動する駆動モータが不要となり、デジタルスチルカ
メラの小型化に有効である。
YD(n)は、垂直走査期間単位で積分され、垂直走査期
間毎に露光量信号Lとして露光量判定回路24に出力さ
れる。露光量判定回路24には、CCDイメージセンサ
3の適正露光量の範囲が設定されており、露光量信号L
がその範囲内にあるか否かに応じて、CCDイメージセ
ンサ3に入射される光量を制御する露光制御信号Sが生
成される。露光制御信号Sは、駆動制御回路25に入力
され、この露光制御信号Sに基づいて、駆動する透明電
極14a〜14dが選択される。この選択に基づいて、
調光素子11の透明電極14a〜14dを駆動する駆動
信号Mが生成され、調光素子11に出力される。この駆
動信号Mに応じて、選択駆動した領域で光を遮光する。
これにより、CCDイメージセンサ3の受光面に結像さ
れる被写体の光学像が調光され、適切なレベルの画像情
報Y(t)を得ることができる。本願発明の撮像装置は、
調光を制御する制御機構において、調光素子11の透明
電極14a〜14dの選択駆動を制御する駆動制御回路
を必要とするのみである。したがって、従来の絞り駆動
装置8を備える撮像装置(図9)に比べて、絞り機構2
を駆動する駆動モータが不要となり、デジタルスチルカ
メラの小型化に有効である。
【0016】続いて、調光方法について説明する。図3
は、調光素子11の透過状態を示す模式図である。レン
ズ1に入射される光の透過量を最大にする場合は、図3
(a)に示すように、透明電極14aを駆動し、その電極
上の領域に帯電粒子16を集積させる。これにより、最
も外径側に配置された透明電極14aの領域で遮光し、
透明電極14b〜14dの領域で入射される光を透過す
る。この状態で、入射される光を全てレンズ1に入射す
ることができる。
は、調光素子11の透過状態を示す模式図である。レン
ズ1に入射される光の透過量を最大にする場合は、図3
(a)に示すように、透明電極14aを駆動し、その電極
上の領域に帯電粒子16を集積させる。これにより、最
も外径側に配置された透明電極14aの領域で遮光し、
透明電極14b〜14dの領域で入射される光を透過す
る。この状態で、入射される光を全てレンズ1に入射す
ることができる。
【0017】例えば、このとき、CCDイメージセンサ
3に入射される光が露光量判定回路24に設定される適
正光量の範囲を越えたとき、入射される光を制限するよ
うに露光制御信号Sが生成される。この露光制御信号S
に基づいて、駆動する透明電極14dが選択される。こ
の選択に基づく、駆動信号Mが調光素子11に入力され
て、図3(b)に示すように、透明電極14d上に帯電粒
子16を集積させる。これにより、調光素子11の最も
中心側の電極領域を遮光し、レンズ1に入射される光を
制限するようにしている。それでも、まだ、CCDイメ
ージセンサ3に入射される光が適正露光量の範囲を越え
るときは、更に遮光領域を増やすように露光制御信号S
が生成される。この露光制御信号Sに基づいて、図3
(c)に示すように、透明電極14d、14cを選択駆動
させ、それらの電極上の領域に帯電粒子16を集積させ
る。これにより、図3(b)に示す場合よりも透過率を下
げ、CCDイメージセンサ3に入射される光が適正露光
量となるように、入射光を制限する。また、CCDイメ
ージセンサ3に入射される光を最も遮光する場合は、図
3(d)に示すように、透明電極14a〜14dの全ての
電極を駆動させ、その領域上に帯電粒子16を集積させ
る。
3に入射される光が露光量判定回路24に設定される適
正光量の範囲を越えたとき、入射される光を制限するよ
うに露光制御信号Sが生成される。この露光制御信号S
に基づいて、駆動する透明電極14dが選択される。こ
の選択に基づく、駆動信号Mが調光素子11に入力され
て、図3(b)に示すように、透明電極14d上に帯電粒
子16を集積させる。これにより、調光素子11の最も
中心側の電極領域を遮光し、レンズ1に入射される光を
制限するようにしている。それでも、まだ、CCDイメ
ージセンサ3に入射される光が適正露光量の範囲を越え
るときは、更に遮光領域を増やすように露光制御信号S
が生成される。この露光制御信号Sに基づいて、図3
(c)に示すように、透明電極14d、14cを選択駆動
させ、それらの電極上の領域に帯電粒子16を集積させ
る。これにより、図3(b)に示す場合よりも透過率を下
げ、CCDイメージセンサ3に入射される光が適正露光
量となるように、入射光を制限する。また、CCDイメ
ージセンサ3に入射される光を最も遮光する場合は、図
3(d)に示すように、透明電極14a〜14dの全ての
電極を駆動させ、その領域上に帯電粒子16を集積させ
る。
【0018】このように、本願発明の調光素子11は、
帯電粒子16を集積させる透明電極14a〜14dを選
択的に駆動することにより、調光のパターンを自由に選
択することができる。このことは、従来の機械式の絞り
機構で生じていた問題点を解決するのに有効である。従
来の絞り機構では、その構造により、レンズ1の外径側
から中心側に向かって、半径方向に光量を絞る方法が多
く採用されていた。しかしながら、この方法であると、
透過量を十分に絞って、光が透過する範囲の直径を小さ
くしたとき、光の回折の影響を大きく受け、CCDイメ
ージセンサ3の受光面に入射される光学像がぼやけてし
まう。本願発明において、例えば、レンズ1の中心側か
ら外径側に向かって、遮光領域を増やす遮光パターンを
選択することで、上述の問題を防止することができる。
帯電粒子16を集積させる透明電極14a〜14dを選
択的に駆動することにより、調光のパターンを自由に選
択することができる。このことは、従来の機械式の絞り
機構で生じていた問題点を解決するのに有効である。従
来の絞り機構では、その構造により、レンズ1の外径側
から中心側に向かって、半径方向に光量を絞る方法が多
く採用されていた。しかしながら、この方法であると、
透過量を十分に絞って、光が透過する範囲の直径を小さ
くしたとき、光の回折の影響を大きく受け、CCDイメ
ージセンサ3の受光面に入射される光学像がぼやけてし
まう。本願発明において、例えば、レンズ1の中心側か
ら外径側に向かって、遮光領域を増やす遮光パターンを
選択することで、上述の問題を防止することができる。
【0019】本発明の調光素子の電極パターンは、図1
に示すような同心円形状に限定されるものではなく、例
えば、図4に示すように行列状に配列しても良い。図4
(a)は、調光素子11の電極パターンを示し、図4(b)
は、調光素子11を図4(a)中のX−X線上で切断した
断面を示している。尚、図中の第1の基板12、第2の
基板13、絶縁性液体15及び帯電粒子16は、図1に
示すものと同様のものであり、破線で示した領域におい
ても、図1に示すものと同様に、レンズ1の有効領域E
である。
に示すような同心円形状に限定されるものではなく、例
えば、図4に示すように行列状に配列しても良い。図4
(a)は、調光素子11の電極パターンを示し、図4(b)
は、調光素子11を図4(a)中のX−X線上で切断した
断面を示している。尚、図中の第1の基板12、第2の
基板13、絶縁性液体15及び帯電粒子16は、図1に
示すものと同様のものであり、破線で示した領域におい
ても、図1に示すものと同様に、レンズ1の有効領域E
である。
【0020】透明基板31は、第1の基板12上に複数
設けられ、図4(a)に示すように行列配置される。この
透明電極31は、それぞれの電極間が絶縁されており、
それぞれを選択的に駆動することができる。この実施形
態においても、帯電粒子16を集積させる電極を選択す
ることにより、遮光領域を制御し、透過率を変更するよ
うにしている。そのため、透明電極31の配置領域、即
ち、調光可能な領域は、図1(a)に示すものと同様に、
レンズ1の有効領域Eより大きく形成される。また、透
明電極31の最も外側の領域の電極についても、レンズ
1の有効領域Eよりも外側になるように配置され、入射
される光を全てCCDイメージセンサ3に透過するとき
は、その外側の電極上に帯電粒子16を集積させる。
設けられ、図4(a)に示すように行列配置される。この
透明電極31は、それぞれの電極間が絶縁されており、
それぞれを選択的に駆動することができる。この実施形
態においても、帯電粒子16を集積させる電極を選択す
ることにより、遮光領域を制御し、透過率を変更するよ
うにしている。そのため、透明電極31の配置領域、即
ち、調光可能な領域は、図1(a)に示すものと同様に、
レンズ1の有効領域Eより大きく形成される。また、透
明電極31の最も外側の領域の電極についても、レンズ
1の有効領域Eよりも外側になるように配置され、入射
される光を全てCCDイメージセンサ3に透過するとき
は、その外側の電極上に帯電粒子16を集積させる。
【0021】調光方法においては、図1の実施形態と同
様に、それぞれの電極を独立に制御して、遮光領域を選
択しても良いが、例えば、図4(c)に示すように、複数
の透明電極31中のいくつかの電極を接続し、配線パタ
ーン32a〜32fにより形成される同一配線で接続さ
れる電極領域を選択的に駆動して、第1の透過率となる
遮光パターン、第2の透過率となる遮光パターンを設定
しても良い。その遮光パターンの中から適当な遮光パタ
ーンを選択することで、レンズ1に入射される光量を調
光することができる。
様に、それぞれの電極を独立に制御して、遮光領域を選
択しても良いが、例えば、図4(c)に示すように、複数
の透明電極31中のいくつかの電極を接続し、配線パタ
ーン32a〜32fにより形成される同一配線で接続さ
れる電極領域を選択的に駆動して、第1の透過率となる
遮光パターン、第2の透過率となる遮光パターンを設定
しても良い。その遮光パターンの中から適当な遮光パタ
ーンを選択することで、レンズ1に入射される光量を調
光することができる。
【0022】また、調光素子11の透明電極をCCDイ
メージセンサ3の受光面の画素ピッチKに対応して櫛状
に形成することで、回折格子として使用すことも可能で
ある。図5は、調光素子11の透明電極とCCDイメー
ジセンサ3の受光面の画素ピッチKの対応を示す模式図
である。図中の第1の基板12、第2の基板13、絶縁
性液体15及び帯電粒子16については、図1に示すも
のと同様のものである。透明電極41は、第1の基板1
2上に櫛状に複数配置され、電極が配置される領域と配
置されない領域が、CCDイメージセンサ3の受光面の
画素ピッチの垂直方向に対応するように形成される。電
極が配置される領域に帯電粒子16を集積させることに
より、たとえば、垂直方向に櫛状の遮光領域を形成する
ことができる。この図においては、垂直方向に櫛状の電
極パターンを形成したが、水平方向に櫛状の電極パター
ンを形成するようにしても良い。
メージセンサ3の受光面の画素ピッチKに対応して櫛状
に形成することで、回折格子として使用すことも可能で
ある。図5は、調光素子11の透明電極とCCDイメー
ジセンサ3の受光面の画素ピッチKの対応を示す模式図
である。図中の第1の基板12、第2の基板13、絶縁
性液体15及び帯電粒子16については、図1に示すも
のと同様のものである。透明電極41は、第1の基板1
2上に櫛状に複数配置され、電極が配置される領域と配
置されない領域が、CCDイメージセンサ3の受光面の
画素ピッチの垂直方向に対応するように形成される。電
極が配置される領域に帯電粒子16を集積させることに
より、たとえば、垂直方向に櫛状の遮光領域を形成する
ことができる。この図においては、垂直方向に櫛状の電
極パターンを形成したが、水平方向に櫛状の電極パター
ンを形成するようにしても良い。
【0023】続いて、本願発明の調光素子の第2の実施
形態を説明する。図6は、第2の実施形態を示す模式図
であり、図6(a)は、第1の基板51上に形成される電
極パターンを示し、図6(b)は、第2の基板53上に形
成される電極パターンを示したものである。この調光素
子は、第1の基板51、第1の透明電極52a〜52
d、第2の基板53、第2の透明電極54a〜54d、
絶縁性液体15及び帯電粒子16で構成される。この図
において、絶縁性液体15及び帯電粒子16は、図1に
同様のものである。
形態を説明する。図6は、第2の実施形態を示す模式図
であり、図6(a)は、第1の基板51上に形成される電
極パターンを示し、図6(b)は、第2の基板53上に形
成される電極パターンを示したものである。この調光素
子は、第1の基板51、第1の透明電極52a〜52
d、第2の基板53、第2の透明電極54a〜54d、
絶縁性液体15及び帯電粒子16で構成される。この図
において、絶縁性液体15及び帯電粒子16は、図1に
同様のものである。
【0024】第1の基板51は、可視光に対して、透明
に形成にされ、その基板上に複数の第1の透明電極52
a〜52dを備える。第1の透明基板52a〜52d
は、レンズ1の光路の中心軸Aを中心とする同心円形状
に形成され、それぞれの電極を選択的に駆動することが
できる。第2の基板53は、第1の基板51に対向して
配置され、可視光に対して、透明に形成される。この第
2の基板53は、その基板上に複数の透明電極54a〜
54dを備える。第2の透明電極53a〜53dは、第
1の透明電極52a〜52dで形成される同心円と同じ
中心軸となる同心円状に形成され、第1の基板51上に
配置される第1の透明電極52a〜52dの間隙を光学
的に被うように配置される。また、第2の透明電極54
a〜54dは、第1の透明電極52a〜52dと同様
に、それぞれの電極を選択的に駆動することができ、帯
電粒子16を集積する領域を制御することができる。こ
の第2の透明電極54a〜54dの選択制御を、第1の
透明電極52a〜52dの選択制御と組み合わせて行う
ことにより、透過率のより細かな制御が可能となる。
に形成にされ、その基板上に複数の第1の透明電極52
a〜52dを備える。第1の透明基板52a〜52d
は、レンズ1の光路の中心軸Aを中心とする同心円形状
に形成され、それぞれの電極を選択的に駆動することが
できる。第2の基板53は、第1の基板51に対向して
配置され、可視光に対して、透明に形成される。この第
2の基板53は、その基板上に複数の透明電極54a〜
54dを備える。第2の透明電極53a〜53dは、第
1の透明電極52a〜52dで形成される同心円と同じ
中心軸となる同心円状に形成され、第1の基板51上に
配置される第1の透明電極52a〜52dの間隙を光学
的に被うように配置される。また、第2の透明電極54
a〜54dは、第1の透明電極52a〜52dと同様
に、それぞれの電極を選択的に駆動することができ、帯
電粒子16を集積する領域を制御することができる。こ
の第2の透明電極54a〜54dの選択制御を、第1の
透明電極52a〜52dの選択制御と組み合わせて行う
ことにより、透過率のより細かな制御が可能となる。
【0025】第1及び第2の基板51、53に配置され
る複数の透明電極は、図6に示すように、同心円形状に
限定されるものではなく、適当な透過率を得るための電
極パターンを自由に形成すれば良い。図7は、その一例
を示す模式図である。第1の基板61は、可視光に対し
て、透明に形成され、その基板上に第1の透明電極62
が複数配置される。第1の透明電極62は、例えば、櫛
状に設けられ、それぞれの電極を選択的に駆動すること
ができる。第2の基板63は、第1の基板61に対向し
て配置され、可視光に対して、透明に形成される。この
第2の基板63上には、第2の透明電極64a〜64d
が同心円形状に配置される。この第2の透明電極64a
〜64dは、第1の透明電極62と同様に、それぞれの
電極を選択的に駆動することができる。ここで、第1の
透明電極62は、図7に示すように、単位面積当たりの
分割数が、第2の透明電極64a〜64dの単位面積当
たりの分割数より多く形成される。
る複数の透明電極は、図6に示すように、同心円形状に
限定されるものではなく、適当な透過率を得るための電
極パターンを自由に形成すれば良い。図7は、その一例
を示す模式図である。第1の基板61は、可視光に対し
て、透明に形成され、その基板上に第1の透明電極62
が複数配置される。第1の透明電極62は、例えば、櫛
状に設けられ、それぞれの電極を選択的に駆動すること
ができる。第2の基板63は、第1の基板61に対向し
て配置され、可視光に対して、透明に形成される。この
第2の基板63上には、第2の透明電極64a〜64d
が同心円形状に配置される。この第2の透明電極64a
〜64dは、第1の透明電極62と同様に、それぞれの
電極を選択的に駆動することができる。ここで、第1の
透明電極62は、図7に示すように、単位面積当たりの
分割数が、第2の透明電極64a〜64dの単位面積当
たりの分割数より多く形成される。
【0026】この構成において、第1の透明電極62の
駆動制御と第2の透明電極64a〜64dの駆動制御と
をそれぞれ独立して行うことで、たとえば、第1の透明
電極62の駆動制御で入射される光を調光し、第2の透
明電極64a〜64dの駆動制御で被写体深度を制御す
ることができる。被写体深度を深くするときは、外径側
から中心側に向かって第2の透明電極64a〜64dを
選択駆動し、レンズ1の結像領域を制限する。このとき
に、第1の透明基板62の選択駆動して、入射される光
量の調整を並行して行う。従来の機械式の絞り機構(図
10)の場合、CCDイメージセンサ3の受光面に入射
される光量が強いとき、露光量を制限するために、絞り
羽2a〜2cをレンズ1の外径側から中心側に駆動させ
る。それに応じて、レンズの結像領域が狭く制限されて
しまい、被写体深度も深くなってしまう。つまり、入射
光を十分に絞ったとき、近くの被写体にフォーカスを合
わせ、遠くの被写体はぼかすという制御が不可能とな
る。従来の機械式の絞り機構で、この制御を行う場合、
入射される光を制限する絞り機構とは別に、被写体深度
を調整する機構を別々に必要であった。図7に示す実施
形態であれば、1つの調光素子11で、入射される光量
を絞りつつ、尚かつ、被写体深度を浅くするという制御
が可能となり、撮影する被写体画像の選択枠を広げるこ
とができると共に、デジタルスチルカメラの小型化にも
有効である。
駆動制御と第2の透明電極64a〜64dの駆動制御と
をそれぞれ独立して行うことで、たとえば、第1の透明
電極62の駆動制御で入射される光を調光し、第2の透
明電極64a〜64dの駆動制御で被写体深度を制御す
ることができる。被写体深度を深くするときは、外径側
から中心側に向かって第2の透明電極64a〜64dを
選択駆動し、レンズ1の結像領域を制限する。このとき
に、第1の透明基板62の選択駆動して、入射される光
量の調整を並行して行う。従来の機械式の絞り機構(図
10)の場合、CCDイメージセンサ3の受光面に入射
される光量が強いとき、露光量を制限するために、絞り
羽2a〜2cをレンズ1の外径側から中心側に駆動させ
る。それに応じて、レンズの結像領域が狭く制限されて
しまい、被写体深度も深くなってしまう。つまり、入射
光を十分に絞ったとき、近くの被写体にフォーカスを合
わせ、遠くの被写体はぼかすという制御が不可能とな
る。従来の機械式の絞り機構で、この制御を行う場合、
入射される光を制限する絞り機構とは別に、被写体深度
を調整する機構を別々に必要であった。図7に示す実施
形態であれば、1つの調光素子11で、入射される光量
を絞りつつ、尚かつ、被写体深度を浅くするという制御
が可能となり、撮影する被写体画像の選択枠を広げるこ
とができると共に、デジタルスチルカメラの小型化にも
有効である。
【0027】続いて、本願発明の第3の実施形態につい
て説明する。図8は、第3の実施形態を示す模式図であ
る。この調光素子は、第1の基板71、第1の透明電極
72、第2の基板73、第3の基板74、第2の透明電
極75a〜75d、第4の基板74、絶縁性液体15及
び帯電粒子16で構成される。絶縁性液体15及び帯電
粒子16については、図1に示すものと同様のものであ
る。
て説明する。図8は、第3の実施形態を示す模式図であ
る。この調光素子は、第1の基板71、第1の透明電極
72、第2の基板73、第3の基板74、第2の透明電
極75a〜75d、第4の基板74、絶縁性液体15及
び帯電粒子16で構成される。絶縁性液体15及び帯電
粒子16については、図1に示すものと同様のものであ
る。
【0028】第1の基板71は、可視光に対して、透明
に形成され、その基板上に複数の第1の透明電極72を
備える。第1の透明電極72は、例えば、櫛状に配置さ
れ、それぞれの電極間が絶縁されており、それぞれを選
択的に駆動することができる。第2の基板73は、第1
の基板71に対向して配置され、第1の基板71と同様
に、可視光に対して、透明に形成される。第3の基板7
4は、第1の基板71の第1の透明電極72が配置され
る面の対向面側に接して配置され、可視光に対して、透
明に形成される。この第3の基板74の基板上には、複
数の第2の透明電極75a〜75dが設けられる。複数
の第2の透明電極43は、例えば、同心円形状に配置さ
れ、第1の透明電極72と同様に、それぞれの電極間が
絶縁されており、それぞれの電極を選択的に駆動するこ
とができる。即ち、この第3の実施形態は、一方の基板
に透明電極を備えた2つの電気泳動型パネルを、それぞ
れ背中合わせに配置したものである。この第3の実施形
態においても、第2の実施形態と同様に、第1及び第2
の透明電極72、75a〜75dの選択駆動を制御する
ことで、透過率を調整する。
に形成され、その基板上に複数の第1の透明電極72を
備える。第1の透明電極72は、例えば、櫛状に配置さ
れ、それぞれの電極間が絶縁されており、それぞれを選
択的に駆動することができる。第2の基板73は、第1
の基板71に対向して配置され、第1の基板71と同様
に、可視光に対して、透明に形成される。第3の基板7
4は、第1の基板71の第1の透明電極72が配置され
る面の対向面側に接して配置され、可視光に対して、透
明に形成される。この第3の基板74の基板上には、複
数の第2の透明電極75a〜75dが設けられる。複数
の第2の透明電極43は、例えば、同心円形状に配置さ
れ、第1の透明電極72と同様に、それぞれの電極間が
絶縁されており、それぞれの電極を選択的に駆動するこ
とができる。即ち、この第3の実施形態は、一方の基板
に透明電極を備えた2つの電気泳動型パネルを、それぞ
れ背中合わせに配置したものである。この第3の実施形
態においても、第2の実施形態と同様に、第1及び第2
の透明電極72、75a〜75dの選択駆動を制御する
ことで、透過率を調整する。
【0029】例えば、第2の実施形態における第1及び
第2の透明電極の電極間よりも、第3の実施形態におけ
る第1の基板71及び第3の基板74を重ねたものの厚
さを小さく形成することができれば、第1の透明電極7
2と第2の透明電極75a〜75dの電極間の距離を短
くすることができ、より正確な制御が可能となる。
第2の透明電極の電極間よりも、第3の実施形態におけ
る第1の基板71及び第3の基板74を重ねたものの厚
さを小さく形成することができれば、第1の透明電極7
2と第2の透明電極75a〜75dの電極間の距離を短
くすることができ、より正確な制御が可能となる。
【0030】以上、本願発明を第1から第3の実施形態
に沿って説明したが、本願発明の調光素子は、CCDイ
メージセンサ3を備えるデジタルカメラへの適用に限定
されるものではなく、被写体の光学像を感光フィルムに
結像する銀影カメラの調光手段として使用しても良い。
に沿って説明したが、本願発明の調光素子は、CCDイ
メージセンサ3を備えるデジタルカメラへの適用に限定
されるものではなく、被写体の光学像を感光フィルムに
結像する銀影カメラの調光手段として使用しても良い。
【0031】
【発明の効果】本願発明の調光素子によれば、選択駆動
する透明電極の領域上に帯電粒子を集積させることで、
透過率を制御するので、摩耗等による故障を防止するこ
とができる。また、基板上に配列される複数の透明電極
の内の、最も外側に配置される透明電極のみをレンズの
有効領域外に形成することで、従来の絞り機構に比べ、
レンズの外径よりもはみ出す部分を小さくでき、デジタ
ルスチルカメラの小型化に有効である。更に、第1の基
板及び第2の基板の両方に、複数の透明電極を備えるこ
とで、透過率の選択幅を広げることができる。
する透明電極の領域上に帯電粒子を集積させることで、
透過率を制御するので、摩耗等による故障を防止するこ
とができる。また、基板上に配列される複数の透明電極
の内の、最も外側に配置される透明電極のみをレンズの
有効領域外に形成することで、従来の絞り機構に比べ、
レンズの外径よりもはみ出す部分を小さくでき、デジタ
ルスチルカメラの小型化に有効である。更に、第1の基
板及び第2の基板の両方に、複数の透明電極を備えるこ
とで、透過率の選択幅を広げることができる。
【0032】また、本願発明の撮像装置によれば、上述
の調光素子をその絞り機構に用いることで、従来の機械
式の絞り機構を駆動する駆動モータが不要となり、デジ
タルスチルカメラの小型化に不要である。
の調光素子をその絞り機構に用いることで、従来の機械
式の絞り機構を駆動する駆動モータが不要となり、デジ
タルスチルカメラの小型化に不要である。
【図1】本発明の調光素子の第1の実施形態を示す模式
図である。
図である。
【図2】本発明の撮像装置の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図3】本発明の調光制御を示す模式図である。
【図4】本発明の調光素子の第1の実施形態を示す模式
図である。
図である。
【図5】本発明の調光素子の第1の実施形態を示す模式
図である。
図である。
【図6】本発明の調光素子の第2の実施形態を示す模式
図である。
図である。
【図7】本発明の調光素子の第2の実施形態を示す模式
図である。
図である。
【図8】本発明の調光素子の第3の実施形態を示す模式
図である。
図である。
【図9】従来の撮像装置の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図10】従来の調光機構の構造を示す模式図である。
1:レンズ 2:絞り機構 3:固体撮像素子 4、21:A/D変換回路 5、22:信号処理回路 6、23:積分回路 7、24:露光量判定回路 8:絞り駆動装置 9:回転支軸 11:調光素子 12、51、61、71:第1の基板 13、53、73:第2の基板 14、31、41:透明電極 15:絶縁性液体 16:帯電粒子 17:鏡筒部 25:駆動制御回路 52、62、72:第1の透明電極 54、63、73:第2の透明電極 74:第3の基板 76:第4の基板
Claims (15)
- 【請求項1】 一主面上に複数の透明電極が配列される
光学的に透明な第1の基板と、上記第1の基板の電極配
列面に対向して配置される光学的に透明な第2の基板
と、上記第1及び第2の基板間に充填される光学的に透
明な絶縁性液体と、上記絶縁性液体中に泳動可能に混入
される有色の帯電粒子と、を有し、上記第1の基板の複
数の透明電極に選択的に所定の電位を与えて上記帯電粒
子を集散することにより透過率を制御することを特徴と
する調光素子。 - 【請求項2】 上記帯電粒子を集散することにより透過
率の制御が可能な領域が、被写体の光学像を結像する光
学機構の光路中に配置され、上記領域が上記光学機構の
有効領域より広く形成されることを特徴とする請求項1
に記載の調光素子。 - 【請求項3】 上記第1の基板の複数の透明電極の少な
くとも1つが上記光学機構の有効領域外に配置されると
共に、上記第1の基板の複数の透明電極の少なくとも別
の1つが上記光学機構の有効領域内に配置されることを
特徴とする請求項2に記載の調光素子。 - 【請求項4】 上記第1の基板の複数の透明電極は同心
円状に配置されることを特徴とする請求項1から請求項
3の何れかに記載の調光素子。 - 【請求項5】 上記第2の基板が複数の透明電極を有
し、上記第2の基板の複数の透明電極が上記第1の基板
の複数の透明電極の間隙を被うように配列され、上記第
2の基板の複数の透明電極のそれぞれが選択的に所定の
電位が与えられることを特徴とする請求項1から請求項
4の何れかに記載の調光素子。 - 【請求項6】 上記第1及び第2の基板の複数の透明電
極は何れか一方の透明電極の単位面積当たりの分割数が
他方の透明電極の単位面積当たりの分割数より多いこと
を特徴とする請求項5に記載の調光素子。 - 【請求項7】 上記第1の基板の透明電極の配列面の対
向面に接して配置され、複数の透明電極を配列する光学
的に透明な第3の基板と、上記第3の基板の対向面に配
置される光学的に透明な第4の基板と、上記第3及び第
4の基板間に充填される光学的に透明な絶縁性液体と、
上記絶縁性液体中に泳動可能に混入される有色の帯電粒
子と、を有し、上記第1及び第3の基板の複数の透明電
極に選択的に所定の電位を与えて上記帯電粒子を集散す
ることにより透過率を制御することを特徴とする請求項
1記載の調光素子。 - 【請求項8】 上記第3の基板の複数の透明電極は、上
記第1の基板の複数の透明電極の間隙を被うように配列
されることを特徴とする請求項1又は請求項7に記載の
調光素子。 - 【請求項9】 受光した画像を光電変換する固体撮像素
子と、上記固体撮像素子の受光面に被写体の光学像を結
像する光学機構と、上記固体撮像素子に入射される光量
を制御する調光素子と、を備える撮像装置において、上
記調光素子は、複数の透明電極が配列される光学的に透
明な第1の基板と、上記第1の基板に対向して配置され
る光学的に透明な第2の基板と、上記第1及び第2の基
板間に充填される光学的に透明な絶縁性液体と、上記絶
縁性液体中に泳動可能に混入される有色の帯電粒子と、
を有し、上記固体撮像素子の動作に対応して上記第1の
基板の複数の透明電極に選択的に所定の電位を与えるこ
とで上記帯電粒子を集散させて上記固体撮像素子への入
射光を制御することを特徴とする撮像装置。 - 【請求項10】 上記調光素子の透過率の制御が可能な
領域が上記光学機構の光路中に配置され、上記調光素子
の透過率の制御が可能な領域が上記光学機構の有効領域
よりも広く形成されることを特徴とする請求項9に記載
の撮像装置。 - 【請求項11】 上記第1の基板の複数の透明電極の少
なくとも1つが上記光学機構の有効領域外に配列される
と共に、上記第1の基板の複数の透明電極の少なくとも
別の1つが上記光学機構の有効領域内に配列されること
を特徴とする請求項10に記載の撮像装置。 - 【請求項12】 上記第2の基板が複数の透明電極を有
し、上記第2の基板の複数の透明電極が上記第1の基板
の複数の透明電極の間隙を被うように配列され、上記第
2の基板の複数の透明電極のそれぞれが選択的に所定の
電位が与えられることを特徴とする請求項9から請求項
11の何れかに記載の撮像装置。 - 【請求項13】 上記第1及び第2の基板の透明電極は
何れか一方の基板の複数の透明電極の単位面積当たりの
分割数が他方の基板の複数の透明電極の単位面積当たり
の分割数より多く配列されることを特徴とする請求項1
2に記載の撮像装置。 - 【請求項14】 上記調光素子は、上記第1の基板の電
極の配列面の対向面に接して配置され、複数の透明電極
を配列する光学的に透明な第3の基板と、上記第3の基
板の対向面に配置される光学的に透明な第4の基板と、
上記第3及び第4の基板間に充填される光学的に透明な
絶縁性液体と、上記絶縁性液体中に泳動可能に混入され
る有色の帯電粒子と、を更に有し、上記第1及び第3の
基板の複数の透明電極に選択的に所定の電位を与えて上
記帯電粒子を集散することにより透過率を制御すること
を特徴とする請求項9記載の撮像装置。 - 【請求項15】 上記第3の基板の複数の透明電極は、
上記第1の基板の複数の透明電極の間隙を被うように配
列されることを特徴とする請求項9又は請求項14に記
載の撮像装置。
Priority Applications (1)
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JP2001006516A JP2002214666A (ja) | 2001-01-15 | 2001-01-15 | 調光素子及び撮像装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001006516A JP2002214666A (ja) | 2001-01-15 | 2001-01-15 | 調光素子及び撮像装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002214666A true JP2002214666A (ja) | 2002-07-31 |
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ID=18874392
Family Applications (1)
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JP (1) | JP2002214666A (ja) |
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- 2001-01-15 JP JP2001006516A patent/JP2002214666A/ja active Pending
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