JP2002214445A - 導光板および平面照明装置 - Google Patents

導光板および平面照明装置

Info

Publication number
JP2002214445A
JP2002214445A JP2001010503A JP2001010503A JP2002214445A JP 2002214445 A JP2002214445 A JP 2002214445A JP 2001010503 A JP2001010503 A JP 2001010503A JP 2001010503 A JP2001010503 A JP 2001010503A JP 2002214445 A JP2002214445 A JP 2002214445A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
face
guide plate
incident end
light guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2001010503A
Other languages
English (en)
Inventor
Kariru Karantaru
カリル カランタル
Tadaaki Nakane
忠明 中根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Leiz Corp
Original Assignee
Nippon Leiz Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Leiz Corp filed Critical Nippon Leiz Corp
Priority to JP2001010503A priority Critical patent/JP2002214445A/ja
Publication of JP2002214445A publication Critical patent/JP2002214445A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Planar Illumination Modules (AREA)
  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 導光板の大きさに左右されずに明るい光を出
射し、光源の輝度に対応した輝度分布を得ることがで
き、視野角を自由にコントロールできる。 【解決手段】 入射端面部3や端面部(反射端面部)4
からの臨界角を越えない光を任意の方向に全反射させる
平面25,26または曲面21,22,31を入射端面
部3方向や端面部4方向に向き、また表面部5方向や裏
面部6方向の光を透過する第2の平面23,24,3
3,34を表面部5や裏面部6に対して1〜20%の占
有率を有する光制御部8を設けて任意の位置に出射させ
ることにより視野角をコントロールして明るい出射光を
得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入射端面部や入射
端面部の反対側からの臨界角を越えない光を任意の方向
に全反射させる平面または曲面と、表面部方向や裏面部
方向の光を透過する第2の平面とを有する光制御部を表
面部や裏面部に設けて目的位置に出射光を得ることので
きる導光板および平面照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の導光板として、表面部に微細な凸
形状ドットを設けたり、裏面部に微細な凸形状や凹形状
やプリズム等を設けて、散乱や屈折によって表面部へ出
射する様にする方法が知られている。
【0003】また、従来の導光板として、裏面部に酸化
チタン等の白色材からなるインクをドット状に入射端面
部から入射端面部の反対側に向うほど面積を増すように
印刷し、裏面部に到達した光を入射端面部から入射端面
部の反対側に向うほど多く表面部方向に散乱させる方法
も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の導光板は、表面
部に微細な凸形状ドットを設けたり、裏面部に微細な凸
形状や凹形状やプリズム等を設けて、散乱や屈折によっ
て表面部へ出射する様にするので、出射角が大きく表面
部方向や裏面部方向に出射する光量が少ない課題があ
る。
【0005】また、従来の導光板は、裏面部に酸化チタ
ン等の白色材からなるインクをドット状に入射端面部か
ら入射端面部の反対側に向うほど面積を増すように印刷
し、裏面部に到達した光を入射端面部から入射端面部の
反対側に向うほど多く表面部方向に散乱させるので、導
光板全体の輝度や斑等に課題がある。
【0006】この発明は、このような課題を解決するた
めなされたもので、その目的は入射端面部や入射端面部
の反対側からの臨界角を越えない光を任意の方向に全反
射させる平面または曲面を入射端面部方向や入射端面部
の反対側方向に向き、また表面部方向や裏面部方向の光
を透過する第2の平面を表面部や裏面部に対して1〜2
0%の占有率を有する光制御部を表面部や裏面部に設け
て任意の位置に出射させることにより、視野角をコント
ロールして明るい出射光を得ることができる導光板およ
び平面照明装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1に係る導光板は、入射端面部および入射端面部
の反対側からの臨界角を越えない光を任意の方向に全反
射させる平面または曲面と、表面部方向および/または
裏面部方向の光を透過する第2の平面とを有する光制御
部を表面部または/および裏面部に設けることを特徴と
する。
【0008】請求項1に係る導光板は、入射端面部およ
び入射端面部の反対側からの臨界角を越えない光を任意
の方向に全反射させる平面または曲面と、表面部方向お
よび/または裏面部方向の光を透過する第2の平面とを
有する光制御部を表面部または/および裏面部に設ける
ので、導光板の大きさに左右されずに明るい光を出射す
ることができるとともに光源の輝度に対応した輝度分布
を得ることができる。
【0009】また、請求項2に係る導光板は、平面また
は曲面を少なくとも入射端面部方向または/および入射
端面部の反対側方向に向き、表面部方向または裏面部方
向に全反射することを特徴とする。
【0010】請求項2に係る導光板は、平面または曲面
を少なくとも入射端面部方向または/および入射端面部
の反対側方向に向き、表面部方向または裏面部方向に全
反射するので、導光板からの出射光に後処理する必要が
ない。
【0011】さらに、請求項3に係る導光板は、第2の
平面が表面部および裏面部に対して1〜20%の占有率
を有することを特徴とする。
【0012】請求項3に係る導光板は、第2の平面が表
面部および裏面部に対して1〜20%の占有率を有する
ので、出射面からの光や出射面に対向する面からの光を
偏向および減衰することなく導光板内に透過したり、各
反対面側に透過することができる。
【0013】また、請求項4に係る導光板は、光制御部
の幅もしくは直径が1〜100μm、高さまたは深さが
導光板の厚さの16分の1〜3000分の1の範囲であ
ることを特徴とする。
【0014】請求項4に係る導光板は、光制御部の幅も
しくは直径が1〜100μm、高さまたは深さが導光板
の厚さの16分の1〜3000分の1の範囲であるの
で、導光板の大きさに適切に対応することができる。
【0015】さらに、請求項5に係る平面照明装置は、
光源と、該光源からの光を導く入射端面部と、当該入射
端面部に接続する側面部と、入射端面部と側面部とに直
交する表面部と裏面部とを有し、入射端面部および入射
端面部の反対側からの臨界角を越えない光を任意の方向
に全反射させる平面または曲面と、表面部方向および/
または裏面部方向の光を透過する第2の平面とを有する
光制御部を表面部または/および裏面部に設けた導光板
と、表面部および入射端面部以外の部分を覆う反射シー
トと、光源の光を反射し再び入射端面部に入射させるリ
フレクタとを具備したことを特徴とする。
【0016】請求項5に係る平面照明装置は、光源と、
該光源からの光を導く入射端面部と、当該入射端面部に
接続する側面部と、入射端面部と側面部とに直交する表
面部と裏面部とを有し、入射端面部および入射端面部の
反対側からの臨界角を越えない光を任意の方向に全反射
させる平面または曲面と、表面部方向および/または裏
面部方向の光を透過する第2の平面とを有する光制御部
を表面部または/および裏面部に設けた導光板と、表面
部および入射端面部以外の部分を覆う反射シートと、光
源の光を反射し再び入射端面部に入射させるリフレクタ
とを具備したので、導光板の大きさに左右されずに明る
い光を出射することができるとともに光源の輝度に対応
した輝度分布を得ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づき説明する。なお、本発明は、導光板に入射
端面部や入射端面部の反対側からの臨界角を越えない光
を任意の方向に全反射させる平面または曲面と、表面部
方向や裏面部方向の光を透過する第2の平面とを有する
光制御部を表面部や裏面部に設けて目的位置に出射光を
得ることのできる導光板および平面照明装置を提供する
ことにある。
【0018】図1は本発明に係る導光板および平面照明
装置の略斜視構成図、図2(a),(b)および図3
(a),(b)は本発明に係る導光板に設けられる光制
御部の形状例を示す図、図4(a),(b)および図5
(a),(b)は本発明に係る導光板に設けられる光制
御部の他の形状例を示す図である。
【0019】図1に示すように、平面照明装置1は、導
光板2、光源10、リフレクタ11および反射体12を
備えて概略構成されている。
【0020】導光板2は、屈折率が1.4〜1.7程度
の透明なアクリル樹脂(PMMA)やポリカーボネート
(PC)等で成形される。導光板2は、光源10からの
光を導く入射端面部3と、入射端面部3と対向する端面
部(反射端面部)4と、これら入射端面部3と端面部4
とに接続する側面部7と、光を出射する表面部5と、こ
の表面部5と反対側に対面して位置する裏面部6とから
なる。また、導光板2の表面部5または/および裏面部
6には光制御部8が施してある。
【0021】尚、この図1では、一つの光源10に対応
した入射端面部3と、この入射端面部3の反対側を反入
射端面部4としているが、光源10を左右対称に設けた
場合には、入射端面部3,4となる。
【0022】導光板2において、入射端面部3側から入
射した光は、0≦|γ|≦sin-1(1/n)を満たす
屈折角γの範囲γ=0°〜±42°で導光板2内に進
み、また導光板2と空気層(屈折率n=1)との境界面
ではsinC=(1/n)で臨界角α=42°となって
いる。
【0023】光制御部8は、例えば図2(a),(b)
や図3(a),(b)に示す形状からなる。図2
(a),(b)の光制御部8は、対向する2面が所定曲
率を有する撥状の曲面21,22をなし、これら曲面2
1,22に直交して接続する平面25,26が形成さ
れ、上面23が開口面をなし、下面24が曲面21,2
2および平面25,26に直交して接続されるように略
長方体形状の凹部が開口されている。また、図3
(a),(b)の光制御部8は、表面と底面が同一径の
円形の平面33,34をなす円柱部を有し、円柱部の外
側に同心上に表面部5から平面34の縁部に向かって所
定曲率で凹部が開口されている。
【0024】光制御部8は、入射端面部3や端面部(反
射端面部)4からの臨界角αを越えない光を、例えば図
2(a),(b)や図3(a),(b)に示す曲面21
および曲面22や曲面31によって全反射をさせ、光の
方向を偏向させる。
【0025】尚、この曲面21および曲面22や曲面3
1の曲率を変えることにより全反射させる方向を任意に
設定することができる。
【0026】また、任意に全反射させる方向を偏向させ
る図2(a),(b)に示す曲面21や曲面22は、平
面でも同様な効果を得ることができる。
【0027】さらに、図3(a),(b)に示す曲面3
1の曲率を0にし、略円錐状の側面にしても良い。
【0028】また、図2(a),(b)に示す平面25
および平面26も曲面にしても良く、下面(凹部の底
面)24を上面(凹部の開口面)23よりも小さくした
り、下面24や上面23の各辺を等しくしても良い。
【0029】このように、導光板2の入射端面部3や端
面部4からの臨界角を越えない光を任意の方向に曲面2
1や曲面22および曲面31によって全反射させること
により、輝度分布や視野角を自由にコントロールするこ
とができる。
【0030】さらに、図2(a),(b)に示す平面2
3および平面24や図3(a),(b)に示す平面33
および平面34は、表面部5方向や裏面部6方向の光を
透過する第2の平面を構成している。
【0031】この第2の平面は、光源10からの光とは
別に導光板2の表面部5の上方からの光線を例えば平面
23から平面24を通して導光板2内に取り込んだり、
反射体12で反射した光線を導光板2の裏面部6から透
過し、平面24から平面23を通して表面部5から出射
する。
【0032】同様に、平面33と平面34との第2の平
面は、光源10からの光とは別に導光板2の表面部5の
上方からの光線を例えば平面33から導光板2内に取り
込んだり、反射体12で反射した光線を導光板2の裏面
部6から透過し、平面34から平面33を通して表面部
5から出射する。
【0033】また、この第2の平面である図2(a),
(b)に示す平面23または平面24と、図3(a),
(b)に示す平面33または平面34は、表面部5およ
び裏面部6に対して1〜20%の占有率を有する。
【0034】このために、例えば、液晶表示装置でのフ
ロントライトのような使用時に於いて、外光が明るい場
合には、導光板2の表面部5の上方からの外光を平面2
3から平面24を通して導光板2内に取り込み、そのま
ま導光板2を透過して液晶表示装置の反射型液晶にまで
達し、再度画像としての反射光を、導光板2の裏面部6
から透過し、平面24およびこれら光制御部8の存在し
ない部分とから反射光を表面部5から出射して、観測者
に画像情報を提供する。
【0035】また、外光が暗い場合には、光源10から
の光線を導光板2の入射端面部3から導き、入射端面部
3方向に向いている曲面21で全反射させて導光板2の
裏面部6方向に偏向させた光線や曲面21に達さなかっ
た光線を端面部4で反射して入射端面部3方向に戻る過
程で再度曲面22で全反射させて導光板2の裏面部6方
向に偏向させた光線を裏面部6から出射し、液晶表示装
置の反射型液晶にまで達し、再度画像としての反射光
を、導光板2の裏面部6から透過し、平面24およびこ
れら光制御部8の存在しない部分とから反射光を表面部
5から出射して、観測者に画像情報を提供するようにし
てフロントライトとしての機能を得る。
【0036】勿論、バックライトとしては、光源10か
らの光線を導光板2の入射端面部3から導き、入射端面
部3方向に向いている曲面21で全反射させて導光板2
の裏面部6方向に偏向させた光線や曲面21に達さなか
った光線を端面部4で反射して入射端面部3方向に戻る
過程で再度曲面22で全反射させて導光板2の裏面部6
方向に偏向させた光線を裏面部6から出射し、導光板2
の下部に設けた反射体12により導光板2の裏面部6か
ら透過し、平面24およびこれら光制御部8の存在しな
い部分とから反射光を表面部5から出射する。
【0037】このように、図2(a),(b)に示す平
面23または平面24と、図3(a),(b)に示す平
面33または平面34等の第2の平面を表面部5や裏面
部6に対して1〜20%の占有率を有することにより、
バックライトとしての表面部5やフロントライトとして
の裏面部6等の出射面からの光や出射面に対向する面か
らの光を偏向および減衰することなく導光板内に透過し
たり、各反対面側に透過することができ、光を有効に利
用できるので明るい出射光を得ることができる。
【0038】尚、上記説明では光制御部8を表面部5に
設けたが、裏面部6に設けても同様な効果が得られる。
また、光制御部8を設ける位置は、例えば、図2
(a),(b)に示す光制御部8を導光板2の表面部5
に設ける場合、平面24を裏面部6方向に向けて曲面2
1,22と平面25,26および平面23,24で囲む
部分を空間としたり、図4(a),(b)に示すように
平面23を裏面部6方向に向けて曲面21,22と平面
25,26および平面23,24で囲む部分を導光板2
と一体化させても良い。
【0039】また、導光板2の裏面部6に設ける時に
は、平面24を表面部5方向に向けて曲面21,22と
平面25,26および平面23,24で囲む部分を空間
としたり、図4(a),(b)に示すように平面23を
表面部5方向に向けて曲面21,22と平面25,26
および平面23,24で囲む部分を導光板2と一体化さ
せても良い。
【0040】さらに、図3(a),(b)に示す光制御
部8の曲面31での導光板2の表面部5に設ける時に
は、平面34を裏面部6方向に向けて曲面31と平面3
3や平面34に依る円柱部とで囲む部分を空間とした
り、図5(a),(b)に示すように平面33や平面3
4に依る円柱部分を空間として、平面33を裏面部6方
向に向けて曲面31に続く円周部分を導光板2と一体化
させても良い。
【0041】また、導光板2の裏面部6に設ける時に
は、平面34を表面部5方向に向けて曲面31と平面3
3や平面34に依る円柱部とで囲む部分を空間とした
り、図5(a),(b)に示すように平面33や平面3
4に依る円柱部分を空間として、平面33を表面部5方
向に向けて曲面31に続く円周部分を導光板2と一体化
させても良い。
【0042】さらに、ここでは光制御部8の図2
(a),(b)に示す曲面21や曲面22を少なくとも
入射端面部3方向や端面部4方向に向けることによって
光源からの光線を全反射して偏向させることができる
が、他の3つの曲面に於いても導光板2の側面部7から
の反射光等を偏向して表面部5や裏面部6に光線を偏向
させて、より光を有効に利用することができる。
【0043】また、ここでは図示しないが、光源がLE
D等の点光源の場合には、これら点光源の方向に図2
(a),(b)に示す曲面21や曲面22を対応するよ
うに向けることによって、図1に示した線状光源での平
面照明装置と同様な効果を得ることができる。
【0044】尚、図3(a),(b)に示す曲面31
は、方向性が無いので、入射端面3方向や端面部4およ
び側面部7等に対しての依存性が無く、導光板2に対し
て単に図3の光制御部8をグラデーション化するのみで
良く、効果的に光線を任意に制御することができる。
【0045】また、図1の例では、導光板2を楔型形状
としているが、厚みが一定でも良く、またこの場合には
導光板2の左右両端の外側に光源10およびリフレクタ
11を備えて(反入射端面部4の外側にも光源10およ
びリフレクタ11を備えて入射端面部3を両端に設け
る)もよい。
【0046】さらに、光制御部8は、例えば図2
(a),(b)に示す幅を1〜100μm、高さまたは
深さを導光板2の厚さの16分の1〜3000分の1の
範囲にし、図3(a),(b)に示す直径を1〜100
μm、高さまたは深さを導光板2の厚さの16分の1〜
3000分の1の範囲にする。
【0047】このため、特に導光板2の厚さが薄い場合
には深さを導光板2の厚さの1〜3000分の1に近い
範囲にしたり、導光板2の入射端面部3から端面部4ま
での長さが長い場合には幅を100μmに近い方の大き
さの範囲にするようにして導光板2の大きさに適切に対
応することができる。
【0048】ところで、光源10が導光板2の一方の端
面、すなわち入射端面部3の外側に対向して設けられる
場合、図2(a),(b)や図3(a),(b)に示す
形状の光制御部8は、光源10に近いほど少なく、光源
10から離れるほど多く分布するように直線状または千
鳥状に配列して設けられる。なお、図1は、図2
(a),(b)に示す形状の光制御部8を直線状に配列
して形成した例を示している。また、図示はしないが、
光源が導光板2の両端面(図1における入射端面部3と
端面部4)の外側に対向して設けられる場合には、光制
御部8が導光板2の中央に向かうに従って多く分布する
ように設けられる。
【0049】光源10は、CFL(冷陰管)等の線状を
なし、直接光は導光板2の入射端面部3から導光板2内
に入射し、他の光はリフレクタ11で反射されながら光
源10とリフレクタ11との空間を通って導光板2内に
入射する。
【0050】尚、図1では、光源10を一つとしたが、
左右対称に図1の反入射端面部4近傍にも光源10を設
けても良い。
【0051】リフレクタ11は、白色の絶縁性材料やア
ルミニウム等の金属を蒸着したシート状または金属等か
らなり、導光板2の入射端面部3と光源10とを包囲す
るようにし、光源10からの光を反射し、反射光を導光
板2の入射端面部3に再び入射させる。
【0052】尚、図1では、一つの光源10に対応して
リフレクタ11を設けたが、左右対称に入射端面部3
と、この入射端面部3の反対側の反入射端面部4に光源
10を設けた場合には、光源10に対応して反入射端面
部4側にもリフレクタ11を設ける。
【0053】反射体12は、熱可塑性樹脂に例えば酸化
チタンのような白色材料を混入したシートや熱可塑性樹
脂のシートにアルミニウム等の金属蒸着を施したり、金
属箔を積層した物やシート状金属からなり、入射端面部
3と表面部5以外の部分を覆い、光源10からの光が導
光板2によって表面部5に出射した以外の光を反射また
は乱反射し、再び導光板2に入射させて光源10からの
光を全て表面部5から出射するようにする。
【0054】尚、図1では、一つの光源10に対応した
入射端面部3と、この入射端面部3の反対側を反入射端
面部4としているが、光源10を左右対称に設けた場合
には、反射体12の反入射端面部4に対応する部分12
bを欠切し、導光板2の側面部7と裏面部6を覆う様に
する。
【0055】このように、本発明の導光板および平面照
明装置は、入射端面部や入射端面部の反対側からの臨界
角を越えない光を任意の方向に全反射させる平面または
曲面を入射端面部方向や端面部方向に向き、また表面部
方向や裏面部方向の光を透過する第2の平面を表面部や
裏面部に対して1〜20%の占有率を有する光制御部を
表面部または/および裏面部に設けて任意の位置に出射
させることにより明るく視野角をコントロールすること
ができる。
【0056】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係る平面照明
装置は、入射端面部および入射端面部の反対側からの臨
界角を越えない光を任意の方向に全反射させる平面また
は曲面と、表面部方向および/または裏面部方向の光を
透過する第2の平面とを有する光制御部を表面部または
/および裏面部に設けるので、導光板の大きさに左右さ
れずに明るい光を出射することができるとともに光源の
輝度に対応した輝度分布を得ることができ、視野角を自
由にコントロールすることができるので、何処の位置で
も広い視野角を得ることができる。
【0057】また、請求項2に係る導光板は、平面また
は曲面を少なくとも入射端面部方向または/および入射
端面部の反対側方向に向き、表面部方向または裏面部方
向に全反射するので、導光板からの出射光に後処理する
必要がなく、経済性、作業性および軽量化を図ることが
できる。
【0058】さらに、請求項3に係る導光板は、第2の
平面が表面部および裏面部に対して1〜20%の占有率
を有するので、出射面からの光や出射面に対向する面か
らの光を偏向および減衰することなく導光板内に透過し
たり、各反対面側に透過することができるので、光を有
効に利用でき、明るい出射光を得ることができる。
【0059】また、請求項4に係る導光板は、光制御部
の幅もしくは直径が1〜100μm、高さまたは深さが
導光板の厚さの16分の1〜3000分の1の範囲であ
るので、導光板の大きさに適切に対応することができる
ために、導光板の大きさに左右されずに自由な設計をす
ることができる。
【0060】さらに、請求項5に係る平面照明装置は、
光源と、該光源からの光を導く入射端面部と、当該入射
端面部に接続する側面部と、入射端面部と側面部とに直
交する表面部と裏面部とを有し、入射端面部および入射
端面部の反対側からの臨界角を越えない光を任意の方向
に全反射させる平面または曲面と、表面部方向および/
または裏面部方向の光を透過する第2の平面とを有する
光制御部を表面部または/および裏面部に設けた導光板
と、表面部および入射端面部以外の部分を覆う反射シー
トと、光源の光を反射し再び入射端面部に入射させるリ
フレクタとを具備したので、導光板の大きさに左右され
ずに明るい光を出射することができるとともに光源の輝
度に対応した輝度分布を得ることができ、視野角を自由
にコントロールすることができるので、何処の位置でも
見やすい視野角を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る導光板および平面照明装置の斜視
構成図
【図2】(a)本発明に係る導光板に設けられる光制御
部の形状例を示す部分斜視図 (b)(a)のA−A線断面図
【図3】(a)本発明に係る導光板に設けられる光制御
部の他の形状例を示す部分斜視図 (b)(a)のB−B線断面図
【図4】(a)本発明に係る導光板に設けられる光制御
部の他の形状例を示す部分斜視図 (b)(a)のA−A線断面図
【図5】(a)本発明に係る導光板に設けられる光制御
部の他の形状例を示す部分斜視図 (b)(a)のB−B線断面図
【符号の説明】
1…平面照明装置、2…導光板、3…入射端面部、4…
反入射端面部、5…表面部、6…裏面部、7…側面部、
8…光制御部、10……光源、11…リフレクタ、12
…反射体、21,22,31…曲面、23,24,2
5,26,33,34…平面。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を導く入射端面部と、当該入射端面部
    に接続する側面部と、前記入射端面部と前記側面部とに
    直交する表面部と裏面部とを有する導光板において、 前記入射端面部および前記入射端面部の反対側からの臨
    界角を越えない光を任意の方向に全反射させる平面また
    は曲面と、前記表面部方向および/または前記裏面部方
    向の光を透過する第2の平面とを有する光制御部を前記
    表面部および/または裏面部に設けることを特徴とする
    導光板。
  2. 【請求項2】 前記平面または前記曲面は、少なくとも
    前記入射端面部方向または/および前記入射端面部の反
    対側方向に向き、前記表面部方向または前記裏面部方向
    に全反射することを特徴とする請求項1記載の導光板。
  3. 【請求項3】 前記第2の平面は、前記表面部および前
    記裏面部に対して1〜20%の占有率を有することを特
    徴とする請求項1記載の導光板。
  4. 【請求項4】 前記光制御部は、幅もしくは直径を1〜
    100μm、高さまたは深さを前記導光板の厚さの16
    分の1〜3000分の1の範囲であることを特徴とする
    請求項1記載の導光板。
  5. 【請求項5】 光源と、 該光源からの光を導く入射端面部と、当該入射端面部に
    接続する側面部と、前記入射端面部と前記側面部とに直
    交する表面部と裏面部とを有し、前記入射端面部および
    前記入射端面部の反対側からの臨界角を越えない光を任
    意の方向に全反射させる平面または曲面と、前記表面部
    方向および/または前記裏面部方向の光を透過する第2
    の平面とを前記表面部および/または裏面部に有する光
    制御部を設けた導光板と、 前記表面部および前記入射端面部以外の部分を覆う反射
    シートと、 前記光源の光を反射し再び前記入射端面部に入射させる
    リフレクタとを具備したことを特徴とする平面照明装
    置。
JP2001010503A 2001-01-18 2001-01-18 導光板および平面照明装置 Abandoned JP2002214445A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001010503A JP2002214445A (ja) 2001-01-18 2001-01-18 導光板および平面照明装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001010503A JP2002214445A (ja) 2001-01-18 2001-01-18 導光板および平面照明装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002214445A true JP2002214445A (ja) 2002-07-31

Family

ID=18877803

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001010503A Abandoned JP2002214445A (ja) 2001-01-18 2001-01-18 導光板および平面照明装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002214445A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022077524A (ja) * 2020-11-11 2022-05-23 メムスラックス 出光部材とこの製造方法及びこれを含むライトユニット
KR102670537B1 (ko) * 2023-07-28 2024-05-31 주식회사 멤스룩스 도광판, 도광부재 및 이를 포함하는 백라이트 유닛

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0625802U (ja) * 1992-08-31 1994-04-08 株式会社コパル 面発光装置
JPH09171111A (ja) * 1995-12-19 1997-06-30 Kuraray Co Ltd 導光体
JPH09269489A (ja) * 1996-02-02 1997-10-14 Hitachi Ltd 液晶表示装置及び背面照明部用導光板の製造方法
JPH1164641A (ja) * 1997-08-21 1999-03-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 上方照射による照明装置及び液晶表示装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0625802U (ja) * 1992-08-31 1994-04-08 株式会社コパル 面発光装置
JPH09171111A (ja) * 1995-12-19 1997-06-30 Kuraray Co Ltd 導光体
JPH09269489A (ja) * 1996-02-02 1997-10-14 Hitachi Ltd 液晶表示装置及び背面照明部用導光板の製造方法
JPH1164641A (ja) * 1997-08-21 1999-03-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 上方照射による照明装置及び液晶表示装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022077524A (ja) * 2020-11-11 2022-05-23 メムスラックス 出光部材とこの製造方法及びこれを含むライトユニット
JP7409614B2 (ja) 2020-11-11 2024-01-09 メムスラックス 出光部材とこの製造方法及びこれを含むライトユニット
KR102670537B1 (ko) * 2023-07-28 2024-05-31 주식회사 멤스룩스 도광판, 도광부재 및 이를 포함하는 백라이트 유닛

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6174064B1 (en) Light guide panel and plane illuminator apparatus
US7357557B2 (en) Light guide plate
KR101318497B1 (ko) 액정 표시 장치
KR100387172B1 (ko) 소정의범위내에서광속을효과적으로방사하는프리즘플레이트를구비한정보표시장치와액정표시장치
US5408388A (en) Planar illuminating device
KR100977336B1 (ko) 발광 장치 및 이를 구비하는 조명 장치
JP4198281B2 (ja) 導光板および平面照明装置
EP2175193A1 (en) Light emitting device and illuminating device provided with the same
US7011442B2 (en) Planar light source
JP2008209928A (ja) 光源装置及びそれに用いる光偏向素子
JP3199504B2 (ja) 照明装置
JP4138276B2 (ja) 導光板および平面照明装置
JP4460141B2 (ja) 両面成形導光板および平面照明装置
JP4045040B2 (ja) 導光板および平面照明装置
JP3884792B2 (ja) 導光板および平面照明装置
JP4391511B2 (ja) 導光板および平面照明装置
JP3778839B2 (ja) 導光板および平面照明装置
JP4047437B2 (ja) 線状光投射装置ならびに平面照明装置
JP3875362B2 (ja) 導光板および平面照明装置
JP2002214445A (ja) 導光板および平面照明装置
JP2006134750A (ja) バックライト
JP4004599B2 (ja) 導光板および平面照明装置
JP4308968B2 (ja) 導光板および平面照明装置
CN114518670A (zh) 光束控制部件、发光装置、面光源装置及显示装置
JP4408494B2 (ja) 導光板および平面照明装置ならびに液晶ディスプレイ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081020

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081028

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091215

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100706

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20100730