JP2002213710A - 燃焼装置 - Google Patents

燃焼装置

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JP2002213710A JP2001013030A JP2001013030A JP2002213710A JP 2002213710 A JP2002213710 A JP 2002213710A JP 2001013030 A JP2001013030 A JP 2001013030A JP 2001013030 A JP2001013030 A JP 2001013030A JP 2002213710 A JP2002213710 A JP 2002213710A
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  • Combustion Of Fluid Fuel (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2種類のガスを燃焼する場合に、低コストで
ありながらも、一方のガスの流量変動によって他方のガ
スの流量変動が生じない燃焼装置を実現する。 【解決手段】 燃焼装置20は、原燃料ガスとオフガス
と一次空気を混合して予混合ガスとする混合室24と、
その混合ガスを燃焼させるバーナ30を備えている。そ
して、原燃料ガスの流路管36とオフガスの流路管34
は、混合室24に各々独立して接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、燃焼装置に関す
る。詳しくは、2種類のガスと一次空気を混合して予混
合ガスとする混合室と、その予混合ガスを全一次燃焼さ
せるバーナを備えた全一次燃焼型の燃焼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 原燃料ガスと一次空気を混合させて予
混合ガスとする混合室と、その予混合ガスを全一次燃焼
させるバーナを備えた全一次燃焼型の燃焼装置が知られ
ている。この燃焼装置の混合室に原燃料ガスに加えて他
のガスを供給する場合がある。このような燃焼装置の一
例を図7を参照して説明する。図7は従来技術に係る燃
焼装置の説明図である。図7には、燃焼装置120を燃
料電池発電システムに組込んだ例が示されている。この
燃料電池発電システムは、改質器56と、燃料電池62
と、2つの燃焼装置120a、120bで主に構成され
ている。改質器56は、改質燃料を加熱して水素リッチ
な改質ガスを生成する。燃料電池62は、改質器56で
生成された水素リッチな改質ガスを燃料として発電す
る。2つの燃焼装置120a、120bはそれぞれ、混
合室24a、24bと、バーナ30a、30bと、送風
ファン38a、38bを備えている。混合室24では、
都市ガスやプロパンガス等の炭化水素を含む原燃料ガス
と、燃料電池62で消費されなかった水素や炭化水素等
の可燃成分を含むオフガスと、送風ファン38から供給
される一次空気を混合して予混合ガスとする。バーナ3
0は、混合室24で混合した予混合ガスを全一次燃焼さ
せる。その燃焼熱を改質器56に加えて改質反応を促進
する。燃料電池62で発電に利用できる水素は最大でも
改質ガス中の水素の75〜80%程度であり、残りの2
0〜25%の水素は未利用のまま燃料電池62からオフ
ガスとして排出されるため、このオフガスの有効利用を
図ろうとするものである。
【0003】2種類のガス(上記の場合には原燃料ガス
とオフガス)を燃焼装置の混合室に供給する場合に、図
7に示す方式では、燃焼装置120aの混合室24aに
原燃料ガスの流路管36を接続し、燃焼装置120bの
混合室24bにオフガスの流路管34を接続していた。
すなわち、原燃料ガスの流路管36とオフガスの流路管
34を各々別の燃焼装置120a、120bの混合室2
4a、24bに接続していた。一方、図8に示すよう
に、混合室24にガスを供給する1本の流路管35に、
原燃料ガスの流路管36とオフガスの流路管34を接続
する方式の燃焼装置220も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 図7に示す方式で
は、2つの燃焼装置120a、120bが必要となりコ
スト高となっていた。また、原燃料ガスの発熱量(以
下、単位体積あたりの発熱量を単に発熱量という)は9
000〜32000kcal/m程度であり、オフガ
スの発熱量は800〜3000kcal/m程度であ
り、各ガスの発熱量は大きく異なる。このため、各々の
燃焼装置120a、120bのバーナ30a、30bに
おいて発生する熱量(燃焼熱量)が異なるため、改質器
56へ供給する熱量の位置的な分布のばらつきが生じ
る。この熱量のばらつきは、改質器56の改質効率の低
下や改質触媒の劣化を招いていた。
【0005】一方、図8に示す方式では、オフガスの流
量変動があると原燃料ガスの流量まで変動してしまう。
図7の方式では、オフガスの流量変動があっても原燃料
ガスの流量は変動しない。上記のように、原燃料ガスの
発熱量はオフガスの発熱量の3〜40倍程度であり、図
8の方式のようにオフガスの流量変動に応じて原燃料ガ
スの流量まで変動すると、全体の発熱量は大きく変動し
てしまう。むしろ図7の方式のようにオフガスの流量変
動に抗して原燃料ガスの流量が一定に維持されるように
した方が全体の発熱量の変動は小さく抑えられる。
【0006】図8の方式において、オフガスの流量変動
があると原燃料ガスの流量まで変動してしまう理由を説
明する。通常、原燃料ガスの流路管36にはガバナ64
を設けられており、ガバナ出口(A地点)での原燃料ガ
スの圧力は一定に維持される。流路管35に供給される
原燃料ガスの流量は、B地点とA地点での圧力差の平方
根に比例する。オフガスの流量変動が生じると、B地点
での圧力が変動する。この結果、オフガスの流量変動が
生じると、流路管35から混合室24内に供給される原
燃料ガスの流量も変動してしまう。すなわち、オフガス
の流量が増加すると原燃料ガスの流量は減少する。仮
に、原燃料ガスの発熱量とオフガスの発熱量が等しけれ
ば、オフガスの流量の増加によって原燃料ガスの流量が
減少しても全体の発熱量は一定に維持される。しかしな
がら、原燃料ガスの発熱量はオフガスの発熱量の3〜4
0倍程度であり、オフガスの流量の増加によって原燃料
ガスの流量が減少すると、全体の燃焼熱量は大きく減少
してしまう。このように図8の方式では、改質器56に
供給するバーナ30の燃焼熱量が大きく変動するため
に、改質器56の改質効率の低下や改質触媒の劣化を招
いていた。
【0007】上記した流量変動の問題や燃焼熱量のばら
つき・変動の問題は、原燃料ガスとオフガスの組合せに
限られず、2種類のガスを燃焼する場合に共通する問題
である。本発明は、2種類のガスを燃焼する場合に、低
コストでありながらも、一方のガスの流量変動によって
他方のガスの流量変動が生じない燃焼装置を実現するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用と効果】 上記
した問題を解決するため、本発明に係る燃焼装置は、2
種類のガスと一次空気を混合して予混合ガスとする混合
室と、その予混合ガスを燃焼させるバーナを備えてい
る。そして、前記2種類のガスの流路管が前記混合室に
各々独立して接続されていることを特徴とする。ここ
で、「2種類のガスの流路管」は混合室に各々独立して
接続されているのであれば、各ガスの流路管は複数接続
されていてもよい。本発明に係る燃焼装置によると、2
種類のガスを1つの燃焼装置で燃焼させるため、2種類
のガスを各々別の燃焼装置で燃焼させる場合に比べてコ
ストを低減できる。それでいながら、2種類のガスの流
路管が混合室に各々独立して接続されているため、一方
のガスの流量変動によって他方のガスの流量変動が生じ
ない。このため、一方のガスの流量変動に伴う2種類の
ガスと一次空気の混合比率の変動を小さく抑えることが
できる。従って、2種類のガスと一次空気の予混合ガス
を適正な空気過剰率で燃焼させることができるため、不
完全燃焼や失火の発生を防止できる。
【0009】前記2種類のガスは、発熱量の異なるガス
であることが好ましい。本発明に係る燃焼装置による
と、2種類のガスを1つの燃焼装置の混合室で混合させ
て燃焼させるため、2種類のガスの発熱量が異なってい
ても、バーナにおける燃焼熱量の位置的な分布のばらつ
きを抑えることができる。また、2種類のガスの流路管
が1つの混合室に各々独立して接続されているため、一
方のガスの流量変動によって他方のガスの流量変動が生
じない。このため、2種類のガスの発熱量が異なってい
ても、一方のガスの流量変動に伴う全体の燃焼熱量の変
動を小さく抑えることができる。
【0010】前記発熱量の異なる2種類のガスは、原燃
料ガスと、水素を含むガスであることがより好ましい。
ここで「原燃料ガス」としては、ブタンガス、プロパン
ガス、メタンガス、エタンガス、灯油、ガソリン等の炭
化水素燃料や、メタノール、エタノール等のアルコール
系燃料が挙げられる。本発明に係る燃焼装置によると、
発熱量の小さい水素を含むガスの流量変動があっても、
発熱量の大きい原燃料ガスの流量変動が生じないことか
ら、全体の燃焼熱量の変動を小さく抑えることができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】 本発明の実施の形態の主要な特
徴を記載する。改質燃料を加熱して水素リッチな改質ガ
スを生成する改質器と、この改質器で生成された改質ガ
スを燃料として発電する燃料電池と、この燃料電池から
排出されたオフガスを原燃料ガスとともに燃焼させて、
その燃焼熱を改質器の改質反応に用いる燃焼装置を備え
た燃料電池発電システムであって、前記燃焼装置は、原
燃料ガスとオフガスと一次空気を混合して予混合ガスと
する混合室と、その予混合ガスを燃焼させるバーナを備
え、前記混合室には、原燃料ガスの流路管と、オフガス
の流路管が各々独立して接続されていることを特徴とす
る燃料電池発電システム。
【0012】
【実施例】 本発明を具現化した好適な実施例につい
て、図を参照して説明する。まず、本実施例に係る全一
次燃焼型の燃焼装置を含む燃料電池発電システムを図1
を参照して説明する。図1は本実施例に係る燃焼装置を
含む燃料電池発電システムの模式図である。図1に示す
燃料電池発電システムは、改質器56と、燃料電池62
と、燃焼装置20で主に構成されている。改質器56に
は、改質燃料の流路管54が接続されている。改質燃料
の流路管54には、水の流路管52が接続されている。
水の流路管52には、ポンプ50が取り付けられてい
る。改質器56と燃料電池62の間には、改質ガスの流
路管60が接続されている。燃料電池62と燃焼装置2
0の混合室24の間には、オフガスの流路管34が接続
されている。さらに燃焼装置20の混合室24には、原
燃料ガスの流路管36が流量制御のためのガバナ64を
介して接続されている。また、燃焼装置20の混合室2
4には、送風ファン38が接続されている。混合室24
より下流側にはバーナ30が設けられている。
【0013】この燃料電池発電システムでは、改質器5
6は、改質燃料の流路管54を通って供給される改質燃
料と、水の流路管52を通って供給される水を、改質触
媒を用いて水蒸気改質反応させ、水素リッチな改質ガス
を生成する。例えば、改質燃料としてブタンガスを用い
ると、約60〜70%の水素と、約5〜10%のメタン
等を含む水素リッチな改質ガスが生成される。この改質
ガスが流路管60を通じて燃料電池62に供給される
と、燃料電池62では、改質ガス中の水素と空気中の酸
素の電気化学的反応によって発電が行われる。燃料電池
62で発電に利用できる水素は最大でも改質ガス中の水
素の75〜80%程度であり、残りの20〜25%の水
素やメタン等は未利用のまま燃料電池62からオフガス
として排出される。
【0014】改質器56で改質反応を行わせるために
は、700〜900℃程度の高温が必要である。また、
改質反応は吸熱反応であるので、改質反応を効率良く行
わせるには反応量に応じた熱量が必要となる。そこで、
燃焼装置20の混合室24に、燃料電池62から排出さ
れたオフガスを流路管34を通じて供給し、同時に原燃
料ガスを流路管36を通じて供給し、また同時に燃焼用
一次空気を送風ファン38で強制的に送り込み、これら
を混合した予混合ガスをバーナ30で燃焼させて改質器
56を加熱する。このように、オフガスと原燃料ガスと
いう2種類のガスを燃焼装置20で燃焼させることによ
って、改質反応に必要な高温を作り維持するとともに、
吸熱反応に必要な熱を生成する。
【0015】次に、図1の燃料電池発電システムの一部
を構成する燃焼装置20を図2と図3を参照して詳細に
説明する。図2は本実施例に係る燃焼装置の断面図であ
り、図3は図2のX−X線断面図である。図2と図3に
示すように、燃焼装置20は、アウターケース22によ
って外枠が構成されている。このアウターケース22に
は、孔部22a〜22cが形成されている。孔部22a
には、送風ファン38の先端部が挿入された状態で取り
付けられている。この送風ファン38を回転させると、
アウターケース22によって構成された空気供給室21
内に空気が取り入れられる。孔部22bには、原燃料ガ
スの流路管36の下流側に設けられたノズル36aが挿
入されている。この状態で流路管36は固定されてい
る。図3に示すように、孔部22bは2箇所に設けられ
ており、それぞれの孔部に2本の流路管36が接続され
ている。孔部22cには、オフガスの流路管34の段差
部34bが挿入されている。この状態で流路管34は固
定されている。この流路管34の上流側は、オフガスを
供給する燃料電池62(図1参照)に接続されている。
図3に示すように、オフガスのノズル34a(流路管3
4)は6本設けられている。
【0016】アウターケース22には、混合ケース26
が取り付けられている。この混合ケース26の上流側
(送風ファン38と原燃料の流路管36が位置する側)
の端部には、導入板40が取り付けられている。この導
入板40には、流路管36からの原燃料ガスと送風ファ
ン38からの空気の導入孔40aが形成されている。こ
の導入板40で区切られることによって、混合ケース2
6内に混合室24が形成されている。この混合室24の
オフガスの流路管34側には孔部26aが設けられてい
る。この孔部26aには、流路管34のノズル34aが
挿入されている。導入板40の下流側(混合室24側)
の面には、囲い板42が取り付けられている。この囲い
板42は、原燃料ガスとオフガスと空気を予め混合する
ための予備混合室44を形成している。この囲い板42
には、第1スリット群42aと第2スリット群42bが
形成されている。第1スリット群42aは、図2のX−
X線断面図である図3に示すように、7つの矩形状のス
リットが並列して形成されている。図示を省略するが、
第2スリット群42bも第1スリット群42aと同様
に、複数の矩形状のスリットが並列して形成されてい
る。
【0017】この囲い板42より下流側には、混合板4
6が混合ケース26に連設して形成されている。この混
合板46には、細長い矩形状のスリット46aが1つ形
成されている。この混合板46より下流側には、分布板
48が設けられている。この分布板48は混合ケース2
6に取り付けられている。この分布板48には、多数の
小孔群48aが形成されている。この分布板48より下
流側には、バーナ30が設けられている。このバーナ3
0は混合ケース26に取り付けられている。このバーナ
30はセラミックス等によって形成されており、バーナ
30側からみた平面図である図4によく示されるよう
に、多数の炎口群30aが形成されている。符号32
は、この炎口群30aより炎が出ている状態を示してい
る。
【0018】次に、本実施例に係る燃焼装置20の作用
を図2と図3を参照して説明する。燃焼装置20の燃焼
運転が開始されると、図示しない元ガス弁が開弁され、
矢印Aに示すように、原燃料ガスが流路管36を通じて
ノズル36aから予備混合室44内に供給される。同時
に、送風ファン38から空気供給室21に強制的に燃焼
用一次空気が送り込まれ、この一次空気はさらに矢印C
に示すように導入孔40aを介して予備混合室44内に
供給される。そして、しばらくした後、燃料電池62
(図1参照)から、オフガスが矢印Bに示すように、流
路管34を通じてノズル34aから予備混合室44(一
部は混合室24)内に供給される。このようにしばらく
した後にオフガスが供給されるのは、図1に示すよう
に、改質ガスが燃料電池62を通ってオフガスとなり予
備混合室44(一部は混合室24)内に供給される際
に、流路管34の長さの分だけ時間がかかるからであ
る。すると、これらの原燃料ガス、オフガス、空気が囲
い板42に衝突し、予備混合室44内で渦流を形成しな
がら攪拌され、予備的に混合される。
【0019】その後、予備混合されたガスは、囲い板4
2に設けられた第1スリット群42aと第2スリット群
42bを通過して、混合板46に衝突する。混合板46
に衝突したガスは、混合室24内で十分に混合された
後、矢印Dに示すように細長い矩形状のスリット46a
を通過する。このスリット46aを通過したガスは、原
燃料ガスとオフガスと空気がほぼ均一に混合された予混
合ガスとなっている。その後、この予混合ガスは分布板
48に形成された多数の小孔群48aを通過することに
よって、均一な流速分布となる。均一な流速分布となっ
た予混合ガスはバーナ30に供給される。この予混合ガ
スは、バーナ30の近傍に設けられた点火プラグ(図示
せず)により点火されて、全一次燃焼される。
【0020】本実施例によると、原燃料ガスとオフガス
を1つの燃焼装置20で燃焼させるため、原燃料ガスと
オフガスを各々別の燃焼装置で燃焼させる場合に比べて
コストを低減できる。また、図1に示す燃料電池発電シ
ステムでは、燃料電池62の負荷変動に応じて発電出力
が変動するので、燃料電池62で消費される改質ガス中
の水素量は負荷変動に応じて大きく変動する。このた
め、燃料電池62から排出されるオフガスの流量(オフ
ガス中の水素量)も大きく変動し得る。しかしながら本
実施例によると、図2に示すように原燃料ガスの流路管
36とオフガスの流路管34が混合室24に各々独立し
て接続されているため、オフガスの流量変動によって原
燃料ガスの流量変動が生じない。このため、オフガスの
流量変動に伴う原燃料ガスとオフガスと一次空気の混合
比率の変動を小さく抑えることができる。従って、原燃
料ガスとオフガスと一次空気の予混合ガスを適正な空気
過剰率で燃焼させることができるため、不完全燃焼や失
火の発生を防止できる。
【0021】また、本実施例によると、図2に示すよう
に原燃料ガスとオフガスを1つの燃焼装置20の混合室
24で混合させてバーナ30で燃焼させるため、両ガス
の発熱量が大きく異なっていても(原燃料ガス:900
0〜32000kcal/m 、オフガス:800〜3
000kcal/m)、燃焼熱量の位置的な分布のば
らつきを抑えることができる。また、原燃料ガスの流路
管36とオフガスの流路管34が混合室24に各々独立
して接続されているため、オフガスの流量変動によって
原燃料ガスの流量変動が生じない。上記のようにオフガ
スの流量は燃料電池62の負荷変動によって大きく変動
しやすいが、オフガスの発熱量は小さいため、オフガス
の流量変動が生じても本実施例のように原燃料ガスの流
量を一定に維持できれば、全体の燃焼熱量の変動は小さ
く抑えることができる。従って、本実施例によると、オ
フガスの流量変動が生じても、改質器56の改質効率の
低下や改質触媒の劣化を小さく抑えることができる。
【0022】本発明の他の実施例としては、図5と図6
に示すような燃焼装置であってもよい。図5は他の実施
例に係る燃焼装置の断面図であり、図6は図5のX−X
線断面図である。図5と図6に示すように、本発明の他
の実施例に係る燃焼装置20bでは、オフガスの流路管
34と原燃料ガスの流路管36が並列に設けられてい
る。具体的には、アウターケースの孔部22cに、オフ
ガスの流路管34の段差部34bと、原燃料ガスの流路
管36の段差部36bが挿入されている。また、混合ケ
ース26の孔部26aにオフガスのノズル34aが挿入
され、孔部26bに原燃料ガスのノズル36aが挿入さ
れている。また、混合ケース26の導入板40より上流
側(送風ファン38側)の端部に仕切り板39が取り付
けられている。この仕切り板39には開口39aが形成
されている。この仕切り板39と導入板40によって区
切られた空間23内には、原燃料ガスのノズル36aが
突出している。このため、空間23は、原燃料ガスと空
気を予め混合するための予備混合室としての機能を果た
している。
【0023】以上、本発明の実施例に係る燃焼装置とこ
れを含む燃料電池発電システムについて説明したが、本
発明の適用範囲は上記の実施例になんら限定されるもの
ではない。すなわち、本発明は、当業者の知識に基づい
て種々の変更、改良を施した形態で実施することができ
る。例えば、本実施例では、原燃料ガスを供給する流路
管36(ノズル36a)が2本の場合を説明したが、本
発明の適用範囲はこれに限られない。原燃料ガスが囲い
板42に衝突しさえすれば、流路管36の本数は6本で
あってもよい。6本の場合の方が原燃料ガスと他のガス
と空気をより混合しやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る燃焼装置を含む燃料電池
発電システムの模式図。
【図2】本発明の実施例に係る燃焼装置の断面図。
【図3】図2のX−X線断面図。
【図4】バーナ側からみた平面図。
【図5】本発明の他の実施例に係る燃焼装置の断面図。
【図6】図5のX−X線断面図。
【図7】従来技術に係る燃焼装置の説明図(1)。
【図8】従来技術に係る燃焼装置の説明図(2)。
【符号の説明】
20:燃焼装置 21:空気供給室 22:アウターケース、22a〜c:孔部 24:混合室 26:混合ケース 30:バーナ、30a:炎口群 32:炎 34:オフガスの流路管、34a:ノズル、34b:段
差部 36:原燃料ガスの流路管、36a:ノズル、36b:
段差部 38:送風ファン 40:導入板、40a:導入孔 42:囲い板、42a:第1スリット群、42b:第2
スリット群 44:予備混合室 46:混合板、46a:スリット 48:分布板、48a:小孔群 50:ポンプ 52:水の流路管 54:改質燃料の流路管 56:改質器 60:改質ガスの流路管 62:燃料電池 64:ガバナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01M 8/06 H01M 8/06 B Fターム(参考) 3K065 QB13 RA02 3K068 FA02 FB09 HA01 3K091 AA03 BB26 CC06 CC07 CC23 DD10 5H027 AA02 BA01 BA09

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2種類のガスと一次空気を混合して予混
    合ガスとする混合室と、その予混合ガスを燃焼させるバ
    ーナを備えた燃焼装置において、 前記2種類のガスの流路管が前記混合室に各々独立して
    接続されていることを特徴とする燃焼装置。
  2. 【請求項2】 前記2種類のガスは、発熱量の異なるガ
    スであることを特徴とする請求項1に記載の燃焼装置。
  3. 【請求項3】 前記発熱量の異なる2種類のガスは、原
    燃料ガスと、水素を含むガスであることを特徴とする請
    求項2に記載の燃焼装置。
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