JP2002212808A - 車椅子用コート - Google Patents
車椅子用コートInfo
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- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims abstract description 28
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims abstract description 28
- 239000004744 fabric Substances 0.000 claims description 9
- 230000001747 exhibiting effect Effects 0.000 abstract 1
- 125000002066 L-histidyl group Chemical group [H]N1C([H])=NC(C([H])([H])[C@](C(=O)[*])([H])N([H])[H])=C1[H] 0.000 description 2
- 238000007634 remodeling Methods 0.000 description 1
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- Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
- Outer Garments And Coats (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 車椅子用コートにより車椅子の上から座乗者
と車椅子の上部とを一緒に覆う。車椅子の座乗者に対し
車椅子コートの装着が非常に簡単である。車椅子の左右
の押し手をコート本体の後方外側に突出させることがで
きるため、介護者が車椅子の操作を、コートが邪魔にな
ることなく、いつも通り行なうことができて、非常に便
利である。しかも非常に体裁が良いうえに、防雨、防
風、防寒を確実に果すことができる。さらに例えば急ブ
レーキをかけた際にも、座乗者が車椅子から落ちるのを
防止する安全ベルトとしての機能をも併せ有している。 【解決手段】 車椅子用コート10は、マント形コート
本体11の背面部13の左右両側縁部に、一対の押し手
挿通孔15,15と、左右押し手挿通孔15,15に連
なって下方に伸びる介助ブレーキレバー挿通用切欠き1
6,16とが設けられ、該切欠き16,16の両側縁部
のコート本体部分に、切欠き開閉手段17,17が設け
られている。
と車椅子の上部とを一緒に覆う。車椅子の座乗者に対し
車椅子コートの装着が非常に簡単である。車椅子の左右
の押し手をコート本体の後方外側に突出させることがで
きるため、介護者が車椅子の操作を、コートが邪魔にな
ることなく、いつも通り行なうことができて、非常に便
利である。しかも非常に体裁が良いうえに、防雨、防
風、防寒を確実に果すことができる。さらに例えば急ブ
レーキをかけた際にも、座乗者が車椅子から落ちるのを
防止する安全ベルトとしての機能をも併せ有している。 【解決手段】 車椅子用コート10は、マント形コート
本体11の背面部13の左右両側縁部に、一対の押し手
挿通孔15,15と、左右押し手挿通孔15,15に連
なって下方に伸びる介助ブレーキレバー挿通用切欠き1
6,16とが設けられ、該切欠き16,16の両側縁部
のコート本体部分に、切欠き開閉手段17,17が設け
られている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車椅子用コート
に関するものである。
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車椅子用コートとしては、例えば
車椅子の座乗者自身が着用するコート(特開平11−2
56408号公報参照)や、車椅子の左右フレームに補
助フレームを上方突出状に設けて、座乗者と車椅子の全
体を覆う防雨防寒カバーを取り付けた装置(特開平8−
322883号公報参照)などが知られていた。
車椅子の座乗者自身が着用するコート(特開平11−2
56408号公報参照)や、車椅子の左右フレームに補
助フレームを上方突出状に設けて、座乗者と車椅子の全
体を覆う防雨防寒カバーを取り付けた装置(特開平8−
322883号公報参照)などが知られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
場合は、車椅子の座乗者が、自分自身でコートを着用す
ることができる者であれば良いが、車椅子の使用者に
は、身体の不自由な身体障害者や、自分自身でコートを
着用することが不自由な被介護者もいるため、このよう
なときは、コートを着せるのに非常に手間が掛かるとい
う問題があった。
場合は、車椅子の座乗者が、自分自身でコートを着用す
ることができる者であれば良いが、車椅子の使用者に
は、身体の不自由な身体障害者や、自分自身でコートを
着用することが不自由な被介護者もいるため、このよう
なときは、コートを着せるのに非常に手間が掛かるとい
う問題があった。
【0004】また、後者の場合は、車椅子用の防雨防寒
装置が大掛かりなものとなり、非常に体裁が悪いし、車
椅子の左右フレームに補助フレームをそれぞれ取り付け
るなど車椅子自体の改造を伴い、コスト高になるという
問題があった。
装置が大掛かりなものとなり、非常に体裁が悪いし、車
椅子の左右フレームに補助フレームをそれぞれ取り付け
るなど車椅子自体の改造を伴い、コスト高になるという
問題があった。
【0005】この発明の目的は、上記の従来技術の問題
を解決し、車椅子の座乗者に対し、車椅子の上から非常
に簡単に装着することができるだけでなく、車椅子の左
右の押し手をコート本体の後方外側に突出させることが
できるため、介護者が車椅子の操作を、コートが邪魔に
なることなく、いつも通り行なうことができて、非常に
便利であり、しかも非常に体裁が良いうえに、防雨、防
風、防寒を確実に果すことができ、さらに例えば急ブレ
ーキをかけた際にも、座乗者が車椅子から落ちるのを防
止する安全ベルトとしての機能をも併せ有する車椅子用
コートを提供しようとすることにある。
を解決し、車椅子の座乗者に対し、車椅子の上から非常
に簡単に装着することができるだけでなく、車椅子の左
右の押し手をコート本体の後方外側に突出させることが
できるため、介護者が車椅子の操作を、コートが邪魔に
なることなく、いつも通り行なうことができて、非常に
便利であり、しかも非常に体裁が良いうえに、防雨、防
風、防寒を確実に果すことができ、さらに例えば急ブレ
ーキをかけた際にも、座乗者が車椅子から落ちるのを防
止する安全ベルトとしての機能をも併せ有する車椅子用
コートを提供しようとすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明による車椅子用コートは、車椅子の上か
ら座乗者と車椅子の上部とを一緒に覆うコートであっ
て、マント形コート本体の背面部の左右両側縁部に、一
対の押し手挿通孔と、左右押し手挿通孔にそれぞれ連な
って下方に伸びる介助ブレーキレバー挿通用切欠きとが
設けられ、該切欠きの両側縁部のコート本体部分に、切
欠き開閉手段が設けられていることを特徴としている。
めに、この発明による車椅子用コートは、車椅子の上か
ら座乗者と車椅子の上部とを一緒に覆うコートであっ
て、マント形コート本体の背面部の左右両側縁部に、一
対の押し手挿通孔と、左右押し手挿通孔にそれぞれ連な
って下方に伸びる介助ブレーキレバー挿通用切欠きとが
設けられ、該切欠きの両側縁部のコート本体部分に、切
欠き開閉手段が設けられていることを特徴としている。
【0007】上記車椅子用コートにおいて、切欠き開閉
手段は、ファスナー、ボタンとボタン孔、ボタンとボタ
ン掛けループ紐、ホックまたはマジックテープよりなる
ものである。
手段は、ファスナー、ボタンとボタン孔、ボタンとボタ
ン掛けループ紐、ホックまたはマジックテープよりなる
ものである。
【0008】さらに、マント形コート本体の正面部の左
右両側縁部に、座乗者の腕をそれぞれ挿通するための開
口部が設けられ、これらの腕挿通用開口部を開閉自在に
覆うカバー布がコート本体に取り付けられているのが、
好ましい。
右両側縁部に、座乗者の腕をそれぞれ挿通するための開
口部が設けられ、これらの腕挿通用開口部を開閉自在に
覆うカバー布がコート本体に取り付けられているのが、
好ましい。
【0009】上記腕挿通用開口部を覆うカバー布の開閉
手段としては、例えばマジックテープ、ファスナー、ボ
タンとボタン孔、ボタンとボタン掛けループ紐、または
ホックなどを用いるのが、好ましい。
手段としては、例えばマジックテープ、ファスナー、ボ
タンとボタン孔、ボタンとボタン掛けループ紐、または
ホックなどを用いるのが、好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態
を、図面を参照して説明する。
を、図面を参照して説明する。
【0011】図1は、この発明の車椅子用コートの概略
正面図、図2は同背面図であり、図3〜図5は、車椅子
用コートの使用状態を示すものである。
正面図、図2は同背面図であり、図3〜図5は、車椅子
用コートの使用状態を示すものである。
【0012】図1〜図4を参照すると、この発明の車椅
子用コート(10)は、車椅子(1)の上から座乗者
(2)と車椅子(1)の上部とを一緒に覆うコート(1
0)であって、正面部(前身ごろ)(12)が左右に開
くいわゆる前開きタイプである。
子用コート(10)は、車椅子(1)の上から座乗者
(2)と車椅子(1)の上部とを一緒に覆うコート(1
0)であって、正面部(前身ごろ)(12)が左右に開
くいわゆる前開きタイプである。
【0013】そして、この発明によれば、コート(1
0)のマント形コート本体(11)の背面部(後身ご
ろ)(13)の左右両側縁部に、車椅子(1)の左右の
押し手(3)(3)を挿通する一対の押し手挿通孔(1
5)(15)と、左右押し手挿通孔(15)(15)に
それぞれ連なって下方に伸びかつ左右介助ブレーキレバ
ー(4)(4)をそれぞれ挿通する介助ブレーキレバー
挿通用切欠き(16)(16)とが設けられ、該切欠き
(16)(16)の両側縁部のコート本体部分に、ファ
スナーよりなる切欠き開閉手段(17)(17)が設け
られている。なお、切欠き開閉手段(17)は、ファス
ナーの他に、ボタンとボタン孔、ボタンとボタン掛けル
ープ紐、ホック、またはマジックテープなどよりなるも
のであっても良い。また、図3と図4に示すように、コ
ート(10)には、通常、襟(4)が設けられる。な
お、図1と図2に示す車椅子用コート(10)では、襟
の図示が省略されている。
0)のマント形コート本体(11)の背面部(後身ご
ろ)(13)の左右両側縁部に、車椅子(1)の左右の
押し手(3)(3)を挿通する一対の押し手挿通孔(1
5)(15)と、左右押し手挿通孔(15)(15)に
それぞれ連なって下方に伸びかつ左右介助ブレーキレバ
ー(4)(4)をそれぞれ挿通する介助ブレーキレバー
挿通用切欠き(16)(16)とが設けられ、該切欠き
(16)(16)の両側縁部のコート本体部分に、ファ
スナーよりなる切欠き開閉手段(17)(17)が設け
られている。なお、切欠き開閉手段(17)は、ファス
ナーの他に、ボタンとボタン孔、ボタンとボタン掛けル
ープ紐、ホック、またはマジックテープなどよりなるも
のであっても良い。また、図3と図4に示すように、コ
ート(10)には、通常、襟(4)が設けられる。な
お、図1と図2に示す車椅子用コート(10)では、襟
の図示が省略されている。
【0014】さらに、マント形コート本体(11)の正
面部(前身ごろ)(12)の左右両側縁部に、座乗者
(2)の腕を挿通するための開口部(18)(18)が
設けられ、これらの腕挿通用開口部(18)(18)を
開閉自在に覆うカバー布(19)(19)がコート本体
(11)に取り付けられている。左右カバー布(19)
(19)は、所要数のマジックテープよりなる止め手段
(20)により腕挿通用開口部(18)(18)の側縁
部に止められている。
面部(前身ごろ)(12)の左右両側縁部に、座乗者
(2)の腕を挿通するための開口部(18)(18)が
設けられ、これらの腕挿通用開口部(18)(18)を
開閉自在に覆うカバー布(19)(19)がコート本体
(11)に取り付けられている。左右カバー布(19)
(19)は、所要数のマジックテープよりなる止め手段
(20)により腕挿通用開口部(18)(18)の側縁
部に止められている。
【0015】上記において、車椅子(1)の座乗者
(2)に対しコート(10)を着せるには、マント形コ
ート本体(11)を開いた状態で、車椅子(1)の後か
らコート本体(11)の背面部(後身ごろ)(13)
を、車椅子(1)の背面部に覆い被せる。この時、コー
ト本体背面部(13)の切欠き(16)(16)を、フ
ァスナーよりなる切欠き開閉手段(17)(17)を操
作して、予め開いておく。
(2)に対しコート(10)を着せるには、マント形コ
ート本体(11)を開いた状態で、車椅子(1)の後か
らコート本体(11)の背面部(後身ごろ)(13)
を、車椅子(1)の背面部に覆い被せる。この時、コー
ト本体背面部(13)の切欠き(16)(16)を、フ
ァスナーよりなる切欠き開閉手段(17)(17)を操
作して、予め開いておく。
【0016】そして、コート本体(11)の背面部(後
身ごろ)(13)の左右両挿通孔(15)(15)とこ
れらに連なって下方に伸びる切欠き(16)(16)と
に、それぞれ車椅子(1)の押し手(3)(3)および
介助ブレーキレバー(4)(4)をそれぞれ挿通した
後、ファスナーよりなる切欠き開閉手段(17)(1
7)を操作して、切欠き(16)(16)を閉める。
身ごろ)(13)の左右両挿通孔(15)(15)とこ
れらに連なって下方に伸びる切欠き(16)(16)と
に、それぞれ車椅子(1)の押し手(3)(3)および
介助ブレーキレバー(4)(4)をそれぞれ挿通した
後、ファスナーよりなる切欠き開閉手段(17)(1
7)を操作して、切欠き(16)(16)を閉める。
【0017】ついで、コート本体(11)の左右正面部
(前身ごろ)(12)を座乗者(2)の左右両肩より前
方にまわして、座乗者(2)と車椅子(1)の上部とを
一緒に覆い、最後に、コート本体(11)の左右正面部
(前身ごろ)(12)の一方の側縁部に設けられたボタ
ン(21)を、同他方の側縁部に設けられたボタン孔
(22)に通して止め、コート(10)の着用を完了す
る。
(前身ごろ)(12)を座乗者(2)の左右両肩より前
方にまわして、座乗者(2)と車椅子(1)の上部とを
一緒に覆い、最後に、コート本体(11)の左右正面部
(前身ごろ)(12)の一方の側縁部に設けられたボタ
ン(21)を、同他方の側縁部に設けられたボタン孔
(22)に通して止め、コート(10)の着用を完了す
る。
【0018】上記この発明の車椅子用コート(10)に
よれば、車椅子(1)の座乗者(2)に対し、車椅子
(1)の上からコート(1)を非常に簡単に装着するこ
とができるし、車椅子(1)の左右の押し手(3)
(3)および介助ブレーキレバー(4)(4)が、コー
ト本体(11)の背面部(後身ごろ)(13)の左右両
挿通孔(15)(15)より後方外側に露出しているた
め、介護者が左右の押し手(3)(3)を持って、車椅
子(1)のハンドル操作をいつも通り行なうことができ
て、非常に便利である。
よれば、車椅子(1)の座乗者(2)に対し、車椅子
(1)の上からコート(1)を非常に簡単に装着するこ
とができるし、車椅子(1)の左右の押し手(3)
(3)および介助ブレーキレバー(4)(4)が、コー
ト本体(11)の背面部(後身ごろ)(13)の左右両
挿通孔(15)(15)より後方外側に露出しているた
め、介護者が左右の押し手(3)(3)を持って、車椅
子(1)のハンドル操作をいつも通り行なうことができ
て、非常に便利である。
【0019】なお、車椅子(1)の種類によっては、介
助ブレーキおよびブレーキレバー(4)が設けられてい
ない場合もあるが、このような場合にも、左右押し手挿
通孔(15)(15)にそれぞれ連なって下方に伸びる
切欠き(16)(16)が設けられ、これらの切欠き
(16)(16)を開いておくことにより、車椅子
(1)の押し手(3)(3)が挿通しやすく、座乗者
(2)にコート(10)を着せやすいという利点があ
る。
助ブレーキおよびブレーキレバー(4)が設けられてい
ない場合もあるが、このような場合にも、左右押し手挿
通孔(15)(15)にそれぞれ連なって下方に伸びる
切欠き(16)(16)が設けられ、これらの切欠き
(16)(16)を開いておくことにより、車椅子
(1)の押し手(3)(3)が挿通しやすく、座乗者
(2)にコート(10)を着せやすいという利点があ
る。
【0020】また、コート本体(11)の背面部(後身
ごろ)(13)の左右両挿通孔(15)(15)とこれ
らに連なって下方に伸びる切欠き(16)(16)と
に、押し手(3)(3)および介助ブレーキレバー
(4)(4)の挿通後に、ファスナーよりなる切欠き開
閉手段(17)(17)の操作により切欠き(13)
(13)を閉めるので、車椅子用コート(10)は、非
常に体裁が良く、かつコート(10)によって座乗者
(2)と車椅子(1)の上部とを一緒に覆うことができ
るため、座乗者(2)の防雨、防風、防寒を確実に果す
ことができる。
ごろ)(13)の左右両挿通孔(15)(15)とこれ
らに連なって下方に伸びる切欠き(16)(16)と
に、押し手(3)(3)および介助ブレーキレバー
(4)(4)の挿通後に、ファスナーよりなる切欠き開
閉手段(17)(17)の操作により切欠き(13)
(13)を閉めるので、車椅子用コート(10)は、非
常に体裁が良く、かつコート(10)によって座乗者
(2)と車椅子(1)の上部とを一緒に覆うことができ
るため、座乗者(2)の防雨、防風、防寒を確実に果す
ことができる。
【0021】さらに、介護者が座乗者(2)を乗せた車
椅子(1)を運転している時に、例えば急ブレーキをか
けた際にも、車椅子用コート(10)が安全ベルトとし
ての機能を果すため、座乗者(2)が車椅子(1)から
落ちるのを防止することができるものである。
椅子(1)を運転している時に、例えば急ブレーキをか
けた際にも、車椅子用コート(10)が安全ベルトとし
ての機能を果すため、座乗者(2)が車椅子(1)から
落ちるのを防止することができるものである。
【0022】というのは、コート本体(11)の背面部
(後身ごろ)(13)の左右両挿通孔(15)(15)
および切欠き(16)(16)に押し手(3)(3)と
介助ブレーキレバー(4)(4)を挿通した後、ファス
ナーよりなる切欠き開閉手段(17)(17)の操作に
より切欠き(13)(13)を閉めた際には、コート本
体(11)の背面部(後身ごろ)(13)が車椅子
(1)の背もたれ部分に引っ掛った状態となっており、
従って、急ブレーキにより座乗者(2)が前方に急激に
移行しようとしても、車椅子(1)の背もたれ部分に引
っ掛ったコート本体(11)によりその移行が阻止され
て、座乗者(2)が車椅子(1)から脱落するのを防止
することができるものである。しかも、一般の安全ベル
トの場合と異なり、車椅子用コート(10)の着用状態
では拘束性がないので、着用しやすくかつ安全性が高い
という利点がある。
(後身ごろ)(13)の左右両挿通孔(15)(15)
および切欠き(16)(16)に押し手(3)(3)と
介助ブレーキレバー(4)(4)を挿通した後、ファス
ナーよりなる切欠き開閉手段(17)(17)の操作に
より切欠き(13)(13)を閉めた際には、コート本
体(11)の背面部(後身ごろ)(13)が車椅子
(1)の背もたれ部分に引っ掛った状態となっており、
従って、急ブレーキにより座乗者(2)が前方に急激に
移行しようとしても、車椅子(1)の背もたれ部分に引
っ掛ったコート本体(11)によりその移行が阻止され
て、座乗者(2)が車椅子(1)から脱落するのを防止
することができるものである。しかも、一般の安全ベル
トの場合と異なり、車椅子用コート(10)の着用状態
では拘束性がないので、着用しやすくかつ安全性が高い
という利点がある。
【0023】なお、図5に示すように、マント形コート
本体(11)の襟(4)の部分に、フード(23)が着
脱自在に取り付けられる場合もある。
本体(11)の襟(4)の部分に、フード(23)が着
脱自在に取り付けられる場合もある。
【0024】また同図において、座乗者(2)がマント
形コート本体(11)の腕挿通用開口部(18)(1
8)に左右両腕(5)(5)を挿通して前方に出してお
り、座乗者(2)の右腕(5)を挿通した開口部(1
8)では、カバー布(19)がコート本体(11)の後
方に折り返され、他方の左腕(5)を挿通した開口部
(18)では、カバー布(19)が座乗者(2)の上腕
を覆う状態となされている。
形コート本体(11)の腕挿通用開口部(18)(1
8)に左右両腕(5)(5)を挿通して前方に出してお
り、座乗者(2)の右腕(5)を挿通した開口部(1
8)では、カバー布(19)がコート本体(11)の後
方に折り返され、他方の左腕(5)を挿通した開口部
(18)では、カバー布(19)が座乗者(2)の上腕
を覆う状態となされている。
【0025】このように、マント形コート本体(11)
の正面部(12)の左右両側縁部に、座乗者(2)の腕
(5)(5)を挿通するための開口部(18)(18)
が設けられ、これらの腕挿通用開口部(18)(18)
を開閉自在に覆うカバー布(19)(19)がコート本
体(11)に取り付けられることにより、座乗者(2)
が車椅子用コート(10)を着用した状態で、マント形
コート本体(11)の前方に左右両腕(5)(5)を出
すことができ、いろいろな動作をコート(10)を着用
したまゝの状態で行なうことができるので、非常に便利
である。
の正面部(12)の左右両側縁部に、座乗者(2)の腕
(5)(5)を挿通するための開口部(18)(18)
が設けられ、これらの腕挿通用開口部(18)(18)
を開閉自在に覆うカバー布(19)(19)がコート本
体(11)に取り付けられることにより、座乗者(2)
が車椅子用コート(10)を着用した状態で、マント形
コート本体(11)の前方に左右両腕(5)(5)を出
すことができ、いろいろな動作をコート(10)を着用
したまゝの状態で行なうことができるので、非常に便利
である。
【0026】なお、図3と図4に示すように、座乗者
(2)が、マント形コート本体(11)の腕挿通用開口
部(18)(18)より左右両腕(5)(5)を前方に
出さない状態では、座乗者(2)の防雨、防風、防寒を
果すのに有利であることは、言うまでもない。
(2)が、マント形コート本体(11)の腕挿通用開口
部(18)(18)より左右両腕(5)(5)を前方に
出さない状態では、座乗者(2)の防雨、防風、防寒を
果すのに有利であることは、言うまでもない。
【0027】なお、上記実施形態においては、車椅子用
コート(10)の正面部(前身ごろ)が左右に開くいわ
ゆる前開きタイプのコート(10)について説明した
が、コート(10)は、背面部(後身ごろ)が左右に開
くいわゆる後開きであっても良い。また、コート本体
(11)の左右正面部(前身ごろ)(12)の一方の側
縁部に設けられたボタン(21)をボタン孔(22)に
通してボタン(21)を止め、コート(10)を着用し
ているが、これに限らず、コート本体(11)の左右正
面部(前身ごろ)(12)の開閉手段(止め手段)は、
その他、ファスナー、ボタンとボタン掛けループ紐、ホ
ックまたはマジックテープよりなるものであっても良
い。
コート(10)の正面部(前身ごろ)が左右に開くいわ
ゆる前開きタイプのコート(10)について説明した
が、コート(10)は、背面部(後身ごろ)が左右に開
くいわゆる後開きであっても良い。また、コート本体
(11)の左右正面部(前身ごろ)(12)の一方の側
縁部に設けられたボタン(21)をボタン孔(22)に
通してボタン(21)を止め、コート(10)を着用し
ているが、これに限らず、コート本体(11)の左右正
面部(前身ごろ)(12)の開閉手段(止め手段)は、
その他、ファスナー、ボタンとボタン掛けループ紐、ホ
ックまたはマジックテープよりなるものであっても良
い。
【0028】
【発明の効果】この発明による車椅子用コートは、上述
のように、車椅子の上から座乗者と車椅子の上部とを一
緒に覆うコートであって、マント形コート本体の背面部
の左右両側縁部に、一対の押し手挿通孔と、左右押し手
挿通孔にそれぞれ連なって下方に伸びる介助ブレーキレ
バー挿通用切欠きとが設けられ、該切欠きの両側縁部の
コート本体部分に、切欠き開閉手段が設けられているも
ので、車椅子の座乗者に対し、車椅子の上から非常に簡
単に装着することができるだけでなく、車椅子の左右の
押し手をコート本体の後方外側に突出させることができ
るため、介護者が車椅子の操作を、コートが邪魔になる
ことなく、いつも通り行なうことができて、非常に便利
である。しかも、非常に体裁が良いうえに、防雨、防
風、防寒を確実に果すことができる。
のように、車椅子の上から座乗者と車椅子の上部とを一
緒に覆うコートであって、マント形コート本体の背面部
の左右両側縁部に、一対の押し手挿通孔と、左右押し手
挿通孔にそれぞれ連なって下方に伸びる介助ブレーキレ
バー挿通用切欠きとが設けられ、該切欠きの両側縁部の
コート本体部分に、切欠き開閉手段が設けられているも
ので、車椅子の座乗者に対し、車椅子の上から非常に簡
単に装着することができるだけでなく、車椅子の左右の
押し手をコート本体の後方外側に突出させることができ
るため、介護者が車椅子の操作を、コートが邪魔になる
ことなく、いつも通り行なうことができて、非常に便利
である。しかも、非常に体裁が良いうえに、防雨、防
風、防寒を確実に果すことができる。
【0029】また、例えば急ブレーキをかけた際にも、
座乗者が車椅子から落ちるのを防止する安全ベルトとし
ての機能をも併せ有していて、非常に安全性が高い。
座乗者が車椅子から落ちるのを防止する安全ベルトとし
ての機能をも併せ有していて、非常に安全性が高い。
【0030】さらに、この発明によれば、マント形コー
ト本体の正面部の左右両側縁部に、座乗者の腕を挿通す
るための開口部が設けられ、これらの腕挿通用開口部を
開閉自在に覆うカバー布がコート本体に取り付けられて
いるので、座乗者が車椅子用コートを着用した状態で、
マント形コート本体の前方に左右両腕を出すことがで
き、いろいろな動作をコートを着用したまゝの状態で行
なうことができるので、非常に便利であるという効果を
奏する。
ト本体の正面部の左右両側縁部に、座乗者の腕を挿通す
るための開口部が設けられ、これらの腕挿通用開口部を
開閉自在に覆うカバー布がコート本体に取り付けられて
いるので、座乗者が車椅子用コートを着用した状態で、
マント形コート本体の前方に左右両腕を出すことがで
き、いろいろな動作をコートを着用したまゝの状態で行
なうことができるので、非常に便利であるという効果を
奏する。
【図1】この発明の実施形態を示す車椅子用コートの概
略正面図である。
略正面図である。
【図2】同車椅子用コートの概略背面図である。
【図3】車椅子用コートの使用状態を示す車椅子および
座乗者の拡大側面図である。
座乗者の拡大側面図である。
【図4】図3の拡大背面図である。
【図5】図3の拡大正面図で、マント形コート本体の腕
挿通用開口部から座乗者が腕を挿通した状態を示してい
る。
挿通用開口部から座乗者が腕を挿通した状態を示してい
る。
1 車椅子 2 座乗者 3 押し手 4 介助ブレーキレバー 5 腕 10 車椅子用コート 11 マント形コート本体(11) 12 正面部 13 背面部 15 押し手挿通孔 16 介助ブレーキレバー挿通用切欠き 17 ファスナーよりなる切欠き開閉手段 18 座乗者の腕挿通用開口部 19 カバー布
Claims (3)
- 【請求項1】 車椅子(1)の上から座乗者(2)と車
椅子(1)の上部とを一緒に覆うコート(10)であっ
て、マント形コート本体(11)の背面部(13)の左
右両側縁部に、一対の押し手挿通孔(15)(15)
と、左右押し手挿通孔(15)(15)にそれぞれ連な
って下方に伸びる介助ブレーキレバー挿通用切欠き(1
6)(16)とが設けられ、該切欠き(16)(16)
の両側縁部のコート本体部分に、切欠き開閉手段(1
7)(17)が設けられていることを特徴とする、車椅
子用コート。 - 【請求項2】 切欠き開閉手段(17)が、ファスナ
ー、ボタンとボタン孔、ボタンとボタン掛けループ紐、
ホックまたはマジックテープ(登録商標)よりなるもの
である、請求項1記載の車椅子用コート。 - 【請求項3】 さらに、マント形コート本体(11)の
正面部(12)の左右両側縁部に、座乗者(2)の腕
(5)(5)を挿通するための開口部(18)(18)
が設けられ、これらの腕挿通用開口部(18)(18)
を開閉自在に覆うカバー布(19)(19)がコート本
体(11)に取り付けられている、請求項1記載の車椅
子用コート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001039224A JP3521329B2 (ja) | 2001-01-10 | 2001-01-10 | 車椅子用コート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001039224A JP3521329B2 (ja) | 2001-01-10 | 2001-01-10 | 車椅子用コート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002212808A true JP2002212808A (ja) | 2002-07-31 |
JP3521329B2 JP3521329B2 (ja) | 2004-04-19 |
Family
ID=18902061
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001039224A Expired - Fee Related JP3521329B2 (ja) | 2001-01-10 | 2001-01-10 | 車椅子用コート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3521329B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008272339A (ja) * | 2007-05-07 | 2008-11-13 | Masamizu Kiyono | 車椅子用簡易雨具及びその使用方法 |
WO2015040287A1 (fr) * | 2013-09-23 | 2015-03-26 | Romain BRIFAUT-CHEBI | Vêtement de ceremonie pour femme handicapee physique sur fauteuil roulant adapte |
-
2001
- 2001-01-10 JP JP2001039224A patent/JP3521329B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008272339A (ja) * | 2007-05-07 | 2008-11-13 | Masamizu Kiyono | 車椅子用簡易雨具及びその使用方法 |
WO2015040287A1 (fr) * | 2013-09-23 | 2015-03-26 | Romain BRIFAUT-CHEBI | Vêtement de ceremonie pour femme handicapee physique sur fauteuil roulant adapte |
FR3010872A1 (fr) * | 2013-09-23 | 2015-03-27 | Chebi Romain Brifault | Vetement de ceremonie¨pour femme handicapee physique sur fauteuil roulant adapte |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3521329B2 (ja) | 2004-04-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20031224 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040127 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |