JP2002212471A - インク、カラーフィルターとその製造方法、液晶パネル、コンピュータ及び画像表示デバイス - Google Patents

インク、カラーフィルターとその製造方法、液晶パネル、コンピュータ及び画像表示デバイス

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JP2002212471A
JP2002212471A JP2001008834A JP2001008834A JP2002212471A JP 2002212471 A JP2002212471 A JP 2002212471A JP 2001008834 A JP2001008834 A JP 2001008834A JP 2001008834 A JP2001008834 A JP 2001008834A JP 2002212471 A JP2002212471 A JP 2002212471A
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color filter
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liquid crystal
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Masafumi Hirose
雅史 広瀬
Katsuhiro Shirota
勝浩 城田
Akio Kashiwazaki
昭夫 柏崎
Yoshihisa Yamashita
佳久 山下
Koichiro Nakazawa
広一郎 中澤
Mayumi Yokoyama
真由美 横山
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高品位な青色もしくは緑色画素を備えたカラ
ーフィルタの形成に用いることのできるインクを提供す
る。 【解決手段】 キサンテン染料およびアゾピラゾロン染
料の少なくとも一方と下記一般式(I)で示されるフタ
ロシアニン染料とを含んでいることを特徴とするイン
ク: 【外1】 (上記式(I)中、Xは、OまたはSを示し、4つのRは各
々独立して水素原子、スルホン基、スルホアミド基、カ
ルボキシル基、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、シアノ
基、ニトロ基、アミノ基、ホスホノ基、トリフルオロメ
チル基、炭素数1〜6の直鎖あるいは分岐のアルキル
基、炭素数1〜6の直鎖あるいは分岐のアルコキシ基、
アリール基、フェノキシ基、チオフェノキシ基、フェニ
ル基およびスルホン基の塩およびカルボキシル基の塩か
ら選ばれる何れかを示し、分子内に少なくとも2つ以上
のスルホン基またはその塩を有し、またnは3〜8の整
数を示す)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカラーテレビ、パー
ソナルコンピュータ等に使用されているカラー液晶ディ
スプレイのカラーフィルタの製造に用いることのできる
インク、カラーフィルタおよびその製造方法、ならびに
カラーフィルタを組み込んだ液晶パネルに関する。また
本発明は、カラーフィルタを組み込んだ画像表示デバイ
ス及びカラーフィルタを組み込んだ画像表示装置を具備
したコンピュータに関する。
【0002】
【従来の技術】カラーフィルタはカラー液晶ディスプレ
イの重要な構成部品で、このフィルタは透明基板上に赤
(R)、緑(R)、青(B)の三原色からなる画素を繰
り返して多数配列した構造をしている。
【0003】近年パーソナルコンピュータの発達、特に
携帯用のパーソナルコンピュータの発達にともない、液
晶ディスプレイ、とくにカラー液晶ディスプレイの需要
が増加する傾向にある。しかしながら、さらなる普及の
ためには、より高精細でかつ高画質なディスプレイの提
供と同時に、ディスプレイ本体の製造コストを下げなけ
ればならないといった相反する要求を満足させる必要が
ある。特にコスト的に比重の高いカラーフィルタに対す
る前記の要求が急速に高まってきている。
【0004】従来からカラーフィルタの要求特性を満足
しつつ上記の要求に応えるべく種々の方法が試みられて
いる。
【0005】以下にカラーフィルタの代表的な製造方法
を説明する。
【0006】第1の方法は、最も多く用いられている染
色法である。染色法は、染色することの容易な水溶性の
高分子材料に感光剤を添加したものを用いて、これをフ
ォトリソグラフイー工程により透明支持体上に所望の形
状にパターニングした後、得られたパターンを染色浴に
浸漬して着色パターンを得る。この工程を3回繰り返す
ことにより、R、G、Bのカラーフィルタを形成する。
【0007】第2の方法は、次に多く用いられている顔
料分散法であり、近年染色法に取って代りつつあるもの
である。この方法では、まず基板上に顔料を分散した感
光性樹脂層を形成し、これをパターニングすることによ
り単色のパタ−ンを得る。この工程を3回繰り返すこと
によりR、G、Bの3色カラーフィルタを形成する。
【0008】第3の方法は電着法である。この方法で
は、まず基板上に透明電極をパターニングする。次に、
顔料、樹脂、電解液等の入った電着塗装液に浸漬して第
1の色を電着する。この工程を3回繰り返すことにより
R、G、Bのカラーフィルタ層を形成し、最後に焼成す
ることにより、カラーフィルタを形成する。これらのい
ずれの方法においても着色層上に保護層を形成するのが
一般的である。
【0009】第4の方法は印刷法である。印刷法は熱硬
化型の樹脂に顔料を分散させ、印刷を3回繰り返すこと
によりR、G、Bのカラーフィルタ層を形成した後、樹
脂を熱硬化させることにより着色層を形成するものであ
る。
【0010】しかし、これらの方法のいずれによって
も、未だカラーフィルタに求められている、すべての要
求特性を十分に満足するようなカラーフィルタは得られ
ていない。即ち、これらの方法に共通している点は、
R、G、Bの3色を着色するために同一工程を3回繰り
返すことであり、それは必然的に製造コストを高くす
る。また工程が多いほど歩留りが低下するという問題を
有している。さらに、電着法においては形成可能なパタ
ーン形状が限定されるため、現状の技術ではTFTカラ
ーには適用できない。また第4の印刷法においては解像
性および平滑性が悪いという欠点があり、ファインピッ
チのパターンは形成できない。
【0011】以上挙げたように、カラーフィルタの製造
方法には既に幾つかの方法があるが、ディスプレイの色
彩性を重視した場合は、色材として染料を用いる染色法
が一般的に有利とされている。しかしながら、上記の通
り染色法においては、画素を形成する際、染色液に基板
を浸漬する方法がとられているため、用いる受容層に染
着しにくい染料は、たとえ色調(スペクトル特性)が良
好であっても使用できないといった欠点があった。そこ
で使用できる染料の種類を増やすべく、染料がアニオン
型の場合は、受容層中に4級アンモニウム等のカチオン
基を導入して、染料の染着性を向上させようという試み
が一般的に行われているが、染料の色調が変化したり
(スペクトルシフト)、耐熱性が低下してしまう等の問
題が発生している。
【0012】さらには、調色のため複数の染料から成る
染色液を用いる場合、各染料と受容層との間の染着性が
同一ではないため、所望の色調にコントロールすること
が困難になる問題も生じている。このため現実には微妙
な色調コントロールが困難なばかりか、使用できる染料
および受容層材料の種類も大幅に制約されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】これらの欠点を改良す
るために、インクジェット方式を用いたカラーフィルタ
の製造方法が提案されている(特開昭59−7520
5、特開昭63−235901、特開平1−21730
2、特開平4−123005など)。これらは前記の方
法と異なり、R,G,Bの各色素を含有する着色液(以
下インク)をフィルタ基板にノズルより噴射し、その付
着したインクをフィルタ基板上で乾燥させて画素を形成
させるものである。
【0014】その方法によれば、着色部の形成が前述の
染色法のような染料−受容層間の染着プロセスを経ない
ため、受容層側にカチオン基導入等による染着性向上手
段を用いなくても良い。従って、染着前後での染料自体
の色調変化(スペクトルシフト)や、耐熱性の低下とい
った問題も回避可能であり、さらには、調色のため複数
の染料を含有するインクを用いた場合であっても予想と
大幅に異なった色調になることは無い。また、R,G,
Bの各着色層の形成を一度に行うことができ、さらにイ
ンクの使用量にも無駄が生じないため、大幅な生産性の
向上、コストダウン等の効果も期待できる。
【0015】しかしながら従来のインクジェット法によ
るカラーフィルタ作製方法は、使用されている染料が必
ずしもインクジェット方式に好適なものばかりではな
く、また受容層材料と染料のマッチング、インクジェッ
ト方式による描画条件(受容層種およびそこに噴射され
た染料の量)等も技術的に不明な点が多く存在してい
る。このため、下記に挙げた新たな技術課題が発生して
いたが、下記要求特性の全てを高いレベルで満足するこ
とができるものは未だ見出されておらず、従って問題の
早急な解決法の確立が望まれていた。 1)着色部とカラーフィルタ基板との間の密着性が良い
こと 2)着色部の耐熱性が良好なこと 3)着色部の硬化後に水洗浄に耐えうること 4)インクジェットヘッドに於いて吐出安定性に優れる
こと そして本発明者らは、カラーフィルタの青色もしくは緑
色の画素の形成に好適に用い得るインクについて、検討
を重ねた結果、キサンテン染料及びアゾピラゾロン染料
から選ばれる少なくとも一方と特定の構造を有するフタ
ロシアニン染料とを色材として含むインクが、上記1)
〜4)の条件を高いレベルで満足すること、該色材を含
む青色および緑色画素が、実際のカラーフィルタの製造
工程中のカラーフィルタの洗浄工程における色抜け(く
すみ)が少なく、密着性も良好であること等を見出し、
本発明をなすに至ったものである。
【0016】そこで本発明は、高品位な青色もしくは緑
色画素を備えたカラーフィルタの形成に用いることので
きるインクを提供することを目的とするものである。
【0017】また本発明は、高品位な青色画素または緑
色画素を備えているカラーフィルタとその製造方法を提
供することを他の目的とするものである。
【0018】また本発明は、高品位な液晶パネルを提供
することを他の目的とするものである。
【0019】また本発明は、高品位な画像表示部を備え
ているコンピュータを提供することを他の目的とするも
のである。
【0020】更に本発明は、高品位な画像表示デバイス
を提供することを他の目的とするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すること
のできるインクは、キサンテン染料およびアゾピラゾロ
ン染料の少なくとも一方と下記一般式(I)で示される
フタロシアニン染料とを含んでいることを特徴とする:
【0022】
【外5】
【0023】(上記式(I)中、Xは、OまたはSを示し、
4つのRは各々独立して水素原子、スルホン基、スルホ
アミド基、カルボキシル基、ハロゲン原子、ヒドロキシ
ル基、シアノ基、ニトロ基、アミノ基、ホスホノ基、ト
リフルオロメチル基、炭素数1〜6の直鎖あるいは分岐
のアルキル基、炭素数1〜6の直鎖あるいは分岐のアル
コキシ基、アリール基、フェノキシ基、チオフェノキシ
基、フェニル基およびスルホン基の塩およびカルボキシ
ル基の塩から選ばれる何れかを示し、Mは2個の水素原
子、2個の1価の金属原子、1個の2価の金属原子、或
いは3価または4価の金属誘導体のいずれかを示し、L
はカウンターイオンを示し、上記式(I)で示されるフ
タロシアニン染料は、分子内に少なくとも2つ以上のス
ルホン基またはその塩を有し、またnは3〜8の整数を
示す)。
【0024】また上記の目的を達成することのできる、
本発明にかかるカラーフィルタの製造方法は、キサンテ
ン染料およびアゾピラゾロン染料の少なくとも一方と上
記一般式(I)で示されるフタロシアニン染料とを含む
インクジェット用インクの滴を、光透過性性基板上の所
定の位置に付着させて着色画素を形成する工程を有する
ことを特徴とするものである。
【0025】また上記の目的を達成することのできる、
本発明の一実施態様にかかるカラーフィルタは、上記の
カラーフィルタの製造方法で製造されたものであること
を特徴とするものである。
【0026】また上記の目的を達成することのできる、
本発明の他の実施態様にかかるカラーフィルタは、光透
過性基板上の所定の位置に着色された画素を具備してい
るカラーフィルタであって、該画素は、キサンテン染料
およびアゾピラゾロン染料から選択されるすくなくとも
1つと、下記式(I)で示されるフタロシアニン染料と
を含んでいることを特徴とするものである:
【0027】
【外6】
【0028】(上記式(I)中、Xは、OまたはSを示し、
4つのRは各々独立して水素原子、スルホン基、スルホ
アミド基、カルボキシル基、ハロゲン原子、ヒドロキシ
ル基、シアノ基、ニトロ基、アミノ基、ホスホノ基、ト
リフルオロメチル基、炭素数1〜6の直鎖あるいは分岐
のアルキル基、炭素数1〜6の直鎖あるいは分岐のアル
コキシ基、アリール基、フェノキシ基、チオフェノキシ
基、フェニル基およびスルホン基の塩およびカルボキシ
ル基の塩から選ばれる何れかを示し、Mは2個の水素原
子、2個の1価の金属原子、1個の2価の金属原子、或
いは3価または4価の金属誘導体のいずれかを示し、L
はカウンターイオンを示し、上記式(I)で示されるフ
タロシアニン染料は、分子内に少なくとも2つ以上のス
ルホン基またはその塩を有し、またnは3〜8の整数を
示す)。
【0029】また上記の目的を達成することのできる、
本発明の一実施態様にかかる液晶パネルは、上記のカラ
ーフィルタと該カラーフィルタに対向配置されているパ
ネル基板とを有し、該カラーフィルタと該パネル基板と
の間に液晶組成物が封入されていることを特徴とするも
のである。
【0030】また上記の目的を達成することのできる、
本発明の一実施態様にかかるコンピュータは、上記の液
晶パネルを画像表示部として供えていることを特徴とす
るものである。
【0031】また上記の目的を達成することのできる、
本発明の一実施態様にかかる画像表示デバイスは、上記
の液晶パネルを画像表示部として供えていることを特徴
とするものである。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に本発明について、本発明に
かかるインクを核として詳細に説明する。
【0033】本発明にかかるインクは、先に説明した通
り、キサンテン染料およびアゾピラゾロン染料の少なく
とも一方と、前記一般式(I)で示されるフタロシアニ
ン染料とを含んでいる点に一つの特徴を有する。
【0034】(染料について)このインクに用いられる
染料について説明する。
【0035】上記式(I)で示されるフタロシアニン染
料は、耐熱性に優れ、カラーフィルタ製造の際に要求さ
れる180℃以上の高熱下に曝されても変退色の程度が
小さく好ましいものである。またこのフタロシアニン染
料は、水溶性に優れ、インク中の色材濃度を従来のフタ
ロシアニン染料に比して高濃度としても、インクの高粘
度化しにくい。その為、このフタロシアニン染料は、色
濃度の高いカラーフィルタが求められるモニター用のカ
ラーフィルタの製造に特に好適に用いられる。なお、こ
のフタロシアニン染料は、カラーフィルタの画素用染
料、特にブルーの画素用染料として用いるには、若干色
相が異なるため、キサンテン染料と混合して調色するこ
とにより、色純度が高く、しかも色彩コントラストも良
好なブルー画素を形成することができる。また、カラー
フィルタの画素用染料、特にグリーンの画素用染料とし
て用いるには、若干色相が異なるため、アゾピラゾロン
染料と混合して調色することにより、色純度が高く、し
かも色彩コントラストも良好なブルー画素を形成するこ
とができる。
【0036】上記式(I)、XはOまたはSを示す。4
つのRは、それぞれ独立して水素原子、スルホン基、ス
ルホアミド基、カルボキシル基、ハロゲン原子、ヒドロ
キシル基、シアノ基、ニトロ基、アミノ基、ホスホノ
基、トリフルオロメチル基、炭素数1〜6の直鎖あるい
は分岐のアルキル基、炭素数1〜6の直鎖あるいは分岐
のアルコキシ基、置換若しくは未置換のアリール基、置
換もしくは未置換のフェノキシ基、置換もしくは未置換
のチオフェノキシ基又は置換もしくは未置換のフェニル
基、スルホン基の塩及びカルボキシル基の塩から選ばれ
るいずれかを示す。ここで置換基として例えば、スルホ
ン基、スルホアミド基、カルボキシル基、ハロゲン原子
(フッ素原子、塩素原子、臭素原子等)、ヒドロキシル
基、シアノ基、ニトロ基、アミノ基、ホスホノ基、およ
びトリフルオロメチル基から選ばれる少なくとも1つが
挙げられる。また、Mは、2個の水素原子、2個の1価
の金属原子(Na原子、Li原子等)、1個の2価の金
属原子、或いは3価又は4価の金属誘導体のいずれか、
具体的には例えば、Cu,Zn,Ni,Co,Pd,AlOH、SiO2,TiO等
が挙げられる。また上記式(I)のフタロシアニンは、
1分子内に少なくとも2つもしくはそれ以上のスルホン
基又はその塩を有していることは、インク中における溶
解安定性等の観点から好ましいものである。また、カウ
ンターイオンのLとしてはアルカリ金属、例えば、Li、N
a、K等が挙げられ、また、アンモニウムイオンやエタノ
ールアミンなどのアミン類でも構わない。またnは、3
〜8の整数を表わす。
【0037】上記式(I)で示されるフタロシアニン染
料の具体例としては、例えば下記化学式3〜5で示され
るようなものが挙げられる:
【0038】
【外7】
【0039】
【外8】
【0040】
【外9】
【0041】また、色相調整に用いられるキサンテン染
料としては、例えばC.I.Acid Red 50、5
1、52、87、91、92、93、94、95、9
8、289、306C.I.Acid Violet
9、30、102等を挙げることができる。また、色相
調整に用いられるアゾピラゾロン染料としては、例え
ば、C.I. Acid Yellow 17,23,25,29,34,40,42,65,76,等
を挙げることができる。
【0042】これらの染料化合物のインク中に含有され
る量としては、0.5〜20重量%、好ましくは1〜1
5重量%の範囲である。また染料は必要に応じてこれ以
外の染料を包含しても良い。ところで、本発明において
は、更に青色インクに用いる染料として、該フタロシア
ニン系染料とキサンテン系染料とを、好ましくは重量比
で30:1〜2:1、さらに好ましくは20:1〜3:
1の範囲で共存させることにより、前記水溶性アクリル
モノマ単位を含むインク受容層との密着性が向上し、さ
らには後述するような好ましい効果が発揮できるもので
ある。
【0043】更に緑インクに用いる染料として、該フタ
ロシアニン染料とアゾピラゾロン染料とを、好ましくは
重量比で2:1〜1:2、さらに好ましくは1.5:1
〜1:1.5の範囲で共存させることにより、前記水溶
性アクリルモノマ単位を含むインク受容層との密着性が
向上し、さらには後述するような好ましい効果が発揮で
きるものである。
【0044】上記した色材を溶解、分散もしくは溶解及
び分散する液媒体としては、例えば水を含む水性媒体が
挙げられる。具体的には、例えば、水と以下のような特
徴を持つ溶媒とを用いる。すなわち、沸点150℃〜2
40℃の溶媒を、10〜60重量%、好ましくは沸点1
80℃〜230℃の溶媒を16〜60.0重量%とす
る。さらに、好ましくは沸点250℃以上の溶媒を3
0.0重量%以下、より好ましくは沸点245℃以上の
溶媒を19.0重量%以下とする。
【0045】前述の通り、インクジェット用に用いられ
るインク中にはヘッド先端での染料の析出による目詰ま
り現象を回避する等の目的のために高沸点溶媒が添加さ
れる。そしてインク中に含有させる溶媒種として上述の
物性を満足するものは、高沸点溶媒を多く含むインクを
カラーフィルタ用に適用したときに示すことがある着色
部の密着性の低下を生じることがなく、好ましい。ま
た、上記の溶媒量の範囲であれば、インク中の溶媒の量
が少なすぎる場合に生じることがあるインクジェットヘ
ッド先端での染料の析出や、インクジェットヘッド中へ
の泡の抱き込み等の現象によるインクの連続吐出性の低
下等を避けることができる。本発明にかかるインクに用
い得る好ましい溶媒の具体的な例を下記表1および表2
に示す。
【0046】
【表1】表1
【0047】
【表2】表2
【0048】また、インクには非イオン系、アニオン
系、カチオン系等の界面活性剤を用いても良く、他に
も、pH調整剤、防かび剤等の添加剤を必要に応じて添
加しても良い。
【0049】(カラーフィルタの製造方法) (第1の実施態様)図1は、本発明における液晶用カラ
ーフィルタの製造方法を示したものであり、本発明の液
晶用カラーフィルタの構成の1例が示されている。基板
1として一般にガラス基板を用いることができるが、液
晶用カラーフィルタとしての透明性、機械的強度等の必
要特性を有するものであればガラス基板に限定されるも
のではない。
【0050】図1(a)は、ブラックマトリクス2が形
成されたガラス基板1を示したものであり、7は光透過
部である。ブラックマトリクスの形成方法としては、基
板上に直接設ける場合は、スパッタもしくは蒸着により
金属薄膜を形成し、フォトリソ工程によりパターニング
する方法を、また樹脂組成物上に設ける場合は、一般的
なフォトリソ工程によるパターニングの方法が挙げられ
るが、これらに限定されるものではない。
【0051】図1の手順ではまず、ブラックマトリクス
2の形成された基板1上に硬化可能な樹脂組成物を含む
層を形成し、これを硬化させることにより、基板1上に
インク受容層3を形成する(図1(b))。インク受容
層3を形成する材料としては、以下の構造単位(II)を
少なくとも有するものであって、相当するアクリルアミ
ド単量体単独の重合体あるいはその単量体と他のビニル
系単量体との共重合体を含むかもしくはそれら重合体を
複数種含むものが好ましい:
【0052】
【外10】
【0053】上記式(II)中、R1はHまたはCH3、R2
はHまたは置換もしくは未置換のアルキル基を示す。こ
こでR2としての置換もしくは未置換のアルキル基は、
具体的には例えば、炭素数1〜6程度の直鎖状若しくは
分岐鎖状のアルキル基が挙げられる。
【0054】上記式(II)で表される構造単位に相当す
る単量体として具体的には,N−メチロールアクリルア
ミド、N−メトキシメチルアクリルアミド、N−エトキ
シメチルアクリルアミド、N−イソプロポキシメチルア
クリルアミド、N−メチロールメタクリルアミド、N−
メトキシメチルメタクリルアミド,N−エトキシメチル
メタクリルアミド等を挙げられるが、これらに限られる
ものではない。上記の他のビニル系単量体としては、ア
クリル酸、メタクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル
酸エチル等のアクリル酸エステル;メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル等のメタクリル酸エステル;ヒ
ドロキシメチルメタクリレート、ヒドロキシエチルメタ
クリレート、ヒドロキメチルアクリレ−ト、ヒドロキシ
エチルアクリレート等の水酸基を含有したビニル系単量
体;スチレン;αーメチルスチレン;アクリルアミド;
メタクリルアミド;アクリロニトリル;アリルアミン;
ビニルアミン;酢酸ビニル;プロピオン酸ビニル等を挙
げることができるが、これらに限られるものではない。
【0055】上記式(II)で示される構造単位に相当す
る単量体と他のビニル系単量体との共重合比はモル比で
95:5〜5:95の範囲が望ましい。上記単独重合体
および/または共重合体に、更に他の高分子化合物を混
合しても良い。このような高分子化合物としては、ポリ
ビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリビニル
アセタール、ポリウレタン、カルボキシメチルセルロー
ス、ポリエステル、ポリアクリル酸(エステル)、ヒド
ロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、あるいはこれらの変性物等の合成樹脂、また、アル
ブミン、ゼラチン、カゼイン、でんぷん、カチオン化で
んぷん、アラビアゴム、アルギン酸ソーダ等の天然樹脂
等も挙げられる。上記他の高分子化合物の配合量として
は、受容層を構成する樹脂全量に対し、70重量%以下
とすることが好ましい。
【0056】また、上記受容層3には必要に応じて、各
種添加剤が含まれていてもよい。添加剤の具体的な例と
しては、各種界面活性剤、染料固着剤(耐水化剤)、消
泡剤、酸化防止剤、蛍光増白剤、紫外線吸収剤、分散
剤、粘度調整剤、pH調整剤、防カビ剤、可塑剤等が挙
げられる。これらの添加剤については従来公知の化合物
から目的に応じて任意に選択すればよい。
【0057】上記インク受容層の形成方法としては、ス
ピンコート、ロールコート、バーコート、スプレーコー
ト、ディップコート等の方法を用いることができる。さ
らに、必要に応じてプリベークを行った後、インクジェ
ット方式により前記水溶性染料を含むR,G,Bの各色
インクを用いて着色する(図1(c))。着色に用いる
インクとしては、前記水溶性染料以外の染料および顔料
のいずれも併用することができ、また、液状インク、ソ
リッドインク共に使用できるが、特に本発明の場合に
は、水性インクの場合において非常に好適である。な
お、図1中、4はインクジェットヘッドである。インク
ジェット方式としては、エネルギー発生素子として電気
熱変換体を用いたタイプ、あるいは圧電素子を用いたタ
イプ等が使用可能であり、着色面積、および着色パター
ンは任意に設定することができる。次に、光照射もしく
は光照射と熱処理を施して、インク受容層を硬化させ
(図1(d))、その上に保護層を形成してカラーフィ
ルタを形成する(図1(e))。
【0058】また、上記のインク受容層材料には、さら
に光重合開始剤を含有させ、ブラックマトリクスに対応
する非着色用部分に予め光照射もしくは光照射と熱処理
を施して、その部分のインク吸収性を低下させることも
できる。それによって、インクジェット法にてR,G,
B各画を形成する際に発生しやすい各画素間の混色、色
ムラ等によるトラブルを防止することができ、低コスト
かつ高画質のカラーフィルタの製造が可能となる。その
ような製造手順を図2に示した。
【0059】すなわち、光重合開始剤を含有するインク
受容層を基板1上に形成した(図2(a)および図2
(b))後、ブラックマトリクスに対応する非着色用部
分81をフォトマスク84を介してパターン露光を行う
ことにより(図2(c))、非着色用部分のインク吸収
性を低下させる。パターン露光の際のフォトマスクとし
ては、ブラックマトリクス2に対応する非着色用部分8
1のインク吸収性を低下させるための開口部90を有す
るものを使用する。この際、ブラックマトリクス2に接
する部分での色ヌケを防止するためには、多めのインク
を吐出する必要があることを考慮すると、ブラックマト
リクス2の幅Xよりも狭い開口部幅Yを有するマスクを
用いることが好ましい。これにより形成された非着色用
部分81の幅がブラックマトリクス2の幅よりも狭くな
る。それ以降の工程(図2(d)〜(f))は、図1の
場合と同様に(図1(c)〜(e))行うことにより、
カラーフィルタを作製する。
【0060】なお、光照射部分のインク吸収性が低下す
る層(非着色用部分)81を形成する際の光照射手段と
しては特に限られるものではないが、本発明では特にD
eep−UV光が好ましく、光照射条件1〜3000m
J/cm2程度である。熱処理はオーブン、ホットプレ
ート等の手段によるものが挙げられ、温度条件50℃〜
180℃で10秒〜20分行えばよい。以下に上記イン
ク吸収性を低下させる性能を付与する光重合開始剤につ
いて説明する。光重合開始剤としては特に限られるもの
ではないが、オニウム塩、ハロゲン化トリアジン化合物
が好ましく用いられる。具体的には、オニウム塩として
は、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロアンチモ
ネート、トリフェニルスルホニウムテトラフルオロボレ
ート、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロホスフ
ェート、トリフェニルスルホニウムトリフルオロメチル
スルホネートまたこれらの誘導体、さらに、ジフェニル
ヨードニウムヘキサフルオロアンチモネート、ジフェニ
ルヨードニウムテトラフルオロボレート、ジフェニルヨ
ードニウムヘキサフルオロホスフェート、ジフェニルヨ
ードニウムトリフルオロメチルスルホネートまたこれら
の誘導体等が挙げられる。その中でもハロゲン化トリア
ジン化合物が好適に用いられる。ただし、それらに限定
されるものではない。さらに、それら化合物の誘導体等
も挙げられるが、当然のことながら、本発明においては
それら誘導体等にも限定されるものではない。上記光重
合開始剤の配合量は、前記インク受容層材料に対して重
量基準で0.01〜20%、好ましくは0.1〜10%
である。また増感剤としてペリレン、アントラセン等の
化合物を加えてもよい。
【0061】次に、図3および図4を用いてインクジェ
ット法により本発明のインクを噴射し画素を形成する方
法について述ベる。
【0062】図3は、インクジェット法によりカラーフ
ィルタの着色部を描画する装置の構成を示すブロック図
である。図3において、CPU21にはヘッド駆動回路
22を介してインクジェットヘッド23が接続されてい
る。さらにCPU21にはプログラムメモリ24内の制
御プログラム情報が入力される。CPU21はインクジ
ェットヘッド23を所定の位置まで移動させ(不図
示)、ガラス基板25上の所定の画素位置の上方にイン
クジェットヘッドを配置して、その位置に所定の色のイ
ンク液滴26を噴射して着色する。これを基板25上の
全画素位置に対して行って画素形成を行う。
【0063】図4はインクジェット法による着色部(画
素)の形成過程を示す。従来方法(染色法)と大きく異
なる点は、水、水溶性溶媒および染料から成るインクを
カラーフィルタ基板表面の画素形成部のみに選択的に付
着させ、その後、インク中の水および有機溶媒等を蒸発
させて画素を形成するところにある。ここで特に要求さ
れる特性としては、着色部とカラーフィルタ基板間の密
着性である。前述の通り、インクジェット法で用いられ
るインク(染色液)には微小なノズルからインクを連続
して安定的に噴射させる目的、ならびにノズル先端での
染料の析出等による目詰まりを防止する目的で染料の他
に有機溶剤が含有される。
【0064】ここで再度、図1に戻って本発明のカラー
フィルタの製造方法を説明すると、図1(c)の工程の
後、硬化可能な上記組成によるインク受容層を硬化させ
る(図1(d))。硬化方法には、主に加熱手段が用い
られる。更に、必要に応じて保護層6を形成する(図1
(e))。保護層6としては、光照射または熱処理によ
り硬化可能な樹脂材料あるいは蒸着またはスパッタリン
グにより形成された無機膜等を用いることができ、カラ
ーフィルタとした場合の透明性を有し、その後のITO
形成プロセス、配向膜形成プロセス等に耐えうるもので
あれば使用可能である。これにより、本発明のカラーフ
ィルタが完成する。図2の手順でも、同様にカラーフィ
ルタが作製できる。
【0065】(第2の実施態様)次にインク受容層3を
設けることなしにカラーフィルターを製造する点に一つ
の特徴を有する、本発明の第2の実施態様にかかるカラ
ーフィルターについて図5を用いてその製造工程に沿っ
て説明する。
【0066】まず第1の実施態様にて記載したのと同様
の方法で表面にブラックマトリクス2を形成した基板を
用意する(図5(a))。なお本態様においては、各画
素間に所定の厚さ(例えば0.5μm以上の壁を作って
おくことが好ましく、その為に黒色の樹脂レジストをパ
ターニングしてブラックマトリックス2を形成すること
が好ましい。
【0067】次に、図5(b)に示すように、インクジ
ェット方式を利用して、前記した本発明にかかる赤イン
ク51、及び公知の種々のGインク52及びBインク5
3を、ブラックマトリクス2の間の光透過部55を埋め
るようにして付与する。このときブラックマトリクス2
上で各色インクが重ならない様に付与することが好まし
い。
【0068】(インク組成)ここで本態様に用いる青色
若しくは緑色の画素を与えるインクとしては、前記のキ
サンテン染料及びアゾピラゾロン染料から選ばれる少な
くとも一方と、前記一般式(I)で示されるフタロシア
ニン染料とを含むインクを用いることができるが、該イ
ンクに光、熱あるいは光及び熱などのエネルギーの付与
により硬化可能な樹脂を含有させたものを特に好適に用
いることができる。またGインク及びBインクにも該樹
脂を含有させたものを用いることが好ましい。
【0069】(インク中硬化性樹脂成分の説明/含有
量)ここで上記樹脂としては、様々な市販の樹脂、硬化
剤を用いることができるが、インク中で固着等の問題を
起こさないものが好ましい。このような材料としては例
えばアクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、メラミン樹脂等
が挙げられる。また、インク中に含まれる光硬化可能な
成分あるいは熱硬化可能である成分あるいは光及び熱の
双方により硬化可能な成分の量としては、インク全重量
を基準として例えば0.1〜20%程度が好ましい。
【0070】さらには、以下の構造単位(II)を少なく
とも有するものであって、相当するアクリルアミド単量
体単独の重合体あるいはその単量体と他のビニル系単量
体との共重合体を含むか、もしくはそれら重合体を複数
種含むものが好ましい。
【0071】
【外11】
【0072】上記式(II)中、R1はHまたはCH3、R
2はHまたは置換もしくは未置換のアルキル基を示す。
ここでR2としての置換もしくは未置換のアルキル基
は、具体的には例えば、炭素数1〜6程度の直鎖状若し
くは分岐鎖状のアルキル基が挙げられる。
【0073】上記式(II)で表される構造単位に相当す
る単量体として具体的には,N−メチロールアクリルア
ミド、N−メトキシメチルアクリルアミド、N−エトキ
シメチルアクリルアミド、N−イソプロポキシメチルア
クリルアミド、N−メチロールメタクリルアミド、N−
メトキシメチルメタクリルアミド,N−エトキシメチル
メタクリルアミド等を挙げられるが、これらに限られる
ものではない。上記の他のビニル系単量体としては、ア
クリル酸、メタクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル
酸エチル等のアクリル酸エステル;メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル等のメタクリル酸エステル;ヒ
ドロキシメチルメタクリレート、ヒドロキシエチルメタ
クリレート、ヒドロキメチルアクリレ−ト、ヒドロキシ
エチルアクリレート等の水酸基を含有したビニル系単量
体;スチレン;αーメチルスチレン;アクリルアミド;
メタクリルアミド;アクリロニトリル;アリルアミン;
ビニルアミン;酢酸ビニル;プロピオン酸ビニル等を挙
げることができるが、これらに限られるものではない。
【0074】上記式(II)で示される構造単位に相当す
る単量体と他のビニル系単量体との共重合比はモル比で
95:5〜5:95の範囲が望ましい。上記単独重合体
および/または共重合体に、更に他の高分子化合物を混
合しても良い。このような高分子化合物としては、ポリ
ビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリビニル
アセタール、ポリウレタン、カルボキシメチルセルロー
ス、ポリエステル、ポリアクリル酸(エステル)、ヒド
ロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、あるいはこれらの変性物等の合成樹脂、また、アル
ブミン、ゼラチン、カゼイン、でんぷん、カチオン化で
んぷん、アラビアゴム、アルギン酸ソーダ等の天然樹脂
等も挙げられる。上記他の高分子化合物の配合量として
は、受容層を構成する樹脂全量に対し、70重量%以下
とすることが好ましい。
【0075】次いで、図5(c)に示すように光照射、
加熱あるいは光照射と加熱の両方を行って基板1上の開
口部55に付与したインクを部分硬化させ、次いで図5
(d)に示すようにブラックマトリクス2及び各色のイ
ンクによって形成された着色部位54を被覆する様に硬
化性樹脂組成物を塗布し、光照射及び/又は熱処理によ
り着色部位54を完全に硬化させて着色画素11を完成
させると共に硬化性樹脂組成物を硬化させて保護層6を
形成し、カラーフィルタを得る。なお保護層6として
は、光照射または熱処理、あるいはこれらの両方により
硬化可能な樹脂材料を硬化させて形成する他に、無機膜
を蒸着またはスパッタによって形成して保護膜6として
もよい。また保護膜6の形成に用い得る材料としては、
カラーフィルターとした場合の透明性を有し、その後の
ITO形成プロセス、配向膜形成プロセス等に耐えうる
ものが好適に使用できる。
【0076】(液晶パネル/画像表示デバイス)図6に
本発明にかかるカラーフィルタを組み込んだTFTカラ
ー液晶パネルの断面図を示す。カラー液晶パネルは、カ
ラーフィルタ9と対向する基板61を合わせ込み、その
間に液晶組成物62を封入することにより形成される。
液晶パネルの一方の基板の内側にTFT(不図示)と透
明な画素電極63がマトリクス状に形成されている。ま
たもう一方の基板1の内側には、画素電極に対向する位
置にカラーフィルタ9が設置され、その上に透明な対向
(共通)電極64が一面に形成されている。更に両基板
の面内には配向膜66が形成されており、これをラビン
グ処理することにより液晶分子を一定方向に配列させる
ことができる。またそれぞれのガラス基板の外側には偏
光板67が接着されており、液晶化合物はこれらのガラ
ス基板の間隙(2〜5μm程度)に充填される。またバ
ックライト光68の光源としては、蛍光灯と散乱板(い
ずれも不図示)の組み合わせが用いられ、液晶化合物を
バックライト光の透過率を変化させる光シャッターとし
て機能させることにより表示を行うものである。 なお
ブラックマトリクス及び着色部は、図6に示した様に、
通常カラーフィルタ基板側に形成されるが、ブラックマ
トリクスオンアレイタイプの液晶パネルにおいては、図
7に示すようにブラックマトリクスは、対向するTFT基
板側に形成され、またカラーフィルタオンアレイタイプ
の場合は、カラーフィルタが図8に示した様にTFT基板
側に形成される。そしてこの様に作成された液晶パネル
は、図9に示した様なコンピュータ91の画像表示部92と
して用いることができる。
【0077】
【実施例】(実施例1)60×150μmの大きさの開
口部を多数配列させたブラックマトリクスを備えたガラ
ス基板上に、インク受容層として表5に記載の処方例に
よる共重合体を膜厚1.5μmとなるようにスピンコー
トし、70℃で20分のプリベークを行った。
【0078】ブラックマトリクスの幅(40μm)より
狭い開口部(幅30μm)を有するフォトマスクを介し
てブラックマトリクス上のインク受容層の一部をDee
pUV光にて100mJ/cm2のエネルギー量でパタ
ーニング露光し、その部分のインク吸収性を低下させ
た。
【0079】ついでインクジェットプリンターを用い、
表3に記載の染料セットを用い処方例1に基づいて作製
したインクによりR,G,Bのマトリクスパターンを作
製した。インク中の染料は染料配合比1(表4)に基づ
いた染料混合物を用いた。
【0080】
【表3】表3 染料セット
【0081】
【表4】表4 染料配合比
【0082】 インク処方1 ・染料 (または染料セットに記載の混合物) 8wt% ・エチレングリコールモノブチルエーテル(b.p.170℃) 39wt% ・エチルアルコール(b.p.78℃) 6wt% ・水 47wt% 次いで、200℃で50分のベ−キングを行うことで硬
化反応を進行させ、液晶用カラーフィルタを作製した。
【0083】<評価方法> 評価1:密着性 上記のカラーフィルタを、出力100W(35kHz)
の超音波洗浄器を用いて水浴中で5分間洗浄した。次い
で洗浄部の密着性を下記の3段階の等級にて評価した。 A:密着性良好(中心部100画素中での剥がれの発生
なし) B:やや密着性が劣る(中心部100画素中での剥がれ
が5画素以下) C:密着性が劣る(中心部100画素中での剥がれが6
画素以上発生) 評価2:着色部のくすみ 上記のカラーフィルタの特定のセルを分光測定してお
き、60℃の温純水に10分間浸漬し、120度のホッ
トプレートで1分間乾燥した。同一のセルを分光測定
し、初期の吸収最大波長からの減少率を以下のように評
価した。 A:着色部の吸光度の減少が1%未満 B:着色部の吸光度の減少が1%以上3%未満 C:着色部の面積の減少が3%以上。 以上の評価結果を表6に示した。 評価3:耐熱性 上記のカラーフィルタを250℃のオーブンに1時間放
置し、変退色の大きさをCIEで定めたΔEとして算出
し、下記の基準で評価した。評価結果を表5に示した。 A:ΔEが3以下 B:ΔEが3を超え10以下 C:ΔEが10より大 評価4:吐出安定性 上記で調製した実施例9〜16のGインクをBJ−10
Vに装填し、A4用紙にキャラクタパターンを300枚
印字した。300枚目の印字されたA4用紙を目視にて
観察し、下記の基準で評価した。評価結果を表5に示し
た。 A:全く問題なし B:若干のかすれが生じた C:殆ど吐出せず 各々の評価に於いてB判定以上の物が使用に耐えうると
判断し、A判定の物は特に好適に用いられるものと判断
する。
【0084】(実施例2〜12)使用する染料セットを
表3のように変えた以外は実施例1と同様の条件で、実
施例2〜12のカラーフィルタを作製し、実施例1と同
様の評価を行った。評価結果を表6に示した。
【0085】(比較例1〜5)使用する染料セットを表
3のように変えた以外は実施例1と同一の条件で、比較
例1、2のカラーフィルタを作成し、実施例1と同じ評
価を行った。評価結果を表6に示した。
【0086】
【表5】表5 受容層配合処方例
【0087】
【表6】表6 評価結果
【0088】(実施例13)先ず、ガラス基板上に富士
ハント(株)製の黒色顔料レジスト(商品名:CK−S
171B)をスピンコート法により塗布し、その後、露
光、現像、熱処理によって、基板上に厚さ1.0μmの
ブラックマトリクスを形成した。
【0089】次いで、表3に記載の染料セットを用い処
方例2に基づいて硬化性インクを作製した。インク中の
染料は染料配合比1(表4)に基づいた染料セットを用
いた。インクジェットプリンタにより開口部に、R、
G、Bの各インクを吐出し、230℃、30分の熱処理
により該インクを被膜化させ、液晶素子用カラーフィル
タを形成した。
【0090】 インク処方例2 ・染料 染料(または表4に基づく染料混合物 ) 6.0wt% ・以下の重量組成からなるアクリル系共重合体 10.0wt% N−メチロールアクリルアミド 20部 N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート 10部 メタクリル酸メチル 25部 2−ヒドロキシエチルメタクリレート 40部 アクリル酸 5部 ・エチレングリコールモノブチルエーテル(b.p.170℃)36.0wt% ・エチルアルコール(b.p.78℃) 6.0wt% ・水 42.0wt% 実施例1と同様の評価を行った。評価結果を表7に示し
た。
【0091】(実施例14〜24)使用する染料セット
を表3のように変えた以外は実施例13と同様の条件
で、実施例14〜24のカラーフィルタを作製し、実施
例1と同様の評価を行った。評価結果を表7に示した。
【0092】(比較例3、4)使用する染料セットを表
3のように変えた以外は実施例13と同一の条件で、比
較例3,4のカラーフィルタを作成し、実施例1と同じ
評価を行った。評価結果を表7に示した。
【0093】
【表7】表7
【0094】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、耐
熱性、耐洗浄性および基板との密着性に優れたカラーフ
ィルタを製造し、そのカラーフィルタを用いて優れた液
晶パネルを作製することができる。
【0095】又本発明によれば、フタロシアニン染料の
水溶性が向上する結果、インクのインクジェット適性を
何ら犠牲にすることなしに、インク中の色材の高濃度化
を達成することができ、高品位なカラーフィルタの低コ
スト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラーフィルタの製造手順の1例を示
す工程図である。
【図2】本発明のカラーフィルタの製造手順の別の例を
示す工程図である。
【図3】本発明のカラーフィルタ製造に用いるインクジ
ェット装置の一構成例を示すブロック図である。
【図4】インクジェット法による画素の形成過程を示す
説明図である。
【図5】本発明の他の実施態様にかかるカラーフィルタ
の製造方法の工程図である。
【図6】本発明のカラーフィルタを組み込んだ液晶パネ
ルの1例を示す概略断面図である。
【図7】本発明の他の実施態様を示す液晶パネルの概略
説明図である。
【図8】本発明の更に他の実施態様にかかる液晶パネル
の概略断面図である。
【図9】本発明にかかるコンピュ−タの概略斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 基板 2 ブラックマトリクス 3 インク受容層 4 インクジェットヘッド 6 保護層 7 光透過部 9 カラーフィルタ 10 共通電極 11 配向膜 12 液晶組成物 13 画素電極 14 基板 15 偏光板 16 基板 17 バックライト光 21 CPU 22 ヘッド駆動回路 23 インクジェットヘッド 24 プログラムメモリ 25 基板 26 インク液滴 81 非着色用部分 84 フォトマスク 90 開口部
フロントページの続き (72)発明者 柏崎 昭夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 山下 佳久 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 中澤 広一郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 横山 真由美 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 FB01 2H048 BA57 BA64 BB02 BB44 2H091 FA02Y FB02 FC01 LA15 4J039 AD01 AD03 AD08 AD09 AD10 AD11 AD12 BC07 BC09 BC13 BC14 BC15 BC35 BC36 BC60 BE02 BE06 BE08 BE12 BE19 BE22 BE30 CA03 CA06 EA37 EA38 EA43 EA46 FA04 GA24

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キサンテン染料およびアゾピラゾロン染
    料の少なくとも一方と下記一般式(I)で示されるフタ
    ロシアニン染料とを含んでいることを特徴とするイン
    ク: 【外1】 (上記式(I)中、Xは、OまたはSを示し、4つのRは各
    々独立して水素原子、スルホン基、スルホアミド基、カ
    ルボキシル基、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、シアノ
    基、ニトロ基、アミノ基、ホスホノ基、トリフルオロメ
    チル基、炭素数1〜6の直鎖あるいは分岐のアルキル
    基、炭素数1〜6の直鎖あるいは分岐のアルコキシ基、
    アリール基、フェノキシ基、チオフェノキシ基、フェニ
    ル基およびスルホン基の塩およびカルボキシル基の塩か
    ら選ばれる何れかを示し、Mは2個の水素原子、2個の
    1価の金属原子、1個の2価の金属原子、或いは3価ま
    たは4価の金属誘導体のいずれかを示し、Lはカウンタ
    ーイオンを示し、上記式(I)で示されるフタロシアニ
    ン染料は、分子内に少なくとも2つ以上のスルホン基ま
    たはその塩を有し、またnは3〜8の整数を示す)。
  2. 【請求項2】 該キサンテン染料及び該アゾピラゾロン
    染料から選ばれる少なくとも一方と上記式(I)のフタ
    ロシアニン系染料とを重量比で1:30〜2:1の範囲
    で含有し、沸点150〜240℃の溶媒を10〜60重
    量%含んでいる請求項1に記載のインク。
  3. 【請求項3】 沸点180℃〜230℃の溶媒を16〜
    60.0重量%含んでいる請求項2に記載のインク。
  4. 【請求項4】 該キサンテン染料及び該アゾピラゾロン
    染料の少なくとも一方と該フタロシアニン染料との重量
    比が1.5:1〜1:1.5の範囲である請求項2記載
    のインク。
  5. 【請求項5】 該インク中の総染料濃度が0.5〜20
    重量%である請求項1ないし4のいずれかに記載のイン
    ク。
  6. 【請求項6】 該インク中の総染料濃度が1〜15重量
    %である請求項5記載のインク。
  7. 【請求項7】 該インクが更に、硬化性成分を含有して
    いる請求項1〜6のいずれかに記載のインク。
  8. 【請求項8】 該硬化性成分が下記一般式(II)で示
    されるアクリルモノマ単位を有している重合体である、
    請求項7に記載の硬化性インク。 【外2】 (上記式(II)中、R1はHまたはCH3、R2はHま
    たは炭素数1から6の直鎖あるいは分岐のアルキル基を
    示す)。
  9. 【請求項9】 該インクがインクジェット用である請求
    項1〜8のいずれかに記載のインク。
  10. 【請求項10】 基板上に請求項9に記載のインクの滴
    をインクジェット法によって、光透過性基板上の所定の
    位置に付着させて着色画素を形成する工程を有するカラ
    ーフィルタの製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の工程が、インクの
    滴の付与を、光透過性基板上に設けられたアクリルモノ
    マ単位を持つ重合体を含有するインク受容層に対して行
    い、そのインク滴が付与されたインク受容層を硬化させ
    て着色画素を形成する工程を含む請求項9に記載のカラ
    ーフィルタの製造方法。
  12. 【請求項12】 前記アクリルモノマ単位が下記一般式
    (II)で示される請求項11に記載のカラーフィルタ
    の製造方法: 【外3】 (上記式(II)中、R1はHまたはCH3、R2または
    炭素数1から6の直鎖あるいは分岐のアルキル基を示
    す)。
  13. 【請求項13】 前記インク受容層が光重合開始剤を含
    有する請求項11または12記載のカラーフィルタの製
    造方法。
  14. 【請求項14】 該工程が、インク付与に先だって、前
    記インク受容層の非着色部分を光照射ならびに光照射お
    よび熱処理の併用のいずれかによる部分的硬化によって
    インク吸収性を低下させる工程を含む請求項13記載の
    製造方法。
  15. 【請求項15】 請求項7または8に記載されたインク
    を用いて、光透過性基板上にインクを付与し、そのイン
    クを硬化させて着色画素を形成する工程を含むカラーフ
    ィルタの製造方法。
  16. 【請求項16】 該基板がインク混色防止壁を具備する
    基板である請求項15に記載のカラーフィルタの製造方
    法。
  17. 【請求項17】 請求項10〜16のいずれかに記載の
    製造方法で製造されたことを特徴とするカラーフィル
    タ。
  18. 【請求項18】 光透過性基板上の所定に位置に着色さ
    れた画素を具備しているカラーフィルタであって、該画
    素は、キサンテン染料およびアゾピラゾロン染料から選
    ばれる少なくとも1つと下記式(I)で示されるフタロ
    シアニン染料とを含んでいることを特徴とするカラーフ
    ィルタ: 【外4】 (上記式(I)中、Xは、OまたはSを示し、4つのRは各
    々独立して水素原子、スルホン基、スルホアミド基、カ
    ルボキシル基、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、シアノ
    基、ニトロ基、アミノ基、ホスホノ基、トリフルオロメ
    チル基、炭素数1〜6の直鎖あるいは分岐のアルキル
    基、炭素数1〜6の直鎖あるいは分岐のアルコキシ基、
    アリール基、フェノキシ基、チオフェノキシ基、フェニ
    ル基およびスルホン基の塩およびカルボキシル基の塩か
    ら選ばれる何れかを示し、Mは2個の水素原子、2個の
    1価の金属原子、1個の2価の金属原子、或いは3価ま
    たは4価の金属誘導体のいずれかを示し、Lはカウンタ
    ーイオンを示し、上記式(I)で示されるフタロシアニ
    ン染料は、分子内に少なくとも2つ以上のスルホン基ま
    たはその塩を有し、またnは3〜8の整数を示す)。
  19. 【請求項19】 請求項17または18に記載のカラー
    フィルタと該カラーフィルタに対向配置されているパネ
    ル基板とを有し、該カラーフィルタと該パネル基板との
    間に液晶組成物が封入されていることを特徴とする液晶
    パネル。
  20. 【請求項20】 該液晶組成物の配向を制御する為の電
    極を、該カラーフィルタの光透過性基板の、該画素を有
    する側とは反対側の面に有する請求項19記載の液晶パ
    ネル。
  21. 【請求項21】 請求項19または20に記載の液晶パ
    ネルを画像表示部として備えていることを特徴とするコ
    ンピュータ。
  22. 【請求項22】 請求項19または20に記載の液晶パ
    ネルを画像表示部として備えていることを特徴とする画
    像表示デバイス。
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