JP2002211334A - ドアハーネスの取付構造 - Google Patents

ドアハーネスの取付構造

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JP2002211334A JP2001007894A JP2001007894A JP2002211334A JP 2002211334 A JP2002211334 A JP 2002211334A JP 2001007894 A JP2001007894 A JP 2001007894A JP 2001007894 A JP2001007894 A JP 2001007894A JP 2002211334 A JP2002211334 A JP 2002211334A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ドアフレーム内へのワイヤハーネスの組付作業
の簡素化、ドアフレーム内への雨水浸入阻止を図る。 【解決手段】 弾性のグロメット本体5の内側にドアハ
ーネスを挿通させると共に剛性の支持ブラケット6を装
着し、グロメット本体をドアフレーム2の略L字状の凹
溝部1に密着させる構造で、グロメット本体5の表側に
ハーネス導入筒部14と、支持ブラケット6に対する受
容凹部16と、受容凹部に連通して凹溝部1に沿う袋状
の収容部17とが形成され、グロメット本体の裏側に、
ハーネス導入筒部14に連通してハーネス収容部15が
膨出形成され、ハーネス導入筒部14からハーネス収容
部15にドアハーネスが挿通され、受容凹部16から袋
状の収容部17に支持ブラケット6が挿入され、受容凹
部に支持ブラケットが着座し、凹溝部1と支持ブラケッ
トとの間にグロメット本体が挟着される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等のドアフ
レームの端壁部から内板部に至る略L字状の凹溝部に防
水用グロメットを介在させてドアハーネスを配索するド
アハーネスの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等のドアには、ドアミラー、音響
スピーカ、ドアウィンドレギュレータ、ドアロック、ド
アランプ等といった各種の電装品が装備されている。こ
れらの各電装品には、バッテリの電流を通電させるため
に、エンジンルーム内のバッテリから延びたワイヤハー
ネスを車体フロントピラーからドアに配索している。
【0003】この配索時に、フロントピラーに対面する
ドアフレームの端壁部から内板部にかけて形成された略
L字状の凹溝部に防水機能を有するグロメットを埋め、
ブラケットを介して取り付けたこのグロメットからワイ
ヤハーネスを引き延ばして、ドアフレーム内の空部に導
き、上記各種の電装品へコネクタにより電気接続を行っ
ている。
【0004】かかるドアハーネスの取付構造に関する技
術は、自動車製造組立ラインにおいて、能率的に行うだ
けでなく、できあがった製品の水密性の確保、さらには
耐久性の向上といった種々の面で所要の品質を維持する
ことが要求されている。このため、かかる取付構造とし
て従来、種々の形態が提案され、実施されている。
【0005】従来の技術として、例えば実開昭62−5
4849号公報記載のドアハーネスの取付構造(以下
「第一の従来技術」という)が挙げられる。これを図7
〜図11を用いて説明する。
【0006】図7,図8で符号51は、乗用自動車のド
ア外板とドア内板とからなるフロントドアにおけるドア
フレームであり、図示しないフロントピラーに対面する
ドア内板の端壁部52から内板部53(ドア内板の一部
分)に渡る略L字状のコーナー部に凹溝部54が形成さ
れている。この凹溝部54に、図10に示すドアハーネ
ス(以下「ワイヤハーネス」という)の取付構造体が組
み込まれる。この取付構造体は図9に示す組立部品で構
成されている。すなわち、エンジンルームにあるバッテ
リから配索されたワイヤーハーネスWは集束してゴム製
のグロメットGに挿通され、その導出部にコネクタCが
配設される。
【0007】コネクタCには各種の電装品に対応してド
ア用のワイヤハーネスW1〜W5が分岐して接続され、
その先端に設けた小コネクタC1〜C5が各種電装品に
接続される(図7)。符号55は、凹溝部54に着座す
るように設けられるL字状の取付具で、ワイヤハーネス
WのコネクタCを挿通するための貫通孔55aと、凹溝
部54の端壁部52への取付フランジ55bとが設けら
れている。56は、この取付フランジ55bに被せられ
るように形成された中空の直方体形状のゴム製の防水カ
バーである。この防水カバー56には、貫通孔55aと
取付フランジ55bとに対応して通し孔56aと通孔5
6bとが形成されている。
【0008】これらワイヤハーネスWと取付具55と防
水カバー56とを組み立てることで、図10に示す組付
完了状態における組立体が構成される。かかる組立体を
図8の端壁部52の凹溝部54に着座させてボルト57
で締め付ける。この後、図11のようにドアウェザスト
リップ58が上記組立体の上から密着するように取り付
けられ、水密性が確保される。なお、図7で符号59
は、内板部53に形成した電装部品の取付作業用の孔を
示す。
【0009】次に、特開平11−20573号公報に記
載されたドアハーネスの取付構造(第二の従来技術)を
図12〜図15を用いて説明する。この構造は、図14
に示す組立体を図12に示す凹溝部64に組付たもので
ある。L字状のコーナー部に形成した凹溝部64は、底
の浅い浅溝部64aと、底の深い深溝部64bとで構成
され、端壁部62の溝は車両外方に向かうにつれて下方
に所用角度θだけ傾斜している。
【0010】組立体は図14の如く、凹溝部64の形状
に沿うようにL字状に屈曲した合成樹脂製のグロメット
カバー70と、グロメットカバー70の裏側から取り付
けられるプロテクタ71とから成る。グロメットカバー
70には、金属製の補強板72が一体的に埋め込まれ、
ワイヤハーネスWを挿通して保護するハーネス導入筒部
としてのグロメット部Gがグロメットカバー70に一体
的に成形されている。ワイヤハーネスWをグロメット部
Gに挿入し、グロメットカバー70の裏側に形成した枠
部70aに沿って配索し、プロテクタ71を枠部70a
に嵌め込むことでワイヤハーネスWが収容される。
【0011】この組立体を凹溝部64にボルト73で固
定すると(図13)、プロテクタ71は深溝部74bに
ほぼ収まる(図15)。ワイヤハーネスWはグロメット
カバー70とプロテクタ71とで形成されるトンネル部
74内に収容されて外部から保護される。
【0012】次に、特開平11−255042号公報に
記載された従来のドアハーネスの取付構造(第三の従来
技術)を図16〜図17を用いて説明する。この構造
は、ワイヤハーネスWを挿通するハーネス導入筒部95
aと、ワイヤハーネスWを挿通して収容するトンネル部
95bとを合成樹脂製材で一体的に成形したグロメット
本体95、及びグロメット本体95の外側表面を端壁部
72に向けて押さえ付ける押さえカバー96とから成
る。
【0013】グロメット本体95のハーネス導入筒部9
5aの基部には圧肉部95cが形成されている。また、
押さえカバー96には、ハーネス導入筒部95aに対す
る逃がし用の切欠部96aと、係止用クリップ96bと
が設けられている。グロメット本体95を凹溝部94に
組み込み、押さえカバー96を上から押し当てて、係止
用クリップ96bを固定孔82aに圧入することによ
り、グロメット本体95が端壁部82に取り付けられる
(図16)。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
一の従来技術のドアハーネスの取付構造にあっては、グ
ロメットGと取付具55と防水カバー56との三部品で
構成されるために、コスト高になると共に、ワイヤハー
ネスWを配索するのに、グロメットGと貫通孔55aと
通孔56bとにそれぞれ挿通しなければならず、組付作
業に多くの時間を要し、さらに図11の如く端壁部52
の凹溝部54のテーパ状の側部Kにおいて防水カバー5
6との間に隙間Sを生じやすく、外部から浸入した雨水
が通孔56aや貫通孔55aを経てワイヤハーネスWを
濡らして、酸化やショート等を起こす恐れがあった。
【0015】また、上記第二の従来技術のドアハーネス
の取付構造にあっては、上記第一の従来技術におけるよ
うな隙間Sの存在による水密性の欠点を解消し、傾斜角
θによる凹溝部64を経由しての内板部63への雨水浸
入防止を図ることはできるが、グロメットカバー70に
補強板72を組み込んでいるため、ワイヤハーネスWを
グロメット部Gに通し、さらにグロメットカバー70の
裏側に沿って配索する際に、グロメットカバー70を拡
張することができず、配索作業性が悪いという問題があ
った。また、プロテクタ71を要するため、それだけ部
品点数が多くなってコスト高になると共に組付工数がか
かっていた。
【0016】さらに、プロテクタ71とグロメットカバ
ー70とで構成されたトンネル部74にワイヤハーネス
Wを挿通しているため、雨水がプロテクタ71とグロメ
ットカバー70との接合部位すなわち枠部70aからト
ンネル部74内に浸入しやすいという懸念があった。さ
らに、プロテクタ71を枠部70aに嵌め込む時に、は
み出したワイヤハーネスWを噛み込む心配があり、その
場合にはワイヤハーネスWの被覆に損傷を与えてしまう
恐れもあった。
【0017】さらに、上記第三の従来技術のドアハーネ
スの取付構造にあっては、ハーネス導入筒部95aがグ
ロメット本体95に一体化していることで、ワイヤハー
ネスWをトンネル部95bに挿通し易いメリットはある
が、そのトンネル部95bには上記第二の従来技術の補
強板72のような補強部材がないために、外部から外力
がトンネル部95bに作用した場合に、トンネル部95
bが破損してしまう恐れがあり、水密性の確保を確実に
得るのが困難になるという懸念があった。
【0018】本発明は、上述した第一〜第三の各従来技
術の問題を克服することを目的として考案されたもの
で、ドアフレーム内へのワイヤハーネスの組付作業の簡
素化、ドアフレーム内への雨水浸入防止と、雨水浸入に
よるワイヤハーネスの短絡の防止と耐用性の向上、ひい
ては品質の向上を図ることのできるドアハーネスの取付
構造を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、弾性のグロメット本体の内
側にドアハーネスを挿通させると共に剛性の支持ブラケ
ットを装着し、該グロメット本体をドアフレームの略L
字状の凹溝部に密着させるドアハーネスの取付構造であ
って、前記グロメット本体の表側にハーネス導入筒部
と、前記支持ブラケットに対する受容凹部と、該受容凹
部に連通して前記略L字状の凹溝部に沿う袋状の収容部
とが形成され、該グロメット本体の裏側に、該ハーネス
導入筒部に連通してハーネス収容部が膨出形成され、該
ハーネス導入筒部から該ハーネス収容部に該ドアハーネ
スが挿通され、該受容凹部から該袋状の収容部に該支持
ブラケットが挿入され、該受容凹部には該支持ブラケッ
トが着座し、該略L字状の凹溝部と該支持ブラケットと
の間に該グロメット本体が挟着されることを特徴とす
る。
【0020】請求項1記載の発明に係るドアハーネスの
取付構造によれば、ドアハーネスをグロメット本体に取
り付けるに際して、グロメット本体がゴム等の弾性を有
する材料で形成されているので、グロメット本体は自由
に変形されて拡張できる。この場合、支持ブラケットの
装着前に、ドアハーネスがグロメット本体、すなわちハ
ーネス導入筒部とハーネス収容部とに容易に挿入され、
また、ドアハーネスの取付構造は、グロメット本体と支
持ブラケットの二部品で構成されるので、ドアハーネス
の取り付け作業が大幅に簡素化される。また、グロメッ
ト本体の袋状の収容部に支持ブラケットが受容され、た
とえ外部から雨水が受容凹部に浸入しても、この袋状の
収容部で雨水の浸入が食い止められる。これにより雨水
が、ドア内板部側に伝わってドアフレームの内空部に浸
入することがない。また、ドアハーネスはハーネス収容
部内を貫通するので、雨水がドアハーネスに接触するこ
とがなく、また、支持ブラケットでハーネス収容部が保
護されるので、収容部が外力に対して破損することがな
く、雨水の浸入が確実に阻止される。さらに、ドアハー
ネスはグロメット本体に関して収容部とは反対側に位置
し、支持ブラケットとは直接に触れるような配索構成に
なっていない。これにより、ドアハーネスの取り付け時
に、ドアハーネスがドアフレームの端壁部に噛み込んだ
まま取り付けられてしまうような不具合が確実に阻止さ
れる。
【0021】請求項2記載の発明は、請求項1記載のド
アハーネスの取付構造において、前記凹溝部に浅溝部と
深溝部とが形成され、前記グロメット本体が該浅溝部に
当接し、前記ハーネス収容部が該深溝部に収容されるこ
とを特徴とする。
【0022】請求項2記載の発明によれば、ハーネス収
容部が深溝部に収納されるので、グロメット本体の裏面
に膨出するハーネス収容部が支持ブラケットと深溝部を
形成する凹溝部との間の空隙に位置することとなり、ド
アハーネスが確実に外力から保護される。さらに、ハー
ネス収容部の損傷や破損が回避されるので、雨水等の浸
入による酸化や錆の発生や電気的短絡等が確実に回避さ
れる。
【0023】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載のドアハーネスの取付構造において、前記支持ブラケ
ットに、前記ハーネス導入筒部に対する逃がし部と、前
記L字状の凹溝部に沿う屈曲部とが形成されると共に、
該屈曲部が前記袋状の収容部で覆われて収容されること
を特徴とする。
【0024】請求項3記載の発明によれば、支持ブラケ
ットの屈曲部がグロメット本体の袋状の収容部に挿入さ
れる一方、逃がし部のある部位がグロメット本体の受容
凹部に存続しているので、グロメット本体が支持ブラケ
ットで保護され、とくに端壁部から内板部にかけてのド
アフレームのL字状のコーナー部に、支持ブラケットが
配置されることになり、グロメット本体が外力に対して
損傷等を受けることがない。
【0025】請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何
れか記載のドアハーネスの取付構造において、前記グロ
メット本体の裏側に、前記浅溝部に沿って密着するシー
ルリップ部が、前記ハーネス収容部の周囲を囲繞して設
けられたことを特徴とする。
【0026】請求項4記載の発明によれば、グロメット
本体裏面に設けられたシールリップの存在により、車外
からの雨水等が車内側に浸入するのが阻止される。
【0027】請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何
れか記載のドアハーネスの取付構造において、前記受容
凹部の周縁に、前記支持ブラケットの外周縁を挟持させ
る周溝が設けられたことを特徴とする。
【0028】請求項5記載の発明によれば、支持ブラケ
ットの外周縁がグロメット本体の受容凹部の周縁の周溝
に嵌め込まれるので、支持ブラケットがグロメット本体
を拡げて弾性変形させることで、支持ブラケットが容易
にグロメット本体内に装着される。
【0029】請求項6記載の発明は、請求項1〜5の何
れか記載のドアハーネスの取付構造において、前記グロ
メット本体の裏側の外周縁に、前記ドアフレームの端壁
部から前記浅溝部に続く傾斜面に密着するテーパ部が設
けられ、該傾斜面と該テーパ部との間に隙間が存在しな
いことを特徴とする。
【0030】請求項6記載の発明によれば、グロメット
本体の裏面側の外周縁に設けたテーパ部が傾斜面に弾着
するので、雨水等がグロメット本体と端壁部との間から
浸入するのが回避され、ドアフレーム内への雨水浸入が
阻止され、品質が向上する。
【0031】請求項7記載の発明は、請求項1〜6の何
れか記載のドアハーネスの取付構造において、前記グロ
メット本体及び前記支持ブラケットに、前記端壁部側の
ボルトを挿通するためのボルト取付孔が設けられ、該グ
ロメット本体の該ボルト取付孔の周縁に、前記シールリ
ップ部が取り囲むように形成されたことを特徴とする。
【0032】請求項7記載の発明によれば、グロメット
本体に形成したボルト取付孔の周囲をシールリップが取
り囲んでいる、ボルト取付孔を通してドアフレーム内に
雨水等が浸入することが確実に阻止される。
【0033】請求項8記載の発明は、請求項1〜7の何
れか記載のドアハーネスの取付構造において、前記ハー
ネス導入筒部の入口側と、前記ハーネス収容部の出口側
とに前記ドアハーネスをテープ巻きする固定部が突設さ
れ、出口側の該固定部が前記ドアフレームの内板部から
前記凹溝部に入り込んだことを特徴とする。
【0034】請求項8記載の発明によれば、ハーネス導
入筒部の入口側及びハーネス収容部の出口側にテープ等
による固定部を設け、ドアハーネスをこれら固定部と一
体的にテープ等で巻き付けることで、ドアフレームに対
する取付作業が簡素化される。
【0035】請求項9記載の発明は、請求項1〜8の何
れか記載のドアハーネスの取付構造において、前記グロ
メット本体の受容凹部に隣接する壁部にウェザストリッ
プが密着することを特徴とする。
【0036】請求項9記載の発明によれば、グロメット
本体の壁部の内側に剛性の支持ブラケットが位置してい
るから、ウェザストリップと支持ブラケットとの間でグ
ロメット本体の壁部が挟着され、壁部の凹み変形が少な
くなって防水シール性が向上する。
【0037】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係るドアハーネス
の取付構造の一実施形態を図1〜図6に基づいて説明す
る。図1はドアハーネスの取付完了状態における外観斜
視図、図2はドアハーネスの取付構造を裏側から視た外
観斜視図、図3はドアハーネスの取付構造を示す分解斜
視図である。
【0038】符号1は、車体ピラー部に対面するドアフ
レーム2の端壁部3から内板部4にかけて略L字状のド
アコーナー部に板金成形加工して形成された凹溝部であ
り、合成ゴム材で弾力を有する防水用のグロメット本体
5が剛性部材である支持ブラケット6を介して凹溝部1
にボルト7で結合されて支持される。
【0039】図3の如く凹溝部1は浅溝部8と深溝部9
とを傾斜面10をなす段差で連続して構成されている。
浅溝部8と端壁部3との間も傾斜面11で段差を有して
連続している。符号12は、ウェルドナット13に対応
した位置に設けたボルト7用のボルト孔である。図3に
おける二点鎖線Lはドアコーナーの角部を示す。
【0040】グロメット本体5は、全体として略L字状
に屈曲された部位を有し、その表面にドアハーネスWを
集束して挿通する蛇腹状のハーネス導入筒部14が突設
され、グロメット本体5の裏面には、ハーネス導入筒部
14に連通されたハーネス収容部15が膨出形成されて
いる。また、ハーネス導入筒部14の周囲には、筒部1
4を囲繞するように陥没した受容凹部16と、受容凹部
16から車室側の内板部4に向かう方向に連通するよう
に延びた袋状の収容部17が形成されている。袋状収容
部17には、後述する支持ブラケット6の屈曲部18が
挿入される。
【0041】さらに、受容凹部16の周縁には、支持ブ
ラケット6の外周縁を挟んで支持する周溝19が設けら
れ、周溝19は袋状収容部17と連通している。符号2
0は、受容凹部16の壁部に穿設され、ボルト7(図
1)を挿通するためのボルト取付孔、21は、ハーネス
導入筒部14の入り口に設けられたテープ巻き部、22
は、袋状収容部17の出口28側に突設されたテープ巻
き部をそれぞれ示す。支持ブラケット6が組み付けられ
る前のグロメット本体5は弾性的に変形自在で、支持ブ
ラケット6の組付作業が容易であり、受容凹部16や袋
状収容部17も同様に弾性変形自在である。
【0042】グロメット本体5の裏面には、ハーネス収
容部15の周囲を取り囲み、且つ浅溝部8に対応する部
位にシールリップ部23(図2)が設けられている。シ
ールリップ部23の終端は、ドアウェザストリップ24
が設けられる位置よりも車室側に近寄った位置まで延長
されている。ボルト取付孔20の周縁にも、これを囲繞
するようにシールリップ部23aが環状に設けられてい
る。シールリップ部23aはシールリップ部23に一体
に続いている。
【0043】また、グロメット本体5の外周縁が凹溝部
1の傾斜面11に支持ブラケット6で押し付けられて密
着することで良好なシール性を発揮するように、グロメ
ット本体5の外周縁に先細形状のテーパ部25が設けら
れている。なお、このテーパ部25を自由状態において
端壁部3に向かって湾曲したリップ状に形成すること
で、より水密性を高めることもできる。
【0044】支持ブラケット6は、グロメット本体5の
屈曲部位に対応した屈曲部18を有するように樹脂成形
加工ないし板金加工されたもので、ボルト挿通用のボル
ト孔26及びハーネス導入筒部14を挿通するための筒
部挿通孔(逃がし部)27を有している。
【0045】以下にドアハーネス組付体の組付方法を説
明する。先ず、グロメット本体5を適宜弾性変形にて拡
張させてドアハーネスWをハーネス導入筒部14から挿
入し、ハーネス収容部15を貫通させて、グロメット本
体5に組み付ける。
【0046】こうしてドアハーネスWを組み込んでサブ
アッセンブリされたグロメット本体5に、さらに支持ブ
ラケット6を組み付ける。すなわち、支持ブラケット6
の筒部挿通孔27にドアハーネス導入筒部14を挿通
し、次いでグロメット本体5の陥没凹溝16の周溝19
や袋状収容部17を拡張変形させながら支持ブラケット
6を圧入し、屈曲部18を袋状収容部17に挿入する。
支持ブラケット6の外周縁はグロメット本体5の周溝1
9に嵌まり込む。
【0047】ドアハーネスWはテープ巻き部21,22
にテープで巻き付けてグロメット本体5に固定される。
このようにして、図2の如くドアハーネスW、グロメッ
ト本体5及び支持ブラケット6が一体化されたアッセン
ブリとしてのドアハーネス組付体の組付作業が完了す
る。
【0048】次に、このアッセンブリを凹溝部1に組み
付ける。ボルト孔12とボルト取付孔20とボルト孔2
6とを一致させた状態において、ボルト7を挿入してウ
ェルドナット13(図5)等にねじ込む。これにより、
アッセンブリされたドアハーネス組付体がドアフレーム
の端壁部3から内板部4にかけてのコーナー部における
凹溝部1に装着されてドアフレーム2に固定される(図
1)。弾性のグロメット本体5はボルト7の締め付け力
により、圧縮された状態でドアフレーム2に取り付けら
れる。
【0049】以下に本発明に係るドアハーネスの取付構
造の作用効果を図4〜図6に基づいて説明する。アッセ
ンブリ化されたドアハーネス組付体は凹溝部1に固定さ
れるが、この取付固定状態においては、グロメット本体
5はボルト7の締結力により若干圧縮変形される。そし
てドアハーネスWはグロメット本体5のハーネス導入筒
部14及びハーネス収容部15内を貫通するように配索
される。このため、ドアハーネスWは完全に外部から遮
断されて密閉される。このため、ドアハーネスWが外部
に露呈することはなく、また、完全にシールされた状態
になっているため、雨水等に触れることは全くなく、電
気的な短絡やハーネス(電線)の錆の発生等を未然に回
避できる。
【0050】また、グロメット本体5のハーネス収容部
15は凹溝部1における中央の深溝部9に収納される。
グロメット本体5の裏面は浅溝部8に着座する。かかる
状態において、ボルト7の締結力により、シールリップ
部23(図6)は浅溝部8に密着し、さらにグロメット
本体5の外周縁に設けたテーパ部25は傾斜面11に密
着する。この二重シール作用により、端壁部3を伝う雨
水等がグロメット本体5と凹溝部1の間に浸入すること
を確実に防止できる。
【0051】また、ボルト取付孔20の周囲に設けられ
たシールリップ部23a(図5)においてもシール機能
が発揮され、ボルト取付孔20からの雨水浸入も確実に
防止できる。なお、図5,図6でシールリップ部23,
23aは鎖線で自由状態を示している(実際には潰れ変
形している)。
【0052】また、グロメット本体5は支持ブラケット
6の補強機能により外部からの外力に対して保護される
ので、グロメット本体5の損傷を防止でき、ひいてはグ
ロメット本体5がドアフレーム2から剥離するようなこ
とがなく、従ってドアハーネスWの被覆を破損ないし切
損する事態を回避できる。また、支持ブラケット6を組
み込む前にドアハーネスWを組み付けるため、グロメッ
ト本体5を自由に拡張変形させることでドアハーネスW
の貫通作業が容易になる。
【0053】また、ドアハーネス組付体の構成部品が、
グロメット本体5と支持ブラケット6の二部品だけで構
成されるので、従来のプロテクタが不要で部品点数が少
なく、それだけ組付作業が能率化される。また、ドアハ
ーネスWはハーネス収容部15内に収容された形態でド
アフレームに取り付けられるので、ドアハーネスWのは
み出しによる噛み込み等が確実に解消される。また、ハ
ーネス収容部15の出口28側にテープ巻き部22で巻
き付けられたドアハーネスWは、ドアフレーム2の内板
部4の基準面から内方に収まった状態にあるため、図示
しないドアトリムの装着に邪魔にならず、ドアハーネス
Wを最適な位置から引き出すことが容易となる。
【0054】また、ドアコーナーの角部Lには外力が作
用しがちであるが、支持ブラケット6に屈曲部18を形
成しているため、外力が作用してもこの屈曲部18でグ
ロメット本体5が確実に保護される。このため、コーナ
ー部におけるグロメット本体5の破損やへたりを防止で
き、ドアハーネスWを保護することができる。また、従
来のような補強板72(図15)を一体成形する必要も
なく、また、従来のプロテクタ71を設けてドアハーネ
スWを収容するトンネル部74を形成することが不要と
なり、ひいては電線の噛み込み防止、取付工程の工数低
減といった種々の作用効果を奏する。
【0055】また、支持ブラケット6の外周縁は周溝1
9及び袋状収納部17に挟持された状態でグロメット本
体5に保持される。特に、テーパ部25の近傍まで支持
ブラケット6で隙間なく押さえ付けられるので、テーパ
部25によるシール性が格段に向上する。また、図4で
ウェザストリップ24がグロメット本体5の開口(符号
16で代用)に続く平坦な壁部30に押接した際に、壁
部30が裏側を剛性の支持ブラケット6で支持されてい
るから、弾性の壁部30が押圧方向に大きく凹み変形す
ることがなく、ウェザストリップ24との密着性すなわ
ち防水シール性が高まる。
【0056】以上、本実施の形態を具体的に記述してき
たが、具体的な構成はこの形態に限られるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっ
ても本発明に含まれるものである。例えば、上記では乗
用車のフロントドアに適用した場合について説明した
が、リアドア、さらにはドアヒンジが後部の後端壁部、
あるいはハッチバック式の場合は上端壁部にも適用でき
るものである。また、支持ブラケット6の筒部挿通孔2
7に代えて、図3の二点鎖線のように切欠部29を形成
してもよい。
【0057】
【発明の効果】以上の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、ドアハーネスをグロメット本体に取り付けるに際し
て、グロメット本体がゴム等の弾性を有する材料で形成
されているので、自由に変形拡張でき、支持ブラケット
装着前にドアハーネスをグロメット本体すなわちハーネ
ス導入筒部とハーネス収容部とに容易に挿入でき、組付
作業が簡素化される。また、ドアハーネスの取付構造
は、グロメット本体と支持ブラケットの二部品で構成さ
れるので、部品コストの低減を図れると共に、全体とし
てのドアハーネスの取付作業を大幅に簡素化できる。ま
た、グロメット本体の袋状の収容部に支持ブラケットが
受容され、外部から雨水が受容凹部に浸入しても、この
袋状の収容部で雨水の浸入が食い止められるから、雨水
がドア内板部側に伝わってドアフレームの内空部に浸入
せず、確実な防水効果が発揮される。また、ドアハーネ
スがハーネス収容部内を貫通するので、雨水がドアハー
ネスに接触することがなく、また、支持ブラケットでハ
ーネス収容部が保護されるので、収容部が外力に対して
破損することがなく、雨水の浸入が確実に阻止される。
さらに、ドアハーネスがグロメット本体に関して収容部
とは反対側に位置し、支持ブラケットとは直接に触れる
ような配索構成になっていないので、ドアハーネスの取
付時に、ドアハーネスがドアフレームの端壁部に噛み込
まれたまま取り付いてしまうようなことが確実に阻止さ
れる。
【0058】請求項2記載の発明によれば、ハーネス収
容部が深溝部に収納されるので、グロメット本体の裏面
側に膨出するハーネス収容部が支持ブラケットと深溝部
を形成する凹溝部との間の空隙に位置することとなり、
ワイヤハーネスすなわちドアハーネスが確実に外力から
保護される。また、ハーネス収容部の損傷や破損が回避
されるので、雨水等の浸入による錆の発生や電気的短絡
等が確実に回避される。
【0059】請求項3記載の発明によれば、支持ブラケ
ットの屈曲部がグロメット本体に形成された袋状の収容
部に挿入される一方、逃がし部のある部位がグロメット
本体の受容凹部に存続しているので、グロメット本体が
支持ブラケットで保護され、特に端壁部から内板部にか
けてのドアフレームのL字状のコーナー部に支持ブラケ
ットが配置されることで、外力によるグロメット本体の
損傷等が確実に阻止される。
【0060】請求項4記載の発明によれば、グロメット
本体の裏面側に設けられたシールリップにより、車外か
らの雨水等が車内側に浸入することが確実に阻止され
る。
【0061】請求項5記載の発明によれば、支持ブラケ
ットはその外周縁を、グロメット本体の受容凹部の周縁
に設けた周溝に嵌め込まれるので、グロメット本体を拡
げる等して弾性変形させ、支持ブラケットを容易にグロ
メット本体に装着できる。
【0062】請求項6記載の発明によれば、グロメット
本体の裏面側の外周縁に設けたテーパ部が傾斜面に弾着
するので、雨水等がグロメット本体と端壁部との間から
浸入することが回避され、従ってドアフレーム内への雨
水の浸入が阻止され、品質が高められる。
【0063】請求項7記載の発明によれば、グロメット
本体のボルト取付孔の周囲をシールリップが取り囲むよ
うに設けられたので、ボルト取付孔を通してドアフレー
ム内に雨水等が浸入することが確実に阻止される。
【0064】請求項8記載の発明によれば、ハーネス導
入筒部の入口側及びハーネス収容部の出口側にテープ巻
き等による固定部が設けられ、ドアハーネスをこれら固
定部と一体になるようにテープ等で巻き付けて固定する
ので、ドアフレームに対する取付作業が簡素化される。
【0065】請求項9記載の発明によれば、グロメット
本体の壁部の内側に剛性の支持ブラケットが位置し、ウ
ェザストリップと支持ブラケットとの間にグロメット本
体の壁部が挟着され、壁部の凹み変形が少なくなってウ
ェザストリップと壁部との密着性が高まり、防水シール
性が向上する。そして、ウェザストリップによって内側
の受容凹部内への水等の侵入が確実に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るドアハーネスの取付構造の一実施
形態を示す取付完了状態における外観斜視図である。
【図2】上記ドアハーネスの取付構造すなわちドアハー
ネス組付体を裏側から視た外観斜視図である。
【図3】上記ドアハーネスの取付構造を示す分解斜視図
である。
【図4】図1のIV−IV断面図である。
【図5】図1のV−V断面図である。
【図6】ボルトが存しない位置における図5と同様の断
面図である。
【図7】第一の従来技術を示す外観斜視図である。
【図8】同じくドアフレーム単体を示す外観斜視図であ
る。
【図9】同じくドアハーネスの取付構造の分解斜視図で
ある。
【図10】同じく組立状態を示す外観斜視図である。
【図11】図10のXI−XI断面図である。
【図12】第二の従来技術におけるドアフレームの凹溝
部の拡大外観斜視図である。
【図13】同じくドアハーネスを組み込んだ状態を示す
外観斜視図である。
【図14】同じくドアハーネスの取付構造を示す分解斜
視図である。
【図15】図13のXV−XV断面図である。
【図16】第三の従来技術を示す分解斜視図である。
【図17】同じく(a)は、押さえカバーでグロメット
本体を固定した状態を示す正面図、(b)は(a)のA
−A断面図である。
【符号の説明】
1 凹溝部 2 ドアフレーム 3 端壁部 4 内板部 5 グロメット本体 6 支持ブラケット 7 ボルト 8 浅溝部 9 深溝部 11 傾斜面 14 ハーネス導入筒部(ハーネス導入箇所) 15 ハーネス収容部 16 受容凹部(陥没凹溝) 17 袋状収容部 18 屈曲部 19 周溝 20 ボルト取付孔 21,22 テープ巻き部(固定部) 23,23a シールリップ部 25 テーパ部 27 筒部挿通孔(逃がし部) W ドアハーネス(ワイヤハーネス)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性のグロメット本体の内側にドアハー
    ネスを挿通させると共に剛性の支持ブラケットを装着
    し、該グロメット本体をドアフレームの略L字状の凹溝
    部に密着させるドアハーネスの取付構造であって、 前記グロメット本体の表側にハーネス導入筒部と、前記
    支持ブラケットに対する受容凹部と、該受容凹部に連通
    して前記略L字状の凹溝部に沿う袋状の収容部とが形成
    され、該グロメット本体の裏側に、該ハーネス導入筒部
    に連通してハーネス収容部が膨出形成され、 該ハーネス導入筒部から該ハーネス収容部に該ドアハー
    ネスが挿通され、該受容凹部から該袋状の収容部に該支
    持ブラケットが挿入され、該受容凹部には該支持ブラケ
    ットが着座し、該略L字状の凹溝部と該支持ブラケット
    との間に該グロメット本体が挟着されることを特徴とす
    るドアハーネスの取付構造。
  2. 【請求項2】 前記凹溝部に浅溝部と深溝部とが形成さ
    れ、前記グロメット本体が該浅溝部に当接し、前記ハー
    ネス収容部が該深溝部に収容されることを特徴とする請
    求項1記載のドアハーネスの取付構造。
  3. 【請求項3】 前記支持ブラケットに、前記ハーネス導
    入筒部に対する逃がし部と、前記L字状の凹溝部に沿う
    屈曲部とが形成されると共に、該屈曲部が前記袋状の収
    容部で覆われて収容されることを特徴とする請求項1又
    は2記載のドアハーネスの取付構造。
  4. 【請求項4】 前記グロメット本体の裏側に、前記浅溝
    部に沿って密着するシールリップ部が、前記ハーネス収
    容部の周囲を囲繞して設けられたことを特徴とする請求
    項1〜3の何れか記載のドアハーネスの取付構造。
  5. 【請求項5】 前記受容凹部の周縁に、前記支持ブラケ
    ットの外周縁を挟持させる周溝が設けられたことを特徴
    とする請求項1〜4の何れか記載のドアハーネスの取付
    構造。
  6. 【請求項6】 前記グロメット本体の裏側の外周縁に、
    前記ドアフレームの端壁部から前記浅溝部に続く傾斜面
    に密着するテーパ部が設けられ、該傾斜面と該テーパ部
    との間に隙間が存在しないことを特徴とする請求項1〜
    5の何れか記載のドアハーネスの取付構造。
  7. 【請求項7】 前記グロメット本体及び前記支持ブラケ
    ットに、前記端壁部側のボルトを挿通するためのボルト
    取付孔が設けられ、該グロメット本体の該ボルト取付孔
    の周縁に、前記シールリップ部が取り囲むように形成さ
    れたことを特徴とする請求項1〜6の何れか記載のドア
    ハーネスの取付構造。
  8. 【請求項8】 前記ハーネス導入筒部の入口側と、前記
    ハーネス収容部の出口側とに前記ドアハーネスをテープ
    巻きする固定部が突設され、出口側の該固定部が前記ド
    アフレームの内板部から前記凹溝部に入り込んだことを
    特徴とする請求項1〜7の何れか記載のドアハーネスの
    取付構造。
  9. 【請求項9】 前記グロメット本体の受容凹部に隣接す
    る壁部にウェザストリップが密着することを特徴とする
    請求項1〜8の何れか記載のドアハーネスの取付構造。
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