JP2002209929A - 眼科手術用カッタの刃先清浄化処理法 - Google Patents

眼科手術用カッタの刃先清浄化処理法

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JP2002209929A
JP2002209929A JP2001006420A JP2001006420A JP2002209929A JP 2002209929 A JP2002209929 A JP 2002209929A JP 2001006420 A JP2001006420 A JP 2001006420A JP 2001006420 A JP2001006420 A JP 2001006420A JP 2002209929 A JP2002209929 A JP 2002209929A
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cutting edge
cutter
cleaning
cutting
elastomer resin
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Tomiya Mano
富也 真野
Eiji Kurita
英次 栗田
Toru Sakai
徹 坂井
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Taiyo Toyo Sanso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 刃先に残留する微細固形物等を眼科手術室内
で簡便且つ確実に除去し得て、刃先の表面を良好に清浄
化処理することができるようにする。 【解決手段】 眼科手術用カッタ1の刃先15aを滅菌
水により湿潤させる。湿潤された刃先15aを滅菌処理
したゴム質材製の研掃体6に切り込み、刃先15aとこ
れによって形成された研掃体6の切り込み面6a,6a
とを、研掃体自体の弾性により密着させた状態で、刃先
15aの切り込み方向と直交する方向に相対運動させる
ことにより、刃先15aに付着する微細固形物を切り込
み面6a,6aで擦り取る。そして、研掃体6から離脱
させた刃先15aに医療用ガスを吹き付ける。研掃体を
構成するゴム質材は、天然ゴム、スチレン系エラストマ
樹脂、ポリ塩化ビニル系エラストマ樹脂又はシリコン系
エラストマ樹脂である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、角膜の切開手術に
使用されるバータイプカッタ等の眼科手術用カッタの刃
先を清浄化処理する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】角膜の切開手術に使用されるバータイプ
カッタ等の眼科手術用カッタは、一般の外科手術用メス
と異なって、一回限りの使用に供せられるものであり、
手術後は廃棄される所謂使い捨てのものである。すなわ
ち、かかる眼科手術用カッタは、医療用具製造工場にお
いて温水洗浄法等により洗浄処理されると共にエチレン
オキサイドガス滅菌法,ガンマ線照射滅菌法等により滅
菌処理された上で、密閉包装されたものであり、眼科手
術室内においては、手術を行う都度、包装を解いて新し
いカッタを取り出して使用するのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、眼科手術用カ
ッタの刃先は、上述した如く、滅菌・洗浄状態で包装さ
れており良好な滅菌状態に保持されるものの、極めて微
小ではあるが眼科手術に悪影響を与える微細固形物が付
着している可能性がある。例えば、刃先を研磨した際
に、刃先には研磨によって生じる20〜30μm程度の
金属粉や研磨剤残滓等の微細固形物が付着することがあ
るが、このような微細固形物は、包装前に行う上記した
温水洗浄法等による洗浄処理によっては完全に除去され
ず、その一部が刃先に付着したまま残存する虞れがあ
る。そして、このような微細固形物が付着した刃先によ
り角膜の切開手術を行った場合、微細固形物が角膜を損
傷する虞れがあり、角膜切開等の眼科手術を安全に行い
得ない。
【0004】したがって、眼科手術用カッタについて
は、洗浄処理及び滅菌処理を施した上で包装されたもの
であるが、角膜の切開等の眼科手術を安全に行うために
は、使用直前に開封されたカッタの刃先を清浄化処理し
て、これに付着する微細固形物を除去しておく必要があ
る。
【0005】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、刃先に残留する微細固形物等を眼科手術室内で
簡便且つ確実に除去し得て、刃先の表面を良好に清浄化
処理することができる眼科手術用カッタの刃先清浄化処
理法を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成すべく、特に、眼科手術用カッタの刃先を滅菌水に
より湿潤させ、湿潤された刃先を滅菌処理したゴム質材
製の研掃体に切り込み、刃先とこれによって形成された
研掃体の切り込み面とを、研掃体自体の弾性により密着
させた状態で、刃先の切り込み方向と直交する方向に相
対運動させることにより、刃先に付着する微細固形物を
切り込み面に転移させ、研掃体から離脱させた刃先に医
療用ガスを吹き付けるようにしたことを特徴とする眼科
手術用カッタの刃先清浄化処理法を提案するものであ
る。かかる方法は、角膜の切開手術に使用されるバータ
イプカッタの刃先を清浄化処理する場合に特に好適す
る。また、研掃体を構成するゴム質材としては、天然ゴ
ム、スチレン系エラストマ樹脂、ポリ塩化ビニル系エラ
ストマ樹脂又はシリコン系エラストマ樹脂を使用するこ
とが好ましい。また、刃先に吹き付ける医療用ガスとし
ては、窒素ガス,炭酸ガス,合成空気等が使用される
が、一般には、眼科手術室に常備されている窒素ガスを
使用することが好ましい。
【0007】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1〜図6
に基づいて具体的に説明する。
【0008】この実施の形態は、近視,乱視,遠視の矯
正手術において角膜の切開に使用するバータイプカッタ
の刃先清浄化処理に本発明を適用した例に係る。
【0009】このバータイプカッタ1は、図1に示す如
く、ダミープレート2にカッタガイド3と共に保持され
たセット形態で包装され、出荷,販売されるものであ
る。なお、これらの部材1,2,3には、包装前におい
て、冒頭で述べた如き手法により洗浄処理,滅菌処理が
施されている。
【0010】ダミープレート2は、手術機器のカッタ取
付部と略同一の矩形板形状(長さ:50.8mm,幅:
14.5mm,厚さ:1.0mm)をなす金属製のもの
であり、カッタ1及びカッタガイド3を、これらを当該
カッタ取付部に取り付けた場合と同一形態で、保持して
いる。カッタガイド3は、帯板状のガイド本体31とそ
の両端部に設けた板バネ32,32とからなる金属製の
ものであり、ダミープレート2に、板バネ32,32に
よりガイド本体31を当該プレート2の表面2aに押圧
接触させた状態で、プレート長手方向に滑動自在に挿通
保持されている。
【0011】カッタ1は、図1及び図2に示す如く、手
術機器の駆動部に取り付けられる略U字状の合成樹脂製
の取付体11と、取付体11に固着されて両側に張り出
す金属製のアーム12と、アーム12の両端部に一体形
成された断面コ字状の金属製のガイド13と、取付体1
1に固着されて両側に張り出す金属製のバネ板14と、
両ガイド13,13の先端部13a,13a間に橋架状
に固着されたカッタ本体15とからなり、ダミープレー
ト2に、バネ板14によりガイド13,13の先端部1
3a,13aを当該プレート2の表面2aに押圧接触さ
せた状態で、プレート長手方向に滑動自在に挿通保持さ
れている。
【0012】カッタ本体15は、図1〜図5に示す如
く、その幅方向の一端縁部を刃先15aとする帯板状の
もの(長さ:19.0mm,幅:1.0mm,厚さ:
0.25mm)で、両端部をガイド13,13の先端部
13a,13aに固着されている。ところで、刃先15
aは、カッタ本体15の一端縁部の全長に亘って形成さ
れているが、実質的に刃先15aとして機能するのはガ
イド13,13に固着されている両端部分を除いた部分
である。したがって、以下の説明において、刃先15a
とは、ガイド13,13の先端部13a,13a間に位
置する刃先部分のみをいうものとする。なお、刃先15
aの長さF及び幅G並びにカッタ本体15とダミープレ
ート2との間隔(ガイド13の先端部13aの厚み)H
は、夫々、F=12.5mm,G=0.5mm,H=
0.5mmである。
【0013】而して、バータイプカッタ1は、角膜切開
手術を行うに際して、眼科手術室において開封され、ダ
ミープレート2に保持された状態で本発明に従って次の
ように清浄化処理される。なお、清浄化処理は医師又は
看護婦(以下「医師等」という)が人為的に行う。
【0014】まず、カッタ1及びカッタガイド3を保持
しているダミープレート2を、図3に示す如く、カッタ
本体15の刃先15aを上方に向けた状態で、処理台4
に傾斜状にセットする。
【0015】処理台4は、図3に示す如く、一側端面部
に、ダミープレート2を傾斜状に保持する上下保持部4
1,42と両保持部41,42間に位置する陥没部43
とを形成してなる、略台形状の断面形状をなす合成樹脂
製のものである。すなわち、処理台4は、上保持部41
に形成した凹部41aにダミープレート2の一端部を左
右方向移動不能に係合保持させると共に、下保持部42
に形成した凹部42aにダミープレート2の他端部を左
右方向及び下方向に移動不能に係合保持させることによ
り、カッタ1及びその上位のカッタガイド3を陥没部4
3に位置させた状態で且つカッタ1を下保持部42に下
方向へ移動不能に係止させた状態で、ダミープレート2
を傾斜状に固定保持するように構成されている。
【0016】そして、カッタ1の刃先15aを、滅菌水
により湿潤させた上(図4(A))、研掃体6を、刃先
15aの上方位においてダミープレート2の表面2aに
押し当てた状態で、当該表面2a上を下方へと滑動させ
て(同図(B))、相対的に刃先15aを研掃体6に切
り込ませる(同図(C))。
【0017】研掃体6は、図3〜図5に示す如く、ゴム
質材製の矩形体であり、滅菌処理が施されている。研掃
体6には、図3に示す如く、医師等が手で持って人為的
に操作するための合成樹脂製の操作体61が固着されて
いる。研掃体6の構成材としては、少なくとものよう
な刃先15aに対する剪断抵抗性及びのような弾性を
有する天然ゴム、スチレン系エラストマ樹脂、ポリ塩化
ビニル系エラストマ樹脂又はシリコン系エラストマ樹脂
等のゴム質材が使用される。刃先15aに対する剪断
抵抗性が角膜と同程度又はこれをやや上回る程度であ
り、研掃体6に切り込みを入れた場合に刃先15aが損
傷するようなことがなく、また刃先15aの切れ味が低
下しない(角膜を切開するに十分な切れ味が維持でき
る)こと。刃先15aによって形成された研掃体6の
切り込み面6a,6aが、図(C)に示す如く、刃先1
5aの両面に十分に密着しうる程度の弾性を有するこ
と。なお、図4(C)に示す如く、研掃体6の刃先切り
込み方向の厚みJは刃先幅Gに対して、また研掃体6の
高さKはダミープレート2の上面2aからカッタ本体1
5の上面までの高さLに対して、夫々十分に大きく設定
されており、図6に示す如く、研掃体6の刃先切り込み
方向に直交する方向の厚みMは刃先15aの長さFより
小さく設定されている。
【0018】刃先15aの研掃体6への切り込みは、図
3及び図6に示す如く、刃先15aの一端部位において
行われ、その切り込み深さは、図4(C)に示す如く、
刃先15aの幅方向においてその両面が研掃体6の切り
込み面6a,6aに全面的に密着する程度とされる。
【0019】次に、研掃体6を、刃先15a及びダミー
プレート2の表面2aに押し付けたまま、刃先15aの
切り込み方向と直交する方向に相対運動させる、つまり
ダミープレート2の表面2a上を刃先15aの一端部か
ら他端部へと滑動させる(図4(C),図6)。すなわ
ち、研掃体6を、切り込み面6a,6aが刃先15aに
密着する状態で、刃先15aの全長に亘って移動させ
る。かかる研掃体6の移動操作(以下「研掃操作」とい
う)を行うことにより、刃先15aの両面に付着してい
る微細固形物は、切り込み面6a,6aによって擦り取
られ、刃先15aから切り込み面6a,6aへと転移さ
れる。このとき、刃先15aの両面が滅菌水により湿潤
されていることから、微細固形物の刃先15aの付着力
が低下しており且つ刃先15aと切り込み面6a,6a
とが密着状態を保持したまま円滑に相対運動される(滅
菌水が両者6a,15aの接触部分における潤滑剤とし
て機能する)ことになる。その結果、切り込み面6aに
よる微細固形物の擦り取り作用(以下「研掃作用」とい
う)が良好且つ確実に行われる。
【0020】そして、研掃体6が刃先15aの他端部ま
で移動した時点で、研掃体6をダミープレート2の表面
2a上を上方へ滑動させて刃先15aから離脱させる
(図5(D))。なお、図4(B)〜図5(D)及び図
6に示す一連の研掃操作は、必要に応じて、数回に亘っ
て繰り返し行うことができる。この場合、研掃作用によ
り切り込み面6aに転移された微細固形物が刃先15a
に転移復帰する虞れを確実に防止するために、少なくと
も、最終の研掃操作にあっては、研掃体6の向きを反転
させて、先の切り込み面6a,6aが形成されていない
研掃体部分を刃先15aに食い込ませるようにすること
が好ましい。すなわち、少なくとも、最終の研掃操作
は、新たに形成した切り込み面6a,6aによって行う
ことが好ましい。勿論、一つのカッタ1に対する研掃操
作を、2個以上の研掃体6…を使用して、複数回行うよ
うにすることも可能である。
【0021】研掃操作が終了すると、カッタ1の刃先1
5aに医療用ガス7を吹き付ける(図5(E))。医療
用ガス7としては、窒素ガス,炭酸ガス,合成空気等が
使用されるが、一般には、眼科手術室において常備され
ている窒素ガスを使用することが好ましい。医療用ガス
7の吹き付けは、主として、刃先15aに残存する滅菌
水(刃先15aを湿潤させるために使用した滅菌水)を
乾燥,除去するためである。また、研掃体6の構成する
ゴム質材の種類によっては、稀に、研掃操作時にゴム質
材の摩耗粉が生じて、これが刃先15aに付着する虞れ
があるが、かかる場合にも、摩耗粉を医療用ガス7の吹
き付けにより確実に除去することができる。
【0022】以上のように、本発明の方法によれば、開
封されたカッタ1の刃先15aを眼科手術室において簡
便に且つ良好に清浄化処理することができる。また、研
掃操作が滅菌処理された研掃体6によって行われ且つ研
掃操作前に刃先15aを滅菌水により湿潤させることか
ら、開封後の大気接触による刃先15aの滅菌効果の低
下をも防止することができる。これらのことから、バー
タイプカッタ1による角膜の切開手術を安全に行うこと
ができる。
【0023】ところで、上記したバータイプカッタ1に
ついての清浄化処理の前後において、刃先15aの両面
における微細固形物の個数を光学顕微鏡により測定した
ところ、開封直後の刃先15aには18個の20μm未
満の微細固形物と3個の20μm以上の微細固形物とが
存在していたが、上記した清浄化処理後においては、刃
先15aには全く微細固形物の存在が認められなかっ
た。使用した光学顕微鏡における検出限界値(微細固形
物の大きさ)は10μmであり、10μm未満の微細固
形物の存在は角膜に何らの悪影響を及ぼさない。つま
り、仮に刃先15aに当該光学顕微鏡により検出できな
い10μm未満の微細固形物が残存していたとしても、
そのことによっては角膜の切開手術に何らの悪影響を及
ぼさない。
【0024】なお、本発明は上記した実施の形態に限定
されるものではなく、本発明の基本原理を逸脱しない範
囲において適宜に改良,変更することができる。例え
ば、本発明は、上記した角膜切開に使用されるバータイ
プカッタ1の刃先15aを清浄化処理する場合のみなら
ず、眼科手術に使用する各種のカッタの刃先を清浄化処
理する場合にも、上記したと同様に好適に適用すること
ができる。また、操作体61を含む研掃体6の形状,構
成や処理台4の形状,構成も、カッタ1又は刃先15a
の形状等に応じて任意に設定することができる。また、
カッタ1又は刃先15aの形状等によっては、処理台4
を使用することなく清浄化処理を行うこともできる。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解されるよう
に、本発明の方法によれば、眼科手術用カッタを、眼科
手術室において、開封後、簡便に且つ良好に清浄化処理
することができ、その後直ちに手術機器に取り付けて角
膜切開等の眼科手術を安全に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示したもので、開封され
た眼科手術用カッタの斜視図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】図1に示す眼科手術用カッタを清浄化処理する
ための処理台にセットした状態を示す斜視図である。
【図4】清浄化処理における前半の工程を示す断面図
(断面は図1のIV−IV線に沿う)である。
【図5】清浄化処理における後半の工程を示す図4相当
の断面図である。
【図6】図4のVI−VI線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1…バータイプカッタ(眼科手術用カッタ)、2…ダミ
ープレート、4…処理台、5…滅菌水、6…研掃体、6
a…切り込み面、7…医療用ガス、15…カッタ本体、
15a…刃先。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年1月15日(2001.1.1
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂井 徹 大阪府大阪市西区靭本町2丁目4番11号 大陽東洋酸素株式会社内 Fターム(参考) 3B116 AA46 AB42 BA08 BA23 BA32 BB22 BB88 CC03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 眼科手術用カッタの刃先を滅菌水により
    湿潤させ、湿潤された刃先を滅菌処理したゴム質材製の
    研掃体に切り込み、刃先とこれによって形成された研掃
    体の切り込み面とを、研掃体自体の弾性により密着させ
    た状態で、刃先の切り込み方向と直交する方向に相対運
    動させることにより、刃先に付着する微細固形物を切り
    込み面に転移させ、研掃体から離脱させた刃先に医療用
    ガスを吹き付けるようにしたことを特徴とする眼科手術
    用カッタの刃先清浄化処理法。
  2. 【請求項2】 眼科手術用カッタが角膜の切開手術に使
    用されるバータイプカッタであることを特徴とする、請
    求項1に記載する眼科手術用カッタの刃先清浄化処理
    法。
  3. 【請求項3】 研掃体を構成するゴム質材が、天然ゴ
    ム、スチレン系エラストマ樹脂、ポリ塩化ビニル系エラ
    ストマ樹脂又はシリコン系エラストマ樹脂であることを
    特徴とする、請求項1又は請求項2に記載する眼科手術
    用カッタの刃先清浄化処理法。
  4. 【請求項4】 刃先に吹き付ける医療用ガスが、清浄な
    窒素ガスであることを特徴とする、請求項1、請求項2
    又は請求項3に記載する眼科手術用カッタの刃先清浄化
    処理法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111165640A (zh) * 2020-01-02 2020-05-19 溜溜果园集团股份有限公司 一种果干食品的加工方法
CN111920575A (zh) * 2020-07-27 2020-11-13 寿光市妇幼保健院 一种眼科手术用剪尖端保护套

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