JP2002209923A - 女性装着型コンドーム - Google Patents

女性装着型コンドーム

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JP2002209923A
JP2002209923A JP2001051201A JP2001051201A JP2002209923A JP 2002209923 A JP2002209923 A JP 2002209923A JP 2001051201 A JP2001051201 A JP 2001051201A JP 2001051201 A JP2001051201 A JP 2001051201A JP 2002209923 A JP2002209923 A JP 2002209923A
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JP
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vagina
condom
female
cylindrical
cylindrical body
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JP2001051201A
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Masao Sakai
正雄 酒井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】装着時には膣開口部周辺に異物が無く、柔軟な
素材の使用を可能とすることにより自然に近い触感を実
現すると共に女性の体の形状を保つこと、又、視覚や触
覚によってコンドームの挿入口を確認することなくペニ
スを挿入しても避妊及び接触性感染症を防ぐ効果の高
い、使い勝手のよい女性装着型コンドームを供するこ
と。 【解決手段】ゴムの薄膜でロート状体を形成し、その側
面の2カ所に穴を開けると共に、下部にのびた筒状体の
先端を閉じて袋状にし、女性装着型コンドームとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は女性が装着するコン
ドームに関するものであり、装着時に情感を損なうこと
なく自然な感触を確保し、避妊に関する安全性を向上さ
せると共に、使い勝手がよく、接触性感染症の予防効果
を高める女性装着型コンドームを供するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の女性が装着するコンドームは、合
成樹脂の袋の入口に硬度のある弾性体で成形されたリン
グを取り付け、袋内に硬度のある弾性体で成形された固
定用のリングを挿入したものであり、一般的な男性装着
型コンドームに比べ硬質で厚手の素材が使用されてい
る。装着の面倒さに加え、厚手で硬質であるという特性
からくる使用感の不自然さが普及を遅らせている。
【0003】又、ペニス挿入口周辺に大きな補強用のリ
ングを形成していることは、誤ってコンドームの外にペ
ニスを挿入することや使用時に膣内にコンドームが押し
込まれることを避けるために求められる形状であるが、
膣外に上記の輪の部分が露出して情感を著しく損なうも
のであった。
【0004】上記に関係する特許の出願では、特開平9
−19454、特開平10−243956があるが、両
者に共通することはパンツに穴を開け、コンドームを取
り付けることにある。これら経費もかかり、使用感にも
疑問が生じる。また、装着者の体型による膣の位置の違
いにも十分対応できるとは考えにくい。
【0005】前者ではコンドームのペニス挿入口周辺に
輪を形成して紐を着ける案が同時に示されているが補強
用リングの材質が柔軟であれば挿入口が変形し、硬質で
あれば使用上の違和感を防ぎ得ない。また、情感の改善
には役立たないものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、装着時にあ
ってペニス挿入口周辺に異物が無く、薄く柔軟な素材を
用いて可能な限り自然に近い触感と女性の体の形状を保
つこと、又、視覚や触覚によってコンドームの挿入口を
確認することなくペニスを挿入しても避妊に関する安全
性が確保できること、女性の局部周辺をコンドームによ
って被い、接触性感染症を防ぐことができることを目的
とする使い勝手のよい女性装着型コンドームを供するも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記の課題
を解決するため、ゴムの薄膜でロート状体を形成し、そ
の側面の2カ所に穴を開けると共に、下部にのびた筒状
体の先端を閉じ袋状にして女性装着型コンドームとす
る。
【0008】ロート状体の入口及び側面の穴の周囲には
補強用の輪を形成する。ロート状体は装着時に於ける後
部を前部よりも長めにすると共に、体型を考慮したゆが
みを持たせることが可能である。
【0009】使用に当たってはロート状体の入口を引き
伸ばし、ロート状体側面の二つの穴のそれぞれに足を通
して、ロート状体入口の補強の輪を腰まで引き上げる。
ロート状体を引き延ばして着用することにより、膣開口
部の異物はそんざいしなくなる。
【0010】又、ロート状であることから着用時に引き
延ばされても膣開口部に対応する部位、つまりペニス挿
入口に当たる部位には引っ張りに対するゆとりが生じ、
膣開口部に無理な力がかかることがない。
【0011】ロート状体入口の補強用の輪には装着時に
於ける前部と後部にそれぞれロート状体を巻き取るため
の巻き取り板を設けることが可能である。
【0012】ロート状体の前部あるいは後部を巻き取る
ことにより、膣開口部とコンドームのペニス挿入口の位
置を一致させることが可能であり、位置を調節した後に
ペニス挿入部に当たる筒状体を膣内に押し込むようにし
て挿入する。
【0013】膣に挿入する筒状体の胴部膣側に柔軟な素
材による円柱状の棒あるいは厚みのある帯を、螺旋もし
くは回転の向きの異なった螺旋の交差によって出来る網
目状に配すことにより、筒を補強するとともに棒あるい
は帯が膣の内壁に食い込み、膣に対するコンドームの位
置のずれを防ぐ事が出来る。
【0014】また、ペニスとコンドームの接触面積を減
らし、コンドームにペニスの張り付くことを防ぐ。以上
のことによりコンドームの膣に対する位置のずれと変形
を押さえることができる。
【0015】長手方向に切れ込みを入れ、細い溝を形成
した円柱状の棒あるいは厚みのある帯を、膣に挿入する
筒状体の胴部に配するが、膣分泌液を吸収しペニスの挿
入運動と共に膣外へ押し出す働きをする。このことによ
りコンドームと膣の摩擦抵抗を増し、コンドームの膣に
対する位置のずれをおさえてコンドームの変形を防ぐ効
果が生じる。
【0016】上記のことからコンドームの薄型化と柔軟
な素材の使用が可能となり、自然な感触の女性装着型コ
ンドームが実現できる。
【0017】筒状体の膣内への挿入は位置固定用のリン
グを指でつまみ筒状体を裏返すようにして膣内に押し込
む。
【0018】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図を用
いて説明する。
【0019】図1,は本発明全体の形状を示す斜視図で
あり、ゴム状の薄膜でロート状体を形成するが円錐体1
と筒状体2によって構成される。円錐体1の側面の2カ
所に穴3を開ける、下部にのびた筒状体2の先端4を閉
じる。
【0020】筒状体の始まる位置をペニス挿入口5と
し、筒状体2の先端4には位置固定用のリング6を設け
ることが可能である。ロート状体入口7の周囲にはゴム
状の輪による補強材8を形成し、円錐体側面の穴3の周
囲にはゴムの輪による補強材9をそれぞれ設ける。
【0021】補強材8には円錐体1を形成するゴム状薄
幕を巻き取るために、着用時に於ける前部の巻き取り板
10a及び後部の巻き取り板10bを取り付ける。
【0022】図2は本発明全体の形状の側面を示す斜視
図であり、装着時における円錐体前部の長さL1、つま
りペニス挿入口5から補強材8の前部までの距離が装着
時における円錐体後部の長さL2、つまりペニス挿入口
5から補強材8の後部までの距離よりも短くなるように
形成する。
【0023】装着に当たっては巻き取り板10aあるい
は巻き取り板10bを回転させ円錐体を巻き取って長さ
を調節し、ペニス挿入口5を膣開口部と一致させる。
【0024】図3は本発明を装着した場合の形状を斜視
図で示したイメージ図である。
【0025】円錐体を引き延ばし腰まで引き上げて使用
するが、円錐体は補強材8の方から順次引き延ばされる
ため、膣開口部に対応する部位つまりペニス挿入口5付
近では引き延ばされることが無く、装着に当たり無理な
力を膣開口部に与えることがない。このことにより自然
な着用感と使用感を得るものである。
【0026】図4は、筒状体2を膣内へ挿入する場合の
斜視図によるイメージ図である。筒状体の挿入に当たっ
ては位置固定用リング6を指で押さえながら筒状体2を
裏返すように膣内に押し込む。
【0027】図5は筒状体2の一部断面を含む斜視図に
よる部分図であり、膣に挿入する筒状体2の胴部に、柔
軟な素材による円柱状の棒11あるいは厚みのある帯を
回転の向きの異なった螺旋を交差してできる網目状に配
した状体を示すものである。。
【0028】図6は胴部に、柔軟な素材による円柱状の
棒11を回転の向きの異なった螺旋を交差してできる網
目状に配した筒状体2を、長手方向に対し垂直に切断し
て示した断面図である。円柱状の棒11が膣の内壁に食
い込んで、膣と筒状体の位置のずれを防ぐ。
【0029】又、円柱状の棒11が膣の内側にも凸部を
形成することから、ペニスとの接触面を減らしペニスに
筒状体2を形成するゴムの薄膜が張りつくことを防ぐ。
【0030】筒状体2を形成するゴムの薄膜と円柱状の
棒11との間に隙間12を形成し、膣分泌液を吸収す
る。ペニスの挿入運動によって膣分泌液は膣外に押し出
される。
【0031】図7は胴部に、柔軟な素材による厚みのあ
る帯13を回転の向きの異なった螺旋を交差してできる
網目状に配した筒状体2を、長手方向に対し垂直に切断
して示した断面図である。厚みのある帯13が膣の内壁
に食い込んで、膣と筒状体の位置のづれを防ぐ。
【0032】円柱状の棒11の代わりに厚みのある帯1
3に替えても効果に大きな違いは生じないが、筒状体2
の形状を安定させることとペニスと筒状体2の接触面積
を減らし、筒状体2を形成するゴムの薄膜とペニスが張
りつくことを防ぐ効果を高める。
【0033】図8は胴部に柔軟な素材による円柱状の棒
11に切れ込みを入れて細い溝14aを形成したもの
を、回転の向きの異なった螺旋を交差してできる網目状
に配した筒状体2を長手方向に対し垂直に切断して示し
た断面図である。円柱状の棒11に刻まれた細い溝14
が膣分泌液の吸収して膣外に押し出す効果を高める。
【0034】図9は胴部に柔軟な素材による厚みのある
帯13に切れ込みを入れて細い溝14aと14bを形成
したものを、回転の向きの異なった螺旋を交差してでき
る網目状に配した筒状体2を長手方向に対し垂直に切断
して示した断面図である。
【0035】円柱状の棒11の代わりに厚みのある帯1
3に替えても効果に大きな違いは生じないが、細い溝1
4bを刻むことが出来、摩擦抵抗を高め、膣分泌液の吸
収を高める効果が生じる。
【0036】
【発明の効果】本発明は、上記のとおり構成されている
ので、次に記載する効果を奏する。
【0037】本発明は、装着時にあってペニス挿入口周
辺に異物が無く女性の体の形状を保つことから、使用に
当たって情感を損ねることなく自然な使い心地を得るこ
とが出来る。
【0038】薄く柔軟な素材を用いて作成することが可
能であり、自然に近い触感を得ることが出来る。
【0039】膣開口部の周囲がコンドームによって被わ
れていることから視覚や触覚によってコンドームの挿入
口を確認することなくペニスを挿入しても避妊に関する
安全性が確保できる。
【0040】又、膣開口部の周囲がコンドームによって
被われていることから接触性感染症の予防効果を高める
ことができる。
【0041】サイズに柔軟性があり、装着に当たり特に
面倒な作業を要さず、使い勝手のよい女性装着型コンド
ームである。部品数が少ないことから、比較的安価に製
造が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明全体の形状を示す斜視図である。
【図2】本発明全体の形状の側面を示す斜視図である。
【図3】装着時の形状を斜視図で示したイメージ図であ
る。
【図4】筒状体を膣内へ挿入する場合の斜視図によるイ
メージ図である。
【図5】筒状体の一部断面を含む斜視図による部分図で
ある。
【図6】筒状体を長手方向に対し垂直に切断した断面図
である。
【図7】筒状体を長手方向に対し垂直に切断した断面図
である。
【図8】筒状体を長手方向に対し垂直に切断した断面図
である。
【図9】筒状体を長手方向に対し垂直に切断した断面図
である。
【符号の説明】
1 円錐体 2 筒状体 3 穴 4 筒状体の先端 5 ペニス挿入口 6 位置固定用のリング 7 ロート状体入口 8,9 補強材 10a 前部の巻き取り板 10b 後部の巻き取り板 L1 円錐体前部の長さ L2 円錐体後部の長さ 11 円柱状の棒 12 隙間 13 厚みのある帯 14a,14b 溝

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴムの薄膜でロート状体を形成し、その
    側面の2カ所に穴を開け、下部にのびた筒状体の先端を
    閉じて袋状にした女性装着型コンドーム。
  2. 【請求項2】 膣に挿入する筒状体胴部の膣側に柔軟な
    素材による円柱状の棒あるいは厚みのある帯を、螺旋も
    しくは回転の向きの異なった螺旋の交差によって出来る
    網目状に配した請求項1に記載する女性装着型コンドー
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載した円柱状の棒あるいは
    厚みのある帯に長手方向に切れ込みを入れ、細い溝を形
    成して膣に挿入する筒状体胴部の膣側に配した請求項1
    に記載する女性装着型コンドーム。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載した、螺旋もしくは回転
    の向きの異なった螺旋の交差によって出来る網目状の円
    柱状の棒あるいは厚みのある帯を柔軟な素材で形成し、
    膣に挿入する筒状体胴部の膣側に配した女性装着型コン
    ドーム。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載した、長手方向に切れ込
    みを入れて出来る細い溝を有する円柱状の棒あるいは厚
    みのある帯を柔軟な素材で形成し,膣に挿入する筒状体
    胴部の膣側に配した女性装着型コンドーム。
JP2001051201A 2001-01-22 2001-01-22 女性装着型コンドーム Pending JP2002209923A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008534070A (ja) * 2005-03-24 2008-08-28 アラ ブイ. ケー. レディー, 真空アンカー付き女性用障壁型避妊具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008534070A (ja) * 2005-03-24 2008-08-28 アラ ブイ. ケー. レディー, 真空アンカー付き女性用障壁型避妊具

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