JP2002209827A - 食器洗い乾燥機 - Google Patents
食器洗い乾燥機Info
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Abstract
られるさまざまな食器形状に対して、洗浄ノズルは一定
の噴射方向からしか噴射されないため、十分な洗浄性能
を得られていないという課題があった。 【解決手段】 複数個の洗浄ノズルと、洗浄ポンプと洗
浄ノズルとを連通する洗浄吐出経路内に、回転しながら
洗浄吐出経路を切換える分水手段を設けて複数個の洗浄
手段に順次洗浄水を供給する構成としたことにより、給
水量を増大させることなく、食器に多方向から洗浄水を
噴射することができ、短時間、省エネ、省水量を実現す
るものである。
Description
務用の食器洗い乾燥機に係わるものである。
図16を用いて説明する。1は本体、2は洗浄槽、3は
洗浄槽の開口部を開閉する蓋、4は蓋3に設けられた排
気口、5は食器等の食器(以降食器と呼ぶ)を収納する
食器かごで、回転するロ−ラ6を介して、洗浄槽2の側
面に設けられたレ−ル面7に支持されている。8は洗浄
水を送水する洗浄ポンプ、9は洗浄槽2の下方に設置さ
れた洗浄ノズルであり、洗浄ポンプ8によって送水され
た洗浄水を、食器かご5に収納された食器に下方から噴
射する。10は洗浄槽に貯水された洗浄水を機外に排出
する排水ポンプである。11は洗浄ポンプ8、排水ポン
プ10等の運転を制御する制御装置である。12は給水
ホ−ス、13は排水ホ−スである。14は洗浄水の加熱
と乾燥時の空気の加熱に用いるヒ−タであり、洗浄槽2
の底部に設けられている。15は乾燥用の送風機であ
る。
2の食器かご5に収納し、洗剤を投入して運転を開始す
る。運転が開始されると、まず洗浄ポンプ8が洗浄水を
送水する動作が安定するように、所定量の洗浄水を洗浄
槽2に供給する給水工程が実行される。洗浄ポンプ8は
遠心羽根(図示せず)と、これを駆動する電動機(図示
せず)を有している。続いて、洗浄ポンプ8によって送
水され且つヒータ14によって加熱された洗浄水が洗剤
と共に洗浄ノズル9の噴射口16から噴射される本洗工
程が行われる。この時、洗浄水は洗浄ノズル9の噴射口
16から鉛直方向または斜め上方向に噴射される。また
洗浄ノズル9はこの噴射反力によって略水平に回転す
る。このように回転する洗浄ノズル9から噴射された洗
浄水の衝突力・洗剤・熱等の作用によって、食器は洗浄
されるものである。
から洗い落とされた汚れを含む洗浄水を排水ポンプ10
によって機外に排出する排水工程に入る。引き続いて、
新たに洗浄水を供給する給水工程と、洗剤や残菜(食器
に付着した汚れを残菜ともいう)で汚れた食器をすすぐ
ために洗浄水を洗浄ノズル9から噴射するすすぎ工程
と、前記排水工程とが連続して4回繰り返されて、洗浄
工程を終了する。なお、最終のすすぎ工程は洗浄水温度
を約70℃まで上げる加熱すすぎ工程と呼び、高温水で
食器をすすぐものである。そして、本洗工程と数回のす
すぎを行うすすぎ工程を含めて洗浄工程と呼ぶ。
外より空気を送風ダクト17から送風口18を経て洗浄
槽2に送り込み、ヒータ14を断続的に運転して温風を
作り、この温風で食器に付着した水滴を蒸発させる乾燥
工程が行われる。
能を向上させる洗浄方式として以下に示す提案がなされ
ている。例えば、特開平5−305050号公報に示す
ように、1個の洗浄ポンプと複数個の洗浄ノズルで構成
した洗浄機構で多方向からの洗浄水の噴射を行う方法
や、特開平5−176875号公報に示すように、複数
個の洗浄ポンプと複数個の洗浄ノズルを用いるものが提
案されている。
うに、分水するために3方弁を多用する構成についても
提案されている。さらには、特開平11−19019号
公報に示すように、洗浄ポンプ起動時の浮き上がりと洗
浄ノズルの回転方向をリンクさせた分水切換構成につい
ても提案されている。
の構成では、以下に示す課題を有している。例えば、特
開平5−305050号公報に示す構成は、同時に複数
個の洗浄ノズルから噴射を行うため、洗浄槽に溜める給
水量も多くしなくてはならない。これは、給水量が不足
すると洗浄ポンプ内に空気が入り込み、エアガミ状態と
なり洗浄ポンプの吐出性能が急激に低下し、食器が洗浄
できなくなってしまうからである。この場合、給水量を
洗浄ノズルの数に応じて増加させる必要があるが、洗浄
水の温度上昇時間が長くなり、結果として運転時間が延
びる、消費電力量が増える、使用水量が増える、さらに
は洗浄ポンプも大型のものが必要となることから、ラン
ニングコストの増加や、一度に多量の洗浄水を噴射する
ことによる騒音、振動の増大など数々の課題を有してい
た。
構成は、洗浄ポンプが各洗浄ノズルに必要であり、給水
量の増加による課題はもちろんのこと、食器洗い乾燥機
全体に占める機構部容積が増大するため、食器洗浄に必
要な容積が十分確保できない、あるいは必要以上に食器
洗い乾燥機本体が大きくなるなどの課題を有していた。
成は、残菜や異物の混入する洗浄水を扱う食器洗い乾燥
機に用いる構成としては、動作信頼性が確保しづらいこ
とや、分水路が多くなったときに3方弁の数も多くなっ
たり、弁動作時の特有の異音が発生したり、あるいはコ
ストが上昇するなどの課題を有していた。さらには、特
開平11−19019号公報に示す構成は、水圧のみで
切換える機構のため、動作信頼性が低いことによって所
定の洗浄性能を発揮できにくいという課題を有してい
た。
れた洗浄、乾燥を実現するための構成要素であり、洗浄
ポンプ、排水ポンプ、送風機、制御装置等の総称であ
る。
るために、本発明の食器洗い乾燥機は、洗浄水を送水す
る洗浄ポンプと、複数個の洗浄手段と、洗浄ポンプと各
洗浄手段との間に分水手段を設けた構成において、少な
くとも1つの分水吐出口および洗浄吐出経路の断面積を
吐出口より大きくしたものである。この分水手段によっ
て、洗浄ポンプより吐出した洗浄水を、各洗浄手段へ順
次切換えながら任意の洗浄手段に供給させることができ
るため、給水量を増加させることなく、食器に対して複
数方向から洗浄水を噴射させることができるものであ
る。また、分水手段の通路圧力損失を低減できるため、
洗浄手段から吐出する洗浄水の吐出圧力低下を防ぐこと
ができる。
は、食器等を入れる食器かごと、食器かごを収容する洗
浄槽と、洗浄水を送水する洗浄ポンプと、前記洗浄槽内
に配した複数個の洗浄手段と、洗浄ポンプからの洗浄水
を各洗浄手段に切り換えて供給する分水手段と、各洗浄
手段と分水手段を接続する複数の洗浄吐出経路を備え、
前記分水手段は、前記洗浄ポンプにより送水された洗浄
水を導く導水部と、前記導水部から導かれた洗浄水を吐
出する吐出口を設けた分水部と、この分水部の吐出口か
らの洗浄水を導入させる洗浄吐出経路の分水吐出口を複
数設けた分水取り出し部と、前記分水部の吐出口の位置
を前記分水取り出し部の分水吐出口に対応する位置に移
動させる駆動手段を有し、前記分水吐出口の開口面積
を、吐出口の開口面積より大きくした構成を有するもの
である。
なく、任意の食器に対して複数方向から洗浄水を噴射さ
せることが可能となり、短時間で高い洗浄性能を実現で
きる。さらにすすぎ回数の削減による省エネ、省水量を
実現できる。また、食器の食器かごへのセット位置、セ
ット方法を選ばないので、よりセット性に優れた食器洗
い乾燥機とすることができる。また、分水手段を通過す
る洗浄水の圧力損失を低減できるため、過大な洗浄ポン
プを用いることなく、高い洗浄吐出圧力を得ることがで
きる。
1に記載された構成に加えて、分水手段の分水部は、吐
出口を有底筒形の面に設け駆動手段によって回転する回
転分水部とし、分水取り出し部は、回転分水部を被う有
底筒形の面に分水吐出口を設けた構成を有するものであ
る。
なく、任意の食器に対して複数方向から洗浄水を噴射さ
せることが可能となり、短時間で高い洗浄性能を実現で
きる。さらにすすぎ回数の削減による省エネ、省水量を
実現できる。また、食器の食器かごへのセット位置、セ
ット方法を選ばないので、よりセット性に優れた食器洗
い乾燥機とすることができる。また、分水手段を通過す
る洗浄水の圧力損失を低減できるため、過大な洗浄ポン
プを用いることなく、高い洗浄吐出圧力を得ることがで
きる。
2に記載された構成に加えて、前記分水吐出口の穴形状
は、吐出口の穴形状よりも円周方向に長さの長い矩形あ
るいは略楕円形状とするものである。
浄手段からは、他の洗浄手段より長い間洗浄水を吐出す
ることができる。しかも、回転分水部を駆動する駆動源
の回転数を変化させることで実現するのではなく、回転
数は一定でありながら、洗浄手段の吐出時間を変化させ
る構成を実現することができる。このため、安価な構成
で、汚れの取れにくい食器に対しても十分洗浄水を噴射
することができる。また短時間で食器の洗浄行うことが
できる。
3に記載された構成に加えて、前記洗浄吐出経路は、分
水吐出口の断面積を洗浄吐出経路の通路断面積まで絞っ
て変化させる通路を有するものである。
浄水量の増大を防ぐことができるため、給水量の削減に
よる加温時間の短縮が可能となり、洗浄時間の短縮、省
エネを実現することができる。
を入れる食器かごと、食器かごを収容する洗浄槽と、洗
浄水を送水する洗浄ポンプと、前記洗浄槽内に配した複
数個の洗浄手段と、洗浄ポンプからの洗浄水を各洗浄手
段に切り換えて供給する分水手段と、各洗浄手段と分水
手段を接続する複数の洗浄吐出経路を備え、前記分水手
段は、前記洗浄ポンプにより送水された洗浄水を導く導
水部と、前記導水部から導かれた洗浄水を吐出する吐出
口を設けた分水部と、この分水部の吐出口からの洗浄水
を導入させる洗浄吐出経路の分水吐出口を複数設けた分
水取り出し部と、前記分水部の吐出口の位置を前記分水
取り出し部の分水吐出口に対応する位置に移動させる駆
動手段を有し、前記吐出口の移動方向の開口長さは、隣
り合う分水吐出口と分水吐出口との穴間長さと略同一、
あるいはそれ以上とするものである。
洗浄吐出経路と部分的にでも一致しているため、洗浄ポ
ンプから洗浄手段までの経路内での過度の圧力上昇を防
ぐことができる。よって、洗浄経路内の接続部やシ−ル
部への過負荷による耐久信頼性を著しく低下させること
はない。
5に記載された構成に加えて、分水手段の分水部は、吐
出口を有底筒形の面に設け駆動手段によって回転する回
転分水部とし、分水取り出し部は、前記回転分水部の吐
出口からの洗浄水を導入させる洗浄吐出経路の分水吐出
口を回転分水部を被う有底筒形の面に設け、前記吐出口
の円周方向の長さは、隣り合う分水吐出口と分水吐出口
との穴間円弧長さと略同一、あるいはそれ以上とするも
のである。
洗浄吐出経路と部分的にでも一致しているため、洗浄ポ
ンプから洗浄手段までの経路内での過度の圧力上昇を防
ぐことができる。よって、洗浄経路内の接続部やシ−ル
部への過負荷による耐久信頼性を著しく低下させること
はない。
を入れる食器かごと、食器かごを収容する洗浄槽と、洗
浄水を送水する洗浄ポンプと、前記洗浄槽内に配した複
数個の洗浄手段と、洗浄ポンプからの洗浄水を各洗浄手
段に切り換えて供給する分水手段と、各洗浄手段と分水
手段を接続する複数の洗浄吐出経路を備え、前記分水手
段は、前記洗浄ポンプにより送水された洗浄水を導く導
水部と、前記導水部から導かれた洗浄水を吐出する吐出
口を設けた分水部と、この分水部の吐出口からの洗浄水
を導入させる洗浄吐出経路の分水吐出口を複数設けた分
水取り出し部と、前記分水部の吐出口の位置を前記分水
取り出し部の分水吐出口に対応する位置に移動させる駆
動手段を有し、前記吐出口の移動方向の長さは、任意の
分水吐出口の移動方向の長さと隣り合う分水吐出口と分
水吐出口との穴間長さとを足した長さと略同一、あるい
はそれ以上とするものである。
循環洗浄水量は常に一定状態を保つことができるため、
洗浄吐出経路内の接続部やシ−ル部への圧力変動を起こ
すことはなく、耐久信頼性を低下させることはない。ま
た、各洗浄手段単独でみると、洗浄手段から吐出する洗
浄エネルギは周期的に変動するが、洗浄手段全体で見た
場合、常に一定の洗浄エネルギを食器に対して与えるこ
とができるため、効率よく食器を洗浄することができ
る。
7に記載された構成に加えて、分水手段の分水部は、吐
出口を有底筒形の面に設け駆動手段によって回転する回
転分水部とし、分水取り出し部は、前記回転分水部の吐
出口からの洗浄水を導入させる洗浄吐出経路の分水吐出
口を回転分水部を被う有底筒形の面に設け、前記吐出口
の円周方向の長さは、任意の分水吐出口の円弧長さと隣
り合う分水吐出口と分水吐出口との穴間円弧長さとを足
した長さと略同一、あるいはそれ以上とするものであ
る。
循環洗浄水量は常に一定状態を保つことができるため、
洗浄吐出経路内の接続部やシ−ル部への圧力変動を起こ
すことはなく、耐久信頼性を低下させることはない。ま
た、各洗浄手段単独でみると、洗浄手段から吐出する洗
浄エネルギは周期的に変動するが、洗浄手段全体で見た
場合、常に一定の洗浄エネルギを食器に対して与えるこ
とができるため、効率よく食器を洗浄することができ
る。
て説明する。
器洗い乾燥機の断面図である。また図2は同食器洗い乾
燥機の分水手段の構成と洗浄水の流れを示す部分断面図
である。また図3は、同食器洗い乾燥機の分水構成を示
す分解斜視図である。また図4は、同食器洗い乾燥機の
分水手段を示す部分断面図である。また図5は、同食器
洗い乾燥機の回転分水部1サイクルあたりの各洗浄ノズ
ルと洗浄ポンプの吐出圧力の変化を示す図である。また
図6は、同食器洗い乾燥機の他の洗浄手段の構成を示す
斜視図である。また図7は、同食器洗い乾燥機の他の洗
浄手段の構成を示す斜視図である。また図8は、同食器
洗い乾燥機の他の洗浄手段の構成を示す斜視図である。
また図9は、同食器洗い乾燥機の他の洗浄手段の構成を
示す斜視図である。また図10は、同食器洗い乾燥機の
他の洗浄手段の構成を示す斜視図である。また図11
は、同食器洗い乾燥機の他の洗浄手段の構成を示す斜視
図である。
槽、23は洗浄槽の開口部を開閉する蓋、24は蓋23
に設けられた排気口、25は食器を収納する食器かご
で、回転するロ−ラ26を介して、洗浄槽22の側面に
設けられたレ−ル面27に支持されている。28は洗浄
水を送水する洗浄ポンプ、29は洗浄槽22の底面に設
置された洗浄ノズル(洗浄手段)であり、複数個の噴射
口17より洗浄水を食器かご25に収納された食器に回
転しながら噴射する。30は同様に洗浄槽22の上方に
設置された洗浄ノズル(洗浄手段)、31は洗浄槽22
の背面に設置された洗浄ノズル(洗浄手段)、32は洗
浄槽22の左側面に設置された洗浄ノズルである。ま
た、図示はしてないが洗浄槽22の右側面にも回転しな
がら洗浄水を噴射する洗浄ノズル(洗浄手段)があり、
計5ヶ所の洗浄ノズル(洗浄手段)が設けられている。
また、洗浄ポンプは横置きに配置されており、洗浄ポン
プ給水口103は洗浄ポンプ最下部に設けられている。
洗浄ポンプ吐出口36は洗浄ポンプ給水口103の上部
に設けられ、略水平方向に突出している。また、洗浄ポ
ンプ吐出口36より高い位置に分水吐出口44を設けた
構成としている。これは、給水時に分水装置35内で空
気が溜まると洗浄ポンプ28が起動しなくなるためであ
る。33は洗浄槽22に貯水された洗浄水を機外に排出
する排水ポンプである。34は洗浄水の加熱と乾燥時の
空気の加熱に用いるヒ−タであり、洗浄槽22の底部に
設けられている。35は洗浄ポンプ吐出口36と各洗浄
ノズルとを連通する吐出経路37に設けられた分水装置
(分水手段)であり、各洗浄ノズルに順次洗浄水を供給
する。38は、洗浄ポンプ28、排水ポンプ30、分水
装置35等の運転を制御する制御装置(制御手段)であ
る。なお、洗浄ノズル29と洗浄ノズル30と洗浄ノズ
ル31と洗浄ノズル32と右側面用洗浄ノズル(図示せ
ず)で洗浄手段を構成している。なお、洗浄ポンプに関
して本実施例では横置き配置で説明しているが、縦置き
配置でもそれ以外でも本実施例における発明の効果を得
られるものである。
8により送水された洗浄水を導く導水部(分水手段)、
40は、導水部39から導かれた洗浄水を吐出する吐出
口41(切換え部)を略円筒形の側面に設けた回転分水
部(切換え部)であり、駆動用モ−タ42(切換え部)
を駆動源として回転する。43は、回転分水部40を内
包するとともに、5ヶ所の洗浄吐出経路37に連通する
分水吐出口44(分水手段)を有する略円筒形状の分水
取り出し部(分水手段)である。そして、分水吐出口4
4とそれに連通する洗浄吐出経路37は、通路断面積の
違う2種類で構成されており、1組の分水吐出口甲44
aおよびそれに連通する洗浄吐出経路甲37aの通路断面
積は、吐出口41の開口面積より大きく構成しており、
他の4組の分水吐出口乙44bおよびそれに連通する洗
浄吐出経路乙37bの通路断面積よりも大きくした構成
を有している。この場合、回転分水部40が回転して吐
出口41と分水吐出口甲44aが一致したとき、吐出口
41から出た洗浄水が分水吐出口甲44aに入るとき、
通路損失とならない位置関係を保つよう構成している。
45は、駆動用モ−タ42の駆動軸80(切換え部)と
回転分水部40を連結する回転軸(切換え部)であり、
分水取り出し部43には回転軸45との間を水密するた
めのオイルシ−ル46(切換え部)を備えている。な
お、本実施例では、1個所の分水吐出口甲44aのみ吐
出口41の開口面積より大きくした構成にしているが、
2つでも、3つでも、あるいは全部でも本発明の効果が
得られるのは言うまでもない。
出用スリット50と定位置検出用スリット51を有する
回転検知用円盤67が同軸に固定され、導水部39に固
定された回転角度検知センサ47(光の受発光を利用し
たセンサ)によって回転分水部40の回転角度を検知す
ることができる。48は、吐出口41と分水吐出口44
の穴位置を合わせるための定位置センサ(光の受発光を
利用したセンサ)であり、吐出口41の穴位置と特定の
分水吐出口44の穴とが合う位置に設けられている。上
記2つのセンサ47と48を用いることにより、特定の
洗浄手段から洗浄水を吐出できるとともに、どの吐出口
41と分水吐出口44との中心が一致しているのかを制
御手段は知ることができるものである。また定位置検出
用スリット51は、回転検知用円盤67が回転する時、
回転角度検出センサ47と定位置センサ48の両方が光
を検知するか、あるいは光を検知しなくなる状態が一回
転する間に一回だけ起こる位置に配置している。また、
回転検知用円盤67に設けられた複数個の回転角度検出
用スリット50は、それぞれ分水吐出口44の穴と吐出
口41の穴位置が合う位置に配置されている。このよう
な配置によって、回転角度検出センサ47のみが光を検
知するか、あるいは検知しなくなった時を吐出口41と
分水吐出口44の穴位置が合った時と制御装置は判断す
る。また回転角度検出センサ47と定位置センサの両方
が光を検知するか、あるいは検知しなくなった時、回転
分水部40が定位置にきたと判断する。また49は駆動
用モ−タ支持用フレ−ム(分水手段)であり、駆動用モ
−タ42を導水部39に固定するものである。駆動用モ
−タ42の支持については、駆動用モ−タ支持用フレ−
ム49を導水部39に位置決めされた状態で一体に構成
することも可能である。
る切換え部101は、回転分水部40、吐出口41、駆
動用モ−タ42、回転軸45、オイルシ−ル46、駆動
用モ−タ支持用フレ−ム49、駆動軸80で構成する。
また、洗浄吐出経路37(洗浄吐出経路甲37aと洗浄
吐出経路乙37bを含む)導水部39、分水取り出し部
43、分水吐出口44(分水吐出口甲44aと分水吐出
口乙44bを含む)、切換え部101で分水手段(=分
水装置35)を構成する。
例では1個で説明したが、吐出経路37の数よりも少な
ければ本発明の効果を得られるものである。また、吐出
口41の位置について、本実施例では回転分水部40の
側面に設けた構成で説明しているが、吐出口41を回転
軸45に略垂直な面に設け、分水取り出し部43に設け
た分水吐出口44も上記吐出口41に対面する位置に設
けた構成、或いは回転分水部が略円錐形、略球形で構成
され、その任意の面に吐出口が設けられた分水手段であ
っても、本発明の効果は得られるものである。
2は、制御装置38により回転数の可変と回転方向の切
換えが容易な直流モ−タをインバ−タ制御して用いてい
るが、低速回転で使用することを考慮して変速装置を付
加したギヤ−ドモ−タやステッピングモ−タや直流モ−
タを用いることも可能である。さらには制御の方法やモ
−タの大きさによっては交流モ−タや超音波モ−タを用
いる場合も考えられる。
0の定位置と回転時の回転角度を検出するために、受発
光素子を用いた光センサと、光を通過、遮断するための
回転検知用円盤67の組み合わせで実現しているが、リ
ミットスイッチを代わりに用いる場合や、光センサとリ
ミットスイッチの両方を用いる場合、または磁気センサ
や超音波センサを用いてもよい。さらには、回転速度の
可変や回転方向の切換えをも制御できるステッピングモ
−タや、エンコ−ダ付のモ−タ(図示せず)を用いても
同様の効果を実現できる。
との間には、異物が混入したとしても回転を維持するた
めに必要な隙間を設けている。しかしながら、分水吐出
口44と吐出口41との間の漏れ水をなくすために、ゴ
ム製あるいは樹脂製、テフロン(登録商標)系のシ−ル
材等を用いたシ−ル部材(図示せず)を上記隙間に構成
すると、吐出している洗浄ノズル以外への漏れ水をなく
すことができる。結果として、さらなる給水量の低下を
実現でき、洗浄吐出圧力の向上による洗浄性能の向上や
洗浄水のヒ−トアップ時間を短縮できることによる運転
時間の短縮、消費電力量の削減、使用水量の削減を実現
できる。
よってその側面に設けられた分水吐出口44と各洗浄ノ
ズルに連通する吐出口41とが順次一致して、洗浄水を
各ノズルに順次供給する様子を示すものである。そし
て、吐出口41を回転分水部40の円筒側面に設けた場
合と、円筒側面に設けた平面部に吐出口41を構成した
場合について図示している。そこで、吐出口41を回転
分水部40の円筒側面に設けた場合、吐出口41の円周
方向の長さL2は、隣り合う分水吐出口44と分水吐出
口44との穴間円弧長さL1と同等以上になるように構
成している。また、吐出口41が回転分水部40の円筒
側面の平面部に設けられた場合、吐出口41の長さL3
が穴間円弧長さL1と同等以上になるように構成する。
プ28の吐出圧力が、回転分水部40が1回転する間に
どのように変化するのかについて示したものである。図
6、図7、図8、図9、図10は、分水装置(図示せ
ず)の先端部に設けられる洗浄ノズルの構成の組み合わ
せについて示したものであり、順次、洗浄水を噴射して
食器である食器や調理器具等を洗浄するものである。具
体的には、引き出し型食器洗い乾燥機において、回転し
ながら洗浄水を噴射する回転ノズル68と69と97
(図6)、回転しながら洗浄水を噴射する回転ノズル5
2と棒状ノズル53の組み合わせ(図7)や、回転ノズ
ル54と固定ノズル55の組み合わせ(図8)、また、
上下二段に回転ノズル56、57を構成した場合(図
9)、上部2個61,62、下部2個63,64、左右
側面1個ずつ65,66の回転ノズルを設けた場合(図
10)、複数個の固定ノズル58、59、60のみで構
成した場合(図11)、さらには回転ノズルにタワ−ノ
ズルを組み合わせる(図示せず)など、洗浄槽の大き
さ、形、あるいは食器かごが一段あるいは二段などの条
件に合わせていろいろな組み合わせが考えられるが、複
数個の洗浄ノズルを用いる洗浄方式においては、本発明
の効果は得られるものである。
置35(分水手段)の動作、作用について説明する。ま
ず、洗浄ポンプ28によって送水された洗浄水は導水部
39を通り、回転分水部40に設けられた吐出口41か
ら吐出する。この時、回転分水部40は駆動用モ−タ4
2により低速に連続回転しており、吐出口41は5ヶ所
の分水吐出口44に順番に穴位置が合っていく。穴位置
が合うとそれぞれの洗浄吐出経路37内を通り、洗浄ノ
ズル29(下面)、右側面用洗浄ノズル(図示せず)、
洗浄ノズル31(背面)、洗浄ノズル32(左側面)、
洗浄ノズル30(天面)に順次、洗浄水が送られる。こ
の時、分水吐出口44aおよび洗浄吐出経路37aは吐
出口41の開口面積より大きく通路断面を構成している
ため、洗浄水方向の切換による通路圧力損失を低減する
ことができる。よって、洗浄ポンプもより小型のものを
用いることができるため、省エネ、低騒音、低コストな
食器洗い乾燥機を実現できる。
48を利用した運転の場合は一箇所、定位置センサ48
と回転角度検知センサ47を用いた運転の場合は、すべ
ての洗浄ノズルに対して、一定時間任意の洗浄ノズルか
ら洗浄水を噴射させる運転も行うことができる。その動
作について説明すると、回転分水部40は、具備した定
位置センサ48と回転角度検出センサ47の働きによ
り、洗浄ノズル29(下面)に連通する分水吐出口44
と、吐出口41とが一致するところで一端停止し、一定
時間洗浄ノズル30から洗浄水が噴射される。そして、
次に洗浄ノズル29へ洗浄水を供給するために、回転分
水部40が吐出口41を洗浄ノズル29に連通する分水
吐出口44に一致するまで回転させる。そして一定の噴
射時間停止した後、再び回転分水部を回転させるといっ
た一連の動作を行う。よって図5に示すように、各洗浄
ノズルの噴射力と回転分水部40の動きに関しては、回
転分水部40を連続的に回転させた場合は吐出口41と
分水吐出口44との穴面積が徐々に変化するため、噴射
力は連続的に変化するが、途中で一時停止を加えた場合
は最大噴射力を一定時間維持することもできるものであ
る。
用いた構成の場合、一度に各洗浄ノズルに対して洗浄水
を供給しなければならなかったため、大型の洗浄ポンプ
と、多大な給水量が必要であったが、本発明の構成によ
れば、洗浄ポンプから吐出した洗浄水を分水装置によっ
て吐出経路を切換えることにより、単一の洗浄ノズルを
動作させるために必要な洗浄ポンプ能力と給水量で複数
個の洗浄ノズルを動作させることができる。結果とし
て、機構部の小型化による製品の小型化、あるいは食器
容量の拡大や大幅な省エネ、省水量、運転時間の短縮を
図った食器洗い乾燥機を提供できるものである。
方法では、食器上で水流が干渉することにより、本来の
性能を発揮することができない場合があるが、順次噴射
する洗浄方法のため、噴射した洗浄水がお互いに干渉す
ることもなく、効率よく洗浄に寄与させることができ
る。
は、隣り合う分水吐出口44と分水吐出口44との穴間
円弧長さL1と同等以上になるように構成しているた
め、回転分水部40が回転中、吐出口41がどこに位置
していても必ずどれかの分水吐出口44と少しは穴が一
致しており、どこの洗浄ノズルからも洗浄水を吐出しな
いということが防げる。つまり、洗浄ポンプを締め切り
状態から防止することにより、洗浄吐出経路各部の圧力
上昇を緩和し、シ−ル部や継ぎ目部から洗浄水が機外に
漏れることを防ぐと共に、耐久性の向上を図ることがで
きるものである。
工程の時、最後に洗浄水を噴射する洗浄ノズルを洗浄槽
の天面あるいは側面に設けた洗浄ノズルから噴射するよ
うに制御装置が制御するものである。まず構成について
説明すると、回転検知用円盤67に設けた定位置検出用
スリット51の位置は、吐出口41と洗浄槽22の上方
に設けた洗浄ノズル30に洗浄水を吐出する分水吐出口
44に一致するように設けられている。
ルから順次洗浄水が噴射されるが、制御装置38は、工
程の終了時期がきたら、回転分水部40の回転速度と位
置、そして上方からの一定の噴射時間を考慮しながら、
定位置センサ48の信号に基づいて回転分水部40を一
時停止させて、一定時間上方から洗浄水を噴射するよう
制御するものである。具体的な噴射の仕方については以
下に例を示す。通常、運転プログラムにおいて本洗時間
やすすぎ時間は、時間と洗浄水温度の両方で設定してい
る。また、すすぎ工程の最後に行う加熱すすぎ工程は、
洗浄水温度が約70度になったときに終了する運転を行
う。すすぎ工程は2回〜3回の時間で管理するすすぎを
行う工程と、洗浄水温度を約70度まで上げる、洗浄水
温度で管理する加熱すすぎ工程よりなる。よって、本洗
工程や時間で管理するすすぎ工程では最初に回転分水部
40を定位置に移動してから運転を開始するとともに、
回転分水部40の各洗浄ノズルの噴射時間と停止時間を
設定して、運転の最後に天面あるいは側面に設けた洗浄
ノズルから噴射するように制御装置が制御する方法が考
えられる。また加熱すすぎ工程では、給水量や給水時の
洗浄水温度が変動するために、加熱すすぎの終了時間が
特定できないが、回転分水部の定位置を天面あるいは側
面に設けた洗浄ノズルから噴射する位置に設定して、加
熱すすぎを終了する温度近傍まで洗浄水温が上昇したと
きに運転を終了する方法が考えられる。あるいは、温度
が上昇してから後に、天面あるいは側面に設けた洗浄ノ
ズルから噴射を行ってから終了する方法が考えられる。
また、時間管理で運転を停止する工程では、終了時間に
合わせて動作中の噴射時間あるいは停止時間を変更する
ことでも本実施例の動きを実現できる。なお、これら運
転動作に関しては、任意の工程の運転特徴に従って実現
方法を決定すればよい。
上方から洗浄水を噴射するので、汚染物を食器から引き
離しやすくなり、確実にすすぐことができるものであ
る。また、コップの糸底への再付着を押さえることもで
きるし、洗浄工程の早期に、食器に付着した細かな残菜
等を機外に排出できるなど、洗浄性能を向上させること
ができる。
ては、少なくともすすぎ工程の数回行えばその効果を得
ることができるが、すべてのすすぎ工程や本洗工程で行
った場合、より効果が発揮されることは言うまでもな
い。
本発明の構成では、制御装置が回転角度検出センサ47
と定位置センサ48と駆動用モ−タ42を制御すること
により、各洗浄ノズルの洗浄水の噴射時間を任意に設定
することができる。食器の洗浄を行う場合、食器に付着
した汚染の種類により洗浄しやすいもの、洗浄するのに
時間を必要とするものがある。例えば、お茶碗についた
ご飯粒などはとれにくく、湯飲みコップの汚れなどは比
較的とれやすいものである。また、食器洗い乾燥機の食
器かごはこれら食器の種類に応じてセットする位置をあ
る程度限定するよう設計されており、それに応じて洗浄
ノズルからの噴射も設計されている。
トする位置に向けて洗浄水を噴射する洗浄ノズルについ
て噴射時間を長くしたり、あるいは上方からの噴射で汚
れが取れやすい小物入れに対しても他より噴射時間を長
くするなど、汚れの取れ安さや、食器配置に起因する、
汚れのとれやすい噴射方向等を考慮して、それに対応し
た洗浄ノズルの噴射時間を設定することができる。一例
としては、汚れの取れにくい場所については噴射時間を
30秒、汚れの取れやすいところは噴射時間を5秒、そ
の他のところは10秒とするなどである。
た最適な噴射時間による運転を行うことにより、汚れの
取れにくさの違う食器が混在する食器洗い乾燥機の洗浄
において、より効率的に洗い残しがなく高い洗浄性能を
得られるものである。また、本洗工程とすすぎ工程にお
ける噴射時間に関して説明する。なお、本発明では上記
のように、吐出口41が一端停止した状態で一定の間に
任意の洗浄ノズルから噴射される時間を噴射時間、特に
本洗い工程における噴射時間を第一噴射時間、すすぎ工
程における噴射時間を第二噴射時間と定義するものであ
る。
射時間より長くする運転を行うものである。そもそも本
洗工程では、食器に付着した汚染物を食器から引き剥が
す目的で、洗剤による化学力や熱等の洗浄力を複合させ
て洗浄を行うが、特に洗浄水の噴射による機械力は、少
しの水量を何回にも分けて洗浄するよりも、一度に多量
の洗浄水を当てる方が高い洗浄性能を得られる。これに
対してすすぎに工程は、洗浄水の噴射と数回の排水と給
水を短時間に繰り返して、食器や洗浄槽内に付着した細
かな汚れ等を洗い流すことに重点が置かれるため、でき
るだけ多方向から満遍なく食器に洗浄水を噴射する方が
短時間で確実にすすぐことができる。すなわち、第一噴
射時間は長く取りながら確実に洗浄し、第二噴射時間は
短いが各洗浄ノズルから噴射する回数を多くする方がよ
い。一例としては、第一噴射時間を10秒、第二噴射時
間を5秒とするなどである。よって上記各洗浄における
最適な噴射時間を設定した洗浄を行うことにより、高い
洗浄性能を実現できるものである。
運転最後に上方等から噴射する運転方法と、本洗工程と
すすぎ工程での噴射時間の相違と、任意の工程における
各洗浄ノズルの噴射時間の設定可能な運転方法は、一体
で実施する必然性はなく、各々独立して実施が可能であ
る。また、洗浄工程のすべての工程で行なわなくとも、
その中のどれかの工程で行ってもその効果は得られるも
のである。また、本実施例では回転分水部の動きについ
て主に回転と停止を繰り返す動きで説明したが、各工程
で連続的に動かす運転を行う場合であっても、その回転
速度を可変させることによって本実施例と類似の運転を
行うことができるものである。また、一定速度で回転す
る場合でも請求項1と2の発明に対する効果は得ること
ができるものである。
ル構成の他にも、図6、図7、図8、図9、図10に示
すものが考えられるが、その場合でも本発明と同様の効
果を得ることができるものである。
口44を分水取り出し部の外周面に設け、駆動用モータ
42で回転分水部を回転させて切り換える構成としてい
るが、駆動用モータの代わりに、プランジャーなどの磁
力で軸方向に駆動する駆動手段を用いて、分水部を軸方
向に駆動し、軸方向に並べて配置した分水吐出口に対
し、切り換える構成としてもよい。この場合、分水吐出
口を同一方向に向けられ、配管が容易にできる。
食器洗い乾燥機の分水構成を示す断面図である。また図
13は同食器洗い乾燥機の分水構成を示す分解斜視図で
ある。
示すように、分水吐出口甲76の穴形状は、吐出口41
の穴形状よりも円周方向に長さの長い矩形で構成されて
いることと洗浄吐出経路甲77は、分水吐出口甲76の
断面積を洗浄吐出経路乙37bの通路断面積まで変化さ
せる通路78と、分水吐出口乙44bの通路断面積と略
同一とする通路79で構成しているところである。ま
た、回転分水部40の回転に関しても、位置検知や回転
角度検知を用いることなく単に一定速度で連続回転する
駆動用モ−タ75で構成している。なお、分水手段を実
現する基本的な構成、動作に関しては実施例1と同じで
あり、同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略す
る。
ノズルが一回あたり洗浄水を噴射する時間は、回転分水
部40が一定速度で回転しているため、分水吐出口の円
周方向の円弧長さが長いほどながくなる。本実施例の構
成は、分水吐出口甲76の穴形状を、吐出口41の穴形
状よりも円周方向に長さの長い矩形で構成されており、
しかも分水吐出口甲76の円周方向の長さよりも長くし
ているため、洗浄ノズルの噴射時間も他より長くなる。
飯粒汚れを洗浄する洗浄ノズルは、他の洗浄ノズルより
長い時間洗浄水を吐出させることにより、洗浄時間その
ものを短縮することが実現できる。しかも前記動作をさ
せるためには、従来は回転分水部を回転させる駆動用モ
−タを可変させ、かつ洗浄吐出経路の位置を検出するた
めの検出部がいるなど、容積的、コスト的に問題があっ
たが、本構成ではそれらが不要であり、シンプルかつ低
コストな構成とすることができる。
吐出経路乙37bの通路断面積まで変化させる通路78
を設けることにより、通路の拡大による循環洗浄水量の
増大を防ぐことができるため、給水量の削減による加温
時間の短縮が可能となり、洗浄時間の短縮、省エネを実
現することができる。
吐出経路の断面形状は、略矩形、略円形、略楕円形或い
はそれらを複合した形状も考えられるが、いずれの場合
でもっ本発明の効果は得られるものである。また、本実
施例で説明した分水吐出口甲の穴形状や可変通路に関し
ては一体で実施する必然性はなく、各々独立して実施が
可能である。
食器洗い乾燥機の分水手段の部分断面図、図15は同食
器洗い乾燥機の回転分水部1サイクルあたりの各洗浄ノ
ズルと洗浄ポンプの吐出圧力の変化を示すである。
に、吐出口41の円周方向の長さを、分水吐出口44の
円弧長さと、前記穴間円弧長さとを足した長さと略同
一、あるいはそれ以上としたところである。なお、分水
手段を実現する基本的な構成、動作に関しては実施例1
と同じであり、同一符号のものは同一構造を有し、説明
は省略する。
回転中、吐出口41はどの位置にあっても吐出口41の
開口面積に等しい面積分の洗浄吐出経路を確保すること
ができる。よって図15に示すように、洗浄ポンプ28
には定常負荷しかかからないので、洗浄ポンプから吐出
する循環洗浄水量は常に一定状態を保つことができる。
このため、洗浄吐出経路内の接続部やシ−ル部への圧力
変動を起こすことはなく、耐久信頼性を低下させること
はない。また、各洗浄手段単独でみると、洗浄手段から
吐出する洗浄エネルギは周期的に変動するが、洗浄手段
全体で見た場合、常に一定の洗浄エネルギを食器に対し
て与えることができるため、効率よく食器を洗浄するこ
とができる。
よれば、給水量を増加させることなく、任意の食器に対
して複数方向から洗浄水を噴射させることが可能とな
り、短時間で高い洗浄性能を実現できる。さらにすすぎ
回数の削減による省エネ、省水量を実現できる。
流れを示す部分断面図
りの各洗浄ノズルと洗浄ポンプの吐出圧力の変化を示す
図
斜視図
斜視図
斜視図
斜視図
す斜視図
す斜視図
成を示す断面図
図
段の部分断面図
たりの各洗浄ノズルと洗浄ポンプの吐出圧力の変化を示
す図
Claims (8)
- 【請求項1】 食器等を入れる食器かごと、食器かごを
収容する洗浄槽と、洗浄水を送水する洗浄ポンプと、前
記洗浄槽内に配した複数個の洗浄手段と、洗浄ポンプか
らの洗浄水を各洗浄手段に切り換えて供給する分水手段
と、各洗浄手段と分水手段を接続する複数の洗浄吐出経
路を備え、前記分水手段は、前記洗浄ポンプにより送水
された洗浄水を導く導水部と、前記導水部から導かれた
洗浄水を吐出する吐出口を設けた分水部と、この分水部
の吐出口からの洗浄水を導入させる洗浄吐出経路の分水
吐出口を複数設けた分水取り出し部と、前記分水部の吐
出口の位置を前記分水取り出し部の分水吐出口に対応す
る位置に移動させる駆動手段を有し、前記分水吐出口の
開口面積を、吐出口の開口面積より大きくした構成を有
する食器洗い乾燥機。 - 【請求項2】 分水手段の分水部は、吐出口を有底筒形
の面に設け駆動手段によって回転する回転分水部とし、
分水取り出し部は、回転分水部を被う有底筒形の面に分
水吐出口を設けた構成を有する請求項1に記載の食器洗
い乾燥機。 - 【請求項3】 分水吐出口の穴形状は、吐出口の穴形状
よりも円周方向に長さの長い矩形あるいは略楕円形状と
した請求項2に記載の食器洗い乾燥機。 - 【請求項4】 洗浄吐出経路は、分水吐出口の断面積を
洗浄吐出経路乙の通路断面積まで絞って変化させる通路
を有した請求項3に記載の食器洗い乾燥機。 - 【請求項5】 食器等を入れる食器かごと、食器かごを
収容する洗浄槽と、洗浄水を送水する洗浄ポンプと、前
記洗浄槽内に配した複数個の洗浄手段と、洗浄ポンプか
らの洗浄水を各洗浄手段に切り換えて供給する分水手段
と、各洗浄手段と分水手段を接続する複数の洗浄吐出経
路を備え、前記分水手段は、前記洗浄ポンプにより送水
された洗浄水を導く導水部と、前記導水部から導かれた
洗浄水を吐出する吐出口を設けた分水部と、この分水部
の吐出口からの洗浄水を導入させる洗浄吐出経路の分水
吐出口を複数設けた分水取り出し部と、前記分水部の吐
出口の位置を前記分水取り出し部の分水吐出口に対応す
る位置に移動させる駆動手段を有し、前記吐出口の移動
方向の開口長さは、隣り合う分水吐出口と分水吐出口と
の穴間長さと略同一、あるいはそれ以上とする食器洗い
乾燥機。 - 【請求項6】 分水手段の分水部は、吐出口を有底筒形
の面に設け駆動手段によって回転する回転分水部とし、
分水取り出し部は、前記回転分水部の吐出口からの洗浄
水を導入させる洗浄吐出経路の分水吐出口を回転分水部
を被う有底筒形の面に設け、前記吐出口の円周方向の長
さは、隣り合う分水吐出口と分水吐出口との穴間円弧長
さと略同一、あるいはそれ以上とする請求項5に記載の
食器洗い乾燥機。 - 【請求項7】 食器等を入れる食器かごと、食器かごを
収容する洗浄槽と、洗浄水を送水する洗浄ポンプと、前
記洗浄槽内に配した複数個の洗浄手段と、洗浄ポンプか
らの洗浄水を各洗浄手段に切り換えて供給する分水手段
と、各洗浄手段と分水手段を接続する複数の洗浄吐出経
路を備え、前記分水手段は、前記洗浄ポンプにより送水
された洗浄水を導く導水部と、前記導水部から導かれた
洗浄水を吐出する吐出口を設けた分水部と、この分水部
の吐出口からの洗浄水を導入させる洗浄吐出経路の分水
吐出口を複数設けた分水取り出し部と、前記分水部の吐
出口の位置を前記分水取り出し部の分水吐出口に対応す
る位置に移動させる駆動手段を有し、前記吐出口の移動
方向の長さは、任意の分水吐出口の移動方向の長さと隣
り合う分水吐出口と分水吐出口との穴間長さとを足した
長さと略同一、あるいはそれ以上とする食器洗い乾燥
機。 - 【請求項8】 分水手段の分水部は、吐出口を有底筒形
の面に設け駆動手段によって回転する回転分水部とし、
分水取り出し部は、前記回転分水部の吐出口からの洗浄
水を導入させる洗浄吐出経路の分水吐出口を回転分水部
を被う有底筒形の面に設け、前記吐出口の円周方向の長
さは、任意の分水吐出口の円弧長さと隣り合う分水吐出
口と分水吐出口との穴間円弧長さとを足した長さと略同
一、あるいはそれ以上とする請求項7に記載の食器洗い
乾燥機。
Priority Applications (9)
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KR100850998B1 (ko) | 2007-08-10 | 2008-08-12 | 엘지전자 주식회사 | 식기세척기의 운전방법 |
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- 2001-01-19 JP JP2001011242A patent/JP4604355B2/ja not_active Expired - Fee Related
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