JP2002208279A - 同期型半導体記憶装置 - Google Patents

同期型半導体記憶装置

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JP2002208279A
JP2002208279A JP2001005608A JP2001005608A JP2002208279A JP 2002208279 A JP2002208279 A JP 2002208279A JP 2001005608 A JP2001005608 A JP 2001005608A JP 2001005608 A JP2001005608 A JP 2001005608A JP 2002208279 A JP2002208279 A JP 2002208279A
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write
signal
circuit
pulse signal
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JP2001005608A
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Mariko Kako
真理子 加来
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】バーストリード動作中にライト動作が入る際ま
たはバーストライト動作中にリード動作が入る際に、ラ
イト時またはリード時のサイクルタイムの向上を図るこ
とを特徴とする。 【解決手段】リード/ライトデータバスには、書込みド
ライバ24内のデータバス駆動回路31と、DQバッフ
ァ14内のデータバス駆動回路32とが接続される。デ
ータバス駆動回路31は、データライト時に、書込みデ
ータに基づいて上記データバスを駆動し、データバス駆
動回路32は、データリード時に、読出しデータに基づ
いて上記データバスを駆動する。データバス駆動回路3
1の動作は、書込みドライバコントローラ51から出力
される書込みドライバ活性化信号によって制御され、さ
らにこの書込みドライバ活性化信号は、ライト動作活性
化信号とカラム基本パルス信号に基づいて活性化及び非
活性化制御が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、外部から供給さ
れる同期パルス信号に基づいてデータリード動作及びデ
ータライト動作が制御される同期型半導体記憶装置に係
り、特にデータリード時に内部データバスを読出しデー
タに基づいて駆動するDQバッファ及びデータライト時
に内部データバスを書込みデータに基づいて駆動する書
込みドライバの制御を改良した同期型半導体記憶装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】図20は、同期型半導体記憶装置の一種
であるDRAMの従来の構成を示すブロック図である。
【0003】図において、セルアレイは、例えば上部セ
ルアレイ11Uと下部セルアレイ11Lの2つに分割さ
れている。上部セルアレイ11U内及び下部セルアレイ
11L内にはそれぞれ、図示しないが複数のビット線対
及び複数のワード線が互いに交差するように配列されて
いる。さらに各ビット線対とワード線との交点にはメモ
リセルが配置されている。また、各ビット線対にはビッ
ト線センスアンプ(S/A)が接続されている。上記各
ビット線センスアンプはカラムセレクト(CS)スイッ
チ12を介してローカルDQ線対(LDQ線対)に接続
されている。各LDQ線対はLDQ線対セレクトスイッ
チ13を介してメインDQ線対(MDQ線対)に接続さ
れている。
【0004】上記各MDQ線対はそれぞれDQバッファ
14に接続されている。DQバッファ14は、セルアレ
イからのデータリード時にはMDQ線対上の読出しデー
タに基づいてリード/ライトデータバスRWDを駆動
し、セルアレイに対するデータライト時にはリード/ラ
イトデータバスRWD上の書込みデータをMDQ線対上
に転送する。なお、この例では、リード/ライトデータ
バスRWDとして、上部セルアレイ11Uと下部セルア
レイ11Lとに対応して、上部のリード/ライトデータ
バスRWDU<0> −RWDU<n> と下部のリード/ライ
トデータバスRWDL<0> −RWDL<n> の2組が設け
られている。
【0005】15は(n+1)個(nは正の整数)のI
/Oバッファである。これらのI/Oバッファ15には
(n+1)個のDQピン(DQ<0> 〜DQ<n> )から書
込みデータが供給されると共に、セルアレイから読み出
された読出しデータがI/Oバッファ15を介してDQ
ピンに出力される。
【0006】クロック(CLK)バッファ16は、クロ
ック(CLK)ピンから入力された外部同期パルス信号
CLKを受ける。ライトイネーブル(WE)バッファ1
7は、ライトイネーブル(/WE)ピンから入力された
ライトイネーブル(/WE)信号を受ける。また、CA
Sバッファ18は、カラムアドレスストローブ(/CA
S)ピンから入力されたカラムアドレスストローブ(/
CAS)信号を受ける。
【0007】カラム基本パルス発生回路19は、CLK
バッファ16とCASバッファ18の出力を受け、カラ
ム系活性化状態にある期間のみ、外部同期パルス信号C
LKをトリガーとして、カラム基本パルス信号を生成す
る。ライト動作活性化回路20は、WEバッファ17か
らの出力に応じ、カラムコマンドがライト状態である場
合にはライト動作活性化信号を活性化し、カラムコマン
ドがリード状態である場合にはライト動作活性化信号を
非活性化する。
【0008】書込みドライバコントローラ21は、ライ
ト動作活性化信号が活性化状態である期間に書込みドラ
イバ活性化信号を活性化するものであり、この書込みド
ライバコントローラ21は、上部のリード/ライトデー
タバスRWDU<0> −RWDU<n> と下部のリード/ラ
イトデータバスRWDL<0> −RWDL<n> に対応して
2個設けられている。従って、書込みドライバ活性化信
号も上部の書込みドライバ活性化信号Uと下部の書込み
ドライバ活性化信号Lの2つがある。
【0009】ライトデータマルチプレクサ22は、(n
+1)個のI/Oバッファ15から出力される(n+
1)ビットの書込みデータが転送されるライトデータバ
スDIN<0> −DIN<n> を、(n+1)個のマルチプ
レクサ出力DINmux<0>−DINmux<n>のどこに接続す
るかを決定し、ライトデータバスDIN<0> −DIN<n
> 上の書込みデータをDINmux<0>−DINmux<n>に選
択的に転送する。
【0010】リードデータマルチプレクサ23は、上部
のリード/ライトデータバスRWDU<0> −RWDU<n
> 及び下部のリード/ライトデータバスRWDL<0> −
RWDL<n> を、リードデータバスDOUT<0> −DO
UT<n> のうちどれに接続するかを決定し、リード/ラ
イトデータバスRWDU<0> −RWDU<n> 、RWDL
<0> −RWDL<n> 上の読出しデータをリードデータバ
スDOUT<0> −DOUT<n> 上に選択的に転送する。
【0011】書込みドライバ24は、上記2個の書込み
ドライバコントローラ21に対応してそれぞれ複数設け
られており、書込みドライバコントローラ21から出力
される書込みドライバ活性化信号(UまたはL)に基づ
き、ライト動作活性化信号が活性化状態であるときに、
マルチプレクサ出力DINmux<0>−DINmux<n>上の書
込みデータに基づき、リード/ライトデータバスRWD
U<0> −RWDU<n>またはRWDL<0> −RWDL<n>
を駆動する。
【0012】DQバッファコントローラ25は、上部セ
ルアレイ11U内及び下部セルアレイ11L内のDQバ
ッファ14に対応して2個設けられている。上記各DQ
バッファコントローラ25は、ライト動作活性化信号が
非活性化状態にあるときは、カラム基本パルス信号をト
リガーとしてDQバッファリード制御信号(Uまたは
L)を生成し、ライト動作活性化信号が活性化状態にあ
るときは、カラム基本パルス信号をトリガーとしてDQ
バッファライト制御信号(UまたはL)を生成する。
【0013】ここで、先のDQバッファ14は、DQバ
ッファリード制御信号(UまたはL)が活性化状態にあ
るときは、対応するMDQ線対上の読出しデータに基づ
いてリード/ライトデータバスRWDU<0> −RWDU
<n> またはRWDL<0> −RWDL<n> を駆動し、DQ
バッファライト制御信号(UまたはL)が活性化状態に
あるときには、リード/ライトデータバスRWDU<0>
−RWDU<n> またはRWDL<0> −RWDL<n> 上の
書込みデータに基づいて対応するMDQ線対を駆動す
る。
【0014】図21は、図20における1つのリード/
ライトデータバスRWD<n> に接続されたDQバッファ
14と書込みドライバ24及びこれらの動作を制御する
コントローラを抽出して示す回路図である。すなわち、
この例では、同一のデータバスが書込みデータと読出し
データの転送の双方に用いられている。
【0015】書込みドライバ24内にはデータバス駆動
回路31が設けられている。また、DQバッファ14内
にはデータバス駆動回路32、2個のDQBライトゲー
ト33、34及びMDQ線対センスアンプ(MDQ S
/A)35が設けられている。
【0016】書込みドライバ24内のデータバス駆動回
路31及びDQバッファ14内のデータバス駆動回路3
2はそれぞれ、入力データ(DATA)端子、制御信号
端子及び出力データ(DATA)端子を持っている。ま
た、これらのデータバス駆動回路31、32にはそれぞ
れ、図示しないが、ドレインがリード/ライトデータバ
スRWD<n> に接続されているP、N両チャネルのトラ
ンジスタが設けられており、制御信号端子に供給される
制御信号が非活性化状態のときは、P、N両チャネルト
ランジスタのオン/オフがこの制御信号のみで決定され
るようになっている。
【0017】DQバッファ14内の2個のDQBライト
ゲート33、34も上記データバス駆動回路31、32
と同様の機能を持つように構成されており、データライ
ト時に、リード/ライトデータバスRWD<n> 上の書込
みデータに基づいて対応するDQ線対を駆動する。ま
た、DQバッファ14内のMDQ線対センスアンプ35
は、データリード時に対応するDQ線対上のデータをセ
ンスし、センスしたデータをデータバス駆動回路32の
入力データ端子に供給する。
【0018】書込みドライバコントローラ21は、ライ
ト動作活性化信号が活性化されると、書込みドライバ活
性化信号を活性化(アクティブ“H”)し、ライト動作
活性化信号が非活性化されると、ライト動作活性化信号
を非活性化する。
【0019】DQバッファコントローラ25は、ライト
動作制御信号が非活性化されているとき、カラム基本パ
ルス信号をトリガーにDQバッファリード制御信号を活
性化(アクティブ“L”)し、所定時間の後に非活性化
する。このDQバッファリード制御信号が活性化されて
いる時間は、DQバッファ14がMDQ線対上の微小な
信号差のセンスを開始してから、大きい負荷を持つリー
ド/ライトデータバスRWD<n> 上のデータの信号レベ
ルが“0”レベルまたは“1”レベルに完全に設定され
るまでの時間に、プロセス変動等を考慮してある程度マ
ージンを加えたものである。
【0020】また、DQバッファコントローラ25は、
ライト動作活性化信号が活性化されているときは、カラ
ム基本パルス信号をトリガーとしてDQバッファライト
制御信号を活性化し(アクティブ“L”)、所定時間の
後に非活性化する。このDQバッファライト制御信号が
活性化されている時間は、DQバッファ14が負荷の大
きいMDQ線対及びそれに接続されているLDQ線対や
ビット線センスアンプ内のノードに至る経路におけるデ
ータを充分に反転させることができる時間に、プロセス
変動等を考慮してある程度マージンを加えたものであ
る。
【0021】なお、DQバッファリード制御信号あるい
はDQバッファライト制御信号の活性化時間は、DQバ
ッファコントローラ25内に設けられている遅延素子に
よって決定される。
【0022】次に、図20、図21に示すDRAMにお
けるデータリード時及びデータライト時の動作の一例を
図22のタイミング図を用いて簡単に説明する。
【0023】カラム基本パルス信号は、外部同期パルス
信号CLKから所定の遅延時間の後に生成される。この
遅延時間は、外部同期パルス信号CLKに同期して入力
されるカラムアドレス選択信号がチップ内部で確定する
までの時間である。DQバッファリード制御信号及びD
Qバッファライト制御信号は、外部同期パルス信号CL
Kをトリガーとして活性化される。
【0024】いま、リードサイクルが連続するバースト
リード動作中にライトコマンドが割り込んだ場合を考え
る。
【0025】図22に示すように、リードサイクル(リ
ード動作)の間に、外部同期パルス信号CLKに同期し
てライトコマンドが入力されると、ライト動作活性化信
号が外部同期パルス信号CLKに同期して直ちに活性化
される。これは、カラム基本パルス信号が生成されるま
でにライト動作を制御する回路及び信号を活性化してお
き、かつリード動作を制御する回路及び信号を非活性化
しておくためである。
【0026】ライト動作活性化信号が活性化されると、
直ちに書込みドライバ活性化信号が活性化され、書込み
ドライバ24内のデータバス駆動回路31により、DI
Nmux<n>上のデータに基づいてリード/ライトデータバ
スRWD<n> が駆動される。
【0027】しかしながら、サイクルタイムが短い場
合、前サイクルで活性化されたDQバッファリード制御
信号はまだ活性化状態(“L”レベル)であり、DQバ
ッファ14内のデータバス駆動回路32もリード/ライ
トデータバスRWD<n> を駆動し続けている。そして、
書込みデータと前サイクルの読出しデータのレベルが異
なる場合、リード/ライトデータバスRWD<n> は
“1”レベル及び“0”レベルで同時に駆動されること
になり、リード/ライトデータバスを介して大きな貫通
電流が発生する(図22中のA)。
【0028】このように、書込みドライバ24内のデー
タバス駆動回路31の活性化がカラム基本パルス信号に
同期していないので、上記のような大きな貫通電流の発
生を防止するためには、DQバッファ14内のデータバ
ス駆動回路32から書込みドライバ24内のデータバス
駆動回路31への動作の切り替えを十分な時間的余裕を
持って行う必要がある。すなわち、このときのサイクル
タイムは、データバス駆動回路32からデータバス駆動
回路31への切り替えに要する時間で律速されてしま
う。
【0029】次に、ライトサイクルが連続するバースト
ライト動作中にリードコマンドが割り込んだ場合を考え
る。図22に示すように、ライトサイクル(ライト動
作)の間に、外部同期パルス信号CLKに同期してリー
ドコマンドが入力されると、ライト動作活性化信号が直
ちに非活性化される。これは、カラム基本パルス信号が
生成されるまでに、リード動作を制御する回路及び信号
を活性化し、かつライト動作を制御する回路及び信号を
非活性化しておくためである。
【0030】ライト動作活性化信号が非活性化(“L”
レベル)されると、書込みドライバ活性化信号が直ちに
非活性化され、リード/ライトデータバスRWD<n> は
電位的にフローティング状態にされる。このため、次に
DQバッファ14によってリード/ライトデータバスR
WD<n> が駆動されるまでにの間に、リード/ライトデ
ータバスRWD<n> はノイズの影響をうけやすくなる。
【0031】サイクルタイムが短い場合、前サイクルで
活性化されたDQバッファライト制御信号はまだ活性化
状態にあり、DQバッファ14はMDQ線対を駆動し続
けている。このため、リード/ライトデータバスRWD
<n> の影響を受けて、MDQ線対にノイズデータが書き
込まれる可能性がある。
【0032】このように、書込みドライバ24内のデー
タバス駆動回路31の非活性化がカラム基本パルス信号
に同期していないので、書込みドライバ24内のデータ
バス駆動回路31からDQバッファ14内のデータバス
駆動回路32への動作の切り替えを十分な時間的余裕を
持って行う必要がある。
【0033】すなわち、このときのサイクルタイムは、
データバス駆動回路31からデータバス駆動回路32へ
の切り替えに要する時間で律速されてしまう。
【0034】図23は、図20とは異なるDRAMの従
来の構成を示すブロック図である。
【0035】このDRAMは、図20に示すDRAMの
場合と同様に、同一のデータバスを書込みデータと読出
しデータの転送の双方に用いるようにしたものであり、
図20のDRAMと異なる点は、リード時に、予めデー
タバスを“1”レベルにプリチャージしておき、その
後、DQバッファが読出しデータに基づいてデータバス
を駆動するようにしたことである。
【0036】なお、図23において、図20と対応する
箇所には同じ符号を付してその説明は省略し、図20と
異なる箇所のみを説明する。
【0037】カラム基本パルス発生回路26は、図20
中のカラム基本パルス発生回路19に対応するものであ
り、CLKバッファ16とCASバッファ18の出力及
びライト動作活性化回路20から出力されるライト動作
活性化信号を受け、ライト動作活性化信号が非活性化状
態であるときはリードカラム基本パルス信号を生成し、
ライト動作活性化信号が活性化状態であるときはライト
カラム基本パルス信号を生成する。
【0038】書込み/プリチャージドライバコントロー
ラ27は、図20中の書込みドライバコントローラ21
に対応するものであり、ライト動作活性化信号とリード
カラム基本パルス信号とが入力される。そして、この書
込み/プリチャージドライバコントローラ27は、ライ
ト動作活性化信号が非活性化されている期間に、書込み
ドライバ活性化信号(UまたはL)及びRWDプリチャ
ージ信号(UまたはL)を活性化し、ライト動作活性化
信号が非活性化されている期間は、書込みドライバ活性
化信号(UまたはL)を非活性化してかつリードカラム
基本パルス信号をトリガーとしてRWDプリチャージ信
号(UまたはL)を活性化する。
【0039】書込み/プリチャージドライバ28は、ラ
イト動作活性化信号が活性化されているときに、ライト
データマルチプレクサ22のマルチプレクサ出力DIN
mux<0>−DINmux<n>上の書込みデータに基づいて、リ
ード/ライトデータバスRWDU<0> −RWDU<n> ま
たはRWDL<0> −RWDL<n> を駆動し、ライト動作
活性化信号が非活性化されているときに、RWDプリチ
ャージ信号(UまたはL)が活性化されると、リード/
ライトデータバスRWDU<0> −RWDU<n>またはR
WDL<0> −RWDL<n> を“1”レベルにプリチャー
ジする。
【0040】DQバッファコントローラ29は、ライト
動作活性化信号が非活性化状態であるときは、リードカ
ラム基本パルス信号をトリガーとしてDQバッファリー
ド制御信号(UまたはL)を活性化し、ライト動作活性
化信号が活性化されているときは、ライトカラム基本パ
ルス信号をトリガーとしてDQバッファライト制御信号
(UまたはL)を活性化する。
【0041】図24は、図23における1つのリード/
ライトデータバスRWD<n> に接続されたDQバッファ
14と書込み/プリチャージドライバ28及びこれらの
動作を制御するコントローラ29、27を抽出して示す
回路図である。
【0042】書込み/プリチャージドライバコントロー
ラ27は、ライト動作活性化信号が活性化されると書込
みドライバ活性化信号を活性化し、ライト動作活性化信
号が非活性化されると書込みドライバ活性化信号を非活
性化する。
【0043】さらに、コントローラ27は、ライト動作
活性化信号あるいはリードカラム基本パルス信号のどち
らかが活性化されていると、RWDプリチャージ信号を
活性化する。プリチャージ時に、負荷の大きなリード/
ライトデータバスRWD<n>を完全に“1”レベルに駆
動できるように、RWDプリチャージ信号のパルス幅を
確保するため、コントローラ27では内部に設けられた
遅延素子でリードカラム基本パルス信号の“L”エッジ
を遅らせている。
【0044】書込み/プリチャージドライバ28内に
は、図21中のデータバス駆動回路31の代わりにデー
タバス駆動回路36が設けられている。
【0045】上記データバス駆動回路36には、リード
/ライトデータバスRWD<n> にドレインが接続された
Pチャネルトランジスタ37及びNチャネルトランジス
タ38が設けられている。
【0046】このデータバス駆動回路36において、書
込みドライバ活性化信号及びRWDプリチャージ信号の
両方が活性化されているときは、DINmux<n>上の書込
みデータに基づき、上記Pチャネル、Nチャネルトラン
ジスタ37、38のどちらをオン状態するかが決定され
る。また、書込みドライバ活性化信号が非活性化されて
いるときは、Nチャネルトランジスタ38がオフ状態に
され、RWDプリチャージ信号が活性化されている期
間、Pチャネルトランジスタ37がオン状態にされ、リ
ード/ライトデータバスRWD<n> が“1”レベルにプ
リチャージされる。
【0047】DQバッファ14内には、図21中のデー
タバス駆動回路32に代わって新たなデータバス駆動回
路39が設けられている。このデータバス駆動回路39
内には、リード/ライトデータバスRWD<n> にドレイ
ンが接続されたNチャネルトランジスタ40と、MDQ
線対センスアンプ35の出力とDQバッファリード制御
信号とが入力されるNORゲート回路41とが設けられ
ている。上記NORゲート回路41の出力はNチャネル
トランジスタ40のゲートに入力される。
【0048】このデータバス駆動回路39では、DQバ
ッファリード制御信号が活性化(“L”レベル)される
と、MDQ線対上のデータが“0”レベルのときのみ、
Nチャネルトランジスタ40がオンとなり、リード/ラ
イトデータバスRWD<n> が“0”レベルに駆動され
る。
【0049】次に、図23、図24に示すDRAMにお
けるデータリード時及びデータライト時の動作の一例を
図25のタイミング図を用いて簡単に説明する。
【0050】サイクルタイムが短い場合に、リードサイ
クルが連続するバーストリード動作中にライトコマンド
が割り込むと、図22の場合と同様、書込みデータと前
サイクルの読出しデータのレベルが異なる場合に、リー
ド/ライトデータバスRWD<n> は“1”レベル及び
“0”レベルで同時に駆動され、大きな貫通電流が発生
する(図25中のA)。
【0051】従って、この場合にも、サイクルタイム
は、データバス駆動回路39からデータバス駆動回路3
6への切り替えに要する時間で律速されてしまう。
【0052】また、バーストライト動作中にリードコマ
ンドが割り込む場合、以下のような動作が原因でサイク
ルタイムが律速される。すなわち、外部同期パルス信号
CLKに同期してリードコマンドが入力されると、直ち
にライト動作活性化信号が非活性化される。これによ
り、書込みドライバ活性化信号は直ちに非活性化される
が、RWDプリチャージ信号は、書込み/プリチャージ
ドライバコントローラ27内の遅延素子のため、非活性
化されるタイミングが遅れる。そのため、リード/ライ
トデータバスRWD<n> は、データバス駆動回路36内
のPチャネルトランジスタ37により“1”レベルに駆
動されてしまう(図25中のB)。
【0053】サイクルタイムが短い場合、前サイクルの
DQバッファライト制御信号は、このときはまだ活性化
(“L”レベル)されたままである。前サイクルの書込
みデータが“0”レベルである場合、DQバッファ14
内のDQBライトゲート33、34が開いている間に、
リード/ライトデータバスRWD<n> 上のデータが切り
替わり、MDQ線対に誤書込みされてしまう。
【0054】このように、データバス駆動回路36の、
リード動作からライト動作への切り替えがカラム基本パ
ルス信号に同期していないため、データバス駆動回路3
6からデータバス駆動回路39への切り替えを十分な時
間的余裕を持って行う必要がある。
【0055】すなわち、このときのサイクルタイムは、
データバス駆動回路36からデータバス駆動回路39へ
の切り替えに要する時間で律速されてしまう。
【0056】なお、上記2つの従来例では、データバス
に接続されたデータバス駆動回路が2種類である場合を
説明したが、これは2種類以上の異なるデータバス駆動
回路がデータバスに接続され、これらのデータバス駆動
回路を切替えてデータバスを駆動するような場合にも同
様な問題が発生する。
【0057】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、異なる
制御をうける2種類以上のデータバス駆動回路がデータ
バスに接続されている従来の同期型半導体記憶装置で
は、サイクルタイムが短くなると、あるデータバス駆動
回路によるデータバスの駆動動作から他のデータバス駆
動回路によるデータバスの駆動動作に切換わる際に、デ
ータバスを介して大きな電流が流れる、誤動作が起こる
などの問題があり、これによってサイクルタイムが制限
される欠点があった。
【0058】この発明は上記のような事情を考慮してな
されたものであり、その目的は、データバスに異なる制
御をうける2種類以上のデータバス駆動回路が接続され
ており、サイクルタイムがある程度短くなっても、ある
データバス駆動回路によるデータバスの駆動動作から他
のデータバス駆動回路によるデータバスの駆動動作に切
換わる際に、データバスを介して大きな電流が流れる、
誤動作が起こるがなく、もってサイクルタイムの向上を
図ることができる同期型半導体記憶装置を提供すること
にある。
【0059】
【課題を解決するための手段】この発明の同期型半導体
記憶装置は、それぞれ異なる制御回路によって動作が制
御される2種類以上のデータバス駆動回路と、上記2種
類以上のデータバス駆動回路が接続されるデータバスと
を有し、上記2種類以上のデータバス駆動回路のうちあ
るデータバス駆動回路による上記データバスの駆動から
上記とは異なる別のデータバス駆動回路による上記デー
タバスの駆動への切り替え動作が、カラム基本パルス信
号に同期して行われることを特徴とする。
【0060】この発明の同期型半導体記憶装置は、2種
類以上のデータバス駆動回路と、上記2種類以上のデー
タバス駆動回路が接続されるデータバスと、上記2種類
以上のデータバス駆動回路のうちあるデータバス駆動回
路による上記データバスの駆動から上記とは異なる別の
データバス駆動回路による上記データバスの駆動への切
り替え動作をカラム基本パルス信号に同期して行わせる
データバス駆動制御回路とを具備したことを特徴とす
る。
【0061】
【発明の実施の形態】以下図面を参照してこの発明の同
期型半導体記憶装置を実施の形態により説明する。
【0062】図1は、この発明の第1の実施の形態によ
るDRAMの全体の構成を示すブロック図である。この
第1の実施の形態によるDRAMは、図20に示す従来
のDRAMに対してこの発明を実施したものである。従
って、図20と対応する箇所には同じ符号を付して説明
を行う。
【0063】セルアレイは、例えば上部セルアレイ11
Uと下部セルアレイ11Lの2つに分割されている。上
部セルアレイ11U内及び下部セルアレイL内にはそれ
ぞれ複数のビット線対及び複数のワード線が互いに交差
するように配列されている。各ビット線対とワード線と
の交点にはメモリセルが配置されている。また、各ビッ
ト線対にはビット線センスアンプ(S/A)が接続され
ている。上記各ビット線センスアンプはCSスイッチ1
2を介してLDQ線対に接続されている。各LDQ線対
はLDQ線対セレクトスイッチ13を介してMDQ線対
に接続されている。
【0064】上記各MDQ線対はそれぞれDQバッファ
14に接続されている。DQバッファ14は、セルアレ
イからのデータリード時にはMDQ線対上の読出しデー
タに基づいてリード/ライトデータバスRWDを駆動
し、セルアレイに対するデータライト時にはリード/ラ
イトデータバスRWD上の書込みデータをMDQ線対上
に転送する。なお、この例では、リード/ライトデータ
バスRWDとして、上部セルアレイ11U及び下部セル
アレイ11Lに対応して、上部のリード/ライトデータ
バスRWDU<0> −RWDU<n> と下部のリード/ライ
トデータバスRWDL<0> −RWDL<n> の2組が設け
られている。
【0065】(n+1)個のI/Oバッファ15には
(n+1)個のDQピン(DQ<0> 〜DQ<n> )から書
込みデータが供給されると共に、セルアレイから読み出
された読出しデータがI/Oバッファ15を介してDQ
ピンに出力される。
【0066】CLKバッファ16は、CLKピンから入
力された外部同期パルス信号CLKを受ける。WEバッ
ファ17は、/WEピンから入力された/WE信号を受
ける。また、CASバッファ18は、/CASピンから
入力された/CAS信号を受ける。
【0067】カラム基本パルス発生回路19は、CLK
バッファ16とCASバッファ18の出力を受け、カラ
ム系活性化状態にある期間のみ、外部同期パルス信号C
LKをトリガーとして、カラム基本パルス信号を生成す
る。
【0068】ライト動作活性化回路20は、WEバッフ
ァ17からの出力に応じ、カラムコマンドがライト状態
である場合にはライト動作活性化信号を活性化し、カラ
ムコマンドがリード状態である場合にはライト動作活性
化信号を非活性化する。
【0069】書込みドライバコントローラ51は、図2
0中の書込みドライバコントローラ21に対応するもの
であり、この場合にも上部のリード/ライトデータバス
RWDU<0> −RWDU<n> 及び下部のリード/ライト
データバスRWDL<0> −RWDL<n> に対応して2個
設けられている。この書込みドライバコントローラ51
は、ライト動作活性化信号が活性化された後に最初に生
成されるカラム基本パルス信号をトリガーにして書込み
ドライバ活性化信号(UまたはL)を活性化する。ま
た、ライト動作活性化信号が非活性化された後に最初に
生成されるカラム基本パルス信号をトリガーにして、書
込みドライバ活性化信号(UまたはL)を非活性化す
る。
【0070】ライトデータマルチプレクサ22は、(n
+1)個のI/Oバッファ15から出力される(n+
1)ビットの書込みデータが転送されるライトデータバ
スDIN<0> −DIN<n> を、(n+1)個のマルチプ
レクサ出力DINmux<0>−DINmux<n>のどこに接続す
るかを決定し、ライトデータバスDIN<0> −DIN<n
> 上の書込みデータをDINmux<0>−DINmux<n>に選
択的に出力する。
【0071】リードデータマルチプレクサ23は、上部
のリード/ライトデータバスRWDU<0> −RWDU<n
> 及び下部のリード/ライトデータバスRWDL<0> −
RWDL<n> を、リードデータバスDOUT<0> −DO
UT<n> のうちどれに接続するかを決定し、リード/ラ
イトデータバスRWDU<0> −RWDU<n> 、RWDL
<0> −RWDL<n> 上の読出しデータをリードデータバ
スDOUT<0> −DOUT<n> 上に選択的に出力する。
【0072】書込みドライバ24は、上記2個の書込み
ドライバコントローラ51に対応してそれぞれ複数設け
られており、書込みドライバコントローラ51から出力
される書込みドライバ活性化信号(UまたはL)に基づ
き、ライト動作活性化信号が活性化状態であるときに、
マルチプレクサ出力DINmux<0>−DINmux<n>上の書
込みデータに基づき、リード/ライトデータバスRWD
U<0> −RWDU<n>またはRWDL<0> −RWDL<n>
を駆動する。
【0073】DQバッファコントローラ25は、上部セ
ルアレイ11U内及び下部セルアレイ11L内のDQバ
ッファ14に対応して2個設けられている。上記各DQ
バッファコントローラ25は、ライト動作活性化信号が
非活性化状態にあるときは、カラム基本パルス信号をト
リガーとしてDQバッファリード制御信号(Uまたは
L)を生成し、ライト動作活性化信号が活性化状態にあ
るときは、カラム基本パルス信号をトリガーとしてDQ
バッファライト制御信号(UまたはL)を生成する。
【0074】DQバッファ14は、DQバッファリード
制御信号(UまたはL)が活性化状態にあるときは、対
応するMDQ線対上の読出しデータに基づいてリード/
ライトデータバスRWDU<0> −RWDU<n> またはR
WDL<0> −RWDL<n> を駆動し、DQバッファライ
ト制御信号(UまたはL)が活性化状態にあるときに
は、リード/ライトデータバスRWDU<0> −RWDU
<n> またはRWDL<0>−RWDL<n> 上の書込みデー
タに基づいて対応するMDQ線対を駆動する。
【0075】図2は、図1における1つのリード/ライ
トデータバスRWD<n> に接続されたDQバッファ14
と書込みドライバ24及びこれらの動作を制御するコン
トローラ25、51を抽出して示す回路図である。
【0076】書込みドライバ24内にはデータバス駆動
回路31が設けられている。また、DQバッファ14内
にはデータバス駆動回路32、2個のDQBライトゲー
ト33、34及びMDQ線対センスアンプ35が設けら
れている。
【0077】データバス駆動回路31及び32はそれぞ
れ、制御信号端子に入力される制御信号に基づいてデー
タを出力する。データバス駆動回路31の制御信号端子
に入力される制御信号は書込みドライバ活性化信号であ
り、データバス駆動回路32の制御信号端子に入力され
る制御信号はDQバッファリード制御信号である。
【0078】DQバッファ14内のDQBライトゲート
33、34もデータバス駆動回路31及び32と同様の
機能を有する。
【0079】次に、図1、図2に示す第1の実施の形態
によるDRAMの動作を図3のタイミング図を参照して
説明する。
【0080】カラム基本パルス信号は、外部同期パルス
信号CLKから所定の遅延時間の後に生成される。この
遅延時間は、外部同期パルス信号CLKに同期して入力
されるカラムアドレス選択信号がチップ内部で確定する
までの時間である。DQバッファリード制御信号及びD
Qバッファライト制御信号は、外部同期パルス信号CL
Kから遅れて生成されるカラム基本パルス信号をトリガ
ーとして活性化される。
【0081】いま、リードサイクルが連続するバースト
リード動作中にライトコマンドが割り込んだ場合を考え
る。
【0082】図3に示すように、リードサイクル(リー
ド動作)の間に、外部同期パルス信号CLKに同期して
ライトコマンドが入力されると、ライト動作活性化信号
は外部同期パルス信号CLKに同期して直ちに活性化さ
れる。これは、カラム基本パルス信号が生成されるまで
にライト動作を制御する回路及び信号を活性化してお
き、かつリード動作を制御する回路及び信号を非活性化
しておくためである。
【0083】ライト動作活性化信号が活性化されると、
従来では、図中の破線で示すように、直ちに書込みドラ
イバ活性化信号が活性化されていたが、本例の場合に
は、ライト動作活性化信号が活性化された後に最初に生
成されるカラム基本パルス信号をトリガーにして、書込
みドライバ活性化信号(UまたはL)が活性化される。
書込みドライバ活性化信号(UまたはL)が活性化され
ると、書込みドライバ24内のデータバス駆動回路31
により、DINmux<n>上のデータに基づいてリード/ラ
イトデータバスRWD<n> が駆動される。
【0084】このとき、前サイクルで活性化されたDQ
バッファリード制御信号は既に非活性化状態(“H”レ
ベル)になっており、DQバッファ14内のデータバス
駆動回路32によるリード/ライトデータバスRWD<n
> の駆動も終了している。このため、書込みデータと前
サイクルの読出しデータのレベルが異なる場合でも、リ
ード/ライトデータバスRWD<n> が“1”レベル及び
“0”レベルで同時に駆動されることがなくなり、従来
のような大きな貫通電流は発生しない。
【0085】このように、書込みドライバ24内のデー
タバス駆動回路31の活性化がカラム基本パルス信号に
同期しているので、書込みドライバ活性化信号が活性化
されるタイミングは、前サイクルであるリードサイクル
においてDQバッファリード制御信号が非活性化される
タイミングよりも後であれば、より前にすることができ
る。
【0086】この結果、バーストリード動作中にライト
コマンドが割り込む際のサイクルタイムマージンを大き
くすることができる。
【0087】次に、ライトサイクルが連続するバースト
ライト動作中にリードコマンドが割り込んだ場合を考え
る。図3に示すように、ライトサイクル(ライト動作)
の間に、外部同期パルス信号CLKに同期してリードコ
マンドが入力されると、ライト動作活性化信号は直ちに
非活性化される。これは、カラム基本パルス信号が生成
されるまでに、リード動作を制御する回路及び信号を活
性化し、かつライト動作を制御する回路及び信号を非活
性化しておくためである。
【0088】ライト動作活性化信号が非活性化(“L”
レベル)されると、従来では、図中の破線で示すよう
に、直ちに書込みドライバ活性化信号が非活性化されて
いたが、本例の場合には、ライト動作活性化信号が非活
性化された後に最初に生成されるカラム基本パルス信号
をトリガーにして書込みドライバ活性化信号(Uまたは
L)が非活性化される。書込みドライバ活性化信号が非
活性状態になると、リード/ライトデータバスRWD<n
> は電位的にフローティング状態にされる。先に説明し
たように、リード/ライトデータバスRWD<n> がフロ
ーティング状態のとき、DQバッファ14によって次に
駆動されるまでの間に、リード/ライトデータバスRW
D<n> はノイズの影響をうけやすくなる。
【0089】しかし、書込みドライバ活性化信号(Uま
たはL)が非活性化されたときに、前サイクルで活性化
されていたDQバッファライト制御信号は既に非活性化
状態になっており、DQバッファ14によるMDQ線対
の駆動は既に終了しているので、従来のように、MDQ
線対にノイズデータが書き込まれる恐れはない。
【0090】この場合にも、書込みドライバ24内のデ
ータバス駆動回路31の活性化から非活性化の切り替え
動作がカラム基本パルス信号に同期しているので、書込
みドライバ活性化信号が非活性化されるタイミングは、
前サイクルであるライトサイクルにおいてDQバッファ
ライト制御信号が非活性化されるタイミングよりも後で
あれば、より前にすることができる。
【0091】この結果、バーストライト動作中にリード
コマンドが割り込む際のサイクルタイムマージンを大き
くすることができる。
【0092】このように、上記第1の実施の形態による
DRAMでは、書込みドライバ活性化信号の活性化がカ
ラム基本パルス信号に同期しているので、バーストリー
ド動作中に書込みコマンドが割り込む際のサイクルタイ
ムマージンを大きくすることができる。また、書込みド
ライバ活性化信号の非活性化がカラム基本パルス信号に
同期しているので、バーストライト動作中にリードコマ
ンドが割り込む際のサイクルタイムマージンを大きくす
ることができる。
【0093】図4は、図1中の書込みドライバコントロ
ーラ51の具体的な回路構成の一例を示している。
【0094】このコントローラ51は、ライト動作活性
化信号及びカラム基本パルス信号が入力するNANDゲ
ート回路52、ライト動作活性化信号を反転するインバ
ータ53、このインバータ53の出力及びカラム基本パ
ルス信号が入力するNANDゲート回路54及び上記両
NANDゲート回路52、54の出力が入力する2個の
NANDゲート回路55、56からなるフリップフロッ
プ回路57によって構成されている。そして、書込みド
ライバ活性化信号はNANDゲート回路55から出力さ
れる。
【0095】図4のコントローラ51において、ライト
動作活性化信号が活性化した後、つまり“L”レベルか
ら“H”レベルに変化した後に、最初にカラム基本パル
ス信号が生成されて、カラム基本パルス信号が“H”レ
ベルになると、NANDゲート回路55の出力として得
られる書込みドライバ活性化信号が活性化される。ま
た、ライト動作活性化信号が活性化状態から非活性化に
変化した後に最初にカラム基本パルス信号が生成されて
“H”レベルになると、NANDゲート回路55の出力
として得られる書込みドライバ活性化信号が非活性化さ
れる。
【0096】なお、書込みドライバコントローラ51は
必ずしも図4のように構成されている必要はなく、要す
るに、ライト動作活性化信号が活性化された後に最初に
生成されるカラム基本パルス信号をトリガーにして書込
みドライバ活性化信号を活性化し、ライト動作活性化信
号が非活性化された後に最初に生成されるカラム基本パ
ルス信号をトリガーにして書込みドライバ活性化信号を
非活性化するようなものであればどのような構成のもの
であってよい。
【0097】図5ないし図7は、図1、図2中のデータ
バス駆動回路31(または32)の種々の具体的な回路
構成を示している。
【0098】先に説明したように、データバス駆動回路
31(または32)は、制御信号端子に入力される制御
信号に基づいて入力データを出力する。
【0099】図5に示すデータバス駆動回路31(3
2)は、インバータ61、NANDゲート回路62、N
ORゲート回路63、Pチャネルトランジスタ64及び
Nチャネルトランジスタ65によって構成されている。
【0100】すなわち、制御信号が“L”レベルのとき
は、NANDゲート回路62の出力が“H”レベル、N
ORゲート回路63の出力が“L”レベルとなり、Pチ
ャネル、Nチャネルトランジスタ64、65が共にオフ
状態となり、出力DATAは高インピーダンス状態にな
る。
【0101】一方、制御信号が“H”レベルのとき、入
力DATAが“1”レベルであれば、NANDゲート回
路62の出力が“L”レベルになり、Pチャネルトラン
ジスタ64がオンし、“1”レベルの出力DATAが得
られる。上記とは逆に、入力DATAが“0”レベルで
あれば、NORゲート回路63の出力が“H”レベルに
なり、Nチャネルトランジスタ65がオンし、“0”レ
ベルの出力DATAが得られる。
【0102】図6に示すデータバス駆動回路31(3
2)は、制御信号を反転するインバータ66と、このイ
ンバータ66の出力及び制御信号がPチャネル及びNチ
ャネル側のクロックゲートに供給され、入力DATAが
入力ゲートに供給されるクロックドインバータ67とか
ら構成されている。
【0103】図6のデータバス駆動回路31(32)で
は、制御信号が“H”レベルのときにクロックドインバ
ータ67が動作可能となり、入力DATAが反転されて
出力DATAが得られる。
【0104】図7に示すデータバス駆動回路31(3
2)は、制御信号を反転するインバータ68と、このイ
ンバータ68の出力及び制御信号がPチャネル及びNチ
ャネルトランジスタの各ゲートに供給されるCMOSト
ランスファゲート69と、入力DATAを反転して上記
CMOSトランスファゲート69の一端に供給するイン
バータ70とから構成されている。
【0105】図7のデータバス駆動回路31(32)で
は、制御信号が“H”レベルのときにCMOSトランス
ファゲート69が導通し、インバータ70によって反転
された入力DATAが出力DATAとして得られる。
【0106】図8は、図1、図2中のDQバッファコン
トローラ25の具体的な回路構成の一例を示している。
このDQバッファコントローラ25は、先に説明したよ
うに、ライト動作活性化信号が非活性化状態にあるとき
は、カラム基本パルス信号をトリガーとしてDQバッフ
ァリード制御信号を生成し、ライト動作活性化信号が活
性化状態にあるときは、カラム基本パルス信号をトリガ
ーとしてDQバッファライト制御信号を生成する。
【0107】図8のコントローラ25は、ライト動作活
性化信号及びカラム基本パルス信号が入力されるNOR
ゲート回路71、多段縦続接続された偶数個、本例では
4個のインバータ72とこれら各インバータ72の入力
端子に接続されたキャパシタ73とからなり、NORゲ
ート回路71の出力を所定の時間だけ遅延する遅延回路
74と、カラム基本パルス信号及び上記遅延回路74の
出力が入力されるNANDゲート回路75と、このNA
NDゲート回路75の出力を順次反転してDQバッファ
リード制御信号を出力する2個のインバータ76と、ラ
イト動作活性化信号を反転するインバータ77と、この
インバータ77の出力及びカラム基本パルス信号が入力
されるNORゲート回路78、多段縦続接続された偶数
個、本例では4個のインバータ79とこれら各インバー
タ79の入力端子に接続されたキャパシタ80とからな
り、NORゲート回路78の出力を所定の時間だけ遅延
する遅延回路81と、カラム基本パルス信号及び上記遅
延回路81の出力が入力されるNANDゲート回路82
と、このNANDゲート回路82の出力を順次反転して
DQバッファライト制御信号を出力する2個のインバー
タ83とから構成されている。
【0108】図8のコントローラ25では、ライト動作
活性化信号が非活性化状態、つまり“L”レベルのとき
はNORゲート回路71が開き、この状態でカラム基本
パルス信号が活性化されると、終段のインバータ76か
らは遅延回路74における遅延時間に相当するパルス幅
を持つ“L”レベルのDQバッファリード制御信号が出
力される。
【0109】他方、ライト動作活性化信号が活性化状
態、つまり“H”レベルのときはNORゲート回路78
が開き、この状態でカラム基本パルス信号が活性化され
ると、終段のインバータ83からは遅延回路81におけ
る遅延時間に相当するパルス幅を持つ“L”レベルのD
Qバッファライト制御信号が出力される。
【0110】なお、上記第1の実施の形態のDRAMで
は、リード/ライトデータバスRWD<n> には2種類の
異なるデータバス駆動回路、つまり書込みドライバ24
内のデータバス駆動回路31とDQバッファ14内のデ
ータバス駆動回路32が接続されている場合を説明した
が、これは2種類以上の異なるデータバス駆動回路がリ
ード/ライトデータバスRWD<n> に接続されている場
合にも実施できることはもちろんである。
【0111】図9は、この発明の第2の実施の形態によ
るDRAMの全体の構成を示すブロック図である。この
第2の実施の形態によるDRAMは、図23に示す従来
のDRAMに対してこの発明を実施したものである。従
って、図23と対応する箇所には同じ符号を付して説明
を行う。
【0112】すなわち、この第2の実施の形態によるD
RAMは、図1に示す第1の実施の形態によるDRAM
の場合と同様に、同一のデータバスを書込みデータと読
出しデータの転送の双方に用いるようにしたものである
が、図1のDRAMと異なる点は、図23に示す従来の
DRAMと同様、リード時に、予めデータバスを“1”
レベルにプリチャージしておき、その後、DQバッファ
が読出しデータに基づいてデータバスを駆動するように
したことである。
【0113】なお、図9において、図1及び図23と対
応する箇所には同じ符号を付してその説明は省略し、図
1及び図23と異なる箇所のみを説明する。
【0114】書込み/プリチャージドライバコントロー
ラ91は、図23中の書込み/プリチャージドライバコ
ントローラ27に対応するものであるが、ライト動作活
性化回路20で生成されるライト動作活性化信号と、カ
ラム基本パルス発生回路26で生成されるリードカラム
基本パルス信号とに加えて、カラム基本パルス発生回路
26で生成されるライトカラム基本パルス信号も入力さ
れる点が異なる。
【0115】そして、書込み/プリチャージドライバコ
ントローラ91は、ライト動作活性化信号が活性化され
ると直ちに書込みドライバ活性化信号(UまたはL)を
活性化するが、ライト動作活性化信号が活性化された後
に最初に生成されるライトカラム基本パルス信号をトリ
ガーとしてRWDプリチャージ信号(UまたはL)を活
性化する。また、RWDプリチャージ信号(Uまたは
L)は、ライト動作活性化信号が非活性化されると直ち
に非活性化されるが、書込みドライバ活性化信号(Uま
たはL)は、ライト動作活性化信号が非活性化された後
に最初に生成されるリードカラム基本パルス信号をトリ
ガーとして非活性化される。
【0116】図10は、図9における1つのリード/ラ
イトデータバスRWD<n> に接続されたDQバッファ1
4と書込み/プリチャージドライバ28及びこれらの動
作を制御するコントローラ29、91を抽出して示す回
路図である。
【0117】ここで、書込み/プリチャージドライバコ
ントローラ91以外の構成は、図24に示す従来回路と
同様なのでその説明は省略する。
【0118】また、唯一、図24に示す従来回路とは異
なる書込み/プリチャージドライバコントローラ91の
機能については先に説明したので、その説明も省略す
る。
【0119】次に、図9、図10に示す第2の実施の形
態によるDRAMの動作を図11のタイミング図を参照
して説明する。
【0120】ライト動作活性化信号が非活性化状態であ
るときはリードカラム基本パルス信号が生成され、ライ
ト動作活性化信号が活性化状態であるときはライトカラ
ム基本パルス信号が生成される。上記両カラム基本パル
ス信号は、外部同期パルス信号CLKから所定の遅延時
間の後に生成される。この遅延時間は、外部同期パルス
信号CLKに同期して入力されるカラムアドレス選択信
号がチップ内部で確定するまでの時間である。
【0121】いま、リードサイクルが連続するバースト
リード動作中にライトコマンドが割り込んだ場合を考え
る。
【0122】図11に示すように、リードサイクル(リ
ード動作)の間に、外部同期パルス信号CLKに同期し
てライトコマンドが入力されると、ライト動作活性化信
号が外部同期パルス信号CLKに同期して直ちに活性化
され、これに続いて書込みドライバ活性化信号も活性化
される。これは、ライトカラム基本パルス信号が生成さ
れるまでにライト動作を制御する回路及び信号を活性化
しておき、かつリード動作を制御する回路及び信号を非
活性化しておくためである。
【0123】ライト動作活性化信号が活性化されると、
従来では、図中の破線で示すように、RWDプリチャー
ジ信号は直ちに活性化されていたが、本例の場合には、
ライト動作活性化信号が活性化された後に最初に生成さ
れるライトカラム基本パルス信号をトリガーにしてRW
Dプリチャージ信号が活性化される。すなわち、ライト
動作活性化信号が活性化され、次にライトカラム基本パ
ルス信号が生成するまでの期間、RWDプリチャージ信
号は非活性化、つまり“L”レベルになっている。この
期間では、書込み/プリチャージドライバ28内のデー
タバス駆動回路36におけるPチャネルトランジスタ3
7のゲートは“H”レベルなので、このPチャネルトラ
ンジスタ37はオフし、リード/ライトデータバスRW
D<n> の“1”レベルへのプリチャージは行われない。
【0124】このとき、前サイクルで活性化されたDQ
バッファリード制御信号に基づく前サイクルの読出しデ
ータが“0”レベルであっても、リード/ライトデータ
バスRWD<n> が“1”レベル及び“0”レベルで同時
に駆動されることがなくなり、従来のような大きな貫通
電流は発生しない。
【0125】つまり、バーストリード動作中にライトコ
マンドが割り込んで、書込みドライバ活性化信号が活性
化されてから、図中のT1の時間だけ遅れてRWDプリ
チャージ信号が活性化され、リード/ライトデータバス
RWD<n> の“1”レベルへのプリチャージが開始され
るので、リード/ライトデータバスRWD<n> が“1”
レベル及び“0”レベルで同時に駆動されることがなく
なる。
【0126】このように、書込み/プリチャージドライ
バ28内のPチャネルトランジスタ37をオン状態に制
御する動作がカラム基本パルス信号(ライトカラム基本
パルス信号)に同期しているので、RWDプリチャージ
信号が活性化されるタイミングは、前サイクルであるリ
ードサイクルにおいてDQバッファリード制御信号が非
活性化されるタイミングよりも後であれば、より前にす
ることができる。
【0127】この結果、バーストリード動作中にライト
コマンドが割り込む際のサイクルタイムマージンを大き
くすることができる。
【0128】次に、バーストライト動作中にリードコマ
ンドが割り込む場合の動作を説明する。まず、外部同期
パルス信号CLKに同期してリードコマンドが入力され
ると、直ちにライト動作活性化信号が非活性化される。
この後、RWDプリチャージ信号は書込み/プリチャー
ジドライバコントローラ91内のゲート回路による遅延
時間の後に非活性化されるが、書込みドライバ活性化信
号は、ライト動作活性化信号が非活性化された後に最初
に生成されるリードカラム基本パルス信号をトリガーに
して非活性化される。なお、従来例において、ライト動
作活性化信号が非活性化される状態を破線で示してい
る。すなわち、ライト動作活性化信号が非活性化され、
次にリードカラム基本パルス信号が生成されるまでの期
間、書込みドライバ活性化信号は活性化状態、つまり
“H”レベルになっている。
【0129】このとき、前サイクルのDQバッファライ
ト制御信号は、既に非活性化(“H”レベル)されてい
るので、従来のようにDQバッファ14内のDQBライ
トゲート33、34が開いている期間に、リード/ライ
トデータバスRWD<n> 上のデータが切り替わり、MD
Q線対に誤書込みされることはない。
【0130】つまり、バーストライト動作中にリードコ
マンドが割り込み、書込みドライバ活性化信号が非活性
化されるので、DQバッファ14内のDQBライトゲー
ト33、34が開いている間に、リード/ライトデータ
バスRWD<n> 上のデータが切り替わることがなくな
る。
【0131】このように、書込み/プリチャージドライ
バ28の動作を制御する書込みドライバ活性化信号を非
活性化する制御がカラム基本パルス信号(リードカラム
基本パルス信号)に同期しているので、書込みドライバ
活性化信号が非活性化されるタイミングは、前サイクル
であるライトサイクルにおいてRWDプリチャージ信号
が非活性化されるタイミングよりも後であれば、より前
にすることができる。
【0132】この結果、バーストライト動作中にリード
コマンドが割り込む際のサイクルタイムマージンを大き
くすることができる。
【0133】図12は、図9、図10中の書込み/プリ
チャージドライバコントローラ91の具体的な回路構成
の一例を示している。このコントローラ91は、NOR
ゲート回路92、93からなり、ライト動作活性化信号
及びリードカラム基本パルス信号が入力されるフリップ
フロップ回路94と、このフリップフロップ回路94の
出力を反転して書込みドライバ活性化信号を生成するイ
ンバータ95と、リードカラム基本パルス信号を所定の
時間遅延する遅延回路96と、リードカラム基本パルス
信号及び上記遅延回路96の出力が入力されるNORゲ
ート回路97と、一方の入力端子にライトカラム基本パ
ルス信号が入力されるORゲート回路98と、ライト動
作活性化信号及び上記ORゲート回路98の出力が入力
されるNANDゲート回路99と、NORゲート回路9
7とNANDゲート回路99の出力が入力され、RWD
プリチャージ信号を生成するNANDゲート回路100
と、NANDゲート回路99の出力を反転してORゲー
ト回路98の他方の入力端子に帰還するインバータ10
1とから構成されている。
【0134】図12のコントローラ91では、ライト動
作活性化信号が活性化(“H”レベル)されると、フリ
ップフロップ回路94内のNORゲート回路92の出力
が直ちに“L”レベルに反転し、続いてインバータ95
の出力が“H”レベルに反転して、書込みドライバ活性
化信号が活性化される。ライト動作活性化信号が非活性
化されてもインバータ95の出力は変化せず、その後、
リードカラム基本パルス信号が生成される(“H”レベ
ルに変化する)と、フリップフロップ回路94内のNO
Rゲート回路93の出力が“L”レベルに反転し、この
後、NORゲート回路92の出力が“H”レベルに反転
し、続いてインバータ95の出力が“L”レベルに反転
し、書込みドライバ活性化信号が非活性化される。
【0135】図12において、遅延回路96、NORゲ
ート回路97、ORゲート回路98と、NANDゲート
回路99、NANDゲート回路100及びインバータ1
01からなる残り回路部分はRWDプリチャージ信号を
生成する回路である。
【0136】なお、書込み/プリチャージドライバコン
トローラ91は、必ずしも図12のように構成されてい
る必要はなく、要するに、ライト動作活性化信号が活性
化されると直ちに書込みドライバ活性化信号が活性化さ
れ、RWDプリチャージ信号はライト動作活性化信号が
活性化された後に最初に生成されるライトカラム基本パ
ルス信号をトリガーとして活性化され、RWDプリチャ
ージ信号はライト動作活性化信号が非活性化されると直
ちに非活性化され、書込みドライバ活性化信号は、ライ
ト動作活性化信号が非活性化された後に最初に生成され
るリードカラム基本パルス信号をトリガーとして非活性
化されるような機能を持つものならばどのように構成さ
れていてもよい。
【0137】なお、上記第2の実施の形態のDRAMに
おいても、リード/ライトデータバスRWD<n> には2
種類の異なるデータバス駆動回路、つまり書込み/プリ
チャージドライバ28内のデータバス駆動回路36とD
Qバッファ14内のデータバス駆動回路39が接続され
ている場合を説明したが、これは2種類以上の異なるデ
ータバス駆動回路がリード/ライトデータバスRWD<n
> に接続されている場合にも実施できることはもちろん
である。
【0138】ところで、上記第2の実施の形態のDRA
Mにおいて、バーストリードサイクルが短くなってくる
と、前サイクルのDQバッファリード制御信号が、次の
サイクルのリードカラム基本パルス信号から直ちに活性
化されるRWDプリチャージ信号と重なり、リード/ラ
イトデータバスがデータバス駆動回路36、39によっ
て同時に駆動される状態が発生する。
【0139】これを防止するためには、DQバッファコ
ントローラ29において、DQバッファリード制御信号
をリードカラム基本パルス信号に同期して、非活性化と
なるように制御すればよい。
【0140】図13は、DQバッファリード制御信号が
次のサイクルのリードカラム基本パルス信号と重ならな
いようにするために、DQバッファリード制御信号をリ
ードカラム基本パルス信号に同期して非活性化制御する
ようにした、第2の実施の形態の第1の変形例によるD
Qバッファコントローラ29の具体的な回路構成を示し
ている。
【0141】図13のDQバッファコントローラ29
は、図8に示す第1の実施の形態で用いられるDQバッ
ファコントローラ25に対して一部の構成が異なるだけ
なので、図8と異なる箇所のみを説明し、図8と対応す
る箇所には同じ符号を付してその説明は省略する。
【0142】すなわち、図13のDQバッファコントロ
ーラ29では、遅延回路111が設けられ、リードカラ
ム基本パルス信号がこの遅延回路111を介してNOR
ゲート回路71及びNANDゲート回路75に入力され
る。
【0143】さらに新たに、インバータ、キャパシタ及
びNANDゲート回路を用いて構成されたパルス生成回
路112が設けられている。このパルス生成回路112
は、リードカラム基本パルス信号をトリガーとして
“L”レベルのパルス信号を生成する。ここで生成され
たパルス信号は、遅延回路111の出力、遅延回路74
の出力と共に、NANDゲート回路75に入力される。
【0144】また、NORゲート回路78及びNAND
ゲート回路82には、前記カラム基本パルス信号の代わ
りにライトカラム基本パルス信号が入力される。
【0145】図14は、図13のDQバッファコントロ
ーラ29を用いた場合の動作の一例を示すタイミング図
である。図示のように、バーストリードサイクルが短く
なってきても、前サイクルのDQバッファリード制御信
号は、次のサイクルのリードカラム基本パルス信号から
直ちに活性化されるRWDプリチャージ信号と重なるこ
とがなくなり(図中のAの期間が解消される)、リード
/ライトデータバスがデータバス駆動回路36、39に
よって同時に駆動されることもなくなる。この結果、サ
イクルタイムマージンはより大きくなる。
【0146】ところで、上記第1、第2の実施の形態に
よるDRAMでは、読出しデータと書込みデータの双方
が同一のリード/ライトデータバスで転送されていた
が、次に、読出しデータと書込みデータが異なるデータ
バスで転送されるDRAMにおいて、一方のデータバス
に対し、第2の実施の形態の変形例と同様の対策を施し
た、この発明の第3の実施の形態によるDRAMについ
て、図15を参照して説明する。
【0147】なお、図15に示す第3の実施の形態のD
RAMにおいて、図1または図9に示す第1、第2の実
施のDRAM及び従来のDRAMと対応する箇所には、
同じ符号を付してその説明は省略する。
【0148】この第3の実施の形態のDRAMでは、第
1、第2の実施例の形態のDRAMにおけるリード/ラ
イトデータバスの代わりに、読出しデータが転送される
リードデータバスRD及び書込みデータが転送されるラ
イトデータバスWDが設けられている。なお、第1、第
2の実施例の形態のDRAMの場合と同様に、上部セル
アレイ11U及び下部セルアレイ11Lに対応して、リ
ードデータバスRDとして上部のリードデータバスRD
U<0> −RDU<n> と下部のリードデータバスRDL<0
> −RDL<n> 、ライトデータバスWDとして上部のラ
イトデータバスWDU<0> −WDU<n> と下部のライト
データバスWDL<0> −WDL<n> のそれぞれ2組が設
けられている。
【0149】さらに、図9中の書込み/プリチャージド
ライバ28の代わりに、上部のリードデータバスRDU
<0> −RDU<n> 及び下部のリードデータバスRDL<0
> −RDL<n> をそれぞれプリチャージするためのRD
プリチャージドライバ121と、上部のライトデータバ
スWDU<0> −WDU<n> と下部のライトデータバスW
DL<0> −WDL<n> のそれぞれを、ライトデータマル
チプレクサ22の選択データに基づいて駆動する書込み
ドライバ122とが設けられている。
【0150】上記各書込みドライバコントローラ21
は、図20中に示す従来のDRAMの場合と同様に、ラ
イト動作活性化回路20から出力されるライト動作活性
化信号が活性化状態の期間に書込みドライバ活性化信号
(UまたはL)を活性化する。
【0151】上記各プリチャージドライバコントローラ
123は、ライト動作活性化信号とカラム基本パルス信
号とが入力され、ライト動作活性化信号が非活性化され
ている期間にRDプリチャージ信号(UまたはL)を活
性化し、ライト動作活性化信号が非活性化されている期
間にカラム基本パルス信号をトリガーとしてRDプリチ
ャージ信号(UまたはL)を活性化する。
【0152】DQバッファコントローラ124は、図9
中のDQバッファコントローラ29に対応したものであ
る。
【0153】図16は、図15における1つのリードデ
ータバスRD<n> に接続されたDQバッファ14とRD
プリチャージドライバ121及びこれらの動作を制御す
るコントローラ124、123を抽出して示す回路図で
ある。
【0154】図16において、DQバッファ14の構成
は、図2などに示すものと同様なのでその説明は省略す
る。また、プリチャージドライバコントローラ123の
機能については先に説明したので、その説明も省略す
る。
【0155】RDプリチャージドライバ121内には、
リードデータバスRD<n> を駆動するデータ駆動回路1
25が設けられている。このデータ駆動回路125内に
は、ドレインがリードデータバスRD<n> に接続された
Pチャネルトランジスタ126が設けられており、この
Pチャネルトランジスタ126のゲートは、プリチャー
ジドライバコントローラ123で生成されるRDプリチ
ャージ信号が供給される。
【0156】DQバッファコントローラ124は、ライ
ト動作活性化信号が非活性化状態にあるときは、カラム
基本パルス信号をトリガーとしてDQバッファリード制
御信号(UまたはL)を生成し、ライト動作活性化信号
が活性化状態にあるときは、カラム基本パルス信号をト
リガーとしてDQバッファライト制御信号(Uまたは
L)を生成するものであるが、さらにバーストリードサ
イクルが短くなって、前サイクルのDQバッファリード
制御信号が、次のサイクルのリードカラム基本パルス信
号と重ならないようにするために、DQバッファリード
制御信号をリードカラム基本パルス信号に同期して非活
性化制御する。
【0157】図17は、図16中のDQバッファコント
ローラ124の具体的な回路構成を示している。このコ
ントローラ124は、図13に示すDQバッファコント
ローラ29と基本的には同じ回路構成であり、図13中
のリードカラム基本パルス信号及びライトカラム基本パ
ルス信号の代わりにカラム基本パルス信号がそれぞれ入
力される点のみが異なる。
【0158】この第3の実施の形態のDRAMによれ
ば、読出しデータと書込みデータが異なるデータバスで
転送される場合でも、RDプリチャージドライバ121
内のPチャネルトランジスタ126をオン状態に制御す
る動作がカラム基本パルス信号に同期しているので、バ
ーストリード動作中にライトコマンドが割り込む際のサ
イクルタイムマージンを大きくすることができる。
【0159】しかも、バーストリードサイクルが短くな
ってきても、前サイクルのDQバッファリード制御信号
は、次のサイクルのカラム基本パルス信号から直ちに活
性化されるRWDプリチャージ信号と重なることがなく
なり、リードデータバスがデータバス駆動回路125、
39によって同時に駆動されることもなくなるので、バ
ーストリード時のサイクルタイムマージンがより大きく
なる。
【0160】図18は、この発明の第4の実施の形態の
DRAMの全体の構成を示すブロック図である。この第
4の実施の形態によるDRAMは、図15に示す第3の
実施の形態のDRAMにおいて、カラム基本パルス発生
回路19に代えて、リードカラム基本パルス信号及びラ
イトカラム基本パルス信号を発生するカラム基本パルス
発生回路26を設け、リード時のカラム基本パルス信号
とライト時のカラム基本パルス信号を異なる配線を介し
て伝達するように変更したものである。
【0161】ここで、カラム基本パルス信号がリードカ
ラム基本パルス信号とライトカラム基本パルス信号の2
つに分けられたことにより、図15中のプリチャージド
ライバコントローラ123の代わりに、リードカラム基
本パルス信号のみが入力されるプリチャージドライバコ
ントローラ127が設けられ、さらに図15中のDQバ
ッファコントローラ124の代わりに、ライト動作活性
化信号とリードカラム基本パルス信号及びライトカラム
基本パルス信号が入力されるDQバッファコントローラ
29が設けられている。
【0162】図19は、図18における1つのリードデ
ータバスRD<n> に接続されたDQバッファ14とRD
プリチャージドライバ121及びこれらの動作を制御す
るコントローラ29、127を抽出して示す回路図であ
る。
【0163】図19において、DQバッファコントロー
ラ29については、図9に示す第2の実施例において既
に説明したので、その説明は省略する。
【0164】図19中のプリチャージドライバコントロ
ーラ127は、リードカラム基本パルス信号をトリガー
としてRDプリチャージ信号を活性化する。また、DQ
バッファコントローラ29は図13に示すように構成さ
れている。
【0165】この第4の実施の形態のDRAMによれ
ば、読出しデータと書込みデータが異なるデータバスで
転送され、かつカラム基本パルス信号がリードカラム基
本パルス信号とライトカラム基本パルス信号とに分かれ
ている場合でも、RDプリチャージドライバ125内の
Pチャネルトランジスタ126をオン状態に制御する動
作がリードカラム基本パルス信号に同期しているので、
バーストリード動作中にライトコマンドが割り込む際の
サイクルタイムマージンを大きくすることができる。
【0166】しかも、バーストリードサイクルが短くな
ってきても、前サイクルのDQバッファリード制御信号
は、次のサイクルのリードカラム基本パルス信号から直
ちに活性化されるRWDプリチャージ信号と重なること
がなくなり、リードデータバスがデータバス駆動回路1
25、39によって同時に駆動されることもなくなるの
で、バーストリード時のサイクルタイムマージンがより
大きくなる。
【0167】なお、上記説明ではリードデータバスRD
<n> に対し、リードデータバスRD<n> を“1”レベル
にプリチャージするデータバス駆動回路125と、リー
ドデータバスRD<n> を“0”レベルに引き抜くデータ
バス駆動回路39とを設ける場合について説明したが、
これはライトデータバスWD<n> に対し、ライトデータ
バスWD<n> を“1”レベルにプリチャージするデータ
バス駆動回路と、ライトデータバスWD<n> を“0”レ
ベルに引き抜くデータバス駆動回路とを設けるようにし
てもよいことはもちろんである。
【0168】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
データバスに異なる制御をうける2種類以上のデータバ
ス駆動回路が接続されており、サイクルタイムがある程
度短くなっても、あるデータバス駆動回路によるデータ
バスの駆動動作から他のデータバス駆動回路によるデー
タバスの駆動動作に切換わる際に、データバスを介して
大きな電流が流れる、誤動作が起こるがなく、もってサ
イクルタイムの向上を図ることができる同期型半導体記
憶装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態によるDRAMの
全体の構成を示すブロック図。
【図2】図1における1つのリード/ライトデータバス
RWD<n> に接続されたDQバッファ14と書込みドラ
イバ24及びこれらの動作を制御するコントローラ2
5、51を抽出して示す回路図。
【図3】図1、図2に示す第1の実施の形態によるDR
AMの動作の一例を示すタイミング図。
【図4】図1中の書込みドライバコントローラ51の具
体的な回路構成の一例を示す図。
【図5】図1、図2中のデータバス駆動回路31(3
2)の具体的な回路構成を示す図。
【図6】図5とは異なるデータバス駆動回路31(3
2)の具体的な回路構成を示す図。
【図7】図5、図6とは異なるデータバス駆動回路31
(32)の具体的な回路構成を示す図。
【図8】図1、図2中のDQバッファコントローラ25
の具体的な回路構成の一例を示す図。
【図9】この発明の第2の実施の形態によるDRAMの
全体の構成を示すブロック図。
【図10】図9における1つのリード/ライトデータバ
スRWD<n> に接続されたDQバッファ14と書込み/
プリチャージドライバ28及びこれらの動作を制御する
コントローラ29、91を抽出して示す回路図。
【図11】図9、図10に示す第2の実施の形態による
DRAMの動作の一例を示すタイミング図。
【図12】図9、図10中の書込み/プリチャージドラ
イバコントローラ91の具体的な回路構成の一例を示す
図。
【図13】第2の実施の形態の第1の変形例によるDQ
バッファコントローラ29の具体的な回路構成を示す
図。
【図14】図13のDQバッファコントローラ29を用
いた場合の動作の一例を示すタイミング図。
【図15】この発明の第3の実施の形態によるDRAM
の全体の構成を示すブロック図。
【図16】図15における1つのリードデータバスRD
<n> に接続されたDQバッファ14とRDプリチャージ
ドライバ121及びこれらの動作を制御するコントロー
ラ124、123を抽出して示す回路図。
【図17】図16中のDQバッファコントローラ124
の具体的な回路構成を示す図。
【図18】この発明の第4の実施の形態のDRAMの全
体の構成を示すブロック図。
【図19】図18における1つのリードデータバスRD
<n> に接続されたDQバッファ14とRDプリチャージ
ドライバ121及びこれらの動作を制御するコントロー
ラ29、127を抽出して示す回路図。
【図20】DRAMの従来の構成を示すブロック図。
【図21】図20における1つのリード/ライトデータ
バスRWD<n> に接続されたDQバッファ14と書込み
ドライバ24及びこれらの動作を制御するコントローラ
を抽出して示す回路図。
【図22】図20、図21に示すDRAMにおけるデー
タリード時及びデータライト時の動作の一例を示すタイ
ミング図。
【図23】図20とは異なるDRAMの従来の構成を示
すブロック図。
【図24】図23における1つのリード/ライトデータ
バスRWD<n> に接続されたDQバッファ14と書込み
/プリチャージドライバ28及びこれらの動作を制御す
るコントローラ29、27を抽出して示す回路図。
【図25】図23、図24に示すDRAMにおけるデー
タリード時及びデータライト時の動作の一例を示すタイ
ミング図。
【符号の説明】
11U…上部セルアレイ、 11L…下部セルアレイ、 12…カラムセレクト(CS)スイッチ、 13…LDQ線対セレクトスイッチ、 14…DQバッファ、 15…I/Oバッファ、 16…クロック(CLK)バッファ、 17…ライトイネーブル(WE)バッファ、 18…CASバッファ、 19…カラム基本パルス発生回路、 20…ライト動作活性化回路、 21…書込みドライバコントローラ、 22…ライトデータマルチプレクサ、 23…リードデータマルチプレクサ、 24…書込みドライバ、 25…DQバッファコントローラ、 26…カラム基本パルス発生回路、 27…書込み/プリチャージドライバコントローラ、 28…書込み/プリチャージドライバ、 29…DQバッファコントローラ、 31、32、36、39…データバス駆動回路、 33、34…DQBライトゲート、 35…MDQ線対センスアンプ(MDQ S/A)、 51…書込みドライバコントローラ、 91…書込み/プリチャージドライバコントローラ、 121…RDプリチャージドライバ、 122…書込みドライバ、 123…プリチャージドライバコントローラ、 124…DQバッファコントローラ、 RWD<n> 、RWDU<0> −RWDU<n> 、RWDL<0
> −RWDL<n> …リード/ライトデータバス、 RD<n> 、RDU<0> −RDU<n> 、RDL<0> −RD
L<n> …リードデータバス、 WD<n> 、WDU<0> −WDU<n> 、WDL<0> −WD
L<n> …ライトデータバス、 DIN<0> −DIN<n> …ライトデータバス、 DINmux<0>−DINmux<n>…マルチプレクサ出力。

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ異なる制御回路によって動作が
    制御される2種類以上のデータバス駆動回路と、 上記2種類以上のデータバス駆動回路が接続されるデー
    タバスとを有し、 上記2種類以上のデータバス駆動回路のうちあるデータ
    バス駆動回路による上記データバスの駆動から上記とは
    異なる別のデータバス駆動回路による上記データバスの
    駆動への切り替え動作が、カラム基本パルス信号に同期
    して行われることを特徴とする同期型半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記データバスは、データリード時とデ
    ータライト時の双方でデータの転送に使用されるデータ
    バスであることを特徴とする請求項1記載の同期型半導
    体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記2種類以上のデータバス駆動回路
    は、 前記データバスを読み出しデータに応じて駆動する第1
    のデータバス駆動回路と、 前記データバスを書込みデータに応じて駆動する第2の
    データバス駆動回路とを含んでいることを特徴とする請
    求項2記載の同期型半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のデータバス駆動回路は、前記
    データバスと基準電位との間に電流通路が挿入され、制
    御信号に基づいて前記データバスにおける電荷を基準電
    位に引き抜く制御を行う電荷引き抜き用のトランジスタ
    を有し、 さらに、前記データバスに所定の電荷を供給するプリチ
    ャージ回路が設けられていることを特徴とする請求項3
    記載の同期型半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記プリチャージ回路が前記第2のデー
    タバス駆動回路内に設けられていることを特徴とする請
    求項4記載の同期型半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記第1のデータバス駆動回路の活性化
    中に、次のサイクルのカラム基本パルス信号が到来した
    際、このカラム基本パルス信号に同期して、前記第1の
    データバス駆動回路が非活性化制御されることを特徴と
    する請求項4記載の同期型半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記プリチャージ回路を含む前記第2の
    データバス駆動回路には書込みドライバ活性化信号とプ
    リチャージ信号とが供給され、前記第2のデータバス駆
    動回路は上記書込みドライバ活性化信号とプリチャージ
    信号に基づいて活性化制御され、 上記書込みドライバ活性化信号を活性状態から非活性状
    態に変化させる非活性化制御が前記カラム基本パルス信
    号に同期して行われ、 上記プリチャージ信号を活性状態から非活性状態に変化
    させる非活性化制御が前記カラム基本パルス信号に同期
    して行われることを特徴とする請求項5記載の同期型半
    導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記カラム同期パルス信号がリードカラ
    ム同期パルス信号とライトカラム同期パルス信号とから
    なり、 前記書込みドライバ活性化信号を活性状態から非活性状
    態に変化させる非活性化制御が上記リードカラム基本パ
    ルス信号に同期して行われ、 前記プリチャージ信号を活性状態から非活性状態に変化
    させる非活性化制御が上記ライトカラム基本パルス信号
    に同期して行われることを特徴とする請求項7記載の同
    期型半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 前記カラム同期パルス信号がリードカラ
    ム同期パルス信号とライトカラム同期パルス信号とから
    なり、 前記第2のデータバス駆動回路の活性化中に、次のサイ
    クルのリードカラム基本パルス信号が到来した際、この
    リードカラム基本パルス信号に同期して、前記第2のデ
    ータバス駆動回路が非活性化制御されることを特徴とす
    る請求項6記載の同期型半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 前記カラム同期パルス信号がリードカ
    ラム同期パルス信号とライトカラム同期パルス信号とか
    らなり、 前記第2のデータバス駆動回路の活性化中に、次のサイ
    クルのライトカラム基本パルス信号が到来した際、この
    ライトカラム基本パルス信号に同期して、前記第2のデ
    ータバス駆動回路が非活性化制御されることを特徴とす
    る請求項6記載の同期型半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 前記データバスが、 読出しデータが転送される第1のデータバスと、 書込みデータが転送される第2のデータバスとからなる
    ことを特徴とする請求項1記載の同期型半導体記憶装
    置。
  12. 【請求項12】 前記2種類以上のデータバス駆動回路
    が、 前記第1のデータバスを読み出しデータに応じて駆動す
    る第1のデータバス駆動回路と、 前記第2のデータバスを書込みデータに応じて駆動する
    第2のデータバス駆動回路とを含んでいることを特徴と
    する請求項11記載の同期型半導体記憶装置。
  13. 【請求項13】 前記第1のデータバス駆動回路は、 前記データバスと基準電位との間に電流通路が挿入さ
    れ、制御信号に基づいて前記第1のデータバスにおける
    電荷を基準電位に引き抜く制御を行う電荷引き抜き用の
    トランジスタを有し、 さらに、前記第1のデータバスに所定の電荷を供給する
    プリチャージ回路が設けられていることを特徴とする請
    求項12記載の同期型半導体記憶装置。
  14. 【請求項14】 前記第1のデータバス駆動回路の活性
    化中に、次のサイクルのカラム基本パルス信号が到来し
    た際、このカラム基本パルス信号に同期して、前記第1
    のデータバス駆動回路が非活性化制御されることを特徴
    とする請求項13記載の同期型半導体記憶装置。
  15. 【請求項15】 2種類以上のデータバス駆動回路と、 上記2種類以上のデータバス駆動回路が接続されるデー
    タバスと、 上記2種類以上のデータバス駆動回路のうちあるデータ
    バス駆動回路による上記データバスの駆動から上記とは
    異なる別のデータバス駆動回路による上記データバスの
    駆動への切り替え動作をカラム基本パルス信号に同期し
    て行わせるデータバス駆動制御回路とを具備したことを
    特徴とする同期型半導体記憶装置。
  16. 【請求項16】 前記データバスは、データリード時と
    データライト時の双方でデータの転送に使用されるデー
    タバスであることを特徴とする請求項15記載の同期型
    半導体記憶装置。
  17. 【請求項17】 前記2種類以上のデータバス駆動回路
    が、 前記データバスを読み出しデータに応じて駆動する第1
    のデータバス駆動回路と、 前記データバスを書込みデータに応じて駆動する第2の
    データバス駆動回路とを含んでいることを特徴とする請
    求項16記載の同期型半導体記憶装置。
  18. 【請求項18】 前記第1のデータバス駆動回路は、前
    記データバスと基準電位との間に電流通路が挿入され、
    制御信号に基づいて前記データバスにおける電荷を基準
    電位に引き抜く制御を行う電荷引き抜き用のトランジス
    タを有し、 さらに、前記データバスに所定の電荷を供給するプリチ
    ャージ回路が設けられていることを特徴とする請求項1
    7記載の同期型半導体記憶装置。
  19. 【請求項19】 前記プリチャージ回路が前記第2のデ
    ータバス駆動回路内に設けられていることを特徴とする
    請求項18記載の同期型半導体記憶装置。
  20. 【請求項20】 前記データバス駆動制御回路が、 前記第1のデータバス駆動回路の動作を制御する第1の
    データバス駆動制御回路と、 前記第2のデータバス駆動回路の動作を制御する第2の
    データバス駆動制御回路とからなることを特徴とする請
    求項17記載の同期型半導体記憶装置。
  21. 【請求項21】 前記第1のデータバス駆動制御回路
    は、ライト動作活性化信号と前記カラム基本パルス信号
    とが入力され、ライト動作活性化信号が非活性化状態の
    ときにカラム基本パルス信号に同期して活性化される第
    1の制御信号を出力し、前記第1のデータバス駆動回路
    はこの第1の制御信号によって動作が制御されることを
    特徴とする請求項20記載の同期型半導体記憶装置。
  22. 【請求項22】 前記第2のデータバス駆動制御回路
    は、ライト動作活性化信号と前記カラム基本パルス信号
    とが入力され、ライト動作活性化信号が活性化された後
    に最初に入力されるカラム基本パルス信号に同期して活
    性化され、かつライト動作活性化信号が非活性化された
    後に最初に入力されるカラム基本パルス信号に同期して
    非活性化される第2の制御信号を出力し、前記第2のデ
    ータバス駆動回路はこの第2の制御信号によって動作が
    制御されることを特徴とする請求項20記載の同期型半
    導体記憶装置。
  23. 【請求項23】 前記カラム同期パルス信号がリードカ
    ラム同期パルス信号とライトカラム同期パルス信号とか
    らなることを特徴とする請求項15記載の同期型半導体
    記憶装置。
  24. 【請求項24】 前記2種類以上のデータバス駆動回路
    が、 前記データバスを読み出しデータに応じて駆動する第1
    のデータバス駆動回路と、 前記データバスを書込みデータに応じて駆動する第2の
    データバス駆動回路とを含んでいることを特徴とする請
    求項23記載の同期型半導体記憶装置。
  25. 【請求項25】 前記第1のデータバス駆動回路は、前
    記データバスと基準電位との間に電流通路が挿入され、
    制御信号に基づいて前記データバスにおける電荷を基準
    電位に引き抜く制御を行う電荷引き抜き用のトランジス
    タを有し、 さらに、前記データバスに所定の電荷を供給するプリチ
    ャージ手段が設けられていることを特徴とする請求項2
    4記載の同期型半導体記憶装置。
  26. 【請求項26】 前記プリチャージ手段が前記第2のデ
    ータバス駆動回路内に設けられていることを特徴とする
    請求項25記載の同期型半導体記憶装置。
  27. 【請求項27】 前記データバス駆動制御回路が、 前記第1のデータバス駆動回路の動作を制御する第1の
    データバス駆動制御回路と、 前記第2のデータバス駆動回路の動作を制御する第2の
    データバス駆動制御回路とからなることを特徴とする請
    求項23記載の同期型半導体記憶装置。
  28. 【請求項28】 前記第1のデータバス駆動制御回路
    は、ライト動作活性化信号と前記リードカラム基本パル
    ス信号とが入力され、ライト動作活性化信号が非活性化
    状態のときにリードカラム基本パルス信号に同期して活
    性化される第1の制御信号を出力し、前記第1のデータ
    バス駆動回路はこの第1の制御信号によって動作が制御
    されることを特徴とする請求項27記載の同期型半導体
    記憶装置。
  29. 【請求項29】 前記第2のデータバス駆動制御回路
    は、ライト動作活性化信号、前記リードカラム基本パル
    ス信号及び前記ライトカラム基本パルス信号が入力さ
    れ、ライト動作活性化信号が活性化された後に活性化さ
    れかつライト動作活性化信号が非活性化された後に最初
    に入力されるリードカラム基本パルス信号に同期して非
    活性化される第2の制御信号を出力し、 ライト動作活性化信号が活性化された後に最初に入力さ
    れるライトカラム基本パルス信号に同期して活性化され
    かつライト動作活性化信号が非活性化された後に非活性
    化される第3の制御信号を出力し、 前記第2のデータバス回路は、上記第2の制御信号が活
    性化されている期間に前記データバスを読み出しデータ
    に応じて駆動し、かつ上記第3の制御信号が活性化され
    ている期間に前記プリチャージ手段が活性化されること
    を特徴とする請求項27記載の同期型半導体記憶装置。
  30. 【請求項30】 前記データバスが、 読出しデータが転送される第1のデータバスと、 書込みデータが転送される第2のデータバスとからなる
    ことを特徴とする請求項15記載の同期型半導体記憶装
    置。
  31. 【請求項31】 前記2種類以上のデータバス駆動回路
    が、 前記第1のデータバスを読み出しデータに応じて駆動す
    る第1のデータバス駆動回路と、 前記第1のデータバスをプリチャージする第2のデータ
    バス駆動回路とを含んでいることを特徴とする請求項1
    5記載の同期型半導体記憶装置。
  32. 【請求項32】 前記第1のデータバス駆動回路は、 前記データバスと基準電位との間に電流通路が挿入さ
    れ、制御信号に基づいて前記第1のデータバスにおける
    電荷を基準電位に引き抜く制御を行う電荷引き抜き用の
    トランジスタを有することを特徴とする請求項31記載
    の同期型半導体記憶装置。
  33. 【請求項33】 前記第1のデータバス駆動制御回路
    は、ライト動作活性化信号と前記カラム基本パルス信号
    とが入力され、ライト動作活性化信号が非活性化状態の
    ときにカラム基本パルス信号に同期して活性化される第
    1の制御信号を出力し、前記第1のデータバス駆動回路
    はこの第1の制御信号によって動作が制御されることを
    特徴とする請求項32記載の同期型半導体記憶装置。
  34. 【請求項34】 前記第2のデータバス駆動回路は、ラ
    イト動作活性化信号及び前記カラム基本パルス信号が入
    力され、ライト動作活性化信号が活性化された後に活性
    化されかつライト動作活性化信号が非活性化された後に
    最初に入力されるカラム基本パルス信号に同期して非活
    性化される第2の制御信号を出力し、前記第2のデータ
    バス駆動回路はこの第2の制御信号によって動作が制御
    されることことを特徴とする請求項32記載の同期型半
    導体記憶装置。
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