JP2002207703A - 電子装置 - Google Patents

電子装置

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JP2002207703A
JP2002207703A JP2001004104A JP2001004104A JP2002207703A JP 2002207703 A JP2002207703 A JP 2002207703A JP 2001004104 A JP2001004104 A JP 2001004104A JP 2001004104 A JP2001004104 A JP 2001004104A JP 2002207703 A JP2002207703 A JP 2002207703A
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JP
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motion pattern
user
electronic device
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video camera
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JP2001004104A
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English (en)
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Takashi Nunomaki
崇 布巻
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの認証を動きセンサを用いて行う。 【解決手段】 電子装置の移動情報を検出する動作検出
部12と、動作検出部12によって検出された移動情報
に基づいて、当該電子装置が動いた軌跡である動きパタ
ーンを算出する演算部13と、演算部13によって算出
された動きパターンを基準動きパターンとして記憶する
記憶部14と、記憶部14に記憶されている基準動きパ
ターンを読み出し、演算部13で算出された動きパター
ンと比較する比較手段13と、比較手段13による比較
結果に応じて当該電子装置のユーザの認証をし、当該電
子装置の使用を許可する認証処理部13とを備えること
で実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザの認証を動
きセンサを用いて行う電子装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラ、携帯電話などの可搬可能
な電子機器は、様々な場所へ持ち運んで使用することが
多いため、他人の使用を制限するロック機能を備えてい
る。
【0003】ユーザは、例えば、電子機器の所定の入力
部から所定のパスワードを入力したり、所定の鍵などを
用いて電子機器を操作不可能にするロックをしたり、ロ
ックを解除することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
にこのような機器を使用する度に、パスワードを入力し
てロックを解除したり、鍵を用いてロックを解除するこ
とは非常に手間がかかるといった問題がある。
【0005】そこで、本発明は上述したような問題を解
決するために案出されたものであり、所定のパスワード
や、所定の鍵を用いずに使用者の使用制限をすることが
できる電子装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る電子装置は、可搬可能な電子装置に
おいて、当該電子装置の移動情報を検出する動作検出手
段と、動作検出手段によって検出された移動情報に基づ
いて、当該電子装置が動いた軌跡である動きパターンを
算出する演算手段と、演算手段によって算出された動き
パターンを基準動きパターンとして記憶する記憶手段
と、記憶手段に記憶されている基準動きパターンを読み
出し、演算手段で算出された動きパターンと比較する比
較手段と、比較手段による比較結果に応じて、当該電子
装置のユーザの認証をし、当該電子装置の使用を許可す
る認証処理手段とを備えることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電子装置の実
施の形態を図面を参照にして詳細に説明する。
【0008】本発明は、図1にブロック図として示した
ビデオカメラ装置に適用される。
【0009】ビデオカメラ装置は、被写体を撮影して記
録する撮影モードと、撮影して記録した映像を再生する
再生モードとをユーザの指示により切り換えることがで
きる。
【0010】また、このビデオカメラ装置には、撮影モ
ードで被写体の撮影を行う際に生ずる手ぶれを補正する
ために動きセンサ12が備えられている。ビデオカメラ
装置は、備えられた動きセンサ12で上下方向、左右方
向への当該ビデオカメラ装置の動き情報を検出し、記録
媒体に記録する画像信号へその情報をフィードバックさ
せ演算し、ぶれを減少させた画像信号を記録媒体へ記録
させている。
【0011】ビデオカメラ装置は、レンズ1と、フォー
カスモーター2と、イメージャー3と、カメラ信号処理
部4と、切換回路5と、切換回路6と、切替回路7と、
記録回路8と、再生回路9と、ファインダー10と、オ
ンスクリーンディスプレイ回路(OSD)11と、動き
センサ12と、マイクロプロセッサ13と、メモリ14
と、ボタン入力回路15とを備えている。
【0012】レンズ1は、被写体からの撮像光を入射
し、イメージャー3へと出射する。
【0013】フォーカスモーター2は、マイクロプロセ
ッサ13から送出されるコントロール信号に応じて、レ
ンズ1のフォーカス調整をする。
【0014】イメージャー3は、所謂CCD(Charge C
oupled Device)などであり、レンズ1から出射された
撮像光を光電変換して電気信号である撮像信号を生成す
る。イメージャー3は、生成した撮像信号を後段のカメ
ラ信号処理部4へ送出する。
【0015】カメラ信号処理部4は、マイクロプロセッ
サ13から送出されるコントロール信号に応じてイメー
ジャー3から送出された撮像信号に対して、信号レベル
増幅、ホワイトバランス調整、ガンマ補正などの処理を
施すと共に、ユーザの指定に応じた各種画像処理を行い
撮像映像信号を生成する。カメラ信号処理部4は、生成
した撮像映像信号を切換回路5へ送出する。
【0016】切換回路5は、カメラ信号処理部4から送
出された撮像映像信号が入力される端子5aと、オンス
クリーンディスプレイ11から送出された所定の信号が
入力される端子5bとを備えており、マイクロプロセッ
サ13から送出されるコントロール信号に応じて、端子
5a又は端子5bのいずれかを選択することで記録回路
8へ送出する信号を切り換える。
【0017】切換回路6は、カメラ信号処理部4から送
出された撮像映像信号が入力される端子6aと、再生回
路9から送出された再生信号が入力される端子6bとを
備えており、マイクロプロセッサ13から送出されるコ
ントロール信号に応じて端子6a又は端子6bのいずれ
かを選択することでファインダ10へ入力させる信号を
切り換える。
【0018】切替回路7は、カメラ信号処理部4から送
出された撮像映像信号が切換回路6の端子6aを介して
入力される端子7aと、オンスクリーンディスプレイ1
1から送出された所定の信号が入力される端子7bとを
備えており、マイクロプロセッサ13から送出されるコ
ントロール信号に応じて端子7a又は端子7bのいずれ
かを選択することでファインダ10へ入力させる信号を
切り換える。
【0019】記録回路8は、マイクロプロセッサ13か
ら送出されるコントロール信号に応じて、切換回路5の
端子5aから入力された撮像映像信号、又は、端子5b
から入力された所定の信号を図示しない記録媒体に記録
させる。
【0020】再生回路9は、マイクロプロセッサ13か
ら送出されるコントロール信号に応じて、映像信号の記
録された記録媒体を再生して再生映像信号を取り出し、
切換回路6の端子6bに送出する。
【0021】ファインダー10は、例えば、映像信号を
可視化して表示させるLCD(Liquid Crystal Displa
y)パネルなどである。
【0022】例えば、記録モードにおいて、ファインダ
ー10は、カメラ信号処理部4から送出された撮像映像
信号が、切換回路6の端子6a、切換回路7の7aを介
して入力され、入力された撮像映像信号を可視化して表
示する。
【0023】例えば、再生モードにおいて、ファインダ
ー10は、再生回路9で再生された再生映像信号が、切
換回路6の端子6b、切換回路7の端子7aを介して入
力され、入力された再生映像信号を可視化して表示す
る。
【0024】オンスクリーンディスプレイ回路(OS
D)11は、マイクロプロセッサ23から送出されるコ
ントロール信号に応じて、撮影モードでの各種画像処理
を設定するために使用する設定ボタンや、再生モードで
の再生動作(再生、巻き戻し、早送りなど)を設定する
ために使用する設定ボタンを画像表現化したキャラクタ
画像信号を生成する。
【0025】動きセンサ12は、例えば、加速度セン
サ、角速度センサなどであり、ビデオカメラ装置の上下
方向、左右方向の2次元的な動きを電圧として検出す
る。動きセンサ12よって検出された電圧は、例えば、
被写体を撮影中のユーザの上下、左右方向の手ぶれによ
る記録画像のぶれを補正するのに用いられる。
【0026】加速度センサは、振り子(重り)に加速度
が加わったときの変位を、元に戻すのに必要な力から加
速度を求めるセンサであり、例えば、圧電素子に重りを
つけ、加速度が加わったことに応じて、圧電素子に生ず
る歪みによって発生する電圧を検出することで加速度を
求める。
【0027】角速度センサは、コリオリ力を電圧として
検出するセンサであり、例えば、圧電セラミックなどの
圧電素子を回転運動させた際に生じる振動を電圧として
検出することで角速度を求める。
【0028】動きセンサ12は、ユーザによって、ボタ
ン入力回路15の所定のボタンが押下されビデオカメラ
装置の動作を入力する動作入力モードになると、ビデオ
カメラ装置が上下方向、左右方向に2次元的にどのよう
に動かされたかを電圧値として検出し、検出した電圧値
をマイクロプロセッサ13へと送出する。
【0029】マイクロプロセッサ13は、ビデオカメラ
装置の各部をコントロール信号によって統括的に制御す
る。また、マイクロプロセッサ13は、動きセンサ12
から送出された電圧値に所定の演算をし、動きパターン
を生成する。
【0030】マイクロプロセッサ13は、ユーザがボタ
ン入力回路15の所定のボタンを押下することで送出さ
れるコマンドに応じて、生成した動きパターンをユーザ
認証の基準となる基準動きパターンとし、基準動きパタ
ーンをメモリ14へ記憶させる。
【0031】また、マイクロプロセッサ13は、メモリ
14に記録されているユーザが登録した基準動きパター
ンを読み出し、読み出した基準動きパターンと、ユーザ
によって入力された動作から当該マイクロプロセッサ1
3の所定の演算により生成した動きパターンとを比較す
ることで、ユーザの認証を行う。
【0032】メモリ14は、読み出し、書き込み自在な
RAM(Random Access Memory)などであり、マイクロ
プロセッサ13で演算されたユーザ認証の基準となる基
準動きパターンを記憶する。
【0033】ボタン入力回路15は、ユーザの要求を入
力するための入力部であり、ユーザがボタンを押下する
ことで、所定のコマンドがマイクロプロセッサ13へと
送出される。
【0034】ボタン入力回路15には、例えば、再生モ
ードと記録モードとを切り換えるためのボタン、ビデオ
カメラ装置の機能を使用できなようロックをするボタ
ン、ユーザがビデオカメラ装置を動かして所定の動作を
入力するモードである動作入力モードにするためのボタ
ン、動きパターンをメモリ14へ記憶させるためのボタ
ンなどがある。
【0035】なお、動作入力モードにするためのボタン
は、ビデオカメラ装置の機能がロックされていても機能
するように設定されている。
【0036】続いて、図2に示すフローチャートを用
い、ビデオカメラ装置のユーザの認証をし、当該ビデオ
カメラ装置の使用を許可する認証処理動作について説明
をする。
【0037】ステップS1において、ユーザはボタン入
力回路15の所定のボタンを押下して、ビデオカメラ装
置へ所定の動作を入力するモードである動作入力モード
にする。ボタン入力回路15の動作入力モードにするボ
タンは、ビデオカメラ装置の機能がロックされていても
有効であるため、ステップS1において、ビデオカメラ
装置がロックされていてもよい。
【0038】ユーザは、ビデオカメラ装置を動作入力モ
ードにしたことに応じて、ビデオカメラ装置を動かして
所定の動作を入力する。
【0039】ユーザがビデオカメラ装置を動かしたこと
に応じて、動きセンサ12は、その動きを電圧値として
検出する。動きセンサ12で検出された電圧値は、マイ
クロプロセッサ13へと送出される。マイクロプロセッ
サ13は、送出された電圧値に所定の演算を施して動き
パターンを生成する。
【0040】なお、マイクロプロセッサ13が動きパタ
ーンを生成するために実行する演算処理については後で
詳細に説明をする。
【0041】ステップS2において、ユーザは、ステッ
プS1でマイクロプロセッサ13によって生成された動
きパターンをメモリ14へ記録させるかどうかの判断を
する。
【0042】このステップS2の工程は、生成された動
きパターンをロック解除、つまりユーザ認証の基準とな
る基準動きパターンとして登録させるのか、メモリ14
に既に記録され登録されている基準動きパターンと照合
をしてロック解除をするのに用いるのかを判断する工程
である。
【0043】ユーザは、マイクロプロセッサ13で生成
した動きパターンをメモリ14へ記録させる場合、例え
ば、動作を動きセンサ12から入力した後に、ボタン入
力部15の所定のボタンを押下してメモリ14への書き
込みを指示するコマンドをマイクロプロセッサ13へと
送出する。
【0044】メモリ14へ動きパターンを記録させる場
合は工程をステップS3と進め、メモリ14へ記録させ
ない場合は工程をステップ4へと進める。
【0045】ステップS3において、マイクロプロセッ
サ13は、ユーザから入力されたコマンドに応じて、メ
モリ14に動きパターンを書き込む。メモリ14への書
き込みが終了すると工程はステップS2へと進む。
【0046】ステップS4において、マイクロプロセッ
サ13は、ユーザがビデオカメラ装置を動かして動作を
入力する動作入力モードが終了したことを検出する。
【0047】ビデオカメラ装置への動作の入力が終了し
たら、ユーザが、例えば、ボタン入力部15の所定のボ
タンを押下してマイクロプロセッサ13にその旨を伝
え、動作入力モードを終了させる。また、動きセンサ1
2からビデオカメラ装置の動きが検出されなくなってか
ら所定の時間だけ経過したことで動作入力モードが終了
されるようにしてもよい。
【0048】ステップS5において、マイクロプロセッ
サ13は、メモリ14に記録されている基準動きパター
ンを読み出し、入力された動作から生成した動きパター
ンと比較をする。マイクロプロセッサ13は生成した動
きパターンが、基準動きパターンと同じだと判断した場
合は、工程をステップ6へと進め、生成した動きパター
ンが基準動きパターンと異なれば工程をステップS7へ
と進める。
【0049】ステップS6において、マイクロプロセッ
サ13は、生成した動きパターンと基準動きパターンが
一致したことに応じて、ビデオカメラ装置の使用を制限
するロックを解除する。
【0050】ステップS7において、マイクロプロセッ
サ13は、生成した動きパターンと基準動きパターンと
が一致しなかった場合は、ビデオカメラ装置の機能を制
限しているロックを解除することができないためエラー
メッセージを生成しオンスクリーンディスプレイを介し
てファインダー10へ送出する。
【0051】ステップS7の工程が終了すると、工程は
ステップS1へと戻る。
【0052】このようにして、ビデオカメラ装置は、動
きセンサ12で検出した当該ビデオカメラ装置の動きか
らマイクロプロセッサ13で動きパターンを生成し、生
成した動きパターンと、メモリ14に記録させた基準動
きパターンとを比較することで、ユーザの認証を行い、
他人の使用を制限するロック状態からロックの解除をす
ることができる。
【0053】続いて、上述した図2のフローチャートの
ステップS1で動きセンサ12が検出した電圧値からマ
イクロプロセッサ13が動きパターンを生成する第1の
方法と、第2の方法について説明をする。
【0054】まず、動きパターンを生成する第1の方法
について図3に示すフローチャートを用いて説明をす
る。
【0055】ビデオカメラ装置は、動きセンサ12とし
て、当該ビデオカメラ装置の上下方向の加速度を検出す
る第1の加速度センサと、当該ビデオカメラ装置の左右
方向の加速度を検出する第2の加速度センサとを備えて
いるとする。
【0056】ステップS11において、加速度センサ
は、ユーザがビデオカメラ装置を動かす際に発生する加
速度を検出する。例えば、検出した上下方向の加速度を
ax、左右方向の加速度をayとする。
【0057】ステップS12において、マイクロプロセ
ッサ13は、検出された加速度から速度を算出する。左
右方向の速度vx、上下方向の速度vyは(1)式から
算出される。
【0058】
【数1】
【0059】また、(1)式を用いて算出された左右方
向の速度vx、上下方向の速度vyから、マイクロプロ
セッサ13は、初期位置からの左右方向の変位x、上下
方向の変位yを(2)式を用いて算出する。
【0060】
【数2】
【0061】ステップS13において、マイクロプロセ
ッサ13は、ステップS12で算出された変位から動き
パターンを生成する。ステップS12で算出した変位を
Pn=(xn,yn)とし、これを時系列に並べること
でP0,P1,P2,…,Pnというような動きパター
ンが得られる。
【0062】生成した動きパターンを2次元平面にプロ
ットし、プロットした値をトレースすると、例えば、図
4に示すT1のような軌跡になる。T1は、スタート位
置から始まり、時間と共に矢印の方向へとビデオカメラ
装置が動いたことを示している。
【0063】続いて、図3のフローチャートで説明した
動きパターンを生成した場合の基準動作パターンと、動
作パターンとの比較の仕方について説明をする。
【0064】図4は、上述したようにビデオカメラ装置
が動いた軌跡を2次元平面に示したものである。ここ
で、T1を基準動作パターンとし、T2をロック解除の
ための動きパターンとする。
【0065】マイクロプロセッサ13は、T1と、T2
という動作パターンを比較するために、軌跡が描かれた
2次元平面を所定の大きさのマトリクスに分割する。マ
イクロプロセッサ13は、T1と、T2が必ず対になっ
てマトリクス内にあるときに、T1と、T2の軌跡が一
致していると判断する。マトリクスの大きさは、ロック
解除の厳しさを示しており、マトリクスを大きく設定す
れば軌跡は一致しやすくなり、マトリクスを小さく設定
すれば軌跡は一致しにくくなる。
【0066】続いて、動きパターンを生成する第2の方
法について図5に示すフローチャートを用いて説明をす
る。
【0067】第2の方法でも、第1の方法と同様に、ビ
デオカメラ装置は、動きセンサ12として、当該ビデオ
カメラ装置の上下方向の加速度を検出する第1の加速度
センサと、当該ビデオカメラ装置の左右方向の加速度を
検出する第2の加速度センサとを備えているとする。
【0068】まず、ステップS21において、加速度セ
ンサは、ユーザがビデオカメラ装置を動かす際に発生す
る加速度を検出する。
【0069】ステップS22において、マイクロプロセ
ッサ13は、検出した加速度を所定の時間間隔でサンプ
リングして、例えば、16進数のデジタルデータにAD
(Analog-to-Digital )変換する。
【0070】デジタルデータに変換された加速度は00
〜FFで表記され、例えば、上方向、左方向の最大加速
度が00、下方向、右方向の最大加速度がFFとなるよ
うに変換される。
【0071】ステップS23において、マイクロプロセ
ッサ13は、デジタルデータに変換された加速度から、
動きパターンを決定する。動きパターンは、算出された
デジタルデータから上、下、左、右を決定することで求
めることができる。
【0072】例えば、マイクロプロセッサ13は、第1
の加速度センサで検出した加速度が00〜0Fの範囲の
デジタルデータに変換された場合、これを上方向にビデ
オカメラ装置が動かされたと判断し、F0〜FFの範囲
のデジタルデータに変換された場合、これを下方向にビ
デオカメラ装置が動かされたと判断する。
【0073】同様に第2の加速度センサで検出した加速
度が00〜0Fの範囲のデジタルデータに変換された場
合、これを左方向にビデオカメラ装置が動かされたと判
断し、F0〜FFの範囲のデジタルデータに変換された
場合、これを右方向にビデオカメラ装置が動かされたと
判断する。
【0074】さらに、マイクロプロセッサ13は、同一
方向に連続して所定の回数だけビデオカメラ装置が動か
されたと判断された場合に、動きパターンにおける方向
を決定する。
【0075】例えば、図6に示すように、第2の加速度
センサで検出した加速度がデジタルデータに変換された
とする。上述した00〜0Fの範囲の加速度は左、00
〜0Fの範囲の加速度は右と判断されるので、第2の加
速度センサで検出された値は、マイクロプロセッサ13
によって、加速度のデジタルデータ表記の下段に示した
方向として判断される。
【0076】マイクロプロセッサ13は、上述のように
して判断した方向が、例えば10回連続するとそれを動
きパターンの一つの方向に決定する。したがって、この
場合、同じ方向が10回連続しないと動きパターンの方
向とはならない。
【0077】図6においては、00,04,00,0
8,0F,00,00,00,04,08と左方向が1
0回連続することで動きパターンの左方向が一つ決定さ
れる。
【0078】さらにFF,F4,F0,F0,FF,F
F,F4,F8,F8,FFと右方向が10回連続する
ことで動きパターンの右方向が一つ決定される。
【0079】また、左方向が10回連続すると左1、右
方向が10回連続すると右1、以下20回連続すると左
2、右2,…,n回連続すると左n,右nとなる。
【0080】したがって、図6の場合の動きパターン
は、左1、右1のようになる。
【0081】このようにして決定された動きパターン
は、上述したステップS3で基準動きパターンとしてメ
モリ14に記憶されたり、ステップS5でメモリ14に
記憶された基準動きパターンと比較されたりする。
【0082】基準動きパターンと、動きパターンをステ
ップS5で比較する場合、例えば、完全に2つの動きパ
ターンが一致したときに2つの動きが同一だと判断され
る。
【0083】そして、2つの動きが同一だと判断される
ことで、ユーザはビデオカメラ装置のユーザであること
が認証され、ステップS6においてロックが解除され
る。
【0084】また、このように、動きセンサ12で所定
の動作を検出して、個人認証が行えるビデオカメラ装置
に、あらかじめ複数のユーザの動きパターンを登録さ
せ、動きパターンの照合によりビデオカメラ装置を使用
しているユーザを特定することができる。
【0085】さらに、このうようにして特定したユーザ
のユーザ情報をビデオカメラ装置で被写体を当該ユーザ
が撮影している際に記録媒体中に同時に記録させること
で、映像とともに撮影者であるユーザの情報を記録する
ことができる。したがって、ユーザ情報と共に記録され
た画像は、ユーザ情報に基づいて容易に検索することが
でき、撮影した画像の管理も容易になる。
【0086】なお、上述の実施の形態は本発明の一例で
ある。このため、本発明は、上述の実施の形態に限定さ
れることはなく、この実施の形態以外、例えば、動きセ
ンサを備えたデジタルカメラ、携帯電話、リモートコン
トローラ、携帯型PC(Personal Computer)などであ
ってもよく、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲
であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であること
は勿論である。
【0087】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の電子装置は、当該電子装置に備えられた動作検出手
段で当該電子装置の上下左右方向への移動情報を検出
し、演算手段で動作検出手段によって検出された移動情
報に基づいて、当該電子装置が動いた軌跡である動きパ
ターンを算出し、記憶手段によって演算手段によって算
出された動きパターンを基準動きパターンとして記憶し
て、比較手段で、記憶手段に記憶されている基準動きパ
ターンを読み出し、演算手段で算出された動きパターン
と比較し、認証処理手段で、比較手段の比較結果に応じ
て当該電子装置のユーザを認証し、当該電子装置の使用
を許可することで、所定のパスワードや、所定の鍵を用
いずにユーザの使用制限をすることを可能とする。
【0088】また、電子装置が記録媒体に画像情報及び
/又は音声情報を記録する記録手段を備えたビデオカメ
ラであった場合、制御手段によって記憶手段に、基準動
きパターンと、基準動きパターンを入力したユーザの個
人情報であるユーザ情報とを対にして記憶させ、認証処
理手段でユーザが認証されたことに応じて、記憶手段に
記憶されているユーザ情報を読み出し、記録手段を制御
して記録媒体に読み出したユーザ情報を記録させること
で、特定ユーザが撮影した画像の検索などが容易にな
り、膨大な記録画像のユーザ単位の管理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態として示すビデオカメラ装
置の要部構成を説明するためのブロック図である。
【図2】同ビデオカメラ装置において、認証処理動作を
説明するためのフローチャートである。
【図3】同ビデオカメラ装置において、マイクロプロセ
ッサが動きパターンを生成する第1の方法の動作につい
て説明するためのフローチャートである。
【図4】同ビデオカメラ装置において、マイクロプロセ
ッサが第1の方法で生成した動きパターンについて説明
するための図である。
【図5】同ビデオカメラ装置において、マイクロプロセ
ッサが動きパターンを生成する第2の方法の動作につい
て説明するためのフローチャートである。
【図6】同ビデオカメラ装置において、マイクロプロセ
ッサが第2の方法で生成した動きパターンについて説明
するための図である。
【符号の説明】
1 レンズ、2 フォーカスモータ、3 イメージャ
ー、4 カメラ信号処理部、5 切換回路、5a 端
子、5b 端子、6 切換回路、6a 端子、6b端
子、7 切換回路、7a 端子、7b 端子、8 記録
回路、9 再生回路、10 ファインダー、11 オン
スクリーンディスプレイ(OSD)、12動きセンサ、
13 マイクロプロセッサ、14 メモリ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可搬可能な電子装置において、 当該電子装置の移動情報を検出する動作検出手段と、 上記動作検出手段によって検出された移動情報に基づい
    て、当該電子装置が動いた軌跡である動きパターンを算
    出する演算手段と、 上記演算手段によって算出された動きパターンを基準動
    きパターンとして記憶する記憶手段と、 上記記憶手段に記憶されている基準動きパターンを読み
    出し、上記演算手段で算出された動きパターンと比較す
    る比較手段と、 上記比較手段による比較結果に応じて当該電子装置のユ
    ーザの認証をし、当該電子装置の使用を許可する認証処
    理手段とを備えることを特徴とする電子装置。
  2. 【請求項2】 記録媒体に画像情報及び/又は音声情報
    を記録する記録手段と、 上記記録媒体に記録した画像情報及び/又は音声情報を
    再生する再生手段とを備えたビデオカメラであることを
    特徴とする請求項1記載の電子装置。
  3. 【請求項3】 上記記憶手段に、上記基準動きパターン
    と、上記基準動きパターンを入力したユーザの個人情報
    であるユーザ情報とを対にして記憶させ、上記認証処理
    手段でユーザが認証されたことに応じて、上記記憶手段
    に記憶されている上記ユーザ情報を読み出し、上記記録
    手段を制御して上記記録媒体に読み出したユーザ情報を
    記録させるよう制御する制御手段を備えることを特徴と
    する請求項2記載の電子装置。
  4. 【請求項4】 上記動作検出手段は、上記移動情報とし
    て加速度を検出する加速度センサ、又は、上記移動情報
    として角速度を検出する角速度センサであることを特徴
    とする請求項1記載の電子装置。
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