JP2002207011A - ワークの外観検査装置 - Google Patents

ワークの外観検査装置

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JP2002207011A
JP2002207011A JP2001001218A JP2001001218A JP2002207011A JP 2002207011 A JP2002207011 A JP 2002207011A JP 2001001218 A JP2001001218 A JP 2001001218A JP 2001001218 A JP2001001218 A JP 2001001218A JP 2002207011 A JP2002207011 A JP 2002207011A
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Seijo Hidaka
世城 日高
Hirobumi Miyazaki
博文 宮崎
Yasutoshi Nakamura
康俊 中村
Teruyuki Yoshida
輝幸 吉田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信頼性を損うことなく迅速に外観上の不良箇
所を区別することができるワークの外観検査装置を提供
する。 【解決手段】 良品ワークを撮影して作成した基準画像
と検査対象ワークを撮影して作成した検査画像とを比較
処理して不良箇所を検出するワークの外観検査装置であ
って、ワークWをセットして原位置から90度ずつ回転
位置決めする回転テーブル1と、この回転テーブル1に
セットされたワークWを挟んで配置されるカメラ群2
1,22と、ワークWの両面から光を当てる照明器具3
1,32と、カメラ群21,22が撮影して作成した検
査画像と基準画像とを比較処理してワークWの外観検査
結果を出力する画像処理手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、良品ワークから作
成した基準画像と検査対象ワークから作成した検査画像
とをパターンマッチングして不良箇所を検出するワーク
の外観検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鋳造品の外観検査は、金型への離
型剤残りによる縞模様や製品形状独自の凹凸などによ
り、自動化が困難であるため作業者の目視によって行っ
ていた。また、同じ鋳造品を複数の金型によって製造
し、しかも肉盛りなどの金型補修があるため、完全同一
な鋳造品が製造されずに外観上許容範囲内にある形状差
が生じるので、その形状差と外観上の不良箇所(欠陥)
を区別することが容易でない点も、自動化を困難にして
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、作業者による
目視検査では、作業効率が悪く、他の工程を自動化して
も、検査工程が自動化されないため、生産ライン全体と
しての効率化が図れないという問題があった。
【0004】本発明は、従来の技術が有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、信頼性を損うことなく迅速に外観上の不良箇所
を区別することができるワークの外観検査装置を提供し
ようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく請
求項1に係る発明は、良品ワークを撮影して作成した基
準画像と検査対象ワークを撮影して作成した検査画像と
を比較処理して不良箇所を検出するワークの外観検査装
置であって、ワークをセットして所定角度ずつ回転位置
決めする回転テーブルと、この回転テーブルにセットさ
れたワークの表裏両面を一度に撮影する撮影手段と、ワ
ークの表裏両面に照明を当てる照明手段と、前記撮影手
段が撮影して作成した検査画像と基準画像とを比較処理
してワークの外観検査結果を出力する画像処理手段を備
えるものである。
【0006】請求項2に係る発明は、請求項1記載の外
観検査装置において、前記回転テーブルを原位置から9
0度ずつ回転位置決めし、その都度ワークの表裏両面を
前記撮影手段で一度に撮影するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。ここで、図1は本発明に係る
ワークの外観検査装置の概要側面図、図2は回転テーブ
ルの概要正面図、図3は基準画像作成の手順を示すフロ
ーチャート、図4は本発明に係るワークの外観検査装置
による検査手順を示すフローチャートである。
【0008】本発明に係るワークの外観検査装置は、図
1又は図2に示すように、ワーク(鋳造品)Wをセット
して90度ずつ回転位置決めする回転テーブル1と、こ
の回転テーブル1にセットされたワークWを挟んで配置
される撮影手段2と、ワークWの両面から照明を当てる
照明手段3と、撮影手段2が撮影して作成した検査画像
と基準画像とを比較処理してワークWの外観検査結果を
出力する画像処理手段(不図示)と、ワークWを払い出
すワーク払出手段4と、シーケンサなどを収納した制御
盤(不図示)などを備えて構成される。また、回転テー
ブル1、撮影手段2、照明手段3は、それぞれベース盤
6に支持部材7,8,9を介して固定されている。
【0009】回転テーブル1は、輪状のテーブル11に
エアー圧により進退動自在なラフガイド12及びクラン
プ部材13を設け、減速機構を介して電動モータ14に
よりテーブル11を回転させる機能を有し、ワークWを
クランプ部材13により固定した状態で回転させること
ができる。
【0010】また、テーブル11は、所定角度だけ傾け
た状態で支持部材7に回転自在に取り付けられている。
減速機構は、テーブル11の外周に形成した歯(凹凸)
11aと電動モータ14の回転軸に取り付けた歯車15
によって構成される。
【0011】撮影手段2は、テーブル11を挟んでワー
クWの表側を撮影する縦横列各4台配列され合計16台
のカメラ21aからなるカメラ群21と、ワークWの裏
側を撮影する縦横列各4台配列され合計16台のカメラ
22aからなるカメラ群22を備え、カメラ群21,2
2は水平な状態で支持部材8に取り付けられている。
【0012】カメラ群21,22を構成するカメラ21
a,22aは、CCD(電荷結合素子)などの固体撮像
素子からなり、ワークWの外観形状の画像を取り込み、
取り込んだ画像を画像処理部へ出力する。
【0013】照明手段3は、テーブル11を挟んでワー
クWの表側を照す照明器具31と、ワークWの裏側を照
す照明器具32を備え、照明器具31はテーブル11の
下方から斜め上方に向けてワークWの表側を照すように
支持部材9に取り付けられ、照明器具32はテーブル1
1の上方から斜め下方に向けてワークWの裏側を照すよ
うに支持部材9に取り付けられている。
【0014】照明器具31,32は、蛍光灯33と半透
明のアクリル板34などからなり、カメラ群21,22
の視野内にある凹凸を有するワークWの壁面や底部に対
してカメラ群21,22と同じ側の一方向からのみ所定
の照度の光を均等に当てるようにされており、蛍光灯3
3による光(乳白色光)を半透明のアクリル板34を通
してワークWに当てるようにしている。
【0015】画像処理手段は、カメラ群21,22によ
り取り込んだ画像をノイズ除去処理して、基準画像、補
正基準画像や検査画像などを作成したり、それらの画像
を記憶したり、基準画像又は補正基準画像と検査画像と
の比較処理するパターンマッチングを行ったり、ワーク
Wの不良箇所を抽出して表示したりする。
【0016】ワーク払出手段4は、シリンダ41により
スイング(前進後退)する払出アーム42と、払出アー
ム42の先端部に設けたピン43などからなり、テーブ
ル11にセットされたワークWを検査後に、受け取って
ワーク搬出部44に払い出す。
【0017】以上のように構成したワークの外観検査装
置の動作について、図3と図4に示すフローチャートに
より説明する。最初に、図3に示すフローチャートによ
り、外観検査の基準となる良品(登録ワーク)を対象と
した基準画像を作成する手順を説明する。
【0018】先ず、ステップSP1において、登録ワー
クに対してショットブラスト処理を行う。鋳造後のワー
クは、離型剤やバリなどの影響で表面状態が各ワーク毎
で相違するため、そのままの状態で画像処理すると単な
る形状差と外観上の不良箇所を区別することができな
い。そこで、それらの影響を除去する手段として亜鉛粒
によるショットブラスト処理(亜鉛ショット)を行う。
但し、平均化処理や微分処理を行うことでショットブラ
スト処理を省略することもできる。
【0019】次いで、ステップSP2において、ショッ
トブラスト処理をした登録ワークをラフガイド12を使
って原位置にあるテーブル11にセットし、更にクラン
プ部材13により固定する。クランプ部材13により登
録ワークを固定した後、ラフガイド12を後退させる。
【0020】そして、照明器具31,32で登録ワーク
の表裏両面に照明をカメラ群21,22と同じ側の一方
向から当てながら、カメラ群21を構成する16台のカ
メラ21aとカメラ群22を構成する16台のカメラ2
2aの合計32台のカメラで、登録ワークの表裏両面を
同時に撮影し、登録ワークの画像(32画像)を取り込
む。
【0021】次いで、ステップSP3において、テーブ
ル11を原位置から時計回りに90度回転させて位置決
めし、照明器具31,32で登録ワークの表裏両面に照
明をカメラ群21,22と同じ側の一方向から当てなが
ら、カメラ群21,22を構成する合計32台のカメラ
で、登録ワークの表裏両面を同時に撮影し、登録ワーク
の画像(32画像)を取り込む。
【0022】次いで、ステップSP4において、テーブ
ル11を時計回りに更に90度(原位置から180度)
回転させて位置決めし、照明器具31,32で登録ワー
クの表裏両面に照明をカメラ群21,22と同じ側の一
方向から当てながら、カメラ群21,22を構成する合
計32台のカメラで、登録ワークの表裏両面を同時に撮
影し、登録ワークの画像(32画像)を取り込む。
【0023】次いで、ステップSP5において、テーブ
ル11を時計回りに更に90度(原位置から270度)
回転させて位置決めし、照明器具31,32で登録ワー
クの表裏両面に照明をカメラ群21,22と同じ側の一
方向から当てながら、カメラ群21,22を構成する合
計32台のカメラで、登録ワークの表裏両面を同時に撮
影し、登録ワークの画像(32画像)を取り込む。
【0024】このように、テーブル11をカメラ群2
1,22に対して所定角度だけ傾けた状態で原位置から
時計回りに90度、180度、270度に回転位置決め
させることにより、水平状態に固定されたカメラ群2
1,22にとって登録ワークの全体が見易くなり、これ
によって登録ワークに形成されている油路の深い所や油
路側面などを撮影することができる。この時、ワークに
よっては油路の深い所を照すためにスポット照明を使用
することもある。
【0025】また、照明器具31,32による光を、ワ
ークの壁面に光がよく当るようにカメラ群21,22と
同じ側の一方向からのみワークに当てることにより、光
が当った部分に角度があっても明るい状態で見ることが
できる。
【0026】なお、4つの測定ポイントにおける画像の
取り込みのタイミングは、テーブル11が原位置の場合
にはラフガイド12の後退完了信号が出力された時であ
り、テーブル11が原位置から90度、原位置から18
0度、原位置から270度の場合にはそれぞれ回転テー
ブル1の位置決め完了信号が出力された時である。
【0027】ステップSP6において、テーブル11を
反時計回りに270度回転させ、原位置に復帰させる。
【0028】次いで、ステップSP7で、取り込んだ1
28画像(4つの測定ポイント×32台のカメラ)につ
いて、直ちにノイズ除去処理を行う。ノイズ除去処理と
は、ショットブラスト処理(亜鉛ショット)によって、
ワーク表面が梨地状になり、この梨地状による明るさの
違いによって生じるノイズなどを除去するために行う処
置で、平均化処理や微分処理などである。平均化処理に
加え微分処理を行うことにより検査精度を上げることが
可能となる。
【0029】登録ワークに対する平均化処理は、暗くな
らないようにするものの、明るくし過ぎると誤検出の原
因となるので、周りより明るい点(画素)については平
均値に置き換えるものとする。
【0030】そして、ステップSP8において、1個の
登録ワークについて、各測定ポイントに対応した基準画
像(128画像)を作成する。同様に、複数の登録ワー
クについて、各測定ポイントに対応した基準画像を作成
し、これらの基準画像の互いに対応する画素中で暗い側
の値を基準データとした基準画像を各測定ポイント毎に
作成する。そして、ステップSP9において、基準画像
を登録し、基準画像作成作業は終了する。
【0031】次に、登録ワークより得られた基準画像を
利用する外観検査について、図4に示すフローチャート
により説明する。
【0032】先ず、ステップSP11において、登録ワ
ークより得られた基準画像を読み込む。次いで、ステッ
プSP12において、登録ワークの場合と同様に、鋳造
後のワークWに対して離型剤やバリなどの影響を除去す
るため、ショットブラスト処理(亜鉛ショット)を行
う。
【0033】ステップSP13において、ショットブラ
スト処理したワークWを登録ワークの場合と同様に、ラ
フガイド12を使って原位置にあるテーブル11にセッ
トし、更にクランプ部材13により固定する。クランプ
部材13によりワークWを固定した後、ラフガイド12
を後退させる。
【0034】そして、照明器具31,32でワークWの
表裏両面に照明をカメラ群21,22と同じ側の一方向
から当てながら、カメラ群21,22を構成する合計3
2台のカメラで、ワークWの表裏両面を同時に撮影し、
ワークWの画像(32画像)を取り込む。
【0035】次いで、ステップSP14において、テー
ブル11を原位置から時計回りに90度回転させて位置
決めし、照明器具31,32でワークWの表裏両面に照
明をカメラ群21,22と同じ側の一方向から当てなが
ら、カメラ群21,22を構成する合計32台のカメラ
で、ワークWの表裏両面を同時に撮影し、ワークWの画
像(32画像)を取り込む。
【0036】次いで、ステップSP15において、テー
ブル11を時計回りに更に90度(原位置から180
度)回転させて位置決めし、照明器具31,32でワー
クWの表裏両面に照明をカメラ群21,22と同じ側の
一方向から当てながら、カメラ群21,22を構成する
合計32台のカメラで、ワークWの表裏両面を同時に撮
影し、ワークWの画像(32画像)を取り込む。
【0037】次いで、ステップSP16において、テー
ブル11を時計回りに更に90度(原位置から270
度)回転させて位置決めし、照明器具31,32でワー
クWの表裏両面に照明をカメラ群21,22と同じ側の
一方向から当てながら、カメラ群21,22を構成する
合計32台のカメラで、ワークWの表裏両面を同時に撮
影し、ワークWの画像(32画像)を取り込む。
【0038】このように、テーブル11をカメラ群2
1,22に対して所定角度だけ傾けた状態で反時計回り
に90度ずつ回転させることによってワークWの姿勢を
変えて撮影することができ、ワークWの凸凹の底や側面
なども確実に検査することができる。そして、ステップ
SP17において、テーブル11を反時計回りに270
度回転させ、原位置に復帰させる。
【0039】更に、ステップSP18において、取り込
んだ画像について、直ちにノイズ除去処理を行う。外観
検査の対象となるワークWに対しては、暗い箇所が明る
くならないような平均化処理を行う。但し、周囲に対し
て一点(画素)だけ暗い場合には平均化する。このよう
な平均化処理により、ノイズを除去することができる。
【0040】そして、ステップSP19において、1個
のワークWについて、各測定ポイントに対応した検査画
像を128画像(4つの測定ポイント×32台のカメ
ラ)作成し、検査画像作成作業は終了する。
【0041】更に、ステップSP20において、良品
(登録ワーク)から得た基準画像と外観検査の対象とな
るワークWから得た検査画像とを比較処理するパターン
マッチングを行う。パターンマッチングでは、各測定ポ
イント毎の基準画像と検査画像について画素毎に明るさ
を比較し、ある測定ポイントの検査画像において一定数
以上の画素に一定値以上の差があった場合には、外観検
査の対象となったワークWが不良であると判断する。
【0042】次いで、ステップSP21において、パタ
ーンマッチングにより検出したワークWの不良箇所を抽
出する。そして、ステップSP22において、ワークW
の不良箇所の座標を保存すると共に、ワークWの不良箇
所の座標を検査画像に重ね合わせて表示する。
【0043】次いで、ステップSP23において、先ず
シリンダ41によりワーク払出手段4の払出アーム42
を前進させ、払出アーム42の先端部に設けたピン43
でワークWを把持する。更に、クランプ部材13を後退
させた後、払出アーム42を後退させてワークWをワー
ク搬出部44に払い出し、鋳造品の外観検査作業は終了
する。
【0044】また、ロットが変わった場合には、基準画
像にロットが変わったことによる変更内容を加味した補
正基準画像を各測定ポイント毎に作成し、ステップSP
11において、補正基準画像を読み込み、これらの補正
基準画像と検査画像をステップSP20において、比較
処理するパターンマッチングを行う。
【0045】ロットが変わった場合の補正基準画像は、
ロットが変わった後の最初の5〜10個程度のワークW
を目視で検査して変わった所を把握し、その内容を測定
ポイント毎に基準画像に加味して手操作で作成すること
もできるし、図3に示す基準画像の作成(ステップSP
1〜ステップSP9)と同様にカメラ群21,22でロ
ット変更後のワークWを測定ポイント毎に撮影して作成
することもできる。
【0046】ロットの途中で、金型が微小剥離したよう
な場合等、それ以後ワークWが不良品と判断されるが、
この場合、作業者が目視でOKと判断すれば、その時点
で補正基準画像を作成して登録する。この際、不良箇所
(画像の暗い所)を膨張処理(面積を大きくして)して
登録し、以後のワークWは、この補正基準画像を用いて
検査する。
【0047】また、金型が変わった場合(例えば、同じ
鋳造品を3つの金型で製造する場合)にも、基準画像に
金型が変わったことによる変更内容を加味した補正基準
画像を各測定ポイント毎に作成し、ステップSP11に
おいて、補正基準画像を読み込み、これらの補正基準画
像と検査画像をステップSP20において、比較処理す
るパターンマッチングを行う。
【0048】金型が変わった場合の補正基準画像は、金
型が変わった後の最初の5〜10個程度のワークWを目
視で検査して変わった所を把握し、その内容を測定ポイ
ント毎に基準画像に加味して手操作で作成することもで
きるし、図3に示す基準画像の作成(ステップSP1〜
ステップSP9)と同様にカメラ群21,22で金型変
更後のワークWを測定ポイント毎に撮影して作成するこ
ともできる。
【0049】更に、金型に肉盛りなどの補修を施した場
合にも、基準画像に金型に肉盛りなどの補修を施したこ
とによる変更内容を加味した補正基準画像を各測定ポイ
ント毎に作成し、ステップSP11において、補正基準
画像を読み込み、これらの補正基準画像と検査画像をス
テップSP20において、比較処理するパターンマッチ
ングを行う。
【0050】金型補修をした場合の補正基準画像は、金
型補修後の最初の5〜10個程度のワークWを目視で検
査して変わった所を把握し、その内容を測定ポイント毎
に基準画像に加味して手操作で作成することもできる
し、図3に示す基準画像の作成(ステップSP1〜ステ
ップSP9)と同様にカメラ群21,22で金型補修後
のワークWを測定ポイント毎に撮影して作成することも
できる。
【0051】そして、これらのパターンマッチングで
は、ステップSP20において、測定ポイント毎の補正
基準画像と検査画像について画素毎に明るさを比較し、
ある測定ポイントの検査画像において一定数以上の画素
に一定値以上の差があった場合、外観検査の対象となっ
たワークWに不良箇所が存在すると判断する。
【0052】次いで、ステップSP21において、ワー
クWの不良箇所を抽出し、更にステップSP22におい
て、抽出したワークWの不良箇所の座標を保存し、ワー
クWの不良箇所の座標を検査画像に重ね合わせて表示す
る。
【0053】このように、本発明に係るワークの外観検
査装置によれば、ワークWを回転テーブル1に一度セッ
トしさえすれば、ワークWの表裏両面の検査が同時にで
きるので、外観検査を迅速に行なうことができる。更
に、カメラ群21,22を動かすことなく、ワークWの
画像を得るこができるので、画像の品質が低下しない。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に係る発明
によれば、ワークを回転テーブルにセットすることによ
り、ワークの表裏両面の検査が同時にできるので、外観
検査を迅速に行なうことができる。また、撮影手段を動
かすことなく、ワークの画像を得るこができるので、画
像の品質が低下しない。
【0055】請求項2に係る発明によれば、回転テーブ
ルを90度ずつ回転させることによってワークの姿勢を
変えて撮影することができ、ワークの凸凹の底や側面な
ども確実に検査することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワークの外観検査装置の概要側面
【図2】回転テーブルの概要正面図
【図3】基準画像作成の手順を示すフローチャート
【図4】本発明に係るワークの外観検査装置による検査
手順を示すフローチャート
【符号の説明】
1…回転テーブル、2…撮影手段、3…照明手段、4…
ワーク払出手段、11…テーブル、21,22…カメラ
群、31,32…照明器具、W…ワーク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 康俊 熊本県菊池郡大津町平川1500 本田技研工 業株式会社熊本製作所内 (72)発明者 吉田 輝幸 熊本県菊池郡大津町平川1500 本田技研工 業株式会社熊本製作所内 Fターム(参考) 2F065 AA07 AA49 BB05 DD06 FF01 FF04 GG03 HH02 HH13 JJ03 JJ05 JJ09 JJ26 MM04 PP13 QQ34 QQ39 RR07 SS04 SS13 UU02 UU04 UU06 2G051 AA07 AA90 AB20 AC21 CA04 CA07 DA08 EA08 EA12 EA25 EC03 5B057 AA01 BA02 BA19 CA12 CA16 CE02 CE08 DA03 DA04 DA16 DB02 DC33 DC36

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 良品ワークを撮影して作成した基準画像
    と検査対象ワークを撮影して作成した検査画像とを比較
    処理して不良箇所を検出するワークの外観検査装置であ
    って、ワークをセットして所定角度ずつ回転位置決めす
    る回転テーブルと、この回転テーブルにセットされたワ
    ークの表裏両面を一度に撮影する撮影手段と、ワークの
    表裏両面に照明を当てる照明手段と、前記撮影手段が撮
    影して作成した検査画像と基準画像とを比較処理してワ
    ークの外観検査結果を出力する画像処理手段を備えるこ
    とを特徴とするワークの外観検査装置。
  2. 【請求項2】 前記回転テーブルを原位置から90度ず
    つ回転位置決めし、その都度ワークの表裏両面を前記撮
    影手段で一度に撮影する請求項1記載の外観検査装置。
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