JP2002206984A - 熱交換器の超音波式漏れ検出装置 - Google Patents

熱交換器の超音波式漏れ検出装置

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JP2002206984A
JP2002206984A JP2001268484A JP2001268484A JP2002206984A JP 2002206984 A JP2002206984 A JP 2002206984A JP 2001268484 A JP2001268484 A JP 2001268484A JP 2001268484 A JP2001268484 A JP 2001268484A JP 2002206984 A JP2002206984 A JP 2002206984A
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ultrasonic
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refrigerant pipe
ultrasonic waves
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Takashi Ishikawa
隆史 石川
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Matsushita Refrigeration Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の冷媒管を溶接してなる熱交換器の漏れ
試験に用いる超音波式漏れ検出装置に関し、冷媒管の小
孔からの超音波の漏れを確実に検出する。 【解決手段】 超音波送信装置5からの超音波による熱
交換器1及び熱交換器取付台2の振動を抑制するように
熱交換器1及び熱交換器取付台2を振動させる振動装置
10を設けて、超音波センサー7で受信する超音波を、
熱交換器1の冷媒管1aの小孔から漏れた超音波だけに
し、熱交換器1の冷媒管1aから漏れた超音波を超音波
センサー7に向けて反射させる超音波反射鏡9を超音波
反射箱6内に設けて、冷媒管1aの小孔から拡散する超
音波を超音波反射鏡9により超音波センサー7に集めた
ので、冷媒管1aの小孔が比較的小さくても、容易に超
音波の漏れを検出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の冷媒管を溶
接してなる熱交換器の漏れ試験に用いる超音波式漏れ検
出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、複数の冷媒管を溶接してなる熱交
換器の漏れ検出に、超音波を使って漏れを検出する超音
波式漏れ検出装置が使われている。
【0003】この超音波式漏れ検出装置というのは、超
音波反射箱内に配置した熱交換器の冷媒管内部に超音波
を送り、熱交換器の冷媒管に小孔がある場合は、冷媒管
の小孔から漏れた超音波を超音波反射箱内で反射させ、
超音波反射箱内を冷媒管に沿って移動する(もしくは、
超音波反射箱内で冷媒管に沿って複数個並べられた)超
音波センサーにより冷媒管の小孔から漏れた超音波を検
出して、冷媒管に小孔が有ることを検出するとともに、
最大の超音波を検出した位置から超音波の漏れ位置を特
定するものである。
【0004】従来の超音波式漏れ検出装置としては、例
えば、特開平11−142279号公報に示されている
ものがある。
【0005】以下、図面を参照しながら上記従来の超音
波式漏れ検出装置を説明する。
【0006】図4は、従来の複数の冷媒管を溶接してな
る熱交換器の超音波式漏れ検出装置の切欠き概略側面図
である。
【0007】図4において、1は複数の冷媒管1aを溶
接してなる熱交換器である。2は内部が空洞で熱交換器
1の冷媒管1aの開口部と接続する接続部2aを有する
熱交換器取付台である。5は配管3を介して熱交換器取
付台2に接続され熱交換器1の冷媒管1a内に超音波を
送る超音波送信装置である。
【0008】6は内面が反射可能に構成され、熱交換器
1と熱交換器取付台2とを密閉収納する超音波反射箱で
ある。7は超音波反射箱6内に設けられ超音波反射箱6
内の超音波を受信する超音波センサーである。8は超音
波センサー7により受信した超音波を検出する超音波受
信器である。
【0009】以上のように構成された熱交換器の超音波
式漏れ検出装置について、以下その動作を説明する。
【0010】まず、熱交換器1の冷媒管1aの開口部を
熱交換器取付台2の接続部2aに接続して超音波反射箱
6により熱交換器1と熱交換器取付台2とを密閉する。
次に、超音波送信装置5により配管3を介して熱交換器
取付台2へ超音波を送り込む。送り込まれた超音波は熱
交換器取付台2を通過し、熱交換器1の冷媒管1aへ送
られる。
【0011】ここで、熱交換器1の冷媒管1aに小孔が
ある場合は、熱交換器1の冷媒管1aの小孔から漏れた
超音波が、超音波反射箱6内で反射し、超音波反射箱6
内に設けられた超音波センサー7により受信され、超音
波受信器8により熱交換器1の冷媒管1aに小孔から超
音波が漏れていることが検出される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、超音波送信装置5からの超音波によって
冷媒管1a内に腹(peak)と節(node)とを有
する定常波が生成されるため、冷媒管1aにおける小孔
がある箇所が、定常波の節の位置に一致すると、冷媒管
1aの小孔から熱交換器1外部へ超音波が漏れず、超音
波センサー7により超音波の漏れを検出できないという
欠点があった。また、小孔がある箇所が定常波の節の位
置に一致しなくても節の位置に近接していて、小孔から
の超音波の漏れが小さすぎると、超音波センサー7によ
る超音波の漏れの検出が困難であるという欠点があっ
た。
【0013】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、熱交換器の冷媒管のどの位置に小孔があっても、容
易に超音波の漏れを検出することができる熱交換器の超
音波式漏れ検出装置を提供することを目的とする。
【0014】また、上記従来の構成では、超音波送信装
置5からの超音波によって熱交換器1や熱交換器取付台
2が振動して、超音波反射箱6内の空気へ伝播して超音
波を発生させるため、超音波センサー7で受信した超音
波が冷媒管1aの小孔からの漏れなのか、熱交換器1や
熱交換器取付台2の振動による超音波なのか、分からな
いため漏れの検出が困難であるという欠点があった。
【0015】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、超音波送信装置からの超音波による熱交換器及び熱
交換器取付台の振動による影響をなくし、容易に超音波
の漏れを検出することができる熱交換器の超音波式漏れ
検出装置を提供することを目的とする。
【0016】また、上記従来の構成では、冷媒管1aの
小孔が非常に小さ過ぎると、小孔から熱交換器1外部へ
超音波が漏れても超音波センサー7による超音波の漏れ
の検出が困難であるという欠点があった。
【0017】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、冷媒管の小孔が比較的小さくても、容易に超音波の
漏れを検出することができる熱交換器の超音波式漏れ検
出装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の熱交換器の超音波式漏れ検出装置の発明は、複数の冷
媒管を溶接してなる熱交換器の漏れ試験に用いる装置で
あって、内部が空洞で前記熱交換器の前記冷媒管の開口
部と接続する接続部を有する熱交換器取付台と、配管を
介して前記熱交換器取付台に接続され前記熱交換器の前
記冷媒管内に空気を送り込む圧縮機と、配管を介して前
記熱交換器取付台に接続され前記熱交換器の前記冷媒管
内に超音波を送る超音波送信装置と、内面が超音波を反
射可能に構成され、前記熱交換器と前記熱交換器取付台
とを密閉収納する超音波反射箱と、前記超音波反射箱内
に設けられ、前記熱交換器の冷媒管から漏れた超音波を
受信する超音波センサーと、前記超音波センサーにより
受信した超音波を検出する超音波受信器とから構成した
ものであり、圧縮機により熱交換器の冷媒管内に送られ
る空気によって冷媒管内に乱気流が発生し、その乱気流
が超音波の定常波の発生を妨害し、冷媒管内に超音波の
定常波の節ができないため、超音波の定常波の節と冷媒
管の小孔との位置関係によって超音波の漏れを検出でき
ないということはなくなり、熱交換器の冷媒管のどの位
置に小孔があっても、容易に超音波の漏れを検出するこ
とができるという作用を有する。
【0019】また、請求項2に記載の熱交換器の超音波
式漏れ検出装置の発明は、複数の冷媒管を溶接してなる
熱交換器の漏れ試験に用いる装置であって、内部が空洞
で前記熱交換器の前記冷媒管の開口部と接続する接続部
を有する熱交換器取付台と、配管を介して前記熱交換器
取付台に接続され前記熱交換器の前記冷媒管内に超音波
を送る超音波送信装置と、前記熱交換器取付台に接続さ
れ、前記超音波送信装置からの超音波による前記熱交換
器及び前記熱交換器取付台の振動を抑制するように前記
熱交換器及び前記熱交換器取付台を振動させる振動装置
と、内面が超音波を反射可能に構成され、前記熱交換器
と前記熱交換器取付台と前記振動装置とを密閉収納する
超音波反射箱と、前記超音波反射箱内に設けられ、前記
熱交換器の冷媒管から漏れた超音波を受信する超音波セ
ンサーと、前記超音波センサーにより受信した超音波を
検出する超音波受信器とから構成したものであり、超音
波送信装置からの超音波による熱交換器及び熱交換器取
付台の振動を抑制するように熱交換器及び熱交換器取付
台を振動させる振動装置を設けたことにより、例えば、
超音波送信装置からの超音波による熱交換器及び熱交換
器取付台の振動とは逆位相の振動を振動装置により熱交
換器及び熱交換器取付台に与え、超音波送信装置からの
超音波による熱交換器及び熱交換器取付台の振動を打ち
消すようにして、超音波センサーで受信する超音波を、
熱交換器の冷媒管の小孔から漏れた超音波だけにするこ
とができ、超音波送信装置からの超音波による熱交換器
及び熱交換器取付台の振動による影響をなくし、容易に
超音波の漏れを検出することができるという作用を有す
る。
【0020】また、請求項3に記載の熱交換器の超音波
式漏れ検出装置の発明は、請求項1または2記載の発明
に加えて、熱交換器の冷媒管から漏れた超音波を超音波
センサーに向けて反射させる超音波反射鏡を超音波反射
箱内に設けたものであり、冷媒管の小孔が比較的小さい
場合であっても、冷媒管の小孔から拡散する超音波を超
音波反射鏡により超音波センサーに集めることができる
ので、冷媒管の小孔が比較的小さくても、容易に超音波
の漏れを検出することができるという作用を有する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明による熱交換器の超
音波漏れ検出装置の実施の形態について、図面を参照し
ながら説明する。なお、従来と同一構成については、同
一符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0022】(実施の形態1)図1は、本発明による実
施の形態1による熱交換器の超音波式漏れ検出装置の切
欠き概略側面図である。図2は、同実施の形態における
熱交換器取付台周辺の要部断面図である。
【0023】図1,図2において、4は配管3を介して
熱交換器取付台2に接続され熱交換器1の冷媒管1a内
に空気を送り込む圧縮機である。
【0024】本実施の形態の熱交換器の超音波式漏れ検
出装置は、図4に示された従来の熱交換器の超音波式漏
れ検出装置の構成に加えて、配管3を介して熱交換器取
付台2に接続され熱交換器1の冷媒管1a内に空気を送
り込む圧縮機4を設けたものである。
【0025】以上のように構成された本実施の形態の熱
交換器の超音波式漏れ検出装置について、以下その動作
を説明する。
【0026】まず、熱交換器1の冷媒管1aの開口部を
熱交換器取付台2の接続部2aに接続して超音波反射箱
6により熱交換器1と熱交換器取付台2とを密閉する。
【0027】次に、圧縮機4より配管3を介して熱交換
器取付台2へ空気を送り込む。熱交換器取付台2に送り
込まれた空気は熱交換器取付台2を通過し、熱交換器1
の冷媒管1aへ送られる。
【0028】次に、超音波送信装置5より配管3を介し
て熱交換器取付台2へ超音波を送り込む。熱交換器取付
台2に送り込まれた超音波は熱交換器取付台2を通過
し、熱交換器1の冷媒管1aへ送られる。
【0029】この時、圧縮機4により熱交換器1の冷媒
管1a内に送られる空気によって冷媒管1a内に乱気流
が発生し、その乱気流が腹と節とを有する超音波の定常
波の発生を妨害し、冷媒管1a内に超音波の定常波の節
ができないため、超音波の定常波の節と冷媒管1aの小
孔との位置関係によって超音波の漏れを検出できないと
いうことはなくなり、熱交換器1の冷媒管1aのどの位
置に小孔があっても、容易に超音波の漏れを検出するこ
とができる。
【0030】そして、熱交換器1の冷媒管1aに小孔が
ある場合は、熱交換器1の冷媒管1aの小孔から漏れた
超音波は、超音波反射箱6内で反射し、超音波反射箱6
内に設けられた超音波センサー7により受信され、超音
波受信器8により熱交換器1の冷媒管1aに小孔から超
音波が漏れていることが検出される。
【0031】(実施の形態2)次に、本発明による熱交
換器の超音波漏れ検出装置の実施の形態2について、図
面を参照しながら説明する。なお、従来例または実施の
形態1と同一構成については、同一符号を付して、その
詳細な説明は省略する。
【0032】図3は、本発明による実施の形態2による
熱交換器の超音波式漏れ検出装置の切欠き概略側面図で
ある。
【0033】図3において、9は熱交換器1の冷媒管1
aから漏れた超音波を超音波センサー7に向けて反射さ
せる超音波反射鏡であり、超音波反射箱6内に設けられ
ている。10は、超音波送信装置5からの超音波による
熱交換器1及び熱交換器取付台2の振動を抑制するよう
に熱交換器1及び熱交換器取付台2を振動させる振動装
置であり、熱交換器取付台2に接続されている。
【0034】本実施の形態の熱交換器の超音波式漏れ検
出装置は、図4に示された従来の熱交換器の超音波式漏
れ検出装置の構成に加えて、熱交換器取付台2を振動さ
せる振動装置10と、超音波反射箱6内に取り付けられ
た超音波反射鏡9とを設けたものである。
【0035】以上のように構成された本実施の形態の熱
交換器の超音波式漏れ検出装置について、以下その動作
を説明する。
【0036】まず、熱交換器1の冷媒管1aの開口部を
熱交換器取付台2の接続部2aに接続して超音波反射箱
6により熱交換器1と熱交換器取付台2と振動装置10
とを密閉する。
【0037】次に、超音波送信装置5より配管3を介し
て熱交換器取付台2へ超音波を送り込む。熱交換器取付
台2へ送り込まれた超音波は熱交換器取付台2を通過
し、熱交換器1の冷媒管1aへ送られる。
【0038】この時、振動装置10により熱交換器1の
冷媒管1a内に送られる超音波による振動とは逆位相の
振動を熱交換器取付台2にかけることによって振動が熱
交換器1に伝播し、超音波による熱交換器1の振動を抑
制し、超音波反射箱6内の空気へ超音波が伝播しなくな
り、超音波センサー7で受信した超音波は熱交換器1の
冷媒管1aの小孔からの漏れだけとなる。
【0039】熱交換器1の冷媒管1aに小孔がある場合
は、熱交換器1の冷媒管1aの小孔から漏れた超音波
は、超音波反射箱6内で反射し、更に超音波反射鏡9に
より超音波センサー7に集中受信され、超音波受信器8
により熱交換器1の冷媒管1aに小孔から超音波が漏れ
ていることが検出される。
【0040】本実施の形態では、超音波送信装置5から
の超音波による熱交換器1及び熱交換器取付台2の振動
を抑制するように熱交換器1及び熱交換器取付台2を振
動させる振動装置10を設けたことにより、例えば、超
音波送信装置5からの超音波による熱交換器1及び熱交
換器取付台2の振動とは逆位相の振動を振動装置10に
より熱交換器1及び熱交換器取付台2に与え、超音波送
信装置5からの超音波による熱交換器1及び熱交換器取
付台2の振動を打ち消すようにして、超音波センサー7
で受信する超音波を、熱交換器1の冷媒管1aの小孔か
ら漏れた超音波だけにすることができ、超音波送信装置
5からの超音波による熱交換器1及び熱交換器取付台2
の振動による影響をなくし、容易に超音波の漏れを検出
することができる。
【0041】また、熱交換器1の冷媒管1aから漏れた
超音波を超音波センサー7に向けて反射させる超音波反
射鏡9を超音波反射箱6内に設けたものであり、冷媒管
1aの小孔が比較的小さい場合であっても、冷媒管1a
の小孔から拡散する超音波を超音波反射鏡9により超音
波センサー7に集めることができるので、冷媒管1aの
小孔が比較的小さくても、容易に超音波の漏れを検出す
ることができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明は、複数の冷媒管を溶接してなる熱交換器の漏れ試験
に用いる装置であって、内部が空洞で前記熱交換器の前
記冷媒管の開口部と接続する接続部を有する熱交換器取
付台と、配管を介して前記熱交換器取付台に接続され前
記熱交換器の前記冷媒管内に空気を送り込む圧縮機と、
配管を介して前記熱交換器取付台に接続され前記熱交換
器の前記冷媒管内に超音波を送る超音波送信装置と、内
面が超音波を反射可能に構成され、前記熱交換器と前記
熱交換器取付台とを密閉収納する超音波反射箱と、前記
超音波反射箱内に設けられ、前記熱交換器の冷媒管から
漏れた超音波を受信する超音波センサーと、前記超音波
センサーにより受信した超音波を検出する超音波受信器
とから構成したものであり、圧縮機により熱交換器の冷
媒管内に送られる空気によって冷媒管内に乱気流が発生
し、その乱気流が超音波の定常波の発生を妨害し、冷媒
管内に超音波の定常波の節ができないため、超音波の定
常波の節と冷媒管の小孔との位置関係によって超音波の
漏れを検出できないということはなくなり、熱交換器の
冷媒管のどの位置に小孔があっても、容易に超音波の漏
れを検出することができる。
【0043】また、請求項2に記載の発明は、複数の冷
媒管を溶接してなる熱交換器の漏れ試験に用いる装置で
あって、内部が空洞で前記熱交換器の前記冷媒管の開口
部と接続する接続部を有する熱交換器取付台と、配管を
介して前記熱交換器取付台に接続され前記熱交換器の前
記冷媒管内に超音波を送る超音波送信装置と、前記熱交
換器取付台に接続され、前記超音波送信装置からの超音
波による前記熱交換器及び前記熱交換器取付台の振動を
抑制するように前記熱交換器及び前記熱交換器取付台を
振動させる振動装置と、内面が超音波を反射可能に構成
され、前記熱交換器と前記熱交換器取付台と前記振動装
置とを密閉収納する超音波反射箱と、前記超音波反射箱
内に設けられ、前記熱交換器の冷媒管から漏れた超音波
を受信する超音波センサーと、前記超音波センサーによ
り受信した超音波を検出する超音波受信器とから構成し
たものであり、超音波送信装置からの超音波による熱交
換器及び熱交換器取付台の振動を抑制するように熱交換
器及び熱交換器取付台を振動させる振動装置を設けたこ
とにより、超音波送信装置からの超音波による熱交換器
及び熱交換器取付台の振動を打ち消すようにして、超音
波センサーで受信する超音波を、熱交換器の冷媒管の小
孔から漏れた超音波だけにすることができ、超音波送信
装置からの超音波による熱交換器及び熱交換器取付台の
振動による影響をなくし、容易に超音波の漏れを検出す
ることができる。
【0044】また、請求項3に記載の熱交換器の超音波
式漏れ検出装置の発明は、請求項1または2記載の発明
に加えて、熱交換器の冷媒管から漏れた超音波を超音波
センサーに向けて反射させる超音波反射鏡を超音波反射
箱内に設けたものであり、冷媒管の小孔が比較的小さい
場合であっても、冷媒管の小孔から拡散する超音波を超
音波反射鏡により超音波センサーに集めることができる
ので、冷媒管の小孔が比較的小さくても、容易に超音波
の漏れを検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による熱交換器の超音波式漏れ検出装置
の実施の形態1の切欠き概略側面図
【図2】同実施の形態における熱交換器取付台周辺の要
部断面図
【図3】本発明による熱交換器の超音波式漏れ検出装置
の実施の形態2の切欠き概略側面図
【図4】従来の熱交換器の超音波式漏れ検出装置の切欠
き概略側面図
【符号の説明】
1 熱交換器 1a 冷媒管 2 熱交換器取付台 2a 接続部 3 配管 4 圧縮機 5 超音波送信装置 6 超音波反射箱 7 超音波センサー 8 超音波受信器 9 超音波反射鏡 10 振動装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の冷媒管を溶接してなる熱交換器の
    漏れ試験に用いる装置であって、 内部が空洞で前記熱交換器の前記冷媒管の開口部と接続
    する接続部を有する熱交換器取付台と、 配管を介して前記熱交換器取付台に接続され前記熱交換
    器の前記冷媒管内に空気を送り込む圧縮機と、 配管を介して前記熱交換器取付台に接続され前記熱交換
    器の前記冷媒管内に超音波を送る超音波送信装置と、 内面が超音波を反射可能に構成され、前記熱交換器と前
    記熱交換器取付台とを密閉収納する超音波反射箱と、 前記超音波反射箱内に設けられ、前記熱交換器の冷媒管
    から漏れた超音波を受信する超音波センサーと、 前記超音波センサーにより受信した超音波を検出する超
    音波受信器とからなる熱交換器の超音波式漏れ検出装
    置。
  2. 【請求項2】 複数の冷媒管を溶接してなる熱交換器の
    漏れ試験に用いる装置であって、 内部が空洞で前記熱交換器の前記冷媒管の開口部と接続
    する接続部を有する熱交換器取付台と、 配管を介して前記熱交換器取付台に接続され前記熱交換
    器の前記冷媒管内に超音波を送る超音波送信装置と、 前記熱交換器取付台に接続され、前記超音波送信装置か
    らの超音波による前記熱交換器及び前記熱交換器取付台
    の振動を抑制するように前記熱交換器及び前記熱交換器
    取付台を振動させる振動装置と、 内面が超音波を反射可能に構成され、前記熱交換器と前
    記熱交換器取付台と前記振動装置とを密閉収納する超音
    波反射箱と、 前記超音波反射箱内に設けられ、前記熱交換器の冷媒管
    から漏れた超音波を受信する超音波センサーと、 前記超音波センサーにより受信した超音波を検出する超
    音波受信器とからなる熱交換器の超音波式漏れ検出装
    置。
  3. 【請求項3】 熱交換器の冷媒管から漏れた超音波を超
    音波センサーに向けて反射させる超音波反射鏡を超音波
    反射箱内に設けた請求項1または2記載の熱交換器の超
    音波式漏れ検出装置。
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