JP2002206844A - 蓄熱体及び自動販売機 - Google Patents

蓄熱体及び自動販売機

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JP2002206844A
JP2002206844A JP2001005358A JP2001005358A JP2002206844A JP 2002206844 A JP2002206844 A JP 2002206844A JP 2001005358 A JP2001005358 A JP 2001005358A JP 2001005358 A JP2001005358 A JP 2001005358A JP 2002206844 A JP2002206844 A JP 2002206844A
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plane
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Norio Watanabe
紀夫 渡邊
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動販売機等に後付けできる蓄熱体を簡単に
構成する。 【解決手段】 蓄熱体30は、内部に蓄熱剤32が充填
されたパイプを屈曲させてなる屈曲パイプ62、72、
82を備え、これら屈曲パイプは、1本の直線状パイプ
をその中間部62AにおいてU字形に湾曲して端末部6
2B、62Cを揃え、更に、中間部62Aと端末部62
B、62Cとの間の部分を、少なくとも1回U字形に湾
曲して、屈曲されたU字パイプ部62Eと平行パイプ部
62Dを構成し、平行パイプ部62Dが温又は冷の空気
流に接触可能にしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冷熱あるいは温
熱を蓄えて放出する蓄熱体及びこれを備えた自動販売機
に関する。
【0002】
【従来の技術】缶入り又は瓶入りの清涼飲料水等の自動
販売機においては、複数列の商品ラックを備え、この商
品ラックの下方から温風あるいは冷風を吹き込むことに
よって、商品ラック内の商品を加温又は冷却するように
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、我国全体での
自動販売機の消費電力量が、原子力発電所2基分の発電
量に等しいとされ、近年、CO2排出量の低減の観点か
ら、自動販売機の消費電力量を如何に低減すべきかが問
題となっている。
【0004】又、この場合、既に設置されて現在使用中
の自動販売機の消費電力を如何に低減させるかも大きな
問題となっている。
【0005】自動販売機の、昼間における消費電力量を
低減させるための手段の1つとして、夜間電力を利用し
てシャーベット状の氷を作っておき、これを昼間の冷房
用に用いるようにした蓄冷装置を利用することが考えら
れる。又、通常の、高分子ゲルを主材とする蓄熱剤を用
いることも考えられる。
【0006】しかしながら、このように蓄冷装置あるい
は蓄熱剤を用いたとしても、消費電力コストが低減する
ものの、実際の総消費電力量の低減は少ない。
【0007】又、これらの蓄冷装置あるい蓄熱剤を既存
の自動販売機に後付けで取付けることが非常に困難であ
ると共に、自動販売機以外の機器に取付けることができ
るような汎用性が無いという問題点がある。
【0008】又、一般的に、自動販売機においては、一
定時間連続して運転して庫内を所定温度以下に冷却又は
所定温度以上に加温した後に、該冷却又は加温運転を停
止し、次に一定時間循環ファンのみを運転して保温す
る、いわゆる省エネモード運転を採用することが多い。
【0009】又、このような自動販売機において、庫内
に新たに商品を補充したときは、これを販売可能温度に
まで冷却又は加温するために、上記のような一定時間連
続した運転を開始する。
【0010】このような一定時間の連続運転の際に、一
般的には、温度センサを用い、庫内の局部的な過剰な冷
却又は加温が生じないようにしているため、運転が断続
的になる。
【0011】しかしながら、上記温度センサは、庫内の
適宜箇所に配置されてはいるが、商品の温度を正確に検
出することは不可能であり、庫内下部の、先に販売・投
出される商品が所定温度に到達するまでには、かなりの
回数の運転・停止を繰り返し、その停止時間の累積が大
きく、このため、商品販売機会の喪失、エネルギの無駄
が生じるという問題点があった。
【0012】この発明は、上記従来の問題点に鑑みてな
されたものであって、後付けが容易で汎用性のある蓄熱
体、及び、この蓄熱体を用いて、商品を、迅速に冷却又
は加温できると共に、電力コストのみならず、実際の消
費電力量を低減させることができるようにした自動販売
機を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者は、自動販売機
に後付けで容易に装着できると共に、自動販売機以外の
各種機器に取付可能な汎用性のある蓄熱体を考えた。
【0014】又、このような蓄熱体を自動販売機に取付
けることによって、庫内に補充された商品を迅速に、冷
却又は加温すると共に庫内の温度変動の平準化を図り、
過剰な冷却や加温を抑制し、消費電力を低減するように
している。
【0015】更に、特に、自動販売機の冷却モードにお
いて、温度センサにより冷凍機をオン・オフしている
が、冷凍機の停止中に、庫内を循環する空気の温度が上
がり、これが冷たいエバポレータや他の比較的熱容量の
大きい金属部材に接触することによって結露を生じ、冷
凍機のオンの後に、発生した冷熱が、結露した水分の冷
却に消費されてしまうという無駄があったことを発見
し、この結露を防止して、実際の消費電力量を低減する
ようにした。
【0016】蓄熱体の発明は、温又は冷の空気流に接触
可能に設けられ、温熱又は冷熱を蓄える蓄熱体であっ
て、該蓄熱体は、内部に蓄熱剤が充填されたパイプを屈
曲させてなる少なくとも1本の屈曲パイプと、この屈曲
パイプを支持する支持体とを含んで構成され、前記屈曲
パイプは少なくとも1回U字形に屈曲されて、複数の略
同一長さの平行パイプ部及びこれら平行パイプ部間のU
字パイプ部から構成され、前記複数の平行パイプ部間の
隙間により、該平行パイプ部と直交する方向の空気流れ
を可能とする通風部が構成されたことを特徴とする蓄熱
体により、上記目的を達成するものである。
【0017】前記支持体は、前記平行パイプ部の長手方
向両端近傍位置に、パイプ軸線と直交するようにして平
行に配置された一対の支持板を含んで構成され、これら
支持板は、前記屈曲パイプの端末部及びU字パイプ部の
近傍が貫通する貫通孔を有し、貫通した前記屈曲パイプ
を支持するようにしてもよい。
【0018】又、前記一対の支持板は、前記平行パイプ
部と平行、且つ、これら支持板と直交する底板により一
体的に連結されるようにしてもよい。
【0019】更に、前記支持板の貫通孔は、前記屈曲パ
イプにおける各U字パイプ部がその湾曲した先端から挿
通可能に形成されるようにしてもよい。
【0020】又、前記屈曲パイプは、第1の仮想平面上
にパイプ中心軸があるように、平面内で屈曲された第1
平面部と、前記第1の仮想平面に対してパイプ外径の1
〜2倍程度の間隔で平行な第2の仮想平面上にパイプ中
心軸があるように平面内で屈曲された第2平面部と、前
記第1平面部から第2平面部への接続部と、を有し、第
1平面部の端末部から第1平面部、接続部、及び、第2
平面部を経て該第2平面部の端末部まで連通して形成さ
れ、且つ、第1及び第2仮想平面と直交する方向から見
たとき、前記第1及び第2平面部の平行パイプ部、前記
第1及び第2平面部のU字パイプ部、第1及び第2平面
部の端末部は、各々略重なり合うように配置され、前記
接続部は第1及び第2仮想平面と直交する面内でU字形
状に屈曲されるようにしてもよい。
【0021】更に、前記第1平面部と第2平面部とにお
ける重なり合う2本の平行パイプ部に、外接する仮想平
面に沿って、前記通風部を構成する隙間が配置され、前
記仮想平面は、前記第1及び第2仮想平面と60°〜9
0°の角度で交差し、且つ、平行パイプ部と平行とされ
るようにしてもよい。
【0022】又、前記屈曲パイプは、前記隙間を通る空
気流の方向に沿って複数配置され、各屈曲パイプにおけ
る平行パイプ部は、各々の仮想平面が隣接する屈曲パイ
プの平行パイプ部の仮想平面と略面一に連続するように
配置されるようにしてもよい。
【0023】更に又、少なくとも通風部に面する表面
に、超はっ水剤層を形成してもよい。
【0024】自動販売機の発明は、外箱の内部に、各列
の下端に商品投出用開口を各々備え、外箱の前面から見
て幅方向に複数列配置された商品ラックと、これら複数
列の商品ラックの1又は隣接する複数を1組として、各
組毎における前記商品投出用開口の下側に、前面に向か
って下向きに傾斜して配置されると共に、裏側から表面
側への空気の流出を可能とする複数の空気孔が形成され
た板状のデリバリシュートと、少なくとも一組のデリバ
リシュートの裏側空間に冷風を吹き込んで循環させる冷
却装置と、を有してなり、この冷却装置は、冷凍機にお
ける冷媒を蒸発させるエバポレータ及びこのエバポレー
タ及び前記デリバリシュートを経て、前記外箱内部を循
環する風回路を流れる空気流を形成する循環ファンを備
えてなる自動販売機において、前記空気流が循環する風
回路中に、前記のいずれかの蓄熱体を設けたことを特徴
とする自動販売機により上記目的を達成するものであ
る。
【0025】又、前記蓄熱体を、前記デリバリシュート
の裏側空間に配置してもよい。
【0026】更に、前記通風部は、前記デリバリシュー
トの裏面に向って斜め上向きに形成してもよい。
【0027】又、前記エバポレータの前記空気流と接触
する表面に超はっ水剤層を形成してもよい。
【0028】又、前記循環ファンは、前記風回路中の前
記エバポレータの下流に隣接して設けられ、送風羽根の
表面には超はっ水剤層を形成するようにしてもよい。
【0029】更に又、前記デリバリシュートの裏面に超
はっ水剤層を形成するようにしてもよい。
【0030】この発明において、蓄熱体は、一対の支持
板の間に支持された1又は複数の屈曲パイプから構成
し、各屈曲パイプは、内部に蓄熱剤が充填された1本の
パイプを少なくとも1回U字形に屈曲させて構成してい
るので、1本のパイプから、空気流路を横断する複数の
平行な直線状パイプを容易に形成することができ、製造
コストを大幅に低減させると共に、このU字形に屈曲さ
れた屈曲パイプを支持板に着脱自在とすることによっ
て、外部で簡単に製造して、且つ、これを1つのユニッ
トとして自動販売機等に簡単に装着することができる。
【0031】又、このような蓄熱体を設けると、自動販
売機においては、新たに補充された商品を迅速に冷却又
は加温すると共に、庫内を循環する空気の温度の変動を
少なく平準化することができ、これによって過剰な冷却
及び加温を抑制して消費電力を低減させることができ
る。更に、冷凍機が温度センサの出力に応じて断続的に
運転される際、冷凍機の停止中も、蓄熱体に蓄えられた
冷熱が放出されるので、自動販売機庫内を循環する空気
の温度が大幅に上昇することなく、従ってエバポレータ
表面等に結露が生じ難い。特に、エバポレータの表面等
には、超はっ水剤層が形成されているので、冷凍機停止
中のみならず、運転中でも、エバポレータ等の表面に結
露が生じることを防止できる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態の例を図
面を参照して詳細に説明する。
【0033】図1に示されるように、この実施の形態の
例に係る自動販売機10は、冷却加温型であって、その
外箱12の前面の上端から約4/5の高さ範囲が開口さ
れ、ここが中扉16によって開閉自在とされている。図
の符号14は、外箱12の内周面及び中扉16の裏側に
取り付けられた断熱体を示す。
【0034】又、前記外箱12の内部空間には、下から
約1/5の高さ位置に水平仕切り板13が設けられ、こ
の水平仕切り板13の上側に、図2、図3に示されるよ
うに、前面から見て幅方向に6列の商品ラック18A〜
18Fが前後方向に抜き差し自在に配置されている。
【0035】これらの商品ラック18A〜18Fは、そ
の上端面において、外箱12の天井12Aに吊下げら
れ、又、その前面の上部には、前面に向けて商品充填用
開口19が形成されている。また、商品ラック18A〜
18F間は、適宜、断熱仕切壁25により仕切られてい
て、商品ラック18A〜18C、18D及び18E、1
8Fをそれぞれ収納する左庫11A、中庫11B、右庫
11Cとされている。
【0036】なお、図において、商品充填用開口19は
各商品ラック18A〜18Fについて上下方向に4個あ
るが、これは、図3に示されるように、各商品ラック1
8A〜18Fが、それぞれ奥行き方向に4列の上下に長
い商品収納チャンネル17を備えているからである。な
お、3列あるいは5列の自動販売機もある。
【0037】各商品ラック18A〜18Fにおける各商
品収納チャンネル17の下端は、商品投出装置21下側
の商品投出用開口21Aとされ、これは商品ラック18
A〜18Fの下側に配置された商品投出用のデリバリシ
ュート20に対向して下向きとされている。このデリバ
リシュート20は、前記水平仕切り板13上に抜き差し
自在で、且つ、取付け状態で前方に下向きに傾斜するよ
うに配置されている。
【0038】又、前記水平仕切り板13の下方空間13
Aには、冷却装置22の一部を構成する冷凍機コンプレ
ッサ22A、コンデンサ22Bが配置されている。
【0039】図1、図3の符号52A、52B、52C
は、冷却装置22により冷却された空気を、左庫11
A、中庫11B、右庫11Cにおけるデリバリシュート
20の下側(裏面側)の裏側空間20Bに各々吹き込
み、更に商品ラックの内外を通って天井12Aに至り、
ここから背面の隙間23を経て戻る風回路を流れる空気
流を形成するための循環ファンを示す。
【0040】図2の符号24は、前記中扉16を含む外
箱12の前面の全範囲を被う開閉自在の前面扉、図1の
符号25は、商品ラック18Cと18Dの間、及び、1
8Dと18Eの間に設けられた断熱仕切壁、26は、中
扉16に形成され、デリバリシュート20上に落下した
商品を前面に導く開口、をそれぞれ示す。
【0041】図3に示されるように、前記左庫11A、
中庫11B及び右庫11C内の前記対流ファン52A、
52B、53Cの吸込み側には、冷却装置22における
冷凍機のエバポレータ54A、54B、54Cが各々配
置されている。前記対流ファン52A、52B、53C
により吹き込まれた空気は各庫のデリバリシュート20
に形成された多数の空気孔20Aを通って、商品ラック
18A〜18Fの下側に供給される。なお加温のための
ヒータ22Dは、例えばシーズヒータからなり、図3に
示されるように前記中庫11B及び右庫11Cに対応す
るエバポレータ54B、54Cと対流ファン52B、5
2Cとの間に配置されている。
【0042】前記裏側空間20Bには、図4に拡大して
示されるように、前記エバポレータ54A、54B、5
4C(以下エバポレータ全体を示すときは54と総称す
る)と各デリバリシュート20との間の位置に、温熱又
は冷熱を蓄え、且つ、放出する蓄熱体30がそれぞれ配
置されている。
【0043】この蓄熱体30は、前記デリバリシュート
20と平行な傾斜面を有する全体が横向きの略三角柱形
状とされ、幅方向両側に垂直に配置された略三角形状の
一対の支持板30A、30Bと、これら一対の支持板3
0A、30Bにより両端が支持された3個の屈曲パイプ
62、72、82と、前記一対の支持板30A、30B
の底部を水平に連結する底板30Cとを一体的に備えて
構成されている。
【0044】前記屈曲パイプ62、72、82は、その
屈曲回数が異なるのみで、基本的な構造は同一であるの
で、図5に拡大して示される屈曲パイプ62についての
み説明し、屈曲パイプ72、82の説明に代えるものと
する。
【0045】屈曲パイプ62は、まず、1本の、内部に
蓄熱剤が充填されたパイプを中間でU字形に屈曲して、
このU字形の中間部62Aにより接続された平行な直線
状部を有する長U字形パイプとし、更に、前記中間部6
2Aと、パイプの重なっている両端末部62B、62C
との間の直線状部を、2本が並列した状態のままで3
回、前記中間部62AのU字形と直交し、且つ、直線状
部と平行な面内でU字形に屈曲させて構成したものであ
る。
【0046】ここで、前記U字形に屈曲させる位置を前
記空気流と直交する方向の長さが同一となるようにする
ことによって、屈曲パイプ62は、中心軸線が前記空気
流と直交する方向の8本の略同一長さの平行パイプ部6
2D、及び、これら平行パイプ部62D間のU字パイプ
部62E及び前記中間部62Aとから構成されるように
なっている。
【0047】従って、前記平行パイプ部62D及びU字
パイプ部62Eは、図5に示されるように平行な第1の
仮想平面63A上にパイプ中心軸があるように平面内で
屈曲された第1平面部63と、前記第1の仮想平面63
Aに対してパイプ外径の1〜2倍程度の間隔で平行な第
2の仮想平面64A上にパイプ中心軸があるように平面
状に屈曲された第2平面部64と、をそれぞれ構成し、
屈曲パイプ62は、これら第1及び第2平面部63、6
4及びこれらを接続する前記中間部62Aから構成され
ていることになる。
【0048】前記第1平面部63、第2平面部64にお
ける隣接する平行パイプ部62DとU字パイプ部62E
は、前記第1及び第2の仮想平面63A、64Aと直交
する方向から見たときに、ほぼ重なり合うように配置さ
れている。
【0049】前記支持板30A、30Bには、前記屈曲
パイプ62が、端末部62B、62Cと反対側のU字パ
イプ部62Eから挿入したとき、これを取り外し可能に
保持するための貫通孔66A、66Bが形成されてい
る。
【0050】これら貫通孔66A、66Bの、前記U字
パイプ部62Eの端面側から見たとき、並んだ2対又は
1対の平行パイプ部62Dが通る大きさとされ、且つ、
その上端面及び下端面が、前記底板30Cに対して約3
0°傾けて形成されている。
【0051】従って、これら貫通孔66A、66Bに、
前記屈曲パイプ62を、その端末部62B、62Cと反
対側の端部のU字パイプ部62E側から挿入して取付け
たとき、前記第1及び第2平面部63、64における重
なり合う2本の平行パイプ部62Dに外接する仮想平面
68に沿って通風部を形成する隙間69が構成され、こ
の仮想平面68は、前記第1及び第2の仮想平面63
A、64Aと90°の角度で交差し、且つ、平行パイプ
部62Dと平行となるようにされている。
【0052】端末部62B、62Cは、貫通孔66A、
66Bへの挿入始端側のU字パイプ部62Eと反対側に
あって、貫通孔66A、66Bを貫通しないようにされ
ている。
【0053】前記屈曲パイプ62、72、82は、この
順で、デリバリシュート20の前端側から順次後側に並
んで配置され、隣接する隙間69が、隣接する平行パイ
プ部62D間で順次面一に連続するようにされ、全体と
して、上下方向に複数の隙間が斜め上向き且つ前方に向
けて平行に形成されている。
【0054】前記屈曲パイプ62は中間部62A以外に
3箇所でU字形状に屈曲され、屈曲パイプ72は同4箇
所、屈曲パイプ82は同5箇所でそれぞれU字形状に屈
曲されている。
【0055】従って、各屈曲パイプ62、72、82の
上端は、デリバリシュート20の傾斜面に沿って前方下
向きに傾斜するようにされている。
【0056】図の符号70は、前記最後端の屈曲パイプ
82の上側位置で、前記左右一対の支持板30A、30
Bを連結する補強板を示す。
【0057】図6に示されるように、前記複数の屈曲パ
イプ62、72、82の端末部62B、62Cからは蓄
熱剤が充填され、且つ、蓋30Dによって閉栓されてい
る。
【0058】これら蓄熱体30を形成する支持板30
A、30B、屈曲パイプ62、72、82、底板30
C、蓋30Dはアルミニウム等の薄い金属により構成す
る。
【0059】前記蓄熱体30のパイプに充填された蓄熱
剤32は、水あるいは他の液体を吸着した状態の高吸水
性ポリマーからなる高分子ゲルを主たる材料としてい
る。
【0060】又、前記高吸水性ポリマーは、天然高分子
類では澱粉系、セルロース系、その他多糖類系、又は蛋
白質からなり、又、合成高分子類ではポリビニルアルコ
ール系、アクリル系、その他の付加重合体、ポリエーテ
ル系、縮合系ポリマー等から構成され、高分子ゲルは、
前記のようなポリマーからなる高分子網目が水等の液体
を包んで閉じ込めた状態となったものである。又、例え
ばブラインからなる液体、金属粉末等であってもよい。
【0061】前記循環ファン52は、前記風回路におけ
る前記蓄熱体30とエバポレータ54との間の位置に配
置され、図4に示されるように、エバポレータ54側か
ら空気を吸い込んで蓄熱体30における前記通風部31
に空気を送り込むように風ガイド34によって支持され
ている。
【0062】この風ガイド34は、前記水平仕切り板1
3上に配置され、前記エバポレータ54の上面、両側面
及び空気流の下流側(循環ファン52側)を被うように
された外周パネル34A、下流側面パネル34Bが一体
的にボックス状とされたものであって、前記下流側パネ
ル34Bの中心には吸込孔34Cが形成されている。
【0063】前記循環ファン52は、前記下流側パネル
34Bの下流側面において支持されると共に、その羽根
53が吸込孔34C位置に配置され、風ガイド34の内
側から空気を吸い出すようにされている。
【0064】この実施の形態の例においては、前記蓄熱
体30における支持板30A、30B、屈曲パイプ6
2、72、82、底板30Cの表面、前記風ガイド34
を構成する外周パネル34A、下流側パネル34Bの内
外表面、循環ファン52の羽根53部分の表面、前記エ
バポレータ54の表面にはそれぞれ超はっ水剤層56
(図6参照)が形成されている。
【0065】なお、図7には、エバポレータ54の表面
の超はっ水剤層56のみが示されていて、蓄熱体30、
風ガイド34、循環ファン52について図示省略されて
いるが、構成はエバポレータ54の表面と同様である。
【0066】ここで、超はっ水剤としては、フッ素樹脂
を用いたもの等種々あるが、好ましくは水との接触角が
150°以上のものがよい。例えば、NTTアドバンス
テクノロジー株式会社製ハイレック(登録商標)等があ
る。これらを、下塗り及び上塗りによってその厚さが4
0〜80μm程度の塗膜として、超はっ水剤層56を形
成する。
【0067】又、図8の符号38は昼夜電力切換装置を
示す。この昼夜電力切換装置38は、自動販売機10の
電源装置39への供給電力を、夜間はコストの低い夜間
電力に切換え、又、昼間は通常コストの昼間電力に切り
換えるようにされたものである。
【0068】又、図8は自動販売機10の制御系を示す
回路図であり、制御装置40は、左庫11A、中庫11
B、右庫11C毎に対応する商品収納チャンネル17の
下端の商品投出用開口21A近傍に設けられた温度セン
サ42A〜42Cの検出温度により冷却又は加温運転す
るようにされている。
【0069】なお、通常、冷却装置22は、自動販売機
10全体で1基の冷却機コンプレッサ22Aを備え、冷
媒が、ここからコンデンサ22B、切換弁23A〜23
Cを経て、対応するエバポレータ54A〜54Cのいず
れかに選択的に供給されるように構成されている。又、
前記循環ファン52A、52B、52Cは、常時運転さ
れ、冷気又は暖気を循環させるようにしている。
【0070】更に詳細には、冷却モードにおいて、温度
センサ42A〜42Cのいずれかの検出温度が一定値以
上となったとき、コンプレッサ22Aがオンされ、対応
するエバポレータ54A、54B、54Cのいずれかに
冷媒が供給されるが、コンプレッサ22Aが、各エバポ
レータ22Cへの冷媒供給時間は自動販売機10の特性
に合わせて温度センサの検知信号によるコンプレッサ2
2Aの継続、除霜時間等を電子制御により、各庫内の冷
媒を電磁弁を介して調節しているのが一般的である。
【0071】次に上記蓄熱体30を含む自動販売機10
の作用について説明する。
【0072】このような自動販売機10は、通常、例え
ば図1、図2に示される商品ラック18A〜18Cと1
8Dの間、及び18Dと18Eの間が断熱仕切壁25に
よって遮断され、商品ラック18A〜18Cを収納する
左庫11Aは常時冷却モード、18E、18Fを収納す
る右庫11C、18Dを収納する中庫11Bは加温冷却
切換えモードとされている。
【0073】この自動販売機10への電力は、前記昼夜
電力切換装置38を介して供給されるので、夜間は低コ
ストの夜間電力運転となる。
【0074】このとき、冷却モードの商品ラックにおい
ては、それぞれに蓄熱体30が設けられているので、商
品収納チャンネル17内の商品36のみならず、これら
蓄熱体をも冷却しなければならず、対応する冷却装置2
2の負荷が大きくなる。
【0075】しかしながら、前述の如く、夜間は低コス
トの夜間電力を用い、且つ商品の販売数量も少ないため
に、夜間の時間帯、例えば午後10時から午前6時まで
の8時間で商品及び蓄熱体30を所定の温度まで十分に
冷却又は加温することができる。
【0076】ここで、前記循環ファン52によって風回
路を循環する空気は、エバポレータ54において冷却さ
れた後、前記蓄熱体30の一端から流入して、デリバリ
シュート20の裏面側に吹き出し、更にデリバリシュー
トの空気孔20Aから商品ラックの下側に吹き出し、商
品を冷却する。
【0077】前記エバポレータ54において冷却された
空気が蓄熱体30に流入した後は、該冷気は、前記屈曲
パイプ82、72、62をこの順で通過するが、このと
き、各屈曲パイプにおける平行パイプ部62Dの間の斜
め上向きの隙間69を通過して、斜め上向きの流れとな
り、デリバリシュート20の下面に向けて流出する。
【0078】従って、蓄熱体30通過時における空気流
の圧力損失が少なく、且つ蓄熱体30を通過した空気流
は、デリバリシュート20を通過する際に、商品ラック
に向けて偏向され、効率的な商品の冷却がなされること
になる。
【0079】上記のように、商品及び蓄熱体30を所定
の温度まで冷却する際、夜間電力を利用する場合及び利
用しない場合のいずれにおいても、冷凍機のコンプレッ
サ22Aを、温度センサの検出する空気の温度に応じて
断続的に運転し、商品及び蓄熱体30の温度を徐々に低
下させていく。
【0080】このとき、エバポレータ54において冷却
された空気流は、一旦蓄熱体30を冷却してからデリバ
リシューサ20を経て商品ラックに到達するので、商品
ラック近傍が急激に温度低下を生じることがなく、従っ
て商品に十分に冷熱が伝達されないうちに温度センサが
作動して冷凍機のコンプレッサ22Aが停止される機会
が少なくなり、一定時間連続冷却モードにおいて、冷凍
機の運転中断時間が少なくなり、商品は迅速に冷却され
ることになる。
【0081】又、コンプレッサ22Aの停止中も、前記
循環ファン52は運転されて常時空気を庫内に循環させ
ているので、この空気の温度が、エバポレータ54等の
表面温度よりも高くなったとき、該エバポレータ54等
の表面には結露が生じる。
【0082】しかしながら、この実施の形態の例に係る
自動販売機10においては、蓄熱体30がエバポレータ
54の下流側に隣接して設けられているので、これがま
ず最初に冷却されて冷熱を蓄積し、コンプレッサ22A
の運転停止中も蓄えた冷熱を放射し、風回路の空気の温
度の上昇を抑制する。
【0083】従って、エバポレータ54等の表面に結露
が生じることが抑制される。これに加えて、前記エバポ
レータ54の表面、蓄熱体30の表面、循環ファン52
の羽根53の表面、デリバリシュート20の裏面等には
前述のように超はっ水剤層56が形成されているので、
結露しても、その水分が超はっ水剤層56に対して大き
な接触角を持つことになり、凝集して大きな水滴となっ
て落下し易い。従って、これらの表面に結露による水滴
が付着した状態のままとなることがほとんどない。
【0084】このようにして運転した結果、例えば、運
転開始時の商品及び蓄熱体30の温度が31℃(外気温
度30℃〜32℃)から運転を開始して、目的の8℃以
下の温度になるまでの時間は、蓄熱体や超はっ水剤層を
有しない従来の自動販売機の場合で7時間、11時間、
12時間(商品収納チャンネル17の断熱状態、隣接す
るチャンネルが加温モードであるか否か等により異な
る)かかった3組の場合、本発明のように超はっ水剤層
及び蓄熱体をセットすると、それぞれ5時間、8時間、
9時間と大幅に短縮することができた。
【0085】又、商品及び蓄熱体30が目的温度以下に
下がってコンプレッサ22Aを停止してから、温度セン
サ42A、42B、42Cの検出温度が一定以上となっ
たときにコンプレッサ22Aを駆動させる場合も、同様
に、従来と比較して所定温度にまで冷却する時間を20
〜30%短縮することができた。
【0086】なお、上記実施の形態の例において、蓄熱
体30は、自動販売機の冷却モード運転時についての場
合を説明したが、本発明はこれに限定されるものでな
く、自動販売機が加温モードで運転されるときは、温熱
を蓄積しあるいは放熱する、いわゆる蓄熱体として作用
するようにしてもよい。
【0087】更に、上記蓄冷体30は自動販売機につい
てのものであるが、これを単独で取り出し、他の機器、
例えば空調機器、冷蔵庫、等に用いてもよい。
【0088】更に、前記蓄冷体は、屈曲パイプ62、7
2、82を含んで構成されていて、各屈曲パイプは、各
々中間部によって接続された第1平面部と第2平面部と
から構成されているが、これら第1平面部と第2平面部
を別個に形成してもよい。但し、この場合は、端末部の
数が倍になるので、蓄熱剤の充填に工数がかかる。
【0089】なお、上記実施の形態の例において、超は
っ水剤層56はエバポレータ54、循環ファン52の羽
根、風ガイド34、蓄熱体30及びデリバリシュート2
0の裏面に形成されているが、本発明はこれに限定され
るものでなく、最も結露が生じ易いエバポレータ54に
のみ超はっ水剤層56を形成してもよい。
【0090】又、前記蓄熱体30、44は、前記実施の
形態の例以外の場所であって、風回路中であれば、自動
販売機10の庫内のいずれの箇所においてもよい。但
し、冷却効率及び結露防止を考慮すると、エバポレータ
の下流側に隣接して設けるのがよい。
【0091】更に、蓄熱体は、前記循環ファン52のモ
ータ近傍に設置するとよい。これは、冷却装置22にお
けるコンプレッサ22Aの駆動停止中でも、循環ファン
52は送風し続けるので、この循環ファン52のモータ
部分の発熱が庫内を循環する空気流温度の上昇原因とな
り、これを直ちに冷却することにより結露防止効果が高
まるからである。
【0092】
【発明の効果】本発明は上記のように構成したので、温
熱又は冷熱を蓄えて、且つ、放出する蓄熱体において、
蓄熱部を屈曲パイプから容易に構成して、該蓄熱体を自
動販売機や空調機器等に後付けで容易に取付け、取り外
しができるという優れた効果を有する。
【0093】又、このような蓄熱体を用いた自動販売機
において、過剰な冷却及び加温を抑制して、運転効率を
高めることができる。更に、冷却装置を備えた自動販売
機において、冷凍機の停止中におけるエバポレータ等へ
の結露を防止して、冷凍機運転時の冷却効率を向上さ
せ、これにより消費電力を大幅に低減させることができ
るという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の例に係る自動販売機を示
す透視図
【図2】同自動販売機にデリバリシュート引き出し状態
を示す斜視図
【図3】自動販売機における商品収納チャンネルを示す
略示側断面図
【図4】デリバリシュート裏側のエバポレータ、循環フ
ァン及び蓄熱体を示す分解斜視図
【図5】同蓄冷体を拡大して示す分解斜視図
【図6】同蓄熱体の要部を一部断面として拡大して示す
斜視図
【図7】超はっ水剤層が形成されたエバポレータ表面の
一部を拡大して示す断面図
【図8】同自動販売機の電力制御系を示すブロック図
【符号の説明】
10…自動販売機 12…外箱 14…断熱体 16…中扉 17…商品収納チャンネル 18A〜18F…商品ラック 20…デリバリシュート 20A…空気孔 20B…裏側空間 22…冷却装置 23…隙間 30、44…蓄熱体 30A、30B…支持板 30C…底板 30D…蓋 31…通風部 32…蓄熱剤 34…風ガイド 34A…外周パネル 34B…下流側パネル 34C…吸込孔 40…制御装置 52A、52B、52C…循環ファン 54A、54B、54C…エバポレータ 56…超はっ水剤層 62、72、82…屈曲パイプ 62A…中間部 62B、62C…端末部 62D…平行パイプ部 62E…U字パイプ部 63…第1平面部 63A…第1の仮想平面 64…第2平面部 64A…第2の仮想平面 66A、66B…貫通孔 68…仮想平面 69…隙間 70…補強板
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年1月25日(2001.1.2
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】温又は冷の空気流に接触可能に設けられ、
    温熱又は冷熱を蓄える蓄熱体であって、該蓄熱体は、内
    部に蓄熱剤が充填されたパイプを屈曲させてなる少なく
    とも1本の屈曲パイプと、この屈曲パイプを支持する支
    持体とを含んで構成され、前記屈曲パイプは少なくとも
    1回U字形に屈曲されて、複数の略同一長さの平行パイ
    プ部及びこれら平行パイプ部間のU字パイプ部から構成
    され、前記複数の平行パイプ部間の隙間により、該平行
    パイプ部と直交する方向の空気流れを可能とする通風部
    が構成されたことを特徴とする蓄熱体。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記支持体は、前記平
    行パイプ部の長手方向両端近傍位置に、パイプ軸線と直
    交するようにして平行に配置された一対の支持板を含ん
    で構成され、これら支持板は、前記屈曲パイプの端末部
    及びU字パイプ部の近傍が貫通する貫通孔を有し、貫通
    した前記屈曲パイプを支持することを特徴とする蓄熱
    体。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記一対の支持板は、
    前記平行パイプ部と平行、且つ、これら支持板と直交す
    る底板により一体的に連結されたことを特徴とする蓄熱
    体。
  4. 【請求項4】請求項2又は3において、前記支持板の貫
    通孔は、前記屈曲パイプにおける各U字パイプ部がその
    湾曲した先端から挿通可能に形成されたことを特徴とす
    る蓄熱体。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかにおいて、前記
    屈曲パイプは、第1の仮想平面上にパイプ中心軸がある
    ように、平面内で屈曲された第1平面部と、前記第1の
    仮想平面に対してパイプ外径の1〜2倍程度の間隔で平
    行な第2の仮想平面上にパイプ中心軸があるように平面
    内で屈曲された第2平面部と、前記第1平面部から第2
    平面部への接続部と、を有し、第1平面部の端末部から
    第1平面部、接続部、及び、第2平面部を経て該第2平
    面部の端末部まで連通して形成され、且つ、第1及び第
    2仮想平面と直交する方向から見たとき、前記第1及び
    第2平面部の平行パイプ部、前記第1及び第2平面部の
    U字パイプ部、第1及び第2平面部の端末部は、各々略
    重なり合うように配置され、前記接続部は第1及び第2
    仮想平面と直交する面内でU字形状に屈曲されたことを
    特徴とする蓄熱体。
  6. 【請求項6】請求項5において、前記第1平面部と第2
    平面部とにおける重なり合う2本の平行パイプ部に、外
    接する仮想平面に沿って、前記通風部を構成する隙間が
    配置され、前記仮想平面は、前記第1及び第2仮想平面
    と60°〜90°の角度で交差し、且つ、平行パイプ部
    と平行とされたことを特徴とする蓄熱体。
  7. 【請求項7】請求項6において、前記屈曲パイプは、前
    記隙間を通る空気流の方向に沿って複数配置され、各屈
    曲パイプにおける平行パイプ部は、各々の仮想平面が隣
    接する屈曲パイプの平行パイプ部の仮想平面と略面一に
    連続するように配置されたことを特徴とする蓄熱体。
  8. 【請求項8】請求項1乃至7のいずれかにおいて、少な
    くとも通風部に面する表面に、超はっ水剤層を形成した
    ことを特徴とする蓄熱体。
  9. 【請求項9】外箱の内部に、各列の下端に商品投出用開
    口を各々備え、外箱の前面から見て幅方向に複数列配置
    された商品ラックと、これら複数列の商品ラックの1又
    は隣接する複数を1組として、各組毎における前記商品
    投出用開口の下側に、前面に向かって下向きに傾斜して
    配置されると共に、裏側から表面側への空気の流出を可
    能とする複数の空気孔が形成された板状のデリバリシュ
    ートと、少なくとも一組のデリバリシュートの裏側空間
    に冷風を吹き込んで循環させる冷却装置と、を有してな
    り、この冷却装置は、冷凍機における冷媒を蒸発させる
    エバポレータ及び前記デリバリシュートを経て、前記外
    箱の内部を循環する風回路を流れる空気流を形成する循
    環ファンを備えてなる自動販売機において、 前記空気流が循環する風回路中に、請求項1乃至8のい
    ずれかの蓄熱体を設けたことを特徴とする自動販売機。
  10. 【請求項10】請求項9において、前記蓄熱体を、前記
    デリバリシュートの裏側空間に配置したことを特徴とす
    る自動販売機。
  11. 【請求項11】請求項10において、前記通風部は、前
    記デリバリシュートの裏面に向って斜め上向きに形成さ
    れたことを特徴とする自動販売機。
  12. 【請求項12】請求項9、10又は11において、前記
    エバポレータの前記空気流と接触する表面に超はっ水剤
    層を形成したことを特徴とする自動販売機。
  13. 【請求項13】請求項9乃至12のいずれかにおいて、
    前記循環ファンは、前記風回路中の前記エバポレータの
    下流に隣接して設けられ、送風羽根の表面には超はっ水
    剤層が形成されたことを特徴とする自動販売機。
  14. 【請求項14】請求項9乃至13のいずれかにおいて、
    前記デリバリシュートの裏面に超はっ水剤層を形成した
    ことを特徴とする自動販売機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013239107A (ja) * 2012-05-17 2013-11-28 Panasonic Corp 自動販売機
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