JP2002205689A - ポンプジェット装置 - Google Patents

ポンプジェット装置

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JP2002205689A
JP2002205689A JP2000387082A JP2000387082A JP2002205689A JP 2002205689 A JP2002205689 A JP 2002205689A JP 2000387082 A JP2000387082 A JP 2000387082A JP 2000387082 A JP2000387082 A JP 2000387082A JP 2002205689 A JP2002205689 A JP 2002205689A
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pump jet
wiper
duct
housing
grid
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JP2000387082A
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Gerald F Neisen
ジェラネド・エフ・ネイセン
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Outboard Marine Corp
Original Assignee
Outboard Marine Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポンプジェットに海草やごみを吸い込むこと
なく、条件が必要なとき、 船舶の操作者によって作動
することができる海草除去用入口格子機構を提供するこ
と。 【解決手段】 船舶の操作者の座席からケーブルまたは
軸を押しまたは引くことによって作動される海草除去用
入口格子機構が示される。海草ワイパーは、ワイパが枝
部分に沿って移動し、枝部分の船尾側端に向かって移動
するとき回転可能な片持ち枝部分の入口格子から海草を
押し出すように構成されている。ワイパーが入口格子の
枝部分に沿ってそれをこするように移動するとき、入口
格子に当接し、片持ち枝部分の船尾端がポンプジェット
ハウジングから離れる位置まで格子を下方に揺動させ
る。海草は入口格子に巻き付き、丸くなるので、掃引ワ
イパバーによって押されるか引かれるとき、それらはす
べって容易に外れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船舶または他の水
上乗り物の船体に取り付けられるポンプジェット装置に
関し、特に、本発明は、海草や他のごみがつまるポンプ
ジェットの入口格子をクリーニングする機構に関する。
【0002】
【従来の技術】船体に取り付けられ、パワーヘッドが船
体の内側(船内)に配置されているポンプジェット装置
を用いて、船舶または他の水上乗り物を推進することは
知られている。ポンプジェット装置の駆動軸は、船内エ
ンジンの出力軸に連結されている。インペラは、駆動軸
に取り付けられ、ジェット推進ダクトまたは水トンネル
に収容されている。
【0003】浅い水深でポンプジェット推進船舶の使用
を容易にするために、船底の下にポンプジェットが突出
しないようにポンプジェットを高い場所に取り付けるこ
とが知られている。1つの型式の構成において、ポンプ
ジェット装置の一部が船内に設置され、残りの部分は、
船尾を貫通し船体の後方に延びている。ポンプジェット
の入口ハウジングは、インペラがある水トンネルに水を
案内するために水平方向の開口及び入口傾斜部を有す
る。入口ハウジングの水平開口は、船底または船底近傍
の穴に取付られている。
【0004】浅い水深でポンプジェット推進船舶を作動
する場合、水がポンプジェットの入口に引かれるとき、
海草及び他のごみを吸い込む可能性がある。海草や他の
ごみがポンプジェットハウジングに入り、回転インペラ
に巻き付くか損傷を与えることを防止するために、通
常、入口開口を横切るように、格子またはスクリーンを
が配置される。浅く、海草が多い水でポンプジェット推
進水上乗り物を連続的に使用する間、浮いている海草
が、入口格子がつまる程度に入口格子に堆積しからみつ
く。特に、入口格子が相互に平行な枝部分の配列を有す
る場合、インペラによる吸引によって、海草または他の
ごみが格子の枝部分の周りに巻き付き、枝部分に沿って
後方にスライドする。海草の堆積がもし連続する場合に
は、入口開口を通してポンプジェットへの水の吸い込み
を減少させる極端に密集した塊を形成するおそれがあ
る。低減した水流は、ジェットポンプを停止させ、船舶
の移動が停止する。
【0005】この結果、船舶の操作者は、入口格子の枝
部分からからまった海草の密集した塊を取り除くことに
よって入口開口のつまりを除かなければならない。しか
しながら、入口格子からからまった海草を取り除くこと
は、非常に困難である。この課題は、もし人が水に入
り、海草を取り除くために船舶の下に入らなければなら
ない場合、不愉快なものである。さらに、たとえ、から
まった海草をうまく取り除くことができても、船舶の動
作が再開し、船舶の操作者が海草のある領域を出ようと
するとき、ほんの短い距離動いただけで、入口の格子が
つまり、同じ除去作業の問題が繰り返されることにな
る。
【0006】つまった入口格子の問題を解決する1つの
試みは、米国特許第5,577,941号に開示されている。こ
の明細書によれば、入口格子は、複数の片持ち格子を有
し、この格子は、水の吸引部を横切って後方に延びてお
り、水の吸引部の後端から間隔を置いた船尾端に配置さ
れている。この空隙は、海草及び他のごみがつまること
なく、片持ち枝部分の格子に沿って海草または他のごみ
を後方にスライドすることができる。米国特許第5,577,
941号は、「オートマチック」と称されるつまり防止を
特徴とし、つまり防止のために他の機構を必要とはしな
い。
【0007】米国特許第5,86,258号は、米国特許第5,57
7,941号の特許に改良を加えている。詳細には、米国特
許第5,86,258号は、米国特許第5,577,941号が問題であ
ると主張している。なぜならば、格子の先端部と海草用
格子プレートの後端との間の空隙の寸法が、この空隙を
通過し、ポンプジェットを通過することができる海草の
寸法及び量を制限するからである。したがって、入口格
子の枝部分と船尾側端との間の空隙以上の厚さを有する
海草の塊りがつまるおそれがある。その代わり、米国特
許第5,876,258号は、各々が回転ロッドに接続された複
数の片持ち枝部分を有する入口格子を提案している。片
持ち枝部分は、ごみがポンプジェットに入ることを防止
するために入口開口を横切って延びている。回転可能な
片持ち枝部分に対して外側に回転力を提供するように片
持ち枝部分と取付けフレームとの間にばね部材が取り付
けられている。水上乗り物の動作中にもし、海草の塊が
片持ち枝部分につまった場合、ポンプジェットの上方及
び内側の吸引力が片持ち枝部分をばね部材の対向する回
転変位力に対して上方に回転させる。この自己動作機構
は、片持ち枝部分の端部から海草をスライドさせて除去
し、ポンプジェットによって放出することができる。こ
れは、大量の海草がインペラでポンプジェットをつまら
せ、固定された格子装置の場合よりも海草の除去をさら
に困難にする欠点がある。また、入口格子が開放すると
き、カキ、石、小枝のような固いごみがポンプジェット
に入り、インペラに損傷を与えるおそれがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ポンプジェットに海草
やごみを吸い込むことなく、必要なとき、 船舶の操作
者によって作動することができる海草除去用入口格子機
構が必要になる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、必要な場合作
動することができる、操作者作動型海草除去用入口格子
機構に関する。ケーブルを押すか引くことによってまた
はドライバのシートから軸を回転することによって、船
舶の操作者は、ワイパが枝部分に沿って枝部分の船尾側
端に向かって移動するとき、回転可能な片持ち枝部分の
入口格子から海草を押し出すように構成された海草用ワ
イパを作動することができる。ワイパが入口格子の枝部
分に沿って移動するとき、ワイパが入口格子に当たり、
格子を片持ち枝部分の船尾側端がポンプジェットハウジ
ングから間隔を置く位置に下方に回転する。海草は入口
格子に巻き付き、丸くふくらむので、それらは、大量の
場合でもワイパのバーをこするように移動することによ
って押されるか引かれるとき、容易にスライドして格子
から外れる。本発明により、船舶の操作者が水に入るこ
となく迅速に容易に海草を取り除くことができる。
【0010】この明細書で開示された好ましい実施形態
において、ダクトと、前記ダクトに配置されたインペラ
と、前記ダクトに対して回転可能であり、前記ダクトに
入る水が間を流れるように配置され、片持ち枝部分の配
列を有する入口格子と、前記枝部分を長さ方向にこする
ように移動すると同時に前記入口格子を下方に回転させ
るための手段と、を有する船舶または他の水上乗り物を
推進するための装置が示されている。
【0011】さらに本発明は、複数の片持ち枝部分を有
する回転可能な入口格子から海草を除去する方法に関す
る。好ましい実施形態による方法は、入口格子を下方に
回転させるために十分な軸受け力で長手方向に片持ち枝
部分をこするように移動するステップを有する。
【0012】本発明の最も好ましい実施形態によれば、
ポンプジェット装置は、ダクトを形成する内面を有する
ハウジングと、前記ダクトに配置されたインペラと、ハ
ウジンウに対して回転可能であり、前記ダクトに入る水
が間を流れ片持ち枝部分の枝部部分の間隔を置いた配列
を有する入口格子と、前記枝部分を長さ方向に掃引し、
同時に入口格子を下方に回転させるワイパーバーと、を
有する。ワイパーバーは、前記枝部分を横切るように配
置され、ワイパーバーを接続するワイパーアームの作動
によって第1の位置と第2の位置との間で可動である。
ワイパーバーは、第1の位置から前記第2の位置まで前
記ワイパーバーの移動中前記枝部分の少なくとも1つの
枝部分に対して当接する。
【0013】ワイパバーによって加えられる圧力は、ワ
イパーバーがその第1の場所から第2の場所に移動する
とき第1の角度位置(走行位置)から第2の角度位置
(除去位置)まで入口格子を回転させる。好ましくは、
入口格子が走行位置にあるとき、枝部分の先端がハウジ
ングに隣接し、入口格子が除去位置にあるとき、入口格
子の先端がハウジングから離れるように移動する。除去
位置において、枝部分の先端がハウジングから離れる距
離は、海草の塊が片持ち枝部分からすべり出て、入口格
子のつまりを除去することができるのに十分な大きさで
なければならない。
【0014】好ましい実施形態に他の特徴によれば、除
去位置から走行位置まで入口格子を押し戻すためのばね
が設けられる。このばねはハウジングに固定することが
できる。別の例として、さらに、戻り部材がワイパーバ
ーが走行位置に戻るときに戻り部材が入口格子を押すよ
うにワイパーバーに機械的に連結され、入口格子の下側
に配置される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して詳細に説明する。海草を格子から除去する好ま
しい実施形態をポンプジェット装置を参照して説明する
が、このポンプジェット装置は、船底部の平面に配置さ
れるように入口開口を有する。しかしながら、本発明
は、最初に入口格子または海草用格子(これらの用語は
この明細書で同義的に使用される)を有するいかなる型
式のポンプジェット装置にも応用できることを理解すべ
きである。
【0016】図1は、ポンプジェット装置4の入口部分
を設置するキャビティを有する船体2の一部を示す。こ
の入口部分は、入口ハウジングのような分離した部品を
有するか、またはインペラを包囲するポンプジェットハ
ウジングの前方部分を有する。図1は、単一のハウジン
グ6を示し、このハウジング6は、複数の枝部分を有す
るインペラ8と、複数のステータ羽根を有するステータ
10と、後方円錐部分12とを包囲する。しかしなが
ら、当業者は、ハウジング6が一緒に取付けられる複数
のハウジングを有してもよいことは容易に理解できるで
あろう。ハウジング6は、入口ハウジングと、インペラ
を包囲するローラハウジングと、ステータを収容するス
テータハウジングと、出口ノズルとを有することができ
る。ハウジング6の内面は、水トンネル7を画成するダ
クトを形成する。
【0017】また図1は、舵取りノズル14を示してお
り、この舵取りノズル14は、ハウジングの出口でハウ
ジング6に回転可能に取付られており、舵取りノスル1
4は、船舶の舵を取ることができるように垂直軸線の周
りで回転可能であり、この垂直軸線は、一対の回転ピン
16の中心線によって画成されている。簡単にするため
に、舵取りノズル14の傾斜位置を制御するために枝部
分、ロッド、ケーブルが示されている。なぜならば、本
発明は、舵取り機構には関連しないからである。
【0018】図示を目的として、1つのタイプの歯車駆
動列18が船内エンジン(図示せず)に連結するように
示されている。しかしながら、以下に示すワイパアーム
が船体をまっすぐに貫通するように駆動軸に関して側方
に片寄っている限り、駆動列を有するポンプジェットと
ともに使用することができることも理解できるであろ
う。図1に示す駆動列において、水平方向の駆動軸20
は、船内エンジンの出力軸(図示せず)に連結されてい
る。駆動軸20は、船尾梁22を貫通し、上方歯車ハウ
ジング24に延びている。駆動ベベル歯車26が駆動軸
20の端部に取り付けられている。駆動ベベル歯車26
の枝部分は垂直駆動軸30に取り付けられたベベル歯車
28とかみあい、垂直駆動軸は、ポンプジェットハウジ
ング6を貫通している。垂直駆動軸40の対向端部は、
それに取付られたベベル歯車32を有する。ベベル歯車
32は、インペラ軸36に取付られたベベル歯車34と
かみあい、インペラ軸36は、垂直軸32の前方に延び
た部分を有する。インペラ(すなわち、ロータ)8は、
インペラ軸36の前端に取り付けられ、従来の構造を有
する。
【0019】インペラ軸36は、流線形の外面を有する
ステータ10の中空のハブ40の内側に配置された軸受
け(図示せず)によって支持されている。ステータハブ
40は、ハウジング6によって包囲されている。ハウジ
ング6の内面は、流線形であり、ハウジング6及びハブ
40の対向面は、推進水流が通る周縁通路を画成する。
周縁通路は、水トンネル7の部分を形成する。ハウジン
グ6及びハブ40は、複数のステータ羽根42によって
接続されることが好ましい。
【0020】上述した例示としての駆動列によれば、船
内エンジンは、駆動軸20及び30及び歯車26,2
8,32及び34を介してインペラ軸36を回転するト
ルクを提供する。インペラ軸36の回転は、インペラ8
を回転させる。回転中、インペラ8の傾斜羽根は、ハウ
ジング6とハブ40との間の周縁通路を介して船尾方向
に水を押す。ステータ羽根42は、インペラの外側に渦
巻き流を流し、渦巻きを消す。この水は、下流ジェット
として舵取りノズル14を出る。
【0021】図1ないし図3に示す本発明の好ましい実
施形態によれば、ハウジング6に回転可能に取り付けら
れている入口格子44によって海草及び他のごみが水ト
ンネル7に入ることを防止する。入口格子44は、ベー
ス46と間隔を置いた複数の片持ち枝部分48とを有す
る。ベース46の両端はハウジング6に回転可能に取り
付けられている。入口格子は、回転軸の周りで下方に回
転可能である。ポンプジェット装置の正規の動作中、入
口格子はいわゆる走行位置にあり、これは図2で実線で
示されている。好ましい実施形態による除去動作中、入
口格子は、図2の仮想線で示されるいわゆる「除去」位
置まで下方に回転する。さらに他の特徴によれば、ハウ
ジングは、入口開口の後端に複数の凹所50を備えてい
ることが好ましい。図3に最もよく分かるように、各凹
所50は、入口格子が走行位置にあるとき各片持ち枝部
分の先端を受ける。
【0022】選択的な特徴によれば、走行位置で入口格
子を保持し、入口格子44を押して除去位置から走行位
置に戻すためのばね52(図2にのみ示す)が設けられ
ている。ばね52は、ハウジングに固定されている。
【0023】好ましい実施形態による海草除去用格子装
置は、枝部分48の上を掃引しながら、同時に入口格子
44を下方に回転させるワイパを有する。このワイパ
は、ワイパー54を有し、このワイパー54は、枝部分
48を横切るように配置され、ワイパアーム56の動作
によって第1と第2の位置の間で可動であり、回転ピン
58によってハウジング6に回転可能に取り付けられて
いる。入口格子44が走行位置にあるとき、ワイパアー
ム56は、ハウジング6に形成された凹所60まで後退
している。ワイパアーム56の後退位置は、図2の実線
によって示されている。操作者の動作に応答して、ワイ
パアームは、図2の点線によって示される延長位置まで
回転される。ワイパアームは、従来の機械的または電気
機械的手段によって回転するように作動することができ
る。図1は、プッシュプルケーブル62を示し、このケ
ーブル62は、船体に取付られた1つまたは複数の管6
4の内側で摺動可能であり、この管64は、船体2及び
ハウジング6を貫通する。ケーブル62の一端は、船舶
の操作者によって操作されるハンドル(図示せず)に接
続され、ケーブル62の他端は、ワイパアーム56に接
続される。好ましくは、ケーブル62の他端は、ワイパ
ーアームの移動中ワイパーアームに対してケーブル端部
の角度位置の調整及びワイパーアームの回転を容易にす
るためにワイパーアームに回転可能に連結されている。
この技術分野の当業者は、プッシュプルケーブル62が
船体を貫通する場所に適当な耐水シール(図示せず)が
必要であることを容易に理解できるであろう。
【0024】好ましい実施形態によれば、ワイパバー5
4は、ワイパーアーム58がその後退位置にあるとき第
1の位置から、ワイパアーム58がその伸長位置にある
とき第2の位置にワイパバーの移動中、片持ち枝部分4
8の少なくとも1つの枝部分に当接する。図面は、ワイ
パーアームに回転可能に取付られたワイパバーを示す。
しかしながら、これは重要ではない。またこのワイパー
バーは、ワイパーアームに固定することもできる。
【0025】図1に示す好ましい実施形態によれば、ワ
イパは戻り部材55を有し、戻り部材55は、ワイパー
バー54に機械的に連結され(連結機構は図1には示さ
ない)、ワイパーバーが走行位置に戻るとき入口格子を
上方に押すように入口格子の下側に配置される。最小
限、戻り部材55は、少なくとも1つの枝部分48の下
側に当接しなければならない。例えば、戻り部材は、ワ
イパーバー54に溶接されるか、固定されるL形状部材
を有する。
【0026】回転可能なワイパバー54の第1及び第2
の位置は、それぞれ実線及び点線によって図3に示され
ている。好ましくは、ワイパバーは、枝部分の長さ方向
にスライドし、回転しないように入口格子に当たる表面
が比較的平坦になるような断面を有する。ワイパアーム
56がその後退位置からその延長位置まで(図2に示
す)回転するように作動するとき、このワイパバー54
は、第1の位置から第2の位置に枝部分を横切るように
こするように移動する。ワイパバーが枝部分を横切るよ
うにこするように移動するとき、それは、枝部分の先端
に向かって枝部分にからんだまたはたまったごみのかた
まりを押すか、または引く。同時に、入口格子の走行位
置において、枝部分48は、ワイパアーム56の延長中
走行する弧の内側に配置される。ワイパーバーが接触す
る枝部分によって表される境界に応じて、ワイパーバー
は、接触している枝部分をワイパバーの通路の外側に押
し、入口格子を図2の点線で示す除去位置に向かって下
方に回転させる。除去位置において、枝部分の先端は、
海草または他のくずのかたまりがワイパーバーによって
入口格子から出るように押すことができるように十分な
距離入口開口の船尾側縁から離される。入口格子のごみ
が除去された後、船舶の操作者は、ワイパーアームをそ
の延長位置から後退位置まで回転させ、その間、ばね5
2が入口格子を走行位置に向かって押す。
【0027】本発明の好ましい実施形態によれば、ワイ
パーバーは、ワイパーアームに回転可能に連結され、ワ
イパーアームの回転軸線に実質的に平行に延びている。
また、入口格子の回転軸線は、ワイパーアームの回転軸
線にほぼ平行である。
【0028】好ましい実施形態によって本発明を説明し
たが、当業者は、本発明の範囲から逸脱することなく種
々の変更を行うことができることを理解できよう。例え
ば、入口格子の片持ち枝部分は回転可能な共通のベース
に接続される代わりに独立して回転可能であることは当
業者に明らかである。また、上述した除去装置を作動さ
せるためにプッシュプルケーブル以外の手段も使用する
ことができる。例えば、除去手段は、ワイパに機械的に
連結されている回転軸に接続されたホイールを用いて船
舶の操作者によって作動することができる。別の例とし
て、ワイパの回転を作動するために電気機械手段を使用
することができ、この場合、除去手段は、制御パネルの
プッシュボタンを押すことによって作動させることがで
きる。さらに、本発明の範囲から逸脱せずに、本発明の
範囲内で特別の状況で使用するために多数の変形例を使
用することができる。例えば、本発明を船体に取り付け
られたポンプジェット装置のダクトに設置することに対
して、この明細書で用いた回転可能な入口格子及び連接
除去装置を船体に形成されたダクトに設置することがで
きる。したがって、本発明は本発明を実施するために最
も好ましい実施形態として開示された特定の実施形態に
制限されないが、特許請求の範囲の範囲にあるすべての
実施の形態を含むことを意図するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施形態によって海草を格子
から除去する装置を組み込んだ例示としてのクリーンア
ウト装置を組み込んだ例ポンプジェット装置の断面図を
示す。
【図2】実線で作動位置を示し、点線で除去位置を示し
た図1に示した海草除去用格子装置の動作を示す図であ
る。
【図3】図1に示す海草除去用格子装置の底面図であ
る。
【符号の説明】
2 船体 4 ポンプジェット装置 6 ハウジング 8 インペラ 10 ステータ 14 舵とりノズル 22 船尾梁 36 インペラ軸 40 中空ハブ 44 入口格子 45 片持ち枝部分 50 凹所 52 ばね 54 ワイパーバー 56 ワイパーアーム 60 凹所 62 ケーブル

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダクトを形成する内面を有するハウジン
    グと、 前記ダクトに配置されたインペラと、 前記ハウジングに対して回転可能であり、前記ダクトに
    入る水が間を流れるように配置された複数の片持ち枝部
    分を有する入口格子と、 前記枝部分を横切るように配置され、第1の位置と第2
    の位置との間で可動であるワイパーバーと、を有し、前
    記ワイパーバーは、前記第1の位置から前記第2の位置
    に移動中、前記枝部分の少なくとも1つの枝部分に対し
    て当接し、前記枝部分は、前記ワイパーバーが前記第1
    の位置から前記第2の位置まで移動するとき第1の傾斜
    位置から第2の傾斜位置まで回転する、ポンプジェット
    装置。
  2. 【請求項2】 前記ワイパバーに接続されたワイパアー
    ムを有し、前記ワイパーアームは前記ハウジングに回転
    可能に取付られている請求項1に記載のポンプジェット
    装置。
  3. 【請求項3】 前記ハウジングを貫通し、前記ワイパー
    アームに回転可能に連結されたアクチュエータを有する
    請求項2に記載のポンプジェット装置。
  4. 【請求項4】 前記入口格子は、前記ハウジングに回転
    可能に取り付けられたベースを有し、前記枝部分は、前
    記ベースに接続されている請求項1に記載のポンプジェ
    ット装置。
  5. 【請求項5】 前記枝部分を押して前記第2の角度位置
    から前記第1の角度位置に回転させるための前記入口格
    子に接続されたばねを有する請求項4に記載のポンプジ
    ェット装置。
  6. 【請求項6】 前記ワイパーバーは、前記ワイパーアー
    ムに回転可能に接続されている請求項2に記載のポンプ
    ジェット装置。
  7. 【請求項7】 前記ハウジングは、前記ワイパーアーム
    を後退位置で受ける凹所を有する請求項2に記載のポン
    プジェット装置。
  8. 【請求項8】 前記ハウジングは、複数の凹所を有し、
    各凹所は、前記枝部分が前記第1の角度位置にあるとき
    各枝部分の先端を受ける請求項1に記載のポンプジェッ
    ト装置。
  9. 【請求項9】 前記枝部分は前記ダクトの入口を横断す
    るように延びている請求項1に記載のポンプジェット装
    置。
  10. 【請求項10】 ダクトを有するハウジングと、 前記ダクトに配置されたインペラと、 前記ダクトに入る水が流れ、前記ハウジングに対して回
    転可能に取り付けられたベースと前記ベースに接続され
    た片持ち枝部分の間隔を置いた配列とを有する入口格子
    と、 前記枝部分を横切るように配置され、第1と第2の位置
    との間で可動であるワイパーバーと、を有し、前記ワイ
    パーバーは、前記第1の位置から前記第2の位置への移
    動中、前記枝部分の少なくとも1つの枝部分に対して当
    接し、前記枝部分は、前記ワイパーバーが前記第1の位
    置から前記第2の位置まで移動するとき第1の傾斜位置
    から第2の傾斜位置まで回転する、ポンプジェット装
    置。
  11. 【請求項11】 前記枝部分の先端は、前記入口格子の
    前記第1の角度位置で前記ハウジングに隣接し、前記入
    口格子の前記第2の角度位置で前記ハウジングから離れ
    るように移動する請求項10に記載のポンプジェット装
    置。
  12. 【請求項12】 一端が前記ハウジングに回転可能に取
    り付けられ、他端が前記ワイパーバーを支持しているワ
    イパーアームを有する請求項10に記載のポンプジェッ
    ト装置。
  13. 【請求項13】 前記ワイパーバーは、前記ワイパーア
    ームの回転軸線にほぼ平行である請求項12に記載のポ
    ンプジェット装置。
  14. 【請求項14】 前記ワイパーアームの回転軸線は、前
    記入口格子の回転軸線にほぼ平行である請求項12に記
    載のポンプジェット装置。
  15. 【請求項15】 前記ハウジングを貫通し、前記ワイパ
    ーアームに回転可能に連結されたアクチュエータを有す
    る請求項12に記載のポンプジェット装置。
  16. 【請求項16】 前記入口格子を押して前記第2の角度
    位置から前記第1の角度位置に回転させるために前記入
    口格子に接続されたばねを有する請求項10に記載のポ
    ンプジェット装置。
  17. 【請求項17】 前記ワイパーバーは、前記ワイパーア
    ームに回転可能に接続されている請求項11に記載のポ
    ンプジェット装置。
  18. 【請求項18】 前記ハウジングは、前記ワイパーアー
    ムを後退位置で受ける凹所を有する請求項11に記載の
    ポンプジェット装置。
  19. 【請求項19】 前記ハウジングは、複数の凹所を有
    し、各凹所は、前記入口格子が前記第1の角度位置にあ
    るとき各枝部分の先端を受ける請求項10に記載のポン
    プジェット装置。
  20. 【請求項20】 前記入口格子は前記ダクトの入口を横
    断するように延びている請求項10に記載のポンプジェ
    ット装置。
  21. 【請求項21】 ダクトと、 前記ダクトに配置されたインペラと、 モータのトルクをインペラの回転に変換する駆動列と、 前記ダクトに対して回転可能であり、前記ダクトに入る
    水が間を流れ、片持ち枝部分の間隔を置いた配列を有す
    る入口格子と、 前記枝部分を横切るように配置され、第1の位置と第2
    の位置との間で可動であるワイパー装置と、を有し、前
    記ワイパー装置は、前記第1の位置から前記第2の位置
    への移動中、前記枝部分のうち少なくとも1つの枝部分
    に対して当接し、前記入口格子は、前記ワイパー装置が
    前記第1の位置から前記第2の位置まで移動するとき第
    1の傾斜位置から第2の傾斜位置まで回転する、船舶を
    推進するための装置。
  22. 【請求項22】 前記枝部分の先端は、前記入口格子の
    前記第1の角度位置で前記ダクトに隣接し、前記入口格
    子の前記第2の角度位置の前記ハウジングから離れるよ
    うに移動する請求項21に記載の装置。
  23. 【請求項23】 前記ダクトに対して回転可能であり、
    前記ワイパー装置を支持するワイパーアームを有し、当
    該ワイパーアームの軸線が前記入口格子の回転軸線に平
    行である請求項21に記載の装置。
  24. 【請求項24】 前記入口格子を押して前記第2の傾斜
    位置から前記第1の傾斜位置に回転させるために前記入
    口格子に接続されたばねを有する請求項21に記載の装
    置。
  25. 【請求項25】 前記入口格子は、前記ダクトの入口を
    横切るように延びている請求項21に記載の装置。
  26. 【請求項26】 ダクトと、 前記ダクトに配置されたインペラと、 前記ダクトに対して回転可能であり、前記ダクトに入る
    水が間を流れるように配置され、片持ち枝部分の配列を
    有する入口格子と、 前記枝部分を長さ方向にこするように移動すると同時に
    前記入口格子を下方に回転させるための手段と、を有す
    る装置。
  27. 【請求項27】 複数の片持ち枝部分を有し、前記入口
    格子を下方に回転するために十分な当接力で長さ方向に
    前記枝部分をこするように移動すること、を有する回転
    可能な入口格子から海草を除去するための方法。
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