JP2002205081A - 飲用水生成装置の注水口付き流路切換バルブ - Google Patents

飲用水生成装置の注水口付き流路切換バルブ

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JP2002205081A JP2001006737A JP2001006737A JP2002205081A JP 2002205081 A JP2002205081 A JP 2002205081A JP 2001006737 A JP2001006737 A JP 2001006737A JP 2001006737 A JP2001006737 A JP 2001006737A JP 2002205081 A JP2002205081 A JP 2002205081A
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inlet
water inlet
sliding
switching valve
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JP2001006737A
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Osamu Kawaishi
修 川石
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 注水ツマミの回転によって注水口を閉じる直
前より閉じるまでを気密部材を圧縮させることで、気密
部材の長寿命を可能とした飲用水生成装置の注水口付き
流路切換バルブを実現する。 【解決手段】 流路切換バルブは、上蓋22に形成され
た凸状の突起部22aと、この突起部22aに対向する
流路切換摺動板24側に凹状の溝部24fを形成させ、
流路切換摺動板24が注水口21cを閉じるように回転
駆動させたときに、注水口21cが閉塞する直前より突
起部22aが凹状の溝部24fを乗り上げ流路切換摺動
板24を介して気密部材23の圧縮力を高めるように配
設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水道水などの原水
を処理部に循環させて飲用水を生成する飲用水生成装置
の注水口付き流路切換バルブに関するものであり、特
に、貯水タンクからコップなどの容器に注水する際に、
使用者が注水ツマミを回転させて注水口を開閉させる注
水口付き開閉バルブの気密構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の飲料水生成装置として
は、特開平10−43744号公報が開示されている。
この公報では、原水および水処理された生成水を貯留す
るための貯水タンクと、ゼオライト等の天然石と、ミネ
ラル添加剤および活性炭等から成るミネラル添加フィル
タと、ゼオライト等の天然石と、活性炭およびイオン交
換樹脂より成るミネラル除去フィルタと、これらのフィ
ルタと貯水タンクとの間で原水または被処理水を循環さ
せる循環ポンプとを備えている。更に、水処理を施され
た生成水を貯水タンクからコップ等の容器に注ぎ出す注
水口付き流路切換バルブと、貯水タンク内の水を注水口
付き開閉バルブに送るための注水ポンプとを備えてい
る。
【0003】この注水口付き流路切換バルブは、図4に
示すように、注水ポンプから送られた生成水を入口管1
10から取り入れ注水口120に流通させるかまたは、
入口管110から取り入れ戻り管(図示せず)に流通さ
せるかの流路切替機能を有している。そこで、生成水を
コップ等の容器に注ぎ出すときには、使用者が注水ツマ
ミ130を回転させることにより、注水ツマミ130と
一体に結合された回転板140が入口管110と注水口
120とが連通する位置に移動し注水口120から生成
水が注ぎ出されるものである。
【0004】そして、注水を止めるには注水ツマミ13
0を元の位置に戻すように回転することで注水を止め
る。また、この注水口付き流路切換バルブ100には、
注水口120が閉じているときに、注水口120から水
漏れさせないために上蓋150に突起部150aを形成
させて注水口の上端に設けられた気密部材160を回転
板140を介して所定の圧縮力を加えるように組付けら
れている。なお、注水ツマミ130の摺動抵抗を緩和さ
せるために気密部材160にグリースが塗布されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
注水口付き流路切換バルブ100によれば、使用年数が
長期化するなどで作動回数が極めて増加したりしてくる
と、気密部材160が寸法変化などの劣化が生ずると摺
動抵抗が増加して操作性が悪くなる。また、希に気密部
材160が噛み込むなど不具合が生ずることがある。
【0006】そこで、気密部材160にフッ素樹脂コー
ティング処理などを施して気密部材160の長寿命化を
図ることがあるが、この処理は一般的にコストが割高で
かつ剥がれなどが信頼面で万全なものではない。
【0007】そこで、本発明の目的は、上記点を鑑み、
注水ツマミの回転によって注水口を閉じる直前より閉じ
るまでを気密部材を圧縮させることで、気密部材の長寿
命を可能とした飲用水生成装置の注水口付き流路切換バ
ルブの提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1および請求項2に記載の技術的手段を採用
する。すなわち、請求項1に記載の発明では、貯水タン
ク(12)内に設けた水質処理用のフィルタ集成体(1
3、14、15)に原水を循環させることによって飲用
水を生成する飲用水生成装置に用いる注水口付き流路切
換バルブであって、飲用水を上記貯水タンク(12)か
ら注水する注水口(21c)、上記貯水タンク(12)
から飲用水を吸水する入口部(21a)および上記貯水
タンク(12)へ吸入した飲用水を戻す戻り部(21
b)が形成された下ケース(21)と、注水口(21
c)の上流端を気密するように配置された気密部材(2
3)と、操作部材(25)の回転操作に応じて気密部材
(23)上を摺動し、入口部(21a)から戻り部(2
1b)に向けて、または入口部(21a)から注水口
(21c)に向けて流路を切換えるように形成された連
通口を有する流路切換摺動部材(24)と、この流路切
換摺動部材(24)の第1摺動部(24f)を気密部材
(23)に密着させる側に押圧する第2摺動部(22
a)を形成させた上蓋(22)とを備え、第1、第2摺
動部(24f、22a)は、流路切換摺動部材(24)
が注水口(21c)を閉じるように摺動駆動させたとき
に、注水口(21c)が閉塞する直前より流路切換摺動
部材(24)を介して気密部材(23)の圧縮力を高め
るように配設されることを特徴としている。
【0009】請求項1に記載の発明によれば、本発明の
注水口付き流路切換バルブは、貯水タンク(12)から
飲用水を吸水し注水口(21c)からコップなどの容器
に注ぎ出す機能と、貯水タンク(12)内に水道水など
の原水を注いだ直後に、入口部(21a)から吸水し戻
り部(21b)を経由させ、貯水タンク(12)内に戻
すように循環させることでこの流通回路を洗浄させる機
能とを有している。
【0010】特に、後者のときには、貯水タンク(1
2)側に設けられたポンプ手段(18)の作動により圧
力が加わっているために注水口(21c)側の気密性が
要求されるものである。
【0011】そこで、本発明は、流路切換摺動部材(2
4)が注水口(21c)を閉じるように摺動駆動させた
ときに、注水口(21c)が閉塞する直前より流路切換
摺動部材(24)を介して気密部材(23)の圧縮力を
高めるように配設されることにより、従来、摺動範囲内
全般に渡って気密部材(23)を圧縮させて摺動させて
いたときと比較し、気密部材(23)の摺動回数に対応
する気密を維持するための耐用摺動回数を向上させるこ
とが可能となる。この結果、気密部材(23)の耐用年
数を長期化でき、しかも摺動抵抗の増大や噛み込みなど
の不具合が解消する。
【0012】請求項2に記載の発明では、第1、第2摺
動部(24f、22a)は、互いに係合する関係となる
ように凸状の突起部または凹状の溝部のいずれかの形状
で形成されていることを特徴としている。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、具体的に
は、上蓋(22)側に、凸状の突起部または凹状の溝部
のいずれかと、流路切換摺動部材(24)側に凹状の溝
部または凸状の突起部のいずれかとをそれぞれに形成さ
せ、注水口(21c)が閉塞するときに圧縮力を高める
ことにより、気密部材(23)の摺動回数に対応する気
密を維持するための耐用摺動回数を向上させることが可
能となる。
【0014】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態の具体的手段との対応関係を示すものであ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の飲用水生成装置の
注水口付き流路切換バルブの一実施形態を図1ないし図
3に基づいて説明する。
【0016】まず、図1に示すように、水質処理機能を
備えた飲用水生成装置10は、水道水等の原水または被
処理水を貯留するための中空の概ね直方体形状をした貯
水タンク12と、この貯水タンク12内に着脱自在に設
けられた硬度調整手段としての第1と第2と第3のフィ
ルタ13、14、15と、貯水タンク12の外部、好ま
しくは貯水タンク12の底壁の下側に設けられた2つの
ポンプ16、17とを具備している。
【0017】第1のフィルタとしてのミネラル除去フィ
ルタ13は、例えば概ね円柱状または角柱状のハウジン
グまたはカートリッジの内部に複数のフィルタ層、すな
わち、上から抗菌粒状活性炭層と、抗菌繊維状活性炭層
と、陽イオン交換樹脂層を含むミネラル除去処理層と、
抗菌繊維状活性炭層とを配設してフィルタ集成体を形成
している。ミネラル除去フィルタ13の下端部は循環管
路16bを介して第1の循環ポンプ16の吐出ポート
(図示せず)に連通している。他方、第1の循環ポンプ
16の吸込ポート(図示せず)は循環管路16aを介し
て貯水タンク12の内部に連通している。
【0018】こうして、貯水タンク12に貯留された原
水は、第1の循環ポンプ16により貯水タンク12の底
部から吸引されミネラル除去フィルタ13の底部に供給
され、ミネラル除去フィルタ13の内部を流通し、この
ミネラル除去フィルタ13の頂部から漏出して、貯水タ
ンク12内に循環する。ミネラル除去フィルタ13およ
び第1の循環ポンプ16と、それに関連する管路16
a、16bが第1の水質処理経路を形成している。
【0019】そして、原水または被処理水がミネラル除
去フィルタ13内の上記各種の活性炭層を通過する際、
この原水中に含有される塩素イオンやトリハロメタン等
の物質が活性炭に吸着、除去され、ミネラル除去処理層
を通過するとき、この原水中に含有される主としてカル
シウムイオンを含む硬水成分が陽イオン交換樹脂により
除去される。こうして、原水が第1の水質処理経路に従
って循環することにより、原水中のカルシウムイオン等
の硬水成分が除去され飲用水として軟水が生成される。
【0020】次に、第2のフィルタとしての標準フィル
タ14は、例えば概ね円柱状または角柱状のハウジング
またはカートリッジの内部に複数のフィルタ層、すなわ
ち、抗菌繊維状活性炭層と、天然石層と、抗菌繊維状活
性炭層とを配設してフィルタ集成体を形成している。天
然石層はゼオライト、アルバイト、マグネタイト等の天
然鉱物と、抗菌粒状活性炭とを含んでいる。標準フィル
タ14の下端部は循環管路17bを介して第2の循環ポ
ンプ17の吐出ポート(図示せず)に連通している。第
2の循環ポンプ17の吸込ポート(図示せず)は循環管
路17aを介して貯水タンク12の内部に連通してい
る。こうして、貯水タンク12に貯留された原水は、第
2の循環ポンプ17により貯水タンク12の底部から吸
引され標準フィルタ14の底部に供給され、この標準フ
ィルタ14の内部を流通し、この標準フィルタ14の頂
部から漏出して貯水タンク12内に循環する。原水が標
準フィルタ14を通過する際、標準フィルタ14内の活
性炭により原水中に含有される塩素イオンやトリハロメ
タン等の物質が吸着、除去される。また、原水が天然石
層を通過するとき、この原水中に天然水に似た風味が添
加される。こうして、原水が標準フィルタ14を通過、
循環することにより、原水中の塩素イオンやトリハロメ
タンが除去されるとともに、無味乾燥な原水に天然水に
比類する、いわゆる「おいしさ」や「風味」が添加され
る。
【0021】そして、第3のフィルタとしてのミネラル
添加フィルタ15は、例えば概ね円柱状または角柱状の
ハウジングまたはカートリッジの内部に抗菌粒状活性炭
と硫酸カルシウムとを含むミネラル添加処理層を配設し
てフィルタ集成体を形成している。ミネラル添加フィル
タ15は図1に示すように、標準フィルタ14の上に配
置される。ミネラル添加フィルタ15は、その底壁が部
分的に開口しており、標準フィルタ14の頂部から流出
する処理水が、ミネラル添加フィルタ15内部に流入で
きるようになっている。こうして、標準フィルタ14お
よびミネラル添加フィルタ15と、第2の循環ポンプ1
7と、この第2の循環ポンプ17に関連する管路17
a、17bが、第2の水質処理経路を形成している。
【0022】そして、原水または被処理水がミネラル添
加フィルタ15の活性炭層を通過する際、この原水中に
含有される塩素イオンやトリハロメタン等の物質が活性
炭に吸着、除去され、ミネラル添加処理層を通過すると
き、ミネラル添加処理層からミネラル成分として主にカ
ルシウムイオンが被処理水に溶出する。
【0023】なお、これらの第1と第2と第3のフィル
タ13、14、15は、利用者が、操作部に設けられた
水質設定手段としての選択スイッチ(図示せず)により
所望の水質を選択するようになっている。例えば、選択
スイッチを押した回数により、「軟水モード」すなわ
ち、原水からミネラル成分を除去して飲用水として軟水
を生成する作動モードと、「標準モード」すなわち、天
然石の作用により無味乾燥な原水に天然水に比類する、
いわゆる「おいしさ」や「風味」を添加する作動モード
と、「硬水モード」すなわち、ミネラル成分を添加して
飲用水として硬水を生成する作動モ−ドとの間で所望の
水質を選択するようにできるものである。
【0024】次に、貯水タンク12の下側に配設された
注水ポンプ18の吸込ポート(図示せず)は、給水管路
18aを介して貯水タンク12内の底部に連通してい
る。また、注水ポンプ18の吐出ポート(図示せず)に
接続された注水管路18bは、貯水タンク12の前方側
面に沿って上方に延設され、上端部において二股に分岐
して、その一方が流路切換弁20を介して注水口21c
に連通し、他方が流路切換弁20および連通管路18c
を介して貯水タンク12の内部に連通している。
【0025】注水ポンプ18と、それに関連する管路1
8a、18bが注水経路を形成している。注水口21c
と注水管路18bとの間に配設された流路切換弁20
は、注水ツマミ25に関連して作動する。
【0026】この注水ツマミ25は、操作部(図示せ
ず)に配置されたダイヤル式のツマミであり、その回転
位置により注水口21cからの飲用水の流量が制御され
る。本実施形態では、注水ツマミ25を反時計回りの方
向に回転させることにより、飲用水の注水口21cから
の飲用水の流量が増加するようになっている。この注水
ツマミ25は、後述する流路切換弁20と連動してお
り、注水ツマミ25を反時計方向に回転させて飲用水を
注水口21cからコップ等の容器に注ぎ入れるとき、流
路切換弁20の注水口21cが開かれ、注水ポンプ18
が作動するように構成されている。
【0027】次に、本発明の要部となす流路切換弁20
について説明する。まず、この流路切換弁20は、注水
ツマミ25を回転させて飲用水を注水口21cからコッ
プ等の容器に注ぎ出す機能と、貯水タンク12内に水道
水などの原水を給水した直後、すなわち、第1と第2と
第3のフィルタ13、14、15に原水を流通させて飲
用水生成の水処理を行う前に、注水ポンプ18と、それ
に関連する管路18a、18bおよび流路切換弁20内
の管路などの注水経路を流通させ貯水タンク12との間
で循環させることにより、水道水による注水経路の洗浄
機能とを有するものである。なお、この洗浄機能は、利
用者が飲用水生成開始スイッチ(図示せず)を作動させ
ると注水ツマミ25が注水口21c側を閉じていること
を検出し注水ポンプ18を作動させるようにしている。
【0028】そして、流路切換弁20は、図2、図3
(a)および(b)に示すように、注水口21cが下ケ
ース21の底部に入口部21aおよび戻り部21bとと
もに一体に形成されており、これらのなかで入口部21
aは上述した注水管路18bに、戻り部21bは連通管
路18cにそれぞれ接続されている。注水口21cの上
流端には、ゴム材などで環状に形成された気密部材23
が注水口21c側を気密するように配設されている。な
お、この気密部材23は、下ケース21の内面と流路切
換摺動板22との間に配設され圧縮によって注水口21
c側に水漏れなきよう気密するものである。
【0029】次に、流路切換摺動板24は、下ケースに
対して所定の角度範囲内を回転させ入口部21aから戻
り部21bへ流通させる経路と、入口部21aから注水
口21cへ流通させる経路とをいずれか一方に切換える
ものであって、4個の連通穴24a、24b、24c、
24dが注水口21c、入口部21aおよび戻り部21
bに対応する位置に形成されている。
【0030】詳しくは、図3(a)に示すように、入口
部21aから戻り部21bへ流通させるときには、連通
穴24aが入口部21aと、連通穴24bが戻り部21
bとにそれぞれが連通する位置に形成され、図3(b)
に示すように、入口部21aから注水口21cへ流通さ
せるときには、連通穴24cが注水口21cと、連通穴
24dが入口部21aとにそれぞれが連通する位置に形
成されている。
【0031】また、流路切換摺動板24は、これらの連
通穴24a、24b、24c、24dの略中心の上面側
に回転軸24eが一体で形成され、上蓋22を介して下
ケース21内に収容されている。ここで、この流路切換
摺動板24の収容は、上蓋22の内面側に形成された凸
状の突起部(第2摺動部)22aと、流路切換摺動板2
4の上面側に設けられた凹状の溝部(第1摺動部)24
fとが流路切換摺動板24が回転する所定の範囲内(こ
こでは、回転角度60度程度)で互いに係合され摺動す
るように形成されている。
【0032】例えば上蓋22に形成された突起部22a
と流路切換摺動板24に形成された凹状の溝部24fと
は、図3(a)および図3(b)に示すように、注水口
21cが閉じる直前から完全に閉じるまでは、突起部2
2aが凹状の溝部24fを乗り上げ、それ以外は、突起
部22aが凹状の溝部24f内に収容されるように形成
されている。
【0033】具体的には、突起部22aの押圧が流路切
換摺動板24を介して気密部材23を圧縮させて気密さ
せるものであり、突起部22aが凹状の溝部24f内に
収容されて摺動する範囲内は圧縮力が緩和され突起部2
2aが凹状の溝部24fを乗り上げたときには圧縮力を
高めて気密特性を大とするように設定したものである。
【0034】また、注水ツマミ25は回転軸24eに結
合され、反時計方向に回転させると注水口21cが開口
し、その後時計方向に回転させると注水口21cが閉塞
されるように所定の範囲内を回転させるものである。な
お、下ケース21、流路切換摺動板24および上蓋22
は、樹脂材などで形成され上蓋22と下ケース21は溶
着などによって内面側が気密となるように接合されてい
る。また、26は、回転軸24eの摺動部を気密するた
めの第2の気密部材である。また、これらの気密部材2
3、26にグリースなどを塗布しておくと摺動抵抗が緩
和され操作性が良くなる。
【0035】以上の構成による流路切換バルブ20の作
動は、注水ツマミ25を反時計方向に回転させると回転
直後に突起部22aが凹状の溝部24fを摺動させるこ
とにより、摺動抵抗が軽くなって注水口21cが開かれ
る。注水口21cが開き始めると注水ポンプ18が作動
することで注水口21cより飲用水が注ぎ出される。こ
の時には、注水口21cが開口しているので気密部材2
3での気密特性が大とする必要はない。
【0036】逆に注水口21cを閉じるときには、注水
ツマミ25を時計方向に回転させると注水口21cが閉
じる直前から摺動抵抗が大きくなって完全に閉じる。こ
れにより、突起部22aの押圧が増加することで、流路
切換摺動板24を介して気密部材23に対して圧縮力が
高められ気密を大としたものである。
【0037】従って、飲用水生成開始時に飲用水生成開
始スイッチによって注水ポンプ18が作動したときにポ
ンプ吐出圧による注水口21cからの水漏れは生じな
い。
【0038】以上の実施形態の飲用水生成装置の注水口
付き流路切換バルブによれば、流路切換摺動板24が注
水口21cを閉じるように回転駆動させたときに、注水
口21cが閉塞する直前より突起部22aが流路切換摺
動板24を介して気密部材23の圧縮力を高めるように
配設させ、所定の回転範囲内のうち、注水口21cが閉
塞する直前までの範囲に気密が要求される圧縮力を付加
させることにより、従来、所定の回転範囲内すべてに圧
縮力を付加させて回転させていたときと比較し、気密部
材23の摺動回数に対応する気密を維持するための耐用
摺動回数を向上させることが可能となる。この結果、気
密部材23の耐用年数を長期化でき、摺動抵抗の増大や
噛み込みなどの不具合が解消する。
【0039】また、戻り部21bが開口する位置のと
き、すなわち、注水口21cが完全に閉塞する位置のと
きに、注水ポンプ18を作動させることにより、流路切
換摺動板24が注水口21cが閉塞される以外の摺動位
置において、気密部材23に印加する圧縮力を低減でき
るため、さらに耐用摺動回数を向上させることができ
る。
【0040】(他の実施形態)以上の一実施形態では、
上蓋21に形成した凸状の突起部22aと流路切換摺動
板24に形成した凹状の溝部22fとで摺動させて突起
部22aの押圧で気密部材23を圧縮させる説明をした
が、これに限らず、上蓋21に凹状の溝部22fと流路
切換摺動板24に凸状の突起部22aを形成させても良
い。
【0041】また、以上の実施形態では、凹状の溝部2
2fの深さについて記載しなかったが注水口21cが完
全に閉塞する位置のときに圧縮力を高め、注水ツマミ2
5を反時計方向に回転させるときに滑らかに摺動抵抗が
減少するように溝部22fの深さを徐々に可変させても
良い。これにより、気密部材23への圧縮力が徐々に可
変することでさらに耐用摺動回数を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における飲用水生成装置の
構成を示す構成図である。
【図2】本発明の一実施形態における流路切換バルブの
全体構成を示す全体構成図である。
【図3】(a)は、流路切換バルブにおける流路切換摺
動板の連通穴と戻り口との位置関係を示す横断面図、
(b)は、流路切換摺動板の連通穴と注水口との位置関
係を示す横断面図である。
【図4】従来技術における流路切換バルブの全体構成を
示す全体構成図である。
【符号の説明】
12…貯水タンク 13…ミネラル除去フィルタ(フィルタ集成材) 14…標準フィルタ(フィルタ集成材) 15…ミネラル添加フィルタ(フィルタ集成材) 21…下ケース 21a…入口部 21b…戻り部 21c…注水口 22…上蓋 22a…突起部(第2摺動部) 23…気密部材 24…流路切換摺動板(流路切換摺動部材) 24f…凹状の溝部(第1摺動部) 25…注水ツマミ(操作部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A47J 31/46 A47J 31/46 C02F 1/00 C02F 1/00 J 1/28 1/28 R 1/42 1/42 A E06B 7/22 E06B 7/22 A Fターム(参考) 2E036 AA01 BA00 CA01 DA04 GA02 HB11 4B004 AA01 BA50 4D024 AA02 AB11 BA02 BB01 BB02 BC01 CA13 DB19 DB26 4D025 AA02 AB19 BA08 BA22 BB12 BB19 BB20

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯水タンク(12)内に設けた水質処理
    用のフィルタ集成体(13、14、15)に原水を循環
    させることによって飲用水を生成する飲用水生成装置に
    用いる注水口付き流路切換バルブであって、 飲用水を前記貯水タンク(12)から注水する注水口
    (21c)、前記貯水タンク(12)から飲用水を吸水
    する入口部(21a)および前記貯水タンク(12)へ
    吸入した飲用水を戻す戻り部(21b)が形成された下
    ケース(21)と、 前記注水口(21c)の上流端を気密するように配置さ
    れた気密部材(23)と、 操作部材(25)の回転操作に応じて前記気密部材(2
    3)上を摺動し、前記入口部(21a)から前記戻り部
    (21b)に向けて、または前記入口部(21a)から
    前記注水口(21c)に向けて流路を切換えるように形
    成された連通口を有する流路切換摺動部材(24)と、 前記流路切換摺動部材(24)の第1摺動部(24f)
    を前記気密部材(23)に密着させる側に押圧する第2
    摺動部(22a)を形成させた上蓋(22)とを備え、 前記第1、第2摺動部(24f、22a)は、前記流路
    切換摺動部材(24)が前記注水口(21c)を閉じる
    ように摺動駆動させたときに、前記注水口(21c)が
    閉塞する直前より前記流路切換摺動部材(24)を介し
    て前記気密部材(23)の圧縮力を高めるように配設さ
    れることを特徴とする飲用水生成装置の注水口付き流路
    切換バルブ。
  2. 【請求項2】 前記第1、第2摺動部(24f、22
    a)は、互いに係合する関係となるように凸状の突起部
    または凹状の溝部のいずれかの形状で形成されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の飲用水生成装置の注水
    口付き流路切換バルブ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014502544A (ja) * 2010-12-29 2014-02-03 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ 材料を溶媒中で煎じる方法及び装置

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