JP2002204529A - ユーティリティ供給システム - Google Patents

ユーティリティ供給システム

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JP2002204529A
JP2002204529A JP2001001645A JP2001001645A JP2002204529A JP 2002204529 A JP2002204529 A JP 2002204529A JP 2001001645 A JP2001001645 A JP 2001001645A JP 2001001645 A JP2001001645 A JP 2001001645A JP 2002204529 A JP2002204529 A JP 2002204529A
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JP2001001645A
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Inventor
Koichiro Ikeda
耕一郎 池田
Satoru Miura
悟 三浦
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Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続供給者と契約している需要家に対するサ
ービス性を向上する。 【解決手段】 受入設備に設けた受入側圧力・温度計1
5、受入側流量計16、受入側遮断検知センサ45によ
りガス供給網へのガスの供給が不能となったことを検知
し、供給不能検知手段48により供給不能信号を出力す
る。その供給不能信号に応答して、需要家側ディスプレ
ー表示装置43に、託送事業者において予め作成された
複数の対策メニューを表示する。また、払出設備に設け
た払出側圧力・温度計34、払出側流量計33、払出側
遮断検知センサ46により需要家でのガスの消費が不能
となったことを検知し、消費不能検知手段49により消
費不能信号を出力する。その消費不能信号に応答して、
接続供給者側ディスプレー表示装置41に、託送事業者
において予め作成された複数の対策メニューを表示す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可燃性ガス、電
力、水といったユーティリティを供給するユーティリテ
ィ供給システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、可燃性ガスの場合を例にして説
明すると、託送事業者である一般ガス事業者が広範囲に
わたってガス(ユーティリティ)供給網を有している。
これに対して、近年では、大規模プラントを有する事業
者などでは、可燃性ガスを製造するようにもなってお
り、製造した可燃性ガスを離れた場所の需要家に輸送供
給して払い出すために、接続供給者として、託送事業者
が保有する既設のガス供給網を利用するようになってい
る。
【0003】そこで、品質が変わらないことや、接続供
給者からガス供給網に受け入れた量に対応する量のガス
を需要家に払い出すことなどを条件に、託送事業者のガ
ス供給網を利用するようにしている。
【0004】ところが、ガス供給網を介在している結果
として、接続供給者側において、事故や災害、故障など
によってガス供給網へのガスの供給が不能になっていて
も、そのような供給不能状態を需要家では知ることがで
きない。
【0005】接続供給者からガス供給網へのガスの供給
が不能になった状態で需要家にガスを継続して供給する
と、接続供給者から受け入れるガス量に対して払い出す
ガス量が多くなる供給不足状態になって、ガス供給網内
の圧力が低くなり、託送事業者自体が契約している需要
家に供給するガスの圧力に影響を及ぼす問題があった。
【0006】また、需要家側において、事故や災害、故
障などによってガスの消費が不能になり、ガス供給網か
らのガスの払出しが不能になっていても、そのような消
費不能状態を接続供給者では知ることができない。
【0007】需要家での消費が不能になった状態で接続
供給者からガス供給網へのガスの供給を継続すると、接
続供給者から受け入れるガス量に対して払い出すガス量
が少なくなる供給過剰状態になって、ガス供給網内の圧
力が高くなり、託送事業者自体が契約している需要家に
供給するガスの圧力に影響を及ぼす問題があった。
【0008】そこで、従来では、このような場合に対処
するために、託送事業者は、ガス供給網内の圧力を一定
に維持するために保有している貯蔵設備を利用し、前述
の供給不足状態では、貯蔵設備に蓄えたガスで補充す
る、いわゆるバックアップを行い、一方、供給過剰状態
では、過剰分は貯蔵設備に供給する、いわゆるパーキン
グを行うようにしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、供給不
足状態にあって、接続供給者と契約している需要家にと
っては、知らない間にバックアップによるガスの供給が
行われていることになる。一方、供給過剰状態にあっ
て、接続供給者にとっては、知らない間にパーキングが
行われていることになる。
【0010】このような事態は、託送事業者のサービス
に対する信頼感を損なう元になり、託送事業者にとって
改善が望まれていた。
【0011】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、請求項1および請求項2に係る発明
は、接続供給者と契約している需要家に対するサービス
性を向上できるようにすることを目的とし、また、請求
項3および請求項4に係る発明は、接続供給者に対する
サービス性を向上できるようにすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
上述のような目的を達成するために、託送事業者がユー
ティリティを供給するユーティリティ供給網と、前記ユ
ーティリティ供給網に接続されて接続供給者から供給さ
れるユーティリティを受け入れる受入設備と、前記ユー
ティリティ供給網に接続されて前記接続供給者から受け
入れた量に対応する量のユーティリティを、前記接続供
給者と契約関係にある需要家に払い出す払出設備とを備
えたユーティリティ供給システムにおいて、前記受入設
備に設けられて前記接続供給者から前記ユーティリティ
供給網へのユーティリティの供給が不能となったことを
検知して供給不能信号を出力する供給不能検知手段と、
前記需要家側に設けられて前記託送事業者からのサービ
スメニューを表示する需要家側表示手段と、前記供給不
能検知手段からの供給不能信号に応答して、前記託送事
業者において予め作成された複数の対策メニューを前記
需要家側表示手段にサービスメニューとして送信表示さ
せる需要家側対策メニュー送信手段とを備えて構成す
る。ここ(以下でも同様)でいう「託送事業者」とは、
一般ガス事業者や一般電力事業者や水道事業者など、広
範囲にわたるガス、電気、水道などのユーティリティ供
給網を有する事業者のことを指す。また、「接続供給
者」とは、託送事業者とは別にユーティリティの製造設
備を有し、上記託送事業者のユーティリティ供給網を利
用してユーティリティを供給する事業者などのことを指
す(以下でも同様)。また、「接続供給者と契約関係に
ある需要家」とは、託送事業者とは無関係に、接続供給
者と直接的に契約している需要家のことを指し(以下で
も同様)、有料・無料のいかんを問わない。
【0013】また、請求項2に係る発明は、前述のよう
な目的を達成するために、請求項1に記載のユーティリ
ティ供給システムにおいて、複数の対策メニューとし
て、払出設備の払出停止、接続供給者との契約に基
づく継続供給、託送事業者との契約に基づく供給への
切り替えのうちの少なくともひとつを含むように構成す
る。ここ(以下でも同様)でいう「接続供給者との契約
に基づく継続供給」とは、託送事業者が保有する貯蔵設
備に蓄えたユーティリティで補充する、いわゆるバック
アップのことを指す。また、「託送事業者との契約に基
づく供給への切り替え」とは、接続供給者との契約とは
別に託送事業者と契約して託送事業者から購入する形態
を採る、いわゆる卸供給のことを指す。
【0014】また、請求項3に係る発明は、前述のよう
な目的を達成するために、託送事業者がユーティリティ
を供給するユーティリティ供給網と、前記ユーティリテ
ィ供給網に接続されて接続供給者から供給されるユーテ
ィリティを受け入れる受入設備と、前記ユーティリティ
供給網に接続されて前記接続供給者から受け入れた量に
対応する量のユーティリティを、前記接続供給者と契約
関係にある需要家に払い出す払出設備とを備えたユーテ
ィリティ供給システムにおいて、前記需要家でのユーテ
ィリティの消費が不能となったことを検知して消費不能
信号を出力する消費不能検知手段と、前記接続供給者側
に設けられて前記託送事業者からのサービスメニューを
接続供給者側表示する表示手段と、前記消費不能検知手
段からの消費不能信号に応答して、前記託送事業者にお
いて予め作成された複数の対策メニューを前記接続供給
者側表示手段にサービスメニューとして送信表示させる
接続供給者側対策メニュー送信手段とを備えて構成す
る。
【0015】また、請求項4に係る発明は、前述のよう
な目的を達成するために、請求項3に記載のユーティリ
ティ供給システムにおいて、複数の対策メニューとし
て、受入設備の受入停止、託送事業者との契約に基
づくユーティリティ供給網への継続供給、託送事業者
へのユーティリティの販売のうちの少なくともひとつを
含むように構成する。ここ(以下でも同様)でいう「託
送事業者との契約に基づくユーティリティ供給網への継
続供給」とは、託送事業者が保有する貯蔵設備にユーテ
ィリティを貯蔵する、いわゆるパーキングのことを指
す。また、「託送事業者へのユーティリティの販売」と
は、接続供給者から供給されるユーティリティを託送事
業者が購入することを指す。
【0016】前述の請求項1、請求項2、請求項3、請
求項4のユーティリティ供給システムにおけるユーティ
リティとしては、可燃性ガス、電力、水が例示される
(請求項5)。
【0017】
【作用】請求項1に係る発明のユーティリティ供給シス
テムの構成によれば、接続供給者側において、事故や災
害、故障などによってユーティリティ供給網へのユーテ
ィリティの供給が不能になった場合、そのことを供給不
能検知手段が検知し、対策メニュー送信手段によって、
需要家側に設けられた表示手段に、予め作成された複数
の対策メニューを託送事業者が送信表示する。これによ
り、需要家は、接続供給者による供給不能状態を知るこ
とができるとともに、複数の対策メニューから希望する
対策を選択して対処することができる。
【0018】また、請求項2に係る発明のユーティリテ
ィ供給システムの構成によれば、供給不能状態が一時的
と判断してユーティリティの払出しを停止するとか、ユ
ーティリティの供給をバックアップによって継続すると
か、供給不能状態の復旧が長引くと判断して託送事業者
からの卸供給によってユーティリティの供給を受けると
いったメニューから、需要家が望むものを選択すること
ができる。
【0019】また、請求項3に係る発明のユーティリテ
ィ供給システムの構成によれば、需要家側において、事
故や災害、故障などによってユーティリティの消費が不
能になり、ユーティリティ供給網からのユーティリティ
の払出しが不能になった場合、そのことを消費不能検知
手段が検知し、対策メニュー送信手段によって、接続供
給者側に設けられた表示手段に、予め作成された複数の
対策メニューを託送事業者が送信表示する。これによ
り、接続供給者は、需要家での消費不能状態を知ること
ができるとともに、複数の対策メニューから希望する対
策を選択して対処することができる。
【0020】また、請求項4に係る発明のユーティリテ
ィ供給システムの構成によれば、消費不能状態が一時的
と判断し、受入設備の受入を停止してユーティリティの
ユーティリティ供給網への供給を停止するとか、ユーテ
ィリティの供給をパーキングによって継続するとか、消
費不能状態の復旧が長引くと判断して託送事業者に販売
するといったメニューから、接続供給者が望むものを選
択することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を図面に基
づいて詳細に説明する。図1は、本発明に係るユーティ
リティ供給システムの実施例を示す全体概略システム構
成図であり、ガス導管1に分岐ステーション2A,2a
を設けて、託送事業者としての一般ガス事業者がユーテ
ィリティとしてのガスを供給するユーティリティ供給網
としてのガス供給網3が構成されている。
【0022】分岐ステーション2Aには、受入導管4お
よび受入設備5を介して単一の接続供給者6が接続さ
れ、接続供給者6から供給されるガスをガス供給網3に
受け入れるようになっている。
【0023】また、別の分岐ステーション2aそれぞれ
には、払出導管7および払出設備8を介して、接続供給
者6と契約関係にある需要家9が接続され、接続供給者
6から受け入れた量に対応する量のガスを需要家9に払
い出すようになっている。
【0024】受入設備5は、接続供給者6と受入導管4
とを接続するガス管10に、フィルター11、ガス組成
付臭濃度計12、クッションタンク13、受入側緊急遮
断弁14、受入側温度・圧力計15、受入側流量計1
6、逆止弁17、絶縁継手18、受入側接続用バルブ1
9を介装して構成されている。
【0025】また、接続供給者6は、ガス製造設備20
と受入設備5とを接続するガス管21に、フィルター2
2、ガス組成付臭濃度計23、放散設備24、緊急遮断
弁25、温度・圧力計26、第2の流量計27、第1の
流量制御弁28を介装して構成されている。
【0026】また、払出設備8は、払出導管7と需要家
9とを接続するガス管29に、払出側接続用バルブ3
0、絶縁継手31、払出側緊急遮断弁32、払出側流量
計33、払出側温度・圧力計34、逆止弁35、絶縁継
手36、第2の流量制御弁37を介装して構成されてい
る。
【0027】また、分岐ステーション2A,2aそれぞ
れは、絶縁継手38と、ガスの流動方向転換のための分
岐ガス管39および3個のバルブ40を設けて構成され
ている。
【0028】分岐ステーション2A,2a、受入設備5
および払出設備8内の機器は、託送事業者の保安システ
ムを用いて遠隔監視されるとともに遠隔制御できるよう
になっている。そして、図2の要部の概略構成図に示す
ように、接続供給者6側の監視室6a内に、表示手段と
しての接続供給者側ディスプレー装置41と選択操作卓
42とが設けられている。また、需要家9側の監視室9
a内に、表示手段としての需要家側ディスプレー装置4
3と選択操作卓44とが設けられている。
【0029】受入側緊急遮断弁14には受入側遮断状態
検知センサ45が付設され、受入側緊急遮断弁14が遮
断状態になったことを検知するように構成されている。
払出側緊急遮断弁32には払出側遮断状態検知センサ4
6が付設され、払出側緊急遮断弁32が遮断状態になっ
たことを検知するように構成されている。
【0030】図3のブロック図に示すように、受入側温
度・圧力計15、受入側流量計16、受入側遮断状態検
知センサ45、払出側流量計33、払出側温度・圧力計
34および払出側遮断状態検知センサ46が、通信回線
を介して、託送事業者の保安システムのコンピュータ4
7に接続され、このコンピュータ47に、通信回線を介
して、接続供給者側ディスプレー装置41と選択操作卓
42、需要家側ディスプレー装置43と選択操作卓4
4、ならびに、受入側接続用バルブ19および払出側接
続用バルブ30が接続されている。
【0031】コンピュータ47には、供給不能検知手段
48、消費不能検知手段49、需要家側対策メニュー送
信手段50、接続供給者側対策メニュー送信手段51、
払出停止判別手段52および受入停止判別手段53が備
えられている。
【0032】供給不能検知手段48では、次のいずれか
によって接続供給者6からのガスの供給が不能になって
いることを検知し、供給不能信号を出力するようになっ
ている。 (1)受入側温度・圧力計15で測定されるガスの圧力と
上下限の設定圧力とを比較し、設定範囲を越える圧力の
ときに供給不能状態と判別検知するようになっている。 (2)受入側流量計16で測定されるガス流量と上下限の
設定流量とを比較し、設定範囲を越える流量のときに供
給不能状態と判別検知するようになっている。 (3)受入側遮断状態検知センサ45によって、受入側緊
急遮断弁14が遮断状態になったことを検知したときに
供給不能状態と判別検知するようになっている。
【0033】消費不能検知手段49では、次のいずれか
によって需要家9での消費が不能になっていることを検
知し、消費不能信号を出力するようになっている。 (1)払出側温度・圧力計34で測定されるガスの圧力と
上下限の設定圧力とを比較し、設定範囲を越える圧力の
ときに消費不能状態と判別検知するようになっている。 (2)払出側流量計33で測定されるガス流量と上下限の
設定流量とを比較し、設定範囲を越える流量のときに消
費不能状態と判別検知するようになっている。 (3)払出側遮断状態検知センサ46によって、払出側緊
急遮断弁32が遮断状態になったことを検知したときに
消費不能状態と判別検知するようになっている。
【0034】需要家側対策メニュー送信手段50では、
供給不能検知手段48からの供給不能信号に応答して、
託送事業者において予め作成された複数の対策メニュー
を需要家側ディスプレー装置43にサービスメニューと
して送信表示させるようになっている。
【0035】対策メニューとしては、次のものが表示さ
れる。 払出設備の払出停止 このメニューが選択操作卓44によって選択されると、
そのことを払出停止判別手段52が判別し、通信回線を
介して払出側接続用バルブ30に閉じ信号を出力し、払
出側接続用バルブ30を閉じ、ガス供給網3から払出設
備8への払出を停止する。 接続供給者との契約に基づく継続供給 このメニューが選択操作卓44によって選択されると、
託送事業者が保有する貯蔵設備(図示せず)に蓄えたガ
スで補充する、いわゆるバックアップを行うようにす
る。 託送事業者との契約に基づく供給への切り替え このメニューが選択操作卓44によって選択されると、
接続供給者6との契約とは別に託送事業者と契約して託
送事業者から購入する形態を採る、いわゆる卸供給を行
うようにする。
【0036】上記表示において、供給不能状態になる直
前までの利用実績と、接続供給者6と託送事業者との間
の契約約款データなどとに基づいてシミュレーションし
た、各メニュー毎の必要な費用データをも併せて表示
し、需要家9が選択しやすいように配慮されている。
【0037】接続供給者側対策メニュー送信手段51で
は、消費不能検知手段49からの消費不能信号に応答し
て、託送事業者において予め作成された複数の対策メニ
ューを接続供給者側ディスプレー装置41にサービスメ
ニューとして送信表示させるようになっている。
【0038】対策メニューとしては、次のものが表示さ
れる。 受入設備の受入停止 このメニューが選択操作卓42によって選択されると、
そのことを受入停止判別手段53が判別し、通信回線を
介して受入側接続用バルブ19に閉じ信号を出力し、受
入側接続用バルブ19を閉じ、受入設備6からガス供給
網3へのガスの供給を停止する。 託送事業者との契約に基づくガス供給網への継続供給 このメニューが選択操作卓42によって選択されると、
託送事業者が保有する貯蔵設備(図示せず)にガスを貯
蔵する、いわゆるパーキングを行うようにする。 託送事業者へのガスの販売 このメニューが選択操作卓42によって選択されると、
接続供給者6から供給されるガスを託送事業者が購入す
る形態を採るようにする。
【0039】上記表示において、消費不能状態になる直
前までの利用実績と、接続供給者6と託送事業者との間
の契約約款データなどとに基づいてシミュレーションし
た、各メニュー毎の必要な費用データをも併せて表示
し、接続供給者6が選択しやすいように配慮されてい
る。
【0040】以上の構成により、接続供給者6側での事
故や災害、故障などによってガス供給網3へのガスの供
給が不能になったときに、そのような供給不能状態を需
要家9が知ることができ、かつ、それに伴う上述のよう
な対策メニューを需要家9に表示して、需要家9が望む
対策を選択させることができ、需要家9に極めて質の高
いサービスを提供できるようになった。
【0041】需要家9側においてガスの消費が不能にな
ったときに、そのような消費不能状態を接続供給者6が
知ることができ、かつ、それに伴う上述のような対策メ
ニューをらせ、それに伴う対策メニューを接続供給者6
に表示して、接続供給者6が望む対策を選択させること
ができ、接続供給者6に極めて質の高いサービスを提供
できるようになった。
【0042】本発明としては、上述のようなガスを供給
する場合に限らず、電力や水などのユーティリティを供
給する場合にも適用できる。
【0043】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に係る発明のユーティリティ供給システムによれば、
接続供給者からのユーティリティの供給が不能になった
ときに、その供給不能状態を需要家に知らせ、それに伴
う対策メニューを需要家に複数表示して、需要家が望む
対策を選択させることができるから、託送事業者のサー
ビスによって、接続供給者側の異常事態、ならびに、そ
れに伴う処理を需要家が的確に知ることができ、接続供
給者と契約している需要家に対するサービス性を向上で
きるようになった。
【0044】また、請求項2に係る発明のユーティリテ
ィ供給システムによれば、接続供給者側での供給不能状
態の状況に応じ、需要家側の判断を主体として、対策メ
ニューを選択して対処できるから、ユーティリティ供給
システムに対する信頼性の高いサービスを提供でき、接
続供給者と契約している需要家に対するサービス性を一
層向上できるようになった。
【0045】また、請求項3に係る発明のユーティリテ
ィ供給システムによれば、需要家側においてユーティリ
ティの消費が不能になったときに、その消費不能状態を
接続供給者に知らせ、それに伴う対策メニューを接続供
給者に複数表示して、接続供給者が望む対策を選択させ
ることができるから、託送事業者のサービスによって、
需要家側の異常事態、ならびに、それに伴う処理を接続
供給者が的確に知ることができ、接続供給者に対するサ
ービス性を向上できるようになった。
【0046】また、請求項4に係る発明のユーティリテ
ィ供給システムによれば、需要家側での消費不能状態の
状況に応じ、接続供給者側の判断を主体として、対策メ
ニューを選択して対処できるから、ユーティリティ供給
システムに対する信頼性の高いサービスを提供でき、接
続供給者に対するサービス性を一層向上できるようにな
った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るユーティリティ供給システムの実
施例を示す全体概略システム構成図である。
【図2】要部の概略構成図である。
【図3】ブロック図である。
【符号の説明】
3…ガス供給網(ユーティリティ供給網) 5…受入設備 6…接続供給者 8…払出設備 9…需要家 41…接続供給者側ディスプレー装置(接続供給者側表
示手段) 43…需要家側ディスプレー装置(需要家側表示手段) 48…供給不能検知手段 49…消費不能検知手段 50…需要家側対策メニュー送信手段 51…接続供給者側対策メニュー送信手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 託送事業者がユーティリティを供給する
    ユーティリティ供給網と、 前記ユーティリティ供給網に接続されて接続供給者から
    供給されるユーティリティを受け入れる受入設備と、 前記ユーティリティ供給網に接続されて前記接続供給者
    から受け入れた量に対応する量のユーティリティを、前
    記接続供給者と契約関係にある需要家に払い出す払出設
    備とを備えたユーティリティ供給システムにおいて、 前記受入設備に設けられて前記接続供給者から前記ユー
    ティリティ供給網へのユーティリティの供給が不能とな
    ったことを検知して供給不能信号を出力する供給不能検
    知手段と、 前記需要家側に設けられて前記託送事業者からのサービ
    スメニューを表示する需要家側表示手段と、 前記供給不能検知手段からの供給不能信号に応答して、
    前記託送事業者において予め作成された複数の対策メニ
    ューを前記需要家側表示手段にサービスメニューとして
    送信表示させる需要家側対策メニュー送信手段と、 を備えたことを特徴とするユーティリティ供給システ
    ム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のユーティリティ供給シ
    ステムにおいて、 複数の対策メニューが、払出設備の払出停止、接続
    供給者との契約に基づく継続供給、託送事業者との契
    約に基づく供給への切り替えのうちの少なくともひとつ
    を含むものであるユーティリティ供給システム。
  3. 【請求項3】 託送事業者がユーティリティを供給する
    ユーティリティ供給網と、 前記ユーティリティ供給網に接続されて接続供給者から
    供給されるユーティリティを受け入れる受入設備と、 前記ユーティリティ供給網に接続されて前記接続供給者
    から受け入れた量に対応する量のユーティリティを、前
    記接続供給者と契約関係にある需要家に払い出す払出設
    備とを備えたユーティリティ供給システムにおいて、 前記需要家でのユーティリティの消費が不能となったこ
    とを検知して消費不能信号を出力する消費不能検知手段
    と、 前記接続供給者側に設けられて前記託送事業者からのサ
    ービスメニューを表示する接続供給者側表示手段と、 前記消費不能検知手段からの消費不能信号に応答して、
    前記託送事業者において予め作成された複数の対策メニ
    ューを前記接続供給者側表示手段にサービスメニューと
    して送信表示させる接続供給者側対策メニュー送信手段
    と、 を備えたことを特徴とするユーティリティ供給システ
    ム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のユーティリティ供給シ
    ステムにおいて、 複数の対策メニューが、受入設備の受入停止、託送
    事業者との契約に基づくユーティリティ供給網への継続
    供給、託送事業者へのユーティリティの販売のうちの
    少なくともひとつを含むものであるユーティリティ供給
    システム。
  5. 【請求項5】 請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4のいずれかに記載のユーティリティ供給システムにお
    いて、ユーティリティが、可燃性ガス、電力、水のいず
    れかであるユーティリティ供給システム。
JP2001001645A 2001-01-09 2001-01-09 ユーティリティ供給システム Pending JP2002204529A (ja)

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