JP2002203038A - 食物残さ資源リサイクルシステム - Google Patents

食物残さ資源リサイクルシステム

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JP2002203038A
JP2002203038A JP2001266721A JP2001266721A JP2002203038A JP 2002203038 A JP2002203038 A JP 2002203038A JP 2001266721 A JP2001266721 A JP 2001266721A JP 2001266721 A JP2001266721 A JP 2001266721A JP 2002203038 A JP2002203038 A JP 2002203038A
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soil
food residue
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food
agricultural products
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Kimio Saito
公雄 斉藤
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、インターネットを利用することに
より家庭やレストラン、スーパー、コンビニエンススト
ア、給食センタ、食堂等の排出事業所等から、一次処理
され排出される食物残渣等をリサイクルすることにより
有効利用するための食物残渣資源をリサイクルするため
のシステムに関する発明である。 【構成】 本発明は、排出される食物残渣から生ゴミ処
理機を使用して作り出された、一次処理された乾物資源
を、リサイクルセンターに提供する会員と、該乾物資源
を二次処理加工された有機質肥料及び土壌改良材又は飼
料及び飼料添加物にして契約農家に提供するリサイクル
センターと、該有機質肥料及び土壌改良材又は飼料及び
飼料添加物を使用して有機栽培農産物及び環境保全型農
産物、特別栽培農産物を作り、該会員に提供する契約農
家とからなり、該会員とリサイクルセンターと契約農家
とを結ぶ流通経路を管理、運営する事務局とからなるこ
とを特徴とする食物残渣資源リサイクルシステムの構成
とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、インターネットを
利用することにより家庭やレストラン、スーパー、コン
ビニエンスストア、給食センタ、食堂等の排出事業所等
から、一次処理され排出される食物残さ等をリサイクル
することにより有効利用するための食物残さ資源をリサ
イクルするためのシステムに関する発明である。
【0002】
【従来の技術】従来、食物残さ(生ゴミ)の処理方法と
しては、家庭ゴミは市町村から定期的に回ってくるゴミ
収集車により食物残さを収集し、ゴミ処理場で処理をし
したり、コンポスト等により処理していた。
【0003】一方、レストラン、給食センタ、食堂等の
排出事業所から排出されるゴミは、ゴミ収集車により処
理するか、レストラン、給食センタ、食堂等の排出事業
所内に設けたゴミ処理場で焼却して処理をしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ゴミ収
集車によりゴミ処理場まで運搬し、ゴミ処理場において
焼却処理する方法では、近年より騒がれているゴミ処理
場の許容量問題及びダイオキシンが発生するとの問題等
がある。
【0005】また、コンポストによる有効利用において
は、特に夏場等は、ウジ虫等の発生や臭い等がひどく使
用するのに困難を要する。そして、レストラン・給食セ
ンタ・食堂等の排出事業所内におけるゴミ処理場の活用
も、近年のダイオキシン問題等によりうかつに処理でき
ない等の問題点がある。
【0006】更に、資源の有効利用を推進する運動等も
行われ、ゴミを減らす運動等も各地において行われてい
るが、水分が多く、運送コスト、臭い、虫、醗酵ムラ等
の問題が多く、分解、醗酵がスムーズにできていない。
【0007】そして、仕上がりもムラがあり長期保管が
できず、設備が大型化してしまうとの問題がある。ゴミ
の発生元、運送、処理センター、成品管理、成品、流通
先、使用者、使用状況、生産物、販売先等の全体の流れ
を見ることはできないとの問題もある。
【0008】そこで、本発明である食物残さ資源リサイ
クルシステム1は、食物残さ処理機メーカー及び販売事
務所が本食物残さ資源リサイクルシステム1の基本概念
を説明し、このシステムを納得した上で、一般家庭、レ
ストラン、給食センター、食堂等の排出事業所等におい
て排出される食物残さを、家庭、レストラン、給食セン
ター、食堂等の排出事業所等からなる会員と該会員から
排出される食物残さを肥料及び土壌改良材、飼料及び飼
料添加物に変えるリサイクルセンターと、該肥料及び土
壌改良材、飼料及び飼料添加物を使用して農産物、畜産
物、水産物を作り、該農産物、畜産物、水産物等を会員
に提供する契約農家の4者間により、相互に協力しあう
ことで食物残さをリサイクルして利用するシステムを提
供することを目的とするものである。
【0009】即ち、本願発明は、排出事業所(加工資源
の第1次処理加工)→運搬→処理加工センター(加工資
源の第2次処理加工)→加工再資源化→成品管理→流通
→使用者→使用状況・指導・認証→生産物→流通先→販
売等の流れにより食物残さ等を資源として全て顔の見え
る(流れがはっきり分かる)リサイクルするシステム
で、今までにはない環境保全型であり、農産業・畜産業
・水産業等が本食物残さ資源リサイクルシステムに参加
すれば、これにより、排出事業所が栽培されたいろいろ
な生産物を受け入れる(買い取る)事で、日本の環境保
全循環型社会を作り、日本の農業も守ることができ、画
期的な食物残さを再資源化することが可能な資源リサイ
クルシステムを提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、生ゴミ処理機
を使用して作り出された乾物資源をリサイクルセンター
に提供する会員と、前記乾物資源を有機質肥料、土壌改
良材、飼料及び飼料添加物にして契約農家に提供するリ
サイクルセンターと、該有機質肥料、土壌改良材、飼料
及び飼料添加物等を使用して有機栽培、特別栽培農産
物、畜産物、水産物等を作り、該会員に提供する契約農
家とからなり、該会員とリサイクルセンターと契約農家
とを結ぶ流通経路を管理する事務局とからなることを特
徴とする食物残さ資源リサイクルシステムの構成とし
た。
【0011】
【実施例】以下に、本発明である食物残さ資源リサイク
ルシステム1の実施例について添付図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本発明である食物残さ資源リサイ
クルシステムのシステムの全体を示した全体図である。
【0012】図1に示すように、食物残さ資源リサイク
ルシステム1は、事務局5を中心にして、会員2、リサ
イクルセンター3、農産・畜産・水産等からなる契約農
家4からなる。
【0013】前記会員2は、家庭、レストラン等から排
出されるゴミを生ゴミ処理機6を使用して第1次処理加
工して作り出された乾物資源2aを第2次処理加工をす
るリサイクルセンター3に提供する会員2である。
【0014】前記リサイクルセンター3は、前記第1次
処理加工されて製造された乾物資源2aを第2次処理加
工して製造した有機質肥料及び土壌改良材又は飼料及び
飼料添加物3aにして契約農家4(農業・畜産・水産)
に提供するリサイクルセンターである。
【0015】前記契約農家4とは、前記有機質肥料及び
土壌改良材又は飼料及び飼料添加物3aを使用して有機
栽培農産物及び環境保全型農産物、特別栽培農産物他等
4aを作り、該有機栽培農産物及び環境保全型農産物、
特別栽培農産物他4aを前記会員2に提供する契約農家
4である。
【0016】前記事務局5は、前記会員2とリサイクル
センター3と契約農家4とを結ぶ流通経路7、7・・・
を管理する事務局5である。この事務局5により円滑に
食物残さをリサイクルすることができる。
【0017】図2は、本発明である食物残さ資源リサイ
クルシステムの事務局におけるシステム図である。
【0018】図2に示すように、本食物残さ資源リサイ
クルシステム1における事務局5は、会員2とリサイク
ルセンター3と契約農家4との間のやり取りがが円滑に
行くように、宅配業者又は運送業者等の業者8を会員2
とリサイクルセンター3と契約農家4間に介在させると
ともに、監査・認証・指導を行うための強力及び提携機
関9を介在させて、円滑かつ確実にリサイクルができる
ように運営・提携・管理をする。
【0019】ここで、宅配業者又は運送業者等の業者8
とは、契約農家4とを管理7aし、会員2・リサイクル
センター3・契約農家4との流通経路7を確保するため
の業者である。
【0020】また、協力及び提携機関9(製造メーカ
ー、販売事務所)とは、会員2が食物残さを乾物資源2
aにするための生ゴミ処理機6を提供するための協力及
び提携機関をいう。ここで、協力及び提携機関9は、生
ゴミ処理機6に対し、本リサイクルシステム1に加入す
るに当たり、資源化するための基本理念をマニュアルに
沿って説明し、事務局7に協力及び提携機関9、生ゴミ
処理機6と共に連絡し、書類をもって加入となる。
【0021】前記協力及び提携機関9bとは、契約農家
4より会員2へ出荷される有機栽培農産物・環境保全型
及び特別栽培農産物の監査・認証・指導を行うための協
力及び提携機関である。
【0022】また、前記協力及び提携機関9bとは、契
約農家4が有機栽培農産物及び環境保全型農産物、特別
栽培農産物を作る上で肥料及び土壌改良材又は飼料及び
飼料添加物の土壌分析・栄養分析・薬物分析等及び指導
・認証を行うための提携機関である。協力及び提携機関
9aとは、HACCP,ISO14001,特定JA他
等の9や会員2が、会社又は事業所として、これらの指
導・鑑査・認証等を受けたい場合の協力又は提携機関が
9aである。
【0023】前記提携機関9aにより各種分析・技術指
導等をする事により、バランスのとれた土作り、水質管
理、土壌管理、飼育管理、排出物管理、減農薬無農薬、
減化学・無化学肥料に対する生産者の技術の向上及び栽
培管理技術のレベルアップがはかられ、環境に対する対
応も事務局と該提携期間において指導される。
【0024】前記契約農家4は、リサイクルセンター3
において生成される有機質肥料及び土壌改良材又は飼料
及び飼料添加物等の資材を使用する契約農家であり、特
別に一定の条件下で指定し登録した指定登録農家等をも
含む。
【0025】ここで、有機栽培農産物・畜産物・水産物
等には、有機主体の農産物であることは勿論のこと、環
境をも考慮した環境保全型農産物や特別栽培農産物等を
も含むものである。
【0026】宅配業者、運送業者等の業者8は、会員2
又はリサイクルセンター3若しくは契約農家4から回収
される乾燥資源、有機質肥料及び土壌改良材又は飼料及
び飼料添加物、有機栽培農産物・環境保全型農産物・特
別栽培農産物等を配送及び資源の回収、情報・状況の伝
達、運搬等をする業者である。
【0027】図3は、本発明である食物残さ資源リサイ
クルシステムを詳細に示した全体図である。図3に示す
ように、本食物残さ資源リサイクルシステム10は、会
員11とリサイクルセンター12と契約農家13と事務
局14とからなる。
【0028】本願発明である食物残さ資源リサイクルシ
ステム10において、会員11とは、給食業者、レスト
ラン、ホテル、スーパー、家庭等の排出事業所からなる
会員11から排出される食物残さを生ゴミ処理機17a
を使用し、乾物資源11aに換え、該乾物資源11aを
リサイクルセンター12に提供する給食業者、レストラ
ン、ホテル、スーパー、家庭等からなる会員である。
【0029】リサイクルセンター12とは、該乾物資源
11aを有機質肥料及び土壌改良材又は飼料及び飼料添
加物12aにして契約農家13に提供するリサイクルセ
ンターである。
【0030】契約農家13とは、該有機質肥料及び土壌
改良材又は飼料及び飼料添加物12aを使用して有機主
体による栽培農産物・畜産物・水産物13aを作り、該
有機主体による栽培農産物・畜産物・水産物13aを前
記給食業者、レストラン、ホテル、スーパー、家庭等か
らなる会員11に提供する契約農家である。
【0031】事務局14とは、該会員11とリサイクル
センター12と契約農家13とを結ぶ流通経路15、1
5、15を管理する事務局である。
【0032】前記事務局14は、前記会員11、リサイ
クルセンター12、契約農家13、13、13・・・等
を管理し、前記会員11、・・・リサイクルセンター1
2、契約農家13、13・・・との流通経路15、1
5、15を結ぶための宅配業者又は運送業者等の業者1
6、16、16と、会員11、・・・が排出した食物残
さを乾燥資源11aとするための生ゴミ処理機17aを
提供するための協力及び提携販売所17と、契約農家1
3が有機栽培農産物他13aを作る上で肥料及び土壌改
良材又は飼料及び飼料添加物・土壌分析(その他の分析
を含む)及び指導・認証を行うための協力及び提携機関
19と、契約農家13より会員11へ出荷される有機栽
培農産物・環境保全型農産物・特別栽培農産物等13a
の監査・認証・指導を行うための協力及び提携機関19
とを運営・提携・管理する。又、排出事業所11や機械
メーカー・販売事業所等が企業として環境関連他の指導
・鑑査・認証を受ける場合、協力及び提携機関18と運
営、提携、管理、紹介等の業務も連動している。
【0033】このようにすることで、家庭又はレストラ
ン、スーパ等の排出事業所で排出された食物残さを有効
利用し、最終的に農産物・畜産物・水産物として戻って
くるシステムとすることでゴミ問題を解決することがで
きる。また、前記に示す事務局14が管理する宅配業者
又は運送業者等の業者16、協力及び提携販売所17、
協力及び提携機関18、19等は、委託しても運営して
もよい。
【0034】図4は、本発明である食物残さ資源リサイ
クルシステムに加入している会員側の食物残さの処理過
程図である。図4に示すように、各会員20a、20
a、20a・・・は、学校給食センタ、病院、老人ホー
ム、企業、図示はしていないが、レストラン、ホテル、
コンビニエンスストア、スーパー等の会員網20からな
る。各会員20aが排出した食物残さの処理は、排出し
た食物残さを生ゴミ処理機22により処理する。
【0035】処理方法としては、輸送及び処理が簡単で
ある乾燥方式及び微生物減量方式を採用してし、該乾燥
方式及び微生物減量方式を利用した生ゴミ処理機22を
提携販売所17より提供し、各会員20aが独自で排出
した食物残さを乾燥及び微生物による減量処理21す
る。
【0036】該生ゴミ処理機22は、臭い、汁だれ等の
問題もおきない。また、乾燥型及び微生物原料方式の処
理器で生ゴミを処理することにより、ゴミ量を1/5〜
1/8まで減量し、乾物残さを作ることができる。微生
物処理方式であっても、最終的に含水率が低く、このシ
ステムの中で再資源化に問題がなければ採用する。
【0037】次に、家庭その他20aの一次処理された
食物残さの乾物残さは、リサイクルセンター12に輸送
される。乾物であるため、かさばらず大量の量が運べる
ととともに、一定量ができるまでの保管も簡単である。
【0038】図5は、本発明である食物残さ資源リサイ
クルシステムの実施例におけるリサイクルセンターの処
理過程図である。図5に示すように、リサイクルセンタ
ー23では、会員から回収された乾物資源24から有機
質肥料及び土壌改良材又は飼料及び飼料添加物27を生
成する。
【0039】有機質肥料及び土壌改良材又は飼料及び飼
料添加物27は、会員から回収された乾物資源24に、
醗酵資材25と天然有機ミネラルカルシウム他25aと
特殊糖蜜25b、有効微生物群・分解酵素25cとをリ
サイクルセンター23内に設けられている撹拌混合機械
により、攪拌混合して用途により使用しやすいように粉
状、粒状、固形状及びペレット成形26している。
【0040】食物残さには塩分や油分が多く、そのまま
肥料とし使用し続けると障害が出る。それをクリアーす
る為に、リサイクルセンター23による第二次処理加工
が必要である。そのために、発酵資材25、天然カルシ
ュウム他総合ミネラル25a、特殊糖密25b、有効微
生物群分解酵素他25cが必要である。
【0041】ここで、使用する醗酵資材は、乳酸菌群、
酵母群、光合成菌群、放線菌群が生み出す生理活性物質
に総合ミネラル、アミノ酸、核酸、キトサンRN、ヒュ
ーマス、海草等をプラスして醗酵熟成された資材であ
る。また、前記天然有機ミネラルカルシウム他25a、
特殊糖蜜25bは塩分の中和、PHの中和を行うために
用いられている。
【0042】図6は、リサイクルセンターにおいて会員
から集められた乾燥又は微生物処理された食物残さを処
理する工程を示した処理工程図である。以下にその処理
工程について詳述する。前記リサイクルセンター23で
の加工処理方法は以下のとおりである。
【0043】図6に示すように、先ず、各メ−カ−の小
型生ゴミ乾燥処理機より排出された食物残さ(含水率3
0%以下の物)34、各排出事業所で生のままの食物残
さ35等を処理するために集荷する。
【0044】各排出事業所で生のままの食物残さ35に
ついては、食物残さ乾燥処理機により含水率を30%以
下に調整36する。調整方法は、高温にし高温下で撹拌
しながら熱処理をし食物残さの水分を取り除く。
【0045】高温とは、120℃〜200℃で約4時間
から5時間熱処理又は温風熱処理をする。このような高
温下で前記時間熱処理することにより食物残さの含水率
は3%〜15%までにすることができる。但し、食物残
さの種類により多少熱処理時間が異なる。例えば、西
瓜、メロンなどの水分の多い物や、卵の殻や魚類により
高温下での熱処理も異なるのである。
【0046】図6に示すように、各メーカの小型生ゴミ
乾燥処理機より排出されて集荷された食物残さ34、各
排出事業所で生のままの食物残さ35等の形状が大きい
場合には、クラッシャ−により適当な大きさに粉砕37
する。
【0047】粉砕37後にに乾燥する。水分が多い時
は、有機カルシュウム、米ヌカ、ベントナイト等を混入
して水分調整37aを行う。乾燥された残さの温度を4
0℃以下38にする。そして、40℃以下に乾燥された
残さをペレット、球状等の形状に変えるとき、又は高温
になる工程作業を行なうときは、この形状変更等39の
工程を行う。
【0048】次に、有効微生物群等を40℃以下の乾燥
残さに、有効微生物群、酵素、総合ミネラル、有機カル
シュウム等を混合、混入、散布等の作業40をする。こ
の時、塩類調整と油分分解酵素及び毒素分解酵素、バイ
オイオンバランス(ここで、バイオイオンバランスと
は、乳酸菌、酵母菌、光合成菌、放線菌群等の微生物群
に、海洋、鉱物ミネラル、アミノ酸、核酸、キトサン、
ヒューマス、海草ゲル等を与え、長期発酵熟成させて仕
上げた酵素資材をいう。バイオイオンバランスは、本願
出願人の登録商標である)を添加40aする。有効微生
物群等を乾燥残渣さに混合、混入する量等について説明
する。
【0049】即ち、先ず、有効微生物群、酵素、総合ミ
ネラル等を各1リットルに糖蜜を1リットルを混合し、
その後に水約20リットル〜100リットルを混合す
る。これにより、食物残さの種類にもよるが、約1,5
00kgの仕上がりとなる。
【0050】チッソ分、油分の多い物は、約1,000
kgの仕上がりが良い(菌の密度を上げる)。これら
は、有効な触媒機能を発揮するために油が酸化しにく
く、分解が早い。塩分の多い残さについては、ミネラ
ル、カルシウム等を添加し塩分を調整する。
【0051】水分の誤差は、食物残さの種類によっても
変わる。生野菜が多い場合や、少し早目に熱処理を終了
させたときなど、また出てきた食物残さに微生物をコー
テイングする時、水分を加えるので水分が予定より多く
なってしまう時もある。
【0052】石灰、有機カルシュウム、米ヌカ、ベント
ナイト等で含水率を下げたり、塩分を中和したりするの
で水分はたえず調整される。有効微生物群等を混合、混
入、散布時の温度条件や時間等について説明すると、当
該温度は25℃〜30℃が最も良い温度であり、時間は
10分〜20分である。
【0053】ここで、「有効微生物群等」を詳説する。
即ち、有効微生物群等とは、(a)有効微生物群と、
(b)酸素、ナトリュウム、炭素、ニッケル、マンガ
ン、珪素、水銀、ゲルマニュウム等からなる有機体総合
ミネラル(特に、有機ケイ素が40%以上を含む。)
と、(c)古代地層の腐食(ヒュ−マス)と、(d)酵
素と、(e)有機体キトサンと、(f)アミノ酸等から
製造されたものである。
【0054】有効微生物群等中の有効微生物群とは、
(1)光合成細菌群、(2)乳酸菌群、(3)酵母群、
(4)放線菌群、(5)発酵系の糸状菌群等が混合され
ている微生物群である。
【0055】以下に有効微生物群(1)〜(5)となる
各細菌群について説明する。 (1)光合成細菌群 嫌気性菌(好気もある) (イ)微生物の中心的な働きをする。光合成細菌は根の
分泌物、有害ガス(硫化水素)H2S、メタンガス、C
H4等を利用して、アミノ酸や糖類等を作る。それらは
他の微生物の基質となる。又、ビタミン、ホルモンなど
の生理活性物質を作り出し植物の生育促進をさせる。 (ロ)アゾトバクタ−は光合成細菌が作り出す糖類の1
部を基質として窒素固定をし、植物に与えたり光合成細
菌に戻し、共存共栄する。アゾトバクタ−は好気生菌、
光合成細菌は嫌気細菌である。 (ハ)アゾトバクタ−は酸素を消費し、嫌気条件を作り
だす。その嫌気条件の中に光合成細菌が生息し、光合成
細菌を作りだす。好気状態になったところでアゾトバク
タ−は生息できる。 (二)光合成細菌には硫化物より水素源を得る硫黄細菌
と還元状態となった有機物から水素源を得る紅色非硫黄
細菌とに大別される。いずれも不完全光合成(水素源を
水の分解によらず他の還元物質から得る場合)である
が、その水素源は硫化水素やメタンガス、その他の還元
性の悪臭物質、有害ガスを構成している水素基である。 (ホ)光合成細菌はその水素基を利用するため、悪臭を
消したり有害物質を無害化する作用を発揮する。この働
きが、環境浄化の対策(悪臭緩和)などに使われる。
【0056】(2)乳酸菌群 通性嫌気性菌 従属
栄養微生物 (イ)有機物の急激な腐敗分解を抑え、未分解の有機物
のおこす様々な弊害をなくし、有機物の持つエネルギー
を有効に利用する。 (ロ)乳酸菌に酵母を連動させると急激に活性化し、セ
ルロ−ス、リグニン、タンパク質、澱粉等を急速に分解
(可溶化)すると同時に、乳酸を始め多様な抗酸化物質
を生成する。 (ハ)光合成細菌からもらい受けた糖類を基質として乳
酸(有機酸)を作り出す。乳酸菌は雑菌の抑制力、殺
菌力が強い。
【0057】(3)酵母群 通性嫌気性菌 従属栄養
微生物 (イ)澱粉、セルローズ、リグニン等を炭水化物やアル
コール等有機酸に変える力がある。 (ロ)光合成細菌と連動すると、ビタミンb、c、eは
もとより、ジベレリン、オ−キシン、サイトカイニンな
どの活性ホルモンも生成する。そのため植物の養分吸収
は促進されるともに、細胞分裂光合成の促進など植物の
生育促進に顕著な効果を示す。 (ハ)酵母は動物体、土壌などに広く分布している。 (二)酵母の集落は白色、又は灰白色でクリーム状に盛
り上がる形状が多い。
【0058】(4)放線菌群 好気性菌(嫌気もある)
従属栄養微生物 (イ)光合成細菌が作り出すアミノ酸を基質とし、抗菌
物質は病原性微生物を抑えたり、有害なカビや細菌が増
えるのを抑える。 (ロ)放線菌はアゾトバクターやva菌の働きを助長す
る役目も果している。放線菌は普通は一般土壌におい
ては有機物の分解が終わった後に繁殖する。放線菌は
有害嫌気性菌が増えるのに必要な物質(キチン質)等を
先取りし、増殖を抑える働きがある。病原性微生物の体
はキチン質でできているものが多い。放線菌のエサにな
る。 (ハ)有効微生物群に含まれている放線菌はストレプト
マイセツ族で、乳酸は生育しても、酪酸は生成しないも
のである。一般に放線菌というと下痢菌や腐敗菌等の悪
いイメ−ジがある。堆肥づくりに利用されている耐熱
(高熱)放線菌は、嫌気的な農業分野における有機物分
解菌として利用されている。その密度が高すぎると、最
終的には土壌の有機物を殆ど分解し尽くすため土壌が硬
化し、地力が急速に低下するという欠点がある。 (二)自然界に豊富に存在し、土壌中、水中、植物中等
に生育する。ある種のものは人や他の動物、及び植物に
寄生して病気を起こす仲間もある。
【0059】(5)発酵系の糸状菌群 好気性菌 従
属栄養微生物 (イ)糸状菌といえば腐敗変質を連想するが、有効微生
物群に使用されている糸状菌はアルコール発酵に使用さ
れるアスペルギルト族が中心となっている。 (ロ)このグループは既に述べた他の微生物と共に共存
し、特に、土壌中のエステル生成に効果的であるアルコ
ールの生成力が強いためウジやその他の有害昆虫の発生
を防ぐ力があり、悪臭の分離にも効果がある。
【0060】(6)その他 (イ)光合成細菌群、乳酸菌群、酵母群、グラム陽性放
線菌群、発酵系の糸状菌群等の中で中心的な役割を果た
しているのが光合成細菌である。この光合成細菌の働き
は、他の微生物群の活動を根底から支えている。 (ロ)光合成細菌も他の微生物群の作りだした物質を活
用しており、所謂共存共栄の形になっている。これらの
微生物が連動した状態で土壌に定着することにより土壌
環境が大幅に改善され、特定の微生物が偏って増殖する
ことも少なくなる。 (ハ)また、有害な微生物を抑え、有用な微生物が豊富
になり、バランスのとれた土壌(微生物相)になる。そ
のような土壌環境になると、作物の生育はスムーズにな
り、土壌病害が発生しにくくなる。 (二)これらの微生物の働きとともに、それぞれの微生
物が作り出す生理活性物質等が作物の生理作用に好影響
を与えている。 (ホ)様々な条件の微生物 好気性菌−嫌気性菌ー通性嫌気性菌(絶対好気ー絶対嫌
気性) 好アルカリ性−好酸性 好光性−好暗性 (へ)光合成には、クロレラや緑藻類のように好気的に
完全光合成を行なうものもあれば、光合成細菌のように
嫌気条件で不完全光合成を営なむものまで多種多様存在
する。
【0061】このように、集荷された生ゴミに有効微生
物群等を混入して細菌により処理した後に、使用、用途
によりふるい分けや、ペレット化の作業41等を行な
う。
【0062】使用、用途によりふるい分けや、ペレット
化の作業41等を行なうとは、飼料散布機でブロ−ドキ
ャスタ−の場合には、ペレットや球状に仕上げないと散
布できない。飛び散り、散布巾が大きく作業ができる。
飼料散布機でライムソワ−の場合には、一定の巾の散布
だが、粉末状でも良く散布できる。製品として、袋詰
め、フレコンバラ出荷42をする。
【0063】ここで、フレコンバラ出荷とは、一般に
は、15k〜20k袋につめて出荷することでるが、ホ
−クリフトが有れば500k〜1,000kの大きな袋
に入れて出荷することである。大きな袋に詰めることに
よりコストが安くなる。
【0064】有効微生物群等に多孔質な物質(木炭、ゼ
オライト、バ−ミキュライト、サンゴ砂等)へ付着させ
混ぜ合わせ吸着させると長期間安定させることができ
る。
【0065】有効微生物群等を食物残さに混合、混入す
る事で微生物バランスの良い有機肥料となり大地に還元
しても腐敗を防ぎ、土壌のバランスも改善され、植物が
栄養を吸収しやすくすることができる。
【0066】本発明で使用する有効微生物群等には以下
の特徴がある。即ち、この有効微生物群を畜産、養魚の
飼料として与えると腸内菌が活発となり、新陳代謝が盛
んになり、肉質、産卵が改善され、排出物の臭いも少な
くなる。
【0067】更に、飼料としての有効性は、病気予防の
薬物等を減らすことや、養魚場などで食べ切れず底に堆
積した不廃物の分解はもちろん、水の浄化能力も発揮す
る事ができる。
【0068】本発明は、乾燥食物残さに有効微生物群と
各触媒機能を持つミネラル、酵素、ヒュ−マスを加える
ことが生ゴミ処理のポイントである。
【0069】有効微生物群と各触媒機能をもつミネラ
ル、酵素、ヒュ−マス等から構成されてる有効微生物群
等は絶えず進化しているものである。
【0070】以上の工程により処理された生ゴミ処理物
を使用すると、有機肥料や、特殊肥料として使用でき
る。即ち、有機肥料特に土壌改良材として使用すると、
大地に還元しても腐敗を防ぎ、土壌のバランスも改善さ
れ、植物が栄養を吸収しやすくすることができる。
【0071】また、飼料として利用できる。即ち、畜
産、養魚の飼料として利用すると、腸内菌が活発とな
り、新陳代謝が盛んになり、肉質、産卵が改善され、排
出物の臭いも少なくなる。
【0072】更に、飼料としての有効性は病気予防の薬
物等を減らすことや、養魚場などで食べ切れず、底に堆
積した不廃物の分解はもちろん、水の浄化能力も発揮す
る事ができる。
【0073】図7は、醗酵資材を添加して処理した土壌
における土壌処理前後のダイオキシン類測定分析結果表
である。該測定分析の方法は、ダイオキシンに汚染され
た土壌量100gとダイオキシンに汚染された土壌に醗
酵資材を添加して処理した土壌量100gとをサンプル
容器内に入れ、常温で3週間置く。
【0074】3週間の間、1週間に1回程度、蓋を開け
て空気を取り入れる。それ以外の時は密閉状態にして測
定を行った。また、サンプル容器は空気を十分必要とす
るため、大きめの1350ml容器を用いた。
【0075】測定の結果、醗酵資材を添加して処理した
土壌とダイオキシンに汚染された土壌の3週間経過した
際の、ダイオキシン類削減率は測定結果32、33に示
すように約84%という分析結果が得られているよう
に、84%の減少率である。
【0076】また、5週間程経過した際には、100%
近いダイオキシン類の削減率/減少率が得られる。故
に、該醗酵資材を添加することで、ダイオキシン類も削
減でき、しかも土壌での塩分やPHのバランスを狂わせ
ることもないため、該醗酵資材を利用してできた農産物
もよい状態で育つのである。乳酸菌・酵母・光合成菌・
放線菌群等の微生物群に、海洋、鉱物ミネラル・アミノ
酸・核酸・キトサン・ヒューマス・海草ゲル等を与え、
長期発酵熟成させて仕上げた酵素資材(発酵資材)であ
るバイオイオンバランス(本願出願人の登録商標であ
る。)はどんどん進化し、触媒機能が向上している。
【0077】図8から図14までは、本発明である食物
残渣資源リサイクルシステムの第2実施例を示した図で
ある。以下に、本例の食物残渣資源リサイクルシステム
について添付図面に基づいて詳細に説明する。
【0078】図8は、本発明である食物残渣資源リサイ
クルシステムの第2実施例の全体を示した図である。図
8に示すように、食物残渣資源リサイクルシステム1
は、事務局5を中心にして、会員2、二次処理加工をす
るリサイクルセンター3、農業を営む家、畜産業を営む
家、水産業を営む家等である契約農家4からなる。会員
2は、家庭、レストラン等から排出されるゴミを、会員
2が有する生ゴミ処理機6を使用して第1次処理加工し
て作り出した乾物資源2aを流通経路7を通して第二次
処理加工をするリサイクルセンター3に提供する会員2
である。
【0079】第二次処理加工をするリサイクルセンター
3は、第一次処理加工されて製造された乾物資源2aを
第二次処理加工して製造した有機質肥料及び土壌改良材
又は飼料及び飼料添加物3aにして契約農家4(農業を
営む家・畜産業を営む家・水産業を営む家)に提供する
リサイクルセンターである。
【0080】契約農家4とは、前記有機質肥料及び土壌
改良材又は飼料及び飼料添加物3aを使用して有機栽培
農産物及び環境保全型農産物、特別栽培農産物他等4a
を作り、該有機栽培農産物及び環境保全型農産物、特別
栽培農産物他4aを前記会員2に提供する契約農家4で
ある。
【0081】事務局5は、食物残渣を第一次処理加工す
る会員2と食物残渣を第二次処理加工であるリサイクル
センター3と契約農家4とを結ぶ流通経路7、7、7が
スムーズに行くように管理するための事務局である。こ
の事務局5により、円滑に会員5から出される食物残渣
が円滑にリサイクルすることができる。
【0082】図9は、本発明である食物残渣資源リサイ
クルシステムの第2実施例の事務局の役割を示した全体
図である。
【0083】図9に示すように、本例の食物残渣資源リ
サイクルシステム1の事務局5は、会員2と第二次処理
加工するリサイクルセンター3と契約農家4との間のや
り取りがが円滑に行くように、宅配業者、運送業者、自
社便業者等の業者8を会員2とリサイクルセンター3と
契約農家4間に介在させるとともに、監査、認証、指導
等を行うための協力及び提携機関9を介在させて、食物
残渣が円滑かつ確実にリサイクルができるように運営、
提携及び管理をする。
【0084】ここで、宅配業者、運送業者、自社便業者
等の業者8とは、契約農家4を管理7aし、会員2、リ
サイクルセンター3、契約農家4との流通経路7、7、
7を確保するための業者である。
【0085】協力及び提携機関9は、製造メーカー、販
売事務所等であり、会員2が食物残渣を第一次処理加工
して乾物資源2aにするための生ゴミ処理機6を提供す
る機関でもある。
【0086】また、協力及び提携機関9は、生ゴミ処理
機6を有する会員2に対し、本例の食物残渣資源リサイ
クルシステム1aに加入するに当たり、食物残渣を資源
化するための基本理念をマニュアルに沿って説明する機
関でもある。
【0087】そして、前記協力及び提携機関9は、事務
局5に基本理念をマニュアルに沿って説明したことを連
絡し、生ゴミ処理機6を会員2に届ける。会員2となる
ための申し込み書に記入して貰って加入して正式な会員
2となる。
【0088】また、協力及び提携機関9bは、農業を営
む家、畜産業を営む家、水産業を営む家等から構成され
ている契約農家4より、会員2へ出荷される有機栽培農
産物、環境保全型及び特別栽培農産物の監査、認証、指
導を行うための協力及び提携機関である。
【0089】また、前記協力及び提携機関9bとは、契
約農家4が有機栽培農産物及び環境保全型農産物、特別
栽培農産物を作る上で肥料及び土壌改良材又は飼料及び
飼料添加物の土壌分析・栄養分析・薬物分析等及び指導
・認証を行うための提携機関である。協力及び提携機関
9aとは、HACCP,ISO14001,特定JA他
等の9や会員2が、会社又は事業所として、これらの指
導・鑑査・認証等を受けたい場合の協力又は提携機関が
9aである。
【0090】前記協力及び提携機関9aが各種分析、技
術指導等をする事により、バランスのとれた土作り、水
質管理、土壌管理、飼育管理、排出物管理、減農薬無農
薬、減化学・無化学肥料に対する生産者の技術の向上及
び栽培管理技術のレベルアップがはかられ、環境に対す
る対応も事務局と該提携期間において指導される。
【0091】前記契約農家4は、乾物の資源の加工処理
センターであり、第二次処理加工をするリサイクルセン
ター3において、製造される有機質肥料及び土壌改良材
又は飼料及び飼料添加物等の資材を使用する契約農家で
あり、特別に、一定の条件下で指定し登録した指定登録
農家等をも含む。ここで、有機栽培された農産物等に
は、有機主体の農産物であることは勿論のこと、環境を
も考慮した環境保全型農産物や特別栽培農産物等をも含
むものである。
【0092】宅配業者、運送業者、自社便業者等の業者
8は、会員2、リサイクルセンター3及び契約農家4か
ら回収される乾燥資源、有機質肥料及び土壌改良材又は
飼料及び飼料添加物、有機栽培農産物、環境保全型農産
物、特別栽培農産物等を配送及び資源の回収、情報、状
況の伝達、運搬等をする業者である。
【0093】図10は、本発明である食物残渣資源リサ
イクルシステムの第2実施例の食物残渣がリサイクルさ
れていく過程を示した図である。図10に示すように、
本例の食物残渣資源リサイクルシステム10は、会員1
1とリサイクルセンター12と契約農家13と事務局1
4とからなる。
【0094】本願発明である食物残渣資源リサイクルシ
ステム10において、給食業者、レストラン、ホテル、
スーパー、家庭等の排出事業所からなる会員11から排
出される食物残渣を生ゴミ処理機17aを使用して乾物
資源11aに加工処理する。
【0095】このように、会員11が加工処理した乾物
資源11aを提携工場であるリサイクルセンター12に
宅配業者、運送業者、自社便業者等の業者8が運び、リ
サイクルセンター12で乾燥させた資源である肥料にさ
れる。
【0096】リサイクルセンター12とは、会員11が
自分所有の食物残渣処理機により乾燥させた乾物資源1
1aを処理加工して有機質肥料及び土壌改良材又は飼料
及び飼料添加物12aを処理加工するセンターである。
【0097】契約農家13とは、有機質肥料・土壌改良
材、飼料及び飼料添加物12aを使用して有機質を主体
とする肥料による栽培農産物、畜産物、水産物13a等
を作り、有機主体による栽培農産物、畜産物、水産物1
3a等を給食業者、レストラン、ホテル、スーパー、家
庭等の会員11に提供する契約農家である。
【0098】事務局14とは、会員11とリサイクルセ
ンター12と契約農家13とを結ぶ流通経路15、1
5、15を管理する事務局である。
【0099】事務局14は、会員11、リサイクルセン
ター12、契約農家13等を管理し、会員11、リサイ
クルセンター12、契約農家13との流通経路15、1
5、15を結ぶための宅配業者、運送業者及び自社便業
者等の業者16、16、16、会員11が排出した食物
残渣を第一次処理加工して乾燥資源11aとするための
生ゴミ処理機17aを提供するための協力及び提携販売
所及び機械メーカー17、契約農家13が有機栽培の農
産物、その他13aの環境保全型・特別栽培農産物(農
産、畜産、水産)を作る上で肥料及び土壌改良材又は飼
料及び飼料添加物・土壌分析(その他の分析を含む)、
指導及び認証を行うための協力及び提携機関19、契約
農家13より会員11へ出荷される有機栽培農産物、環
境保全型農産物、特別栽培農産物等13aの監査、認
証、指導等を行うための協力及び提携機関18等を運
営、提携及び管理をする。
【0100】また、事務局14は、排出事業所11や機
械メーカー・販売事業所11等が企業として環境に関連
する事柄及びその他の事柄の指導、監査、認証等を受け
る場合には、協力及び提携機関18と運営、提携、管
理、紹介等の業務もする。
【0101】このようにすることで、家庭、レストラ
ン、スーパー等の会員11の排出事業所(病院、学校給
食センター)で排出された食物残渣を有効利用し、最終
的に農産物、畜産物、水産物等として戻ってくるシステ
ムとすることでゴミ問題を解決することができる。
【0102】また、事務局14が管理する宅配業者、運
送業者、自社便業者等の業者16、協力及び提携販売所
17、協力及び提携機関18、19等は、委託しても運
営してもよい。
【0103】図11は、本発明である食物残渣資源リサ
イクルシステムの第2実施例の具体的会員を示すととも
に、会員が食物残渣を処理する工程を示した図である。
図4に示すように、会員20aは、学校給食センター2
0a、病院20a、老人ホーム20a、企業20a、食
堂20a、レストラン20a、ホテル20a、コンビニ
エンスストアー20a、スーパー20a、その他20a
である。多数の会員20aの集合が会員網20を構成す
る。各会員20aが排出した食物残渣は、会員網20を
構成する各会員20aが所有する生ゴミ処理機(食物残
渣処理機)22により乾燥する乾燥処理をする。
【0104】処理方法としては、輸送及び処理が簡単で
ある乾燥方式及び微生物減量方式を採用する。乾燥方式
及び微生物減量方式を利用した生ゴミ処理機(食物残渣
処理機)22は、協力及び提携販売所17が各会員20
aに提供したものである。各会員20aが排出した食物
残渣を、生ゴミ処理機(食物残渣処理機)22により乾
燥処理及び微生物処理することにより食物残渣の減量処
理21をする。
【0105】生ゴミ処理機(食物残渣処理機)22によ
り食物残渣を処理しても、臭い、汁だれ等の問題もおき
ない。また、生ゴミ処理機(食物残渣処理機)22によ
り乾燥及び微生物を利用して減量処理することにより、
食物残渣の量を5分の1から8分の1にまでに減量する
ことができる。このようにして、食物残渣を乾燥又は微
生物処理することにより減量処理して乾物残渣を作るこ
とができる。乾燥処理のみ又は微生物のみのいずれかの
手段を使用で減量処理してもよい。また双方の手段を同
時に使用して食物残渣の減量処理をしてもよい。微生物
による減量処理方方法は、最終的に含水率が低く、再資
源化に問題がなければ採用する。
【0106】次に、各会員20aにより一次処理された
食物残渣の乾物残渣は、第二次処理加工するリサイクル
センター12に輸送される。乾燥資源は、乾物であるた
め、嵩張らず大量の量が運べるととともに乾燥資源の保
管も簡単である。
【0107】図12は、本発明である食物残渣資源リサ
イクルシステムの第2実施例のリサイクルセンターが行
う食物残渣の処理する工程を示した図である。図5に示
すように、リサイクルセンター23では、各会員20
a、20a・・・・11から回収された乾物資源24か
ら有機質肥料及び土壌改良材又は飼料及び飼料添加物2
7を製造する。
【0108】有機質肥料及び土壌改良材又は飼料及び飼
料添加物27は、会員から回収された乾物資源24に、
醗酵資材25と天然有機ミネラルカルシウム他25aと
特殊糖蜜25b、有効微生物群、分解酵素他25cとを
リサイクルセンター23内に設けられている撹拌混合機
械により、攪拌混合して用途により使用しやすいように
粉状、粒状、固形状及びペレット成形26している。
【0109】食物残渣には、塩分や油分が多く、そのま
ま肥料とし使用し続けると障害が出る。それをクリアー
する為に、リサイクルセンター23による第二次処理加
工が必要である。そのために、発酵資材25、天然カル
シュウム他総合ミネラル25a、特殊糖密25b、有効
微生物群、分解酵素他25cが必要となる。
【0110】ここで、使用する醗酵資材25は、乳酸菌
群、酵母群、光合成菌群、放線菌群が生み出す生理活性
物質に総合ミネラル、アミノ酸、核酸、キトサンRN、
ヒューマス、海草等をプラスして醗酵熟成された資材で
ある。また、天然有機ミネラルカルシウム他総合ミネラ
ル25a、特殊糖蜜25bは、塩分の中和、PHの中和
を行うために用いられている。
【0111】図13は、本発明である食物残渣資源リサ
イクルシステムの第2実施例のリサイクルセンターの食
物残渣を処理するより具体的処理工程を示した図であ
る。以下にその処理工程について詳述する。前記リサイ
クルセンター23での処理工程は以下のとおりである。
【0112】図13に示すように、先ず、生の食物残渣
35を大量に出す各事業所(病院、学校給食センター
等)から生の食物残渣を集荷し、集荷した生の食物残渣
35を乾燥処理するために、大型の食物残渣を乾燥処理
する処理機が設置されている場所に持ち込む。
【0113】そして、大型の食物残渣乾燥処理機により
乾燥させる。即ち、食物残渣中に含まれる水分の含水率
を30%以下に調整36する。調整方法は、高温にし高
温下で撹拌しながら熱処理をし食物残渣の水分を取り除
く。
【0114】高温とは、120℃〜200℃で約4時間
から5時間熱処理又は温風熱処理をする。このような高
温下で前記時間熱処理することにより食物残渣の含水率
を30%以下になるように調節する。3%〜15%まで
にすることができる。但し、食物残渣の種類により多少
熱処理時間が異なる。例えば、西瓜、メロンなどの水分
の多い物や、卵の殻や魚類により高温下での熱処理も異
なるのである。
【0115】また、図13に示すように、各会員20a
からでる食物残渣は各会員が集荷し、各会員が所有する
食物残渣を食物残渣乾燥処理機にかけて乾燥処理する。
乾燥処理することにより食物残渣に含まれる水分の含水
率を15%以下に乾燥し乾物資源を作る。
【0116】各会員20aから出て乾燥処理した乾物資
源の形が大きい場合には集荷し、クラッシャーが設置さ
れている場所に持ち込み、クラッシャーにかけて、形、
大きさ等を揃える。また、各事業所から出て乾燥処理さ
れた食物残渣も同様に、形が大きい場合には、クラッシ
ャ−にかけて適当な大きさ及び形に粉砕37する。
【0117】クラッシャーにかけて形、大きさを揃えた
乾燥した食物残渣でも、乾燥させた食物残渣中に水分が
多い時は、有機カルシュウム、米ヌカ、ベントナイト等
を混入して乾燥した食物残渣の水分調整37aを行う。
【0118】乾燥した食物残渣の温度を40℃以下38
にする。そして、40℃以下に乾燥した残渣をペレッ
ト、球状等の形状に変更するとき、又は高温になる工程
作業39を行なうときは、この形状変更の工程の段階で
行う必要がある。
【0119】次に、有効微生物群等を40℃以下の乾燥
した食物残渣に、有効微生物群、酵素、総合ミネラル、
有機カルシュウム等を混合、混入、散布等の作業40を
する。この時、塩類調整をするとともに油分分解酵素及
び毒素分解酵素、バイオイオンバランス(商標)を添加
する。
【0120】バイオイオンバランス(商標)とは、乳酸
菌、酵母菌、光合成菌、放線菌群等の微生物群に、海洋
ミネラル、鉱物ミネラル、アミノ酸、核酸、キトサン、
ヒューマス、海草ゲル等を混入し、長期発酵熟成させて
仕上げた酵素資材をいう。バイオイオンバランスは、本
願出願人の登録商標である。有効微生物群等を、乾燥し
た食物残渣に混合、混入する量等について説明する。
【0121】先ず、有効微生物群、酵素、総合ミネラル
(海洋ミネラル、鉱物ミネラル)等を各1リットルに糖
蜜を1リットルを混合し、その後に水約20リットル〜
100リットルを混合する。これにより、乾燥した食物
残渣の種類にもよるが、約1,500kgの発酵処理さ
れた食物残渣ができあがる。
【0122】チッソ分、油分の多い物は、約1,000
kgの仕上がりが良い(菌の密度を上げる)。これら
は、有効な触媒機能を発揮するために油が酸化しにく
く、分解が早い。塩分の多い残渣については、ミネラ
ル、カルシウム等を添加し塩分を調整する。
【0123】水分の誤差は、乾燥した食物残渣の種類に
よっても変わる。生野菜が多い場合や、少し早目に熱処
理を終了させたときなど、また、出てきた食物残渣に微
生物をコーテイングする時、水分を加えるので水分が予
定より多くなってしまう時もある。
【0124】石灰、有機カルシュウム、米ヌカ、ベント
ナイト等で含水率を下げたり、塩分を中和したりするの
で水分はたえず調整される。有効微生物群等を混合、混
入、散布時の温度条件や時間等について説明すると、当
該温度は25℃〜30℃が最も良い温度であり、時間は
10分〜20分である。
【0125】ここで、「有効微生物群等」を詳説する。
有効微生物群等とは、(a)有効微生物群と、(b)酸
素、カルシュウム、炭素、ニッケル、マンガン、珪素、
マグネシュウム、ゲルマニュウム等からなる有機体総合
ミネラル(特に、有機ケイ素が40%以上を含む。)
と、(c)古代地層の腐食(ヒュ−マス)と、(d)酵
素と、(e)有機体キトサンと、(f)アミノ酸等から
製造されたものである。
【0126】また、有効微生物群等中の有効微生物群と
は、(1)光合成細菌群、(2)乳酸菌群、(3)酵母
群、(4)放線菌群、(5)発酵系の糸状菌群等が混合
されている微生物群である。以下に有効微生物群(1)
〜(5)となる各細菌群について説明する。 (1)光合成細菌群 嫌気性菌(好気もある) (イ)微生物の中心的な働きをする。光合成細菌は根の
分泌物、有害ガス(硫化水素)H2S、メタンガス、C
H4等を利用して、アミノ酸や糖類等を作る。それらは
他の微生物の基質となる。又、ビタミン、ホルモンなど
の生理活性物質を作り出し植物の生育促進をさせる。 (ロ)アゾトバクタ−は光合成細菌が作り出す糖類の1
部を基質として窒素固定をし、植物に与えたり光合成細
菌に戻し、共存共栄する。アゾトバクタ−は好気生菌、
光合成細菌は嫌気細菌である。 (ハ)アゾトバクタ−は酸素を消費し、嫌気条件を作り
だす。その嫌気条件の中に光合成細菌が生息し、光合成
細菌を作りだす。好気状態になったところでアゾトバク
タ−は生息できる。 (二)光合成細菌は、硫化物より水素源を得る硫黄細菌
と還元状態となった有機物から水素源を得る紅色非硫黄
細菌とに大別される。いずれも不完全光合成(水素源を
水の分解によらず他の還元物質から得る場合)である
が、その水素源は硫化水素やメタンガス、その他の還元
性の悪臭物質、有害ガスを構成している水素基である。 (ホ)光合成細菌はその水素基を利用するため、悪臭を
消したり有害物質を無害化する作用を発揮する。この働
きが、環境浄化の対策(悪臭緩和)などに使われる。
【0127】(2)乳酸菌群 通性嫌気性菌 従属
栄養微生物 (イ)有機物の急激な腐敗分解を抑え、未分解の有機物
のおこす様々な弊害をなくし、有機物の持つエネルギー
を有効に利用する。 (ロ)乳酸菌に酵母を連動させると急激に活性化し、セ
ルロ−ス、リグニン、タンパク質、澱粉等を急速に分解
(可溶化)すると同時に、乳酸を始め多様な抗酸化物質
を生成する。 (ハ)光合成細菌からもらい受けた糖類を基質として乳
酸(有機酸)を作り出す。 (ニ)乳酸菌は雑菌の抑制力、殺菌力が強い。
【0128】(3)酵母群 通性嫌気性菌 従属栄養
微生物 (イ)澱粉、セルローズ、リグニン等を炭水化物やアル
コール等有機酸に変える力がある。 (ロ)光合成細菌と連動すると、ビタミンb、c、eは
もとより、ジベレリン、オ−キシン、サイトカイニンな
どの活性ホルモンも生成する。そのため植物の養分吸収
は促進されるともに、細胞分裂光合成の促進など植物の
生育促進に顕著な効果を示す。 (ハ)酵母は動物体、土壌などに広く分布している。 (二)酵母の集落は白色、又は灰白色でクリーム状に盛
り上がる形状が多い。
【0129】(4)放線菌群 好気性菌(嫌気もある)
従属栄養微生物 (イ)光合成細菌が作り出すアミノ酸を基質とし、抗菌
物質は病原性微生物を抑えたり、有害なカビや細菌が増
えるのを抑える。 (ロ)放線菌はアゾトバクターやva菌の働きを助長す
る役目も果している。 (ハ)放線菌は普通は一般土壌においては有機物の分解
が終わった後に繁殖する。 (ニ)放線菌は有害嫌気性菌が増えるのに必要な物質
(キチン質)等を先取りし、増殖を抑える働きがある。
病原性微生物の体はキチン質でできているものが多い。
放線菌のエサになる。 (ホ)有効微生物群に含まれている放線菌はストレプト
マイセツ族で、乳酸は生育しても、酪酸は生成しないも
のである。一般に放線菌というと下痢菌や腐敗菌等の悪
いイメ−ジがある。堆肥づくりに利用されている耐熱
(高熱)放線菌は、嫌気的な農業分野における有機物分
解菌として利用されている。その密度が高すぎると、最
終的には土壌の有機物を殆ど分解し尽くすため土壌が硬
化し、地力が急速に低下するという欠点がある。 (ヘ)自然界に豊富に存在し、土壌中、水中、植物中等
に生育する。ある種のものは人や他の動物、及び植物に
寄生して病気を起こす仲間もある。
【0130】(5)発酵系の糸状菌群 好気性菌 従
属栄養微生物 (イ)糸状菌といえば腐敗変質を連想するが、有効微生
物群に使用されている糸状菌はアルコール発酵に使用さ
れるアスペルギルト族が中心となっている。 (ロ)このグループは既に述べた他の微生物と共に共存
し、特に、土壌中のエステル生成に効果的であるアルコ
ールの生成力が強いためウジやその他の有害昆虫の発生
を防ぐ力があり、悪臭の分離にも効果がある。
【0131】(6)その他 (イ)光合成細菌群、乳酸菌群、酵母菌群、グラム陽性
放線菌群、発酵系の糸状菌群等の中で中心的な役割を果
たしているのが「光合成細菌」である。この光合成細菌
の働きは、他の微生物群の活動を根底から支えている。 (ロ)光合成細菌も他の微生物群の作りだした物質を活
用しており、所謂共存共栄の形になっている。これらの
微生物が連動した状態で土壌に定着することにより土壌
環境が大幅に改善され、特定の微生物が偏って増殖する
ことも少なくなる。 (ハ)また、有害な微生物を抑え、有用な微生物が豊富
になり、バランスのとれた土壌(微生物相)になる。そ
のような土壌環境になると、作物の生育はスムーズにな
り、土壌による病害が発生しにくくなる。 (二)これらの微生物の働きとともに、それぞれの微生
物が作り出す生理活性物質等が作物の生理作用に好影響
を与えている。 (ホ)様々な条件の微生物 菌には、好気性菌、嫌気性菌、通性嫌気性菌、絶対好気
性菌、絶対嫌気性菌、好アルカリ性菌、好酸性菌、 好
光性菌、好暗性菌がある。このような性質を有する菌を
適宜に使用して利用することが良い。 (へ)光合成には、クロレラや緑藻類のように好気的に
完全光合成を行なうものもあれば、光合成細菌のように
嫌気条件で不完全光合成を営なむものまで多種多様存在
する。
【0132】このように、集荷された生ゴミに有効微生
物群等を混入して細菌により処理した後に、使用、用途
により篩い分けや、ペレット化の作業41等を行なう。
使用、用途により篩い分けや、ペレット化の作業41等
を行なうとは、飼料散布機でブロ−ドキャスタ−の場合
には、ペレットや球状に仕上げないと散布できない。飛
び散ってしまうからである。散布幅が大きく作業ができ
る。飼料散布機でライムソワ−の場合には、一定の幅の
散布だが、粉末状でも良く散布できる。
【0133】このように製造した製品は、袋詰め、フレ
コンバラ出荷42をする。ここで、フレコンバラ出荷と
は、一般には、15k〜20k袋につめて出荷すること
でるが、ホ−クリフトが有れば500k〜1,000k
の大きな袋に入れて出荷することである。大きな袋に詰
めることによりコストが安くなる。
【0134】有効微生物群等に、木炭、ゼオライト、バ
−ミキュライト、サンゴ砂等の多孔質な物質を付着させ
混ぜ合わせ吸着させると長期間安定させることができ
る。このように、本例の食物残渣資源リサイクルシステ
ムでは、必要に応じて有効微生物群等に、木炭、ゼオラ
イト、バ−ミキュライト、サンゴ砂等の多孔質な物質を
付着させ混ぜ合わせ吸着させてもよい。
【0135】有効微生物群等を乾燥した食物残渣に混
合、混入する事で微生物バランスの良い有機肥料となり
大地に還元しても腐敗を防ぎ、土壌のバランスも改善さ
れ、植物が栄養を吸収しやすくすることができる。
【0136】本発明で使用する有効微生物群等には以下
の特徴がある。即ち、この有効微生物群を畜産、養魚の
飼料として与えると腸内菌が活発となり、新陳代謝が盛
んになり、肉質、産卵が改善され、排出物の臭いも少な
くなる。
【0137】また、飼料としての有効性は、病気予防の
薬物等を減らすことや、養魚場などで食べ切れず底に堆
積した不廃物の分解はもちろん、水の浄化能力も発揮す
る事ができる。
【0138】例の食物残渣資源リサイクルシステムで
は、乾燥した食物残渣に有効微生物群と各触媒機能を持
つミネラル、酵素、ヒュ−マスを加えることが生ゴミ処
理のポイントである。有効微生物群と各触媒機能をもつ
ミネラル、酵素、ヒュ−マス等から構成されてる有効微
生物群等は絶えず進化しているものである。
【0139】以上の工程により処理された生ゴミ処理物
を使用すると、有機肥料や、特殊肥料として使用でき
る。即ち、有機肥料特に土壌改良材として使用すると、
大地に還元しても腐敗を防ぎ、土壌のバランスも改善さ
れ、植物が栄養を吸収しやすくすることができる。
【0140】また、飼料として利用できる。即ち、畜
産、養魚の飼料として利用すると、腸内菌が活発とな
り、新陳代謝が盛んになり、肉質、産卵が改善され、排
出物の臭いも少なくなる。更に、飼料としての有効性は
病気予防の薬物等を減らすことや、養魚場などで食べ切
れず、底に堆積した不廃物の分解はもちろん、水の浄化
能力も発揮する事ができる。
【0141】図14は、本例の食物残渣資源リサイクル
システムの第2実施例に使用する醗酵資材(バイオイオ
ンバランス)を添加して土壌を処理する前に土壌中のダ
イオキシンの量と醗酵資材(バイオイオンバランス)を
添加した後の土壌中のダイオキシンの量を示した図であ
る。発酵資材が如何に有毒物質であるダイオキシンを減
少させるかを証明するためのものである。
【0142】測定分析の方法は、ダイオキシンに汚染さ
れた土壌を100gとダイオキシンに汚染された土壌に
醗酵資材を添加して処理した土壌を100gとをサンプ
ル容器内に入れ、常温で3週間そのままの状態にして置
く。
【0143】3週間の間、1週間に1回程度、蓋を開け
て空気を取り入れる。それ以外の時は密閉状態にして測
定を行った。また、サンプル容器は空気を十分必要とす
るため、大きめの1350ml容器を用いた。
【0144】「土壌処理前後のダイオキシン類測定分析
結果表」(この分析は、株式会社環境総合研究所が分析
したものである。その住所は〒141−0022 東京
都大田区東五反田5−49−2 電話番号は03−34
44−2514である。)に示すように、 1.TEFが従来のI−TEFの場合では、醗酵資材
(バイオイオンバランス)を土壌に添加処理する処理前
30では、毒性等量29a(ダイオキシンが土壌中に含
まれている量)は59.44500(32)であった
が、醗酵資材(バイオイオンバランス)を添加し処理し
た処理後31では土壌中のダイオキシンの量(毒性等
量)29aは9.33850(32a)である。
【0145】このように、醗酵資材(バイオイオンバラ
ンス)を添加し処理した処理後31では、削減量(%)
29に記載されているように、その数値は84.3であ
る。この数値84.3(32b)は、土壌中に存在した
ダイオキシンの量が約84%減少していることを示して
いる。
【0146】2.TEFが新TEFの場合では、醗酵資
材(バイオイオンバランス)を土壌に添加処理する処理
前30では、毒性等量29a(ダイオキシンが土壌中に
含まれている量)は60.41300(33)であった
が、醗酵資材(バイオイオンバランス)を添加し処理し
た処理後31では土壌中のダイオキシンの量(毒性等
量)29aは9.53870(33a)である。
【0147】このように、醗酵資材(バイオイオンバラ
ンス)を添加し処理した処理後31では、削減量(%)
29に記載されているように、処理後では84.3(3
2b)の数値であった。この数値84.3(32b)
は、土壌中に存在したダイオキシンの量が約84%減少
していることを示している。
【0148】また、本醗酵資材(バイオイオンバラン
ス)を土壌に添加し処理し、5週間程経過した際には、
土壌中にあるダイオキシンの殆どを消滅させることがで
きることも確認している。即ち、土壌中のダイオキシン
を100%削減することができるのである。
【0149】土壌に醗酵資材を添加することで、土壌中
のダイオキシンを削減でき、しかも土壌中の塩分やPH
のバランスを狂わせることもないため、本例の食物残渣
資源リサイクルシステムで使用する醗酵資材を利用して
できた農産物は極めて人体に良い農産物を育成すること
ができる。
【0150】乳酸菌、酵母菌、光合成菌、放線菌群等の
微生物群に、海洋ミネラル、鉱物ミネラル、アミノ酸、
核酸、キトサン、ヒューマス、海草ゲル等を加え、長期
発酵熟成させて仕上げた酵素資材であるバイオイオンバ
ランス(本願出願人の登録商標である。)はどんどん進
化しているとともに、触媒機能も向上しているものであ
る。
【0151】
【発明の効果】本発明である食物残渣の資源をリサイク
ルするシステムは、以上に述べたようなシステムである
から、家庭、レストラン、給食センター、食堂等の排出
事業所により排出された食物残渣を有効利用しリサイク
ルすることができるので、ゴミの排出量を抑え、それに
伴い、ゴミを燃やす必要がなくなる為、燃焼によるダイ
オキシン発生量を抑えることができるとともに、大切な
再資源として生まれ変わるようにすることができる。
【0152】また、本食物残渣リサイクルシステムに係
る会員、リサイクルセンター及び契約農家の顔が見える
ために、会員は安心して契約農家が生産した野菜を購入
して食べることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明である食物残渣資源リサイクルシステム
の第1実施例の全体を示した図である。
【図2】本発明である食物残渣資源リサイクルシステム
第1実施例の事務局からみた全体図を示した図である。
【図3】本発明である食物残渣資源リサイクルシステム
の第1実施例のシステム図である。
【図4】本発明である食物残さ資源リサイクルシステム
の第1実施例における会員の処理過程図である。
【図5】本発明である食物残さ資源リサイクルシステム
の実施例におけるリサイクルセンターの処理過程図であ
る。
【図6】本発明である食物残さ資源リサイクルシステム
の第1実施例の生ゴミ処理工程を示した図である。
【図7】本発明である食物残さ資源リサイクルシステム
の第1実施例で使用する醗酵資材を添加して処理した土
壌における土壌処理前後のダイオキシン類測定分析結果
表である。
【図8】本発明である食物残渣資源リサイクルシステム
の第2実施例の全体を示した図である。
【図9】本発明である食物残渣資源リサイクルシステム
の第2実施例の事務局の役割を示した全体図である。
【図10】本発明である食物残渣資源リサイクルシステ
ムの第2実施例のリサイクルシステムを示した図であ
る。
【図11】本発明である食物残渣資源リサイクルシステ
ムの第2実施例の具体的会員を示すとともに、会員が食
物残渣を処理する工程を示した図である。
【図12】本発明である食物残渣資源リサイクルシステ
ムの第2実施例のリサイクルセンターが行う食物残渣の
処理する工程を示した図である。
【図13】本発明である食物残渣資源リサイクルシステ
ムの第2実施例のリサイクルセンターの食物残渣を処理
するより具体的工程を示した図である。
【図14】本発明である食物残渣資源リサイクルシステ
ムの第2実施例に使用する醗酵資材(バイオイオンバラ
ンス)を添加して土壌を処理するする前に土壌中のダイ
オキシンの量と醗酵資材(バイオイオンバランス)を添
加した後の土壌中のダイオキシンの量を示した図であ
る。
【符号の説明】
1 食物残さ資源リサイクルシステム 1a 食物残渣資源リサイクルシステム 2 会員 2a 乾物資源(一次処理加工) 3 リサイクルセンター(二次処理加工) 3a 有機質肥料及び土壌改良材又は飼料及び飼
料添加物 4 契約農家(農産・畜産・水産等) 4a 農産物・畜産物・水産物 5 事務局 6 生ゴミ処理機 7 流通経路 7a 管理 8 宅配業者、運送業者、自社便業者等の業者 9 協力及び提携会社 9a、9b 協力及び提携機関 10 食物残さ資源リサイクルシステム 10a 食物残渣資源リサイクルシステム 11 会員 11a 乾物資源 12 リサイクルセンター 12a 有機質肥料及び土壌改良材又は飼料及び
飼料添加物 13 農家(農産・畜産・水産) 13a 農産物・畜産物・水産物 14 事務局 15 流通経路 16 業者 17 協力及び提携販売所 17a 生ゴミ処理機 18、19 協力及び提携機関 20 会員網 20a 会員 21 処理 22 生ゴミ処理機 23 リサイクルセンター 24 乾物資源(乾燥食物残渣) 25 醗酵資材 25a 天然有機ミネラルカルシウム他 25b 特殊糖蜜 26 ペレット成形及び粉状・粒状・固形状等 27 有機質肥料及び土壌改良材又は飼料及び
飼料添加物 28 結果表 29 表 29a 項目 30 土壌(処理前) 31 土壌(処理後) 32、33 測定結果 34 食物残渣 35 食物残渣 36 調整 37 粉砕 38 40℃以下 39 形状変更等 40 混合、混入、散布等の作業 41 ペレット化の作業 42 袋詰め、フレコンバラ出荷
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年9月13日(2001.9.1
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 食物残さ資源リサイクルシステム
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、インターネットを
利用することにより家庭やレストラン、スーパー、コン
ビニエンスストア、給食センタ、食堂等の排出事業所等
から、一次処理され排出される食物残さ等をリサイクル
することにより有効利用するための食物残さ資源をリサ
イクルするためのシステムに関する発明である。
【0002】
【従来の技術】従来、食物残さ(生ゴミ)の処理方法と
しては、家庭ゴミは市町村から定期的に回ってくるゴミ
収集車により食物残さを収集し、ゴミ処理場で処理をし
したり、コンポスト等により処理していた。
【0003】一方、レストラン、給食センタ、食堂等の
排出事業所から排出されるゴミは、ゴミ収集車により処
理するか、レストラン、給食センタ、食堂等の排出事業
所内に設けたゴミ処理場で焼却して処理をしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ゴミ収
集車によりゴミ処理場まで運搬し、ゴミ処理場において
焼却処理する方法では、近年より騒がれているゴミ処理
場の許容量問題及びダイオキシンが発生するとの問題等
がある。
【0005】また、コンポストによる有効利用において
は、特に夏場等は、ウジ虫等の発生や臭い等がひどく使
用するのに困難を要する。そして、レストラン・給食セ
ンタ・食堂等の排出事業所内におけるゴミ処理場の活用
も、近年のダイオキシン問題等によりうかつに処理でき
ない等の問題点がある。
【0006】更に、資源の有効利用を推進する運動等も
行われ、ゴミを減らす運動等も各地において行われてい
るが、水分が多く、運送コスト、臭い、虫、醗酵ムラ等
の問題が多く、分解、醗酵がスムーズにできていない。
【0007】そして、仕上がりもムラがあり長期保管が
できず、設備が大型化してしまうとの問題がある。ゴミ
の発生元、運送、処理センター、成品管理、成品、流通
先、使用者、使用状況、生産物、販売先等の全体の流れ
を見ることはできないとの問題もある。
【0008】そこで、本発明である食物残さ資源リサイ
クルシステム1は、食物残さ処理機メーカー及び販売事
務所が本食物残さ資源リサイクルシステム1の基本概念
を説明し、このシステムを納得した上で、一般家庭、レ
ストラン、給食センター、食堂等の排出事業所等におい
て排出される食物残さを、家庭、レストラン、給食セン
ター、食堂等の排出事業所等からなる会員と該会員から
排出される食物残さを肥料及び土壌改良材、飼料及び飼
料添加物に変えるリサイクルセンターと、該肥料及び土
壌改良材、飼料及び飼料添加物を使用して農産物、畜産
物、水産物を作り、該農産物、畜産物、水産物等を会員
に提供する契約農家の4者間により、相互に協力しあう
ことで食物残さをリサイクルして利用するシステムを提
供することを目的とするものである。
【0009】即ち、本願発明は、排出事業所(加工資源
の第1次処理加工)→運搬→処理加工センター(加工資
源の第2次処理加工)→加工再資源化→成品管理→流通
→使用者→使用状況・指導・認証→生産物→流通先→販
売等の流れにより食物残さ等を資源として全て顔の見え
る(流れがはっきり分かる)リサイクルするシステム
で、今までにはない環境保全型であり、農産業・畜産業
・水産業等が本食物残さ資源リサイクルシステムに参加
すれば、これにより、排出事業所が栽培されたいろいろ
な生産物を受け入れる(買い取る)事で、日本の環境保
全循環型社会を作り、日本の農業も守ることができ、画
期的な食物残さを再資源化することが可能な資源リサイ
クルシステムを提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、生ゴミ処理機
を使用して作り出された乾物資源をリサイクルセンター
に提供する会員と、前記乾物資源を有機質肥料、土壌改
良材、飼料及び飼料添加物にして契約農家に提供するリ
サイクルセンターと、該有機質肥料、土壌改良材、飼料
及び飼料添加物等を使用して有機栽培、特別栽培農産
物、畜産物、水産物等を作り、該会員に提供する契約農
家とからなり、該会員とリサイクルセンターと契約農家
とを結ぶ流通経路を管理する事務局とからなることを特
徴とする食物残さ資源リサイクルシステムの構成とし
た。
【0011】
【実施例】以下に、本発明である食物残さ資源リサイク
ルシステム1の実施例について添付図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本発明である食物残さ資源リサイ
クルシステムのシステムの全体を示した全体図である。
【0012】図1に示すように、食物残さ資源リサイク
ルシステム1は、事務局5を中心にして、会員2、リサ
イクルセンター3、農産・畜産・水産等からなる契約農
家4からなる。
【0013】前記会員2は、家庭、レストラン等から排
出されるゴミを生ゴミ処理機6を使用して第1次処理加
工して作り出された乾物資源2aを第2次処理加工をす
るリサイクルセンター3に提供する会員2である。
【0014】前記リサイクルセンター3は、前記第1次
処理加工されて製造された乾物資源2aを第2次処理加
工して製造した有機質肥料及び土壌改良材又は飼料及び
飼料添加物3aにして契約農家4(農業・畜産・水産)
に提供するリサイクルセンターである。
【0015】前記契約農家4とは、前記有機質肥料及び
土壌改良材又は飼料及び飼料添加物3aを使用して有機
栽培農産物及び環境保全型農産物、特別栽培農産物他等
4aを作り、該有機栽培農産物及び環境保全型農産物、
特別栽培農産物他4aを前記会員2に提供する契約農家
4である。
【0016】前記事務局5は、前記会員2とリサイクル
センター3と契約農家4とを結ぶ流通経路7、7・・・
を管理する事務局5である。この事務局5により円滑に
食物残さをリサイクルすることができる。
【0017】図2は、本発明である食物残さ資源リサイ
クルシステムの事務局におけるシステム図である。
【0018】図2に示すように、本食物残さ資源リサイ
クルシステム1における事務局5は、会員2とリサイク
ルセンター3と契約農家4との間のやり取りがが円滑に
行くように、宅配業者又は運送業者等の業者8を会員2
とリサイクルセンター3と契約農家4間に介在させると
ともに、監査・認証・指導を行うための強力及び提携機
関9を介在させて、円滑かつ確実にリサイクルができる
ように運営・提携・管理をする。
【0019】ここで、宅配業者又は運送業者等の業者8
とは、契約農家4とを管理7aし、会員2・リサイクル
センター3・契約農家4との流通経路7を確保するため
の業者である。
【0020】また、協力及び提携機関9(製造メーカ
ー、販売事務所)とは、会員2が食物残さを乾物資源2
aにするための生ゴミ処理機6を提供するための協力及
び提携機関をいう。ここで、協力及び提携機関9は、生
ゴミ処理機6に対し、本リサイクルシステム1に加入す
るに当たり、資源化するための基本理念をマニュアルに
沿って説明し、事務局7に協力及び提携機関9、生ゴミ
処理機6と共に連絡し、書類をもって加入となる。
【0021】前記協力及び提携機関9bとは、契約農家
4より会員2へ出荷される有機栽培農産物・環境保全型
及び特別栽培農産物の監査・認証・指導を行うための協
力及び提携機関である。
【0022】また、前記協力及び提携機関9bとは、契
約農家4が有機栽培農産物及び環境保全型農産物、特別
栽培農産物を作る上で肥料及び土壌改良材又は飼料及び
飼料添加物の土壌分析・栄養分析・薬物分析等及び指導
・認証を行うための提携機関である。協力及び提携機関
9aとは、HACCP,ISO14001,特定JA他
等の9や会員2が、会社又は事業所として、これらの指
導・鑑査・認証等を受けたい場合の協力又は提携機関が
9aである。
【0023】前記提携機関9aにより各種分析・技術指
導等をする事により、バランスのとれた土作り、水質管
理、土壌管理、飼育管理、排出物管理、減農薬無農薬、
減化学・無化学肥料に対する生産者の技術の向上及び栽
培管理技術のレベルアップがはかられ、環境に対する対
応も事務局と該提携期間において指導される。
【0024】前記契約農家4は、リサイクルセンター3
において生成される有機質肥料及び土壌改良材又は飼料
及び飼料添加物等の資材を使用する契約農家であり、特
別に一定の条件下で指定し登録した指定登録農家等をも
含む。
【0025】ここで、有機栽培農産物・畜産物・水産物
等には、有機主体の農産物であることは勿論のこと、環
境をも考慮した環境保全型農産物や特別栽培農産物等を
も含むものである。
【0026】宅配業者、運送業者等の業者8は、会員2
又はリサイクルセンター3若しくは契約農家4から回収
される乾燥資源、有機質肥料及び土壌改良材又は飼料及
び飼料添加物、有機栽培農産物・環境保全型農産物・特
別栽培農産物等を配送及び資源の回収、情報・状況の伝
達、運搬等をする業者である。
【0027】図3は、本発明である食物残さ資源リサイ
クルシステムを詳細に示した全体図である。図3に示す
ように、本食物残さ資源リサイクルシステム10は、会
員11とリサイクルセンター12と契約農家13と事務
局14とからなる。
【0028】本願発明である食物残さ資源リサイクルシ
ステム10において、会員11とは、給食業者、レスト
ラン、ホテル、スーパー、家庭等の排出事業所からなる
会員11から排出される食物残さを生ゴミ処理機17a
を使用し、乾物資源11aに換え、該乾物資源11aを
リサイクルセンター12に提供する給食業者、レストラ
ン、ホテル、スーパー、家庭等からなる会員である。
【0029】リサイクルセンター12とは、該乾物資源
11aを有機質肥料及び土壌改良材又は飼料及び飼料添
加物12aにして契約農家13に提供するリサイクルセ
ンターである。
【0030】契約農家13とは、該有機質肥料及び土壌
改良材又は飼料及び飼料添加物12aを使用して有機主
体による栽培農産物・畜産物・水産物13aを作り、該
有機主体による栽培農産物・畜産物・水産物13aを前
記給食業者、レストラン、ホテル、スーパー、家庭等か
らなる会員11に提供する契約農家である。
【0031】事務局14とは、該会員11とリサイクル
センター12と契約農家13とを結ぶ流通経路15、1
5、15を管理する事務局である。
【0032】前記事務局14は、前記会員11、リサイ
クルセンター12、契約農家13、13、13・・・等
を管理し、前記会員11、・・・リサイクルセンター1
2、契約農家13、13・・・との流通経路15、1
5、15を結ぶための宅配業者又は運送業者等の業者1
6、16、16と、会員11、・・・が排出した食物残
さを乾燥資源11aとするための生ゴミ処理機17aを
提供するための協力及び提携販売所17と、契約農家1
3が有機栽培農産物他13aを作る上で肥料及び土壌改
良材又は飼料及び飼料添加物・土壌分析(その他の分析
を含む)及び指導・認証を行うための協力及び提携機関
19と、契約農家13より会員11へ出荷される有機栽
培農産物・環境保全型農産物・特別栽培農産物等13a
の監査・認証・指導を行うための協力及び提携機関19
とを運営・提携・管理する。又、排出事業所11や機械
メーカー・販売事業所等が企業として環境関連他の指導
・鑑査・認証を受ける場合、協力及び提携機関18と運
営、提携、管理、紹介等の業務も連動している。
【0033】このようにすることで、家庭又はレストラ
ン、スーパ等の排出事業所で排出された食物残さを有効
利用し、最終的に農産物・畜産物・水産物として戻って
くるシステムとすることでゴミ問題を解決することがで
きる。また、前記に示す事務局14が管理する宅配業者
又は運送業者等の業者16、協力及び提携販売所17、
協力及び提携機関18、19等は、委託しても運営して
もよい。
【0034】図4は、本発明である食物残さ資源リサイ
クルシステムに加入している会員側の食物残さの処理過
程図である。図4に示すように、各会員20a、20
a、20a・・・は、学校給食センタ、病院、老人ホー
ム、企業、図示はしていないが、レストラン、ホテル、
コンビニエンスストア、スーパー等の会員網20からな
る。各会員20aが排出した食物残さの処理は、排出し
た食物残さを生ゴミ処理機22により処理する。
【0035】処理方法としては、輸送及び処理が簡単で
ある乾燥方式及び微生物減量方式を採用してし、該乾燥
方式及び微生物減量方式を利用した生ゴミ処理機22を
提携販売所17より提供し、各会員20aが独自で排出
した食物残さを乾燥及び微生物による減量処理21す
る。
【0036】該生ゴミ処理機22は、臭い、汁だれ等の
問題もおきない。また、乾燥型及び微生物原料方式の処
理器で生ゴミを処理することにより、ゴミ量を1/5〜
1/8まで減量し、乾物残さを作ることができる。微生
物処理方式であっても、最終的に含水率が低く、このシ
ステムの中で再資源化に問題がなければ採用する。
【0037】次に、家庭その他20aの一次処理された
食物残さの乾物残さは、リサイクルセンター12に輸送
される。乾物であるため、かさばらず大量の量が運べる
ととともに、一定量ができるまでの保管も簡単である。
【0038】図5は、本発明である食物残さ資源リサイ
クルシステムの実施例におけるリサイクルセンターの処
理過程図である。図5に示すように、リサイクルセンタ
ー23では、会員から回収された乾物資源24から有機
質肥料及び土壌改良材又は飼料及び飼料添加物27を生
成する。
【0039】有機質肥料及び土壌改良材又は飼料及び飼
料添加物27は、会員から回収された乾物資源24に、
醗酵資材25と天然有機ミネラルカルシウム他25aと
特殊糖蜜25b、有効微生物群・分解酵素25cとをリ
サイクルセンター23内に設けられている撹拌混合機械
により、攪拌混合して用途により使用しやすいように粉
状、粒状、固形状及びペレット成形26している。
【0040】食物残さには塩分や油分が多く、そのまま
肥料とし使用し続けると障害が出る。それをクリアーす
る為に、リサイクルセンター23による第二次処理加工
が必要である。そのために、発酵資材25、天然カルシ
ュウム他総合ミネラル25a、特殊糖密25b、有効微
生物群分解酵素他25cが必要である。
【0041】ここで、使用する醗酵資材は、乳酸菌群、
酵母群、光合成菌群、放線菌群が生み出す生理活性物質
に総合ミネラル、アミノ酸、核酸、キトサンRN、ヒュ
ーマス、海草等をプラスして醗酵熟成された資材であ
る。また、前記天然有機ミネラルカルシウム他25a、
特殊糖蜜25bは塩分の中和、PHの中和を行うために
用いられている。
【0042】図6は、リサイクルセンターにおいて会員
から集められた乾燥又は微生物処理された食物残さを処
理する工程を示した処理工程図である。以下にその処理
工程について詳述する。前記リサイクルセンター23で
の加工処理方法は以下のとおりである。
【0043】図6に示すように、先ず、各メ−カ−の小
型生ゴミ乾燥処理機より排出された食物残さ(含水率3
0%以下の物)34、各排出事業所で生のままの食物残
さ35等を処理するために集荷する。
【0044】各排出事業所で生のままの食物残さ35に
ついては、食物残さ乾燥処理機により含水率を30%以
下に調整36する。調整方法は、高温にし高温下で撹拌
しながら熱処理をし食物残さの水分を取り除く。
【0045】高温とは、120℃〜200℃で約4時間
から5時間熱処理又は温風熱処理をする。このような高
温下で前記時間熱処理することにより食物残さの含水率
は3%〜15%までにすることができる。但し、食物残
さの種類により多少熱処理時間が異なる。例えば、西
瓜、メロンなどの水分の多い物や、卵の殻や魚類により
高温下での熱処理も異なるのである。
【0046】図6に示すように、各メーカの小型生ゴミ
乾燥処理機より排出されて集荷された食物残さ34、各
排出事業所で生のままの食物残さ35等の形状が大きい
場合には、クラッシャ−により適当な大きさに粉砕37
する。
【0047】粉砕37後にに乾燥する。水分が多い時
は、有機カルシュウム、米ヌカ、ベントナイト等を混入
して水分調整37aを行う。乾燥された残さの温度を4
0℃以下38にする。そして、40℃以下に乾燥された
残さをペレット、球状等の形状に変えるとき、又は高温
になる工程作業を行なうときは、この形状変更等39の
工程を行う。
【0048】次に、有効微生物群等を40℃以下の乾燥
残さに、有効微生物群、酵素、総合ミネラル、有機カル
シュウム等を混合、混入、散布等の作業40をする。こ
の時、塩類調整と油分分解酵素及び毒素分解酵素、バイ
オイオンバランス(ここで、バイオイオンバランスと
は、乳酸菌、酵母菌、光合成菌、放線菌群等の微生物群
に、海洋、鉱物ミネラル、アミノ酸、核酸、キトサン、
ヒューマス、海草ゲル等を与え、長期発酵熟成させて仕
上げた酵素資材をいう。バイオイオンバランスは、本願
出願人の登録商標である)を添加40aする。有効微生
物群等を乾燥残渣さに混合、混入する量等について説明
する。
【0049】即ち、先ず、有効微生物群、酵素、総合ミ
ネラル等を各1リットルに糖蜜を1リットルを混合し、
その後に水約20リットル〜100リットルを混合す
る。これにより、食物残さの種類にもよるが、約1,5
00kgの仕上がりとなる。
【0050】チッソ分、油分の多い物は、約1,000
kgの仕上がりが良い(菌の密度を上げる)。これら
は、有効な触媒機能を発揮するために油が酸化しにく
く、分解が早い。塩分の多い残さについては、ミネラ
ル、カルシウム等を添加し塩分を調整する。
【0051】水分の誤差は、食物残さの種類によっても
変わる。生野菜が多い場合や、少し早目に熱処理を終了
させたときなど、また出てきた食物残さに微生物をコー
テイングする時、水分を加えるので水分が予定より多く
なってしまう時もある。
【0052】石灰、有機カルシュウム、米ヌカ、ベント
ナイト等で含水率を下げたり、塩分を中和したりするの
で水分はたえず調整される。有効微生物群等を混合、混
入、散布時の温度条件や時間等について説明すると、当
該温度は25℃〜30℃が最も良い温度であり、時間は
10分〜20分である。
【0053】ここで、「有効微生物群等」を詳説する。
即ち、有効微生物群等とは、(a)有効微生物群と、
(b)酸素、炭素、ニッケル、マンガン、珪素、ゲルマ
ニュウム等からなる有機体総合ミネラル(特に、有機ケ
イ素が40%以上を含む。)と、(c)古代地層の腐食
(ヒュ−マス)と、(d)酵素と、(e)有機体キトサ
ンと、(f)アミノ酸等から製造されたものである。
【0054】有効微生物群等中の有効微生物群とは、
(1)光合成細菌群、(2)乳酸菌群、(3)酵母群、
(4)放線菌群、(5)発酵系の糸状菌群等が混合され
ている微生物群である。
【0055】以下に、上記有効微生物群(1)〜(5)
の各細菌群について説明する。 (1)光合成細菌群 嫌気性菌(好気もある) (イ)微生物の中心的な働きをする。光合成細菌は根の
分泌物、有害ガス(硫化水素)H2S、メタンガス、C
H4等を利用して、アミノ酸や糖類等を作る。それらは
他の微生物の基質となる。又、ビタミン、ホルモンなど
の生理活性物質を作り出し植物の生育促進をさせる。 (ロ)アゾトバクタ−は光合成細菌が作り出す糖類の1
部を基質として窒素固定をし、植物に与えたり光合成細
菌に戻し、共存共栄する。アゾトバクタ−は好気生菌、
光合成細菌は嫌気細菌である。 (ハ)アゾトバクタ−は酸素を消費し、嫌気条件を作り
だす。その嫌気条件の中に光合成細菌が生息し、光合成
細菌を作りだす。好気状態になったところでアゾトバク
タ−は生息できる。 (二)光合成細菌には硫化物より水素源を得る硫黄細菌
と還元状態となった有機物から水素源を得る紅色非硫黄
細菌とに大別される。いずれも不完全光合成(水素源を
水の分解によらず他の還元物質から得る場合)である
が、その水素源は硫化水素やメタンガス、その他の還元
性の悪臭物質、有害ガスを構成している水素基である。 (ホ)光合成細菌はその水素基を利用するため、悪臭を
消したり有害物質を無害化する作用を発揮する。この働
きが、環境浄化の対策(悪臭緩和)などに使われる。
【0056】(2)乳酸菌群 通性嫌気性菌 従属
栄養微生物 (イ)有機物の急激な腐敗分解を抑え、未分解の有機物
のおこす様々な弊害をなくし、有機物の持つエネルギー
を有効に利用する。 (ロ)乳酸菌に酵母を連動させると急激に活性化し、セ
ルロ−ス、リグニン、タンパク質、澱粉等を急速に分解
(可溶化)すると同時に、乳酸を始め多様な抗酸化物質
を生成する。 (ハ)光合成細菌からもらい受けた糖類を基質として乳
酸(有機酸)を作り出す。乳酸菌は雑菌の抑制力、殺
菌力が強い。
【0057】(3)酵母群 通性嫌気性菌 従属栄養
微生物 (イ)澱粉、セルローズ、リグニン等を炭水化物やアル
コール等有機酸に変える力がある。 (ロ)光合成細菌と連動すると、ビタミンb、c、eは
もとより、ジベレリン、オ−キシン、サイトカイニンな
どの活性ホルモンも生成する。そのため植物の養分吸収
は促進されるともに、細胞分裂光合成の促進など植物の
生育促進に顕著な効果を示す。 (ハ)酵母は動物体、土壌などに広く分布している。 (二)酵母の集落は白色、又は灰白色でクリーム状に盛
り上がる形状が多い。
【0058】(4)放線菌群 好気性菌(嫌気もある)
従属栄養微生物 (イ)光合成細菌が作り出すアミノ酸を基質とし、抗菌
物質は病原性微生物を抑えたり、有害なカビや細菌が増
えるのを抑える。 (ロ)放線菌はアゾトバクターやva菌の働きを助長す
る役目も果している。放線菌は普通は一般土壌におい
ては有機物の分解が終わった後に繁殖する。放線菌は
有害嫌気性菌が増えるのに必要な物質(キチン質)等を
先取りし、増殖を抑える働きがある。病原性微生物の体
はキチン質でできているものが多い。放線菌のエサにな
る。 (ハ)有効微生物群に含まれている放線菌はストレプト
マイセツ族で、乳酸は生育しても、酪酸は生成しないも
のである。一般に放線菌というと下痢菌や腐敗菌等の悪
いイメ−ジがある。堆肥づくりに利用されている耐熱
(高熱)放線菌は、嫌気的な農業分野における有機物分
解菌として利用されている。その密度が高すぎると、最
終的には土壌の有機物を殆ど分解し尽くすため土壌が硬
化し、地力が急速に低下するという欠点がある。 (二)自然界に豊富に存在し、土壌中、水中、植物中等
に生育する。ある種のものは人や他の動物、及び植物に
寄生して病気を起こす仲間もある。
【0059】(5)発酵系の糸状菌群 好気性菌 従
属栄養微生物 (イ)糸状菌といえば腐敗変質を連想するが、有効微生
物群に使用されている糸状菌はアルコール発酵に使用さ
れるアスペルギルト族が中心となっている。 (ロ)このグループは既に述べた他の微生物と共に共存
し、特に、土壌中のエステル生成に効果的であるアルコ
ールの生成力が強いためウジやその他の有害昆虫の発生
を防ぐ力があり、悪臭の分離にも効果がある。
【0060】(6)その他 (イ)光合成細菌群、乳酸菌群、酵母群、グラム陽性放
線菌群、発酵系の糸状菌群等の中で中心的な役割を果た
しているのが光合成細菌である。この光合成細菌の働き
は、他の微生物群の活動を根底から支えている。 (ロ)光合成細菌も他の微生物群の作りだした物質を活
用しており、所謂共存共栄の形になっている。これらの
微生物が連動した状態で土壌に定着することにより土壌
環境が大幅に改善され、特定の微生物が偏って増殖する
ことも少なくなる。 (ハ)また、有害な微生物を抑え、有用な微生物が豊富
になり、バランスのとれた土壌(微生物相)になる。そ
のような土壌環境になると、作物の生育はスムーズにな
り、土壌病害が発生しにくくなる。 (二)これらの微生物の働きとともに、それぞれの微生
物が作り出す生理活性物質等が作物の生理作用に好影響
を与えている。 (ホ)様々な条件の微生物 好気性菌−嫌気性菌ー通性嫌気性菌(絶対好気ー絶対嫌
気性) 好アルカリ性−好酸性 好光性−好暗性 (へ)光合成には、クロレラや緑藻類のように好気的に
完全光合成を行なうものもあれば、光合成細菌のように
嫌気条件で不完全光合成を営なむものまで多種多様存在
する。
【0061】このように、集荷された生ゴミに有効微生
物群等を混入して細菌により処理した後に、使用、用途
によりふるい分けや、ペレット化の作業41等を行な
う。
【0062】使用、用途によりふるい分けや、ペレット
化の作業41等を行なうとは、飼料散布機でブロ−ドキ
ャスタ−の場合には、ペレットや球状に仕上げないと散
布できない。飛び散り、散布巾が大きく作業ができる。
飼料散布機でライムソワ−の場合には、一定の巾の散布
だが、粉末状でも良く散布できる。製品として、袋詰
め、フレコンバラ出荷42をする。
【0063】ここで、フレコンバラ出荷とは、一般に
は、15k〜20k袋につめて出荷することでるが、ホ
−クリフトが有れば500k〜1,000kの大きな袋
に入れて出荷することである。大きな袋に詰めることに
よりコストが安くなる。
【0064】有効微生物群等に多孔質な物質(木炭、ゼ
オライト、バ−ミキュライト、サンゴ砂等)へ付着させ
混ぜ合わせ吸着させると長期間安定させることができ
る。
【0065】有効微生物群等を食物残さに混合、混入す
る事で微生物バランスの良い有機肥料となり大地に還元
しても腐敗を防ぎ、土壌のバランスも改善され、植物が
栄養を吸収しやすくすることができる。
【0066】本発明で使用する有効微生物群等には以下
の特徴がある。即ち、この有効微生物群を畜産、養魚の
飼料として与えると腸内菌が活発となり、新陳代謝が盛
んになり、肉質、産卵が改善され、排出物の臭いも少な
くなる。
【0067】更に、飼料としての有効性は、病気予防の
薬物等を減らすことや、養魚場などで食べ切れず底に堆
積した不廃物の分解はもちろん、水の浄化能力も発揮す
る事ができる。
【0068】本発明は、乾燥食物残さに有効微生物群と
各触媒機能を持つミネラル、酵素、ヒュ−マスを加える
ことが生ゴミ処理のポイントである。
【0069】有効微生物群と各触媒機能をもつミネラ
ル、酵素、ヒュ−マス等から構成されてる有効微生物群
等は絶えず進化しているものである。
【0070】以上の工程により処理された生ゴミ処理物
を使用すると、有機肥料や、特殊肥料として使用でき
る。即ち、有機肥料特に土壌改良材として使用すると、
大地に還元しても腐敗を防ぎ、土壌のバランスも改善さ
れ、植物が栄養を吸収しやすくすることができる。
【0071】また、飼料として利用できる。即ち、畜
産、養魚の飼料として利用すると、腸内菌が活発とな
り、新陳代謝が盛んになり、肉質、産卵が改善され、排
出物の臭いも少なくなる。
【0072】更に、飼料としての有効性は病気予防の薬
物等を減らすことや、養魚場などで食べ切れず、底に堆
積した不廃物の分解はもちろん、水の浄化能力も発揮す
る事ができる。
【0073】図7は、醗酵資材を添加して処理した土壌
における土壌処理前後のダイオキシン類測定分析結果表
である。該測定分析の方法は、ダイオキシンに汚染され
た土壌量100gとダイオキシンに汚染された土壌に醗
酵資材を添加して処理した土壌量100gとをサンプル
容器内に入れ、常温で3週間置く。
【0074】3週間の間、1週間に1回程度、蓋を開け
て空気を取り入れる。それ以外の時は密閉状態にして測
定を行った。また、サンプル容器は空気を十分必要とす
るため、大きめの1350ml容器を用いた。
【0075】測定の結果、醗酵資材を添加して処理した
土壌とダイオキシンに汚染された土壌の3週間経過した
際の、ダイオキシン類削減率は測定結果32、33に示
すように約84%という分析結果が得られているよう
に、84%の減少率である。
【0076】また、5週間程経過した際には、100%
近いダイオキシン類の削減率/減少率が得られる。故
に、該醗酵資材を添加することで、ダイオキシン類も削
減でき、しかも土壌での塩分やPHのバランスを狂わせ
ることもないため、該醗酵資材を利用してできた農産物
もよい状態で育つのである。乳酸菌・酵母・光合成菌・
放線菌群等の微生物群に、海洋、鉱物ミネラル・アミノ
酸・核酸・キトサン・ヒューマス・海草ゲル等を与え、
長期発酵熟成させて仕上げた酵素資材(発酵資材)であ
るバイオイオンバランス(本願出願人の登録商標であ
る。)はどんどん進化し、触媒機能が向上している。
【0077】図8から図14までは、本発明である食物
残渣資源リサイクルシステムの第2実施例を示した図で
ある。以下に、本例の食物残渣資源リサイクルシステム
について添付図面に基づいて詳細に説明する。
【0078】図8は、本発明である食物残渣資源リサイ
クルシステムの第2実施例の全体を示した図である。図
8に示すように、食物残渣資源リサイクルシステム1
は、事務局5を中心にして、会員2、二次処理加工をす
るリサイクルセンター3、農業を営む家、畜産業を営む
家、水産業を営む家等である契約農家4からなる。会員
2は、家庭、レストラン等から排出されるゴミを、会員
2が有する生ゴミ処理機6を使用して第1次処理加工し
て作り出した乾物資源2aを流通経路7を通して第二次
処理加工をするリサイクルセンター3に提供する会員2
である。
【0079】第二次処理加工をするリサイクルセンター
3は、第一次処理加工されて製造された乾物資源2aを
第二次処理加工して製造した有機質肥料及び土壌改良材
又は飼料及び飼料添加物3aにして契約農家4(農業を
営む家・畜産業を営む家・水産業を営む家)に提供する
リサイクルセンターである。
【0080】契約農家4とは、前記有機質肥料及び土壌
改良材又は飼料及び飼料添加物3aを使用して有機栽培
農産物及び環境保全型農産物、特別栽培農産物他等4a
を作り、該有機栽培農産物及び環境保全型農産物、特別
栽培農産物他4aを前記会員2に提供する契約農家4で
ある。
【0081】事務局5は、食物残渣を第一次処理加工す
る会員2と食物残渣を第二次処理加工であるリサイクル
センター3と契約農家4とを結ぶ流通経路7、7、7が
スムーズに行くように管理するための事務局である。こ
の事務局5により、円滑に会員5から出される食物残渣
が円滑にリサイクルすることができる。
【0082】図9は、本発明である食物残渣資源リサイ
クルシステムの第2実施例の事務局の役割を示した全体
図である。
【0083】図9に示すように、本例の食物残渣資源リ
サイクルシステム1の事務局5は、会員2と第二次処理
加工するリサイクルセンター3と契約農家4との間のや
り取りがが円滑に行くように、宅配業者、運送業者、自
社便業者等の業者8を会員2とリサイクルセンター3と
契約農家4間に介在させるとともに、監査、認証、指導
等を行うための協力及び提携機関9を介在させて、食物
残渣が円滑かつ確実にリサイクルができるように運営、
提携及び管理をする。
【0084】ここで、宅配業者、運送業者、自社便業者
等の業者8とは、契約農家4を管理7aし、会員2、リ
サイクルセンター3、契約農家4との流通経路7、7、
7を確保するための業者である。
【0085】協力及び提携機関9は、製造メーカー、販
売事務所等であり、会員2が食物残渣を第一次処理加工
して乾物資源2aにするための生ゴミ処理機6を提供す
る機関でもある。
【0086】また、協力及び提携機関9は、生ゴミ処理
機6を有する会員2に対し、本例の食物残渣資源リサイ
クルシステム1aに加入するに当たり、食物残渣を資源
化するための基本理念をマニュアルに沿って説明する機
関でもある。
【0087】そして、前記協力及び提携機関9は、事務
局5に基本理念をマニュアルに沿って説明したことを連
絡し、生ゴミ処理機6を会員2に届ける。会員2となる
ための申し込み書に記入して貰って加入して正式な会員
2となる。
【0088】また、協力及び提携機関9bは、農業を営
む家、畜産業を営む家、水産業を営む家等から構成され
ている契約農家4より、会員2へ出荷される有機栽培農
産物、環境保全型及び特別栽培農産物の監査、認証、指
導を行うための協力及び提携機関である。
【0089】また、前記協力及び提携機関9bとは、契
約農家4が有機栽培農産物及び環境保全型農産物、特別
栽培農産物を作る上で肥料及び土壌改良材又は飼料及び
飼料添加物の土壌分析・栄養分析・薬物分析等及び指導
・認証を行うための提携機関である。協力及び提携機関
9aとは、HACCP,ISO14001,特定JA他
等の9や会員2が、会社又は事業所として、これらの指
導・鑑査・認証等を受けたい場合の協力又は提携機関が
9aである。
【0090】前記協力及び提携機関9aが各種分析、技
術指導等をする事により、バランスのとれた土作り、水
質管理、土壌管理、飼育管理、排出物管理、減農薬無農
薬、減化学・無化学肥料に対する生産者の技術の向上及
び栽培管理技術のレベルアップがはかられ、環境に対す
る対応も事務局と該提携期間において指導される。
【0091】前記契約農家4は、乾物の資源の加工処理
センターであり、第二次処理加工をするリサイクルセン
ター3において、製造される有機質肥料及び土壌改良材
又は飼料及び飼料添加物等の資材を使用する契約農家で
あり、特別に、一定の条件下で指定し登録した指定登録
農家等をも含む。ここで、有機栽培された農産物等に
は、有機主体の農産物であることは勿論のこと、環境を
も考慮した環境保全型農産物や特別栽培農産物等をも含
むものである。
【0092】宅配業者、運送業者、自社便業者等の業者
8は、会員2、リサイクルセンター3及び契約農家4か
ら回収される乾燥資源、有機質肥料及び土壌改良材又は
飼料及び飼料添加物、有機栽培農産物、環境保全型農産
物、特別栽培農産物等を配送及び資源の回収、情報、状
況の伝達、運搬等をする業者である。
【0093】図10は、本発明である食物残渣資源リサ
イクルシステムの第2実施例の食物残渣がリサイクルさ
れていく過程を示した図である。図10に示すように、
本例の食物残渣資源リサイクルシステム10は、会員1
1とリサイクルセンター12と契約農家13と事務局1
4とからなる。
【0094】本願発明である食物残渣資源リサイクルシ
ステム10において、給食業者、レストラン、ホテル、
スーパー、家庭等の排出事業所からなる会員11から排
出される食物残渣を生ゴミ処理機17aを使用して乾物
資源11aに加工処理する。
【0095】このように、会員11が加工処理した乾物
資源11aを提携工場であるリサイクルセンター12に
宅配業者、運送業者、自社便業者等の業者8が運び、リ
サイクルセンター12で乾燥させた資源である肥料にさ
れる。
【0096】リサイクルセンター12とは、会員11が
自分所有の食物残渣処理機により乾燥させた乾物資源1
1aを処理加工して有機質肥料及び土壌改良材又は飼料
及び飼料添加物12aを処理加工するセンターである。
【0097】契約農家13とは、有機質肥料・土壌改良
材、飼料及び飼料添加物12aを使用して有機質を主体
とする肥料による栽培農産物、畜産物、水産物13a等
を作り、有機主体による栽培農産物、畜産物、水産物1
3a等を給食業者、レストラン、ホテル、スーパー、家
庭等の会員11に提供する契約農家である。
【0098】事務局14とは、会員11とリサイクルセ
ンター12と契約農家13とを結ぶ流通経路15、1
5、15を管理する事務局である。
【0099】事務局14は、会員11、リサイクルセン
ター12、契約農家13等を管理し、会員11、リサイ
クルセンター12、契約農家13との流通経路15、1
5、15を結ぶための宅配業者、運送業者及び自社便業
者等の業者16、16、16、会員11が排出した食物
残渣を第一次処理加工して乾燥資源11aとするための
生ゴミ処理機17aを提供するための協力及び提携販売
所及び機械メーカー17、契約農家13が有機栽培の農
産物、その他13aの環境保全型・特別栽培農産物(農
産、畜産、水産)を作る上で肥料及び土壌改良材又は飼
料及び飼料添加物・土壌分析(その他の分析を含む)、
指導及び認証を行うための協力及び提携機関19、契約
農家13より会員11へ出荷される有機栽培農産物、環
境保全型農産物、特別栽培農産物等13aの監査、認
証、指導等を行うための協力及び提携機関18等を運
営、提携及び管理をする。
【0100】また、事務局14は、排出事業所11や機
械メーカー・販売事業所11等が企業として環境に関連
する事柄及びその他の事柄の指導、監査、認証等を受け
る場合には、協力及び提携機関18と運営、提携、管
理、紹介等の業務もする。
【0101】このようにすることで、家庭、レストラ
ン、スーパー等の会員11の排出事業所(病院、学校給
食センター)で排出された食物残渣を有効利用し、最終
的に農産物、畜産物、水産物等として戻ってくるシステ
ムとすることでゴミ問題を解決することができる。
【0102】また、事務局14が管理する宅配業者、運
送業者、自社便業者等の業者16、協力及び提携販売所
17、協力及び提携機関18、19等は、委託しても運
営してもよい。
【0103】図11は、本発明である食物残渣資源リサ
イクルシステムの第2実施例の具体的会員を示すととも
に、会員が食物残渣を処理する工程を示した図である。
図4に示すように、会員20aは、学校給食センター2
0a、病院20a、老人ホーム20a、企業20a、食
堂20a、レストラン20a、ホテル20a、コンビニ
エンスストアー20a、スーパー20a、その他20a
である。多数の会員20aの集合が会員網20を構成す
る。各会員20aが排出した食物残渣は、会員網20を
構成する各会員20aが所有する生ゴミ処理機(食物残
渣処理機)22により乾燥する乾燥処理をする。
【0104】処理方法としては、輸送及び処理が簡単で
ある乾燥方式及び微生物減量方式を採用する。乾燥方式
及び微生物減量方式を利用した生ゴミ処理機(食物残渣
処理機)22は、協力及び提携販売所17が各会員20
aに提供したものである。各会員20aが排出した食物
残渣を、生ゴミ処理機(食物残渣処理機)22により乾
燥処理及び微生物処理することにより食物残渣の減量処
理21をする。
【0105】生ゴミ処理機(食物残渣処理機)22によ
り食物残渣を処理しても、臭い、汁だれ等の問題もおき
ない。また、生ゴミ処理機(食物残渣処理機)22によ
り乾燥及び微生物を利用して減量処理することにより、
食物残渣の量を5分の1から8分の1にまでに減量する
ことができる。このようにして、食物残渣を乾燥又は微
生物処理することにより減量処理して乾物残渣を作るこ
とができる。乾燥処理のみ又は微生物のみのいずれかの
手段を使用で減量処理してもよい。また双方の手段を同
時に使用して食物残渣の減量処理をしてもよい。微生物
による減量処理方方法は、最終的に含水率が低く、再資
源化に問題がなければ採用する。
【0106】次に、各会員20aにより一次処理された
食物残渣の乾物残渣は、第二次処理加工するリサイクル
センター12に輸送される。乾燥資源は、乾物であるた
め、嵩張らず大量の量が運べるととともに乾燥資源の保
管も簡単である。
【0107】図12は、本発明である食物残渣資源リサ
イクルシステムの第2実施例のリサイクルセンターが行
う食物残渣の処理する工程を示した図である。図5に示
すように、リサイクルセンター23では、各会員20
a、20a・・・・11から回収された乾物資源24か
ら有機質肥料及び土壌改良材又は飼料及び飼料添加物2
7を製造する。
【0108】有機質肥料及び土壌改良材又は飼料及び飼
料添加物27は、会員から回収された乾物資源24に、
醗酵資材25と天然有機ミネラルカルシウム他25aと
特殊糖蜜25b、有効微生物群、分解酵素他25cとを
リサイクルセンター23内に設けられている撹拌混合機
械により、攪拌混合して用途により使用しやすいように
粉状、粒状、固形状及びペレット成形26している。
【0109】食物残渣には、塩分や油分が多く、そのま
ま肥料とし使用し続けると障害が出る。それをクリアー
する為に、リサイクルセンター23による第二次処理加
工が必要である。そのために、発酵資材25、天然カル
シュウム他総合ミネラル25a、特殊糖密25b、有効
微生物群、分解酵素他25cが必要となる。
【0110】ここで、使用する醗酵資材25は、乳酸菌
群、酵母群、光合成菌群、放線菌群が生み出す生理活性
物質に総合ミネラル、アミノ酸、核酸、キトサンRN、
ヒューマス、海草等をプラスして醗酵熟成された資材で
ある。また、天然有機ミネラルカルシウム他総合ミネラ
ル25a、特殊糖蜜25bは、塩分の中和、PHの中和
を行うために用いられている。
【0111】図13は、本発明である食物残渣資源リサ
イクルシステムの第2実施例のリサイクルセンターの食
物残渣を処理するより具体的処理工程を示した図であ
る。以下にその処理工程について詳述する。前記リサイ
クルセンター23での処理工程は以下のとおりである。
【0112】図13に示すように、先ず、生の食物残渣
35を大量に出す各事業所(病院、学校給食センター
等)から生の食物残渣を集荷し、集荷した生の食物残渣
35を乾燥処理するために、大型の食物残渣を乾燥処理
する処理機が設置されている場所に持ち込む。
【0113】そして、大型の食物残渣乾燥処理機により
乾燥させる。即ち、食物残渣中に含まれる水分の含水率
を30%以下に調整36する。調整方法は、高温にし高
温下で撹拌しながら熱処理をし食物残渣の水分を取り除
く。
【0114】高温とは、120℃〜200℃で約4時間
から5時間熱処理又は温風熱処理をする。このような高
温下で前記時間熱処理することにより食物残渣の含水率
を30%以下になるように調節する。3%〜15%まで
にすることができる。但し、食物残渣の種類により多少
熱処理時間が異なる。例えば、西瓜、メロンなどの水分
の多い物や、卵の殻や魚類により高温下での熱処理も異
なるのである。
【0115】また、図13に示すように、各会員20a
からでる食物残渣は各会員が集荷し、各会員が所有する
食物残渣を食物残渣乾燥処理機にかけて乾燥処理する。
乾燥処理することにより食物残渣に含まれる水分の含水
率を15%以下に乾燥し乾物資源を作る。
【0116】各会員20aから出て乾燥処理した乾物資
源の形が大きい場合には集荷し、クラッシャーが設置さ
れている場所に持ち込み、クラッシャーにかけて、形、
大きさ等を揃える。また、各事業所から出て乾燥処理さ
れた食物残渣も同様に、形が大きい場合には、クラッシ
ャ−にかけて適当な大きさ及び形に粉砕37する。
【0117】クラッシャーにかけて形、大きさを揃えた
乾燥した食物残渣でも、乾燥させた食物残渣中に水分が
多い時は、有機カルシュウム、米ヌカ、ベントナイト等
を混入して乾燥した食物残渣の水分調整37aを行う。
【0118】乾燥した食物残渣の温度を40℃以下38
にする。そして、40℃以下に乾燥した残渣をペレッ
ト、球状等の形状に変更するとき、又は高温になる工程
作業39を行なうときは、この形状変更の工程の段階で
行う必要がある。
【0119】次に、有効微生物群等を40℃以下の乾燥
した食物残渣に、有効微生物群、酵素、総合ミネラル、
有機カルシュウム等を混合、混入、散布等の作業40を
する。この時、塩類調整をするとともに油分分解酵素及
び毒素分解酵素、バイオイオンバランス(商標)を添加
する。
【0120】バイオイオンバランス(商標)とは、乳酸
菌、酵母菌、光合成菌、放線菌群等の微生物群に、海洋
ミネラル、鉱物ミネラル、アミノ酸、核酸、キトサン、
ヒューマス、海草ゲル等を混入し、長期発酵熟成させて
仕上げた酵素資材をいう。バイオイオンバランスは、本
願出願人の登録商標である。有効微生物群等を、乾燥し
た食物残渣に混合、混入する量等について説明する。
【0121】先ず、有効微生物群、酵素、総合ミネラル
(海洋ミネラル、鉱物ミネラル)等を各1リットルに糖
蜜を1リットルを混合し、その後に水約20リットル〜
100リットルを混合する。これにより、乾燥した食物
残渣の種類にもよるが、約1,500kgの発酵処理さ
れた食物残渣ができあがる。
【0122】チッソ分、油分の多い物は、約1,000
kgの仕上がりが良い(菌の密度を上げる)。これら
は、有効な触媒機能を発揮するために油が酸化しにく
く、分解が早い。塩分の多い残渣については、ミネラ
ル、カルシウム等を添加し塩分を調整する。
【0123】水分の誤差は、乾燥した食物残渣の種類に
よっても変わる。生野菜が多い場合や、少し早目に熱処
理を終了させたときなど、また、出てきた食物残渣に微
生物をコーテイングする時、水分を加えるので水分が予
定より多くなってしまう時もある。
【0124】石灰、有機カルシュウム、米ヌカ、ベント
ナイト等で含水率を下げたり、塩分を中和したりするの
で水分はたえず調整される。有効微生物群等を混合、混
入、散布時の温度条件や時間等について説明すると、当
該温度は25℃〜30℃が最も良い温度であり、時間は
10分〜20分である。
【0125】ここで、「有効微生物群等」を詳説する。
有効微生物群等とは、(a)有効微生物群と、(b)酸
素、カルシュウム、炭素、ニッケル、マンガン、珪素、
マグネシュウム、ゲルマニュウム等からなる有機体総合
ミネラル(特に、有機ケイ素が40%以上を含む。)
と、(c)古代地層の腐食(ヒュ−マス)と、(d)酵
素と、(e)有機体キトサンと、(f)アミノ酸等から
製造されたものである。
【0126】また、有効微生物群等中の有効微生物群と
は、(1)光合成細菌群、(2)乳酸菌群、(3)酵母
群、(4)放線菌群、(5)発酵系の糸状菌群等が混合
されている微生物群である。以下に有効微生物群(1)
〜(5)となる各細菌群について説明する。 (1)光合成細菌群 嫌気性菌(好気もある) (イ)微生物の中心的な働きをする。光合成細菌は根の
分泌物、有害ガス(硫化水素)H2S、メタンガス、C
H4等を利用して、アミノ酸や糖類等を作る。それらは
他の微生物の基質となる。又、ビタミン、ホルモンなど
の生理活性物質を作り出し植物の生育促進をさせる。 (ロ)アゾトバクタ−は光合成細菌が作り出す糖類の1
部を基質として窒素固定をし、植物に与えたり光合成細
菌に戻し、共存共栄する。アゾトバクタ−は好気生菌、
光合成細菌は嫌気細菌である。 (ハ)アゾトバクタ−は酸素を消費し、嫌気条件を作り
だす。その嫌気条件の中に光合成細菌が生息し、光合成
細菌を作りだす。好気状態になったところでアゾトバク
タ−は生息できる。 (二)光合成細菌は、硫化物より水素源を得る硫黄細菌
と還元状態となった有機物から水素源を得る紅色非硫黄
細菌とに大別される。いずれも不完全光合成(水素源を
水の分解によらず他の還元物質から得る場合)である
が、その水素源は硫化水素やメタンガス、その他の還元
性の悪臭物質、有害ガスを構成している水素基である。 (ホ)光合成細菌はその水素基を利用するため、悪臭を
消したり有害物質を無害化する作用を発揮する。この働
きが、環境浄化の対策(悪臭緩和)などに使われる。
【0127】(2)乳酸菌群 通性嫌気性菌 従属
栄養微生物 (イ)有機物の急激な腐敗分解を抑え、未分解の有機物
のおこす様々な弊害をなくし、有機物の持つエネルギー
を有効に利用する。 (ロ)乳酸菌に酵母を連動させると急激に活性化し、セ
ルロ−ス、リグニン、タンパク質、澱粉等を急速に分解
(可溶化)すると同時に、乳酸を始め多様な抗酸化物質
を生成する。 (ハ)光合成細菌からもらい受けた糖類を基質として乳
酸(有機酸)を作り出す。 (ニ)乳酸菌は雑菌の抑制力、殺菌力が強い。
【0128】(3)酵母群 通性嫌気性菌 従属栄養
微生物 (イ)澱粉、セルローズ、リグニン等を炭水化物やアル
コール等有機酸に変える力がある。 (ロ)光合成細菌と連動すると、ビタミンb、c、eは
もとより、ジベレリン、オ−キシン、サイトカイニンな
どの活性ホルモンも生成する。そのため植物の養分吸収
は促進されるともに、細胞分裂光合成の促進など植物の
生育促進に顕著な効果を示す。 (ハ)酵母は動物体、土壌などに広く分布している。 (二)酵母の集落は白色、又は灰白色でクリーム状に盛
り上がる形状が多い。
【0129】(4)放線菌群 好気性菌(嫌気もある)
従属栄養微生物 (イ)光合成細菌が作り出すアミノ酸を基質とし、抗菌
物質は病原性微生物を抑えたり、有害なカビや細菌が増
えるのを抑える。 (ロ)放線菌はアゾトバクターやva菌の働きを助長す
る役目も果している。 (ハ)放線菌は普通は一般土壌においては有機物の分解
が終わった後に繁殖する。 (ニ)放線菌は有害嫌気性菌が増えるのに必要な物質
(キチン質)等を先取りし、増殖を抑える働きがある。
病原性微生物の体はキチン質でできているものが多い。
放線菌のエサになる。 (ホ)有効微生物群に含まれている放線菌はストレプト
マイセツ族で、乳酸は生育しても、酪酸は生成しないも
のである。一般に放線菌というと下痢菌や腐敗菌等の悪
いイメ−ジがある。堆肥づくりに利用されている耐熱
(高熱)放線菌は、嫌気的な農業分野における有機物分
解菌として利用されている。その密度が高すぎると、最
終的には土壌の有機物を殆ど分解し尽くすため土壌が硬
化し、地力が急速に低下するという欠点がある。 (ヘ)自然界に豊富に存在し、土壌中、水中、植物中等
に生育する。ある種のものは人や他の動物、及び植物に
寄生して病気を起こす仲間もある。
【0130】(5)発酵系の糸状菌群 好気性菌 従
属栄養微生物 (イ)糸状菌といえば腐敗変質を連想するが、有効微生
物群に使用されている糸状菌はアルコール発酵に使用さ
れるアスペルギルト族が中心となっている。 (ロ)このグループは既に述べた他の微生物と共に共存
し、特に、土壌中のエステル生成に効果的であるアルコ
ールの生成力が強いためウジやその他の有害昆虫の発生
を防ぐ力があり、悪臭の分離にも効果がある。
【0131】(6)その他 (イ)光合成細菌群、乳酸菌群、酵母菌群、グラム陽性
放線菌群、発酵系の糸状菌群等の中で中心的な役割を果
たしているのが「光合成細菌」である。この光合成細菌
の働きは、他の微生物群の活動を根底から支えている。 (ロ)光合成細菌も他の微生物群の作りだした物質を活
用しており、所謂共存共栄の形になっている。これらの
微生物が連動した状態で土壌に定着することにより土壌
環境が大幅に改善され、特定の微生物が偏って増殖する
ことも少なくなる。 (ハ)また、有害な微生物を抑え、有用な微生物が豊富
になり、バランスのとれた土壌(微生物相)になる。そ
のような土壌環境になると、作物の生育はスムーズにな
り、土壌による病害が発生しにくくなる。 (二)これらの微生物の働きとともに、それぞれの微生
物が作り出す生理活性物質等が作物の生理作用に好影響
を与えている。 (ホ)様々な条件の微生物 菌には、好気性菌、嫌気性菌、通性嫌気性菌、絶対好気
性菌、絶対嫌気性菌、好アルカリ性菌、好酸性菌、 好
光性菌、好暗性菌がある。このような性質を有する菌を
適宜に使用して利用することが良い。 (へ)光合成には、クロレラや緑藻類のように好気的に
完全光合成を行なうものもあれば、光合成細菌のように
嫌気条件で不完全光合成を営なむものまで多種多様存在
する。
【0132】このように、集荷された生ゴミに有効微生
物群等を混入して細菌により処理した後に、使用、用途
により篩い分けや、ペレット化の作業41等を行なう。
使用、用途により篩い分けや、ペレット化の作業41等
を行なうとは、飼料散布機でブロ−ドキャスタ−の場合
には、ペレットや球状に仕上げないと散布できない。飛
び散ってしまうからである。散布幅が大きく作業ができ
る。飼料散布機でライムソワ−の場合には、一定の幅の
散布だが、粉末状でも良く散布できる。
【0133】このように製造した製品は、袋詰め、フレ
コンバラ出荷42をする。ここで、フレコンバラ出荷と
は、一般には、15k〜20k袋につめて出荷すること
でるが、ホ−クリフトが有れば500k〜1,000k
の大きな袋に入れて出荷することである。大きな袋に詰
めることによりコストが安くなる。
【0134】有効微生物群等に、木炭、ゼオライト、バ
−ミキュライト、サンゴ砂等の多孔質な物質を付着させ
混ぜ合わせ吸着させると長期間安定させることができ
る。このように、本例の食物残渣資源リサイクルシステ
ムでは、必要に応じて有効微生物群等に、木炭、ゼオラ
イト、バ−ミキュライト、サンゴ砂等の多孔質な物質を
付着させ混ぜ合わせ吸着させてもよい。
【0135】有効微生物群等を乾燥した食物残渣に混
合、混入する事で微生物バランスの良い有機肥料となり
大地に還元しても腐敗を防ぎ、土壌のバランスも改善さ
れ、植物が栄養を吸収しやすくすることができる。
【0136】本発明で使用する有効微生物群等には以下
の特徴がある。即ち、この有効微生物群を畜産、養魚の
飼料として与えると腸内菌が活発となり、新陳代謝が盛
んになり、肉質、産卵が改善され、排出物の臭いも少な
くなる。
【0137】また、飼料としての有効性は、病気予防の
薬物等を減らすことや、養魚場などで食べ切れず底に堆
積した不廃物の分解はもちろん、水の浄化能力も発揮す
る事ができる。
【0138】例の食物残渣資源リサイクルシステムで
は、乾燥した食物残渣に有効微生物群と各触媒機能を持
つミネラル、酵素、ヒュ−マスを加えることが生ゴミ処
理のポイントである。有効微生物群と各触媒機能をもつ
ミネラル、酵素、ヒュ−マス等から構成されてる有効微
生物群等は絶えず進化しているものである。
【0139】以上の工程により処理された生ゴミ処理物
を使用すると、有機肥料や、特殊肥料として使用でき
る。即ち、有機肥料特に土壌改良材として使用すると、
大地に還元しても腐敗を防ぎ、土壌のバランスも改善さ
れ、植物が栄養を吸収しやすくすることができる。
【0140】また、飼料として利用できる。即ち、畜
産、養魚の飼料として利用すると、腸内菌が活発とな
り、新陳代謝が盛んになり、肉質、産卵が改善され、排
出物の臭いも少なくなる。更に、飼料としての有効性は
病気予防の薬物等を減らすことや、養魚場などで食べ切
れず、底に堆積した不廃物の分解はもちろん、水の浄化
能力も発揮する事ができる。
【0141】図14は、本例の食物残渣資源リサイクル
システムの第2実施例に使用する醗酵資材(バイオイオ
ンバランス)を添加して土壌を処理する前に土壌中のダ
イオキシンの量と醗酵資材(バイオイオンバランス)を
添加した後の土壌中のダイオキシンの量を示した図であ
る。発酵資材が如何に有毒物質であるダイオキシンを減
少させるかを証明するためのものである。
【0142】測定分析の方法は、ダイオキシンに汚染さ
れた土壌を100gとダイオキシンに汚染された土壌に
醗酵資材を添加して処理した土壌を100gとをサンプ
ル容器内に入れ、常温で3週間そのままの状態にして置
く。
【0143】3週間の間、1週間に1回程度、蓋を開け
て空気を取り入れる。それ以外の時は密閉状態にして測
定を行った。また、サンプル容器は空気を十分必要とす
るため、大きめの1350ml容器を用いた。
【0144】「土壌処理前後のダイオキシン類測定分析
結果表」(この分析は、株式会社環境総合研究所が分析
したものである。その住所は〒141−0022 東京
都大田区東五反田5−49−2 電話番号は03−34
44−2514である。)に示すように、 1.TEFが従来のI−TEFの場合では、醗酵資材
(バイオイオンバランス)を土壌に添加処理する処理前
30では、毒性等量29a(ダイオキシンが土壌中に含
まれている量)は59.44500(32)であった
が、醗酵資材(バイオイオンバランス)を添加し処理し
た処理後31では土壌中のダイオキシンの量(毒性等
量)29aは9.33850(32a)である。
【0145】このように、醗酵資材(バイオイオンバラ
ンス)を添加し処理した処理後31では、削減量(%)
29に記載されているように、その数値は84.3であ
る。この数値84.3(32b)は、土壌中に存在した
ダイオキシンの量が約84%減少していることを示して
いる。
【0146】2.TEFが新TEFの場合では、醗酵資
材(バイオイオンバランス)を土壌に添加処理する処理
前30では、毒性等量29a(ダイオキシンが土壌中に
含まれている量)は60.41300(33)であった
が、醗酵資材(バイオイオンバランス)を添加し処理し
た処理後31では土壌中のダイオキシンの量(毒性等
量)29aは9.53870(33a)である。
【0147】このように、醗酵資材(バイオイオンバラ
ンス)を添加し処理した処理後31では、削減量(%)
29に記載されているように、処理後では84.3(3
2b)の数値であった。この数値84.3(32b)
は、土壌中に存在したダイオキシンの量が約84%減少
していることを示している。
【0148】また、本醗酵資材(バイオイオンバラン
ス)を土壌に添加し処理し、5週間程経過した際には、
土壌中にあるダイオキシンの殆どを消滅させることがで
きることも確認している。即ち、土壌中のダイオキシン
を100%削減することができるのである。
【0149】土壌に醗酵資材を添加することで、土壌中
のダイオキシンを削減でき、しかも土壌中の塩分やPH
のバランスを狂わせることもないため、本例の食物残渣
資源リサイクルシステムで使用する醗酵資材を利用して
できた農産物は極めて人体に良い農産物を育成すること
ができる。
【0150】乳酸菌、酵母菌、光合成菌、放線菌群等の
微生物群に、海洋ミネラル、鉱物ミネラル、アミノ酸、
核酸、キトサン、ヒューマス、海草ゲル等を加え、長期
発酵熟成させて仕上げた酵素資材であるバイオイオンバ
ランス(本願出願人の登録商標である。)はどんどん進
化しているとともに、触媒機能も向上しているものであ
る。
【0151】
【発明の効果】本発明である食物残渣の資源をリサイク
ルするシステムは、以上に述べたようなシステムである
から、家庭、レストラン、給食センター、食堂等の排出
事業所により排出された食物残渣を有効利用しリサイク
ルすることができるので、ゴミの排出量を抑え、それに
伴い、ゴミを燃やす必要がなくなる為、燃焼によるダイ
オキシン発生量を抑えることができるとともに、大切な
再資源として生まれ変わるようにすることができる。
【0152】また、本食物残渣リサイクルシステムに係
る会員、リサイクルセンター及び契約農家の顔が見える
ために、会員は安心して契約農家が生産した野菜を購入
して食べることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明である食物残渣資源リサイクルシステム
の第1実施例の全体を示した図である。
【図2】本発明である食物残渣資源リサイクルシステム
第1実施例の事務局からみた全体図を示した図である。
【図3】本発明である食物残渣資源リサイクルシステム
の第1実施例のシステム図である。
【図4】本発明である食物残さ資源リサイクルシステム
の第1実施例における会員の処理過程図である。
【図5】本発明である食物残さ資源リサイクルシステム
の実施例におけるリサイクルセンターの処理過程図であ
る。
【図6】本発明である食物残さ資源リサイクルシステム
の第1実施例の生ゴミ処理工程を示した図である。
【図7】本発明である食物残さ資源リサイクルシステム
の第1実施例で使用する醗酵資材を添加して処理した土
壌における土壌処理前後のダイオキシン類測定分析結果
表である。
【図8】本発明である食物残渣資源リサイクルシステム
の第2実施例の全体を示した図である。
【図9】本発明である食物残渣資源リサイクルシステム
の第2実施例の事務局の役割を示した全体図である。
【図10】本発明である食物残渣資源リサイクルシステ
ムの第2実施例のリサイクルシステムを示した図であ
る。
【図11】本発明である食物残渣資源リサイクルシステ
ムの第2実施例の具体的会員を示すとともに、会員が食
物残渣を処理する工程を示した図である。
【図12】本発明である食物残渣資源リサイクルシステ
ムの第2実施例のリサイクルセンターが行う食物残渣の
処理する工程を示した図である。
【図13】本発明である食物残渣資源リサイクルシステ
ムの第2実施例のリサイクルセンターの食物残渣を処理
するより具体的工程を示した図である。
【図14】本発明である食物残渣資源リサイクルシステ
ムの第2実施例に使用する醗酵資材(バイオイオンバラ
ンス)を添加して土壌を処理するする前に土壌中のダイ
オキシンの量と醗酵資材(バイオイオンバランス)を添
加した後の土壌中のダイオキシンの量を示した図であ
る。
【符号の説明】 1 食物残さ資源リサイクルシステム 1a 食物残渣資源リサイクルシステム 2 会員 2a 乾物資源(一次処理加工) 3 リサイクルセンター(二次処理加工) 3a 有機質肥料及び土壌改良材又は飼料及び飼
料添加物 4 契約農家(農産・畜産・水産等) 4a 農産物・畜産物・水産物 5 事務局 6 生ゴミ処理機 7 流通経路 7a 管理 8 宅配業者、運送業者、自社便業者等の業者 9 協力及び提携会社 9a、9b 協力及び提携機関 10 食物残さ資源リサイクルシステム 10a 食物残渣資源リサイクルシステム 11 会員 11a 乾物資源 12 リサイクルセンター 12a 有機質肥料及び土壌改良材又は飼料及び
飼料添加物 13 農家(農産・畜産・水産) 13a 農産物・畜産物・水産物 14 事務局 15 流通経路 16 業者 17 協力及び提携販売所 17a 生ゴミ処理機 18、19 協力及び提携機関 20 会員網 20a 会員 21 処理 22 生ゴミ処理機 23 リサイクルセンター 24 乾物資源(乾燥食物残渣) 25 醗酵資材 25a 天然有機ミネラルカルシウム他 25b 特殊糖蜜 26 ペレット成形及び粉状・粒状・固形状等 27 有機質肥料及び土壌改良材又は飼料及び
飼料添加物 28 結果表 29 表 29a 項目 30 土壌(処理前) 31 土壌(処理後) 32、33 測定結果 34 食物残渣 35 食物残渣 36 調整 37 粉砕 38 40℃以下 39 形状変更等 40 混合、混入、散布等の作業 41 ペレット化の作業 42 袋詰め、フレコンバラ出荷
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C05F 9/02 B09B 5/00 ZABM C09K 17/32 3/00 D // C09K 101:00 303M 5/00 P

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生ゴミ処理器を使用して作り出された乾
    燥資源をリサイクルセンターに提供する会員と、該乾燥
    資源を有機質肥料又は飼料にして契約農家に提供するリ
    サイクルセンターと、該有機質肥料又は飼料を使用して
    有機主導型栽培農産物及び環境保全型農産物等を作り該
    有機主導型栽培農産物及び環境保全型農産物等を前記会
    員に提供する契約農家とからなり、該会員とリサイクル
    センター契約農家とを結ぶ流通経路を管理する事務局と
    からなることを特徴とする食物残さ資源リサイクルシス
    テム。
  2. 【請求項2】 事務局が、会員とリサイクルセンターと
    契約農家とを管理し、会員・リサイクルセンター・契約
    農家との流通経路を確保するための宅配業者又は運送業
    者と、会員が食物残さを乾燥資源にするための生ゴミ処
    理機(微生物処理機を含む)を提供するための機関と、
    契約農家が有機主導型栽培農産物及び環境保全型農産物
    等を作る上で肥料及び土壌改良材、又は飼料及び飼料添
    加物・それらの栄養分析や土壌分析及び指導・認証を行
    うための機関と、契約農家より会員へ出荷される有機栽
    培農産物及び特別栽培農作物等の監査・認証・指導を行
    うための機関とを運営、提携、協力、管理することを特
    徴とする請求項1記載の食物残さ資源リサイクルシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 有機質肥料及び土壌改良材又は飼料及び
    飼料添加物を作るため、会員から回収された乾燥資源
    に、乳酸菌と酵母と光合成菌と放線菌類等の有効微生物
    群が生み出す生理物質に総合ミネラルとアミノ酸と核酸
    とキトサンRNとヒューマスと海草他を加えて醗酵熟成
    させた酵素資材と天然有機ミネラルカルシウム他と特殊
    糖蜜とを攪拌混合して、粉状・粒状又はペレット成形し
    たことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の食物残
    さ資源リサイクルシステム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010000508A (ja) * 2009-09-30 2010-01-07 Agricreate:Kk 食物残渣資源のリサイクル方法及びリサイクル用システム
CN105353732A (zh) * 2015-11-03 2016-02-24 成都易禧科技管理发展有限公司 一种全自动生产、快速分配和智能输出的超级绿色环保厨房系统装置

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JP2010000508A (ja) * 2009-09-30 2010-01-07 Agricreate:Kk 食物残渣資源のリサイクル方法及びリサイクル用システム
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