JP2002202997A - 解析ノウハウの書き込み可能な汎用解析システムおよび解析ノウハウの書き込み可能な汎用解析プログラムならびに解析ノウハウの書き込み可能な汎用解析プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

解析ノウハウの書き込み可能な汎用解析システムおよび解析ノウハウの書き込み可能な汎用解析プログラムならびに解析ノウハウの書き込み可能な汎用解析プログラムを記録した記録媒体

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JP2002202997A
JP2002202997A JP2001308775A JP2001308775A JP2002202997A JP 2002202997 A JP2002202997 A JP 2002202997A JP 2001308775 A JP2001308775 A JP 2001308775A JP 2001308775 A JP2001308775 A JP 2001308775A JP 2002202997 A JP2002202997 A JP 2002202997A
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    • G06F30/00Computer-aided design [CAD]
    • G06F30/20Design optimisation, verification or simulation
    • G06F30/23Design optimisation, verification or simulation using finite element methods [FEM] or finite difference methods [FDM]

Abstract

(57)【要約】 【課題】 汎用操作部分はナビゲーション形式の汎用作
業手順とし、解析ノウハウ部分をユーザが自由に記述で
きるようにする。 【解決手段】 対象物の解析手順画面を表示する表示部
1と、解析の各種対象物について共通に適用される汎用
解析手順プログラムを格納した汎用解析手順ファイル部
62aと、解析する対象物に特有の解析ノウハウを記述
する解析ノウハウ記述画面を表示部1に表示させるため
の解析ノウハウ記述画面表示プログラムを格納した画面
表示プログラム格納部3と、解析ノウハウ記述画面に記
述された特定の対象物の解析ノウハウを格納する解析ノ
ウハウ格納部4とを備え、解析計算処理部5は、汎用解
析手順ファイル部62aに格納されている汎用解析手順
プログラムおよび解析ノウハウ格納部4に格納されてい
る特定の対象物の解析ノウハウに基づいて、特定の対象
物の解析計算処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製品の強度や剛性
等の品質を評価するためのコンピュータシミュレーショ
ンの分野、および図面品質向上のために設計を検討する
コンピュータシミュレーションの分野において利用され
る、解析ノウハウの書き込み可能な汎用解析システムお
よび解析ノウハウの書き込み可能な汎用解析プログラム
ならびに解析ノウハウの書き込み可能な汎用解析プログ
ラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】種々の製品の設計においてCAE解析の
技術を利用する場合、従来は、解析の専門家が複雑な強
度計算等を行って製品を設計していた。すなわち、CA
E解析では、微分方程式で表現される物理法則をベース
としているため、ユーザに微分方程式の理解と数値解析
に必然的に要求される数学的な約束ごとの理解とが要求
されるので、誰でもが簡単にCAE解析を行えるもので
はなかった。
【0003】ところで、CAEの解析に限らず、種々の
解析において操作性の向上を図った技術が提案されてい
る(例えば、特開平10−303267号公報参照)。
この公報に開示された技術は、解析の操作手順を記憶保
存しておき、この保存内容に基づいて自動的に解析を行
うというものである。これにより、同じ操作手順を、解
析のたびに毎回繰り返すといった手間が解消され、解析
の操作性の向上につながっている(これを従来技術1と
いう)。
【0004】また、SDRC社が開発し日本でも大きな
市場を占有しているI−deas(登録商標)等の汎用
解析システムも提供されており、この汎用解析システム
では、解析はメニューを解析者の判断で選択するように
なっている(これを従来技術2という)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術1にみられるような個別対応型のナビゲーシ
ョンシステムでは、製品ごとに最もふさわしいナビゲー
ションとし、解析ノウハウの記述もされているが、後で
変更する等のことはできないのが普通であり、汎用性に
かけるといった問題があった。また、個別対応型ナビゲ
ーションシステムは、非常に使いやすくその使用に対し
てノウハウも必要ないが、その反面、ソフトの作成に時
間がかかるため、コストが非常に高くなるといった問題
もあった。
【0006】また、上記した従来技術2の汎用解析シス
テムでは、メッシュの切り方、境界条件の選定、解析結
果の見方等といったノウハウ的なところにつていは、表
示部分もないため、解析者は自分の判断や専門家に聞い
たりして解析を行わなければならないといった問題があ
った。そのため、解析ノウハウを別途勉強する必要があ
るといった問題もあった。
【0007】本発明はかかる問題点を解決すべく創案さ
れたもので、その目的は、汎用操作部分はナビゲーショ
ン形式の汎用作業手順とし、解析ノウハウ部分をユーザ
が自由に記述できるようにすることにより、ソフト開発
にコストをかけずに、各製品に対応したナビゲーション
システムを簡単に開発、使用することのできる解析ノウ
ハウの書き込み可能な汎用解析システムおよび解析ノウ
ハウの書き込み可能な汎用解析プログラムならびに解析
ノウハウの書き込み可能な汎用解析プログラムを記録し
た記録媒体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の解析ノウハウの
書き込み可能な汎用解析システムは、CAE解析の解析
手順がプログラムとして格納された汎用解析システムで
あって、解析ノウハウ記述画面に記述された特定の対象
物の解析ノウハウを格納する解析ノウハウ格納手段と、
解析の各種対象物について共通に適用される汎用解析手
順プログラムおよび前記解析ノウハウ格納手段に格納さ
れている特定の対象物の解析ノウハウに基づいて、特定
の対象物の解析計算処理を実行する解析計算処理手段と
を備えたことを特徴とする。
【0009】このような特徴を有する本発明によれば、
解析手順の各ステップで解析ノウハウを記述するHTM
L形式の画面(スペース)が用意されているので、CA
E解析の専門的知識を有するオペレータは、この解析ノ
ウハウ記述画面に、解析を行おうとする特定の対象物の
解析ノウハウを記述することができる。このように、解
析ノウハウの部分を変えることにより、汎用解析ソフト
は、その特定の対象物を解析するための専用解析ソフト
となる。これにより、特定の対象物ごとに専用の解析ソ
フトを一から作成するといった従来の手間に比べ、解析
ソフトの開発時間を大幅に短縮できるとともに、開発コ
ストも削減することができる。
【0010】また、本発明の解析ノウハウの書き込み可
能な汎用解析システムは、CAE解析の解析手順がプロ
グラムとして格納された汎用解析システムであって、対
象物の解析手順画面を表示する表示手段と、解析の各種
対象物について共通に適用される汎用解析手順プログラ
ムを格納した汎用解析手順プログラム格納手段と、解析
する対象物に特有の解析ノウハウを記述する解析ノウハ
ウ記述画面を前記表示手段に表示させるための解析ノウ
ハウ記述画面表示プログラムを格納した解析ノウハウ記
述画面表示プログラム格納手段と、前記解析ノウハウ記
述画面に記述された特定の対象物の解析ノウハウを格納
する解析ノウハウ格納手段と、前記汎用解析手順プログ
ラム格納手段に格納されている汎用解析手順プログラム
および前記解析ノウハウ格納手段に格納されている特定
の対象物の解析ノウハウに基づいて、特定の対象物の解
析計算処理を実行する解析計算処理手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0011】このような特徴を有する本発明によれば、
解析手順の各ステップで解析ノウハウを記述するHTM
L形式の画面(スペース)が用意されているので、CA
E解析の専門的知識を有するオペレータは、この解析ノ
ウハウ記述画面に、解析を行おうとする特定の対象物の
解析ノウハウを記述することができる。このように、解
析ノウハウの部分を変えることにより、汎用解析ソフト
は、その特定の対象物を解析するための専用解析ソフト
となる。これにより、特定の対象物ごとに専用の解析ソ
フトを一から作成するといった従来の手間に比べ、解析
ソフトの開発時間を大幅に短縮できるとともに、開発コ
ストも削減することができる。
【0012】また、本発明の解析ノウハウの書き込み可
能な汎用解析システムは、前記解析ノウハウ格納手段
は、前記解析ノウハウ記述画面に記述された種々の対象
物の解析ノウハウを格納しており、特定の対象物の解析
実行時、指定された特定の対象物の解析ノウハウを前記
解析ノウハウ格納手段から探索する解析ノウハウ探索手
段をさらに備え、前記解析計算処理手段は、前記汎用解
析手順プログラム格納手段に格納されている汎用解析手
順プログラムおよび前記解析ノウハウ探索手段により解
析ノウハウ格納手段より探索された特定の対象物の解析
ノウハウに基づいて、特定の対象物の解析計算処理を実
行することを特徴とする。
【0013】このような特徴を有する本発明によれば、
オペレータの記述した解析ノウハウが対象物ごとに蓄積
されていくので、1つの汎用解析ソフトを、複数種の専
用解析ソフトとして扱うことができる。これにより、解
析ソフトの開発時間をさらに短縮できるとともに、開発
コストもさらに削減することができ、かつ、使い勝手の
よい汎用解析システムを実現することができる。なお、
CAE解析の解析手順であるプログラムは、対話形式の
プログラムであってもよい。
【0014】また、本発明の解析ノウハウの書き込み可
能な汎用解析システムは、解析ノウハウの書き込み可能
な汎用解析プログラムおよび解析ノウハウの書き込み可
能な汎用解析プログラムを記録した記録媒体としても提
供することができる。すなわち、本発明の解析ノウハウ
の書き込み可能な汎用解析プログラムは、CAE解析の
解析手順がプログラムとして格納された汎用解析処理プ
ログラムであって、解析ノウハウ記述画面に記述された
特定の対象物の解析ノウハウを解析ノウハウ格納手段に
格納する解析ノウハウ格納ステップと、解析の各種対象
物について共通に適用される汎用解析手順プログラムお
よび前記解析ノウハウ格納手段に格納されている特定の
対象物の解析ノウハウに基づいて、特定の対象物の解析
計算処理を実行する解析計算処理ステップとを備えたこ
とを特徴とする。
【0015】また、本発明の解析ノウハウの書き込み可
能な汎用解析プログラムは、CAE解析の解析手順がプ
ログラムとして格納された汎用解析処理プログラムであ
って、対象物の解析手順画面を表示手段に表示するステ
ップと、解析の各種対象物について共通に適用される汎
用解析手順プログラムを汎用解析手順プログラム格納手
段に格納するステップと、解析する対象物に特有の解析
ノウハウを記述する解析ノウハウ記述画面を前記表示手
段に表示させるための解析ノウハウ記述画面表示プログ
ラムを解析ノウハウ記述画面表示プログラム格納手段に
格納するステップと、前記解析ノウハウ記述画面に記述
された特定の対象物の解析ノウハウを解析ノウハウ格納
手段に格納する解析ノウハウ格納ステップと、前記汎用
解析手順プログラム格納手段に格納されている汎用解析
手順プログラムおよび前記解析ノウハウ格納手段に格納
されている特定の対象物の解析ノウハウに基づいて、特
定の対象物の解析計算処理を実行する解析計算処理ステ
ップとを備えたことを特徴とする。
【0016】また、本発明の解析ノウハウの書き込み可
能な汎用解析プログラムは、特定の対象物の解析実行
時、指定された特定の対象物の解析ノウハウを前記解析
ノウハウ格納手段から探索する解析ノウハウ探索ステッ
プをさらに備え、前記解析計算処理ステップは、前記汎
用解析手順プログラムおよび前記解析ノウハウ探索ステ
ップにより前記解析ノウハウ格納手段より探索された特
定の対象物の解析ノウハウに基づいて、特定の対象物の
解析計算処理を実行することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0018】図1は、本発明の解析ノウハウの書き込み
可能な汎用解析システムの一実施の形態を概念的に示し
たブロック図である。
【0019】この汎用解析システムは、大別すると、対
象物の解析手順画面や解析ノウハウ記述画面を表示する
表示部1と、表示部1に表示された解析手順画面の中の
任意の項目を操作するとともに、表示された解析ノウハ
ウ記述画面に解析ノウハウを記述する際に用いられるマ
ウスやキーボード等からなる入力部2と、この入力部2
の操作に従って、各解析手順画面を表示部1に順次表示
させるための解析手順画面表示プログラム、および表示
部1に表示される各解析手順画面の中の任意の項目を入
力部2によって操作することにより、その項目に対応し
た解析ノウハウ記述画面を表示部1に表示させるための
解析ノウハウ記述画面表示プログラムを格納した画面表
示プログラム格納部3と、表示部1に表示された解析ノ
ウハウ記述画面に記述された特定の対象物の解析ノウハ
ウを格納する解析ノウハウ格納部4と、入力部2から入
力された情報に従って解析を行う解析計算処理部(解析
ソルバー)4と、これら各部の制御や演算処理を行う対
話型制御部6とを備えている。
【0020】また、対話型制御部6は、演算部61と、
ファイル格納部62と、解析ノウハウ入出力部63とを
備えており、演算部61は、実際の解析に際して要素の
形状や要素分割などを計算する部分(プリポスト)であ
る。また、ファイル格納部62には、解析の各種対象物
について共通に適用される汎用解析手順プログラムを格
納した汎用解析手順ファイル部62a、各入力画面に従
って入力部2より入力された解析対象物の解析情報を蓄
積するための解析情報ファイル部62b、解析結果を蓄
積する解析結果ファイル部62cなどが格納されてい
る。
【0021】また、解析ノウハウ入出力部63は、表示
部1に表示された空白の解析ノウハウ記述画面に記述さ
れた解析ノウハウを、解析ノウハウ格納部4に格納する
処理を実行するとともに、解析実行時には、解析ノウハ
ウ格納部4に格納された解析ノウハウを適宜読み出して
解析計算処理部5に渡す処理を実行する。
【0022】解析計算処理部5は、ファイル格納部62
の汎用解析手順ファイル部62aに格納されている汎用
解析手順プログラム、および解析ノウハウ格納部4から
読み出された各ステップ(手順)の解析ノウハウに基づ
いて、特定の対象物の解析計算処理を実行する。そのた
め、図示は省略しているが、対象物の解析を行う解析ソ
ルバーと呼ばれる射出成形用CAEソフトと、最適化計
算ソフトとを具備している。
【0023】対話型制御部6は、解析ノウハウを記述す
るときには、画面表示プログラム格納部3に格納されて
いる解析ノウハウ記述画面表示プログラムに従い、表示
部1に解析ノウハウ記述画面を表示させる処理を実行
し、CAE解析の専門的知識を有するオペレータにより
その解析ノウハウ記述画面に記述された特定の対象物の
解析ノウハウを、解析ノウハウ入出力部63を介して解
析ノウハウ格納部4に格納する処理を実行する。
【0024】また、対話型制御部6は、解析実行時に
は、画面表示プログラム格納部3に格納されたプログラ
ムに従い、表示部1に解析情報入力画面を順次表示させ
る処理を実行し、その入力画面中に入力された解析情報
を解析情報ファイル部62bに蓄積する処理を実行す
る。また、解析情報ファイル部62bに蓄積された解析
情報に基づき、解析計算処理部5により実行された対象
物の解析結果を解析結果ファイル部62cに蓄積する処
理を実行する。
【0025】図3ないし図18は、入力部2による入力
操作に従い、画面表示プログラム格納部3に格納されて
いる入力画面表示プログラムおよび解析ノウハウ記述画
面表示プログラムに従って表示部1に順次表示される各
入力画面および解析ノウハウ記述画面を示している。
【0026】各入力画面は、基本的に3段構成となって
おり、上段が、どの段階まで解析手順の操作が進んだか
を表示するステップ表示窓、中段が、解析手順の内容を
表示するための表示窓、下段が、各種の数値や文字等を
入力する入力窓となっている。また、解析ノウハウ記述
画面は、初期画面では単なる空白画面となっている。
【0027】ここで、汎用解析手順プログラムは、デー
タベースを開くステップから始まり、モデルの読み込み
ステップ、メッシュの作成ステップ、材料の定義ステッ
プ、境界条件の設定ステップ、荷重条件の設定ステッ
プ、インプットファイルの作成ステップ、結果表示ステ
ップ、の各ステップ(手順)からなっている。そして、
このような各ステップの主要箇所にリンクを設け、この
リンク先のファイルが書き換え可能な解析ノウハウ記述
ファイルとなっている。この解析ノウハウ記述ファイル
は、本実施形態ではHTML形式で記述可能となってい
るが、テキスト形式でも記述可能である。
【0028】本実施形態では、図7(a)に示すメッシ
ュの作成画面にリンクされている解析ノウハウ記述ファ
イルと、図11(a)に示す材料の定義画面にリンクさ
れている解析ノウハウ記述ファイルと、図12(a)に
示す境界条件の設定画面にリンクされている解析ノウハ
ウ記述ファイルとに、それぞれ解析ノウハウが記述され
ている例を示しており、その記述内容が、図7(b)と
図11(b)と図12(b)とにそれぞれ示されてい
る。
【0029】すなわち、CAE解析の専門的知識を有す
るオペレータは、汎用解析手順ファイル部62aに格納
されいてる汎用解析手順プログラムに従って、図3ない
し図18に示す各ステップの入力画面(これについては
後述する)を開き、その中に表示されている「ノウハウ
を見る」と記載された部分をクリックすることで、その
ステップの入力画面に用意(リンク)されている解析ノ
ウハウ記述画面(空白画面)を開く。そして、この解析
ノウハウ記述画面に、解析を行おうとする特定の対象物
(ここでは、対象物がブラケットとなっている)に特有
の解析ノウハウを記述する。解析ノウハウの記述は、誰
でもが手軽に扱えるように、例えばインターネットのホ
ームページを作成するのと同じ要領で作成できるように
なっている。
【0030】このようにして各ステップに用意(リン
ク)されている解析ノウハウ記述画面に、ブラケットに
必要な解析ノウハウを記述することにより、汎用解析ソ
フトは、ブラケット専用の解析ソフトとなり、これを使
用する解析者は、ブラケット独自の解析オペレーション
に従って、ブラケットの解析を行うことができる。記述
された解析ノウハウは、解析ノウハウ格納部4に格納さ
れる。
【0031】次に、このようにして解析ノウハウが記述
された本実施形態の汎用解析システムを用いて、解析者
がブラケットの解析を行う手順を説明する。
【0032】図3は、データベースを開いたときの最初
の画面(初期画面)10を示している。初期画面10
は、どの段階まで解析手順の操作が進んだかを表示する
ステップ表示窓11と、解析手順の内容を対話形式で表
示するための表示画面窓12と、各種の数値や文字等を
入力する入力窓13と、入力内容を適用するための「適
用」と記入された適用ボタン14と、前画面に戻るため
の「戻る」と記入された戻るボタン15とを含んで構成
されている。
【0033】図4は、解析ソルバー選択画面20を示し
ている。この解析ソルバー選択画面20は、どの段階ま
での入力が完了したかを表示するステップ表示窓21
と、これから行う解析ソルバーを選択するための各種項
目を対話形式で表示する選択表示窓22と、各種の数値
や文字等を入力する入力窓23と、入力内容を適用する
ための「適用」と記入された適用ボタン24と、前画面
(初期画面10)に戻るための「戻る」と記入された戻
るボタン25とを含んで構成されている。
【0034】図5(a)は、モデル読み込み(選択)画
面30を示している。このモデル読み込み(選択)画面
30は、どの段階までの入力が完了したかを表示するス
テップ表示窓31と、このステップの内容を表示する表
示窓32と、予め用意されている形状モデル(各種モデ
ル形状がすでにメッシュに切られた状態で用意されてい
る)のファイル名を表示して解析者の選択を促す選択入
力窓33と、選択内容を適用するための「適用」と記入
された適用ボタン34と、前画面(解析ソルバー選択画
面20)に戻るための「戻る」と記入された戻るボタン
35とを含んで構成されている。また、図5(b)は、
モデル単位系を指定する画面301を示している。
【0035】図6(a)は、モデル読み込み(確認)画
面40を示している。このモデル読み込み(確認)画面
40は、どの段階までの入力が完了したかを表示するス
テップ表示窓41と、このステップの内容を表示する表
示窓42と、解析者の選択したモデルを確認するための
確認窓43と、選択内容を適用するための「適用」と記
入された適用ボタン44と、前画面(モデル読み込み
(選択)画面30)に戻るための「戻る」と記入された
戻るボタン45とを含んで構成されている。また、図6
(b)は、選択されたモデルの形状を表示する画面40
1を示している。
【0036】図7(a)は、メッシュ作成画面50を示
している。このメッシュ作成画面50は、どの段階まで
の入力が完了したかを表示するステップ表示窓51と、
メッシュの作成方法を対話形式で表示する表示窓52
と、各種の数値や文字等を入力する入力窓53と、入力
内容を適用するための「適用」と記入された適用ボタン
54と、前画面(モデル読み込み(確認)画面40)に
戻るための「戻る」と記入された戻るボタン55とを含
んで構成されている。
【0037】また、図7(b)は、このメッシュ作成画
面50の中の表示窓52に表示されている「ノウハウを
見る」と記載された部分をクリックすることにより表示
される解析ノウハウ記述画面501を示している。この
解析ノウハウ記述画面501には、すでにオペレータに
よって記述されたブラケットのメッシュを作成するノウ
ハウが記述されており、その記述内容が表示されてい
る。
【0038】図8は、図7に示すメッシュ作成画面50
の中の表示窓52に表示された「指定する」と記載され
た部分をクリックしたときに表示されるメッシュ作成
(局所分割)画面60を示している。このメッシュ作成
(局所分割)画面60は、どの段階までの入力が完了し
たかを表示するステップ表示窓61と、局所分割数を指
定する方法を表示する表示窓62と、各種の数値や文字
等を入力する入力窓63と、選択または入力内容を適用
するための「適用」と記入された適用ボタン64と、前
画面(メッシュ作成画面50)に戻るための「戻る」と
記入された戻るボタン65とを含んで構成されている。
【0039】図9は、図8に示すメッシュ作成(局所分
割)画面60の中の表示窓62に表示された1つの指定
方法をクリックしたときに表示されるメッシュ作成(局
所分割数指定)画面70を示している。このメッシュ作
成(局所分割数指定)画面70は、どの段階までの入力
が完了したかを表示するステップ表示窓71と、選択さ
れた1つの指定方法(ここでは、局所分割数指定)の内
容を表示する表示窓72と、分割数指定エッジや分割数
を入力する入力窓73と、入力内容を適用するための
「適用」と記入された適用ボタン74と、前画面(メッ
シュ作成(局所分割)画面60)に戻るための「戻る」
と記入された戻るボタン75とを含んで構成されてい
る。
【0040】図10(a)は、メッシュ作成(平均要素
長の指定)画面80を示している。このメッシュ作成
(平均要素長の指定)画面80は、どの段階までの入力
が完了したかを表示するステップ表示窓81と、平均要
素長の指定方法の説明内容を表示する表示窓82と、要
素長を入力する入力窓83と、入力内容を適用するため
の「適用」と記入された適用ボタン84と、前画面(メ
ッシュ作成(局所分割数指定)画面70)に戻るための
「戻る」と記入された戻るボタン85とを含んで構成さ
れている。また、図10(b)は、平均要素長の入力画
面801を示している。
【0041】図11(a)は、材料定義画面90を示し
ている。この材料定義画面90は、どの段階までの入力
が完了したかを表示するステップ表示窓91と、各種材
料物性の入力項目を表示する表示窓92と、ヤング率や
ポアソン比を入力する入力窓93と、入力内容を適用す
るための「適用」と記入された適用ボタン94と、前画
面(メッシュ作成(平均要素長の指定)画面80)に戻
るための「戻る」と記入された戻るボタン95とを含ん
で構成されている。また、図11(b)は、この材料定
義画面90の中の表示窓92に表示されている「ノウハ
ウを見る」と記載された部分をクリックすることにより
表示される解析ノウハウ記述画面901を示している。
この解析ノウハウ記述画面901には、すでにオペレー
タによって記述されたブラケットの材料定義に関するノ
ウハウが記述されており、その記述内容が表示されてい
る。
【0042】図12(a)は、境界条件設定画面100
を示している。この境界条件設定画面100は、面につ
いての固定位置を定義する画面であって、どの段階まで
の入力が完了したかを表示するステップ表示窓101
と、解析に必要な境界条件を対話形式で表示する表示窓
102と、各種境界条件を入力する入力窓103と、入
力内容を適用するための「適用」と記入された適用ボタ
ン104と、前画面(材料定義画面90)に戻るための
「戻る」と記入された戻るボタン105とを含んで構成
されている。また、図12(b)は、この境界条件設定
画面100の中の表示窓102に表示されている「ノウ
ハウを見る」と記載された部分をクリックすることによ
り表示される解析ノウハウ記述画面1001を示してい
る。この解析ノウハウ記述画面1001には、すでにオ
ペレータによって記述されたブラケットの境界条件に関
するノウハウが記述されており、その記述内容が表示さ
れている。
【0043】図13は、境界条件設定画面110を示し
ている。この境界条件設定画面110は、エッジについ
ての固定位置を定義する画面であって、どの段階までの
入力が完了したかを表示するステップ表示窓111と、
解析に必要な境界条件を対話形式で表示する表示窓11
2と、各種境界条件を入力する入力窓113と、入力内
容を適用するための「適用」と記入された適用ボタン1
14と、前画面(境界条件設定画面100)に戻るため
の「戻る」と記入された戻るボタン115とを含んで構
成されている。
【0044】図14は、境界条件設定画面120を示し
ている。この境界条件設定画面120は、節点について
の固定位置を定義する画面であって、どの段階までの入
力が完了したかを表示するステップ表示窓121と、解
析に必要な境界条件を対話形式で表示する表示窓122
と、各種境界条件を入力する入力窓123と、入力内容
を適用するための「適用」と記入された適用ボタン12
4と、前画面(境界条件設定画面110)に戻るための
「戻る」と記入された戻るボタン125とを含んで構成
されている。
【0045】図15(a)は、強制変位定義画面130
を示している。この強制変位定義画面130は、どの段
階までの入力が完了したかを表示するステップ表示窓1
31と、強制変位についての説明を対話形式で表示する
表示窓132と、各種の数値や文字等を入力する入力窓
133と、入力内容を適用するための「適用」と記入さ
れた適用ボタン134と、前画面(境界条件設定画面1
20)に戻るための「戻る」と記入された戻るボタン1
35とを含んで構成されている。
【0046】図15(b)は、図15(a)に示す強制
変位定義画面130の中の表示窓132に表示された
「エッジに強制変位を与える」と記載された部分をクリ
ックしたときに表示される強制変位定義画面140を示
している。この強制変位定義画面140は、どの段階ま
での入力が完了したかを表示するステップ表示窓141
と、エッジの強制変位についての説明を対話形式で表示
する表示窓142と、変位量や強制変位の方向や強制変
位させるエッジを入力する入力窓143と、入力内容を
適用するための「適用」と記入された適用ボタン144
と、前画面(強制変位定義画面130)に戻るための
「戻る」と記入された戻るボタン145とを含んで構成
されている。
【0047】図15(c)は、図15(a)に示す強制
変位定義画面130の中の表示窓132に表示された
「節点に強制変位を与える」と記載された部分をクリッ
クしたときに表示される強制変位定義画面150を示し
ている。この強制変位定義画面150は、どの段階まで
の入力が完了したかを表示するステップ表示窓151
と、節点の強制変位についての説明を対話形式で表示す
る表示窓152と、変位量や強制変位の方向や強制変位
させる節点を入力する入力窓153と、入力内容を適用
するための「適用」と記入された適用ボタン154と、
前画面(強制変位定義画面130)に戻るための「戻
る」と記入された戻るボタン155とを含んで構成され
ている。
【0048】図16は、図12から図15に示す境界条
件設定画面100,境界境界条件設定画面110,境界
条件設定画面120,強制変位定義画面130,強制変
位定義画面140によって設定および定義された境界条
件の表示画面160を示している。
【0049】図17は、荷重条件設定画面170を示し
ている。この荷重条件設定画面170は、どの段階まで
の入力が完了したかを表示するステップ表示窓171
と、荷重条件を対話形式で表示する表示窓172と、各
種の数値や文字等を入力する入力窓173と、入力内容
を適用するための「適用」と記入された適用ボタン17
4と、前画面(強制変位定義画面130)に戻るための
「戻る」と記入された戻るボタン175とを含んで構成
されている。
【0050】図18、インプットファイル作成画面18
0を示している。このインプットファイル作成画面18
0は、どの段階までの入力が完了したかを表示するステ
ップ表示窓181と、入力ファイルの作成を促す内容を
対話形式で表示する表示窓182と、各種の数値や文字
等を入力する入力窓183と、入力内容を適用するため
の「適用」と記入された適用ボタン184と、前画面
(荷重条件設定画面170)に戻るための「戻る」と記
入された戻るボタン185とを含んで構成されている。
【0051】図19(a)は、結果処理画面190を示
している。この結果処理画面190は、どの段階までの
入力が完了したかを表示するステップ表示窓191と、
解析結果を表示する表示窓192と、各種の数値や文字
等を入力する入力窓193と、入力内容を適用するため
の「適用」と記入された適用ボタン194と、前画面に
戻るための「戻る」と記入された戻るボタン195とを
含んで構成されている。また、図19(b)は、結果処
理画面の190の表示窓192の中の「圧力コンタと変
位図」と記載された部分をクリックしたときに表示され
るコンタ図の一例を示している。
【0052】なお、説明は省略したが、図7ないし図1
9(ただし、解析ノウハウ記述画面は除く)に示す各入
力画面の表示窓52〜192には、各ステップでの解析
ノウハウを見たいときにクリックする「ノウハウを見
る」と記載された部分が表示されている。解析者は、こ
の「ノウハウを見る」をクリックすることで、そのステ
ップに関する解析ノウハウが表示されることになる。た
だし、事前にオペレータが解析ノウハウ記述画面から解
析ノウハウを記述している場合であって、何も記述され
ていない場合には、空白の画面が表示されることにな
る。
【0053】次に、上記構成のブラケット専用解析シス
テムによってブラケットを解析、設計する手順につい
て、上記で説明した図3ないし図19に示す入力画面例
および解析結果表示画面例、および図20に示すフロー
チャートを適宜を参照して説明する。
【0054】まず、解析者は、本装置を立ち上げて表示
部1に図3に示す初期画面10を表示し、表示画面窓1
2の中の「新規」または「開く」のいずれかを選択する
(ステップS1)。ここでは、「新規」が選択されたも
のとする。なお、「開く」が選択された場合には、すで
に解析を行っている既存のモデリングデータベースを開
くようになっている。
【0055】「新規」が選択されると、対話型制御部6
は、画面表示プログラム格納部3に格納されている画面
表示プログラムを起動し、表示部1に図4に示す解析ソ
ルバー選択画面20を表示する。解析者は、この解析ソ
ルバー選択画面20の選択表示窓22に表示されている
内容から、今回使用する解析ソルバーを選択する。具体
的には、選択表示窓22に表示されている各項目の文字
部分にカーソルを移動させてクリックし、次に適用ボタ
ン24をマウス等でクリックすることにより、いずれか
の解析ソルバーを選択することができる。
【0056】これにより、表示部1には、図5(a)に
示すモデル読み込み画面30、および同図(b)に示す
モデル単位系の指定画面301が表示される。
【0057】次に、解析者は、このモデル読み込み画面
30の選択入力窓33に表示されている各種形状モデル
のファイル名から、1つのファイル名を選択(マウス等
でクリック)し、次に適用ボタン34をマウス等でクリ
ックすることにより、メッシュに切られた1つの形状モ
デルを選択することができる(ステップS2)。これに
より、表示部1には、図6(a)に示すモデル読み込み
(確認)画面40が表示される。
【0058】このモデル読み込み(確認)画面40で
は、読み込んだモデルの確認を行っており、表示窓43
に表示されている任意の項目を選択(マウス等でクリッ
ク)することにより、図6(b)に示すモデルの確認画
面401が表示される。
【0059】モデルの確認を終了すると、解析者は、次
にモデル読み込み(確認)画面40の適用ボタン44を
クリックする。これにより、表示部1には、図7(a)
に示すメッシュ作成画面50が表示されるとともに、読
み込んだメッシュデータ(ここではソリッドモデル)が
解析情報ファイル部62bに蓄積される。
【0060】次に、解析者は、このメッシュ作成画面5
0の表示窓52に表示されている説明内容に従い、解析
に必要なメッシュを作成する(ステップS3)。このと
き、表示部52に表示されている「ノウハウを見る」と
記載された部分52aをマウス等でクリックすること
で、表示部1には図7(b)に示す解析ノウハウ記述画
面501が表示される。解析ノウハウ画面501では、
メッシュの局所分割に関する説明や、過去に作成したメ
ッシュが表示される。解析者は、この局所分割の説明を
参照しながら、局所分割を行うか否かを判断することが
できる。ここで、図7(a)に示すメッシュ作成画面5
0に戻って、局所分割を指定(すなわち、表示窓52の
「指定する」と記載された部分52bをマウス等でクリ
ック)すると、表示部1には、図8に示すメッシュ作成
(局所分解)画面60が表示される。
【0061】ここで、ステップ表示窓について簡単に説
明しておく。ステップ表示窓では、その時点で選択され
ていないステップには、その左端に「∨」の印が付され
ている。また、その時点で選択されている場合には、こ
の「∨」を逆にした「∧」の印がそのステップの左端に
付与される。因みに、図8では、3番目のステップ(メ
ッシュの作成)が「∧」となっている。また、すでに選
択されて必要な入力が完了したステップ(ここでは、
「データベースを開く」と「モデルの読み込み」)に
は、そのステップ番号の横に「C」の印が付与されてい
る。このようなステップ表示窓の表示形式は、以下に説
明する各入力画面についても同様である。
【0062】次に、解析者は、このメッシュ作成(局所
分割)画面60の表示窓62に表示された局所分解の3
つの指定方法から1つの指定方法を選択する。この際、
解析者は、表示窓62の「ノウハウを見る」と記載され
た部分62aをマウス等でクリックすることで、図示は
省略しているが、ブラケットの局所分割に関する解析ノ
ウハウを見ることができる。この場合、解析ノウハウ記
述ファイルに何も記述されていない場合には、空白の画
面が表示されることになる。
【0063】このうよな解析ノウハウを必要に応じて見
た解析者は、表示窓62の「分割数指定」、「重み付け
指定1」、「重み付け指定2」と記載された部分のいず
れかをマウス等でクリックする。これにより、表示部1
には、図9に示すメッシュ作成(局所分割数指定)画面
70が表示される。ここでは、「分割数指定」と記載さ
れた部分をクリックした場合を示している。解析者は、
このメッシュ作成(局所分割数指定)画面70の表示窓
72に表示された説明内容に従って、入力窓73に分割
数指定エッジと分割数とを入力する(ステップS3−
1)。この場合も、表示窓72の「ノウハウを見る」と
記載された部分72aをマウス等でクリックすること
で、図示は省略しているが、ブラケットの局所分割数指
定に関する解析ノウハウを見ることができる。
【0064】次に、解析者は、図10(a)に示すメッ
シュ作成(平均要素長の指定)画面80の表示窓82に
表示された説明内容に従い、入力部83にモデルに対す
る平均要素長を入力する(ステップS3−2)。この場
合も、表示窓82の「ノウハウを見る」と記載された部
分82aをマウス等でクリックすることで、図示は省略
しているが、ブラケットの平均要素長の指定に関する解
析ノウハウを見ることができる。これにより、表示部1
には、指定された各要素データに基づいて作成された、
図10(b)に示すブラケットのメッシュデータが表示
されるので、解析者は、このメッシュデータを見て良否
を確認し、再作成の必要がある場合には、分割数の局所
指定に戻って再度作成を行う(ステップS3−3,ステ
ップS3−4)。この後、適用ボタン84をマウス等で
クリックする。これにより、表示部1には図11に示す
材料定義画面90が表示されるとともに、作成された要
素データが解析情報ファイル部62bに蓄積される。
【0065】次に、解析者は、この材料定義画面90の
表示窓92に表示されている説明内容に従い、入力部9
3にヤング率とポアソン比とを入力する(ステップS
4)。この場合も、表示窓92の「ノウハウを見る」と
記載された部分92aをマウス等でクリックすること
で、表示部1には、図11(b)に示す材料物性に関す
る解析ノウハウ記述画面901が表示されるので、解析
者は、この解析ノウハウを見て、入力部93にヤング率
とポアソン比とを入力することができる。この後、適用
ボタン94をマウス等でクリックする。これにより、表
示部1には図12(a)に示す境界条件(面)設定画面
100が表示されるとともに、指定された材料物性デー
タが解析情報ファイル部62bに蓄積される。
【0066】次に、解析者は、この境界条件(面)設定
画面100の表示窓102に表示されている説明内容に
従い、入力窓103に固定する方向のチェックを入れる
とともに、固定する面の選択を行う(ステップS5)。
この場合も、表示窓102の「ノウハウを見る」と記載
された部分102aをマウス等でクリックすることで、
表示部1には、図12(b)に示すブラケットの境界条
件に関する解析ノウハウ記述画面1001が表示される
ので、解析者は、この解析ノウハウを見て、入力部10
3の入力内容を検討することができる。この後、適用ボ
タン104をマウス等でクリックする。これにより、表
示部1には図13に示す境界条件(エッジ)設定画面1
10が表示されるとともに、入力された面の境界条件が
解析情報ファイル部62bに蓄積される。
【0067】次に、解析者は、この境界条件(エッジ)
設定画面110の表示窓112に表示されている説明内
容に従い、入力窓113に固定する方向のチェックを入
れるとともに、固定するエッジの選択を行う(ステップ
S5)。この場合も、表示窓112の「ノウハウを見
る」と記載された部分112aをマウス等でクリックす
ることで、表示部1には、図示は省略しているが、ブラ
ケットのエッジの境界条件に関する解析ノウハウ記述画
面が表示されるので、解析者は、この解析ノウハウを見
て、入力部113の入力内容を検討することができる。
この後、適用ボタン114をマウス等でクリックする。
これにより、表示部1には図14に示す境界条件(節
点)設定画面120が表示されるとともに、入力された
エッジの境界条件が解析情報ファイル部62bに蓄積さ
れる。
【0068】次に、解析者は、この境界条件(節点)設
定画面120の表示窓122に表示されている説明内容
に従い、入力窓123に固定する方向のチェックを入れ
るとともに、固定する節点の選択を行う(ステップS
5)。この場合も、表示窓122の「ノウハウを見る」
と記載された部分122aをマウス等でクリックするこ
とで、表示部1には、図示は省略しているが、ブラケッ
トの節点の境界条件に関する解析ノウハウ記述画面が表
示されるので、解析者は、この解析ノウハウを見て、入
力部123の入力内容を検討することができる。この
後、適用ボタン124をマウス等でクリックする。これ
により、表示部1には図15(a)に示す強制変位定義
画面130が表示されるとともに、入力された節点の境
界条件が解析情報ファイル部62bに蓄積される。
【0069】次に、解析者は、この強制変位定義画面1
30の表示窓132に表示されているメニューの1つを
選択して、強制変位をモデルに定義する(ステップS
6)。この場合も、表示窓132の「ノウハウを見る」
と記載された部分132aをマウス等でクリックするこ
とで、図示は省略しているが、ブラケットの強制変位に
関する解析ノウハウを見ることができる。解析者は、表
示窓132に表示されたメニューの、「エッジに強制変
位を与える」と記載された部分をマウス等でクリックす
ると、表示部1には、図15(b)に示すエッジに関す
る強制変位定義画面140が表示される。
【0070】解析者は、この強制変位定義画面140の
表示部142に表示されている説明内容に従い、入力部
143に変位量と強制変位させるエッジと強制変位の方
向とを入力する。この場合も、表示窓142の「ノウハ
ウを見る」と記載された部分142aをマウス等でクリ
ックすることで、図示は省略しているが、ブラケットの
エッジの強制変位に関する解析ノウハウを見ることがで
きる。この後、適用ボタン144をマウス等でクリック
する。これにより、入力されたエッジの強制変位に関す
るデータが解析情報ファイル部62bに蓄積される。
【0071】また、解析者は、図15(a)に示す強制
変位定義画面130の表示窓132に表示されているメ
ニューの、「節点に強制変位を与える」と記載された部
分をマウス等でクリックすると、表示部1には、図15
(c)に示す節点に関する強制変位定義画面150が表
示される。
【0072】解析者は、この強制変位定義画面150の
表示部152に表示されている説明内容に従い、入力部
153に変位量と強制変位させる節点と強制変位の方向
とを入力する。この場合も、表示窓152の「ノウハウ
を見る」と記載された部分152aをマウス等でクリッ
クすることで、図示は省略しているが、ブラケットの節
点の強制変位に関する解析ノウハウを見ることができ
る。この後、適用ボタン154をマウス等でクリックす
る。これにより、入力された節点の強制変位に関するデ
ータが解析情報ファイル部62bに蓄積される。
【0073】以上の設定により、表示部1には、図16
に示すブラケットの境界条件の表示画面160が表示さ
れるので、解析者は、この表示画面を見て、ブラケット
の境界条件が正しく設定されているか否かの判断を行
う。
【0074】この後、解析者は、図15(a)に示す強
制変位定義画面130の表示窓132に表示されている
メニューの1つである「このステップを終了する」と記
載された部分をマウス等でクリックすると、表示部1に
は、図17に示す荷重条件設定画面170が表示され
る。
【0075】次に、解析者は、この荷重条件設定画面1
70の表示部172に表示されているメニューの1つを
選択して、荷重条件を定義する(ステップS6)。この
場合も、表示窓172の「ノウハウを見る」と記載され
た部分172aをマウス等でクリックすることで、図示
は省略しているが、ブラケットの荷重条件に関する解析
ノウハウを見ることができる。解析者は、この解析ノウ
ハウを必要に応じて見た解析者は、表示窓172に表示
されている「集中荷重」または「面荷重」のいずれかを
選択した後、適用ボタン174をマウス等でクリックす
る。これにより、表示部1には図18に示すインプット
ファイル作成画面180が表示されるとともに、入力さ
れた各種荷重条件が解析情報ファイル部62bに蓄積さ
れる。
【0076】次に、解析者は、このインプットファイル
作成画面180の表示窓182に表示されているメニュ
ーの1つを選択して、入力ファイルの作成を行う(ステ
ップS7)。この場合も、表示窓182の「ノウハウを
見る」と記載された部分182aをマウス等でクリック
することで、図示は省略しているが、ファイル作成に関
する解析ノウハウを見ることができる。ここで、解析者
が、表示部182に表示された「入力ファイルを作成す
る」と記載された部分をマウス等でクリックし、次に適
用ボタン184をマウス等でクリックすると、入力ファ
イルのみが作成されて処理を終了する。
【0077】一方、「入力ファイルを作成し、解析を実
行する」と記載された部分をマウス等でクリックし、次
に適用ボタン184をマウス等でクリックすると、入力
ファイルを作成した後、その入力ファイル(解析情報フ
ァイル部62bに格納されている入力ファイル)に従
い、解析計算処理部5が解析を実行する。この解析結果
は、解析結果ファイル部62cに格納される。
【0078】この後、解析結果ファイル部62cから解
析結果ファイルを読み込むと(ステップS8)、表示部
1には図19(a)に示す結果処理画面190が表示さ
れるので、解析者は、この結果処理画面190の表示窓
192に表示されているメニューから1つを選択する。
ここで、「変位コンタと変位図」が選択されると、表示
部1には、図19(b)に示すような変位コンタ図が表
示される。また、この場合も、表示窓192の「ノウハ
ウを見る」と記載された部分192aをマウス等でクリ
ックすることで、図示は省略しているが、解析ノウハウ
を見ることができる。
【0079】図2は、本発明の解析ノウハウの書き込み
可能な汎用解析システムの他の実施の形態を概念的に示
したブロック図である。
【0080】この実施形態における汎用解析システム
は、図1に示す汎用解析システムに、解析ノウハウの探
索機能を付加したものである。
【0081】すなわち、図1に示す解析ノウハウ入出力
部63に変えて、探索部を付加した解析ノウハウ入出力
部/探索部64を設け、この解析ノウハウ入出力部/探
索部64と解析ノウハウ格納部4との間に検索データフ
ァイル部65を設けた構成としている。その他の構成
は、図1に示す汎用解析システムの構成と全く同様であ
るので、ここでは同符号を付すこととし、詳細な説明を
省略する。
【0082】解析ノウハウ格納部4には、オペレータに
より解析ノウハウ記述画面に記述された種々の対象物の
解析ノウハウが格納されるようになっている。そして、
特定の対象物の解析実行時、解析者によって指定された
特定の対象物に対応する解析ノウハウが、探索データフ
ァイル部65を介して解析ノウハウ格納部4から探索さ
れるようになっている。これにより、1つの汎用解析ソ
フトを、複数種の専用解析ソフトとして扱うことができ
る。
【0083】以上説明した解析ノウハウの書き込み可能
な汎用解析システムは、解析ノウハウの書き込み可能な
汎用解析プログラムで実現されている。
【0084】本発明の対象とするのは、このプログラム
そのものであってもよいし、このプログラムがコンピュ
ータで読み取り可能な記録媒体に格納されているもので
あってもよい。
【0085】本発明では、この記録媒体として、図1お
よび図2に示されている対話型制御部6で処理が行なわ
れるために必要なメモリ、例えばROMのようなものそ
のものがプログラムメディアであってもよいし、また、
図示していない外部記憶装置としてプログラム読み取り
装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することで読み
取り可能なプログラムメディアであってもよい。
【0086】ここで、上記プログラムメディアとして
は、本体と分離可能に構成される記録媒体であって、F
D(フレキシブルディスク)やHD(ハードディスク)
等の磁気ディスク系、CD−ROM/MO/MD/DV
D等の光ディスク系、ICカード/光カード等のカード
系、マスクROM、EPROM、EEPROM、フラッ
シュROM等による半導体メモリ系などがある。
【0087】また、本発明においては、インターネット
を含む通信ネットワークと接続可能なシステム構成とは
なっていないが、通信ネットワークと接続可能なシステ
ム構成である場合には、通信ネットワークからプログラ
ムをダウンロードするように流動的にプログラムを担持
する記録媒体であってもよい。
【0088】
【発明の効果】本発明に係わる解析ノウハウの書き込み
可能な汎用解析システムおよび解析ノウハウの書き込み
可能な汎用解析プログラムならびに解析ノウハウの書き
込み可能な汎用解析プログラムを記録した記録媒体によ
れば、解析手順の各ステップで解析ノウハウを記述する
HTML形式の画面が用意されているので、オペレータ
は、この解析ノウハウ記述画面に、解析を行おうとする
特定の対象物の解析ノウハウを記述することができ、こ
のように解析ノウハウの部分を変えることによって、汎
用解析ソフトを、その特定の対象物を解析するための専
用解析ソフトとすることができる。これにより、特定の
対象物ごとに専用の解析ソフトをいちから作成するとい
った従来の手間に比べ、解析ソフトの開発時間を大幅に
短縮できるとともに、開発コストも削減することができ
る。
【0089】また、本発明の解析ノウハウの書き込み可
能な汎用解析システムおよび解析ノウハウの書き込み可
能な汎用解析プログラムならびに解析ノウハウの書き込
み可能な汎用解析プログラムを記録した記録媒体によれ
ば、オペレータの記述した解析ノウハウが対象物ごとに
蓄積されていくので、1つの汎用解析ソフトを、複数種
の専用解析ソフトとして扱うことができる。これによ
り、解析ソフトの開発時間をさらに短縮できるととも
に、開発コストもさらに削減することができ、かつ、使
い勝手のよい汎用解析システムを実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる解析ノウハウの書き込み可能な
汎用解析システムの一実施の形態による構成を概念的に
示したブロック図である。
【図2】本発明に係わる解析ノウハウの書き込み可能な
汎用解析システムの他の実施の形態による構成を概念的
に示したブロック図である。
【図3】データベースを開いたときの初期画面例を示す
説明図である。
【図4】解析ソルバー選択画面例を示す説明図である。
【図5】(a)はモデル読み込み画面例を示す説明図、
(b)はモデル単位系の指定画面例を示す説明図であ
る。
【図6】(a)はモデル読み込み(確認)画面例を示す
説明図、(b)はモデルの確認画面例の説明図である。
【図7】(a)はメッシュ作成画面例を示す説明図、
(b)は解析ノウハウ記述画面例を示す説明図である。
【図8】メッシュ作成画面例を示す説明図である。
【図9】メッシュ作成画面例を示す説明図である。
【図10】(a)はメッシュ作成画面例を示す説明図、
(b)は平均要素長の入力画面例を示す説明図である。
【図11】(a)は材料定義画面例を示す説明図、
(b)は解析ノウハウ記述画面例を示す説明図である。
【図12】(a)は境界条件設定画面例を示す説明図、
(b)は解析ノウハウ記述画面例を示す説明図である。
【図13】境界条件設定画面例を示す説明図である。
【図14】境界条件設定画面例を示す説明図である。
【図15】(a)は強制変位定義画面例を示す説明図、
(b)はエッジに関する強制変位定義画面例を示す説明
図、(c)は節点に関する強制変位定義画面例を示す説
明図である。
【図16】設定および定義された境界条件の表示画面例
を示す説明図である。
【図17】荷重条件設定画面例を示す説明図である。
【図18】インプットファイル作成画面例を示す説明図
である。
【図19】(a)は結果処理画面例を示す説明図、
(b)は変位コンタ図である。
【図20】図3ないし図19を用いて説明した解析手順
の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 表示部 2 入力部 3 画面表示プログラム格納部 4 解析ノウハウ格納部 5 解析計算処理部 6 対話型制御部 61 演算部 62 ファイル格納部 62a 汎用解析手順ファイル部 62b 解析情報ファイル部 62c 解析結果ファイル部 64 解析ノウハウ入出力部/探索部 65 探索データファイル部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年3月29日(2002.3.2
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 解析ノウハウの書き込み可能な汎用解
析システムおよび解析ノウハウの書き込み可能な汎用解
析プログラムならびに解析ノウハウの書き込み可能な汎
用解析プログラムを記録した記録媒体
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製品の強度や剛性
等の品質を評価するためのコンピュータシミュレーショ
ンの分野、および図面品質向上のために設計を検討する
コンピュータシミュレーションの分野において利用され
る、解析ノウハウの書き込み可能な汎用解析システムお
よび解析ノウハウの書き込み可能な汎用解析プログラム
ならびに解析ノウハウの書き込み可能な汎用解析プログ
ラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】種々の製品の設計においてCAE解析の
技術を利用する場合、従来は、解析の専門家が複雑な強
度計算等を行って製品を設計していた。すなわち、CA
E解析では、微分方程式で表現される物理法則をベース
としているため、ユーザに微分方程式の理解と数値解析
に必然的に要求される数学的な約束ごとの理解とが要求
されるので、誰でもが簡単にCAE解析を行えるもので
はなかった。
【0003】ところで、CAEの解析に限らず、種々の
解析において操作性の向上を図った技術が提案されてい
る(例えば、特開平10−303267号公報参照)。
この公報に開示された技術は、解析の操作手順を記憶保
存しておき、この保存内容に基づいて自動的に解析を行
うというものである。これにより、同じ操作手順を、解
析のたびに毎回繰り返すといった手間が解消され、解析
の操作性の向上につながっている(これを従来技術1と
いう)。
【0004】また、SDRC社が開発し日本でも大きな
市場を占有しているI−deas(登録商標)等の汎用
解析システムも提供されており、この汎用解析システム
では、解析はメニューを解析者の判断で選択するように
なっている(これを従来技術2という)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術1にみられるような個別対応型のナビゲーシ
ョンシステムでは、製品ごとに最もふさわしいナビゲー
ションとし、解析ノウハウの記述もされているが、後で
変更する等のことはできないのが普通であり、汎用性に
かけるといった問題があった。また、個別対応型ナビゲ
ーションシステムは、非常に使いやすくその使用に対し
てノウハウも必要ないが、その反面、ソフトの作成に時
間がかかるため、コストが非常に高くなるといった問題
もあった。
【0006】また、上記した従来技術2の汎用解析シス
テムでは、メッシュの切り方、境界条件の選定、解析結
果の見方等といったノウハウ的なところにつていは、表
示部分もないため、解析者は自分の判断や専門家に聞い
たりして解析を行わなければならないといった問題があ
った。そのため、解析ノウハウを別途勉強する必要があ
るといった問題もあった。
【0007】本発明はかかる問題点を解決すべく創案さ
れたもので、その目的は、汎用操作部分はナビゲーショ
ン形式の汎用作業手順とし、解析ノウハウ部分をユーザ
が自由に記述できるようにすることにより、ソフト開発
にコストをかけずに、各製品に対応したナビゲーション
システムを簡単に開発、使用することのできる解析ノウ
ハウの書き込み可能な汎用解析システムおよび解析ノウ
ハウの書き込み可能な汎用解析プログラムならびに解析
ノウハウの書き込み可能な汎用解析プログラムを記録し
た記録媒体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の解析ノウハウの
書き込み可能な汎用解析システムは、CAE解析の解析
手順がプログラムとして格納された汎用解析システムで
あって、対象物の解析手順画面を表示する表示手段と、
解析の各種対象物について共通に適用される汎用解析手
順プログラムを格納した汎用解析手順プログラム格納手
段と、解析する対象物に特有の解析ノウハウを記述する
解析ノウハウ記述画面を前記表示手段に表示させるため
の解析ノウハウ記述画面表示プログラムを格納した解析
ノウハウ記述画面表示プログラム格納手段と、前記解析
ノウハウ記述画面に記述された特定の対象物の解析ノウ
ハウを格納する解析ノウハウ格納手段と、前記汎用解析
手順プログラム格納手段に格納されている汎用解析手順
プログラムおよび前記解析ノウハウ格納手段に格納され
ている特定の対象物の解析ノウハウに基づいて、特定の
対象物の解析計算処理を実行する解析計算処理手段とを
備え、該解析計算処理の実行時に、表示された解析手順
画面に対応した解析ノウハウを読みだし可能となされて
いることを特徴とする。
【0009】 このような特徴を有する本発明によれば、
解析手順の各ステップで解析ノウハウを記述するHTM
L形式の画面(スペース)が用意されているので、CA
E解析の専門的知識を有するオペレータは、この解析ノ
ウハウ記述画面に、解析を行おうとする特定の対象物の
解析ノウハウを記述することができる。このように、解
析ノウハウの部分を変えることにより、汎用解析ソフト
は、その特定の対象物を解析するための専用解析ソフト
となる。これにより、特定の対象物ごとに専用の解析ソ
フトを一から作成するといった従来の手間に比べ、解析
ソフトの開発時間を大幅に短縮できるとともに、開発コ
ストも削減することができる。
【0010】 また、本発明の解析ノウハウの書き込み可
能な汎用解析システムは、前記解析ノウハウ格納手段
は、前記解析ノウハウ記述画面に記述された種々の対象
物の解析ノウハウを格納しており、特定の対象物の解析
実行時、指定された特定の対象物の解析ノウハウを前記
解析ノウハウ格納手段から探索する解析ノウハウ探索手
段をさらに備え、前記解析計算処理手段は、前記汎用解
析手順プログラム格納手段に格納されている汎用解析手
順プログラムおよび前記解析ノウハウ探索手段により解
析ノウハウ格納手段より探索された特定の対象物の解析
ノウハウに基づいて、特定の対象物の解析計算処理を実
行することを特徴とする。
【0011】 このような特徴を有する本発明によれば、
オペレータの記述した解析ノウハウが対象物ごとに蓄積
されていくので、1つの汎用解析ソフトを、複数種の専
用解析ソフトとして扱うことができる。これにより、解
析ソフトの開発時間をさらに短縮できるとともに、開発
コストもさらに削減することができ、かつ、使い勝手の
よい汎用解析システムを実現することができる。なお、
CAE解析の解析手順であるプログラムは、対話形式の
プログラムであってもよい。
【0012】 また、本発明の解析ノウハウの書き込み可
能な汎用解析システムは、解析ノウハウの書き込み可能
な汎用解析プログラムおよび解析ノウハウの書き込み可
能な汎用解析プログラムを記録した記録媒体としても提
供することができる。すなわち、本発明の解析ノウハウ
の書き込み可能な汎用解析プログラムは、CAE解析の
解析手順がプログラムとして格納された汎用解析処理プ
ログラムであって、対象物の解析手順画面を表示手段に
表示するステップと、解析の各種対象物について共通に
適用される汎用解析手順プログラムを汎用解析手順プロ
グラム格納手段に格納するステップと、解析する対象物
に特有の解析ノウハウを記述する解析ノウハウ記述画面
を前記表示手段に表示させるための解析ノウハウ記述画
面表示プログラムを解析ノウハウ記述画面表示プログラ
ム格納手段に格納するステップと、前記解析ノウハウ記
述画面に記述された特定の対象物の解析ノウハウを解析
ノウハウ格納手段に格納する解析ノウハウ格納ステップ
と、前記汎用解析手順プログラム格納手段に格納されて
いる汎用解析手順プログラムおよび前記解析ノウハウ格
納手段に格納されている特定の対象物の解析ノウハウに
基づいて、特定の対象物の解析計算処理を実行する解析
計算処理ステップとを備え、該解析計算処理の実行時
に、表示された解析手順画面に対応した解析ノウハウを
読みだし可能となされていることを特徴とする。
【0013】 また、本発明の解析ノウハウの書き込み可
能な汎用解析プログラムは、特定の対象物の解析実行
時、指定された特定の対象物の解析ノウハウを前記解析
ノウハウ格納手段から探索する解析ノウハウ探索ステッ
プをさらに備え、前記解析計算処理ステップは、前記汎
用解析手順プログラムおよび前記解析ノウハウ探索ステ
ップにより前記解析ノウハウ格納手段より探索された特
定の対象物の解析ノウハウに基づいて、特定の対象物の
解析計算処理を実行することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0015】 図1は、本発明の解析ノウハウの書き込み
可能な汎用解析システムの一実施の形態を概念的に示し
たブロック図である。
【0016】 この汎用解析システムは、大別すると、対
象物の解析手順画面や解析ノウハウ記述画面を表示する
表示部1と、表示部1に表示された解析手順画面の中の
任意の項目を操作するとともに、表示された解析ノウハ
ウ記述画面に解析ノウハウを記述する際に用いられるマ
ウスやキーボード等からなる入力部2と、この入力部2
の操作に従って、各解析手順画面を表示部1に順次表示
させるための解析手順画面表示プログラム、および表示
部1に表示される各解析手順画面の中の任意の項目を入
力部2によって操作することにより、その項目に対応し
た解析ノウハウ記述画面を表示部1に表示させるための
解析ノウハウ記述画面表示プログラムを格納した画面表
示プログラム格納部3と、表示部1に表示された解析ノ
ウハウ記述画面に記述された特定の対象物の解析ノウハ
ウを格納する解析ノウハウ格納部4と、入力部2から入
力された情報に従って解析を行う解析計算処理部(解析
ソルバー)と、これら各部の制御や演算処理を行う対
話型制御部6とを備えている。
【0017】 また、対話型制御部6は、演算部61と、
ファイル格納部62と、解析ノウハウ入出力部63とを
備えており、演算部61は、実際の解析に際して要素の
形状や要素分割などを計算する部分(プリポスト)であ
る。また、ファイル格納部62には、解析の各種対象物
について共通に適用される汎用解析手順プログラムを格
納した汎用解析手順ファイル部62a、各入力画面に従
って入力部2より入力された解析対象物の解析情報を蓄
積するための解析情報ファイル部62b、解析結果を蓄
積する解析結果ファイル部62cなどが格納されてい
る。
【0018】 また、解析ノウハウ入出力部63は、表示
部1に表示された空白の解析ノウハウ記述画面に記述さ
れた解析ノウハウを、解析ノウハウ格納部4に格納する
処理を実行するとともに、解析実行時には、解析ノウハ
ウ格納部4に格納された解析ノウハウを適宜読み出して
解析計算処理部5に渡す処理を実行する。
【0019】 解析計算処理部5は、ファイル格納部62
の汎用解析手順ファイル部62aに格納されている汎用
解析手順プログラム、および解析ノウハウ格納部4から
読み出された各ステップ(手順)の解析ノウハウに基づ
いて、特定の対象物の解析計算処理を実行する。そのた
め、図示は省略しているが、対象物の解析を行う解析ソ
ルバーと、最適化計算ソフトとを具備している。
【0020】 対話型制御部6は、解析ノウハウを記述す
るときには、画面表示プログラム格納部3に格納されて
いる解析ノウハウ記述画面表示プログラムに従い、表示
部1に解析ノウハウ記述画面を表示させる処理を実行
し、CAE解析の専門的知識を有するオペレータにより
その解析ノウハウ記述画面に記述された特定の対象物の
解析ノウハウを、解析ノウハウ入出力部63を介して解
析ノウハウ格納部4に格納する処理を実行する。
【0021】 また、対話型制御部6は、解析実行時に
は、画面表示プログラム格納部3に格納されたプログラ
ムに従い、表示部1に解析情報入力画面を順次表示させ
る処理を実行し、その入力画面中に入力された解析情報
を解析情報ファイル部62bに蓄積する処理を実行す
る。また、解析情報ファイル部62bに蓄積された解析
情報に基づき、解析計算処理部5により実行された対象
物の解析結果を解析結果ファイル部62cに蓄積する処
理を実行する。
【0022】 図3ないし図18は、入力部2による入力
操作に従い、画面表示プログラム格納部3に格納されて
いる入力画面表示プログラムおよび解析ノウハウ記述画
面表示プログラムに従って表示部1に順次表示される各
入力画面および解析ノウハウ記述画面を示している。
【0023】 各入力画面は、基本的に3段構成となって
おり、上段が、どの段階まで解析手順の操作が進んだか
を表示するステップ表示窓、中段が、解析手順の内容を
表示するための表示窓、下段が、各種の数値や文字等を
入力する入力窓となっている。また、解析ノウハウ記述
画面は、初期画面では単なる空白画面となっている。
【0024】 ここで、汎用解析手順プログラムは、デー
タベースを開くステップから始まり、モデルの読み込み
ステップ、メッシュの作成ステップ、材料の定義ステッ
プ、境界条件の設定ステップ、荷重条件の設定ステッ
プ、インプットファイルの作成ステップ、結果表示ステ
ップ、の各ステップ(手順)からなっている。そして、
このような各ステップの主要箇所にリンクを設け、この
リンク先のファイルが書き換え可能な解析ノウハウ記述
ファイルとなっている。この解析ノウハウ記述ファイル
は、本実施形態ではHTML形式で記述可能となってい
るが、テキスト形式でも記述可能である。
【0025】 本実施形態では、図7(a)に示すメッシ
ュの作成画面にリンクされている解析ノウハウ記述ファ
イルと、図11(a)に示す材料の定義画面にリンクさ
れている解析ノウハウ記述ファイルと、図12(a)に
示す境界条件の設定画面にリンクされている解析ノウハ
ウ記述ファイルとに、それぞれ解析ノウハウが記述され
ている例を示しており、その記述内容が、図7(b)と
図11(b)と図12(b)とにそれぞれ示されてい
る。
【0026】 すなわち、CAE解析の専門的知識を有す
るオペレータは、汎用解析手順ファイル部62aに格納
されいてる汎用解析手順プログラムに従って、図3ない
し図18に示す各ステップの入力画面(これについては
後述する)を開き、その中に表示されている「ノウハウ
を見る」と記載された部分をクリックすることで、その
ステップの入力画面に用意(リンク)されている解析ノ
ウハウ記述画面(空白画面)を開く。そして、この解析
ノウハウ記述画面に、解析を行おうとする特定の対象物
(ここでは、対象物がブラケットとなっている)に特有
の解析ノウハウを記述する。解析ノウハウの記述は、誰
でもが手軽に扱えるように、例えばインターネットのホ
ームページを作成するのと同じ要領で作成できるように
なっている。
【0027】 このようにして各ステップに用意(リン
ク)されている解析ノウハウ記述画面に、ブラケットに
必要な解析ノウハウを記述することにより、汎用解析ソ
フトは、ブラケット専用の解析ソフトとなり、これを使
用する解析者は、ブラケット独自の解析オペレーション
に従って、ブラケットの解析を行うことができる。記述
された解析ノウハウは、解析ノウハウ格納部4に格納さ
れる。
【0028】 次に、このようにして解析ノウハウが記述
された本実施形態の汎用解析システムを用いて、解析者
がブラケットの解析を行う手順を説明する。
【0029】 図3は、データベースを開いたときの最初
の画面(初期画面)10を示している。初期画面10
は、どの段階まで解析手順の操作が進んだかを表示する
ステップ表示窓11と、解析手順の内容を対話形式で表
示するための表示画面窓12と、各種の数値や文字等を
入力する入力窓13と、入力内容を適用するための「適
用」と記入された適用ボタン14と、前画面に戻るため
の「戻る」と記入された戻るボタン15とを含んで構成
されている。
【0030】 図4は、解析ソルバー選択画面20を示し
ている。この解析ソルバー選択画面20は、どの段階ま
での入力が完了したかを表示するステップ表示窓21
と、これから行う解析ソルバーを選択するための各種項
目を対話形式で表示する選択表示窓22と、各種の数値
や文字等を入力する入力窓23と、入力内容を適用する
ための「適用」と記入された適用ボタン24と、前画面
(初期画面10)に戻るための「戻る」と記入された戻
るボタン25とを含んで構成されている。
【0031】 図5(a)は、モデル読み込み(選択)画
面30を示している。このモデル読み込み(選択)画面
30は、どの段階までの入力が完了したかを表示するス
テップ表示窓31と、このステップの内容を表示する表
示窓32と、予め用意されている形状モデル(各種モデ
ル形状がすでにメッシュに切られた状態で用意されてい
る)のファイル名を表示して解析者の選択を促す選択入
力窓33と、選択内容を適用するための「適用」と記入
された適用ボタン34と、前画面(解析ソルバー選択画
面20)に戻るための「戻る」と記入された戻るボタン
35とを含んで構成されている。また、図5(b)は、
モデル単位系を指定する画面301を示している。
【0032】 図6(a)は、モデル読み込み(確認)画
面40を示している。このモデル読み込み(確認)画面
40は、どの段階までの入力が完了したかを表示するス
テップ表示窓41と、このステップの内容を表示する表
示窓42と、解析者の選択したモデルを確認するための
確認窓43と、選択内容を適用するための「適用」と記
入された適用ボタン44と、前画面(モデル読み込み
(選択)画面30)に戻るための「戻る」と記入された
戻るボタン45とを含んで構成されている。また、図6
(b)は、選択されたモデルの形状を表示する画面40
1を示している。
【0033】 図7(a)は、メッシュ作成画面50を示
している。このメッシュ作成画面50は、どの段階まで
の入力が完了したかを表示するステップ表示窓51と、
メッシュの作成方法を対話形式で表示する表示窓52
と、各種の数値や文字等を入力する入力窓53と、入力
内容を適用するための「適用」と記入された適用ボタン
54と、前画面(モデル読み込み(確認)画面40)に
戻るための「戻る」と記入された戻るボタン55とを含
んで構成されている。
【0034】 また、図7(b)は、このメッシュ作成画
面50の中の表示窓52に表示されている「ノウハウを
見る」と記載された部分をクリックすることにより表示
される解析ノウハウ記述画面501を示している。この
解析ノウハウ記述画面501には、すでにオペレータに
よって記述されたブラケットのメッシュを作成するノウ
ハウが記述されており、その記述内容が表示されてい
る。
【0035】 図8は、図7に示すメッシュ作成画面50
の中の表示窓52に表示された「指定する」と記載され
た部分をクリックしたときに表示されるメッシュ作成
(局所分割)画面60を示している。このメッシュ作成
(局所分割)画面60は、どの段階までの入力が完了し
たかを表示するステップ表示窓61と、局所分割数を指
定する方法を表示する表示窓62と、各種の数値や文字
等を入力する入力窓63と、選択または入力内容を適用
するための「適用」と記入された適用ボタン64と、前
画面(メッシュ作成画面50)に戻るための「戻る」と
記入された戻るボタン65とを含んで構成されている。
【0036】 図9は、図8に示すメッシュ作成(局所分
割)画面60の中の表示窓62に表示された1つの指定
方法をクリックしたときに表示されるメッシュ作成(局
所分割数指定)画面70を示している。このメッシュ作
成(局所分割数指定)画面70は、どの段階までの入力
が完了したかを表示するステップ表示窓71と、選択さ
れた1つの指定方法(ここでは、局所分割数指定)の内
容を表示する表示窓72と、分割数指定エッジや分割数
を入力する入力窓73と、入力内容を適用するための
「適用」と記入された適用ボタン74と、前画面(メッ
シュ作成(局所分割)画面60)に戻るための「戻る」
と記入された戻るボタン75とを含んで構成されてい
る。
【0037】 図10(a)は、メッシュ作成(平均要素
長の指定)画面80を示している。このメッシュ作成
(平均要素長の指定)画面80は、どの段階までの入力
が完了したかを表示するステップ表示窓81と、平均要
素長の指定方法の説明内容を表示する表示窓82と、要
素長を入力する入力窓83と、入力内容を適用するため
の「適用」と記入された適用ボタン84と、前画面(メ
ッシュ作成(局所分割数指定)画面70)に戻るための
「戻る」と記入された戻るボタン85とを含んで構成さ
れている。また、図10(b)は、平均要素長の入力画
面801を示している。
【0038】 図11(a)は、材料定義画面90を示し
ている。この材料定義画面90は、どの段階までの入力
が完了したかを表示するステップ表示窓91と、各種材
料物性の入力項目を表示する表示窓92と、ヤング率や
ポアソン比を入力する入力窓93と、入力内容を適用す
るための「適用」と記入された適用ボタン94と、前画
面(メッシュ作成(平均要素長の指定)画面80)に戻
るための「戻る」と記入された戻るボタン95とを含ん
で構成されている。また、図11(b)は、この材料定
義画面90の中の表示窓92に表示されている「ノウハ
ウを見る」と記載された部分をクリックすることにより
表示される解析ノウハウ記述画面901を示している。
この解析ノウハウ記述画面901には、すでにオペレー
タによって記述されたブラケットの材料定義に関するノ
ウハウが記述されており、その記述内容が表示されてい
る。
【0039】 図12(a)は、境界条件設定画面100
を示している。この境界条件設定画面100は、面につ
いての固定位置を定義する画面であって、どの段階まで
の入力が完了したかを表示するステップ表示窓101
と、解析に必要な境界条件を対話形式で表示する表示窓
102と、各種境界条件を入力する入力窓103と、入
力内容を適用するための「適用」と記入された適用ボタ
ン104と、前画面(材料定義画面90)に戻るための
「戻る」と記入された戻るボタン105とを含んで構成
されている。また、図12(b)は、この境界条件設定
画面100の中の表示窓102に表示されている「ノウ
ハウを見る」と記載された部分をクリックすることによ
り表示される解析ノウハウ記述画面1001を示してい
る。この解析ノウハウ記述画面1001には、すでにオ
ペレータによって記述されたブラケットの境界条件に関
するノウハウが記述されており、その記述内容が表示さ
れている。
【0040】 図13は、境界条件設定画面110を示し
ている。この境界条件設定画面110は、エッジについ
ての固定位置を定義する画面であって、どの段階までの
入力が完了したかを表示するステップ表示窓111と、
解析に必要な境界条件を対話形式で表示する表示窓11
2と、各種境界条件を入力する入力窓113と、入力内
容を適用するための「適用」と記入された適用ボタン1
14と、前画面(境界条件設定画面100)に戻るため
の「戻る」と記入された戻るボタン115とを含んで構
成されている。
【0041】 図14は、境界条件設定画面120を示し
ている。この境界条件設定画面120は、節点について
の固定位置を定義する画面であって、どの段階までの入
力が完了したかを表示するステップ表示窓121と、解
析に必要な境界条件を対話形式で表示する表示窓122
と、各種境界条件を入力する入力窓123と、入力内容
を適用するための「適用」と記入された適用ボタン12
4と、前画面(境界条件設定画面110)に戻るための
「戻る」と記入された戻るボタン125とを含んで構成
されている。
【0042】 図15(a)は、強制変位定義画面130
を示している。この強制変位定義画面130は、どの段
階までの入力が完了したかを表示するステップ表示窓1
31と、強制変位についての説明を対話形式で表示する
表示窓132と、各種の数値や文字等を入力する入力窓
133と、入力内容を適用するための「適用」と記入さ
れた適用ボタン134と、前画面(境界条件設定画面1
20)に戻るための「戻る」と記入された戻るボタン1
35とを含んで構成されている。
【0043】 図15(b)は、図15(a)に示す強制
変位定義画面130の中の表示窓132に表示された
「エッジに強制変位を与える」と記載された部分をクリ
ックしたときに表示される強制変位定義画面140を示
している。この強制変位定義画面140は、どの段階ま
での入力が完了したかを表示するステップ表示窓141
と、エッジの強制変位についての説明を対話形式で表示
する表示窓142と、変位量や強制変位の方向や強制変
位させるエッジを入力する入力窓143と、入力内容を
適用するための「適用」と記入された適用ボタン144
と、前画面(強制変位定義画面130)に戻るための
「戻る」と記入された戻るボタン145とを含んで構成
されている。
【0044】 図15(c)は、図15(a)に示す強制
変位定義画面130の中の表示窓132に表示された
「節点に強制変位を与える」と記載された部分をクリッ
クしたときに表示される強制変位定義画面150を示し
ている。この強制変位定義画面150は、どの段階まで
の入力が完了したかを表示するステップ表示窓151
と、節点の強制変位についての説明を対話形式で表示す
る表示窓152と、変位量や強制変位の方向や強制変位
させる節点を入力する入力窓153と、入力内容を適用
するための「適用」と記入された適用ボタン154と、
前画面(強制変位定義画面130)に戻るための「戻
る」と記入された戻るボタン155とを含んで構成され
ている。
【0045】 図16は、図12から図15に示す境界条
件設定画面100,境界境界条件設定画面110,境界
条件設定画面120,強制変位定義画面130,強制変
位定義画面140によって設定および定義された境界条
件の表示画面160を示している。
【0046】 図17は、荷重条件設定画面170を示し
ている。この荷重条件設定画面170は、どの段階まで
の入力が完了したかを表示するステップ表示窓171
と、荷重条件を対話形式で表示する表示窓172と、各
種の数値や文字等を入力する入力窓173と、入力内容
を適用するための「適用」と記入された適用ボタン17
4と、前画面(強制変位定義画面130)に戻るための
「戻る」と記入された戻るボタン175とを含んで構成
されている。
【0047】 図18、インプットファイル作成画面18
0を示している。このインプットファイル作成画面18
0は、どの段階までの入力が完了したかを表示するステ
ップ表示窓181と、入力ファイルの作成を促す内容を
対話形式で表示する表示窓182と、各種の数値や文字
等を入力する入力窓183と、入力内容を適用するため
の「適用」と記入された適用ボタン184と、前画面
(荷重条件設定画面170)に戻るための「戻る」と記
入された戻るボタン185とを含んで構成されている。
【0048】 図19(a)は、結果処理画面190を示
している。この結果処理画面190は、どの段階までの
入力が完了したかを表示するステップ表示窓191と、
解析結果を表示する表示窓192と、各種の数値や文字
等を入力する入力窓193と、入力内容を適用するため
の「適用」と記入された適用ボタン194と、前画面に
戻るための「戻る」と記入された戻るボタン195とを
含んで構成されている。また、図19(b)は、結果処
理画面の190の表示窓192の中の「圧力コンタと変
位図」と記載された部分をクリックしたときに表示され
るコンタ図の一例を示している。
【0049】 なお、説明は省略したが、図7ないし図1
9(ただし、解析ノウハウ記述画面は除く)に示す各入
力画面の表示窓52〜192には、各ステップでの解析
ノウハウを見たいときにクリックする「ノウハウを見
る」と記載された部分が表示されている。解析者は、こ
の「ノウハウを見る」をクリックすることで、そのステ
ップに関する解析ノウハウが表示されることになる。た
だし、事前にオペレータが解析ノウハウ記述画面から解
析ノウハウを記述している場合であって、何も記述され
ていない場合には、空白の画面が表示されることにな
る。
【0050】 次に、上記構成のブラケット専用解析シス
テムによってブラケットを解析、設計する手順につい
て、上記で説明した図3ないし図19に示す入力画面例
および解析結果表示画面例、および図20に示すフロー
チャートを適宜を参照して説明する。
【0051】 まず、解析者は、本装置を立ち上げて表示
部1に図3に示す初期画面10を表示し、表示画面窓1
2の中の「新規」または「既存」のいずれかを選択する
(ステップS1)。ここでは、「新規」が選択されたも
のとする。なお、「既存」が選択された場合には、すで
に解析を行っている既存のモデリングデータベースを開
くようになっている。
【0052】 「新規」が選択されると、対話型制御部6
は、画面表示プログラム格納部3に格納されている画面
表示プログラムを起動し、表示部1に図4に示す解析ソ
ルバー選択画面20を表示する。解析者は、この解析ソ
ルバー選択画面20の選択表示窓22に表示されている
内容から、今回使用する解析ソルバーを選択する。具体
的には、選択表示窓22に表示されている各項目の文字
部分にカーソルを移動させてクリックし、次に適用ボタ
ン24をマウス等でクリックすることにより、いずれか
の解析ソルバーを選択することができる。
【0053】 これにより、表示部1には、図5(a)に
示すモデル読み込み画面30、および同図(b)に示す
モデル単位系の指定画面301が表示される。
【0054】 次に、解析者は、このモデル読み込み画面
30の選択入力窓33に表示されている各種形状モデル
のファイル名から、1つのファイル名を選択(マウス等
でクリック)し、次に適用ボタン34をマウス等でクリ
ックすることにより、メッシュに切られた1つの形状モ
デルを選択することができる(ステップS2)。これに
より、表示部1には、図6(a)に示すモデル読み込み
(確認)画面40が表示される。
【0055】 このモデル読み込み(確認)画面40で
は、読み込んだモデルの確認を行っており、表示窓43
に表示されている任意の項目を選択(マウス等でクリッ
ク)することにより、図6(b)に示すモデルの確認画
面401が表示される。
【0056】 モデルの確認を終了すると、解析者は、次
にモデル読み込み(確認)画面40の適用ボタン44を
クリックする。これにより、表示部1には、図7(a)
に示すメッシュ作成画面50が表示されるとともに、読
み込んだメッシュデータ(ここではソリッドモデル)が
解析情報ファイル部62bに蓄積される。
【0057】 次に、解析者は、このメッシュ作成画面5
0の表示窓52に表示されている説明内容に従い、解析
に必要なメッシュを作成する(ステップS3)。このと
き、表示部52に表示されている「ノウハウを見る」と
記載された部分52aをマウス等でクリックすること
で、表示部1には図7(b)に示す解析ノウハウ記述画
面501が表示される。解析ノウハウ画面501では、
メッシュの局所分割に関する説明や、過去に作成したメ
ッシュが表示される。解析者は、この局所分割の説明を
参照しながら、局所分割を行うか否かを判断することが
できる。ここで、図7(a)に示すメッシュ作成画面5
0に戻って、局所分割を指定(すなわち、表示窓52の
「指定する」と記載された部分52bをマウス等でクリ
ック)すると、表示部1には、図8に示すメッシュ作成
(局所分)画面60が表示される。
【0058】 ここで、ステップ表示窓について簡単に説
明しておく。ステップ表示窓では、その時点で選択され
ていないステップには、その左端に「∨」の印が付され
ている。また、その時点で選択されている場合には、こ
の「∨」を逆にした「∧」の印がそのステップの左端に
付与される。因みに、図8では、3番目のステップ(メ
ッシュの作成)が「∧」となっている。また、すでに選
択されて必要な入力が完了したステップ(ここでは、
「データベースを開く」と「モデルの読み込み」)に
は、そのステップ番号の横に「C」の印が付与されてい
る。このようなステップ表示窓の表示形式は、以下に説
明する各入力画面についても同様である。
【0059】 次に、解析者は、このメッシュ作成(局所
分割)画面60の表示窓62に表示された局所分の3
つの指定方法から1つの指定方法を選択する。この際、
解析者は、表示窓62の「ノウハウを見る」と記載され
た部分62aをマウス等でクリックすることで、図示は
省略しているが、ブラケットの局所分割に関する解析ノ
ウハウを見ることができる。この場合、解析ノウハウ記
述ファイルに何も記述されていない場合には、空白の画
面が表示されることになる。
【0060】 このうよな解析ノウハウを必要に応じて見
た解析者は、表示窓62の「分割数指定」、「重み付け
指定1」、「重み付け指定2」と記載された部分のいず
れかをマウス等でクリックする。これにより、表示部1
には、図9に示すメッシュ作成(局所分割数指定)画面
70が表示される。ここでは、「分割数指定」と記載さ
れた部分をクリックした場合を示している。解析者は、
このメッシュ作成(局所分割数指定)画面70の表示窓
72に表示された説明内容に従って、入力窓73に分割
数指定エッジと分割数とを入力する(ステップS3−
1)。この場合も、表示窓72の「ノウハウを見る」と
記載された部分72aをマウス等でクリックすること
で、図示は省略しているが、ブラケットの局所分割数指
定に関する解析ノウハウを見ることができる。
【0061】 次に、解析者は、図10(a)に示すメッ
シュ作成(平均要素長の指定)画面80の表示窓82に
表示された説明内容に従い、入力部83にモデルに対す
る平均要素長を入力する(ステップS3−2)。この場
合も、表示窓82の「ノウハウを見る」と記載された部
分82aをマウス等でクリックすることで、図示は省略
しているが、ブラケットの平均要素長の指定に関する解
析ノウハウを見ることができる。これにより、表示部1
には、指定された各要素データに基づいて作成された、
図10(b)に示すブラケットのメッシュデータが表示
されるので、解析者は、このメッシュデータを見て良否
を確認し、再作成の必要がある場合には、分割数の局所
指定に戻って再度作成を行う(ステップS3−3,ステ
ップS3−4)。この後、適用ボタン84をマウス等で
クリックする。これにより、表示部1には図11に示す
材料定義画面90が表示されるとともに、作成された要
素データが解析情報ファイル部62bに蓄積される。
【0062】 次に、解析者は、この材料定義画面90の
表示窓92に表示されている説明内容に従い、入力部9
3にヤング率とポアソン比とを入力する(ステップS
4)。この場合も、表示窓92の「ノウハウを見る」と
記載された部分92aをマウス等でクリックすること
で、表示部1には、図11(b)に示す材料物性に関す
る解析ノウハウ記述画面901が表示されるので、解析
者は、この解析ノウハウを見て、入力部93にヤング率
とポアソン比とを入力することができる。この後、適用
ボタン94をマウス等でクリックする。これにより、表
示部1には図12(a)に示す境界条件(面)設定画面
100が表示されるとともに、指定された材料物性デー
タが解析情報ファイル部62bに蓄積される。
【0063】 次に、解析者は、この境界条件(面)設定
画面100の表示窓102に表示されている説明内容に
従い、入力窓103に固定する方向のチェックを入れる
とともに、固定する面の選択を行う(ステップS5)。
この場合も、表示窓102の「ノウハウを見る」と記載
された部分102aをマウス等でクリックすることで、
表示部1には、図12(b)に示すブラケットの境界条
件に関する解析ノウハウ記述画面1001が表示される
ので、解析者は、この解析ノウハウを見て、入力部10
3の入力内容を検討することができる。この後、適用ボ
タン104をマウス等でクリックする。これにより、表
示部1には図13に示す境界条件(エッジ)設定画面1
10が表示されるとともに、入力された面の境界条件が
解析情報ファイル部62bに蓄積される。
【0064】 次に、解析者は、この境界条件(エッジ)
設定画面110の表示窓112に表示されている説明内
容に従い、入力窓113に固定する方向のチェックを入
れるとともに、固定するエッジの選択を行う(ステップ
S5)。この場合も、表示窓112の「ノウハウを見
る」と記載された部分112aをマウス等でクリックす
ることで、表示部1には、図示は省略しているが、ブラ
ケットのエッジの境界条件に関する解析ノウハウ記述画
面が表示されるので、解析者は、この解析ノウハウを見
て、入力部113の入力内容を検討することができる。
この後、適用ボタン114をマウス等でクリックする。
これにより、表示部1には図14に示す境界条件(節
点)設定画面120が表示されるとともに、入力された
エッジの境界条件が解析情報ファイル部62bに蓄積さ
れる。
【0065】 次に、解析者は、この境界条件(節点)設
定画面120の表示窓122に表示されている説明内容
に従い、入力窓123に固定する方向のチェックを入れ
るとともに、固定する節点の選択を行う(ステップS
5)。この場合も、表示窓122の「ノウハウを見る」
と記載された部分122aをマウス等でクリックするこ
とで、表示部1には、図示は省略しているが、ブラケッ
トの節点の境界条件に関する解析ノウハウ記述画面が表
示されるので、解析者は、この解析ノウハウを見て、入
力部123の入力内容を検討することができる。この
後、適用ボタン124をマウス等でクリックする。これ
により、表示部1には図15(a)に示す強制変位定義
画面130が表示されるとともに、入力された節点の境
界条件が解析情報ファイル部62bに蓄積される。
【0066】 次に、解析者は、この強制変位定義画面1
30の表示窓132に表示されているメニューの1つを
選択して、強制変位をモデルに定義する(ステップS
6)。この場合も、表示窓132の「ノウハウを見る」
と記載された部分132aをマウス等でクリックするこ
とで、図示は省略しているが、ブラケットの強制変位に
関する解析ノウハウを見ることができる。解析者は、表
示窓132に表示されたメニューの、「エッジに強制変
位を与える」と記載された部分をマウス等でクリックす
ると、表示部1には、図15(b)に示すエッジに関す
る強制変位定義画面140が表示される。
【0067】 解析者は、この強制変位定義画面140の
表示部142に表示されている説明内容に従い、入力部
143に変位量と強制変位させるエッジと強制変位の方
向とを入力する。この場合も、表示窓142の「ノウハ
ウを見る」と記載された部分142aをマウス等でクリ
ックすることで、図示は省略しているが、ブラケットの
エッジの強制変位に関する解析ノウハウを見ることがで
きる。この後、適用ボタン144をマウス等でクリック
する。これにより、入力されたエッジの強制変位に関す
るデータが解析情報ファイル部62bに蓄積される。
【0068】 また、解析者は、図15(a)に示す強制
変位定義画面130の表示窓132に表示されているメ
ニューの、「節点に強制変位を与える」と記載された部
分をマウス等でクリックすると、表示部1には、図15
(c)に示す節点に関する強制変位定義画面150が表
示される。
【0069】 解析者は、この強制変位定義画面150の
表示部152に表示されている説明内容に従い、入力部
153に変位量と強制変位させる節点と強制変位の方向
とを入力する。この場合も、表示窓152の「ノウハウ
を見る」と記載された部分152aをマウス等でクリッ
クすることで、図示は省略しているが、ブラケットの節
点の強制変位に関する解析ノウハウを見ることができ
る。この後、適用ボタン154をマウス等でクリックす
る。これにより、入力された節点の強制変位に関するデ
ータが解析情報ファイル部62bに蓄積される。
【0070】 以上の設定により、表示部1には、図16
に示すブラケットの境界条件の表示画面160が表示さ
れるので、解析者は、この表示画面を見て、ブラケット
の境界条件が正しく設定されているか否かの判断を行
う。
【0071】 この後、解析者は、図15(a)に示す強
制変位定義画面130の表示窓132に表示されている
メニューの1つである「このステップを終了する」と記
載された部分をマウス等でクリックすると、表示部1に
は、図17に示す荷重条件設定画面170が表示され
る。
【0072】 次に、解析者は、この荷重条件設定画面1
70の表示部172に表示されているメニューの1つを
選択して、荷重条件を定義する(ステップS6)。この
場合も、表示窓172の「ノウハウを見る」と記載され
た部分172aをマウス等でクリックすることで、図示
は省略しているが、ブラケットの荷重条件に関する解析
ノウハウを見ることができる。解析者は、この解析ノウ
ハウを必要に応じて見た解析者は、表示窓172に表示
されている「集中荷重」または「面荷重」のいずれかを
選択した後、適用ボタン174をマウス等でクリックす
る。これにより、表示部1には図18に示すインプット
ファイル作成画面180が表示されるとともに、入力さ
れた各種荷重条件が解析情報ファイル部62bに蓄積さ
れる。
【0073】 次に、解析者は、このインプットファイル
作成画面180の表示窓182に表示されているメニュ
ーの1つを選択して、入力ファイルの作成を行う(ステ
ップS7)。この場合も、表示窓182の「ノウハウを
見る」と記載された部分182aをマウス等でクリック
することで、図示は省略しているが、ファイル作成に関
する解析ノウハウを見ることができる。ここで、解析者
が、表示部182に表示された「入力ファイルを作成す
る」と記載された部分をマウス等でクリックし、次に適
用ボタン184をマウス等でクリックすると、入力ファ
イルのみが作成されて処理を終了する。
【0074】 一方、「入力ファイルを作成し、解析を実
行する」と記載された部分をマウス等でクリックし、次
に適用ボタン184をマウス等でクリックすると、入力
ファイルを作成した後、その入力ファイル(解析情報フ
ァイル部62bに格納されている入力ファイル)に従
い、解析計算処理部5が解析を実行する。この解析結果
は、解析結果ファイル部62cに格納される。
【0075】 この後、解析結果ファイル部62cから解
析結果ファイルを読み込むと(ステップS8)、表示部
1には図19(a)に示す結果処理画面190が表示さ
れるので、解析者は、この結果処理画面190の表示窓
192に表示されているメニューから1つを選択する。
ここで、「変位コンタと変位図」が選択されると、表示
部1には、図19(b)に示すような変位コンタ図が表
示される。また、この場合も、表示窓192の「ノウハ
ウを見る」と記載された部分192aをマウス等でクリ
ックすることで、図示は省略しているが、解析ノウハウ
を見ることができる。
【0076】 図2は、本発明の解析ノウハウの書き込み
可能な汎用解析システムの他の実施の形態を概念的に示
したブロック図である。
【0077】 この実施形態における汎用解析システム
は、図1に示す汎用解析システムに、解析ノウハウの探
索機能を付加したものである。
【0078】 すなわち、図1に示す解析ノウハウ入出力
部63に変えて、探索部を付加した解析ノウハウ入出力
部/探索部64を設け、この解析ノウハウ入出力部/探
索部64と解析ノウハウ格納部4との間に検索データフ
ァイル部65を設けた構成としている。その他の構成
は、図1に示す汎用解析システムの構成と全く同様であ
るので、ここでは同符号を付すこととし、詳細な説明を
省略する。
【0079】 解析ノウハウ格納部4には、オペレータに
より解析ノウハウ記述画面に記述された種々の対象物の
解析ノウハウが格納されるようになっている。そして、
特定の対象物の解析実行時、解析者によって指定された
特定の対象物に対応する解析ノウハウが、探索データフ
ァイル部65を介して解析ノウハウ格納部4から探索さ
れるようになっている。これにより、1つの汎用解析ソ
フトを、複数種の専用解析ソフトとして扱うことができ
る。
【0080】 以上説明した解析ノウハウの書き込み可能
な汎用解析システムは、解析ノウハウの書き込み可能な
汎用解析プログラムで実現されている。
【0081】 本発明の対象とするのは、このプログラム
そのものであってもよいし、このプログラムがコンピュ
ータで読み取り可能な記録媒体に格納されているもので
あってもよい。
【0082】 本発明では、この記録媒体として、図1お
よび図2に示されている対話型制御部6で処理が行なわ
れるために必要なメモリ、例えばROMのようなものそ
のものがプログラムメディアであってもよいし、また、
図示していない外部記憶装置としてプログラム読み取り
装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することで読み
取り可能なプログラムメディアであってもよい。
【0083】 ここで、上記プログラムメディアとして
は、本体と分離可能に構成される記録媒体であって、F
D(フレキシブルディスク)やHD(ハードディスク)
等の磁気ディスク系、CD−ROM/MO/MD/DV
D等の光ディスク系、ICカード/光カード等のカード
系、マスクROM、EPROM、EEPROM、フラッ
シュROM等による半導体メモリ系などがある。
【0084】 また、本実施の形態においては、インター
ネットを含む通信ネットワークと接続可能なシステム構
成とはなっていないが、通信ネットワークと接続可能な
システム構成である場合には、通信ネットワークからプ
ログラムをダウンロードするように流動的にプログラム
を担持する記録媒体であってもよい。
【0085】
【発明の効果】本発明に係わる解析ノウハウの書き込み
可能な汎用解析システムおよび解析ノウハウの書き込み
可能な汎用解析プログラムならびに解析ノウハウの書き
込み可能な汎用解析プログラムを記録した記録媒体によ
れば、解析手順の各ステップで解析ノウハウを記述する
HTML形式の画面が用意されているので、オペレータ
は、この解析ノウハウ記述画面に、解析を行おうとする
特定の対象物の解析ノウハウを記述することができ、こ
のように解析ノウハウの部分を変えることによって、汎
用解析ソフトを、その特定の対象物を解析するための専
用解析ソフトとすることができる。これにより、特定の
対象物ごとに専用の解析ソフトをいちから作成するとい
った従来の手間に比べ、解析ソフトの開発時間を大幅に
短縮できるとともに、開発コストも削減することができ
る。
【0086】 また、本発明の解析ノウハウの書き込み可
能な汎用解析システムおよび解析ノウハウの書き込み可
能な汎用解析プログラムならびに解析ノウハウの書き込
み可能な汎用解析プログラムを記録した記録媒体によれ
ば、オペレータの記述した解析ノウハウが対象物ごとに
蓄積されていくので、1つの汎用解析ソフトを、複数種
の専用解析ソフトとして扱うことができる。これによ
り、解析ソフトの開発時間をさらに短縮できるととも
に、開発コストもさらに削減することができ、かつ、使
い勝手のよい汎用解析システムを実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる解析ノウハウの書き込み可能な
汎用解析システムの一実施の形態による構成を概念的に
示したブロック図である。
【図2】本発明に係わる解析ノウハウの書き込み可能な
汎用解析システムの他の実施の形態による構成を概念的
に示したブロック図である。
【図3】データベースを開いたときの初期画面例を示す
説明図である。
【図4】解析ソルバー選択画面例を示す説明図である。
【図5】(a)はモデル読み込み画面例を示す説明図、
(b)はモデル単位系の指定画面例を示す説明図であ
る。
【図6】(a)はモデル読み込み(確認)画面例を示す
説明図、(b)はモデルの確認画面例の説明図である。
【図7】(a)はメッシュ作成画面例を示す説明図、
(b)は解析ノウハウ記述画面例を示す説明図である。
【図8】メッシュ作成画面例を示す説明図である。
【図9】メッシュ作成画面例を示す説明図である。
【図10】(a)はメッシュ作成画面例を示す説明図、
(b)は平均要素長の入力画面例を示す説明図である。
【図11】(a)は材料定義画面例を示す説明図、
(b)は解析ノウハウ記述画面例を示す説明図である。
【図12】(a)は境界条件設定画面例を示す説明図、
(b)は解析ノウハウ記述画面例を示す説明図である。
【図13】境界条件設定画面例を示す説明図である。
【図14】境界条件設定画面例を示す説明図である。
【図15】(a)は強制変位定義画面例を示す説明図、
(b)はエッジに関する強制変位定義画面例を示す説明
図、(c)は節点に関する強制変位定義画面例を示す説
明図である。
【図16】設定および定義された境界条件の表示画面例
を示す説明図である。
【図17】荷重条件設定画面例を示す説明図である。
【図18】インプットファイル作成画面例を示す説明図
である。
【図19】(a)は結果処理画面例を示す説明図、
(b)は変位コンタ図である。
【図20】図3ないし図19を用いて説明した解析手順
の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】 1 表示部 2 入力部 3 画面表示プログラム格納部 4 解析ノウハウ格納部 5 解析計算処理部 6 対話型制御部 61 演算部 62 ファイル格納部 62a 汎用解析手順ファイル部 62b 解析情報ファイル部 62c 解析結果ファイル部 64 解析ノウハウ入出力部/探索部 65 探索データファイル部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CAE解析の解析手順がプログラムとし
    て格納された汎用解析システムであって、 解析ノウハウ記述画面に記述された特定の対象物の解析
    ノウハウを格納する解析ノウハウ格納手段と、 解析の各種対象物について共通に適用される汎用解析手
    順プログラムおよび前記解析ノウハウ格納手段に格納さ
    れている特定の対象物の解析ノウハウに基づいて、特定
    の対象物の解析計算処理を実行する解析計算処理手段と
    を備えたことを特徴とする解析ノウハウの書き込み可能
    な汎用解析システム。
  2. 【請求項2】 CAE解析の解析手順がプログラムとし
    て格納された汎用解析システムであって、 対象物の解析手順画面を表示する表示手段と、 解析の各種対象物について共通に適用される汎用解析手
    順プログラムを格納した汎用解析手順プログラム格納手
    段と、 解析する対象物に特有の解析ノウハウを記述する解析ノ
    ウハウ記述画面を前記表示手段に表示させるための解析
    ノウハウ記述画面表示プログラムを格納した解析ノウハ
    ウ記述画面表示プログラム格納手段と、 前記解析ノウハウ記述画面に記述された特定の対象物の
    解析ノウハウを格納する解析ノウハウ格納手段と、 前記汎用解析手順プログラム格納手段に格納されている
    汎用解析手順プログラムおよび前記解析ノウハウ格納手
    段に格納されている特定の対象物の解析ノウハウに基づ
    いて、特定の対象物の解析計算処理を実行する解析計算
    処理手段とを備えたことを特徴とする解析ノウハウの書
    き込み可能な汎用解析システム。
  3. 【請求項3】 前記解析ノウハウ格納手段は、前記解析
    ノウハウ記述画面に記述された種々の対象物の解析ノウ
    ハウを格納しており、 特定の対象物の解析実行時、指定された特定の対象物の
    解析ノウハウを前記解析ノウハウ格納手段から探索する
    解析ノウハウ探索手段をさらに備え、 前記解析計算処理手段は、前記汎用解析手順プログラム
    および前記解析ノウハウ探索手段により前記解析ノウハ
    ウ格納手段より探索された特定の対象物の解析ノウハウ
    に基づいて、特定の対象物の解析計算処理を実行するこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載の解析ノ
    ウハウの書き込み可能な汎用解析システム。
  4. 【請求項4】 前記CAE解析の解析手順プログラムが
    対話形式のプログラムである請求項1ないし請求項3の
    いずれかに記載の解析ノウハウの書き込み可能な汎用解
    析システム。
  5. 【請求項5】 CAE解析の解析手順がプログラムとし
    て格納されたコンピュータ読み取り可能な汎用解析処理
    プログラムであって、 解析ノウハウ記述画面に記述された特定の対象物の解析
    ノウハウを解析ノウハウ格納手段に格納する解析ノウハ
    ウ格納ステップと、 解析の各種対象物について共通に適用される汎用解析手
    順プログラムおよび前記解析ノウハウ格納手段に格納さ
    れている特定の対象物の解析ノウハウに基づいて、特定
    の対象物の解析計算処理を実行する解析計算処理ステッ
    プとを備えたことを特徴とする解析ノウハウの書き込み
    可能な汎用解析プログラム。
  6. 【請求項6】 CAE解析の解析手順がプログラムとし
    て格納されたコンピュータ読み取り可能な汎用解析処理
    プログラムであって、 対象物の解析手順画面を表示手段に表示するステップ
    と、 解析の各種対象物について共通に適用される汎用解析手
    順プログラムを汎用解析手順プログラム格納手段に格納
    するステップと、 解析する対象物に特有の解析ノウハウを記述する解析ノ
    ウハウ記述画面を前記表示手段に表示させるための解析
    ノウハウ記述画面表示プログラムを解析ノウハウ記述画
    面表示プログラム格納手段に格納するステップと、 前記解析ノウハウ記述画面に記述された特定の対象物の
    解析ノウハウを解析ノウハウ格納手段に格納する解析ノ
    ウハウ格納ステップと、 前記汎用解析手順プログラム格納手段に格納されている
    汎用解析手順プログラムおよび前記解析ノウハウ格納手
    段に格納されている特定の対象物の解析ノウハウに基づ
    いて、特定の対象物の解析計算処理を実行する解析計算
    処理ステップとを備えたことを特徴とする解析ノウハウ
    の書き込み可能な汎用解析プログラム。
  7. 【請求項7】 特定の対象物の解析実行時、指定された
    特定の対象物の解析ノウハウを前記解析ノウハウ格納手
    段から探索する解析ノウハウ探索ステップをさらに備
    え、 前記解析計算処理ステップは、前記汎用解析手順プログ
    ラムおよび前記解析ノウハウ探索ステップにより前記解
    析ノウハウ格納手段より探索された特定の対象物の解析
    ノウハウに基づいて、特定の対象物の解析計算処理を実
    行することを特徴とする請求項5または請求項6に記載
    の解析ノウハウの書き込み可能な汎用解析プログラム。
  8. 【請求項8】 前記CAE解析の解析手順プログラムが
    対話形式のプログラムである請求項5ないし請求項7の
    いずれかに記載の解析ノウハウの書き込み可能な汎用解
    析プログラム。
  9. 【請求項9】 請求項5ないし請求項8のいずれかに記
    載の解析ノウハウの書き込み可能な汎用解析プログラム
    を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2001308775A 2000-10-26 2001-10-04 解析ノウハウの書き込み可能な汎用解析システムおよび解析ノウハウの書き込み可能な汎用解析プログラムならびに解析ノウハウの書き込み可能な汎用解析プログラムを記録した記録媒体 Expired - Fee Related JP3382934B2 (ja)

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