JP2002202397A - 放射性物質用の輸送コンテナ及びその製造方法 - Google Patents

放射性物質用の輸送コンテナ及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、輸送費用削減に寄与するととも
に、放射性物質保護性の向上した放射性物質のための輸
送コンテナに関する。 【構成】 輸送コンテナ(10)は、外側コンテナ本体(12)
と、一対の重ねた製品筒型容器(16)を格納した内側収容
容器(14)と、外側コンテナ本体と内側収容容器の間の自
己消火性、難燃性の発泡材断熱層(19)とを含む。内側収
容容器は、ガセット付の上部フランジ(30)と、その間に
シーリングガスケットを挟み該フランジにボルト止めさ
れた蓋(26)を含む。上部および下部ダンネージ(18, 20)
が、外側コンテナ本体の上端部および下端部に備えられ
る。上部ダンネージ(18)は、内側収容容器の蓋と外容器
の蓋を隔てるためのセラミック繊維ボードパネル(41)と
鋼シート(42, 44)及びセラミック繊維ボードパネル(46)
で挟まれた発泡材料(40)を含む。上蓋は、該蓋を貫通し
外側コンテナ本体の内壁に沿って配置されたボルトブラ
ケット(63)に延びるボルト(64)で外側コンテナ本体に固
定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低レベル濃縮ウラ
ン粉末、ペレット及び廃棄材料などの放射性物質輸送用
の輸送コンテナに関し、具体的には、輸送費用削減に寄
与するとともに、放射性物質保護性の向上した放射性物
質のための輸送コンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、低レベル濃縮酸化ウラン粉末、
ペレットまたは放射性廃棄材料などの放射性物質の輸送
用に特定して種々の輸送コンテナが長年にわたり設計さ
れてきた。従来の輸送コンテナの1形態は、放射性物質
の5ガロン(18.9リットル)筒型容器2個を入れる鋼製
内側コンパートメントを有する55ガロン(208.2
リットル)のドラム缶型容器から本質的に構成されるもので
あった。これら容器の使用経験及び時間経過が、それら
の使用に伴う将来の確かな問題を際だたせることとなっ
た。例えば、このような輸送コンテナは、典型的に基準
の18ゲージ炭素鋼で、また製品用筒型容器は基準の2
4ゲージ炭素鋼で製作された。これら容器及び筒型容器
は容易に錆び、腐食するばかりでなく、通常業務上の取
扱において凹みや歪みを生じ易い。さらに、これら初期
の設計は、現在商業用に使用されている海上輸送用貨物
に積載するのに最適なサイズではない。このため、より
効率よく使用が可能なはずの海上輸送用貨物の床面積を
減少させるばかりでなく、輸送中に移動しないよう容器
を支えるブレース及び支持材をさらに必要とした。
【0003】加えて、米国及び海外での放射性物質輸送
に係る新基準により、それまで旧型容器設計に適用され
たよりさらに高度な構造的完全性、耐火性、及び耐水性
が要求されることとなった。規制の観点から、内側収容
容器ドラム及び放射性物質収納用筒型容器はともに、完
全性を失ってはならない。すなわち、外側ドラム内にあ
る密封された内側収容ドラムは、内容物の漏出を生じた
り、また水の漏入を起こすようであってはならない。同
様に、製品用筒型容器から放射性物質内容物がこぼれ出
すようなことがあってはならない。高度な耐火性もまた
重要な要件である。構造的完全性、耐火性、耐水性に対
する規制の結果、旧型容器ドラム1個あたりの放射性物
質輸送容量は大幅に減少した。
【0004】より具体的には、旧型の容器には、容器を
破壊しなければ検査不可能な内側表面の錆びも含めて相
当な量の錆びが認められた例もある。さらに、断熱材の
製作及び取付けが困難であり、特に内側収容容器と外側
ドラムの間の領域に空隙または穴を残すことなく一様な
断熱材を確実に入れることは困難であることが判明し
た。さらに、旧型の容器のボルトその他の締結具のよう
な固定装置の多くは、現行の規制基準に適合しているの
で、放射性物質用等級の材料ではなく典型的な工業用等
級の材料で製作されてきた。旧型の容器の寸法と構造
は、標準化された海上輸送用貨物に積載するには最適で
はない。このような旧型の容器は約38%の場所利用率
しか達成しないが、一方本発明の利用率は57%であ
る。
【0005】この形式の容器に対する安全の全体的規制
目標は、原則的に特殊核物質輸送中の臨界事故のいかな
る可能性をも確実に回避することである。海外及び米国
内の規制要件では、特殊核物質用の輸送コンテナは、落
下試験、耐火試験、耐水試験など多数の試験を受け、認
可の裏付けとすべく提出される安全解析の際にその試験
結果が必ず考慮されるよう定めている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の譲受人によっ
てなされた最近の努力により、酸化ウラン粉末およびペ
レットの高密度輸送のための容器が実現された。この新
規な容器の設計は、製造のためにステンレス鋼を採用
し、確実な漏れ防止密封のためにシリコンゴムガスケッ
ト及び強力ロッキングリングを使用する。この新規な形
式の容器には、内容物を事故及び火災の影響から保護す
るために難燃発泡材料及びセラミック繊維ボードパネル
も用いられる。またさらに、寸法及び構造は筒型ではな
く立方体であって、内側収容容器は3個×3段配列の9
個からなる。この新規な容器は、「酸化ウラン輸送コン
テナ」の名称で1999年5月21日に出願された米国
特許出願番号第09/315,729号の主題である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の好ましい実施形
態に従って、外側コンテナ本体と、製品を収納する筒型
容器を受け入れる内側収容容器とからなる放射性物質輸
送用のコンテナが提供される。特に、外側コンテナ本体
は、上端が開口しているほぼ円筒型のコンテナからな
る。外側コンテナ本体に上蓋をボルト止めするボルトを
受けるためのボルトブラケットが該容器の内側周縁沿い
に配置される。このボルトブラケットは、好ましくは、
容器の周縁沿いに90度区分で配置され、上蓋が取り付
けられた時に容器を補強するために一対のブラケットが
容器の溶接継ぎ目を跨いでいる。容器の上蓋をボルト止
めすることに加えて、ボルトで止め輪の両端ラグを互い
に固定し、止め輪で上蓋を容器に固締する。万一容器が
落下したり衝撃を与えられたりした場合の内容物の破損
を回避するため、止め輪のボルト及びラグは、外側ドラ
ムの外壁に可能な限り近づけて配置される。
【0008】内側収容容器は、ほぼ筒型で、この容器の
蓋密閉領域に強度を与えるため、その開口上端部に半径
方向外向きのフランジを有し、このフランジが周方向に
間隔を置いて配置された複数のガセットで支持される。
蓋は、耐水シールとして働く耐熱性のガスケットを間に
挟み、このフランジにボルト止めされる。この容器はま
た、容器を外側コンテナ本体内でその中心に保持するた
めに、外向きに好ましくは半径方向に突出する複数のス
パイダすなわちロッドを含む。内側収容容器と外側コン
テナ本体の間には、耐熱性のポリウレタン発泡材を配置
する。この発泡材が、内側収容容器及び付属のガスケッ
トが例えば火災の間に曝される最高温度を制限範囲内に
とどめる。この発泡材はまた、落下及び衝撃試験の際の
衝撃力から内側収容容器を保護する。内側収容容器の外
面周囲に、任意で、中性子吸収性毒物から形成されたパ
ネルを設けても良い。
【0009】外側コンテナ本体の両端には、上部及び下
部ダンネージが備えられる。このダンネージは、耐火用
の発泡材及びセラミック繊維ボードパネルからなる。上
部ダンネージは、それぞれステンレス鋼で被覆した円形
のセラミック繊維ボードパネル2枚の間に配置された発
泡材を含む。縮小サイズのステンレス鋼・セラミック繊
維ボード複合パネルが、内側収容容器の蓋内に受け入れ
られるように上部ダンネージの下に位置し、安定性を維
持する。下部ダンネージも同様に発砲材及びセラミック
繊維ボードパネルの組合わせである。
【0010】内側収容容器は外側コンテナ本体の内側に
恒久的に固定される。輸送には、製品筒型容器が内側収
容容器内に収納される。蓋が内側収容容器にボルト止め
されると、上部ダンネージがこの蓋と外側コンテナ本体
の上蓋との間に配置される。上部ダンネージにはまた、
コンテナ内に上部ダンネージを下降させボルト接合部分
を通過させて内側収容容器の蓋上に配置することができ
るように、周方向のスロットが設けられる。
【0011】さらに耐火性向上のために、外側コンテナ
本体の周りと上部及び下部ダンネージに、プラスチック
を充填した通気孔が複数個備えられる。このプラスチッ
クプラグは、通常状態では水の侵入を防ぐが、火に遭う
と溶けて容器の通気孔となり、発泡材に着火し燃焼させ
る程度の熱が与えられた場合、容器内におけるガスの蓄
積を防ぐ。その結果、火災の場合に、通気孔プラグが輸
送コンテナの構造的完全性を向上させる。
【0012】以上の記述から、本発明の好ましい実施形
態による多くの重要な態様があることが分かるであろ
う。例えば、固定用の止め輪は、蓋に与えられる衝撃に
対して構造的完全性を与えるが、それは上蓋を固定して
いる止めボルトによって補足される。スパイダが内側収
容容器を保持し、結果として放射性物質を収納している
筒型容器が、外側コンテナ本体の中心部分に保持され、
衝撃試験及び火災試験後にも安定した構造としている。
外側コンテナ本体には、間隔を小さくとった環状補強リ
ブが上蓋の近くに備えられ、それによってコンテナの衝
撃吸収性向上及び上方よりの衝撃に対する強度が与えら
れる。上部及び下部ダンネージが、コンテナの両端部に
おける耐衝撃性及び耐火性を与える。さらに、材料と部
品すべてが錆び及び腐食を防ぐステンレス鋼からなる。
寸法に関しては、下記に説明するように、この輸送コン
テナは海上輸送用貨物収容性能の未使用部分を最小にし
て海上輸送用貨物コンテナに収まる。
【0013】さらにこの輸送コンテナは容易に製作でき
る。容易な製作を達成するために、下部ダンネージは外
側コンテナ本体の底に配置される。円盤組立体が、最も
外側に位置する円盤の縁部が内側収容容器のフランジを
超えて延び出し、また外径が外側コンテナ本体の内径に
等しくなるように内側収容容器のフランジにボルト止め
される。この縁部には、内側収容容器と外側コンテナ本
体の間の環状空間に発泡材を注入出来るように、直径方
向の両端に配置された一対の開口部を含む。円盤組立体
の使用により、内側収容容器は下部ダンネージ上に持ち
上げられて、外側コンテナ本体内で中心に位置決めされ
る。U字形の溝が外側コンテナ本体の上蓋及び底に備え
られ、発泡材注入中に内側収容容器を外側コンテナ本体
の中心に維持するためにタイロッドで連結される。次
に、外側円盤の縁部にある開口部を通して発泡材が注入
される。硬化の後、円盤組立体は取り除かれ、発泡材が
内側収容容器を外側コンテナ本体内に保持する。外側コ
ンテナ本体の側面、底、上蓋に通気孔がドリルで開けら
れ製作が完了する。
【0014】本発明による好ましい実施形態では、閉じ
た下端部と開口した上端部とを有するほぼ円筒形の外側
コンテナ本体と、該コンテナ本体に解放可能に固定さ
れ、その開口上端部を閉じる上蓋と、開口した上端部を
閉じるための蓋を有し、ほぼ同心状に外側コンテナ本体
内に配置され、放射性物質を収納した少なくとも1つの
筒型容器を受け入れる、ほぼ円筒形の内側収容容器と、
外側コンテナ本体と内側収容容器との間の発泡材料とを
含み、内側収容容器は、開口端部の周りに外向きのフラ
ンジを有し、該内側収容容器の外側面とフランジの下面
との間に、該フランジを補強するための複数の補強ガセ
ットが周方向に間隔を置いて配置され、蓋及びフランジ
は、蓋及びフランジを互いに締結するための協働する締
結要素を有する、放射性物質用の輸送コンテナが提供さ
れる。
【0015】本発明による別の好ましい実施形態では、
閉じた下端部と開口した上端部とを有するほぼ円筒形の
外側コンテナ本体と、該コンテナ本体に解放可能に固定
され、上端部を閉じる上蓋と、開口した上端を閉じるた
めの蓋を有し、ほぼ同心状に外側コンテナ本体内に配置
され、放射性物質を収納した少なくとも1つの筒型容器
を受け入れる、ほぼ円筒形の内側収容容器と、外側コン
テナ本体と内側収容容器との間の発泡材料とを含み、内
側収容容器は、内側収容容器を外側コンテナ本体内にほ
ぼ同心状に保持するために、該容器から外側コンテナ本
体に向かって外向きに突出し発泡材料の中に延びる複数
のロッドを含む、放射性物質用輸送コンテナが提供され
る。
【0016】本発明によるさらに別の好ましい実施形態
では、 閉じた下端部と開口した上端部とを有するほぼ
円筒形の外側コンテナ本体と、該コンテナ本体に解放可
能に固定され、開口上端を閉じる上蓋と、開口した上端
部を閉じるための蓋を有し、ほぼ同心状に外側コンテナ
本体内に配置され、放射性物質を収納した少なくとも1
つの筒型容器を受け入れる、ほぼ円筒形の内側収容容器
と、外側コンテナ本体と内側収容容器との間の発泡材料
と、内側収容容器の蓋と外側コンテナ本体用の上蓋との
間で内側収容容器を覆い、上下の金属シートとセラミッ
ク繊維ボードパネルとの間に配置された発泡材料を含む
外側コンテナ本体用の内部ダンネージと、外側コンテナ
本体内で内側収容容器の下に位置し、内側収容容器の閉
じた下端部と外側コンテナ本体の閉じた下端部との間に
配置された発泡材料を含む内部ダンネージとを含む、放
射性物質用の輸送コンテナが供給される。
【0017】本発明によるさらに別の好ましい実施形態
では、閉じた下端部と開口した上端部とを有するほぼ円
筒形の外側コンテナ本体と、該コンテナ本体に解放可能
に固定され、開口上端部を閉じる上蓋と、蓋を有し、ほ
ぼ同心状に外側コンテナ本体内に配置され、放射性物質
を収納した少なくとも1つの筒型容器を受け入れる、ほ
ぼ円筒形の内側収容容器と、内側収容容器の周りで外側
コンテナ本体の内側に配置された中性子吸収材料とを含
む、放射性物質用の輸送コンテナが提供される。
【0018】本発明によるさらに別の好ましい実施形態
では、閉じた下端部と開口した上端部とを有するほぼ円
筒形の外側コンテナ本体と、該コンテナ本体に解放可能
に固定され、開口上端部を閉じる上蓋と、開口した上端
部を閉じるための蓋を有し、ほぼ同心状に外側コンテナ
本体内に配置され、放射性物質を収納した少なくとも1
つの筒型容器を受け入れる、ほぼ円筒形の内側収容容器
と、外側コンテナ本体と内側収容容器との間の耐熱性、
難燃性の発泡材料と、外側コンテナ本体の複数の通気孔
と、該通気孔を密閉し所定の温度に応答して該通気孔を
開口するプラグとを含む、放射性物質用の輸送コンテナ
が提供される。
【0019】本発明によるさらに別の好ましい実施形態
では、閉じた下端部と開口した上端部とを有するほぼ円
筒形の外側コンテナ本体と、放射性物質の筒型容器を受
け入れるための内側収容容器とを含む放射性物質輸送用
の容器を製造する方法であって、外側コンテナ本体の下
端部を断熱材で内張りをする段階と、内側収容容器の周
縁より横方向外側の周縁部を有する蓋部材により該内側
収容容器の上部を閉じる段階と、内側収容容器の外側壁
と外側コンテナ本体の内側壁との間にほぼ環状の空間を
形成するように、内側収容容器を外側コンテナ本体の中
に配置する段階と、蓋部材の少なくとも1つの開口部を
通して環状空間に自己消火性、難燃性の発泡材料を注入
する段階とを含む方法が提供される。
【0020】
【発明の実施の形態】図面、特に図1を参照すると、本
発明の好ましい実施形態によって製造され、全体を10
で表示する輸送コンテナが図示されている。輸送コンテ
ナ10は、外側コンテナ本体12と、内側収容容器14
と、上下に重ねて内側収容容器14内に配置された一対
の製品用筒型容器16とを含む。輸送コンテナ10はま
た、上部及び下部ダンネージ18及び20と、外側コン
テナ本体12の上蓋22とを含む。外側コンテナ本体1
2は、ほぼ円筒形で、好ましくはステンレス鋼で製作さ
れる。コンテナ10の軸方向に間隔を置いた位置に補強
リブ17が形成され、容器を補強するために該リブのう
ち2本は互いに近接して、また容器の頂部に近接して、
特に上蓋22に近接して形成されることが好ましい。ま
た、外側コンテナ本体12と内側収容容器14の間に
は、好ましくはポリウレタン発泡材19である熱遮蔽用
発泡材が配置される。
【0021】図3、図4及び図5を参照すると、内側収
容容器14は好ましくは円筒形であって、底24と、蓋
26で閉じられた開口頂部を有する。複数のスパイダす
なわちロッド28が円筒形の収容容器14から外向き
に、好ましくは半径方向に容器14と外側コンテナ本体
12の間の領域に突出し、内側収容容器を確実に中心位
置に保持する。好ましくは、4本のロッド28が容器1
4の上端近くで周方向まわりに等間隔で配置され、また
同様な数で同様な間隔のロッドが容器14の下端近くに
も配置される。ロッド28は外側コンテナ本体に密着し
ている発泡材の中に延びる。その結果、容器14は外側
コンテナ本体の中心に維持され外側コンテナ本体に対し
て回転しないよう保持される。
【0022】さらに、カドミウムのような中性子吸収材
料が、毒物パネル29の形態で内側収容容器14の外面
まわりに配置される。パネル29は、好ましくは、内側
収容容器の頂部と底の間に延びており、90度の円弧長
で配置される。パネルは内側収容容器14の外周面を覆
い、以下に説明するように、ガセットとともにスパイダ
28を受ける開口部が設けられる。図1に図示されるよ
うに、パネル29は発泡材19によって覆われる。
【0023】環状フランジ30は、内側収容容器14の
開口した上端部近くで周辺まわりに延び、そこから半径
方向外向きに突出している。内側収容容器14の開口端
部の周囲の蓋密閉領域を補強するために、複数のガセッ
ト32が内側収容容器14の上端とフランジ30の下面
との間に配置されている。蓋26は、フランジ30を覆
っている円盤と、該蓋とフランジの間に配置された難燃
材で形成されたガスケット21とで構成されている。蓋
は、フランジ30にタップ立てした孔と合致する前もっ
てドリル加工された複数の孔を有し、ボルト36がその
孔を貫通してタップ立てした孔に螺合し、蓋とガスケッ
トを内側収容容器14に固定して、上端部を閉じる。図
5に図示するように、フランジ30にはまた、蓋26を
容器14に取り付ける際に向きを定める補助となるよう
に、2本またはそれ以上の合わせピン38を取り付ける
ことができる。
【0024】図1に戻ると、製品筒型容器16は、18
ないし20ゲージステンレス鋼で形成されるのが好まし
い。製品筒型容器16は、蓋の周囲にこの蓋を筒型容器
に固定するための止め輪とボルトを有する閉じられた容
器である。放射性物質は、もちろんこの筒型容器に格納
されている。
【0025】図6及び図7を参照すると、上部ダンネー
ジ18が図示されている。上部ダンネージは、発泡材の
芯40とセラミック繊維ボードパネル41とを含み、こ
れらは、好ましくは24ゲージステンレス鋼で形成され
た一対のプレート42及び43に挟まれている。以下に
説明するように、発泡材とセラミック繊維ボードパネ
ル、及びプレートは、組立て中に上蓋22を外側コンテ
ナ本体12に固定するために使用されるボルトラグの一
部を受けるための切抜き48を周縁に沿って有する。さ
らに、組立て中に内側収容容器14の蓋26を支えるた
め、ステンレス鋼の下側覆い47を有する円形のセラミ
ック繊維ボードパネル46が、上部ダンネージ18の底
に固定される。図1に図示した下部ダンネージは、同様
にセラミック繊維ボードパネル52が下側に配置された
発泡材50の上部層で構成されている。コンテナ本体1
2の底は鋼板54で閉じられている。
【0026】図11、図12及び図16を参照すると、
外側コンテナ本体12の上蓋22は、円形でステンレス
鋼で形成されている。図11、図12及び図16を検討
すると分かるように、外側コンテナ本体12の内側面に
固定されているボルトブラッケト63にねじ込まれたイ
ンサート62と螺合するため、上蓋22にラグ60を貫
通している複数のボルト孔がある。コンテナ本体12に
上蓋22を水密O-リングシール61とともに固定する
ため、ボルト64がインサート62にねじ込まれる。図
11及び図12に示すように、3本のボルト64と螺合
するラグ、プラグ、及びブラケットは、上蓋22の周縁
に沿って互いに90度の間隔を置いて配置される。残る
ボルト2本は、互いに約30度の間隔を置いて、外側コ
ンテナ本体の側面を下方に向かって延びている溶接継ぎ
目部分を中心に両側に配置される。このように、継ぎ目
68の領域における上蓋と容器のボルト接続が、蓋をさ
らに補強している。
【0027】図2及び図17に示すように、上蓋22の
外側コンテナ本体12に対する固定を補足するため、上
蓋22のロールされた弧状縁部72と外側コンテナ本体
12の上端縁部に形成されたビード付き縁74の周りに
高耐久性の止め輪70が取り付けられる。止め輪70
は、両端にラグ76を備え、ラグ76は、剪断破壊を回
避するために突出を最小にとどめるように、半径方向に
突出せず外ドラム壁に近づけて形成されている。図17
に示すように、ラグ周りの部分に近接する外側コンテナ
本体の壁はさらに、外側ドラム12に溶接されたステン
レス鋼プレート81により支持される。この鋼プレート
は、予期せぬ衝撃のためボルトラグが外側ドラムの溶接
継ぎ目68に亀裂を入れることがないよう保護する。さ
らに、ボルト83がラグ76を互いにねじ固定する。蓋
と外側コンテナ本体の相互の固定を補強するため、止め
輪70を上蓋22の縁部と外側コンテナ本体12に保持
しつつ、ロックナット87が螺合されたボルト83を緩
まないよう保持する。
【0028】複数の通気孔80(図1)が外側コンテナ
本体周りに垂直方向にかつ周方向に間隔を置いて形成さ
れる。例えば、3個並びの通気孔が、コンテナ12の全
体にわたり、互いに垂直方向に間隔をあけた関係でコン
テナ12の周りに互いに90度の間隔で設けられる。そ
れぞれの通気孔は、プラスチックプラグ82で密閉され
ている。所定の温度に達すると、プラグ82のプラスチ
ックが溶融し、通気孔を開口し、容器内部の膨張するガ
スの逸出を可能にする。さらに、図11を参照すると、
上蓋22はプラスチックプラグ86を充填された通気孔
84を有する。同様に、コンテナ12の底54も中央に
通気孔とプラスチックプラグを有する。蓋と底の通気孔
は、容器を破壊する可能性のある容器内部の加圧ガス蓄
積を阻止するように、図1の側面通気孔80と同様に働
く。本発明の寸法と構造は、標準の海上輸送用貨物に容
器を72個まで積載できるものである。旧型の容器は海
上輸送用貨物1個あたり最大で容器54個までしか積載
できない寸法と構造であった。
【0029】本発明の輸送コンテナの初期製作段階を図
示す図18を参照すると、コンテナ12の底54には中
心孔90が設けられる。次に、下部ダンネージ20のセ
ラミック繊維ボードパネル52と発泡材層50が外側コ
ンテナ本体12の底に配置される。取り付け具組立て体
が次に配置される。取り付け具組立て体には、溶接及び
/またはボルト96により中心で互いに結束され、互い
に直角に交差している一対の溝形チャネル材92及び9
4が配置される。それぞれのチャネル材は、末端部にね
じ溝を切ったロッドの下端を受けるスロットがある。4
本のねじ付きロッド98が外側コンテナ本体12の周囲
に配置され、その下端がナット100によりチャネル材
92及び94に固定される。次に、外側コンテナ本体1
2が、取り付け具の中心に配置される。
【0030】図19を参照すると、蓋部材すなわち一連
の円盤で構成される円盤組立て体が内側収容容器14の
フランジ30上に配置される。円盤組立て体は、内側収
容容器14のフランジ30上に配置される順番にみて第
1円盤104を備え、この第1円盤は、複数の周方向に
間隔をもって配置されたボルト孔106と、通気孔10
8と、フランジ30上に形成された合わせピン38を受
けるための開口部110と、を備える。円盤104は好
ましくは、8分の3インチ(9.5mm)厚のステンレス
鋼で形成され、フランジ30の外径に相当する外径を有
する。次の円盤112は、好ましくは、22ゲージステ
ンレス鋼で形成されボルト孔114と通気孔116を有
する。第3の円盤118は、好ましくは、2分の1イン
チ(17.2mm)厚のアルミニウムで形成され、ボルト
孔120と通気孔122を有する。図19を検討して分
かるように、円盤104、112及び118は同じ直径
を有する。最後の円盤124は、好ましくは、2分の1
インチ厚のアルミニウムで形成され、ボルト孔126、
通気孔128、及び円盤124の直径方向に対向する位
置に一対の開口部130を含む。円盤124の直径は、
外側コンテナ本体の内径よりわずかに小さい。さらに、
内側収容容器14を持ち上げる目的で最上の円盤の中心
にフック140が配置されている。これらの円盤を組立
てるに際しては、通気孔108、116、122、及び
128が互いに整合され、ボルト132(図20)が、
これら4つの円盤を貫通して、フランジ30の対応して
位置するねじ付きボルト用開口部136(図19)に螺
合する。この組立て体の合わせピン38が、下部円盤1
04及び円盤112の開口部110、111に受け入れ
られる。
【0031】さらに、発泡材注入作業中において組立て
体に発泡材が凝着するのを防ぎ、円盤組立て体を発泡材
から離脱させるのを容易にするため、円盤104、11
2および118の直径を超えて突出している円盤124
の周縁沿いの下面に剥離材料が配置される。次に、4個
の円盤を取り付けた容器14がフック140を使用して
持ち上げられ、外側コンテナ本体内の中心に配置され
る。内側収容容器14を外側コンテナ本体12内に配置
するとき、該容器を外側コンテナ本体12に沿って形成
された溶接継ぎ目68に整合させる。
【0032】図示していないレベラが円盤124上に置
かれ、内側収容容器を外側コンテナ本体内に可能な限り
水平に配置する。図18に示す92、94、96及び1
00と同様の組立て具が、図20に図示するように内側
収容容器と外側コンテナ本体の上に配置される。特に一
対のチャンネル形要素150および152が互いに直交
するように配置され、互いに固定されて、外側コンテナ
本体の開口頂部を横断して延びる。部材150および1
52の端は、ねじ付きロッド98の上端を受けるスロッ
トを有する。これらロッドは、ナット154により固定
される。長いボルト156が部材150および152を
貫通し延び、ボルトの下端は上部円盤124の上面に係
合し、内側収容容器を外側コンテナ本体12内で確実に
水平に維持する。
【0033】容器は、ここで発泡材注入作業の準備が整
う。内側収容容器14と外側コンテナ本体12の間の環
状空間を満たすために、上部円盤124の2ヵ所の開口
部130から発泡材が注入される。発泡材は孔130か
ら同時に注入され、発泡材注入の終わる時点で、フラン
ジ30を超える高さで円盤124の下面に相当する水平
面まで環状空間を満たす。
【0034】硬化の後、組立て具は上下とも取り外され
る。さらに、円盤組立体が内側収容容器14のフランジ
30から取り外される。再び図20を参照すると、スパ
イダ28が発泡材の中を延びて外側コンテナ本体12内
で内側収容容器14を保持しているのが分かる。次に、
ボルトブラケット63(図16)に穿孔及びタッピング
がなされ、インサート62がこのブラケットに螺合され
る。次に、2個のブラケットが近接して継ぎ目68を跨
ぐように、ブラケット63が外側コンテナ本体12の内
側面に溶接される。外側コンテナ本体12の内側周縁の
周りにブラケットを位置決めするために、図示していな
いマスタテンプレートゲージを使用しても良い。この時
点で、外側コンテナ本体に当て板81(図17)を溶接
することができる。次に、ラグ60(図12)の位置決
めおよび外側コンテナ本体用上蓋22を貫通する孔開け
に、これもまた図示していないテンプレートを使用して
も良い。さらに、上蓋22の中心通気孔84を位置決め
するのに、このテンプレートを使用しても良い。次に、
ラグ60が上蓋22に溶接される。外側コンテナ本体1
2の上面と底の開口部84及び90を通してセラミック
繊維ボードパネル52に前もって中心孔が開けられる。
プラグ86はこれら開口部に充填され、底部のプラグは
発泡材注入前に挿入される。次に、上部ダンネージ18
が、内側収容容器14及び発泡材19の上を覆うように
配置されるが、ダンネージ18には、ラグ63を通抜け
可能なように、スロット48が形成されている。次に、
容器の上蓋22及び外側輪70が所定位置にボルト固定
される。通気の目的で、図7の上部ダンネージ円盤41
及び42の一部に孔が開けられる。また、上蓋22上の
ラグ60の周囲を密封するために半透明シリコンが使用
される。Oリングワッシャ61がボルト64を上蓋22
に対して密封し、上蓋22を完全耐水にする。
【0035】上記から、迅速で安価な製作方法とともに
十分な構造的完全性及び耐火及び耐浸水性を有する輸送
コンテナが提供されることが分かるであろう。重要なこ
とは、輸送コンテナの材料部分がステンレス鋼のような
耐錆、耐腐食性の材料で形成されることから、この輸送
コンテナが放射発散及び臨界状態に対する安全性を提供
することであり、よって容器の完全性は、長期にわたり
何百回もの輸送にも維持されうる。止め輪と、内側収容
容器を外側コンテナ本体の中で中心に保持するスパイダ
すなわちロッドと、上部及び下部ダンネージが内側収容
容器の蓋と底に対してそれぞれ係合し、上部及び下部ダ
ンネージが内側収容容器と、外側コンテナ本体の蓋及び
底に挟まれていることのために、この容器の構造的完全
性は向上する。外側コンテナ本体への補強リブの配置、
特に該容器の頂部近くへの配置は、容器頂部を補強し耐
衝撃性を向上させている。耐火性は発泡材とセラミック
繊維ボードパネルの組合わせで提供される。容器が所定
の温度に達した時、容器内で発生するいかなるガスも逸
出させるよう処置され配置された通気孔を備えることに
より、高温の破壊作用に対する耐性もまた提供される。
すなわち、プラスチックのプラグが高温で溶解し、容器
の通気を可能にする。さらに、取り外し可能なねじ付き
インサートをボルトブラケットとともに使用することに
より、該インサートを新しいねじ付きインサートと交換
することで容器のライフサイクルを向上させる。結果と
して、どのボルトまたはめねじの損傷も容易に修理出来
る。
【0036】本発明を、現在最も実用的で好ましいと考
えられる実施形態と関連させて説明してきたが、本発明
は、ここに開示された実施形態のみに制限されるもので
はなく、反対に、添付の特許請求範囲の技術思想及び技
術的範囲に含まれる種々の変更及び同等の構成を保護し
ようとするものであることが分かるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好ましい実施形態によって製造され
た輸送コンテナの中心軸線を通る断面図。
【図2】 図1に円で示した部分の拡大部分断面図。
【図3】 内側収容容器の側面図。
【図4】 内側収容容器の平面図。
【図5】 任意で適所に配置される毒物制御パネルを示
す内側収容容器の上端部分の部分斜視図。
【図6】 外側コンテナ本体と内側収容容器との間の上
部ダンネージの平面図。
【図7】 外側コンテナ本体と内側収容容器との間の上
部ダンネージの側面図。
【図8】 上部ダンネージの斜視図。
【図9】 輸送コンテナ用の底部ダンネージの底面図。
【図10】 輸送コンテナ用の底部ダンネージの側面
図。
【図11】 輸送コンテナ本体の平面図。
【図12】 輸送コンテナ本体の上端部分の斜視図。
【図13】 内側収容容器用の内蓋の平面図。
【図14】 内側収容容器用の内蓋の側面図。
【図15】 内蓋と内側収容容器の間で使用されるガス
ケットの平面図。
【図16】 外側コンテナ本体の継ぎ目近くのボルトブ
ラケットを示す外側コンテナ本体の上端部分の部分拡大
図。
【図17】 外側コンテナ本体に該コンテナ本体の蓋を
密閉する止め輪の部分拡大斜視図。
【図18】 本発明の輸送コンテナの製作初期段階を示
す部分横断面図。
【図19】 本発明の輸送コンテナの製作をより明確に
示すために互いに間隔を置いて表わした部品の部分斜視
図。
【図20】 輸送コンテナの製作用ジグ取り付け具を示
す輸送コンテナ全体の垂直断面図。
【符号の説明】
10 輸送コンテナ 12 外側コンテナ本体 14 内側収容容器 16 製品用筒型容器 17 補強リブ 18 上部ダンネージ 19 発泡材 20 下部ダンネージ 21 ガスケット 22 上蓋 24 底 26 蓋 28 ロッド 29 パネル 30 フランジ 32 ガセット 64 ボルト 70 止め輪 80 通気孔 82 プラグ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G21F 9/36 501 G21F 9/36 501J 5/00 M D S N (72)発明者 デビッド・グレイ・スミス アメリカ合衆国、ノース・カロライナ州、 リーランド、ベルベデーア・コート、125 番 (72)発明者 ロジャー・エバン・ストゥライン アメリカ合衆国、ノース・カロライナ州、 ウィルミントン、ラビット・ラン、900番 (72)発明者 ロン・イー・ポールソン アメリカ合衆国、ノース・カロライナ州、 ウィルミントン、グレゴリー・ロード、 207番

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 閉じた下端部と開口した上端部とを有す
    るほぼ円筒形の外側コンテナ本体(12)と、 該コンテナ本体に解放可能に固定され、前記開口上端部
    を閉じる上蓋(22)と、 開口した上端部を閉じるための蓋(26)を有し、ほぼ
    同心状に前記外側コンテナ本体内に配置され、放射性物
    質を収納した少なくとも1つの筒型容器(16)を受け
    入れる、ほぼ円筒形の内側収容容器(14)と、 前記外側コンテナ本体と前記内側収容容器との間の発泡
    材料(19)と、を含み、 前記内側収容容器は、前記開口端部の周りに外向きのフ
    ランジ(30)を有し、 前記内側収容容器の外側面と前記フランジの下面との間
    に、前記フランジを補強するための複数の補強ガセット
    (32)が周方向に間隔を置いて配置され、 前記蓋及び前記フランジは、前記蓋及び前記フランジを
    互いに締結するための協働する締結要素(36)を有す
    る、ことを特徴とする、放射性物質用の輸送コンテナ
    (10)。
  2. 【請求項2】 前記蓋と前記フランジとの間に配置され
    た耐熱性、耐火性材料で形成されたガスケット(21)
    を含み、前記発泡材料は自己消火性、難燃性材料である
    ことを特徴とする、請求項1に記載の輸送コンテナ。
  3. 【請求項3】 前記内側収容容器は、該内側収容容器を
    前記外側コンテナ本体内にほぼ同心状に保持するため
    に、前記容器から前記外側コンテナ本体に向かって外向
    きに突出し前記発泡材料の中に延びる複数のロッド(2
    8)を含むことを特徴とする、請求項1に記載の輸送コ
    ンテナ。
  4. 【請求項4】 前記ロッドは、前記内側収容容器の上下
    端部近くにおいて前記容器の周りに周方向に間隔を置い
    た位置で前記容器からほぼ半径方向に突出することを特
    徴とする、請求項3に記載の輸送コンテナ。
  5. 【請求項5】 前記内側収容容器の前記蓋と前記外側コ
    ンテナ本体用の前記上蓋との間で前記内側収容容器を覆
    う前記外側コンテナ本体用の内部ダンネージ(18)を
    含み、該内部ダンネージが、セラミック繊維ボードパネ
    ルと上下の金属シート(42、44)との間に配置され
    た発泡材料(40)を含むことを特徴とする、請求項1
    に記載の輸送コンテナ。
  6. 【請求項6】 前記外側コンテナ本体は、前記上蓋の近
    くに周方向に間隔を置いて配置された複数のボルトブラ
    ケット(63)を有し、前記上蓋を貫通して該ブラケッ
    トに入るボルト(64)を受けることを特徴とする、請
    求項1に記載の輸送コンテナ。
  7. 【請求項7】 前記外側コンテナ本体が継ぎ目(68)
    を有し、複数の前記ボルトが均等に間隔を置いて前記内
    蓋の周りに配置され、前記ボルトのうちの一対が前記継
    ぎ目を跨ぎ、かつ、前記複数のボルト間の等しい間隔よ
    りは狭い間隔で互いに位置していることを特徴とする、
    請求項6に記載の輸送コンテナ。
  8. 【請求項8】 前記内側収容容器の前記蓋と前記外側コ
    ンテナ本体用の前記上蓋との間で前記内側収容容器を覆
    う前記外側コンテナ本体用の内部ダンネージ(18)を
    含み、該内部ダンネージが、セラミック繊維ボードパネ
    ルと上下の金属シート(42、43)との間に配置さ
    れ、かつ、周縁を通して開口する周方向に間隔を置いて
    配置された複数のスロット(48)を有する発泡材料
    (40)を含むことを特徴とする、請求項6に記載の輸
    送コンテナ。
  9. 【請求項9】 前記外側コンテナ本体の半径方向外向き
    に延びる縁(72)に前記上蓋を固定する止め輪(7
    0)を含み、該止め輪が互いにボルト止めされた端部ラ
    グ(76)を有することを特徴とする、請求項1に記載
    の輸送コンテナ。
  10. 【請求項10】 前記外側コンテナ本体の複数の通気孔
    (80)と、該通気孔を密閉し所定の温度に応答して該
    通気孔を開口するプラグ(82)とを含むことを特徴と
    する、請求項1に記載の輸送コンテナ。
  11. 【請求項11】 前記外側コンテナ本体に沿って軸線方
    向に互いに間隔を置いて配置された複数の補強リブ(1
    7)を含み、該補強リブのうちの一対が互いに近接し、
    かつ、前記コンテナ本体の前記開口端部に近接して位置
    し、前記コンテナ本体の前記上端部を補強するようにな
    っていることを特徴とする、請求項1に記載の輸送コン
    テナ。
  12. 【請求項12】 前記内側収容容器の周りで前記外側コ
    ンテナ本体の内側に配置された中性子吸収材料(29)
    を含むことを特徴とする、請求項1に記載の輸送コンテ
    ナ。
  13. 【請求項13】 互いにボルト止めされる端部ラグ(7
    6)を有し、前記外側コンテナ本体の半径方向外向きに
    延びる縁(72)に前記上蓋を固定する止め輪(70)
    と、前記上蓋と前記外側コンテナ本体とを互いに固定す
    るための前記上蓋及び前記外側コンテナ本体上のボルト
    及びラグのセットとを有することを特徴とする、請求項
    1に記載の輸送コンテナ。
  14. 【請求項14】 前記外側コンテナ本体がその側面に沿
    った継ぎ目を有し、衝撃に対して前記継ぎ目の裂断を阻
    止するために該継ぎ目を金属補強板が覆っていることを
    特徴とする、請求項1に記載の輸送コンテナ。
  15. 【請求項15】 閉じた下端部と開口した上端部とを有
    するほぼ円筒形の外側コンテナ本体(12)と、 該コンテナ本体に解放可能に固定され、前記上端部を閉
    じる上蓋(22)と、 開口した上端を閉じるための蓋(26)を有し、ほぼ同
    心状に前記外側コンテナ本体内に配置され、放射性物質
    を収納した少なくとも1つの筒型容器を受け入れる、ほ
    ぼ円筒形の内側収容容器(14)と、 前記外側コンテナ本体と前記内側収容容器との間の発泡
    材料(19)と、を含み、 前記内側収容容器は、該内側収容容器を前記外側コンテ
    ナ本体内にほぼ同心状に保持するために、該容器から前
    記外側コンテナ本体に向かって外向きに突出し前記発泡
    材料の中に延びる複数のロッド(28)を含む、ことを
    特徴とする、放射性物質用輸送コンテナ。
  16. 【請求項16】 前記ロッドは、前記容器の前記上下端
    部の近くから、互いに周方向に間隔をもってほぼ半径方
    向に突出していることを特徴とする、請求項15に記載
    の輸送コンテナ。
  17. 【請求項17】 前記蓋と前記外側コンテナ本体用の前
    記上蓋との間で前記内側収容容器を覆う前記外側コンテ
    ナ本体用の内部ダンネージ(18)を含み、該内部ダン
    ネージが、上下の金属シート(42、44)とセラミッ
    ク繊維ボードパネルとの間に配置された発泡材料(4
    0)を含むことを特徴とする、請求項15に記載の輸送
    コンテナ。
  18. 【請求項18】 前記外側コンテナ本体は、前記上蓋の
    近くに周方向に間隔を置いて配置された複数のボルトブ
    ラケット(63)を有し、前記上蓋を貫通して該ブラケ
    ットに入るボルト(64)を受けることを特徴とする、
    請求項15に記載の輸送コンテナ。
  19. 【請求項19】 前記外側コンテナ本体の半径方向外向
    きに延びるフランジに前記上蓋を固定する止め輪(7
    0)を含み、該止め輪が互いにボルト止めされた端部ラ
    グ(76)を有することを特徴とする、請求項15に記
    載の輸送コンテナ。
  20. 【請求項20】 前記外側コンテナ本体の複数の通気孔
    (80)と、該通気孔を密閉し所定の温度に応答して該
    通気孔を開口するプラグ(82)とを含むことを特徴と
    する、請求項15に記載の輸送コンテナ。
  21. 【請求項21】 前記内側収容容器の周りで前記外側コ
    ンテナ本体の内側に配置された中性子吸収材料(29)
    を含むことを特徴とする、請求項15に記載の輸送コン
    テナ。
  22. 【請求項22】 閉じた下端部と開口した上端部とを有
    するほぼ円筒形の外側コンテナ本体(12)と、 該コンテナ本体に解放可能に固定され、前記開口上端を
    閉じる上蓋(22)と、 開口した上端部を閉じるための蓋(26)を有し、ほぼ
    同心状に前記外側コンテナ本体内に配置され、放射性物
    質を収納した少なくとも1つの筒型容器(16)を受け
    入れる、ほぼ円筒形の内側収容容器(14)と、 前記外側コンテナ本体と前記内側収容容器との間の発泡
    材料(19)と、 前記内側収容容器の前記蓋と前記外側コンテナ本体用の
    前記上蓋との間で前記内側収容容器を覆い、上下の金属
    シート(42、44)とセラミック繊維ボードパネルと
    の間に配置された発泡材料(40)を含む、前記外側コ
    ンテナ本体用の内部ダンネージ(18)と、 前記外側コンテナ本体内で前記内側収容容器の下に位置
    し、前記内側収容容器の閉じた下端部と前記外側コンテ
    ナ本体の閉じた下端部との間に配置された発泡材料(5
    0)を含む、内部ダンネージ(20)と、を含むことを
    特徴とする、放射性物質用の輸送コンテナ。
  23. 【請求項23】 前記外側コンテナ本体は、前記上蓋の
    近くに該上蓋を貫通しブラケットに係合するボルト(6
    4)を受けるように周状に間隙を有して配置された複数
    のボルトブラケット(63)を有することを特徴とす
    る、請求項22に記載の輸送コンテナ。
  24. 【請求項24】 前記外側コンテナ本体の半径方向外向
    きに延びる縁(72)に前記上蓋を固定する止め輪(7
    0)を含み、該止め輪が互いにボルト止めされた端部ラ
    グ(76)を有することを特徴とする、請求項22に記
    載の輸送コンテナ。
  25. 【請求項25】 前記外側コンテナ本体の複数の通気孔
    (80)と、該通気孔を密閉し所定の温度に応答して該
    通気孔を開口するプラグ(82)とを含むことを特徴と
    する、請求項22に記載の輸送コンテナ。
  26. 【請求項26】 前記外側コンテナ本体に沿って軸線方
    向に互いに間隔を置いて配置された複数の補強リブ(1
    7)を含み、該補強リブのうちの一対が互いに近接し、
    かつ、前記コンテナ本体の前記開口端部に近接して位置
    し、前記コンテナ本体の前記上端部を補強するようにな
    っていることを特徴とする、請求項22に記載の輸送コ
    ンテナ。
  27. 【請求項27】 前記内側収容容器の周りで前記外側コ
    ンテナ本体の内側に配置された中性子吸収材料(29)
    を含むことを特徴とする、請求項22に記載の輸送コン
    テナ。
  28. 【請求項28】 閉じた下端部と開口した上端部とを有
    するほぼ円筒形の外側コンテナ本体(12)と、 該コンテナ本体に解放可能に固定され、前記開口上端部
    を閉じる上蓋(22)と、 蓋(26)を有し、ほぼ同心状に前記外側コンテナ本体
    内に配置され、放射性物質を収納した少なくとも1つの
    筒型容器(16)を受け入れる、ほぼ円筒形の内側収容
    容器(14)と、 前記内側収容容器の周りで前記外側コンテナ本体の内側
    に配置された中性子吸収材料(29)と、を含むことを
    特徴とする、放射性物質用の輸送コンテナ(10)。
  29. 【請求項29】 前記外側コンテナ本体と前記内側収容
    容器との間に発泡材料(19)を含み、前記内側収容容
    器が、該内側収容容器を前記外側コンテナ本体内にほぼ
    同心状に保持するために、前記容器から前記外側コンテ
    ナ本体に向かって外向きに突出し前記発泡材料の中に延
    びる複数のロッド(28)を含むことを特徴とする、請
    求項28に記載の輸送コンテナ。
  30. 【請求項30】 前記外側コンテナ本体の半径方向外向
    きに延びる縁(72)に前記上蓋を固定する止め輪(7
    0)を含み、該止め輪が互いにボルト止めされた端部ラ
    グ(76)を有することを特徴とする、請求項28に記
    載の輸送コンテナ。
  31. 【請求項31】 前記外側コンテナ本体の複数の通気孔
    (80)と、該通気孔を密閉し所定の温度に応答して該
    通気孔を開口するプラグ(82)とを含むことを特徴と
    する、請求項28に記載の輸送コンテナ。
  32. 【請求項32】 前記外側コンテナ本体に沿って軸線方
    向に互いに間隔を置いて配置された複数の補強リブ(1
    7)を含み、該補強リブのうちの一対が互いに近接し、
    かつ、前記コンテナ本体の前記開口端部に近接して位置
    し、前記コンテナ本体の前記上端部を補強するようにな
    っていることを特徴とする、請求項28に記載の輸送コ
    ンテナ。
  33. 【請求項33】 閉じた下端部と開口した上端部とを有
    するほぼ円筒形の外側コンテナ本体(12)と、 該コンテナ本体に解放可能に固定され、前記開口上端部
    を閉じる上蓋(22)と、 開口した上端部を閉じるための蓋(26)を有し、ほぼ
    同心状に前記外側コンテナ本体内に配置され、放射性物
    質を収納した少なくとも1つの筒型容器(16)を受け
    入れる、ほぼ円筒形の内側収容容器(14)と、 前記外側コンテナ本体と前記内側収容容器との間の耐熱
    性、難燃性の発泡材料(19)と、 前記外側コンテナ本体の複数の通気孔(80)と、該通
    気孔を密閉し所定の温度に応答して該通気孔を開口する
    プラグ(82)と、を含むことを特徴とする、放射性物
    質用の輸送コンテナ。
  34. 【請求項34】 前記内側収容容器の前記蓋と前記外側
    コンテナ本体用の前記上蓋との間で前記内側収容容器を
    覆い、上下の金属シート(42、44)とセラミック繊
    維ボードパネルとの間に配置された耐熱性、難燃性の発
    泡材料(40)を含む、前記外側コンテナ本体用の内部
    ダンネージ(18)と、前記外側コンテナ本体内で前記
    内側収容容器の下に位置し、前記内側収容容器の閉じた
    下端部と前記外側コンテナ本体の閉じた下端部との間に
    配置された発泡材料(50)及びセラミック繊維ボード
    パネルを含む、内部ダンネージ(20)と、を含むこと
    を特徴とする、請求項33に記載の輸送コンテナ。
  35. 【請求項35】 閉じた下端部と開口した上端部とを有
    するほぼ円筒形の外側コンテナ本体(12)と、放射性
    物質の筒型容器(16)を受け入れるための内側収容容
    器(14)と、を含む放射性物質輸送用の容器(10)
    を製造する方法であって、 前記外側コンテナ本体の前記下端部(20)を断熱材で
    内張りをする段階と、 前記内側収容容器の周縁より横方向外側の周縁部を有す
    る蓋部材(124)により前記内側収容容器の上部を閉
    じる段階と、 前記内側収容容器の外側壁と前記外側コンテナ本体の内
    側壁との間にほぼ環状の空間を形成するように、前記内
    側収容容器を前記外側コンテナ本体の中に配置する段階
    と、 前記蓋部材の少なくとも1つの開口部を通して前記環状
    空間に自己消火性、難燃性の発泡材料(19)を注入す
    る段階と、を含むことを特徴とする方法。
  36. 【請求項36】 前記外側コンテナ本体に通気孔(8
    0)を形成する段階を含むことを特徴とする、請求項3
    5に記載の方法。
  37. 【請求項37】 前記発泡材料で包み込むための前記環
    状空間の中に突出するように前記内側収容容器の前記壁
    に突出部分(28)を配置し、これによって、前記内側
    収容容器を前記外側コンテナ本体に対して固定する段階
    を含むことを特徴とする、請求項35に記載の方法。
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