JP2907897B2 - 原子燃料輸送容器 - Google Patents
原子燃料輸送容器Info
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- JP2907897B2 JP2907897B2 JP1288520A JP28852089A JP2907897B2 JP 2907897 B2 JP2907897 B2 JP 2907897B2 JP 1288520 A JP1288520 A JP 1288520A JP 28852089 A JP28852089 A JP 28852089A JP 2907897 B2 JP2907897 B2 JP 2907897B2
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- container
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- nuclear fuel
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、原子燃料輸送容器に係り、特に内部容器が
高熱のときはその熱を外気に放出し、外気が高熱のとき
は内部容器に導かないようにした原子燃料輸送容器に関
する。
高熱のときはその熱を外気に放出し、外気が高熱のとき
は内部容器に導かないようにした原子燃料輸送容器に関
する。
（従来の技術） 一般に、原子燃料の輸送には原子燃料輸送容器が用い
られる。この原子燃料輸送容器10は、例えば第２図およ
び第３図に示す如く金属性密閉筒状の内部容器11の外側
にバルサ等からなる緩衝材12が取付けられ、その外側に
適宜の空間部13を置いて金属性密閉筒状の外部容器14が
覆われ、この外部容器14が支持器15により支持されるよ
うになっている。この内部容器11の内部には、複数個の
支持具16が備付けられており、これら支持具16により原
子燃料を収納した燃料集合体17が支持されている。
られる。この原子燃料輸送容器10は、例えば第２図およ
び第３図に示す如く金属性密閉筒状の内部容器11の外側
にバルサ等からなる緩衝材12が取付けられ、その外側に
適宜の空間部13を置いて金属性密閉筒状の外部容器14が
覆われ、この外部容器14が支持器15により支持されるよ
うになっている。この内部容器11の内部には、複数個の
支持具16が備付けられており、これら支持具16により原
子燃料を収納した燃料集合体17が支持されている。
これら輸送容器10の内部容器11と外部容器14とには長
さ方向および半径方向に適宜の間隙を置いて銅等の良熱
伝特性を有する複数の熱伝体18が連結されており、燃料
集合体17が内部容器11の内部で高温例えば100〜150℃以
上にならないように設計されている。なお、19は、内外
容器11、14を全体的に覆う蓋体である。
さ方向および半径方向に適宜の間隙を置いて銅等の良熱
伝特性を有する複数の熱伝体18が連結されており、燃料
集合体17が内部容器11の内部で高温例えば100〜150℃以
上にならないように設計されている。なお、19は、内外
容器11、14を全体的に覆う蓋体である。
（発明が解決しようとする課題） 輸送容器10の内部容器11と外部容器14との間に熱伝体
18を連結すると、内部容器11の高熱を外部容器14の外部
に放出することができる反面、外部容器14の高熱例えば
火災時に生じる高熱を内部容器11の内部に導き、燃料集
合体17を高熱に晒す危険がある。そのためこのような状
態のときは前記熱伝体18がないことが好ましい。
18を連結すると、内部容器11の高熱を外部容器14の外部
に放出することができる反面、外部容器14の高熱例えば
火災時に生じる高熱を内部容器11の内部に導き、燃料集
合体17を高熱に晒す危険がある。そのためこのような状
態のときは前記熱伝体18がないことが好ましい。
これら相互に矛盾する要望を満たすため、内部容器11
と外部容器14との間に設ける熱伝体18は一般には最少限
にされていたが、熱伝体18を少なくすると内部容器11の
温度が十分に低下できず燃料集合体17を高温から保護で
きないと言う問題がある。
と外部容器14との間に設ける熱伝体18は一般には最少限
にされていたが、熱伝体18を少なくすると内部容器11の
温度が十分に低下できず燃料集合体17を高温から保護で
きないと言う問題がある。
本発明は、上記問題を解決するために内部容器が高熱
のときは内部温度を迅速に外部に放出し、外気温度が高
温のときはその高熱を内部容器に伝達しないようにした
原子燃料輸送容器を得るにある。
のときは内部温度を迅速に外部に放出し、外気温度が高
温のときはその高熱を内部容器に伝達しないようにした
原子燃料輸送容器を得るにある。
（課題を解決する為の手段） 本発明の原子燃料輸送容器は原子燃料を収容する内部
容器と、この内部容器の外側に緩衝材を介して設けられ
た外部容器と、この外部容器と前記内部容器との間に連
結され内外容器の温度伝達を行う熱伝達体と、この熱伝
達体の前記外部容器に近接する部分に設けられ、前記外
部容器の温度が所定以上の高温度になったとき、前記外
部容器から前記内部容器に伝達する伝熱を遮断する可逆
性形状記憶合金またはバイメタルの伝熱遮断器とを備え
たものである。
容器と、この内部容器の外側に緩衝材を介して設けられ
た外部容器と、この外部容器と前記内部容器との間に連
結され内外容器の温度伝達を行う熱伝達体と、この熱伝
達体の前記外部容器に近接する部分に設けられ、前記外
部容器の温度が所定以上の高温度になったとき、前記外
部容器から前記内部容器に伝達する伝熱を遮断する可逆
性形状記憶合金またはバイメタルの伝熱遮断器とを備え
たものである。
（作用） 本発明の原子燃料輸送容器は、内部容器が高温のとき
にはこの熱が熱伝体を介して外部容器の外部に放出さ
れ、また、外部容器が所定値以上の高温になったときに
は可逆性形状記憶合金またはバイメタルの伝熱遮断器が
解放されて熱遮断され、内部容器には高温が導かれない
ようにし原子燃料を収納した燃料集合体を有する輸送容
器を外部の高温から保護するようにしたものである。
にはこの熱が熱伝体を介して外部容器の外部に放出さ
れ、また、外部容器が所定値以上の高温になったときに
は可逆性形状記憶合金またはバイメタルの伝熱遮断器が
解放されて熱遮断され、内部容器には高温が導かれない
ようにし原子燃料を収納した燃料集合体を有する輸送容
器を外部の高温から保護するようにしたものである。
（実施例） 以下本発明原子燃料輸送容器の一実施例を第１図につ
いて説明する。なお、第１図において第２図および第３
図と同一部分は同一符号を付してその説明を省略する。
いて説明する。なお、第１図において第２図および第３
図と同一部分は同一符号を付してその説明を省略する。
原子燃料輸送容器10の内部容器11と外部容器14との間
に熱伝体20が連結される。この熱伝体20は、内部容器11
からバルサ材等からなる緩衝材12の外側の空間部13まで
延びる銅等の良熱伝導体21と、一端を前記外部容器14に
固定され、他端を前記良熱伝導体21に接触させ、高温時
にはその接触を解いて熱伝路を遮断する可逆性の形状記
憶合金あるいはバイメタル等の伝熱遮断器22とから構成
されている。
に熱伝体20が連結される。この熱伝体20は、内部容器11
からバルサ材等からなる緩衝材12の外側の空間部13まで
延びる銅等の良熱伝導体21と、一端を前記外部容器14に
固定され、他端を前記良熱伝導体21に接触させ、高温時
にはその接触を解いて熱伝路を遮断する可逆性の形状記
憶合金あるいはバイメタル等の伝熱遮断器22とから構成
されている。
このような伝熱遮断器22を設けることにより、内部容
器11の内部が高温例えば150℃までは、その熱が内部容
器11、良熱伝導体21、伝熱遮断器22を介して外部容器14
に導いて、この外部容器14から放熱され、内部温度が15
0℃以下の温度に保持され、燃料集合体等が高温から保
護される。
器11の内部が高温例えば150℃までは、その熱が内部容
器11、良熱伝導体21、伝熱遮断器22を介して外部容器14
に導いて、この外部容器14から放熱され、内部温度が15
0℃以下の温度に保持され、燃料集合体等が高温から保
護される。
また外部温度が火災等により高温例えば200℃近くの
温度に達したら、その高温により伝熱遮断器22が第１図
点線の位置まで曲がり、伝熱遮断器22と良熱伝導体21と
の熱伝達路が解放されて熱遮断される。そのため外気の
高温は内部容器11に導かれず、内部容器11の内部は通常
の温度を維持し燃料集合体等は高温から保護される。
温度に達したら、その高温により伝熱遮断器22が第１図
点線の位置まで曲がり、伝熱遮断器22と良熱伝導体21と
の熱伝達路が解放されて熱遮断される。そのため外気の
高温は内部容器11に導かれず、内部容器11の内部は通常
の温度を維持し燃料集合体等は高温から保護される。
このように内部容器11と外部容器14との間に伝熱遮断
器22を有する熱伝体20を設けたことにより、内部容器11
の高温の放出と外部容器14からの高温の遮断を行わせる
ことにより、原子燃料輸送容器の内部温度が過度に高温
になることを防止し内部容器11の燃料集合体17を高温か
ら保護する。
器22を有する熱伝体20を設けたことにより、内部容器11
の高温の放出と外部容器14からの高温の遮断を行わせる
ことにより、原子燃料輸送容器の内部温度が過度に高温
になることを防止し内部容器11の燃料集合体17を高温か
ら保護する。
また、外部高温の遮断が行なえるようになったことに
より、放熱用の伝熱導体を内部容器11と外部容器14との
間に多く設けることができ、内部容器11の放熱量を多く
でき、その結果内外の容器が小さくできる。そのため輸
送作業が容易になり、輸送時の安全性が計れる等の利点
がある。
より、放熱用の伝熱導体を内部容器11と外部容器14との
間に多く設けることができ、内部容器11の放熱量を多く
でき、その結果内外の容器が小さくできる。そのため輸
送作業が容易になり、輸送時の安全性が計れる等の利点
がある。
本発明の原子燃料輸送容器は原子燃料等の燃料集合体
を収容する内部容器と外部容器との間に内部容器の温度
が高温になったときはこの温度を内部容器から外部容器
に放熱させ、また、外部容器の温度が所定以上の高温度
になったときに外部容器から内部容器に伝達する伝熱を
遮断する可逆性形状記憶合金またはバイメタルの伝熱遮
断器を設けたので燃料集合体を高温から保護し、輸送時
の安全を確保することができる。
を収容する内部容器と外部容器との間に内部容器の温度
が高温になったときはこの温度を内部容器から外部容器
に放熱させ、また、外部容器の温度が所定以上の高温度
になったときに外部容器から内部容器に伝達する伝熱を
遮断する可逆性形状記憶合金またはバイメタルの伝熱遮
断器を設けたので燃料集合体を高温から保護し、輸送時
の安全を確保することができる。
第１図は、本発明原子燃料輸送容器の主要部を示す断面
図、第２図は、従来一般に用いられている原子燃料輸送
容器の断面図、第３図は、第２図をIII−III線に沿って
切断し矢印方向に見た断面図である。 10……原子燃料輸送容器、11……内部容器、12……緩衝
材、13……空間部、14……外部容器、15……支持器、16
……支持具、17……燃料集合体、18、20……熱伝体、21
……良熱伝導体、22……伝熱遮断器。
図、第２図は、従来一般に用いられている原子燃料輸送
容器の断面図、第３図は、第２図をIII−III線に沿って
切断し矢印方向に見た断面図である。 10……原子燃料輸送容器、11……内部容器、12……緩衝
材、13……空間部、14……外部容器、15……支持器、16
……支持具、17……燃料集合体、18、20……熱伝体、21
……良熱伝導体、22……伝熱遮断器。
Claims (1)
- 【請求項１】原子燃料を収容する内部容器と、 この内部容器の外側に緩衝材を介して設けられた外部容
器と、 この外部容器と前記内部容器との間に連結され内外容器
の温度伝達を行う熱伝達体と、 この熱伝達体の前記外部容器に近接する部分に設けら
れ、前記外部容器の温度が所定以上の高温度になったと
き、前記外部容器から前記内部容器に伝達する伝熱を遮
断する可逆性形状記憶合金またはバイメタルの伝熱遮断
器と、 を備えたことを特徴とする原子燃料輸送容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1288520A JP2907897B2 (ja) | 1989-11-06 | 1989-11-06 | 原子燃料輸送容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1288520A JP2907897B2 (ja) | 1989-11-06 | 1989-11-06 | 原子燃料輸送容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03148100A JPH03148100A (ja) | 1991-06-24 |
| JP2907897B2 true JP2907897B2 (ja) | 1999-06-21 |
Family
ID=17731298
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1288520A Expired - Fee Related JP2907897B2 (ja) | 1989-11-06 | 1989-11-06 | 原子燃料輸送容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2907897B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6489623B1 (en) * | 2000-11-07 | 2002-12-03 | Global Nuclear Fuel -- Americas, Llc | Shipping container for radioactive materials and methods of fabrication |
-
1989
- 1989-11-06 JP JP1288520A patent/JP2907897B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03148100A (ja) | 1991-06-24 |
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Legal Events
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