JP2002201170A - セミ環状n,o−アセタールの開環によるアルコールの製造方法 - Google Patents

セミ環状n,o−アセタールの開環によるアルコールの製造方法

Info

Publication number
JP2002201170A
JP2002201170A JP2000403418A JP2000403418A JP2002201170A JP 2002201170 A JP2002201170 A JP 2002201170A JP 2000403418 A JP2000403418 A JP 2000403418A JP 2000403418 A JP2000403418 A JP 2000403418A JP 2002201170 A JP2002201170 A JP 2002201170A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acetal
semicyclic
hydrocarbon group
substituent
alcohol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000403418A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3824857B2 (ja
Inventor
Osamu Kobayashi
修 小林
Masaharu Sugiura
正晴 杉浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Science and Technology Agency
Original Assignee
Japan Science and Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Science and Technology Corp filed Critical Japan Science and Technology Corp
Priority to JP2000403418A priority Critical patent/JP3824857B2/ja
Publication of JP2002201170A publication Critical patent/JP2002201170A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3824857B2 publication Critical patent/JP3824857B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Furan Compounds (AREA)
  • Pyrane Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 簡便に、高い収率および立体選択性を有
する新規なセミ環状N,O−アセタールの反応を提供す
る。 【解決手段】 セミ環状N,O−アセタールをルイス酸
存在下にトリメチルシリルエノールエーテルと反応さ
せ、開環する。例えば下記のような反応である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、セミ環状
N,O−アセタールからアルコールを製造する方法に関
するものである。さらに詳しくは、この出願の発明は、
セミ環状N,O−アセタールとトリメチルシリルエノー
ルエーテルを反応し、セミ環状N,O−アセタールを開
環してアルコールを得る方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】O−グリコシドのようなセミ
環状アセタールは、ルイス酸の存在下で種々の求核試薬
と反応し、環状エーテル化合物を与えることが知られて
いる(Y.Du, R.J. Linhardt, I.R. Vlahov, Tetrahedro
n 1998, 54, 9913-9959)。同様に、セミ環状N,O−
アセタールの反応では、環状イミニウムイオン中間体を
経由して窒素含有環状化合物が得られることが知られて
いる(H. Hiemstra, W.N. Speckamp, Comprehensive Or
ganic Synthesis, Vol.2, B.M. Trost, I. Fleming, Pe
rgamon, Oxford, 1991, pp. 1047-1082; W.N. Speckam
p, M.J. Moolenaar, Tetrahedron 2000, 56,2817-385
6)。一方、セミ環状N,O−アセタールの反応では、
オキソ親和性の高いルイス酸を使用する場合、非環状イ
ミニウムイオン中間体の形成を経由して開環生成物が得
られることが予想される。N,N−ジアルキルアミノフ
ラノシド又はピラノシドは過剰のグリニヤール試薬と反
応して開環アルキル化生成物を与え、N−ガラクトシル
−N−ホモアリルアミンは化学量論的量のルイス酸で促
進されるアザ・コープ転位を受けることが報告されてい
るが、(M.Nagai, J.J. Gaudino, C.S. Wilcox, Synthe
sis 1992, 163-168; L. Lay, F. Nicotra, A. Paganin
i, C. Pangrazio, L. Panza, Tetrahedron Lett. 1993,
34,4555-4558; L. Cipolla, L. Lay, F.Nicotra, C Pa
ngrazio, L. Panza, Tetrahedron 1995, 51, 4679-469
0; L. Cipolla, B. LaFerla, F. Peri, F. Nicotra,Che
m. Commu. 2000, 1289-128)このタイプの反応は系統的
には探究されていない。
【0003】発明者らは最近、同種の反応として、スカ
ンジウムトリフルオロメタンスルホネートによって効果
的に触媒される新しい反応を報告した(O.Okitsu, R. S
uzuki, S.Kobayashi, Synlett 2000, 989-990)。ま
た、発明者らは、抗マラリアアルカロイドであるイソフ
ェブリフジン(L.E.Burgess, E.K.M.Gross, J.Jurka, T
etrahedron Lett. 1996, 37, 3255-3258; S. Kobayash
i, M. Ueno, R. Suzuki,H. Ishitani, Tetrahedron Let
t. 1999, 40, 2175-2178他)の合成について研究を進め
てきたが、多環式化合物の立体選択性を得るためには、
不斉合成触媒の使用等、煩雑な操作を必要としていたの
が実情である。
【0004】そこで、この出願の発明は、以上のとおり
の事情に鑑みてなされたものであり、従来技術の問題点
を解消し、簡便に、高い収率および立体選択性を有する
新規なセミ環状N,O−アセタールの反応を提供するこ
とを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】発明者らは、鋭意研究の
結果、触媒量のルイス酸を使用して第3のタイプのセミ
環状N,O−アセタールの反応が生じることを見出し
た。
【0006】すなわち、この出願の発明は、上記の課題
を解決するものとして、まず第1には、セミ環状N,O
−アセタールとトリメチルシリルエノールエーテルをル
イス酸存在下で反応し、開環するアルコールの製造方法
を提供する。
【0007】第2には、この出願の発明は、前記アルコ
ールの製造方法において、セミ環状N,O−アセタール
は、次の一般式(I)
【0008】
【化4】
【0009】(ただし、R1は、水素原子または置換基
を有していてもよい炭化水素基、R2は、水素原子また
は置換基を有していてもよい炭化水素基、R3は置換基
を有していてもよい炭化水素基を示す)で表される化合
物であること、第3には、セミ環状N,O−アセタール
は、次の一般式(II)
【0010】
【化5】
【0011】(ただし、R4は、水素原子または置換基
を有していてもよい炭化水素基、R5は、水素原子また
は置換基を有していてもよい炭化水素基、R6は置換基
を有していてもよい炭化水素基を示す)で表されること
をアルコールの製造方法の態様として提供する。
【0012】第4には、この出願の発明は、トリメチル
シリルエノールエーテルは、次の一般式(III)
【0013】
【化6】
【0014】(ただし、R7は、水素原子または置換基
を有していてもよい炭化水素基、R8は置換基を有して
いてもよい炭化水素基を示す)で表される前記のいずれ
かのアルコールの製造方法を提供する。
【0015】この出願の発明は、第5には、ルイス酸が
トリメチルシリルトリフルオロメタンスルホン酸である
前記のいずれかのアルコールの製造方法。
【0016】第6には、この出願の発明は、ルイス酸が
クロロトリメチルシラン/過塩素酸銀である前記のいず
れかのアルコールの製造方法。
【0017】この出願の発明は、第7には、ルイス酸が
四塩化錫/過塩素酸銀である前記のいずれかのアルコー
ルの製造方法をも提供する。
【0018】
【発明の実施の形態】この出願の発明のアルコールの製
造方法は、セミ環状N,O−アセタール類をルイス酸の
存在下、トリメチルシリルエノールエーテルと反応させ
ることにより、セミ環状N,O−アセタールを開環させ
ることによりアルコールとするものである。セミ環状
N,O−アセタール類としては、例えば次の一般式
(I)
【0019】
【化7】
【0020】(ただし、R1は、水素原子または置換基
を有していてもよい炭化水素基、R2は、水素原子また
は置換基を有していてもよい炭化水素基、R3は置換基
を有していてもよい炭化水素基を示す)で表されるN−
(テトラヒドロフラン−2−イル)化合物や一般式(I
I)
【0021】
【化8】
【0022】(ただし、R4は、水素原子または置換基
を有していてもよい炭化水素基、R5は、水素原子また
は置換基を有していてもよい炭化水素基、R6は置換基
を有していてもよい炭化水素基を示す)で表されるN−
(テトラヒドロピラン−2−イル)化合物等が例示され
る。これらの化合物において、R1およびR4としては、
水素原子や置換基を有する炭化水素基が考慮されるが、
好ましくは、水素原子、あるいはアセトキシ基(−OA
c)、ベンジルオキシ基(−OBn)などの−OR基で
ある。また、R2およびR5としては、水素原子や置換基
を有する炭化水素基が考慮されるが、好ましくは、水素
原子およびメチル、エチル等のアルキル基である。さら
に、R3およびR6としては、種々の炭化水素基が考慮さ
れる。好ましくは、メチル、エチル、プロピル等のアル
キル基、ベンジル、トルイル等の芳香族基、より好まし
くはベンジルオキシカルボニル基(−CO2Bn)であ
る。
【0023】これらのセミ環状N,O−アセタール化合
物は、どのような方法によって合成されるものであって
もよい。例えば一般式(II)のピラン類は、酸触媒下で
のベンジルカルバメートの3,4−ジヒドロ−2H−ピ
ランへの付加反応(J. Chen,P.A. Crooks, A. Hussain,
Int.J.Pharm. 1995, 123, 95-101)によって得られ
る。その他にも、種々の公知の方法により合成されたセ
ミ環状N,O−アセタール化合物を使用できる。
【0024】この出願の発明のアルコールの製造方法に
おいて、用いられるトリメチルシリルエノールエーテル
は、次の一般式(III)
【0025】
【化9】
【0026】(ただし、R7は、水素原子または置換基
を有していてもよい炭化水素基、R8は置換基を有して
いてもよい炭化水素基を示す)で表される化合物である
が、このような化合物において、R7としては、水素原
子やメチル、エチル、プロピル等のアルキル基が好まし
く例示される。また、R8としては、種々の置換基を有
していてもよい炭化水素基が考慮されるが、好ましく
は、メチル、エチル、プロピル、t−ブチル、sec−
ブチル等の鎖状アルキル基、フェニル基等の芳香族基、
メトキシ、エトキシ等のO原子を有する置換基、CN等
のNを有する置換基などが例示される。
【0027】これらのトリメチルシリルエノールエーテ
ルは、市販のものを用いてもよいし、種々の公知の方法
で合成されるものを用いてもよい。また、トリメチルシ
リルエノールエーテルの使用量は、とくに限定されない
が、この出願の発明のアルコールの製造方法では、高い
収率を得るためには、セミ環状N,O−アセタールに対
して1当量以上、好ましくは、1.2〜2当量とするこ
とが好ましい。
【0028】以上のとおりのセミ環状N,O−アセター
ル化合物は、トリメチルシリルエノールエーテルとルイ
ス酸の存在下で反応することにより、開環し、アルコー
ルを与える。このようなアルコールの製造方法におい
て、使用されるルイス酸としては、種々のものが考慮さ
れるが、例えばトリメチルシリルトリフルオロメタンス
ルホン酸(TMSOTf)、四塩化錫(SnCl4)、
BF3・OEt2、TfOH、TMSCl−AgCl
4、SnCl4−AgClO4等が挙げられる。これら
の中でもTMSOTf、TMSCl−AgClO4、S
nCl4−AgClO4を用いることにより、短時間で開
環反応が進行し、高い収率でアルコールが得られ好まし
い。さらに、この出願の発明のアルコールの製造方法に
おいては、使用するルイス酸の量はとくに限定されな
い。あまり少ないと反応時間が長くなったり生成するア
ルコールの収率が低下し、あまり多いと目的物を精製す
ることが困難となるため、好ましくは、セミ環状N,O
−アセタールに対して0.01〜1.0当量、より好ま
しくは、0.1〜0.5当量とする。
【0029】この出願の発明のアルコールの製造方法に
おいて、反応溶媒、反応温度、反応時間等の条件はとく
に限定されない。溶媒としては、セミ環状N,O−アセ
タール化合物やトリメチルシリルエノールエーテル類を
溶解できる種々の有機溶媒が例示される。例えばジクロ
ロメタン、クロロホルム、アセトニトリル等が例示され
る。また、反応温度や反応時間については、後の実施例
に示すように、使用するルイス酸や反応物によって異な
る。例えば、−50℃〜室温程度の低温で、10分〜1
2時間で反応を行うことができる。
【0030】以下、実施例を示し、この発明の実施の形
態についてさらに詳しく説明する。もちろん、この発明
は以下の例に限定されるものではなく、細部については
様々な態様が可能であることは言うまでもない。
【0031】
【実施例】<実施例1> 3−ベンジルオキシカルボニ
ルアミノ−7−ヒドロキシ−1−フェニルヘプタン−1
−オン(6a)の合成 (1)ベンジル N−(テトラヒドロピラン−2−イ
ル) カルバメート(5a)の合成 3,4−ジヒドロ−2H−ピラン(273μl、3mmol)及び
ベンジルカルバメート(453mg、1当量)のジクロロメ
タン(3ml)溶液にp−トルエンスルホン酸一水和物
(5.7 mg、1mol%)を室温で加えた。反応は発熱的に
進行した。1時間攪拌した後、この混合物に飽和NaH
CO3水を添加して反応をクェンチし、酢酸エチル抽出
を行った。
【0032】有機層を食塩水で洗浄した後、無水Na2
4上で乾燥し、真空下で濃縮した。残渣をジエチルエ
ーテル/ヘキサン(約3:1)から再結晶し、5aを無
色の針状物(1回目の収量:456 mg、2回目の収量:98
mg、総収率79%)として得た。
【0033】生成物の融点は、83〜84℃であった。
同定結果を表1に示した。
【0034】
【表1】
【0035】(2) 次の反応式[A]にしたがって、
化合物6aを合成した。
【0036】
【化10】
【0037】5a(47.0 mg、0.2 mmol)と1−フェニ
ル−1−(トリメチルシリロキシ)エチレン(46.0 mg、
1.2当量)のジクロロメタン(2ml)溶液にトリメチル
シリルトリフルオロメタンスルホネート(TMSOT
f;7.2μl、0.2当量)を0℃で加えた。15分間攪拌し
た後、この混合物に飽和NaHCO3水を添加して反応を
クェンチし、酢酸エチル抽出を行った。
【0038】有機層を食塩水で洗浄した後、無水MgS
4上で乾燥し、真空下で濃縮した。残渣をPTLC
(酢酸エチル)で精製し、6aを無色の固形物(63.7 m
g、90%)として得た。
【0039】生成物の融点は70〜71℃であった。同
定結果を表2に示した。
【0040】
【表2】
【0041】同様にして、種々のルイス酸を用いて6a
を合成した。用いたルイス酸と反応時間、および得られ
た6aの収率を表3に示した。
【0042】
【表3】
【0043】表3より、ルイス酸としてTMSOTfや
TMSCl−AgCl4、あるいはSnCl4−AgCl
4を用いることにより、短時間で収率高く、6aのア
ルコールが得られることが示された。 <実施例2> 種々のアルコールの合成 次の反応式[B]にしたがって、化合物6b〜6eを合
成した。
【0044】
【化11】
【0045】(1)5−(ベンジルオキシカルボニルア
ミノ)オクト−7−エン−1−オール(6b)の合成 実施例1(2)と同様に、5a(47.3 mg、0.2 mmol)
をアリルトリメチルシラン(64μl、2当量)及びTM
SOTf(7.2μl、0.2当量)とともにジクロロメタン
(1ml)中、0℃で2時間反応し、6bを無色のシロッ
プ(PTLC、ヘキサン/酢酸エチル 1:1;50.5 m
g、91%)として得た。
【0046】生成物の同定結果を表4に示した。
【0047】
【表4】
【0048】(2)2−ベンジルオキシカルボニルアミ
ノ−6−ヒドロキシヘキサンニトリル(6c)の合成 5a(47.3 mg、0.2 mmol)をトリメチルシリルシアニ
ド(54μl、2当量)及びTMSOTf(7.2μl、0.2当
量)とともに、ジクロロメタン(1ml)中0℃で15分間
反応し、6cを無色のシロップ(PTLC、ヘキサン/
酢酸エチル 1:1;52.2 mg、99%)として得た。
【0049】同定結果を表5に示した。
【0050】
【表5】
【0051】(3)5−ベンジルオキシカルボニルアミ
ノ−2,2−ジメチル−9−ヒドロキシノナン−3−オ
ン(6d)の合成 5a(47.4 mg、0.2 mmol)を1−t−ブチル−1−(ト
リメチルシリロキシ)エチレン(52.0 mg、1.5当量)及
びTMSOTf(7.2μl、0.2当量)とともに、ジクロロ
メタン(1ml)中0℃で20分間反応し、6dを無色固形
物(PTLC、ヘキサン/酢酸エチル 1:1;60.2 m
g、89%)として得た。
【0052】生成物の融点は、47〜48℃であった。
【0053】同定結果を表6に示した。
【0054】
【表6】
【0055】(4)3−ベンジルオキシカルボニルアミ
ノ−2,2−ジメチル−7−ヒドロキシヘプタノン酸メ
チル(6e) 5a(47.4 mg、0.2 mmol)を1−メトキシ−2−メチ
ル−1−(トリメチルシリロキシ)プロペン(52.0 mg、
1.5当量)及びTMSOTf(7.2μl、0.2当量)ととも
に、ジクロロメタン(1ml)中0℃で20分間反応し、6
eを無色のシロップ(PTLC、ヘキサン/酢酸エチル
1:1;67.3 mg、99%)として得た。
【0056】同定結果を表7に示した。
【0057】
【表7】
【0058】5aと種々のトリメチルシリルエノールエ
ーテルの反応によって得られる生成物(6b〜6e)と
その収率を表8に示した。
【0059】
【表8】
【0060】表8より、5aは、種々のトリメチルシリ
ルエノールエーテルと反応し、開環して対応するアルコ
ールを与えることが示された。 <実施例3> 3−ベンジロキシカルボニルアミノ−6
−ヒドロキシ−1−フェニルヘプタン化合物6−1−オ
ン(6f)の合成 (1)N−(テトラヒドロフラン−2−イル)ベンジルカ
ルバメート(5b)の合成 2,3−ジヒドロフラン(0.23 ml、3mmol)をベンジ
ルカルバメート(453 mg、1当量)及びp−トルエンス
ルホン酸一水和物(5.7 mg、1mol%)とともにジクロ
ロメタン(3ml)中、室温で10分間反応し、5bを無
色固形物(シリカゲルカラムクロマトグラフィー、ヘキ
サン/酢酸エチル 2:1;407.7 mg、61%)として得
た。
【0061】生成物の融点は66〜68℃であった。同
定結果を表9に示した。
【0062】
【表9】
【0063】(2)次の化学式[C]にしたがって6f
を合成した。
【0064】
【化12】
【0065】5b(44.3 mg、0.2 mmol)を1−フェニ
ル−1−(トリメチルシリロキシ)エチレン(76.2 mg、
2当量)及びTMSOTf(7.2μl、0.2当量)ととも
に、ジクロロメタン(2ml)中0℃で15分間反応し、
6fを無色固形物(PTLC、ヘキサン/酢酸エチル
1:2;61.6 mg、90%)として得た。
【0066】生成物の融点は68〜69℃であった。表
10に同定結果を示した。
【0067】
【表10】
【0068】これより、5員環においてもセミ環状N,
O−アセタールの開環が起こり、高い収率でアルコール
が得られることが確認された。 <実施例4> syn−4−アセトキシ−3−ベンジロ
キシカルボニルアミノ−7−ヒドロキシ−1−フェニル
ヘプタン−1−オン(6g)の合成 (1)3−アセトキシ−2−(ベンジロキシカルボニル
アミノ)テトラヒドロピラン(5c)の合成 まず、トランス−3−アセトキシテトラヒドロピラン−
2−イル 3−クロロベンゾエート(7)を合成した。
トランス−3−ヒドロキシテトラヒドロピラン−2−イ
ル 3−クロロベンゾエート(3,4−ジヒドロ−2H
−ピランのジクロロメタン中でのm−CPBA酸化より
得た)(556.7 mg、2.17 mmol)、4−ジメチルアミノ
ピリジン(13 mg、5mol%)及びトリエチルアミン(0.
36 ml、1.2当量)の溶液に無水酢酸(0.23 ml、1.1当
量)を室温で加えた。1時間攪拌した後、この混合物を
酢酸エチルで希釈し、食塩水で洗浄し、無水MgSO4
乾燥して真空下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマト
グラフィー(ヘキサン/酢酸エチル 6:1〜3:1)
で精製し、7を粘性のシロップ(558.1 mg、86%)とし
て得た。
【0069】同定結果を表11に示した。
【0070】
【表11】
【0071】次の化学式[D]にしたがって、5cを合
成した。
【0072】
【化13】
【0073】7(304.6 mg、1.02 mmol)、ベンジルカ
ルバメート(169.5 mg、1.1当量)及び4Åモレキュラ
ーシーブパウダー(家庭用電子レンジオーブンを使用し
て活性化した、306 mg)のジクロロメタン(5ml)中懸
濁物にTMSOTf(185μl、1当量)を室温で加え
た。10分間攪拌した後、この混合物は飽和NaHCO3
を使用して反応を停止させ、酢酸エチルで希釈し、セラ
イトパッドでろ過した。有機層を食塩水で洗浄し、無水
MgSO4で乾燥し、真空下で濃縮した。残渣をPTLC
(ヘキサン/酢酸エチル 1:1)で精製して5cを粘
性のシロップ(260.7mg、収率87%、ジアステレオマー
比=54:46)として得た。
【0074】同定結果を表12に示した。
【0075】
【表12】
【0076】(2)5c(58.1 mg、0.2 mmol)を1−
フェニル−1−(トリメチルシリロキシ)エチレン(77.0
mg、2当量)及びTMSOTf(7.2μl、0.2当量)と
ともに、アセトニトリル(2ml)中0℃で2時間反応さ
せて6gを無色固形物(PTLC、ヘキサン/酢酸エチ
ル 1:1;62.1 mg、収率76%、1H NMR分析による
ジアステレオマー比=91:9)として得た。
【0077】得られた生成物の融点は115〜116℃
であった。
【0078】同定結果を表13に示した。
【0079】
【表13】
【0080】<実施例5> syn−6−アセトキシ−
5−ベンジロキシカルボニルアミノ−2,2−ジメチル
−9−ヒドロキシノナン−3−オン(6h)の合成 5c(28.8 mg、0.098 mmol)を1−t−ブチル−1−
(トリメチルシリロキシ)エチレン(34.0 mg、2当量)
及びTMSOTf(3.6μl、0.2当量)とともに、アセト
ニトリル(1ml)中0℃で5時間反応させて6hを無色
のシロップ(PTLC、ヘキサン/酢酸エチル 1:
1;23.8 mg、収率61%、1H NMR分析によるジアス
テレオマー比=94:6)として得た。
【0081】同定結果を表14に示した。
【0082】
【表14】
【0083】<実施例6> syn−メチル 4−アセ
トキシ−3−ベンジロキシカルボニルアミノ−2,2−
ジメチル−7−ヒドロキシヘプタノエート(6i)の合
成 5c(31.3 mg、0.106 mmol)を1−メトキシ−2−メ
チル−1−(トリメチルシリロキシ)プロペン(37.0 m
g、2当量)及びTMSOTf(3.6μl、0.2当量)とと
もに、アセトニトリル(1ml)中0℃で30分間反応さ
せて6iを無色のシロップ(PTLC、ヘキサン/酢酸
エチル 1:1;36.7 mg、収率87%、1H NMR分析に
よるジアステレオマー比=94:6)として得た。
【0084】同定結果を表15に示した。
【0085】
【表15】
【0086】実施例4〜6より、3−置換のセミ環状
N,O−アセタール(5c)から、極性溶媒(アセトニ
トリル)条件下でsyn−ジアステレオマー選択的にア
ルコールが得られることが示された。 <実施例7> syn−4−ベンジロキシ−3−ベンジ
ロキシカルボニルアミノ−7−ヒドロキシ−1−フェニ
ルヘプタン−1−オン(6j)の合成 (1)3−ベンジロキシ−2−(ベンジロキシカルボニ
ルアミノ)テトラヒドロピラン(5d)の合成 まず、トランス−3−ベンジロキシ−2−メトキシテト
ラヒドロピラン(8)を合成した。トランス−3−ヒド
ロキシ−2−メトキシテトラヒドロピラン(Frimer, A.
A. Synthesis 1977, 578)(661 mg、5mmol)、粉末化し
た無水KOH(1.403g、5当量)の無水1,4−ジオキ
サン(2.5 ml)中還流懸濁物に、臭化ベンジル(1.44 m
l、2.4当量)を滴下して加えた。この混合物を還流下で
30分間攪拌した。室温に冷却した後、混合物をジエチル
エーテルで希釈し、水で洗浄した。水性層をジエチルエ
ーテルで2回抽出し、そして合わせた有機層を食塩水で
洗浄し、無水MgSO4で乾燥し、そして真空下で濃縮し
た。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/
酢酸エチル 10:1〜5:1)で精製して8を無色油状
物(1.006g、91%)として得た。
【0087】同定結果を表16に示した。
【0088】
【表16】
【0089】次の化学式[E]にしたがって、5dを合
成した。
【0090】
【化14】
【0091】8(600 mg、2.70 mmol)をベンジルカル
バメート(450 mg、1.1当量)及びTMSOTf(490μ
l、1当量)とともに、ジクロロメタン(14 ml)中室温
で4Åモレキュラーシーブパウダー(810 mg)を使用し
て10分間反応させて5dを粘性のシロップ(PTL
C、ヘキサン/酢酸エチル 2:1;633.9 mg、収率68
%、ジアステレオマー比=74:26)として得た。
【0092】同定結果を表17に示した。
【0093】
【表17】
【0094】(2)5d(34.3 mg、0.1 mmol)を1−
フェニル−1−(トリメチルシリロキシ)エチレン(38.5
mg、2当量)及びTMSOTf(3.6μl、0.2当量)と
アセトニトリル(1ml)中−23℃で1時間反応させて6
jを無色固形物(PTLC、ヘキサン/酢酸エチル
1:1;31.2 mg、収率67%、1H NMR分析によるジ
アステレオマー比=94:6)として得た。
【0095】生成物の融点は83〜84℃であった。同
定結果を表18に示した。
【0096】
【表18】
【0097】<実施例8> syn−6−ベンジロキシ
−5−ベンジロキシカルボニルアミノ−2,2−ジメチ
ル−9−ヒドロキシノナン−1−オン(6k)の合成 5d(34.2 mg、0.1 mmol)を1−t−ブチル−1−(ト
リメチルシリロキシ)エチレン(34.5 mg、2当量)及び
TMSOTf(3.6μl、0.2当量)とアセトニトリル(1
ml)中0℃で3時間反応させて6jを無色のシロップ
(PTLC、ヘキサン/酢酸エチル 1:1;26.2 mg、
収率59%、1H NMR分析によるジアステレオマー比=
94:6)として得た。
【0098】表19に同定結果を示した。
【0099】
【表19】
【0100】<実施例9> syn−メチル 4−ベン
ジロキシ−3−ベンジロキシカルボニルアミノ−2,2
−ジメチル−7−ヒドロキシヘプタノエート(6l) 5d(34.5 mg、0.1 mmol)を1−メトキシ−2−メチ
ル−1−(トリメチルシリロキシ)プロペン(35.0 mg、
2当量)及びTMSOTf(3.6μl、0.2当量)とアセト
ニトリル(1ml)中−23℃で40分間反応させて6lを無
色のシロップ(PTLC、ヘキサン/酢酸エチル 1:
1;42.3 mg、収率94%、1H NMR分析によるジアス
テレオマー比=94:6)として得た。
【0101】表20に同定結果を示した。
【0102】
【表20】
【0103】実施例7〜9より、3−置換のN,O−ア
セタールからsyn−ジアステレオマーが選択的に合成
されることが示された。
【0104】また、6g〜6lの合成条件、収率、およ
びsyn/antiの比を表21に示した。
【0105】
【表21】
【0106】<実施例10> 6g及び6jのPCC−酸
化/還元的環化
【0107】
【化15】
【0108】6g(20.7 mg、0.050 mmol)又は6j(1
4.3 mg、0.031 mmol)及び4Åモレキュラーシーブパウ
ダー(家庭用電子レンジオーブンを使用して活性化し、
6gでは20 mg、6jでは15 mg)のジクロロメタン(0.
5 ml)中懸濁物に、クロロクロム酸ピリジニウム(6g
では27 mg、6jでは17 mg、2.5当量)を室温で加え
た。室温で20〜30分間攪拌した後、この混合物にセライ
ト及び酢酸エチルを加えた。
【0109】得られた懸濁物を、酢酸エチルで洗浄した
短いシリカゲルカラムでろ過し、真空下で濃縮した。残
渣を乾燥アセトニトリル(0.5 ml)に溶解し、トリエチ
ルシラン(6gでは16μl、6jでは10μl、2当量)及
びBF3・OEt2(6gでは13μl、6jでは8μl、2
当量)を使用して0℃で処理した。15分後、この混合
物に飽和NaHCO3水を添加して反応を停止し、酢酸エ
チルで希釈した。有機層を分離し、食塩水で洗浄した
後、無水MgSO4上で乾燥して、真空下で濃縮した。
【0110】残渣をPTLC(THF/ヘキサン 2:
1)で精製し、それぞれcys−9(14.9 mg、75%)
又はcys−10(9.3 mg、68%)を得た。cys−9
及びcys−10のスペクトルデータはcys異性体の
データと同一であった(Okitsu, O., Suzuki, R. Kobay
ashi, S. Synlett 2000, 989)。 <実施例11> 3−ベンジロキシカルボニルアミノ−
1−フェニル−7−(トリメチルシリロキシ)ヘプタン−
1−オン(11)の合成 (1) 真正試料11は次のようにして調製した。6a
(29 mg、0.082 mmol)、トリエチルアミン(23μl、2
当量)のジクロロメタン(1ml)溶液に、クロロトリメ
チルシラン(16μl、1.5当量)を室温で加えた。室温で
10分間攪拌した後、この混合物はpH 7の緩衝溶液(Na
2HPO4/クエン酸系)を使用して反応を停止させ、酢
酸エチルで希釈した。有機層を分離し、食塩水で洗浄
し、そして無水MgSO4で乾燥し、そして真空下で濃縮
して純粋な11(35 mg、定量的収率)を得た。 (2)NMR実験:CDCl3中における5aと1−フェ
ニル−1−(トリメチルシリロキシ)エチレンのTMSO
Tfで触媒される反応。
【0111】隔壁を有する乾燥NMR管中で、5a(1
4.3 mg、0.06 mmol)をCDCl3(4Åモレキュラーシ
ープペレットで乾燥した、0.6 ml)に溶解した。1−フ
ェニル−1−(トリメチルシリロキシ)エチレン(12 m
g、1.0当量)及びTMSOTf(2.2μl、0.2当量)を上
記溶液に連続的に導入した。そのとき、上記反応はNM
R分光計でモニターしていた。5aの漸進的消費及び1
1の形成が観察され、そしてこの反応は45分後にほぼ完
了した。この得られたものに水(5μl)を添加すると
直ちにアルコール6aが形成されることが示された。 <実施例12> syn−3−(4−ベンジロキシカル
ボニルアミノ−5−ヒドロキシ−8−ヒドロキシ−2−
オキソオクチル)−3H−キナゾリン−4−オン(6
m)の合成 5d(33.9 mg、0.099 mmol)を3−[2−(トリメチル
シリロキシ)プロペン−3−イル]−3H−キナゾリン−
4−オン(Burgess, L.E., Gross, E.K.M., Jurka, J.
Tetrahedron Lett. 1996, 37, 3255)(54.5 mg、2当
量)及びTMSOTf(45μl、2.5当量)とアセトニト
リル(1ml)中室温で3時間反応させて6mを無色のシ
ロップ(PTLC、THF/ヘキサン 3:1;27.4 m
g、収率51%、1H NMR分析によるジアステレオマー
比=93:7)として得た。
【0112】同定結果を表22に示した。
【0113】
【表22】
【0114】<実施例13> 3−ベンジロキシ−1−
ベンジロキシカルボニル−2−[2−オキソ−3−(4−
オキソ−4H−キナゾリン−3−イル)プロピル]ピペリ
ジン(12)の合成 6m(32.0 mg、0.059 mmol)及びトリエチルアミン(4
5μl、6.5当量)のDMSO(147μl)中溶液に、三酸
化硫黄ピリジンコンプレックス(28 mg、3当量)を室
温で加えた。室温で30分間攪拌した後、飽和NaHCO3
水を加え、そしてこの混合物を酢酸エチルで希釈した。
有機層を分離し、そして水(2回)及び食塩水(2回)
で洗浄し、無水MgSO4で乾燥し、そして真空下で濃縮
した。残渣は乾燥アセトニトリル(0.5 ml)に溶解し、
そしてトリエチルシラン(28μl、3当量)及びBF3
OEt2(22μl、3当量)を使用して0℃で処理した。1
0分後、この混合物は飽和NaHCO3水を使用して反応
を停止させ、酢酸エチルで希釈した。有機層を食塩水で
洗浄し、無水MgSO4で乾燥し、そして真空下で濃縮し
た。残渣はPTLC(THF/ヘキサン 2:1)で精
製して12を粘性のシロップ(ジアステレオマー的に純
粋、14.2 mg、46%)として得た。
【0115】同定結果を表23に示した。
【0116】
【表23】
【0117】<実施例14> イソフェブリフジンの合
【0118】
【化16】
【0119】12(9.3 mg、0.018 mmol)の6N塩酸
(0.7 ml)中混合物を1時間還流した。室温に冷却した
後、20重量%のNa2CO3水を注意して添加して上記混
合物のpHを約9に調整した。次に、この混合物をクロ
ロホルムで3回抽出した。合わせた有機層を無水Na2
4及び無水Na2CO3で乾燥し、そして真空下30℃未満
で濃縮してイソフェブリフジン(4.8 mg、90%)を得、
そしてこの1H NMRスペクトルは報告されたデータ
(Kobayashi, S., Ueno, M., Suzuki, R., Ishitani,
H., Kim, H.-S., Wataya, Y. J.Org.Chem. 1999, 64, 6
833; Takeuchi, Y., Hattori, M., Abe, H., Harayama,
T. Synthesis 1999, 1814)と同一であった。
【0120】これより、この出願の発明のアルコールの
製造方法を用いて立体選択性高く、簡便な方法でイソフ
ェブリフジンを合成することができることが確認され
た。
【0121】
【発明の効果】以上詳しく説明したとおり、この発明に
よって、簡便に、高い収率および立体選択性を有する新
規なセミ環状N,O−アセタールの反応が提供される。
この方法は、天然物質をはじめとする、光学異性体を有
する種々の化合物をより簡便な方法で合成する手段とし
て有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C037 DA08 4C062 AA15 4H006 AA02 AC42 AC44 AC56 BA11 BA37 BA53 BB12 BB21 BC10 BC19 4H039 CA60 CA62 CA71 CG90 CH70

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セミ環状N,O−アセタールをルイス酸
    存在下にトリメチルシリルエノールエーテルと反応さ
    せ、開環するアルコールの製造方法。
  2. 【請求項2】 セミ環状N,O−アセタールは、次の一
    般式(I) 【化1】 (ただし、R1は、水素原子または置換基を有していて
    もよい炭化水素基、R2は、水素原子または置換基を有
    していてもよい炭化水素基、R3は置換基を有していて
    もよい炭化水素基を示す)で表される請求項1のアルコ
    ールの製造方法。
  3. 【請求項3】 セミ環状N,O−アセタールは、次の一
    般式(II) 【化2】 (ただし、R4は、水素原子または置換基を有していて
    もよい炭化水素基、R5は、水素原子または置換基を有
    していてもよい炭化水素基、R6は置換基を有していて
    もよい炭化水素基を示す)で表される請求項1のアルコ
    ールの製造方法。
  4. 【請求項4】 トリメチルシリルエノールエーテルは、
    次の一般式(III) 【化3】 (ただし、R7は、水素原子または置換基を有していて
    もよい炭化水素基、R8は置換基を有していてもよい炭
    化水素基を示す)で表される請求項1ないし3のいずれ
    かのアルコールの製造方法。
  5. 【請求項5】 ルイス酸は、トリメチルシリルトリフル
    オロメタンスルホン酸である請求項1ないし4のいずれ
    かのアルコールの製造方法。
  6. 【請求項6】 ルイス酸は、クロロトリメチルシラン/
    過塩素酸銀である請求項1ないし4のいずれかのアルコ
    ールの製造方法。
  7. 【請求項7】 ルイス酸は、四塩化錫/過塩素酸銀であ
    る請求項1ないし4のいずれかのアルコールの製造方
    法。
JP2000403418A 2000-12-28 2000-12-28 セミ環状n,o−アセタールの開環によるアルコールの製造方法 Expired - Fee Related JP3824857B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000403418A JP3824857B2 (ja) 2000-12-28 2000-12-28 セミ環状n,o−アセタールの開環によるアルコールの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000403418A JP3824857B2 (ja) 2000-12-28 2000-12-28 セミ環状n,o−アセタールの開環によるアルコールの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002201170A true JP2002201170A (ja) 2002-07-16
JP3824857B2 JP3824857B2 (ja) 2006-09-20

Family

ID=18867543

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000403418A Expired - Fee Related JP3824857B2 (ja) 2000-12-28 2000-12-28 セミ環状n,o−アセタールの開環によるアルコールの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3824857B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008222566A (ja) * 2007-03-08 2008-09-25 Japan Science & Technology Agency フェブリフジン及びイソフェブリフジンの新規製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008222566A (ja) * 2007-03-08 2008-09-25 Japan Science & Technology Agency フェブリフジン及びイソフェブリフジンの新規製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3824857B2 (ja) 2006-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Danishefsky et al. Chelation-controlled facially selective cyclocondensation reactions of chiral alkoxy aldehydes: Syntheses of a mouse androgen and of a carbon-linked disaccharide
Ireland et al. A total synthesis of FK-5061
Paterson et al. Total Synthesis of (−)-Denticulatins A and B Using Efficient Methods of Acyclic Stereocontrol.
Norman et al. Photoredox-catalyzed indirect acyl radical generation from thioesters
JPS62145093A (ja) ポドフイロトキシンおよび関連化合物製造用中間体、並びにその製造方法および利用
NL8600938A (nl) Tussenprodukten ter bereiding van epipodofyllotoxine- en verwante verbindingen en werkwijzen ter bereiding en de toepassing daarvan.
US20030176710A1 (en) C1-C6-epothilone fragments and process for the production of C1-C6-fragments of epothilones and derivatives thereof
JP4301810B2 (ja) ディスコデルモリドおよびディスコデルモリド類似体製造用中間体の製造方法
JP3824857B2 (ja) セミ環状n,o−アセタールの開環によるアルコールの製造方法
Muratake et al. Synthesis of furan and thiophene analogs of duocarmycin SA
Maggiotti et al. Asymmetric synthesis of aldol products derived from unsymmetrical ketones: assignment of the absolute configuration of antibody aldol products
JP2896946B2 (ja) ネオカルジリン類の製造法
JP5705580B2 (ja) チオアミド化合物、チオアミド化合物の製造方法、[(4r,6r)−6−アミノエチル−1,3−ジオキサン−4−イル]アセテート誘導体の製造方法、及びアトルバスタチンの製造方法
JPS6328423B2 (ja)
Crich et al. Synthesis of fully-substituted enediynes by the Corey-Winter reaction
WO2000035898A1 (fr) DERIVES D'HYDRONAPHTO[2,3-c]FURANE ET PROCEDE DE PREPARATION DESDITS DERIVES
JP2008513437A (ja) 有用な中間体の新規製造方法
klein Gebbinck et al. Synthesis and insect antifeedant activity of C-2 and C-5 substituted perhydrofurofurans and 3a-hydroxy-perhydrofurofurans (part I)
US7265229B2 (en) Method for synthesizing macrosphelides
JPH0657683B2 (ja) 光学活性アミノ酸誘導体
KR100665794B1 (ko) 4-(4-플루오르페닐)-2-이소부티릴-3-페닐-4-옥소-n-페닐-부틸아미드의 신규한 제조방법
JP4560878B2 (ja) 光学活性化合物、およびそれを用いたテルペン類の製造方法
JPH05230048A (ja) (S)−γ−ラクトンの製造方法
JP2734647B2 (ja) 2,2−ジフルオロカルボン酸誘導体の製造法
JPH0733381B2 (ja) 1,3―ジオキサン誘導体

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20031031

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20031210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040309

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040507

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040629

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041029

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060515

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060628

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100707

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110707

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120707

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130707

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees