JP2002201170A - セミ環状n,o−アセタールの開環によるアルコールの製造方法 - Google Patents
セミ環状n,o−アセタールの開環によるアルコールの製造方法Info
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Abstract
する新規なセミ環状N,O−アセタールの反応を提供す
る。 【解決手段】 セミ環状N,O−アセタールをルイス酸
存在下にトリメチルシリルエノールエーテルと反応さ
せ、開環する。例えば下記のような反応である。
Description
N,O−アセタールからアルコールを製造する方法に関
するものである。さらに詳しくは、この出願の発明は、
セミ環状N,O−アセタールとトリメチルシリルエノー
ルエーテルを反応し、セミ環状N,O−アセタールを開
環してアルコールを得る方法に関するものである。
環状アセタールは、ルイス酸の存在下で種々の求核試薬
と反応し、環状エーテル化合物を与えることが知られて
いる(Y.Du, R.J. Linhardt, I.R. Vlahov, Tetrahedro
n 1998, 54, 9913-9959)。同様に、セミ環状N,O−
アセタールの反応では、環状イミニウムイオン中間体を
経由して窒素含有環状化合物が得られることが知られて
いる(H. Hiemstra, W.N. Speckamp, Comprehensive Or
ganic Synthesis, Vol.2, B.M. Trost, I. Fleming, Pe
rgamon, Oxford, 1991, pp. 1047-1082; W.N. Speckam
p, M.J. Moolenaar, Tetrahedron 2000, 56,2817-385
6)。一方、セミ環状N,O−アセタールの反応では、
オキソ親和性の高いルイス酸を使用する場合、非環状イ
ミニウムイオン中間体の形成を経由して開環生成物が得
られることが予想される。N,N−ジアルキルアミノフ
ラノシド又はピラノシドは過剰のグリニヤール試薬と反
応して開環アルキル化生成物を与え、N−ガラクトシル
−N−ホモアリルアミンは化学量論的量のルイス酸で促
進されるアザ・コープ転位を受けることが報告されてい
るが、(M.Nagai, J.J. Gaudino, C.S. Wilcox, Synthe
sis 1992, 163-168; L. Lay, F. Nicotra, A. Paganin
i, C. Pangrazio, L. Panza, Tetrahedron Lett. 1993,
34,4555-4558; L. Cipolla, L. Lay, F.Nicotra, C Pa
ngrazio, L. Panza, Tetrahedron 1995, 51, 4679-469
0; L. Cipolla, B. LaFerla, F. Peri, F. Nicotra,Che
m. Commu. 2000, 1289-128)このタイプの反応は系統的
には探究されていない。
ンジウムトリフルオロメタンスルホネートによって効果
的に触媒される新しい反応を報告した(O.Okitsu, R. S
uzuki, S.Kobayashi, Synlett 2000, 989-990)。ま
た、発明者らは、抗マラリアアルカロイドであるイソフ
ェブリフジン(L.E.Burgess, E.K.M.Gross, J.Jurka, T
etrahedron Lett. 1996, 37, 3255-3258; S. Kobayash
i, M. Ueno, R. Suzuki,H. Ishitani, Tetrahedron Let
t. 1999, 40, 2175-2178他)の合成について研究を進め
てきたが、多環式化合物の立体選択性を得るためには、
不斉合成触媒の使用等、煩雑な操作を必要としていたの
が実情である。
の事情に鑑みてなされたものであり、従来技術の問題点
を解消し、簡便に、高い収率および立体選択性を有する
新規なセミ環状N,O−アセタールの反応を提供するこ
とを課題としている。
結果、触媒量のルイス酸を使用して第3のタイプのセミ
環状N,O−アセタールの反応が生じることを見出し
た。
を解決するものとして、まず第1には、セミ環状N,O
−アセタールとトリメチルシリルエノールエーテルをル
イス酸存在下で反応し、開環するアルコールの製造方法
を提供する。
ールの製造方法において、セミ環状N,O−アセタール
は、次の一般式(I)
を有していてもよい炭化水素基、R2は、水素原子また
は置換基を有していてもよい炭化水素基、R3は置換基
を有していてもよい炭化水素基を示す)で表される化合
物であること、第3には、セミ環状N,O−アセタール
は、次の一般式(II)
を有していてもよい炭化水素基、R5は、水素原子また
は置換基を有していてもよい炭化水素基、R6は置換基
を有していてもよい炭化水素基を示す)で表されること
をアルコールの製造方法の態様として提供する。
シリルエノールエーテルは、次の一般式(III)
を有していてもよい炭化水素基、R8は置換基を有して
いてもよい炭化水素基を示す)で表される前記のいずれ
かのアルコールの製造方法を提供する。
トリメチルシリルトリフルオロメタンスルホン酸である
前記のいずれかのアルコールの製造方法。
クロロトリメチルシラン/過塩素酸銀である前記のいず
れかのアルコールの製造方法。
四塩化錫/過塩素酸銀である前記のいずれかのアルコー
ルの製造方法をも提供する。
造方法は、セミ環状N,O−アセタール類をルイス酸の
存在下、トリメチルシリルエノールエーテルと反応させ
ることにより、セミ環状N,O−アセタールを開環させ
ることによりアルコールとするものである。セミ環状
N,O−アセタール類としては、例えば次の一般式
(I)
を有していてもよい炭化水素基、R2は、水素原子また
は置換基を有していてもよい炭化水素基、R3は置換基
を有していてもよい炭化水素基を示す)で表されるN−
(テトラヒドロフラン−2−イル)化合物や一般式(I
I)
を有していてもよい炭化水素基、R5は、水素原子また
は置換基を有していてもよい炭化水素基、R6は置換基
を有していてもよい炭化水素基を示す)で表されるN−
(テトラヒドロピラン−2−イル)化合物等が例示され
る。これらの化合物において、R1およびR4としては、
水素原子や置換基を有する炭化水素基が考慮されるが、
好ましくは、水素原子、あるいはアセトキシ基(−OA
c)、ベンジルオキシ基(−OBn)などの−OR基で
ある。また、R2およびR5としては、水素原子や置換基
を有する炭化水素基が考慮されるが、好ましくは、水素
原子およびメチル、エチル等のアルキル基である。さら
に、R3およびR6としては、種々の炭化水素基が考慮さ
れる。好ましくは、メチル、エチル、プロピル等のアル
キル基、ベンジル、トルイル等の芳香族基、より好まし
くはベンジルオキシカルボニル基(−CO2Bn)であ
る。
物は、どのような方法によって合成されるものであって
もよい。例えば一般式(II)のピラン類は、酸触媒下で
のベンジルカルバメートの3,4−ジヒドロ−2H−ピ
ランへの付加反応(J. Chen,P.A. Crooks, A. Hussain,
Int.J.Pharm. 1995, 123, 95-101)によって得られ
る。その他にも、種々の公知の方法により合成されたセ
ミ環状N,O−アセタール化合物を使用できる。
おいて、用いられるトリメチルシリルエノールエーテル
は、次の一般式(III)
を有していてもよい炭化水素基、R8は置換基を有して
いてもよい炭化水素基を示す)で表される化合物である
が、このような化合物において、R7としては、水素原
子やメチル、エチル、プロピル等のアルキル基が好まし
く例示される。また、R8としては、種々の置換基を有
していてもよい炭化水素基が考慮されるが、好ましく
は、メチル、エチル、プロピル、t−ブチル、sec−
ブチル等の鎖状アルキル基、フェニル基等の芳香族基、
メトキシ、エトキシ等のO原子を有する置換基、CN等
のNを有する置換基などが例示される。
ルは、市販のものを用いてもよいし、種々の公知の方法
で合成されるものを用いてもよい。また、トリメチルシ
リルエノールエーテルの使用量は、とくに限定されない
が、この出願の発明のアルコールの製造方法では、高い
収率を得るためには、セミ環状N,O−アセタールに対
して1当量以上、好ましくは、1.2〜2当量とするこ
とが好ましい。
ル化合物は、トリメチルシリルエノールエーテルとルイ
ス酸の存在下で反応することにより、開環し、アルコー
ルを与える。このようなアルコールの製造方法におい
て、使用されるルイス酸としては、種々のものが考慮さ
れるが、例えばトリメチルシリルトリフルオロメタンス
ルホン酸(TMSOTf)、四塩化錫(SnCl4)、
BF3・OEt2、TfOH、TMSCl−AgCl
O4、SnCl4−AgClO4等が挙げられる。これら
の中でもTMSOTf、TMSCl−AgClO4、S
nCl4−AgClO4を用いることにより、短時間で開
環反応が進行し、高い収率でアルコールが得られ好まし
い。さらに、この出願の発明のアルコールの製造方法に
おいては、使用するルイス酸の量はとくに限定されな
い。あまり少ないと反応時間が長くなったり生成するア
ルコールの収率が低下し、あまり多いと目的物を精製す
ることが困難となるため、好ましくは、セミ環状N,O
−アセタールに対して0.01〜1.0当量、より好ま
しくは、0.1〜0.5当量とする。
おいて、反応溶媒、反応温度、反応時間等の条件はとく
に限定されない。溶媒としては、セミ環状N,O−アセ
タール化合物やトリメチルシリルエノールエーテル類を
溶解できる種々の有機溶媒が例示される。例えばジクロ
ロメタン、クロロホルム、アセトニトリル等が例示され
る。また、反応温度や反応時間については、後の実施例
に示すように、使用するルイス酸や反応物によって異な
る。例えば、−50℃〜室温程度の低温で、10分〜1
2時間で反応を行うことができる。
態についてさらに詳しく説明する。もちろん、この発明
は以下の例に限定されるものではなく、細部については
様々な態様が可能であることは言うまでもない。
ルアミノ−7−ヒドロキシ−1−フェニルヘプタン−1
−オン(6a)の合成 (1)ベンジル N−(テトラヒドロピラン−2−イ
ル) カルバメート(5a)の合成 3,4−ジヒドロ−2H−ピラン(273μl、3mmol)及び
ベンジルカルバメート(453mg、1当量)のジクロロメ
タン(3ml)溶液にp−トルエンスルホン酸一水和物
(5.7 mg、1mol%)を室温で加えた。反応は発熱的に
進行した。1時間攪拌した後、この混合物に飽和NaH
CO3水を添加して反応をクェンチし、酢酸エチル抽出
を行った。
O4上で乾燥し、真空下で濃縮した。残渣をジエチルエ
ーテル/ヘキサン(約3:1)から再結晶し、5aを無
色の針状物(1回目の収量:456 mg、2回目の収量:98
mg、総収率79%)として得た。
同定結果を表1に示した。
化合物6aを合成した。
ル−1−(トリメチルシリロキシ)エチレン(46.0 mg、
1.2当量)のジクロロメタン(2ml)溶液にトリメチル
シリルトリフルオロメタンスルホネート(TMSOT
f;7.2μl、0.2当量)を0℃で加えた。15分間攪拌し
た後、この混合物に飽和NaHCO3水を添加して反応を
クェンチし、酢酸エチル抽出を行った。
O4上で乾燥し、真空下で濃縮した。残渣をPTLC
(酢酸エチル)で精製し、6aを無色の固形物(63.7 m
g、90%)として得た。
定結果を表2に示した。
を合成した。用いたルイス酸と反応時間、および得られ
た6aの収率を表3に示した。
TMSCl−AgCl4、あるいはSnCl4−AgCl
O4を用いることにより、短時間で収率高く、6aのア
ルコールが得られることが示された。 <実施例2> 種々のアルコールの合成 次の反応式[B]にしたがって、化合物6b〜6eを合
成した。
ミノ)オクト−7−エン−1−オール(6b)の合成 実施例1(2)と同様に、5a(47.3 mg、0.2 mmol)
をアリルトリメチルシラン(64μl、2当量)及びTM
SOTf(7.2μl、0.2当量)とともにジクロロメタン
(1ml)中、0℃で2時間反応し、6bを無色のシロッ
プ(PTLC、ヘキサン/酢酸エチル 1:1;50.5 m
g、91%)として得た。
ノ−6−ヒドロキシヘキサンニトリル(6c)の合成 5a(47.3 mg、0.2 mmol)をトリメチルシリルシアニ
ド(54μl、2当量)及びTMSOTf(7.2μl、0.2当
量)とともに、ジクロロメタン(1ml)中0℃で15分間
反応し、6cを無色のシロップ(PTLC、ヘキサン/
酢酸エチル 1:1;52.2 mg、99%)として得た。
ノ−2,2−ジメチル−9−ヒドロキシノナン−3−オ
ン(6d)の合成 5a(47.4 mg、0.2 mmol)を1−t−ブチル−1−(ト
リメチルシリロキシ)エチレン(52.0 mg、1.5当量)及
びTMSOTf(7.2μl、0.2当量)とともに、ジクロロ
メタン(1ml)中0℃で20分間反応し、6dを無色固形
物(PTLC、ヘキサン/酢酸エチル 1:1;60.2 m
g、89%)として得た。
ノ−2,2−ジメチル−7−ヒドロキシヘプタノン酸メ
チル(6e) 5a(47.4 mg、0.2 mmol)を1−メトキシ−2−メチ
ル−1−(トリメチルシリロキシ)プロペン(52.0 mg、
1.5当量)及びTMSOTf(7.2μl、0.2当量)ととも
に、ジクロロメタン(1ml)中0℃で20分間反応し、6
eを無色のシロップ(PTLC、ヘキサン/酢酸エチル
1:1;67.3 mg、99%)として得た。
ーテルの反応によって得られる生成物(6b〜6e)と
その収率を表8に示した。
ルエノールエーテルと反応し、開環して対応するアルコ
ールを与えることが示された。 <実施例3> 3−ベンジロキシカルボニルアミノ−6
−ヒドロキシ−1−フェニルヘプタン化合物6−1−オ
ン(6f)の合成 (1)N−(テトラヒドロフラン−2−イル)ベンジルカ
ルバメート(5b)の合成 2,3−ジヒドロフラン(0.23 ml、3mmol)をベンジ
ルカルバメート(453 mg、1当量)及びp−トルエンス
ルホン酸一水和物(5.7 mg、1mol%)とともにジクロ
ロメタン(3ml)中、室温で10分間反応し、5bを無
色固形物(シリカゲルカラムクロマトグラフィー、ヘキ
サン/酢酸エチル 2:1;407.7 mg、61%)として得
た。
定結果を表9に示した。
を合成した。
ル−1−(トリメチルシリロキシ)エチレン(76.2 mg、
2当量)及びTMSOTf(7.2μl、0.2当量)ととも
に、ジクロロメタン(2ml)中0℃で15分間反応し、
6fを無色固形物(PTLC、ヘキサン/酢酸エチル
1:2;61.6 mg、90%)として得た。
10に同定結果を示した。
O−アセタールの開環が起こり、高い収率でアルコール
が得られることが確認された。 <実施例4> syn−4−アセトキシ−3−ベンジロ
キシカルボニルアミノ−7−ヒドロキシ−1−フェニル
ヘプタン−1−オン(6g)の合成 (1)3−アセトキシ−2−(ベンジロキシカルボニル
アミノ)テトラヒドロピラン(5c)の合成 まず、トランス−3−アセトキシテトラヒドロピラン−
2−イル 3−クロロベンゾエート(7)を合成した。
トランス−3−ヒドロキシテトラヒドロピラン−2−イ
ル 3−クロロベンゾエート(3,4−ジヒドロ−2H
−ピランのジクロロメタン中でのm−CPBA酸化より
得た)(556.7 mg、2.17 mmol)、4−ジメチルアミノ
ピリジン(13 mg、5mol%)及びトリエチルアミン(0.
36 ml、1.2当量)の溶液に無水酢酸(0.23 ml、1.1当
量)を室温で加えた。1時間攪拌した後、この混合物を
酢酸エチルで希釈し、食塩水で洗浄し、無水MgSO4で
乾燥して真空下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマト
グラフィー(ヘキサン/酢酸エチル 6:1〜3:1)
で精製し、7を粘性のシロップ(558.1 mg、86%)とし
て得た。
成した。
ルバメート(169.5 mg、1.1当量)及び4Åモレキュラ
ーシーブパウダー(家庭用電子レンジオーブンを使用し
て活性化した、306 mg)のジクロロメタン(5ml)中懸
濁物にTMSOTf(185μl、1当量)を室温で加え
た。10分間攪拌した後、この混合物は飽和NaHCO3水
を使用して反応を停止させ、酢酸エチルで希釈し、セラ
イトパッドでろ過した。有機層を食塩水で洗浄し、無水
MgSO4で乾燥し、真空下で濃縮した。残渣をPTLC
(ヘキサン/酢酸エチル 1:1)で精製して5cを粘
性のシロップ(260.7mg、収率87%、ジアステレオマー
比=54:46)として得た。
フェニル−1−(トリメチルシリロキシ)エチレン(77.0
mg、2当量)及びTMSOTf(7.2μl、0.2当量)と
ともに、アセトニトリル(2ml)中0℃で2時間反応さ
せて6gを無色固形物(PTLC、ヘキサン/酢酸エチ
ル 1:1;62.1 mg、収率76%、1H NMR分析による
ジアステレオマー比=91:9)として得た。
であった。
5−ベンジロキシカルボニルアミノ−2,2−ジメチル
−9−ヒドロキシノナン−3−オン(6h)の合成 5c(28.8 mg、0.098 mmol)を1−t−ブチル−1−
(トリメチルシリロキシ)エチレン(34.0 mg、2当量)
及びTMSOTf(3.6μl、0.2当量)とともに、アセト
ニトリル(1ml)中0℃で5時間反応させて6hを無色
のシロップ(PTLC、ヘキサン/酢酸エチル 1:
1;23.8 mg、収率61%、1H NMR分析によるジアス
テレオマー比=94:6)として得た。
トキシ−3−ベンジロキシカルボニルアミノ−2,2−
ジメチル−7−ヒドロキシヘプタノエート(6i)の合
成 5c(31.3 mg、0.106 mmol)を1−メトキシ−2−メ
チル−1−(トリメチルシリロキシ)プロペン(37.0 m
g、2当量)及びTMSOTf(3.6μl、0.2当量)とと
もに、アセトニトリル(1ml)中0℃で30分間反応さ
せて6iを無色のシロップ(PTLC、ヘキサン/酢酸
エチル 1:1;36.7 mg、収率87%、1H NMR分析に
よるジアステレオマー比=94:6)として得た。
N,O−アセタール(5c)から、極性溶媒(アセトニ
トリル)条件下でsyn−ジアステレオマー選択的にア
ルコールが得られることが示された。 <実施例7> syn−4−ベンジロキシ−3−ベンジ
ロキシカルボニルアミノ−7−ヒドロキシ−1−フェニ
ルヘプタン−1−オン(6j)の合成 (1)3−ベンジロキシ−2−(ベンジロキシカルボニ
ルアミノ)テトラヒドロピラン(5d)の合成 まず、トランス−3−ベンジロキシ−2−メトキシテト
ラヒドロピラン(8)を合成した。トランス−3−ヒド
ロキシ−2−メトキシテトラヒドロピラン(Frimer, A.
A. Synthesis 1977, 578)(661 mg、5mmol)、粉末化し
た無水KOH(1.403g、5当量)の無水1,4−ジオキ
サン(2.5 ml)中還流懸濁物に、臭化ベンジル(1.44 m
l、2.4当量)を滴下して加えた。この混合物を還流下で
30分間攪拌した。室温に冷却した後、混合物をジエチル
エーテルで希釈し、水で洗浄した。水性層をジエチルエ
ーテルで2回抽出し、そして合わせた有機層を食塩水で
洗浄し、無水MgSO4で乾燥し、そして真空下で濃縮し
た。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/
酢酸エチル 10:1〜5:1)で精製して8を無色油状
物(1.006g、91%)として得た。
成した。
バメート(450 mg、1.1当量)及びTMSOTf(490μ
l、1当量)とともに、ジクロロメタン(14 ml)中室温
で4Åモレキュラーシーブパウダー(810 mg)を使用し
て10分間反応させて5dを粘性のシロップ(PTL
C、ヘキサン/酢酸エチル 2:1;633.9 mg、収率68
%、ジアステレオマー比=74:26)として得た。
フェニル−1−(トリメチルシリロキシ)エチレン(38.5
mg、2当量)及びTMSOTf(3.6μl、0.2当量)と
アセトニトリル(1ml)中−23℃で1時間反応させて6
jを無色固形物(PTLC、ヘキサン/酢酸エチル
1:1;31.2 mg、収率67%、1H NMR分析によるジ
アステレオマー比=94:6)として得た。
定結果を表18に示した。
−5−ベンジロキシカルボニルアミノ−2,2−ジメチ
ル−9−ヒドロキシノナン−1−オン(6k)の合成 5d(34.2 mg、0.1 mmol)を1−t−ブチル−1−(ト
リメチルシリロキシ)エチレン(34.5 mg、2当量)及び
TMSOTf(3.6μl、0.2当量)とアセトニトリル(1
ml)中0℃で3時間反応させて6jを無色のシロップ
(PTLC、ヘキサン/酢酸エチル 1:1;26.2 mg、
収率59%、1H NMR分析によるジアステレオマー比=
94:6)として得た。
ジロキシ−3−ベンジロキシカルボニルアミノ−2,2
−ジメチル−7−ヒドロキシヘプタノエート(6l) 5d(34.5 mg、0.1 mmol)を1−メトキシ−2−メチ
ル−1−(トリメチルシリロキシ)プロペン(35.0 mg、
2当量)及びTMSOTf(3.6μl、0.2当量)とアセト
ニトリル(1ml)中−23℃で40分間反応させて6lを無
色のシロップ(PTLC、ヘキサン/酢酸エチル 1:
1;42.3 mg、収率94%、1H NMR分析によるジアス
テレオマー比=94:6)として得た。
セタールからsyn−ジアステレオマーが選択的に合成
されることが示された。
びsyn/antiの比を表21に示した。
化/還元的環化
4.3 mg、0.031 mmol)及び4Åモレキュラーシーブパウ
ダー(家庭用電子レンジオーブンを使用して活性化し、
6gでは20 mg、6jでは15 mg)のジクロロメタン(0.
5 ml)中懸濁物に、クロロクロム酸ピリジニウム(6g
では27 mg、6jでは17 mg、2.5当量)を室温で加え
た。室温で20〜30分間攪拌した後、この混合物にセライ
ト及び酢酸エチルを加えた。
短いシリカゲルカラムでろ過し、真空下で濃縮した。残
渣を乾燥アセトニトリル(0.5 ml)に溶解し、トリエチ
ルシラン(6gでは16μl、6jでは10μl、2当量)及
びBF3・OEt2(6gでは13μl、6jでは8μl、2
当量)を使用して0℃で処理した。15分後、この混合
物に飽和NaHCO3水を添加して反応を停止し、酢酸エ
チルで希釈した。有機層を分離し、食塩水で洗浄した
後、無水MgSO4上で乾燥して、真空下で濃縮した。
1)で精製し、それぞれcys−9(14.9 mg、75%)
又はcys−10(9.3 mg、68%)を得た。cys−9
及びcys−10のスペクトルデータはcys異性体の
データと同一であった(Okitsu, O., Suzuki, R. Kobay
ashi, S. Synlett 2000, 989)。 <実施例11> 3−ベンジロキシカルボニルアミノ−
1−フェニル−7−(トリメチルシリロキシ)ヘプタン−
1−オン(11)の合成 (1) 真正試料11は次のようにして調製した。6a
(29 mg、0.082 mmol)、トリエチルアミン(23μl、2
当量)のジクロロメタン(1ml)溶液に、クロロトリメ
チルシラン(16μl、1.5当量)を室温で加えた。室温で
10分間攪拌した後、この混合物はpH 7の緩衝溶液(Na
2HPO4/クエン酸系)を使用して反応を停止させ、酢
酸エチルで希釈した。有機層を分離し、食塩水で洗浄
し、そして無水MgSO4で乾燥し、そして真空下で濃縮
して純粋な11(35 mg、定量的収率)を得た。 (2)NMR実験:CDCl3中における5aと1−フェ
ニル−1−(トリメチルシリロキシ)エチレンのTMSO
Tfで触媒される反応。
4.3 mg、0.06 mmol)をCDCl3(4Åモレキュラーシ
ープペレットで乾燥した、0.6 ml)に溶解した。1−フ
ェニル−1−(トリメチルシリロキシ)エチレン(12 m
g、1.0当量)及びTMSOTf(2.2μl、0.2当量)を上
記溶液に連続的に導入した。そのとき、上記反応はNM
R分光計でモニターしていた。5aの漸進的消費及び1
1の形成が観察され、そしてこの反応は45分後にほぼ完
了した。この得られたものに水(5μl)を添加すると
直ちにアルコール6aが形成されることが示された。 <実施例12> syn−3−(4−ベンジロキシカル
ボニルアミノ−5−ヒドロキシ−8−ヒドロキシ−2−
オキソオクチル)−3H−キナゾリン−4−オン(6
m)の合成 5d(33.9 mg、0.099 mmol)を3−[2−(トリメチル
シリロキシ)プロペン−3−イル]−3H−キナゾリン−
4−オン(Burgess, L.E., Gross, E.K.M., Jurka, J.
Tetrahedron Lett. 1996, 37, 3255)(54.5 mg、2当
量)及びTMSOTf(45μl、2.5当量)とアセトニト
リル(1ml)中室温で3時間反応させて6mを無色のシ
ロップ(PTLC、THF/ヘキサン 3:1;27.4 m
g、収率51%、1H NMR分析によるジアステレオマー
比=93:7)として得た。
ベンジロキシカルボニル−2−[2−オキソ−3−(4−
オキソ−4H−キナゾリン−3−イル)プロピル]ピペリ
ジン(12)の合成 6m(32.0 mg、0.059 mmol)及びトリエチルアミン(4
5μl、6.5当量)のDMSO(147μl)中溶液に、三酸
化硫黄ピリジンコンプレックス(28 mg、3当量)を室
温で加えた。室温で30分間攪拌した後、飽和NaHCO3
水を加え、そしてこの混合物を酢酸エチルで希釈した。
有機層を分離し、そして水(2回)及び食塩水(2回)
で洗浄し、無水MgSO4で乾燥し、そして真空下で濃縮
した。残渣は乾燥アセトニトリル(0.5 ml)に溶解し、
そしてトリエチルシラン(28μl、3当量)及びBF3・
OEt2(22μl、3当量)を使用して0℃で処理した。1
0分後、この混合物は飽和NaHCO3水を使用して反応
を停止させ、酢酸エチルで希釈した。有機層を食塩水で
洗浄し、無水MgSO4で乾燥し、そして真空下で濃縮し
た。残渣はPTLC(THF/ヘキサン 2:1)で精
製して12を粘性のシロップ(ジアステレオマー的に純
粋、14.2 mg、46%)として得た。
成
(0.7 ml)中混合物を1時間還流した。室温に冷却した
後、20重量%のNa2CO3水を注意して添加して上記混
合物のpHを約9に調整した。次に、この混合物をクロ
ロホルムで3回抽出した。合わせた有機層を無水Na2S
O4及び無水Na2CO3で乾燥し、そして真空下30℃未満
で濃縮してイソフェブリフジン(4.8 mg、90%)を得、
そしてこの1H NMRスペクトルは報告されたデータ
(Kobayashi, S., Ueno, M., Suzuki, R., Ishitani,
H., Kim, H.-S., Wataya, Y. J.Org.Chem. 1999, 64, 6
833; Takeuchi, Y., Hattori, M., Abe, H., Harayama,
T. Synthesis 1999, 1814)と同一であった。
製造方法を用いて立体選択性高く、簡便な方法でイソフ
ェブリフジンを合成することができることが確認され
た。
よって、簡便に、高い収率および立体選択性を有する新
規なセミ環状N,O−アセタールの反応が提供される。
この方法は、天然物質をはじめとする、光学異性体を有
する種々の化合物をより簡便な方法で合成する手段とし
て有用である。
Claims (7)
- 【請求項1】 セミ環状N,O−アセタールをルイス酸
存在下にトリメチルシリルエノールエーテルと反応さ
せ、開環するアルコールの製造方法。 - 【請求項2】 セミ環状N,O−アセタールは、次の一
般式(I) 【化1】 (ただし、R1は、水素原子または置換基を有していて
もよい炭化水素基、R2は、水素原子または置換基を有
していてもよい炭化水素基、R3は置換基を有していて
もよい炭化水素基を示す)で表される請求項1のアルコ
ールの製造方法。 - 【請求項3】 セミ環状N,O−アセタールは、次の一
般式(II) 【化2】 (ただし、R4は、水素原子または置換基を有していて
もよい炭化水素基、R5は、水素原子または置換基を有
していてもよい炭化水素基、R6は置換基を有していて
もよい炭化水素基を示す)で表される請求項1のアルコ
ールの製造方法。 - 【請求項4】 トリメチルシリルエノールエーテルは、
次の一般式(III) 【化3】 (ただし、R7は、水素原子または置換基を有していて
もよい炭化水素基、R8は置換基を有していてもよい炭
化水素基を示す)で表される請求項1ないし3のいずれ
かのアルコールの製造方法。 - 【請求項5】 ルイス酸は、トリメチルシリルトリフル
オロメタンスルホン酸である請求項1ないし4のいずれ
かのアルコールの製造方法。 - 【請求項6】 ルイス酸は、クロロトリメチルシラン/
過塩素酸銀である請求項1ないし4のいずれかのアルコ
ールの製造方法。 - 【請求項7】 ルイス酸は、四塩化錫/過塩素酸銀であ
る請求項1ないし4のいずれかのアルコールの製造方
法。
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JP2008222566A (ja) * | 2007-03-08 | 2008-09-25 | Japan Science & Technology Agency | フェブリフジン及びイソフェブリフジンの新規製造方法 |
-
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