JP2002201069A - 誘電体磁器組成物およびこれを用いた通信機器用デバイス - Google Patents

誘電体磁器組成物およびこれを用いた通信機器用デバイス

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JP2002201069A
JP2002201069A JP2001128021A JP2001128021A JP2002201069A JP 2002201069 A JP2002201069 A JP 2002201069A JP 2001128021 A JP2001128021 A JP 2001128021A JP 2001128021 A JP2001128021 A JP 2001128021A JP 2002201069 A JP2002201069 A JP 2002201069A
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dielectric
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sio
mgo
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JP2001128021A
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English (en)
Inventor
Takeshi Harada
健史 原田
Hiroshi Kagata
博司 加賀田
Hidenori Katsumura
英則 勝村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】マイクロ波、ミリ波などの高周波領域で安定し
て高強度を有し、比誘電率が低く、低損失で静電容量の
温度係数が小さい誘電体組成物を提供する。 【解決手段】少なくとも第一成分と第二成分と第三成分
からなり、第一成分がAl2O3、MgOおよびROa(ただし、R
は、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、TbおよびGdから選ばれる
少なくとも一種の元素であり、aは前記Rの価数に応じて
化学量論的に定まる数値である。)を含有し、第二成分
がSiO2であり、第三成分がSiO2およびB2O3から選ばれる
少なくとも一種を含む2成分以上からなるガラス組成物
を含有する誘電体磁器組成物(3)とする。この誘電体磁
器組成物(3)は、例えば電極(4)と積層してバンドパスフ
ィルタとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にマイクロ波、
ミリ波などの高周波帯域で共振器、フィルタ、アンテナ、
コンデンサ、インダクタ、回路基板などとして使用され
るデバイスに有用な誘電体磁器組成物とその製造方法、
およびこのような誘電体磁器組成物を用いて構成した通
信機器用デバイスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、移動体通信などの普及に伴い、通
信機器のフィルタ用材料として誘電体磁器が広く用いら
れている。このような誘電体磁器には、誘電損失(tan
δ)が低い、すなわちその逆数のQ値が高いこと、静電
容量の温度係数(TCC)の絶対値が小さいこと、さらに
抗折強度が高いことが求められている。
【0003】今後、通信システムではさらに高周波化が
進展し、使用される電波の波長が短くなってくると予想
される。したがって、加工精度や導体損失を考慮する
と、比誘電率の低い誘電体に対する需要が大きくなって
くると考えられる。従来の誘電体磁器組成物で比誘電率
の低いものとしては、例えば特開昭62−173797
号公報に開示されているようなAl2O3にガラスを添加し
た系の誘電体磁器組成物が提案されている。
【0004】しかし、Al2O3にガラスを添加した系の誘
電体磁器組成物は、比誘電率は10以下と小さいが、TC
Cが100ppm/℃程度の大きな値を有する。このよ
うな事情から、比誘電率はこの系と同等以下でTCCがよ
りゼロに近い誘電体磁器組成物が望まれている。本発明
者らは既に特開平11-228216号公報において、比誘電率
が低く、低損失で、共振周波数の温度係数が小さい誘電
体磁器組成物を提案しているが、さらに比誘電率が低
く、誘電損失(tanδ)の逆数のQ値が高く、静電容量の
温度係数(TCC)の絶対値が小さい誘電体磁器組成物が
求められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来の
問題を解決するため、低温で焼成可能であり、安定して
高強度を有し、しかも従来のものに比べてさらに比誘電
率が低く、誘電損失(tanδ)の逆数のQ値が高く、静電
容量の温度係数(TCC)の絶対値が小さい誘電体磁器組
成物、およびこの誘電体磁器組成物を利用した、ミリ波
やマイクロ波などの高周波帯域における使用に適した通
信機器用デバイスを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の誘電体磁器組成物は、少なくとも第一成分
と第二成分と第三成分からなる誘電体磁器組成物であっ
て、第一成分がAl2O3、MgOおよびROa(ただし、Rは、L
a、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、TbおよびGdから選ばれる少な
くとも一種の元素であり、aは前記Rの価数に応じて化学
量論的に定まる数値である。)を含有し、第二成分がSi
O2であり、第三成分がSiO2およびB2O3から選ばれる少な
くとも一種を含む2成分以上からなるガラス組成物を含
有することを特徴とする。
【0007】次に本発明の誘電体磁器組成物の製造方法
は、SiO2およびB2O3から選ばれる少なくとも一種を含む
2成分以上からなる第三成分を予備加熱溶融した後、急
冷してガラス組成物とし、Al2O3、MgOおよびROa(ただ
し、Rは、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、TbおよびGdから選
ばれる少なくとも一種の元素であり、aは前記Rの価数に
応じて化学量論的に定まる数値である。)を含む第一成
分と、SiO2を含む第二成分と、前記第三成分とを所定量
秤量して粉末化と混合を行い、造粒した後、成形し、前
熱処理した後、本焼成することを特徴とする。
【0008】次に本発明の通信機器用デバイスは、少な
くとも第一成分と第二成分と第三成分からなり、第一成
分がAl2O3、MgOおよびROa(ただし、Rは、La、Ce、Pr、
Nd、Sm、Eu、TbおよびGdから選ばれる少なくとも一種の
元素であり、aは前記Rの価数に応じて化学量論的に定ま
る数値である。)を含有し、第二成分がSiO2であり、第
三成分がSiO2およびB2O3から選ばれる少なくとも一種を
含む2成分以上からなるガラス組成物を含有する誘電体
磁器組成物成形体を含むことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、Al2O3、MgOおよびROa
を含有する第一成分と第二成分であるSiO2および第三成
分であるSiO2およびB2O3から選ばれる少なくとも一種を
含む2成分以上からなるガラス組成物を含有する。ただ
し、Rは、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、TbおよびGdから選
ばれる少なくとも一種の元素であり、aは、前記Rの価数
に応じて化学量論的に定まる数値である。aは、一般に
はRの価数をnとしてn/2と表され、例えばRが3価で
ある場合には3/2、Rが4価である場合には2となる。
【0010】このような誘電体磁器組成物とすることに
より、比誘電率が低く低損失で、しかも静電容量の温度
係数(TCC)の絶対値が小さい各種デバイスを構成する
ことが可能となる。この誘電体磁器組成物は、上記組成
で表される成分を主成分として含むことが好ましい。
【0011】さらに具体的には、上記第一成分を、組成
xAlO3/2−yMgO−zROaにより表示して、x≧55、y≧0.
5、z≧0.5およびx+y+z=100となるように含むこ
とが好ましい。
【0012】また、上記第二成分を、40重量%以下の割
合で含むことが好ましい。
【0013】さらに、上記第三成分を、90重量%以下の
割合で含むことが好ましい。前記第三成分がAl2O3、ZrO
2、TiO2、BaO、SrO、CaO、MgO、La2O3、PbO、ZnO、Li
2O、Na 2O、およびK2Oから選ばれる少なくとも一種の酸
化物を含むことが好ましい。
【0014】また、前記第一成分は結晶相であることが
好ましい。
【0015】また、前記第二成分は、面間隔が0.33
〜0.34nmの範囲内にある粉末X線回折ピークが最強と
なる結晶相であることが好ましい。
【0016】また、上記誘電体磁器組成物は、上記第一
成分を含む結晶相と、面間隔が0.33〜0.34nmの範
囲内にある粉末X線回折ピークが最強となる結晶相であ
る上記第二成分を含む結晶相と、上記第三成分を含むガ
ラス相とを含むことが好ましい。
【0017】また、上記誘電体磁器組成物は、前記第一
成分のMgOの粒径が1〜10μmの範囲内にあることが好
ましい。
【0018】また、上記誘電体磁器組成物は、前記第一
成分が、さらにSiO2、B2O3から選ばれる少なくとも一種
を含むガラス組成物を10重量%以下の割合で含有する
ことが好ましい。
【0019】次に本発明の方法においては、前記本焼成
の温度は、800℃以上1100℃以下であることが好
ましい。
【0020】また前記第一成分中のMgOが1100℃以
上で予備焼成されていることが好ましい。
【0021】また第三成分の予備加熱溶融温度が800
℃以上1700℃以下であることが好ましい。
【0022】また前記成形が、プレス成形であることが
好ましい。
【0023】また前記誘電体磁器組成物の前熱処理の温
度が、350℃以上800℃以下であることが好まし
い。
【0024】次に本発明の通信機器用デバイスにおいて
は、誘電体磁器組成物からなる誘電体層と、さらにAg、
Au、CuおよびPtから選ばれる少なくとも一種の金属を主
成分とする導体層とを積層して形成した積層体を含むこ
とが好ましい。本発明の通信用機器デバイスには、誘電
体フィルタ、誘電体共振器、誘電体アンテナ、コンデン
サ、インダクタ、回路基板などが含まれる。
【0025】本発明の通信機器用デバイスの一例とし
て、積層型のバンドパスフィルタについて図面を用いて
説明する。図1に示すように、バンドパスフィルタ1の
外部には端子電極2が複数個設けられている。このバン
ドパスフィルタ1の組み立て展開図は図2に示すとおり
であり、本発明の誘電体磁器組成物からなる誘電体層3
と、金属を主成分とする導体層(内部電極4)とが積層
されている。この積層型のバンドパスフィルタは、小型
化に有利であり、例えば携帯電話に使用される。また温
度特性が良好であり、狭帯域で高減衰のデバイスへの応
用が期待できる。
【0026】以下、本発明の誘電体磁器組成物からなる
成型体を得るための方法の例について説明する。
【0027】本発明の誘電体磁器組成物を製造するため
の出発原料としては、各構成元素の酸化物、炭酸塩、硝
酸塩、有機金属塩などを用いる。純度は99%以上が望
ましいが特に限定されない。これらの原料を、上記組成
範囲になるように秤量し、混合する。混合は、ボールミ
ル、媒体攪拌ミル、乳鉢などで行い、湿式、乾式いずれ
により混合しても良い。湿式の場合、溶媒としては、
水、アルコール、エーテルなどを用いることもできる。
必要に応じて乾燥させた混合物をるつぼに入れ、熱処理
する。るつぼとしては、ムライト、アルミナ、白金など
からなるものが良い。熱処理温度は800〜1700℃
が好ましい。
【0028】ガラス化が必要な場合には溶融物を急冷す
る。急冷は、加熱により溶融させた原料を、水中に滴下
させる、金属板に滴下させるなどの方法により行うこと
ができる。得られた熱処理物は、上記混合と同様の方法
により粉砕する。粉砕に際しては、必要に応じて乾燥を
施しても良い。このようにして誘電体結晶粉末およびガ
ラス粉末を得る。誘電体結晶粉末とガラス粉末は、必要
に応じて上記混合と同様の方法により混合し、乾燥す
る。
【0029】次に得られた粉末を造粒する。造粒方法と
しては、バインダを加えて混練し、メッシュを通して造
粒する方法、スプレードライなどで市販の造粒装置を用
いて造粒する方法などが挙げられる。バインダとして
は、ポリビニルアルコール系、ワックス系、アクリル系
などを用いることができる。また、バインダの添加量と
しては、粉末に対して1〜25重量%が好ましい。な
お、上記メッシュの開口径としては、100〜1000
μmの範囲が好ましい。
【0030】引き続いて造粒粉末をプレス成型する。成
型法としては、金型を用いた一軸加圧成型、静水圧成型
などが好ましい。成型圧は、100〜2000kg/c
2の範囲がよい。得られた成型体を、大気中などの酸
化性雰囲気350〜800℃で熱処理することによりバ
インダ成分を飛散させ、さらに800〜1100℃の範
囲で焼成する。焼成雰囲気は、中性であっても酸化性で
あってもよく特に限定されない。
【0031】以上に説明したような方法により、焼結体
とした誘電体磁器組成物を得ることができる。この誘電
体磁器は、従来から用いられてきた方法により、適宜金
属導体などと組み合わされて各種通信機器用デバイスと
される。
【0032】以上説明したように、本発明によれば、Al
2O3、MgOおよびROa(Rは、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、Tb
およびGdから選ばれる少なくとも一種の元素であり、a
は、前記Rの価数に応じて化学量論的に定まる数値)を
含有する第一成分と第二成分であるSiO2および第三成分
であるSiO2およびB2O3から選ばれる少なくとも一種を含
む2成分以上からなるガラス組成物を含むような誘電体
磁器組成物とすることにより、低い比誘電率と実用的な
誘電損失と絶対値が小さい静電容量温度係数(TCC)と
を兼ね備えた誘電体磁気組成物を提供することができ
る。また、第一成分中のMgOの焼成温度が1100℃以
上にすることにより、安定した誘電体磁器組成物を提供
することができる。また、第一成分中のMgOの原料粒径
を1〜10μmにすることにより、安定した誘電体磁器
組成物を提供することができる。さらに、前記第一成分
が、SiO2およびB2O3から選ばれる少なくとも一種を含む
ガラス組成物を10重量%以下の割合で含有することによ
り、安定した誘電体磁器組成物を提供することができ
る。このような誘電体磁気組成物により、マイクロ波や
ミリ波などの帯域における使用に適した通信機器用デバ
イスを構成することができる。この通信機器用デバイス
は、例えば、導体層との積層体を含む積層型のデバイス
として用いることもできる。
【0033】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明する。
【0034】なお、以下の実施例において、上記第一成
分の特性評価は、合成後の第一成分の生成相をX線回折
法(線源 CuKα)により調べることにより行った。主
な生成相は、マグネトプランバイト相(MP)、ペロブス
カイト相(PE)および未反応のアルミナ相(Al)であっ
た。図3に第一成分のX線回折ピークを示す。MP相の生
成率は、次の式(数1)に示す各生成相(MP、PE、Al
相)のピーク強度( I )比によって簡易的に算出し、
評価した。
【0035】
【数1】
【0036】また、上記誘電体磁器組成物の特性評価
は、比誘電率、誘電損失(Q値)、静電容量の温度係数
(TCC)および抗折強度について実施した。比誘電率と
誘電損失(Q値)とは、ネットワークアナライザを用い
て誘電体共振法により求めた。このときの共振周波数
は、3〜10GHzとした。TCCは、焼結体の静電容量を8
5℃から20℃まで測定し、最小二乗法により算出し
た。また、抗折強度は、四点曲げ法により測定した。
【0037】(実施例1)出発原料として、Al2O3、Mg
O、La2O3、CeO2、Pr6O11、Nd2O3、Sm2O3およびGd2O3
用いた。これらの出発原料を、組成式:xAlO3/2−yMgO
−zROa(R:La、Ce、Pr、Nd、Sm、Gd)により表したと
きのx、y、zが表1の種々の値になるように配合した。
【0038】次にガラス粉末を以下の方法により作製し
た。出発原料として、SiO2、B2O3、Al2O3、CaCO3、SrCO
3、BaCO3、La2O3、ZrO2、TiO2、MgO、PbO、ZnO、Li2C
O3、Na 2CO3およびK2CO3を用いた。これらの出発原料
を、全量が60gとなるように適宜選択して配合した。
エタノール130cc、直径10mmのジルコニア製玉
石600gとともに、容量600ccのポリエチレン製
ポットに入れ、18時間回転させて混合、粉砕を行っ
た。スラリー状の混合物を金属製のバットに入れ、15
0℃で乾燥させた。乾燥物を白金製るつぼに入れ、ふた
をし、1300℃で溶融させた後、溶融物を水中に入れ
急冷した。得られたガラスを混合と同様の方法により粉
砕し、乾燥させ、ガラス粉末を得た。
【0039】上記誘電体粉末(第一成分)とSiO2(第二
成分)とガラス粉末(第三成分)を、それぞれ20g、
10g、30gと、全量が60gとなるように配合し
た。これを純水90cc、直径5mmのジルコニア製玉
石600gおよび直径10mmのジルコニア製玉石20
0gとともに、容量600ccのポリエチレン製ポット
に入れ、20時間回転させて混合、粉砕を行った。スラ
リー状の混合物を金属製のパレットに入れ、150℃で
乾燥させた。得られた誘電体粉末に、25重量%のポリ
ビニルアルコール系のバインダを加え、混練し、開口径
30μmのメッシュを通して造粒した。造粒粉を金型に
充填し、500kg/cm2の圧力で一軸加圧して成型し
た。この成型体を空気中600℃で2時間保持してバイ
ンダ成分を飛散させた後、850〜1050℃の温度範
囲で焼成した。焼結体の寸法は、直径約11mm、高さ
約7mmとなった。上記範囲内における種々の温度で焼
成して得た焼結体のうち、密度が最高となったものにつ
いて誘電特性の評価を上記記載の方法により実施した。
作成したガラスの組成を表2に、得られた焼結体の組成
と特性を表1にそれぞれ示す。
【0040】
【表1】
【0041】
【表2】
【0042】表1に示した試料No.1〜14のうち、5
5重量%を下回るAlO3/2を添加したNo.1について
は、未焼結となった。さらに、0.5重量%を下回るMg
Oを添加したNo.9および0.5重量%を下回るROaを添
加したNo.14については、静電容量の温度係数TCCは1
00ppm/℃以上となった。しかし、#印を付した試
料(No.1,9,14)を除いては、比誘電率が10以下
と小さく、静電容量の温度係数TCCは100ppm/℃以
下と良好な特性となることが分かった。
【0043】このように上記組成式により示される酸化
物にSiO2およびガラス組成物を加えた誘電体磁器組成物
によれば、低い誘電率と実用的なQf積およびTCCとを実
現できた。
【0044】(実施例2)実施例1と同様の方法により
誘電体粉末を得た。この誘電体粉末の組成は、44AlO
3/2−3MgO−4ROa(R:La、Nd、Sm、Gd、aは前記Rの
価数に応じて化学量論的に定まる数値である。)とし
た。また、ガラス粉末も実施例1と同様の方法により得
た。
【0045】上記誘電体粉末(第一成分)とSiO2(第二
成分)とガラス粉末(第三成分)を、全量が60gとな
るように適宜選択して配合し、実施例1と同様の方法で
焼結体を得た。焼結体の寸法は、直径約11mm、高さ
約7mmとなった。上記範囲内における種々の温度で焼
成して得た焼結体の誘電特性の評価を上記記載の方法に
より実施した。作成したガラスの組成を表2に、得られ
た焼結体の組成と特性を表3にそれぞれ示す。
【0046】
【表3】
【0047】表3に示した試料のうち、90重量%以上
を超えるガラス組成物を添加したNo.27およびNo.28
については、Qf積が低くなって誘電特性の測定ができな
くなった。さらに40重量%を超える第二成分のSiO2
添加した試料No.32およびNo.33については、未焼結
となった。一方、その他の誘電体磁器組成物について
は、1050℃以下の低温で焼結し、8以下の比誘電
率、6000GHz以上のQf積、100ppm/℃よりも低
い(絶対値が100ppm/℃以下である)TCC値という
良好な特性を得ることができた。このように、上記組成
式により示される酸化物にSiO2を40重量%以下の割合
で加え、さらに、ガラス組成物を90重量%以下の割合
で加えた誘電体磁器組成物によれば、低い誘電率と実用
的なQf積およびTCCとを実現できた。
【0048】また、これら良好な特性を得られた誘電体
磁器組成物のうち、特に試料No.25およびNo.29につ
いては、TCCが10ppm/℃以下の特性を得ることがで
きた。さらに試料No.24を除いたものについては、9
50℃以下の低温で焼成することができた。
【0049】また、本実施例で作成した焼結体の生成相
を、X線回折により解析した結果、面間隔が0.33〜
0.34nmの範囲内にある粉末X線回折ピークが最強とな
るSiO 2が主成分と思われる相が検出された。
【0050】表3において、No.36は特開平11-228216号
公報に開示された発明の例であり、第2成分を添加しな
い比較例である。本発明の範囲内にあるNo.30-31とNo.3
6を比較すると、No.30-31の方が比誘電率(εr)が低
く、誘電損失(tanδ)の逆数のQf値が高く、静電容量
の温度係数(TCC)の絶対値が小さい誘電体磁器組成物
であることがわかる。
【0051】(実施例3)出発原料として、Al2O3、MgO
およびGd2O3を用いた。これらの出発原料を、組成式:
44AlO3/2−3MgO−4GdO3/2となるように配合した。
このときのMgOの焼成温度と粒径は、表4、5となるよ
うにした。また、ガラス粉末は実施例1と同様の方法に
より得た。
【0052】上記誘電体粉末(第一成分)とSiO2(第二
成分)とガラス粉末(第三成分)を、それぞれ20g、
10g、30gと、全量が60gとなるように配合し、
実施例1と同様の方法で焼結体を得た。焼結体の寸法
は、直径約11mm、高さ約7mmとなった。上記範囲
内における種々の温度で焼成して得た焼結体のうち、密
度が最高となったものについて誘電特性の評価を上記記
載の方法により実施した。得られた焼結体の特性を表
4、5にそれぞれ示す。
【0053】
【表4】
【0054】
【表5】
【0055】表4に示した試料のうち、MgOの焼成温度
が1000℃以下のNo.41および42については、MP
相生成率は75%以下と低く、誘電体磁器組成物の焼成
温度も1000℃以上と高かった。一方、MgOの焼成温
度が1100℃以上のNo.43〜46の試料について
は、MP相生成率は85%以上と高かった。また、誘電体
磁器組成物は950℃以下の低温で焼成し、8以下の比
誘電率、11000GHz以上のQf積、25ppm/℃よりも
低いTCC値、さらに200MPaよりも大きな抗折強度とい
う優れた特性が得られた。このように、MgOを1100
℃以上で焼成した誘電体磁器組成物によれば、MP相生成
率が高く、低い誘電率と実用的なQf積、TCC、および抗
折強度を実現できた。
【0056】また、これら良好な特性を得られた誘電体
磁器組成物のうち、特に試料No.45については、10p
pm/℃以下のTCCを得ることができた。
【0057】表5に示した試料のうち、MgOの粒径が1
μmより小さい試料No.51および52については、MP相
生成率が75%以下と小さく、誘電体磁器組成物の焼成
温度も1000℃以上と高かった。また、MgOの粒径が
11μmよりも大きな試料No.57については、MP相生成
率が85%より小さく、抗折強度も200MPaよりも小
さかった。一方、MgOの粒径が1〜10μmのNo.53〜
56の試料については、MP相生成率は80%以上と高か
った。また、誘電体磁器組成物は950℃以下の低温で
焼成し、8以下の比誘電率、12000GHz以上のQf
積、25ppm/℃よりも低いTCC値、さらに200MPaより
も大きな抗折強度という優れた特性が得られた。このよ
うに、粒径を1〜10μmにしたMgOを用いた誘電体磁器
組成物によれば、MP相生成率が高く、低い誘電率と実用
的なQf積、TCC、および抗折強度を実現できた。
【0058】また、これら良好な特性を得られた誘電体
磁器組成物のうち、特に試料No.55については、10p
pm/℃以下のTCCを得ることができた。
【0059】(実施例4)出発原料として、Al2O3、MgO
およびGd2O3を用いた。これらの出発原料に、実施例1
と同様の方法により得たガラス粉末を加えて、誘電体粉
末を配合した。ガラス粉末の出発原料として、SiO2、B2
O3、Al2O3、CaCO3、BaCO3、La2O3およびZnOを用いた。
また、この誘電体粉末の組成は、44AlO3/2−3MgO−
4GdO3/2とした。
【0060】上記誘電体粉末(第一成分)とSiO2(第二
成分)とガラス粉末(第三成分)を、全量が60gとな
るように適宜選択して配合し、実施例1と同様の方法で
焼結体を得た。焼結体の寸法は、直径約11mm、高さ
約7mmとなった。上記範囲内における種々の温度で焼
成して得た焼結体の誘電特性の評価を上記記載の方法に
より実施した。作成したガラスの組成を表6に、得られ
た焼結体の組成および特性を表7に示す。
【0061】
【表6】
【0062】
【表7】
【0063】表7に示した試料のうち、ガラスを添加し
ない試料No.61については、MP相生成率は75%以下
と小さく、誘電体磁器組成物の抗折強度も200MPaよ
りも小さかった。また、ガラスを11wt%添加した試料
No.70および71については、MP相生成率は100%
に達しているが、誘電体磁器組成物のTCCは50ppm/℃
よりも大きく、抗折強度も200MPaよりも小さかっ
た。一方、ガラスを1〜10wt%添加した試料No.62
〜69については、MP相生成率は95%以上と高かっ
た。また、誘電体磁器組成物は、8以下の比誘電率、7
000GHz以上のQf積、50ppm/℃よりも低いTCC値、さ
らに200MPaよりも大きな抗折強度という優れた特性
が得られた。このように、Al2O3、MgOおよびGd2O3にガ
ラス粉末を加えて配合した第一成分を用いた誘電体磁器
組成物によれば、MP相生成率が高く、低い誘電率と実用
的なQf積、TCC、および抗折強度を実現できた。
【0064】また、これら良好な特性を得られた誘電体
磁器組成物のうち、特に試料No.62〜65について
は、焼成温度が950℃以下の低温で焼成することがで
きた。さらに、試料No.64については、20ppm/℃以
下のTCCおよび250MPa以上の抗折強度を得ることがで
きた。
【0065】上記実施例で作製した誘電体粉末をグリー
ンシートにし、Agペーストを印刷して、加圧圧着し、個
片に切断したものを焼成すると、良好な積層体が得られ
た。このように、本発明で得られる誘電体磁気組成物
は、Ag、Au、Cu、Pd等の金属からなる層と積層した積層
構造を有するデバイスとして用いることができる。ま
た、上記実施例からも明らかなように、上記各誘電体組
成物は、上記のような金属と適宜組み合わせることによ
り、特性評価帯域としたGHz帯域において特に優れた高
周波デバイスとして利用できる。
【0066】なお、上記説明したような製造方法によれ
ば、Zr、Ti、Si、Fe、Ca等の元素が製造中に混入した
り、出発原料に混入している場合が考えられる。しか
し、このような不純物は、本発明の上記目的が達成され
る限り混入しても構わない。ただし、不純物濃度は、酸
化物換算で全量中0.2%以下とすることが好ましい。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
Al2O3、MgOおよびROa(Rは、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、
TbおよびGdから選ばれる少なくとも一種の元素であり、
aは、前記Rの価数に応じて化学量論的に定まる数値)を
含有する第一成分と第二成分であるSiO2および第三成分
であるSiO2およびB2O3から選ばれる少なくとも一種を含
む2成分以上からなるガラス組成物を含むような誘電体
磁器組成物とすることにより、低い比誘電率と実用的な
誘電損失と絶対値が小さい静電容量温度係数(TCC)と
を兼ね備えた誘電体磁気組成物を提供することができ
る。このような誘電体磁気組成物により、マイクロ波や
ミリ波などの帯域における使用に適した通信機器用デバ
イスを構成することができる。この通信機器用デバイス
は、例えば、導体層との積層体を含む積層型のデバイス
として用いることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の積層型のバンドパスフィル
タの斜視図である。
【図2】本発明の一実施例の積層型のバンドパスフィル
タの組み立て展開図である。
【図3】本発明の一実施例の第一成分のX線回折図であ
る。
【符号の説明】
1 バンドパスフィルタ 2 端子電極 3 誘電体層 4 導体層(内部電極)
フロントページの続き (72)発明者 勝村 英則 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4G030 AA02 AA03 AA04 AA07 AA08 AA09 AA10 AA11 AA13 AA16 AA17 AA32 AA35 AA36 AA37 AA40 AA61 BA09 BA20 CA01 CA03 GA09 GA11 GA19 GA28 5E082 FF14 FG25 5J006 HC07

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも第一成分と第二成分と第三成分
    からなる誘電体磁器組成物であって、 第一成分がAl2O3、MgOおよびROa(ただし、Rは、La、C
    e、Pr、Nd、Sm、Eu、TbおよびGdから選ばれる少なくと
    も一種の元素であり、aは前記Rの価数に応じて化学量論
    的に定まる数値である。)を含有し、 第二成分がSiO2であり、 第三成分がSiO2およびB2O3から選ばれる少なくとも一種
    を含む2成分以上からなるガラス組成物を含有すること
    を特徴とする誘電体磁器組成物。
  2. 【請求項2】前記第一成分が、組成式xAlO3/2−yMgO−z
    ROaにより表示して、x≧55、y≧0.5、z≧0.5
    およびx+y+z=100となるように含まれる請求項
    1に記載の誘電体磁器組成物。
  3. 【請求項3】前記第一成分が、5重量%以上50重量%
    以下の割合で含まれる請求項1に記載の誘電体磁気組成
    物。
  4. 【請求項4】前記第二成分が、0重量%を越え40重量
    %以下の割合で含まれる請求項1に記載の誘電体磁気組
    成物。
  5. 【請求項5】前記第三成分が、0重量%を越え90重量
    %以下の割合で含まれる請求項1に記載の誘電体磁気組
    成物。
  6. 【請求項6】前記第三成分が、さらにAl2O3、ZrO2、TiO
    2、BaO、SrO、CaO、MgO、La2O3、PbO、ZnO、Li2O、Na2O
    およびK2Oから選ばれる少なくとも一種の酸化物を含む
    請求項1に記載の誘電体磁器組成物。
  7. 【請求項7】前記第一成分が結晶相である請求項1に記
    載の誘電体磁気組成物。
  8. 【請求項8】前記第二成分が、面間隔が0.33〜0.3
    4nmの範囲内にある粉末X線回折ピークが最強となる結
    晶相である請求項1に記載の誘電体磁気組成物。
  9. 【請求項9】前記第一成分を含む結晶相と、面間隔が
    0.33〜0.34nmの範囲内にある粉末X線回折ピーク
    が最強となる結晶相である前記第二成分を含む結晶相
    と、前記第三成分を含むガラス相とを含む請求項1に記
    載の誘電体磁器組成物。
  10. 【請求項10】前記第一成分中のMgOの粒径が1〜10
    μmの範囲内ある請求項1に記載の誘電体磁器組成物。
  11. 【請求項11】前記第一成分が、さらにSiO2およびB2O3
    から選ばれる少なくとも一種を含むガラス組成物を10重
    量%以下の割合で含有する請求項1に記載の誘電体磁器
    組成物。
  12. 【請求項12】SiO2およびB2O3から選ばれる少なくとも
    一種を含む2成分以上からなる第三成分を予備加熱溶融
    した後、急冷してガラス組成物とし、 Al2O3、MgOおよびROa(ただし、Rは、La、Ce、Pr、Nd、
    Sm、Eu、TbおよびGdから選ばれる少なくとも一種の元素
    であり、aは前記Rの価数に応じて化学量論的に定まる数
    値である。)を含む第一成分と、 SiO2を含む第二成分と、 前記第三成分とを所定量秤量して粉末化と混合を行い、 造粒した後、成形し、前熱処理した後、本焼成すること
    を特徴とする誘電体磁器組成物の製造方法。
  13. 【請求項13】前記本焼成の温度が、800℃以上11
    00℃以下である請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】前記第一成分中のMgOが1100℃以上
    で予備焼成されている請求項12に記載の方法。
  15. 【請求項15】第三成分の予備加熱溶融温度が800℃
    以上1700℃以下である請求項12に記載の方法。
  16. 【請求項16】前記成形が、プレス成形である請求項1
    2に記載の方法。
  17. 【請求項17】前記誘電体磁器組成物の前熱処理の温度
    が、350℃以上800℃以下である請求項12に記載
    の方法。
  18. 【請求項18】少なくとも第一成分と第二成分と第三成
    分からなり、 第一成分がAl2O3、MgOおよびROa(ただし、Rは、La、C
    e、Pr、Nd、Sm、Eu、TbおよびGdから選ばれる少なくと
    も一種の元素であり、aは前記Rの価数に応じて化学量論
    的に定まる数値である。)を含有し、 第二成分がSiO2であり、 第三成分がSiO2およびB2O3から選ばれる少なくとも一種
    を含む2成分以上からなるガラス組成物を含有する誘電
    体磁器組成物成形体を含むことを特徴とする通信機器用
    デバイス。
  19. 【請求項19】誘電体磁器組成物からなる誘電体層と、
    さらにAg、Au、CuおよびPtから選ばれる少なくとも一種
    の金属を主成分とする導体層とを積層して形成した積層
    体を含む請求項18に記載の通信機器用デバイス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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