JP2002199342A - 記録装置及び方法 - Google Patents

記録装置及び方法

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JP2002199342A
JP2002199342A JP2001317318A JP2001317318A JP2002199342A JP 2002199342 A JP2002199342 A JP 2002199342A JP 2001317318 A JP2001317318 A JP 2001317318A JP 2001317318 A JP2001317318 A JP 2001317318A JP 2002199342 A JP2002199342 A JP 2002199342A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像データの圧縮を行っても再生時の画面上
の画質劣化が目立たない記録を行わせることができる画
像データ記録装置の提供を目的とする。 【構成】 入力端子10からの入力画像データがシャフ
リング部11内のデータ入出力インターフェース111
を介してメモリ115に供給され、このメモリ115に
対して、書込みアドレス生成部113、読出しアドレス
生成部114により書込み、読出し制御され、出力端子
19を介してシャフリングされた出力画像データが出力
される。このとき、直交変換ブロックを複数個まとめた
シンクブロックがトラックの前半部のセクタに記録され
るように、かつ、シンクブロックに含まれる直交変換ブ
ロックをコンシールする場合に使用される直交変換ブロ
ックが、シンクブロックを記録するトラックとは異なる
トラックであってかつ該異なるトラックの後半部のセク
タに記録されるようなシャフリングが行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力されるディジタル
データ、特に画像データをサブサンプリングした直交変
換ブロックをシャフリング処理して記録する記録装置及
び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からのディジタルVTRとしては、
いわゆる4:2:2コンポーネント符号化方式に基づい
たD−1フォーマットのVTR、現行放送の複合映像信
号をディジタル化して記録する方式に基づいたD−2フ
ォーマットのVTR、1/2インチのテープを用いて上
記複合映像信号をディジタル記録する方式に基づいたD
−3フォーマットのVTR等がある。これらのディジタ
ルVTRは、いずれも誤り訂正(以下、ECCという)
処理を行いながら、信号の記録/再生を行っている。
【0003】しかしながら、ディジタルVTRには、上
記ECC処理を行った際に誤りの存在は検出できるが訂
正できない場合がある。このような誤り訂正不能を回避
したり、例えば修整画素の画面の集中による画質劣化を
抑えるため、ディジタルVTRは、例えば画像符号の発
生順序と記録符号の順序とを入れ換える等のいわゆるシ
ャフリング処理を行っている。
【0004】実際に、ディジタルVTRのシャフリング
処理としては、例えばヘッドのクロッグやテープ上の傷
等に対するコンシールメントを重視して隣接サンプルを
テープ上の離れた位置に配置させる処理が行われてい
る。このような対応処理を行うことによってディジタル
VTRは、符号誤りの集中をさせずに、画質劣化を目立
たなくしている。
【0005】この他、ディジタルVTRは、入力映像信
号をディジタル化した画像符号にしてディジタルVTR
が有する複数のチャンネルに分けてチャンネルあたりの
ビットレートを低くすると共に、ある画面内に誤りが集
中しないように画素に対応する画像符号を各チャンネル
に均等に分配する配慮も行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ユーザに
は、ディジタルVTRの入出力信号にコンポーネント信
号を要求されることが多い。しかしながら、コンポーネ
ント信号を扱える上記D−1フォーマットのディジタル
VTRは、非常に高価な装置である。従って、ユーザ
は、コストパフォーマンスを高めるため、従来のVTR
カセットも再生でき、低価格なディジタルVTRの要求
が強い。また、ユーザは、使用するテープカセットの大
きさの小型化、記録時間の増大も望んでいる。これらの
ユーザ要求を満足するため、ディジタルVTRには入力
映像信号をディジタルの画像データにして圧縮を施す必
要が出てくる。
【0007】ところが、ディジタルVTRにおいて画像
データを直交変換によるブロック符号化、例えば離散コ
サイン変換(以下、DCTという)してデータを圧縮し
記録する場合、ディジタルVTRでは、データ圧縮を行
うことにより画像符号の符号誤りが画面上でブロック誤
りとして現れてしまう。この画面上のブロック誤りは、
広い領域にわたって影響がでるので画質劣化が目立ちや
すくなってしまう。
【0008】そこで、本発明は、上述したような実情に
鑑みてなされたものであり、画像データの圧縮を行って
も再生時の画面上の画質劣化が目立たない記録を行わせ
ることができる記録装置及び方法の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る記録装置
は、入力画像データを記録媒体に形成されるトラックに
記録するための記録装置において、上記入力画像データ
を複数の直交変換ブロックに分割する手段と、上記複数
の直交手段ブロックのうち所定数の直交変換ブロックを
ブロック化することで複数のデータブロックを形成する
手段と、上記複数のデータブロックの各データブロック
から、所定のアルゴリズムに従ってそれぞれ1個ずつ選
択された複数の直交変換ブロックからシンクブロックを
形成する手段と、上記複数のシンクブロックのトラック
への記録処理を行う手段であって、上記シンクブロック
が上記トラックの前半部のセクタに記録されるように、
かつ、上記シンクブロックに含まれる直交変換ブロック
をコンシールする場合に使用される直交変換ブロック
が、上記シンクブロックを記録するトラックとは異なる
トラックであってかつ該異なるトラックの後半部のセク
タに記録されるように、上記記録処理を行う手段とを有
することにより、上述の課題を解決する。
【0010】また、本発明に係る画像データ記録方法
は、入力画像データを記録媒体に形成されるトラックに
記録するための記録方法において、上記入力画像データ
を複数の直交変換ブロックに分割する工程と、上記複数
の直交手段ブロックのうち所定数の直交変換ブロックを
ブロック化することで複数のデータブロックを形成する
工程と、上記複数のデータブロックの各データブロック
から、所定のアルゴリズムに従ってそれぞれ1個ずつ選
択された複数の直交変換ブロックからシンクブロックを
形成する工程と、上記複数のシンクブロックのトラック
への記録処理を行う際に、上記シンクブロックが上記ト
ラックの前半部のセクタに記録されるように、かつ、上
記シンクブロックに含まれる直交変換ブロックをコンシ
ールする場合に使用される直交変換ブロックが、上記シ
ンクブロックを記録するトラックとは異なるトラックで
あってかつ該異なるトラックの後半部のセクタに記録さ
れるように、上記記録処理を行う工程とを有することに
より、上述の課題を解決する。
【0011】また、本発明の実施例における画像データ
記録装置としては、入力画像データをサブサンプリング
して得られたデータで複数の直交変換ブロックを構成
し、この直交変換ブロックをシャフリングした後に直交
変換処理を施してデータの圧縮を行う画像データ記録装
置であって、上記サブサンプリングする際に重なり合う
領域の上記直交変換ブロックを回転ヘッドのそれぞれ異
なったヘッドチャンネルに対応させて記録することが挙
げられる。
【0012】ここで、上記サブサンプリングによるコン
シールメントが可能ということは、サブサンプルした際
のあるサンプリング画像データに誤りがあっても左右隣
のサンプルデータに誤りがないことを意味している。こ
の画像データ記録装置は、サブサンプリングによる上記
直交変換ブロックを4×4の画像データで構成し、この
直交変換ブロックをシャフリングしている。上記直交変
換ブロックは、一例として離散コサイン変換がある。こ
の画像データ記録装置では、1フィールドが6トラック
で構成されている。また、画像データ記録装置は、磁気
ヘッドを介して記録再生する際、少なくとも4つのヘッ
ドで行っている。
【0013】画像データ記録装置は、上記重なり合う領
域の上記直交変換ブロックがトラックの前半部と後半部
のセクタにそれぞれ分けて記録される。また、上記直交
変換ブロックにおいて、縦方向に並び合う直交変換ブロ
ックを同一のトラックに記録させ、さらにこの縦方向に
隣接する上記直交変換ブロックをトラックの前半部と後
半部とに分けて記録させている。
【0014】ここで、1トラックのセクタは、少なくと
も2セクタを有するフォーマット構成に成っている。
【0015】画像データ記録装置では、上記ヘッドチャ
ンネルの同一のチャンネルに記録されるデータについ
て、一のトラックの次のトラックには、上記一のトラッ
クの記録に用いた直交変換ブロックの左隣に位置する直
交変換ブロックを記録させている。
【0016】また、上記直交変換ブロックを複数個まと
めた1シンクブロックが1等長化単位として扱われてい
る。さらに、この画像データ記録装置では、画面上の同
じ画素に対応する輝度信号の直交変換ブロックと色差信
号の直交変換ブロックをそれぞれテープ上の異なるシン
クブロックに記録し色差信号を構成する2つの色差信号
の直交変換ブロックを同じシンクブロックに記録してい
る。
【0017】ここで、上記1シンクブロックは、20個
の直交変換ブロックで構成している。このシンクブロッ
クを114個集めて1セクタが構成されている。また、
1フィールドの直交変換ブロック数は、1トラックを上
下2つのセクタに分け、6トラックで1フィールドとし
ていることから(114×2×6)個になる。
【0018】
【作用】本発明に係る記録装置及び方法は、入力画像デ
ータを複数の直交変換ブロックに分割し、複数の直交手
段ブロックのうち所定数の直交変換ブロックをブロック
化することで複数のデータブロックを形成し、複数のデ
ータブロックの各データブロックから、所定のアルゴリ
ズムに従ってそれぞれ1個ずつ選択された複数の直交変
換ブロックからシンクブロックを形成し、複数のシンク
ブロックのトラックへの記録処理を行う際に、シンクブ
ロックがトラックの前半部のセクタに記録されるよう
に、かつ、上ンクブロックに含まれる直交変換ブロック
をコンシールする場合に使用される直交変換ブロック
が、シンクブロックを記録するトラックとは異なるトラ
ックであってかつ該異なるトラックの後半部のセクタに
記録されるように記録処理を行うことにより、連続的な
エラーが生じた場合でもコンシールにより画面上の不具
合を目立たなくする。
【0019】本発明の実施例の画像データ記録装置は、
入力された画像データをサブサンプリングして得られた
データで複数の直交変換ブロックを構成し、この直交変
換ブロックに対するシャフリング処理を直交変換、例え
ば離散コサイン変換を行う前に行うことにより、離散コ
サイン変換処理後に必要とされる例えばデータビット数
としての16ビットに比べて10ビットで処理してデー
タのビット低減を図っている。そして、画像データ記録
装置は、上記サブサンプリングによる重なり合う領域の
上記画像データを上記サブサンプリングして得られた上
記複数の直交変換ブロックをそれぞれ回転ヘッドの異な
ったヘッドチャンネルに対応させて記録して一方のチャ
ンネルに用いる磁気ヘッドに故障が発生しても他方側の
チャンネルの磁気ヘッドを介してフィールド間での誤り
を補償する。
【0020】また、上記サブサンプリングして得られた
上記直交変換ブロックが1トラックを構成する複数のセ
クタにそれぞれ分けて記録することにより、一方のセク
タに異常があっても、異常のないセクタの直交変換ブロ
ックのデータを用いてコンシールする。
【0021】また、上記直交変換ブロックにおいて縦方
向に並び合う同一のトラックに記録することにより、例
えば次のフィールドでの同一トラックが異なる磁気ヘッ
ドでの記録することになる。従って、一方の磁気ヘッド
にダメージを受けても他方の磁気ヘッドで行い、フィー
ルド間のコンシールメントを可能にしている。
【0022】上記縦方向に隣接する直交変換ブロックを
ブロック毎にトラックに沿って設けられている複数のセ
クタに分けて記録してバーストエラーに対処している。
【0023】さらに、同一ヘッドでの記録を同一チャン
ネル記録として、この同一チャンネルで記録する際に次
のトラックには現在記録したデータブロックの左隣に位
置する直交変換ブロックを記録して、取り付け角の小さ
い2個のヘッドが同時に異常となっても直交変換ブロッ
クのサンプルを隣合わないように離している。
【0024】上記直交変換ブロックを複数個まとめた1
シンクブロックが1等長化単位として扱われることによ
り、シンクエラーにより影響される直交変換ブロックを
少なくしている。
【0025】画面上の同じ画素に対応する輝度信号の直
交変換ブロックと色差信号の直交変換ブロックをそれぞ
れテープ上の異なるシンクブロックに記録して異なる等
長化単位として等長化の効率を上げ、色差信号を構成す
る2つの色差信号の直交変換ブロックを同じシンクブロ
ックに記録してフィールド間に色差信号を配しても本来
の色と異なる色に発色してしまうことを防いでいる。
【0026】
【実施例】以下、本発明に係る記録装置及び方法が適用
された画像データ記録再生装置の一実施例について、図
面を参照しながら説明する。
【0027】図1は、本実施例における画像データ記録
再生装置の概略的な構成を示している。図1に示す画像
データ記録再生装置は、記録系をシャフリング部11、
離散コサイン変換(DCT)部12、可変長符号化部1
3、誤り訂正エンコード部14、記録ユニット15、回
転ヘッド16で構成している。また、再生系を上記記録
系の逆処理を行うため、回転ヘッド16、再生ユニット
21、誤り訂正デコード部22、可変長復号化部23、
逆離散コサイン変換(以下、IDCTという)部24、
デシャフリング部25で構成している。
【0028】この画像データ記録再生装置の動作につい
て図1を参照しながら簡単に説明する。画像データ記録
再生装置において、入力端子10を介してシャフリング
部11にディジタル入力画像信号が供給されている。シ
ャフリング部11は、後段に配する直交変換の一つであ
る離散コサイン変換を行うため、ディジタル入力画像信
号をサブサンプリングして所定の画素データずつひとま
とめに扱うデータブロック化、すなわちDCTブロック
を構成している。シャフリング部11は、上記DCTブ
ロックをシャフリング処理を行う単位として用いてい
る。
【0029】DCT部12は、DCT変換処理を行って
可変長符号化部13に画像データを出力する。可変長符
号化部13は、圧縮レートに従って可変長符号化が施さ
れた画像データが誤り訂正エンコード部14に供給して
いる。誤り訂正エンコード部14は、誤り訂正用の符号
を付加して記録ユニット15に出力している。記録ユニ
ット15において例えば各種信号処理の施された画像デ
ータが回転ヘッド16に供給され、この回転ヘッド16
を介して磁気テープ17に記録されている。
【0030】再生時に画像データ記録再生装置は、磁気
テープ17から回転ヘッド16を介して読み出した画像
データを、再生ユニット21、誤り訂正デコード部2
2、可変長復号化部23、IDTCT部24、デシャフ
リング部25に送ることにより記録時の逆処理を行い、
出力端子26から出力している。
【0031】この画像データ記録再生装置においてシャ
フリング部11の概略的なブロック構成について図2を
参照しながら説明する。図2においてディジタル入力画
像信号が入力画像データとして入力端子10を介してシ
ャフリング部11のデータ入出力インターフェース部1
11に供給されている。また、入力端子18を介してア
ドレス切換選択信号が上記データ入出力インターフェー
ス部111とアドレスデータ切換選択部112に供給さ
れている。シャフリング部11は、書込みアドレス生成
部113、読出しアドレス生成部114、メモリ115
を有している。データ入出力インターフェース部111
は、メモリ115への画像データの入力、あるいは後述
するメモリ115からの画像データの出力を上記アドレ
ス切換選択信号によって入出力制御している。メモリ1
15は、データ入出力インターフェース部111を介し
て供給される画像データを後述する書込みアドレス位置
に記憶させる。ここで、メモリ115に供給される画像
データは、例えば垂直同期信号(V)、水平同期信号
(H)の時間を単位として書き込まれる。
【0032】入力画像データのシャフリングは、上記メ
モリ115を介して行われる。そのため、上記書込みア
ドレス生成部113と上記読出しアドレス生成部114
は、後述するシャフリングを実現するための書込みアド
レスデータと読出しアドレスデータとをそれぞれ生成し
ている。上記書込みアドレス生成部113と上記読出し
アドレス生成部114は、この生成された書込みアドレ
スデータと読出しアドレスデータをアドレスデータ切換
選択部112に出力している。アドレスデータ切換選択
部112は、フォーマットに応じたシャフリングを行う
ためのアドレス切換選択信号に応じて書込みアドレスデ
ータと読出しアドレスデータのいずれか一方のアドレス
データをメモリ115に供給している。このとき、メモ
リ115は、供給されるアドレスがイネーブル状態にな
っている。
【0033】メモリ115は、供給された読出しアドレ
ス位置に記憶しているデータをデータ入出力インターフ
ェース部111、出力端子19を介して出力画像データ
として出力する。この出力画像データは、略々テープに
記録される順序で読み出している。上記メモリ115
は、上述したように映像の同期信号を用い、効率的な処
理を行うため容量を2フィールド分必要である。このよ
うな構成で行うことにより、シャフリング部11のシス
テムディレイは、約1フィールドになる。
【0034】ここで、画像データ記録装置において図1
の模式的に示した回転ヘッド16の各ヘッド位置を図3
に示す。回転ヘッド16は、4つの磁気ヘッドA、B、
C、Dを有している。磁気ヘッドA、Cは、第1のチャ
ンネルCH1で互いに180゜対向した位置に配設して
いる。磁気ヘッドB、Dは、それぞれ磁気ヘッドA、C
の近傍に設けて第2のチャンネルCH2に相当してお
り、磁気ヘッドB、Dも互いに180゜対向した位置に
配設されている。隣接したヘッドは、互いにアジマスを
有している。
【0035】この画像データ記録装置は、図4に示すよ
うに1フィールドあたり6トラックを使用する記録方式
を採用している。このため、画像データ記録装置は、図
3の4個の磁気ヘッドで記録再生する場合、一つ前の第
N−1フィールドへの第1トラックの記録にAヘッドを
用いると第Nフィールドの第1トラックへの記録には、
Cヘッドが使われることになる。このようにフィールド
毎の対応するトラックへの記録が異なる磁気ヘッドで行
われることになる。従って、1つのチャンネル記録を行
う2つの磁気ヘッドの内、一方が故障しても他方の磁気
ヘッドを用いてフィールド間のコンシールを行うことが
可能になる。
【0036】次に、この画像データ記録装置におけるサ
ブサンプリングについて図5を参照しながら説明する。
この画像データ記録装置には、図5(a)に示すように
アナログ入力映像信号をサンプリングして画面上の画素
に対応する画像データが供給される。この供給された画
像データは、例えば4×8の画素領域D をサブサン
プルの重なり合う領域として扱う。サブサンプリング
は、既にサンプリングされた画素データをこの場合例え
ば列方向にそれぞれシンボル○、×が交互に配置された
シンボルの画素をサンプリングする処理をいう。このサ
ブサンプリング処理によって、図5(a)の画像データ
は、例えば図5(b)、(c)に示すシンボル○、ある
いは×だけの4×4の画像データでDCTブロックを構
成する。すなわち、図5(a)の画像データは、重なり
合う領域において各画像データがシンボル○、あるいは
×の2系統のデータで表されることになる。この4×4
の画像データが、上述したDCTブロックの単位とし
て、この単位でシャフリングが行われる。このDCTブ
ロック単位でシャフリング処理を行った後に離散コサイ
ン変換処理を行っている。離散コサイン変換処理もDC
Tブロック単位で行われることになる。
【0037】ここで、離散コサイン変換処理の前にシャ
フリング処理を行う構成にした理由について簡単に説明
する。DCT変換処理前の画像データが10ビットから
なる画像データとすると、DCT変換処理後の画像デー
タは、16ビット程度必要でビット数が増加してしま
う。このDCT変換処理後、増加した画像データに対し
てシャフリング処理を行う回路構成は、上述した離散コ
サイン変換処理前にシャフリング処理を行う回路構成に
比べて回路規模が大きくなってしまう。実際、本実施例
のようにDCT変換処理前にシャフリング処理する構成
では、図2のメモリ115や各部の処理回路のビット数
を抑えて構成することができ、扱うビット数の低減を図
ることになる。また、DCTブロック内にエラーが生じ
ても異なるDCTブロックに記録された左右に隣接した
サンプルの画素データからエラー画素データを再現させ
ることができ、コンシールを可能にする。
【0038】このように構成された画像データ記録装置
において用いられるシャフリング処理の原理について図
面を参照しながら順次説明していく。先ず、本実施例で
画像データ記録装置は、前述したように磁気テープ17
に記録するビットレートの低減を図るため、複数の磁気
ヘッドを有する回転ヘッド16を用いて記録を行ってい
る。上記回転ヘッド16は、図3に示した4つの磁気ヘ
ッドA、B、C、Dを有している。これらの磁気ヘッド
と記録チャンネルの関係は、前述したように磁気ヘッド
A、Cが第1のチャンネルCH1であり、磁気ヘッド
B、Dが第2のチャンネルCH2であるから、1フィー
ルドあたり6トラックを使用する記録方式を採用した場
合、図6に示す関係が得られる。すなわち、回転ヘッド
16の設定に応じてフィールドの第1のトラックが第1
のチャンネルCH1の磁気ヘッドAで記録された場合、
第2のトラックには画像データがアジマスの異なる磁気
ヘッドBの第2のチャンネルで記録される。図6に示す
各トラックへの記録順から明かなように奇数トラックは
第1のチャンネルCH1、偶数トラックは第2のチャン
ネルCH2として記録されることが判る。
【0039】このように画像データ記録装置は、サブサ
ンプリングする際に重なった領域内で画像データを上記
サブサンプリングして得られた上記複数のDCTブロッ
クをそれぞれ回転ヘッドの異なったヘッドチャンネルに
対応させて記録している。
【0040】図5(a)の破線で囲まれた領域の画像デ
ータが、例えば4×8個のシンボル○、×で構成された
重なり合った領域内のデータである。シャフリング部1
1は、この画像データをサブサンプリングして図5
(b)、(c)の4×4個の画素毎にシンボル毎に分け
たDCTブロックを形成し、それぞれ異なったヘッドチ
ャンネルに記録する。
【0041】ここで、例えばダメージを受けたある磁気
ヘッドがあって対応するトラックへの記録、あるいは再
生ができなくても隣接する磁気ヘッドが正常であれば、
図5(b)の4×4個の画像データがなくても図5
(c)の4×4個の画像データから平均を取る等の演算
処理によって図5(b)の画像データをコンシールする
ことを可能にする。これは、サブサンプリングする際に
重なり合う領域をサブサンプリングして形成したDCT
ブロックを回転ヘッド16のそれぞれ異なったヘッドチ
ャンネルに対応させて各トラックに記録することによっ
て、サブサンプリングによるコンシールメントを可能に
している。
【0042】また、シャフリング部11が行う他のシャ
フリングの原理は、上述したように重なり合う領域をサ
ブサンプリングして得られた上記DCTブロックがトラ
ックの前半部と後半部のセクタにそれぞれ分けて記録さ
れることである。
【0043】この原理について図5及び図7を参照しな
がら説明する。図5(a)のシンボル○、×を含む領
域、すなわち重なり合う領域D を図5(c)、
(b)のDCTブロックDS1、DS2に分けて図7に
表すように、例えばトラックの前半(あるいは下部)側
のセクタSA1と後半(あるいは上部)側のセクタS
A2に分けて記録する。このようにすることにより、例
えばテープの長手方向に傷が付いている場合やバースト
によりセクタのいずれか一方が再生されない場合でも、
異常のない側の記録されたDCTブロックによって不具
合のあったDCTブロックのデータをコンシールするこ
とができる。
【0044】また、次に説明する他のシャフリングの原
理は、上記DCTブロックにおいて縦方向に並び合うD
CTブロックを同一のトラックに記録することである。
前述したようにフィールド間のデータは、必ず異なる磁
気ヘッドで記録されている。この関係は、図8に示すよ
うに例えばN番目のフレームの第1フィールドと第2フ
ィールドの各トラックへの記録にそれぞれ異なる磁気ヘ
ッドを用いている。実際のディジタルVTRにおいて、
後段で具体的な例について説明するがDCTブロックに
は、第1のチャンネルCH1、第2のチャンネルCH2
毎に6つずつDCTブロックにラベル番号を付けられて
計12グループで構成されている。シャフリング部11
は、磁気ヘッドがダメージを受けて前のフィールド、す
なわち第1フィールドのデータにダメージを受けてもN
番目のフレームの第2フィールドの磁気ヘッドが各トラ
ックとも第1フィールドと異なる磁気ヘッドで記録され
ているため、このダメージを受けたDCTブロックをコ
ンシールすることができる。
【0045】さらに、シャフリング部11が、縦方向に
並び合うDCTブロックを同一のトラックに記録する方
法をとることによって、シャフリング部11は、1トラ
ックおきにヘッドチャンネルの同一チャンネルにおける
縦方向の配列をそれぞれ列毎にDCTブロックのラベル
番号を“L1、L2、L1、L2、・・・”、“L5、
L6、L5、L6、・・・”、“L3、L4、L3、L
4、・・・”の繰り返しに設定して配置している。この
理由については後段で詳述する。このため、縦方向に配
列するDCTブロックは、それぞれヘッドチャンネルの
同一なチャンネルで同じ磁気ヘッドによる記録になる。
図8の配列フォーマットは、例えばチャンネルCH1に
おいてDCTブロックCH1−L1、CH1−L2の記
録を磁気ヘッドA、CH1−L3、CH1−L4の記録
を磁気ヘッドC、CH1−L5、CH1−L6の記録を
磁気ヘッドAに設定して、同一チャンネルを縦方向に記
録を行うことを示している。
【0046】ところが、図8のセクタSA2に記された
DCTブロックCH1−L2の代わりにDCTブロック
CH1−L4を記録すると、使用する磁気ヘッドは、磁
気ヘッドAと異なる磁気ヘッドCを使わなければならな
くなる。磁気ヘッドが“ダメージを受けてエラーが縦方
向のDCTブロックの境界近傍で発生している場合、両
方の磁気ヘッドA、Cによるコンシールに必要なデータ
が確実に記録されているか知ることは難しい。
【0047】従って、上述したように同一トラック内の
各セクタへの記録を同一チャンネルの磁気ヘッドで行う
DCTブロック配列、すなわち縦方向のDCTブロック
配列設定をとることにより、一つのチャンネルの磁気ヘ
ッドを調べるだけで1トラック内の記録状態を判別する
ことができる。このことにより、例えば磁気ヘッドAに
異常が発生してN番目のフレームにおいて第1フィール
ドの第1トラックの記録が行うことができなくても、第
2フィールドの第1トラックが異なる磁気ヘッドCで記
録することになり、このトラックの前半部と後半部に設
けた2つのセクタに記録されたDCTブロックを用い
て、コンシールすることができる。このように設定する
ことによって、フィールド間のDCTブロックに生じる
エラー及びセクタ境界近傍でのエラーもコンシールする
ことができる。
【0048】上述したようにシャフリング部11の動作
をさらに具体的に説明すると、シャフリング部11は、
縦方向に並んだDCTブロック(L1、L2)、(L
5、L6)、(L3、L4)をペアにトラックの2つの
セクタに分けて記録している。図9に示すDCTブロッ
クが、交互に縦方向に並べられている。このDCTブロ
ックにラベル付けを行って分類し、異なるチャンネルの
同一ラベルが付けられたDCTブロックをそれぞれ異な
るセクタに分けて記録している。このように同じラベル
のDCTブロックがトラックを分割しているセクタS
A1、SA2に分けて記録する(後段で示す図14を参
照)ことにより、一方の側のセクタがダメージを受ける
ような長手方向の傷等に対処するだけでなく、バースト
エラーに対するコンシールメント領域の分散化を図るこ
とができる。
【0049】次に説明する他のシャフリングの原理は、
ヘッドチャンネルの同一のチャンネルに記録されるデー
タについて、一のトラックの次のトラックには、上記一
のトラックの記録に用いたDCTブロックの左隣に位置
するDCTブロックを記録することである。このシャフ
リングの原理に関する記録位置関係について図10の模
式図を参照しながら説明する。図10において横方向の
DCTブロック配列が“・・・、L5、L1、L3、L
5、L1”と配列されている。最初のDCTブロック
は、ラベルL1から開始する。また、図10から明かな
ように同一チャンネルの記録を行うためにトラック番号
は、“1、3、5”が選ばれる。各トラックには、磁気
ヘッドA、Cを用いてそれぞれ記録される。このように
フィールド内のトラック番号に合わせてDCTブロック
が横方向に配列させている。
【0050】実際に同一チャンネル記録を行う際に図1
0の第1のトラックには、ラベルL1のDCTブロック
のデータが磁気ヘッドAで記録される。次の第3のトラ
ックには、ラベルL1の左隣に位置するラベルL5のD
CTブロックのデータを磁気ヘッドCで記録する。さら
に第5のトラックには、ラベルL5の左隣に位置するラ
ベルL3のDCTブロックのデータを磁気ヘッドAで記
録する。このようにして同一チャンネルで記録する際に
前のDCTブロックの左隣に位置するDCTブロックを
次に記録する配列を採っている。
【0051】このDCTブロック配列を用いる理由につ
いては図11を参照しながら説明する。ここで、はじめ
のサンプリングによって重なり合う領域は、(4×8)
個の画像データで構成する。画像データ記録装置は、こ
の(4×8)個のDCTブロックを1列毎にサブサンプ
リングして図11中のシンボル(○)と(×)に分けて
DCTブロックを構成している。サブサンプリングして
得られたデータ(○)のDCTブロックは、チャンネル
CH1を示している。また、サブサンプリングして得ら
れたデータ(×)のDCTブロックは、チャンネルCH
2を示している。例えば図11(a)では、DCTブロ
ックがラベルL3、L5の順に並べられている。
【0052】もし、DCTブロック内の境界付近にシン
ボル(●)で示す画像データ(第5のトラック)にエラ
ーがあった場合、画像データ記録装置は、画像データ
(●)の両隣に位置するチャンネルCH1と異なるDC
TブロックCH2−L3の画像データ(×)とDCTブ
ロックCH2−L5の画像データ(×)を基に平均化し
てコンシールすればデータを再現できる。これらDCT
ブロックCH2−L3のデータ(×)とDCTブロック
CH2−L5のデータ(×)は、図8から明らかなよう
にそれぞれ第4のトラックと第6のトラックに記録され
ている。ここで、回転ヘッド16は、前述したように磁
気ヘッドA、Bの組とC、Dの組と2組の磁気ヘッドが
隣接して設けられている。
【0053】しかしながら、瞬時にヘッドクロッグ等を
起こして磁気ヘッドのペアに不具合が生じたとき、例え
ば上述のような場合、第5のトラックのDCTブロック
CH1−L5と第6のトラックのDCTブロックCH2
−L5が並んだこの2トラックがペア、磁気ヘッドC、
Dの組で再生できなくなってしまう。このため、第6の
トラックも再生できない。このような不具合を回避する
には、たとえ2トラックがペアがヘッドクロッグ等によ
り再生できなくともこの2トラックに隣接しない位置の
トラックを用いてコンシールすればよいことが判る。従
って、シャフリング設定は、記録するDCTブロックが
隣合わないように、DCTブロックの配列を例えば上述
したように“L1、L5、L3”の順にすればよい。
【0054】実際に画像データ(●)のように境界領域
にある画像データ(第5のトラック)にエラーがあって
もペアの磁気ヘッドを使用したトラックを用いることな
く、図10に示す第2のトラックのDCTブロックCH
2−L1と第4のトラックのDCTブロックCH2ーL
5とを用いてコンシールすることができる。前述したシ
ャフリングの原理をすべて満足すると、画像データとD
CTブロックの関係及び記録されるセクタの関係が得ら
れる。この具体的なシャフリング処理の例については後
段で詳述する。
【0055】また、画像データ記録装置は、図示しない
がオーディオ信号とビデオ信号とをシンクブロックと呼
ばれる共通フォーマットを用いて記録を行っている。こ
の1個のシンクブロックは、20個のDCTブロックを
用いて構成している。また、1セクタは、上記シンクブ
ロックを114個で構成している。さらに、1フィール
ドは、1トラックを2セクタに分けて6トラック分で構
成することから例えば(114×2×6)=1368シ
ンクブロックで構成してバッファリングしている。
【0056】ここで、この画像データ記録装置は、前述
したようにDCT変換処理を行った後に可変長符号化部
13で圧縮レートに従って可変長符号化を施している。
この可変長符号化処理によって画像データは等長化が行
われる。この処理を行った結果、例えばシンクエラーが
発生すると、このエラーの影響がDCTブロックに現れ
る。この影響を受けるDCTブロックを少なくする、い
わゆるエラー対策が必要になる。さらに、後述するシャ
トル画等の特殊再生におけるエラー対策も必要になる。
これらのエラー対策も、シャフリングの方式を決める大
きな要因になっている。
【0057】そこで、上述したエラーの中でシンクエラ
ーによる画質劣化対策として、画像データ記録再生装置
は、1フィールド等の単位の画面全体で等長化させずに
予め画面を細分化したDCTブロックが複数個まとめら
れた1シンクブロックを1等長化単位として扱ってい
る。
【0058】このため、上述したように1シンクブロッ
クを1等長化単位として扱って、輝度信号Yと色差信号
(R−Y)、(B−Y)のデータブロック数を同量にし
ている。この操作を行うことにより、1つのシンクブロ
ックがシンクエラーとなった場合に画面の受ける影響は
このシンクブロックの領域だけになる。従って、この方
法を用いれば、画像データ記録装置は、等長化によるエ
ラーのあるDCTブロックを抑えることができ、画質劣
化する領域を少なくすることができる。さらにこの方法
は、連続するDCTブロックの消失に対して、画面上で
の分散も行うことができる。
【0059】また、画像データ記録装置は、特殊再生の
一つとして長手方向にヘッドを移動させて可変速再生す
る、いわゆるシャトル再生機能を有している。このシャ
トル再生時において隣接するDCTブロックが横並びに
配置されることになるので、磁気テープの長手方向に傷
が生じた場合、この傷により画面のある領域だけ画質が
劣化してしまうことになる。すなわち、長手方向の傷
は、エラーの発生場所を集中させてしまう。これを回避
するため、シャフリング部11は、各セクタ毎に記録す
る順番にオフセットを付けている。この操作は、テープ
上で記録されるデータブロックの位置を分散させること
になる。このDCTブロックを等間隔に分散させるため
シャフリング部11は、表1に示すセクタ毎にオフセッ
トを与えている。
【0060】
【表1】
【0061】このとき、表1の値は、長手方向のバース
トエラーを考慮して重なり合うデータブロック間の距離
を最大限に離すように設定している。表1から明らかな
ようにセクタ1Aと1B、セクタ2Aと2Bの間は、そ
れぞれ114ブロック、すなわち1セクタ分、離してい
る。上述したように設定することにより、いわゆるシャ
トル再生時の画像の更新率を高め、長手方向の傷等にも
強い装置にすることができる。
【0062】さらに、画像データ記録装置におけるシャ
フリング部11は、画面上の同じ画素に対応する輝度信
号のDCTブロックと色差信号のDCTブロックをそれ
ぞれテープ上の異なるシンクブロックに記録し色差信号
を構成する2つの色差信号のDCTブロックを同じシン
クブロックに記録している。
【0063】例えば図12は、いわゆるディジタルVT
Rの4:2:2の規格で1画素(ピクセル)が輝度信号
Y、色差信号(R−Y)、(B−Y)で表されることを
示した図である。上記規格によって輝度信号Yの画素数
360画素は、横方向で色差信号(R−Y)、(B−
Y)の画素数180画素が2倍の関係になっている。こ
の輝度信号と色差信号は、それぞれ異なったシンクブロ
ックに記録する。一方、2つある色差信号(R−Y)、
(B−Y)は同じシンクブロックに記録する。
【0064】一般に、輝度信号Yと色差信号(R−
Y)、(B−Y)はお互いに相関があるため、上述した
等長化の効率を画面全体に上げるため構成される等長化
単位に含まれる情報量が同程度であるのが望ましい。そ
こで、同じ位置のサンプルを含む輝度信号Yと色差信号
(R−Y)、(B−Y)のDCTブロックを異なった等
長化の単位として、異なったシンクブロックに記録す
る。
【0065】また、2つの色差信号(R−Y)、(B−
Y)は、相関があるが例えばいわゆるシャトル再生を行
った場合、フィールド間の色差信号が混合されることに
なり、画面に表示される本来の発色と異なる場合がでて
きてしまう。
【0066】このように2つの色差信号(R−Y)、
(B−Y)を同じシンクブロックに記録することによ
り、異常発色を防いでいわゆるシャトル再生であっても
本来の色の画面表示させることができる。
【0067】前述した設定を踏まえて画像データ記録装
置におけるシャフリングのより具体的な実施例について
図13〜図16を参照しながら説明する。ここで、国際
無線通信諮問委員会(CCIR)による勧告601(CC
IR REC.601)規格のPAL方式(625/50)に従っ
たディジタルVTRシステムに適用した場合について例
示する。ディジタルVTRにおける基本的な構成は、図
1に示したブロックで、共通する部分に同じ参照番号を
付している。このディジタルVTRシステムは、上記規
格で規定された輝度信号Y、色差信号(R−Y)、(B
−Y)のいわゆる4:2:2の信号を満足する。図13
(a)に示す輝度信号Yの画素は304×720画素、
色差信号(R−Y)、(B−Y)の画素は304×36
0画素で画面を構成している。ここで、括弧の中の数字
は色差信号の画素数を示している。
【0068】ディジタルVTRシステムにおけるシャフ
リング部11は、図13(a)に示す画面領域を重なり
合う領域として画面内の画素を1列毎にサブサンプリン
グしている。図13(a)のシンボル(○)で示した画
素は、チャンネルCH1の画像データ、シンボル(×)
で示した画素は、チャンネルCH2の画像データを示し
ている。図13(a)の重なり合う領域をサブサンプリ
ングすることによって各チャンネルは、図13(b)に
示すそれぞれ輝度信号の画素が304×360画素と色
差信号の画素が304×180画素に分類する。このよ
うにして画面画素をサブサンプリングしてチャンネル分
配が行われる。ディジタルVTRシステムにおけるシャ
フリング部11では、これら輝度信号と色差信号の画素
を4×4ずつの画像データを一つのブロックとしてまと
めてDCTブロックを構成する。図13(c)は、チャ
ンネルCH1、CH2共に画面を輝度信号において76
×90ブロック、色差信号において76ブロック×45
ブロックにブロック化された状態を示している。
【0069】両チャンネルのDCTブロックには図13
(c)に示すラベルLを左上隅から順に付けている。D
CTブロックのラベルは、図13(c)に示すように第
1行目を“L1、L5、L3、L1、・・・、L1、L
5、L3”、第2行目を“L2、L6、L4、L2、・
・・、L2、L6、L4”として縦方向にこのDCTブ
ロック配列を繰り返す。また、横方向のDCTブロック
配列(すなわち、列方向)は、6トラックで1フィール
ドを表すことを考慮して“L1、L5、L3”、“L
2、L6、L4”を繰り返す配列にしている。このDC
Tブロック配列は、同一チャンネル記録においてトラッ
ク記録した後の同一チャンネルの次トラックにはヘッド
チャンネルの同一な前トラックに記録したデータブロッ
クの左隣に位置するデータブロックを記録するために採
用している。
【0070】シャフリング部11は、図13(d)に示
す形成されたDCTブロックに付された6つのラベルL
1〜L6に応じた6つのグループに分別している。この
ラベル別のグループ分けによって1グループは、輝度信
号Yについて38×30個のDCTブロック、色差信号
(R−Y)、(B−Y)について38×15個のDCT
ブロックで構成されている。シャフリング部11は、1
画面をサブサンプリングして2チャンネルに分け、1チ
ャンネルあたり6グループで構成している。すなわちシ
ャフリング部11は、1画面をチャンネル及びラベル毎
に分類して12グループにグループ化している。
【0071】図14は、これら12グループのDCTブ
ロックがシャフリング部11に設定されている前述した
複数のシャフリングの原理に沿って配列された結果を示
した図である。図14に示した6つのトラックは、画面
の1フィールド分の画像データを記録している。ここ
で、回転ヘッド16は、各トラックに沿ってセクタS
からセクタSA2(矢印S)方向にスキャンしてい
る。この方向へのスキャンを行いながら、回転ヘッド1
6は矢印M方向に移動させている。
【0072】このシャフリング部11におけるシャフリ
ングの原理として、それぞれ上述したように1画面をサ
ブサンプリングして得られた複数のDCTブロックを各
トラック毎の記録するヘッドチャンネルを異ならせて記
録すること、一のトラックを2つのセクタで構成してな
るトラックにそれぞれ分けて記録すること、上記DCT
ブロックにおいて縦方向に並び合うDCTブロックを同
一のトラックに記録した上に、このトラックの前半部と
後半部のセクタに分けて記録すること、ヘッドチャンネ
ルの同一のチャンネルに記録する際に次のトラックに左
隣の位置のDCTブロックを記録するという原理を満足
することにより、予め上記DCTブロックにラベル付け
を行って分類した、異なるヘッドチャンネルの同一ラベ
ルが付けられたDCTブロックを3トラックずつずらし
てそれぞれ異なるセクタに分けて記録している。すなわ
ち、この方法により、シャフリング部11は、例えば上
記チャンネルCH1、CH2のラベルL1のDCTブロ
ックCH1−L1、CH2−L1は、それぞれ第1のト
ラックと第4のトラックに記録することになる。
【0073】換言すれば、このようなシャフリング設定
を行うことによってシャフリング部11は、画像データ
とDCTブロックの関係及びDCTブロックと記録され
るトラックを含めたセクタとを関係付けている。
【0074】このようなシャフリングの原理を満足する
ことによって、シャフリング部11は、DCTブロック
の境界付近のサンプルデータがトラック、セクタを含め
て並ぶことをなくすることができる。上述した規則に従
ったDCTブロック配列を行うと、DCTブロックの境
界でエラーがある場合、長手方向に傷が付いた場合、回
転ヘッド16に設けた磁気ヘッドの一つ、あるいは隣接
する磁気ヘッドのペアがヘッドクロッグした場合、バー
ストエラーが発生した場合等に対処してコンシールさせ
ることができる。
【0075】画像データを圧縮するためにディジタルV
TRは、DCTブロックを等長化している。この等長化
を行う際にシンクエラーの影響を極力少なくする方法を
考えると、シャフリング処理の仕方に影響がでる。シン
クエラーの影響を極力少なくする方法としては、例えば
1フィールド等多くのシンクブロックで等長化せずに1
シンクブロックを等長化の単位として用いる方法があ
る。このように等長化すると、ディジタルVTRは、エ
ラーの発生したDCTブロックによる画質劣化の影響を
少なくでき、シャトル再生時の画像の更新率も高めるこ
とができる。
【0076】また、ディジタルVTRにおけるDCTブ
ロック化は、前述したように画像データの輝度信号Y、
色差信号(R−Y)、(B−Y)に対しても行われる。
輝度信号Yは13.5MHz、色差信号(R−Y)、(B−
Y)はそれぞれ6.75MHzと、いわゆる4:2:2の割合
でサンプリングすることにより、輝度信号と色差信号と
のデータ長が異なっている。輝度信号と色差信号との相
関を維持してDCTブロックの等長化の効率を画面全体
に上げるには、構成される等長化単位に含まれる画像デ
ータ量が同じ程度であって欲しい。このため、輝度信号
Yと色差信号(R−Y)、(B−Y)のデータブロック
は異なった等長化単位として異なったシンクブロックに
記録する。一方、色差信号(R−Y)、(B−Y)は同
じ等長化単位のシンクブロックに記録する。
【0077】この設定を行うことにより、画面全体の等
長化の効率を上げることができる。また、同じシンクブ
ロックに記録することで例えば従来のシャトル再生時に
フィールド間の色差信号を混合して色再現性が悪化して
しまう不具合を防ぐことができる。
【0078】次に、図14に示した各セクタ内に記録す
るDCTブロックの順番について図15を参照しながら
説明する。前述したように各チャンネルの各グループ
は、図15に示した38×30=1140個のDCTブ
ロックを有している。1グループのDCTブロックの番
号が、図15に示す左上隅のDCTブロック番号0から
横方向にデータブロック番号29まで1ずつ番号を歩進
させて付された後、行を変えて順次番号を付され、最終
的に右下隅のDCTブロックに番号1139が付されて
いる。
【0079】例えば輝度信号YのDCTブロックZ
は、徐算の剰余を表す記号として%を用いて、 Z =(1087×N )%1140 (1) という式(1)を満足するN 番目に記録する。式
(1)における値1087は式(1)の値1140と互
いに素の関係にある。このため、式(1)の値Zも上
記N が0〜1139に変化する間に0〜1139の
値を取る。色差信号(R−Y)、(B−Y)では、DC
Tブロック数が38×15=570個あるので、式
(1)と同様の剰余を算出するための Z =(1087×N )%570 (2) という式(2)を満足するN 番目に記録する。
【0080】このような式(1)、式(2)の演算を行
うことによってアドレス発生を行い易くすると共に、磁
気テープ上で連続するDCTブロックの消失しても画面
上でのエラーが分散されて目立たないようにすることが
できる。
【0081】しかしながら、上記式(1)、式(2)で
算出したデータをそのまま用いると、隣同士のDCTブ
ロックが、テープ上で横並びになってしまう。このと
き、図16(a)に示す磁気テープの長手方向、例えば
セクタSA1側に形成されたバーストエラーによる傷B
E等がある場合、傷に沿ってエラーの発生場所が“L
2、L6、L4”に集中してしまうことになる。このた
め、画面上に表示されるこのエラー集中を避けるため、
シャフリング部11は、図16(b)に示すように画面
上のある2×3個のDCTブロックが取り出して記録す
る初期位置にオフセットを設けて分散させている。この
ようにシャフリング部11は、シンクブロックの位置を
オフセットさせて記録させている。このように記録する
ことによりテープ上のエラーの発生位置を分散化させる
ことができる。
【0082】実際に、シャフリング部11は、エラーの
分散を等しくするため、1セクタあたりのシンクブロッ
ク数が114個であることを用いて、略々等間隔に離し
てそれぞれ略々1セクタ分の距離に置いている(表1を
参照)。例えばラベルL2のデータブロックは、チャン
ネルCH1、CH2共に“58”ずつオフセットさせて
略々1セクタ分ずらしている。
【0083】ここで、1シンクブロックのDCTブロッ
ク数は、輝度信号Yのデータブロック数10、色差信号
(R−Y)、(B−Y)のデータブロック数が各5個ず
つ、計20個で構成されている。画面上の輝度信号と色
差信号のDCTブロックを異なったシンクブロックに記
録するため、上記式(1)の輝度信号の番号N をゼ
ロから開始するのに対して式(2)の色差信号の番号N
をN =10から始めるようにオフセットを持た
せている。
【0084】なお、この実施例では、625/50のP
AL方式に基づいて説明したが、525/60のNTS
C方式でも同様に行うことができる。その設定は、PA
L方式での垂直方向のサンプル数の304個がNTSC
方式では256個になることに伴い、式(1)、式
(2)の値1087を913に、値1140を960に
変更してオフセット値が異なることを除くと基本的に同
様にできる。
【0085】以上のようにDCTブロックを配列するシ
ャフリング処理を行うことにより、ディジタルVTRに
おいては、例えばDCTブロックの境界でエラーがある
場合、長手方向に傷が付いた場合、回転ヘッドに設けた
磁気ヘッドの一つ、あるいは隣接する磁気ヘッドのペア
がヘッドクロッグした場合、バーストエラーが発生した
場合等のエラーがあってもコンシールして画面上に現れ
る不具合を目立たなくさせることができる。
【0086】上記DCTブロックを複数個まとめてシン
クブロックが構成され、この1シンクブロックを1等長
化単位として扱って、画像データのエラーを画面上で分
散化して目立たないようにすることができる。
【0087】また、画面上の同じ画素に対応する輝度信
号のDCTブロックと色差信号のDCTブロックをそれ
ぞれテープ上の異なるシンクブロックに記録し色差信号
を構成する2つの色差信号のデータブロックを同じシン
クブロックに記録して例えばシャトル再生しても色再現
性が悪化することを防ぐことができる。
【0088】以上説明したような本発明の実施例となる
画像データ記録装置によれば、入力画像データをサブサ
ンプリングして得られたデータで複数の直交変換ブロッ
クを構成し、この直交変換ブロックをシャフリングした
後に直交変換処理を施してデータの圧縮を行う画像デー
タ記録装置であって、上記サブサンプリングする際に重
なり合う領域の上記直交変換ブロックを回転ヘッドのそ
れぞれ異なったヘッドチャンネルに対応させて記録する
ことにより、エラーがあってもコンシールして画面上に
現れる不具合を目立たなくさせることができる。前述し
た複数のシャフリングの原理を満足させれば、例えばD
CTブロックの境界でエラーがある場合、長手方向に傷
が付いた場合、回転ヘッドに設けた磁気ヘッドの一つ、
あるいは隣接する磁気ヘッドのペアがヘッドクロッグし
た場合、バーストエラーが発生した場合等のエラーがあ
ってもコンシールして画面上に現れる不具合を目立たな
くさせることができる。
【0089】また、上記直交変換ブロックを複数個まと
めた1シンクブロックが1等長化単位として扱われるこ
とにより、画像データのエラーを画面上で分散化して目
立たないようにすることができる。
【0090】また、画面上の同じ画素に対応する輝度信
号のDCTブロックと色差信号のDCTブロックをそれ
ぞれテープ上の異なるシンクブロックに記録し色差信号
を構成する2つの色差信号のDCTブロックを同じシン
クブロックに記録して例えばシャトル再生しても色再現
性が悪化することを防ぐことができる。
【0091】なお、本実施例は525/60のNTSC
方式に適用することもできる。
【0092】
【発明の効果】本発明に係る記録装置及び方法は、入力
画像データを複数の直交変換ブロックに分割し、複数の
直交手段ブロックのうち所定数の直交変換ブロックをブ
ロック化することで複数のデータブロックを形成し、複
数のデータブロックの各データブロックから、所定のア
ルゴリズムに従ってそれぞれ1個ずつ選択された複数の
直交変換ブロックからシンクブロックを形成し、複数の
シンクブロックのトラックへの記録処理を行う際に、シ
ンクブロックがトラックの前半部のセクタに記録される
ように、かつ、上ンクブロックに含まれる直交変換ブロ
ックをコンシールする場合に使用される直交変換ブロッ
クが、シンクブロックを記録するトラックとは異なるト
ラックであってかつ該異なるトラックの後半部のセクタ
に記録されるように記録処理を行うことにより、連続的
なエラーが生じた場合でもコンシールにより画面上の不
具合を目立たなくさせることができる。例えば、DCT
ブロックの境界でエラーがある場合、長手方向に傷が付
いた場合、回転ヘッドに設けた磁気ヘッドの一つ等がヘ
ッドクロッグした場合のように、バーストエラーが発生
した場合であっても、コンシールして画面上に現れる不
具合を目立たなくさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録装置及び方法の一実施例とな
る画像データ記録装置の概略的な構成を示したブロック
図である。
【図2】画像データ記録装置におけるシャフリング部の
構成を示したブロック図である。
【図3】本実施例で用いる回転ヘッドにおいて、各磁気
ヘッドの配置を示した模式的な図である。
【図4】画像データ記録装置において6トラックで1フ
ィールドのデータを書き込むトラック構成及び各トラッ
クに対応する磁気ヘッドを示した図である。
【図5】画像データ記録装置における画像データに対応
して行われるサブサンプリングを説明するための図であ
る。
【図6】画像データ記録装置のトラック、記録チャンネ
ル及び磁気ヘッドの関係を説明するための図である。
【図7】画像データ記録装置におけるトラックを2つの
セクタに分割することによる利点を説明するための図で
ある。
【図8】回転ヘッドに使用するヘッドチャンネルが同一
のチャンネルCH1、あるいはCH2のDCTブロック
を同一トラック内に縦方向に配列することとこの配列に
よるコンシールの可能性を説明するための図である。
【図9】縦方向に並んだDCTブロック(L1、L
2)、(L5、L6)、(L3、L4)をペアにトラッ
クの2つのセクタに分けて記録することを説明するため
の図である。
【図10】画像データ記録装置におけるヘッドチャンネ
ルの同一のチャンネルに記録したとき、トラック記録し
た後の同じヘッドチャンネルの次トラックには上記一つ
前のトラックで記録したDCTブロックの左隣に位置す
るDCTブロックを記録することを説明するための図で
ある。
【図11】図10に示したDCTブロック配列にするこ
とによりコンシールが可能になることを説明するための
模式的な図である。
【図12】いわゆるディジタルVTRの4:2:2の規
格で1画素(ピクセル)が輝度信号Y、色差信号(R−
Y)、(B−Y)で表されることを示した図である。
【図13】ディジタルVTRにおいて画像データをサブ
サンプリングしてDCTブロックを構成し、分類する手
順を説明するための図である。
【図14】複数の提案されたシャフリング原理に応じて
1フィールド分の12グループのDCTブロックを磁気
テープ上に配置した際のパターンを示した図である。
【図15】画像データ記録装置におけるシンクブロック
のDCTブロック配列を示した模式的な図である。
【図16】画像データ記録装置におけるDCTブロック
が取り出された際の記録位置にオフセットを設けてDC
Tブロックを分散させた配列を示した図である。
【符号の説明】
10,18 入力端子、 11 シャフリング部、 1
2 離散コサイン変換(DCT)部、 13 可変長符
号化部、 14 誤り訂正エンコード部、 15 記録
ユニット、 16 回転ヘッド、 17 磁気テープ、
19,26出力端子、 21 再生ユニット、 22
誤り訂正デコード部、 23 可変長復号化部、 2
4 逆離散コサイン変換(IDCT)部、 25 デシ
ャフリング部、 111 データ入出力インターフェー
ス部、 112 アドレス切換選択部、 113 書込
みアドレス生成部、 114 読出しアドレス生成部、
115 メモリ、 SA1,SA2 セクタ、 L1〜
L6 ラベル付けされたデータブロック
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/30 H04N 7/133 A Fターム(参考) 5C018 CA05 5C053 FA22 GA11 GA16 GB01 GB05 GB07 GB15 GB18 GB22 5C059 KK01 LB04 LB05 LC03 MA23 MC11 ME01 PP16 RF07 RF21 SS11 5D044 AB07 BC01 CC01 DE03 DE12 GK08 5D110 AA02 AA29 CA05 CA42

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像データを記録媒体に形成される
    トラックに記録するための記録装置において、 上記入力画像データを複数の直交変換ブロックに分割す
    る手段と、 上記複数の直交手段ブロックのうち所定数の直交変換ブ
    ロックをブロック化することで複数のデータブロックを
    形成する手段と、 上記複数のデータブロックの各データブロックから、所
    定のアルゴリズムに従ってそれぞれ1個ずつ選択された
    複数の直交変換ブロックからシンクブロックを形成する
    手段と、 上記複数のシンクブロックのトラックへの記録処理を行
    う手段であって、上記シンクブロックが上記トラックの
    前半部のセクタに記録されるように、かつ、上記シンク
    ブロックに含まれる直交変換ブロックをコンシールする
    場合に使用される直交変換ブロックが、上記シンクブロ
    ックを記録するトラックとは異なるトラックであってか
    つ該異なるトラックの後半部のセクタに記録されるよう
    に、上記記録処理を行う手段とを有することを特徴とす
    る画像データ記録装置。
  2. 【請求項2】 入力画像データを記録媒体に形成される
    トラックに記録するための記録方法において、 上記入力画像データを複数の直交変換ブロックに分割す
    る工程と、 上記複数の直交手段ブロックのうち所定数の直交変換ブ
    ロックをブロック化することで複数のデータブロックを
    形成する工程と、 上記複数のデータブロックの各データブロックから、所
    定のアルゴリズムに従ってそれぞれ1個ずつ選択された
    複数の直交変換ブロックからシンクブロックを形成する
    工程と、 上記複数のシンクブロックのトラックへの記録処理を行
    う際に、上記シンクブロックが上記トラックの前半部の
    セクタに記録されるように、かつ、上記シンクブロック
    に含まれる直交変換ブロックをコンシールする場合に使
    用される直交変換ブロックが、上記シンクブロックを記
    録するトラックとは異なるトラックであってかつ該異な
    るトラックの後半部のセクタに記録されるように、上記
    記録処理を行う工程とを有することを特徴とする画像デ
    ータ記録方法。
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