JP3787906B2 - ディジタル画像信号記録装置及び画像信号記録再生装置 - Google Patents

ディジタル画像信号記録装置及び画像信号記録再生装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディジタル画像信号記録装置及び記録再生装置に関し、特に高精細度の静止画像信号を記録/再生するものに関する。
【0002】
【従来の技術】
画像データを情報圧縮して記録を行うディジタルVTR(ビデオテープレコーダ)の規格として「DVC」と呼ばれる規格(以下「DVC規格」という)が提案されている(例えば、National Technical Report Vol. 41 No.2 Apr. 1995 第48頁から第55頁)。このDVC規格には、現行放送レベルの通常解像度の画像信号(SD信号)を記録するための規格と、高精細度の画像信号(HD信号)を記録するための規格とがあるが、SD信号を記録するための規格の概要を以下に説明する。
【0003】
映像信号は、いわゆる525/60方式(NTSC方式などがこれに相当する)では、(4:1:1)で標本化される。そして、輝度(Y)信号については、水平方向の有効画素数720画素、垂直方向の有効ライン数はフレーム内で480本、色差(Cb、Cr)信号については、水平方向の有効画素数180画素、垂直方向の有効ライン数は輝度信号と同じ480本である。
【0004】
これらの有効画素データをブロック化してDCT(離散コサイン変換)演算を行う。DCT演算のためのブロック(以下「DCTブロック」という)は、具体的には輝度(Y)信号及び色差(Cb、Cr)信号のそれぞれについて1フレームの画素に対して水平8画素×垂直8画素で区切って構成される。そして、図8に示すように、画面上の同じ位置の同じ面積に対応するY信号のDCTブロック4つと、Cb信号及びCr信号のDCTブロック1つずつとからなる6DCTブロックを「マクロブロック」と呼ぶ。さらに1フレームの画面を27マクロブロック単位で分割し、図9に示すようにスーパーブロックを構成する。そして、図9の中で各列から1つのスーパーブロックを選択し、それぞれのスーパーブロックから1つのマクロブロックを取り出し、5個のマクロブロックで1ビデオセグメントを構成する。圧縮時には、ビデオセグメント単位でデータ量が所定量以内となるように制御される。
【0005】
DCT演算としては、フレーム単位で水平8画素×垂直8画素で8×8のDCTを行うモードと、フィールド単位で水平8画素×垂直4画素で8×4のDCTを行い、2つのフィールドの各DCT係数の和と差をとるモードとが設けられており、符号化時に適応的に切り換え可能とされている。DCT演算により得られたDCT係数は、量子化と可変長符号化を施した後のデータ量が所定値以下で且つ最もその所定値に近い値となるように、量子化テーブルを選択して量子化される。
【0006】
量子化及び可変長符号化後のデータは、マクロブロック単位で図10に示すようにフォーマティングされ、さらに図11に示すようにSYNCワード、IDコード及び誤り訂正のためのパリティーワードが付加されたシンクブロックの形で磁気テープ上に記録される。1フレームの画像データは、10本のトラックに分割されて記録される。図9のスーパーブロックの横1行分の画像データが1本のトラックに記録される。図12は1トラック上のデータの配置を示す図である。
【0007】
図10に示すようにフォーマティングされたデータには、復号に必要な諸パラメータ(エラー及びコンシールの情報STA、選択した量子化テーブルの番号QNOなど)も含まれる。ここで1ビデオセグメントのデータは、5シンクブロックに格納される。このとき直流成分のデータは図のDC領域(DC0からDC5)に格納され、交流成分はAC領域に格納される。交流成分は、直流成分と同一のシンクブロック内の該当DCTブロックのAC領域に格納するのを基本とするが、データ量が割り当てられた場所の容量よりも多くなった場合には、同一のシンクブロック内の空いているAC領域や同一ビデオセグメント内の空いているAC領域を流用する。
【0008】
図11のIDコードには、1フレームの画像データを構成する全10本のトラックのうち、何本目のトラックのシンクブロックであるかを示すトラックペアナンバと、1つのトラック内の何番目のシンクブロックであるかを示すシンクブロックナンバとが格納されている。さらに、画像データを格納しているシンクブロックのIDコードには、この他にシーケンスナンバ(SEQ.No.)が格納されている。これは、連続する12フレームに0から11の番号を割り当てたものである。
【0009】
図12において、ITIはITI(Insert and Track Information)セクタであり、主にインサート編集時のトラッキング制御を容易にするための情報が記録される。AUDIOはオーディオセクタであり、オーディオデータを格納した9個のシンクブロックと、アウターパリティを格納した5個のシンクブロックからなる。VIDEOはビデオセクタであり、ビデオデータを格納した135個のシンクブロックと、ビデオAUXと呼ばれる補助データを格納した3個のシンクブロックと、アウターパリティを格納した11個のシンクブロックからなる。SUBCODEはサブコードセクタであり、タイムコード情報等が記録される領域である。また、図12において上記以外の部分は、ギャップと呼ばれる部分であり、セクタ単位のインサート編集時に他のセクタを破壊しないようにするためのマージンとなる。
【0010】
HD信号についての規格(以下「HD−DVC規格」という)は、基本的には、上述したSD信号についての規格と同様である。いわゆる1125/60方式では、Y信号の水平方向の有効画素数が1008画素、垂直方向の有効ライン数がフレーム内で1024本、色差信号(Cb及びCr信号)についてそれぞれ水平方向の有効画素数336画素、垂直方向の有効ライン数はフレーム内で512本の画像信号として記録する。この場合のマクロブロックは、図13に示すように、画面上の同じ位置の同じ面積に対応するY信号のDCTブロック6個と、Cb信号及びCr信号のDCTブロック1個ずつとからなる8DCTブロックで構成される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
DVC規格は、上述したようにSD信号を記録再生するための規格及び高精細度の動画像信号であるHD信号を記録再生するための規格を含むが、SD信号より高精細度の静止画像信号を記録再生するための規格、あるいはHD信号より高精細度の静止画像信号を記録再生するための規格は定められていない。また、画像信号には、輝度信号の画素数と、色差信号の画素数との比(YC画素数比)が異なるものが存在する。代表的なものとして、YC画素数比が2:1のものと、4:1のものとがある。
【0012】
本発明はこの点に着目してなされたものであり、動画像信号とより高精細度の静止画信号とを記録可能であって、しかもYC画素数比が異なる静止画像信号を記録及び記録再生することができるディジタル画像信号記録装置及び画像信号記録再生装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、以下の1)〜5)に記載の手段よりなる。
すなわち、
1)輝度信号及び2つの色差信号から成り、前記輝度信号の画素数と前記2つの色差信号のそれぞれの画素数との比がm:1である(mは2以上の整数)、第1の精細度の画像信号を記録するディジタル記録装置において、
輝度信号及び2つの色差信号から成り、前記輝度信号の画素数と前記2つの色差信号のそれぞれの画素数との比がn:1である(nはn<mである1以上の整数)、前記第1の精細度の画像信号の輝度信号及び色差信号における夫々の精細度がより高い第2の精細度の静止画像信号をs(2以上の整数)分割することにより前記第1の精細度の画像信号に変換し、分割変換信号として出力する分割変換手段と、
前記分割変換手段より出力された前記分割変換信号に所定の処理を施して記録媒体に記録する1つの記録手段とを備え、
前記記録手段は、所定画素ブロック毎に直交変換を行うことにより画像情報を圧縮する画像情報圧縮手段を有し、前記2つの色差信号の各1個の所定画素ブロックと、対応するm個の前記輝度信号の所定画素ブロックから成るマクロブロックを単位として信号処理を行い、
前記分割変換手段は、前記第2の精細度の画像信号を構成する輝度信号のn個の所定画素ブロックと、2つの色差信号の各1個の所定画素ブロックとから成るブロック組に、ダミーデータから成る(m−n)個の所定画素ブロックを加えて前記マクロブロックを構成することを特徴とするディジタル画像信号記録装置。
2)前記第2の精細度の静止画像信号の色差信号の画素を間引くことにより、前記輝度信号の画素数と前記2つの色差信号のそれぞれの画素数との比をm:1に変換し、さらに前記第2の精細度の静止画像信号をt(2以上の整数)分割することにより前記第1の精細度の画像信号に変換して間引き分割変換信号として出力する間引き分割変換手段を備え、
前記記録手段は前記分割変換信号又は前記間引き分割変換信号を前記記録媒体に記録することを特徴とする1)に記載のディジタル画像信号記録装置。
3)前記ダミーデータは、少なくとも前記所定画素ブロックの範囲で同一の値を有することを特徴とする1)に記載のディジタル画像信号記録装置。
4)輝度信号及び2つの色差信号から成り、前記輝度信号の画素数と前記2つの色差信号のそれぞれの画素数との比がm:1である(mは2以上の整数)、第1の精細度の画像信号を記録再生するディジタル画像信号記録再生装置において、
輝度信号及び2つの色差信号から成り、前記輝度信号の画素数と前記2つの色差信号のそれぞれの画素数との比がn:1である(nはn<mである1以上の整数)、前記第1の精細度の画像信号の輝度信号及び色差信号における夫々の精細度がより高い第2の精細度の静止画像信号をs(2以上の整数)分割することにより前記第1の精細度の画像信号に変換し、分割変換信号として出力する分割変換手段と、
前記分割変換手段より出力された前記分割変換信号に所定の処理を施して記録媒体に記録する1つの記録手段と、
前記記録媒体に記録された信号を再生し、所定の再生処理を施して出力する再生手段と、、
該再生出力信号を前記第2の精細度の静止画像信号に変換して出力する再生変換手段とを備え、
前記記録手段は、所定画素ブロック毎に直交変換を行うことにより画像情報を圧縮する画像情報圧縮手段を有し、前記2つの色差信号の各1個の所定画素ブロックと、対応するm個の前記輝度信号の所定画素ブロックから成るマクロブロックを単位として信号処理を行い、
前記分割変換手段は、前記第2の精細度の画像信号を構成する輝度信号のn個の所定画 素ブロックと、2つの色差信号の各1個の所定画素ブロックとから成るブロック組に、ダミーデータから成る(m−n)個の所定画素ブロックを加えて前記マクロブロックを構成することを特徴とするディジタル画像信号記録再生装置。
5)輝度信号及び2つの色差信号から成り、前記輝度信号の画素数と前記2つの色差信号のそれぞれの画素数との比がm:1である(mは2以上の整数)、第1の精細度の画像信号を記録するディジタル画像信号記録装置において、
3つの独立したG(グリーン)信号とR(レッド)信号とB(ブルー)信号とから成り、1つの信号の画素数と他の2つの信号のそれぞれの画素数との比がn:1である(nはn<mである1以上の整数)、前記第1の精細度より高い第2の精細度の静止画像信号をs(2以上の整数)分割することにより前記第1の精細度の画像信号に変換し、分割変換信号として出力する分割変換手段と、
前記分割変換手段より出力された前記分割変換信号に所定の処理を施して記録媒体に記録する1つの記録手段とを備え、
前記記録手段は、所定画素ブロック毎に直交変換を行うことにより画像情報を圧縮する画像情報圧縮手段を有し、前記他の2つの信号の各1個の所定画素ブロックと、対応するm個の前記1つの信号の所定画素ブロックから成るマクロブロックを単位として信号処理を行い、
前記分割変換手段は、前記第2の精細度の画像信号を構成する前記1つの信号のn個の所定画素ブロックと、前記他の2つの信号の各1個の所定画素ブロックとから成るブロック組に、ダミーデータから成る(m−n)個の所定画素ブロックを加えて前記マクロブロックを構成することを特徴とするディジタル画像信号記録装置。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の実施の一形態にかかるディジタル画像信号記録再生装置の構成を示すブロック図であり、このシステムは、画像信号切換処理部1と、画像信号記録再生部2とから成る。
【0019】
画像信号切換処理部1は、ディジタル化されたSD信号が入力される入力端子11と、デジタル化された高精細度の静止画像信号(以下「HDS信号」という)が入力される入力端子12と、再生されたHDS信号が出力される出力端子19と、再生されたSD信号が出力される出力端子20と、SD信号とHDS信号を切り換えるための第1及び第2のスイッチ回路13、14と、HDS信号をフレーム単位で格納する第1及び第2のHDフレームメモリ15、16と、ダミーデータ挿入等を行う記録処理回路17と、ダミーデータの除去等を行う再生処理回路18と、第1及び第2のHDフレームメモリ15、16の読み出し・書き込みアドレスを制御するアドレス制御回路10とを主たる構成要素とする。
【0020】
記録処理回路17は、図2(a)に示すように、ダミーデータを付加するダミーデータ付加回路17aと、色差信号の水平方向の画素を間引く色差信号水平方向間引き回路17bと、スイッチ回路17cとからなる。また再生処理回路18は、同図(b)に示すように、記録時に付加したダミーデータを除去するダミーデータ除去回路18aと、記録時に間引いた、色差信号の水平方向の画素を補間する色差信号水平方向補間回路18bと、スイッチ回路18cとからなる。
【0021】
記録処理回路17は、1HDフレームを8分割する第1のモード(スイッチ回路17cが図示の切換位置にあるモード)と、1HDフレームを4分割し、色差信号の水平方向に画素を間引く処理を行う第2のモード(スイッチ回路17cが図示と反対の切換位置にあるモード)とに切換可能に構成されており、再生処理回路18もこれに対応して、第1のモード(スイッチ回路18cが図示の切換位置にあるモード)と、色差信号の水平方向の画素を補間する処理を行う第2のモード(スイッチ回路18cが図示と反対の切換位置にあるモード)とに切換可能に構成されており、各スイッチ回路は図示しない制御部からの制御信号で切り換えられる。
【0022】
本実施形態では、HDS信号のY信号は、水平方向の有効画素数が1280で、垂直方向の有効ライン数はフレーム(以下HDS信号のフレームを「HDフレーム」といい、SD信号のフレームを「SDフレーム」という)内で1024本とし、Cr、Cb信号は、水平方向640画素(Y信号の画素を1/2に間引いた画素数)で、垂直方向はY信号と同じ1024本とする。
【0023】
入力されたHDS信号は第1のHDフレームメモリ15及びアドレス制御回路10に供給され、1HDフレーム分のHDS信号が第1のHDフレームメモリ15に格納される。アドレス制御回路10は、後述するようにHDフレームメモリ15の読み出しアドレスを制御し、HDS信号の画素の並べ替えを行い、HDフレームメモリ15から読み出されたHDS信号は、記録処理回路17を介して第1のスイッチ回路13に供給される。第1のスイッチ回路13はSD信号と画素の並べ替えられたHDS信号とを切り換えて、画像信号記録再生部2のブロック化回路21に供給する。
【0024】
画像信号記録再生部2は、本実施形態ではDVC規格のVTRで構成されており、以下「VTR部2」という。VTR部2の画像信号記録系は、DCT演算のためのブロック化を行うブロック化回路21と、DCT演算を行うDCT回路22と、量子化を行う量子化回路23と、可変長符号化を行うVLC(Variable Length Coding)回路24と、サブコードセクタへの情報の書き込み、ビデオAUXデータの付加などを行う補助情報書き込み回路25と、誤り訂正のためのパリティビットを付加する誤り訂正符号化回路26と、シンクブロックの合成を行うとともに、磁気テープに記録するための変調を行うシンクブロック合成記録変調回路27と、磁気テープ41への記録を行う磁気ヘッド28とを主たる構成要素とし、画像信号再生系は、磁気テープ41からの再生を行う磁気ヘッド28と、シンクブロックの検出及び復調を行うSYNC検出再生復調回路29と、パリティビットの情報に基づいて誤り訂正を行う誤り訂正復号化回路30と、サブコードセクタのデータ、ビデオAUXデータ等の読み出しを行う補助情報読み出し回路31と、可変長復号化を行うVLD(Variable Length Decoding)回路32と、逆量子化を行う逆量子化回路33と、逆DCT演算を行う逆DCT回路34と、画素の並べ替えを行う画素並べ替え回路35とを主たる構成要素とする。
【0025】
VTR部2の画素並べ替え回路35の出力信号は、画像信号切換処理部1の第2のスイッチ14に入力される。第2のスイッチ回路14により、再生信号がSD信号であるときは、SD信号出力端子20側に出力され、HDS信号であるときは再生処理回路18を介して第2のHDフレームメモリ16に出力される。HDS信号を再生するときは、アドレス制御回路10は、記録時に並べ替えた画素の配置を元に戻すようにHDフレームメモリ16の書き込みアドレスを制御するとともに、記録時に入力された順序で1HDフレーム分のデータが出力されるように読み出しアドレスを制御する。
【0026】
次にHDS信号の記録時におけるHDフレームの分割及び画素の並べ替えの方法を説明する。
入力されたHDS信号を、HDフレームメモリ15に格納し、画面領域で8分割し、該分割した領域の画像信号がSD信号の1フレーム(1SDフレーム)の画像信号に対応するように変換して、VTR部2へ入力する。
【0027】
図3は、第1のモード(1HDフレームを8分割するモード)の処理におけるY信号の8分割の方法を説明するための図である。1HDフレームを、水平方向に4分割し、垂直方向に2分割し、分割後の領域A,B,C,D,E,F,G,Hはそれぞれ水平320画素×垂直512画素から成る。1SDフレームは、水平720画素×垂直480画素であるので、各領域A〜Hはそのままでは1SDフレームに対応しないので、以下のようなダミーデータの挿入及び画素の移動を行う。
【0028】
先ず8分割した領域(水平320画素×垂直512画素)に、図3(b)に示すように、水平方向の8画素おきにダミーデータ8画素(水平8画素×垂直512画素)を挿入し、水平640画素×垂直512画素とする。このとき、ダミーデータの値は全て「16」とする。なお、図3(b)において水平方向の8画素の幅は、見やすくするため拡大して示している。
【0029】
次に図3(c)に示すように、水平640画素×垂直512画素の領域の左端及び下端がそれぞれSDフレームの左端及び下端と一致するように対応させる。そして、上側のはみ出し領域R1の画素(水平640画素×垂直32画素)を、SDフレームの右側周辺領域R2(水平80画素×垂直256画素)に移動する。このとき、水平8画素×垂直8画素を最小単位として、できるだけその単位で移動する。さらにY信号については、図4に示すように水平32画素×垂直8画素でマクロブロックを構成するので、できるだけこの単位で移動する。ここでY信号の4個のDCTブロックの内、ハッチングを付した2個のブロックはダミーデータのブロックとなる。
【0030】
さらに、SDフレーム内の右上がりのハッチングを付した領域R3(水平80画素×素直224画素)には、ダミーデータとしてすべて値が「16」のデータを格納する。以上の処理により、1SDフレームのY信号が構成される。
また、Cr及びCb信号についてもY信号と同様に8分割して、各領域を水平160画素×垂直512画素とする。そして、図3(c)と同様に、分割した各領域の左端及び下端が色差信号の1SDフレーム(水平180画素×垂直480画素)の左端及び下端に一致するように対応させ。さら、領域R1に対応する領域の水平160画素×垂直32画素を、領域R2に対応する右側周辺領域(水平20画素×垂直256画素)に移動させるとともに、領域R3に対応する領域(水平20画素×垂直224画素)には、ダミーデータとして全て値が「128」のデータを格納する。このとき、水平8画素×垂直8画素を最小単位として、できるだけその単位で移動する。
【0031】
以上のようにしてHDS信号の1/8フレーム分のY信号、Cr及びCb信号の画素データを、SD信号の1フレーム分のY信号、Cr及びCb信号の画素データに順次変換し、1HDフレームに相当する画像信号が8SDフレームの画像信号に変換されてVTR部2に入力される。
【0032】
VTR部2の記録系では、前述したようなDVC規格にしたがったDCT演算、量子化、可変長符号化等の信号処理とともに、以下に述べるHDS信号用の特別の処理が行われ、磁気テープ上に画像情報が記録される。ここで、DVC規格では1SDフレームの画像データは、10本のトラックに分割して記録されるので、この10本のトラックを1トラックフレームという。
【0033】
第1のモードでは、1HDフレームに相当する8SDフレームが8トラックフレーム(80トラック)に亘って記録される。
また、各トラックフレームの補助情報記録領域であるサブコードセクタに、そのトラックフレームには1HDフレームを8分割した内のある部分を記録したということを示す情報と、どの部分が記録されているかを示す情報と、Y信号及び色差信号の画素数を示す情報と、アスペクト比等を示す情報とを記録する。この処理は、補助情報書き込み回路25で行われる。
【0034】
次にVTR部2の再生系における処理を説明する。磁気テープに記録されたデータは、再生・復調されてディジタルデータ列となる。このデータ列からSYNCワード(図11参照)が検出され、1シンクブロックのデータが得られる。このようにして得られた再生データに対して、シンクブロック内でインナーパリティを利用した誤り検出・訂正処理が行われ、ビデオデータ等についてはさらにアウターパリティを利用した誤り検出・訂正処理が行われる。その後、補助情報の読み出し、可変長復号化処理(可変長符号化の逆の処理)、逆量子化処理、逆DCT演算が順次行われ、さらに元の画素配置に並べなおされて、画像信号切換処理部1の第2のスイッチ回路14に出力される。
【0035】
以上はSD信号及びHDS信号共通の処理である。さらにHDS信号の再生時においては、補助情報読み出し回路31において、サブコードセクタのデータを読み取り、そのトラックフレームに1HDフレームのどの部分が記録されているかを示す情報など、必要な情報を得る。そして、そのHDS信号に関する情報を画像信号切換処理部1へ供給する。
【0036】
画像信号切換処理部1の再生処理回路18では、記録時に付加したダミーデータの除去が行われる。アドレス制御回路10は、VTR部2から供給されるHDS信号に関する情報に基づいて、再生データを第2のHDフレームメモリ16に格納する際のアドレス制御を行う。
【0037】
同様にして8分割したすべての領域のデータをHDフレームメモリ16に格納すると同時に1HDフレームのデータとして、HDフレームメモリ16から読み出す。読み出した画像のアスペクト比等は、サブコードセクタに記録した情報を参照して決定する。このようして、再生HDS信号を得る。
【0038】
次に第2のモード(色差信号の水平方向の画素を間引く処理を行うモード)における処理を説明する。第2のモードは、HDS信号を4トラックフレームに記録するモードである。
第2のモードでは、Y信号は図5に示すように、画面領域で4分割する。すなわち、水平1280画素×垂直1024画素を水平方向及び垂直方向にそれぞれ2分割して、4分割する。分割後の各領域A〜Dは、それぞれ水平640画素×垂直512画素から成るので、これを第1のモードと同様に1SDフレームのY信号の画素データに変換する。第2のモードでも、図3(c)の領域R3に相当する領域に値が全て「16」のダミーデータを挿入する。
【0039】
一方Cr及びCb信号は、水平方向に1/2に間引いて、水平320画素×垂直1024画素とし、さらにY信号と同様に水平方向及び垂直方向に2分割して4分割する。分割後の領域の画素数は、水平160画素×垂直512画素となる。これを第1のモードと同様にして1SDフレームのCr及びCb信号の画素データに変換する。
【0040】
このようにして第2のモードでは、1HDフレームが4分割され、4SDフレームの画像データに変換されて、VTR部2に供給され、磁気テープに記録される。
第2のモードでは、1HDフレームに相当する4SDフレームが4トラックフレーム(40トラック)の亘って記録される。
【0041】
また、各トラックフレームの補助情報記録領域であるサブコードセクタに、そのトラックフレームには1HDフレームを4分割した内のある部分を記録したということを示す情報と、どの部分が記録されているかを示す情報と、Y信号及び色差信号の画素数を示す情報と、アスペクト比等を示す情報とを記録する。
【0042】
なお、本実施形態では、図1の第1のスイッチ回路13は、使用者がSD信号の記録又はHDS信号の記録を選択することにより切り換えられる。また、記録処理回路のスイッチ回路17cも、使用者が第1又は第2のモードを選択することにより切り換えられる。そして、SD信号記録かHDS信号記録かを示す情報及び第1又は第2のモードかを示す情報は、図示しない制御部に供給され、その制御部がVTR部2の記録時の各部における切換制御を行う。また、再生時は、前記制御部が、補助情報読み出し回路31で読み出された補助情報から、SD信号かHDS信号か及び第1又は第2のモードかを判別し、スイッチ回路14、18cなどの切換制御を行う。
【0043】
以上のように本実施形態の第1のモードでは、Y信号の画素数と、Cr信号またはCb信号の画素数がとの比(YC画素数比)が2:1であるHDS信号を8分割し、Y信号の水平方向8画素おきに8画素のダミーデータを挿入することにより、YC画素数比が4:1のSD信号に変換するようにしたので、YC画素数比が異なるHDS信号を記録可能な画像信号記録装置を提供することができる。
【0044】
また、VTR部2における処理単位であるマクロブロックが、図4に示すようにY信号の2個のダミーデータのブロックを含んで構成され、同一値のデータから成るDCTブロックは、DCT演算を行うことにより、AC係数はすべて「0」となるので、他のDCTブロックにビット数を割り当てることができ、HDS信号の画質を高品質に維持して記録、再生することが可能となる。
【0045】
また本実施形態の第2のモードでは、色差信号の画素を間引くことにより、YC画素数比2:1のHDS信号を、YC画素数比4:1のSD信号に変換して記録、再生するので、画像信号の品質は若干劣化させて撮影(記録)枚数を増やすことができる。
【0046】
なお、HDS信号の画素数は、Y信号で水平1280画素×垂直1024画素に限定されるものではなく、例えば水平1920画素×垂直1036画素であってもよい。また、1HDフレームを必ずしも均等に8又は4分割する必要はなく、例えば水平1920画素×垂直1036画素を、12又は6分割するようにしてもよい。
【0047】
また、1SDフレームの余白部分に格納するダミーデータの値は「16」又は「128」に限るものではなく、DCT演算を行う単位となるDCTブロック(水平8画素×垂直8画素)の範囲で同一の値のデータであればよい。
また、分割は必ずしも画面領域で行う必要はなく、例えば垂直方向の分割は、8画素単位で異なるSDフレームを構成するように行ってもよい。
【0048】
また、Y信号とCr及びCb信号とで画像信号(HDS信号)が構成されている必要はなく、例えばG(グリーン)信号とR(レッド)信号とB(ブルー)信号とで構成されていてもよい。
【0049】
(第2の実施形態)
本実施形態は、HD信号のDVC規格に準拠したVTR部2を使用して、HD信号よりさらに高精細度の静止画像信号(以下「UHDS信号」という)を記録再生するようにしたものである。本実施形態の画像信号記録再生装置の構成は、基本的には図1に示す第1の実施形態と同一であるが、SD信号入力及びSD信号出力は、それぞれHD信号入力及びHD信号出力となり、HD静止画像信号入力及びHD静止画像信号出力は、それぞれUHD静止画像信号入力及びUHD静止画像信号出力となり、HDフレームメモリは、UHDフレームメモリとなる。本実施形態における入力UHDS信号は、G(グリーン)信号とR(レッド)信号とB(ブルー)信号とから成り、G信号の水平方向の有効画素数2016画素、垂直方向の有効ライン数はUHDフレーム内で1024本とし、R及びB信号は、それぞれ水平1008画素×垂直512画素のディジタル信号とする。なお以下の説明ではUHDS信号の1フレームを1UHDフレームといい、HD信号の1フレームを1HDフレームという。
【0050】
本実施形態では、1UHDフレームを画面領域で3分割して3HDフレームの画像データに変換する。具体的には、G信号については図6(a)に示すように、水平方向に3分割し、分割後の各領域A〜Cは、水平672画素×垂直1024画素から成る。次に3分割した各領域に、図6(b)に示すように、水平方向の16画素おきにダミーデータ8画素(水平8画素×垂直1024画素)を挿入し、水平1008画素×垂直1024画素とする。この画素データを1HDフレームのY信号の画素データとして扱う。このとき、ダミーデータの値は全て「16」とする。なお、図6(b)において水平方向の16画素及び8画素の幅は、見やすくするため拡大して示している。
【0051】
R及びB信号についても、同様に3分割することにより、水平336画素×垂直512画素の画像信号が得られる。これらの画素データをそれぞれ1HDフレームのCr及びCb信号の画素データとして扱う。
HD信号のDVC規格は、前述したように1125/60方式では、Y信号が水平1008画素×垂直1024画素、色差信号(Cb及びCr信号)が水平336画素×垂直512画素であるので、以上の分割変換により1UHDフレームのG信号、R信号及びB信号の画素データが3HDフレームのY信号、Cr及びCb信号の画素データに変換され、これがHD信号のDVC規格に準拠したVTR部2に供給され、磁気テープに記録される。このとき処理の単位となるマクロブロックは、図7に示すように、Y信号の6個のDCTブロック(実際にはG信号)と、Cr及びCb信号の各1個ずつのDCTブロック(実際にはそれぞれR信号とB信号)で構成され、Y信号の6個のDCTブロックの内、2個のブロックはダミーデータのブロックとなる。
【0052】
再生時は、第1の実施形態と同様に記録時と逆の処理が行われ、再生UHDS信号が出力される。
以上のように本実施形態によれば、HD信号及びHD信号より高精細度の静止画像信号の記録再生が可能な画像信号記録再生装置を提供することができる。
【0053】
【発明の効果】
以上詳述したように請求項1に記載の発明によれば、第2の精細度の画像信号の輝度信号のn個の所定画素ブロックと、2つの色差信号の各1個の所定画素ブロックとから成るブロック組に、ダミーデータから成る(m−n)個の所定画素ブロックを加えてマクロブロックを構成するように分割変換が行われ、YC画素数比がn:1の画像信号が、m:1の画像信号に変換され、記録媒体に記録されるので、YC画素数比が異なる高精度の静止画像信号を記録可能な画像信号記録装置を提供することができる。
【0054】
請求項2に記載の発明によれば、前記第2の精細度の静止画像信号の色差信号の画素を間引くことにより、前記輝度信号の画素数と前記2つの色差信号のそれぞれの画素数との比がm:1に変換され、さらに前記第2の精細度の静止画像信号がt(2以上の整数)分割することにより間引き分割変換信号に変換され、記録媒体に記録されるので、記録可能な静止画の枚数を増加させることができる。
【0055】
請求項3に記載の発明によれば、挿入されるダミーデータは、少なくとも所定画素ブロックの範囲で同一の値を有するので、符号化したときのデータ量を最小限にとどめて、他の領域の記録データ量を増加させることが可能となり、再生画質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態にかかるディジタル画像信号記録再生装置の構成を示す図である。
【図2】図1の装置の一部の構成を詳細に示す図である。
【図3】高精細度の静止画像信号を通常解像度の画像信号に変換する手法を説明するための図である。
【図4】変換して得られる画像信号のマクロブロックの構成を説明するための図である。
【図5】高精細度の静止画像信号を通常解像度の画像信号に変換する手法を説明するための図である。
【図6】より高精細度の静止画像信号(UHDS信号)を高精細度の画像信号(HD信号)に変換する手法を説明するための図である。
【図7】変換により得られるHD信号のマクロブロックの構成を説明するための図である。
【図8】DVC規格(SD信号)のマクロブロックの構成を示す図である。
【図9】DVC規格のスーパーブロックを説明するための図である。
【図10】DVC規格のフォーマッティング後のデータ構造を示す図である。
【図11】DVC規格のシンクブロックを示す図である。
【図12】DVC規格の磁気テープ上のデータ構造を示す図である。
【図13】DVC規格(HD信号)のマクロブロックの構成を示す図である。
【符号の説明】
1 画像信号切換処理部
2 画像信号記録再生部
10 アドレス制御回路
15、16 HDフレームメモリ
17 記録処理回路
18 再生処理
21 ブロック化回路
22 DCT演算回路
23 量子化回路
24 可変長符号化回路
25 補助情報書き込み回路
26 誤り訂正符号化回路
27 シンクブロック合成記録変調回路

Claims (5)

  1. 輝度信号及び2つの色差信号から成り、前記輝度信号の画素数と前記2つの色差信号のそれぞれの画素数との比がm:1である(mは2以上の整数)、第1の精細度の画像信号を記録するディジタル記録装置において、
    輝度信号及び2つの色差信号から成り、前記輝度信号の画素数と前記2つの色差信号のそれぞれの画素数との比がn:1である(nはn<mである1以上の整数)、前記第1の精細度の画像信号の輝度信号及び色差信号における夫々の精細度がより高い第2の精細度の静止画像信号をs(2以上の整数)分割することにより前記第1の精細度の画像信号に変換し、分割変換信号として出力する分割変換手段と、
    前記分割変換手段より出力された前記分割変換信号に所定の処理を施して記録媒体に記録する1つの記録手段とを備え、
    前記記録手段は、所定画素ブロック毎に直交変換を行うことにより画像情報を圧縮する画像情報圧縮手段を有し、前記2つの色差信号の各1個の所定画素ブロックと、対応するm個の前記輝度信号の所定画素ブロックから成るマクロブロックを単位として信号処理を行い、
    前記分割変換手段は、前記第2の精細度の画像信号を構成する輝度信号のn個の所定画素ブロックと、2つの色差信号の各1個の所定画素ブロックとから成るブロック組に、ダミーデータから成る(m−n)個の所定画素ブロックを加えて前記マクロブロックを構成することを特徴とするディジタル画像信号記録装置。
  2. 前記第2の精細度の静止画像信号の色差信号の画素を間引くことにより、前記輝度信号の画素数と前記2つの色差信号のそれぞれの画素数との比をm:1に変換し、さらに前記第2の精細度の静止画像信号をt(2以上の整数)分割することにより前記第1の精細度の画像信号に変換して間引き分割変換信号として出力する間引き分割変換手段を備え、
    前記記録手段は前記分割変換信号又は前記間引き分割変換信号を前記記録媒体に記録することを特徴とする請求項1に記載のディジタル画像信号記録装置。
  3. 前記ダミーデータは、少なくとも前記所定画素ブロックの範囲で同一の値を有することを特徴とする請求項1に記載のディジタル画像信号記録装置。
  4. 輝度信号及び2つの色差信号から成り、前記輝度信号の画素数と前記2つの色差信号のそれぞれの画素数との比がm:1である(mは2以上の整数)、第1の精細度の画像信号を記録再生するディジタル画像信号記録再生装置において、
    輝度信号及び2つの色差信号から成り、前記輝度信号の画素数と前記2つの色差信号のそれぞれの画素数との比がn:1である(nはn<mである1以上の整数)、前記第1の精細度の画像信号の輝度信号及び色差信号における夫々の精細度がより高い第2の精細度の静止画像信号をs(2以上の整数)分割することにより前記第1の精細度の画像信号に変換し、分割変換信号として出力する分割変換手段と、
    前記分割変換手段より出力された前記分割変換信号に所定の処理を施して記録媒体に記録する1つの記録手段と、
    前記記録媒体に記録された信号を再生し、所定の再生処理を施して出力する再生手段と、、
    該再生出力信号を前記第2の精細度の静止画像信号に変換して出力する再生変換手段とを備え、
    前記記録手段は、所定画素ブロック毎に直交変換を行うことにより画像情報を圧縮する画像情報圧縮手段を有し、前記2つの色差信号の各1個の所定画素ブロックと、対応するm個の前記輝度信号の所定画素ブロックから成るマクロブロックを単位として信号処理を行い、
    前記分割変換手段は、前記第2の精細度の画像信号を構成する輝度信号のn個の所定画素ブロックと、2つの色差信号の各1個の所定画素ブロックとから成るブロック組に、ダミーデータから成る(m−n)個の所定画素ブロックを加えて前記マクロブロックを構成することを特徴とするディジタル画像信号記録再生装置。
  5. 輝度信号及び2つの色差信号から成り、前記輝度信号の画素数と前記2つの色差信号のそれぞれの画素数との比がm:1である(mは2以上の整数)、第1の精細度の画像信号を記録するディジタル画像信号記録装置において、
    3つの独立したG(グリーン)信号とR(レッド)信号とB(ブルー)信号とから成り、1つの信号の画素数と他の2つの信号のそれぞれの画素数との比がn:1である(nはn<mである1以上の整数)、前記第1の精細度より高い第2の精細度の静止画像信号をs(2以上の整数)分割することにより前記第1の精細度の画像信号に変換し、分割変換信号として出力する分割変換手段と、
    前記分割変換手段より出力された前記分割変換信号に所定の処理を施して記録媒体に記録する1つの記録手段とを備え、
    前記記録手段は、所定画素ブロック毎に直交変換を行うことにより画像情報を圧縮する画像情報圧縮手段を有し、前記他の2つの信号の各1個の所定画素ブロックと、対応するm個の前記1つの信号の所定画素ブロックから成るマクロブロックを単位として信号処理を行い、
    前記分割変換手段は、前記第2の精細度の画像信号を構成する前記1つの信号のn個の所定画素ブロックと、前記他の2つ信号の各1個の所定画素ブロックとから成るブロック組に、ダミーデータから成る(m−n)個の所定画素ブロックを加えて前記マクロブロックを構成することを特徴とするディジタル画像信号記録装置。
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