JP2002197828A - 磁気記録媒体及び磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録媒体及び磁気記録再生装置

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JP2002197828A
JP2002197828A JP2000397287A JP2000397287A JP2002197828A JP 2002197828 A JP2002197828 A JP 2002197828A JP 2000397287 A JP2000397287 A JP 2000397287A JP 2000397287 A JP2000397287 A JP 2000397287A JP 2002197828 A JP2002197828 A JP 2002197828A
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JP2000397287A
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English (en)
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Yutaka Hayata
裕 早田
Nobuyuki Nagai
信之 永井
Katsuhiro Kasuga
勝浩 春日
Takashi Ota
孝 太田
Hiroshi Meguro
浩 目黒
Tadashi Osue
匡 尾末
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気記録媒体の装着時や動作時等における静
電気の帯電を抑制し、磁気抵抗効果型ヘッドの静電破壊
を防止する。 【解決手段】 リッド2、上シェル3、透明窓4及び下
シェル7への帯電防止対策として、リッド2、上シェル
3、透明窓4及び下シェル7の内側及び外側の少なくと
も一方側に帯電防止膜を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報の記録再生が
行われる磁気記録媒体及び情報の記録再生を行う磁気記
録再生装置に関し、特に、磁気抵抗効果型ヘッドを用い
て情報の記録再生が行われる磁気記録媒体及び磁気抵抗
効果型ヘッドを有する磁気記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、取り扱う情報量の増大に伴い、磁
気テープを用いてデータの記録及び再生を行う磁気記録
再生装置における記録密度の向上が望まれている。その
ような中、磁気テープからの信号読み取り用磁気ヘッド
として、従来のインダクティブヘッドに代わり、磁気抵
抗効果型(MR:Magneto Resistiv
e)ヘッドを採用することが必要不可欠となってきてい
る。磁気抵抗効果型ヘッドは、MR素子による磁気抵抗
効果を利用して磁気記録媒体に記録された信号を読み取
る磁気ヘッドであり、信号の検出感度が高く、大きな再
生出力が得られるという特性を有する。そのため、この
ような磁気抵抗効果型ヘッドでは、磁気テープ上の記録
トラック幅を容易に縮小できるとともに、線方向におけ
る記録密度を高めることができ、高密度の記録・再生を
行うことが可能となる。
【0003】また、磁気テープへの情報の記録・再生を
行う磁気記録再生装置としては、外周に設けられた磁気
ヘッドともに回転する回転ドラムに対し、磁気テープを
ヘリカル状に巻き付けて信号の記録・再生を行うヘリカ
ルスキャン方式が知られている。このヘリカルスキャン
方式の磁気記録再生装置では、走行する磁気テープと磁
気ヘッドが高速で摺動して信号の記録・再生を行うた
め、磁気テープと磁気ヘッドとの相対摺動速度が速く、
データ転送レートの向上が実現されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、磁気抵抗効果
型ヘッドは、従来のインダクティブヘッドに比べ静電気
に対する耐性が低く、磁気カセットテープの装着時や動
作時等に帯電した静電気によって容易に静電破壊を起こ
してしまうという問題点がある。例えば、磁気抵抗効果
型ヘッドの1つであるAMRヘッドの静電耐圧は200
V強程度(図12の(a))、GMRヘッドの静電耐圧
は40V程度(図12の(b))であるが、従来の磁気
カセットテープ等の磁気記録媒体に使用されているポリ
エステル、プラスチック、ナイロン、ビニール等の各種
絶縁物質が摩擦、接触等することによって生じる帯電電
圧は容易に数kVを超え、ヘッドの静電破壊を引き起こ
すに十分な電圧に達することとなる。特に、磁気記録媒
体のケース、磁気テープのリーダテープ部等は、ポリエ
ステル等の絶縁性材料で形成されることが一般的であ
り、このような静電電荷が帯電するポイントの1つとな
っている。一例として、温度5℃、湿度10%の条件の
もと、磁気記録媒体のケースの一部をナイロンで擦った
場合、このケースが−1890Vに帯電したという実験
データがある。
【0005】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、磁気記録媒体の装着時や動作時等における静
電気の帯電を抑制し、磁気抵抗効果型ヘッドの静電破壊
を防止することが可能な磁気記録媒体及び磁気記録再生
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、磁気抵抗効果型ヘッドを用いて情報の記
録再生が行われる磁気記録媒体において、ケースに帯電
防止対策を施したことを特徴とする磁気記録媒体が提供
される。
【0007】ここで、ケースに帯電防止対策を施すこと
によって、ケースへの帯電を抑制し、磁気抵抗効果型ヘ
ッドの静電破壊を防止する。また、本発明の磁気記録媒
体において、好ましくは、帯電防止対策は、ケースの内
側及び外側の少なくとも一方側に帯電防止膜を形成する
ことである。
【0008】また、本発明の磁気記録媒体において、好
ましくは、ケースの内側及び外側の少なくとも一方側に
形成された帯電防止膜の表面抵抗は、0Ω/inch2
以上、1×1012Ω/inch2以下である。
【0009】また、本発明の磁気記録媒体において、好
ましくは、ケースが有する透明窓の内側及び外側の少な
くとも一方側に形成された帯電防止膜は透明である。ま
た、本発明の磁気記録媒体において、好ましくは、帯電
防止対策は、ケースを導電性材料によって形成すること
である。
【0010】また、本発明の磁気記録媒体において、好
ましくは、ケースを構成する導電性材料の表面抵抗は、
0Ω/inch2以上、1×1012Ω/inch2以下で
ある。
【0011】また、本発明の磁気記録媒体において、好
ましくは、ケースの透明窓部分に使用される導電性材料
は透明な材質である。また、本発明の磁気記録媒体にお
いて、好ましくは、ケースが有する透明窓以外の部分に
用いられる導電性材料は金属であり、透明窓部分に使用
される導電性材料は透明な材質である。
【0012】また、本発明の磁気記録媒体において、好
ましくは、帯電防止対策は、ケースの透明窓以外の部分
を金属によって形成し、透明窓の内側及び外側の少なく
とも一方側に透明な帯電防止膜を形成することである。
【0013】また、本発明の磁気記録媒体において、好
ましくは、帯電防止対策は、ケース表面の少なくとも一
部に導体部を設けることである。また、本発明の磁気記
録媒体にいて、好ましくは、導体部はケースの上側表面
に形成される。
【0014】また、本発明の磁気記録媒体において、好
ましくは、磁気記録再生装置への装着時、ケース表面の
少なくとも一部に設けられた導体部は、グランドに導体
接続される。
【0015】また、磁気抵抗効果型ヘッドを用いて情報
の記録再生が行われる磁気記録媒体において、磁気テー
プのリーダテープ部に、帯電防止対策を施したことを特
徴とする磁気記録媒体が提供される。
【0016】ここで、磁気テープのリーダテープ部に帯
電防止対策を施すことにより、リーダテープ部への帯電
を抑制し、磁気抵抗効果型ヘッドの静電破壊を防止す
る。また、本発明の磁気記録媒体において、好ましく
は、帯電防止対策は、リーダテープ部を導電性材料によ
って形成することである。
【0017】また、本発明の磁気記録媒体において、好
ましくは、リーダテープ部を構成する導電性材料の表面
抵抗は、1×102Ω/inch2以上、1×1012Ω/
inch2以下である。
【0018】また、本発明の磁気記録媒体において、好
ましくは、リーダテープ部を構成する導電性材料の表面
抵抗は、1×103Ω/inch2以上、1×1012Ω/
inch2以下である。
【0019】また、本発明の磁気記録媒体において、好
ましくは、リーダテープ部を構成する導電性材料の表面
抵抗は、1×104Ω/inch2以上、1×1012Ω/
inch2以下である。
【0020】また、本発明の磁気記録媒体において、好
ましくは、リーダテープ部を構成する導電性材料の表面
抵抗は、1×106Ω/inch2以上、1×1012Ω/
inch2以下である。
【0021】また、本発明の磁気記録媒体において、好
ましくは、リーダテープ部を構成する導電性材料は透明
な材質である。また、本発明の磁気記録媒体において、
好ましくは、リーダテープ部は、テープエンド検出用の
検出光が通過するテープエンド検出用穴を有する。
【0022】また、本発明の磁気記録媒体において、好
ましくは、帯電防止対策は、リーダテープ部の表面に帯
電防止膜を形成することである。また、本発明の磁気記
録媒体において、好ましくは、リーダテープ部の表面に
形成される帯電防止膜の表面抵抗は、1×102Ω/i
nch2以上、1×1012Ω/inch2以下である。
【0023】また、本発明の磁気記録媒体において、好
ましくは、リーダテープ部の表面に形成される帯電防止
膜の表面抵抗は、1×103Ω/inch2以上、1×1
12Ω/inch2以下である。
【0024】また、本発明の磁気記録媒体において、好
ましくは、リーダテープ部の表面に形成される帯電防止
膜の表面抵抗は、1×104Ω/inch2以上、1×1
12Ω/inch2以下である。
【0025】また、本発明の磁気記録媒体において、好
ましくは、リーダテープ部の表面に形成される帯電防止
膜の表面抵抗は、1×106Ω/inch2以上、1×1
12Ω/inch2以下である。
【0026】また、本発明の磁気記録媒体において、好
ましくは、リーダテープ部の表面に形成される帯電防止
膜は透明な材質である。また、本発明の磁気記録媒体に
おいて、好ましくは、リーダテープ部は、テープエンド
検出用の検出光が通過するテープエンド検出用穴を有す
る。
【0027】また、磁気抵抗効果型ヘッドを用いて情報
の記録再生が行われる磁気記録媒体において、磁気テー
プにリーダテープ部を設けず、前記磁気テープのテープ
エンド部にテープエンド検出用の検出光が通過するテー
プエンド検出用穴を設けたことを特徴とする磁気記録媒
体が提供される。
【0028】ここで、リーダテープ部を設けないことと
することにより、絶縁体であるリーダテープ部への帯電
を抑制し、磁気抵抗効果型ヘッドの静電破壊を防止す
る。また、磁気抵抗効果型ヘッドを有する磁気記録再生
装置において、装着された磁気記録媒体のケース表面に
設けられた導体部をグランドに導体接続するアース用ア
ームを有することを特徴とする磁気記録再生装置が提供
される。
【0029】ここで、アース用アームは、装着された磁
気記録媒体のケース表面に設けられた導体部をグランド
に導体接続し、磁気記録媒体に帯電した電荷をグランド
に放出させ、磁気記録媒体への帯電を抑制することによ
り、磁気抵抗効果型ヘッドの静電破壊を防止する。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。まず、第1の実施の形態について
説明する。
【0031】図1及び図2は、第1の実施の形態におけ
る磁気記録媒体である磁気カセットテープ1の外観構成
を例示した図である。ここで、図1の(a)は、磁気カ
セットテープ1の平面図を、図1の(b)は底面図を、
図2の(a)は正面図を、図2の(b)は背面図を、図
2の(c)は左側面図を、それぞれ示している。
【0032】図1及び図2に示すように、本形態におけ
る磁気カセットテープ1は、例えば、磁気抵抗効果型ヘ
ッドを用いて各種情報の記録が行われる磁気テープ5、
磁気テープ5が巻き付けられるリール6a、6b、磁気
テープ5を収納するケースであるリッド2、上シェル
3、透明窓4及び下シェル7を有している。なお、ここ
で透明窓4は磁気テープ5の残量等を確認するための窓
である。
【0033】磁気テープ5は、例えば、ポリエチレンナ
フタレート、ポリエーテルエーテルケトン、ポリフェニ
レンサルファイド、ポリアミド、ポリイミド等の高分子
フィルム上に、Co、Co−Ni、Co−Fe、Co−
Cr、Co−Ti、Co−Mo、Co−Ni−O、Co
−Ni−P、Co−Cr−Nb等の強磁性金属薄膜等を
形成することによって構成され、この強磁性金属薄膜を
磁気抵抗効果型ヘッドによって磁化することにより、各
種情報の記録を行う。
【0034】ケースであるリッド2、上シェル3、透明
窓4及び下シェル7は、例えば、ポリエステル、プラス
チック等の絶縁性材料によって構成され、このケースで
あるリッド2、上シェル3、透明窓4及び下シェル7に
は、それぞれ、帯電防止対策が施されている。このケー
スに対する静電防止対策により、磁気カセットテープ1
の磁気テープドライブへの装着時や動作時等におけるケ
ースへの静電気の帯電を抑制し、ケースに帯電した静電
気によって磁気抵抗効果型ヘッドが静電破壊してしまう
ことを防止することができる。
【0035】ここでのケースに対する帯電防止対策は、
ケースであるリッド2、上シェル3、透明窓4及び下シ
ェル7の内側及び外側の少なくとも一方側に帯電防止膜
を形成することによって行う。また、ケースへの帯電防
止効果をさらに向上させるため、リッド2、上シェル
3、透明窓4及び下シェル7の内側及び外側の両側に帯
電防止膜を形成することがより望ましい。
【0036】ここで帯電防止膜として使用される材料
は、例えば、表面抵抗が0Ω/inch2以上、1×1
12Ω/inch2以下のものが望ましい。これは、帯
電防止膜の情報記録面の表面抵抗が大きくなりすぎる
と、磁気カセットテープ1動作時におけるケースへの帯
電量が増加し、磁気抵抗効果型ヘッドの静電破壊を引き
起こす可能性を増加させてしまうからである。
【0037】さらに、帯電防止膜として使用される材料
の表面抵抗は、例えば1×106Ω/inch2以上であ
ることが望ましい。これは、帯電防止膜の表面抵抗が小
さすぎると、磁気カセットテープ1が磁気抵抗効果型ヘ
ッドに接近した際、磁気カセットテープ1に帯電した電
荷が帯電防止膜を伝い、磁気抵抗効果型ヘッド側に急激
に移動し、その磁気カセットテープ1に接近している磁
気抵抗効果型ヘッドを静電破壊させる可能性を増加させ
てしまうからである。
【0038】このような帯電防止膜の具体例としては、
例えば、酸化錫にアンチモンをドープした酸化錫系材
料、酸化インジウムに錫をドープした酸化インジウム系
材料、酸化亜鉛にアルミニウム等をドープした酸化亜鉛
系材料の他、実用新案公開公報「実開平6−2004
0」に開示されている水溶性導電性ポリアニリン、水溶
性導電性ポリピロール、水溶性導電性ポリチオフェン、
水溶性導電性ポリパラフェニン、水溶性導電性ポリパラ
フェニレンビニレン等を用いて形成された帯電防止膜、
特許公開公報「特開2000−186218」に開示さ
れているポリアリレートと導電性フィラーとからなる組
成物にフェノール系酸化防止剤を含有させた導電性樹
脂、特許公開公報「特開2000−169685」に開
示されているCr、Cu、Fe、Co、Ni等の第4周
期元素の材料を真空蒸着することによって形成された帯
電防止膜、特許公報「特開2821762」に開示され
ている第4級アンモニウム塩化合物、脂肪族アミン及び
その誘導体、ベンズイミダゾール誘導体、脂肪族アミド
誘導体等のカチオン系界面活性剤、アルキルリン酸エス
テルNa、アルキルフェノールポリエチレングルコール
硫酸エステルNa、ポリスチレンスルホン酸塩等のアニ
オン系界面活性剤、ポリオキシエチレン脂肪族エステ
ル、ポリオキシエチレアルキルエーテル等の非イオン系
界面活性剤を用いて形成された帯電防止膜等が望まし
い。
【0039】具体的な実験例として、このような帯電防
止膜をケースであるリッド2、上シェル3、透明窓4及
び下シェル7の表面に形成したところ、温度27℃、湿
度60%におけるリッド2等への帯電量の絶対値を3V
程度にまで低減させることができたという結果が得られ
た。
【0040】また、透明窓4の内側及び外側の少なくと
も一方側に形成される帯電防止膜は、透明であることが
望ましい。これにより、帯電防止膜形成後における透明
窓4の透明性を確保し、この透明窓4から磁気テープ5
の残量等の確認を行うことを可能にする。なお、この帯
電防止膜は完全に無色透明でなくてもよく、ある程度色
彩を有する色つき透明、透明度が100未満の半透明の
材質によって形成されることとしてもよい。
【0041】次に、本形態における磁気カセットテープ
1の製造工程について説明する。図3は、本形態におけ
る磁気カセットテープ1の製造工程を説明するためのフ
ローチャートである。なお、磁気カセットテープ1の製
造工程は、以下に示すものに限定されることはなく、そ
の他の製造工程によって製造されることとしてもよい。
【0042】ステップS1:上シェル3の成形を行う。
ここでの成形は、例えば、前述したポリエステル、プラ
スチック等の絶縁性材料を用い、既知の射出成形等の方
法によって行われる。
【0043】ステップS2:ステップS1で成形された
上シェル3の表面に、前述した材料・方法によって導電
性コーティングを行い、帯電防止膜を形成する。
【0044】ステップS3:下シェル7の成形を行う。
ここでの成形は、例えば、前述したポリエステル、プラ
スチック等の絶縁性材料を用い、既知の射出成形等の方
法によって行われる。
【0045】ステップS4:ステップS3で成形された
下シェル7の表面に、前述した材料・方法によって導電
性コーティングを行い、帯電防止膜を形成する。
【0046】ステップS5:透明窓4の成形を行う。こ
こでの成形は、例えば、前述したポリエステル、プラス
チック等の透明な絶縁性材料を用い、既知の射出成形等
の方法によって行われる。
【0047】ステップS6:ステップS5で成形された
透明窓4の表面に、前述した材料・方法によって導電性
コーティングを行い、透明な帯電防止膜を形成する。
【0048】ステップS7:リッド2の成形を行う。こ
こでの成形は、例えば、前述したポリエステル、プラス
チック等の絶縁性材料を用い、既知の射出成形等の方法
によって行われる。
【0049】ステップS8:ステップS7で成形された
リッド2の表面に、前述した材料・方法によって導電性
コーティングを行い、帯電防止膜を形成する。
【0050】ステップS9:リール6a、6bに磁気テ
ープ5を巻き付ける。 ステップS10:ストッパー等その他の部品を製造す
る。
【0051】ステップS11:ステップS2で帯電防止
膜が形成された上シェル3、ステップS4で帯電防止膜
が形成された下シェル7、ステップS6で透明な帯電防
止膜が形成された透明窓4、ステップS8で帯電防止膜
が形成されたリッド2、ステップS9でリール6a、6
bに巻き付けられた磁気テープ5、及びステップS10
で製造されたストッパー等を組み立てる。
【0052】図4は、このように製造された磁気カセッ
トテープ1を磁気記録再生装置である磁気テープドライ
ブ10に装着した様子を例示した透過平面図である。図
4に示すように、磁気テープドライブ10は、例えば、
磁気テープ5への情報の記録・再生を行う磁気抵抗効果
型ヘッド11、磁気抵抗効果型ヘッド11が搭載され、
磁気抵抗効果型ヘッド11による磁気テープ5への情報
の記録・再生時に回転を行う回転ドラム12、及び磁気
カセットテープ1から引き出された磁気テープ5を保持
し、回転ドラム12に巻き付けるテープガイドローラ1
3a〜13gを有している。
【0053】磁気テープドライブ10に装着された磁気
カセットテープ1は、テープガイドローラ13a、13
c〜13gによって、その内部の磁気テープ5が引き出
され、テープガイドローラ13a、13c〜13gによ
って引き出された磁気テープ5は、テープガイドローラ
13a、13c〜13gが磁気抵抗効果型ヘッド11を
搭載した回転ドラム12を囲い込むように移動すること
により、図4に示すように、この回転ドラム12に接触
した状態で巻き付けられる。また、磁気テープ5への情
報の記録・再生は、このように磁気テープ5を回転ドラ
ム12に接触させた状態で回転ドラム12を回転させ、
さらに、リール6a、6bを回転させることにより磁気
テープ5を走行させつつ行われる。
【0054】図4に示すように、磁気テープドライブ1
0に装着された磁気カセットテープ1は、磁気抵抗効果
型ヘッド11が搭載された回転ドラム12の近傍に配置
され、さらに磁気テープ5を介してその回転ドラム12
に接触することとなるが、上述のように、磁気カセット
テープ1のケースであるリッド2、上シェル3、透明窓
4及び下シェル7の内側及び外側の少なくとも一方側に
帯電防止膜が形成されているため、磁気カセットテープ
1の磁気テープドライブ10への装着時、磁気カセット
テープ1の動作時等において発生した静電気の磁気カセ
ットテープ1への帯電を抑制することができ、磁気カセ
ットテープ1に帯電した静電気によって、回転ドラム1
2に搭載されている磁気抵抗効果型ヘッド11が静電破
壊してしまうことを防止することができる。
【0055】このように、本形態では、磁気カセットテ
ープ1のケースであるリッド2、上シェル3、透明窓4
及び下シェル7に帯電防止対策を施すこととしたため、
磁気カセットテープ1の装着時や動作時等における磁気
カセットテープ1への静電気の帯電を抑制でき、磁気抵
抗効果型ヘッド11の静電破壊を防止することが可能と
なる。
【0056】また、本形態では、ケースであるリッド
2、上シェル3、透明窓4及び下シェル7への帯電防止
対策として、リッド2、上シェル3、透明窓4及び下シ
ェル7の内側及び外側の少なくとも一方側に帯電防止膜
を形成することとしたため、磁気カセットテープ1への
静電気の帯電を抑制でき、磁気抵抗効果型ヘッド11の
静電破壊を防止することが可能となる。
【0057】さらに、リッド2、上シェル3、透明窓4
及び下シェル7の内側及び外側の少なくとも一方側に形
成する帯電防止膜の表面抵抗を0Ω/inch2以上、
1×1012Ω/inch2以下とすることにより、磁気
カセットテープ1への静電気の帯電を抑制でき、磁気抵
抗効果型ヘッド11の静電破壊を防止することが可能と
なる。
【0058】また、透明窓4の内側及び外側の少なくと
も一方側に形成される帯電防止膜を透明とすることによ
って、透明窓4からの磁気テープ5残量等の確認を可能
とする。
【0059】なお、本発明は、上述の実施形態に拘束さ
れるものではない。例えば、本形態の磁気カセットテー
プ1のケースは、リッド2、上シェル3、透明窓4及び
下シェル7によって構成され、そのリッド2、上シェル
3、透明窓4及び下シェル7の内側及び外側の少なくと
も一方側に帯電防止膜を形成することとしたが、ケース
の構成をその他の構成とし、そのケースの内側及び外側
の少なくとも一方側に帯電防止膜を形成することとして
もよい。
【0060】また、本形態では、磁気カセットテープ1
のケースの内側及び外側の少なくとも一方側に帯電防止
膜を形成し、磁気カセットテープ1への帯電防止対策を
行うこととしたが、本発明をその他の磁気記録媒体に適
用することとし、その磁気記録媒体のケースの内側及び
外側の少なくとも一方側に帯電防止膜を形成し、その磁
気記録媒体への帯電防止対策を行うこととしてもよい。
【0061】次に、本発明における第2の実施の形態に
ついて説明する。本形態は、第1の実施の形態の変形例
であり、ケースへの帯電防止対策の方法のみが第1の実
施の形態と相違する。以下では、第1の実施の形態との
相違点を中心に説明を行い、第1の実施の形態と共通す
る部分については説明を省略する。
【0062】本形態では、ケースであるリッド2、上シ
ェル3、透明窓4及び下シェル7を導電性材料で形成す
ることにより、磁気カセットテープ1への帯電を抑制
し、磁気抵抗効果型ヘッド11の静電破壊を防止する。
【0063】ここで、リッド2等に使用する導電性材料
としては、例えば、表面抵抗が1×1012Ω/inch
2以下のものが望ましい。これは、導電性材料の情報記
録面の表面抵抗が大きくなりすぎると、磁気カセットテ
ープ1動作時におけるケースへの帯電量が増加し、磁気
抵抗効果型ヘッドの静電破壊を引き起こす可能性を増加
させてしまうからである。
【0064】さらに、この導電性材料として使用される
材料の表面抵抗は、例えば0Ω/inch2以上、1×
106Ω/inch2以上であることが望ましい。これ
は、導電性材料の表面抵抗が小さすぎると、磁気カセッ
トテープ1が磁気抵抗効果型ヘッド11に接近した際、
磁気カセットテープ1に帯電した電荷がケースを伝い、
磁気抵抗効果型ヘッド11側に急激に移動し、その磁気
カセットテープ1に接近している磁気抵抗効果型ヘッド
11を静電破壊させる可能性を増加させてしまうからで
ある。
【0065】このような導電性材料の具体例としては、
例えば、酸化錫にアンチモンをドープした酸化錫系材
料、酸化インジウムに錫をドープした酸化インジウム系
材料、酸化亜鉛にアルミニウム等をドープした酸化亜鉛
系材料が望ましい。また、具体的な商品名として、「東
レABS樹脂帯電防止剤入りグレード“TP40”」等
が望ましい。
【0066】具体的な実験例として、「東レABS樹脂
帯電防止剤入りグレード“TP40”」によってケース
であるリッド2、上シェル3、透明窓4及び下シェル7
の表面を形成したところ、温度27℃、湿度60%にお
けるリッド2等への帯電量の絶対値を0〜5V程度にま
で低減させることができたという結果が得られた。
【0067】また、透明窓4部分に使用される導電性材
料は、透明な材質であることが望ましい。これにより、
透明窓4の透明性を確保し、この透明窓4から磁気テー
プ5の残量等の確認を行うことを可能にする。さらに、
透明窓4に使用される導電性材料は完全に無色透明でな
くてもよく、ある程度色彩を有する色つき透明、透明度
が100未満の半透明の材質によって形成されることと
してもよい。
【0068】このように、本形態では、磁気カセットテ
ープ1のケースであるリッド2、上シェル3、透明窓4
及び下シェル7を導電性材料によって形成することとし
たため、磁気カセットテープ1の装着時や動作時等にお
ける磁気カセットテープ1への静電気の帯電を抑制で
き、磁気抵抗効果型ヘッド11の静電破壊を防止するこ
とが可能となる。
【0069】また、リッド2、上シェル3、透明窓4及
び下シェル7を構成する導電性材料の表面抵抗を0Ω/
inch2以上、1×1012Ω/inch2以下とするこ
とにより、磁気カセットテープ1への静電気の帯電を抑
制でき、磁気抵抗効果型ヘッド11の静電破壊を防止す
ることが可能となる。
【0070】また、透明窓4部分に使用される導電性材
料を透明とすることによって、透明窓4からの磁気テー
プ5残量等の確認を可能とする。なお、本発明は、上述
の実施形態に限定されるものではない。例えば、ケース
を構成する透明窓4以外の部分であるリッド2、上シェ
ル3及び下シェル7をステンレス等の金属によって形成
し、透明窓4を前述の透明な材質の導電性材料によって
形成することとしてもよい。
【0071】また、ケースを構成する透明窓4以外の部
分であるリッド2、上シェル3及び下シェル7をステン
レス等の金属によって形成し、透明窓4の内側と外側に
透明な帯電防止膜を形成する構成としてもよい。
【0072】さらに、本形態では、本発明を磁気カセッ
トテープ1に対して適用することとしたが、本発明をそ
の他の磁気記録媒体に適用することとしてもよい。次
に、本発明における第3の実施の形態について説明す
る。
【0073】本発明も第1の実施の形態の変形例であ
り、ケースへの帯電防止対策の方法のみが第1の実施の
形態と相違する。以下では、第1の実施の形態との相違
点を中心に説明を行い、第1の実施の形態と共通する部
分については説明を省略する。
【0074】本形態では、ケースであるリッド22、上
シェル23等の表面の少なくとも一部に導体部を設ける
ことにより、磁気カセットテープ1への帯電を抑制し、
磁気抵抗効果型ヘッド11の静電破壊を防止する。
【0075】図5は、本形態における磁気カセットテー
プ20の構成を例示した平面図である。磁気カセットテ
ープ20は、リッド22、上シェル23、導体部24等
によって構成され、図5の例では、ケースの上側表面と
なる上シェル23の上面に導体部24が形成される。
【0076】リッド22及び上シェル23等のケース
は、プラスチック等の絶縁性材料によって形成されるこ
ととしてもよく、また、第1の実施の形態のように帯電
防止膜を形成する構成としてもよく、さらには、第2の
実施の形態のように導電性材料によって形成される構成
としてもよい。
【0077】導体部24の材質としては、導電性が高い
材質であれば、例えば、ステンレス等の金属等、特に制
限なく使用することができる。また、形成される導体部
24の形状、配置、大きさは、図5に限定されるもので
もない。
【0078】図6は、本形態における磁気テープドライ
ブ30の構成を例示した透過平面図であり、図7は、図
6の磁気テープドライブ30におけるA−A断面図であ
る。図6に示すように、磁気テープドライブ30は、例
えば、磁気カセットテープ20が有する磁気テープ25
への情報の記録・再生を行う磁気抵抗効果型ヘッド3
1、磁気抵抗効果型ヘッド31が搭載され、磁気抵抗効
果型ヘッド31による磁気テープ25への情報の記録・
再生時に回転を行う回転ドラム32、磁気カセットテー
プ20から引き出された磁気テープ25を保持し、回転
ドラム32に巻き付けるテープガイドローラ33a〜3
3g、装着された磁気テープドライブ30のケース表面
に設けられた導体部24をグランドに導体接続するアー
ス用アーム34、及びアース用アーム34と電気的に接
続され、さらにグランドに導体接続されるアース板35
を有している。
【0079】図7に示すように、アース用アーム34
は、例えば、一端がアース板35に導体接続された板ば
ねである。磁気テープドライブ30に装着された磁気カ
セットテープ20は、このアース用アーム34の下部に
配置されることとなり、この際、アース用アーム34に
おけるアース板35に接続されていない側の一端が、装
着された磁気カセットテープ20の表面に設けられた導
体部24に押し当てられることとなる。これにより、導
体部24がアース用アーム34及びアース板35を介
し、グランドに導体接続されることとなる。これによ
り、磁気カセットテープ20に帯電した電荷を、導体部
24からアース用アーム34及びアース板35を介して
グランドに放出することが可能となる。
【0080】図6に示すように、磁気テープドライブ3
0に装着された磁気カセットテープ20は、例えば、磁
気抵抗効果型ヘッド31が搭載された回転ドラム32の
近傍に配置され、さらに磁気テープ25を介してその回
転ドラム32に接触することとなるが、上述のように、
装着された磁気カセットテープ20は、導体部24から
アース用アーム34及びアース板35を介し、グランド
に導体接続されることとなるため、磁気カセットテープ
20に発生した静電気をアース用アーム34等を介し、
グランドに放出することが可能となり、磁気カセットテ
ープ20に帯電した静電気によって、回転ドラム32に
搭載されている磁気抵抗効果型ヘッド31が静電破壊し
てしまうことを防止することができる。
【0081】このように、本形態では、磁気カセットテ
ープ20のケース表面の少なくとも一部に導体部24を
設けることとしたため、磁気カセットテープ20に帯電
した電荷を、この導体部24からグランドに放出するこ
とが可能となり、磁気カセットテープ20の装着時や動
作時等における磁気カセットテープ20への静電気の帯
電を抑制でき、磁気抵抗効果型ヘッド31の静電破壊を
防止することが可能となる。
【0082】また、磁気テープドライブ30に、アース
用アーム34を設けることとしたため、磁気テープドラ
イブ30に装着された磁気カセットテープ20に発生し
た静電気を、アース用アーム34等を介してグランドに
放出することが可能となり、磁気カセットテープ20へ
の帯電を抑制し、磁気抵抗効果型ヘッド31の静電破壊
を防止することが可能となる。
【0083】なお、本発明は、上述の実施形態に限定さ
れるものではない。例えば、本形態では、本発明を磁気
カセットテープ20に対して適用することとしたが、本
発明をその他の磁気記録媒体に適用することとしてもよ
い。
【0084】次に、本発明における第4の実施の形態に
ついて説明する。図8は、本形態における磁気記録媒体
である磁気カセットテープが有する磁気テープ45の構
成を例示した斜視図であり、図9は、本形態における磁
気カセットテープ40の外観構成を例示した平面図であ
る。
【0085】図8に示すように、磁気テープ45は、磁
気テープ45のテープエンド部に設けられるリーダテー
プ部45a、及び図10で示す磁気抵抗効果型ヘッド5
1を用いて各種情報が記録される磁気記録テープ部45
bを有している。
【0086】リーダテープ部45aには、所定の帯電防
止対策が施されており、これにより、リーダテープ部4
5aへの帯電を抑制する。本形態では、このような帯電
防止対策として、リーダテープ部45aを導電性材料に
よって構成する。
【0087】ここで、リーダテープ部45aに用いる導
電性材料は、例えば、表面抵抗が、1×102Ω/in
ch2以上、1×1012Ω/inch2以下のものが望ま
しい。これは、この導電性材料の表面抵抗が、1×10
2Ω/inch2より小さくなると、磁気抵抗効果型ヘッ
ド51に流れる電流が磁気テープ45にショートして流
れ、ノイズの原因となってしまうからであり、一方、リ
ーダテープ部45aの情報記録面の表面抵抗が大きくな
りすぎると、磁気カセットテープ40動作時におけるケ
ースへの帯電量が増加し、磁気抵抗効果型ヘッド51の
静電破壊を引き起こす可能性を増加させてしまうからで
ある。
【0088】また、リーダテープ部45aに用いる導電
性材料の表面抵抗を、1×103Ω/inch2以上、1
×1012Ω/inch2以下とすることがより望まし
く、この導電性材料の表面抵抗を、1×104Ω/in
ch2以上、1×1012Ω/inch2以下とすることが
さらにより望ましく、この導電性材料の表面抵抗を、1
×106Ω/inch2以上、1×1012Ω/inch2
以下とすることがより一層望ましい。これは、この導電
性材料の表面抵抗が小さすぎると、磁気カセットテープ
40が磁気抵抗効果型ヘッド51に接近した際、磁気カ
セットテープ40に帯電した電荷がリーダテープ部45
aを伝い、磁気抵抗効果型ヘッド51に急激に移動し、
磁気抵抗効果型ヘッド51を静電破壊させる可能性を増
加させてしまうからである。
【0089】また、リーダテープ部45aに用いる導電
性材料は、透明であることが望ましい。これは、磁気テ
ープドライブ50が装着された磁気カセットテープ40
のテープエンド部の検出に、リーダテープ部45aの透
過光を検出する光センサを用いるからである。この詳細
については後述する。なお、この帯電防止膜は完全に無
色透明でなくてもよく、ある程度色彩を有する色つき透
明、透明度が100未満の半透明の材質によって形成さ
れることとしてもよい。
【0090】さらに、透明ではない導電性材料を用いて
リーダテープ部45aを構成することとしてもよい。こ
の場合、上述のテープエンド部検出用の検出光が通過す
るテープエンド検出用穴をリーダテープ部45aに設け
ることとしてもよい。
【0091】また、リーダテープ部45aに用いる導電
性材料の具体例については、第2の実施の形態と同様で
ある。磁気記録テープ部45bは、例えば、ポリエチレ
ンナフタレート、ポリエーテルエーテルケトン、ポリフ
ェニレンサルファイド、ポリアミド、ポリイミド等の高
分子フィルム上に、Co、Co−Ni、Co−Fe、C
o−Cr、Co−Ti、Co−Mo、Co−Ni−O、
Co−Ni−P、Co−Cr−Nb等の強磁性金属薄膜
等を形成することによって構成され、この強磁性金属薄
膜を磁気抵抗効果型ヘッドによって磁化することによ
り、各種情報の記録を行う。
【0092】このように形成された磁気テープ45は、
例えば、図9に示すように、リール46a、46bに巻
き取られた状態で、リッド42、上シェル43等によっ
て形成されるケースに収納され、磁気カセットテープ4
0を構成する。
【0093】図10は、本形態における磁気テープドラ
イブ50の構成を例示した透過平面図である。図10に
示すように、磁気テープドライブ50は、例えば、磁気
カセットテープ40が有する磁気テープ45への情報の
記録・再生を行う磁気抵抗効果型ヘッド51、磁気抵抗
効果型ヘッド51が搭載され、磁気抵抗効果型ヘッド5
1による磁気テープ45への情報の記録・再生時に回転
を行う回転ドラム52、磁気カセットテープ40から引
き出された磁気テープ45を保持し、回転ドラム52に
巻き付けるテープガイドローラ53a〜53g、テープ
エンド検出用の検出光を出力するテープエンド検出光発
信部54、及びテープエンド検出光発信部54から発信
された検出光を受信する光センサであるテープエンド検
出光受信部55を有している。
【0094】磁気テープドライブ50に装着された磁気
カセットテープ40は、テープガイドローラ53a、5
3c〜53gによって、その内部の磁気テープ45が引
き出され、テープガイドローラ53a、53c〜53g
によって引き出された磁気テープ45は、テープガイド
ローラ53a、53c〜53gが磁気抵抗効果型ヘッド
51を搭載した回転ドラム52を囲い込むように移動す
ることにより、図10に示すように、この回転ドラム5
2に接触した状態で巻き付けられる。また、磁気テープ
45への情報の記録・再生は、このように磁気テープ4
5を回転ドラム52に接触させた状態で回転ドラム52
を回転させ、さらに、リール46a、46bを回転させ
ることにより磁気テープ45を走行させつつ行われる。
【0095】この際、テープエンド検出光発信部54か
らは、テープエンド検出用のテープエンド検出光56が
発信されている。このテープエンド検出光56は、図1
0に示すB部において、磁気テープ45と交差するよう
な向きに発信されており、テープエンド検出光受信部5
5は、テープエンド検出光発信部54から発信されたテ
ープエンド検出光56が磁気テープ45を介して受信で
きる位置に設けられている。ここで、磁気テープ45に
おける磁気記録テープ部45bは不透明であるため、磁
気テープ45がテープエンド部に達していない場合、テ
ープエンド検出光発信部54から発信されたテープエン
ド検出光56は、B部において、この磁気記録テープ部
45bにより遮断される。この場合、このテープエンド
検出光56は、テープエンド検出光受信部55によって
検出されず、これにより、磁気テープ45がテープエン
ド部に達していないことが判断される。一方、磁気テー
プ45がテープエンド部に達した場合、B部にはテープ
エンド部に設けられたリーダテープ部45aが配置され
ることとなる。ここで、前述のように、リーダテープ部
45aが透明な材質で形成されるか、テープエンド検出
用穴を有していた場合、テープエンド検出光56は、B
部においてリーダテープ部45aを通過することとな
り、通過したテープエンド検出光56は、テープエンド
検出光受信部55によって検出され、これにより、磁気
テープ45がテープエンド部に達したことが判断され
る。
【0096】また、図10に示すように、磁気テープド
ライブ50に装着された磁気カセットテープ40は、例
えば、磁気抵抗効果型ヘッド51が搭載された回転ドラ
ム52の近傍に配置され、さらに磁気テープ45を介し
てその回転ドラム52に接触することとなるが、上述の
ように、リーダテープ部45aを導電性材料によって形
成することにより、リーダテープ部45aへの帯電を抑
制し、回転ドラム52に搭載されている磁気抵抗効果型
ヘッド51が静電破壊してしまうことを防止することが
できる。
【0097】このように本形態では、磁気テープ45の
リーダテープ部45aに帯電防止対策を施すこととした
ため、磁気カセットテープ40の動作時等におけるリー
ダテープ部45aへの静電気の帯電を抑制でき、磁気抵
抗効果型ヘッド51の静電破壊を防止することが可能と
なる。
【0098】また、本形態では、リーダテープ部45a
への帯電防止対策として、リーダテープ部45aを導電
性材料によって形成することとしたため、リーダテープ
部45aへの静電気の帯電を抑制でき、磁気抵抗効果型
ヘッド51の静電破壊を防止することが可能となる。
【0099】さらに、リーダテープ部45aを構成する
導電性材料の表面抵抗を1×102Ω/inch2以上、
1×1012Ω/inch2以下とすることにより、リー
ダテープ部45aへの静電気の帯電を抑制でき、磁気抵
抗効果型ヘッド51の静電破壊を防止することが可能と
なる。
【0100】また、リーダテープ部45aを構成する導
電性材料の表面抵抗を1×103Ω/inch2以上、1
×1012Ω/inch2以下とすることにより、リーダ
テープ部45aへの静電気の帯電を抑制でき、磁気抵抗
効果型ヘッド51の静電破壊を防止することが可能とな
る。
【0101】さらに、リーダテープ部45aを構成する
導電性材料の表面抵抗を1×104Ω/inch2以上、
1×1012Ω/inch2以下とすることにより、リー
ダテープ部45aへの静電気の帯電を抑制でき、磁気抵
抗効果型ヘッド51の静電破壊を防止することが可能と
なる。
【0102】また、リーダテープ部45aを構成する導
電性材料の表面抵抗を1×106Ω/inch2以上、1
×1012Ω/inch2以下とすることにより、リーダ
テープ部45aへの静電気の帯電を抑制でき、磁気抵抗
効果型ヘッド51の静電破壊を防止することが可能とな
る。
【0103】さらに、リーダテープ部45aを構成する
導電性材料に、透明な材質のものを用いることにより、
テープエンド検出光受信部55によるテープエンド部の
検出が可能となる。
【0104】なお、本発明は、上述の実施形態に拘束さ
れるものではない。次に、本発明における第5の実施の
形態について説明する。本形態は、第4の実施の形態の
変形例であり、リーダテープ部45aへの帯電防止対策
の方法のみが第4の実施の形態と相違する。以下では、
第4の実施の形態との相違点を中心に説明を行い、第4
の実施の形態と共通する部分については説明を省略す
る。
【0105】本形態では、リーダテープ部45aの表面
に帯電防止膜を形成することにより、リーダテープ部4
5aへの帯電を抑制し、磁気抵抗効果型ヘッド51の静
電破壊を防止する。ここでリーダテープ部45aの表面
に帯電防止膜を形成するとは、リーダテープ部45aの
表裏面の少なくとも一方側に帯電防止膜を形成すること
を意味する。
【0106】ここで、リーダテープ部45aの表面に形
成される帯電防止膜は、例えば、表面抵抗が、1×10
2Ω/inch2以上、1×1012Ω/inch2以下の
ものが望ましい。これは、この帯電防止膜の表面抵抗
が、1×102Ω/inch2より小さくなると、磁気抵
抗効果型ヘッド51に流れる電流が磁気テープ45にシ
ョートして流れ、ノイズの原因となってしまうからであ
り、一方、この帯電防止膜の表面抵抗が大きくなりすぎ
ると、磁気カセットテープ40動作時におけるケースへ
の帯電量が増加し、磁気抵抗効果型ヘッド51の静電破
壊を引き起こす可能性を増加させてしまうからである。
【0107】また、リーダテープ部45aの表面に形成
される帯電防止膜を、1×103Ω/inch2以上、1
×1012Ω/inch2以下とすることがより望まし
く、この帯電防止膜の表面抵抗を、1×104Ω/in
ch2以上、1×1012Ω/inch2以下とすることが
さらにより望ましく、この帯電防止膜の表面抵抗を、1
×106Ω/inch2以上、1×1012Ω/inch2
以下とすることがより一層望ましい。これは、この帯電
防止膜の表面抵抗が小さすぎると、磁気カセットテープ
40が磁気抵抗効果型ヘッド51に接近した際、磁気カ
セットテープ40に帯電した電荷がリーダテープ部45
aを伝い、磁気抵抗効果型ヘッド51に急激に移動し、
磁気抵抗効果型ヘッド51を静電破壊させる可能性を増
加させてしまうからである。
【0108】また、第4に実施の形態の場合と同様な理
由により、リーダテープ部45aの表面に形成される帯
電防止膜は、透明であることが望ましい。さらに、透明
ではない帯電防止膜をリーダテープ部45aの表面に形
成することとしてもよく、この場合、上述のテープエン
ド部検出用の検出光が通過するテープエンド検出用穴を
リーダテープ部45aに設けることとしてもよい。
【0109】また、リーダテープ部45aの表面に形成
される帯電防止膜の具体例については、第1の実施の形
態と同様である。このように本形態では、リーダテープ
部45aへの帯電防止対策として、リーダテープ部45
aの表面に帯電防止膜を形成することとしたため、リー
ダテープ部45aへの静電気の帯電を抑制でき、磁気抵
抗効果型ヘッド51の静電破壊を防止することが可能と
なる。
【0110】また、リーダテープ部45aの表面に形成
される帯電防止膜の表面抵抗を1×102Ω/inch2
以上、1×1012Ω/inch2以下とすることによ
り、リーダテープ部45aへの静電気の帯電を抑制で
き、磁気抵抗効果型ヘッド51の静電破壊を防止するこ
とが可能となる。
【0111】さらに、リーダテープ部45aの表面に形
成される帯電防止膜の表面抵抗を1×103Ω/inc
2以上、1×1012Ω/inch2以下とすることによ
り、リーダテープ部45aへの静電気の帯電を抑制で
き、磁気抵抗効果型ヘッド51の静電破壊を防止するこ
とが可能となる。
【0112】また、リーダテープ部45aの表面に形成
される帯電防止膜の表面抵抗を1×104Ω/inch2
以上、1×1012Ω/inch2以下とすることによ
り、リーダテープ部45aへの静電気の帯電を抑制で
き、磁気抵抗効果型ヘッド51の静電破壊を防止するこ
とが可能となる。
【0113】さらに、リーダテープ部45aの表面に形
成される帯電防止膜の表面抵抗を1×106Ω/inc
2以上、1×1012Ω/inch2以下とすることによ
り、リーダテープ部45aへの静電気の帯電を抑制で
き、磁気抵抗効果型ヘッド51の静電破壊を防止するこ
とが可能となる。
【0114】また、リーダテープ部45aの表面に形成
される帯電防止膜に、透明な材質のものを用いることに
より、テープエンド検出光受信部55によるテープエン
ド部の検出が可能となる。
【0115】なお、本発明は、上述の実施形態に拘束さ
れるものではない。次に、本発明における第6の実施の
形態について説明する。本形態も第4の実施の形態の変
形例であり、リーダテープ部への帯電防止対策の方法の
みが第4の実施の形態と相違する。以下では、第4の実
施の形態との相違点を中心に説明を行い、第4の実施の
形態と共通する部分については説明を省略する。
【0116】図11は、本形態における磁気カセットテ
ープ40が有する磁気テープ65の構成を例示した斜視
図である。図11に示すように、本形態では、磁気テー
プ65にリーダテープ部を設けないこととし、これによ
り、リーダテープ部への帯電を排除し、磁気抵抗効果型
ヘッド51の静電破壊を防止する。
【0117】ただし、各種情報の記録が行われる磁気記
録テープ部65aのテープエンド部65bに、テープエ
ンド検出用の検出光が通過するテープエンド検出用穴6
5ba〜65bcを設けることとし、これにより、テー
プエンド部65bの検出を可能にする。
【0118】このように本形態では、帯電防止対策とし
て、テープエンド部65bにリーダテープ部を設けない
こととしたため、リーダテープ部への静電気の帯電を排
除でき、磁気抵抗効果型ヘッド51の静電破壊を防止す
ることが可能となる。
【0119】また、テープエンド部65bに、テープエ
ンド検出用の検出光が通過するテープエンド検出用穴6
5ba〜65bcを設けることとしたため、テープエン
ド検出光受信部55によるテープエンド部の検出が可能
となる。
【0120】なお、本発明は、上述の実施形態に拘束さ
れるものではない。
【0121】
【発明の効果】以上説明したように本発明の磁気記録媒
体では、ケースに帯電防止対策を施すこととしたため、
磁気記録媒体の装着時や動作時等における静電気の帯電
を抑制し、磁気抵抗効果型ヘッドの静電破壊を防止する
ことが可能となる。
【0122】また、本発明の磁気記録媒体では、磁気テ
ープのリーダテープ部に帯電防止対策を施すこととした
ため、磁気記録媒体の装着時や動作時等における静電気
の帯電を抑制し、磁気抵抗効果型ヘッドの静電破壊を防
止することが可能となる。
【0123】さらに、磁気テープにリーダテープ部を設
けないこととしたため、磁気記録媒体の装着時や動作時
等における静電気の帯電を抑制し、磁気抵抗効果型ヘッ
ドの静電破壊を防止することが可能となる。
【0124】また、本発明の磁気記録再生装置では、装
着された磁気記録媒体のケース表面に設けられた導体部
をグランドに導体接続するアース用アームを設けること
としたため、磁気記録媒体に帯電した電荷をグランドに
放出し、磁気記録媒体の装着時や動作時等における静電
気の帯電を抑制して、磁気抵抗効果型ヘッドの静電破壊
を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】磁気記録媒体である磁気カセットテープの外観
構成を例示した図である。ここで、(a)は、磁気カセ
ットテープの平面図を、(b)は底面図を、それぞれ示
している。
【図2】磁気記録媒体である磁気カセットテープの外観
構成を例示した図である。ここで、(a)は正面図を、
(b)は背面図を、(c)は左側面図を、それぞれ示し
ている。
【図3】磁気カセットテープの製造工程を説明するため
のフローチャートである。
【図4】磁気カセットテープを磁気テープドライブに装
着した様子を例示した透過平面図である。
【図5】磁気カセットテープの構成を例示した平面図で
ある。
【図6】磁気テープドライブの構成を例示した透過平面
図である。
【図7】図6の磁気テープドライブにおけるA−A断面
図である。
【図8】磁気記録媒体である磁気カセットテープが有す
る磁気テープの構成を例示した斜視図である。
【図9】磁気カセットテープの外観構成を例示した平面
図である。
【図10】磁気テープドライブの構成を例示した透過平
面図である。
【図11】磁気カセットテープが有する磁気テープの構
成を例示した斜視図である。
【図12】AMRヘッド及びGMRヘッドの耐静電破壊
特性を例示した図である。ここで、(a)は、AMRヘ
ッドの耐静電破壊特性を例示しており、(b)は、GM
Rヘッドの耐静電破壊特性を例示している。
【符号の説明】
1、20、40…磁気カセットテープ、2、22、42
…リッド、3、23、43…上シェル、4…透明窓、
5、25、45、65…磁気テープ、6a、6b、46
a、46b…リール、7…下シェル、10、30、50
…磁気テープドライブ、11、31、51…磁気抵抗効
果型ヘッド、12、32、52…回転ドラム、13a〜
13g、33a〜33g、53a〜53g…テープガイ
ドローラ、24…導体部、34…アース用アーム、35
…アース板、45a…リーダテープ部、45b、65a
…磁気記録テープ部、54…テープエンド検出光発信
部、55…テープエンド検出光受信部、56…テープエ
ンド検出光、65b…テープエンド部、65ba〜65
bc…テープエンド検出用穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 15/08 G11B 15/08 F // G11B 5/39 5/39 (72)発明者 春日 勝浩 宮城県登米郡中田町宝江新井田字加賀野境 30番地 ソニー宮城株式会社内 (72)発明者 太田 孝 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 目黒 浩 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 尾末 匡 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5D034 BA02 CA07 5D105 AA01 PC30

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気抵抗効果型ヘッドを用いて情報の記
    録再生が行われる磁気記録媒体において、 ケースに帯電防止対策を施したことを特徴とする磁気記
    録媒体。
  2. 【請求項2】 前記帯電防止対策は、 前記ケースの内側及び外側の少なくとも一方側に帯電防
    止膜を形成することであることを特徴とする請求項1記
    載の磁気記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記帯電防止膜の表面抵抗は、 0Ω/inch2以上、1×1012Ω/inch2以下で
    あることを特徴とする請求項2記載の磁気記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記ケースが有する透明窓の内側及び外
    側の少なくとも一方側に形成された前記帯電防止膜は、 透明であることを特徴とする請求項2記載の磁気記録媒
    体。
  5. 【請求項5】 前記帯電防止対策は、 前記ケースを導電性材料によって形成することであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の磁気記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記導電性材料の表面抵抗は、 0Ω/inch2以上、1×1012Ω/inch2以下で
    あることを特徴とする請求項5記載の磁気記録媒体。
  7. 【請求項7】 前記ケースの透明窓部分に使用される前
    記導電性材料は、 透明な材質であることを特徴とする請求項5記載の磁気
    記録媒体。
  8. 【請求項8】 前記ケースが有する透明窓以外の部分に
    用いられる前記導電性材料は、 金属であり、 前記透明窓部分に使用される前記導電性材料は、 透明な材質であることを特徴とする請求項5記載の磁気
    記録媒体。
  9. 【請求項9】 前記帯電防止対策は、 前記ケースの透明窓以外の部分を金属によって形成し、 前記透明窓の内側及び外側の少なくとも一方側に透明な
    帯電防止膜を形成することであることを特徴とする請求
    項1記載の磁気記録媒体。
  10. 【請求項10】 前記帯電防止対策は、 前記ケースの表面の少なくとも一部に導体部を設けるこ
    とであることを特徴とする請求項1記載の磁気記録媒
    体。
  11. 【請求項11】 前記導体部は、 前記ケースの上側表面に形成されることを特徴とする請
    求項10記載の磁気記録媒体。
  12. 【請求項12】 磁気記録再生装置への装着時、前記導
    体部は、グランドに導体接続されることを特徴とする請
    求項10記載の磁気記録媒体。
  13. 【請求項13】 磁気抵抗効果型ヘッドを用いて情報の
    記録再生が行われる磁気記録媒体において、 磁気テープのリーダテープ部に、帯電防止対策を施した
    ことを特徴とする磁気記録媒体。
  14. 【請求項14】 前記帯電防止対策は、 前記リーダテープ部を導電性材料によって形成すること
    であることを特徴とする請求項13記載の磁気記録媒
    体。
  15. 【請求項15】 前記導電性材料の表面抵抗は、 1×102Ω/inch2以上、1×1012Ω/inch
    2以下であることを特徴とする請求項14記載の磁気記
    録媒体。
  16. 【請求項16】 前記導電性材料の表面抵抗は、 1×103Ω/inch2以上、1×1012Ω/inch
    2以下であることを特徴とする請求項14記載の磁気記
    録媒体。
  17. 【請求項17】 前記導電性材料の表面抵抗は、 1×104Ω/inch2以上、1×1012Ω/inch
    2以下であることを特徴とする請求項14記載の磁気記
    録媒体。
  18. 【請求項18】 前記導電性材料の表面抵抗は、 1×106Ω/inch2以上、1×1012Ω/inch
    2以下であることを特徴とする請求項14記載の磁気記
    録媒体。
  19. 【請求項19】 前記導電性材料は、透明な材質である
    ことを特徴とする請求項14記載の磁気記録媒体。
  20. 【請求項20】 前記リーダテープ部は、 テープエンド検出用の検出光が通過するテープエンド検
    出用穴を有することを特徴とする請求項14記載の磁気
    記録媒体。
  21. 【請求項21】 前記帯電防止対策は、 前記リーダテープ部の表面に帯電防止膜を形成すること
    であることを特徴とする請求項13記載の磁気記録媒
    体。
  22. 【請求項22】 前記帯電防止膜の表面抵抗は、 1×102Ω/inch2以上、1×1012Ω/inch
    2以下であることを特徴とする請求項21記載の磁気記
    録媒体。
  23. 【請求項23】 前記帯電防止膜の表面抵抗は、 1×103Ω/inch2以上、1×1012Ω/inch
    2以下であることを特徴とする請求項21記載の磁気記
    録媒体。
  24. 【請求項24】 前記帯電防止膜の表面抵抗は、 1×104Ω/inch2以上、1×1012Ω/inch
    2以下であることを特徴とする請求項21記載の磁気記
    録媒体。
  25. 【請求項25】 前記帯電防止膜の表面抵抗は、 1×106Ω/inch2以上、1×1012Ω/inch
    2以下であることを特徴とする請求項21記載の磁気記
    録媒体。
  26. 【請求項26】 前記帯電防止膜は、 透明な材質であることを特徴とする請求項21記載の磁
    気記録媒体。
  27. 【請求項27】 前記リーダテープ部は、 テープエンド検出用の検出光が通過するテープエンド検
    出用穴を有することを特徴とする請求項21記載の磁気
    記録媒体。
  28. 【請求項28】 磁気抵抗効果型ヘッドを用いて情報の
    記録再生が行われる磁気記録媒体において、 磁気テープにリーダテープ部を設けず、 前記磁気テープのテープエンド部にテープエンド検出用
    の検出光が通過するテープエンド検出用穴を設けたこと
    を特徴とする磁気記録媒体。
  29. 【請求項29】 磁気抵抗効果型ヘッドを有する磁気記
    録再生装置において、 装着された磁気記録媒体のケース表面に設けられた導体
    部をグランドに導体接続するアース用アームを有するこ
    とを特徴とする磁気記録再生装置。
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