JP2002197746A - 磁気記録媒体及び磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録媒体及び磁気記録再生装置

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JP2002197746A
JP2002197746A JP2000394507A JP2000394507A JP2002197746A JP 2002197746 A JP2002197746 A JP 2002197746A JP 2000394507 A JP2000394507 A JP 2000394507A JP 2000394507 A JP2000394507 A JP 2000394507A JP 2002197746 A JP2002197746 A JP 2002197746A
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JP2000394507A
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English (en)
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Nobuyuki Nagai
信之 永井
Yutaka Hayata
裕 早田
Katsuhiro Kasuga
勝浩 春日
Hiroshi Meguro
浩 目黒
Tadashi Osue
匡 尾末
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気記録媒体の装着時や動作時等における静
電気の帯電を抑制し、磁気抵抗効果型ヘッドの静電破壊
を防止する。 【解決手段】 磁気カセットテープ20のリール部24
a、24b及び磁気テープドライブ10のリール受け部
15a、15bを導電性材料で構成すること等により、
リール部24a、24b及びリール受け部15a、15
bに対し、帯電防止対策を施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報の記録再生が
行われる磁気記録媒体及び情報の記録再生を行う磁気記
録再生装置に関し、特に、磁気抵抗効果型ヘッドを用い
て情報の記録再生が行われる磁気記録媒体及び磁気抵抗
効果型ヘッドを有する磁気記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、取り扱う情報量の増大に伴い、磁
気テープを用いてデータの記録及び再生を行う磁気記録
再生装置における記録密度の向上が望まれている。その
ような中、磁気テープからの信号読み取り用磁気ヘッド
として、従来のインダクティブヘッドに代わり、磁気抵
抗効果型(MR:Magneto Resistiv
e)ヘッドを採用することが必要不可欠となってきてい
る。磁気抵抗効果型ヘッドは、MR素子による磁気抵抗
効果を利用して磁気記録媒体に記録された信号を読み取
る磁気ヘッドであり、信号の検出感度が高く、大きな再
生出力が得られるという特性を有する。そのため、この
ような磁気抵抗効果型ヘッドでは、磁気テープ上の記録
トラック幅を容易に縮小できるとともに、線方向におけ
る記録密度を高めることができ、高密度の記録・再生を
行うことが可能となる。
【0003】また、磁気テープへの情報の記録・再生を
行う磁気記録再生装置としては、外周に設けられた磁気
ヘッドともに回転する回転ドラムに対し、磁気テープを
ヘリカル状に巻き付けて信号の記録・再生を行うヘリカ
ルスキャン方式が知られている。このヘリカルスキャン
方式の磁気記録再生装置では、走行する磁気テープと磁
気ヘッドが高速で摺動して信号の記録・再生を行うた
め、磁気テープと磁気ヘッドとの相対摺動速度が速く、
データ転送レートの向上が実現されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、磁気抵抗効果
型ヘッドは、従来のインダクティブヘッドに比べ静電気
に対する耐性が低く、磁気カセットテープの装着時や動
作時等に帯電した静電気によって容易に静電破壊を起こ
してしまうという問題点がある。例えば、磁気抵抗効果
型ヘッドの1つであるAMRヘッドの静電耐圧は200
V強程度(図7の(a))、GMRヘッドの静電耐圧は
40V程度(図7の(b))であるが、従来の磁気カセ
ットテープ等の磁気記録媒体に使用されているポリエス
テル、プラスチック、ナイロン、ビニール等の各種絶縁
物質が摩擦、接触等することによって生じる帯電電圧は
容易に数kVを超え、ヘッドの静電破壊を引き起こすに
十分な電圧に達することとなる。特に、磁気記録媒体の
リール部、及び装着された磁気記録媒体のリール部を受
ける磁気記録再生装置のリール受け部等は、ポリエステ
ル等の絶縁性材料で構成されることが一般的であり、こ
のような静電電荷が帯電するポイントの1つとなってい
る。一例として、温度5℃、湿度10%の条件のもと、
磁気記録媒体のリール部をナイロンで擦った場合、この
リール部が−1320Vに帯電したという実験データが
ある。
【0005】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、磁気記録媒体の装着時や動作時等における静
電気の帯電を抑制し、磁気抵抗効果型ヘッドの静電破壊
を防止することが可能な磁気記録媒体及び磁気記録再生
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、磁気抵抗効果型ヘッドを用いて情報の記
録再生が行われる磁気記録媒体において、磁気カセット
テープを巻き取るリール部に対し、帯電防止対策を施し
たことを特徴とする磁気記録媒体が提供される。
【0007】ここで、リール部に帯電防止対策を施すこ
とによって、リール部への帯電を防止し、磁気抵抗効果
型ヘッドの静電破壊を防止することが可能となる。ま
た、本発明の磁気記録媒体において、好ましくは、帯電
防止対策は、リール部を導電性材料によって構成するこ
とである。
【0008】また、本発明の磁気記録媒体において、好
ましくは、磁気記録再生装置への装着時、リール部は、
グランドに導通する。また、本発明の磁気記録媒体にお
いて、好ましくは、リール部を構成する導電性材料の表
面抵抗は、0Ω/inch2以上、1×1012Ω/in
ch2以下である。
【0009】また、本発明の磁気記録媒体において、好
ましくは、リール部を構成する導電性材料は金属であ
る。また、本発明の磁気記録媒体において、好ましく
は、帯電防止対策は、リール部の表面に帯電防止膜を形
成することである。
【0010】また、本発明の磁気記録媒体において、好
ましくは、磁気記録再生装置への装着時、リール部の表
面に形成された帯電防止膜は、グランドに導通する。ま
た、本発明の磁気記録媒体において、好ましくは、リー
ル部の表面に形成された帯電防止膜の表面抵抗は、0Ω
/inch2以上、1×1012Ω/inch2以下であ
る。
【0011】また、本発明の磁気記録媒体において、好
ましくは、リール部の表面に形成された帯電防止膜は金
属被膜である。また、磁気抵抗効果型ヘッドを有する磁
気記録再生装置において、装着された磁気記録媒体のリ
ール部を受けるリール受け部に対し、帯電防止対策を施
したことを特徴とする磁気記録再生装置が提供される。
【0012】ここで、リール受け部に帯電防止対策を施
すことによって、リール受け部への帯電を防止し、磁気
抵抗効果型ヘッドの静電破壊を防止することが可能とな
る。また、本発明の磁気記録再生装置において、好まし
くは、帯電防止対策は、リール受け部の少なくとも一部
を導電性材料によって構成することである。
【0013】また、本発明の磁気記録再生装置におい
て、好ましくは、リール受け部の少なくとも一部は、グ
ランドに導通する。また、本発明の磁気記録再生装置に
おいて、好ましくは、リール受け部の少なくとも一部を
構成する導電性材料の表面抵抗は、0Ω/inch2
上、1×1012Ω/inch2以下である。
【0014】また、本発明の磁気記録再生装置におい
て、好ましくは、リール受け部の少なくとも一部を構成
する導電性材料は、金属である。また、本発明の磁気記
録再生装置において、好ましくは、帯電防止対策は、リ
ール受け部の少なくとも一部の表面に帯電防止膜を形成
することである。
【0015】また、本発明の磁気記録再生装置におい
て、好ましくは、リール受け部の少なくとも一部の表面
に形成された帯電防止膜は、グランドに導通する。ま
た、本発明の磁気記録再生装置において、好ましくは、
リール受け部の少なくとも一部の表面に形成された帯電
防止膜の表面抵抗は、0Ω/inch2以上、1×10
12Ω/inch2以下である。
【0016】また、本発明の磁気記録再生装置におい
て、好ましくは、リール受け部の少なくとも一部の表面
に形成された帯電防止膜は、金属被膜である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本形態における磁気記録
再生装置である磁気テープドライブ10、及び磁気記録
媒体である磁気カセットテープ20を例示した平面図で
あり、図2は、図1におけるB―B断面図である。
【0018】磁気テープドライブ10は、例えば、磁気
カセットテープ20が挿入されるカセット挿入部を有す
る前面パネル17、底面部分に配置されるシャーシ1
8、磁気テープへの各種情報の再生を行う磁気抵抗効果
型ヘッド14a、磁気テープへの各種情報の記録を行う
図示していない記録ヘッド、磁気抵抗効果型ヘッド14
aが搭載された回転ドラム14、装着された磁気カセッ
トテープ20のリール部24a、24b部分が配置され
るリール受け部15a、15b、及び磁気記録媒体であ
る磁気カセットテープ20から引き出された磁気テープ
を保持し、回転ドラム14に巻き付けるテープガイドロ
ーラ16a〜16gを有しており、前面パネル17に設
けられた図示されていないカセット挿入部から、磁気カ
セットテープ20をA方向に挿入することにより、磁気
カセットテープ20の装着が行われる。
【0019】前面パネル17は、例えば、板状に形成さ
れ、図示していない略長方形のカセット挿入部を有して
いる。前面パネル17を構成する材料としては、ある程
度の機械的強度を有するものであれば、プラスチック等
の絶縁体材料等、特に制限なく使用することができる
が、帯電防止等の理由から導電性材料等によって構成さ
れることが望ましい。
【0020】シャーシ18は、例えば、磁気テープドラ
イブ10の底面に設けられる平面状の板である。シャー
シ18を構成する材料としては、ある程度の機械的強度
を有するものであれば、ステンレスやその他金属等の導
電性材料、及びプラスチック等の絶縁体材料等、特に制
限なく使用することができるが、帯電防止及び後述する
リール受け部15a、15bのグランド接続等の理由か
ら、導電性材料によって構成されることが望ましい。ま
た、同様な理由から、シャーシ18は、グランドに導通
していることが望ましい。
【0021】前述のように、磁気抵抗効果型ヘッド14
aは、MR素子による磁気抵抗効果を利用し、磁気テー
プに記録された信号を読み取る再生専用の磁気ヘッドで
ある。
【0022】回転ドラム14は、例えば、円柱形状を有
しており、その外周部分に磁気抵抗効果型ヘッド14a
及び図示していない記録用ヘッドが搭載されている。ま
た、回転ドラム14は、磁気テープへの情報の記録・再
生時に、この円柱形状の中心線を回転軸として、外周に
設けられた磁気抵抗効果型ヘッド14a等とともに回転
し、この回転によって、ヘリカルスキャン方式による磁
気テープへの情報の記録・再生が行われる。
【0023】リール受け部15a、15bは、例えば、
モータ動力によって駆動する回転体であり、この回転に
より、装着された磁気カセットテープ20のリール部2
4a、24bを回転させ、磁気テープを走行させる。
【0024】図2に示すように、リール受け部15a
は、例えば、シャーシ18上に配置されたキャプスタン
モータ15aa、キャプスタンモータ15aaのモータ
動力によって回転するシャフト15ac、シャフト15
acの回転に伴って回転する回転部15ab、及びシャ
フト15acに取り付けられるバネ15adを有してい
る。
【0025】ここで、リール受け部15aには、所定の
帯電防止対策が施されており、このリール受け部15a
に対する静電防止対策により、磁気カセットテープ20
の動作時等におけるリール受け部15aへの静電気の帯
電を抑制し、リール受け部15aに帯電した静電気によ
って、回転ドラム14に搭載された磁気抵抗効果型ヘッ
ド14aが静電破壊してしまうことを防止する。
【0026】ここでのリール受け部15aに対する帯電
防止対策は、例えば、リール受け部15aの少なくとも
一部、好ましくは全ての部分を導電性材料で構成するこ
とによって行う。具体的には、例えば、リール受け部1
5aを構成するキャプスタンモータ15aa、回転部1
5ab、シャフト15ac、バネ15ad等を導電性材
料によって形成することにより、リール受け部15aに
対する帯電防止対策を行う。
【0027】また、リール受け部15aを構成するキャ
プスタンモータ15aa、回転部15ab、シャフト1
5ac、バネ15ad等を構成する導電性材料として
は、例えば、表面抵抗が0Ω/inch2以上、1×1
12Ω/inch2以下のものが望ましい。これは、こ
の導電性材料の情報記録面の表面抵抗が大きくなりすぎ
ると、磁気カセットテープ20の動作時等におけるキャ
プスタンモータ15aa、回転部15ab、シャフト1
5ac、バネ15ad等への帯電量が増加し、磁気抵抗
効果型ヘッド14aの静電破壊を引き起こす可能性を増
加させてしまうからである。
【0028】このような導電性材料の具体例としては、
例えば、ステンレス等の金属、酸化錫にアンチモンをド
ープした酸化錫系材料、酸化インジウムに錫をドープし
た酸化インジウム系材料、酸化亜鉛にアルミニウム等を
ドープした酸化亜鉛系材料が望ましい。また、具体的な
商品名として、「東レABS樹脂帯電防止剤入りグレー
ド“TP40”」等が望ましい。
【0029】また、リール受け部15aの少なくとも一
部は、グランドに導通することが望ましい。このように
することにより、リール受け部15a等において発生し
た静電気をグランドに放出することが可能となり、リー
ル受け部15aへの帯電を抑制し、磁気抵抗効果型ヘッ
ド14aの静電破壊を防止することが可能となる。この
ようなリール受け部15aのグランドへの導通は、例え
ば、シャフト15acの一端を、グランドに導通した導
電性のシャーシ18に接触させ、このシャフト15ac
が、シャーシ18を介し、グランドに導通するように配
置・構成されることによって行う。
【0030】なお、リール受け部15bについても、リ
ール受け部15aと同様な構成とし、リール受け部15
aと同様な帯電防止対策が施されることが望ましい。テ
ープガイドローラ16a〜16gは、例えば、円柱形状
を有するローラであり、この円柱形状の中心線を回転軸
として回転する回転体である。テープガイドローラ16
a〜16gを構成する材料としては、ある程度の機械的
な強度を有するものであれば、特に制限なく使用するこ
とが可能であるが、帯電防止等の理由から金属等の導電
性材料によって構成されることが望ましい。
【0031】図3は、磁気記録媒体である磁気カセット
テープ20の外観構成を例示した図である。ここで、図
3の(a)は、磁気カセットテープ20の平面図を、図
3の(b)は底面図を、それぞれ示している。
【0032】図3に示すように、磁気カセットテープ2
0は、例えば、磁気抵抗効果型ヘッド14aによって各
種情報が再生される磁気テープ21、磁気テープ21が
巻き付けられるリール部24a、24b、リール部24
a、24bを保持する軸受け25a、25b、磁気テー
プ21を収納するケースであるリッド22、上シェル2
3及び下シェル26を有している。
【0033】磁気テープ21は、例えば、ポリエチレン
ナフタレート、ポリエーテルエーテルケトン、ポリフェ
ニレンサルファイド、ポリアミド、ポリイミド等の高分
子フィルム上に、Co、Co−Ni、Co−Fe、Co
−Cr、Co−Ti、Co−Mo、Co−Ni−O、C
o−Ni−P、Co−Cr−Nb等の強磁性金属薄膜等
を形成することによって構成され、この強磁性金属薄膜
を磁化することにより、各種情報の記録を行う。
【0034】リッド22、上シェル23、及び下シェル
26を構成する材料としては、ある程度の機械的強度を
有する材料であれば、ポリエステル、プラスチック等の
絶縁性材料等特に制限なく使用することができるが、帯
電防止等の理由から導電性材料等によって構成されるこ
とが望ましい。
【0035】軸受け部25a、25bを構成する材料と
しては、ある程度の機械的強度を有する材料であれば、
特に制限なく使用することができるが、帯電防止等の理
由から、ステンレス等の導電性材料等によって構成され
ることが望ましい。
【0036】リール部24a、24bは、例えば、略円
筒形状部分を有し、その略円筒形状部分の外周には磁気
テープ21が巻き付けられる。また、その円筒形状部分
内部は、例えば、略歯車状に構成され、リール受け部1
5a、15bの回転動力が、効率よくリール部24a、
24bに伝達されるような構成となっている。
【0037】ここで、リール部24a、24bには、所
定の帯電防止対策が施されており、このリール部24
a、24bに対する静電防止対策により、磁気カセット
テープ20の動作時等におけるリール部24a、24b
への静電気の帯電を抑制し、リール部24a、24bに
帯電した静電気によって、回転ドラム14に搭載された
磁気抵抗効果型ヘッド14aが静電破壊してしまうこと
を防止する。
【0038】ここでのリール部24a、24bに対する
帯電防止対策は、例えば、リール部24a、24bの少
なくとも一部、望ましくは全ての部分を導電性材料で構
成することによって行う。
【0039】また、リール部24a、24bを構成する
導電性材料としては、例えば、表面抵抗が0Ω/inc
2以上、1×1012Ω/inch2以下のものが望まし
い。これは、この導電性材料の情報記録面の表面抵抗が
大きくなりすぎると、磁気カセットテープ20の動作時
等におけるリール部24a、24bへの帯電量が増加
し、磁気抵抗効果型ヘッド14aの静電破壊を引き起こ
す可能性を増加させてしまうからである。
【0040】このような導電性材料の具体例としては、
例えば、ステンレス等の金属、酸化錫にアンチモンをド
ープした酸化錫系材料、酸化インジウムに錫をドープし
た酸化インジウム系材料、酸化亜鉛にアルミニウム等を
ドープした酸化亜鉛系材料が望ましい。また、具体的な
商品名として、「東レABS樹脂帯電防止剤入りグレー
ド“TP40”」等が望ましい。
【0041】また、磁気カセットテープ20の磁気テー
プドライブ10への装着時、このリール部24a、24
bは、グランドに導通することが望ましい。このように
することにより、リール部24a、24b等において発
生した静電気をグランドに放出することが可能となり、
リール部24a、24bへの帯電を抑制し、磁気抵抗効
果型ヘッド14aの静電破壊を防止することが可能とな
る。以下に、リール部24a、24bの具体的なグラン
ド接続方法について説明する。
【0042】図4は、磁気テープドライブ10に磁気カ
セットテープ20が装着された様子を例示した透過平面
図であり、図5は、そのC―C断面図である。図5に示
すように、磁気テープドライブ10に装着された磁気カ
セットテープ20は、リール部24bの内部にリール受
け部15aが挿入された状態で配置され、シャフト15
acの一端は、リール部24bの内部に接触して配置さ
れることとなる。ここで、シャフト15ac及びシャー
シ18を導電性材料によって構成し、シャフト15aの
一端をシャーシ18と、シャーシ18をグランドとそれ
ぞれ導通させる構成とすることにより、このリール部2
4bは、シャフト15ac及びシャーシ18を介し、グ
ランドに導通することとなる。なお、図5では、リール
部24bを、リール受け部15aを介し、グランドに導
通する例を示したが、リール部24aに関しても、同様
に、リール受け部15bを介し、グランドに導通するこ
ととしてもよい。
【0043】図5のように磁気テープドライブ10内に
磁気カセットテープ20が配置されると、次に、磁気テ
ープ21の回転ドラム14への巻き付け動作が行われ
る。磁気テープドライブ10内に装着された磁気カセッ
トテープ20は、図4に示すように、テープガイドロー
ラ16a〜16e、16gにより、磁気カセットテープ
20内部から磁気テープ21が引き出される。引き出さ
れた磁気テープ21は、テープガイドローラ16a〜1
6e、16gに保持され、さらにそのテープガイドロー
ラ16a〜16e、16gが回転ドラム14を取り囲む
ように移動(D1、D2方向に移動)することにより、
回転ドラム14に巻き付けられる。
【0044】図6は、このように回転ドラム14に磁気
テープ21が巻き付けられた様子を例示した透過平面図
である。このように回転ドラム14に巻き付けられた磁
気テープ21は、リール受け部15a、15bから回転
動力が伝達されたリール部24a、24bが回転するこ
とによって走行し、回転した回転ドラム14に搭載され
た記録ヘッドや磁気抵抗効果型ヘッド14aによって、
各種情報の記録・再生が行われる。
【0045】ここで、リール受け部15a、15b、及
びリール部24a、24bには、前述の帯電防止対策が
施されているため、この磁気テープ21の回転ドラム1
4への巻き付け動作時や、磁気テープ21への情報の記
録・再生時等におけるリール受け部15a、15bや、
リール部24a、24bへの帯電を抑制することができ
る。一例として、リール部24a、24bを前述の「東
レABS樹脂帯電防止剤入りグレード“TP40”」で
構成したところ、温度27℃、湿度60%におけるリー
ル部24a、24b部への帯電の絶対値が20V以下に
まで低減するという実験結果が得られた。
【0046】また、リール受け部15a、15b、及び
リール部24a、24bをグランドに導通させておくこ
とにより、磁気テープ21の回転ドラム14への巻き付
け動作時や、磁気テープ21への情報の記録・再生時等
に、リール受け部15a、15bや、リール部24a、
24bに発生した静電気をグランドに放出することが可
能となり、リール受け部15a、15bや、リール部2
4a、24bへの帯電を抑制することが可能となる。
【0047】このように、本形態では、リール部24
a、24bに対し、所定の帯電防止対策を施すこととし
たため、リール部24a、24bへの静電気の帯電を抑
制でき、磁気抵抗効果型ヘッド14aの静電破壊を防止
することが可能となる。
【0048】また、リール部24a、24bへの帯電防
止対策として、リール部24a、24bを導電性材料に
よって形成することとしたため、リール部24a、24
bに静電気が帯電することを抑制でき、磁気抵抗効果型
ヘッド14aの静電破壊を防止することが可能となる。
【0049】さらに、磁気カセットテープ20の磁気テ
ープドライブ10への装着時、リール部24a、24b
をグランドに導通させる構成とすることにより、リール
部24a、24bに発生した静電気をグランドに放出す
ることが可能となり、リール部24a、24bへの帯電
を抑制し、磁気抵抗効果型ヘッド14aの静電破壊を防
止することが可能となる。
【0050】また、リール部24a、24bを構成する
導電性材料の表面抵抗を0Ω/inch2以上、1×1
12Ω/inch2以下とすることにより、リール部2
4a、24bへの静電気の帯電を抑制でき、磁気抵抗効
果型ヘッド14aの静電破壊を防止することが可能とな
る。
【0051】さらに、リール部24a、24bを金属と
することにより、リール部24a、24bへの静電気の
帯電を抑制でき、磁気抵抗効果型ヘッド14aの静電破
壊を防止することが可能となる。
【0052】また、装着された磁気カセットテープ20
のリール部24a、24bを受けるリール受け部15
a、15bに対し、帯電防止対策を施すこととしたた
め、リール受け部15a、15bへの静電気の帯電を抑
制でき、磁気抵抗効果型ヘッド14aの静電破壊を防止
することが可能となる。
【0053】さらに、リール受け部15a、15bへの
帯電防止対策として、リール受け部15a、15bの少
なくとも一部を導電性材料によって形成することとした
ため、リール受け部15a、15bに静電気が帯電する
ことを抑制でき、磁気抵抗効果型ヘッド14aの静電破
壊を防止することが可能となる。
【0054】また、リール受け部15a、15bの少な
くとも一部をグランドに導通させる構成とすることによ
り、リール受け部15a、15bに発生した静電気をグ
ランドに放出することが可能となり、リール受け部15
a、15bへの帯電を抑制し、磁気抵抗効果型ヘッド1
4aの静電破壊を防止することが可能となる。
【0055】さらに、リール受け部15a、15bを構
成する導電性材料の表面抵抗を0Ω/inch2以上、
1×1012Ω/inch2以下とすることにより、リー
ル受け部15a、15bへの静電気の帯電を抑制でき、
磁気抵抗効果型ヘッド14aの静電破壊を防止すること
が可能となる。
【0056】また、リール受け部15a、15bを金属
とすることにより、リール受け部15a、15bへの静
電気の帯電を抑制でき、磁気抵抗効果型ヘッド14aの
静電破壊を防止することが可能となる。
【0057】なお、本発明は、上述の実施形態に拘束さ
れるものではない。例えば、本形態では、リール受け部
15a、15b、及びリール部24a、24bすべてに
帯電防止対策を施すこととしたが、それらの一部にのみ
帯電防止対策を施すこととしてもよい。
【0058】次に、本発明における第2の実施の形態に
ついて説明する。本形態は、第1の実施の形態の変形例
であり、リール受け部15a、15b、リール部24
a、24bへの帯電防止対策の方法のみが第1の実施の
形態と相違する。以下では、第1の実施の形態との相違
点を中心に説明を行い、第1の実施の形態と共通する部
分については説明を省略する。
【0059】本形態では、リール受け部15a、15b
の少なくとも一部の表面、及びリール部24a、24b
の表面に帯電防止膜を形成することにより、リール受け
部15a、15b及びリール部24a、24bへの帯電
を抑制し、磁気抵抗効果型ヘッド14aの静電破壊を防
止する。
【0060】ここで帯電防止膜として使用される材料
は、例えば、表面抵抗が0Ω/inch2以上、1×1
12Ω/inch2以下のものが望ましい。これは、帯
電防止膜の情報記録面の表面抵抗が大きくなりすぎる
と、磁気カセットテープ20の動作時等におけるリール
受け部15a、15b及びリール部24a、24bへの
帯電量が増加し、磁気抵抗効果型ヘッド14aの静電破
壊を引き起こす可能性を増加させてしまうからである。
【0061】このような帯電防止膜の具体例としては、
例えば、金属被膜、酸化錫にアンチモンをドープした酸
化錫系材料、酸化インジウムに錫をドープした酸化イン
ジウム系材料、酸化亜鉛にアルミニウム等をドープした
酸化亜鉛系材料の他、実用新案公開公報「実開平6−2
0040」に開示されている水溶性導電性ポリアニリ
ン、水溶性導電性ポリピロール、水溶性導電性ポリチオ
フェン、水溶性導電性ポリパラフェニン、水溶性導電性
ポリパラフェニレンビニレン等を用いて形成された帯電
防止膜、特許公開公報「特開2000−186218」
に開示されているポリアリレートと導電性フィラーとか
らなる組成物にフェノール系酸化防止剤を含有させた導
電性樹脂、特許公開公報「特開2000−16968
5」に開示されているCr、Cu、Fe、Co、Ni等
の第4周期元素の材料を真空蒸着することによって形成
された帯電防止膜、特許公報「特開2821762」に
開示されている第4級アンモニウム塩化合物、脂肪族ア
ミン及びその誘導体、ベンズイミダゾール誘導体、脂肪
族アミド誘導体等のカチオン系界面活性剤、アルキルリ
ン酸エステルNa、アルキルフェノールポリエチレング
リコール硫酸エステルNa、ポリスチレンスルホン酸塩
等のアニオン系界面活性剤、ポリオキシエチレン脂肪族
エステル、ポリオキシエチレアルキルエーテル等の非イ
オン系界面活性剤を用いて形成された帯電防止膜等が望
ましい。
【0062】具体的な実験例として、このような帯電防
止膜をリール部24a、24bの表面に形成したとこ
ろ、温度27℃、湿度60%におけるリール部24a、
24bへの帯電量の絶対値が0〜3V程度にまで低減し
たという実験結果が得られた。
【0063】また、リール部24a、24bの表面に形
成された帯電防止膜、及びリール受け部15a、15b
の表面に形成された帯電防止膜は、第1の実施の形態と
同様な方法、或いはそれ以外の方法により、グランドと
電気的に接続されることが望ましい。これにより、リー
ル部24a、24b及びリール受け部15a、15bに
発生した静電気をグランドに放出することが可能とな
り、リール部24a、24b及びリール受け部15a、
15bへの帯電を抑制し、磁気抵抗効果型ヘッド14a
の静電破壊を防止することが可能となる。
【0064】このように、本形態では、リール部24
a、24bへの帯電防止対策として、リール部24a、
24bの表面に帯電防止膜を形成することとしたため、
リール部24a、24bに静電気が帯電することを抑制
でき、磁気抵抗効果型ヘッド14aの静電破壊を防止す
ることが可能となる。
【0065】また、磁気カセットテープ20の磁気テー
プドライブ10への装着時、リール部24a、24bの
表面に形成された帯電防止膜をグランドに導通させる構
成とすることにより、リール部24a、24bに発生し
た静電気をグランドに放出することが可能となり、リー
ル部24a、24bへの帯電を抑制し、磁気抵抗効果型
ヘッド14aの静電破壊を防止することが可能となる。
【0066】さらに、リール部24a、24bの表面に
形成する導電性材料の表面抵抗を0Ω/inch2
上、1×1012Ω/inch2以下とすることにより、
リール部24a、24bへの静電気の帯電を抑制でき、
磁気抵抗効果型ヘッド14aの静電破壊を防止すること
が可能となる。
【0067】また、リール部24a、24bの表面に金
属被膜を形成することにより、リール部24a、24b
への静電気の帯電を抑制でき、磁気抵抗効果型ヘッド1
4aの静電破壊を防止することが可能となる。
【0068】さらに、リール受け部15a、15bへの
帯電防止対策として、リール受け部15a、15bの少
なくとも一部の表面に帯電防止膜を形成することとした
ため、リール受け部15a、15bに静電気が帯電する
ことを抑制でき、磁気抵抗効果型ヘッド14aの静電破
壊を防止することが可能となる。
【0069】また、リール受け部15a、15bの少な
くとも一部の表面に形成された帯電防止膜をグランドに
導通させる構成とすることにより、リール受け部15
a、15bに発生した静電気をグランドに放出すること
が可能となり、リール受け部15a、15bへの帯電を
抑制し、磁気抵抗効果型ヘッド14aの静電破壊を防止
することが可能となる。
【0070】さらに、リール受け部15a、15bの少
なくとも一部の表面に形成された帯電防止膜の表面抵抗
を0Ω/inch2以上、1×1012Ω/inch2以下
とすることにより、リール受け部15a、15bへの静
電気の帯電を抑制でき、磁気抵抗効果型ヘッド14aの
静電破壊を防止することが可能となる。
【0071】また、リール受け部15a、15bの表面
に金属被膜を形成することにより、リール受け部15
a、15bへの静電気の帯電を抑制でき、磁気抵抗効果
型ヘッド14aの静電破壊を防止することが可能とな
る。
【0072】なお、本発明は、上述の実施形態に拘束さ
れるものではない。例えば、本形態では、リール受け部
15a、15b及びリール部24a、24b双方の帯電
防止対策を、これらの表面に帯電防止膜を形成すること
によって行うこととしたが、リール受け部15a、15
b及びリール部24a、24bの一部に対し、本形態に
おける帯電防止対策を施し、別の一部に対し、第1の実
施の形態における帯電防止対策を施す構成としてもよ
い。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように本発明の磁気記録媒
体では、リール部に帯電防止対策を施すこととしたた
め、磁気記録媒体の装着時や動作時等における静電気の
帯電を抑制し、磁気抵抗効果型ヘッドの静電破壊を防止
することが可能となる。
【0074】また、本発明の磁気記録再生装置では、リ
ール受け部に帯電防止対策を施すこととしたため、磁気
記録媒体の装着時や動作時等における静電気の帯電を抑
制し、磁気抵抗効果型ヘッドの静電破壊を防止すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】磁気記録再生装置である磁気テープドライブ、
及び磁気記録媒体である磁気カセットテープを例示した
平面図である。
【図2】図1におけるB―B断面図である。
【図3】磁気記録媒体である磁気カセットテープの外観
構成を例示した図である。ここで、(a)は、磁気カセ
ットテープの平面図を、(b)は底面図を、それぞれ示
している。
【図4】磁気テープドライブに磁気カセットテープが装
着された様子を例示した透過平面図である。
【図5】図4におけるC―C断面図である。
【図6】回転ドラムに磁気テープが巻き付けられた様子
を例示した透過平面図である。
【図7】AMRヘッド及びGMRヘッドの耐静電破壊特
性を例示した図である。ここで、(a)は、AMRヘッ
ドの耐静電破壊特性を例示しており、(b)は、GMR
ヘッドの耐静電破壊特性を例示している。
【符号の説明】
10…磁気テープドライブ、14…回転ドラム、14a
…磁気抵抗効果型ヘッド、15a、15b…リール受け
部、15aa…キャプスタンモータ、15ab…回転
部、15ac…シャフト、15ad…バネ、16a〜1
6g…テープガイドローラ、18…シャーシ、20…磁
気カセットテープ、21…磁気テープ、24a、24b
…リール部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 春日 勝浩 宮城県登米郡中田町宝江新井田字加賀野境 30番地 ソニー宮城株式会社内 (72)発明者 目黒 浩 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 尾末 匡 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5D034 BA02 CA07

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気抵抗効果型ヘッドを用いて情報の記
    録再生が行われる磁気記録媒体において、 磁気テープを巻き取るリール部に対し、帯電防止対策を
    施したことを特徴とする磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記帯電防止対策は、 前記リール部を導電性材料によって構成することである
    ことを特徴とする請求項1記載の磁気記録媒体。
  3. 【請求項3】 磁気記録再生装置への装着時、前記リー
    ル部は、グランドに導通することを特徴とする請求項2
    記載の磁気記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記導電性材料の表面抵抗は、 0Ω/inch2以上、1×1012Ω/inch2以下で
    あることを特徴とする請求項2記載の磁気記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記導電性材料は、 金属であることを特徴とする請求項2記載の磁気記録媒
    体。
  6. 【請求項6】 前記帯電防止対策は、 前記リール部の表面に帯電防止膜を形成することである
    ことを特徴とする請求項1記載の磁気記録媒体。
  7. 【請求項7】 磁気記録再生装置への装着時、前記リー
    ル部の表面に形成された前記帯電防止膜は、グランドに
    導通することを特徴とする請求項6記載の磁気記録媒
    体。
  8. 【請求項8】 前記帯電防止膜の表面抵抗は、 0Ω/inch2以上、1×1012Ω/inch2以下で
    あることを特徴とする請求項6記載の磁気記録媒体。
  9. 【請求項9】 前記帯電防止膜は、 金属被膜であることを特徴とする請求項6記載の磁気記
    録媒体。
  10. 【請求項10】 磁気抵抗効果型ヘッドを有する磁気記
    録再生装置において、 装着された磁気記録媒体のリール部を受けるリール受け
    部に対し、帯電防止対策を施したことを特徴とする磁気
    記録再生装置。
  11. 【請求項11】 前記帯電防止対策は、 前記リール受け部の少なくとも一部を導電性材料によっ
    て構成することであることを特徴とする請求項10記載
    の磁気記録再生装置。
  12. 【請求項12】 前記リール受け部の少なくとも一部
    は、 グランドに導通することを特徴とする請求項11記載の
    磁気記録再生装置。
  13. 【請求項13】 前記導電性材料の表面抵抗は、 0Ω/inch2以上、1×1012Ω/inch2以下で
    あることを特徴とする請求項11記載の磁気記録再生装
    置。
  14. 【請求項14】 前記導電性材料は、 金属であることを特徴とする請求項11記載の磁気記録
    再生装置。
  15. 【請求項15】 前記帯電防止対策は、 前記リール受け部の少なくとも一部の表面に帯電防止膜
    を形成することであることを特徴とする請求項10記載
    の磁気記録再生装置。
  16. 【請求項16】 前記リール受け部の少なくとも一部の
    表面に形成された前記帯電防止膜は、 グランドに導通することを特徴とする請求項15記載の
    磁気記録再生装置。
  17. 【請求項17】 前記帯電防止膜の表面抵抗は、 0Ω/inch2以上、1×1012Ω/inch2以下で
    あることを特徴とする請求項15記載の磁気記録再生装
    置。
  18. 【請求項18】 前記帯電防止膜は、 金属被膜であることを特徴とする請求項15記載の磁気
    記録再生装置。
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US10/785,033 US20040165306A1 (en) 2000-12-15 2004-02-25 Magnetic storage recording medium and magnetic recording and playback device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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