JP2002197313A - 情報管理システム - Google Patents

情報管理システム

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JP2002197313A
JP2002197313A JP2000394159A JP2000394159A JP2002197313A JP 2002197313 A JP2002197313 A JP 2002197313A JP 2000394159 A JP2000394159 A JP 2000394159A JP 2000394159 A JP2000394159 A JP 2000394159A JP 2002197313 A JP2002197313 A JP 2002197313A
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Japan
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calculation
processing means
estimation
management system
information management
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Application number
JP2000394159A
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English (en)
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Katsunori Tamura
勝典 田村
Yoichi Harada
陽一 原田
Kazumi Kawai
和美 川合
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】作業を対話形式で進めることができ、かつ、化
工計算、重量の算出、見積り等の結果を連動させること
ができるようにする。 【解決手段】操作部と、該操作部を操作することによっ
て入力された計算条件に基づいて、機器の仕様を計算す
る計算処理手段92と、機器の仕様に基づいて見積りを
行う見積処理手段93と、計算処理手段92による計算
結果、及び見積処理手段93による見積りを出力する出
力手段とを有する。この場合、計算処理手段92によっ
て機器の仕様が計算されるので、見積りを行うに当た
り、計算処理手段によって計算された仕様を連動させる
ことができる。見積りを行う際に機器の仕様を計算する
必要がなくなるので、作業を簡素化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報管理システム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、顧客が蒸留装置等の所定の機器又
は部品を製造業者から購入する場合、通常、顧客と製造
業者とが直接会い、顧客は製造業者に対してサイジング
等の化工計算、重量の算出等を依頼するとともに、化工
計算、重量の算出等の結果に基づいて機器又は部品の見
積りを依頼するようにしている。そして、製造業者は、
化工計算を行い、重量を算出して重量票を作成し、機器
又は部品の見積り伺いを作成し、見積りを行い、見積書
を発行して顧客と交渉する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の見積方法においては、化工計算、重量の算出、見積
り等の結果と顧客の要求とが一致しない場合、顧客と製
造業者とが合意するまで製造業者は前記化工計算、重量
の算出、重量票の作成、機器又は部品の見積り伺いの作
成、見積り及び見積書の発行を繰り返す必要があり、作
業が極めて煩わしい。
【0004】そこで、Eメールを使用することによって
前記見積りを依頼することが考えられるが、Eメールを
使用する場合、対話形式で前記各作業を進めることがで
きないだけでなく、化工計算、重量の算出、見積り等の
結果を連動させて、例えば、化工計算の結果、算出され
た重量等に基づいて見積りを行うことができない。
【0005】本発明は、前記従来の見積方法の問題点を
解決して、作業を対話形式で進めることができ、かつ、
化工計算、重量の算出、見積り等の結果を連動させるこ
とができる情報管理システムを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の情
報管理システムにおいては、操作部と、該操作部を操作
することによって入力された計算条件に基づいて、機器
の仕様を計算する計算処理手段と、前記機器の仕様に基
づいて見積りを行う見積処理手段と、前記計算処理手段
による計算結果、及び前記見積処理手段による見積りを
出力する出力手段とを有する。
【0007】本発明の他の情報管理システムにおいて
は、さらに、前記計算条件は、ネットワーク上に開設さ
れたウェブサイトを介して入力される。
【0008】本発明の更に他の情報管理システムにおい
ては、さらに、前記見積りを行うための機器の仕様は、
前記計算処理手段によって計算された仕様に連動させら
れる。
【0009】本発明の更に他の情報管理システムにおい
ては、さらに、前記見積処理手段は、前記計算処理手段
によって計算された仕様を参照する。
【0010】本発明の更に他の情報管理システムにおい
ては、さらに、前記機器の重量を算出する重量算出処理
手段を有する。
【0011】本発明の更に他の情報管理システムにおい
ては、さらに、前記重量算出処理手段は、前記機器の仕
様に基づいて重量を算出する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0013】図1は本発明の実施の形態における情報管
理システムの機能ブロック図である。
【0014】図において、55は操作部としての操作パ
ネル、92は、該操作パネル55を操作することによっ
て入力された計算条件に基づいて、機器の仕様を計算す
る計算処理手段、93は前記機器の仕様に基づいて見積
りを行う見積処理手段、56は、前記計算処理手段92
による計算結果、及び前記見積処理手段93による見積
りを出力する出力手段としてのディスプレイである。
【0015】図2は本発明の実施の形態における情報管
理システムを示す概念図、図3は本発明の実施の形態に
おける端末のブロック図、図4は本発明の実施の形態に
おける情報管理サーバのブロック図である。
【0016】図において、51は情報管理システム、5
2はネットワークであり、該ネットワーク52として
は、インターネット、LAN(Local Area
Network)、WAN(Wide Area Ne
twork)、イントラネット、電話回線網、通信回線
網、携帯電話回線網等が使用される。また、Ti(i=
1、2、…)は前記ネットワーク52と有線又は無線の
公衆回線、専用回線等の回線53を介して直接、又は他
の図示されないネットワークを介して間接的に接続さ
れ、かつ、双方向に通信可能にされた端末であり、該各
端末Tiは、第1の操作部としての操作パネル55、第
1の出力手段及び第1の表示部としてのディスプレイ5
6、第1の制御部としてのCPU57、第1の記録手段
としてのメモリ58、第1の出力手段としてのプリンタ
59等を備え、例えば、顧客の事務所に配設される。な
お、前記ディスプレイ56の画面に各種のボタン、キー
等を表示し、所定のボタン、キー等をマウス等によって
クリックしたり、指でタッチしたりすることにより入力
を行うことができる。したがって、前記ディスプレイ5
6は前記第1の操作部としての機能も有する。
【0017】前記端末Tiとしては、例えば、パソコン
(パーソナルコンピュータ)が使用されるが、該パソコ
ンのほかに、携帯端末、PDA(個人用携帯情報端末)
等を使用することもできる。
【0018】また、61は、前記ネットワーク52と有
線又は無線の公衆回線、専用回線等の回線63を介して
直接、又は他の図示されないネットワーク、ゲートウェ
イ、ファイアウォール等を介して間接的に接続され、か
つ、双方向に通信可能にされた情報管理システムサーバ
であり、該情報管理システムサーバ61は、第2の操作
部としての操作パネル65、第2の出力手段及び第2の
表示部としてのディスプレイ66、第2の制御部として
のCPU67、第2の記録手段としてのメモリ68、第
2の出力手段としてのプリンタ69等を備え、例えば、
蒸留装置等の機器又は部品の製造業者の事務所に配設さ
れる。なお、前記メモリ68、プリンタ69等は情報管
理システムサーバ61と独立させて配設することもでき
る。また、前記情報管理システムサーバ61は、独立し
た一つのサーバによって構成したり、複数のサーバを双
方向に通信可能に接続した分散型サーバによって構成し
たり、他のサーバ、コンピュータ等の一部分によって構
成したりすることができる。そして、前記ディスプレイ
66の画面に各種のボタン、キー等を表示し、所定のボ
タン、キー等をマウス等によってクリックしたり、指で
タッチしたりすることにより入力を行うことができる。
したがって、前記ディスプレイ66は第2の操作部とし
ての機能も有する。
【0019】前記ネットワーク52上には前記製造業者
のウェブサイトとしてのホームページが開設され、該ホ
ームページを利用して製造業者は情報を管理することが
できるようになっている。したがって、顧客は、前記操
作パネル55等を操作することによって前記ホームペー
ジにアクセスし、製造業者に関する各種の情報、例え
ば、会社案内、技術資料等を検索したり、収集したりす
ることができるだけでなく、所定の機器又は部品を製造
業者から購入するに当たり、製造業者に対してサイジン
グ等の化工計算、重量の算出等を依頼することができ
る。
【0020】次に、機器としての減圧(真空)蒸留装置
の縦型流下液膜式熱交換器について説明する。
【0021】図5は本発明の実施の形態における縦型流
下液膜式熱交換器を備えた蒸留装置の要部を示す概念
図、図6は本発明の実施の形態におけるスリーブの取付
状態を示す図、図7は本発明の実施の形態におけるスリ
ーブの断面図である。
【0022】図において、10は蒸留装置、11は蒸留
缶であり、該蒸留缶11の塔本体12内における所定の
箇所に充填(てん)材13が充填される。前記塔本体1
2の下端に排出口14が、塔本体12の下端の近傍に蒸
気流入口18が形成される。前記蒸留缶11に隣接させ
て縦型流下液膜式熱交換器16が配設される。該縦型流
下液膜式交換器16は、上端が閉鎖されるとともに、下
端が開放されたシェル19を備え、該シェル19は、上
端部に配設された上ヘッダ21、下端部に配設された下
ヘッダ22、及び上ヘッダ21と下ヘッダ22との間に
配設された筒状の本体部23から成る。上ヘッダ21に
液体供給口25が取り付けられ、下ヘッダ22に蒸気出
口ノズル17が接続される。
【0023】前記本体部23は、上端及び下端にそれぞ
れ第1、第2の管板31、32を備え、第1の管板31
と上ヘッダ21の下端に形成されたフランジ34とが図
示されないボルトによって連結され、前記第2の管板3
2と下ヘッダ22の上端に形成されたフランジ35とが
図示されないボルトによって連結される。そして、前記
第1、第2の管板31、32間には、縦方向に延在させ
て複数のチューブ33が配設され、各チューブ33の上
端が前記上ヘッダ21内に、各チューブ33の下端が前
記下ヘッダ22内に臨ませられ、開口させられる。さら
に、本体部23の上端近傍及び下端近傍にそれぞれ熱媒
入口37及び熱媒出口38が形成され、熱媒入口37及
び熱媒出口38は図示されない熱媒供給源と接続され
る。
【0024】そして、前記排出口14と液体供給口25
とがラインL1、循環ポンプ15及びラインL2を介し
て接続され、前記蒸気出口ノズル17と蒸気流入口18
とが接続される。
【0025】ところで、蒸留の対象となる原液である液
体は、前記排出口14を介してラインL1に排出され、
循環ポンプ15によって循環させられ、ラインL2を介
して液体供給口25に送られる。前記上ヘッダ21内に
おいて前記液体供給口25から吐出させられた液体は、
上ヘッダ21内における液体供給口25より下方に配設
された多孔分散板41上に落下し、該多孔分散板41に
よって分散させられ、第1の管板31上に均一に落下さ
せられた後、前記チューブ33の上端からチューブ33
内に流入し、内周面に沿って下方に向けて流れ、その間
に、熱媒入口37から供給され、チューブ33の外側を
流れる熱媒によって加熱される。
【0026】そして、各チューブ33内に流入する液体
を均一に分布させ、前記内周面に液膜を形成し、乾き面
が形成されないように、チューブ33の上端部に、上半
部を第1の管板31から突出させて、下半部をチューブ
33の内周面と接触させて、スリーブ43が配設され
る。該スリーブ43は、薄板を湾曲させることによって
形成され、かつ、複数の切欠堰(せき)44を備え、該
切欠堰44を介して液体をチューブ33内に流入させ
る。また、前記切欠堰44は前記薄板にあらかじめプレ
ス加工を施すことによって形成され、切欠堰44の形成
に伴って、前記スリーブ43の上半部に、径方向内方に
向けて、かつ、スリーブ43の円周方向における同じ方
向に向けて、突出部としての切起し部45が形成され
る。したがって、前記液体は、切欠堰44を介して接線
方向に流入させられ、その結果、前記液膜が均一に、か
つ、安定して形成される。
【0027】前記チューブ33は、上端を第1の管板3
1の上面よりわずかに突出させて配設され、チューブ3
3の上端と第1の管板31とが溶接される。そして、前
記各切欠堰44は、スリーブ43の軸方向に沿ってスリ
ット状に形成され、下端がチューブ33の上端より下方
に位置するように形成される。したがって、第1の管板
31の上面に滞留する液体の量が少なく、原液である液
体が加熱されるのを防止することできる構造となってい
る。
【0028】また、スリーブ43の軸方向におけるほぼ
中央の円周方向における3箇所に、径方向外方に向けて
突起46が形成される。該突起46は、スリーブ43を
チューブ33内に挿入したときにチューブ33の上端に
当たり、スリーブ43がチューブ33内に滑り落ちるの
を防止する。
【0029】次に、顧客が製造業者から前記縦型流下液
膜式熱交換器16を購入する場合の情報管理システムの
動作について説明する。
【0030】図8は本発明の実施の形態における情報管
理システムの動作を示す第1のメインフローチャート、
図9は本発明の実施の形態における情報管理システムの
動作を示す第2のメインフローチャート、図10は本発
明の実施の形態における部品見積処理サブルーチンを示
す第1の図、図11は本発明の実施の形態における部品
見積処理サブルーチンを示す第2の図、図12は本発明
の実施の形態におけるエンジニアリングサービスメニュ
ー画面の例を示す図である。
【0031】まず、顧客は、ディスプレイ56(図2)
の画面に表示された所定のボタンをクリックすることに
よって、前記ホームページにアクセスし、総合メニュー
画面において、製造業者が行っている事業の技術分野を
選択し、更に、製造業者が提供する各製品のうちの縦型
流下液膜式熱交換器16(図5)を選択するとともに、
エンジニアリングサービスメニューを閲覧すると、情報
管理システムサーバ61は、ディスプレイ56の画面に
おいて会員制度を案内し、顧客が会員になれば、製造業
者のエンジニアリングサービスを受けることができる旨
のメッセージを表示する。そして、顧客が操作パネル5
5を操作することによって会員登録の入力を行うと、前
記情報管理システムサーバ61は顧客を会員として登録
するとともに、顧客に顧客用パスワードを割り当てる。
続いて、顧客が、操作パネル55を操作することによっ
て前記顧客用パスワードを入力すると、端末Tiは前記
顧客用パスワードを情報管理システムサーバ61に送信
する。
【0032】情報管理システムサーバ61は送信された
顧客用パスワードの真偽をチェックし、顧客用パスワー
ドが真である場合、情報管理システムサーバ61の図示
されない画面設定処理手段は、画面設定処理を行い、デ
ィスプレイ56に図12に示されるエンジニアリングサ
ービスメニュー画面を設定する。該エンジニアリングサ
ービスメニュー画面には、エンジニアリングサービスメ
ニューのうちの計算プログラム、部品見積りプログラ
ム、重量算出プログラム、装置見積りプログラム及びフ
リーマーケットプログラムの各メニューを選択すること
ができるように、「化工計算」、「部品見積り」、「重
量算出」、「装置見積り」及び「フリーマーケット」の
各ボタンk1〜k5が表示される。したがって、顧客
は、ボタンk1〜k5のうちの所定のボタンをクリック
することによって、所定のメニューを選択することがで
きる。
【0033】続いて、情報管理システムサーバ61の図
示されないメニュー判定処理手段は、メニュー判定処理
を行い、計算プログラム、部品見積プログラム、重量算
出プログラム、装置見積プログラム及びフリーマーケッ
トプログラムのうちのどのメニューが選択されたかを判
定し、選択されたメニューの処理を行う。すなわち、計
算プログラムが選択された場合、前記情報管理システム
サーバ61の計算処理手段92(図1)は計算処理を行
い、部品見積プログラムが選択された場合、前記情報管
理システムサーバ61の図示されない部品見積処理手段
は部品見積処理を行い、重量算出プログラムが選択され
た場合、前記情報管理システムサーバ61の図示されな
い重量算出処理手段は重量算出処理を行い、装置見積プ
ログラムが選択された場合、前記情報管理システムサー
バ61の図示されない装置見積処理手段は装置見積処理
を行い、フリーマーケットプログラムが選択された場
合、前記情報管理システムサーバ61の図示されないフ
リーマーケット処理手段はフリーマーケット処理を行
う。なお、所定のプログラムが選択されない場合、他の
プログラムが選択されたかどうかが判断される。
【0034】そして、前記計算処理において、前記計算
処理手段92は、ディスプレイ56に計算条件入力画面
を設定し、該計算条件入力画面に入力案内を表示すると
ともに、縦型流下液膜式熱交換器16の型式を選択する
ための型式一覧、計算条件を入力するための入力項目及
び入力枠を表示して、顧客に計算条件の入力を促す。顧
客が操作パネル55を操作して型式を選択するととも
に、各入力項目について所望の計算条件を入力し、前記
計算条件入力画面に表示された計算開始キーをクリック
すると、前記計算処理手段92は、入力された計算条
件、及びあらかじめ固定値として設定された計算条件に
基づいて、縦型流下液膜式熱交換器16の各仕様につい
て計算を行う。続いて、前記情報管理システムサーバ6
1の図示されない表示処理手段は、ディスプレイ56に
計算結果表示画面を設定し、該計算結果表示画面に、各
仕様についての計算結果を出力して表示する。なお、本
実施の形態においては、顧客が操作パネル55等を操作
して、縦型流下液膜式熱交換器16の型式を選択すると
ともに、各入力項目について所望の計算条件を入力する
ようになっているが、製造業者の担当者が操作パネル6
5等を操作して、縦型流下液膜式熱交換器16の型式を
選択したり、各入力項目について所望の計算条件を入力
したりすることもできる。
【0035】前記縦型流下液膜式熱交換器16におい
て、各仕様についての計算として、蒸留計算、伝熱計
算、主要寸法計算、チューブ内臨界流量計算、蒸気出口
ノズル径計算、プロセス液循環流量計算、熱媒流量計
算、熱媒流速計算等が行われる。
【0036】そして、前記蒸留計算のために、顧客は、
計算条件として、操作圧力、操作温度、交換熱量(計算
値)、シェル19内を流れる蒸気の流量(計算値)、液
体供給口25から吐出させられる液体の密度、前記液体
の粘度、前記液体の表面張力、前記液体の比熱、前記液
体の熱伝導度、前記蒸気の分子量及び前記蒸気の密度を
入力する。
【0037】また、前記伝熱計算のために、顧客は、計
算条件として、交換熱量設計余裕、シェル19における
単位濡れ辺当りの液循環量、熱媒入口37における熱媒
の温度、及び熱媒出口38における熱媒の温度、胴側汚
れ係数、管側汚れ係数、チューブ33における管熱伝導
度、総括伝熱係数を表すU値(計算値)及びU値設計余
裕を入力する。そして、メモリ68には、計算条件とし
て、熱媒の種類及び胴側境膜伝熱係数が記録される。前
記計算処理手段92は、交換熱量(設計値)、対数平均
温度差、U値(設計値)及び必要伝熱面積を計算する。
【0038】なお、交換熱量(設計値)をQ〔kcal
/hr〕とし、U値を式の上でU〔kcal/m2 ・h
r・℃〕とし、対数平均温度差をΔt〔℃〕としたと
き、伝熱面積A〔m2 〕は、 A=Q/U・Δt になる。
【0039】また、前記主要寸法計算のために、顧客
は、計算条件として、チューブ33の外径、チューブ3
3の板厚、チューブ33の長さ、伝熱部のチューブ33
の長さ、チューブ33の本数、シェル19の径、チュー
ブ33のピッチ及びバッフルピッチを入力する。そし
て、前記計算処理手段92は、チューブ33の断面積及
び伝熱面積(計算値)を計算する。
【0040】また、前記チューブ内臨界流量計算のため
に、前記計算処理手段92は、チューブ33内の臨界流
量、及び該臨界流量に対する前記シェル19内を流れる
蒸気の流量(計算値)の比を計算する。
【0041】そして、前記蒸気出口ノズル径計算のため
に、顧客は、計算条件として、蒸気出口ノズル17にお
ける蒸気の流量の設計余裕、蒸気出口ノズル17におけ
る蒸気の流量(設計値)、及び蒸気出口ノズル17内の
空塔速度を表すFファクター(設計値)を入力する。ま
た、前記計算処理手段92は、蒸気出口ノズル17にお
ける蒸気の流量(設計値)及び必要ノズル径(計算値)
を計算する。
【0042】そして、前記プロセス液循環流量計算のた
めに、前記計算処理手段92は、循環ポンプ15におけ
る単位濡れ辺当たりの液体の循環量(設計値)、及び循
環ポンプ15における液体の循環流量を計算する。
【0043】また、前記熱媒流量計算のために、顧客
は、計算条件として、交換熱量設計余裕、熱媒の比熱及
び熱媒の密度を入力する。そして、前記計算処理手段9
2は、交換熱量(設計値)、熱媒の平均温度、熱媒の温
度差及び熱媒の流量を計算する。また、前記計算処理手
段92は、本体部23内の流路面積及び熱媒の流速を計
算する。
【0044】ところで、前記縦型流下液膜式熱交換器1
6を設計するに当たり、計算値又は標準値が計算される
とともに、該計算値又は標準値に基づいて、各種の内乱
要因、外乱要因等が考慮され、設計値が計算される。こ
のときの、計算値又は標準値をC1とし、設計値をC2
としたとき、計算値又は標準値C1と設計値C2との差
ΔCに対する計算値又は標準値C1の比を百分率で表し
た値α α=ΔC/C1 を余裕(又は余裕代)という。
【0045】前記縦型流下液膜式熱交換器16において
は、例えば、伝熱計算において、交換熱量設計余裕及び
U値設計余裕が設定される。
【0046】前記交換熱量設計余裕には、縦型流下液膜
式熱交換器16の熱損失(ヒートロス)及び処理能力の
余裕度が考慮される。そして、縦型流下液膜式熱交換器
16においては、蒸留缶11において発生させられた蒸
気と熱媒とを熱交換させるようになっているので、縦型
流下液膜式熱交換器16の表面からの熱損失は、10〜
15〔%〕程度であるとともに、縦型流下液膜式熱交換
器16の温度レベルによって変動してしまう。
【0047】また、縦型流下液膜式熱交換器16におい
ては、将来予測、潜在能力等の要因によって、処理能力
の余裕度として、通常の値より10又は15〔%〕大き
くされる。
【0048】その結果、最小で2〜10〔%〕、最大で
20〔%〕の交換熱量設計余裕が設定される。
【0049】また、U値(計算値)は、熱交換される蒸
気及び熱媒の物性値(分子量、密度、粘度、表面張力、
比熱、熱伝導度等)に基づいて計算されるが、該物性値
の精度及び信頼性によって、例えば、5〜10〔%〕の
U値設計余裕が見込まれる。そして、また、U値を計算
するに当たり、蒸気の汚れ係数は0.0002〔m2
hr・℃/kcal〕、熱媒の汚れ係数は0.0004
〔m2 ・hr・℃/kcal〕、有料のプロセスベーパ
ーの汚れ係数は0.001〜0.0001〔m 2 ・hr
・℃/kcal〕であってそれぞれ異なる。したがっ
て、前記各汚れ係数の精度及び信頼性によって、例え
ば、5〜20〔%〕のU値設計余裕が見込まれる。
【0050】その結果、10〜20〔%〕のU値設計余
裕が設定される。
【0051】また、縦型流下液膜式熱交換器16におい
ては、蒸気の密度〔kg/m3 〕が小さいので、チュー
ブ33内を流れる蒸気の臨界流量について適正であるか
どうかのチェックを行う必要がある。伝熱面積(計算
値)のとおり縦型流下液膜式熱交換器16を設計して
も、臨界流量が不足する場合、チューブ33の本数を多
くしたり、チューブ33の外径を大きくしたりする必要
がある。
【0052】前記臨界流量について適正であるかどうか
のチェックが行われていないと、縦型流下液膜式熱交換
器16の運転中に、圧力損失ΔPが大きくなり、所定の
操作圧力で運転することがとできなくなったり、圧力損
失ΔPによって縦型流下液膜式熱交換器16の塔底の温
度が上昇し、対数平均温度差Δt〔℃〕が小さくなっ
て、蒸発能力が低下したりする。
【0053】このように、前記縦型流下液膜式熱交換器
16の各仕様について、蒸留計算、伝熱計算、主要寸法
計算、チューブ内臨界流量計算、蒸気出口ノズル径計
算、プロセス液循環流量計算、熱媒流量計算、熱媒流速
計算が行われるので、顧客は、計算処理手段92による
計算結果に基づいて、所期の仕様を備えた縦型流下液膜
式熱交換器16を設定し、設定された縦型流下液膜式熱
交換器16及び縦型流下液膜式熱交換器16の部品を発
注することができる。
【0054】また、前記計算処理は、ホームページを介
して顧客と製造業者との間の対話形式で行われるので、
所期の仕様を備えた縦型流下液膜式熱交換器16が設定
されるようになるまで、繰り返し計算処理を行うことが
できる。
【0055】次に、前記部品見積処理について説明す
る。
【0056】顧客が、操作パネル55等を操作して、あ
らかじめ想定された仕様、又は前記計算処理手段92に
よって計算された仕様を計画仕様として入力すると、見
積処理手段93の前記部品見積処理手段は、前記計画仕
様に基づいて各部品の価格及び納期について見積りを行
い、見積価格及び見積納期を計算する。続いて、前記画
面設定処理手段は、画面設定処理を行い、ディスプレイ
56に見積価格及び見積納期を表示するとともに、顧客
が希望する希望価格及び希望納期がある場合に希望価格
及び希望納期の入力を促す旨のメッセージを表示する。
【0057】次に、前記部品見積処理手段は、希望価格
及び希望納期が入力されたかどうかを判断し、希望価格
及び希望納期が入力された場合、あらかじめメモリ68
に記録された限界価格及び限界納期を読み出し、画面設
定処理手段に送る。該画面設定処理手段は、画面設定処
理を行い、ディスプレイ56に限界価格及び限界納期を
表示するとともに、顧客が表示された限界価格及び限界
納期に合意したかどうか、すなわち、見積りを了承した
かどうかの入力を促す旨のメッセージを表示する。これ
に対して、顧客が見積りを了承した旨の入力を行うと、
情報管理システムサーバ61の図示されない見積書出力
処理手段は、見積書出力処理を行い、プリンタ59を作
動させて見積書を出力する。
【0058】本実施の形態においては、限界価格及び限
界納期はあらかじめメモリ68に記録され、前記部品見
積処理手段によって読み出されるようになっているが、
希望価格及び希望納期が入力されたときに、営業の担当
及び技術の担当によって限界価格及び限界納期を設定す
ることもできる。
【0059】また、前記希望価格及び希望納期の入力を
促す旨のメッセージが表示されたときに、希望価格及び
希望納期が入力されない場合、前記見積書出力処理手段
は、見積書出力処理を行い、プリンタ59を作動させて
見積書を出力する。
【0060】これに対して、顧客が、所定の部品の購入
を希望する旨の入力を行うと、前記画面設定処理手段
は、画面設定処理を行い、ディスプレイ56に再確認用
の見積価格及び見積納期を表示する。そして、前記情報
管理システムサーバ61は手配書を提示し、プリンタ6
9を作動させて手配書を出力する。
【0061】一方、顧客が見積りを了承した旨の入力を
行わない場合、すなわち、顧客が見積りを了承しない場
合、前記画面設定処理手段は、画面設定処理を行い、デ
ィスプレイ56に営業対応画面を設定し、該営業対応画
面に営業の担当が対応する旨のメッセージを表示する。
そして、顧客が前記営業対応画面において、所定の項目
について入力すると、前記見積書出力処理手段は、プリ
ンタ59を作動させて仮見積書を出力する。
【0062】このように、部品見積処理が行われ、顧客
に対して提示された見積価格及び見積納期に対して、顧
客は希望価格及び希望納期を入力することができ、該希
望価格及び希望納期が入力されたときに、製造業者は、
顧客に対して限界価格及び限界納期を提示することがで
きるので、作業を簡素化することができる。
【0063】また、本実施の形態においては、前記計算
処理において縦型流下液膜式熱交換器16の仕様が計算
されるので部品見積処理を前記計算処理において計算さ
れた仕様を計画仕様として連動させることができる。し
たがって、部品見積処理において仕様を計算する必要が
なくなるので、作業を簡素化することができる。
【0064】なお、本実施の形態においては、顧客が、
操作パネル55等を操作することによって前記計画仕様
を入力するようになっているが、前記計算処理において
計算された仕様を参照し、該仕様を計画仕様として自動
的に入力することもできる。
【0065】次に、重量算出処理について説明する。
【0066】この場合、顧客は、操作パネル55等を操
作して、機器名称を入力するとともに、本体部23側、
並びに上ヘッダ21及び下ヘッダ22側の設計条件につ
いて入力する。該設計条件としては、設計圧力、設計温
度、適用法規・規格、使用材料、許容応力、内径、腐れ
代、放射線透過試験(百分率)、応力除去等が入力され
る。設計条件のうちの継手効率は、あらかじめ固定値と
して設定される。
【0067】次に、顧客は、操作パネル55等を操作し
て、各部品の使用材料について入力する。この場合、前
記設計条件が入力されるのに伴って、前記重量算出処理
手段は、重量算出処理を行い、上ヘッダ21、下ヘッダ
22、本体部23、フランジ34、35、図示されない
ボールナット等の各使用材料について自動的に設定する
ので、顧客は、ガスケットの番号を選択するとともに、
第1の管板31、32、チューブ33、伸縮継手、蒸気
出口ノズル17等の各使用材料についてだけ入力する。
【0068】また、顧客は、チューブ33の取付方法と
して、ストロング溶接及び肌付拡管を行うか、二条溝付
拡管及びシール溶接を行うかを入力し、その後、塗装手
法として、錆(さび)止めの塗り回数及び仕上げの塗り
回数を入力する。この場合、錆止めの塗料、及び仕上げ
の塗料についてはあらかじめ設定される。また、塗装面
積は、支持構造物、上ヘッダ21、下ヘッダ22、本体
部23及び合計についてそれぞれ自動的に算出される。
【0069】そして、前記重量算出処理手段は、本体部
23の使用板厚及び伸縮継手長を算出する。この場合、
本体部23の内径、計算板厚、長さ、標準板厚等につい
てはあらかじめ設定される。したがって、前記重量算出
処理手段は、各数値に基づいて本体部23の重量を算出
する。また、前記重量算出処理手段は、伸縮継手の使用
板厚を算出する。この場合、伸縮継手の内径については
あらかじめ設定される。したがって、前記重量算出処理
手段は、各数値に基づいて伸縮継手の重量を算出する。
【0070】そして、顧客は、上ヘッダ21、22のト
ータル長さを入力する。この場合、上ヘッダ21、22
の内径、計算板厚等についてはあらかじめ設定される。
したがって、前記重量算出処理手段は、各数値に基づい
て上ヘッダ21、22の重量を算出する。また、顧客
は、上ヘッダ21、22の鏡板の形式として、半楕円に
するか、十パーセント皿型にするかを入力する。この場
合、計算板厚についてはあらかじめ設定される。したが
って、前記重量算出処理手段は、使用板厚を算出すると
ともに、使用板厚の数値に基づいて鏡板の重量を算出す
る。
【0071】また、前記重量算出処理手段は、フランジ
34、35の外径、内径及び厚さについて算出し、各数
値に基づいてフランジ34、35の重量を算出するとと
もに、ボルト及びナットの寸法、長さ及び本数について
算出し、各数値に基づいてボルト及びナットの重量を算
出する。
【0072】そして、顧客は、チューブ33の外径、長
さ、板厚及び本数を入力する。したがって、前記重量算
出処理手段は、各数値に基づいてチューブ33の重量を
算出する。また、顧客は、第1、第2の管板31、32
の許容応力及び使用板厚を入力する。この場合、第1、
第2の管板31、32の設計圧力及び計算板厚について
はあらかじめ設定される。したがって、前記重量算出処
理手段は、各数値に基づいて第1、第2の管板31、3
2の重量を算出する。
【0073】また、顧客は、ノズルの個数を入力する。
この場合、各ノズルの寸法、重量等についてあらかじめ
設定される。したがって、前記重量算出処理手段は、各
数値に基づいてノズルの重量を算出する。そして、顧客
は、ラグ/サドルの形式を入力する。この場合、ラグ/
サドルの当板厚さがあらかじめ設定される。したがっ
て、前記重量算出処理手段は、各数値に基づいてラグ/
サドルの重量を算出する。
【0074】また、顧客は、バッフルの板厚及びピッチ
を入力する。この場合、バッフルの枚数はあらかじめ設
定される。したがって、前記重量算出処理手段は、各数
値に基づいてバッフルの重量を算出する。そして、顧客
は、タイロッド及びスペーサの数を入力する。この場
合、タイロッド及びスペーサのチューブ長はあらかじめ
設定される。したがって、前記重量算出処理手段は、各
数値に基づいてタイロッド及びスペーサの重量を算出す
る。
【0075】また、顧客は、仕切板のパス数を入力す
る。したがって、前記重量算出処理手段は、パス数に基
づいて仕切板の重量を算出する。
【0076】このように、本実施の形態においては、重
量算出処理が行われるので、各部品の重量が算出される
とともに、縦型流下液膜式熱交換器16の全体の重量を
算出し、算出結果に基づいて重量票を作成することがで
きる。
【0077】また、本実施の形態においては、前記計算
処理において仕様が計算され、前記部品見積処理におい
て各部品について見積りが行われるので、重量算出処理
を、前記計算処理において計算された仕様を計画仕様と
して連動させたり、前記部品見積処理において見積りが
行われた部品を連動させたりすることができる。したが
って、重量算出処理において、仕様を計算したり、部品
の見積りを行ったりする必要がなくなるので、作業を簡
素化することができる。
【0078】なお、本実施の形態においては、顧客が、
操作パネル55等を操作することによって前記部品につ
いての情報を入力するようになっているが、前記計算処
理において計算された仕様を参照し、該仕様を計画仕様
として自動的に入力したり、前記部品見積処理において
見積りが行われた部品についての情報を自動的に設定し
たりすることもできる。
【0079】次に、装置見積処理について説明する。
【0080】この場合、顧客が、操作パネル55等を操
作して、縦型流下液膜式熱交換器16の全体の見積りを
要求すると、情報管理システムサーバ61の見積処理手
段93の図示されない装置見積処理手段は、前記部品見
積手段において各部品について行われた見積りに基づい
て縦型流下液膜式熱交換器16の価格及び納期について
見積りを行い、見積価格及び見積納期を計算する。続い
て、前記画面設定処理手段は、画面設定処理を行い、デ
ィスプレイ56に見積価格及び見積納期を表示するとと
もに、顧客が希望する希望価格及び希望納期がある場合
に希望価格及び希望納期の入力を促す旨のメッセージを
表示する。
【0081】次に、前記装置見積処理手段は、希望価格
及び希望納期が入力されたかどうかを判断し、希望価格
及び希望納期が入力された場合、あらかじめメモリ68
に記録された限界価格及び限界納期を読み出し、画面設
定処理手段に送る。該画面設定処理手段は、画面設定処
理を行い、ディスプレイ56に限界価格及び限界納期を
表示するとともに、顧客が見積りを了承したかどうかの
入力を促す旨のメッセージを表示する。これに対して、
顧客が見積りを了承した旨の入力を行うと、前記見積書
出力処理手段は、見積書出力処理を行い、プリンタ59
を作動させて縦型流下液膜式熱交換器16全体の見積書
を出力する。
【0082】また、前記希望価格及び希望納期の入力を
促す旨のメッセージが表示されたときに、希望価格及び
希望納期が入力されない場合、前記見積書出力処理手段
は、見積書出力処理を行い、プリンタ59を作動させて
縦型流下液膜式熱交換器16全体の見積書を出力する。
【0083】これに対して、顧客が、縦型流下液膜式熱
交換器16の購入を希望する旨の入力を行うと、前記画
面設定処理手段は、画面設定処理を行い、ディスプレイ
56に再確認用の見積価格及び見積納期を表示する。そ
して、前記情報管理システムサーバ61は手配書を提示
し、プリンタ69を作動させて手配書を出力する。
【0084】一方、顧客が見積りを了承しない場合、前
記画面設定処理手段は、画面設定処理を行い、ディスプ
レイ56に営業対応画面を設定し、該営業対応画面に営
業の担当が対応する旨のメッセージを表示する。そし
て、顧客が前記営業対応画面において、所定の項目につ
いて入力すると、前記見積書出力処理手段は、プリンタ
59を作動させて装置全体の仮見積書を出力する。
【0085】このように、装置見積処理が行われ、顧客
に対して提示された見積価格及び見積納期に対して、顧
客は希望価格及び希望納期を入力することができ、該希
望価格及び希望納期が入力されたときに、製造業者は、
顧客に対して限界価格及び限界納期を提示することがで
きるので、作業を簡素化することができる。
【0086】また、本実施の形態においては、前記部品
見積処理において部品の見積りが行われるので、装置見
積処理を、部品見積処理において行われた見積りに連動
させることができる。したがって、装置見積処理におい
て部品の見積りを行う必要がなくなるので、作業を簡素
化することができる。
【0087】本実施の形態においては、縦型流下液膜式
熱交換器16について仕様の計算及び見積りを行うよう
になっているが、充填物及びインターナル、蒸留塔、抽
出塔等の仕様の計算及び見積りを行うこともできる。
【0088】次に、フリーマーケット処理について説明
する。
【0089】この場合、各会員のうち遊休品を売却しよ
うとする会員(以下「売り会員」という。)が、前記ホ
ームページに開設された売りボックスに遊休品の仕様及
び売却希望価格を登録する。各会員のうち遊休品を購入
しようとする会員(以下「買い会員」という。)は、前
記ホームページにアクセスし、前記売りボックスに登録
された遊休品の仕様及び売却希望価格を閲覧し、前記売
り会員とEメール等によって交渉する。
【0090】なお、前記買い会員が、前記ホームページ
に開設された買いボックスに、購入しようとする遊休品
の仕様及び購入希望価格を登録し、前記売り会員が、前
記ホームページにアクセスし、前記買いボックスに登録
された遊休品の仕様及び購入希望価格を閲覧し、前記買
い会員とEメール等によって交渉することもできる。
【0091】次に、図8及び9のフローチャートについ
て説明する。 ステップS1 ホームページのエンジニアリングサービ
スメニューが閲覧された。 ステップS2 会員制度を案内する。 ステップS3 会員登録の入力が行われたかどうかを判
断する。会員登録の入力が行われた場合はステップS4
に進み、会員登録の入力が行われていない場合はステッ
プS1に戻る。 ステップS4 顧客用パスワードが送信された。 ステップS5 エンジニアリングサービスメニューのう
ちの所定のメニューが選択された。 ステップS6 計算プログラムが選択されたかどうかを
判断する。計算プログラムが選択された場合はステップ
S7に、計算プログラムが選択されていない場合はステ
ップS8に進む。 ステップS7 計算処理を行う。 ステップS8 部品見積プログラムが選択されたかどう
かを判断する。部品見積プログラムが選択された場合は
ステップS9に、部品見積プログラムが選択されていな
い場合はステップS10に進む。 ステップS9 部品見積処理を行う。 ステップS10 重量算出プログラムが選択されたかど
うかを判断する。重量算出プログラムが選択された場合
はステップS11に、重量算出プログラムが選択されて
いない場合はステップS12に進む。 ステップS11 重量算出処理を行う。 ステップS12 装置見積プログラムが選択されたかど
うかを判断する。装置見積プログラムが選択された場合
はステップS13に、装置見積プログラムが選択されて
いない場合はステップS14に進む。 ステップS13 装置見積処理を行う。 ステップS14 フリーマーケットプログラムが選択さ
れたかどうかを判断する。フリーマーケットプログラム
が選択された場合はステップS15に、フリーマーケッ
トプログラムが選択されていない場合はステップS16
に進む。 ステップS15 フリーマーケット処理を行う。 ステップS16 出力処理を行い、処理を終了する。
【0092】次に、図10及び11のフローチャートに
ついて説明する。 ステップS9−1 計画仕様が入力されるのを待機す
る。 ステップS9−2 見積価格及び見積納期を表示する。 ステップS9−3 顧客の希望価格及び希望納期が入力
されたかどうかを判断する。顧客の希望価格及び希望納
期が入力された場合はステップS9−4に、顧客の希望
価格及び希望納期が入力されていない場合はステップS
9−9に進む。 ステップS9−4 限界価格及び限界納期を表示する。 ステップS9−5 見積を了承した旨の入力が行われた
かどうかを判断する。見積を了承した旨の入力が行われ
た場合はステップS9−9に、行われない場合はステッ
プS9−6に進む。 ステップS9−6 営業対応画面を設定する。 ステップS9−7 項目について入力が行われるのを待
機する。 ステップS9−8 仮見積書を出力し、リターンする。 ステップS9−9 見積書を出力する。 ステップS9−10 購入を希望する旨の入力が行われ
たかどうかを判断する。購入を希望する旨の入力が行わ
れた場合はステップS9−11に、購入を希望する旨の
入力が行われていない場合はリターンする。 ステップS9−11 再確認用の見積価格及び見積納品
を表示する。 ステップS9−12 手配書を提示する。 ステップS9−13 手配書を出力し、リターンする。
【0093】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0094】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、情報管理システムにおいては、操作部と、該操作
部を操作することによって入力された計算条件に基づい
て、機器の仕様を計算する計算処理手段と、前記機器の
仕様に基づいて見積りを行う見積処理手段と、前記計算
処理手段による計算結果、及び前記見積処理手段による
見積りを出力する出力手段とを有する。
【0095】この場合、前記計算処理手段による計算処
理を、顧客と製造業者との間の対話形式で行うことがで
きる。したがって、所期の仕様を備えた機器が設定され
るようになるまで、繰り返し計算処理を行うことができ
る。
【0096】また、前記計算処理手段によって機器の仕
様が計算されるので、見積りを行うに当たり、計算処理
手段によって計算された仕様を連動させることができ
る。したがって、見積りを行う際に機器の仕様を計算す
る必要がなくなるので、作業を簡素化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における情報管理システム
の機能ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態における情報管理システム
を示す概念図である。
【図3】本発明の実施の形態における端末のブロック図
である。
【図4】本発明の実施の形態における情報管理サーバの
ブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態における縦型流下液膜式熱
交換器を備えた蒸留装置の要部を示す概念図である。
【図6】本発明の実施の形態におけるスリーブの取付状
態を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態におけるスリーブの断面図
である。
【図8】本発明の実施の形態における情報管理システム
の動作を示す第1のメインフローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態における情報管理システム
の動作を示す第2のメインフローチャートである。
【図10】本発明の実施の形態における部品見積処理サ
ブルーチンを示す第1の図である。
【図11】本発明の実施の形態における部品見積処理サ
ブルーチンを示す第2の図である。
【図12】本発明の実施の形態におけるエンジニアリン
グサービスメニュー画面の例を示す図である。
【符号の説明】
52 ネットワーク 55 操作パネル 56 ディスプレイ 59 プリンタ 61 情報管理システムサーバ 92 計算処理手段 93 見積処理手段
フロントページの続き (72)発明者 川合 和美 東京都田無市谷戸町二丁目1番1号 住友 重機械工業株式会社田無製造所内 Fターム(参考) 5B046 AA00 CA06 HA05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)操作部と、(b)該操作部を操作
    することによって入力された計算条件に基づいて、機器
    の仕様を計算する計算処理手段と、(c)前記機器の仕
    様に基づいて見積りを行う見積処理手段と、(d)前記
    計算処理手段による計算結果、及び前記見積処理手段に
    よる見積りを出力する出力手段とを有することを特徴と
    する情報管理システム。
  2. 【請求項2】 前記計算条件は、ネットワーク上に開設
    されたウェブサイトを介して入力される請求項1に記載
    の情報管理システム。
  3. 【請求項3】 前記見積りを行うための機器の仕様は、
    前記計算処理手段によって計算された仕様に連動させら
    れる請求項1に記載の情報管理システム。
  4. 【請求項4】 前記見積処理手段は、前記計算処理手段
    によって計算された仕様を参照する請求項3に記載の情
    報管理システム。
  5. 【請求項5】 前記機器の重量を算出する重量算出処理
    手段を有する請求項1に記載の情報管理システム。
  6. 【請求項6】 前記重量算出処理手段は、前記機器の仕
    様に基づいて重量を算出する請求項5に記載の情報管理
    システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011121703A1 (ja) * 2010-03-29 2011-10-06 富士通フロンテック株式会社 生産管理装置、生産管理プログラムおよび生産管理方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011121703A1 (ja) * 2010-03-29 2011-10-06 富士通フロンテック株式会社 生産管理装置、生産管理プログラムおよび生産管理方法
JPWO2011121703A1 (ja) * 2010-03-29 2013-07-04 富士通フロンテック株式会社 生産管理装置、生産管理プログラムおよび生産管理方法

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