JP2002196915A

JP2002196915A - ネットワーク印刷システム

Info

Publication number: JP2002196915A
Application number: JP2000393719A
Authority: JP
Inventors: Norihiko Ogasawara; 徳彦小笠原
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 2000-12-25
Filing date: 2000-12-25
Publication date: 2002-07-12

Abstract

(57)【要約】【課題】必ずしも情報処理装置と印刷装置が直接印刷
装置情報のやりとりができないような環境下において
も、情報処理装置が印刷装置の状態（装置構成や用紙状
態）に関する更新状況を取得し把握する。【解決手段】印刷装置７の状態を監視し、その更新状
況を情報処理装置（ワークステーション１）に対し電子
メールにより通知する印刷装置管理サーバ８を設ける。
印刷装置８は、自身の装置情報を取得する自己診断部７
ａを備えている。印刷装置管理サーバ８は、定期的なポ
ーリングなどにより印刷装置７から装置情報を取得し、
状態に更新がある場合、更新内容を電子メールにより情
報処理装置（ワークステーション１）に対し通知する。
また、ユーザが自身で更新内容の設定をプリンタドライ
バ３に施す必要のないように、更新内容を反映した、プ
リンタドライバ３が直接読み込める形式のデータファイ
ルを電子メールに添付する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク印刷
システムに関し、特に、印刷装置情報を自動的に取得・
更新するネットワーク印刷システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、印刷装置、およびその制御を行う
プリンタドライバの高機能化が進んでいる。例えば、ス
テープル、パンチ、仕分け、用紙指定変倍、集約などの
機能である。これらの機能を１００％活かすには、印刷
装置の状態、例えば印刷装置の構成や用紙情報（セット
されている用紙サイズ、用紙種、残量など）などを、精
度高くプリンタドライバに設定しておく必要がある。

【０００３】１つの方法として、ユーザが、印刷装置の
構成や用紙情報などを、プリンタドライバの設定画面を
利用して入力する方法がある。しかし、この方法では、
ユーザは、印刷装置の状態を正確に把握している必要が
ある。特に、ネットワーク環境などにおいて印刷装置と
ユーザの使用するワークステーションの距離が離れてい
る場合、装置の状態を確認しながらワークステーション
上のプリンタドライバを操作することは困難であるた
め、この方法は現実的には有効に機能しない。

【０００４】そのため、ＩＥＥＥ１２８４の双方向通
信、あるいはＳＮＭＰやＮＰＭＰといった公知の手段に
よって、プリンタドライバあるいはその周辺コンポーネ
ントが、印刷装置自身から情報を取得して、プリンタド
ライバの設定に利用するという方法が広く用いられてい
る。

【０００５】しかし、ネットワークを含めた印刷装置と
ワークステーションの接続形態は多様であり、必ずしも
印刷装置とワークステーション間で直接、印刷装置情報
のやりとりができるとは限らない。

【０００６】装置に関する構成情報を得る発明として、
例えば、特開平９−２７７６５３号公報に開示された
「印刷装置並びにプリンタドライバおよび印刷装置の資
源情報出力方法およびコンピュータが読み出し可能なプ
ログラムを格納した記憶媒体」は、印刷装置本体に接続
された拡張装置の資源情報（装置構成など）を取得し、
その資源情報を図案化処理して出力することにより、ユ
ーザが拡張装置の使用状況を把握することを可能とする
印刷環境を提供することを特徴としている。

【０００７】しかし、上記技術は、機器構成をユーザに
対し分かりやすく提示するという観点は本発明と同様で
あるが、その手段は紙情報に頼っており、再利用性が低
い。

【０００８】装置状態に関する更新状況を通知する発明
として、特開平１１−１３４１２７号公報に開示された
「ネットワークに接続可能な電子機器および電子機器の
情報取得方法」は、ネットワークに接続された印刷装置
などの電子機器において、その電子機器に関する情報
（より特定的にはドライバの各種設定状況）が保管され
ているサーバからその情報を自ら取得し、その情報に関
する更新状況を自動的に管理者に電子メールなどにより
通知することにより、管理者は機器に関する情報の更新
状況を、意識することなく自動的に取得することができ
る。

【０００９】しかし、上記技術は、更新情報を電子メー
ルにより送信するという観点などが本発明に類似してい
るが、本発明のように、個別ユーザによる印刷のためで
はなく、管理者向けに機器の管理情報を提供することを
目的としていること、また、電子メールにより送信され
た機器情報を直接用いて何かを行うという観点がないこ
となどが本発明と異なる。

【００１０】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる問題
点に鑑みてなされたものであり、印刷装置とユーザの使
用するコンピュータが直接通信できるとは限らないよう
な多種多様なネットワーク環境下において、対象とする
印刷装置に状態の更新があった場合、ユーザに対しその
更新内容を正確に即時的に通知するネットワーク印刷シ
ステムを提供することを第１の目的としている。

【００１１】また、更新内容をテキストメッセージ化し
て通知するネットワーク印刷システムを提供することを
第２の目的としている。

【００１２】また、通知を受けたユーザが、プリンタド
ライバに更新内容を設定する必要を省くネットワーク印
刷システムを提供することを第３の目的としている。

【００１３】また、通知の電子メールを取り込んで、自
動的に設定を更新するプリンタドライバを有するネット
ワーク印刷システムを提供することを第４の目的として
いる。

【００１４】

【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、請求項１記載の発明は、自身の装置状態に関する
装置情報を保持する情報保持手段を有する印刷装置と、
ネットワークに接続され、印刷装置に対し印刷要求を行
う印刷要求手段と、印刷装置を駆動する印刷装置駆動手
段とを有する一以上の情報処理装置と、ネットワークに
接続され、印刷装置の情報保持手段から所定のタイミン
グで装置情報を取得し、装置情報の更新状況を確認する
更新確認手段と、確認手段により装置情報の更新が確認
された場合、情報処理装置に対し、更新情報を電子メー
ルにより通知する更新通知手段とを有する印刷装置監視
装置とを有することを特徴としている。

【００１５】請求項２記載の発明は、請求項１記載の発
明において、ネットワークに接続されたメールサーバを
さらに有し、情報処理装置は、所定のタイミングでメー
ルサーバにアクセスし、印刷装置監視装置からの更新情
報の通知に関する電子メールを取得するメール受信手段
をさらに有することを特徴としている。

【００１６】請求項３記載の発明は、請求項１または２
記載の発明において、更新情報の通知は、更新情報をテ
キストメッセージ化した電子メールの送信であることを
特徴としている。

【００１７】請求項４記載の発明は、請求項１から３の
いずれか１項に記載の発明において、更新情報の通知
は、印刷装置駆動手段が直接読み込んで設定を更新する
形式で作成した、更新情報を反映した更新ファイルを添
付した電子メールの送信であることを特徴としている。

【００１８】請求項５記載の発明は、請求項４記載の発
明において、情報処理装置は、メール受信手段が取得し
た更新情報の通知に関する電子メールに添付された更新
ファイルを、印刷装置駆動手段に自動的に引き渡す更新
ファイル引き渡し手段をさらに有することを特徴として
いる。

【００１９】請求項６記載の発明は、請求項１から５の
いずれか１項に記載の発明において、装置情報は、装置
構成であることを特徴としている。

【００２０】請求項７記載の発明は、請求項１から６の
いずれか１項に記載の発明において、装置情報は、用紙
情報であることを特徴としている。

【００２１】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照しながら詳細に説明する。

【００２２】図１は、本発明の実施の形態におけるネッ
トワーク印刷システムの構成例である。図１では、装置
情報の電子メールによる通知に関して三種類の実施例を
示してある。

【００２３】本実施例では、ネットワーク接続の形態と
して、ＬＡＮを例に説明する。ＬＡＮ６には、ワークス
テーション１、メールサーバ５、印刷装置７、印刷装置
管理サーバ８などが接続されている。

【００２４】ワークステーション１上で動く汎用オペレ
ーティングシステム２の上では、プリンタドライバ３や
ＭＵＡ４などが動作している。

【００２５】プリンタドライバ３は公知であるため詳細
な説明は省略するが、本発明特有の部分として、装置構
成設定部３ａ、装置情報ファイル読み込み部３ｂ、電子
メール受信・解析部３ｃを有する。プリンタドライバ３
は、印刷装置７に対する印刷制御を行う。

【００２６】ＭＵＡ４、あるいはプリンタドライバ３中
の電子メール受信・解析部３ｃは、メールサーバ５と、
例えばＰＯＰ３やＩＭＡＰといったプロトコルで通信
し、メールを取得することができる。

【００２７】印刷装置７は、ここではＬＡＮに直接接続
されたネットワークプリンタとして図示されているが、
他にも様々な接続形態が考えられ、例えば、印刷装置７
が印刷装置管理サーバ８とＩＥＥＥ１２８４で接続さ
れ、印刷装置管理サーバ８がＬＡＮ６に接続されてプリ
ンタドライバ３からの印刷制御を受け取るような構成、
すなわち、印刷装置管理サーバ８がネットワークプリン
トサーバの働きをするような構成も考えられる。

【００２８】印刷装置７は、ワークステーション１上の
プリンタドライバ３から何らかの形で印刷制御を受ける
ことができ、かつ、印刷装置管理サーバ８との間で、公
知の通信プロトコル、例えばＳＮＭＰやＮＰＭＰなどに
より、印刷装置情報のやりとりができる必要がある。ワ
ークステーション１と印刷装置管理サーバ８との間は、
ネットワークを介して接続される。ただし、ワークステ
ーション１と印刷装置７の間で、直接、印刷装置情報の
やりとりができる必要はない。これらの条件が本発明の
前提条件となる。

【００２９】印刷装置７は、自己診断部７ａを有し、公
知の手段により、自身の装置情報（装置構成や用紙サイ
ズ設定・用紙残量など）を知ることができる仕組みを有
している。

【００３０】印刷装置管理サーバ８は、装置情報管理部
８ａを有し、印刷装置７の装置情報をあらかじめ定めら
れたタイミング（例えば一定時間毎のポーリングや、Ｓ
ＮＭＰのトラップを受けたときなど）で取得し、最新の
装置情報を管理する。また、電子メール送信部８ｂを有
し、印刷装置７の更新状況に関する電子メールを出すこ
とができる。この電子メールは、メールサーバ５に蓄積
され、ＭＵＡ４や、電子メール受信・解析部３ｃで用い
られる。

【００３１】更新状況の通知方法はいくつか考えられ
る。まず、第１の実施例を説明する。

【００３２】印刷装置管理サーバ８は、装置情報管理部
８ａにおいて、印刷装置情報に更新があった場合、更新
部分あるいは更新部分を含む装置情報を、テキストメッ
セージ化して、そのテキストを含む電子メールをあらか
じめ設定されたアドレス（ワークステーション１のメー
ルアドレスを含む）に送信する。なお、電子メールの宛
先は、一つでも複数でもよい。

【００３３】メールサーバ５を介してＭＵＡ４で上記メ
ールを読んだユーザは、メールを参照しながら、プリン
タドライバ３の装置情報設定部３ａにて更新内容を設定
する。これらによって、実際の印刷装置７の状態とプリ
ンタドライバ３の設定を一致させることができる。

【００３４】次に第２の実施例を説明する。

【００３５】第２の実施例では、送信する電子メール
を、プリンタドライバ３の装置情報ファイル読み込み部
３ｂが直接読み込める形式の装置情報ファイルを添付し
た形式にする。

【００３６】電子メール送信部８ｂは、プリンタドライ
バ３の装置情報ファイル読み込み部３ｂが直接読み込め
る形式で、更新内容データファイルを作成し、電子メー
ルに添付して定められたアドレスに送信する。

【００３７】ユーザは、ＭＵＡ４にて上記メールを受け
取った場合、第１の実施例のように装置構成設定部３ａ
を操作するのではなく、メールに添付されてきた更新内
容データファイルを、装置情報ファイル読み込み部３ｂ
を操作して読み込む。また、ＭＵＡ４および汎用オペレ
ーティングシステム２の機能によっては、ＭＵＡ４上か
ら添付ファイルを直接「実行」し、更新内容をプリンタ
ドライバ３に導入することも考えられる。

【００３８】次に第３の実施例を説明する。

【００３９】第３の実施例では、印刷装置管理サーバ８
が送信するメールのヘッダを、受信側がアルゴリズム的
に一意に抽出できるようにする。例えば、送信元（Fro
m）を印刷装置管理サーバ７のネットワーク上での名称
とし、表題（Subject ）を本発明に関する電子メールで
あることを示す指標（つまり印刷装置の更新情報である
ことを示す指標）および当該印刷装置を一意に示す名称
の組み合わせとする。

【００４０】プリンタドライバ３の電子メール受信・解
析部３ｃは、公知の電子メール受信手段により、定期的
にメールサーバ５にある電子メールのリストを取得し、
そのヘッダ部を解析し、前述のような条件、つまり印刷
装置に関する更新情報であること、を満たすものがあれ
ばそのメールだけを取得する。取得した電子メールか
ら、添付されている装置情報データファイルを取り出
し、装置情報ファイル読み込み部３ｂにて読み込み、自
動的に印刷装置の設定更新を行う。

【００４１】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
１記載の発明によれば、ユーザは、直接印刷装置の装置
情報を取得することのできないような多種多様なネット
ワーク環境下において、印刷装置の状態の変化を、意識
することなしに取得し、把握することができる。

【００４２】請求項２記載の発明によれば、印刷装置の
更新状況に関する電子メールを自動的に取得することが
できる。

【００４３】請求項３記載の発明によれば、ユーザは、
印刷装置の状態の変化を、テキストメッセージにより把
握することができる。

【００４４】請求項４記載の発明によれば、ユーザは、
自身でプリンタドライバの更新設定をする必要が省かれ
る。

【００４５】請求項５記載の発明によれば、印刷装置の
状態変化が、ユーザの介入なしで、自動的にプリンタド
ライバに反映される。

【００４６】請求項６記載の発明によれば、ユーザは、
印刷装置の装置構成を把握することができる。

【００４７】請求項７記載の発明によれば、ユーザは、
印刷装置の用紙状態を把握することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、本発明の実施の形態におけるネットワ
ーク印刷システムの構成例を示す図である。

【符号の説明】

１ワークステーション２汎用オペレーティングシステム３プリンタドライバ３ａ装置情報設定部３ｂ装置情報ファイル読み込み部３ｃ電子メール受信・解析部４ＭＵＡ５メールサーバ６ＬＡＮ７印刷装置７ａ自己診断部８印刷装置管理サーバ８ａ装置情報管理部８ｂ電子メール送信部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】自身の装置状態に関する装置情報を保持
する情報保持手段を有する印刷装置と、ネットワークに接続され、前記印刷装置に対し印刷要求
を行う印刷要求手段と、前記印刷装置を駆動する印刷装
置駆動手段と、を有する一以上の情報処理装置と、前記ネットワークに接続され、前記印刷装置の前記情報
保持手段から所定のタイミングで前記装置情報を取得
し、該装置情報の更新状況を確認する更新確認手段と、
該確認手段により前記装置情報の更新が確認された場
合、前記情報処理装置に対し、更新情報を電子メールに
より通知する更新通知手段と、を有する印刷装置監視装
置と、を有することを特徴とするネットワーク印刷システム。
【請求項２】前記ネットワークに接続されたメールサ
ーバをさらに有し、前記情報処理装置は、所定のタイミングで前記メールサーバにアクセスし、前
記印刷装置監視装置からの前記更新情報の通知に関する
電子メールを取得するメール受信手段をさらに有するこ
とを特徴とする請求項１記載のネットワーク印刷システ
ム。
【請求項３】前記更新情報の通知は、更新情報をテキストメッセージ化した電子メールの送信
であることを特徴とする請求項１または２記載のネット
ワーク印刷システム。
【請求項４】前記更新情報の通知は、前記印刷装置駆動手段が直接読み込んで設定を更新する
形式で作成した、前記更新情報を反映した更新ファイル
を添付した電子メールの送信であることを特徴とする請
求項１から３のいずれか１項に記載のネットワーク印刷
システム。
【請求項５】前記情報処理装置は、前記メール受信手段が取得した前記更新情報の通知に関
する電子メールに添付された前記更新ファイルを、前記
印刷装置駆動手段に自動的に引き渡す更新ファイル引き
渡し手段をさらに有することを特徴とする請求項４記載
のネットワーク印刷システム。
【請求項６】前記装置情報は、装置構成であることを特徴とする請求項１から５のいず
れか１項に記載のネットワーク印刷システム。
【請求項７】前記装置情報は、用紙情報であることを特徴とする請求項１から６のいず
れか１項に記載のネットワーク印刷システム。