JP2002196714A - マトリクス型表示装置及び携帯情報装置 - Google Patents

マトリクス型表示装置及び携帯情報装置

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JP2002196714A
JP2002196714A JP2000397711A JP2000397711A JP2002196714A JP 2002196714 A JP2002196714 A JP 2002196714A JP 2000397711 A JP2000397711 A JP 2000397711A JP 2000397711 A JP2000397711 A JP 2000397711A JP 2002196714 A JP2002196714 A JP 2002196714A
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JP2000397711A
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English (en)
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Hitoshi Tsuge
仁志 柘植
Hiroshi Takahara
博司 高原
Atsuhiro Yamano
敦浩 山野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 4行同時選択を行う表示装置において、セグ
メント信号線の5種類の電圧に対し、電圧比が変化する
とセグメント信号線に沿って筋状に表示ムラが発生す
る。 【解決手段】 電圧比を変化させるために4つの抵抗4
44aから444dを可変できるようにする。可変させ
る手段として、抵抗値切り替え手段442を設け、抵抗
値制御部441を制御し抵抗値を変化させることで電圧
比を調節し、表示ムラの発生を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマトリクス状の画素
構造を有する液晶表示装置などに関する。
【0002】
【従来の技術】階調表示方式のひとつとして複数のフレ
ームを用いて、フレームごとに列電圧を制御することに
より階調表現を行うフレームレートコントロール方式
(FRC)がある。図17(a)は8階調のうちの1階
調目を表現する場合の例であり、オンを1フレーム、オ
フを6フレーム表示することで表示可能である。しか
し、この方法で多階調化するとフリッカが発生するとい
う問題がある。そこで、画素ごとにオンとオフのタイミ
ングをずらし、かつ空間的にもオン画素とオフ画素の比
を階調数にあわせることによって、フリッカを押さえる
方法がある。これを実現したものとして図17(b)の
パターンがある。この方法は例えばN階調のうちのM階
調目を表現する場合、1行目には1列目から順にM列を
オン、次の(N−M)列をオフを入れ、最終列までこの
割合でオンとオフを繰り返す。2行目においてはオンオ
フ画素を分散させるため1行目のデータをある値Lだけ
シフトさせて表示させる。以下1行ごとにLずつシフト
して表示させる。このときのシフト量Lをラインシフト
と定義する。これにより空間的にオンオフを分散配置す
ることが可能である。次に時間的にオンオフを分散させ
る。1フレーム目の1列目のデータ列に対し、2フレー
ム目の1列目のデータはラインシフトと同様にある値F
だけシフトして表示させる。この時のシフト量Fをフレ
ームシフトと定義する。3フレーム目以降も同様に前フ
レームの一列目のデータ列からFだけずらしたパターン
を表示させる。各フレームの2列目以降は1フレーム目
と同様ラインシフトさせて表示する。図17の(b)は
ラインシフトL(=1)、フレームシフト(=3)を用
いて8階調中の1階調目を表現した例である。なおここ
では7行7列で説明しているが、大きな画面ではこの7
行7列を縦横に並べ敷き詰めればよい。すべてのフレー
ムでオン画素の割合は等しく、ある画素例えば173の
画素を見るとオフ・オフ・オン・オフ・オフ・オフ・オ
フとなっており、8階調中の1階調を表現している。
【0003】駆動法としては、マトリクス型表示装置の
駆動方式として「複数ライン選択法」が提案されてい
る。この複数ライン同時選択法は、従来の1行毎の選択
ではなく、複数のコモン信号線を同時に選択する方法で
ある。1行毎の選択ではなく複数のコモン信号線を同時
に選択するので、任意の画像表示を得る為には工夫が必
要になる。即ち、元の画像データを演算処理してセグメ
ント信号線に供給する必要がある。具体的には、直交関
数の組により表わされる複数のコモン信号を選択期間毎
に組順次でコモン信号線群に印加する。一方、直交関数
の組と画素データの組との積和演算を逐次行ない、その
結果に応じた電圧レベルを有するセグメント信号を該組
順次走査に同期して選択期間中に該セグメント信号線群
に印加する。一方、各セグメント信号線に印加されるセ
グメント信号については、個々の画素データをIij(i
はマトリクスの行番号を表わし、jは同じく列番号を表
わす)として、積和演算を行なう。今仮に、画素データ
が複数ビット構成ではなく1ビット構成の場合を考える
と、画素がオンの時はIij=−1、オフの時はIij=+
1とすると、各セグメント信号線に与えられるセグメン
ト信号Gj(t)は次の積和演算処理により設定され
る。
【0004】Gj(t) = 1/N1/2×ΣIij×Fi(t)
(ここでΣはiを1からNまでの足し算を行うことを示
す) 但し、非選択期間におけるコモン信号はゼロレベルであ
る事から、上記式における和算処理は選択行のみの合計
となる。従って、4ライン同時選択の場合、セグメント
信号がとり得る電位は5レベルとなる。つまりセグメン
ト信号に必要な電位レベルは(同時選択数+1)個とな
る。この5レベルの電位は、図48に示す駆動電圧生成
部の出力V2、V1、Vc、MV1、MV2から供給さ
れる。セグメント信号線に印加する5種類の電圧値の比
は、 V2−V1=V1―VC=VC―MV1=MV1―MV
2 V2>V1>VC>MV1>MV2 を満たす。そのために抵抗値484は4つとも同じ値に
すればよい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】FRC(Frame Rate
Control)により階調表現を行う場合において、表示階
調数が増加するとオンの回数とオフの回数の比が小さく
なる階調が発生するためフリッカが発生しやすくなる。
フレームレートを増加させて、フリッカを低減させる方
法があるが、消費電力が増加する。例えば256色表示
では7フレームで階調をあらわすのに対し、4096色
表示では15フレーム必要であり、単純にはフリッカレ
ベルを同一にするためには、フレームレートを約2倍に
しなければならない。一方で、携帯電話をはじめとする
移動体端末では電源が限られており、消費電力を低減す
ることが求められている。また、表示装置の狭額縁化、
コスト削減の要求からもフリッカ対策の回路はシンプル
である必要がある。
【0006】また4行同時選択法により表示を行う場合
において、セグメント信号線に印加する5値の電圧の電
圧比がV2―V1=V1―VC=VC―MV1=MV1
―MV2からずれた場合に、セグメント信号線に沿って
筋状にむらが発生するという現象がある。とくに、多階
調表示時にV2−V1>V1−VCとなる場合に顕著に
なる。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決し、FR
Cにより階調表示を行う場合において、フレームレー
ト、回路規模を増大させずに表示可能な階調数を増加さ
せること、動画表示に適しているといわれている複数ラ
イン同時選択法(MLS:Multi Line Selection Metho
d)の回路構成にあったFRC階調表示方法を提供する
とともに、セグメント信号線に印加する電圧比を変更で
きるようにして、セグメント信号線に沿ったむらをなく
すことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の表示装置は、表示面内でフレームごと、ライ
ンごとに、オンオフパターンを変化させ、オンとオフを
なるべくランダムに分散させてフリッカを低減させる構
成を有している。またセグメントの電圧の比を設定する
抵抗値を可変できるようにして、セグメント信号線に沿
ってできるむらを低減させる構成を有する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。
【0010】(発明の実施の形態1)図1に本発明の第
1の形態における機能ブロック図を示す。本発明はFR
Cのデータを出力するための階調レジスタ回路192と
階調レジスタを水平同期信号193または垂直同期信号
194ごとにシフトさせる階調制御部191および階調
レジスタ出力を入力映像信号196により選択する階調
選択回路195からなっている。複数ライン選択法(Mu
lti−Line−Selection Method:以下MLSとする)に
おいては、図21に示すように入力信号S211と、直
交関数生成部213により生成された直交関数H215
を、演算器212によりH×Sの行列演算を行い、H×
Sの演算結果でてきた値により、セグメント信号線21
4の出力を変化させ、コモン信号線とセグメント信号の
間にかかる電圧によりオンオフ表示を行う。直交関数H
215の列数はコモン信号線の数であり、コモン信号選
択時には1もしくは−1の値を持ち、非選択時には0の
値を持つ。従ってN行同時選択の場合、直交関数215
は1行にN個の1もしくは−1を持つため、H×Sの演
算には入力信号S211の行データは少なくともN個必
要となる。そのため入力信号211はコモン信号線の同
時選択数N行分、同時刻に入力される。従って図1の階
調選択回路195の入力映像信号196はN行同時入力
され、N行すべて同じ階調ならば、同一階調レジスタ出
力を選択する。図3は本発明による階調選択回路195
の出力を示したものである。図3で白丸2はオン状態の
画素、斜線をひいた丸1がオフ状態の画素である。なお
この図では4ライン同時選択法を用い、8階調中の1階
調目を画面全体に出したものである。4ライン同時選択
のため4行ずつ同じオンオフパターンになっており、入
力時刻が異なる4行ごとの組ごとにパターンがシフトす
ることが本発明の第1の形態の特徴である。
【0011】この手法により4ラインごとのシフト量
(ラインシフト)、フレームごとのシフト量(フレーム
シフト)を調整することで8階調表示においてフレーム
シフトを3もしくは5、ラインシフトを3もしくは5の
いずれかに設定すれば、フレーム周波数120Hzでフ
リッカをなくすことができる。
【0012】セグメント出力5値のうち±V2が発生す
ると、画質が悪くなると言われている。例えば±V2及
びVcのみで画像を表示させると50Hz蛍光灯との干
渉によるフリッカを受けやすくなる。本発明における階
調表示方法では、直交関数を図15のようにとることに
より、全画面が同じ階調であるときには、オンオフデー
タは4行ともオンもしくは4行ともオフとなるため任意
のシフト量に対しても、直交関数の演算結果は2もしく
は−2となる。一般に演算の結果は4、2、0、−2、
−4の5通りがあり、4は電圧値V2(=2×V1)、
2はV1、0はVc、−2は−V1、−4は−V2とし
てセグメント信号線に印加される。従って本発明の実施
の形態1において、±V2が発生せず、画質の低下が少
ない表示が可能である。さらに±V2が発生しないよう
な回路を付加する必要もなくなり、その分回路規模を小
さくできるという特徴を持つ。
【0013】(発明の実施の形態2)図4は本発明の第
2の形態における、FRC画像パターンを示す。図3と
異なるのはラインシフトを少なくとも2種類もち、ライ
ンシフトA3とラインシフトB4として、それぞれ異な
る値をとれるようにした点であり、4ライン同時選択の
場合、4行ごとにシフトさせる値を個別に設定できるよ
うにした点である。
【0014】上記のように構成された場合、3と4の値
を異ならせることにより、図3でオン画素2が斜めに規
則的に並んでいたのが、ある程度ランダムにすることが
できる。この場合でも4ラインは同じオンオフデータを
とるので、V2の発生もない。ラインシフトがA、B2
種類持つため、2種類のラインシフトの値を保持するレ
ジスタやA、Bいずれを実行するかの判別回路を付与す
るため若干の回路規模増大につながるが、この操作によ
り8階調表示においてフレーム周波数100Hz程度で
フリッカがおさまることがわかった。
【0015】(発明の実施の形態3)図20に本発明の
第3の形態による階調処理のブロック図を示す。図1と
異なる点はN行の組のうちの偶数行および奇数行のうち
少なくとも一方のシフト量を保持するRAMと、ライン
シフトならびにフレームシフトのシフト量を保持するR
AMからなるシフト量保持用RAM201を持ち、その
RAMを書きかえるためのマイコン202を持つことで
ある。これにより階調制御部191は入力同期信号19
3および194によって、シフト量保持用RAM201
の中からいずれかひとつのシフト量データをもらい、こ
のデータに基づいて階調レジスタ回路192中のレジス
タをシフトさせる。これにより、N行の組の中でも偶数
行と奇数行では異なるレジスタ出力をとることができ
る。図5は本発明の第3の形態を示す。この例でもN=
4の4行同時選択法とし、8階調中の1階調目を表示さ
せている。実施の形態1、2では4行ごとにシフトして
いたが、この形態では、4行ごとにシフトさせることに
加えて、4行のうち偶数行と奇数行でことなるオンオフ
データを取っている。図5では奇数ラインに対し偶数ラ
インをシフトさせており、これを偶数ラインシフト51
とする。
【0016】8階調表示においてこの偶数ラインシフト
51を1から4のいずれかにし、フレームシフトを3も
しくは5、ラインシフトを1、2、5、6のいずれかに
設定すればフレーム周波数80Hzにおいてもフリッカ
は発生しないという効果が得られた。また4階調表示さ
せた場合、偶数ラインシフトを2もしくは3、フレーム
シフトを1、ラインシフトを1から3のいずれかに設定
すればよい。4階調表示は8階調表示のうちの4つをと
ったものであり、共通に使っている階調が存在するが、
階調数によって最適なシフト量が変わることがわかっ
た。そこで、図22のように表示階調数221によりシ
フト量保持用RAM201の値を変更できるようにし、
表示階調数により、最適なシフトをさせるようにした。
【0017】また、フレーム周波数によって、最適なラ
インシフト、N行ごとの組の中でのシフト量が異なる事
がわかった。80Hzの場合と120Hzの場合で比較
するとそれぞれ2ないし、3違うことがわかった。そこ
で階調表示数と同様に、フレーム周波数222が70か
ら110Hzの場合と120から160Hzの場合によ
ってマイコン202により、シフト量保持用RAMの値
を変えられるような構成を考えた。
【0018】FRCにより階調表現を行う場合、数フレ
ームでの画素の平均輝度の違いにより階調表現を行って
おり、液晶表示装置として用いた場合、液晶の応答速度
によってフリッカの発生の程度が変化する。特に応答速
度が50msから120msの範囲ではオンのフレーム
とオフのフレームがはっきりし、他の階調との干渉によ
る縦筋が出やすくなる。特に他の階調との干渉は干渉が
起きたセグメントライン上の画素すべてに影響を及ぼ
し、フリッカよりも画質の低下が著しくなる。そこで、
図22の階調制御ブロックの外部に切り替えスイッチ2
24を設け、スイッチにより応答速度が50から120
msの場合と、130から300msの場合で異なるシ
フト量を持つように、マイコン202でシフト量保持用
RAM201の値を書きかえるような構成にする。例え
ばラインシフトの場合、応答速度130から300ms
の液晶では、1ないしは2が好ましく、50から120
msの液晶では3ないし4が好ましいためである。これ
により表示させるパネルの応答速度に応じて、干渉およ
びフリッカの少ない最適シフト量で表示させることが可
能となる。
【0019】他に4行内において、オンオフをずらす方
法としては、図6、7、16の方法が考えられる。図6
では図5の例とは逆に奇数列の場合にシフト量保持用R
AM201の値を書き換えて、奇数列をシフトさせる、
奇数ラインシフト61を入れる方法を示し、図7では
2、3行をシフトさせる2−3ラインシフト71、図1
6では、3、4行をシフトさせる3−4ラインシフト1
61の例を示している。図7では2、3列ではなく1、
4列をシフトさせてもよく(1−4ラインシフト)、図
16では1、2列をシフトさせても(1−2ラインシフ
ト)同様な効果が得られる。ラインシフト3、フレーム
シフト4の値によって、フリッカに効果的なシフトの方
法が異なる。隣接画素同士が異なるオンオフデータを持
つように組み合わせる必要がある。
【0020】これらの方法はいずれも4行のデータの中
で、全面に同一階調を表示させた場合、オン対オフの割
合が4対0、2対2もしくは0対4となるようなシフト
の方法である。この組み合わせの場合、図15の直交関
数を用いた場合、MLS演算の結果±V1の電圧のみで
走査される。従って、±V2の電位が発生せずに表示が
可能であり、かつ低フレーム周波数表示が可能なFRC
階調表示方法である。
【0021】(発明の実施の形態4)更にフレーム内で
ランダム配置するには、図31のようにN行ごとの組の
数を検出する回路311を設け、N行ごとの組の数によ
りシフト量保持用RAM201の値を書き換えることに
より、N行ごとの組の中でシフトさせる行のシフト量を
変化させる方法がある。例えば図8に示すように4行ご
とに偶数ラインシフトの量を変化させる方法がある。図
8の例では奇数ブロックではシフト量3、偶数ブロック
ではシフト量5として、図5と比較してN行内でシフト
させたオンパターンが直線上からやや乱れるようになっ
た。各ブロックで全くことなるシフト量をとることも可
能であるが、シフト量を記憶させるレジスタの数が多く
なり、回路規模が大きくなる。実用上ではフリッカ低減
の効果と回路規模の兼ね合いから、シフト量のパターン
としては2から4つ程度が望ましい。シフト量のパター
ン1というのは図5に示す発明の形態3であるため除外
した。なお、図8では偶数ラインシフトについて説明を
行ったが、奇数ラインシフトや1−2、3−4、1−
4、2−3ラインシフトでも同様な効果が得られる。
【0022】(発明の実施の形態5)図9は本発明の第
5の形態を示す。図22のシフト量保持用RAM201
の値をブロックごとにかえることで、ブロックごとに異
なるシフトの仕方を入れ、オンオフのパターンをランダ
ム化するものである。図9の例では、4ライン同時選択
法の場合で奇数ブロックでは偶数ラインシフト、偶数ブ
ロックでは2−3ラインシフトを用いている。これによ
り図5から図8のパターンに比べランダムな配置を可能
にしている。なお、例として偶数ラインシフトと2−3
ラインシフトを組み合わせた方法を示したが、他の奇
数、1−2、3−4、1−4ラインシフトのいずれを組
み合わせた場合でも同様な効果が得られる。但し、発明
の形態4と同様に組み合わせを増やすことにより回路規
模が増大するため、2ないし3種類の組み合わせで実施
するのが好ましい。この例では4ライン同時選択の場合
について説明を行ったが、一般にNライン同時選択の場
合、第1のN行の組と、第1の組の次の組である第2の
N行の組において、シフトさせる列を少なくとも1つ異
ならせれば同様の効果が得られる。
【0023】(発明の実施の形態6)これまでの発明で
はあるフレーム内でオンとオフをランダムに配置しフリ
ッカを低減する方法であった。本発明の第6の形態とし
て、時間軸方向つまりフレームレートコントロールごと
にオンオフのパターンをランダムに配置する方法を図1
0及び図27に示す。7つのフレームを使って階調表現
する場合、この間にシフトの方法を変えることは、シフ
ト量によっては液晶にかかる実効値が変化する恐れがあ
る。そこでFRCが完結する7フレームおきにシフトの
方法を変化させる。一般にMフレームで階調表現を行う
場合、図32に示すようにFRCの開始終了を検出する
ためフレームカウント回路321により、Mフレームご
とに図10の形態ではシフトさせる列の変更を指示し、
図27の形態ではシフト量保存用RAMの値を変化させ
れば実現できる。図10では奇数FRCでは偶数行を、
偶数FRCでは2および3列をシフトさせている。これ
により、FRC間で少なくとも2行のオンオフパターン
が変化する。図27ではラインシフト量を変更させるた
め、4行のデータ全てのオンオフパターンが変化する。
また図10および図27の形態を合わせて用いること
で、さらにランダムパターンを生成できる。発明の形態
1から5においては、あるフレームだけを見るとオンオ
フパターンがランダムになっているが、フレーム間では
そのパターンがフレームシフトにより画面全体が一定方
向にずれるのみであるためオンオフのランダムさが不十
分であるとオンオフパターンの流れが波のようになり画
面が流れて見える。FRC完結ごとにシフト量を変化さ
せることにより、FRCごとに波の速度を変化させるこ
とができ、画面の流れを押さえることにより、フレーム
内ではオンオフパターンが十分にランダム配置されてな
い場合でもフリッカの発生を押さえることが可能とな
る。
【0024】(発明の実施の形態7)波の速度を変え
て、フリッカの発生を押さえる方法としては、FRCご
とにフレームシフトの値を変化させればよい。フレーム
シフトの値の組み合わせ方は任意であるが、好ましい組
み合わせとしては、図11に示すようにあるFRC(期
間A)ではフレームシフトの値を1にして、次のFRC
(期間B)では6にする。このようにすれば期間Aでは
右回りに1、Bでは左回りに1となり、A、Bを交互に
組み合わせることで、流れる方向を逆にし、目の錯覚を
利用して流れがとまったように見せる。一般的にN階調
ではフレームシフトを期間AでMにした場合、期間Bで
(N−1−M)とすれば、実現可能である。なおこの例
ではA、BはFRC完結ごとに交互に使用したが、数F
RCごとの繰り返しにしてもよい。また階調ごとにFR
Cに要するフレームが異なる場合、その公倍数の値ごと
にA、Bを交互にすることにより、階調間での干渉を防
ぐためにも有効となる。たとえば8FRCと12FRC
を組み合わせて階調表現を行う場合、A、Bは24の倍
数であることが望ましく、更に期間Aのフレーム数と期
間Bのフレーム数が一致した場合もっとも効果を発揮す
る。
【0025】また、ラインシフトは期間AでLである場
合、期間Bでは(階調数−1−L)とする。
【0026】偶数、奇数ラインシフトとの組み合わせに
おいては、期間Aで偶数ラインシフトさせた場合は、期
間Bで期間Aと同じシフト量の奇数ラインシフトをさせ
る。期間AでフレームシフトがMで偶数ラインシフトが
Lの組み合わせがもっともフリッカが少ない場合、期間
Bでフレームシフト(N−1−M)、奇数ラインシフト
Lの組み合わせにすると、期間Aと期間Bでのフリッカ
は同一レベルとなることがわかった。(Nは階調数)シ
フト量を変化させると期間AとBでフリッカの程度が変
化するためフリッカを減少させることはできずどちらか
悪い組み合わせのものが目立つ。逆に期間Aにおいて奇
数ラインシフトで最適化された場合は期間Bで偶数ライ
ンシフトを用いる。シフト量は常にLとしてシフトさせ
るラインを期間AとBで入れ替える。1−4ラインシフ
トと2−3ラインシフト、1−2ラインシフトと3−4
ラインシフトの関係でも同様である。以上のようなフレ
ームシフト、ラインシフト、偶数ラインシフト、奇数ラ
インシフト、1−4ラインシフト、2−3ラインシフ
ト、1−2ラインシフト、3−4ラインシフトの関係を
使うことで、目の錯覚によりフリッカを消すことができ
る。図12に8階調(7FRC)、偶数ラインシフト、
奇数ラインシフトを使った場合について、シフト量の関
係を示した。期間Aの1フレーム目からパターンを右に
Fずらす、6回ずらしたところでFRCが完結する。そ
こで折り返し今度は右に(7−F)つまり左にFづつ6
回ずらし、FRCを完結させる。期間A、Bとも7フレ
ーム必要であるから期間AからB、BからAへ移る折り
返しの時はフレームシフト0である。
【0027】(発明の実施の形態8)発明の形態7にお
いては期間AからB、BからAへ移る際(図12の7及
び14)にフレームシフトが0つまり波が止まる状態に
なり、フリッカが消えにくい要因となっていた。そこで
図13のようにパターンを右にずらす場合と左にずらす
場合で初期状態を変える構成にした。A1からA7まで
でFRCを完結させた後、形態7ではB7からはじめて
いたのを、例えばB5からはじめてB4、B3、B2、
B1、B7、B6とした。これにより図13の7及び1
4に示すようにAからB、BからAに移る際においても
フレームシフトさせるため、波が止まらずフリッカが見
えにくくなる効果が得られる。なお期間Bの開始はB5
に限らず、B1からB6のいずれでもよい。(B7の場
合は発明の形態7となるので除外)開始位置をずらした
だけなので、実効値のずれは生じない。
【0028】(発明の実施の形態9)発明の形態3にお
いては図22のシフト量保持用RAM201は偶数行、
奇数行のシフト量の少なくともひとつのみを保持してい
たため、2つ隣行の画素とはオンオフデータが一致して
いた。更にランダムにするためにはN行の組で各行が異
なるシフト量を取れるようにすればよい。そのためにシ
フト量保持用RAM201にN行すべて個々にシフト量
を保持するRAMをもたせた。これにより、例えば4ラ
イン同時選択法において、1行目から4行目のシフトが
個々に設定できるようになり図23のようなオンオフパ
ターンが実現でき、フリッカの低減を図ることができ
た。
【0029】(発明の実施の形態10)図29は本発明
の第10の実施の形態である。従来は階調レジスタ出力
291(Mビット)の最下位ビットから最上位ビットを
順にセグメント1からMの階調選択部292に接続し、
これをセグメント最終列まで繰り返している。本発明で
は、295に示すように最上位ビットから順に接続する
M列のブロックをいれ、最下位ビットから順に接続する
M列のブロックと交互に配置するようにした。7階調中
1階調目をラインシフト1、フレームシフト1、偶数ラ
インシフト3として表示させた場合のオンオフパターン
を図33に示す。フレームの進行により、従来と同一接
続のカラム1からカラム7においては、右にオンパター
ンが移動し、逆に接続したカラム8からカラム14にお
いては、左にオンパターンが進行する。これにより、従
来の配線では右に流れる波が、入れ替えた部分では左に
流れるようになる。その結果、同一方向に流れる波の面
積が減る分、フリッカが目立ちにくくなる。これにより
フレーム周波数は3から5Hz低下させることができ
る。
【0030】(発明の実施の形態11)フレームシフト
のシフト量Fは、Xフレーム(Xは自然数)で階調表現
を行う場合、X回フレームシフトさせたときに、1から
X列のすべての列を通っていなければならず、この条件
を満たさない場合、全画面同一階調表示の時、画素ごと
に実効値がずれむらのある表示となる。それゆえ、Fは
Xの約数でないものに限られる。従って、Xが素数の場
合は、Fの組み合わせは多くなるが、約数を多く持つ場
合とりうる値は少なくなる。例えば12フレームで階調
表現する場合、Fは1、5、7、11の4通りとり得る
が、6フレームで階調表現を行おうとすると、Fは1も
しくは5の2通りしかとり得ない。そのため、フレーム
シフトの値によるフリッカの低減を行うことは難しい。
5フレーム以下の場合、フレーム数が少ないため、Fの
とり得る値が2通りであっても、発明の形態1から9を
行うことで、フレーム周波数80Hzでフリッカがなく
なった。また、7フレーム以上の場合はとり得る値が少
なくとも4通り存在する。また、F=1もしくはX−1
以外のFをとることで、少なくとも2画素以上隣に移動
するため、目の錯覚により波の移動が遅くなり、目立ち
にくくなる効果がある。発明の実施の形態1から9を組
み合わせると、同様にフレーム周波数80Hzでフリッ
カがなくなる。ところが6フレームの場合、Fは1もし
くは5のみしかとれず、波の速度を変えることができな
いため、フレーム数が少ないにも関わらず、フリッカが
目立ちやすいことがわかった。フリッカをとめるために
は120Hz程度必要となる。これを、他と同じレベル
にするためには、フレームシフト量F=1もしくは5以
外の値をとったかのような、分散のさせ方が必要であ
る。そこでレジスタの出力と階調選択部の接続をつなぎ
換えて、実際にはとり得ないフレームシフト量を擬似的
に作り出せるようにした。図30に本発明の形態による
階調レジスタ291出力と階調選択部292の接続の方
法を示す。セグメント1列目から順に階調レジスタ29
1出力の最下位ビット294から偶数番目のビットを順
次接続する。最上位ビットまで接続を終えると続いて下
位から奇数番目のビットを順次接続する。このように接
続した場合に、フレームシフトF=1とした場合のオン
オフパターンを図34に示す。従来例では画面全体がフ
レーム間で常に1ずつシフトしているが、本発明の形態
ではシフト量はフレームごとに変化し、順に3、4、
3、4、3、1となる上に、N行の組みごと、偶数ライ
ンシフトを用いた場合N行の組のうちの偶数ライン、奇
数ラインで先のシフト量の繰り返しの開始位置が異な
る。従って、波の速度はフレームごと、画素の位置によ
って異なり、フリッカが見えにくくなる。これによりフ
レーム周波数80Hzでもフリッカのない表示が可能に
なった。発明の形態10、11の他にも、一般にXビッ
トの階調レジスタ出力291と階調選択部292を1対
1で接続すれば、FRCによる波の速度がランダムとな
りフリッカが低減される。また、この方法を他の階調に
おいて適用すると、同様な効果が得られ、フレーム周波
数を80Hzから75Hzまで低減されることがわかっ
た。
【0031】(発明の実施の形態12)従来、フレーム
シフトは各フレーム間ですべて同じ値を持っていたた
め、一定の速度で画像が流れて見えた。そこで、フレー
ム間で異なる値を持たせ、画像の流れる速度を可変する
ことで、流れを見えにくくすることを考えた。フレーム
間で異なるフレームシフトの値を持たせるため、図28
に示すように、階調比較テーブル281を用いることに
した。階調比較テーブル281において、ランダムな変
数を発生させ、その値をマイコン202によりシフト量
保持用RAM201に書き、RAM201によって階調
レジスタ回路192のレジスタのシフト処理を行う。階
調比較テーブル281で発生する変数は、Yフレーム
(Yは2以上の自然数)で階調表現を行う場合、シフト
の結果必ず、1フレームからYフレームを1回ずつ通る
ような組み合わせである必要がある。この結果オンオフ
パターンは図35のようになり、一定方向に一定速度で
画像が流れるのを防ぐことができる。この結果フレーム
周波数80Hzにおいてフリッカがない表示が可能にな
った。
【0032】(発明の実施の形態13)フリッカおよび
階調間干渉は、色数の違い、画面が静止しているか動い
ているかで程度が異なることがわかった。FRCを用い
る以上、色数が多くなるにつれ必要フレーム数も増大
し、また動画においてはFRC完結前に階調が変化する
という問題がある。そこでフリッカ、入力信号のデータ
種類の違いによる階調間干渉がなくなるフレーム周波数
の違いを図37に示す。色数の増加に伴い、必要なフレ
ーム周波数は増大し、同一色数では動画のほうが、フレ
ーム周波数を高める必要がある。すべてのデータにおい
て、フリッカおよび階調間干渉を防ごうとすると160
Hzのフレーム周波数が必要となる。一方で静止画25
6色ではフレーム周波数は80Hzで済む。従来は16
0Hzで駆動させていたが、消費電力低減のためには、
データ形式によって常にフリッカおよび階調間干渉がな
くなる最低フレーム周波数にすればよい。そこで図36
に示すように入力信号の種類を判別するデータ形式検出
手段365を導入し、発振器1、2および、切り替え回
路363、分周回路364を制御することで階調制御部
367、コントローラ368、メモリ366を動作させ
るクロックおよびフレーム周波数を可変できるようにし
た。動画と静止画の判別の方法は、例えば、パケットの
最初に挿入された動画静止画識別情報を参照すればよ
く、色数の違いにおいてもビット長を検出することで判
別可能である。この機能をデータ形式検出手段365に
持たせることで実施することができる。図37の条件に
おいて、フリッカおよび階調間干渉をなくすには、発振
器1の周波数を160Hz、発振器2の周波数を100
Hzにし、動画4096色では切り替え回路363は発
振器1を選択し、分周回路364では分周なしとすれば
よく、静止画4096色では切り替え回路363は発振
器2を選択し、分周回路364で分周を行わなければよ
く、静止画256色では切り替え回路363は発振器1
を選択し、分周回路364で2分周させれば、実現でき
る。他のデータでも同様に実施できる。従来の同一周波
数を用いる方式に比べ、例えば動画を1割程度しか表示
しない場合は30から40%低消費電力化可能となる。
【0033】(発明の実施の形態14)実施の形態13
においてデータにより、フレーム周波数を変更した。フ
レーム周波数を変更すると最適シフト量が変化すること
を実施の形態3において明らかにした。そこで、図36
の階調制御部367とシフト量保持用RAM360にも
データ形式検出手段365を入力し、データ形式検出手
段365によってシフト量保持用RAMを書き換え、階
調制御部367において、シフト方法の変更を行うこと
で、画質の向上および更なる低フレーム周波数化が行え
るようにした。
【0034】(発明の実施の形態15)図36の階調レ
ジスタ回路369にあるAビット階調レジスタに格納す
る初期データは、(A+1)階調中の階調Bを表現する
場合、オンの数はB個で、残りがオフとなる。このよう
なレジスタの値の与え方は複数あり、例えば9階調中の
3階調目の場合、3つのオンを配置するのに例えば38
1から383に示すような方法がある。それぞれフレー
ムシフト、ラインシフト、偶数列シフトなどを行ってフ
リッカが止まるフレーム周波数を調べたところ、381
のパターンでは75Hz程度であったが、382では1
10Hz、383では95Hz程度であった。同様に1
3階調中5階調目の場合も384から386で検討した
ところ、384の場合は80Hz程度に対し、385で
は140Hz、386では120Hzとなった。381
から383において、オンのビットを連続して配置する
ほど、フレーム周波数は下がる。これについて、図39
にある画素におけるオンオフパターンのフレームごとの
変化を示す。フレームシフトが5の場合、381のパタ
ーンでは、最上位ビットの信号が入力されるセグメント
信号線では第1フレームから順にオン・オフ・オフ・オ
ン・オフ・オフ・オン・オフとなり、382、383に
比べてオンが満遍なく並んでいる。一方で、フレームシ
フトを1にすると382の場合が最もランダムに並んで
いる。B階調表示においてオンオフをランダム化するた
めには、階調レジスタの初期値とフレームシフトの値が
相関関係にあると思われる。図40はフレームシフト量
がB以上でA−B以下の場合において、現フレームと次
のフレームでのオンとオフの配置の変化を示している。
またBはA/2以下とし、オンが少ない場合を示してお
り、少ないオンを隣接させないような方法を考える。オ
ンをBビット連続配置404し、残りをオフにした40
3場合、フレームシフト量FはB以上A−B以下なので
現フレームでオンのセグメント信号線404は次のフレ
ームでは必ずオフとなり、オンは2フレーム以上にわた
って連続して発生しない。一方でオンを分散させて配置
させた場合、例えばBビットを409aから409dの
ように分散させると400のように、連続してオンが発
生する可能性がある。次にFがB未満もしくはA−Bよ
り大きい場合、オンをBビット連続配置した場合、41
5に示すように必ずオンが少なくとも2フレーム以上連
続して存在する場合がある。一方で分散配置の場合はオ
ンを419aから419dのように配置するとオンが2
フレーム以上にわたって重ならなくできる。従ってFが
B以上A−B以下の場合オンをBビット連続配置すれば
よく、FがB未満もしくはA−Bより大きい場合はオン
を分散配置させれば、フレーム間でオンが分散しフリッ
カの少ない表示が可能となる。
【0035】またBがA/2より大きい場合は、オンと
オフを入れ替えて考えればよい。Fが(A−B)以上か
つB以下の場合、オンを表現する電圧の情報が(A−
B)ビット連続し、オフを表現する電圧の情報がBビッ
ト連続して発生するように階調レジスタの初期値を代入
し、FがBより大きいもしくは(A−B)より小さい場
合、オフを表現する電圧の情報が隣接ビットに配置され
ないように階調レジスタの初期値を代入すれば、少ない
オフを分散させることができる。
【0036】(発明の実施の形態16)FRCにより複
数の階調表示を行う場合において、画質が悪くなるもの
として、オンオフがフレーム内、フレーム間で分散され
てない場合におきるフリッカ、発明の形態1から15に
おいて、階調レジスタのシフト量の値が不適切で、ある
パターンが流れて波のように見える場合がある。各階調
でのフリッカやパターン流れは、当該階調を画面全体に
表示しシフト量を調節することで改善可能である。一方
でこの方法で、各階調のフリッカ、パターン流れを止め
ても自然画や人物画を表示させると、セグメント信号線
に沿った筋(以下縦筋と呼ぶ)やフリッカが発生すると
いう問題があることがわかった。自然画ではたくさんの
階調が数ドットごとに発生することから、複数の階調間
でのフリッカ処理による干渉が原因である。縦筋やフリ
ッカが発生している部分を構成する階調のうちの少なく
とも1つの階調のシフト処理を変更すると、縦筋やフリ
ッカの程度が変化する。自然画で調整するといっても、
どの部分に各階調が表示されているか調べる必要がある
上に、各階調の表示領域が狭く波が消えたかどうか判別
しにくいため、シフト量の調整は難しい。そこで、フリ
ッカやパターン流れの発生度合いもわかり、階調間干渉
がわかる評価用として図42に示すパターンを考えた。
図42のパターンはある階調A421の均一表示領域4
24と、市松表示領域からなり、市松表示領域は均一表
示領域424以外の表示領域をコモン方向に4つ、セグ
メント方向に4つに分割され、その分割された市松表示
領域は、均一表示領域424と同一階調A421と16
階調のうちの1つの階調Bと2行1列の市松を形成し、
階調Bは行方向に4つ、列方向に4つに分割された16
の領域ですべて異なる階調を与えている。ある階調Aの
フリッカおよびパターン流れは均一表示領域424にお
いて、確認することができ、Aを16階調すべてに変化
させることで全階調の確認ができる。階調間干渉におい
ても例えば階調Aと階調9が干渉したとすれば、階調A
の均一表示領域のうち階調9が表示されている同一セグ
メント線にある424bの領域で縦筋が入ることで、干
渉が起きていることが確認できる。一般には、領域42
4aに縦筋が入る場合は、階調Aと階調0、7、8もし
くは15との干渉があり、領域424bに縦筋が入る場
合は、階調Aと階調1、6、9もしくは14との干渉が
あり、領域424cに縦筋が入る場合は、階調Aと階調
2、5、10もしくは13との干渉があり、領域424
dに縦筋が入る場合には、階調Aと階調3、4、11も
しくは12との干渉があることがわかる。これにより、
1つのパターンでフリッカ、パターン流れ、階調間干渉
のすべてを見ながら調整が可能となる。また均一表示領
域は、表示装置の全コモン信号線数の4分の1以上2分
の1以下であり、分割されたそれぞれの市松表示領域は
少なくともN行以上、好ましくは3×N行以上16分の
3以下で、列方向には好ましくは4等分、もしくは4分
割されたそれぞれのブロックの列の差が10行以内とす
る。
【0037】4本同時選択法(MLS4)の場合におい
て、セグメント信号線は5種類の電圧値を持つが、図4
2の表示パターンの場合、5値のうち2値のみしか出力
されておらず、残りの3値の電圧が出た場合の、特に階
調間干渉の確かめがなされない。残りの3値をセグメン
ト信号線に印加させるためには、同時選択される4行の
データのオンとオフの割合が1対3もしくは3対1にす
る必要がある。これを満たすために、図43のように市
松表示領域に1行、階調Aを入れるようにした。階調A
を入れる行は各市松領域のうちの任意の1行であればよ
い。
【0038】図42もしくは図43の画像を用いて、フ
リッカ、パターン流れ、階調間干渉のない表示に調整す
る方法を述べる。
【0039】階調Aの均一表示領域において、階調Aの
フレームシフト、ラインシフトならびに偶数行シフトそ
の他発明の形態1から14に記載のシフト量を切り替え
ることで、階調Aの均一表示領域で発生しているフリッ
カおよび、パターン流れをなくし、市松領域で発生して
いるパターン流れを消す。これをすべての階調について
行う。16階調表示の場合、Aを0から15まで変化さ
せて、各階調でのフリッカ及び、パターン流れをなく
す。このようにして、フリッカをなくしていくと、場合
によっては階調Aの均一表示領域424aから424d
のうちの1つもしくは複数の領域で、セグメント信号線
に沿って階調間干渉による、縦筋が発生する。この場
合、階調Aのシフト量を変化させるか、それでも縦筋が
なくならない場合、縦筋が発生している同一セグメント
信号線を持つ市松表示領域を構成する3つの階調のシフ
ト量を変化させる。これにより、干渉による縦筋は低減
する。このようにしても縦筋が目立つ場合は、次に階調
Aのシフト量を更に変化させ、縦筋が見えなくなるよう
な値に設定する。この場合、パターン流れが見えるよう
になるが、自然画を写した場合、縦筋よりも目立ちにく
いため、縦筋を消すほうを優先にしたほうがよい。この
方法により、4096色人物画において、フリッカ、パ
ターン流れ、階調間干渉のない表示をフレーム周波数7
5Hzで実施できるようになった。
【0040】(発明の実施の形態17)図44、46は
本発明の第17の形態を示す。図46で461はコント
ローラ、463はコモンドライバ、464はセグメント
ドライバ、465は表示部、462は駆動用電圧生成部
であり、図44にその内部ブロックを示す。図44で4
41は抵抗444の値を制御する抵抗値制御部、444
は抵抗値が可変できる抵抗、443は演算増幅器であ
る。外部切り替え手段442によって、抵抗値制御部4
41の制御方法を変更することができ、抵抗値制御部4
41の出力により可変抵抗444aから444dの値を
個別に変更させることにより、5つの電圧値を可変させ
る。これにより(V2−V1)/(V1−VC)および
(VC−MV1)/(MV1−MV2)の値を自由に変
更することができ、セグメント信号線に沿った表示むら
を低減できるように調整可能となる。図47に表示むら
がなくなった場合のV2、V1、VC、MV1、MV2
の関係を示す。ここでは人物画および3ドット市松での
値を示したが、他の画像パターンにおいても同様にV2
の値は理論値であるV1×2よりも小さくなることがわ
かった。従って図44での抵抗値制御部によってV1と
V2の電圧比が、理論値から理論値の4.5%程度ずれ
るまでの範囲内で可変できるようにすればよい。好まし
くは理論値の1%増しから理論値の3%減まで調整でき
るようにする。MV1とMV2の関係についても同様で
ある。このように、V2の電圧値が計算値より低くなる
理由として、画面が暗いほうが表示むらが目立ちにくい
ということが考えられる。評価したパネルは電圧無印加
時に黒を表示するノーマリブラックのパネルである。そ
のため画面が暗くなる電圧値が低い方向に最適値が設定
された。一方電圧無印加時に白を表示するノーマリホワ
イトのパネルもある。この場合は同様にV2の電圧は計
算値よりも3%ほど高く設定するほうが表示むらが消え
る。そこで図45に示すように、抵抗値制御部441に
ノーマリホワイト、ノーマリブラック切り替え手段45
1を設け、451の出力によって、抵抗値制御部で抵抗
値の比を制御できる値をノーマリブラックの場合V2は
V1×2の+1%から−3%まで可変でき、ノーマリホ
ワイトの場合V2はV1×2の−1%から+3%まで可
変できるようにする。MV1とMV2の関係についても
同様である。
【0041】(発明の実施の形態18)図49は本発明
の第18の実施の形態を示す。データ形式検出手段36
5により入力データの色数および動画静止画の判別を行
う。この判別の結果により発明の形態13ならびに14
では、切り替え回路363及び分周回路364を制御し
フレーム周波数を変更しフリッカを低減した。フレーム
周波数が大きくなるにつれ、セグメントおよびコモン信
号線の電圧変化の割合が大きくなるので、表示装置のキ
ャパシタンスによる波形のなまりによる実効値ずれが大
きくなる。そこでデータ形式検出手段365の出力を抵
抗値制御部441に入力し、(V2−V1)/(V1−
VC)および(VC−MV1)/(MV1−MV2)の
比を変化させることで、フレーム周波数に応じて最適な
比を選択しセグメント信号線に沿った表示むらをなくす
ことができる。図50に一例として3ドット市松模様を
フレーム周波数65Hzと100Hzで駆動させた場合
を示す。65Hzと100Hzの時で(V2−V1)/
(V1−VC)および(VC−MV1)/(MV1−M
V2)の比を変化させ、1%程度と3%程度に設定でき
るようにする。
【0042】実施形態1から18の組み合わせによって
も実施できる。
【0043】また4ライン同時選択の場合について説明
したが、一般にNライン同時選択により表示を行う場合
はN行の画像データが同時に転送される構成となるた
め、N行ごとにパターンを変えることで、同様な効果が
得られる。図18に8行同時選択した場合のオンオフパ
ターンを示す。実施の形態3から8において、偶数ライ
ンシフト、奇数ラインシフト、1−2、3−4、1−
4、2−3ラインシフトはNライン同時選択の場合にお
いては、同時に転送されるNラインのデータの中でN/
2ラインをずらすシフトのこととなる。N/2本の組み
合わせ方は複数あり、例えば偶数ラインをすべて動かし
たなら偶数ラインシフトとなる。4ライン同時選択では
シフトのさせ方は6通りであり、すべて名前をつけた
が、Nライン同時選択の場合は組み合わせが多いことか
らこれらをまとめてN/2ラインシフトとする。方法に
おいて変化はないことから一般にNライン同時選択にお
いても同様にフリッカ低減効果が得られる。
【0044】以上の説明においては8階調表示時におい
てその1階調目の表示方法について説明したが、2階調
目〜7階調目の場合でも、階調数においても8階調以外
でも3〜18階調程度好ましくは3から16階調までシ
フト量を変えることで、同様な効果が得られる。図26
に8階調表示以外の例として、13階調表示での5階調
目の場合について、シフトさせたオンオフパターンの図
を示す。4ライン同時選択の場合において、いくつかの
階調での最適なシフト量を図14に示す。
【0045】また、本発明の実施の形態によるフリッカ
の発生がおさまるフレーム周波数を8階調および16階
調の場合について図25に示す。
【0046】図24は実施の形態1から18のうちの少
なくとも1つの形態を用いた表示装置244に復調装
置、アンテナ243、ボタン242を取り付け、筐体2
41でもって携帯情報端末にしたものである。
【0047】図19は本発明の表示装置11に映像信号
処理回路14と電源周波数により階調シフトデータを変
化させる切り替え手段12を具備することを特徴とする
液晶テレビである。50Hzと60Hz用の二つの階調
シフトデータを用意し、切り替え手段12によって変化
させ、外光との干渉によるフリッカを防止する。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明は、N行同時選択法
においてFRCにより階調表現を行う場合においてN行
の組ごと、フレームごと、N行の組のうちの複数行にお
いて、階調レジスタをシフトさせること、シフト量を少
なくとも2パターン用意すること、フレームごとにシフ
ト量をランダムに変化させること、フレームごとにシフ
ト量をランダムに変化させることにより、フリッカの少
ない階調表示が可能な表示装置を実現できる。また(V
2−V1)/(V1−VC)及び(VC−MV1)/
(MV1−MV2)の比を変化させることでセグメント
信号線に沿った表示むらを低減させて優れた表示品位を
示すマトリクス型表示装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の形態における表示装置の階調表
示部を示した図
【図2】本発明の第1の実施の形態における8階調表示
時の1階調目を表示した際のパネル全体の画素のオンオ
フパターンを示した図
【図3】本発明の第1の実施の形態における8階調表示
時の1階調目を表示した際の画素のオンオフパターンを
示した図
【図4】本発明の第2の実施の形態における画素のオン
オフパターンを示した図
【図5】本発明の第3の実施の形態において偶数ライン
をシフトさせたときの画素のオンオフパターンを示した
【図6】本発明の第3の実施の形態において奇数ライン
をシフトさせたときの画素のオンオフパターンを示した
【図7】本発明の第3の実施の形態において第2及び第
4ラインをシフトさせたときの画素のオンオフパターン
を示した図
【図8】本発明の第4の形態におけるオンオフパターン
を示した図
【図9】本発明の第5の形態であり、N行のブロックご
との中でシフトさせる行をブロックごとに変化させた場
合のオンオフパターンを示した図
【図10】本発明の第6の形態であり、FRC完結ごと
にシフトさせる行をブロックごとに変化させた場合のオ
ンオフパターンを示した図
【図11】本発明の第7の形態であり、FRC完結ごと
にフレームシフト、ラインシフトを逆方向に変化させ、
N行のブロックの中でシフトさせる列を入れ替えた場合
のオンオフパターンを示した図
【図12】本発明の第7の形態であり、FRC完結ごと
にフレームシフト、ラインシフトを逆方向に変化させ、
N行のブロックの中でシフトさせる列を入れ替えた場合
の各フレーム間でのシフト量を示した図
【図13】本発明の第8の形態において各フレーム間で
のシフト量の与え方を示した図
【図14】本発明の形態において、フリッカが低減する
最適なシフト量を示した図
【図15】本発明において4ライン同時選択を行った場
合の直交関数を示した図
【図16】本発明の第3の実施の形態において第3及び
第4ラインをシフトさせたときの画素のオンオフパター
ンを示した図
【図17】従来の実施の形態におけるFRC階調表示に
おけるオンオフパターンを示した図
【図18】8ライン選択駆動法の場合におけるオンオフ
パターンを示した図
【図19】本発明の表示装置を組み込んだ液晶テレビの
【図20】本発明の第2から第9の形態における表示装
置の階調表示部を示した図
【図21】複数ライン選択法におけるセグメント信号出
力を得るための入力信号演算回路を示した図
【図22】本発明の第3の形態において、図20のブロ
ック図から表示階調数、フレーム周波数、パネルの応答
速度の違いによりRAMの値を変化させるようにした図
【図23】本発明の第9の形態において、4行の組の中
で各行がそれぞれ異なるシフト量を持った場合のオンオ
フパターンを示した図
【図24】本発明の表示装置を組み込んだ、携帯情報端
末の図
【図25】本発明の形態において、フリッカがおさまる
フレーム周波数を示した図
【図26】本発明の第1の形態において、13階調中5
階調目での実施形態を示した図
【図27】本発明の第6の形態において、8階調中1階
調目での実施形態を示した図
【図28】本発明の第12の形態において、フレームシ
フトの値をランダムに実施できるようにした図
【図29】本発明の第10の形態において、13階調中
5階調目での実施形態を示した図
【図30】本発明の第11の形態において、6ビット階
調レジスタの場合の階調選択部との配線方法を示した図
【図31】本発明の第4の形態において、N行の組の数
をカウントし、N行ごとの組ごとにシフト量を変化させ
ることができるような構成にした図
【図32】本発明の第6の形態において、フレーム数、
N行の組の数をカウントし、シフト量をカウンタ値によ
り変化させるようにした回路構成図
【図33】本発明の第10の形態において、図29の回
路構成を用いた場合のオンオフパターンを示した図
【図34】本発明の第11の形態において、図30の回
路構成にした場合のオンオフパターンを従来例とともに
示した図
【図35】本発明の第12の形態において、図28の回
路構成にした場合のオンオフパターンを示した図
【図36】本発明の第13の形態において、入力データ
の形式によりフレーム周波数、シフト量保持用RAMの
値を変更するようにした図
【図37】入力データ種の違いによる最小フリッカレス
周波数を示した図
【図38】9階調中の3階調目および13階調中の5階
調目の場合の階調レジスタの初期値の一例を示した図
【図39】9階調中の3階調目の場合のフレームシフト
と階調レジスタ初期値とオンオフをばらつきを示した図
【図40】フレームシフト値がオンの数以上で、オフの
数以下の場合の最適な階調レジスタ初期値の配置を説明
する図
【図41】フレームシフト値がオンの数より小さく、オ
フの数より大きい場合の最適な階調レジスタ初期値の配
置を説明する図
【図42】フリッカ及びパターン流れ、階調間干渉発生
を評価するためのパターンを示した図
【図43】フリッカ及びパターン流れ、階調間干渉発生
を4行同時選択法において、すべての電圧値を出して評
価するためのパターンを示した図
【図44】本発明の第17の実施の形態において、駆動
用電圧生成部を示した図
【図45】本発明の実施の形態において、表示部がノー
マリホワイト、ノーマリブラックによって電圧比を変化
させるようにした図
【図46】本発明の第17の実施の形態において、表示
装置の構成を示した図
【図47】入力画像の種類によるV2、V1、VC、M
V1、MV2の電圧値の関係を示した図
【図48】従来の方法における、駆動用電圧生成部を示
した図
【図49】本発明の第18の実施の形態において、駆動
用電圧生成部を示した図
【図50】本発明の第18の実施形態でフレーム周波数
を変化させた場合のV2、V1、VC、MV1、MV2
の電圧値の関係を示した図
【符号の説明】
441 抵抗値制御部 442 外部切り替え手段 443 演算増幅器 444 可変抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02F 1/13 505 G02F 1/13 505 1/133 510 1/133 510 515 515 545 545 575 575 G09G 3/36 G09G 3/36 H04N 5/66 H04N 5/66 A (72)発明者 山野 敦浩 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2H088 EA22 HA06 MA04 MA13 2H093 NA07 NA18 NA47 NA55 NC03 NC06 ND06 ND10 ND15 ND18 5C006 AA01 AA22 AC23 AF04 AF42 AF83 BB12 BC03 BC11 FA23 FA56 5C058 AA06 BA01 BA03 BB25 5C080 AA10 BB05 CC03 DD02 DD26 FF10 GG08 JJ02 JJ03 JJ05 JJ06 JJ07 KK02 KK07 KK43

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同時に4行のコモン信号線を選択するマ
    トリクス型表示装置にあって、 抵抗値制御部と、 外部切り替え手段と、 複数の演算増幅器と、 複数の可変抵抗器を具備し、 前記抵抗値制御部は前記外部切り替え手段により制御さ
    れ、前記抵抗値制御部の出力により前記複数の可変抵抗
    器の抵抗値を数段階に変更することによって5つの電圧
    出力の比を変更できるようにしたことを特徴とするマト
    リクス型表示装置。
  2. 【請求項2】 同時に4行のコモン信号線を選択するマ
    トリクス型表示装置にあって、 抵抗値制御部と、 外部切り替え手段と、 ノーマリホワイトノーマリブラック切り替え手段と、 複数の演算増幅器と、 複数の可変抵抗器を具備し、 前記抵抗値制御部は前記外部切り替え手段および前記ノ
    ーマリホワイトノーマリブラック切り替え手段により制
    御され、前記抵抗値制御部の出力により前記複数の可変
    抵抗器の抵抗値を数段階に変更することによって5つの
    電圧出力の比を変更できるようにしたことを特徴とする
    マトリクス型表示装置。
  3. 【請求項3】 電圧出力の比の調整範囲が±3%程度で
    あることを特徴とする請求項1または2に記載のマトリ
    クス型表示装置。
  4. 【請求項4】 同時に4行のコモン信号線を選択し、フ
    レームレートコントロールにより階調表示を行うマトリ
    クス型表示装置にあって、 階調レジスタ回路と、 複数の発振器と、 前記複数の発振器の出力のうち1つを選択する切り替え
    回路と、 前記発振器の周波数を下げるための分周回路と、 入力表示データの情報を検知するデータ形式検出手段
    と、 前記入力表示データを格納するための記憶手段と、 前記階調レジスタ回路の階調レジスタをシフト処理する
    階調制御部と、 前記記憶手段と、前記階調制御部を制御するコントロー
    ラと、 N行の組のうちの偶数行および奇数行のうち少なくとも
    一方のシフト量を保持するRAMと、 N行の組みごとにシフトするRAMと、 各セグメントごとに設けられた階調選択回路と、 抵抗値制御部と、 外部切り替え手段と、 複数の演算増幅器と、 複数の可変抵抗器を具備し、 前記階調レジスタ出力が順次前記階調選択回路に接続さ
    れ、 前記データ形式検出手段は、入力データの色数及び動画
    静止画の検出を行い、検出結果により前記切り替え回路
    および前記分周回路および前記抵抗値制御部を制御し、
    フレームレートを切り替え、切り替えられたフレームレ
    ートごとに前記抵抗値制御部の出力により前記複数の可
    変抵抗器の抵抗値を数段階に変更することによって5つ
    の電圧出力の比を変更できるようにしたことを特徴とす
    るマトリクス型表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載の表示
    装置と復調回路とキー入力回路とを具備する携帯情報装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1から4のいずれかに記載の表示
    装置と映像信号処理回路と電源周波数によりシフトデー
    タを変化させる切り替え手段を具備することを特徴とす
    る液晶テレビ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013115026A1 (ja) * 2012-01-30 2013-08-08 シャープ株式会社 駆動制御装置、それを備える表示装置、および駆動制御方法

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