JP2002196343A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JP2002196343A
JP2002196343A JP2000391046A JP2000391046A JP2002196343A JP 2002196343 A JP2002196343 A JP 2002196343A JP 2000391046 A JP2000391046 A JP 2000391046A JP 2000391046 A JP2000391046 A JP 2000391046A JP 2002196343 A JP2002196343 A JP 2002196343A
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JP
Japan
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liquid crystal
circuit board
electrode
board
pattern
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Application number
JP2000391046A
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English (en)
Inventor
Akira Sugiyama
彰 杉山
Shinichi Yoshida
伸一 吉田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Liquid Crystal (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)
  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 文字表示列数。行数増加可能な液晶表示ユニ
ットと、表示面操作釦が円滑動作可能であり、接続ケー
ブル取扱性良好と共に回路基板実装効率が高い構造を提
供する。 【解決手段】 基本電極列パターン21p1〜21p60
にスルーホール26a、26bを介して電気接続される
拡大電極列パターン21p61〜21p80と拡大電極行パ
ターン22p12〜22p162とによる拡大表示領域20
M2を具え、また、液晶表示カバーは表示面操作釦をガ
イドする操作釦ガイド孔が垂直方向に穿孔され、一方の
縁部に穿孔される固定用孔と他方の縁部に設けられる被
係合部とを有する回路基板をつば付き基板固定ねじの締
付応力を受けるように基板載置面の上部外周部より下方
に形成される補強リブとを有するベースケースに固定す
ること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器に係り、
特に、表示部を形成する液晶表示ユニット、および表示
部における表示面操作釦近傍部の構成、さらには回路基
板の取り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】電話機は、図12に示すように、送受話
に用いられる受話器100Jと電話機本体部100Hと
を備えており、受話器100Jと電話機本体部100H
はカールコードを介して接続されている。
【0003】電話機本体部100Hの上面には、操作面
102iに通話用操作釦103等が配設され、表示面1
02hに液晶表示面101hと表示面操作釦101bと
を有する液晶表示部101が配設されている。
【0004】上記表示面102hは、使用者が液晶表示
部101を見やすいように操作面102iに対し傾斜し
て形成されている。
【0005】電話機本体部100Hは、カバーケース1
02とベースケース104(後述)とが筐体部を構成して
おり、電話機本体部100Hの内部には、接続ケーブル
100cが接続される回路基板105(後述)が収納され
ている。
【0006】上記電話機100は、通話に際しては通話
先電話番号が、非通話時には日時等が液晶表示部101
の液晶表示面101h上に表示される。
【0007】ここで、液晶表示面101hにおける表示
は、電話機100の液晶表示部101内に収納されてい
る液晶表示ユニット110(図13参照)の液晶を変色さ
せることにより行われている。
【0008】液晶表示ユニット110は、図13に示す
ように、下ガラス111、上ガラス112、下ガラス1
11と上ガラス112間に挟装される液晶113、下ガ
ラス111上における上ガラス112と重畳しない領域
に実装され、コネクタ115が接続される液晶制御用I
C(Integarated Circuit)チップ114とを備えて構成
されている。
【0009】液晶113を挟装している下ガラス111
と上ガラス112において、下ガラス111の液晶11
3側の面上には、図14(a)、図15に示すように、一
文字をそれぞれ表示するために5列毎に集合した電極列
パターン111p(111p1、111p2、…、111
p80)が縦方向に延設され、上ガラス112の液晶11
3側の面上には一文字をそれぞれ表示するために8行毎
に集合した電極行パターン112p(112p1、112
p2、…、112p16)が横方向に延設されている。
【0010】上記構成の液晶表示ユニット110は、液
晶113を挟んで対向する電極列パターン111pと電
極行パターン112pを用いて液晶113に電圧を加
え、液晶113の分子の向きを変化させ光が液晶113
を透過しないように変化させることにより、外部から見
た液晶113の色を黒く変色させて文字を表示してい
る。
【0011】例えば、図14(a)に示すように、下ガラ
ス111の電極列パターン111p5と上ガラス112
の電極行パターン112p3とを用いて液晶113に電
圧を加えると、電極列パターン111p5と電極行パタ
ーン112p3とに対向して挟まれる、電圧が加わる液
晶113(D′部)の色が黒く変色する。
【0012】このように、一つの電極列パターン111
pと一つの電極行パターン112pとが対向し液晶11
3を挟み、1ドット(例えば、上記のD′部)を形成し、
図13(a)、(b)に示すように、各文字は、横方向に5
ドットおよび縦方向に8ドットの5×8ドット(40ド
ット)によって形成されている。
【0013】従って、液晶表示ユニット110は、2行
16列の文字を表示するための液晶表示装置である。
【0014】電極列パターン111p1〜111p80
は、図14(a)、図15に示すように、下ガラス111
上に設けられる列配線パターン111rを介して液晶制
御用ICチップ114の端子114t1に電気的に接続
されている。
【0015】一方、図14、図15に示すように、電極
行パターン112p1〜112p16は、上ガラス112
の液晶113側の面上に設けられる行配線パターン11
2gから充填材110jに形成されるスルーホール11
6を介して下ガラス111上の行配線パターン111g
に接続され、液晶制御用ICチップ114の端子114
t2に電気的に接続されている。
【0016】上記構成の液晶表示ユニット110におけ
る文字の表示は、上述したように、下ガラス111の電
極列パターン111p1〜111p80と上ガラス112
の電極行パターン112p1〜22p16とを用いて液晶
113に電圧を加えることにより行われる。
【0017】例えば、図15から分かるように、1行3
列目の文字は上ガラス112の電極行パターン112p
1〜112p8と下ガラス111の電極列パターン111
p11〜111p15を用いて液晶113に電圧を加え表示
され、或いは、2行12列目の文字は上ガラス112の
電極行パターン112p9〜112p16と下ガラス11
1の電極列パターン111p56〜111p60を用いて液
晶113に電圧を加え表示される。
【0018】図16には、4行12列の文字を表示する
液晶表示ユニット210を示している。
【0019】液晶表示ユニット210の基本的構成は上
述の液晶表示ユニット110と同様であり、液晶表示ユ
ニット210の1、2行目の文字を表示するための構成
は、液晶表示ユニット110と同一であるから説明を省
略する。
【0020】上ガラス212の液晶側の面上に設けられ
る電極行パターン212p17〜212p32は、上ガラス
212の液晶側の面上に設けられる行配線パターン21
2g2からスルーホール216mを介して下ガラス211
上の行配線パターン211g2に接続されることにより、
液晶制御用ICチップ214の端子に電気的に接続され
ている。
【0021】このように構成された液晶表示ユニット2
10の3、4行目の文字の表示は、下ガラス211の電
極列パターン211p1〜211p60と、上ガラス21
2の電極行パターン212p17〜212p32とを用いて
液晶に電圧を加えることにより行われるものである。
【0022】一方、図12に示すように、電話機100
において筐体を構成するカバーケース102は、金型を
用いて成形される樹脂成形品である。
【0023】カバーケース102は、先に述べたよう
に、通話用操作釦103等が配設される操作面102i
と、液晶表示面101hと表示面操作釦101bとを有
する表示面102hとを有しており、表示面102hは
操作面102iに対して上方に傾斜して成形されてい
る。
【0024】そして、図17に示すように、通話用操作
釦103が操作面102iに対し垂直方向(矢印a′方
向)に押圧動作しているのに対し、表示面操作釦101
bは表示面102hに対し垂直方向(矢印b′方向)に押
圧動作する構成となっている。
【0025】従って、カバーケース102における表示
面操作釦孔101baは、表示面操作釦101bの押圧
動作に際して、表示面操作釦101bをガイドするため
操作面102iの垂直方向(矢印a′方向)に対して傾斜
(矢印b′方向)して成形されている。
【0026】そのため、カバーケース102の成形に際
しては、図18に示すように、固定金型Ko′と、固定
金型Ko′に対し垂直方向(矢印c′方向)に分割される
可動金型Kd′とに加え、表示面操作釦101bの押圧
動作方向(矢印b′方向)に設けられる表示面操作釦孔1
01ba成形用のスライド金型Ksを用いることによ
り、カバーケース102を成形している。
【0027】一方、図12、図21に示すように、電話
機100において、カバーケース102が取り付けられ
るベースケース104はカバーケース102と同様に金
型を用いて成形される樹脂成形品である。
【0028】図21に示すように、電話機100の内部
には、外部から電話機100へ接続される接続ケーブル
100cが取り付けられるジャック105jを搭載した
回路基板105が配設されている。
【0029】回路基板105は、ベースケース104の
内面に立設されている基板取り付け用ボス104bの上
面に載置され、上方から複数のネジ105nを螺着する
ことにより固定されている。
【0030】ここで、基板取り付け用ボス104bは、
ベースケース104用の金型が開く方向(矢印e方向)に
ベースケース104の内面上に立設されている。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電子機器の
液晶表示部101において、4行12列の文字を表示す
るためには、上述の如く、4行12列文字表示用の液晶
制御用ICチップ214が用いられることにより構成さ
れている。
【0032】しかし、例えば、2行16列の文字を表示
する必要が生じた場合には、液晶制御用ICチップ21
4を用いることができず、新たに2行16列表示用の液
晶制御用ICチップ114を用いて構成している。
【0033】このように、上述した従来の構成による
と、表示する文字の行または列が増加する度に新たな液
晶制御用ICチップが必要となり、製造コストが高騰す
るという問題を有している。
【0034】第1の本発明は上記実状に鑑み、文字表示
の列数の増加、或いは行数の増加が可能である液晶表示
ユニットを具備する、製造コストの低廉な電子機器の提
供を目的とする。
【0035】一方、電話機100のカバーケース102
は、上述したように、固定金型Ko′と可動金型Kd′
とに加え、表示面操作釦孔101baを成形するための
スライド金型Ksを用いて樹脂成形している。
【0036】従って、カバーケース102を成形するた
めの金型が複雑な構成となり、製造コストが高いという
問題を有している。
【0037】これに対して、カバーケース102の製造
コストを低減するため、図20(a)に示すように、スラ
イド金型を用いず固定金型Ko′′と可動金型Kd′′
のみによってカバーケース102′を成形すると、カバ
ーケース102′に成形される表示面操作釦孔101b
a′は、図20(b)に示すように、表示面操作釦101
bの動作方向に対し、クリアランス101bcを有して
穿孔される。
【0038】従って、本構成によると、図19に示すよ
うに、表示面操作釦101bの押圧動作に際して表示面
操作釦101bは表示面操作釦孔101ba′に十分に
ガイドされず、矢印fに示す振れが発生し、表示面操作
釦101bの動作上の問題を有している。
【0039】第2の本発明は上記実状に鑑み、表示面操
作釦が円滑に動作可能であり、製造コストの低廉な電子
機器の提供を目的とする。
【0040】ところで、図21(b)に示すように、回路
基板105を取り付けるためのベースケース104に立
設される基板取り付け用ボス104bは、上述したよう
に、ベースケース104の成形用金型が開く方向(矢印
e方向)に立設されている。
【0041】なぜなら、基板取り付け用ボス104bを
金型が開く方向(矢印e方向)に成形しない場合はさらに
スライド金型が必要となり、金型構造が複雑となって製
造コストの高騰につながるという問題があるためであ
る。
【0042】しかし、図21に示す構成によると、回路
基板105がベースケース104の底面104t(電話
機100の載置面)に対し傾斜して配設されるため、回
路基板105を実装するために筐体内のスペースを大き
く占有し、実装効率が悪いという問題がある。
【0043】また、接続ケーブル100cが電話機10
0の載置面に対し上方に向って傾斜し設置されるため、
接続ケーブル100cが電話機100から上方に向って
延出し、使用者に邪魔になるという問題がある。
【0044】この問題を解決するため、回路基板105
を基板取り付け用ボス104bに対し傾けて螺着した場
合には、取り付け用ねじが回路基板105に部分的に接
触し、回路基板105に過大な応力が加わり破損する、
或いは、回路基板105が撓んで取り付けられる等の問
題を生じる。
【0045】第3の本発明は上記実状に鑑み、回路基板
の実装効率の高い基板の取り付け構造を達成できると共
に接続ケーブルが取り扱い性良好に設置される、製造コ
ストの低廉な電子機器の提供を目的とする。
【0046】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべ
く、本発明の請求項1に関わる電子機器は、電極面上に
複数の電極列パターンが形成される一方ガラス板と、電
極面上に電極列パターンと対向して複数の電極行パター
ンが形成される他方ガラス板と、一方ガラス板の電極面
と他方ガラス板の電極面とによって挟装される液晶と、
電極列パターンと電極行パターンとが電気的に接続され
る駆動用ICとを備え、該駆動用ICを用いて電極列パ
ターンと電極行パターンとが対向して挟む液晶に電圧を
加え、液晶を変色させることにより文字を表示する液晶
表示ユニットを具備する電子機器であって、液晶表示ユ
ニットは、基本電極列パターンと基本電極行パターンと
によって形成される基本表示領域と、基本電極列パター
ンにスルーホールを介して電気的に接続される拡大電極
列パターンと拡大電極行パターンとによって形成される
拡大表示領域とを具えることにより表示領域の列数を増
加したことを特徴とする。
【0047】本発明の請求項2に関わる電子機器は、操
作面と該操作面に対して傾斜して形成される表示面とを
有するカバーケースと、カバーケースの表示面に並設さ
れる液晶表示カバーと、表示面に対し垂直方向に動作す
る表示面操作釦とを備える電子機器であって、液晶表示
カバーは表示面操作釦をガイドする操作釦ガイド孔が垂
直方向に穿孔されることを特徴とする。
【0048】本発明の請求項3に関わる電子機器は、回
路基板を固定するための基板固定ボスが立設されるベー
スケースを備え、基板固定ボスの立設方向に対し傾斜し
て回路基板をベースケースに固定して成る電子機器であ
って、一方の縁部に穿孔される固定用孔と他方の縁部に
設けられる被係合部とを有する回路基板と、つば付きの
基板固定ねじと、上面の外周から下方に向い連続して形
成され、回路基板の固定用孔より短径である短径部と、
該短径部の下端から連続して形成され、固定用孔より長
径である基板載置面と、つば付きの基板固定ねじの螺着
による締め付け応力を受けるように基板載置面の上部外
周部より下方に向い形成される補強リブとを有する、回
路基板の固定用孔に対応して立設される基板固定ボス
と、係合部を有する、回路基板の被係合部に対応して立
設される係合リブとを具えるベースケースとを具備し、
回路基板の被係合部を係合リブの係合部に係合し、回路
基板の固定用孔を基板固定ボスの短径部に挿通し、回路
基板を基板載置面に載置して、上方からつば付きの基板
固定ねじのつばを前記回路基板の固定用孔側の端縁部に
当接させてつば付きの基板固定ねじを基板固定ボスの上
面から螺着することによって、回路基板をベースケース
に固定することを特徴とする。
【0049】
【発明の実施の形態】以下、実施例を示す図面に基づい
て、本発明を詳細に説明する。
【0050】本発明に関わる電子機器である電話機1
は、図1に示すように、送受話に用いられる受話器1J
と電話機本体部1Hとを備えており、受話器1Jと電話
機本体部1Hはカールコードを介して接続されている。
【0051】電話機本体部1Hの上面には、操作面12
iに通話用操作釦13等が配設され、表示面12hに液
晶表示面11hと表示面操作釦11bとを有する液晶表
示部11が配設されている。
【0052】上記表示面12hは、使用者が液晶表示部
11を見やすいように操作面12iに対し傾斜して形成
されている。
【0053】電話機本体部1Hは、カバーケース12と
ベースケース14(後述)とが筐体部を構成しており、電
話機本体部1Hの内部には、接続ケーブル10cが接続
される回路基板15(後述)が収納されている。
【0054】上記構成の電話機1は、通話に際しては通
話先電話番号が、非通話時には日時等が液晶表示部11
の液晶表示面11h上に表示されている。
【0055】ここで、液晶表示面11hにおける表示
は、電話機1の液晶表示部11内に収納されている液晶
表示ユニット20(図2参照)の液晶を変色させることに
より行われるものである。
【0056】液晶表示ユニット20は、図2に示すよう
に、下ガラス21(一方ガラス板)、上ガラス22(他方
ガラス板)、下ガラス21と上ガラス22間に配設され
る液晶23、下ガラス21上における上ガラス22と重
畳しない領域に実装される、コネクタ25が接続される
液晶制御用ICチップ24(駆動用IC)とを備えて構成
されている。
【0057】液晶23を挟装している下ガラス21と上
ガラス22において、下ガラス21の液晶23側の面
(電極面)上には、図3、図4(a)、図5に示すように、
一文字をそれぞれ表示するために5列毎に集合した電極
列パターン21p(21p1、21p2、…、21p80)が
縦方向に延設され、上ガラス22の液晶23側の面(電
極面)上には一文字をそれぞれ表示する8行毎に集合し
た電極行パターン22p(22p11、22p21、…、2
2p161、22p12、22p22、…、22p162)が横方
向に延設されている。
【0058】上記構成の液晶表示ユニット20は、液晶
23を挟んで対向する電極列パターン21pと電極行パ
ターン22pとを用いて液晶23に電圧を加え、液晶2
3の分子の向きを変化させ光が液晶23を透過しないよ
うに変化させることにより、外部から見た液晶23の色
を黒く変色させて文字を表示している。
【0059】例えば、図4(a)に示すように、下ガラス
21の電極列パターン21p5と上ガラス22の電極行
パターン22p31とを用いて液晶23に電圧を加える
と、電極列パターン21p5と電極行パターン22p31
とに対向して挟まれ、電圧が加わる液晶23(D部)の色
が黒く変色する。
【0060】このように、一つの電極列パターン21p
と一つの電極行パターン22pとが対向し液晶23を挟
み、1ドット(例えば、上記のD部)を形成しており、図
2(a)、(b)に示すように、各文字は、横方向に5ドッ
トおよび縦方向に8ドットの5×8ドット(40ドット)
によって形成されている。
【0061】従って、液晶表示ユニット20は、従来技
術で記載した4行12列文字表示用の液晶制御用ICチ
ップ24を用いて2行16列の文字を表示する液晶表示
装置である。
【0062】ここで、電極行パターン22p11、22p
21、…、22p161、22p12、22p22、…、2p162
は、図3に示すように、電極列パターン21p60と電極
列パターン21p61間のスペース22sをもって、1〜
12列の文字の電極行パターン22p11、22p21、
…、22p161(基本電極行パターン)(図4(a)参照)と
13〜16列の文字の電極行パターン22p12、22p
22、…、22p162(拡大電極行パターン)(図5参照)と
の2つのパターンに分離されている。
【0063】電極列パターン21p1〜21p60(基本電
極列パターン)は、図4(a)に示すように、下ガラス2
1上に設けられる列配線パターン21r1を介して液晶
制御用ICチップ24の端子24t1に電気的に接続さ
れている。
【0064】電極列パターン21p1〜21p20は、図
3に示すように、さらに、他方側の端縁部が下ガラス2
1上に設けられる列配線パターン21r2に接続してい
る。
【0065】下ガラス21の列配線パターン21r2
は、図3、図4(b)に示すように、充填材20jに形成
されるスルーホール26aを介して上ガラス22の液晶
23側の面上に設けられる列配線パターン22r1に接
続され、列配線パターン22r1は、充填材20jのス
ルーホール26bを介して下ガラス21の液晶23側の
面上設けられる列配線パターン21r3に接続され、列
配線パターン21r3は、電極列パターン21p61、2
1p62、…、21p80(拡大電極列パターン)に接続して
いる。
【0066】このように、電極列パターン21p1は電
極列パターン21p61へ接続されており、同様に、電極
列パターン21p2は電極列パターン21p62へ、…、
電極列パターン21p20は電極列パターン21p80へ、
それぞれ接続されている。
【0067】従って、電極列パターン21p1に通電さ
れる場合には同時に電極列パターン21p61へも通電さ
れ、同様に、電極列パターン21p2に通電される場合
には同時に電極列パターン21p62へも通電され、…、
電極列パターン21p20に通電される場合には同時に電
極列パターン21p80へも通電される。
【0068】一方、図4(a)に示すように、上ガラス2
2の電極行パターン22p11、22p21、…、22p16
1は、上ガラス22の液晶23側の面上に設けられる行
配線パターン22g1から充填材20jに形成されるス
ルーホール26cを介して下ガラス21上の行配線パタ
ーン21g1に接続され、液晶制御用ICチップ24の
端子24t2に電気的に接続されている。
【0069】他方、図5に示すように、上ガラス22の
電極行パターン22p12、22p22、…、22p162
は、上ガラス22の液晶23側の面上に設けられる行配
線パターン22g2から充填材20jに形成されるスル
ーホール26dを介して下ガラス21上の行配線パター
ン21g2に接続され、液晶制御用ICチップ24の端
子24t3に電気的に接続されている。
【0070】上記構成の液晶表示ユニット20は、スペ
ース22sより左側の2行12列の行列様に配置される
文字(基本表示領域20M1)の表示は、下ガラス21の
電極列パターン21p1〜21p60と上ガラス22の電
極行パターン22p11〜22p161とを用いて液晶23
に電圧を加えることにより行われる。
【0071】また、スペース22sより右側の1行およ
び2行の13列から16列の文字(拡大表示領域20M
2)の表示は、下ガラス21の電極列パターン21p61
〜21p80と上ガラス22の電極行パターン22p12〜
22p162とを用いて液晶23に電圧を加えることによ
り行われる。
【0072】上述した構成により、液晶表示ユニットに
おいて、表示する文字の列数を増加する場合には、増加
する文字用の電極列パターンをスルーホールを介して元
の電極列パターンに電気的に接続し、増加する文字用の
電極列パターンと増加する文字用の電極行パターンとを
用いて液晶に電圧を加えて文字を表示することにより、
文字の列数が増加する前の列数用の液晶制御用ICを用
いて増加する列数の文字を表示することが可能になる。
【0073】同様に、表示する文字の行数を増加する場
合には、増加する文字用の電極行パターンをスルーホー
ルを介して元の電極行パターンに電気的に接続し、増加
する文字用の電極行パターンと増加する文字用の電極列
パターンとを用いて液晶に電圧を加えて文字を表示する
ことにより、文字の行数が増加する前の行数用の液晶制
御用ICを用いて増加する行数の文字を表示することが
可能になる。
【0074】なお、上述の構成では、電極列パターン2
1p1と電極列パターン21p61との接続、同様に、電
極列パターン21p2と電極列パターン21p62との接
続、…、電極列パターン21p20と電極列パターン21
p80との接続は、それぞれスルーホール26a、26b
を介することにより配線パターンの重なりを防止するこ
とにより行われているが、配線パターン間に絶縁材を介
して配線パターンを重ねて配設することにより、上記の
電極列パターン間の接続をスルーホールを介することな
く行うことも可能である。
【0075】従って、上記構成によれば、液晶表示ユニ
ットにおける液晶制御用ICの使用性が拡大し、液晶表
示ユニットの製造コストの削減を達成し得るものであ
る。
【0076】一方、図1に示すように、電話機1におい
て筐体を形成しているカバーケース12は、金型を用い
て成形される樹脂成形品である。
【0077】上述したように、カバーケース12におい
て、液晶表示面11hと表示面操作釦11bとを有する
表示面12hは操作面12iに対して上方に傾斜して成
形されている。
【0078】液晶表示面11hは、液晶表示カバー11
cによって形成されているもので、その内部には前記液
晶表示ユニット20の文字表示部が対向して配設されて
いる。
【0079】液晶表示カバー11cは、図6に示すよう
に、カバーケース12の表示面12hと平行に、つば部
11c1が表示面12hの裏面に当接し並設されてい
る。
【0080】表示面操作釦11bは、カバーケース12
の表示面12hから露出する構成であるため、表示面1
2hには表示面操作釦11bが挿通するための表示面操
作釦孔11baが穿孔されており、液晶表示カバー11
cのつば部11c1には表示面操作釦11bが挿通する
ための操作釦ガイド孔11gaが穿孔されている。
【0081】そして、通話用操作釦13が操作面12i
に対し垂直方向(矢印a方向)に押圧動作しているのに対
し、表示面操作釦11bは表示面12hに対し垂直方向
(矢印b方向)に押圧動作する構成である。
【0082】すなわち、通話用操作釦13の動作方向
(矢印a方向)と表示面操作釦11bの動作方向(矢印b
方向)は傾きを有している。
【0083】ここで、カバーケース12は、図7に示す
ように、固定金型Koと、固定金型Koに対し垂直方向
(矢印c方向)に分割される可動金型Kdとを用いて成形
されている。
【0084】そして、金型の分離方向(矢印c方向)と通
話用操作釦13の操作方向(矢印a方向)とは一致するも
のの、金型の分離方向(矢印c方向)と表示面操作釦11
bの操作方向(矢印b方向)は傾きを有しており、カバー
ケース12に穿孔される表示面操作釦孔11baは、表
示面操作釦11bの側外周面11b1に対してクリアラ
ンス11bcをもって成形されることになる。
【0085】上記液晶表示カバー11cも同様に、金型
を用いて成形される樹脂成形品である。
【0086】液晶表示カバー11cのつば部11c1に
は表示面操作釦11bをガイドするための操作釦ガイド
孔11gaが穿孔されるが、操作釦ガイド孔11gaは液
晶表示カバー11cの平面に対し垂直方向に穿孔される
ため、スライド金型を用いる必要はなく容易に成形する
ことができる。
【0087】上記の電話機1の液晶表示部11の組立
は、図8に示すように、カバーケース12の表示面12
hに穿孔される表示面操作釦孔11baに液晶表示カバ
ー11cの操作釦ガイド孔11gaを位置合わせして、
表示面12hの裏面に液晶表示カバー11cを平行に設
置するものである。
【0088】電話機1の使用に際しては、図6に示すよ
うに、使用者により表示面操作釦11bが矢印b方向に
操作されると、表示面操作釦11bの外周側面11b1
が液晶表示カバー11cの操作釦ガイド孔11gaによ
りガイドされ、表示面操作釦11bの動作が円滑に行わ
れる。
【0089】上記構成によれば、液晶表示カバー11c
を表示面操作釦11bが配設される位置を含み延設し、
液晶表示カバー11cに表示面操作釦11bをガイドす
るための操作釦ガイド孔11gaを穿設する構成とした
ので、カバーケース12に穿孔される表示面操作釦孔1
1baは表示面操作釦11bをガイドする必要がなく表
示面操作釦11bの外周側面11b1に対しクリアラン
スをもって穿設することができる。
【0090】そのため、カバーケース12は、固定金型
Koと可動金型Kdのみを用いて成形することが可能で
あり、部品成形用の金型が単純な構成となる。
【0091】従って、製造コストの低減が可能であり、
しかも動作信頼性を有する電子機器の表示部の構成を達
成できる。
【0092】一方、図1、図9に示すように、電話機1
において、カバーケース12とともに筐体部を構成する
ベースケース14は、カバーケース12と同様に金型を
用いて成形される樹脂成形品である。
【0093】電話機1の内部には、外部から電話機1へ
接続される接続ケーブル10cが取り付けられるジャッ
ク15jを搭載した回路基板15が、つば付きの基板固
定ねじ15n、15n(以下、基板固定ねじと称す)を用
いてベースケース14の内部に電話機1の載置面(ベー
スケース14の下面14t)と平行に固定されている。
【0094】ベースケース14の内面には、図9に示す
ように、回路基板15を固定するための一対の基板固定
ボス14bと一対の係合リブ14kが金型の抜き方向
(矢印d方向)に向って立設している。
【0095】基板固定ボス14bは、図10に示すよう
に、略円柱状を呈して立設されており、該立設方向と垂
直な平面をなす上面14b1は基板固定ねじ15nが螺
着する螺着面であり、その下方には回路基板15が載置
される基板載置面14b2が形成されている。
【0096】基板載置面14b2は、電話機1の載置面
であるベースケース14の下面14tと平行に成形され
ており、基板載置面14b2より上方のボス部である短
径部14b3は、回路基板15の固定用長孔15a(固定
用孔)(後述)が挿通するように固定用長孔15aより短
径の円柱状を呈し成形されている。
【0097】これに対し、基板載置面14b2より下方
のボス部は回路基板15を基板載置面14b2上に載置
するため、固定用長孔15aより長径の円柱状を呈し成
形されている。
【0098】また、基板載置面14b2から下方の基板
固定ボス14bの外周部には、基板固定ねじ15nが螺
着した際に、回路基板15を介し基板固定ボス14bに
加わる締め付け応力に対し基板固定ボス14bの強度を
補強するため、補強リブ14bkが基板載置面14b2の
上部外周部から下方へ向けて立設方向に成形されてい
る。
【0099】また、基板固定ボス14bの上面14b1
の中央部には、基板固定ねじ15nが螺着するためのめ
ねじ14bnが下方に向けて設けられている。
【0100】上記一対の係合リブ14kは、図9に示す
ように、基板固定ボス14bと同様に製造用金型の分離
方向にベースケース14の内面上に立設されており、上
部には回路基板15を係合するための係合爪14k1(係
合部)が成形されている。
【0101】上記回路基板15は、図11に示すよう
に、基板固定ボス14bに対応する位置に基板を固定す
るための一対の固定用長孔15aが穿設されており、ま
た、係合リブ14kに対応する一方の端縁部には係合リ
ブ14kの係合爪14k1が係合する一対のコ字状の係
合切り欠き15o(被係合部)が形成されている。
【0102】そして、回路基板15が基板固定ねじ15
nを用いて基板固定ボス14bに固定される際に、基板
固定ねじ15nのつば15ntの下面が回路基板15の
短縁部15eに線接触して当接するように、固定用長孔
15aと短縁部15e間の寸法l0は短く設定され構成
されている。
【0103】回路基板15のベースケース14への取り
付けは、まず、回路基板15の係合切り欠き15o、1
5oを一対の係合リブ14kの係合爪14k1に係合
し、次いで回路基板15の固定用長孔15a、15aを
一対の基板固定ボス14bの上面14b1(螺着面)から
短径部14b3を挿通し、回路基板15を基板載置面1
4b2上に載置する。
【0104】そして、基板固定ねじ15nを上方から基
板固定ボス14bのめねじ14bnに螺着することによ
り、基板固定ねじ15nのつば15ntの下面を回路基
板15の短縁部15eに当接させて回路基板15をベー
スケース14に固定する。
【0105】ここで、図9、図10に示すように、回路
基板15が固定される基板載置面14b2と基板固定ね
じ15nが螺着される上面14t1とは平行面でないた
め、基板固定ねじ15nに対して回路基板15が傾斜し
て取り付けられることになる。
【0106】しかし、図10(b)、図11に示すよう
に、基板固定ねじ15nのつば15ntの下面が回路基
板15の固定用孔側の端縁部15eに線接触(図11の
s部)するので基板固定ねじ15nから回路基板15へ
加わる螺着による締め付け応力は分散されて回路基板1
5に加わり、過大な応力が加わることが防止される。
【0107】また、基板固定ボス14bの上面14t1
の高さを調節することにより、回路基板15に加わる基
板固定ねじ15nの締め付け応力の調整が可能となって
いる。
【0108】また、基板固定ボス14bの基板載置面1
4b2より下方の外周面に補強リブ14bkが成形されて
いるので、上記締め付け応力に対して基板固定ボス14
bは十分な強度を有している。
【0109】上記構成によれば、回路基板15がベース
ケース14の下面14tに平行に取り付け可能であるか
ら、回路基板15を実装する際に筐体内において占有す
るスペースは狭小であり、回路基板15の実装効率が高
い。
【0110】また、接続ケーブル10cが電話機1の載
置面に平行に接続可能であるから、電話機1を使用する
に際して接続ケーブル10cが邪魔になることはなく、
電話機1の取り扱い性が良好である。
【0111】さらに、ベースケース14に成形する基板
固定ボス14bと係合リブ14kは、製造用の金型の抜
き方向に立設して成形しているので、ベースケース14
の製造用の金型は単純な構成であり、製造コストは低廉
である。
【0112】なお、上記の実施例では、基板固定ボス1
4bの上面14t1の中央部には、基板固定ねじ15n
が螺着するためのめねじ14bnを下方に向けて設ける
構成としたが、めねじ14bnを設けることなく孔のみ
形成し、基板固定ねじ15nによりねじ切りしつつ螺着
する構成としてもよい。
【0113】また、基板固定ボス14bと係合リブ14
kをそれぞれ一対ずつ設ける構成としたが、基板固定ボ
ス14bと係合リブ14kの各々の数は適宜選択可能で
ある。
【0114】上述したように、本発明によれば、文字表
示の列数の増加、或いは行数の増加が可能である液晶表
示ユニットを具備し、また、表示面操作釦が円滑に動作
可能であり、且つ、接続ケーブルが取り扱い性良好に設
置されると共に回路基板の実装効率が高い取り付け構造
を有する、製造コストの低廉な電子機器を達成すること
が可能である。
【0115】なお、上述した実施例においては、電話機
を例示しているが、電話機以外の他の電子機器に本発明
に関わる電子機器を有効に適用し得ることは言うまでも
ない。
【0116】
【発明の効果】以上、詳述した如く、本発明の請求項1
に関わる電子機器は、基本電極列パターンと基本電極行
パターンとによって形成される基本表示領域と、基本電
極列パターンにスルーホールを介して電気的に接続され
る拡大電極列パターンと拡大電極行パターンとによって
形成される拡大表示領域とを具えることにより表示領域
の列数を増加したことを特徴とする液晶表示ユニットを
具備している。
【0117】上記構成によれば、液晶表示ユニットにお
いて、表示する文字の列数を増加する場合には、増加す
る文字用の拡大電極列パターンをスルーホールを介して
元の基本電極列パターンに電気的に接続し、増加する文
字用の拡大電極列パターンと増加する文字用の拡大電極
行パターンとを用いて液晶に電圧を加えて文字を表示す
ることにより、文字の列数が増加する前の列数用の駆動
用ICを用いて増加する列数の文字を表示することが可
能になる。
【0118】同様に、表示する文字の行数を増加する場
合にも、請求項1の構成を適用することにより、文字の
行数が増加する前の行数用の駆動用ICを用いて増加す
る行数の文字を表示することが可能である。
【0119】従って、文字表示の列数の増加、或いは行
数の増加が可能である液晶表示ユニットを具備する製造
コストの低廉な電子機器が達成可能である。
【0120】本発明の請求項2に関わる電子機器は、操
作面と該操作面に対して傾斜して形成される表示面とを
有するカバーケースと、カバーケースの表示面に並設さ
れる液晶表示カバーと、表示面に対し垂直方向に動作す
る表示面操作釦とを備える電子機器であって、液晶表示
カバーは表示面操作釦をガイドする操作釦ガイド孔が垂
直方向に穿孔されることを特徴としている。
【0121】上記構成によれば、カバーケース成形用の
金型がスライド金型を用いる必要のない単純な構成とな
るので部品の製造コストの低減が可能であり、また、表
示面操作釦は液晶表示カバーの操作釦ガイド孔にガイド
されることにより動作信頼性が高い。
【0122】従って、表示面操作釦が円滑に動作可能で
ある、製造コストの低廉な電子機器が達成可能である。
【0123】本発明の請求項3に関わる電子機器は、一
方の縁部に穿孔される固定用孔と他方の縁部に設けられ
る被係合部とを有する回路基板と、つば付きの基板固定
ねじと、上面の外周から下方に向い連続して形成され、
回路基板の固定用孔より短径である短径部と、該短径部
の下端から連続して形成され、固定用孔より長径である
基板載置面と、つば付きの基板固定ねじの螺着による締
め付け応力を受けるように基板載置面の上部外周部より
下方に向い形成される補強リブとを有する、回路基板の
固定用孔に対応して立設される基板固定ボスと、係合部
を有する、回路基板の被係合部に対応して立設される係
合リブとを具えるベースケースとを具備し、回路基板の
被係合部を係合リブの係合部に係合し、回路基板の固定
用孔を基板固定ボスの短径部に挿通し、回路基板を基板
載置面に載置して、上方からつば付きの基板固定ねじの
つばを前記回路基板の固定用孔側の端縁部に当接させて
つば付きの基板固定ねじを基板固定ボスの上面から螺着
することによって、回路基板をベースケースに固定する
ことを特徴としている。
【0124】上記構成によれば、つば付き基板固定ねじ
のつば部が回路基板の端縁部に線接触するので、回路基
板に加わるつば付き基板固定ねじの締め付け応力は分散
されため回路基板に過大な応力が加わることが防止でき
る。
【0125】また、基板固定ボスの上面の高さを調節す
ることにより、回路基板に加わる基板固定ねじの締め付
け応力の調整が可能である。
【0126】また、基板固定ボスの基板載置面より下方
の外周部に補強リブが成形されているので、上記締め付
け応力に対して基板固定ボスは十分な強度を有する。
【0127】また、ベースケースに成形する基板固定ボ
スと係合リブは、製造用の金型の分離方向に立設し成形
しているので、ベースケースの製造用の金型は単純な構
成であり、ベースケースの製造コストは低廉である。
【0128】また、回路基板がベースケースの下面に平
行に取り付け可能であるから、回路基板を実装するため
の筐体内の占有スペースが狭小であり、回路基板の実装
効率が高い。
【0129】さらに、接続ケーブルが電話機の載置面に
平行に接続可能であるから、電話機を使用するに際して
接続ケーブルが邪魔になることはなく、電話機の取り扱
い性が良好である。
【0130】従って、回路基板の実装効率が高い取り付
け構造を達成することが可能であると共に接続ケーブル
が取り扱い性良好に設置される、製造コストの低廉な電
子機器を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わる電子機器の実施例を示す平面
図。
【図2】(a)、(b)、(c)は、本発明に関わる電子機器
の実施例の液晶表示ユニットを示す概念的平面図、(a)
図のB部詳細図、概念的側面図。
【図3】本発明に関わる電子機器の実施例の液晶表示ユ
ニットの配線状態を示す概念的平面図。
【図4】(a)および(b)は本発明に関わる電子機器の実
施例の液晶表示ユニットの左側部を示す平面図および図
3のF−F線断面図。
【図5】本発明に関わる電子機器の実施例の液晶表示ユ
ニットの右側部を示す平面図。
【図6】図1の本発明に関わる電子機器の実施例のX−
X線断面図。
【図7】(a)および(b)は本発明に関わる電子機器の実
施例のカバーケースの成形方法を示す側断面図およびB
部の拡大図。
【図8】本発明に関わる電子機器の実施例の電話機を分
解した状態を示す斜視図。
【図9】(a)、(b)、(c)は本発明に関わる電子機器の
実施例の内部を示す平面図、B−B線断面図、C−C線
断面図。
【図10】(a)および(b)は本発明に関わる電子機器の
実施例の基板固定ボスを示す平面図および回路基板を基
板固定ボスに取り付けた状態を示す側断面図。
【図11】本発明に関わる電子機器の実施例の回路基板
を示す平面図。
【図12】従来の電話機を示す平面図。
【図13】(a)、(b)、(c)は、従来の液晶表示ユニッ
トを示す概念的平面図、(a)図のB′部詳細図、概念的
側面図。
【図14】(a)および(b)は従来の液晶表示ユニットの
左側部を示す平面図および側面図。
【図15】従来の2行16列の液晶表示ユニットの配線
状態を示す概念的平面図。
【図16】従来の4行12列の液晶表示ユニットの配線
状態を示す概念的平面図。
【図17】図12の従来の電話機のX′−X′線断面
図。
【図18】従来の電話機のカバーケースの成形方法を示
す側断面図。
【図19】図12の従来の電話機の図17以外の構成の
X′−X′線断面図。
【図20】(a)および(b)は図19の従来の電話機のカ
バーケースの成形方法を示す側断面図およびB′部の拡
大図。
【図21】(a)および(b)は従来の電話機の内部を示す
平面図およびB′−B′線断面図。
【符号の説明】
1…電子機器(電話機)、 11b…表示面操作釦、 11c…液晶表示カバー、 11ga…操作釦ガイド孔、 12…カバーケース、 12h…表示面、 12i…操作面、 14…ベースケース 14b…基板固定ボス、 14b1…基板固定ボスの上面、 14b2…基板載置面、 14b3…短径部、 14bk…補強リブ、 14k…係合リブ、 14k1…係合爪(係合部)、 15…回路基板、 15a…固定用長孔(固定用孔)、 15e…回路基板の固定用孔側の端縁部、 15n…つば付きの基板固定ねじ、 15nt…基板固定ねじのつば、 15o…係合切り欠き(被係合部)、 20…液晶表示ユニット、 20M1…基本表示領域、 20M2…拡大表示領域、 21…下ガラス(一方ガラス板)、 21p1〜21p80…電極列パターン、 21p1〜21p60…基本電極列パターン、 21p61〜21p80…拡大電極列パターン、 22…上ガラス(他方ガラス板)、 22p11〜22p161、22p12〜22p162…電極行パ
ターン、 22p11〜22p161…基本電極行パターン、 22p12〜22p162…拡大電極行パターン、 23…液晶、 24…液晶制御用ICチップ(駆動用IC)、 26a、26b…スルーホール。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01H 9/02 H01H 9/02 C 5G435 H04M 1/02 H04M 1/02 A 5K023 H05K 7/14 H05K 7/14 F Fターム(参考) 2H089 HA40 QA11 QA12 TA07 2H092 GA31 NA25 NA27 RA10 5C094 AA44 AA51 BA43 CA19 DA09 DA11 DB01 EA04 EA07 EA10 EB02 HA10 5E348 AA09 AA32 5G052 AA11 BB01 HA01 HA24 HC04 JB07 5G435 AA00 BB12 DD02 EE03 EE04 EE08 EE13 EE33 EE36 EE37 EE41 GG21 LL07 5K023 BB04 CC01 GG08 HH07 LL01 LL06 RR01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極面上に複数の電極列パターンが形
    成される一方ガラス板と、電極面上に前記電極列パター
    ンと対向して複数の電極行パターンが形成される他方ガ
    ラス板と、前記一方ガラス板の電極面と前記他方ガラス
    板の電極面とによって挟装される液晶と、前記電極列パ
    ターンと前記電極行パターンとが電気的に接続される駆
    動用ICとを備え、該駆動用ICを用いて前記電極列パ
    ターンと前記電極行パターンとが対向して挟む前記液晶
    に電圧を加え、前記液晶を変色させることにより文字を
    表示する液晶表示ユニットを具備する電子機器であっ
    て、 前記液晶表示ユニットは、 基本電極列パターンと基本電極行パターンとによって形
    成される基本表示領域と、前記基本電極列パターンにス
    ルーホールを介して電気的に接続される拡大電極列パタ
    ーンと拡大電極行パターンとによって形成される拡大表
    示領域とを具えることにより、表示領域の列数を増加し
    たことを特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 操作面と該操作面に対して傾斜して形
    成される表示面とを有するカバーケースと、前記カバー
    ケースの表示面に並設される液晶表示カバーと、前記表
    示面に対し垂直方向に動作する表示面操作釦とを備える
    電子機器であって、 前記液晶表示カバーは前記表示面操作釦をガイドする操
    作釦ガイド孔が垂直方向に穿孔されることを特徴とする
    電子機器。
  3. 【請求項3】 回路基板を固定するための基板固定ボ
    スが立設されるベースケースを備え、前記基板固定ボス
    の立設方向に対し傾斜して前記回路基板を前記ベースケ
    ースに固定して成る電子機器であって、 一方の縁部に穿孔される固定用孔と他方の縁部に設けら
    れる被係合部とを有する前記回路基板と、 つば付きの基板固定ねじと、 上面の外周から下方に向い連続して形成され、前記回路
    基板の固定用孔より短径である短径部と、該短径部の下
    端から連続して形成され、前記固定用孔より長径である
    基板載置面と、前記つば付きの基板固定ねじの螺着によ
    る締め付け応力を受けるように前記基板載置面の上部外
    周部より下方に向い形成される補強リブとを有する、前
    記回路基板の固定用孔に対応して立設される前記基板固
    定ボスと、係合部を有する、前記回路基板の被係合部に
    対応して立設される係合リブとを具えるベースケースと
    を具備し、 前記回路基板の被係合部を前記係合リブの係合部に係合
    し、前記回路基板の固定用孔を前記基板固定ボスの短径
    部に挿通し、前記回路基板を前記基板載置面に載置し
    て、上方から前記つば付きの基板固定ねじのつばを前記
    回路基板の固定用孔側の端縁部に当接させて前記つば付
    きの基板固定ねじを前記基板固定ボスの上面から螺着す
    ることによって、前記回路基板を前記ベースケースに固
    定することを特徴とする電子機器。
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