JP2002196062A - Gps通信装置におけるデータ通信方法及びこのデータ通信方法を用いて、gps測位と無線送信を行うためのgps通信装置 - Google Patents
Gps通信装置におけるデータ通信方法及びこのデータ通信方法を用いて、gps測位と無線送信を行うためのgps通信装置Info
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- JP2002196062A JP2002196062A JP2000392588A JP2000392588A JP2002196062A JP 2002196062 A JP2002196062 A JP 2002196062A JP 2000392588 A JP2000392588 A JP 2000392588A JP 2000392588 A JP2000392588 A JP 2000392588A JP 2002196062 A JP2002196062 A JP 2002196062A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】GPS測位の後、送信データを送信する場合
に、GPS測位の途中で中断させることなく、送信デー
タが送信でき、GPS測位を即座に実行できるGPS通
信端末器を提供する。 【解決手段】GPS測位中に、データ送信指令を受けた
ときには、まずGPS測位を所定時間内に完了させ、そ
の後は、GPS受信タイミングと無線送信タイミングと
で規定された所定の時分割処理期間内に、GPS受信と
無線送信とを交互に実行することによって、GPS測位
のために捕捉した周回衛星の追尾を中断させずにGPS
測位を行いながら、無線送信を間欠的に継続して行う一
方、中断された無線送信は、その後の時分割処理期間内
の無線送信のタイミング時において補完する。
に、GPS測位の途中で中断させることなく、送信デー
タが送信でき、GPS測位を即座に実行できるGPS通
信端末器を提供する。 【解決手段】GPS測位中に、データ送信指令を受けた
ときには、まずGPS測位を所定時間内に完了させ、そ
の後は、GPS受信タイミングと無線送信タイミングと
で規定された所定の時分割処理期間内に、GPS受信と
無線送信とを交互に実行することによって、GPS測位
のために捕捉した周回衛星の追尾を中断させずにGPS
測位を行いながら、無線送信を間欠的に継続して行う一
方、中断された無線送信は、その後の時分割処理期間内
の無線送信のタイミング時において補完する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、GPS通信装置に
おけるデータ通信方法及びこのデータ通信方法を用い
て、GPS測位と無線送信を行うためのGPS通信装置
に関する。
おけるデータ通信方法及びこのデータ通信方法を用い
て、GPS測位と無線送信を行うためのGPS通信装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】地球上を周回する衛星の位置、距離に基
づいて、地球上の緯度、経度を正確に算出する、GPS
測位を実行する際に、地上に設置したGPS通信端末器
が、周回衛星から発信される高周波電波(以下、GPS
信号という)は、約―160dBWという程度であって
受信感度が極めて微弱である。
づいて、地球上の緯度、経度を正確に算出する、GPS
測位を実行する際に、地上に設置したGPS通信端末器
が、周回衛星から発信される高周波電波(以下、GPS
信号という)は、約―160dBWという程度であって
受信感度が極めて微弱である。
【0003】これに対してGPS通信端末器が、無線デ
ータ通信を行う際の送信信号電力は大きく、一般に数1
00mWから1Wになっている。従って、通常の場合、
無線データの送信時にはGPS信号が受信できず、その
ためGPS通信端末器が、GPS測位指令の後、無線送
信ジョブの指令を受けた際には、GPS信号を受信し
て、GPS測位を完了した後に、無線送信ジョブをを開
始して、無線送信することが一般的に行われている。し
かし、GPS通信端末器は、起動後のGPS測位のため
には、、一般的に数10秒〜1,2分の時間を要するた
め、この方法では通信の開始が遅れてしまう。
ータ通信を行う際の送信信号電力は大きく、一般に数1
00mWから1Wになっている。従って、通常の場合、
無線データの送信時にはGPS信号が受信できず、その
ためGPS通信端末器が、GPS測位指令の後、無線送
信ジョブの指令を受けた際には、GPS信号を受信し
て、GPS測位を完了した後に、無線送信ジョブをを開
始して、無線送信することが一般的に行われている。し
かし、GPS通信端末器は、起動後のGPS測位のため
には、、一般的に数10秒〜1,2分の時間を要するた
め、この方法では通信の開始が遅れてしまう。
【0004】また、一旦通信が開始されると、通信中は
GPS受信を行うことができない。そのため、GPS通
信端末器がGPS測位を連続して行いながら、通信を必
要とするような使用には柔軟に対応できず、GPS測位
を行うためには、一旦通信を切断しなければならず、こ
の場合、更にGPS受信を再開しようとすれば、再度、
数秒〜数10秒の時間を要してしまう。更に、通信回線
が一般的に使用される回線交換などの場合には、通信再
開時に数10秒のダイヤリングを要し呼び出す必要もあ
り、通信効率が低下するという問題があった。
GPS受信を行うことができない。そのため、GPS通
信端末器がGPS測位を連続して行いながら、通信を必
要とするような使用には柔軟に対応できず、GPS測位
を行うためには、一旦通信を切断しなければならず、こ
の場合、更にGPS受信を再開しようとすれば、再度、
数秒〜数10秒の時間を要してしまう。更に、通信回線
が一般的に使用される回線交換などの場合には、通信再
開時に数10秒のダイヤリングを要し呼び出す必要もあ
り、通信効率が低下するという問題があった。
【0005】そこで、シールドケースやアンテナ間の空
間的配置により、干渉を防ぐことが考えられるが、通信
端末器の小形化の近時の要請には沿わず、コストアップ
の原因となる。
間的配置により、干渉を防ぐことが考えられるが、通信
端末器の小形化の近時の要請には沿わず、コストアップ
の原因となる。
【0006】図11は従来のGPS通信装置の構成を示
すブロック図、図12は従来のGPS通信装置の動作を
示す図である。GPS通信装置は、衛星の高周波電波を
GPSアンテナA101を介して受信するためのGPS
高周波受信部101と、GPSアンテナA101で受信
された電波信号のうちから、追尾すべき周回衛星からの
GPSデータを捕捉し、GPSデータを解読し、算出し
て得た、擬似距離と、衛星位置とに基づいて、GPS測
位データを算出するGPS信号処理部102と、制御部
103と、アンテナA102を介した無線通信を行う無
線通信送信処理部104及び無線通信受信処理部105
とを備える。従来のGPS通信装置では、図12に示す
ように、GPSによる測位を完了した後に、無線通信を
開始しており、両者が同時に行われないようにしてい
た。
すブロック図、図12は従来のGPS通信装置の動作を
示す図である。GPS通信装置は、衛星の高周波電波を
GPSアンテナA101を介して受信するためのGPS
高周波受信部101と、GPSアンテナA101で受信
された電波信号のうちから、追尾すべき周回衛星からの
GPSデータを捕捉し、GPSデータを解読し、算出し
て得た、擬似距離と、衛星位置とに基づいて、GPS測
位データを算出するGPS信号処理部102と、制御部
103と、アンテナA102を介した無線通信を行う無
線通信送信処理部104及び無線通信受信処理部105
とを備える。従来のGPS通信装置では、図12に示す
ように、GPSによる測位を完了した後に、無線通信を
開始しており、両者が同時に行われないようにしてい
た。
【0007】また、近時においては、GPS受信機の実
現方式において、C/Aコードの複数チップを同時にサ
ーチすることにより、GPS信号が一時遮断されても、
瞬時に信号を捕捉する方式が提案されており、この方式
ではGPS信号オンの後100m秒程度で信号を捕捉
し、測位演算が可能になっている。
現方式において、C/Aコードの複数チップを同時にサ
ーチすることにより、GPS信号が一時遮断されても、
瞬時に信号を捕捉する方式が提案されており、この方式
ではGPS信号オンの後100m秒程度で信号を捕捉
し、測位演算が可能になっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情を背景として開発されたものであり、GPS受信と
無線データ送信を同時にできないことにより、柔軟なア
プリケーションに対応できないという問題を解決するこ
とを目的としている。
事情を背景として開発されたものであり、GPS受信と
無線データ送信を同時にできないことにより、柔軟なア
プリケーションに対応できないという問題を解決するこ
とを目的としている。
【0009】また、GPS受信と無線データ送信部との
中間周波数や高調波ノイズの相互干渉を解決する際、シ
ールドなどの対策を使用しないため、端末のコストが高
くなったり、容量が大きくなってしまうという問題点を
解決することも目的としている。
中間周波数や高調波ノイズの相互干渉を解決する際、シ
ールドなどの対策を使用しないため、端末のコストが高
くなったり、容量が大きくなってしまうという問題点を
解決することも目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載のGPS通信装置における
データ通信方法は、GPSアンテナと無線通信アンテナ
とを有したGPS通信装置において、GPS測位中に、
データ送信指令を受けたときには、まずGPS測位を所
定時間内に完了させ、その後は、GPS受信タイミング
と無線送信タイミングとで規定された所定の時分割処理
期間内に、GPS受信と無線送信とを交互に実行するこ
とによって、GPS測位のために捕捉した周回衛星の追
尾を中断させずにGPS測位を行いながら、無線送信を
間欠的に継続して行う一方、中断された無線送信は、そ
の後の時分割処理期間内の無線送信のタイミング時にお
いて補完することを特徴とする。
に、本発明の請求項1に記載のGPS通信装置における
データ通信方法は、GPSアンテナと無線通信アンテナ
とを有したGPS通信装置において、GPS測位中に、
データ送信指令を受けたときには、まずGPS測位を所
定時間内に完了させ、その後は、GPS受信タイミング
と無線送信タイミングとで規定された所定の時分割処理
期間内に、GPS受信と無線送信とを交互に実行するこ
とによって、GPS測位のために捕捉した周回衛星の追
尾を中断させずにGPS測位を行いながら、無線送信を
間欠的に継続して行う一方、中断された無線送信は、そ
の後の時分割処理期間内の無線送信のタイミング時にお
いて補完することを特徴とする。
【0011】請求項2では、請求項1において、GPS
測位中に、データの送信指令を受け、所定時間内にGP
S測位が完了しなかった場合には、先にデータの送信指
令の対象となる無線送信ジョブを実行した後に、GPS
測位を行うことを特徴とする。
測位中に、データの送信指令を受け、所定時間内にGP
S測位が完了しなかった場合には、先にデータの送信指
令の対象となる無線送信ジョブを実行した後に、GPS
測位を行うことを特徴とする。
【0012】請求項3では、請求項1、2のいずれかに
おいて、GPS測位中に送信データの優先送信指令があ
ったときには、GPS測位、時分割処理区間におけるG
PS信号の受信を強制的に中断させて、優先送信指令の
対象になっている送信データを優先的に送信することを
特徴とする。
おいて、GPS測位中に送信データの優先送信指令があ
ったときには、GPS測位、時分割処理区間におけるG
PS信号の受信を強制的に中断させて、優先送信指令の
対象になっている送信データを優先的に送信することを
特徴とする。
【0013】請求項4では、請求項1〜3のいずれかに
おいて、時分割処理期間内におけるGPS受信、無線送
信が、GPSアンテナ、無線通信アンテナをオン、オフ
させて行うことを特徴とする。
おいて、時分割処理期間内におけるGPS受信、無線送
信が、GPSアンテナ、無線通信アンテナをオン、オフ
させて行うことを特徴とする。
【0014】請求項5では、請求項1〜3のいずれかに
おいて、時分割処理期間内におけるGPS受信、無線送
信が、GPS通信装置の高周波受信部、信号処理部の電
源をオン、オフさせることによって行うことを特徴とす
る。
おいて、時分割処理期間内におけるGPS受信、無線送
信が、GPS通信装置の高周波受信部、信号処理部の電
源をオン、オフさせることによって行うことを特徴とす
る。
【0015】請求項6に記載のGPS通信装置は、GP
Sアンテナと無線通信アンテナとを有しており、GPS
アンテナで受信された電波信号のうちから、追尾すべき
周回衛星からのGPSデータを捕捉するための衛星信号
捕捉処理部と、捕捉した周回衛星からのGPSデータを
追尾するための追尾処理部と、捕捉した周回衛星からの
GPSデータを解読し、算出して得た、擬似距離と、衛
星位置とに基づいて、GPS測位データを算出するため
の測位演算処理部とを備えたGPSデータ信号処理手段
と、GPS測位指令を受けたときには、GPSデータ信
号処理手段を起動して、GPS測位を実行する一方、デ
ータ送信指令を受けた場合には、GPSデータ信号処理
手段によって算出されたGPS測位データを含む、その
他の指定された送信データの無線送信ジョブを実行し、
更に、GPS測位中に送信データの無線送信ジョブの実
行指令を受けたときには、GPSデータ信号処理手段を
駆動して、GPS測位を完了させ、その後は、GPS測
位のために捕捉した周回衛星からのGPS信号の受信
と、送信ジョブによって指定された無線送信とを交互に
所定の時分割処理に従って実行して、GPS測位を継続
しながら、中断された無線送信を補完送信するようにし
た制御手段とを備える。
Sアンテナと無線通信アンテナとを有しており、GPS
アンテナで受信された電波信号のうちから、追尾すべき
周回衛星からのGPSデータを捕捉するための衛星信号
捕捉処理部と、捕捉した周回衛星からのGPSデータを
追尾するための追尾処理部と、捕捉した周回衛星からの
GPSデータを解読し、算出して得た、擬似距離と、衛
星位置とに基づいて、GPS測位データを算出するため
の測位演算処理部とを備えたGPSデータ信号処理手段
と、GPS測位指令を受けたときには、GPSデータ信
号処理手段を起動して、GPS測位を実行する一方、デ
ータ送信指令を受けた場合には、GPSデータ信号処理
手段によって算出されたGPS測位データを含む、その
他の指定された送信データの無線送信ジョブを実行し、
更に、GPS測位中に送信データの無線送信ジョブの実
行指令を受けたときには、GPSデータ信号処理手段を
駆動して、GPS測位を完了させ、その後は、GPS測
位のために捕捉した周回衛星からのGPS信号の受信
と、送信ジョブによって指定された無線送信とを交互に
所定の時分割処理に従って実行して、GPS測位を継続
しながら、中断された無線送信を補完送信するようにし
た制御手段とを備える。
【0016】請求項7では、請求項6において、制御手
段は、送信ジョブが緊急通報などの優先順位の高い送信
指令によって実行されるものである場合には、GPS測
位中の動作、及び時分割処理区間におけるGPS信号の
受信を中断して、その無線送信ジョブを優先的に実行す
ることを特徴とする。
段は、送信ジョブが緊急通報などの優先順位の高い送信
指令によって実行されるものである場合には、GPS測
位中の動作、及び時分割処理区間におけるGPS信号の
受信を中断して、その無線送信ジョブを優先的に実行す
ることを特徴とする。
【0017】請求項8では、請求項6、7のいずれかに
おいて、制御手段は、GPSアンテナ、無線通信アンテ
ナを交互にオン、オフすることによって、時分割処理期
間内におけるGPS受信と無線送信とを実行する。
おいて、制御手段は、GPSアンテナ、無線通信アンテ
ナを交互にオン、オフすることによって、時分割処理期
間内におけるGPS受信と無線送信とを実行する。
【0018】請求項9では、請求項6、7のいずれかに
おいて、制御手段は、GPS通信装置の高周波数受信
部、GPSデータ信号処理手段の電源をオン、オフする
ことによって、時分割処理期間内におけるGPS受信と
無線送信とを実行する。
おいて、制御手段は、GPS通信装置の高周波数受信
部、GPSデータ信号処理手段の電源をオン、オフする
ことによって、時分割処理期間内におけるGPS受信と
無線送信とを実行する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面とともに説明する。図1は、GPS通信装置
の構成の一例を示したブロック図である。GPS通信装
置は、衛星の高周波電波をGPSアンテナA1を介して
受信するためのGPS高周波受信部1と、追尾すべき周
回衛星からのGPSデータを捕捉し、GPSデータを解
読し、算出して得た、擬似距離と、衛星位置とに基づい
て、GPS測位データを算出するGPS信号処理部2
と、制御部3と、アンテナA2を介した無線通信を行う
無線通信送信処理部4及び無線通信受信処理部5と、ア
ンテナA1,A2の信号の入出力をスイッチSW1,S
W2によって制御する信号ON/OFF制御手段6とを
備える。この信号ON/OFF制御手段6は、時分割処
理期間内におけるGPS受信、無線送信を、GPSアン
テナA1、無線通信アンテナA2をオン、オフさせて行
う。
いて、図面とともに説明する。図1は、GPS通信装置
の構成の一例を示したブロック図である。GPS通信装
置は、衛星の高周波電波をGPSアンテナA1を介して
受信するためのGPS高周波受信部1と、追尾すべき周
回衛星からのGPSデータを捕捉し、GPSデータを解
読し、算出して得た、擬似距離と、衛星位置とに基づい
て、GPS測位データを算出するGPS信号処理部2
と、制御部3と、アンテナA2を介した無線通信を行う
無線通信送信処理部4及び無線通信受信処理部5と、ア
ンテナA1,A2の信号の入出力をスイッチSW1,S
W2によって制御する信号ON/OFF制御手段6とを
備える。この信号ON/OFF制御手段6は、時分割処
理期間内におけるGPS受信、無線送信を、GPSアン
テナA1、無線通信アンテナA2をオン、オフさせて行
う。
【0020】本発明のデータ通信方法では、GPS測位
中に、データ送信指令を受けたときには、まずGPS測
位を所定時間内に完了させ、その後は、GPS受信タイ
ミングと無線送信タイミングとで規定された所定の時分
割処理期間内に、GPS受信と無線送信とを交互に実行
することによって、GPS測位のために捕捉した周回衛
星の追尾を中断させずにGPS測位を行いながら、無線
送信を間欠的に継続して行う一方、中断された無線送信
は、その後の時分割処理期間内の無線送信のタイミング
時において補完するようになっている。
中に、データ送信指令を受けたときには、まずGPS測
位を所定時間内に完了させ、その後は、GPS受信タイ
ミングと無線送信タイミングとで規定された所定の時分
割処理期間内に、GPS受信と無線送信とを交互に実行
することによって、GPS測位のために捕捉した周回衛
星の追尾を中断させずにGPS測位を行いながら、無線
送信を間欠的に継続して行う一方、中断された無線送信
は、その後の時分割処理期間内の無線送信のタイミング
時において補完するようになっている。
【0021】すなわち、GPS測位を完了した時点で、
無線送信ジョブを開始し、捕捉した周回衛星を追尾しな
がらのGPS測位を時分割処理によって実行するととも
に、エラーとなった無線送信ジョブを後に補完する。
無線送信ジョブを開始し、捕捉した周回衛星を追尾しな
がらのGPS測位を時分割処理によって実行するととも
に、エラーとなった無線送信ジョブを後に補完する。
【0022】図2には、GPSデータ信号処理手段を構
成するGPS信号処理部2の詳細をブロック図で示して
いる。GPS信号処理部2は、GPSアンテナA1で受
信された電波信号のうちから、追尾すべき周回衛星から
のGPSデータを捕捉するための衛星信号捕捉処理部2
0と、捕捉した周回衛星からのGPSデータを追尾する
ための追尾処理部21と、衛星との疑似距離を計測する
計測部22と、メッセージデータ列を解読するデータ解
読部23と、衛星軌道情報(エフェメリス)などを基に
衛星位置を算出する衛星位置計算部24と、衛星位置と
疑似距離を基に緯度と経度を演算する測位演算処理部2
5と、概略時刻、端末概略位置、概略衛星軌道情報を記
憶する内部メモリ及びクロック26とを備える。
成するGPS信号処理部2の詳細をブロック図で示して
いる。GPS信号処理部2は、GPSアンテナA1で受
信された電波信号のうちから、追尾すべき周回衛星から
のGPSデータを捕捉するための衛星信号捕捉処理部2
0と、捕捉した周回衛星からのGPSデータを追尾する
ための追尾処理部21と、衛星との疑似距離を計測する
計測部22と、メッセージデータ列を解読するデータ解
読部23と、衛星軌道情報(エフェメリス)などを基に
衛星位置を算出する衛星位置計算部24と、衛星位置と
疑似距離を基に緯度と経度を演算する測位演算処理部2
5と、概略時刻、端末概略位置、概略衛星軌道情報を記
憶する内部メモリ及びクロック26とを備える。
【0023】制御部3は、GPS測位指令を受けたとき
には、GPS信号処理部2を起動して、GPS測位を実
行する一方、データ送信指令を受けた場合には、GPS
信号処理部2によって算出されたGPS測位データを含
む、その他の指定された送信データの無線送信ジョブを
実行する。
には、GPS信号処理部2を起動して、GPS測位を実
行する一方、データ送信指令を受けた場合には、GPS
信号処理部2によって算出されたGPS測位データを含
む、その他の指定された送信データの無線送信ジョブを
実行する。
【0024】更に、GPS測位中に、送信データの無線
送信ジョブの実行指令を受けたときには、GPS信号処
理部2を駆動して、GPS測位を完了させ、その後は、
GPS測位のために捕捉した周回衛星からのGPS信号
の受信と、送信ジョブによって指定された無線送信とを
交互に所定の時分割処理に従って実行して、GPS測位
を継続しながら、中断された無線送信を補完送信する。
送信ジョブの実行指令を受けたときには、GPS信号処
理部2を駆動して、GPS測位を完了させ、その後は、
GPS測位のために捕捉した周回衛星からのGPS信号
の受信と、送信ジョブによって指定された無線送信とを
交互に所定の時分割処理に従って実行して、GPS測位
を継続しながら、中断された無線送信を補完送信する。
【0025】ここに、通信に先立って行われるGPS測
位は、厳密には、計測部22で疑似距離を計測し、デー
タ解読部23で航法メッセージの解読完了までである。
これは、測位演算処理部25の動作中には、GPS信号
受信が必要ないためである。
位は、厳密には、計測部22で疑似距離を計測し、デー
タ解読部23で航法メッセージの解読完了までである。
これは、測位演算処理部25の動作中には、GPS信号
受信が必要ないためである。
【0026】図3(a),(b)に示すように、最初の
GPS測位が完了すると、信号ON/OFF制御手段6
を動作させる。信号ON/OFF制御手段6は、GPS
受信信号を周期的に数秒〜数10秒間OFF、数100
m秒間ONさせると同時に、GPS信号のOFFにする
期間は無線送信信号をONにし、GPS信号のONにす
る期間は無線送信信号をOFFにする。
GPS測位が完了すると、信号ON/OFF制御手段6
を動作させる。信号ON/OFF制御手段6は、GPS
受信信号を周期的に数秒〜数10秒間OFF、数100
m秒間ONさせると同時に、GPS信号のOFFにする
期間は無線送信信号をONにし、GPS信号のONにす
る期間は無線送信信号をOFFにする。
【0027】GPS高周波受信部1、GPS信号処理部
2は継続して動作しており、GPS信号がONにされた
数100m秒間内に衛星捕捉を行い、次にONになるま
での期間内に測位演算を行い、位置を継続して出力す
る。一方、送信データは、数100m秒の間は送信され
ずエラーとなるが、上位プロトコルでエラー検出及び再
送制御を行うことにより、リカバーしている。
2は継続して動作しており、GPS信号がONにされた
数100m秒間内に衛星捕捉を行い、次にONになるま
での期間内に測位演算を行い、位置を継続して出力す
る。一方、送信データは、数100m秒の間は送信され
ずエラーとなるが、上位プロトコルでエラー検出及び再
送制御を行うことにより、リカバーしている。
【0028】GPS測位に必要な周回衛星は、少なくと
も4以上について捕捉する必要があるので、GPSアン
テナA1で受信した電波は、複数チャンネルに分割され
て並行して捕捉処理される。一例としては、8チャンネ
ルの並行処理回路が実現されている。時分割処理区間に
おける周回衛星の追尾は、C/Aコードの複数チップを
同時にサーチすることにより、GPS信号が一時的に遮
断されても、瞬時に信号を捕捉する方式によって実現で
きる。
も4以上について捕捉する必要があるので、GPSアン
テナA1で受信した電波は、複数チャンネルに分割され
て並行して捕捉処理される。一例としては、8チャンネ
ルの並行処理回路が実現されている。時分割処理区間に
おける周回衛星の追尾は、C/Aコードの複数チップを
同時にサーチすることにより、GPS信号が一時的に遮
断されても、瞬時に信号を捕捉する方式によって実現で
きる。
【0029】図4には、GPS通信装置の別の構成を示
す。ここでは、信号ON/OFF制御手段6Aは、GP
S信号のON/OFFのみを制御する。図5(a),
(b)に示すように、制御部3Aは、GPS信号がOF
F期間にのみ、通信パケットを送信するようにタイミン
グを制御する。これによって、上位プロトコルによるエ
ラー検出などのリカバリ処理は不要となる。なお、無線
送信ジョブの対象となる送信データは、送信スロットに
格納して送信するものであればよく、通信パケットには
限定されない。
す。ここでは、信号ON/OFF制御手段6Aは、GP
S信号のON/OFFのみを制御する。図5(a),
(b)に示すように、制御部3Aは、GPS信号がOF
F期間にのみ、通信パケットを送信するようにタイミン
グを制御する。これによって、上位プロトコルによるエ
ラー検出などのリカバリ処理は不要となる。なお、無線
送信ジョブの対象となる送信データは、送信スロットに
格納して送信するものであればよく、通信パケットには
限定されない。
【0030】また、GPS通信装置は、GPS測位中
に、データの送信指令を受け、所定時間内にGPS測位
が完了しなかった場合には、先にデータの送信指令の対
象となる無線送信ジョブを実行した後に、GPS測位を
行う。これによって、所定時間内にGPS測位が完了し
なかった場合でも、受け付けている無線送信ジョブを優
先的に行うことができる。
に、データの送信指令を受け、所定時間内にGPS測位
が完了しなかった場合には、先にデータの送信指令の対
象となる無線送信ジョブを実行した後に、GPS測位を
行う。これによって、所定時間内にGPS測位が完了し
なかった場合でも、受け付けている無線送信ジョブを優
先的に行うことができる。
【0031】図6にはGPS通信装置の更に別の構成を
示している。ここではGPS信号処理部2Aが、GPS
信号を捕捉できたときに、リアクイジション情報を出力
して、GPS信号をOFFにしている。図7に示すよう
に、GPS信号のONは周期的に行うが、OFFはリア
クイジション情報をトリガーにする。これによって、測
位をより確実に行うことができる。
示している。ここではGPS信号処理部2Aが、GPS
信号を捕捉できたときに、リアクイジション情報を出力
して、GPS信号をOFFにしている。図7に示すよう
に、GPS信号のONは周期的に行うが、OFFはリア
クイジション情報をトリガーにする。これによって、測
位をより確実に行うことができる。
【0032】また、GPS測位中に、送信データの優先
送信指令があったときには、GPS測位、時分割処理区
間におけるGPS信号の受信を強制的に中断させて、優
先送信指令の対象になっている送信データを優先的に送
信する。すなわち、制御部3Cは、送信ジョブが緊急通
報などの優先順位の高い送信指令によって実行されるも
のである場合には、GPS測位中の動作、及び時分割処
理区間におけるGPS信号の受信を中断して、その無線
送信ジョブを優先的に実行する。
送信指令があったときには、GPS測位、時分割処理区
間におけるGPS信号の受信を強制的に中断させて、優
先送信指令の対象になっている送信データを優先的に送
信する。すなわち、制御部3Cは、送信ジョブが緊急通
報などの優先順位の高い送信指令によって実行されるも
のである場合には、GPS測位中の動作、及び時分割処
理区間におけるGPS信号の受信を中断して、その無線
送信ジョブを優先的に実行する。
【0033】図8では、制御部3Cは、無線通信におい
て、緊急発信指令などの優先して送信する情報が発生し
たときに、GPS信号を強制的にOFFにしている。図
9に示すように、GPS信号のONは周期的に行うが、
OFFは優先送信情報発生によって強制的に行ってい
る。これによって、緊急に送信したいデータが優先的に
送信できる。
て、緊急発信指令などの優先して送信する情報が発生し
たときに、GPS信号を強制的にOFFにしている。図
9に示すように、GPS信号のONは周期的に行うが、
OFFは優先送信情報発生によって強制的に行ってい
る。これによって、緊急に送信したいデータが優先的に
送信できる。
【0034】以上には、時分割処理期間内におけるGP
S受信、無線送信を、GPSアンテナA1、無線通信ア
ンテナA2をオン、オフさせて行っているが、GPS通
信装置の高周波受信部1、信号処理部2の電源をオン、
オフさせることによって行うことができる。
S受信、無線送信を、GPSアンテナA1、無線通信ア
ンテナA2をオン、オフさせて行っているが、GPS通
信装置の高周波受信部1、信号処理部2の電源をオン、
オフさせることによって行うことができる。
【0035】図10では、制御部3Dは、GPS処理
(GPS高周波受信部1、GPS信号処理部2)を動作
させたまま、アンテナA1の入力をON/OFFするの
ではなく、GPS高周波受信部1、GPS信号処理部2
の電源を制御している。これは、低消費電力化などを目
的として、GPSの信号取り込みを数秒周期ごとに10
0m秒から200m秒程度に限定し、継続した測位演算
を行う方式によって実現できる。
(GPS高周波受信部1、GPS信号処理部2)を動作
させたまま、アンテナA1の入力をON/OFFするの
ではなく、GPS高周波受信部1、GPS信号処理部2
の電源を制御している。これは、低消費電力化などを目
的として、GPSの信号取り込みを数秒周期ごとに10
0m秒から200m秒程度に限定し、継続した測位演算
を行う方式によって実現できる。
【0036】
【発明の効果】以上の説明からも理解できるように、本
発明の請求項1〜請求項5の各々に記載のデータ通信方
法では、GPS測位中にデータ送信指令を受けたときに
は、先にGPS測位を完了させ、その後は、GPS受信
タイミングと無線送信タイミングとで規定された所定の
時分割処理期間内に、GPS受信と無線送信とを交互に
実行することによって、GPS測位のために捕捉した周
回衛星の追尾を中断させずにGPS測位を行いながら、
無線送信を間欠的に継続して行うので、GPS測位指令
を受けた場合には、最初から衛星を捕捉する動作が必要
なく、即座にGPS測位を実行することが出来る。
発明の請求項1〜請求項5の各々に記載のデータ通信方
法では、GPS測位中にデータ送信指令を受けたときに
は、先にGPS測位を完了させ、その後は、GPS受信
タイミングと無線送信タイミングとで規定された所定の
時分割処理期間内に、GPS受信と無線送信とを交互に
実行することによって、GPS測位のために捕捉した周
回衛星の追尾を中断させずにGPS測位を行いながら、
無線送信を間欠的に継続して行うので、GPS測位指令
を受けた場合には、最初から衛星を捕捉する動作が必要
なく、即座にGPS測位を実行することが出来る。
【0037】また、GPS受信と無線データ送信を同時
にできないことにより、柔軟なアプリケーションに対応
できないという問題が解決され、GPS受信と無線デー
タ送信部との中間周波数や高調波ノイズの相互干渉を解
決するため、シールドなどの対策を使用しないため、端
末のコストが高くなったり、容量が大きくなってしまう
ことがない。
にできないことにより、柔軟なアプリケーションに対応
できないという問題が解決され、GPS受信と無線デー
タ送信部との中間周波数や高調波ノイズの相互干渉を解
決するため、シールドなどの対策を使用しないため、端
末のコストが高くなったり、容量が大きくなってしまう
ことがない。
【0038】特に、請求項2では、GPS測位中に、デ
ータの送信指令を受け、所定時間内にGPS測位が完了
しなかった場合には、先にデータの送信指令の対象とな
る無線送信ジョブを実行した後に、GPS測位を行うこ
とができる。
ータの送信指令を受け、所定時間内にGPS測位が完了
しなかった場合には、先にデータの送信指令の対象とな
る無線送信ジョブを実行した後に、GPS測位を行うこ
とができる。
【0039】また、請求項3では、GPS測位中に、送
信データの優先送信指令があったときには、GPS測
位、GPS信号の受信を強制的に中断させて、優先送信
指令の対象になっている送信データを優先的に送信する
ので、緊急発信が遅れるようなことがない。
信データの優先送信指令があったときには、GPS測
位、GPS信号の受信を強制的に中断させて、優先送信
指令の対象になっている送信データを優先的に送信する
ので、緊急発信が遅れるようなことがない。
【0040】請求項4では、時分割処理期間内における
GPS受信、無線送信が、GPSアンテナ、無線通信ア
ンテナをオン、オフさせて行われるので、簡易な構成で
済む。請求項5では、時分割処理期間内におけるGPS
受信、無線送信が、GPS通信装置の高周波受信部、信
号処理部の電源をオン、オフさせることによって行われ
るので、低消費電力化を図ることができる。
GPS受信、無線送信が、GPSアンテナ、無線通信ア
ンテナをオン、オフさせて行われるので、簡易な構成で
済む。請求項5では、時分割処理期間内におけるGPS
受信、無線送信が、GPS通信装置の高周波受信部、信
号処理部の電源をオン、オフさせることによって行われ
るので、低消費電力化を図ることができる。
【0041】請求項6〜請求項9の各々に記載のGPS
通信装置は、GPS測位中に、送信データの無線送信ジ
ョブの実行指令を受けたときには、GPS測位を完了さ
せ、その後は、捕捉した周回衛星からのGPS信号の受
信と、送信ジョブによって指定された無線送信とを交互
に所定の時分割処理に従って実行して、GPS測位を継
続しながら、中断された無線送信を補完送信するので、
GPS受信と無線データ送信を同時にできないことによ
り、柔軟なアプリケーションに対応できないという問題
が解決される。また、GPS受信と無線データ送信部と
の中間周波数や高調波ノイズの相互干渉を解決するた
め、シールドなどの対策により、端末のコストが高くな
ったり、容量が大きくなってしまうことがない。
通信装置は、GPS測位中に、送信データの無線送信ジ
ョブの実行指令を受けたときには、GPS測位を完了さ
せ、その後は、捕捉した周回衛星からのGPS信号の受
信と、送信ジョブによって指定された無線送信とを交互
に所定の時分割処理に従って実行して、GPS測位を継
続しながら、中断された無線送信を補完送信するので、
GPS受信と無線データ送信を同時にできないことによ
り、柔軟なアプリケーションに対応できないという問題
が解決される。また、GPS受信と無線データ送信部と
の中間周波数や高調波ノイズの相互干渉を解決するた
め、シールドなどの対策により、端末のコストが高くな
ったり、容量が大きくなってしまうことがない。
【0042】特に、請求項7では、送信ジョブが緊急通
報などの優先順位の高い送信指令によって実行されるも
のである場合には、GPS測位中の動作及びGPS信号
の受信を中断して、その無線送信ジョブを優先的に実行
するので、緊急発信が遅れるようなことがない。
報などの優先順位の高い送信指令によって実行されるも
のである場合には、GPS測位中の動作及びGPS信号
の受信を中断して、その無線送信ジョブを優先的に実行
するので、緊急発信が遅れるようなことがない。
【0043】また、請求項8では、GPSアンテナ、無
線通信アンテナを交互にオン、オフすることによって、
時分割処理期間内におけるGPS受信と無線送信とを実
行するので、簡単な構成で済む。請求項9では、GPS
通信装置の高周波数受信部、GPS信号処理手段の電源
を交互にオン、オフすることによって、時分割処理期間
内におけるGPS受信と無線送信とを実行するので、低
消費電力化を図ることができる。
線通信アンテナを交互にオン、オフすることによって、
時分割処理期間内におけるGPS受信と無線送信とを実
行するので、簡単な構成で済む。請求項9では、GPS
通信装置の高周波数受信部、GPS信号処理手段の電源
を交互にオン、オフすることによって、時分割処理期間
内におけるGPS受信と無線送信とを実行するので、低
消費電力化を図ることができる。
【図1】 本発明のGPS通信装置の構成の一例を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】GPS信号処理部の構成の一例を示すブロック
図である。
図である。
【図3】図1に示したGPS通信装置の動作の一例を示
す図である。
す図である。
【図4】本発明のGPS通信装置の構成の他の例を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図5】図4に示したGPS通信装置の動作の一例を示
す図である。
す図である。
【図6】本発明のGPS通信装置の構成の他の例を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図7】図6に示したGPS通信装置の動作の一例を示
す図である。
す図である。
【図8】本発明のGPS通信装置の構成の他の例を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図9】図8に示したGPS通信装置の動作の一例を示
す図である。
す図である。
【図10】本発明のGPS通信装置の構成の他の例を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図11】従来のGPS通信装置の構成を示すブロック
図である。
図である。
【図12】従来のGPS通信装置の動作を示す図であ
る。
る。
1 GPS高周波受信部 2 GPS信号処理部 3 制御部 4 無線通信送信処理部 5 無線通信受信処理部 6 信号ON/OFF制御手段 A1 GPSアンテナ A2 無線通信アンテナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 和喜男 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 末藤 卓也 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 福田 正仁 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 藏前 健治 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 阪本 浩司 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 辻本 郁夫 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 奥野 健治 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 川本 和宏 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 Fターム(参考) 5J062 AA08 CC07 DD05 DD13 DD22 FF01 HH04
Claims (9)
- 【請求項1】GPSアンテナと無線通信アンテナとを有
したGPS通信装置において、 GPS測位中に、データ送信指令を受けたときには、ま
ずGPS測位を所定時間内に完了させ、その後は、GP
S受信タイミングと無線送信タイミングとで規定された
所定の時分割処理期間内に、GPS受信と無線送信とを
交互に実行することによって、GPS測位のために捕捉
した周回衛星の追尾を中断させずにGPS測位を行いな
がら、無線送信を間欠的に継続して行う一方、中断され
た無線送信は、その後の時分割処理期間内の無線送信の
タイミング時において補完することを特徴とするGPS
通信装置におけるデータ通信方法。 - 【請求項2】請求項1において、 GPS測位中に、データの送信指令を受け、所定時間内
にGPS測位が完了しなかった場合には、先にデータの
送信指令の対象となる無線送信ジョブを実行した後に、
上記GPS測位を行うことを特徴とするGPS通信装置
におけるデータ通信方法。 - 【請求項3】請求項1、2のいずれかにおいて、 上記GPS測位中に送信データの優先送信指令があった
ときには、GPS測位、上記時分割処理区間におけるG
PS信号の受信を強制的に中断させて、優先送信指令の
対象になっている送信データを優先的に送信することを
特徴とするGPS通信装置におけるデータ通信方法。 - 【請求項4】請求項1〜3のいずれかにおいて、 上記時分割処理期間内における上記GPS受信、無線送
信が、GPSアンテナ、無線通信アンテナをオン、オフ
させて行うことを特徴とするGPS通信装置におけるデ
ータ通信方法。 - 【請求項5】請求項1〜3のいずれかにおいて、 上記時分割処理期間内における上記GPS受信、無線送
信が、GPS通信装置の高周波受信部、信号処理部の電
源をオン、オフさせることによって行うことを特徴とす
るGPS通信装置におけるデータ通信方法。 - 【請求項6】GPSアンテナと無線通信アンテナとを有
したGPS通信装置において、 GPSアンテナで受信された電波信号のうちから、追尾
すべき周回衛星からのGPSデータを捕捉するための衛
星信号捕捉処理部と、捕捉した周回衛星からのGPSデ
ータを追尾するための追尾処理部と、捕捉した周回衛星
からのGPSデータを解読し、算出して得た、擬似距離
と、衛星位置とに基づいて、GPS測位データを算出す
るための測位演算処理部とを備えたGPSデータ信号処
理手段と、 GPS測位指令を受けたときには、上記GPSデータ信
号処理手段を起動して、GPS測位を実行する一方、デ
ータ送信指令を受けた場合には、上記GPSデータ信号
処理手段によって算出されたGPS測位データを含む、
その他の指定された送信データの無線送信ジョブを実行
し、更に、GPS測位中に送信データの無線送信ジョブ
の実行指令を受けたときには、上記GPSデータ信号処
理手段を駆動して、GPS測位を完了させ、その後は、
GPS測位のために捕捉した周回衛星からのGPS信号
の受信と、上記送信ジョブによって指定された無線送信
とを交互に所定の時分割処理に従って実行して、GPS
測位を継続しながら、中断された無線送信を補完送信す
るようにした制御手段とを備えたことを特徴とするGP
S通信装置。 - 【請求項7】請求項6において、 上記制御手段は、上記送信ジョブが緊急通報などの優先
順位の高い送信指令によって実行されるものである場合
には、上記GPS測位中の動作、及び上記時分割処理区
間におけるGPS信号の受信を中断して、その無線送信
ジョブを優先的に実行することを特徴とするGPS通信
装置。 - 【請求項8】請求項6、7のいずれかにおいて、 上記制御手段は、上記GPSアンテナ、上記無線通信ア
ンテナを交互にオン、オフすることによって、上記時分
割処理期間内におけるGPS受信と無線送信とを実行す
るGPS通信装置。 - 【請求項9】請求項6、7のいずれかにおいて、 上記制御手段は、上記GPS通信装置の高周波数受信
部、上記GPSデータ信号処理手段の電源をオン、オフ
することによって、上記時分割処理期間内におけるGP
S受信と無線送信とを実行するGPS通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000392588A JP2002196062A (ja) | 2000-12-25 | 2000-12-25 | Gps通信装置におけるデータ通信方法及びこのデータ通信方法を用いて、gps測位と無線送信を行うためのgps通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000392588A JP2002196062A (ja) | 2000-12-25 | 2000-12-25 | Gps通信装置におけるデータ通信方法及びこのデータ通信方法を用いて、gps測位と無線送信を行うためのgps通信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002196062A true JP2002196062A (ja) | 2002-07-10 |
Family
ID=18858551
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000392588A Withdrawn JP2002196062A (ja) | 2000-12-25 | 2000-12-25 | Gps通信装置におけるデータ通信方法及びこのデータ通信方法を用いて、gps測位と無線送信を行うためのgps通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002196062A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006333414A (ja) * | 2005-05-30 | 2006-12-07 | Kyocera Corp | 無線通信システムおよび携帯端末 |
JP2008151661A (ja) * | 2006-12-18 | 2008-07-03 | Ntt Docomo Inc | 通信端末、測位システム及び測位方法 |
JP2014014024A (ja) * | 2012-07-04 | 2014-01-23 | Ricoh Co Ltd | 通信装置、及び通信システム並びに通信制御方法 |
JP2015190913A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | カシオ計算機株式会社 | 無線通信装置、無線通信方法及びプログラム |
JP2016008872A (ja) * | 2014-06-24 | 2016-01-18 | 京セラ株式会社 | 携帯端末及び制御方法 |
-
2000
- 2000-12-25 JP JP2000392588A patent/JP2002196062A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006333414A (ja) * | 2005-05-30 | 2006-12-07 | Kyocera Corp | 無線通信システムおよび携帯端末 |
JP2008151661A (ja) * | 2006-12-18 | 2008-07-03 | Ntt Docomo Inc | 通信端末、測位システム及び測位方法 |
JP2014014024A (ja) * | 2012-07-04 | 2014-01-23 | Ricoh Co Ltd | 通信装置、及び通信システム並びに通信制御方法 |
JP2015190913A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | カシオ計算機株式会社 | 無線通信装置、無線通信方法及びプログラム |
JP2016008872A (ja) * | 2014-06-24 | 2016-01-18 | 京セラ株式会社 | 携帯端末及び制御方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080304 |