JP2002195860A - 渦流量計 - Google Patents

渦流量計

Info

Publication number
JP2002195860A
JP2002195860A JP2000394126A JP2000394126A JP2002195860A JP 2002195860 A JP2002195860 A JP 2002195860A JP 2000394126 A JP2000394126 A JP 2000394126A JP 2000394126 A JP2000394126 A JP 2000394126A JP 2002195860 A JP2002195860 A JP 2002195860A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vortex
pipe
detector
tube
flange portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000394126A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuji Urabe
修司 占部
Hiroaki Motohashi
浩明 本橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
Priority to JP2000394126A priority Critical patent/JP2002195860A/ja
Publication of JP2002195860A publication Critical patent/JP2002195860A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 組み立て工数の削減を図るとともに流体の種
類に対する適用範囲の拡大を図った渦流量計を提供す
る。 【解決手段】 測定管路に直交して設けられた柱状の渦
発生体と、圧電素子が埋設され前記渦発生体の下流に設
けられた渦検出器とを具備し、渦発生体により発生する
カルマン渦が圧電素子に作用する交番力を検出して流量
を測定する渦流量計において、渦検出器は管路を構成す
る管体に超音波溶接により気密に固定されている。ま
た、渦検出器に形成されたフランジには円状の突起を設
け、管体との接続面には「しぼ模様」を形成して溶接性
の向上を図っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小口径の管路に流
れる流体の流量を測定する小型プラスチック渦流量計に
関し、組み立て工数の削減を図るとともに流体の種類に
対する適用範囲の拡大を図った渦流量計に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図4は従来例を示す小型プラスチック渦
流量計の断面構成図である。図4において、1は管体で
あり、測定流体2が流れる管路1aが形成されている。
この管路1内には渦発生体3が形成されており、その下
流側にはさや6の内部に圧電素子4が収納された渦検出
器7が配置されている。
【0003】一般に管体1およびさや6の材質は、測定
流体2が一般工業水の場合は例えばPPS樹脂が用いら
れ、測定流体が純水や薬品の場合は、例えばPFA樹脂
が用いられる。
【0004】図5は渦検出器7を管体1に固定した状態
の要部断面図である。渦検出器7はフランジ部7aを備
えた断面T字状に形成されており、管体1に形成された
貫通孔8から管路1a内に挿入され、ねじ9によって管
体1に固定されている。また、管体1と渦検出器7はO
−リング10によってシールされ、測定流体が管体1の
外部に漏れ出すことを防止している。
【0005】図4に戻り、管路1aに測定流体2が流れ
ると渦発生体3によりカルマン渦が発生し、このカルマ
ン渦により圧電素子4に作用する交番力を信号処理回路
(PCB)11によって検出し、測定流体2の流量を測
定することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この様な従
来装置においては、シール部材としてO−リングを用い
ているため測定対象の流体に対して材質を選択する必要
がある。即ち、一般用としてはニトリルゴム、高温用に
はフッ素ゴム、薬液用にはパーフロロエストラマが用い
られるが、測定対象流体が超純水や高純度の薬液の場
合、O−リングの隙間の液だまりやO−リング自身から
のイオン溶出が問題となり、O−リングの使用を望まな
いアプリケーションもある。
【0007】図6(a,b)はこのようなO−リングを
用いず管体1と渦検出器7を溶接により固定した従来例
を示すものである。図では(a)において管体1と渦検
出器7を溶接接続する。次に図(b)に示すように信号
処理回路(PCB)11を取付けた上面カバー20と下
面カバー21で管体1を挟んで固定する。
【0008】溶接接続では溶接棒の使用を妨げるので、
溶接箇所の周囲に空間を確保する必要がある。即ち、空
間が取れない場合は溶接作業時に周囲の樹脂管体が溶け
てしまう。また、信号処理回路11等を保護するための
上下面カバーが必要であり、その場合は部品点数も増加
して、組み立て工数がかかりコスト高となる。
【0009】本発明は、上述の問題点を解決するもので
ある。本発明は、組み立て工数の削減を図るとともに流
体の種類に対する適用範囲の拡大を図った渦流量計を提
供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、請求項1においては、測定管路に直交し
て設けられた柱状の渦発生体と、圧電素子が埋設され前
記渦発生体の下流に設けられた渦検出器とを具備し、前
記渦発生体により発生するカルマン渦が前記圧電素子に
作用する交番力を検出して流量を測定する渦流量計にお
いて、前記渦検出器は前記管路を構成する管体に超音波
溶接により気密に固定されたことを特徴とする。
【0011】請求項2においては、請求項1記載の熱式
流量計において、前記渦検出器にはフランジ部が形成さ
れており、フランジ部と前記管体が超音波溶接により固
定されたことを特徴とする。ことを特徴とする。
【0012】請求項3においては、請求項2記載の熱式
流量計において、前記フランジ部が管体と接触する部分
には表面にリング状の凸部が形成されていることを特徴
とする。
【0013】請求項4においては、請求項2記載の熱式
流量計において、前記フランジ部が管体と接触する部分
には「しぼ模様」が形成されていることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】図1(a〜c)は、本発明の実施
形態の一例を示す要部構成説明図であり、図(a)は平
面図、図(b)は図(a)のA−A断面図、図(c)は
図(a)のB−B断面図である。これらの図において、
図4に示す従来例とは管体1の構造と渦検出器7の管体
への固定方法が異なっている。
【0015】即ち、本実施例においては管体1と渦検出
器7の固定を超音波溶接により行なっている。この発明
で使用する管体1は図6で示す従来例の下面カバー20
と管体1が一体成形され、この一体成形された管体に上
面カバー21が取付けられる。11は信号処理回路(P
CB)固定部材である。
【0016】24は中央に孔24aが形成されたフラン
ジ押えである。このフランジ押えは測定流体圧が高い場
合に溶接部の補強をするもので、断面凸状に形成されて
おり、前記孔24aに渦検出器7の先端部を挿入してね
じ9によりフランジ7を管体1側に押圧する。
【0017】図2(a〜c)は本発明に使用する渦検出
器7のさやの形状を示すもので、図(a)は平面図、図
(b)は図(a)のA−A断面図、図(c)は図(a)
のB−B断面図であり、図(b)のeで示す部分が管路
内に露出する。これらの図において、イで示す部分はシ
ール用接触点でありフランジ部7aが管体1と接触する
部分の中央付近に円状に形成された突起である。
【0018】この突起は超音波溶接に際してエネルギー
を集中させ溶着を促進させる手段として機能する。な
お、イで示す突起部は例えば図(D)に示すように90
°の角度で高さ0.2mm程度とした。また、突起が形
成された側のフランジ部7aが管体1と接触する部分に
は「しぼ模様」が形成されている。
【0019】「しぼ模様」とは表面に数十μmpp程度
の粗さのしわを形成したもので、予め型にしぼ模様を設
けておいて渦検出器を成形する際に同時に形成するもの
とする。なお、「しぼ模様」については次のように定義
されている。 「しぼ」=「texture」=「皺(しわ)」
【0020】プラスチック工業用語では、成形品表面に
デザイン模様としてつける皮・梨地・木目・布目などを
「しぼ」または「しぼ模様」という。一般的には、織物
の糸の撚り方の具合で、織物の表面にあらわれた凹凸。
または皮や紙に加工した皺のような凹凸である。
【0021】図3(a〜c)は本発明に使用する超音波
溶接の溶接ホーンの形状を示すもので、図(a)は平面
図、図(b)は図(a)のA−A断面図、図(c)は図
(a)のB−B断面図である。これらの図において、溶
接ホーン30には穴30aが形成されており、この穴に
渦検出器7の先端部を挿入して超音波溶接を行なう。
【0022】上述の構成によれば渦検出器7と管体1が
超音波溶接により接続され、更にその接触面に突起や
「しぼ模様」が形成されているので良好な溶着が可能で
あり、溶接ホーンに形成された穴に渦検出器7の先端部
を挿入して超音波溶接を行なうので溶接箇所の周囲に空
間を確保する必要がなく周囲の樹脂管体が溶けるという
心配がない。
【0023】本発明の以上の説明は、説明および例示を
目的として特定の好適な実施例を示したに過ぎない。本
発明はその本質から逸脱せずに多くの変更、変形をなし
得ることは当業者に明らかである。特許請求の範囲の欄
の記載により定義される本発明の範囲は、その範囲内の
変更、変形を包含するものとする。
【0024】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の請
求項1によれば、渦検出器を管路を構成する管体に超音
波溶接により固定したので、組み立て工数の削減を図る
とともに流体の種類に対する適用範囲の拡大することが
できる。
【0025】請求項2においては、渦検出器にフランジ
部を形成し、そのフランジ部と管体を超音波溶接により
固定したので溶接ホーンを用いて全周を同時に溶接する
ことができる。
【0026】請求項3においては、フランジ部が管体と
接触する部分に表面にリング状の突起を形成したので溶
接性が向上する。
【0027】請求項4においては、フランジ部が管体と
接触する部分に「しぼ模様」を形成したのでックで形成
したので、前述の突起との相乗効果により溶接性が向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示す要部構成説明図
である。
【図2】本発明で使用する渦検出器の拡大断面図であ
る。
【図3】本発明で使用する溶接ホーンを用いた超音波溶
接の一例を示す図である。
【図4】従来例を示す要部構成図である。
【図5】従来のO−リングによるシール構造を示す断面
図である。
【図6】従来の溶接構造による組み立て状態を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 管体 2 測定流体 3 渦発生体 4 圧電素子 7 渦検出器 7a フランジ部 9 ねじ 10 O−リング 11 信号処理回路(PCB) 21 上面カバー 24 フランジ押え 30 超音波溶接ホーン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】測定管路に直交して設けられた柱状の渦発
    生体と、圧電素子が埋設され前記渦発生体の下流に設け
    られた渦検出器とを具備し、前記渦発生体により発生す
    るカルマン渦が前記圧電素子に作用する交番力を検出し
    て流量を測定する渦流量計において、 前記渦検出器は前記管路を構成する管体に超音波溶接に
    より気密に固定されたことを特徴とする渦流量計。
  2. 【請求項2】前記渦検出器にはフランジ部が形成されて
    おり、該フランジ部と前記管体が超音波溶接により固定
    されたことを特徴とする請求項1記載の渦流量計。
  3. 【請求項3】前記フランジ部が管体と接触する部分には
    表面にリング状の凸部が形成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の渦流量計。
  4. 【請求項4】前記フランジ部が管体と接触する部分には
    「しぼ模様」が形成されていることを特徴とする請求項
    1記載の渦流量計。
JP2000394126A 2000-12-26 2000-12-26 渦流量計 Pending JP2002195860A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000394126A JP2002195860A (ja) 2000-12-26 2000-12-26 渦流量計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000394126A JP2002195860A (ja) 2000-12-26 2000-12-26 渦流量計

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002195860A true JP2002195860A (ja) 2002-07-10

Family

ID=18859801

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000394126A Pending JP2002195860A (ja) 2000-12-26 2000-12-26 渦流量計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002195860A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102014112795A1 (de) 2013-09-11 2015-03-12 Smc Corporation Vortexdurchflussmesser
CN112556764A (zh) * 2020-12-28 2021-03-26 江苏淮海自控设备有限公司 低磨损涡轮流量计

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102014112795A1 (de) 2013-09-11 2015-03-12 Smc Corporation Vortexdurchflussmesser
KR20150030166A (ko) 2013-09-11 2015-03-19 에스엠시 가부시키가이샤 와류 유량계
US9360354B2 (en) 2013-09-11 2016-06-07 Smc Corporation Vortex flowmeter
CN112556764A (zh) * 2020-12-28 2021-03-26 江苏淮海自控设备有限公司 低磨损涡轮流量计

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN104422488B (zh) 漩涡流量计
CN103267544B (zh) 涡流式流量测量设备和相关的光纤套管
JP6666736B2 (ja) 圧力検出装置
JP2002195860A (ja) 渦流量計
JP2742388B2 (ja) 流速測定装置
JP2005010078A (ja) インライン型圧力センサ
US7409872B2 (en) Vortex flow meter
KR102317110B1 (ko) 소용돌이 유량계
JPH08313379A (ja) 圧力センサ
JP3968769B2 (ja) 渦流量計
JP3184126B2 (ja) 流量センサー
JP3220283B2 (ja) 流量センサー
JP5773800B2 (ja) 圧力測定装置および圧力測定方法
JP2004184177A (ja) 流量計
JP2005114657A (ja) 渦流量計
JP2003050174A (ja) サニタリー圧力計
JP2006153712A (ja) 薬液透過センサ
JP2846869B2 (ja) 圧力センサ
JP2005043060A (ja) 渦流量計
JP2006098317A (ja) 渦流量計
JP2006098318A (ja) 渦流量計
JP2005061986A (ja) 渦流量計
JP2002323360A (ja) 渦流量計
JP2002005708A (ja) 熱式流量センサ
JP2002048610A (ja) 渦流量計