JP2002193762A - 可溶型水性整髪料 - Google Patents

可溶型水性整髪料

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JP2002193762A
JP2002193762A JP2000392120A JP2000392120A JP2002193762A JP 2002193762 A JP2002193762 A JP 2002193762A JP 2000392120 A JP2000392120 A JP 2000392120A JP 2000392120 A JP2000392120 A JP 2000392120A JP 2002193762 A JP2002193762 A JP 2002193762A
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hair
hair styling
hydroxystearate
polyoxyethylene
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Katsuhiko Yoshida
勝彦 吉田
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Kanebo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】整髪力と洗浄性に優れ、塗布後のべとつき感も
少なく、さらに使用感と使用性に優れた整髪料を提供す
る。 【解決手段】下記の(A)成分及び(B)成分を含有す
る固形整髪剤と、(C)〜(E)成分とを含有する可溶
型水性整髪料。 (A)成分:天然モクロウ、合成モクロウ、炭素数が1
4〜22の直鎖又は分岐鎖で水酸基を有してもよい高級
脂肪酸、炭素数が14〜22の直鎖又は分岐鎖の一価高
級アルコール、半硬化ヒマシ油(ヨウ素価30〜7
0)、モノ12−ヒドロキシステアリン酸グリセリン、
12−ヒドロキシステアリン酸ポリエチレングリコー
ル、12−ヒドロキシステアリン酸ポリオキシエチレン
ソルビタンからなる群より選択される一種又は二種以上 (B)成分:ポリオキシエチレンヒマシ油及び/又はポ
リオキシエチレン硬化ヒマシ油 (C)成分:可溶化剤 (D)成分:エチルアルコール (E)成分:水

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固形整髪剤を含有
した可溶型水性整髪料及びその製造方法、又は該可溶型
水性整髪料を特定の容器に充填した、使用感及び使用性
に優れたホイップ状整髪料に関する。
【0002】
【従来の技術】非水系整髪料の一つにポマード等の固形
整髪料があり、ヘアークリームと剤型や使用方法は近似
であるが、毛髪のセット性は多くの整髪料の中でも秀で
ている。しかし、一般的に水になじまず、水での洗浄性
に劣り、また手で髪全体に伸ばし難い欠点がある。
【0003】ポマードの使用方法としては、ジャーの容
器から手に取り崩した後、毛髪に塗布するか、又は櫛を
直接ジャーの容器の中にさし、櫛に付着させ整髪をす
る。ヘアークリームと比較するとポマードは崩れても粘
性は変わらず、毛髪に付着させても伸びは重く抵抗感が
有り、満遍なく拡がらない。そのため1回の使用量はヘ
アークリームの約2〜3倍は必要となる。さらに、毛髪
に厚目に塗布される為、整髪性には有効であるが、使用
感(感触)では、不快感も伴う。
【0004】一方、液状鉱物油や水溶性高分子を配合し
たヘアークリーム、ヘアーリクイド等の液体整髪料もあ
るが、高湿度のシーズンを持つ日本の風土、日本人の髪
質には整髪力が弱く、塗布後にべたつき感がある等の欠
点を有している。
【0005】また、これら液体整髪料は、使用感(感
触)は優れるが、誤飲等の安全性の問題、塗布時の液の
垂れ落ち、衣服への付着等、使用性が十分ではない場合
がある。エアゾール状の製剤については、泡沫で使用感
(感触)や使用性の改善はなされるがフロン、LPGガ
ス等の液化ガスを噴射剤として使用するため、引火等の
安全性の問題や、環境問題等から剤型的に好ましくない
場合がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、整髪力と洗浄性に優れ、塗布後のべとつき感も
少なく、さらに使用感と使用性に優れた整髪料を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記事情に
鑑み、鋭意研究した結果、ポマード等の固形整髪剤を応
用した整髪料が、使用感及び使用性に優れていることを
見出し、本発明を完成したものである。
【0008】すなわち、本発明は、;下記の(A)成
分及び(B)成分を含有する固形整髪剤と、(C)〜
(E)成分とを含有する可溶型水性整髪料。 (A)成分:天然モクロウ、合成モクロウ、炭素数が1
4〜22の直鎖又は分岐鎖で水酸基を有してもよい高級
脂肪酸、炭素数が14〜22の直鎖又は分岐鎖の一価高
級アルコール、半硬化ヒマシ油(ヨウ素価30〜7
0)、モノ12−ヒドロキシステアリン酸グリセリン、
12−ヒドロキシステアリン酸ポリエチレングリコー
ル、12−ヒドロキシステアリン酸ポリオキシエチレン
ソルビタンからなる群より選択される一種又は二種以上 (B)成分:ポリオキシエチレンヒマシ油及び/又はポ
リオキシエチレン硬化ヒマシ油 (C)成分:可溶化剤 (D)成分:エチルアルコール (E)成分:水
【0009】また、第2の本発明は、;(A)成分
が、天然モクロウ、合成モクロウ、12−ヒドロキシス
テアリン酸、半硬化ヒマシ油(ヨウ素価30〜70)か
らなる群より選択される一種又は二種以上である記載
の可溶型水性整髪料。
【0010】また、第3の本発明は、;(A)成分及
び(B)成分を含有する固形整髪剤を製造した後、該固
形整髪剤を(C)成分の可溶化剤により、(D)成分の
エチルアルコール及び(E)成分の水の中に可溶化させ
ることを特徴とする又は記載の可溶型水性整髪料の
製造方法。
【0011】また、第4の本発明は、;又は記載
の可溶型水性整髪料を、ノンガスフォーマー容器に充填
することを特徴とするホイップ状整髪料。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳述
する。
【0013】本発明の(A)成分として、天然モクロ
ウ、合成モクロウ、炭素数が14〜22の直鎖又は分岐
鎖で水酸基を有してもよい高級脂肪酸、炭素数が14〜
22の直鎖又は分岐鎖の一価高級アルコール、半硬化ヒ
マシ油(ヨウ素価30〜70)、モノ12−ヒドロキシ
ステアリン酸グリセリン、12−ヒドロキシステアリン
酸ポリエチレングリコール[エチレンオキサイドの付加
モル数20〜60]、12−ヒドロキシステアリン酸ポ
リオキシエチレンソルビタン[エチレンオキサイドの付
加モル数20]からなる群より選択される一種又は二種
以上を用いるが、その中でも天然モクロウ及び合成モク
ロウの様なグリセライド、12−ヒドロキシステアリン
酸、半硬化ヒマシ油(ヨウ素価30〜70)からなる群
より選択される1種又は2種以上が整髪力に優れるので
好ましい。これら(A)成分の配合量としては、(A)
成分及び(B)成分を含有する固形整髪剤の総量を基準
として、好ましくは0.5〜30質量%、特に好ましく
は1〜20質量%である。
【0014】本発明の(B)成分であるポリオキシエチ
レンヒマシ油及び/又はポリオキシエチレン硬化ヒマシ
油は、毛髪等に付着している固形整髪剤の水への溶解性
を付与し、洗浄性を改善するために配合される。その中
でも、ポリオキシエチレンヒマシ油[エチレンオキサイ
ドの付加モル数3〜60]、ポリオキシエチレン硬化ヒ
マシ油[エチレンオキサイドの付加モル数5〜100]
が好ましい。これら成分の配合量としては、(A)成分
及び(B)成分を含有する固形整髪剤の総量を基準とし
て、好ましくは10〜97.5質量%である。
【0015】本発明の可溶型水性整髪料への、(A)成
分及び(B)成分を含有する固形整髪剤の配合量は、可
溶型水性整髪料の総量を基準として、好ましくは0.1
〜10質量%、特に好ましくは0.5〜5質量%であ
る。配合量が0.1質量%未満では整髪効果が不十分な
場合があり、10質量%を超えて配合しても、それに見
合った効果の増大が得られない場合があり、整髪料の安
定性を維持することが困難な場合がある。
【0016】本発明の可溶型水性整髪料には、(A)成
分及び(B)成分を含有する固形整髪剤を、(D)成分
のエチルアルコールと(E)成分の水との中に可溶化す
るために、(C)成分である可溶化剤が必要である。本
発明(C)成分の可溶化剤としては、通常化粧料に用い
られるものであれば特に制限されず、例えば、ポリオキ
シエチレンソルビタン脂肪酸エステル[エチレンオキサ
イドの付加モル数20、脂肪酸の炭素数12〜18で、
直鎖状、分岐鎖状、飽和、不飽和のいずれでもよい]、
ポリオキシエチレンヒマシ油[エチレンオキサイドの付
加モル数40〜60]、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ
油[エチレンオキサイドの付加モル数40〜100]、
ポリオキシエチレンアルキルエーテル[エチレンオキサ
イドの付加モル数10〜50、アルキルの炭素数12〜
18で、直鎖状、分岐鎖状、飽和、不飽和のいずれでも
よい]、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル[エチ
レンオキサイドの付加モル数25〜55、脂肪酸の炭素
数12〜18で、直鎖状、分岐鎖状、飽和、不飽和のい
ずれでもよい]、ポリグリセリン脂肪酸エステル[グリ
セリンの付加モル数6〜10、脂肪酸の炭素数12〜1
8で、直鎖状、分岐鎖状、飽和、不飽和のいずれでもよ
い]、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル
[エチレンオキサイドの付加モル数30〜60、脂肪酸
の炭素数12〜18で、直鎖状、分岐鎖状、飽和、不飽
和のいずれでもよい]、ポリオキシエチレングリセリン
脂肪酸エステル[エチレンオキサイドの付加モル数1
5、脂肪酸の炭素数12〜18で、直鎖状、分岐鎖状、
飽和、不飽和のいずれでもよい]、ポリオキシエチレン
ポリオキシプロピレンアルキルエーテル[エチレンオキ
サイドの付加モル数10〜30、プロピレンオキサイド
の付加モル数2〜10、アルキルの炭素数12〜18
で、直鎖状、分岐鎖状、飽和、不飽和のいずれでもよ
い]等のノニオン性界面活性剤、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル硫酸塩[エチレンオキサイドの付加モル
数2〜5、アルキルの炭素数12〜18で、直鎖状、分
岐鎖状、飽和、不飽和のいずれでもよい]、ポリオキシ
エチレンアルキルエーテルカルボン酸及びその塩[エチ
レンオキサイドの付加モル数2〜10、アルキルの炭素
数12〜18で、直鎖状、分岐鎖状、飽和、不飽和のい
ずれでもよい、カルボン酸の炭素数12〜18で、直鎖
状、分岐鎖状、飽和、不飽和のいずれでもよい]、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテルリン酸及びその塩[エ
チレンオキサイドの付加モル数2〜10、アルキルの炭
素数12〜18で、直鎖状、分岐鎖状、飽和、不飽和の
いずれでもよい]、N−アシルアラニン塩、N−アシル
グルタミン酸塩、N−アシルアスパラギン酸塩等のアニ
オン性界面活性剤、ポリエーテル変性シリコーン等のシ
リコーン系界面活性剤等が挙げられる。特に好ましく
は、モノヤシ油脂肪酸POE(20)ソルビタン、モノ
ラウリン酸POE(20)ソルビタン、モノオレイン酸
POE(20)ソルビタン、POE(80)硬化ヒマシ
油、POE(40)ヒマシ油、POE(20)オレイル
エーテル、モノラウリン酸デカグリセリル、N−ヤシ油
脂肪酸アシル−DL−アラニントリエタノールアミン、
N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸トリエタノ
ールアミン、N−アシル−L−アスパラギン酸トリエタ
ノールアミン、POEメチルポリシロキサン共重合体で
ある。上記以外の可溶化剤を用いた場合、固形整髪剤の
アルコール水溶液中での溶解安定性や、特に充填容器と
して、ノンガスフォーマー容器を用いた場合の発泡性が
十分でない場合があり、また十分に可溶化されていない
と、ノンガスフォーマー容器のポンプ機構内で固化し、
噴出させることができなくなる場合がある。
【0017】上記(C)成分の可溶化剤は、一種又は二
種以上を組み合わせて用いることができる。その配合量
は、可溶型水性整髪料の総量を基準として、0.1〜1
5質量%が好ましく、特に好ましくは0.5〜10質量
%である。配合量が0.1質量%未満では、固形整髪剤
のアルコール水溶液中での溶解安定性が不十分な場合が
あり、15質量%を超えて配合した場合、ノンガスフォ
ーマー容器を用いた際に、適当な消泡性を有するホイッ
プ状の整髪料が得られにくい場合がある。
【0018】本発明の(D)成分のエチルアルコール
は、一般的に化粧料に用いられるものであり、通常化粧
料では基剤の溶解性、使用時の清涼感(爽快感)、使用
後のサッパリした感触の調整及び防腐性等を目的として
配合されるものである。又、プロピレングリコール、ジ
プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、
ポリエチレングリコール、イソプレングリコール等の多
価アルコールを併用すると、感触及び防腐力がさらに改
善され、好ましい。
【0019】本発明の(D)成分のエチルアルコールの
配合量は、可溶型水性整髪料の総量を基準として、5〜
60質量%が好ましく、特に好ましくは10〜50質量
%である。配合量が5質量%未満では、固形整髪剤の溶
解安定性を維持することが困難な場合があり、60質量
%を超えて配合した場合、ノンガスフォーマー容器を用
いた際、消泡性が勝り、ホイップ状の整髪料が得られに
くい場合がある。
【0020】本発明の(E)成分の水の配合量は、可溶
型水性整髪料の総量を基準として、30〜80質量%が
好ましい。
【0021】上記(A)〜(E)成分を含有する本発明
の可溶型水性整髪料の製造方法としては、(A)成分及
び(B)成分を含有する固形整髪剤を予め製造し、得ら
れた該固形整髪剤を、(D)成分のエチルアルコール及
び(E)成分の水の中に攪拌下添加し、(C)成分の可
溶化剤により可溶化させることが好ましい。(C)成分
の配合時期としては、固形整髪剤中に添加することも可
能であるが、(D)成分及び/又は(E)成分中に添加
することが好ましい。
【0022】また、(A)成分及び(B)成分を含有す
る固形整髪剤の製造方法としては、(A)成分と(B)
成分、好適にはさらに抗酸化剤を添加し、約85℃に加
熱、混合溶解して約70℃まで冷却攪拌し、次にステン
レス製バットに厚さ約3mm、ろ過をして流し込み、−
10℃の冷凍庫で急冷、固化する等して製造することが
できる。
【0023】上記方法で得られた可溶型水性整髪剤は、
少なくとも5℃以上の保存温度では可溶化状態が保持さ
れ、透明な液状を呈する。
【0024】本発明の可溶型水性整髪料は、ノンガスフ
ォーマー容器に充填することが好ましい。ノンガスフォ
ーマー容器に充填することにより、整髪料と空気が混合
し噴出され、微細な泡沫のホイップ状となるため、さら
に優れた使用感及び使用性を得ることができる。ホイッ
プ状の整髪料は経時とともに泡沫が消失し液状となり、
毛髪に塗布し易く、また消泡するので毛髪の外観を損な
うこともない。
【0025】本発明に用いられるノンガスフォーマー容
器は、容器内の化粧料を空気と混合し、メッシュや多孔
体等の泡生成手段を通過させることにより発泡させ、噴
出するものであり、泡生成手段を設けたポンプ機構を上
下に押圧するポンプ式のもの、又はボトル若しくはチュ
ーブをスクイズすることによってボトルの内部に設けた
泡生成機構に空気を圧入するスクイズ式のもの等が使用
できる。具体的には、特公昭52−16567公報、実
公昭60−24426公報、実開昭62−103458
公報、実公昭62−42785公報、実公昭62−42
786公報、実公昭62−42787公報、実開昭58
−174272公報、実開平3−7963公報、米国特
許第4,531,659公報、米国特許第3,709,
437号公報、及び特願2000−349047号の願
書に最初に添付された明細書又は図面等に開示されてい
る様な容器を用いることができる。
【0026】本発明の可溶型水性整髪料には、上述の必
須成分以外に、通常の化粧料、医薬部外品、医薬品等に
用いられる各種任意成分を、本発明の目的を達成する範
囲内で適宜配合することができる。例えば、一価アルコ
ール(エチルアルコールを除く)、防腐剤、消炎剤、殺
菌剤、色素、香料等が挙げられる。
【0027】具体的には、一価アルコールとしては、イ
ソプロパノール、ミリスチルアルコール、セタノール、
ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベ
ヘニルアルコール等が挙げられ、防腐剤としては、パラ
オキシ安息香酸エステル、安息香酸ナトリウム、フェノ
キシエタノール等が挙げられ、消炎剤としては、グリチ
ルリチン酸ジカリウム、グリチルリチン酸アンモニウ
ム、β−グリチルレチン酸等が挙げられ、殺菌剤として
はイソプロピルメチルフェノール、ヒノキチオール等が
挙げられる。
【0028】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明する。
【0029】実施例1,2、比較例1,2 表1に示す組成の固形整髪剤を先ず常法により製造し
た。以下の配合量の単位は質量%である。
【0030】 (表1) 成分 製造例1 製造例2 製造例3 製造例4 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 天然モクロウ − 0.25 10.0 − 合成モクロウ − − − 10.0 半硬化ヒマシ油 − − 1.0 1.0 (IV=5) 12−ヒドロキシ ステアリン酸 2.5 2.25 − − POE(80)硬化 ヒマシ油 22.5 22.5 − − POE(40)ヒマシ油 75.0 75.0 − − ヒマシ油 − − 89.0 89.0
【0031】次の上記で得られた固形整髪剤(製造例1
〜4)を、それぞれ下記処方にて可溶化剤を含むエタノ
ール及び水の中に添加、攪拌し可溶型水性整髪料(実施
例1,2、比較例1、2)を製造した。 (表2) 表1記載の固形整髪剤 5.0 モノラウリン酸POE(20)ソルビタン 2.0 エタノール 40.0 純水 残量
【0032】製造例1,2の固形整髪剤を添加した実施
例1,2の可溶型水性整髪料は、固形整髪剤が十分に可
溶化され透明な液状となり、5〜45℃の保存試験でも
安定であった。しかし、製造例3,4の固形整髪剤を添
加した比較例1,2の可溶型水性整髪料は、固形整髪剤
をエタノール及び水の中に可溶化させることはできなか
った。
【0033】上記の実施例1,2の可溶型水性整髪料
を、ノンガスフォーマー容器(ポンプフォーマー:メッ
シュ内蔵のポンプ式、大和製罐社製)に充填しホイップ
状整髪料(実施例3,4)とし、以下の使用感触評価試
験を行った。また、実施例5は、実施例1の可溶型水性
整髪料を通常のガラス容器に充填して通常のヘアーリク
イドとして使用したものである。さらに、水溶性高分子
と液状油を含有する市販のヘアーリクイド(通常のガラ
ス容器に充填)を比較例3として評価した。
【0034】[使用感評価試験]パネラー20名に1週
間連続使用させた後、「泡の状態」、「使い易さ」、
「整髪力」、「毛髪全体への延展性(塗布し易さ)」、
「潤滑性油性感(べたつき感のなさ)」、「洗浄性(洗
い落とし性)」の良否を判断してアンケートに答え、そ
の評価を以下のように判定した。
【0035】 評価基準 評価記号 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 良いと答えた人が18人以上の場合 ◎ 良いと答えた人が14〜17人の場合 ○ 良いと答えた人が8〜13人の場合 △ 良いと答えた人が7人以下の場合 ×
【0036】以下、評価結果を示す。 実施例3 実施例4 実施例5 比較例3 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 抱の状態 ◎ ◎ − − 使い易さ ◎ ◎ × × 整髪力 ◎ ◎ ◎ △ 延展性 ◎ ◎ ○ △ 潤滑性油性感 ◎ ◎ ◎ △ 洗浄性 ◎ ◎ ◎ ◎
【0037】上記結果より明らかなように、本発明の可
溶型水性整髪料は、使用部位に塗布し易く、延展性に優
れるため、広範囲に均一に塗布することができ、また塗
布後にべたつき感がほとんどなく、簡単に洗い流すこと
ができ、優れた性能を有していた。特に、ノンガスフォ
ーマー容器に充填することにより、液の垂れ落ちがな
く、使用性に優れ、均一に塗布することができ好ましい
との評価結果を得た。
【0038】実施例6 次の組成の可溶型水性整髪料を常法により調製した後、
ポンプフォーマー(大和製罐社製)に充填し、ホイップ
状整髪料を得た。
【0039】 配合成分 配合量 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 製造例1の固形整髪剤 2.0 POE(80)硬化ヒマシ油 3.0 グリセリン 1.0 エチルアルコール 30.0 メチルパラベン 0.1 アロエエキス 0.5 純水 残量
【0040】実施例7 次の組成の可溶型水性整髪料を常法により調製した後、
ポンプフォーマー(大和製罐社製)に充填し、ホイップ
状整髪料を得た。
【0041】 配合成分 配合量 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 製造例2の固形整髪剤 3.0 モノラウリン酸デカグリセリル 2.0 エチルアルコール 30.0 イソプロピルメチルフェノール 0.1 純水 残量
【0042】実施例6,7の固形整髪剤を含有したホイ
ップ状整髪料はいずれも優れた効果を示し、さらに使用
感及び使用性に優れていた。
【0043】
【発明の効果】以上記載のごとく、本発明の可溶型水性
整髪料は、整髪力と洗浄性に優れ、塗布後のべとつき感
も少なく、さらに使用感と使用性に優れた整髪料を提供
することは明らかである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の(A)成分及び(B)成分を含有
    する固形整髪剤と、(C)〜(E)成分とを含有する可
    溶型水性整髪料。 (A)成分:天然モクロウ、合成モクロウ、炭素数が1
    4〜22の直鎖又は分岐鎖で水酸基を有してもよい高級
    脂肪酸、炭素数が14〜22の直鎖又は分岐鎖の一価高
    級アルコール、半硬化ヒマシ油(ヨウ素価30〜7
    0)、モノ12−ヒドロキシステアリン酸グリセリン、
    12−ヒドロキシステアリン酸ポリエチレングリコー
    ル、12−ヒドロキシステアリン酸ポリオキシエチレン
    ソルビタンからなる群より選択される一種又は二種以上 (B)成分:ポリオキシエチレンヒマシ油及び/又はポ
    リオキシエチレン硬化ヒマシ油 (C)成分:可溶化剤 (D)成分:エチルアルコール (E)成分:水
  2. 【請求項2】 (A)成分が、天然モクロウ、合成モク
    ロウ、12−ヒドロキシステアリン酸、半硬化ヒマシ油
    (ヨウ素価30〜70)からなる群より選択される一種
    又は二種以上である請求項1記載の可溶型水性整髪料。
  3. 【請求項3】 (A)成分及び(B)成分を含有する固
    形整髪剤を製造した後、該固形整髪剤を(C)成分の可
    溶化剤により、(D)成分のエチルアルコール及び
    (E)成分の水の中に可溶化させることを特徴とする請
    求項1又は2記載の可溶型水性整髪料の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の可溶型水性整髪料
    を、ノンガスフォーマー容器に充填することを特徴とす
    るホイップ状整髪料。
JP2000392120A 2000-12-25 2000-12-25 可溶型水性整髪料 Pending JP2002193762A (ja)

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JP2019116470A (ja) * 2017-12-26 2019-07-18 ロート製薬株式会社 外用組成物

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