JP2002193705A - 空気中に含まれる細菌を駆除するために拡散する抗菌性組成物、その組成物を拡散する方法 - Google Patents

空気中に含まれる細菌を駆除するために拡散する抗菌性組成物、その組成物を拡散する方法

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    • A61P31/04Antibacterial agents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気中に含まれる細菌を駆除するために拡散
する抗菌組成物およびその組成物を拡散する方法を提供
する。 【解決手段】 本発明は、囲いの空気中に含まれる細菌
を駆除するための、処理すべき囲いの空気中に拡散する
組成物を提供する。この組成物は、例えばイソプロピル
アルコールを含む溶媒に溶解した2−フェニルフェノー
ルおよび天然および/または合成チモールからなる。本
発明はまた、処理すべき囲いの空気中の細菌を駆除する
方法を提供し、この方法は、上記囲いの空気中に抗菌組
成物を拡散する工程を含む。最後に、本発明は、上記方
法を実施するための触媒燃焼フラスコの使用を提供す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、処理すべき囲いの
空気中に含まれる細菌を駆除するために拡散する組成物
に関する。本発明はまた、上記組成物を拡散する工程を
含む細菌を駆除する方法に関する。最後に、本発明は、
その方法を実施するための触媒燃焼フラスコ(catalytic
combustion flask)の使用に関する。
【0002】
【従来の技術】細菌を駆除するために以前から知られて
いる技術は、一般的には汚染された表面に直接適用され
る殺菌剤で実施する。
【0003】抗菌性防腐剤を保存するための知られてい
る広範囲の化合物には、「preventol O extra 」または
実際に「E 231 」として商業的に知られている2−フェ
ニルフェノールが挙げられる。この化合物は、多くの殺
菌剤および界面活性剤の調製において使用され、そして
多くの製品を保存するためにも使用することができる。
2−フェニルフェノールは、細菌、酵母、カビ等に対す
る広範囲の効果を有する。
【0004】商品であるエキストラレッドタイムエッセ
ンス(extra red thyme essence) は、抗菌活性を有する
ことが知られている別の化合物である。これは、歯磨き
粉、うがい薬のための消毒薬…のような一定の薬剤にお
いて使用される。エキストラレッドタイムエッセンス
は、40重量%から最大52重量%までの天然チモー
ル、約20重量%のパラシメン、約3重量%〜4重量%
のカルバクロールを含み、残りは、テルペンおよびアル
コールから構成される。
【0005】合成チモールもまた知られている。
【0006】したがって、これらの2つの化合物は、抗
菌性化合物として周知であり、これらは、処理すべき表
面への接触によって作用する。
【0007】空気を浄化するための装置もまた、存在す
る。これらは、イオン化器(ionizer)、清浄器、噴霧
器、またはエーロゾル缶の形態である。
【0008】イオン化器は、より具体的には塵を除去す
るために採用される。その使用によりオゾンが発生し、
人体に危険となり得る欠点がある。
【0009】空気清浄器は、より具体的には空気中の塵
に作用する。
【0010】噴霧器およびエーロゾル缶は、物質を拡散
するために役に立ち、これらは多少細かい液滴の形態で
空気中に含む。この物質は、その液滴の与えられた寸法
で、同様に接触によって主に作用する。
【0011】これらの大きなサイズの液滴は、作用する
特定の表面積を提供し、この表面積は大量のより小さな
液滴で得られる表面積よりも小さい。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】それにもかかわらず、
抗菌組成物を噴霧器またはエーロゲル缶によって拡散す
るより他はない。しかしながら、囲い(enclosure) 中の
空気中に含まれる細菌に対する上記装置の抗菌効果は、
まだ観測も証明もされていない。さらに、拡散方法は、
非常に局部的なままであり、そして治療することができ
るだけである。また、活性物質の濃度は、相当高いまま
であり、したがって使用者にとって比較的有害および/
または不快である。
【0013】本発明は上記の欠点を鑑みなされたもので
あり、その目的は、処理すべき囲いの空気中に含まれる
細菌を駆除するために、囲いの空気中に拡散するための
組成物を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の組成物は、例えばイソプロプルアルコー
ルからなる溶媒中に溶解した2−フェニルフェノールお
よび天然および/またはチモールを含むことを特徴とし
ている。
【0015】これら2つの化合物間に驚くべき相乗効果
があることが見出され、これは、2−フェニルフェノー
ルまたはチモールのいずれかを単独で拡散することによ
って達成される抗菌作用よりもかなり大きな空気中の細
菌における抗菌作用が得られる。
【0016】本発明の組成物は、約0.05重量%〜1
重量%の範囲にある割合の2−フェニルフェノールおよ
び約0.05重量%〜5重量%の範囲にある割合のチモ
ールからなることが好ましい。
【0017】上記で与えられた最小値以下の2−フェニ
ルフェノールの濃度およびチモールの濃度は、おそら
く、本発明の抗菌組成物を比較的短い時間、約20分間
拡散することで、処理すべき囲いの空気中に含まれる細
菌を24時間以内に最小で約75%、および好ましくは
少なくとも80%まで減らすように、任意の様式で固定
された所望の目的を達成するのに十分ではない。
【0018】上記で与えられた最大値より大きい2−フ
ェニルフェノールの濃度およびチモールの濃度は、もち
ろん、期待する抗菌効果を得ることができ、したがって
もっぱらより多いまたはより過剰のこれら2つの化合物
の重量濃度を有する本発明の抗菌組成物を拡散すること
を計画することができる。
【0019】それにもかかわらず、これらの最大値は、
種々のパラメータ(特にコストパラメータ)を考慮にい
れて決定されるので、その結果、活性な成分のコスト
が、商業的にそしてまた他の実際的な性質の理由のため
高価にならないようにする。
【0020】2−フェニルフェノールおよびチモールの
量は、公知の拡散方法で一般に使用される抗菌物質の量
より十分少ない。
【0021】また、本発明の組成物は、使用者に対する
二次効果をほとんど起こすことはなく、公知の方法より
ずっと少ない毒性があるだけである。
【0022】本発明の組成物は、約0.1重量%〜5重
量%の範囲、好ましくは約0.2重量%〜1.2重量%
の範囲にある2−フェニルフェノールとチモールとを足
した合計の割合を含むことが好ましい。
【0023】本発明で使用される活性物質の合計の量
は、先行技術より十分少なく、そして従来技術の1/1
0のオーダーの重量濃度で優れた効果を達成することが
できる。
【0024】上記組成物は、レッドタイムエッセンスを
含むことが好ましい。
【0025】上記組成物は、さらに1つ以上の他の天然
または合成化合物を含むことが好ましい。
【0026】例えば、香料等を含むことにより、拡散す
る際に発生する臭いが、使用者に対して好まれるものに
することができる。
【0027】本発明はまた、処理すべき囲いの空気中に
含まれる細菌を駆除する方法であり、囲いの空気中に抗
菌組成物を拡散する工程を含み、上記組成物を、上記溶
媒が完全にガス状態になる様式で拡散することを特徴と
している。
【0028】上記の構成によれば、細かく効果的な上記
組成物の拡散を保証することができる。
【0029】本発明の方法は、拡散を加熱中に溶媒を蒸
発させることによって行うことが好ましい。
【0030】本発明の方法は、上記組成物が、触媒燃焼
バーナーにより拡散され、溶媒は可燃性であり、例えば
イソプロピルアルコールを含むことが好ましい。
【0031】上記組成物が、触媒燃焼バーナーで触媒燃
焼することにより拡散されるので、触媒燃焼を使用する
ことは、上記組成物についての良好なおよび最適な拡散
を達成することができる。
【0032】細菌を駆除する本発明の方法の実施におい
て、可燃性の組成物を含み、そしてフラスコのネックに
固定されたカラー上に触媒燃焼バーナーを受け入れるよ
うに適合された触媒燃焼フラスコの使用を提供し、上記
バーナーは、下方への開口でありそして上記組成物に浸
る芯を受け入れる実質的に軸方向の空洞を備え、バーナ
ーは必要に応じてバーナーの上面から延びそして蒸発領
域を形成する無触媒の中央領域から触媒を支持する環状
周辺領域を分離する実質的に軸方向の環状溝、および/
または芯を受け入れる空洞の上部を大気と連通状態にす
るためのチャネルを備える。
【0033】また、本発明の使用は、空気中のありふれ
た細菌を駆除するために使用することが好ましい。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明において、細菌を駆除する
ことは、殺菌活性(この用語は、細菌を殺す特性を有す
る物質を表すのに使用される)および静菌活性(この用
語は、そのような細菌の発現を示す物質を表すのに使用
される)の両方を含む。これらの2つの活性の形態は、
用語「抗菌」に含まれる。
【0035】本発明の組成物は、例えばイソプロプルア
ルコールからなる溶媒中に溶解した2−フェニルフェノ
ールおよび天然および/またはチモールを含む。
【0036】これら2つの化合物間に驚くべき相乗効果
があることが見出され、これは、2−フェニルフェノー
ルまたはチモールのいずれかを単独で拡散することによ
って達成される抗菌作用よりもかなり大きな空気中の細
菌における抗菌作用が得られる。
【0037】一般的に、この組成物は約0.05重量%
〜1重量%の範囲にある割合の2−フェニルフェノール
および約0.05重量%〜5重量%の範囲にある割合の
チモールからなる。
【0038】上記で与えられた最小値以下の2−フェニ
ルフェノールの濃度およびチモールの濃度は、おそら
く、本発明の抗菌組成物を比較的短い時間、約20分間
拡散することで、処理すべき囲いの空気中に含まれる細
菌を24時間以内に最小で約75%、および好ましくは
少なくとも80%まで減らすように、任意の様式で固定
された所望の目的を達成するのに十分ではない。
【0039】上記で与えられた最大値より大きい2−フ
ェニルフェノールの濃度およびチモールの濃度は、もち
ろん、期待する抗菌効果を得ることができ、したがって
もっぱらより多いまたはより過剰のこれら2つの化合物
の重量濃度を有する本発明の抗菌組成物を拡散すること
を計画することができる。
【0040】それにもかかわらず、これらの最大値は、
種々のパラメータ(特にコストパラメータ)を考慮にい
れて決定されるので、その結果、活性な成分のコスト
が、商業的にそしてまた他の実際的な性質の理由のため
高価にならないようにする。
【0041】本発明の抗菌組成物が、触媒燃焼によって
拡散される場合、使用される触媒バーナーの早すぎる劣
化を避けるようにすることが必要である。
【0042】可能な場合には、本発明の抗菌組成物を、
または使用者に対して毒性であることが知られている煙
または化合物を発生させない様式で、拡散させなければ
ならない。補足点として発生する臭いは、使用者に好ま
れなければならない。
【0043】他の基準はまた、例えば、組成物の溶解性
または見掛け(appearance)等、本発明で使用される抗菌
化合物の一方および/または他方の重量濃度が限定され
る場合に考慮される。
【0044】有利な変形において、上記組成物は、約
0.1重量%〜0.3重量%の範囲にある割合の2−フ
ェニルフェノールおよび約0.2重量%〜2重量%の範
囲にある割合のチモールを含む。
【0045】好ましい変形において、上記組成物は、約
0.2重量%に等しい割合の2−フェニルフェノールお
よび約0.5重量%〜1重量%の範囲にある割合のチモ
ールを含む。
【0046】どちらの場合においても、2−フェニルフ
ェノールおよびチモールの量は、公知の拡散方法で一般
に使用される抗菌物質の量より十分少ない。
【0047】本発明の方法は、使用者に対する二次効果
をほとんど起こすことはなく、公知の方法よりずっと少
ない毒性があるだけである。
【0048】本発明の好ましい実施形態において、上記
組成物は、約0.1重量%〜5重量%の範囲、好ましく
は約0.2重量%〜1.2重量%の範囲にある2−フェ
ニルフェノールとチモールとを足した合計の割合を含
む。
【0049】本発明で使用される活性物質の合計の量
は、先行技術より十分少なく、そして従来技術の1/1
0のオーダーの重量濃度で優れた効果を達成することが
できる。
【0050】本発明はまた、処理すべき囲いの空気中に
含まれる細菌を駆除する方法を提供する。この方法は、
囲いの空気中に抗菌組成物を拡散する工程を含む。
【0051】本発明によれば、溶媒中に溶解した2−フ
ェニルフェノールおよびチモールを含む組成物は、上記
溶媒が完全にガス状態になる様式で拡散される。
【0052】有利なことに、上記組成物は、触媒燃焼バ
ーナーにより拡散され、溶媒は可燃性であり、例えばイ
ソプロピルアルコールを含む。
【0053】細菌を駆除する本発明の方法の実施におい
て、本発明はまた、可燃性の組成物を含み、そしてフラ
スコのネックに固定されたカラー上に触媒燃焼バーナー
を受け入れるように適合された触媒燃焼フラスコの使用
を提供し、上記バーナーは、下方への開口でありそして
上記組成物に浸る芯を受け入れる実質的に軸方向の空洞
を備え、バーナーは必要に応じてバーナーの上面から延
びそして蒸発領域を形成する無触媒の中央領域から触媒
を支持する環状周辺領域を分離する実質的に軸方向の環
状溝、および/または芯を受け入れる空洞の上部を大気
と連通状態にするためのチャネルを備える。
【0054】本発明の他の利点および特徴は、限定され
ることのない例を与え、そして添付の図面を参照した以
下の記載から明らかになる。
【0055】図1は以下に記載する試験を行うために使
用した触媒燃焼フラスコ(catalyticcombustion flask)
2を示す。
【0056】触媒燃焼フラスコ2は、可燃性組成物4を
入れ、そしてその上端で触媒燃焼バーナー(catalytic c
ombustion burner) 6を受入れるように適合され、触媒
燃焼バーナーは上記組成物に浸っている芯(wick)8を受
け入れる。
【0057】フラスコ2は、バーナー6が取り付けられ
る首10を有する任意の形状のフラスコであればよい。
【0058】可燃性組成物4は、溶媒からなり、一般的
に、この溶媒は、アルコール類に属し、そしてこれは例
えばイソプロピルアルコールからなるが、他のいかなる
適切な液体燃料からなってよい。上記液体燃料は、蒸発
および触媒燃焼が、通常の拡散の条件のもとで、使用者
に対して非常に毒性のある物質を発生しないことが好ま
しい。
【0059】拡散は、加熱しながら溶媒を蒸発させるこ
とにより行う。
【0060】本発明の可燃性組成物4は、必要に応じ
て、さらに1つ以上の他の化合物を含んでもよく、これ
は、例えば触媒燃焼システムによって共通に拡散される
化合物および特定の香料である、天然または合成化合物
である。
【0061】芯8は、従来のいかなる芯であってもよ
く、例えば綿芯(cotton wick) である。上記芯はまた、
無機材料であってもよく、例えば鉱質繊維(mineral fib
er) である。
【0062】図2に詳細に示すように、触媒燃焼バーナ
ー6は、例えばカオリンをベースとする、多孔質セラミ
ック材料からなるバーナーである。
【0063】触媒燃焼バーナーの底部6aにおいて、バ
ーナー6は、バーナー6に可燃性組成物4を供給する芯
8を受け入れるように適合された実質的に軸方向の空洞
12を有する。上記空洞12は、バーナー6の底部端6
cで開口しており、バーナー6の軸方向の大部分にわた
って軸方向に延びている。
【0064】バーナー6の上部6bにおいて、バーナー
6は、例えば元素を分類するための周期表のVIII属
に属する金属をベースとする、触媒を支持する環状周辺
領域14を有する。環状周辺領域14は、無触媒であ
り、そして蒸発領域を形成する中央領域16を取り囲
む。
【0065】図2に示す例において、バーナー6は、少
なくとも1つの開口チャネル18をその上部6bに有
し、空洞12の上部20を大気と連通状態にする。
【0066】この例において、従来の様式では、バーナ
ー6は、空洞12の直径より大きな直径で、バーナー6
の上面24から下方に延びる実質的に軸方向の環状の溝
22を有する。
【0067】この環状の溝22は、触媒を支持する環状
周辺領域14と上部6bの中央領域16との間の明らか
な分離を提供する。
【0068】バーナー6は、図2に示すように、支持3
0の補助的な肩28によって受け入れられる周辺肩26
を有する。
【0069】支持30は、フラスコ2の首10に直接挿
入することができる。
【0070】通常、支持30は、図2に概略的に示す種
類のカラー34の中央穴32に挿入され、カラー34
は、フラスコ2の首10に固定するように適合される。
【0071】支持30の主な効果は、バーナー6の使用
者が支持30およびバーナー6を押して、首10、カラ
ー34、支持30、およびバーナー6に共通する軸36
上のカラー34の正確な場所に促すことである。
【0072】触媒バーナーに関連する他のフラスコ構造
を用いるのを妨げることはない。特に、国際特許出願P
CT/FR99/00937号に記載される種々のフラ
スコは、本発明において有利に使用することができる。
【0073】種々の試験を行い、その試験は、溶媒に溶
解した2−フェニルフェノールおよびチモールを含む組
成物の処理すべき囲いの空気中に含まれる細菌に対する
強烈な抗菌活性を示した。そして、上記試験は、組成物
を溶媒が空気中で完全にガス状態になる様式で拡散する
場合、囲いの空気中に含まれる細菌に対する駆除におい
て得られる優れた相乗効果を明らかにした。
【0074】一般に、組成物の抗菌活性は、その駆除効
果(ED)(destructive effectiveness) を測定するこ
とにより決定される。この駆除効果(ED)は、式ED
=log10(N0/N) により定義され、ここで、N0 は問題
の組成物を拡散する前に測定した初期細菌数であり、そ
してNは、拡散の開始からの時間tで測定した細菌数で
ある。
【0075】試験した各組成物の拡散後の最初の数時間
に得られた駆除効果は、幾つかの場合において0.7の
オーダーの値に達するが、後に再汚染のため非常に急速
に効果が低下する場合には特に有利ではない。このよう
な結果は、上記の種類の従来の接触処理を用いて得られ
る結果と一致する。
【0076】信頼できる測定を提供する標準化された測
定装置がないので、試験1〜8を以下の操作方法を適用
して行った。試験される組成物をテーブルに置いた拡散
器に入れ、そのテーブルは50m3 の体積を有する部屋
の中央においた。
【0077】細菌の占有率を測定するために、空気をフ
ラスコから2.30m、そしてフラスコよりわずかに低
い位置に配置したエーロバイオコレクター(aerobiocoll
ctor) によってサンプリングした。
【0078】エーロバイオコレクターは、100L/分
の速度で空気を吸い取る装置であり、回収した空気に含
まれる細菌を与えるアガロースを含むペトリ皿のような
トラップを備える。
【0079】各試験において、初期の細菌占有率を、触
媒燃焼を実施する前に測定した。
【0080】試験1〜7において、試験する組成物を図
1に示した型のフラスコに導入し、フラスコを図2に記
載される触媒燃焼バーナーに備えつけた。
【0081】触媒燃焼を、継続して25分間行い、その
後中断した。次いで、細菌占有率を触媒の開始から一定
の時間で測定し、次いで対応するEDを決定した。
【0082】試験1〜7についての全ての組成物で使用
した溶媒は、水中で90体積%の濃度のイソプロピルア
ルコールであった。
【0083】抗菌物質が触媒燃焼によって拡散できるこ
とは、昔から知られていた。しかしながら、試験2〜4
はより一層対応する抗菌活性を測るのに役に立つ。
【0084】最初に、第1試験または試験1を溶媒それ
自身の抗菌活性を決定するために行った。
【0085】試験1は、上記の操作方法のもと、フラス
コにイソプロピルアルコールのみを導入することによっ
て行った。
【0086】この第1試験中に行った測定を図3におけ
る曲線Iで表す。
【0087】曲線Iは、低い駆除効果EDを示し、少な
くとも0.6の期待する値より非常に低かった。
【0088】EDは、1時間後最大値に達し、約0.4
1であった。これは、Rhodotorularubra (酵母)、Asp
ergillus niger 、Penicillium (カビ)のような空気
中のありふれた細菌のせいぜい60%が触媒燃焼バーナ
ーを点火した1時間後に駆除されることを意味する。
【0089】バーナーを点火した後、約3〜4時間低い
抗菌活性を持続した。その後、空気が劇的に再汚染され
ることが分かった。EDは約5時間後に0まで低下し、
拡散器の周辺の空気は、劇的に再汚染され、初期細菌占
有率(bacterial population)(N0 )に戻った。
【0090】試験1の結果は、実際にイソプロピルアル
コールは空気中の微生物の汚染に幾分の効果を有するこ
とを示し、この効果は、拡散器の周辺に限定され、そし
て非常に短い期間である。
【0091】達成されるべき期待する最小の目的は、抗
菌組成物が拡散し始めてから少なくとも24時間経過し
た後、最初に存在していた細菌の少なくとも3/4の駆
除であった。そしてこれは、期待するEDの最小値の約
0.60と対応し、この値は試験1において達成されな
かった。
【0092】1重量%レッドタイムのエッセンスを含
む、すなわち、多くとも0.52重量%の天然チモール
を有する組成物について試験2で測定されたEDは、比
較的低かった。
【0093】駆除効果の測定値が試験2における時間の
関数としてどれだけ変化したかを表す図4における曲線
IIにより示されるように、触媒燃焼を開始した23時
間後に達成した最大EDは、0.52であった。燃焼開
始55時間後、EDは0に低下した。
【0094】試験1および2で得られたED値を比較す
ると、イソプロピルアルコール中のレッドタイムエッセ
ンスの存在が非常にわずかに組成物の抗菌活性を向上さ
せることが分かり:試験1のたった60%と比較して、
第2の試験において空気中に含まれる最大70%の細菌
が駆除された。
【0095】しかしながら、本発明において期待する最
小値は、達成されなかった。
【0096】それでも、イソプロピルアルコール中にレ
ッドタイムエッセンスを導入することは、組成物の抗菌
活性の持続時間を延長することが認められた:EDは、
55時間経過した後に0まで低下し、そして試験1の場
合のように、触媒燃焼の開始から5時間だけではなかっ
た。
【0097】このことにより、レッドタイムエッセンス
の抗菌活性が確認されたが、いずれにしてもこの活性は
知られている。
【0098】試験3および4は、それぞれ0.2重量%
および1重量%の2−フェニルフェノールを含む2つの
組成物を試験した。
【0099】得られた時間の関数としてのEDの曲線
は、それぞれ、図3のIII(試験3)およびIV(試
験4)で表され、完全に比較される。
【0100】図3で組成物中の2−フェニルフェノール
の濃度を増加することは、即時の抗菌活性(治療効果)
の点または残留(remanence)抗菌活性(予防効果)の点
のいずれかからも、EDのいかなる測定可能な向上を導
かなかった。
【0101】さらに、EDは約0.7すなわち80%ま
で減少した細菌の数を可能にする最大ED値に達した
が、この効果は非常に急激に、触媒燃焼を開始した3時
間後に生じることがわかった。
【0102】抗菌活性の残留効果は、見られなかった。
試験3および4において、ED値は触媒燃焼を開始して
8時間後に0まで戻った。
【0103】続いて、2−フェニルフェノールを含む組
成物の抗菌活性は、囲い中の空気を浄化するのに必要で
ある要件と比較して全く不満足である。
【0104】したがって、試験1〜4において試験した
組成物は、一般的に細菌占有率において達成される大き
な減少を可能としなかった。実際の駆除効果は試験3お
よび4において0.7の値に達したが、これらの組成物
の抗菌活性は長い間続かなかった。
【0105】残留した抗菌活性は触媒燃焼フラスコ周辺
に局在化するようであるので、囲い中の空気は上記燃焼
が終わってすぐに再汚染された。さらに、わずかな細菌
のみが駆除された場合には、再汚染は急速に全体に起こ
る。
【0106】抗菌使用に関して試験1〜4における組成
物の不十分な抗菌活性は、標準試験(例えば、これらは
AFNOR、フランス標準協会(Franch Standards Ins
titution)によって記載される)で用いられる病原性細
菌で行われたさらなる結果によって裏付けられ、ここで
測定されたEDの値は、0であった。
【0107】したがって、試験1〜4は、本発明のデー
タで当業者が考慮することができることを示す。
【0108】本発明で期待する目的を、触媒燃焼を開始
して24時間後に駆除効率EDのために期待する値が少
なくとも0.6でおよび好ましくは0.7より大きく、
少なくとも75%まで処理すべき囲いの空気中に最初に
存在する細菌の数を減らすことに任意に決定した。
【0109】この目的は、試験5〜8の条件のもとで実
際に達成された。
【0110】試験5を、2−フェニルフェノールおよび
レッドタイムエッセンスの両方をそれぞれ0.2重量%
および1重量%(または最大0.5重量%の天然チモー
ル)の濃度で含む本発明の組成物で適用した。
【0111】図4の曲線Vは、試験5において測定され
たEDが最大値の1.01に達したことを示し、これは
細菌の90%以上が駆除されたことを意味し、そしてこ
れは触媒燃焼の開始23時間後に生じた。
【0112】明らかに、試験5は、レッドタイムエッセ
ンスと2−フェニルフェノールの間に驚くべきおよび予
期できない相乗効果を示し、ここでこの相乗効果は、前
出の試験2、3、および4の結果から予期できなかっ
た。
【0113】触媒燃焼の開始23時間後、EDは、試験
2においては0.52の最良の値に達し、試験3および
4では既に0に低下している。
【0114】試験5はまた、驚くべきそして特に有利な
残留減少を明らかにする。さらに、55時間で測定した
試験5の組成物のED値は、0.8であり、これは、依
然として84%減少した細菌占有率に対応する。このこ
とは、24時間で任意に設定した期間目標を十分越えて
いる。
【0115】触媒燃焼の開始168時間後、試験5のE
D値は依然として0.4、すなわち60%の減少であっ
た。
【0116】この残留は処理した囲いの全体の体積に対
する急速で強烈な作用の結果であると考えられる。
【0117】試験6を、2−フェニルフェノールおよび
合成チモールをそれぞれ0.2重量%および1重量%の
濃度で含む本発明の組成物で行った。経時的に行ったE
D測定は、図4の曲線VIにより表される。
【0118】31時間で達成された最大ED値は、1.
02であり、また90%以上減少した細菌占有率に対応
する。
【0119】試験6で示された結果は、本発明者らによ
り決定された要件に関して完全に満足いくものである。
それでも、残留減少は試験5ほど著しくはなかった。
【0120】試験7について、合成チモールの量を試験
6で使用した量と比較して半分にした。
【0121】図4の曲線VIIを参照して、試験7で得
られるED値は、2−フェニルフェノールの濃度を変化
させただけの前出の試験3および4の場合のように、試
験6で得られた値と同等であることがわかる。
【0122】人工チモールの量を減らすことは、試験中
の組成物の抗菌活性のレベルへの実際の影響をほとんど
有していないようである。したがって、2−フェニルフ
ェノールと組み合わせた非常に少量のチモールは、材料
のコストの点において有利な条件のもとで期待する抗菌
活性を得ることを可能にする。
【0123】しかしながら、天然チモールおよび人工チ
モールのそれぞれ割合が両方とも0.5重量%である試
験5および7を比較すると、組成物がレッドタイムエッ
センスを用いて調合された場合、残留効果がより一層著
しく、そのため残留効果は経時的により良好になる。
【0124】このことは、本発明の組成物による提供さ
れる新たな相乗効果を明らかにし、この相乗効果は、お
そらくレッドタイムエッセンスに含まれる天然チモール
以外の1つまたはそれ以上の化合物に起因する。
【0125】したがって、上記化合物のうち、チモール
の異性体であり、そしてまた抗菌剤として知られている
カルバクロールは、この第2の相乗効果に関係する。
【0126】試験8では、拡散を、異なるように行っ
た。試験中の抗菌組成物は、水に溶解した0.2重量%
の2−フェニルフェノールおよび1重量%のレッドタイ
ムエッセンスからなり、そしてその組成物を前出の試験
1〜7で使用した装置と同じ部屋の位置に配置された容
器に導入した。その後、容器を、2時間の間40℃〜8
0℃の範囲にある温度で組成物を維持するように加熱し
た。
【0127】細菌占有率は、試験1〜7のように同じサ
ンプリング技術を用いて試験中の組成物の拡散前、拡散
中、そして拡散後で測定した。
【0128】図4の曲線VIIIに示すように、試験8
で得られた最大ED値は0.63であり、これは4時間
で達成された。
【0129】それにもかかわらず、より良好な結果は、
より少量の抗菌剤を含む組成物をより高い温度まで加熱
することによって試験8において得られるようである。
【0130】4時間後、0.2重量%の2−フェニルフ
ェノールおよび1重量%のレッドタイムエッセンスを含
む組成物の抗菌活性は、試験8の場合より触媒燃焼によ
って拡散した場合のほうがかなり高かった。特に、試験
5では、試験8で継続した時間の1/5の時間の間継続
して拡散し、蒸発した溶媒の量は、試験5では12g、
ならびに試験8では13.1gであり、わずかに少なか
った。
【0131】このことは、触媒燃焼フラスコを用いる蒸
発によって得られる特に良好な拡散を有するこの抗菌組
成物に関する第3の相乗効果の存在を例示する。
【0132】試験1〜8で得られたデータを以下の表に
まとめ、ここで「ess.」、「2−PP」、「syn
th.」、および「*」は、それぞれ「レッドタイムエ
ッセンス」、「2−フェニルフェノール」、「合成チモ
ール」、および「測定せず」を意味する。
【0133】
【表1】
【0134】試験5および8のED値を比較すると、触
媒燃焼システムによる本発明の抗菌組成物の拡散は、空
気中に存在する細菌の90%以上を駆除することを可能
にし、この割合は、試験8の拡散方法を用いて達成され
ないことがはっきりとわかる。
【0135】驚くべきことに、本発明の抗菌組成物と関
連する触媒燃焼拡散によって提供される優れた抗菌活性
は、非常に有利な残留効果を示す。
【0136】触媒燃焼が25分の非常に短い時間だけ継
続したとしても、触媒燃焼の開始7日後のEDは依然と
して約0.4であるので、この残留効果は、試験5にお
いて用いた抗菌組成物について特に驚くべきものであ
る。
【0137】したがって、低い重量濃度で特定の2−フ
ェニルフェノールおよびチモールに関する組成物を拡散
するための触媒燃焼システムを用いることは、細かく効
果的な上記組成物の拡散を保証することができることが
わかり、これらの組成物の拡散に伴って経時的に細菌占
有率を減らすだけでなく、経時的残留を提供することを
可能にする。
【0138】この観測は、病原性細菌を用いて行われる
さらなる分析によって裏付けられる:Staphylococcus a
ureus およびPseudomonas aeruginosaは、接触した化合
物の抗菌活性を測定し確認するためのAFNOR標準で
用いられる5つの微生物のうちの2つである。
【0139】所定のPseudomonas aeruginosa数を播種し
た3つのプレートを、試験5と同じ組成物を含み図2に
記載される種類の触媒燃焼バーナーを備える図1に示す
型のフラスコから、それぞれ接近させて、50cm離し
て、および1m離して配置した。
【0140】試験5の組成物が30分で拡散した後、Ps
eudomonas aeruginosa数における大きな減少(具体的に
は89%)が、フラスコに接近して置いたプレートで観
測された。この減少は、その後縮小した。50cmに置
いたプレートについては45%であり、1mに置いたプ
レートについてはたった7%であった。
【0141】類似の結果が、Pseudomonas aeruginosaに
ついての上記と同じプロトコルを用いたStaphylococcus
aureus で行った試験で観測された。
【0142】Staphylococcus aureus 数の減少は、フラ
スコに接近して置いたプレートについて94%であり、
50cmに置いたプレートについて46%であり、そし
て1mに置いたプレートについて10%であった。
【0143】これら最後の2つの実験は、非常に少量の
2−フェニルフェノールおよびレッドタイムエッセンス
を用いただけでも、かなりの抗菌活性を上記組成物と直
接接触しない場合でさえ、2つの病原性微生物で得られ
ることを明らかに示し、これらの微生物はまた、化学的
および物理的攻撃に対する高いレベルの耐性を有するこ
とが知られている。上記耐性は、空気中のありふれた細
菌より明らかに強い。囲いの空気中に同じ病原性の細菌
が存在する場合、その細菌を駆除することも推定するこ
とができる。
【0144】このことは、処理すべき囲いの空気中に含
まれる細菌に対する本発明の組成物および方法の抗菌活
性が、空気中のありふれた細菌に対してだけでなく、空
気中に存在する耐性病原性細菌に対しても強力であるこ
とを示す。
【0145】それゆえ、空気中に、例えばRhodotorula
rubra 、Aspergillus niger 、Penicillium のようなあ
りふれた細菌だけでなく、Staphylococcus aureum およ
びPseudomonas aeruginosaを含む病原性細菌を駆除する
ために本発明を用いることが期待される。
【0146】したがって、本発明は、少量の活性化合物
のみを用い、そのため使用者の健康に対して危険がなく
抗菌組成物を拡散するという2倍の利点が存在し、抗菌
組成物とそれを拡散する方法との間の驚くべき第3の相
乗効果によってこれは行われる。
【0147】この相乗効果は、レッドタイムエッセンス
を用いた場合、より一層顕著になるようである。
【0148】少量の活性化合物を用いることによって安
全性は、比較的急速に実施される方法によってさらに向
上される。
【0149】もちろん、本発明は上記の実施形態に限定
されるものではなく、多数の変形および修飾が本発明の
範囲を越えない限り適用することができる。
【0150】特に、本発明の組成物を拡散する時間の長
さを増加することができ、それによってより速く最大駆
除効果値EDを達成できるようになる。
【0151】さらに、本発明の抗菌組成物および方法は
また、特に胞子、ウイルス、および細菌性胞子を含む真
菌類の駆除に関して、微生物に対して著しい効果を有す
る。
【0152】
【発明の効果】以上のように、本発明の組成物は、例え
ばイソプロプルアルコールからなる溶媒中に溶解した2
−フェニルフェノールおよび天然および/またはチモー
ルを含む構成である。
【0153】これら2つの化合物間に驚くべき相乗効果
があることが見出され、2−フェニルフェノールまたは
チモールのいずれかを単独で拡散することによって達成
される抗菌作用よりもかなり大きな空気中の細菌におけ
る抗菌作用が得られるという効果を奏する。
【0154】本発明の組成物は、約0.05重量%〜1
重量%の範囲にある割合の2−フェニルフェノールおよ
び約0.05重量%〜5重量%の範囲にある割合のチモ
ールからなることが好ましい。
【0155】上記で与えられた最小値以下の2−フェニ
ルフェノールの濃度およびチモールの濃度は、処理すべ
き囲いの空気中に含まれる細菌を24時間以内に最小で
約75%、および好ましくは少なくとも80%まで減ら
すように、任意の様式で固定された所望の目的を達成す
るのに十分ではない。
【0156】上記で与えられた最大値より大きい2−フ
ェニルフェノールの濃度およびチモールの濃度は、もち
ろん、期待する抗菌効果を得ることができ、したがって
もっぱらより多いまたはより過剰のこれら2つの化合物
の重量濃度を有する本発明の抗菌組成物を拡散すること
を計画することができる。
【0157】2−フェニルフェノールおよびチモールの
量は、公知の拡散方法で一般に使用される抗菌物質の量
より十分少ない。
【0158】また、本発明の組成物は、使用者に対する
二次効果をほとんど起こすことはなく、公知の方法より
ずっと少ない毒性があるだけである。
【0159】本発明の組成物は、約0.1重量%〜5重
量%の範囲、好ましくは約0.2重量%〜1.2重量%
の範囲にある2−フェニルフェノールとチモールとを足
した合計の割合を含むことが好ましい。
【0160】本発明で使用される活性物質の合計の量
は、先行技術より十分少なく、そして従来技術の1/1
0のオーダーの重量濃度で優れた効果を達成することが
できるという効果を奏する。
【0161】上記組成物は、レッドタイムエッセンスを
含むことが好ましい。
【0162】上記組成物は、さらに1つ以上の他の天然
または合成化合物を含むことが好ましい。
【0163】例えば、香料等を含むことにより、拡散す
る際に発生する臭いが、使用者に対して好まれるものに
することができるという効果を奏する。
【0164】本発明はまた、処理すべき囲いの空気中に
含まれる細菌を駆除する方法であり、囲いの空気中に抗
菌組成物を拡散する工程を含み、上記組成物を、上記溶
媒が完全にガス状態になる様式で拡散する構成である。
【0165】上記の構成によれば、細かく効果的な上記
組成物の拡散を保証することができるという効果を奏す
る。
【0166】本発明の方法は、拡散を加熱中に溶媒を蒸
発させることによって行うことが好ましい。
【0167】本発明の方法は、上記組成物が、触媒燃焼
バーナーにより拡散され、溶媒は可燃性であり、例えば
イソプロピルアルコールを含むことが好ましい。
【0168】上記組成物が、触媒燃焼バーナーで触媒燃
焼することにより拡散されるので、触媒燃焼を使用する
ことは、上記組成物についての良好なおよび最適な拡散
を達成することができるという効果を奏する。
【0169】細菌を駆除する本発明の方法の実施におい
て、可燃性の組成物を含み、そしてフラスコのネックに
固定されたカラー上に触媒燃焼バーナーを受け入れるよ
うに適合された触媒燃焼フラスコの使用を提供し、上記
バーナーは、下方への開口でありそして上記組成物に浸
る芯を受け入れる実質的に軸方向の空洞を備え、バーナ
ーは必要に応じてバーナーの上面から延びそして蒸発領
域を形成する無触媒の中央領域から触媒を支持する環状
周辺領域を分離する実質的に軸方向の環状溝、および/
または芯を受け入れる空洞の上部を大気と連通状態にす
るためのチャネルを備える。
【0170】また、本発明の使用は、空気中のありふれ
た細菌を駆除するために使用することが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の方法を実施するために使用す
ることができる触媒燃焼バーナーに取り付けられたフラ
スコの概略の立面図である。
【図2】本発明の方法の好ましい実施における、図1に
示したバーナー、バーナーのための支持、および支持を
受け入れるために適したカラーの拡大概略の軸方向の断
面図である。
【図3】試験1〜4の間の時間ごとにプロットした時間
の関数としての駆除効果の測定を示す曲線I〜IVのグ
ラフである。
【図4】試験2および5〜8の間の時間ごとにプロット
した時間の関数としての駆除効果の測定の曲線IIおよ
びV〜VIIIを示すグラフである。
【符号の説明】
2 触媒燃焼フラスコ 4 可燃性組成物 6 触媒燃焼バーナー 8 芯 10 首 12 空洞 14 環状周辺領域 16 中央領域 18 チャネル 20 上部 22 環状溝 24 上面 34 カラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61L 9/01 A61L 9/01 M R 9/02 9/02 9/03 9/03 9/04 9/04 Fターム(参考) 4C080 AA03 BB05 CC01 HH03 JJ01 KK06 LL04 MM12 MM18 MM31 NN15 QQ13 4H011 AA02 AA03 BA01 BA06 BB03 BC01 BC03 DA13 DB04 DD05 DE04 DF04 DF06

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】処理すべき囲いの空気中に含まれる細菌を
    駆除するために、上記囲いの空気中に拡散する組成物で
    あって、 上記組成物は、溶媒中の2−フェニルフェノールおよび
    天然および/または合成チモールを含むことを特徴とす
    る組成物。
  2. 【請求項2】2−フェニルフェノールの割合が約0.0
    5重量%〜1重量%の範囲にあり、そしてチモールの割
    合が約0.05重量%〜5重量%の範囲にあることを特
    徴とする請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】2−フェニルフェノールとチモールとを足
    した合計の割合が、0.1重量%〜5重量%の範囲にあ
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】レッドタイムエッセンスを含むことを特徴
    とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の組成物。
  5. 【請求項5】さらに1つ以上の他の天然または合成化合
    物を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項
    に記載の組成物。
  6. 【請求項6】処理すべき囲いの空気中に含まれる細菌を
    駆除する方法であって、 上記方法は、上記囲いの空気中に抗菌組成物を拡散する
    工程を含み、 請求項1〜5のいずれか1項に記載の組成物を溶媒が完
    全にガス状態になる様式で拡散することを特徴とする方
    法。
  7. 【請求項7】拡散を、加熱中に溶媒を蒸発させることに
    よって行うことを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】上記組成物を、触媒燃焼バーナーで拡散
    し、上記溶媒が可燃性であることを特徴とする請求項6
    または7記載の方法。
  9. 【請求項9】細菌を駆除するための請求項6〜8のいず
    れか1項に記載の方法を実施する触媒燃焼フラスコ
    (2)の使用であって、 上記フラスコ(2)は、可燃性組成物(4)が入るよう
    に、そしてその首(10)に固定されたカラー(34)
    上に、触媒燃焼バーナー(6)を受け入れるように適合
    されており、 上記バーナー(6)は、下方に開口があり、上記組成物
    (4)に浸す芯(8)を受け入れる実質的に軸方向の空
    洞(12)を備えることを特徴とする触媒燃焼フラスコ
    の使用。
  10. 【請求項10】上記バーナー(6)は、 上記バーナー(6)の上面(24)から延び、そして蒸
    発領域を形成する無触媒中央領域(16)から触媒を支
    持する環状周辺領域(14)を分離する実質的に軸方向
    の環状溝(22):および/または芯(8)を受け入れ
    る空洞(12)の上部(20)を大気と連通状態にする
    ためのチャネル(18)を備えることを特徴とする請求
    項9に記載の使用。
  11. 【請求項11】空気中のありふれた細菌を駆除するため
    の請求項9または10に記載の使用。
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