JP2002192467A - 研掃方法、および同装置 - Google Patents

研掃方法、および同装置

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JP2002192467A
JP2002192467A JP2000393812A JP2000393812A JP2002192467A JP 2002192467 A JP2002192467 A JP 2002192467A JP 2000393812 A JP2000393812 A JP 2000393812A JP 2000393812 A JP2000393812 A JP 2000393812A JP 2002192467 A JP2002192467 A JP 2002192467A
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Japan
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rotary desk
endless annular
belt
annular belt
abrasive material
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JP2000393812A
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Jun Tanigawa
準 谷川
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Sanpoo KK
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SANPOO KK
Sanpoo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 羽根によって研掃材を投射する方式の研掃方
法および研掃装置を改良して、研掃材粒子を挟み込んだ
り溜め込んで圧力を加えたりしないようにして、複合研
掃材を使用するに好適な、しかも通常の研掃材も投射で
きる研掃技術を提供する。 【解決手段】 ロータリーデスク1の翼1cの先端が描
く軌跡の円ciに対し、ほぼ接せしめて無端環状ベルト
7を張り渡し、該無端環状ベルト7を矢印d′のように
走行させて研掃材(斑点で表す)を搬送する。ロータリ
ーデスク1の翼1cは、この研掃材を掬い投げる形で矢
印c方向に投射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小粒状ないし微粒
状の研掃材を被加工物の表面に衝突させて研磨する方
法、および同装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】研掃材を被加工物に投射する研掃技術を
大別すると、ロータリーデスクを用いて投射する方式
と、空気流に研掃材を乗せて吹きつける方式と、遠心力
・空気流を併用する方式とが有る。本発明は、羽根によ
って研掃材を投射する方法の技術を適用の対象とする
が、空気流を併用することもできる。従って、本発明の
本質的部分は羽根による研掃材投射機構である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】研掃技術が開発された
初期においては、研掃材として砂やショットが用いられ
たが、その後の発達により、ダイヤモンド等の超硬質材
料の粉末が用いられるようになり、硬質の被加工物も研
磨できるようになり、かつ、微細なパターンに対応する
研磨も可能になった。さらに、最近では複合研掃材が発
明され、広く用いられるようになった。この複合研掃材
は、弾力性を有する材料の小粒(粒径0.1〜2mm)
を担体とし、3000〜5000メッシュの超硬物質微
粉末を付着させたものであって、不規則な形状の面の艶
出し研磨が可能である等の長所を有している。上記の複
合研掃材は、圧縮されると研掃材の担体粒子が相互に接
着されて固まってしまうので、この複合研掃材を用いて
研掃することは相当に難しい。その難しさを要約する
と、研掃材を挟みつけたり溜め込んだりして圧力を加え
ることなく、常に流動させながら研掃作業を遂行しなけ
ればならないということである。本発明は上述の事情に
鑑みて為されたものであって、研掃材を挟み込んだり溜
め込んで圧力を加えたりすることなく、羽根によって投
射する技術を提供することを目的とする。ただし本発明
は、複合研掃材以外の研掃材を用いる場合にも適用され
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに創作した請求項1に係る発明方法の構成は(図1参
照)研掃材を羽根によって投射する方式の研掃方法にお
いて、多数の翼1cを周囲に配列したロータリーデスク
1を構成するとともに、上記多数の翼の先端を通る円C
iの接線にほぼ沿わしめて、かつ、水平線に対して傾斜
せしめて、樋状の研掃材案内2を設け、上記樋状研掃材
案内部材の傾斜面上で研掃材を滑降せしめつつ、滑降し
てきた研掃材を、ロータリーデスクの翼によって前記の
接線方向に斜め下方へ弾き飛ばして投射することを特徴
とする。
【0005】請求項2に係る発明方法の構成は(図2参
照)研掃材を羽根によって投射する方式の研掃方法にお
いて、周囲に多数の翼1cを列設したロータリーデスク
1を構成するとともに、少なくとも2個のプーリに巻き
掛けて張り渡した無端環状ベルト7を、前記多数の翼の
先端を通る円Ciにほぼ接せしめて配置し、上記プーリ
を回転させて無端環状ベルトを循環回転させながら、該
無端環状ベルトの上に研掃材を供給して、前記多数の翼
の先端が描く円の接線に沿わしめて該研掃材を搬送し、
前記無端環状ベルトで搬送されている研掃材を、ロータ
リーデスクの翼で弾き飛ばして投射することを特徴とす
る。
【0006】請求項3に係る発明方法の構成は(図3参
照)研掃材を羽根によって投射する方式の研掃方法にお
いて、多数の翼8aを列設した無端環状の羽根付きベル
ト8をプーリ5,6に巻き掛けて、その一部分をほぼ水
平に張り渡し、上記プーリを回転させて上記無端環状羽
根付きベルトの一部分をほぼ水平に走行させ、水平に走
行している無端環状羽根付きベルトの上に研掃材を供給
して、ほぼ水平方向に搬送し、上記無端環状羽根付きベ
ルトの一部が走行し、プーリに差しかかって円弧方向に
走行する際、該無端環状羽根付きベルト上の研掃材を上
記円弧方向に搬送し、上記の円弧方向に搬送される研掃
材を遠心力によって飛散せしめるとともに、配設された
多数の翼の列の一部を覆うカバー状の研掃材案内によっ
て、上記研掃材の飛散方向を制御することを特徴とす
る。
【0007】請求項4の発明方法の構成は(図4参照)
ロータリーデスクによって研掃材を投射する方法におい
て、ロータリーデスク10の周囲に設けられている多数
の羽根相互の間に形成される研掃材通路の形状を、研掃
材の入口である供給口10dから、研掃材の出口である
射出口10eまでの間、通路断面積がほぼ一定であるよ
うに構成し、投射すべき研掃材を、前記のロータリーデ
スクの外側から、ロータリーデスクの研掃材通路の供給
口10dに直近の箇所へ搬入することを特徴とする。
【0008】請求項5に係る発明方法の構成は(図5参
照)ロータリーデスクにより研掃材に遠心力を与えて投
射する方法であって、ロータリーデスク1の周囲に巻き
掛けた無端環状ベルト7を巻き掛けて該ロータリーデス
クを回転させるとともに、上記ロータリーデスクの回転
に伴って該ロータリーデスクから巻き出されて離間した
無端環状ベルトをベルト離間側プーリ15に巻き掛け、
さらにロータリーデスクの背面側に設けられたプーリ1
6に掛け回した上で、ベルト接触開始側のプーリ14に
巻き掛け、前記ロータリーデスク1に掛けて一巡させ、
前記ロータリーデスクの中央付近に供給した研掃材をロ
ータリーデスクと一緒に回転させ、該研掃材が遠心力で
飛散することを、巻き掛けた無端環状ベルトで抑制し、
該無端環状ベルトがロータリーデスクから離間してベル
ト離間側プーリに掛け回される離点付近から、ロータリ
ーデスクの外周円の接線方向に研掃材を投射する方法に
おいて、ロータリーデスクと一緒に回転した無端環状ベ
ルトが該ロータリーデスクから離れる離点(R)と、ロ
ータリーデスクから離れた無端環状ベルトがベルト離間
側プーリに接触する接触点(T)とを一致させることな
く、間隔を持たせ、上記の離点(R)と接触点(T)と
の間に、無端環状ベルトの掛け渡し部7aを形成し、ロ
ータリーデスクから放出されて遠心力で投射される研掃
材投射流の方向を、前記ベルト掛け渡し部7aによって
規制することを特徴とする。
【0009】請求項6に係る発明装置の構成は(図1参
照)周囲に多数の翼1cを列設したロータリーデスク1
を具備する研掃装置において、上記ロータリーデスク1
の翼1cの先端が描く円Ciにほぼ接せしめて、樋状の
研掃材案内2が設けられており、かつ、上記樋状研掃材
案内は、研掃材の安息角よりも急峻な傾斜を付されてい
て、該樋状研掃材案内の上方付近から供給された研掃材
が、重力により滑降して、ロータリーデスクの翼に接触
し得る位置まで到達するようになっていることを特徴と
する。
【0010】請求項7に係る発明装置の構成は(図2参
照)周囲に多数の翼1cを列設したロータリーデスク1
を有する研掃装置において、少なくとも2個のプーリ
と、上記プーリに巻き掛けられて循環回転する無端環状
のベルト7とを具備していて、前記の無端環状ベルトが
2個のプーリによって張り渡されている部分が、前記ロ
ータリーデスクの翼の先端が描く円Ciにほぼ接してお
り、かつ、上記無端環状ベルトの上に供給されて搬送さ
れる研掃材が、ベルト側方へ零れないように案内する側
壁状の案内部材が設けられていることを特徴とする。
【0011】請求項8に係る発明装置の構成は(図3参
照)研掃材を遠心力で投射する方式の研掃装置におい
て、少なくとも2個のプーリ5,6を有していて、その
内少なくとも1個(例えばプーリ5)は駆動プーリであ
り、上記2個のプーリに、無端環状ベルト8が巻き掛け
られていて、前記駆動プーリによって循環回転せしめら
れるようになっており、かつ、上記無端環状ベルト8の
外周側に多数の翼8aが列設されており、上記多数の翼
の内で、上方もしくは斜め上方を向いている翼の上方か
ら研掃材を供給する手段18と、前記無端環状ベルトの
上に載せられて翼に押されて搬送されている研掃材およ
び翼を緩やかに覆う、カバー状の研掃材案内9とを具備
していることを特徴とする。
【0012】請求項9に係る発明装置の構成は(図4参
照)周囲に放射状の翼を設けたロータリーデスクによ
り、研掃材を投射する方式の研掃装置において、相互に
隣接する2個の翼10cの間に形成される研掃材通路の
断面積が、ロータリーデスクの中心に近い側の供給口1
0dから、中心と離れた側の射出口10eまでの間ほぼ
一定であり、かつ、上記ロータリーデスクに対して研掃
材を供給する案内手段11が、前記研掃材通路の供給口
10dの直近の箇所へ、研掃材を放出するようになって
いることを特徴とする。
【0013】請求項10に係る発明装置の構成は(図5
参照)ロータリーデスクと、該ロータリーデスクに対し
て一部を巻き掛けられた無端環状のベルトと、該無端環
状ベルトの他の部分を巻き掛ける少なくとも3個のプー
リとを具備していて、前記無端環状ベルトが概要的に凹
の字状もしくはVの字に類似した形状に巻き掛けられて
いて、ロータリーデスクの中央付近の開口部に供給され
た研掃材をロータリーデスクと一緒に回転させつつ、該
研掃材が遠心力で放射状に飛散しないよう、該ロータリ
ーデスクに巻き掛けられた無端環状ベルト7によって防
止し、ロータリーデスクに巻き掛けられて一緒に回転し
た無端環状ベルトが該ロータリーデスクから離れる離点
(R)付近で、該無端環状ベルトによって遠心力飛散を
抑制されていた研掃材を、ロータリーデスクの接線方向
に投射するようになっている研掃装置において、前記少
なくとも3個のプーリの内で、前記の離点(R)でロー
タリーデスクから離れた無端環状ベルトが巻き掛けられ
る位置に在るベルト離間側プーリ15が、上記ロータリ
ーデスクに対して、無端環状ベルトの厚さ寸法tよりも
大きく離れていて、ロータリーデスクから離れた無端環
状ベルトがベルト離間側プーリに接触する接触点(T)
と、前記離点(R)との間に、無端環状ベルトがほぼ平
面状に張り渡されていることを特徴とする。
【0014】請求項11に係る発明装置の構成は、前記
請求項10の発明装置の構成要件に加えて、前記の離点
(R)と接触点(T)との間で無端環状ベルト7がほぼ
平面状に張り渡されている部分が、水平面(H)に対し
て為す角(θ)が30度以上であり、かつ、前記無端
環状ベルト7上の任意の点が、ほぼV字状の軌跡を描い
て循環回転する際、プーリから離れるのと前後してロー
タリーデスクに接触する受渡し点(U)と、該ロータリ
ーデスクの中心点(o)とを結ぶ線(om)の、垂直線
(V)に対する傾斜角(θ)が30度以上であること
を特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、図1ないし図5を順次に
参照して、本発明の実施形態の5例を説明する。これら
の実施形態は、複合研掃材を用い得るように構成したも
のであるが、複合研掃材以外の研掃材を用いることもで
きる。図1は本発明の1実施形態を示し、(A)は模式
的な正面図、(B)はそのb−b断面矢視図である。符
号1を付して示したのはロータリーデスクであって、回
転軸1aに対して、厚い円板状の回転体1bが取り付け
られていて、図外の駆動手段によって円弧矢印a方向に
回転される。上記回転体の周囲に、多数の翼(羽根とも
呼ばれる)1cが列設されている。符号1dを付して示
したのはキーである。ロータリーデスク1が回転する
と、翼1cの先端は軌跡円Ciを描く。上記の軌跡円C
iにほぼ接せしめて、樋状の研掃材案内2が設けられて
いる。この研掃材案内には傾斜が付されていて、その上
端付近へ矢印jのように複合研掃材(斑点で描いてあ
る)を供給すると、該複合研掃材は上記の傾斜により自
重で滑降し、回転している翼1cに接触し得る位置(す
なわち、前記の円Ciの内側)に到達する。ここで複合
研掃材は翼1cによって押動される。ただし、ロータリ
ーデスク1が高速回転しているので「押動」という語感
には相当せず、翼で掬い投げるように矢印c方向へ投射
される。この矢印cは前記の軌跡円Ciの接線とほぼ一
致している。符号3は研掃材の投射流を示しており、本
例においては複合研掃材の投射流である。複合研掃材が
樋状案内2の上を円滑に滑降するためには、その傾斜が
適正でなければならない。この傾斜角について考察する
と次のとおりである。いま仮に、通常の固体(例えば長
方体状の金属部材)が樋状案内2の上を滑る場合につい
て考えると、摩擦角以上の傾斜角を有していれば良い。
しかし、微小な粒状をなす研掃材の滑降は、固体の滑り
でもなく、液体の流動でもなく、砂の流動に似た現象で
ある。このため本実施形態においては、土木工学や粉体
輸送工学における安息角を適用した。安息角とは、砂山
が崩れないで形状を保ち得る最大限界の傾斜角である。
本実施形態における樋状研掃材案内2は、安息角よりも
急峻な傾斜となるように設置されている。以上に説明し
たように本図1に示した実施形態によると、複合研掃材
を挟み込んだり、溜め込んだりして圧力を加えることな
く、円滑に移動させて投射することができ、かつ、通常
の研掃材(複合研掃材以外の研掃材をいう・以下同様)
を投射することもできる。
【0016】図2は前記と異なる実施形態を示し、
(A)は模式的に描いた正面図、(B)は模式的に描い
た側面図である。模式化して描いてあるので必ずしも写
実的な投影図ではない。ロータリーデスク1と、翼1c
と、翼の先端が描く円Ciとは、前掲の図1におけると
同様ないし類似の構成部分である。駆動プーリ5と従動
プーリ6とに無端環状ベルト7が巻き掛けられている。
駆動プーリ5が円弧矢印dのように回転し、従動プーリ
6も同じ方向に回転し、無端環状ベルト7は矢印d’,
d”のように循環回転する。矢印jのように供給された
複合研掃材は、無端環状ベルト7によって矢印d’方向
に送られ、ロータリーデスク1の翼1cによって矢印c
のように投射される。側壁状の研掃材案内4は、無端環
状ベルト7上に載せられた複合研掃材がベルトの側方へ
零れないように案内している。本図2の実施形態の作動
原理と作用効果とは、前掲の図1の実施形態におけると
本質的に同様であるが、複合研掃材がシュート状の案内
部材の上を滑るのでなく、ベルトコンベア状の無端環状
ベルト7で搬送されるので、複合研掃材の流れの方向に
ついて著しい制約を受けない。すなわち、研掃材投射流
3の方向(矢印c)を任意に設定することができ、設計
的自由度が大きい。
【0017】図3は、前記と更に異なる実施形態を示
し、(A)は模式的な正面図、(B)は模式的は側面図
である。羽根付きベルト8が、駆動プーリ5および従動
プーリ6に巻き掛けられ、矢印i,i’のように回転し
ている。上記羽根付きベルト8は概要的には無端環状を
なし、プーリに巻き掛けられた状態で外周側に多数の翼
8aが設けられている。プーリに巻き掛けられた羽根付
きベルト8の平行2辺のうち、上方の辺に相当する箇所
に設けられた翼8aは上方を向いている。上述のように
翼8aが上方を向いている箇所に、その上方から矢印j
のように複合研掃材が供給される。符号18は研掃材供
給手段である。外見的にはホッパに似ているが、ポッパ
のように被搬送物(複合研掃材)を溜め込まないよう
に、複合研掃材をほぼ一定の流量で流し込むように操作
する。羽根付きベルト8の上に供給された複合研掃材
は、翼8aと一緒に矢印i’方向に移動し、さらに円弧
矢印iのごとく移動せしめられる。カバー状研掃材案内
9は、矢印i’,矢印iのように搬送される複合研掃材
および翼8aを緩やかに覆っている。円弧矢印iのよう
に送られる複合研掃材は遠心力を受け、前記カバー状研
掃材案内9の末端部から接線方向に、矢印cのように投
射される。本実施形態においても、複合研掃材は、挟み
込まれたり溜め込まれたりして圧力を受けることなく、
円滑に流動しつつ投射される。
【0018】図4は、前記と更に異なる実施形態を示
し、(A)は模式的な正面図、(B)は模式的な側面断
面図である。ロータリーデスク10は、モータ12の回
転軸13に取り付けられて回転せしめられる。このロー
タリーデスク10は、円板状部10aと、円環状蓋10
bと、隔壁状の翼10cと、ボス10fとが一体的に連
設されている。図4を参照して以上に述べた構成は公知
の従来技術と同様であるが、本実施形態を適用して構成
した特徴的な事項は次のとおりである。(図4(A)参
照)本実施形態の隔壁状翼10cは、回転中心軸に直交
する面で切断したときの断面形状が扇形ないし三角形に
類似していて、隣接する2個の隔壁状翼10c,10
c′の間に形成される研掃材の通路が、研掃材の入口側
である供給口10dから、研掃材の出口側である射出口
10eに至るまで、ほぼ一定の断面形状をなしていて、
断面積がほぼ一定である。このように通路断面積が一定
であると、従来技術におけるがごとく出口側が広い末広
形になっている場合に比べて、研掃材が円滑に流動す
る。さらに、本実施形態における漏斗状の研掃材案内1
1は、滑降させた複合研掃材を(図4(B)参照)研掃
材の供給口10dの直近の箇所に放出する。これによ
り、複合研掃材は空気の渦流に巻き込まれたりする虞れ
無く、最短経路を通って矢印cのように投射される。そ
の上、漏斗状研掃材案内11が研掃材を放出する箇所を
選定することによって、研掃材投射流3の方向(矢印
c)を任意に調節することができる。以上に述べたよう
にして、本図4に示した実施形態においては、複合研掃
材を挟み込んだり溜め込んで圧力を加えたりすること無
く、円滑に流動させて投射することができる。
【0019】図5は、前記と更に異なる実施例を示す模
式的な正面図である。無端環状ベルト7は、ロータリー
デスク1と、少なくとも3個(本例にては3個)のプー
リとに巻き掛けられている。上記ロータリーデスク1が
円弧矢印aのように回転すると、無端環状ベルト7は矢
印f,g,h,kのように循環回転する。説明の便宜
上、3個のプーリに符号と名称とを付する。矢印fのよ
うに回転した無端環状ベルト7は、図示の点Rでロータ
リーデスク1から離れる。この点Rを離点と呼ぶ。上記
の離点Rでロータリーデスク1から離れた無端環状ベル
ト7が最初に巻き掛けられるプーリをベルト離間側プー
リ15と名付ける。上記ベルト離間側プーリ15を通過
して、ロータリーデスク1から離間して該ロータリーデ
スク1の背面側を周回した無端環状ベルト7が再びロー
タリーデスク1に接触する直前に巻き掛けられるプーリ
をベルト接触開始側プーリ14と名付ける。矢印kのよ
うにベルト接触開始側プーリ14と一緒に回った無端環
状ベルト7が、該ベルト接触開始側プーリ14から離
れ、これと前後してロータリーデスク1に接触する点を
受渡し点Uと名付ける。前記のロータリーデスク1の背
面側とは、研掃材投射流3が発生する側の反対側の意で
あって、背面掛け回しプーリ16が設けられている。こ
の背面側プーリ16の設置個数を2個以上とすることも
可能である。
【0020】(図5参照)従来例における離間側プーリ
は、仮想線で描いた17のように、無端環状ベルト7を
隔ててロータリーデスク1に接していた。このため、矢
印fのように走行した無端環状ベルト7は、ロータリー
デスク1から離れるのと前後して、ほとんど同時に離間
側プーリ17に接触するようになっていた。これに比し
て、本実施形態の離間側プーリ15は、ロータリーデス
ク1に対して、無端環状ベルト7の厚さ寸法tよりも大
きい間隔を有している。本実施形態においては、矢印f
のように走行した無端環状ベルト7は、離点Rでロータ
リーデスク1から離れ、ベルト掛け渡し部7aに相当す
る区間をほぼ直線状に走行し、接触点Tでベルト離間側
プーリ15に接触する。上記のベルト掛け渡し部7a
は、正面図においては直線状に表されているが、これを
立体的に考察するとほぼ平面状に張り渡されている。そ
して、この張り渡し方向は「離点Rにおける、ロータリ
ーデスク1の外周円の接線方向」と一致している。一
方、複合研掃材はロータリーデスク1の中心部付近に供
給され、ロータリーデスク1と一緒に回転して遠心力を
受けるが、該ロータリーデスク1に無端環状ベルト7が
巻き掛けられているので、遠心力によって直ちに飛散し
てしまうことは無く、円弧矢印fのように回転する。矢
印fのように円運動した複合研掃材は、離点Rに到達し
たとき「無端環状ベルト7による飛散阻止」から解放さ
れ、矢印c方向すなわちロータリーデスク1の外周円の
接線方向に投射される。この場合、1個の研掃材の粒子
を1個の質点と見倣せば、その投射方向(矢印c)は一
定である。しかし乍ら、ロータリーデスク1の2枚の翼
と無端環状ベルト7とによって囲まれた空間(例えば符
号α)の中に無数の複合研掃材粒子が収納されて回転し
ており、厳密に言えば、これら無数の複合研掃材粒子の
1粒1粒が回転半径を異にし、放出時点を異にする。こ
のため、研掃材投射流3を形成する複合研掃材粒子の総
べてが矢印cの軌跡を描かないで拡散しようとする。上
記の拡散については、空気の抵抗も著しい影響を与え
る。すなわち、微小な粒状ないし粉状の研掃材粒子の1
個1個は、空気の抵抗を受けながら矢印c方向に飛行し
なければならないが、該研掃材粒子は粒径が小さく従っ
て比表面積が大きいので、空気との衝突によって減速さ
れ、かつ飛行方向を変えられる。しかし、本実施形態
(図5)においては、ベルト掛け渡し部7aが矢印c方
向に走行しているので、その付近に矢印c方向の空気流
が発生する。矢印c方向に飛行する研掃材の粒子は、上
記矢印c方向の空気流に乗った形で、空気に対して激し
く衝突すること無く、従って著しく減速した方向を変化
させたりすること無く、無端環状ベルト7の掛け渡し部
7aによって誘導されながら矢印c方向に投射される。
このようにして本実施形態における研掃材投射流3は、
拡散することなく、しかも減速することなく、矢印c方
向の平行流となって被研掃物(図外)に投射される。前
記のベルト離間側プーリ15を、仮想線15’で示した
位置に移動させ得るように構成しておくと、研掃材投射
流3の投射方向(矢印c)を調節することができる。こ
の図5に示された実施形態の特徴の第1は、以上に説明
したベルト掛け渡し部7aに在り(請求項5、同10に
対応)、これによって研掃材投射流3が制御される。研
掃材の投射方向(矢印c)が水平線H−Hに対して為す
角θは、それぞれの作業条件によって異なるが、一般
には大きい角度であることが望ましい。従来例のように
離間側プーリを仮想線で示した位置(符号17)に配設
すると上記の角θを大きくとることが困難であった
が、本実施例においては前記のベルト掛け渡し部7aで
制御することによって、容易に角θを30度以上に設
定することができた。
【0021】図5に示された実施形態の第2の特徴は、
ベルト接触開始側プーリ14の位置である。すなわち、
先に述べた受渡し点Uと、ロータリーデスク1の中心点
oとを結ぶ線omが、垂直線V−Vと為す角θが30
度以上に設定されている。その作用効果を次に説明す
る。ロータリーデスク1が回転すると、遠心ポンプの原
理によって空気を遠心力で流動させる作用を生じる。し
かし、例えば矢印qのような空気流は、無端環状ベルト
7で遮られているため発生しない。結局、矢印s,s′
のように「無端環状ベルト7で覆われていない部分」に
放射状の空気流を生じる。一方、複合研掃材は先に述べ
たように小粒ないし微粒であるから、ロータリーデスク
1の中央部に供給された後、重力で落下しつつ前記矢印
s、s′の空気流に流されるので、垂直下方へは降下せ
ず、拡散しながら落下する。このため、前記の角θ
小さいと、ロータリーデスク1の中央部に供給された複
合研掃材の一部分が矢印s方向の風に乗って逃げてしま
う。本実施形態においては、上記の角θを30度以上
に設定することによって、ロータリーデスク1の中央部
に供給された複合研掃材のほとんど全部を捕捉すること
ができた。
【0022】
【発明の効果】請求項1の発明方法によると、複合研掃
材を挟み込んだり溜め込んで圧力を加えたりすることな
く円滑に流動せしめながら投射することができるので、
複合研掃材の粒子が相互に接着して大きい塊になる虞れ
が無い。また、通常の研掃材を投射することもできるの
で、研掃機の汎用性を向上することができる。請求項2
の発明方法によると、請求項1におけると同様の作用効
果(複合研掃材の粒子同士を接着させない)が得られる
上に、複合研掃材投射流の方向を広い範囲内で任意に設
定することができ、通常の研掃材の投射も可能であって
汎用性が大きい。請求項3の発明方法によると、請求項
1におけると同様に、複合研掃材の粒子を相互に接着せ
しめない。請求項4の発明方法によると、請求項1にお
けると同様の作用、効果が得られる上に、複合研掃材の
投射方向を容易に調節することができる。請求項5の発
明方法によると、請求項1におけると同様の作用、効果
が得られる上に、複合研掃材の投射方向を制御するとと
もに、複合研掃材の投射流を、拡散流から平行流に近づ
けることができる。また、通常の研掃材の投射も可能で
ある。
【0023】請求項6の発明装置によると、請求項1の
発明方法を、請求項7の発明装置によると、請求項2の
発明方法を、請求項8の発明装置によると、請求項3の
発明方法を、請求項9の発明装置によると、請求項4の
発明方法を、請求項10の発明装置によると、請求項5
の発明方法を、それぞれ容易に実施して、その効果を充
分に発揮せしめることができる。請求項11の発明装置
によると、請求項10の発明装置の作用、効果を妨げる
ことなく、しかも、ロータリーデスクの中央部に供給さ
れた複合研掃材を他に流失させることなく投射すること
ができ、供給複合研掃材の有効利用率を高からしめる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態を模式的に描いた2面図で
ある。
【図2】前掲の図1と異なる実施形態を模式的に描いた
2面図である。
【図3】前掲の図1,図2と更に異なる実施形態を模式
的に描いた2面図である。
【図4】前掲の図1〜図3と更に異なる実施形態を模式
的に描いた2面図である。
【図5】前掲の図1〜図4と更に異なる実施形態を模式
的に描いた正面図である。
【符号の説明】
1…ロータリーデスク、1c…翼、2…樋状研掃材案
内、3…研掃材投射流、4…側壁状研掃材案内、5…駆
動プーリ、6…従動プーリ、7…無端環状ベルト、7a
…掛け渡し部、8…羽根付きベルト、8a…翼、9…カ
バー状研掃材案内、10…ロータリーデスク、10a…
円板状部、10b…円環状蓋、10c、10c′…隔壁
状翼、10d…供給口、10e…射出口、10f…ボ
ス、11…漏斗状研掃材案内、12…モータ、13…回
転軸、14…ベルト接触開始側プーリ、15…ベルト離
間側プーリ、16…背面掛け渡しプーリ、17…従来例
における離間側プーリの位置、18…研掃材供給手段。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 研掃材を羽根によって投射する方式の研
    掃方法において、 多数の翼を周囲に配列したロータリーデスクを構成する
    とともに、 上記多数の翼の先端を通る円の接線にほぼ沿わしめて、
    かつ、水平線に対して傾斜せしめて、樋状の研掃材案内
    部材を設け、 上記樋状研掃材案内部材の傾斜面上で研掃材を滑降せし
    めつつ、 滑降してきた研掃材を、ロータリーデスクの翼によって
    前記の接線方向に斜め下方へ弾き飛ばして投射すること
    を特徴とする研掃方法。
  2. 【請求項2】 研掃材を羽根によって投射する方式の研
    掃方法において、 周囲に多数の翼を列設したロータリーデスクを構成する
    とともに、 少なくとも2個のプーリに巻き掛けて張り渡した無端環
    状ベルトを、前記多数の翼の先端を通る円にほぼ接せし
    めて配置し、 上記プーリを回転させて無端環状ベルトを循環回転させ
    ながら、該無端環状ベルトの上に研掃材を供給して、前
    記多数の翼の先端が描く円の接線に沿わしめて該研掃材
    を搬送し、 前記無端環状ベルトで搬送されている研掃材を、ロータ
    リーデスクの翼で弾き飛ばして投射することを特徴とす
    る研掃方法。
  3. 【請求項3】 研掃材を羽根によって投射する方式の研
    掃方法において、多数の翼を列設した無端環状の羽根付
    きベルトをプーリに巻き掛けて、その一部分をほぼ水平
    に張り渡し、 上記プーリを回転させて上記無端環状羽根付きベルトの
    一部分をほぼ水平に走行させ、 水平に走行している無端環状羽根付きベルトの上に研掃
    材を供給して、ほぼ水平方向に搬送し、 上記無端環状羽根付きベルトの一部が走行し、プーリに
    差しかかって円弧方向に走行する際、該無端環状羽根付
    きベルト上の研掃材を上記円弧方向に搬送し、 上記の円弧方向に搬送される研掃材を遠心力によって飛
    散せしめるとともに、配設された多数の翼の列の一部を
    覆うカバー状の研掃材案内によって、上記研掃材の飛散
    方向を制御することを特徴とする研掃方法。
  4. 【請求項4】 ロータリーデスクによって研掃材を投射
    する方法において、 ロータリーデスクの周囲に設けられている多数の羽根相
    互の間に形成される研掃材通路の形状を、研掃材の入口
    である供給口から、研掃材の出口である射出口までの間
    における通路断面積がほぼ一定であるように構成し、 投射すべき研掃材を、前記のロータリーデスクの外側か
    ら、該ロータリーデスクの研掃材通路の供給口に直近の
    箇所へ搬入することを特徴とする研掃方法。
  5. 【請求項5】 ロータリーデスクにより研掃材に遠心力
    を与えて投射する方法であって、 ロータリーデスクの周囲に巻き掛けた無端環状ベルトを
    巻き掛けて該ロータリーデスクを回転させるとともに、 上記ロータリーデスクの回転に伴って該ロータリーデス
    クから巻き出されて離間した無端環状ベルトをベルト離
    間側プーリに巻き掛け、さらにロータリーデスクの背面
    側に設けられたプーリに掛け回した上で、ベルト接触開
    始側のプーリに巻き掛け、前記ロータリーデスクに巻き
    掛けて一巡させ、 前記ロータリーデスクの中央付近に供給した研掃材を該
    ロータリーデスクと一緒に回転させ、該研掃材が遠心力
    で飛散することを、巻き掛けた無端環状ベルトで抑制
    し、該無端環状ベルトがロータリーデスクから離間して
    ベルト離間側プーリに掛け回される離点付近から、ロー
    タリーデスクの外周円の接線方向に研掃材を投射する方
    法において、 ロータリーデスクと一緒に回転した無端環状ベルトが該
    ロータリーデスクから離れる離点(R)と、ロータリー
    デスクから離れた無端環状ベルトがベルト離間側プーリ
    に接触する接触点(T)とを一致させることなく、間隔
    を持たせ、 上記の離点(R)と接触点(T)との間に、無端環状ベ
    ルトの掛け渡し部を形成し、 ロータリーデスクから放出されて遠心力で投射される研
    掃材投射流の方向を、前記ベルト掛け渡し部によって規
    制することを特徴とする研掃方法。
  6. 【請求項6】 周囲に多数の翼を列設したロータリーデ
    スクを具備する研掃装置において、 上記ロータリーデスクの翼の先端が描く円にほぼ接せし
    めて、樋状の研掃材案内が設けられており、 かつ、上記樋状研掃材案内は、研掃材の安息角よりも急
    峻な傾斜を付されていて、該樋状研掃材案内の上方付近
    から供給された研掃材が、重力により滑降して、ロータ
    リーデスクの翼に接触し得る位置まで到達するようにな
    っていることを特徴とする研掃装置。
  7. 【請求項7】 周囲に多数の翼を列設したロータリーデ
    スクを有する研掃装置において、 少なくとも2個のプーリと、上記プーリに巻き掛けられ
    て循環回転する無端環状のベルトと、を具備していて、 前記の無端環状ベルトが2個のプーリによって張り渡さ
    れている部分が、前記ロータリーデスクの翼の先端が描
    く円にほぼ接しており、 かつ、上記無端環状ベルトの上に供給されて搬送される
    研掃材が、ベルト側方へ零れないように案内する側壁状
    の案内部材が設けられていることを特徴とする研掃装
    置。
  8. 【請求項8】 研掃材を遠心力で投射する方式の研掃装
    置において、少なくとも2個のプーリを有していて、そ
    の内の少なくとも1個は駆動プーリであり、 上記2個のプーリに、無端環状ベルトが巻き掛けられて
    いて、前記駆動プーリによって循環回転せしめられるよ
    うになっており、 かつ、上記無端環状ベルトの外周側に多数の翼が列設さ
    れており、 上記多数の翼の内で、上方もしくは斜め上方を向いてい
    る翼の上方から研掃材を供給する手段と、 前記無端環状ベルトの上に載せられて翼に押されて搬送
    されている研掃材および翼を緩やかに覆う、カバー状の
    研掃材案内とを具備していることを特徴とする研掃装
    置。
  9. 【請求項9】 周囲に放射状の翼を設けたロータリーデ
    スクにより、研掃材を投射する方式の研掃装置におい
    て、 相互に隣接する2個の翼の間に形成される研掃材通路の
    断面積が、ロータリーデスクの中心に近い側の供給口か
    ら、中心と離れた側の射出口までの間ほぼ一定であり、 かつ、上記ロータリーデスクに対して研掃材を供給する
    案内手段が、前記研掃材通路の供給口の直近の箇所へ研
    掃材を放出するようになっていることを特徴とする研掃
    装置。
  10. 【請求項10】ロータリーデスクと、該ロータリーデス
    クに対して一部を巻き掛けられた無端環状のベルトと、
    該無端環状ベルトの他の部分を巻き掛ける少なくとも3
    個のプーリとを具備していて、前記無端環状ベルトが概
    要的に凹の字状もしくはVの字に類似した形状に巻き掛
    けられていて、 ロータリーデスクの中央付近の開口部に供給された研掃
    材をロータリーデスクと一緒に回転させつつ、該研掃材
    が遠心力で放射状に飛散しないよう、該ロータリーデス
    クに巻き掛けられた無端環状ベルトによって防止し、 ロータリーデスクに巻き掛けられて一緒に回転した無端
    環状ベルトが該ロータリーデスクから離れる離点(R)
    付近で、該無端環状ベルトによって遠心力飛散を抑制さ
    れていた研掃材を、ロータリーデスクの接線方向に投射
    するようになっている研掃装置において、 前記少なくとも3個のプーリの内で、前記の離点(R)
    でロータリーデスクから離れた無端環状ベルトが巻き掛
    けられる位置に在るベルト離間側プーリが、上記ロータ
    リーデスクに対して、無端環状ベルトの厚さ寸法tより
    も大きく離れていて、 ロータリーデスクから離れた無端環状ベルトがベルト離
    間側プーリに接触する接触点(T)と、前記離点(R)
    との間に、無端環状ベルトがほぼ平面状に張り渡されて
    いることを特徴とする、研掃装置。
  11. 【請求項11】 前記の離点(R)と接触点(T)との
    間で無端環状ベルトがほぼ平面状に張り渡されている部
    分が、水平面(H)に対して為す角(θ)が30度以
    上であり、 かつ、前記無端環状ベルト上の任意の点が、ほぼV字状
    の軌跡を描いて循環回転する際、 プーリから離れるのと前後してロータリーデスクに接触
    する受渡し点(U)と、該ロータリーデスクの中心点
    (o)とを結ぶ線(om)の、垂直線(V)に対する傾
    斜角(θ)が30度以上であることを特徴とする、請
    求項10に記載した研掃装置。
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