JP2002191052A - 画像符号化装置 - Google Patents

画像符号化装置

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JP2002191052A
JP2002191052A JP2000387979A JP2000387979A JP2002191052A JP 2002191052 A JP2002191052 A JP 2002191052A JP 2000387979 A JP2000387979 A JP 2000387979A JP 2000387979 A JP2000387979 A JP 2000387979A JP 2002191052 A JP2002191052 A JP 2002191052A
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encoding
image signal
image
motion vector
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JP2000387979A
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Minoru Okuyama
実 奥山
Masaaki Hyodo
正晃 兵頭
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Sharp Corp
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像符号化装置において、情報量を削減する
ために帯域通過フィルタをかけると精細部がつぶれたり
エッジがにじんだりする問題がある。 【解決手段】 画像符号化器の前にダイナミックレンジ
調整器4とダイナミックレンジ制御回路18を設けて入
力画像、符号化バッファ、量子化スケールコード、動き
ベクトルなどから判断して画像のダイナミックレンジを
調整して入力画像の情報量を削減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像符号化装置に係
り、特に、画像符号化の際に発生する情報量を削減しつ
つ、量子化歪みを抑える画像復号化装置に好適に利用で
きるものである。
【0002】
【従来の技術】画像の高能率符号化方式としては、例え
ばISO/IEC11172やISO/IEC1381
8として規格化されているMPEG方式がある。
【0003】MPEG方式では、符号化時に情報量が多
くなりすぎてストリームを出力する際に出力前段で符号
を蓄積する符号バッファに納まりきれなくなることを防
止するため、量子化のスケールコードを大きくし情報量
を抑える事を行う。そのため量子化スケールコードによ
り量子化の度合を変化させている部分がある。
【0004】このように符号化した画像のビットストリ
ームを復号する際、情報量を抑制するため量子化が粗く
行なわれていると復号後にブロック境界の歪が目立つ等
の問題が発生する。
【0005】係る問題に対し、量子化を大きくしないで
情報量を抑える方法として、画像符号化前に量子化スケ
ールコードの大きさや符号化出力前の符号バッファの占
有率などを判定して、入力画素に適応的に低域通過フィ
ルタ(プリフィルタ)を掛けて符号量を抑える方法が知
られている。このようなプリフィルタを用いるものとし
ては、例えば特開平6ー225276号公報に開示され
ている技術がある。
【0006】当該公報に記載されている技術を図15に
示す。図15において、符号化器の前にプリフィルタ3
3とフィルタ制御回路34がついているところに特徴が
ある。ここで、プリフィルタ33は帯域可変のローパス
フィルタでありフィルタ制御回路34から与えられる帯
域パラメータkにより適応的に特性を変化させられ、入
力画像に対しフィルタリングを行う。また、フィルタ制
御回路34は符号化器より符号化出力レートIを受けと
り、これに基いて量子化スケールコードQと帯域パラメ
ータkを決定する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなプリフィルタはローパスフィルタをかけることで
符号量を抑えるため、フィルタの度合を強くするとエッ
ジが損なわれたり画像の繊細部分がボケる等の画像の鮮
鋭度を低下させる虞がある。
【0008】そこで、本発明は係る課題に鑑み、画像の
繊細部を欠くことなく符号量を抑えることを目的とす
る。また、かかる目的を簡易な構成及び制御で達成する
ことを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は以下のような手段を講じた。
【0010】即ち、本発明に係る画像符号化装置は、画
像信号を符号化する符号化手段と、該符号化手段で符号
化された前記画像信号の符号化データを一時記憶して出
力する一時記憶手段と、該一時記憶手段に記憶されてい
る前記符号化データの量に基いて前記符号化手段で発生
する前記符号化データの量を制御する第1の制御手段
と、を含んだ画像符号化装置であって、前記画像信号の
ダイナミックレンジを調整するダイナミックレンジ調整
手段と、前記一時記憶手段に記憶されている前記符号化
データの量に基いて該ダイナミックレンジ調整手段を制
御する第2の制御手段と、を具備し、前記ダイナミック
レンジ調整手段でダイナミックレンジを調整された前記
画像信号を前記符号化手段に入力するようにした。
【0011】また、前記画像信号のダイナミックレンジ
を調整するダイナミックレンジ調整手段と、前記第1の
制御手段からの制御信号に基いて該ダイナミックレンジ
調整手段を制御する第2の制御手段と、を具備し、前記
ダイナミックレンジ調整手段でダイナミックレンジを調
整された前記画像信号を前記符号化手段に入力するよう
にしても良い。
【0012】更に、前記符号化手段は、前記画像信号の
動きベクトルを検出する動きベクトル検出手段を有し、
前記画像信号のダイナミックレンジを調整するダイナミ
ックレンジ調整手段と、前記動きベクトル検出手段から
の動きベクトルに基いて該ダイナミックレンジ調整手段
を制御する第2の制御手段と、を具備し、前記ダイナミ
ックレンジ調整手段でダイナミックレンジを調整された
前記画像信号を前記符号化手段に入力するようにしても
良い。
【0013】加えて、前記画像信号のダイナミックレン
ジを調整するダイナミックレンジ調整手段と、前記画像
信号の複雑度を算出する複雑度算出手段と、該算出され
た複雑度に基いて前記ダイナミックレンジ調整手段を制
御する第2の制御手段と、を具備し、前記ダイナミック
レンジ調整手段でダイナミックレンジを調整された前記
画像信号を前記符号化手段に入力するようにしても良
い。
【0014】加えて、前記符号化手段は、前記画像信号
の動きベクトルを検出する動きベクトル検出手段を有
し、前記画像信号のダイナミックレンジを調整するダイ
ナミックレンジ調整手段と、前記画像信号の複雑度を算
出する複雑度算出手段と、前記一時記憶手段に記憶され
ている前記符号化データの量、前記第1の制御手段から
の制御信号、前記動きベクトル検出手段からの動きベク
トル、前記算出された複雑度、の一部または全部の情報
に基いて前記ダイナミックレンジ調整手段を制御する第
2の制御手段と、を具備し、前記ダイナミックレンジ調
整手段でダイナミックレンジを調整された前記画像信号
を前記符号化手段に入力するようにしても良い。
【0015】加えて、前記画像信号はアナログ信号であ
り、該アナログ信号である画像信号は前記ダイナミック
レンジ調整手段に入力され、前記ダイナミックレンジ調
整手段と前記符号化手段の間にアナログ/デジタル変換
手段を設けても良い。
【0016】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら本発明の
実施形態を詳細に説明する。
【0017】まず、図1に本発明の第一の実施形態を示
す。
【0018】図1において、前処理部では入力のデジタ
ル映像信号の解像度変換のためのフィルタ処理を行う。
第一前処理部1では画像の水平方向のフィルタ処理を行
う。続いて、符号化画像ラインメモリ2では前記第一前
処理部1より出力された画素を複数ライン分蓄える。続
いて、第二前処理部3では前記符号化画像ラインメモリ
2に蓄えられた画素に画像の垂直方向のフィルタ処理を
行なう。
【0019】本発明の特徴であるダイナミックレンジ制
御部は、ダイナミックレンジ調整器4、ダイナミックレ
ンジ制御回路18で構成される。これらにより画像のダ
イナミックレンジを圧縮するものである。ダイナミック
レンジ制御回路18はダイナミックレンジ調整器4にダ
イナミックレンジ制御信号を出力する。ダイナミックレ
ンジ調整器4は入力画像に対して、ダイナミックレンジ
制御信号によって画像のダイナミックレンジを変更する
手段である(詳細は後述する)。
【0020】また、符号化器はダイナミックレンジ調整
器4から入力された信号の圧縮処理を行い、その結果を
符号化データ出力として出力するものである。
【0021】符号化器において、動きベクトル検出回路
17ではダイナミックレンジ調整器4から出力された画
像データと、復号画像メモリ15に蓄積されている過去
の画像間の動きベクトルが検出される。動きベクトル検
出回路17で検出された動きベクトルは動き補償部16
に入力され、動き補償部16では復号画像メモリ15か
ら入力された過去の復号画像のうち動きベクトルで示さ
れたデータから予測画像を生成する。減算器6では符号
化する画像から予測画像を減算し、減算結果はDCT回
路7でDCTされる。DCT係数は量子化回路8で量子
化され可変長符号化回路9に入力される。可変長符号化
回路9で可変長符号化された信号は、符号出力バッファ
10に出力される。量子化回路8から出力された量子化
値は逆量子化回路12にも入力され、逆量子化結果のD
CT係数が逆DCT回路13に入力され、逆DCT結果
と動き補償部16から入力される予測画像が加算器14
で加算され、その結果が復号画像データとして復号画像
メモリ15に入力される。レート制御回路11へは符号
出力バッファ10からバッファ占有率が入力され、それ
に基いてバッファがオーバーフローしないように、量子
化スケールコードを計算して出力する。量子化回路8で
はその量子化スケールコードにより出力される量子化値
の大きさが決まり符号量を決める元となる。
【0022】ここで、ダイナミックレンジ制御回路18
は符号化器の中の出力バッファ10から出力されるバッ
ファ占有率を入力し、該バッファ占有率が所定のバッフ
ァ占有率スレッショルドより大きければ、ダイナミック
レンジ制御信号の値を大きくし、ダイナミックレンジ調
整器4においてダイナミックレンジを狭くする。
【0023】図10はダイナミックレンジ制御回路18
でバッファ占有率によりダイナミックレンジ制御信号を
決定するアルゴリズムを示すフローチャートである。
【0024】バッファ占有率が大きいということは情報
量が多いということなので、ここではバッファ占有率の
増大に対応してダイナミックレンジを狭くし、情報量を
削減する。
【0025】図10においてST1のバッファ占有率ス
レッショルド1、ST2のバッファ占有率スレッショル
ド2及びST3のバッファ占有率スレッショルド3の大
小関係を、バッファ占有率スレッショルド1>バッファ
占有率スレッショルド2>バッファ占有率スレッショル
ド3とする。
【0026】ST1においてバッファ占有率がバッファ
占有率スレッショルド1より大きい場合はST4に進
み、ダイナミックレンジ制御信号を値3としてダイナミ
ックレンジを一番狭くする。一方、バッファ占有率がバ
ッファ占有率スレッショルド1以下の場合はST2に進
む。
【0027】ST2おいてバッファ占有率がバッファ占
有率スレッショルド2より大きい場合はST5に進みダ
イナミックレンジ制御信号を値2としてダイナミックレ
ンジを二番目に狭くする。一方、バッファ占有率がバッ
ファ占有率スレッショルド2以下の場合はST3に進
む。
【0028】ST3おいてバッファ占有率がバッファ占
有率スレッショルド3より大きい場合はST6に進みダ
イナミックレンジ制御信号を1とし、ダイナミックレン
ジを三番目に狭くする。一方、バッファ占有率がバッフ
ァ占有率スレッショルド3以下の場合はST7に進み、
ダイナミックレンジ制御信号を0としてダイナミックレ
ンジは変化させない。
【0029】次に、ダイナミックレンジ調整器4の詳細
を図7に示す。
【0030】図7のダイナミックレンジ調整器により、
ダイナミックレンジ入力信号を変更した信号が4種類生
成される。ダイナミックレンジ制御信号によって、前記
4種類の信号から1つ選択されダイナミックレンジ出力
信号となり出力される。減算器26ではダイナミックレ
ンジ入力信号と所定の中心値の差分が算出され信号1と
なる。除算器27、28及び29では信号1をそれぞれ
1/16、1/8及び1/16倍して信号2、信号3及
び信号4が算出される。ダイナミックレンジ制御信号が
値1、2及び3のときセレクタ30により信号5として
それぞれ信号2、信号3及び信号4が選択される。減算
器31ではダイナミックレンジ入力信号と信号5の差分
が算出され信号7となる。ダイナミックレンジ制御信号
が値0のときセレクタ32によりダイナミックレンジ出
力信号としてダイナミックレンジ入力信号が選択され、
0以外では信号7が選択される。
【0031】図8にダイナミックレンジ制御信号と選択
されるダイナミックレンジ出力信号を示す。ダイナミッ
クレンジ制御信号が値0の場合はダイナミックレンジは
変更されることがなくダイナミックレンジ入力信号が選
択される。ダイナミックレンジ制御信号が1、2及び3
の場合はそれぞれ(ダイナミックレンジ入力信号−信号
2)、(ダイナミックレンジ入力信号−信号3)及び
(ダイナミックレンジ入力信号−信号4)が選択され
る。これらの信号はダイナミックレンジがそれぞれ15
/16倍、14/16倍及び13/16倍されているも
のである。
【0032】一例として図9にダイナミックレンジ入力
信号を中心値を原点として14/16倍する場合を説明
する。ここで、ダイナミックレンジ入力信号の範囲は1
6から240で中心値は128であるものとする。
【0033】図9の(a)は、ダイナミックレンジ入力
信号であり、中心値(原点)に対して+の場合と−の場
合を示している。
【0034】同図(b)は、図7の減算器26でダイナ
ミックレンジ入力信号と中心値128との減算により作
成される信号1である。ダイナミックレンジ入力信号が
中心値に対して−の方向にある場合、ダイナミックレン
ジ入力信号と中心値128との差分の符号は−になる。
【0035】同図(c)は、図7の信号1が除算器28
によって1/8倍された信号3である。ダイナミックレ
ンジ入力信号が中心値に対して−の方向にある場合、信
号3の符号は−になる。図7でダイナミックレンジ制御
信号として値2が入力されると、セレクタ30によって
信号5として信号3が選択される。減算器31ではダイ
ナミックレンジ入力信号と信号5の差分である信号7が
生成される。続いてセレクタ32によってダイナミック
レンジ出力信号として信号7が選択される。
【0036】同図(d)は、セレクタ32で選択された
ダイナミックレンジ出力信号、即ち信号7である。これ
はダイナミックレンジ入力信号を中心値を原点として1
4/16倍したものである。
【0037】ダイナミックレンジ入力信号が原点に対し
て+の方向にある場合、−の方向にある場合ともに図9
(d)で示したダイナミックレンジ出力信号は、ダイナ
ミックレンジ入力信号よりも中心値に近づく。即ちダイ
ナミックレンジは狭くなる。
【0038】以上のように本発明の第一の実施形態は、
符号化器の出力段に備わったバッファの占有率によって
入力画像のダイナミックレンジを適応的に変化させる点
に特徴がある。このようにバッファ占有率を見ることに
より必要以上に符号化レートを下げることなく、符号化
レートを適切に制御できる。
【0039】次に、図2に本発明の第二の実施形態を示
す。
【0040】図1で示した第一の実施形態と図2に示す
第二の実施形態の相違は、図1ではダイナミックレンジ
制御回路18に符号出力バッファ10から出力されるバ
ッファ占有率が入力されていたのに対して、図2ではダ
イナミックレンジ制御回路19にレート制御回路11か
ら量子化スケールコードが入力される点である。
【0041】以下、ダイナミックレンジ制御回路19の
動作について説明する。尚、その他の構成は第一の実施
形態と同一であるので説明は省略する。
【0042】図11はダイナミックレンジ制御回路19
で量子化スケールコードによりダイナミックレンジ制御
信号を決定するアルゴリズムを示すフローチャートであ
る。
【0043】量子化スケールコードは値が大きいほど粗
い量子化が行なわれる。粗い量子化を行なうということ
は情報量が多いということなので、量子化スケールコー
ドの増大に対応してダイナミックレンジを狭くして情報
量を削減する。
【0044】図11において、ST8の量子化スケール
コードスレッショルド1、ST9の量子化スケールコー
ドスレッショルド2及びST10の量子化スケールコー
ドスレッショルド3の大小関係を、量子化スケールコー
ドスレッショルド1>量子化スケールコードスレッショ
ルド2>量子化スケールコードスレッショルド3とす
る。
【0045】ST8において量子化スケールコードが量
子化スケールコードスレッショルド1より大きい場合は
ST11に進みダイナミックレンジ制御信号を値3とし
てダイナミックレンジを1番狭くする。一方、量子化ス
ケールコードが量子化スケールコードスレッショルド1
以下の場合はST9に進む。
【0046】ST9おいて量子化スケールコードが量子
化スケールコードスレッショルド2より大きい場合はS
T12に進みダイナミックレンジ制御信号を値2として
ダイナミックレンジを2番目に狭くする。一方、量子化
スケールコードが量子化スケールコードスレッショルド
2以下の場合はST10に進む。
【0047】ST10おいて量子化スケールコードが量
子化スケールコードスレッショルド3より大きい場合は
ST13に進みダイナミックレンジ制御信号を1として
ダイナミックレンジを3番目に狭くする。一方、量子化
スケールコードが量子化スケールコードスレッショルド
3以下の場合はST14に進み、ダイナミックレンジ制
御信号を値0としてダイナミックレンジは変化させな
い。
【0048】本発明の第二の実施形態は、符号化器のレ
ート制御回路11から出力される量子化スケールコード
によって入力画像のダイナミックレンジを適応的に変化
させる点に特徴がある。量子化スケールコードが大きい
部分について情報量を削減するので、結果として量子化
スケールコードが小さくなり復号時のブロック歪みを削
減できる。
【0049】次に、図3に本発明の第三の実施形態を示
す。
【0050】図1で示した第一の実施形態と図3に示す
第三の実施形態の相違は、図1ではダイナミックレンジ
制御回路18に符号出力バッファ10から出力されるバ
ッファ占有率が入力されていたのに対して、図3ではダ
イナミックレンジ制御回路20に動きベクトル検出回路
17から動きベクトルが入力される点である。以下、ダ
イナミックレンジ制御回路20の動作について説明す
る。尚、その他の構成は第一の実施形態と同一であるの
で説明は省略する。
【0051】図12はダイナミックレンジ制御回路20
で動きベクトルによりダイナミックレンジ制御信号を決
定するアルゴリズムを示すフローチャートである。
【0052】動きベクトルが大きいと予測御差が大きく
なり、情報量が増加する傾向があるので、ここでは動き
ベクトルの増大に対応してダイナミックレンジを狭く
し、情報量を削減する。
【0053】図12において、ST15の動きベクトル
スレッショルド1、ST16の動きベクトルスレッショ
ルド2及びST17の動きベクトルスレッショルド3の
大小関係を、動きベクトルスレッショルド1>動きベク
トルスレッショルド2>動きベクトルスレッショルド3
とする。
【0054】ST15において動きベクトルが動きベク
トルスレッショルド1より大きい場合はST18に進み
ダイナミックレンジ制御信号を値3としてダイナミック
レンジを1番狭くする。一方、動きベクトルが動きベク
トルスレッショルド1以下の場合はST16に進む。
【0055】ST16おいて動きベクトルが動きベクト
ルスレッショルド2より大きい場合はST19に進みダ
イナミックレンジ制御信号を値2としてダイナミックレ
ンジを2番目に狭くする。一方、動きベクトルが動きベ
クトルスレッショルド2以下の場合はST17に進む。
【0056】ST17おいて動きベクトルが動きベクト
ルスレッショルド3より大きい場合はST20に進みダ
イナミックレンジ制御信号を値1としてダイナミックレ
ンジを3番目に狭くする。一方、ST17において動き
ベクトルが動きベクトルスレッショルド3以下の場合は
ST21に進み、ダイナミックレンジ制御信号を値0と
してダイナミックレンジは変化させない。
【0057】本発明の第三の実施形態は、符号化器の動
きベクトル検出回路17から出力される動きベクトルに
よって入力画像のダイナミックレンジを適応的に変化さ
せる点に特徴がある。動きベクトルを見ることにより、
動きの早い部分について情報量を削減するので画質を向
上させることができる。
【0058】次に、図4に本発明の第四の実施形態を示
す。
【0059】図1で示した第一の実施形態と図4に示す
第四の実施形態の相違は、図1ではダイナミックレンジ
制御回路18に符号出力バッファ10から出力されるバ
ッファ占有率が入力されていたのに対して、図4ではダ
イナミックレンジ制御回路21に符号化画像ラインメモ
リ2から入力画素が入力される点である。
【0060】以下、ダイナミックレンジ制御回路21の
動作について説明する。尚、その他の構成は第一の実施
形態と同一であるので説明は省略する。
【0061】図4のダイナミックレンジ制御回路21で
は入力画素を元に画像の複雑度が計算される。図16に
ダイナミックレンジ制御回路21のブロック図を示す。
【0062】ダイナミックレンジ制御回路21は、複雑
度計算部41とダイナミックレンジ制御部42とで構成
される。複雑度計算部41は符号化画像ラインメモリ2
(図4参照)から複数の入力画素を入力し、それを元に
複雑度を計算する。以下の説明では複雑度をアクティビ
ティ(ACTIVITY)とする。
【0063】ダイナミックレンジ制御部42ではアクテ
ィビティを元にダイナミックレンジ制御信号を決める。
一例として複雑度計算部41において複数の入力画素数
として縦8画素、横8画素の合計64画素を入力するも
のとする。するとアクティビティ(ACTIVITY)
は以下の式により算出される。
【0064】
【数1】
【0065】
【数2】
【0066】ここで、tnは縦8画素、横8画素の内の
1画素である。
【0067】上記式を演算するために符号化画像ライン
メモリ2は、少なくとも縦8ライン分の画像ラインを蓄
積して縦8画素、横8画素の合計64画素を複雑度計算
部41に出力する。
【0068】尚、複雑度はACTIVITYに限定する
ものではなく、例えばライン間画素の分散などを用いる
ことも可能である。また、この場合は符号化画像ライン
メモリ2の容量を減らすことができる。
【0069】図13はダイナミックレンジ制御部42で
アクティビティによりダイナミックレンジ制御信号を決
定するアルゴリズムを示すフローチャートである。
【0070】アクティビティが大きいほど情報量が増加
する傾向があるので、ここではアクティビティの増大に
対応してダイナミックレンジを狭くし情報量を削減す
る。
【0071】図13においてST22のアクティビティ
スレッショルド1、ST23のアクティビティスレッシ
ョルド2及びST24のアクティビティスレッショルド
3の大小関係を、アクティビティスレッショルド1>ア
クティビティスレッショルド2>アクティビティスレッ
ショルド3とする。
【0072】ST22においてアクティビティがアクテ
ィビティスレッショルド1より大きい場合はST25に
進みダイナミックレンジ制御信号を値3としてダイナミ
ックレンジを1番狭くする。一方、アクティビティがア
クティビティスレッショルド1以下の場合はST23に
進む。
【0073】ST23おいてアクティビティがアクティ
ビティスレッショルド2より大きい場合はST26に進
みダイナミックレンジ制御信号を値2としてダイナミッ
クレンジを2番目に狭くする。一方、アクティビティが
アクティビティスレッショルド2以下の場合はST26
に進む。
【0074】ST24おいてアクティビティがアクティ
ビティスレッショルド3より大きい場合はST27に進
みダイナミックレンジ制御信号を値1としてダイナミッ
クレンジを3番目に狭くする。一方、アクティビティが
アクティビティスレッショルド3以下の場合はST28
に進み、ダイナミックレンジ制御信号を値0としてダイ
ナミックレンジは変化させない。
【0075】本発明の第四の実施形態は、前処理部の符
号化画像メモリ2からの入力画素によって入力画像のダ
イナミックレンジを適応的に変化させる点に特徴があ
る。即ち、入力画像の複雑度によってダイナミックレン
ジを適応的に変化させる。このため符号化器からのデー
タを必要としないので、MPEGまたはそれ以外(現在
または将来)の各種の符号化方式に柔軟に適用できる。
【0076】次に、図5に本発明の第五の実施形態を示
す。
【0077】図1で示した第一の実施形態と図5に示す
第五の実施形態の相違は、図1ではダイナミックレンジ
制御回路18に符号出力バッファ10から出力されるバ
ッファ占有率が入力されていたのに対して、図5ではダ
イナミックレンジ制御回路22に符号出力バッファ10
から出力されるバッファ占有率が入力される他に、レー
ト制御回路11から量子化スケールコード、動きベクト
ル検出回路17から動きベクトルが入力され、また符号
化画像ラインメモリ2から入力画素が入力され複雑度を
算出し、それらの値を総合的に判断してダイナミックレ
ンジ制御を行う点である。
【0078】以下、ダイナミックレンジ制御回路22の
動作について説明する。尚、その他の構成は第一の実施
形態と同一であるので説明は省略する。
【0079】図14はダイナミックレンジ制御回路22
でバッファ占有率、量子化スケールコード、動きベクト
ル、符号化画像ラインメモリ2からの入力画素に基いた
複雑度(アクティビティ)によりダイナミックレンジ制
御信号を決定するアルゴリズムを示すフローチャートで
ある。
【0080】バッファ占有率が大きいということは情報
量が多いということなので、ここではバッファ占有率の
増大に対応してダイナミックレンジを狭くし情報量を削
減する。また、量子化スケールコードは値が大きいほど
粗い量子化が行なわれる。粗い量子化を行なうというこ
とは情報量が多いということなので、ここでは量子化ス
ケールコードの増大に対応してダイナミックレンジを狭
し情報量を削減する。更に、動きベクトルが大きいと予
測御差が大きくなり、情報量が増加する傾向があるの
で、ここでは動きベクトルの増大に対応してダイナミッ
クレンジを狭し情報量を削減する。加えて、アクティビ
ティが大きい程、情報量が増加する傾向があるので、こ
こではアクティビティの増大に対応してダイナミックレ
ンジを狭し情報量を削減する。
【0081】図14において、入力パラメータであるバ
ッファ占有率、量子化スケールコード、動きベクトル及
びアクティビティに対してそれぞれバッファ占有率スレ
ッショルド、量子化スケールコードスレッショルド、動
きベクトルスレッショルド及びアクティビティスレッシ
ョルドを規定し、それら入力パラメータと該スレッショ
ルドの大小関係によりダイナミックレンジ制御信号を定
める。また、ここではそれぞれの入力パラメータに対す
る該スレッショルドは1種類のみとする。
【0082】ST40おいて量子化スケールコードが量
子化スケールコードスレッショルドより大きい場合はS
T44に進みダイナミックレンジ制御信号を値3として
ダイナミックレンジを1番狭くする。一方、量子化スケ
ールコードが量子化スケールコードスレッショルド以下
の場合はST41に進む。
【0083】ST41おいてバッファ占有率がバッファ
占有率スレッショルドより大きくかつ、ST42おいて
アクティビティがアクティビティスレッショルドより大
きい場合はST45に進みダイナミックレンジ制御信号
を値2としてダイナミックレンジを2番目に狭くする。
ここで、ST41おいてバッファ占有率がバッファ占有
率スレッショルドより大きく、かつST42おいてアク
ティビティがアクティビティスレッショルド以下の場合
はST46に進みダイナミックレンジ制御信号を値1と
してダイナミックレンジを3番目に狭くする。また、S
T41おいてバッファ占有率がバッファ占有率スレッシ
ョルド以下の場合はST43に進む。
【0084】ST43において動きベクトルが動きベク
トルスレッショルドより大きい場合はST47に進みダ
イナミックレンジ制御信号を値1としてダイナミックレ
ンジを3番目に狭くする。一方、動きベクトルが動きベ
クトルスレッショルド以下の場合はST48に進み、ダ
イナミックレンジ制御信号を値0としてダイナミックレ
ンジは変化させない。
【0085】本発明の第五の実施形態は符号化器の出力
段に備わった符号出力バッファ10のバッファ占有率、
レート制御回路11から出力される量子化スケールコー
ド、動きベクトル検出回路17から出力される動きベク
トル及び前処理部の符号化画像ラインメモリ2からの入
力画素によって入力画像のダイナミックレンジを適応的
に変化させる点に特徴がある。即ち、第五の実施形態
は、第一乃至第四の実施形態の総括形態であり、第一乃
至第四の実施形態で用いた各制御情報を総合的に判断す
ることにより、より精密な制御を行なうことができる。
【0086】次に、図6に本発明の第六の実施形態を示
す。
【0087】図1で示した第一の実施形態と図6に示す
第六の実施形態の相違は、図1ではダイナミックレンジ
制御回路18からダイナミックレンジ制御部のダイナミ
ックレンジ調整器4にダイナミックレンジ制御信号を出
力していたのに対して、図6ではダイナミックレンジ制
御部の前段にビデオデコーダを備え、ダイナミックレン
ジ制御回路23からビデオデコーダ内のダイナミックレ
ンジ調整器24にダイナミックレンジ制御信号を出力す
る点である。
【0088】即ち、図1ではデジタル映像信号が入力さ
れ、ダイナミックレンジ調整器4でデジタルフィルタ処
理を行なってダイナミックレンジを変更していたのに対
し、図6ではダイナミックレンジ調整器24にアナログ
映像信号を入力し、アナログのレベル変換を行なうこと
によってダイナミックレンジを変更するものである。
【0089】従って、図6ではダイナミックレンジ制御
回路23、ダイナミックレンジ調整器24、A/D変換
部25の動作が図1と異なる。尚、その他の構成は第一
の実施形態と同一であるので説明は省略する。
【0090】ダイナミックレンジ制御回路23には符号
化器の中の出力バッファ10から出力されるバッファ占
有率が入力される。該バッファ占有率が所定のバッファ
占有率スレッショルドより大きければ、ダイナミックレ
ンジ制御信号の値を大きくしてダイナミックレンジ調整
器24においてアナログレベルでダイナミックレンジを
狭くする。A/D変換部25にはダイナミックレンジ調
整器24からダイナミックレンジを狭くしたアナログ画
像信号を入力してデジタル画像信号に変換する。ダイナ
ミックレンジ制御回路23の動作は、第一の実施形態に
おけるダイナミックレンジ制御回路18の動作と同一で
あり、そのフローチャートは図10に示した通りであ
る。
【0091】本発明の第六の実施形態は、ダイナミック
レンジ調整をビデオデコーダ内のダイナミックレンジ調
整器24においてアナログレベルで行うことを特徴とす
る。ダイナミックレンジ調整器をビデオデコーダのもの
を流用することにより回路を削減することができる。
【0092】以上説明したように、本発明に係る動画像
符号化装置は、ダイナミックレンジを狭くすることによ
り画像の情報量を削減し、特に低ビットレートの符号化
でも画質を向上させるものである。従来技術のようにプ
リフィルタによっても情報量を削減できるが、このプリ
フィルタの度合によっては画像の繊細部が劣化したり、
エッジ部のボケが発生したりする。それに比較してダイ
ナミックレンジを狭くすることは、エッジが損なわれる
ことはなく視覚的な画質の劣化は少ない。
【0093】図17に元画像信号にプリフィルタをかけ
た場合(従来の技術)と、ダイナミックレンジを狭くし
た場合(本発明)との効果の相違を比較した図を示す。
同図において、縦軸は画素の信号レベルであり横軸は画
素の位置である。
【0094】同図(a)は元画像信号であって急峻なエ
ッジがある場合を示している。
【0095】ここで、同図(b)は、同図(a)の元画
像信号に対してプリフィルタをかけた場合の信号であ
る。プリフィルタによる高帯域カットにより、同図
(a)における急峻なエッジが損なわれ視覚的にボケた
ものになる。
【0096】一方、同図(c)は、同図(a)の元画像
信号に対してダイナミックレンジを狭くした場合の信号
である。画素値が元画像のものに比べ小さくなるだけで
エッジは保存されている。
【0097】このように本発明では画像のエッジや繊細
部が保存されるため視覚的な効果は高い。また、ダイナ
ミックレンジを決定するパラメータとして、バッファ占
有率、量子化スケールコード、動きベクトルといった既
存の回路で求めている値を用いるため新たな回路が必要
ない。更に、複雑度の計算に用いる画素も既存のライン
メモリに蓄積しているため新たな回路が必要ない。加え
て、既存のビデオデコーダを用いることで新規の回路を
設けることなく、詳細なダイナミックレンジの調整を行
なうことができる。このため、本発明は簡易な構成及び
制御で実現できる。
【0098】
【発明の効果】本発明に係る動画像符号化装置によれ
ば、画像の繊細部を欠く等の画質の劣化を最小限に抑制
しつつ、符号量を抑えることが可能となる。また、かか
る効果を簡易な構成及び制御で達成することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図3】本発明の第3の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図4】本発明の第4の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図5】本発明の第5の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図6】本発明の第6の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図7】第1の実施の形態におけるダイナミックレンジ
調整器4のブロック図である。
【図8】図7のダイナミックレンジ調整器4におけるダ
イナミックレンジ制御信号と選択されるダイナミックレ
ンジ出力信号の関係を示す図である。
【図9】ダイナミックレンジ調整器4においてダイナミ
ックレンジ入力信号を中心値を原点として14/16倍
した場合の信号変化の説明図である。
【図10】本発明の第1の実施形態におけるダイナミッ
クレンジ制御回路18の動作を示すフローチャート図で
ある。
【図11】本発明の第2の実施形態におけるダイナミッ
クレンジ制御回路19の動作を示すフローチャート図で
ある。
【図12】本発明の第3の実施形態におけるダイナミッ
クレンジ制御回路20の動作を示すフローチャート図で
ある。
【図13】本発明の第4の実施形態におけるダイナミッ
クレンジ制御部42の動作を示すフローチャート図であ
る。
【図14】本発明の第5の実施形態におけるダイナミッ
クレンジ制御回路22の動作を示すフローチャート図で
ある。
【図15】従来の動画像符号化装置の実施例を示すブロ
ック図ある。
【図16】本発明の第4の実施形態におけるダイナミッ
クレンジ制御回路21の構成を示すブロック図である。
【図17】元画像信号にプリフィルタをかけた場合とダ
イナミックレンジを狭くした場合の比較を示す図ある。
【符号の説明】
1…第一前処理部 2…符号化画像ラインメモリ 3…第二前処理部 4、24…ダイナミックレンジ調整器 6、26、31…減算器 7…DCT回路 8…量子化回路 9…可変長符号化回路 10…符号出力バッファ 11…レート制御回路 12…逆量子化回路 13…逆DCT回路 14…加算器 15…復号画像メモリ 16…動き補償部 17…動きベクトル検出回路 18、19、20、21、22、23…ダイナミックレ
ンジ制御回路 27、28、29…除算器 30、32…セレクタ 41…複雑度計算部 42…ダイナミックレンジ計算部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C059 KK01 LA01 MA00 MA23 MA28 MC14 ME01 NN01 TA01 TC06 TC10 TC12 TC16 TC18 UA02 UA11 UA31 5J064 AA01 AA02 BA01 BA09 BA16 BB03 BC01 BC06 BC11 BC16

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号を符号化する符号化手段と、該
    符号化手段で符号化された前記画像信号の符号化データ
    を一時記憶して出力する一時記憶手段と、該一時記憶手
    段に記憶されている前記符号化データの量に基いて前記
    符号化手段で発生する前記符号化データの量を制御する
    第1の制御手段と、を含んだ画像符号化装置であって、 前記画像信号のダイナミックレンジを調整するダイナミ
    ックレンジ調整手段と、 前記一時記憶手段に記憶されている前記符号化データの
    量に基いて該ダイナミックレンジ調整手段を制御する第
    2の制御手段と、 を具備し、前記ダイナミックレンジ調整手段でダイナミ
    ックレンジを調整された前記画像信号を前記符号化手段
    に入力することを特徴とする画像符号化装置。
  2. 【請求項2】 画像信号を符号化する符号化手段と、該
    符号化手段で符号化された前記画像信号の符号化データ
    を一時記憶して出力する一時記憶手段と、該一時記憶手
    段に記憶されている前記符号化データの量に基いて前記
    符号化手段で発生する前記符号化データの量を制御する
    第1の制御手段と、を含んだ画像符号化装置であって、 前記画像信号のダイナミックレンジを調整するダイナミ
    ックレンジ調整手段と、 前記第1の制御手段からの制御信号に基いて該ダイナミ
    ックレンジ調整手段を制御する第2の制御手段と、 を具備し、前記ダイナミックレンジ調整手段でダイナミ
    ックレンジを調整された前記画像信号を前記符号化手段
    に入力することを特徴とする画像符号化装置。
  3. 【請求項3】 画像信号を符号化する符号化手段と、該
    符号化手段で符号化された前記画像信号の符号化データ
    を一時記憶して出力する一時記憶手段と、該一時記憶手
    段に記憶されている前記符号化データの量に基いて前記
    符号化手段で発生する前記符号化データの量を制御する
    第1の制御手段と、を含んだ画像符号化装置であって、 前記符号化手段は、前記画像信号の動きベクトルを検出
    する動きベクトル検出手段を有し、 前記画像信号のダイナミックレンジを調整するダイナミ
    ックレンジ調整手段と、 前記動きベクトル検出手段からの動きベクトルに基いて
    該ダイナミックレンジ調整手段を制御する第2の制御手
    段と、 を具備し、前記ダイナミックレンジ調整手段でダイナミ
    ックレンジを調整された前記画像信号を前記符号化手段
    に入力することを特徴とする画像符号化装置。
  4. 【請求項4】 画像信号を符号化する符号化手段と、該
    符号化手段で符号化された前記画像信号の符号化データ
    を一時記憶して出力する一時記憶手段と、該一時記憶手
    段に記憶されている前記符号化データの量に基いて前記
    符号化手段で発生する前記符号化データの量を制御する
    第1の制御手段と、を含んだ画像符号化装置であって、 前記画像信号のダイナミックレンジを調整するダイナミ
    ックレンジ調整手段と、 前記画像信号の複雑度を算出する複雑度算出手段と、 該算出された複雑度に基いて前記ダイナミックレンジ調
    整手段を制御する第2の制御手段と、 を具備し、前記ダイナミックレンジ調整手段でダイナミ
    ックレンジを調整された前記画像信号を前記符号化手段
    に入力することを特徴とする画像符号化装置。
  5. 【請求項5】 画像信号を符号化する符号化手段と、該
    符号化手段で符号化された前記画像信号の符号化データ
    を一時記憶して出力する一時記憶手段と、該一時記憶手
    段に記憶されている前記符号化データの量に基いて前記
    符号化手段で発生する前記符号化データの量を制御する
    第1の制御手段と、を含んだ画像符号化装置であって、 前記符号化手段は、前記画像信号の動きベクトルを検出
    する動きベクトル検出手段を有し、 前記画像信号のダイナミックレンジを調整するダイナミ
    ックレンジ調整手段と、 前記画像信号の複雑度を算出する複雑度算出手段と、 前記一時記憶手段に記憶されている前記符号化データの
    量、前記第1の制御手段からの制御信号、前記動きベク
    トル検出手段からの動きベクトル、前記算出された複雑
    度、の一部または全部の情報に基いて前記ダイナミック
    レンジ調整手段を制御する第2の制御手段と、 を具備し、前記ダイナミックレンジ調整手段でダイナミ
    ックレンジを調整された前記画像信号を前記符号化手段
    に入力することを特徴とする画像符号化装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5の何れかに記載の
    画像符号化装置であって、 前記画像信号はアナログ信号であり、該アナログ信号で
    ある画像信号は前記ダイナミックレンジ調整手段に入力
    され、 前記ダイナミックレンジ調整手段と前記符号化手段の間
    にアナログ/デジタル変換手段を設けたことを特徴とす
    る画像符号化装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014120998A (ja) * 2012-12-18 2014-06-30 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 符号化装置およびそのプログラム、復号装置およびそのプログラム、ならびに、映像処理システム
JP2018032921A (ja) * 2016-08-23 2018-03-01 沖電気工業株式会社 画像処理システム及び画像復号装置

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