JP2002190807A - データ通信システム、データ通信方法、データ通信装置及び記憶媒体 - Google Patents

データ通信システム、データ通信方法、データ通信装置及び記憶媒体

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JP2002190807A
JP2002190807A JP2000388180A JP2000388180A JP2002190807A JP 2002190807 A JP2002190807 A JP 2002190807A JP 2000388180 A JP2000388180 A JP 2000388180A JP 2000388180 A JP2000388180 A JP 2000388180A JP 2002190807 A JP2002190807 A JP 2002190807A
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JP2000388180A
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Yasuho Nishimura
泰保 西村
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 IEEE1394規格のような高速バスを用
いてデータ転送を行う場合、データの取りこぼしを防止
しつつ、可能な限りデータ転送を高速化する。 【解決手段】 プリンタ2は、データパケットの受信に
成功した場合、パソコン1による次のデータパケット送
信を直ちに許容する第一の応答処理方式と、パソコン1
による次のデータパケット送信を待機させた後、所定の
タイミングでデータパケット送信を許容する第二の応答
処理方式とを備えており、受信バッファに余裕がある場
合は、第一の応答処理方式を優先的に用い、受信バッフ
ァの格納許容量が残り少ない場合には、第二の応答処理
方式に切換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定方式の通信バ
スを介したデータ通信に関し、特にIEEE1394規
格等の高速マルチバスを介して接続されるパソコン、プ
リンタ等の送受信機器に好適なデータ通信システム、デ
ータ通信方法、データ通信装置及び記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近来、パソコンおよび周辺機器を接続し
て構成されるデータ通信システムが広く普及している。
この種データ通信システムは、例えばパソコンおよびプ
リンタに設けられる同一方式のインタフェース同志を接
続して構成され、両インタフェース間に構築される通信
バスを介してデータ通信を行う。また、パソコン用のイ
ンタフェースとしては、シリアルインタフェースである
RS232C規格や、パラレルインタフェースであるセ
ントロニクスインタフェース規格が標準規格として知ら
れている。
【0003】上記通信バスを介してデータの送受信を行
う場合、例えば非同期パケット転送プロトコルにおいて
は、送信機器が送信するデータパケット(WriteRequest
DataBlock)、受信機器が受信状況に応じて送信する応
答パケット、バスを管理するためのバス制御信号等が用
いられ、上記応答パケットには、データの受信に成功し
たことを示す受信完了信号(ack_complete)、データの
受信に成功したことを示し、かつ、待機解除信号(Writ
eResponse)を送信するまで次のデータ送信を待機させ
る送信待機信号(ack_pending)、データを受信できな
かったことを示す受信失敗信号(ack_busy)等が選択的
にセットされ、また、バス制御信号としては、通信バス
をリセットするバスリセット信号等がある。つまり、送
信機器がデータパケットを送信し、これを受信機器が受
信した場合、受信機器は受信完了信号(或いは送信待機
信号および待機解除信号)を送信し、これを送信機器が
受信すると、送信機器は次のデータパケットを送信す
る。一方、受信機器がデータパケットの受信に失敗した
場合、受信機器は受信失敗信号を送信し、これを送信機
器が受信すると、送信機器は受信されなかったデータパ
ケットを再度送信(リトライ処理)する。
【0004】ところで、近年においては、デジタルカメ
ラやビデオカメラで撮影した画像データをパソコンに取
込み、これをハードディスクに保存したり、プリンタで
カラープリントすることが日常的に行われており、これ
らの処理を快適に行うためには、サイズが大きい画像デ
ータをパソコンと周辺機器との間で高速転送することが
要求されるため、IEEE1394規格等の高速転送可
能なインタフェース規格が提唱されている。
【0005】しかしながら、上記IEEE1394規格
のような高速バスを用いた場合、通常、内部処理速度よ
りもバス転送速度の方が速くなるため、受信機器が受信
完了信号で応答する応答処理方式(ack_complete応答処
理)では、データの取りこぼしが発生する可能性があ
る。つまり、受信機器が受信完了信号で応答した場合、
送信機器が次のデータパケットを直ちに送信してしまう
ため、受信機器側の受信バッファ処理が間に合わずにデ
ータを取りこぼす場合がある。そのため、送信待機信号
を送信して送信機器による次のデータ送信を待機させた
後、所定のタイミングで待機解除信号を送信して送信機
器による次のデータ送信を許容する応答処理方式(ack_
pending+WriteResponse応答処理)が用いられるが、こ
の場合には、送信待機時間によって高速バスの利点が損
なわれる可能性がある。
【0006】また、高速バスを用いた場合、受信機器が
データパケットの受信に失敗する可能性が高まる。特
に、バス転送速度と内部処理速度との差が大きい場合に
は、受信機器の受信失敗信号に応じた送信機器のリトラ
イ処理が頻発する可能性があり、この場合には、バス混
雑を招いて転送速度が低下し、また、マルチバスである
IEEE1394においては、他の接続機器に影響を及
ぼす不都合がある。
【0007】また、周辺機器のなかには、所定の条件を
満たした場合に電源供給を遮断する省電力モードを備え
るものがある。そして、1対1の接続バスにおいては、
通常モード復帰用の信号ラインを確保し、外部要求によ
る省電力モードから通常モードへの復帰が可能である
が、マルチバスであるIEEE1394においては、専
用の信号ラインを確保することができず、外部要求によ
る通常モードへの復帰が困難になるという不都合があ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の如き
問題点を一掃すべく創案されたものであって、1の目的
は、IEEE1394規格のような高速バスを用いたと
しても、データの取りこぼしを発生させることなく、可
能な限り第一の応答処理方式を用いてデータ転送を高速
化することができるデータ通信システムおよびデータ通
信方法を提供するにある。
【0009】また、他の1の目的は、バス転送速度と内
部処理速度との差が大きい場合であっても、受信機器の
受信失敗信号に応じた送信機器のリトライ処理が頻発す
ることを回避でき、その結果、リトライ処理の多発によ
るバス混雑を回避して転送速度を向上させることができ
る許りでなく、IEEE1394規格等のマルチバスに
おいて他の接続機器に悪影響を及ぼす不都合を回避する
ことができるデータ通信システム、データ通信方法、デ
ータ通信装置及び記憶媒体を提供するにある。
【0010】また、他の1の目的は、IEEE1394
規格等のマルチバス環境において、所定の条件下で電源
供給を遮断する省電力モードを備えるものでありなが
ら、外部要求による省電力モードから通常モードへの自
動的な復帰を行うことができるデータ通信システム、デ
ータ通信方法、データ通信装置及び記憶媒体を提供する
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明が採用したデータ通信システムにかかる技術手
段は、データを送信する送信機器と、該送信機器が送信
したデータを受信し、かつ、受信したデータを一時的に
受信バッファに格納する受信機器とを含むデータ通信シ
ステムにおいて、前記受信機器がデータの受信に成功し
た場合、送信機器による次のデータ送信を直ちに許容す
る第一の応答処理方式と、送信機器による次のデータ送
信を待機させた後、所定のタイミングでデータ送信を許
容する第二の応答処理方式とを備えると共に、前記受信
バッファの状態に応じて応答処理方式を自動的に切換え
るべく構成したことを特徴とするものである。
【0012】また、上記課題を解決するために本発明が
採用したデータ通信システムにかかる技術手段は、デー
タを送信する送信機器と、該送信機器が送信したデータ
を受信する受信機器とを含むデータ通信システムにおい
て、前記受信機器が所定回数連続してデータの受信に失
敗した場合、送信機器によるデータの再送信処理を所定
時間遅延させるべく構成したことを特徴とするものであ
る。
【0013】また、上記課題を解決するために本発明が
採用したデータ通信システムにかかる技術手段は、デー
タを送信する送信機器と、データを受信する受信機器と
を、所定方式の通信バスを介して接続したデータ通信シ
ステムにおいて、前記受信機器に、所定の条件を満たし
た場合に電源供給を遮断する省電力モードを設定するに
あたり、該省電力モードに拘わらず前記通信バスとの通
信を許容する第二の電源供給部を設けると共に、送信機
器が送信したバスリセット信号を検出し、該信号検出に
応じて省電力モードから通常モードに復帰させるべく構
成したことを特徴とするものである。
【0014】また、上記課題を解決するために本発明が
採用したデータ通信方法にかかる技術手段は、データを
送信する送信機器と、該送信機器が送信したデータを受
信し、かつ、受信したデータを一時的に受信バッファに
格納する受信機器とを含むデータ通信システムのデータ
通信方法であって、前記受信機器がデータの受信に成功
した後、前記受信バッファの状態を判断し、格納許容量
が多い場合には、送信機器による次のデータ送信を直ち
に許容する一方、格納許容量が残り少ない場合には、送
信機器による次のデータ送信を待機させた後、所定のタ
イミングでデータ送信を許容することを特徴とするもの
である。
【0015】また、上記課題を解決するために本発明が
採用したデータ通信方法にかかる技術手段は、データを
送信する送信機器と、該送信機器が送信したデータを受
信する受信機器とを含むデータ通信システムのデータ通
信方法であって、前記受信機器が所定回数連続してデー
タの受信に失敗した後、送信機器によるデータの再送信
処理を所定時間遅延させることを特徴とするものであ
る。
【0016】また、上記課題を解決するために本発明が
採用したデータ通信装置にかかる技術手段は、送信機器
が送信したデータを受信し、かつ、受信したデータを一
時的に受信バッファに格納するデータ通信装置であっ
て、該データ通信装置に、データの受信に成功した場
合、受信完了信号を送信して送信機器による次のデータ
送信を直ちに許容する第一の応答処理手段と、送信待機
信号を送信して送信機器による次のデータ送信を待機さ
せた後、所定のタイミングで待機解除信号を送信して送
信機器による次のデータ送信を許容する第二の応答処理
手段と、前記受信バッファの状態に応じて実行する応答
処理を自動的に切換える応答処理切換手段とを備えるこ
とを特徴とするものである。
【0017】また、上記課題を解決するために本発明が
採用したデータ通信装置にかかる技術手段は、受信機器
に対してデータを送信するデータ通信装置であって、該
データ通信装置に、受信機器が所定回数連続してデータ
の受信に失敗した場合、データの再送信処理を所定時間
遅延させる再送信処理遅延手段を設けたことを特徴とす
るものである。
【0018】また、上記課題を解決するために本発明が
採用したデータ通信装置にかかる技術手段は、送信機器
が送信したデータを、所定方式の通信バスを介して受信
するデータ通信装置であって、該データ通信装置に、所
定の条件を満たした場合に電源供給を遮断する省電力モ
ードを設定するにあたり、該省電力モードに拘わらず前
記通信バスとの通信を許容する第二の電源供給手段と、
送信機器が送信したバスリセット信号を検出するバスリ
セット検出手段と、バスリセット信号の検出に応じて省
電力モードから通常モードに復帰させる通常モード復帰
手段とを設けたことを特徴とするものである。
【0019】また、上記課題を解決するために本発明が
採用した記憶媒体にかかる技術手段は、請求項7乃至9
のいずれかに記載のデータ通信方法をデータ通信システ
ムに実行させるためのプログラム、又は、請求項10乃
至13のいずれかに記載のデータ通信装置に各手段を具
備させるためのプログラムを格納したことを特徴とする
ものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を好適
な実施の形態として例示するデータ通信システムを図面
に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態
によるデータ通信システムの構成を示すブロック図であ
る。
【0021】図1に示すように、この実施の形態による
データ通信システムは、パソコン1とプリンタ2とで構
成される。パソコン1は、マイクロプロセッサからなる
演算処理部3と、メモリからなる第一記憶部4と、ハー
ドディスクからなる第二記憶部5と、ディスプレイから
なる表示部6と、キーボードからなる操作部7と、後述
するシリアルインタフェース8と、これらを通信可能に
接続する内部バス9とを有している。
【0022】プリンタ2は、マイクロプロセッサ等から
なるプリンタ制御部10と、メモリからなる記憶部11
と、操作スイッチ群からなる操作部12と、プリンタヘ
ッドや搬送ローラからなるプリント部13と、これら各
部10〜13に電源供給を行う第一電源供給部14と、
該第一電源供給部14の電源供給を制御する第一電源制
御部15と、後述するシリアルインタフェース16と、
前記第一電源供給部14の電源供給を制御する第二電源
制御部17と、これら各部16、17に電源供給を行う
第二電源供給部18とを有している。
【0023】前記パソコン1およびプリンタ2に設けら
れるシリアルインタフェース8、16は、IEEE13
94として規格化されたマルチバス方式の高速シリアル
インタフェースであり、両シリアルインタフェース8、
16をケーブル19を介して接続することにより、パソ
コン1とプリンタ2との間に、プリントデータ等を転送
するためのシリアルバスが構築される。
【0024】上記シリアルバスにおける非同期パケット
転送プロトコルには、パソコン1が送信するデータパケ
ット(WriteRequestDataBlock)と、プリンタ2が受信
状況に応じて送信する応答パケットと、シリアルバスを
管理するためのバス制御信号とが定義されている。上記
データパケットには、受信先を特定するための受信先特
定信号、可変長のデータ信号等が含まれる。また、応答
パケットには、データの受信に成功したことを示す受信
完了信号(ack_complete)、データの受信に成功したこ
とを示し、かつ、待機解除信号(WriteResponse)を送
信するまで次のデータ送信を待機させる送信待機信号
(ack_pending)、データを受信できなかったことを示
す受信失敗信号(ack_busy)等が選択的にセットされ
る。さらに、バス制御信号としては、通信バスをリセッ
トするバスリセット信号等がある。
【0025】パソコン1側がデータパケットを送信した
場合、これをプリンタ2側で受信すると、プリンタ2側
は受信完了信号(或いは送信待機信号および待機解除信
号)を送信する。これをパソコン1側で受信すると、パ
ソコン1側は次のデータパケットを送信する。一方、プ
リンタ2側でデータパケットの受信に失敗すると、プリ
ンタ2側は受信失敗信号を送信する。これをパソコン1
側で受信すると、パソコン1側は受信されなかったデー
タパケットを再度送信(リトライ処理)する。そして、
上記の処理の繰返しにより、パソコン1からプリンタ2
へのプリントデータ転送が行われるようになっている。
【0026】プリンタ2の第一電源制御部15は、プリ
ンタ2が待機状態を所定時間以上に亘って継続した場
合、各部10〜13への電源供給を遮断してプリンタ2
を省電力モードに切換える。このとき、シリアルインタ
フェース16および第二電源制御部17には、第二電源
供給部18から電源が供給され、シリアルインタフェー
ス16は受信可能状態に維持される。第二電源制御部1
7は、省電力モードにおいてシリアルインタフェース1
6がバスリセット信号を受信した場合、その受信回数を
カウントする。所定時間内にバスリセット信号の受信回
数が所定回数を越えた場合、第二電源制御部17は、第
一電源制御部15に通常モード復帰信号(WAKEUP
要求)を出力する。この信号を入力した第一電源制御部
15は、電源リレーを切換えて各部10〜13への電源
供給を再開し、プリンタ2を省電力モードから通常モー
ドに復帰させる。つまり、パソコン1側から所定時間内
にバスリセット信号を所定回数送信することにより、外
部要求による省電力モードからの復帰が可能になる。
【0027】プリンタ2は、パソコン1から受信したデ
ータパケットを一時的に格納する受信バッファを有して
いる。また、データパケットを受信した場合の応答処理
として2種類の方式を備える。受信完了信号で応答する
第一の応答処理方式(ack_complete応答処理)では、受
信完了信号に応じてパソコン1側が次のデータパケット
を直ちに送信するため、転送速度は高速であるものの、
受信バッファ処理が間に合わずにデータを取りこぼす可
能性がある。一方、第二の応答処理方式(ack_pending
+WriteResponse応答処理)では、送信待機信号を送信
してパソコン1側による次のデータパケット送信を待機
させた後、所定のタイミングで待機解除信号を送信して
パソコン1側による次のデータパケット送信を許容する
ので、データの取りこぼしなくデータパケットを受信で
きるものの、送信待機時間によって転送速度が低下す
る。
【0028】図3はプリンタ2側の応答処理手順を示す
フローチャートである。この図に示すように、プリンタ
2側では、パソコン1側がデータパケットを送信した場
合、その受信に成功したか否かを判断し、受信に失敗し
た場合には、受信失敗信号で応答する。一方、受信に成
功した場合には、受信バッファの格納許容量が残り少な
いか否かを判断し、ここでNOと判断した場合には、前
記第一応答処理を実行する一方、YESと判断した場合
には、第二応答処理を実行する。これにより、データの
取りこぼしを発生させることなく、可能な限り第一応答
処理を用いてデータ転送を高速化することが可能にな
る。
【0029】図4はパソコン1側のデータ送信処理手順
を示すフローチャートである。この図に示されるよう
に、パソコン1側では、データパケットを送信するパケ
ット送信処理を実行すると共に、その応答が受信失敗信
号であるか否かを判断する。この判断結果がYESの場
合は、同じデータパケットを再度送信するリトライ処理
を実行すると共に、受信失敗カウンタをインクリメント
(増加)する。次に、受信失敗カウンタのカウント数が
所定値X(例えば2)を越えていないか否かを判断し、
該判断結果がYESの場合は、遅延設定時間をインクリ
メント(増加)する。そして、上記パケット送信処理お
よびリトライ処理の上手側には、上記遅延設定時間に応
じてパケット送信処理およびリトライ処理を遅延させる
遅延処理ルーチンが挿入されており、該遅延処理ルーチ
ンによってリトライ処理の実行が遅延されることにな
る。これにより、受信失敗信号に応じてパソコン1側が
リトライ処理を頻発させることを回避でき、リトライ処
理の多発によるバス混雑を回避することが可能になる。
【0030】叙述の如く構成された本発明の実施の形態
において、プリンタ2は、パソコン1が送信したデータ
パケットを受信した場合、受信したデータパケットを一
時的に受信バッファに格納する。また、プリンタ2は、
データパケットの受信に成功した場合、パソコン1によ
る次のデータパケット送信を直ちに許容する第一の応答
処理方式と、パソコン1による次のデータパケット送信
を待機させた後、所定のタイミングでデータパケット送
信を許容する第二の応答処理方式とを備えており、受信
バッファに余裕がある場合は、第一の応答処理方式を優
先的に用い、受信バッファの格納許容量が残り少ない場
合に、第二の応答処理方式に切換える。従って、高速転
送が可能なシリアルバスを用いてデータ転送を行うもの
でありながら、データの取りこぼしを防止しつつ、可能
な限り第一の応答処理方式を用いてデータ転送を行うこ
とができ、その結果、データ転送は、接続されるプリン
タの受信バッファ処理能力に適合した最適な状態で高速
化が図られるという利点がある。
【0031】一方、パソコン1は、プリンタ2が所定回
数連続してデータパケットの受信に失敗した場合には、
リトライ処理を所定時間遅延させるため、受信失敗に応
じてパソコン1がリトライ処理を頻発させる不都合を回
避でき、その結果、リトライ処理の多発によるバス混雑
を回避して転送速度を向上させることができる許りか、
マルチバスにおいて他の接続機器に悪影響を及ぼす不都
合をも回避することができる。
【0032】しかも、前記遅延時間を、受信失敗回数の
増加に応じて長くするため、プリンタ2側の処理速度に
適合する遅延時間を設定でき、その結果、遅延不足によ
るリトライ処理の多発や、過剰な遅延による転送速度の
低下を防止することができ、FDなどの記憶媒体を介し
てパソコン1にインストールすることで既設のプリンタ
に対しても容易に適用することができる。なお、前記設
定された遅延時間は、所定の手段によりリセットできる
ことは言うまでもない。
【0033】また、プリンタ2においては、待機状態が
所定時間以上に亘って維持された場合に、電源供給を遮
断する省電力モードを設定するにあたり、該省電力モー
ドに拘わらず前記シリアルインタフェース16の信号受
信を許容する第二電源供給部18を設けると共に、パソ
コン1が送信したバスリセット信号を検出し、該信号検
出に応じて省電力モードから通常モードに復帰させるた
め、外部要求による省電力モードから通常モードへの自
動的な復帰を行うことができる。
【0034】しかも、バスリセット信号を所定時間内に
所定回数検出した場合に省電力モードから通常モードに
復帰させるため、本来のバスリセット信号と、モード復
帰信号とを明確に区別し、誤認によるモード復帰を防止
することができる。
【0035】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成したことに
より、IEEE1394規格のような高速バスを用いた
としても、データの取りこぼしを発生させることなく、
可能な限り第一の応答処理方式を用いてデータ転送を高
速化することができる。
【0036】また、本発明は、バス転送速度と内部処理
速度との差が大きい場合であっても、受信機器の受信失
敗信号に応じた送信機器のリトライ処理が頻発すること
を回避でき、その結果、リトライ処理の多発によるバス
混雑を回避して転送速度を向上させることができる許り
でなく、IEEE1394規格等のマルチバスにおいて
他の接続機器に悪影響を及ぼす不都合を回避することが
できる。
【0037】また、本発明は、IEEE1394規格等
のマルチバス環境において、所定の条件下で電源供給を
遮断する省電力モードを備えるものでありながら、外部
要求による省電力モードから通常モードへの自動的な復
帰を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】データ通信システムの構成を示すブロック図で
ある。
【図2】プリンタ側の応答処理を示す梯子図である。
【図3】プリンタ側の応答処理手順を示すフローチャー
トである。
【図4】パソコン側のデータ送信処理手順を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 パソコン 2 プリンタ 8 シリアルインタフェース 14 第一電源供給部 15 第一電源制御部 16 シリアルインタフェース 17 第二電源制御部 18 第二電源供給部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを送信する送信機器と、該送信機
    器が送信したデータを受信し、かつ、受信したデータを
    一時的に受信バッファに格納する受信機器とを含むデー
    タ通信システムにおいて、前記受信機器がデータの受信
    に成功した場合、送信機器による次のデータ送信を直ち
    に許容する第一の応答処理方式と、送信機器による次の
    データ送信を待機させた後、所定のタイミングでデータ
    送信を許容する第二の応答処理方式とを備えると共に、
    前記受信バッファの状態に応じて応答処理方式を自動的
    に切換えるべく構成したことを特徴とするデータ通信シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 第一の応答処理方式を優先的に用い、受
    信バッファの格納許容量が残り少ない場合に第二の応答
    処理方式に切換えることを特徴とする請求項1に記載の
    データ通信システム。
  3. 【請求項3】 データを送信する送信機器と、該送信機
    器が送信したデータを受信する受信機器とを含むデータ
    通信システムにおいて、前記受信機器が所定回数連続し
    てデータの受信に失敗した場合、送信機器によるデータ
    の再送信処理を所定時間遅延させるべく構成したことを
    特徴とするデータ通信システム。
  4. 【請求項4】 前記遅延時間を、受信失敗回数の増加に
    応じて長くすることを特徴とする請求項3に記載のデー
    タ通信システム。
  5. 【請求項5】 データを送信する送信機器と、データを
    受信する受信機器とを、所定方式の通信バスを介して接
    続したデータ通信システムにおいて、前記受信機器に、
    所定の条件を満たした場合に電源供給を遮断する省電力
    モードを設定するにあたり、該省電力モードに拘わらず
    前記通信バスとの通信を許容する第二の電源供給部を設
    けると共に、送信機器が送信したバスリセット信号を検
    出し、該信号検出に応じて省電力モードから通常モード
    に復帰させるべく構成したことを特徴とするデータ通信
    システム。
  6. 【請求項6】 前記バスリセット信号を所定時間内に所
    定回数検出した場合に省電力モードから通常モードに復
    帰させることを特徴とする請求項5に記載のデータ通信
    システム。
  7. 【請求項7】 データを送信する送信機器と、該送信機
    器が送信したデータを受信し、かつ、受信したデータを
    一時的に受信バッファに格納する受信機器とを含むデー
    タ通信システムのデータ通信方法であって、前記受信機
    器がデータの受信に成功した後、前記受信バッファの状
    態を判断し、格納許容量が多い場合には、送信機器によ
    る次のデータ送信を直ちに許容する一方、格納許容量が
    残り少ない場合には、送信機器による次のデータ送信を
    待機させた後、所定のタイミングでデータ送信を許容す
    ることを特徴とするデータ通信方法。
  8. 【請求項8】 データを送信する送信機器と、該送信機
    器が送信したデータを受信する受信機器とを含むデータ
    通信システムのデータ通信方法であって、前記受信機器
    が所定回数連続してデータの受信に失敗した後、送信機
    器によるデータの再送信処理を所定時間遅延させること
    を特徴とするデータ通信方法。
  9. 【請求項9】 前記遅延時間を、受信失敗回数の増加に
    応じて長くすることを特徴とする請求項8に記載のデー
    タ通信方法。
  10. 【請求項10】 送信機器が送信したデータを受信し、
    かつ、受信したデータを一時的に受信バッファに格納す
    るデータ通信装置であって、該データ通信装置に、デー
    タの受信に成功した場合、受信完了信号を送信して送信
    機器による次のデータ送信を直ちに許容する第一の応答
    処理手段と、送信待機信号を送信して送信機器による次
    のデータ送信を待機させた後、所定のタイミングで待機
    解除信号を送信して送信機器による次のデータ送信を許
    容する第二の応答処理手段と、前記受信バッファの状態
    に応じて実行する応答処理を自動的に切換える応答処理
    切換手段とを備えることを特徴とするデータ通信装置。
  11. 【請求項11】 前記応答処理切換手段は、第一の応答
    処理手段を優先的に用い、受信バッファの格納許容量が
    残り少ない場合に第二の応答処理手段に切換えることを
    特徴とする請求項10に記載のデータ通信装置。
  12. 【請求項12】 受信機器に対してデータを送信するデ
    ータ通信装置であって、該データ通信装置に、受信機器
    が所定回数連続してデータの受信に失敗した場合、デー
    タの再送信処理を所定時間遅延させる再送信処理遅延手
    段を設けたことを特徴とするデータ通信装置。
  13. 【請求項13】 前記遅延時間を、受信失敗回数の増加
    に応じて長くすることを特徴とする請求項12に記載の
    データ通信装置。
  14. 【請求項14】 送信機器が送信したデータを、所定方
    式の通信バスを介して受信するデータ通信装置であっ
    て、該データ通信装置に、所定の条件を満たした場合に
    電源供給を遮断する省電力モードを設定するにあたり、
    該省電力モードに拘わらず前記通信バスとの通信を許容
    する第二の電源供給手段と、送信機器が送信したバスリ
    セット信号を検出するバスリセット検出手段と、バスリ
    セット信号の検出に応じて省電力モードから通常モード
    に復帰させる通常モード復帰手段とを設けたことを特徴
    とするデータ通信装置。
  15. 【請求項15】 前記通常モード復帰手段は、バスリセ
    ット検出手段がバスリセット信号を所定時間内に所定回
    数検出した場合に省電力モードから通常モードに復帰さ
    せることを特徴とする請求項14に記載のデータ通信装
    置。
  16. 【請求項16】 請求項7乃至9のいずれかに記載のデ
    ータ通信方法をデータ通信システムに実行させるための
    プログラム、又は、請求項10乃至13のいずれかに記
    載のデータ通信装置に各手段を具備させるためのプログ
    ラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011008819A (ja) * 2010-08-24 2011-01-13 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp Usb機器、及びusb接続システム
JP2011066476A (ja) * 2009-09-15 2011-03-31 Nec Corp 携帯端末装置、その制御方法、およびコンピュータプログラム

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