JP2002190611A - 複数個の太陽電池モジュールを備えた発電装置 - Google Patents

複数個の太陽電池モジュールを備えた発電装置

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solar cells
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Masahiro Osawa
正弘 大澤
Koji Shimizu
康次 清水
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  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部分日陰が生じた場合でも太陽電池になんら
の損傷を与えず、またホットスポット現象を発生させな
い複数個の太陽電池モジュールを備えた発電装置を提供
する。 【解決手段】 透光性表面保護部材と裏面保護部材との
間に矩形状の複数個の太陽電池を、接着性樹脂封止材に
より封止してなる複数個の太陽電池モジュールを、屋根
などの傾斜面に設置してなる発電装置において、前記太
陽電池モジュール101は、矩形状の複数個の太陽電池
102を傾斜面の傾斜方向と略直角方向に一列に配置し
て、この一列のすべての太陽電池を電気的に直列接続
し、さらに矩形状の太陽電池の長辺115が、傾斜面の
傾斜方向に対して略平行となる構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数個の太陽電
池モジュールを、屋根などの傾斜面に設置してなる発電
装置、特に太陽電池モジュール内の太陽電池の配置とそ
の電気的接続構成に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、環境保護の立場から、クリーンな
エネルギーの研究開発が進められている。中でも、太陽
電池はその資源(太陽光)が無限であること、無公害で
あることから注目を集めている。同一基板上に形成され
た複数の太陽電池素子が、直列接続されてなる太陽電池
(光電変換装置)の代表例は、薄膜太陽電池である。
【0003】薄膜太陽電池は、薄型で軽量、製造コスト
の安さ、大面積化が容易であることなどから、今後の太
陽電池の主流となると考えられ、電力供給用以外に、建
物の屋根や窓などにとりつけて利用される業務用,一般
住宅用にも需要が広がってきている。一般住宅用とし
て、屋根材一体型太陽電池や太陽電池付き屋根瓦なども
開発されている。
【0004】近年では、プラスチックフィルムを用いた
フレキシブルタイプの太陽電池の研究開発がすすめられ
ており、このフレキシブル性を生かし、ロールツーロー
ル方式やステップロール方式の製造方法により大量生産
が可能となっている。
【0005】上記の薄膜太陽電池は、電気絶縁性フィル
ム基板上に第1電極(以下、下電極ともいう)、薄膜半
導体層からなる光電変換層および第2電極(以下、透明
電極ともいう)が積層されてなる光電変換素子(または
セル)が複数形成されている。ある光電変換素子の第1
電極と隣接する光電変換素子の第2電極を電気的に接続
することを繰り返すことにより、最初の光電変換素子の
第1電極と最後の光電変換素子の第2電極とに必要な電
圧を出力させることができる。例えば、インバータによ
り交流化し商用電力源として交流100Vを得るために
は、薄膜太陽電池の出力電圧は100V以上が望まし
く、実際には数10個以上の素子が直列接続される。
【0006】このような光電変換素子とその直列接続
は、電極層と光電変換層の成膜と各層のパターニングお
よびそれらの組み合わせ手順により形成される。上記太
陽電池の構成および製造方法の一例として、本願出願人
により、いわゆるSCAF(Series Connection throug
h Apertures on Film )型の非晶質の光電変換層を用い
た薄膜太陽電池が提案されており、例えば特開平10−
233517号公報や特願平11−19306号に記載
されている。
【0007】図8は、構造の理解の容易化のために、前
記SCAF型の薄膜太陽電池の構成を簡略化して斜視図
で示したものである。図8において、基板61の表面に
形成した単位光電変換素子62および基板61の裏面に
形成した接続電極層63は、それぞれ複数の単位ユニッ
トに完全に分離され、それぞれの分離位置をずらして形
成されている。このため、素子62のアモルファス半導
体部分である光電変換層65で発生した電流は、まず透
明電極層66に集められ、次に該透明電極層領域に形成
された集電孔67を介して背面の接続電極層63に通
じ、さらに該接続電極層領域で素子の透明電極層領域の
外側に形成された直列接続用の接続孔68を介して上記
素子と隣り合う素子の透明電極層領域の外側に延びてい
る下電極層64に達し、両素子の直列接続が行われてい
る。
【0008】太陽電池を住宅等に設置して発電装置を構
成するためには、上記のように電気絶縁性を有するフィ
ルム基板上に形成された複数の太陽電池を、電気絶縁性
の保護材により封止するために、太陽電池の受光面側お
よび非受光面側の双方に保護層を設けて薄膜太陽電池モ
ジュールを構成し、このモジュールを複数個屋根に設置
し、インバータなどの周辺設備と組み合わせて発電シス
テムを構築する。
【0009】以下に、太陽電池モジュールの構成ならび
に屋根への設置構成の従来例について述べる。
【0010】図3は、従来の太陽電池モジュールの模式
的構造の一例を示す上面図、図4はその側方断面図であ
る。図4に示す太陽電池モジュールは、透光性表面保護
部材と裏面保護部材との間に太陽電池を接着性樹脂封止
材により封止してなるもので、例えば、複数個の太陽電
池2と、その受光面側に設けた表面保護部材としてのガ
ラス板3と、アルミ箔の両面に一弗化エチレン(商品
名:テドラー,デュポン社製)を接着した裏面保護部材
としての防湿保護シート4とを備え、これらを、接着封
止性に優れかつ安価なEVA(エチレン−酢酸ビニル共
重合樹脂)などの接着封止材5により熱融着封止して構
成されている。
【0011】また、図3に示すように、太陽電池2の図
示しないプラス(+)極には、隣接する太陽電池2の図示
しないマイナス(−)極が接続され、マイナス(−)極に
は、もう一方の側に隣接する太陽電池2の図示しないプ
ラス(+)極が、それぞれリード線6で電気的に接続さ
れ、全体として複数個の太陽電池が電気的に直列接続さ
れている。
【0012】さらに直列接続された太陽電池2のうち、
両端の太陽電池2a,2bは、太陽電池2aのブラス
(十)極12が電力端子箱9のプラス(+)端子7に、他方
の太陽電池2bのマイナス(−)極13が電力端子箱9の
マイナス(−)端子8に接続線14で接続され、電カケー
ブル10を介して電力が外部に取出されて全体として太
陽電池モジユール1を構成している。
【0013】ここで複数個の太陽電池2の相互の電気的
接続方法は、太陽電池モジユール1内の配列位置、配線
接続の容易さ、電力端子箱の取付け位置、出力電圧など
から決められ、その接続方法は一定しておらず、図3で
は、例えばクランク状に結線している。
【0014】図5は、太陽電池の電気接続図を示す。図
5に示すように、直列接続されたひとつひとつの太陽電
池2には、電気的に並列にバイパスダイオード11が挿
入接続されており、例えばひとつの太陽電池2が部分日
陰や遮蔽物で覆われて発電作用が無くなった場合、他の
発電作用のある太陽電池2の電流をバイパスさせて、発
電作用の無い太陽電池2に逆電圧が印加されて故障する
ことを防止している。
【0015】図6は、屋根材と一体化した太陽電池モジ
ュールの一例の側方断面図を示す。図6において、太陽
電池モジュール1は、屋根材21に例えば接着材22
で、防湿保護シート4と屋根材21とを接着固定して一
体化し、いわゆる屋根材一体型太陽電池モジュール20
を構成している。
【0016】図7は、屋根材と一体化した太陽電池モジ
ュールを屋根などの傾斜面に設置した側方断面図を示
す。図7において、このように構成された屋根材一体型
太陽電池モジュール20は、屋根の野地板23に図示し
ない釘などで固定される。この際、屋根材一体型太陽電
池モジュール20は、屋根の野地板23の傾斜方向に対
して、上側に位置する屋根材一体型太陽電池モジュール
20aの先端部24が、下側に位置する屋根材一体型太
陽電池モジュール20bの一部に、重なり合うように設
置され、全体として階段状に設置される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のよう
に階段状に積み重ねられた屋根材一体型太陽電池モジュ
ール20において、図7のごとく太陽光線25が斜め上
方から入射した場合、上側の先端部分24が下側の太陽
電池モジュール1の受光面(表面)に部分的な日陰26を
作り、日陰となった場所に位置する、図6で示すところ
の太陽電池2cの出力が低下して太陽電池モジュール1
の出力を低下させる。また日陰になっていない太陽電池
2dの大きな出力電流が、日陰になった太陽電池2cに
流れるために電気的負荷となって、ホットスポット現象
が生じて太陽電池2cを損傷させるとともに、最悪時に
は火災を生じる恐れがある。
【0018】平均的な個人用の住宅はその屋根面積も小
さく、かつ南側に正対した屋根を有する家屋は少ないた
め、一軒当り3KWの発電容量と言われている太陽電池
モジュールを南側に面した屋根のみに設置できる家屋は
非常に少ない。
【0019】従って、太陽電池モジュールは屋根全体に
設置されることになり、この場合、東側に面した屋根の
太陽電池モジュールは午後に、西側に面した屋根の太陽
電池モジュールは午前中に、北側に面した太陽電池モジ
ュールは一日中、前述の部分日陰が発生することとな
り、特に屋根勾配が大きい場合や太陽高度の低い冬場は
その影響が大きい。このように部分日陰の発生は避けら
れない中、前述の問題は常に付きまとうため、出力特性
低下はやむを得ないものの、太陽電池モジュールの損傷
や火災発生は避けなければならない。
【0020】従来、この種の問題を解決する手段とし
て、前記図5で示したように、太陽電池個々にバイパス
ダイオードを並列接続し、電流をバイパスダイオードに
流して太陽電池に過大な逆電圧が印加されて損傷、若し
くはホットスポットが発生するのを防止しているが、バ
イパスダイオードをひとつひとつ太陽電池に並列接続す
る作業は、煩雑で作業時間を要し、コストアップの主因
をなしている。
【0021】特にひとつの太陽電池モジュール内の太陽
電池を小面積に細分化し、これらを直列接続して高電圧
を得る場合や、薄膜半導体太陽電池のごとく、フィルム
基板やガラス基板にスパッタ装置で蒸着して形成し、基
板内でレーザ加工などで直列接続するものは、バイパス
ダイオードの数が多く、また非常に薄い半導体膜にバイ
パスダイオードを接続しなければならないので、接続作
業が煩雑さを極める問題がある。
【0022】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、本発明の課題は、部分日陰が
生じた場合でも太陽電池になんらの損傷を与えず、また
ホットスポット現象を発生させない複数個の太陽電池モ
ジュールを備えた発電装置を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、この発明においては、透光性表面保護部材と裏面保
護部材との間に矩形状の複数個の太陽電池を、接着性樹
脂封止材により封止してなる複数個の太陽電池モジュー
ルを、屋根などの傾斜面に設置してなる発電装置におい
て、前記太陽電池モジュールは、前記矩形状の複数個の
太陽電池を前記傾斜面の傾斜方向と略直角方向に一列に
配置して、この一列のすべての太陽電池を電気的に直列
接続し、さらに前記矩形状の太陽電池の長辺が、前記傾
斜面の傾斜方向に対して略平行となる構成とする(請求
項1の発明)。
【0024】また、前記請求項1の発明において、前記
一列に配置し電気的に直列接続した太陽電池の列を、複
数列設け、各列に逆流防止ダイオードを介挿して前記複
数列の列間を電気的に並列接続してなる構成とする(請
求項2の発明)。
【0025】上記構成により、少なくとも一つの太陽電
池モジュールの中において、日陰が生じた場合に、複数
個の太陽電池がすべて均等に日陰が生じ、かつこれら均
等に部分日陰が生じた太陽電池の列のみが電気的に直列
に接続されるため、即ち、常に出力特性が同じ太陽電池
が電気的に直列に接続されているため、太陽電池の一部
が部分日陰で出力が低下して他の太陽電池の発生出力で
加熱されホットスポット現象を起こすことはない。
【0026】また前記請求項2の発明のように、電気的
に直列に接続された太陽電池の列が、複数列有る場合、
他の列の太陽電池からの電流流れ込みによるホットスポ
ット現象は逆流防止ダイオードで防ぐことができる。
【0027】上記発明の実施態様として、下記請求項3
ないし5の発明が好ましい。即ち、請求項1または2に
記載の発電装置において、前記太陽電池モジュールを、
前記傾斜面の傾斜方向に対して、屋根材を介して階段状
に取り付けてなるものとする(請求項3の発明)。この
場合、前記作用効果は特に顕著となる。
【0028】また、前記請求項1ないし3のいずれかに
記載の発電装置において、前記太陽電池モジュールは、
一つの電気絶縁性を有するフィルム基板上に形成された
複数個の矩形状の薄膜太陽電池を直列に接続してなるも
のとする(請求項4の発明)。この発明によれば、太陽
電池モジュールの製作が容易となる。
【0029】さらに、前記請求項4に記載の発電装置に
おいて、前記薄膜太陽電池は、非晶質の薄膜太陽電池と
する(請求項5の発明)。この発明によれば、薄膜太陽
電池の製作コストが低減する。
【0030】
【発明の実施の形態】図面に基づき、この発明の実施の
形態について以下に述べる。
【0031】図1および2にこの発明の実施例を示し、
図1は太陽電池を一列設けた太陽電池モジュールの受光
面側から見た模式的上面図、図2は電気的に直列に接続
された太陽電池の列を複数列設けた太陽電池モジュール
の受光面側から見た模式的上面図を示す。
【0032】図1において、矩形状の複数個の太陽電池
102は、その長辺115が向き合うように一列に並べ
られ、かつ屋根などの傾斜面に太陽電池モジュール10
1を設置した場合、太陽電池の長辺115が傾斜方向に
平行になるように配置される。また隣接する太陽電池1
02は、その図示しないプラス極が隣りの図示しないマ
イナス極に、他方の図示しないマイナス極が反対側に隣
接する図示しないプラス極にリード線106で接続さ
れ、両端の太陽電池はマイナス極113が接続線114
を介して電力端子箱109のマイナス端子108に、プ
ラス極112が電力端子箱109のプラス端子107に
接続される。
【0033】ここで、図1および図2では、隣接する太
陽電池102はリード線106で直列接続されている
が、例えば、前述の図8で述べた薄膜太陽電池のよう
に、一つの基板内に複数の太陽電池を製膜する際に、電
気的接続を完結することで、モジュール製作時での接続
作業は省略することができる。
【0034】図2は、太陽電池102の列を複数列とし
た実施例で、各列の端部に位置する太陽電池102のプ
ラス極112と接続線114との間に逆流防止ダイオー
ド111を挿入接続している。この構成により、例えば
ひとつの列の太陽電池102が日陰になり、出力特性が
低下した場合でも、この列に他の太陽電池の列の出力が
流れ込んで、太陽電池102を損傷したり、太陽電池モ
ジュール101全体の出力特性が大きく低下するのを防
止することができる。
【0035】上記のように構成した太陽電池モジュール
101を、屋根材に固定して屋根材一体型太陽電池モジ
ュールとして構成し、屋根の野地板に設置する方法、並
びにその構成は従来技術と同様であるため、ここでは説
明を省略するが、前記従来技術の図7に基づき本実施例
の効果を以下に説明する。
【0036】例えば屋根の北側斜面に設置した場合を考
えると、傾斜面上側に位置する屋根材21の先端部24
が、斜めに差込む太陽光線25を遮って太陽電池102
の一部分、乃至は全体に日陰26が生じる。しかしなが
ら本実施例によれば、一列に並んで直列接続された矩形
状の複数個の太陽電池102が略均等に日陰を生じるの
で、常に列内の太陽電池102の出力特性は略同じとな
って、特定の太陽電池にホットスポット現象が生じるこ
とは無い。
【0037】さらに前述のとおり、複数列配置の場合、
各列毎に逆流防止ダイオード111を設けることによ
り、日陰が生じた太陽電池モジュールの損傷を防止する
ことができ、全体の出力低下を最小限に留めることがで
きる。
【0038】
【発明の効果】この発明によれば前述のように、透光性
表面保護部材と裏面保護部材との間に矩形状の複数個の
太陽電池を、接着性樹脂封止材により封止してなる複数
個の太陽電池モジュールを、屋根などの傾斜面に設置し
てなる発電装置において、前記太陽電池モジュールは、
前記矩形状の複数個の太陽電池を前記傾斜面の傾斜方向
と略直角方向に一列に配置して、この一列のすべての太
陽電池を電気的に直列接続し、さらに前記矩形状の太陽
電池の長辺が、前記傾斜面の傾斜方向に対して略平行と
なる構成とすることにより、また、前記一列に配置し電
気的に直列接続した太陽電池の列を、複数列設け、各列
に逆流防止ダイオードを介挿して前記複数列の列間を電
気的に並列接続してなる構成とすることにより、従来の
ように太陽電池個々にバイパスダイオードを並列接続す
ることなしに、部分日陰が生じた場合でも太陽電池にな
んらの損傷を与えず、またホットスポット現象を発生さ
せない複数個の太陽電池モジュールを備えた発電装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に関わる太陽電池モジュールの
模式的上面図
【図2】図1とは異なる実施例の太陽電池モジュールの
模式的上面図
【図3】従来の太陽電池モジュールの一例を示す模式的
上面図
【図4】従来の太陽電池モジュールの一例を示す模式的
側断面図
【図5】従来の太陽電池モジュールにおける太陽電池の
電気接続図
【図6】従来の屋根材と一体化した太陽電池モジュール
の一例の側方断面図
【図7】図6の太陽電池モジュールを屋根などの傾斜面
に設置した側方断面図
【図8】SCAF型の薄膜太陽電池の概略構成の斜視図
【符号の説明】
1,101:太陽電池モジュール、2,102:太陽電
池、3:ガラス板、4:防湿保護シート、5:接着封止
材、109:電力端子箱、111:逆流防止ダイオー
ド、115:長辺。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光性表面保護部材と裏面保護部材との
    間に矩形状の複数個の太陽電池を、接着性樹脂封止材に
    より封止してなる複数個の太陽電池モジュールを、屋根
    などの傾斜面に設置してなる発電装置において、 前記太陽電池モジュールは、前記矩形状の複数個の太陽
    電池を前記傾斜面の傾斜方向と略直角方向に一列に配置
    して、この一列のすべての太陽電池を電気的に直列接続
    し、さらに前記矩形状の太陽電池の長辺が、前記傾斜面
    の傾斜方向に対して略平行となる構成とすることを特徴
    とする複数個の太陽電池モジュールを備えた発電装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の発電装置において、前
    記一列に配置し電気的に直列接続した太陽電池の列を、
    複数列設け、各列に逆流防止ダイオードを介挿して前記
    複数列の列間を電気的に並列接続してなる構成とするこ
    とを特徴とする複数個の太陽電池モジュールを備えた発
    電装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の発電装置にお
    いて、前記太陽電池モジュールを、前記傾斜面の傾斜方
    向に対して、屋根材を介して階段状に取り付けてなるこ
    とを特徴とする複数個の太陽電池モジュールを備えた発
    電装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の発
    電装置において、前記太陽電池モジュールは、一つの電
    気絶縁性を有するフィルム基板上に形成された複数個の
    矩形状の薄膜太陽電池を直列に接続してなるものとする
    ことを特徴とする複数個の太陽電池モジュールを備えた
    発電装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の発電装置において、前
    記薄膜太陽電池は、非晶質の薄膜太陽電池とすることを
    特徴とする複数個の太陽電池モジュールを備えた発電装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010080605A (ja) * 2008-09-25 2010-04-08 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 太陽電池パネル及び太陽光発電装置
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