JP2002189971A - キャッシュレス購買システム、電子バリュー充填システム、キャッシュレス購買方法、電子バリュー充填方法、及び媒体 - Google Patents

キャッシュレス購買システム、電子バリュー充填システム、キャッシュレス購買方法、電子バリュー充填方法、及び媒体

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JP2002189971A
JP2002189971A JP2000390996A JP2000390996A JP2002189971A JP 2002189971 A JP2002189971 A JP 2002189971A JP 2000390996 A JP2000390996 A JP 2000390996A JP 2000390996 A JP2000390996 A JP 2000390996A JP 2002189971 A JP2002189971 A JP 2002189971A
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Hiroshi Nishikawa
寛 西川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カードが使用される時点で、そのカードの不
正使用をチェックできるようにする。 【解決手段】 データ記憶部を有するカードを利用して
商取引を行うカードシステムにおいて、カードのデータ
記憶部にはカードのクレジット番号が記憶され、読取装
置であるカード利用端末から、カードより読取った前記
クレジット番号をクレジット会社のサーバに連絡し、こ
のサーバにクレジット番号ごとに記憶されている顧客リ
ストから携帯電話の電話番号を呼び出して認証処理を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、磁気カー
ド/ICカードおよび携帯電話などを利用して物品の購
入や各種サービスの利用を受けることを可能したキャッ
シュレス購買技術に関し、特に、不正使用(不正購買)
を防止する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術1:磁気カード/ICカードに
よるキャッシュレス購買システム 現在、磁気記憶部を有するクレジットカード或いは銀行
カード等では、その本人認証として、サインによる筆跡
認証か、暗証番号による認証を使用するものが一般的で
ある。この認証方法に於いては、不正使用者がサインの
筆跡を真似することにより本人に成りすましたり、何ら
かの手段により暗証番号を入手または推測(例えば、生
年月日など)してカードを不正使用する場合には、予め
本人から紛失、盗難の届けがカード管理センタに届出ら
れていない限り、不正使用を防止することは出来ず、ま
して、本人自身が紛失、盗難に気付いていない場合(平
成9年度の調査によれば、カード紛失に気付く前の短時
間の不正使用が全体の40%を占めている)には、被害
が大きく拡大している。
【0003】また、不正使用後にその不正使用者を追跡
する有効な手段も与えられておらず、従って不正使用を
企てること自体を断念させることはできない。
【0004】全国クレジットカード犯罪対策連絡協議会
の資料によれば、日本でのカード犯罪は年を追うごとに
増加する傾向にあり、平成8年度では200億円弱の被
害額だったのが平成11年には272億円に増加してい
る。また、カード犯罪の傾向として、いわゆるスキミン
グ偽造が増加しており、平成8年には、ほとんど発生し
ていなかったスキミングカード犯罪が、平成11年には
91億円と、カード犯罪の主流になってきている。
【0005】スキミング偽造とは、磁気カードを読取る
読取機に細工を施すなどして磁気カードの読取信号を不
正に入手し、偽造カードに読取った信号と同一の信号を
書き込む方法であり、単純な手口だが組織的な犯罪集団
により急速に増加傾向にあるカード犯罪である。
【0006】カードシステムにおける不正使用の防止策
として、頻繁にカードが短時間に使用された場合、たと
えば10分以内に複数回カードが使用されたことを検知
し、カード保持者に身分証明書の提示を求めるような方
法が採られている。この防止策でも、組織的な犯罪集団
により身分証明書の偽造が行われてしまえば、不正使用
は防止できないことになる。
【0007】また、近年、カードの記憶部にICメモリ
を使い、より記憶容量の多いカードとしてICカードが
実用化されるようになってきており、本人認証をより高
度に行う方法が多々開示されている。
【0008】例えば、クレジットカード等に使われ始め
ているICカードの利用において、ICカード使用時
に、その提示されたICカードが間違いなく提示者自身
の物であるかをチェックする本人認証の従来技術とし
て、特開平4−271494号公報の技術が提案されて
おり、この技術では、ICカードの不揮発性メモリーに
本人の顔写真データを記憶し、ICカード使用時にIC
カードに記憶されたデータを画面に再生するようにし
て、ICカードの所持者の顔と画面に表示された顔写真
とを比較して本人を確認するようにしている。このよう
に、ICカードに内蔵のメモリーに顔写真データを記録
し、ICカードの利用時にその顔写真データを表示装置
に表示しカード利用者の顔とチェックしようとするもの
は、前記特開平4−271494号公報の他にも、特開
昭62−147580号公報、特開昭62−17108
8号公報、特開昭63−112199号公報にも開示さ
れている。
【0009】更に、特開昭62−244698号公報、
特開平4−373080号公報では、ICカードから読
取ったカード所有者(登録者)の顔画像データと、カメ
ラで撮影したカード使用者の顔画像データを処理装置で
比較、識別する技術が示されている。
【0010】また、ポケベル(ページャー)や携帯電話
によるカード認証の提案もされてきており、たとえば特
開平11−96323では、ICカードにカード保持者
の携帯電話などの電話番号を記憶しておき、ICカード
から読み取った電話番号に自動ダイヤルしてカード使用
中を知らしめるメッセージを発信する手段が提案されて
いる。
【0011】従来技術2:携帯電話によるによるキャッ
シュレス購買システム 近年、携帯電話の急速な普及により、携帯電話関連技術
が目覚しいスピードで進んでいる。部品の小型軽量化に
よる携帯電話自体の小型軽量化技術をはじめ、W−CD
MAやCDMA−2000などの技術により通信周波数
の高速化が行われ、また、携帯電話による電子メールや
音楽やゲームなどのコンテンツ配信等、ソフト技術に基
づいたビジネスも普及してきている。
【0012】携帯電話を使ったキャッシュレス購買も普
及してきており、音楽やゲームなどのコンテンツ配信を
対象にした課金方法のみならず、携帯電話を磁気カード
やICカードの代わりにキャッシュレス購買に用いるビ
ジネスも提案されてきている。
【0013】例えば、特開平11−184947号公報
では、電子バリューを携帯電話に充填する方法が開示さ
れており、携帯電話をデビットカードとして使用するビ
ジネスについて説明している。使用者の認証方法として
は、従来の一般的な方法である暗証番号により携帯電話
をロック状態にするやり方を提案している。
【0014】特開平11−66430号広報では、認証
センターに携帯電話からID番号、利用情報、利用明
細、パスワードを送信し、認証処理した後、販売店管理
センタもしくは電子レジスタへ確認通知を行うビジネス
について開示されている。認証方法としては、ID番号
とパスワード(暗証番号)を一致させる一般的な方法に
加えてブラックリストのチェックも加えている。
【0015】特開2000−106694号広報では、
携帯電話にICカードなどの着脱可能な記憶媒体を接続
してキャッシュレス購買の課金処理を行うビジネスが開
示されており、その認証方法としては、やはり従来方法
としての使用者を特定するための暗号鍵(暗証番号)に
よって行っている。上記従来例においては、カードの不
正利用者に対する防御は、暗証番号やブラックリストの
チェックで行っており、不正利用者が携帯電話を盗難し
て何らかの手段により暗証番号を入手または推測(例え
ば、生年月日など)して使用する場合は、不正利用に対
する防御が出来ないことになる。
【0016】また、携帯電話の使用者の年齢が低下して
おり、高校生や中学生でも保持しているほど普及してき
ているが、携帯電話にキャッシュレス購買の機能を付加
すると、高校生や中学生が際限なく大人から見れば無駄
遣いを行うことが可能となってしまう。
【0017】例えば、音楽やゲームのコンテンツを制限
なく購入することや 電子バリューを親の許可なく入手
しておやつやおもちゃなどを購入することが出来てしま
う。これらの制限をつける方法については、従来技術に
おいて開示されていないのが現状である。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】課題1:磁気カード/
ICカードによるキャッシュレス購買システム 電子化技術の発達と浸透に伴い、電子技術マニヤあるい
はハッカーと呼ばれる者の出現により、クレジットカー
ドに代表される偽造カードの出現等、カードを巡る偽造
事件、不正使用事件のニュースが珍しくないほどになっ
てきた。
【0019】また、その手口も高度化する傾向にあり、
単なるサインによる筆跡確認や暗証番号のみでは、不正
使用防止には極めて不十分であり、更に上記の従来技術
の本人顔写真データを記録したICカードであっても、
これらは何れも確かにカードを使用するその場面におい
て、上記の暗証番号によるものよりは不正使用の防止に
は有効と考えられるが、予め不正使用者によって顔写真
データを入れ替えられている場合には、事前の紛失、盗
難届けがなされている場合を除き、無効である。
【0020】また、上記従来技術の携帯電話などの電話
番号を記憶したICカードであっても、そのICカード
を不正に入手したものが、ICカードに記録されている
電話番号を犯罪者の保持する携帯電話の電話番号に書き
換えて使用することも考えられ、この方法においても、
予め不正使用者によってICカードに記憶している電話
番号を書き換えられている場合には、不正使用者の保持
する携帯電話に自動ダイヤルする方法を取られてしま
い、不正利用に対する防御が無効になってしまう。
【0021】また、いかに複雑なセキュリティ方法をカ
ード自体に施しても、高度化した犯罪組織においては、
スキミング偽造などによる偽造カードの作成が行われて
しまう可能性があり、カード認証システムとして解決し
ていく必要がある。
【0022】課題2:携帯電話によるキャッシュレス購
買システム 磁気カードやICカードの代わりに携帯電話を用いてキ
ャッシュレス購買をした場合も不正利用は完全には排除
されず、たしかに携帯電話を紛失あるいは盗難にあった
場合には、カードのようには薄くて軽くないため、気が
つく確率は高くなるが、携帯電話をどこかに置いたまま
忘れて一日ぐらい気がつかない事は、起こり得ることで
ある。不正利用者が携帯電話を入手し高額な買い物を連
続して行う可能性はあり、また暗証番号による認識方法
は、暗証番号を生年月日などから類推して不正利用する
磁気カードやICカードを使ったキャッシュレス購買と
同様の危険性が残っている。
【0023】携帯電話にカードを装着することによりキ
ャッシュレス購買を行う方法は非常に有効であるが、携
帯電話に装着可能なカードシステムでのみ有効であり、
年間約2915万枚(日本事務機械工業会 平成12年
度予測)普及しているICカード、および年間9000
万枚以上普及している磁気カード(富士キメラ総研のデ
ータでは時期ストライプカードの平成12年度予測は9
375万枚)を使ったシステムが使用できないことにな
る。
【0024】本人認証のために携帯電話に使用者の写真
を記憶しておき、キャッシュレス購買を行うときに記憶
している写真を表示する方法も考えられるが、これとて
も悪質な不正利用者が書き換えてしまえば、不正利用を
防止できないことになる。
【0025】さらに悪質な犯罪行為としてのスキミング
偽造によれば、携帯電話のコピーを作ってしまって不正
行為を行うため、いつのまにかコピーされた携帯電話で
のキャッシュレス購買が実行されてしまう。
【0026】従来例で説明したように、携帯電話を使用
した場合は、悪質な不正利用を防止するだけでなく低年
齢の利用者である子供(高校生や中学生)のキャッシュ
レス購買の利用に制限をつけることも重要な課題とな
る。
【0027】携帯電話を利用したキャッシュレス購買に
おいても、磁気カードやICカードと同様にカード認証
システム全体として解決していく必要がある。
【0028】本発明は、このような背景に鑑みてなされ
たもので、その第1の課題は、カードが使用される時点
で、そのカードの不正使用をチェックできるようにする
ことにある。
【0029】また、本発明の第2の課題は、携帯電話を
使ったキャッシュレス購買が行われる時点で、不正なキ
ャッシュレス購買をチェックできるようにすることにあ
る。
【0030】また、本発明の第3の課題は、携帯電話の
利用者の関係者(たとえば高校生の子供を持つ親)が利
用者(たとえば高校生)のキャッシュレス購買に制限を
加えられるようにすることにある。
【0031】
【課題を解決するための手段】上記第1の課題を解決す
るため、本発明は、カード使用による商品購入の管理を
ネットワークに接続された管理装置で行うキャッシュレ
ス購買システムにおいて、前記管理装置は、登録ユーザ
の口座番号ごとに、口座情報と共に通信端末の接続番号
を記憶する口座記憶手段を具備している。
【0032】また、第2の課題を解決するため、本発明
は、第1の通信端末を使用した商品購入の管理をネット
ワークに接続された管理装置で行うキャッシュレス購買
システムにおいて、前記管理装置は、登録ユーザの口座
番号ごとに、口座情報と共に第1の通信端末の接続番号
と、認証時に使用する第2の通信端末装置の接続番号を
記憶する口座記憶手段を具備している。
【0033】また、上記第3の課題を解決するため、本
発明は、通信端末に電子バリューを充填する充填管理を
ネットワークに接続された管理装置で行う電子バリュー
充填システムにおいて、前記管理装置は、登録ユーザの
口座番号ごとに、口座情報と共に複数の通信端末の接続
番号を記憶する口座記憶手段を具備している。
【0034】また、上記第1の課題を解決するため、本
発明は、カード使用による商品購入の管理をネットワー
クに接続された管理装置で行うキャッシュレス購買方法
において、前記管理装置は、登録ユーザの口座番号ごと
に、口座情報と共に通信端末の接続番号を記憶する口座
記憶工程を具備している。
【0035】また、上記第2の課題を解決するため、本
発明は、第1の通信端末を使用した商品購入の管理をネ
ットワークに接続された管理装置で行うキャッシュレス
購買方法において、 前記管理装置は、登録ユーザの口
座番号ごとに、口座情報と共に第1の通信端末の接続番
号と、認証時に使用する第2の通信端末装置の接続番号
を記憶する口座記憶工程を具備している。
【0036】また、上記第3の課題を解決するため、本
発明は、通信端末に電子バリューを充填する充填管理を
ネットワークに接続された管理装置で行う電子バリュー
充填方法において、前記管理装置は、登録ユーザの口座
番号ごとに、口座情報と共に複数の通信端末の接続番号
を記憶する口座記憶工程を具備している。
【0037】また、上記第1の課題を解決するため、本
発明は、カード使用による商品購入の管理をネットワー
クに接続された管理装置で行うキャッシュレス購買シス
テムに適用可能なコンピュータ読取可能な媒体におい
て、前記管理装置は、登録ユーザの口座番号ごとに、口
座情報と共に通信端末の接続番号を記憶する口座記憶ル
ーチンを具備している。
【0038】また、上記第2の課題を解決するため、本
発明は、第1の通信端末を使用した商品購入の管理をネ
ットワークに接続された管理装置で行うキャッシュレス
購買システムに適用可能なコンピュータ読取可能な媒体
において、前記管理装置は、登録ユーザの口座番号ごと
に、口座情報と共に第1の通信端末の接続番号と、認証
時に使用する第2の通信端末装置の接続番号を記憶する
口座記憶ルーチンを具備している。
【0039】また、上記第2の課題を解決するため、本
発明は、通信端末に電子バリューを充填する充填管理を
ネットワークに接続された管理装置で行う電子バリュー
充填システムに適用可能なコンピュータ読取可能な媒体
において、前記管理装置は、登録ユーザの口座番号ごと
に、口座情報と共に複数の通信端末の接続番号を記憶す
る口座記憶ルーチンを具備している。
【0040】
【発明の実施の形態】本発明は、主として、次のような
実施の形態を有している。第1の実施形態では、データ
記憶部を有するカードを利用して商取引を行うカードシ
ステムにおいて、前記カードのデータ記憶部にはカード
のクレジット番号が記憶され、読取装置であるカード利
用端末から、前記カードより読取った前記クレジット番
号をクレジット会社に連絡し、クレジット番号ごとに記
憶されている顧客リストから携帯電話の電話番号を呼び
出して認証処理を行う手段を設けた。
【0041】これによって、本人が気付いていないカー
ドの紛失、盗難を、カードが不正使用される時点で、直
ちに本人に気付かせるとともに、その不正使用をその場
で阻止し、更には、このようなシステムであることを知
らしめて、不正使用者に不正使用を企てること自体をあ
きらめさせることが出来る。
【0042】第2の実施形態では、第1の携帯電話のデ
ータ記憶部に記録されたクレジット番号を用いてキャッ
シュレス購買を行う形態を示している。第1の携帯電話
のデータ記憶部には、クレジット番号が記憶され、非接
触の接続手段によりクレジット番号をPOSに伝送し、
入手したクレジット番号をPOSからクレジット会社に
連絡した後、クレジット番号ごとに記憶されている顧客
リストから第2の携帯電話の電話番号を呼び出して認証
処理を行う手段を設けた。
【0043】これによって、本人が気付いていない第1
の携帯電話の紛失、盗難を第1の携帯電話によるキャッ
シュレス購買が行われた時点で、直ちに本人に気付かせ
るとともに、その不正使用をその場で阻止し、更には、
このようなシステムであることを知らしめて、不正使用
者に不正使用を企てること自体を断念させることが出来
る。
【0044】第3の形態では、第1の携帯電話のデータ
記憶部に電子バリューを充填する形態を示している。第
1の携帯電話のデータ記憶部には銀行の電話番号、口座
番号なども記憶されており、電子バリューを充填する際
は、口座のある銀行に連絡し口座番号ごとに記憶されて
いる第2の携帯電話を呼び出して電子バリュー充填の許
可処理を行う手段を設けた。
【0045】これにより、第1の携帯電話を保持してい
る中学生や高校生の子供に対し、第2の携帯電話を保持
している親の許可を簡単かつ確実に行うことを可能にし
ている。
【0046】[第1の実施形態]以下、本発明の第1の
実施形態を図面に基づいて説明する。
【0047】図1は、 第1の実施形態に関わるネットワ
ークを用いたカードシステムの全体構成図である。
【0048】図1において、ネットワークB10に、カ
ードでの決済処理を行うPOSシステムB11と携帯電
話B12とカード会社の管理装置であるサーバB13が
接続されている。
【0049】この全体構成図は、説明の都合上、非常に
単純化したモデルを示しており、実際にはより多くの装
置がネットワークに接続されており、また携帯電話B1
2は公衆交換電話回線ネットワーク(PSTN)を介し
てネットワークに接続されている。
【0050】ネットワークB10は、TCP/IPプロ
トコルにより設定されているインターネットのネットワ
ークシステムでもよく、データ通信回線網(たとえば、
CAFIS)によるネットワークシステムでもよい。
【0051】POSシステムB11は、大型小売店や小
規模の店舗をチェーン化したコンビニエンスストアなど
に置かれているシステムであり、複数のキャッシュレジ
スタB15を店舗内でLAN(ローカルエリアネットワ
ーク)により接続し、本社の大型コンピュータB14に
より集中管理しているシステム、あるいは小規模の店舗
に設置している複数のキャッシュレジスタB15を独自
ネットワークにより接続し、本社の大型コンピュータB
14により集中管理しているシステムである。
【0052】大型コンピュータB14に接続されている
警備員室B18のコンピュータは、後述する認証処理に
おいて、不正カードのカード処理が行われたキャッシュ
レジスタB15の位置を確認し、警備員をそのキャッシ
ュレジスタB15の位置に急行させるための情報を受け
取る。
【0053】複数のキャッシュレジスタB15には、そ
れぞれ磁気カード用のカードリーダB16が内蔵されて
おり、商品購入やサービス購入を磁気カードで行うとき
には、磁気カードB17に書かれているクレジットカー
ド番号をカードリーダB16で読み取り、カードでの商
取引決済を始動する。
【0054】なお、磁気カードB17を保持し商取引決
済を実行しようとする正常なユーザを、以降の説明では
カード権利者と表現して説明する。
【0055】読取られたクレジットカードの番号は、P
OSシステムB11の大型コンピュータB14にて記憶
され、ネットワークB10を介してカード会社サーバB
13に送信される。クレジットカードの番号から表され
るクレジット会社名、支店名に対するURL(Unif
orm Resource Locator)を予め大
型コンピュータB14で記憶しておき、ネットワーク上
に接続されている装置の中からカード会社サーバB13
を指定して、クレジットカード固有の口座番号を送信す
る。
【0056】クレジットカード番号を受信したカード会
社サーバB13は、内部メモリに記憶している有効期
限、使用頻度、金額の上限などをチェックして、認証方
法を決定し、必要に応じて携帯電話B12と共に本実施
形態に特有の認証処理を実行する。
【0057】図2は、カード会社サーバB13内の記憶
装置に各クレジットカードの口座番号ごとに記憶されて
いる内容の一例を示したものである。
【0058】1つのクレジットカード口座番号の記憶ユ
ニットB20は、カードの有効期限B21、使用頻度B
22、金額上限B23、携帯電話B12の電話番号B2
4、携帯電話使用時の認証時に使用される暗証番号B2
5、盗難届の有無B26、年会費B27により構成され
ている。
【0059】カードの有効期限B21は、不正カード利
用者が有効期限を過ぎたカードを使用したときにいち早
く不正を明らかにするためのデータである。使用頻度B
22は、不正利用者の短時間内でのカードの連続使用を
検知するための判別データであり、従来技術としても説
明したように、現行のクレジットカードのシステムで1
0分以内に同一のカードが使用されたときは身分証明書
を提示するような不正利用に対する対策がされている。
しかしながら、身分証明書のように、組織的集団におい
ては偽造可能なチェック方法では不正利用が見逃される
可能性があり、このため本実施形態では、携帯電話B1
2と共に本人認証を行い、組織的集団からの不正行為を
も防止可能としている。
【0060】金額制限B23は、高額なカード購入を検
知するための判別データであり、不正利用者がカードを
取得し高額な商品購入を行ったときに、本実施形態に特
有の認証方法を行うことで不正利用を検出することを可
能とする。
【0061】本実施形態では、使用頻度B22と金額制
限B23の判別データを設けて、使用頻度が多くなく小
額なカード購入のときは、サインによる筆跡認証のみの
簡易的な認証方法で認証し、使用頻度が多いとき、ある
いは高額なカード購入のときは、不正利用の可能性があ
るため、本実施形態に特有の認証方法を行っている。な
お、詳細な処理については、図3に基づいて説明する。
【0062】携帯電話番号B24は、携帯電話B12の
電話番号であり、カード認証時、携帯電話を使用すると
きに、携帯電話B12を呼び出すのに用いられる。暗証
番号B25は、携帯電話B12にて認証処理を行ったと
きに、携帯電話で入力した暗証番号との一致を検出する
ためのユーザ登録の暗証番号である。
【0063】盗難届B26は、カード権利者がカード紛
失、盗難などにあったときに、カード会社に連絡するこ
とにより登録される。年会費B27は、使用頻度B22
と金額上限B23で決められるカード権利者の年会費で
あり、図5に示すテーブルから求められて記憶される。
【0064】図3は、カードによるキャッシュレス購買
を行ったときに、本実形態でのカードシステムで行う認
証方法についての処理流れを示す流れ図である。
【0065】流れF1は、カード権利者が保持するクレ
ジットカード(磁気カードB17)を用いて商品購入し
た際に、キャッシュレジスタB15内のカードリーダB
16にて、磁気カードB17の磁気ストライプにあるデ
ータを読取る処理を示している。
【0066】磁気カードB17には、クレジットカード
会社の会社コード、カード権利者がクレジットカードを
登録した支店コード、カード権利者ごとに番号付けされ
ている口座番号などにより構成されており、流れF2
で、POSシステムB11内の大型コンピュータB14
にて、磁気カードB17から読み取った会社コードから
クレジットカード会社を特定し、流れF3にて、カード
会社サーバB13に接続する。
【0067】カード会社サーバB13では、図示してい
ないが盗難届済みのカードの検出処理や有効期限の過ぎ
たカードの検出処理を行い、その後、流れF4で、口座
番号ごとに記憶されている図2に示した使用頻度B22
の内容を参照して、クレジットカードの利用が頻繁に行
われているかどうかのチェックを行う。カードの不正利
用者は、クレジットカードを不正入手したときに、短時
間の間に多くの買い物を行うのが通常であり、この習性
に基づいて、本実施形態では、30分以内にカードが2
度以上使われた場合、流れF6以降の携帯電話を用いた
認証処理を実施する。
【0068】流れF5では、図2に示した金額上限B2
3の内容を参照して、クレジットカードの利用者が高額
な買い物をしているかどうかのチェックを行う。カード
の不正利用者は、短時間に且つ高額な買い物を次々と行
うのが通常であり、この習性に基づいて、本実施形態で
は、1万円以上の買い物にカードが使われた場合、流れ
F6以降の携帯電話を用いた認証処理を実施する。
【0069】上記使用頻度B22と金額上限B23は、
カード権利者がクレジットカードを新規取得したときに
カード権利者の希望に基づいて登録するものであり、そ
の処理内容は、図4および図5に基づいて後述するが、
登録データによってクレジットカードの年会費を違えて
設定するように処理している。
【0070】年会費を安く済ませたいカード権利者にお
いては、携帯電話を使用した認証を多く行い、携帯電話
による認証をあまり行いたくないカード権利者には、高
い年会費を請求するよう本実施形態では設定しておき、
不正使用を防止するのに優れた携帯電話による認証を普
及するように配慮している。また、サインによる認証の
みでクレジットカードを不正使用されたとき、現行のク
レジットカードシステムではクレジットカード会社の責
任となっているが、本実施形態によるシステムでは、カ
ード権利者の希望により使用頻度および金額上限を設定
しているので、責任の一端をカード権利者に負わせるこ
とも可能となる。
【0071】流れF6にて、カード会社サーバB13で
記憶している認証用携帯電話の電話番号B24をデータ
通信回線網経由で呼び出し、流れF7で認証用携帯電話
を保持しているカード権利者が暗証番号入力処理を行
う。
【0072】流れF8にて、携帯電話で入力した暗証番
号とカード会社サーバB13が記憶している暗証番号と
の一致を検出し、一致していれば本人認証を完了し、流
れF9で許可連絡をPOSシステムB11に行い、カー
ドを使った商取引決済を流れF10にて行う。
【0073】不一致ならば、カードの不正利用と判断
し、流れF11で異常連絡を行い、流れF12で不正利
用者取締りのためPOSシステムを保持している会社の
警備員室へ連絡する。
【0074】カードの不正利用としては、盗難または紛
失したカードを不正利用者が入手し利用した場合と、カ
ードを偽造して不正利用する場合が考えられる。前者に
おいて不正利用者は、カードを無くした権利者に見つか
る前に多くの買い物をして盗難行為を行おうとするが、
流れF4または流れF5にて頻繁なカードの使用や高額
商品の購入でのカードの使用をチェックし、流れF6で
カード会社のサーバB13で記憶している携帯電話の電
話番号、すなわちカード権利者の電話番号に電話するの
で、カード権利者は盗難されたことを前もって気付いて
いなくても、携帯電話がかかってきたときにカードを無
くしたことを気付くので、流れF7で、暗証番号と異な
るカード盗難されたことを示すコードを入力する。
【0075】この場合、流れF8で不一致と判断して、
流れF11で異常連絡をPOSシステムB11に行い、
流れF12でPOSシステム警備員室B18へ連絡する
ので、警備員が不正利用者を拘束し、不正利用者を詰問
することが可能となる。
【0076】一方、偽造カードを使用する場合は、カー
ドを偽造しても偽造カードの中には携帯電話の電話番号
が記録されておらず、カード会社のサーバB13に記憶
されているのみであり、カード会社のサーバB13は非
常に高度な防犯対策がされている現実から考えると、不
正利用者がカード会社のサーバB13により管理されて
いる携帯電話の電話番号を変更して不正利用者の電話番
号に変更することは事実上不可能である。
【0077】このため、不正利用者は、携帯電話による
認証を必要としない頻度および金額でカードを使用する
ことも考えられるが 頻度チェックの最長を図5に示す
ように24時間に設定し、金額上限の最低金額を100
0円に設定すると、1日に1000円しか不正利用する
ことができず、犯罪行為としては割に合わないことにな
るので、偽造カードの使用を抑止することができる。
【0078】その他考えられる不正利用としては、カー
ドと携帯電話の両方をカード権利者が盗まれ、不正利用
者がカードと携帯電話両方を使って不正使用を行う場合
が考えられる。しかし、この場合でも、カード会社サー
バB13に登録されている暗証番号を入力する必要があ
るので、不正使用を防止することができる。
【0079】携帯電話、カードと共に運転免許証やパス
ポートなどを同時に盗難された場合は、不正利用者が生
年月日などの数値から暗証番号を想像して入力し不正利
用を行うことも考えられる。この場合は、カード権利者
が盗まれたことを気付く可能性が高いので、実際上は問
題とならないと考えられるが、より完璧を期すために、
使用頻度が多く、且つ高額なカード購入を行ったときに
は、2つの暗証番号をサーバに登録しておき、携帯電話
で認証行為を始めるときに第1の暗証番号で認証モード
に入れるようにし認証時に第2の暗証番号を携帯電話で
入力するようにして、両方の暗証番号の一致により認証
行為が完了するように構成するのが望ましい。
【0080】さらに、後述する第2の実施例と同様に、
第1の携帯電話と第2の携帯電話を使用し(たとえば夫
婦で携帯電話を持っているようなとき)、高額なカード
購入を実施するときは第1の携帯電話と第2の携帯電話
両方で暗証番号の入力を行うようにしておけば、より確
実にカードの不正使用を防止することができる。
【0081】図4は、カード権利者がカード会社からカ
ードを新規取得するときの登録処理を示す流れ図であ
り、図5は年会費を参照するときのテーブルである。
【0082】図4において、流れF20で、カードの有
効期限を入力し、カード会社サーバB13の図2に示す
メモリの有効期限B21に登録する。流れF21で、ユ
ーザの希望により使用頻度を入力し、メモリの使用頻度
B22に登録する。
【0083】流れF22で、ユーザの希望により金額上
限を入力し、メモリの金額上限B23に登録する。流れ
F23で、ユーザの保持している携帯電話の電話番号を
入力し、メモリの携帯電話番号B24に登録する。流れ
F24で、ユーザの希望する暗証番号を入力し、メモリ
の暗証番号B25に登録する。
【0084】流れF25で、使用頻度B22と金額上限
B23を元に、図5のテーブルを参照して年会費を決定
する。図5のテーブルでは、横軸が使用頻度B22、縦
軸が金額上限B23であり、年会費を抑えたいユーザ
(カード権利者)に対しては、たとえば使用頻度を24
時間、金額上限を1000円に設定し、年会費を100
0円にする。これば、カードをあまり使わないカード権
利者にとっては、カードを使うたびに携帯電話による認
証を行っても煩わしさを感じることがなく、むしろ年会
費を抑える方が好ましいからである。
【0085】カードを頻繁に利用し、携帯電話による認
証が煩わしいようなカード権利者に対しては、たとえば
使用頻度を5分、金額上限を50000円に設定し、年
会費を4800円にする。使用頻度が5分以上、あるい
は金額50000円以下の買い物をクレジットカードで
行うときは、サインによる筆跡認証だけですまし、携帯
電話による認証を行わなくて良いが、年会費は4800
円と高くなる。
【0086】このようにしておけば、カード権利者は、
年会費を抑えたいために、携帯電話を使った安全性の高
い認証を選択していくことになり、クレジットカード会
社においてもカード不正利用による損失を軽減できるこ
ととなる。
【0087】なお、年会費は、図5に示したテーブルと
は異なる値に設定してもよく、また、使用頻度、金額上
限以外のファクタを考慮して設定してもよい。
【0088】流れF26にて、流れF25で求めた年会
費をメモリの年会費B27に登録する。
【0089】以上説明したように、本実施形態は、クレ
ジットカードの認証を、サインによる筆跡認証だけでな
く、携帯電話を呼び出して暗証番号を入力する認証方法
を用いるため、安全性の高い認証を行うことを可能と
し、クレジットカードの紛失、盗難時の不正利用だけで
なく、不正組織でのクレジットカード偽造による組織犯
罪をも撲滅可能なカード認証システムを実現している。
【0090】なお、本実施形態では、クレジットカード
システムにおいての実施形態を説明したが、銀行口座取
り扱いカードであるキャッシュカードなどのカードシス
テムにも適用することができる。また、インターネット
を用いた電子商取引における認証方式として、携帯電話
を用いた本実施形態の認証方式を用いることも可能であ
る。また、本実施形態では、クレジットカードの認証を
携帯電話により認証する例を説明したが、携帯電話の代
わりに携帯電話機能を有した携帯端末機やパーソナルコ
ンピュータ、或いは据え置き型の電話などを用いること
も可能である。
【0091】[第2の実施形態]次に、本発明の第2の
実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0092】図6は、第2の実施例に関わるネットワー
クを用いた 携帯電話決済システムの全体構成図であ
る。
【0093】図6において、ネットワークB30に、第
1携帯電話B32、第1携帯電話B32を用いて決済処
理を行う携帯電話対応のPOSシステムB31、認証用
に使用する第2携帯電話B33、クレジット会社の管理
装置であるサーバB34が接続されている。
【0094】この全体構成図は、説明の都合上、非常に
単純化したモデルを示しており、実際にはより多くの装
置がネットワークに接続されており、また携帯電話B3
2,B33は公衆交換電話回線ネットワーク(PST
N)を介してネットワークに接続されている。
【0095】第1携帯電話B32は、図示していない
が、決済処理を実施するための決済キーを具備してお
り、決済キーを押すと、第1の実施形態で示したクレジ
ットカードの磁気ストライプに書かれているデータと同
様のクレジット会社コード、支店コード、クレジット番
号などをPOSシステムに対して伝達する。
【0096】伝達方法はRS232C規格やUSB規格
のケーブルによるシリアル転送やIrDA規格で標準化
されている赤外線による被接触の転送方法でも良いが、
本実施形態ではBlueTooth規格の無線による非
接触の転送方法で上記データを転送している。
【0097】携帯電話対応のPOSシステムB31は、
第1の実施形態と同様、大型小売店や小規模の店舗をチ
ェーン化したコンビニエンスストアなどに置かれている
システムであり、複数のキャッシュレジスタB35を店
舗内でLAN(ローカルエリアネットワーク)により接
続し、大型コンピュータB36で集中管理しているシス
テム、あるいは小規模の店舗に設置している複数のキャ
ッシュレジスタB35を独自のネットワークで接続し、
本社の大型コンピュータB36により集中管理している
システムである。
【0098】大型コンピュータB36に接続されている
警備員室B37のコンピュータは、後述する認証処理に
おいて、携帯電話を用いた決済処理が不正に行われた
時、キャッシュレジスタB35の位置を確認し、警備員
をそのキャッシュレジスタB35の位置に急行させるた
めの情報を受け取る。
【0099】複数のキャッシュレジスタB35には、そ
れぞれ非接触で第1の携帯電話B32から口座情報を受
信する受信機能B38が内蔵されており、商品購入やサ
ービス購入を第1携帯電話で行うときには、第1携帯電
話からの口座情報を受信して携帯電話での商取引決済を
始動する。
【0100】なお、第1携帯電話を保持し商取引決済を
実行しようとする正常なユーザを、以降の説明ではクレ
ジットユーザと表現して説明する。
【0101】読取られたクレジット番号は、POSシス
テムB31の大型コンピュータB36にて記憶され、ネ
ットワークB30を介してクレジット会社サーバB34
に送信される。クレジット番号から表されるクレジット
会社名、支店名に対するURL(Uniform Re
source Locator)を予め大型コンピュー
タB36で記憶しておき、ネットワーク上に接続されて
いる装置の中からクレジット会社のサーバB34を指定
してクレジット番号固有の口座番号を送信する。
【0102】クレジット番号を受信したクレジット会社
サーバB34は、内部メモリに記憶している有効期限、
使用頻度、金額の上限などをチェックして、認証方法を
決定し、必要に応じて第2携帯電話B33と共に本実施
形態に特有の認証処理を実行する。
【0103】図7は、クレジット会社サーバB34内の
記憶装置に、各クレジットユーザの口座番号ごとに記憶
されている内容の一例を示したものである。
【0104】1つのクレジット口座番号の記憶ユニット
B40は、クレジット口座の有効期限B41、使用頻度
B42、第1金額上限B43、第2金額上限B44、第
1携帯電話B32の電話番号B45、第1携帯電話使用
時の認証時に使用される暗証番号B46、第2携帯電話
B33の電話番号B47、第2携帯電話使用時の認証時
に使用される暗証番号B48、盗難届の有無B49、年
会費B50により構成されている。
【0105】クレジット番号の有効期限B41は、不正
利用者が有効期限を過ぎたクレジット番号を記憶した携
帯電話を使用したときに、いち早く不正を明らかにする
ためのデータである。
【0106】使用頻度B42は、不正利用者の短時間内
での携帯電話決済使用を検知するための判別データであ
り、従来技術としても説明したように、現行のクレジッ
トカードのシステムで10分以内に同一のカードが使用
されたときは身分証明書を提示するような不正利用に対
する対策がされており、不正利用者の習性を利用した判
別方法を本実施形態でも使用している。
【0107】なお、本実施例では、身分証明書のように
組織的集団においては偽造可能なチェック方法でなく、
携帯電話と共に本人認証を行うため、組織的集団からの
不正行為をも防止可能としている。
【0108】第1金額制限B43は、高額な商品購入を
検知するための第1の判別データであり、不正利用者が
クレジット番号を取得し高額な商品購入を行ったとき
に、第1の携帯電話B32での認証方法を行うことで、
不正利用からの防衛を可能とする。
【0109】第2金額制限B44は、より高額なカード
購入を検知するための第2の判別データであり、不正利
用者がクレジット番号を取得し高額な商品購入を行った
ときに、第1の携帯電話B32と第2の携帯電話B33
での認証方法を行うことで、より高度な不正利用からの
防衛を可能とする。
【0110】本実施形態では、使用頻度B42と金額制
限B43、B44の判別データを設けて、使用頻度が多
くなく小額な商品購入のときはサインによる筆跡認証の
みの簡易的な認証方法で認証し、使用頻度が多いとき、
あるいは高額な商品購入のときは不正利用の可能性があ
るため、本実施形態に特有の携帯電話による認証方法を
行っている。なお、詳細な処理については図8,9に基
づいて説明する。
【0111】第1携帯電話番号B45は、第1携帯電話
B32の電話番号であり、認証時に第1携帯電話を使用
するときに、同電話番号で第1携帯電話B32を呼び出
すのに用いるデータである。
【0112】暗証番号B46は、第1携帯電話B32に
て認証処理を行ったときに、第1携帯電話で入力した暗
証番号との一致を検出するためのユーザ登録の暗証番号
である。
【0113】第2携帯電話番号B47は、第2携帯電話
B33の電話番号であり、認証時に第2携帯電話を使用
するときに、同電話番号で第2携帯電話B33を呼び出
すのに用いるデータである。
【0114】暗証番号B48は、第2携帯電話B33に
て認証処理を行ったときに、第2携帯電話で入力した暗
証番号との一致を検出するためのユーザ登録の暗証番号
である。
【0115】盗難届B49は、クレジットユーザが携帯
電話の紛失、盗難などにあったときに、クレジット会社
に連絡することにより登録される。年会費B50は、使
用頻度B42と金額上限B43.B44で決められるク
レジットユーザの年会費を示している。
【0116】図8〜図9は、クレジットによる商品購入
を行ったときに本実施形態での決済システムで行う認証
方法についての処理の流れを示す流れ図である。
【0117】流れF21で、クレジットユーザが保持す
る第1の携帯電話B34を用いて商品購入した際に、無
線によるデータ通信規格BlueToothの手順に従
って、キャッシュレジスターB35内の受信機能にデー
タ送信する。
【0118】第1携帯電話から送られてきたデータに
は、クレジット会社の会社コード クレジットユーザが
登録した支店コード、クレジットユーザごとに番号付け
されている口座番号などにより構成されており、流れF
22で、POSシステムB31内の大型コンピュータB
36にて受信したデータ内の会社コードからクレジット
会社を特定し、流れF23にて、クレジット会社サーバ
B34に接続する。
【0119】クレジット会社サーバB34では、流れF
24で、口座番号ごとに記憶されている図7に示した使
用頻度B42の内容を参照して、第1携帯電話による商
品購入の利用が頻繁に行われているかどうかのチェック
を行う。不正利用者はクレジットカードに代わる第1携
帯電話を不正入手したときに短時間の間に多くの買い物
を行うのが通常であり、この習性に基づいて、本実施形
態では30分以内に第1携帯電話による商品購入が2度
以上使われた場合、流れF26以降の携帯電話を用いた
認証処理を実施する。
【0120】流れF25では、図7に示した第1金額上
限B43の内容を参照して、クレジットユーザが高額な
買い物をしているかどうかのチェックを行う。不正利用
者は短時間に且つ高額な買い物を次々と行うのが通常で
あり、この習性に基づいて、本実施形態では5000円
以上の買い物に第1携帯電話が使われた場合、流れF2
6以降の第1携帯電話を用いた認証処理を実施する。
【0121】上記使用頻度B42と第1金額上限B43
は、クレジットユーザが新規登録したときに、クレジッ
トユーザの希望に基づいて登録するものであり、登録デ
ータによってクレジット登録の年会費を違えて設定する
ように処理している。
【0122】年会費を安く済ませたいクレジットユーザ
においては、携帯電話を使用した認証を多く行い、携帯
電話による認証をあまり行いたくないクレジットユーザ
には高い年会費を請求するよう設定しておき、不正使用
を防止するのに優れた携帯電話による認証を普及するよ
うに配慮している。
【0123】また、サインによる認証のみで第1の携帯
電話を不正使用されたとき、現行のクレジットカードシ
ステムではクレジット会社の責任となっているが、本実
施形態による携帯電話による商品購入システムでは、ク
レジットユーザの希望により使用頻度および金額上限を
設定しているので、責任の一端をクレジットユーザに負
わせることも可能となる。
【0124】なお、図示していないが、携帯電話の表示
画面にクレジットユーザのサインを表示できるようにし
ておき、そのサインを表示するときに暗証番号により表
示可能な機能を盛り込んでおけば、認証処理を暗証番号
とサインによる筆跡認証の2つで行うため、現行のクレ
ジットカードシステムよりは安全性が高くなる。
【0125】流れF26にて、クレジット会社サーバB
34で記憶している第1携帯電話の電話番号B45をデ
ータ通信回線網経由で呼び出し、流れF27で、第1携
帯電話を保持しているクレジットユーザが暗証番号入力
処理を行う。
【0126】流れF28にて、携帯電話で入力した暗証
番号とクレジット会社サーバB34が記憶している暗証
番号を比較し、一致していれば、流れF29以降の処理
を行う。
【0127】不一致ならば、カードの不正利用と判断
し、流れF35で異常連絡を行い、流れF36で、不正
利用者取締りのため、POSシステムを保持している会
社の警備員室へ連絡する。
【0128】携帯電話による商品購入での不正利用とし
ては、盗難または紛失した携帯電話を不正利用者が入手
し利用した場合と、携帯電話の決済関連のデータを不正
に修正して不正利用する場合が考えられる。
【0129】前者において不正利用者は、携帯電話を無
くしたクレジットユーザに見つかる前に多くの買い物を
して盗難行為を行おうとするが、流れF24または流れ
F25にて、頻繁な商品購入や高額商品の購入をチェッ
クし、流れF26でクレジット会社サーバB34で記憶
している第1携帯電話の電話番号、すなわち不正利用者
が保持しているの携帯電話に電話する。
【0130】電話を受けた不正利用者は、流れF27
で、暗証番号を入力しなければならないが、運転免許証
などを同時に盗んだ場合は、生年月日などから暗証番号
を類推して入力する可能性がある。このため、流れF2
9以降の処理を行い、第2携帯電話での認証処理を本実
施例では行っている。
【0131】後者においての不正利用者、すなわちクレ
ジット番号を入手し携帯電話に擬似登録して使用する不
正者または不正組織においては、クレジット番号を擬似
登録しても携帯電話の中には電話番号がなくクレジット
会社サーバB34に記憶されているのみであり、クレジ
ット会社サーバB34は非常に高度な防犯対策がされて
いる現実から考えると、不正利用者または不正組織にお
いて、クレジット会社サーバB34に管理されている携
帯電話の電話番号を変更して不正利用者の電話番号に変
更することは事実上不可能である。
【0132】不正利用者がクレジット番号を入手すると
共に第1の携帯電話の電話番号も入手し、他の携帯電話
を改造して商取引を行うことも考えられるが、携帯電話
の改造が大掛かりなものとなり、電話番号が重複登録と
なって携帯電話の不正改造がすぐわかってしまう可能性
が高い。従って、後者による不正行為は、流れF26か
らF28の処理を実施することで事実上防止可能とな
る。また、流れF29以降の処理も実施することで完全
に不正行為を排除可能となる。
【0133】また、本実施形態の認証システムを潜り抜
けて、不正者または不正組織が携帯電話による認証を必
要としない頻度および金額で携帯電話による商品購入を
することも考えられるが、第1の実施例でも説明したよ
うに、割の合わない犯罪行為になってしまう。
【0134】流れF29で、図7に示した第2金額上限
B44の内容を参照して、クレジットユーザがより高額
な買い物をしているかどうかのチェックを行う。不正利
用者は、宝石などの換金しやすい非常に高額な買い物を
行うのが通常であり、この習性に基づいて、本実施形態
では5万円以上の買い物に第1携帯電話が使われた場
合、流れF30以降の第2携帯電話を用いた認証処理を
実施する。
【0135】流れF30にて、クレジット会社サーバB
34で記憶している第2携帯電話の電話番号B47をデ
ータ通信回線網経由で呼び出し、流れF31で第2携帯
電話を保持しているクレジットユーザ以外の承認者が暗
証番号入力処理を行う。この承認者は、クレジットユー
ザの同居者(たとえば、クレジットユーザが母親とする
と承認者は父親)でもよく、また、弁護士などがサービ
スの一環として行ってもよい。
【0136】本実施形態では、この承認者は第2の携帯
電話を使って認証行為を行うが、他の実施形態として、
据え置きタイプの電話機を使用してもよく、またネット
ワーク接続されたパーソナルコンピュータを使用しても
よい。
【0137】流れF32にて、第2携帯電話B33で入
力した暗証番号とカード会社サーバB34が記憶してい
る暗証番号B48との一致を検出し、一致していれば認
証処理を完了し、流れF33で許可連絡をクレジット会
社サーバB34からPOSシステムB31に対して行
う。
【0138】不一致ならば、カードの不正利用と判断
し、流れF35で異常連絡を行い、流れF36で、不正
利用者取締りのため、POSシステムを保持している会
社の警備員室へ連絡する。
【0139】流れF33で許可連絡を受けたPOSシス
テムは、流れF34で認証処理が完了したことを認識し
た上で、決済の実行を行う。
【0140】以上説明したように、第2の実施形態は、
商品の販売を携帯電話のクレジット番号で行うシステム
において、クレジット番号の認証を、クレジットユーザ
が保持している第1携帯電話と承認者による第2携帯電
話により暗証番号を入力することにより行うため、非常
に安全性の高い認証を行うことを可能とし、携帯電話の
紛失、盗難時の不正利用だけでなく、不正組織での不正
クレジット番号登録による組織犯罪をも撲滅可能な認証
システムを実現している。
【0141】なお、本実施形態では、クレジット番号に
よる商品購買システムにおいての実施形態を説明した
が、銀行口座取り扱いシステムやインターネットによる
電子商取引に適用することも可能である。
【0142】[第3の実施形態]次に、本発明の第3の
実施形態を図面に基づいて説明する。
【0143】図10は、第3の実施形態に関わるネット
ワークを用いた携帯電話への電子バリュー加算システム
の全体構成図である。
【0144】図10において、ネットワークB50に、
第1携帯電話B51と、承認用に使用する第2携帯電話
B52と、銀行の管理装置であるサーバB53が接続さ
れている。
【0145】この全体構成図は、説明の都合上、非常に
単純化したモデルを示したものであり、実際にはより多
くの装置がネットワークに接続されており、また携帯電
話B51、B52は、公衆交換電話回線ネットワーク
(PSTN)を介してネットワークに接続されている。
【0146】第1携帯電話B51は、図示していない
が、電子バリューを加算するための加算キーを具備して
おり、加算したい金額を入力したあと加算キーを押す
と、加算希望金額、銀行コード、支店コード、口座番号
などを、ネットワークを介して銀行サーバB53に伝達
する。
【0147】伝達された口座情報により、図11に示す
ような銀行サーバB53内に記憶されている口座番号ご
との記憶ユニットをアクセスして、第2携帯電話と共に
電子バリュー充填の承認処理を始動する。
【0148】本実施形態は、下記のような状況を想定し
て行われる電子バリュー課金システムである。すなわ
ち、商品のキャッシュレス化が進み、音楽配信やコンテ
ンツ配信などの電子商取引だけでなく、小売店での商品
売買もキャッシュレスでの取引がクレジットカード デ
ビットカードの普及と共に増加している。また、携帯電
話の著しい普及により携帯電話に電子バリューを記憶し
て決済する商取引も徐々に始まっている。また、携帯電
話は一家に一台でなく一人一台のトレンドになってきて
おり、高校生や中学生を含む学生も保持するようになっ
てきた。
【0149】高校生や中学生などの学生が、携帯電話に
無秩序に電子バリューを加算していろいろの買い物をや
っているとかなりの無駄使いを行うこととなり、それを
制限するために母親または父親の許可を得るようなシス
テムが望まれる。
【0150】そこで、本実施形態では、高校生や中学生
の保持する携帯電話を第1携帯電話とし、親の保持する
携帯電話を第2の携帯電話として、第1携帯電話に電子
バリューを充填(加算)するときに、第2の携帯電話に
て承認した後、銀行サーバB53の処理により電子バリ
ューの充填を行うようにしている。
【0151】図11は、銀行サーバB53内の記憶装置
に口座番号ごとに記憶されている内容の一例を示したも
のである。
【0152】1つの口座番号の記憶ユニットB60は、
第1携帯電話B51の電話番号B61、第2携帯電話B
52の電話番号B62、取引履歴B63、口座残高B6
4、第2携帯電話での承認時に使用される暗証番号B6
5により構成されている。
【0153】第1携帯電話番号B61は、第1携帯電話
B51の電話番号であり、第2携帯電話B52による承
認後、電子バリューの加算処理を行うときに、第1携帯
電話に接続するのに必要な電話番号である。
【0154】第2携帯電話番号B62は、第2携帯電話
B52の電話番号であり、承認時に第2携帯電話を使用
するときに、同電話番号で第2携帯電話B52を呼び出
すのに用いるデータである。
【0155】暗証番号B65は、第2携帯電話B52に
て承認処理を行ったときに、第2携帯電話で入力した暗
証番号との一致を検出するためのユーザ登録の暗証番号
である。
【0156】取引履歴B63は、電子的な通帳であり、
日付に対応させて入金履歴、出金履歴、口座残高履歴な
どを記憶している。口座残高B64は、最新の口座残高
を示すものであり、第1携帯電話からの加算希望金額が
口座残高を上回っていないかをチェックするために用い
る。
【0157】図12は、電子バリュー加算処理の認証方
法についての処理流れを示す流れ図である。
【0158】以下の説明において、第1携帯電話を保持
する中学生や高校生を子供ユーザ第2の携帯電話を保持
する親のことを親ユーザとして説明する。
【0159】流れF40で、子供ユーザが、第1の携帯
電話B51で電子バリューの加算希望値を数字キーにて
入力し、図示していないが、電子バリュー加算キーを押
すと、流れF41で、前もって記憶している口座番号を
呼び出す。
【0160】流れF42にて、第1携帯電話から銀行サ
ーバB53へ、公衆交換電話回線ネットワーク(PST
N)およびインターネットを介して接続し、入力した電
子バリュー加算希望値と呼び出した口座番号を、銀行サ
ーバB53に伝送する。
【0161】銀行サーバB53では、流れF43で、口
座番号ごとに記憶されている図11に示した口座残高B
64の内容を参照して、電子バリューの加算希望値が口
座残高を超えていないかのチェックを行い、親ユーザの
承認を得るために第2携帯電話に接続する。
【0162】第2携帯電話を保持する親ユーザは、流れ
F44で、記憶している暗証番号を入力し、流れF45
で、入力した暗証番号と銀行サーバB53の記憶してい
る暗証番号が一致しているかどうかの判別を行う。親ユ
ーザが保持しているはずの第2携帯電話を子供が勝手に
使用して承認処理を行うのを防止するために、流れF4
5の暗証番号の一致処理を行う。
【0163】暗証番号が一致していると、流れF46以
降の承認処理に進み、不一致のときは 流れF52に進
んで、不許可連絡を銀行サーバB53から第1携帯電話
に対して行う。第2携帯電話の電源が切られているとき
など呼び出しても反応がないときも同様に流れF52に
進んで不許可連絡を行う。
【0164】流れF46で、親ユーザは許可/不許可を
考え、許可する場合は流れF47に進み、不許可の場合
は流れF50に進む。親ユーザに対して子供ユーザから
事前に説明があるときは問題ないが、事前に説明なく金
額が大きいときは親ユーザとしては判定に迷ってしま
う。このため、子供ユーザの携帯電話に電子メール機能
を設け、子供ユーザが電子バリューの加算希望を送信す
るときに、並行してその理由を説明した電子メールを送
信する機能を携帯電話に設けてもよい。
【0165】流れF47は、許可する場合の処理であ
り、親ユーザは第2携帯電話を使用して予め取り決めた
許可コードを入力し、流れF48で、銀行サーバB53
は許可コードを検知して第1携帯電話に許可連絡をする
と共に、流れF49で、電子バリューの充填処理を行
う。充填後、銀行サーバB53は、記憶している口座の
取引履歴に記録し、口座残高の値を変更した後、電子バ
リューの充填処理を完了する。
【0166】流れF50は、不許可の場合の処理であ
り、親ユーザは第2携帯電話を使用して予め取り決めた
不許可コードを入力し、流れF51で、銀行サーバB5
3は、不許可コードを検知して第1携帯電話に不許可連
絡をする。
【0167】以上説明したように、第3の実施形態は、
携帯電話に電子バリューの充填を行うシステムにおい
て、第1携帯電話により電子バリュー充填希望を入力
し、承認者による第2携帯電話により許可する方法を用
いるため、携帯電話を用いて子供を管理することが可能
となる。
【0168】本実施形態においては電子バリューの充填
における実施形態を説明したが、たとえば、コンサート
やライブなどのチケットを子供が携帯電話を使って購入
しようとした場合に、親の許可を携帯電話にて行うよう
なシステムに適用することも可能である。
【0169】また、電子バリューを携帯電話に充填する
システムとして説明したが、携帯電話に装着できるIC
カードなどに充填してもよく、携帯電話の代わりにパー
ソナルコンピュータを使ってICカードに電子バリュー
を充填してもよい。また、電子バリュー充填を許可する
ための機器として第2の携帯電話で行う方法を本実施形
態では説明したが、据え置き型の電話でもよく、パーソ
ナルコンピュータにて行ってもよい。
【0170】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1の効果として、カードが使用される時点で、そのカ
ードの不正使用をチェックすることで、カードを使った
商取引を安全に行うことが可能となる。
【0171】第2の効果として、携帯電話を使ったキャ
ッシュレス購買を行われる時点で、不正なキャッシュレ
ス購買をチェックすることで、携帯電話を使ったキャッ
シュレス購買を安全に行うことが可能となる。
【0172】第3の効果として、携帯電話の利用者の関
係者(たとえば高校生の子供を持つ親)が利用者(たと
えば高校生)のキャッシュレス購買に制限を加えること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態における磁気カードを使った商
取引システムのシステム構成図である。
【図2】第1の実施例におけるカード会社サーバに記憶
されている口座番号ごとの記憶例を示すイメージ図であ
る。
【図3】第1の実施例におけるカードを使った時の認証
方法についての処理k流れを示す流れ図である。
【図4】第1の実施例においてカードを新規取得すると
きの登録処理を示す流れ図である。
【図5】第1の実施例における年会費の取り決め用テー
ブルの一例を示す図である。
【図6】第2の実施例における携帯電話決済システムの
全体構成図である。
【図7】第2の実施例におけるクレジット会社のサーバ
に記憶されている口座番号ごとの記憶例を示すイメージ
図である。
【図8】第2の実施例における携帯電話を使った時の認
証方法についての処理の流れを示す流れ図である。
【図9】図8の続きの流れ図である。
【図10】第3の実施例における携帯電話を使った電子
バリュー充填システムの全体構成図である。
【図11】第3の実施例における銀行のサーバに記憶さ
れている口座番号ごとの記憶例を示すイメージ図であ
る。
【図12】第3の実施例における携帯電話を使った時の
電子バリュー充填方法についての処理の流れを示す流れ
図である。
【符号の説明】
B10,B30,B50…ネットワーク B11,B31…POSシステム B12…携帯電話 B13…カード会社サーバ B14,B38…大型コンピュータ B16…カードリーダ B17…磁気カード B32,B51…第1携帯電話 B33,B52…第2携帯電話 B34…クレジット会社サーバ B53…銀行サーバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 17/00 G06K 17/00 L A 19/00 19/00 Q 19/06 B

Claims (60)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード使用による商品購入の管理をネッ
    トワークに接続された管理装置で行うキャッシュレス購
    買システムにおいて、 前記管理装置は、登録ユーザの口座番号ごとに、口座情
    報と共に通信端末の接続番号を記憶する口座記憶手段を
    具備することを特徴とするキャッシュレス購買システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記通信端末は、携帯電話機であること
    を特徴とする請求項1に記載のキャッシュレス購買シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記口座記憶手段は、通信端末の接続番
    号と暗証番号を記憶することを特徴とする請求項1に記
    載のキャッシュレス購買システム。
  4. 【請求項4】 前記管理装置は、前記接続番号に基づい
    て前記通信端末に接続する接続手段と、前記通信端末で
    入力された入力番号と前記口座記憶手段により記憶され
    た暗証番号との比較結果に基づいて認証を行う認証手段
    を具備することを特徴とする請求項1に記載のキャッシ
    ュレス購買システム。
  5. 【請求項5】 前記口座記憶手段は、通信端末の接続番
    号と暗証番号と使用頻度判断データを記憶することを特
    徴とする請求項1に記載のキャッシュレス購買システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記管理装置は、前記登録ユーザの商品
    購入の使用頻度を計算する計算手段と、前記計算手段に
    より求められた使用頻度と前記口座記憶手段により記憶
    された前記使用頻度判断データとの比較結果に基づいて
    認証を行う認証手段を具備することを特徴とする請求項
    1に記載のキャッシュレス購買システム。
  7. 【請求項7】 記口座記憶手段は、通信端末の接続番号
    と暗証番号と金額上限判断データを記憶することを特徴
    とする請求項1に記載のキャッシュレス購買システム。
  8. 【請求項8】 前記管理装置は、前記登録ユーザのキャ
    ッシュレス購買の購買金額を入手する入手手段と、前記
    入手手段により入手した購買金額と前記口座記憶手段に
    より記憶された前記金額上限判断データとの比較結果に
    基づいて認証を行う認証手段を具備することを特徴とす
    る請求項1に記載のキャッシュレス購買システム。
  9. 【請求項9】 前記口座記憶手段は、通信端末の接続番
    号と暗証番号と年会費データを記憶することを特徴とす
    る請求項1に記載のキャッシュレス購買システム。
  10. 【請求項10】 前記管理装置は、前記使用頻度判断デ
    ータおよび前記金額上限判断データの少なくとも1つを
    前記年会費を計算する時に使用することを特徴とする請
    求項1に記載のキャッシュレス購買システム。
  11. 【請求項11】 第1の通信端末を使用した商品購入の
    管理をネットワークに接続された管理装置で行うキャッ
    シュレス購買システムにおいて、 前記管理装置は、登録ユーザの口座番号ごとに、口座情
    報と共に第1の通信端末の接続番号と、認証時に使用す
    る第2の通信端末装置の接続番号を記憶する口座記憶手
    段を具備することを特徴とするキャッシュレス購買シス
    テム。
  12. 【請求項12】 前記第1の通信端末および前記第2の
    通信端末の少なくとも1つは携帯電話機であることを特
    徴とする請求項11に記載のキャッシュレス購買システ
    ム。
  13. 【請求項13】 前記口座記憶手段は、前記第1の通信
    端末の接続番号と暗証番号、および前記第2の通信端末
    の接続番号と暗証番号を記憶することを特徴とする請求
    項11に記載のキャッシュレス購買システム。
  14. 【請求項14】 前記管理装置は、前記第1の通信端末
    の接続番号に基づいて前記第1の通信端末に接続する接
    続手段と、前記第1の通信端末で入力された入力番号と
    前記口座記憶手段により記憶された前記第1の通信端末
    の暗証番号との比較結果に基づいて認証を行う認証手段
    を具備することを特徴とする請求項11に記載のキャッ
    シュレス購買システム。
  15. 【請求項15】 前記管理装置は、前記第2の通信端末
    の接続番号に基づいて前記第2の通信端末に接続する接
    続手段と、前記第2の通信端末で入力された入力番号と
    前記口座記憶手段により記憶された前記第2の通信端末
    の暗証番号との比較結果に基づいて認証を行う認証手段
    を具備することを特徴とする請求項11に記載のキャッ
    シュレス購買システム。
  16. 【請求項16】 前記口座記憶手段は、第1の金額上限
    判断データと第2の金額上限データを記憶することを特
    徴とする請求項11に記載のキャッシュレス購買システ
    ム。
  17. 【請求項17】 前記管理装置は、前記登録ユーザの商
    品購入の購入金額を入手する入手手段と、前記入手手段
    により入手した購入金額と前記口座記憶手段により記憶
    された前記第1の金額上限判断データとの比較結果に基
    づいて第1の通信端末での認証処理を行う第1の認証手
    段と、前記入手手段により入手した購入金額と前記口座
    記憶手段により記憶された前記第2の金額上限判断デー
    タとの比較結果に基づいて第2の通信端末での認証処理
    を行う第2の認証手段を具備することを特徴とする請求
    項11に記載のキャッシュレス購買システム。
  18. 【請求項18】 前記口座記憶手段は、通信端末の接続
    番号と暗証番号と年会費データを記憶していることを特
    徴とする請求項11に記載のキャッシュレス購買システ
    ム。
  19. 【請求項19】 通信端末に電子バリューを充填する充
    填管理をネットワークに接続された管理装置で行う電子
    バリュー充填システムにおいて、 前記管理装置は、登録ユーザの口座番号ごとに、口座情
    報と共に複数の通信端末の接続番号を記憶する口座記憶
    手段を具備することを特徴とする電子バリュー充填シス
    テム。
  20. 【請求項20】 前記管理装置は、第1の通信端末から
    電子バリュー充填の要求信号を受信した際に前記接続番
    号に基づいて第2の通信端末に接続する接続手段と、前
    記第2の通信端末から電子バリュー充填の許可信号を受
    信した際に電子バリューの充填処理を行う充填手段を具
    備することを特徴とする請求項19に記載の電子バリュ
    ー充填システム。
  21. 【請求項21】 カード使用による商品購入の管理をネ
    ットワークに接続された管理装置で行うキャッシュレス
    購買方法において、 前記管理装置は、登録ユーザの口座番号ごとに、口座情
    報と共に通信端末の接続番号を記憶する口座記憶工程を
    具備することを特徴とするキャッシュレス購買方法。
  22. 【請求項22】 前記通信端末は、携帯電話機であるこ
    とを特徴とする請求項21に記載のキャッシュレス購買
    方法。
  23. 【請求項23】 前記口座記憶工程は、通信端末の接続
    番号と暗証番号を記憶することを特徴とする請求項21
    に記載のキャッシュレス購買方法。
  24. 【請求項24】 前記管理装置は、前記接続番号に基づ
    いて前記通信端末に接続する接続工程と、前記通信端末
    で入力された入力番号と前記口座記憶工程により記憶さ
    れた暗証番号との比較結果に基づいて認証を行う認証工
    程を具備することを特徴とする請求項21に記載のキャ
    ッシュレス購買方法。
  25. 【請求項25】 前記口座記憶工程は、通信端末の接続
    番号と暗証番号と使用頻度判断データを記憶することを
    特徴とする請求項21に記載のキャッシュレス購買方
    法。
  26. 【請求項26】 前記管理装置は、前記登録ユーザの商
    品購入の使用頻度を計算する計算工程と、前記計算工程
    により求められた使用頻度と前記口座記憶工程により記
    憶された前記使用頻度判断データとの比較結果に基づい
    て認証を行う認証工程を具備することを特徴とする請求
    項21に記載のキャッシュレス購買方法。
  27. 【請求項27】 記口座記憶工程は、通信端末の接続番
    号と暗証番号と金額上限判断データを記憶することを特
    徴とする請求項21に記載のキャッシュレス購買方法。
  28. 【請求項28】 前記管理装置は、前記登録ユーザのキ
    ャッシュレス購買の購買金額を入手する入手工程と、前
    記入手工程により入手した購買金額と前記口座記憶工程
    により記憶された前記金額上限判断データとの比較結果
    に基づいて認証を行う認証工程を具備することを特徴と
    する請求項21に記載のキャッシュレス購買方法。
  29. 【請求項29】 前記口座記憶工程は、通信端末の接続
    番号と暗証番号と年会費データを記憶することを特徴と
    する請求項21に記載のキャッシュレス購買方法。
  30. 【請求項30】 前記管理装置は、前記使用頻度判断デ
    ータおよび前記金額上限判断データの少なくとも1つを
    前記年会費を計算する時に使用することを特徴とする請
    求項21に記載のキャッシュレス購買方法。
  31. 【請求項31】 第1の通信端末を使用した商品購入の
    管理をネットワークに接続された管理装置で行うキャッ
    シュレス購買方法において、 前記管理装置は、登録ユーザの口座番号ごとに、口座情
    報と共に第1の通信端末の接続番号と、認証時に使用す
    る第2の通信端末装置の接続番号を記憶する口座記憶工
    程を具備することを特徴とするキャッシュレス購買方
    法。
  32. 【請求項32】 前記第1の通信端末および前記第2の
    通信端末の少なくとも1つは携帯電話機であることを特
    徴とする請求項31に記載のキャッシュレス購買方法。
  33. 【請求項33】 前記口座記憶工程は、前記第1の通信
    端末の接続番号と暗証番号、および前記第2の通信端末
    の接続番号と暗証番号を記憶することを特徴とする請求
    項31に記載のキャッシュレス購買方法。
  34. 【請求項34】 前記管理装置は、前記第1の通信端末
    の接続番号に基づいて前記第1の通信端末に接続する接
    続工程と、前記第1の通信端末で入力された入力番号と
    前記口座記憶工程により記憶された前記第1の通信端末
    の暗証番号との比較結果に基づいて認証を行う認証工程
    を具備することを特徴とする請求項31に記載のキャッ
    シュレス購買方法。
  35. 【請求項35】 前記管理装置は、前記第2の通信端末
    の接続番号に基づいて前記第2の通信端末に接続する接
    続工程と、前記第2の通信端末で入力された入力番号と
    前記口座記憶工程により記憶された前記第2の通信端末
    の暗証番号との比較結果に基づいて認証を行う認証工程
    を具備することを特徴とする請求項31に記載のキャッ
    シュレス購買方法。
  36. 【請求項36】 前記口座記憶工程は、第1の金額上限
    判断データと第2の金額上限データを記憶することを特
    徴とする請求項31に記載のキャッシュレス購買方法。
  37. 【請求項37】 前記管理装置は、前記登録ユーザの商
    品購入の購入金額を入手する入手工程と、前記入手工程
    により入手した購入金額と前記口座記憶工程により記憶
    された前記第1の金額上限判断データとの比較結果に基
    づいて第1の通信端末での認証処理を行う第1の認証工
    程と、前記入手工程により入手した購入金額と前記口座
    記憶工程により記憶された前記第2の金額上限判断デー
    タとの比較結果に基づいて第2の通信端末での認証処理
    を行う第2の認証工程を具備することを特徴とする請求
    項31に記載のキャッシュレス購買方法。
  38. 【請求項38】 前記口座記憶工程は、通信端末の接続
    番号と暗証番号と年会費データを記憶していることを特
    徴とする請求項31に記載のキャッシュレス購買方法。
  39. 【請求項39】 通信端末に電子バリューを充填する充
    填管理をネットワークに接続された管理装置で行う電子
    バリュー充填方法において、 前記管理装置は、登録ユーザの口座番号ごとに、口座情
    報と共に複数の通信端末の接続番号を記憶する口座記憶
    工程を具備することを特徴とする電子バリュー充填方
    法。
  40. 【請求項40】 前記管理装置は、第1の通信端末から
    電子バリュー充填の要求信号を受信した際に前記接続番
    号に基づいて第2の通信端末に接続する接続工程と、前
    記第2の通信端末から電子バリュー充填の許可信号を受
    信した際に電子バリューの充填処理を行う充填工程を具
    備することを特徴とする請求項39に記載の電子バリュ
    ー充填方法。
  41. 【請求項41】 カード使用による商品購入の管理をネ
    ットワークに接続された管理装置で行うキャッシュレス
    購買システムに適用可能なコンピュータ読取可能な媒体
    において、 前記管理装置は、登録ユーザの口座番号ごとに、口座情
    報と共に通信端末の接続番号を記憶する口座記憶ルーチ
    ンを具備することを特徴とする媒体。
  42. 【請求項42】 前記通信端末は、携帯電話機であるこ
    とを特徴とする請求項41に記載の媒体。
  43. 【請求項43】 前記口座記憶ルーチンは、通信端末の
    接続番号と暗証番号を記憶することを特徴とする請求項
    41に記載の媒体。
  44. 【請求項44】 前記管理装置は、前記接続番号に基づ
    いて前記通信端末に接続する接続ルーチンと、前記通信
    端末で入力された入力番号と前記口座記憶ルーチンによ
    り記憶された暗証番号との比較結果に基づいて認証を行
    う認証ルーチンを具備することを特徴とする請求項41
    に記載の媒体。
  45. 【請求項45】 前記口座記憶ルーチンは、通信端末の
    接続番号と暗証番号と使用頻度判断データを記憶するこ
    とを特徴とする請求項41に記載の媒体。
  46. 【請求項46】 前記管理装置は、前記登録ユーザの商
    品購入の使用頻度を計算する計算ルーチンと、前記計算
    ルーチンにより求められた使用頻度と前記口座記憶ルー
    チンにより記憶された前記使用頻度判断データとの比較
    結果に基づいて認証を行う認証ルーチンを具備すること
    を特徴とする請求項41に記載の媒体。
  47. 【請求項47】 記口座記憶ルーチンは、通信端末の接
    続番号と暗証番号と金額上限判断データを記憶すること
    を特徴とする請求項41に記載の媒体。
  48. 【請求項48】 前記管理装置は、前記登録ユーザのキ
    ャッシュレス購買の購買金額を入手する入手ルーチン
    と、前記入手ルーチンにより入手した購買金額と前記口
    座記憶ルーチンにより記憶された前記金額上限判断デー
    タとの比較結果に基づいて認証を行う認証ルーチンを具
    備することを特徴とする請求項41に記載の媒体。
  49. 【請求項49】 前記口座記憶ルーチンは、通信端末の
    接続番号と暗証番号と年会費データを記憶することを特
    徴とする請求項41に記載の媒体。
  50. 【請求項50】 前記管理装置は、前記使用頻度判断デ
    ータおよび前記金額上限判断データの少なくとも1つを
    前記年会費を計算する時に使用することを特徴とする請
    求項41に記載の媒体。
  51. 【請求項51】 第1の通信端末を使用した商品購入の
    管理をネットワークに接続された管理装置で行うキャッ
    シュレス購買システムに適用可能なコンピュータ読取可
    能な媒体において、 前記管理装置は、登録ユーザの口座番号ごとに、口座情
    報と共に第1の通信端末の接続番号と、認証時に使用す
    る第2の通信端末装置の接続番号を記憶する口座記憶ル
    ーチンを具備することを特徴とする媒体。
  52. 【請求項52】 前記第1の通信端末および前記第2の
    通信端末の少なくとも1つは携帯電話機であることを特
    徴とする請求項51に記載の媒体。
  53. 【請求項53】 前記口座記憶ルーチンは、前記第1の
    通信端末の接続番号と暗証番号、および前記第2の通信
    端末の接続番号と暗証番号を記憶することを特徴とする
    請求項51に記載の媒体。
  54. 【請求項54】 前記管理装置は、前記第1の通信端末
    の接続番号に基づいて前記第1の通信端末に接続する接
    続ルーチンと、前記第1の通信端末で入力された入力番
    号と前記口座記憶ルーチンにより記憶された前記第1の
    通信端末の暗証番号との比較結果に基づいて認証を行う
    認証ルーチンを具備することを特徴とする請求項51に
    記載の媒体。
  55. 【請求項55】 前記管理装置は、前記第2の通信端末
    の接続番号に基づいて前記第2の通信端末に接続する接
    続ルーチンと、前記第2の通信端末で入力された入力番
    号と前記口座記憶ルーチンにより記憶された前記第2の
    通信端末の暗証番号との比較結果に基づいて認証を行う
    認証ルーチンを具備することを特徴とする請求項51に
    記載の媒体。
  56. 【請求項56】 前記口座記憶ルーチンは、第1の金額
    上限判断データと第2の金額上限データを記憶すること
    を特徴とする請求項51に記載の媒体。
  57. 【請求項57】 前記管理装置は、前記登録ユーザの商
    品購入の購入金額を入手する入手ルーチンと、前記入手
    ルーチンにより入手した購入金額と前記口座記憶ルーチ
    ンにより記憶された前記第1の金額上限判断データとの
    比較結果に基づいて第1の通信端末での認証処理を行う
    第1の認証ルーチンと、前記入手ルーチンにより入手し
    た購入金額と前記口座記憶ルーチンにより記憶された前
    記第2の金額上限判断データとの比較結果に基づいて第
    2の通信端末での認証処理を行う第2の認証ルーチンを
    具備することを特徴とする請求項51に記載の媒体。
  58. 【請求項58】 前記口座記憶ルーチンは、通信端末の
    接続番号と暗証番号と年会費データを記憶していること
    を特徴とする請求項51に記載の媒体。
  59. 【請求項59】 通信端末に電子バリューを充填する充
    填管理をネットワークに接続された管理装置で行う電子
    バリュー充填システムに適用可能なコンピュータ読取可
    能な媒体において、 前記管理装置は、登録ユーザの口座番号ごとに、口座情
    報と共に複数の通信端末の接続番号を記憶する口座記憶
    ルーチンを具備することを特徴とする媒体。
  60. 【請求項60】 前記管理装置は、第1の通信端末から
    電子バリュー充填の要求信号を受信した際に前記接続番
    号に基づいて第2の通信端末に接続する接続ルーチン
    と、前記第2の通信端末から電子バリュー充填の許可信
    号を受信した際に電子バリューの充填処理を行う充填ル
    ーチンを具備することを特徴とする請求項59に記載の
    媒体。
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