JP2002189441A - 頭部装着型映像表示装置 - Google Patents

頭部装着型映像表示装置

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JP2002189441A
JP2002189441A JP2000351720A JP2000351720A JP2002189441A JP 2002189441 A JP2002189441 A JP 2002189441A JP 2000351720 A JP2000351720 A JP 2000351720A JP 2000351720 A JP2000351720 A JP 2000351720A JP 2002189441 A JP2002189441 A JP 2002189441A
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JP2000351720A
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Izuru Kiyokawa
出 清川
Hisaya Sugimoto
尚也 杉本
Hisami Kikuchi
久美 菊池
Satoshi Okawa
聡 大川
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ゲーム機出力をダイレクトに取り込み、また、
電源供給を受けることを可能にして接続作業を容易にす
ると共に、未対応の映像出力を検出する。 【解決手段】エンターテインメント機器41からの電源
及び映像出力は、ケーブルを介して夫々DC−DCコン
バータ又はスイッチ回路31に供給される。簡単なダイ
レクト接続によって、映像及び電源の供給が可能であ
る。CPU35は、スイッチ回路31を制御して、コン
ポーネントのY信号又はG信号を同期分離IC32に与
えて、同期判定を行う。コンポーネントY又はGに同期
信号が含まれない場合には、OSD回路33によってエ
ラーメッセージを表示させる。これにより、未対応の映
像出力であることを使用者に知らせることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭用ゲーム機等
のエンターテインメント機器の表示装置として好適な頭
部装着型映像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、CRTを用いた映像表示装置
が広く用いられてきたが、近年では、液晶表示素子等を
用いた映像表示装置が次第にマーケットシェアーを伸ば
しつつある。
【0003】このような映像表示装置の中でも、使用者
の頭から顔を覆うようにして装着される頭部装着型映像
表示装置は、他の携帯型映像表示装置と異なり、ハンド
フリーで映像を観察することができることや、大画面を
観察する場合と同様の観察視野が得られるために臨場感
や迫力のある映像を観察することが可能になる等の利点
を有したものとなっている。
【0004】このような頭部装着型映像表示装置は、種
々のものが提案され、近年では盛んに製品化されてい
て、例えば透過型のLCD等により発現した映像を、蛍
光管などを内蔵してなる平面蛍光式のバックライトによ
り背面側から照明し、照明された映像を光学フィルタ等
を介して光学系に導き、該光学系を介して使用者の眼球
に導くようになっている。
【0005】ところで、近年、家庭用ゲーム機において
は、DVD再生機能等を備えてエンターテインメント機
器として商品化されているものがある。このようなエン
ターテインメント機器からの再生映像出力を頭部装着型
映像表示装置によって映像表示することが考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、頭部装
着型映像表示装置においては、家庭用ゲーム機等のエン
ターテインメント機器の映像出力端子からの映像信号を
直接取込む映像入力端子を備えておらず、エンターテイ
ンメント機器とのダイレクト接続を可能にするものはな
いという問題点があった。
【0007】また、エンターテインメント機器からの映
像出力を取込むケーブルを接続するだけでなく、電源供
給を受けるためのアダプタを交流電源に接続し、更にア
ダプタから延出されているケーブルを電源回路に接続す
る必要があり、エンターテインメント機器からの映像を
表示するために必要な接続作業が極めて煩雑であるとい
う問題点もあった。
【0008】更に、エンターテインメント機器から未対
応の形式の映像出力が出力されることもあり、映像を表
示するまでの設定が困難であるという問題点もあった。
【0009】また、エンターテインメント機器との接続
が完了しても映像信号が入力されないことがある。この
場合には、ユーザーに操作の案内をするために、画面上
に「映像を入力してください」というメッセージを表示
したり、画面をブルーバック表示をする。従来の頭部装
着型映像表示装置においては、映像信号が入力されてい
るか否かを、同期分離ICを用いることで判別してい
る。このような映像信号の有無を検出するために、同期
分離ICとしては、映像入力がない場合には出力が生じ
ないもの、即ちフリーランを行わないものが採用され
る。同期分離ICの映像検出出力端子からのパルス出力
をマイコンで検出することで、映像信号の有無を判別し
ている。
【0010】このように、映像信号の有無を判別するた
めの同期分離ICの種類に制限が必要となってしまう。
なお、他のICに同期分離機能を持つものがあっても、
仕様に適さないと採用することはできない。
【0011】また、従来の頭部装着型映像表示装置の映
像入力端子としては、S端子コネクタが採用されること
がある。通常のS端子コネクタは、メカニカルスイッチ
が設けてあり、S端子コネクタを挿入すると、このメカ
ニカルスイッチによって自動的にS端子入力側の回路を
優先的に動作させるようになっている。しかし、機器の
小型化のためにS端子コネクタ等の複数のコネクタを1
つに統合したコネクタを用いることがある。そうする
と、このようなメカニカルスイッチを利用することがで
きないので、S映像入力が入力された場合でもS端子入
力側の回路を優先的に動作させることはできない。
【0012】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、電源との接続を含み家庭用ゲーム機等のエ
ンターテインメント機器との接続作業を容易にすると共
に、エンターテインメント機器からの映像出力を直接取
込んで表示することができる頭部装着型映像表示装置を
提供することを目的とする。
【0013】また、本発明は、エンターテインメント機
器からの映像出力が未対応の形式である場合には、その
旨を示す表示を表示させることができる頭部装着型映像
表示装置を提供することを目的とする。
【0014】また、本発明は、同期分離機能を有する各
種の回路を用いて確実に映像入力の有無を判別すると共
に、S映像入力を確実に検出して自動的にS端子入力側
の回路を優先的に動作させることができる頭部装着型映
像表示装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
頭部装着型映像表示装置は、顔前面に装着可能な頭部装
着型の表示部に第1のケーブルを介して接続され、前記
第1のケーブルを介して映像出力及び電源を供給するこ
とで前記表示部を駆動するコントローラと、前記コント
ローラから延出された第2のケーブル先端に設けられた
第1のコネクタであって前記表示部に供給する映像出力
を発生する映像出力装置の映像出力端に接続可能に構成
された第1のコネクタを有し、前記映像出力端からの映
像出力を前記第1のコネクタから前記第2のケーブルを
介して前記コントローラに取込む映像入力手段とを具備
したものであり、本発明の請求項2に係る頭部装着型映
像表示装置は、顔前面に装着可能な頭部装着型の表示部
に第1のケーブルを介して接続され、前記第1のケーブ
ルを介して映像出力及び電源を供給することで前記表示
部を駆動するコントローラと、前記コントローラから延
出された第3のケーブル先端に設けられた第2のコネク
タであって前記表示部に供給する映像出力を発生する映
像出力装置の電源供給端に接続可能に構成された第2の
コネクタを有し、前記電源供給端からの電源を前記第2
のコネクタから前記第3のケーブルを介して前記コント
ローラに取込む電源入力手段とを具備したものであり、
本発明の請求項3に係る頭部装着型映像表示装置は、顔
前面に装着可能な頭部装着型の表示部に第1のケーブル
を介して接続され、前記第1のケーブルを介して映像出
力及び電源を供給することで前記表示部を駆動するコン
トローラと、前記コントローラから延出された第2のケ
ーブル先端に設けられた第1のコネクタであって前記表
示部に供給する映像出力を発生する映像出力装置の映像
出力端に接続可能に構成された第1のコネクタを有し、
前記映像出力端からの映像出力を前記第1のコネクタか
ら前記第2のケーブルを介して前記コントローラに取込
む映像入力手段と、前記コントローラから延出された第
3のケーブル先端に設けられた第2のコネクタであって
前記映像出力装置の電源供給端に接続可能に構成された
第2のコネクタを有し、前記電源供給端からの電源を前
記第2のコネクタから前記第3のケーブルを介して前記
コントローラに取込む電源入力手段とを具備したもので
あり、本発明の請求項7に係る頭部装着型映像表示装置
は、顔前面に装着可能な頭部装着型の表示部と、前記表
示部に第1のケーブルを介して接続され、前記第1のケ
ーブルを介して映像出力及び電源を供給することで前記
表示部を駆動するコントロール部と、映像出力を発生す
る映像出力装置の映像出力端に接続可能に構成された第
1のコネクタを有し、前記映像出力端からの映像出力を
前記第1のコネクタから第2のケーブルを介して前記コ
ントロール部に取込む映像入力手段と、前記コントロー
ル部に内蔵され、前記映像入力手段によって取込まれた
映像出力から同期信号を分離する同期分離手段と、前記
コントロール部に内蔵され、前記映像入力手段によって
取込まれた映像出力のうちコンポーネント映像出力を前
記同期分離手段に与えて同期分離を行い、同期信号が含
まれるか否かの同期判定を行う同期判定手段と、前記コ
ントロール部に内蔵され、前記同期判定手段の判定結果
によって前記映像入力手段によって取込まれた映像出力
に同期信号が含まれていないことが示された場合には、
前記映像出力装置の映像出力の変更を促す提示を行わせ
る提示制御手段とを具備したものである。
【0016】本発明の請求項1において、コントローラ
と表示部とは第1のケーブルを介して接続され、コント
ローラから第1のケーブルを介して映像出力及び電源が
表示部に供給される。コントローラからは第2のケーブ
ルが延出され、第2のケーブル先端に設けられた第1の
コネクタは、映像出力装置の映像出力端に接続可能に構
成される。映像入力手段は、第1のコネクタを映像出力
端に接続することで、映像出力端からの映像出力を第1
のコネクタから第2のケーブルを介してコントローラに
取込む。
【0017】本発明の請求項2において、コントローラ
と表示部とは第1のケーブルを介して接続され、コント
ローラから第1のケーブルを介して映像出力及び電源が
表示部に供給される。コントローラからは第3のケーブ
ルが延出され、第3のケーブル先端に設けられた第2の
コネクタは、映像出力装置の電源供給端に接続可能に構
成される。電源入力手段は、第2のコネクタを電源供給
端に接続することで、電源供給端からの電源を第2のコ
ネクタから第3のケーブルを介してコントローラに取込
む。
【0018】本発明の請求項3において、コントローラ
と表示部とは第1のケーブルを介して接続され、コント
ローラから第1のケーブルを介して映像出力及び電源が
表示部に供給される。コントローラには第2及び第3の
ケーブルが延設され、第2及び第3のケーブル先端に設
けられた第2又は第3のコネクタは、夫々映像出力装置
の映像出力端又は電源供給端に接続される。これによ
り、映像入力手段はコントローラに映像出力を導き、電
源入力手段はコントローラに電源を導く。
【0019】本発明の請求項7において、映像入力手段
は、映像出力装置の映像出力端からの映像出力を、第1
のコネクタから第2のケーブルを介してコントロール部
に取込む。同期分離手段は、映像入力手段によって取込
まれた映像出力を同期分離する。映像出力装置の映像出
力にはコンポーネント映像出力が含まれる。同期判定手
段は、映像出力のうちコンポーネント映像出力を前記同
期分離手段に与えて同期分離を行い、同期信号が含まれ
るか否かの同期判定を行う。同期判定手段の判定結果に
よって映像出力に同期信号が含まれていないことが示さ
れた場合には、提示制御手段は、映像出力装置の映像出
力の変更を促す提示を行わせる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1は本発明の第1
の実施の形態に係る頭部装着型映像表示装置を示す回路
図である。図2は図1の頭部装着型映像表示装置の外観
及びエンターテインメント機器との接続を示す斜視図で
ある。図3は図1中のスイッチ回路の具体的な構成を示
す回路図である。図4は図1中のコントロール部のマル
チウェイスイッチを示す斜視図である。図5は図1中の
輝度調整回路26の具体的な構成を示す回路図であり、
図6は図5の出力回路51の他の例を示す回路図であ
る。
【0021】本実施の形態は、映像出力装置であるエン
ターテインメント機器として、株式会社ソニーコンピュ
ータエンタテインメント製の“Play Station(登録商
標) 2”を採用した例について説明する。
【0022】図1及び図2において、頭部装着型映像表
示装置1は、映像表示部2が内蔵されたディスプレイ部
3と、映像表示部2を制御すると共に信号の伝送を行う
ためのコントローラ4とによって構成されている。コン
トローラ4は、先端に夫々マルチAVコネクタ6又は電
源コネクタであるUSBコネクタ7を備えたケーブル
8,9を有する。コントローラ4とディスプレイ部3と
はケーブル10によって接続されている。
【0023】ディスプレイ部3は、中央に薄厚の表示部
筐体11を有し、左右に支持フレーム12,13を有し
た眼鏡形状に構成される。また、ディスプレイ部3には
表示部筐体の背面下方に伸縮自在に延出された図示しな
い鼻当て部材も設けられている。ディスプレイ部3は、
鼻梁に鼻当て部材を当接させながら、使用者の左右の耳
に左右の支持フレーム12,13を掛止させることによ
り、表示部筐体11裏面が目前に位置するように、顔部
前面に装着させることができるようになっている。
【0024】なお、支持フレーム12,13には、図示
しない溝が形成されており、この溝には、音声出力用の
インナーホン28(図1参照)及びこのインナーホン2
8に音声信号を伝送するためのインナーホンケーブルが
収納されるようになっている。
【0025】表示部筐体11の裏面には、使用者の目に
対応する位置に、左右一対の透明板(図示せず)が設け
られている。表示部筐体11内には、図1のLCD2
1,22、バックライト23,24、LCDドライバ2
5,輝度調整回路26及びEEPROM27が内蔵され
ている。また、表示部筐体11内には、LCD21,2
2よって映出された画像を透明板を介して使用者の目に
導くための自由曲面プリズム(図示せず)も内蔵されて
いる。自由曲面プリズムを採用することにより、使用者
の目と透明板との延長上にLCD21,22を配置する
必要がなく、表示部筐体11を薄型化することができ
る。
【0026】表示部筐体11の左端部には、映像信号、
音声信号及び各種制御信号等を伝送するためのケーブル
10が延出されている。ケーブル10の他端はコントロ
ーラ4の下端に接続される。コントローラ4は、使用者
の手で把持可能な形状及び大きさに構成されており、上
端からケーブル8,9が延出されている。
【0027】ケーブル8は映像信号を伝送するためのも
のであり、ケーブル9は電源供給を行うためのものであ
る。本実施の形態においては、ケーブル8先端のマルチ
AVコネクタ6をエンターテインメント機器41の背面
に設けられたAVマルチ出力端子42に接続して、エン
ターテインメント機器41の映像出力を取込むと共に、
ケーブル9先端のUSBコネクタ7をエンターテインメ
ント機器41の前面に設けられたUSB端子43に接続
して、エンターテインメント機器41から電源供給を受
けることができるようになっている。なお、コネクタを
適宜設けることにより、エンターテインメント機器41
のメモリカードスロット等からも電源供給を受けること
ができることは明らかである。また、電源供給が可能な
6ピンコネクタを有するIEEE1394規格のコネク
タが設けられた機器であれば、このコネクタからも電源
供給を受けることができる。
【0028】エンターテインメント機器41の映像出力
としては、輝度信号(Y)と色信号(C)とが組み合わ
されて出力されるコンポジット映像出力、YC分離によ
って得た輝度信号と色信号(搬送色信号)とが分離され
て出力されるS出力、及び各映像成分が出力されるコン
ポーネント出力がある。更に、コンポーネント出力とし
ては、R,G,B信号出力と輝度信号Y及び色差信号C
r,Cb(プログレッシブ色差信号Pr,Pb)からな
るコンポーネント輝度色差信号出力とがある。
【0029】エンターテインメント機器41のマルチA
V出力端子42は、コンポジット映像出力、S出力及び
コンポーネント出力を同時に出力することができるよう
になっており、本実施の形態におけるマルチAVコネク
タ6は、マルチAV出力端子42からの全映像出力を取
込んで、ケーブル8を介してコントローラ4に直接伝送
することができるようになっている。また、エンターテ
インメント機器41のマルチAV出力端子42は、オー
ディオ信号をマルチAVコネクタ6に出力することもで
きるようになっている。
【0030】コンポーネント出力は、映像信号の各成分
を直接伝送するものであるので、Y,Cが組み合わされ
たコンポジット映像出力や色搬送波周波数を用いて変調
されたS出力に比べて、高画質の画像の映出が可能であ
る。従って、表示装置がコンポーネント出力に対応して
いれば、コンポーネント出力を用いて映像を表示するよ
うにした方がよい。
【0031】しかし、コンポーネント出力としてはR,
G,B信号出力とコンポーネント輝度色差信号出力とが
あり、いずれの信号出力が出力されるかはエンターテイ
ンメント機器41の設定によって選択決定される。しか
し、映像表示部1においては、後述するように、コンポ
ーネント輝度色差信号出力のみに対応していることか
ら、コントローラ4において、エンターテインメント機
器41の出力に応じた構成にする必要がある。
【0032】即ち、図1において、マルチAVコネクタ
6からのコンポーネント出力はスイッチ回路31に供給
されるようになっている。また、スイッチ回路31には
マルチAVコネクタ6からのS出力も入力される。スイ
ッチ回路31は、マルチAVコネクタ6からのコンポー
ネント出力のうちコンポーネント輝度色差信号出力を映
像表示部2に出力するように構成される。
【0033】図3において、スイッチSW1 〜SW4 に
よってスイッチ回路31が構成される。マルチAVコネ
クタ6からのコンポーネント出力の3つの成分(G,
B,R又はY,Cb,Cr)は夫々スイッチSW1 乃至
SW3 の端子bに供給される。また、S出力のYはスイ
ッチSW3 ,SW4 の端子bに供給される。スイッチS
W3 ,SW4 の端子aにはコンポーネント出力のうちの
Y(又はG)が供給され、スイッチSW1 ,SW2 の端
子aは未入力状態である。
【0034】スイッチSW1 乃至SW3 からの出力が映
像出力として映像表示部2のLCDドライバ25に供給
されるようになっている。スイッチSW4 の出力は同期
分離IC32に与えられるようになっている。同期分離
IC32は、コンポーネント出力のうちのY信号から同
期信号を分離してCPU35に出力する。CPU35は
同期分離IC32からの同期信号によって各スイッチS
W1 〜SW4 を制御するようになっている。なお、同期
分離IC32にG信号が入力された場合には、同期分離
IC32の信号をCPU35で確認し、スイッチSW1
〜SW4 を制御する。
【0035】CPU35は、初期状態では、スイッチS
W1 〜SW4 に端子aを選択させるようになっている。
スイッチSW1 〜SW4 が端子aを選択することによっ
て、スイッチSW3 からはS出力のYが出力され、スイ
ッチSW4 からはコンポーネント出力のY(又はG)が
出力される。
【0036】CPU35は、コンポーネント輝度色差信
号出力が入力されているものと判断した場合には、スイ
ッチSW1 〜SW3 に端子bを選択させ、スイッチSW
4 には継続して端子aを選択させる。これにより、LC
Dドライバ25にコンポーネント輝度色差信号出力を供
給することができる。
【0037】また、CPU35は、コンポーネント輝度
色差信号出力が入力されていないものと判断した場合に
は、スイッチSW1 〜SW3 に端子aを選択させる。こ
れにより、LCDドライバ25にはS出力のY信号が供
給される。また、この場合には、CPU35は、スイッ
チSW4 に端子bを選択させると共に、所定の周期で端
子aを選択させる。即ち、同期分離IC32はS出力の
Y信号から同期信号を分離すると共に、所定周期でコン
ポーネント出力のY又はG信号が入力されて、同期分離
処理を行うようになっている。
【0038】図1において、CPU35は、コントロー
ラ4及び映像表示部2の各部を制御する。CPU35
は、クロック信号CLK、データ信号DATA、チップ
イネーブル信号CEを発生してLCDドライバ25に供
給する。また、CPU35は、同期分離IC32の出力
に基づいてマルチAVコネクタ6からR,G,B信号出
力が入力されたことが示された場合には、この旨を画面
表示させるためにOSD回路33を制御するようになっ
ている。
【0039】更に、CPU35は、図示しないプログラ
ムROMに格納された各種プログラムに基づいて動作し
て、ユーザ認証、自動電源オフ、音量調整やブライトネ
ス調整等の画像及び音声調整等を実行することができる
ようになっている。マルチウェイスイッチ34は、ユー
ザのキー操作に基づく信号をCPU35に出力する。C
PU35はマルチウェイスイッチ34からの信号を用い
てユーザ認証等を行うようになっている。
【0040】図4はマルチウェイスイッチ34を示して
いる。マルチウェイスイッチ34は、コントローラ4の
筐体から露出した操作部を有し、指で操作部を上下左右
又は底面方向に押すことによって、これらの操作に基づ
く信号をCPU35に出力することができるようになっ
ている。
【0041】OSD回路33は、CPU35に制御され
て、R,G,B信号出力からコンポーネント輝度色差信
号出力への切換えを指示するための警告表示、ユーザ認
証に関する各種表示、自動電源オフに関する各種表示、
音量調整やブライトネス調整等の画像及び音声調整に関
する各種表示等をスーパーインポーズ表示させるための
表示データを発生して、LCDドライバ25に供給する
ようになっている。
【0042】マルチAVコネクタ6は、エンターテイン
メント機器41からのオーディオ信号を伝送してコント
ローラ4のオーディオアンプ36に供給する。オーディ
オアンプ36は入力されたオーディオ信号を増幅して、
インナーホン28に供給するようになっている。インナ
ーホン28は入力されたオーディオ信号に基づく音響を
出力する。
【0043】本実施の形態においては、コントローラ4
には、エンターテインメント機器41から電源コネクタ
7及びケーブル9を介して電源が供給されるようになっ
ている。ケーブル9からの電源電圧はDC−DCコンバ
ータ37に供給され、DC−DCコンバータ37は、供
給された電源電圧を昇圧した後、複数の所定の電源電圧
に変換して出力するようになっている。DC−DCコン
バータ37の出力は、コントローラ4内の各部及び映像
表示部2等のディスプレイ部3に内蔵されている各素子
に電源電圧として供給されるようになっている。なお、
コントローラ4には電源スイッチ46が配設されてお
り、電源スイッチ46のオン操作によってDC−DCコ
ンバータ37が動作を開始するようになっている。
【0044】本実施の形態においては、エンターテイン
メント機器41のUSB端子43から電源が供給されて
おり、DC−DCコンバータ37に供給される電源電圧
の変動は極めて小さい。このため、装置各部に供給する
電源電圧を効率よく発生させることができ、電源回路を
簡単で安価に構成することができる。なお、USB端子
43の出力電圧は約5V(5V±5%)であり、DC−
DCコンバータ37は約12Vに昇圧した後、9V,5
V,3.3Vの各電源電圧を発生することができるよう
になっている。
【0045】映像表示部2のLCDドライバ25は、ス
イッチ回路31から映像信号が入力され、CPU35か
らクロック信号CLK、データ信号DATA及びチップ
イネーブル信号CEが入力されて、LCD21,22及
びバックライト23,24を駆動するようになってい
る。LCD21,22は、表示部筐体11内の左右に夫
々設けられ、LCDドライバ25に駆動されて映像を表
示する。
【0046】輝度調整回路26は、LCDドライバ25
の出力に基づいて、バックライト23,24の明るさを
調整するようになっている。バックライト23,24
は、例えば光源としてLED等の白色平面発光型のライ
トが採用され、輝度調整回路26に明るさが制御され
て、LCD21,22を照明するようになっている。
【0047】図5は図1中の輝度調整回路26の具体的
な構成を示している。
【0048】EEPROM27には、バックライト2
3,24の輝度を設定するためのデータが保持されてい
る。LCDドライバ25は出力回路51を有しており、
バックライト23,24を所定の輝度で点灯させるため
の輝度制御値をEEPROM27から読出して、夫々出
力回路51のディジタル/アナログ変換器(D/A)5
2,53に出力する。
【0049】なお、EEPROM27には、LCD2
1,22に表示する映像に関する設定データや、バック
ライト23,24の輝度に関する初期設定データ等が記
憶されていると共に、コントローラ4のマルチウェイス
イッチ34を操作することにより変更されるバックライ
ト23,24の輝度や映像のコントラスト等のユーザ設
定データも記憶されるようになっている。EEPROM
27に記憶されたデータは、LCDドライバ25及びC
PU35によって読出される。
【0050】出力回路51のD/A52,53は、入力
された輝度制御値をアナログ電圧に変換して出力する。
D/A52,53の出力は、夫々抵抗R1 ,R2 を介し
て発光制御IC54を構成するオペアンプQ3 ,Q4 の
負極性入力端に供給される。オペアンプQ3 の負極性入
力端はコンデンサC1 及び抵抗R3 の並列回路を介して
基準電位点に接続され、オペアンプQ4 の負極性入力端
はコンデンサC2 及び抵抗R4 の並列回路を介して基準
電位点に接続される。抵抗R1 ,R3 及び抵抗R2 ,R
4 は、D/Aの出力レベルを低下させると共に、分解能
を向上させる機能を有する。
【0051】発光制御IC54の接地端は基準電位点に
接続され、電源端Vccには電源端子と基準電位点との
間に接続されたコンデンサC3 に発生する電圧が供給さ
れる。オペアンプQ3 ,Q4 の出力端は夫々抵抗R5 ,
R6 を介してトランジスタQ1 ,Q2 のベースに接続さ
れる。トランジスタQ1 ,Q2 はエミッタが電源端子に
接続される。トランジスタQ1 のコレクタはLEDから
なるバックライト23(以下、LED23ともいう)及
び抵抗R7 を介してオペアンプQ3 の正極性入力端に接
続され、トランジスタQ2 のコレクタはLEDからなる
バックライト24(以下、LED24ともいう)及び抵
抗R8 を介してオペアンプQ4 の正極性入力端に接続さ
れる。バックライト23と抵抗R7 との接続点は電流検
出抵抗である抵抗R9 を介して基準電位点に接続され、
バックライト24と抵抗R8 との接続点は電流検出抵抗
である抵抗R10を介して基準電位点に接続される。
【0052】このように構成された輝度調整回路26に
おいては、発光制御IC54のオペアンプQ3 ,Q4
が、負極性入力端と正極性入力端とに印加される電位が
等しくなるように出力を変化させる。オペアンプQ3 ,
Q4 の負極性入力端に印加される電位は輝度制御値に基
づくものである。一方、オペアンプQ3 ,Q4 の正極性
入力端に印加される電位は、抵抗R9 ,R10の電圧降
下、即ち、抵抗R9 ,R10に流れる電流値に基づくもの
であり、LED23,24に流れる電流値、つまりこれ
らのLED23,24の発光量に応じたものとなる。従
って、D/A52,53に供給する輝度制御値を変化さ
せることで、バックライト23,24の明るさを任意の
明るさに制御することができる。
【0053】電源投入時には、D/A52,53の出力
がオペアンプQ3 ,Q4 の負極性入力端に印加される。
この時点では、LED23,24は発光しておらず電流
が流れていないので、抵抗R9 ,R10にも電流は流れな
い。つまり、電源投入時には、オペアンプQ3 ,Q4 の
正極性入力端に印加される電圧が0Vであり、オペアン
プQ3 ,Q4 は負極性入力端に印加される電圧値に応じ
た電流をトランジスタQ1 ,Q2 のベースに流す。
【0054】トランジスタQ1 ,Q2 は、ベース電流に
応じた電流をエミッタ・コレクタ路に流す。トランジス
タQ1 ,Q2 のコレクタ電流がLED23,24に流れ
て、LED23,24は発光する。また、LED23,
24に流れる電流によって、抵抗R9 ,R10に電圧降下
が生じ、オペアンプQ3 ,Q4 の正極性入力端に印加さ
れる電圧値が上昇する。そうすると、オペアンプQ3 ,
Q4 からトランジスタQ1 ,Q2 のベースに流れる電流
値が変化して、LED23,24に流れる電流も変化す
る。
【0055】以後、同様の動作によって、オペアンプQ
3 ,Q4 は、負極性入力端と正極性入力端とに印加され
る電圧が等しくなるように、トランジスタQ1 ,Q2 に
ベース電流を供給する。つまり、オペアンプQ3 ,Q4
の負極性入力端に印加する電圧に追随させて、LED2
3,24に流れる電流を変化させ、LED23,24の
発光量を変化させることができる。このようにして、バ
ックライト23,24の発光量を、D/A52,53に
供給する輝度制御値に応じて相互に独立して制御可能で
ある。
【0056】LEDは温度によってVf(順方向電圧)
が著しく変化する。しかし、図5の構成では、輝度制御
値に応じた定電流制御を行っていることから、温度変化
が発生した場合でも、LED23,24を輝度制御値に
応じた発光量で発光させることが可能である。
【0057】なお、出力回路51に代えて図6に示す可
変抵抗R11,R12を用いた出力回路51′を採用するこ
とも可能である。
【0058】次に、このように構成された実施の形態の
動作について図7乃至図14を参照して説明する。図7
及び図8は実施の形態の動作を説明するためのフローチ
ャートであり、図9乃至図13は画面表示を説明するた
めの説明図であり、図14はコントローラの操作を説明
するための説明図である。
【0059】エンターテインメント機器41からの映像
をディスプレイ部3で映出させるために、先ず、機器の
接続を行う。即ち、コントローラ4のケーブル9先端の
USBコネクタ7をエンターテインメント機器41の前
面に設けられたUSB端子43に挿入して接続すると共
に、ケーブル8先端のマルチAVコネクタ6をエンター
テインメント機器41の背面に設けたAVマルチ出力端
子42に挿入して接続する。
【0060】ケーブル8,9はコントローラ4の基端側
では一体的に構成されて、コントローラ4に取付固定さ
れている。また、コントローラ4とディスプレイ部3と
の間は、ケーブル10によって接続されている。従っ
て、エンターテインメント機器41からの映像を映出さ
せるための接続及び非接続作業としては、コントローラ
4からケーブル8,9として二股に分かれて延出されて
いるケーブル先端のコネクタ6,7を端子42,43に
挿抜するという極めて簡単な作業のみである。
【0061】電源をエンターテインメント機器41のU
SB端子43から得ており、別途のアダプタ等を利用し
て商用交流電源のコンセントから電源を得る必要はな
く、エンターテインメント機器41とは別の位置に位置
する商用交流電源のコンセントに接続するという煩雑な
作業は不要である。
【0062】一方、映像出力を伝送するためのコネクタ
としてマルチAVコネクタ6を採用しており、コネクタ
を挿入するだけの簡単な作業で、各種映像出力を取込む
ことができる。
【0063】次に、エンターテインメント機器41の電
源スイッチ45を操作して電源を投入する。これによ
り、USB端子43に発生した電源電圧がUSBコネク
タ7及びケーブル9を介してコントローラ4のDC−D
Cコンバータ37に供給される。
【0064】次に、コントローラ4の電源スイッチ46
のスイッチをオンにする。そうすると、DC−DCコン
バータ37が動作を開始して、供給された電源電圧を昇
圧する。例えば、USB端子43に5Vの電源電圧が発
生しているものとすると、DC−DCコンバータ37は
12Vまで昇圧し、更に、9V、5V、3.3Vの電源
電圧を発生する。
【0065】DC−DCコンバータ37に供給される電
源電圧としてUSB端子43の出力を用いており、電源
変動が極めて小さいことから、DC−DCコンバータ3
7は安定した電源電圧を発生させることが可能であり、
これらの電源回路を比較的安価に構成することができ
る。
【0066】電源回路からの電圧によってCPU35は
動作を開始し、図示しないプログラムROMからのデー
タを読出して、各種処理を実行する。先ず、CPU35
は、OSD回路33を制御して、ディスプレイ部3の表
示開始に際して必要な各種メッセージを表示させる。O
SD回路33からのメッセージデータは、ケーブル10
を介して映像表示部2のLCDドライバ25に供給され
る。LCDドライバ25はメッセージデータに基づいて
LCD21,22を駆動し、バックライト23,24が
LCD21,22を照明することで、LCD21,22
の表示面にOSD回路33からのメッセージデータに基
づく映像が表示される。
【0067】使用者は、ディスプレイ部3の支持フレー
ム12,13を耳にかけながら、鼻当て部材を鼻梁に当
接させることで、表示部筐体11裏面に臨んだLCD2
1,22の表示面を目視することができる。こうして、
OSD回路33による表示及びエンターテインメント機
器41からの映像に基づく表示を視聴することが可能と
なる。
【0068】例えば、CPU35は、表示に際する注意
事項を示すメッセージのデータを表示させた後、使用が
許可された使用者のみに映像の視聴を可能にするため
に、設定されているパスワードの入力を促すためのメッ
セージを表示させる。図9はパスワード入力のためのメ
ッセージ表示を示している。
【0069】図9(a)に示すように、CPU35は、
「パスワードを入力してください」というメッセージの
パスワード解除画面を表示させる。使用者はコントロー
ラ4の表面から露出したマルチウェイスイッチ34を操
作することでパスワードの入力を行う。例えば、使用者
がマルチウェイスイッチ34を図4の矢印PU方向又は
PD方向に押すことによって、CPU35は、パスワー
ド入力の数字を増減させて、OSD回路33にその数字
を表示させる。また、使用者がマルチウェイスイッチ3
4を図4の矢印PL方向又はPR方向に押すことによっ
て、CPU35は、パスワード入力の入力位置を左右に
移動させて、OSD回路33にその数字を表示させる。
また、使用者がマルチウェイスイッチ34をコントロー
ラ4の底面方向である図4の矢印D方向に押すことによ
って、CPU35は、パスワード入力の数字を確定させ
る。
【0070】使用者の入力操作によるパスワードが予め
登録されている値と異なる場合には、CPU35は、図
9(b)に示すパスワード失敗画面1を表示させる。更
に、パスワード入力が繰返し誤った場合には、CPU3
5は、図9(c)に示すパスワード失敗画面2を表示さ
せると共に、DC−DCコンバータ37の動作を停止さ
せ電源をオフにする。
【0071】正常にパスワード入力が行われると、CP
U35は、図10(a)に示すように、「映像を入力し
てください」というメッセージの映像信号未入力画面を
表示させ、図7の映像入力処理を実行する。
【0072】使用者は、図2のコントローラ44を操作
することで、エンターテインメント機器41から映像出
力を出力させる。この映像出力はAVマルチ出力端子4
2から、マルチAVコネクタ6、ケーブル8を介してコ
ントローラ4のスイッチ回路31に供給される。エンタ
ーテインメント機器41からはコンポジット映像出力、
S出力及びコンポーネント出力が同時に出力されるが、
コンポーネント出力はR,G,B信号出力であるかY,
Cb,Crからなるコンポーネント輝度色差信号出力で
あるかは不明である。
【0073】そこで、CPU35は、図7のステップS
1 において、図3のスイッチSW1〜SW4 に端子aを
選択させる。これにより、ケーブル8を介して伝送され
たコンポーネント出力のY信号又はG信号がスイッチS
W4 を介して同期分離IC32に供給される。同期分離
IC32は、入力された信号を同期分離する。同期分離
IC32の出力はCPU35に供給される。CPU35
は、同期分離IC32の出力に同期信号が含まれている
(水平及び垂直同期信号が出力される)場合には、ケー
ブル8を介してコンポーネント輝度色差信号出力(Y,
Cb,Cr)が伝送されているものと判断して、スイッ
チSW1 〜SW3 に端子bを選択させ、スイッチSW4
に端子aを選択させる。これにより、ケーブル8を介し
て伝送されたコンポーネント輝度色差信号出力はLCD
ドライバ25に供給される。
【0074】一方、同期分離IC32の出力に同期信号
が含まれていない(水平同期信号のみの)場合には、C
PU35は、OSD回路33を制御して、図10(b)
に示すように、「エンターテインメント機器の映像設定
をY,Cb,Crにしてください」というメッセージの
映像出力設定指示画面を表示させる。また、この場合に
は、CPU35は、スイッチSW1 乃至SW3 に端子a
を選択させ、スイッチSW4 に端子bを選択させる。
【0075】使用者は、エンターテインメント機器41
のコントローラ44を制御して、図11(a)に示すメ
インメニュー画面を表示させる。メインメニュー画面を
表示させるための映像出力は、AVマルチ出力端子42
からマルチAVコネクタ6及びケーブル8を介してスイ
ッチ回路31に入力されている。スイッチ回路31のス
イッチSW3 は、端子aを介してS出力のY信号を取込
んで、LCDドライバ25に供給する。また、スイッチ
SW4 は、S出力のY信号を同期分離IC32に出力す
る。同期分離IC32はS出力のY信号から同期信号を
分離して(ステップS2 )、LCDドライバ25の表示
に用いる。LCDドライバ25は、入力されたS出力の
Y信号を用いてLCD21,22を駆動することで、図
11(a)に示すメインメニュー画面の表示を行う(ス
テップS7 )。
【0076】使用者は、コントローラ44を操作するこ
とで、メインメニュー画面からシステム設定を選択す
る。これにより、ディスプレイ部3のLCD21,22
には、図11(b)に示す映像出力設定画面が表示され
る。なお、CPU35の設定によっては、OSD回路3
3による図10(b)の映像出力設定指示画面を、図1
1(a),(b)に示すモノクロ画像にスーパーインポ
ーズ表示させることも可能である。
【0077】CPU35は、ステップS1 における同期
判別からステップS2 の同期判別処理に移行するために
スイッチSW4 を端子aから端子bに切換えた後におい
ても、所定周期でスイッチSW4 に端子aを選択させて
いる。例えば、CPU35は、ステップS8 において、
スイッチSW4 からのコンポーネント出力に同期信号が
含まれているか否かを判別する。CPU35は、ステッ
プS8 において同期有りと判断した場合には、処理をス
テップS11に移行して、スイッチSW1 乃至SW3 に端
子bを選択させスイッチSW4 に端子aを選択させて、
コンポーネント出力をLCDドライバ25に供給する。
【0078】CPU35は、ステップS8 において同期
無しと判断した場合には、ステップS9 においてモノク
ロ映像表示が所定期間継続して行われているか否かを判
定する。モノクロ映像表示が所定期間行われている場合
には、電源をオフにする。
【0079】なお、ステップS2 における同期判別にお
いて、同期分離IC32がスイッチSW4 の出力から同
期信号を分離することができないこともある。この場合
には、CPU35は、ステップS2 からステップS3 に
処理を移行して、図10(a)の映像信号未入力画面を
表示させ、更に、ステップS4 においてスイッチSW4
の出力の同期分離を再度実行させる。CPU35は、ス
テップS4 においても同期無しと判断した場合には、ス
テップS6 において、同期信号が検出されていない(映
像未入力)時間が所定時間を越えたか否かを判断し、所
定時間映像未入力であると判断した場合には、電源をオ
フにする。
【0080】また、CPU35は、ステップS4 におい
てS出力のY信号の同期判別によって同期信号が有ると
判断した場合には、ステップS5 においてスイッチSW
4 に端子aを選択させて、コンポーネント出力の同期判
別を再度行う。CPU35は、ステップS5 において、
コンポーネント出力に同期信号が含まれるものと判断し
た場合には、ステップS11において、コンポーネント出
力をLCDドライバ25に供給する。
【0081】LCDドライバ25は、スイッチ回路31
を介して入力されたコンポーネント出力及びOSD回路
33からの表示データに基づいて、LCD21,22を
駆動する。これにより、エンターテインメント機器41
からの映像出力をカラーで表示させることができる。ま
た、LCDドライバ25は、EEPRO27から読出し
た各種設定値に基づいて、輝度調整回路26を制御す
る。輝度調整回路26は、設定値に応じてバックライト
23,24の明るさを制御し、これにより、ブライトネ
スの調整を行う。
【0082】CPU35は、OSD回路33のスーパー
インポーズ処理によって、各種操作のGUI表示を可能
にする。図12は映像表示中における調整操作のための
表示例を示している。
【0083】例えば、映像入力に基づく映像表示中に、
使用者がコントローラ4のマルチウェイスイッチ34を
図4のPU方向又はPD方向に操作すると、CPU35
は、図12(a)に示す音量調整画面をエンターテイン
メント機器41からの映像に重ねて表示させる。また、
CPU35は、マルチウェイスイッチ34のPU方向の
操作に応答してアンプ36のゲインを上げると共に音量
が増大したことを示すように表示を変化させ、PD方向
の操作に応答してアンプ36のゲインを下げると共に、
音量が低下したことを示すように表示を変化させる。な
お、マルチウェイスイッチ34をD方向に押すことによ
って、音量調整モードを終了して、音量調整画面の表示
を消すことができる。
【0084】図14はこのようなマルチウェイスイッチ
34の操作とCPU35の処理との関係を示している。
図14では、マルチウェイスイッチ34を図4のPL方
向又はPR方向に操作すると、ブライトネス調整が可能
であることも示している。即ち、映像表示状態でマルチ
ウェイスイッチ34をPL,PU方向に操作すると、C
PU35はブライトネスの調整を行うと共に図12
(b)のブライトネス調整画面を表示させる。CPU3
5は、PL方向の操作に応答して、バックライト23,
24の照明を弱くして画面表示を暗くすると共に、ブラ
イトネスの調整位置を示す表示を図12(b)の−方向
に移動させる。また、CPU35は、PR方向の操作に
応答して、バックライト23,24の照明を強くして画
面表示を明るくすると共に、ブライトネスの調整位置を
示す表示を図12(b)の+方向に移動させる。なお、
マルチウェイスイッチ34をD方向に押すことによっ
て、ブライトネス調整モードを終了して、ブライトネス
調整画面の表示を消すことができる。
【0085】また、図14に示すように、マルチウェイ
スイッチ34を図4のD方向に押すことにより、CPU
35は、メニュー画面を表示させることができる。図1
2(c)はこのメニュー画面を示している。メニュー画
面によって、ブライトネス、色の濃さ等の各種設定状態
を示すことができると共に、メニュー画面を見ながらマ
ルチウェイスイッチ34を操作することによって、各種
設定を変更することができる。
【0086】本実施の形態においては、CPU35は、
設定確定のための釦操作等を行うことなく、マルチウェ
イスイッチ34のPL,PR方向の操作に連動させて、
各種設定を変更し、同時に、各種設定表示を変更してい
る。設定を実際に変更させるための確定操作が不要であ
り、設定確定のための釦も不要である。このため、操作
性が著しく向上すると共に、コントローラ4の設計の自
由度が増し、シンプルな外観を得ることができる。
【0087】設定確定のための釦操作が不要であるの
で、メニュー画面等において、他の項目に移動する操作
によって、各項目の設定を終了すると共に次の項目の設
定モードに移行することができる。例えば、マルチウェ
イスイッチ34のPU,PD方向の操作によって、各項
目の設定値を維持して、他の項目の設定に移ることがで
きる。なお、メニュー項目が水平方向に配置された図示
しない設定画面では、マルチウェイスイッチ34のP
L,PR方向の操作によって、各項目の設定値を維持し
て、他の項目の設定に移ることができることは明らかで
ある。また、マルチウェイスイッチ34のPU,PD方
向又はPL,PR方向の項目移動操作時に、移動前の項
目の設定値を確定するようにしてもよい。
【0088】また、本実施の形態においては、自動電源
オフ機能を有している。図8及び図13はこの機能を説
明するためのものである。CPU35はタイマー機能を
有しており、電源投入からの時間を計測している。い
ま、図8のステップS21において映像鑑賞状態であるも
のとする。CPU35は電源投入からの時間を計測して
おり、ステップS22では、電源投入から例えば2時間3
0分が経過したか否かが判断される。電源投入から2時
間30分が経過していない場合には、ステップS21の映
像鑑賞状態を維持する。
【0089】電源投入から2時間30分経過すると、C
PU35はOSD回路33に指示を与えて、図13
(a)に示す自動電源OFF5分前画面をスーパーイン
ポーズ表示させる(ステップS23)。CPU35は、ス
テップS24においてマルチウェイスイッチ34が押され
たか否かを判定する。CPU35は、スイッチ34が押
されていない場合には、ステップS28において、自動電
源OFF5分前画面の表示から5分経過したか否かを判
断する。
【0090】5分が経過すると、CPU35は、ステッ
プS27において、図13(b)示す自動電源OFF画面
をスーパーインポーズ表示させた後、DC−DCコンバ
ータ37の動作を停止させて電源オフを実行する。
【0091】なお、自動電源OFF5分前画面の表示後
において、使用者がマルチウェイスイッチ34を押す
と、CPU35は、ステップS24からステップS25に移
行して、自動電源OFF5分前画面の表示を停止させ
て、通常の映像鑑賞状態に復帰させる(ステップS2
5)。この場合には、CPU35は、次のステップS26
において、電源投入から2時間35分が経過したか否か
を判断する。電源投入から2時間35分が経過すると、
CPU35は、ステップS27において自動電源OFF画
面をスーパーインポーズ表示させた後、電源オフを実行
する。
【0092】このように、本実施の形態においては、エ
ンターテインメント機器の映像出力端子からの映像信号
を直接取込む映像入力端子を備えており、エンターテイ
ンメント機器とのダイレクト接続が可能である。また、
エンターテインメント機器から電源供給を受けることも
できる。しかも、映像入力及び電源供給のためのケーブ
ルをエンターテインメント機器に接続するだけの極めて
簡単な接続作業によって、映像表示が可能である。ま
た、エンターテインメント機器から未対応の形式の映像
出力が出力されていることを同期判定によって検出し、
映像出力設定し次画面を表示させており、ユーザーフレ
ンドリーなマンマシンインターフェースが得られる。
【0093】図15は本発明の第2の実施の形態を示す
ブロック図である。本実施の形態は3D(3次元)表示
を行うものに適用した例である。
【0094】ディスプレイ部71及びコントローラ81
の外観は、図2のディスプレイ部3及びコントローラ4
と同様である。即ち、ディスプレイ部71を顔面に装着
した状態で、眼前に臨む位置には右用又は左用の表示素
子77,78が配置されるようになっている。また、デ
ィスプレイ部71には、コントローラ81から延設され
たケーブルに接続された左右のインナーホン72,73
が設けられている。
【0095】コントローラ81は、ディスプレイ部71
に映像信号及び音声信号等を供給する。コントローラ8
1は多極コネクタ82を介して映像ソースとなるエンタ
ーテインメント機器から信号が入力されるようになって
いる。多極コネクタ82は、図2のケーブル8,9に相
当するケーブルに含まれる電源供給線、接地(GND)
線、左右の音声信号線、音声用のGND線、映像信号
線、映像用のGND線、制御信号線及び制御信号用のG
ND線を一体化してコントローラ81内に導入する。
【0096】電源回路83は電源供給線からの電源電圧
によって、コントローラ81内及びディスプレイ部71
の各部に供給する電源電圧を発生する。音声信号処理回
路84は左右の音声信号線からの音声信号が入力され、
所定の音声信号処理を施した後、左右のインナーホン7
2,73に供給する。また、コントローラ81は映像信
号線からの映像信号をディスプレイ部71の映像信号処
理回路74に供給するようになっている。
【0097】本実施の形態においては、映像信号線によ
って伝達される映像信号としては、通常の2D(2次
元)表示用の映像信号だけでなく、3D表示用の映像信
号も含まれる。3D表示用の映像信号は左右の視差を有
する右目用と左目用の映像信号からなる。
【0098】CPU85は、制御信号線から制御信号が
与えられて、映像調整等を行うための制御信号を映像信
号処理回路74に出力するようになっている。CPU8
5はユーザー操作スイッチ(SW)87の操作に応じた
制御信号を出力する。なお、CPU85は、ディスプレ
イ部71内のEEPROM76に格納されたプログラム
及び各種データを読出すことで、各部を制御するように
なっている。
【0099】本実施の形態においては、コントローラ8
1にはユーザ操作スイッチ88も設けられている。ユー
ザ操作スイッチ88は、2Dと3Dとの表示の切換えを
指示するためのものである。CPU85はユーザ操作ス
イッチ88の操作に応じて2D表示と3D表示とを切換
えるための2D/3D切換信号をディスプレイ部71の
タイミングジェネレータ75に出力するようになってい
る。
【0100】なお、本実施の形態においては、例えばコ
ントローラ81内の図示しない電気基板にスイッチ86
が設けられており、このスイッチ86がオン(例えばハ
イレベル(“H”)を選択)の場合にのみ、CPU85
はユーザ操作スイッチ88による2Dと3Dとの切換操
作を受け付けるようになっている。なお、スイッチ86
に代えて電気基板に設けた切換ジャンパを用いてもよ
い。
【0101】また、CPU85は、制御信号線からの制
御信号によって、2Dと3Dとの切換えが指示されるよ
うになっていてもよい。また、CPU85は、制御信号
線からの制御信号によって2D,3Dの切換えが許可さ
れている場合にのみ、ユーザ操作スイッチ88による2
Dと3Dとの切換えを受け付けるようにすることも可能
である。
【0102】更に、CPU85は、映像信号処理回路7
4を制御して、表示素子77,78の画面上にメニュー
画面を表示させ、ユーザのメニュー操作によって、2D
と3Dとの切換えを受け付けるようにしてもよい。
【0103】ディスプレイ部71には、映像信号処理回
路74、タイミングジェネレータ75及びEEPROM
76が内蔵されている。映像信号処理回路74は、コン
トローラ81を介して入力された映像信号に対して、C
PU85からの制御信号に基づく映像処理を施して、R
GB映像信号を表示素子77,78に出力する。また、
映像処理回路74は、同期信号をタイミングジェネレー
タ75に出力する。タイミングジェネレータ75は水平
及び垂直同期信号等のタイミング信号を発生して表示素
子77,78に出力する。これにより、表示素子77,
78において画像表示が行われる。
【0104】更に、本実施の形態においては、映像信号
処理回路74は、3D表示用の視差を有する左右の映像
信号も出力することができるようになっている。この場
合には、映像信号処理用の1系統のドライバによって3
D表示を可能にするために、オッド(odd)とイーブ
ン(even)フィールドで、右目用又は左目用の映像
信号を切換えて出力するようになっている。この切換え
のために、タイミングジェネレータ75は、オッド,イ
ーブンを示すタイミング信号を表示素子77,78に出
力することができるようになっている。
【0105】このように構成された実施の形態において
は、ユーザ操作スイッチ88によって、3D表示のオ
ン,オフを制御可能である。ユーザーがユーザ操作スイ
ッチ88によって3D表示を指示すると、CPU85
は、2D/3D切換信号によって、タイミングジェネレ
ータ75に3D表示を指示する。そうすると、タイミン
グジェネレータ75は、オッド,イーブンのタイミング
信号を表示素子77に出力する。これにより、例えば、
映像信号処理回路74は、オッドのタイミングで右目用
の映像信号を表示素子77に与え、イーブンのタイミン
グで左目用の映像信号を表示素子78に与える。こうし
て、ユーザーは表示素子77,78によって3D表示に
よる映像を見ることができる。
【0106】更に、CPU85は2Dと3Dとの切換え
をGUIによって行うメニュー画面を表示させることも
できる。この場合には、CPU85は、ユーザのメニュ
ー操作に応答して、2D/3D切換信号を発生すること
もできる。
【0107】CPU85は、スイッチ86及び制御信号
によって、ユーザ操作スイッチ88による操作を受け付
けないようにすることができる。これにより、誤操作等
によって表示が2Dと3Dとで切換ってしまうことを防
止することができる。
【0108】また、本実施の形態においては、制御信号
/電源/映像/音声の接続を1つの多極コネクタで行っ
ており、機器の小型化が可能である。
【0109】このように、本実施の形態においては、ユ
ーザ操作に応答して2D表示と3D表示とを切換可能で
あり、また、この切換えを制御信号やスイッチ等によっ
て受付不能にすることもできる。また、多極コネクタを
用いて各種信号の導入を行っており、機器の小型が可能
であるという利点も有する。
【0110】図16乃至図18は本発明の第3の実施の
形態に係り、図16は第3の実施の形態を示すブロック
図、図17は第3の実施の形態の動作を説明するための
波形図、図18は図17の時間軸を拡大して示す波形図
である。本実施の形態は、同期分離ICを用いることな
く映像信号が入力されているか否かの判別を可能にし
て、回路規模を縮小可能にしたものである。
【0111】アナログスイッチ(SW)92にはS映像
の輝度信号Y及びコンポジット映像信号(COMP映
像)が入力され、アナログスイッチ(SW)91にはS
映像の色信号C及びコンポジット映像信号が入力され
る。また、輝度信号Y及びコンポジット映像信号は夫々
CPU93のA/D(Y)端子又はA/D(COMP)
端子にも供給される。
【0112】映像信号処理回路94にはアナログSW9
1からコンポジット映像信号又は色信号Cが供給され、
アナログSW92からコンポジット映像信号又は輝度信
号Yが供給される。映像信号処理回路94は、入力され
た映像信号の水平及び垂直同期信号(HSync,VS
ync)に同期した水平及び垂直タイミング信号HD,
VDを発生して映像信号処理に用いると共に、図示しな
い表示部に出力するようになっている。
【0113】本実施の形態においては、映像信号処理回
路94は、映像信号から水平及び垂直同期信号を分離し
ない場合であっても、フリーランで動作して、発生した
水平タイミング信号HD及び垂直タイミング信号VDを
CPU93及び図示しない表示部に出力するようになっ
ている。フリーラン時のタイミング信号HD,VDを用
いることで、ブルーバックやメッセージ表示が可能であ
る。
【0114】CPU93は、映像信号処理回路94から
の水平及び垂直タイミング信号HD,VDとA/D
(Y),A/D(COPM)端子の入力とを用いること
で、映像信号の入力の有無及び入力された映像信号がS
映像入力であるか否かを判断して、アナログスイッチ9
1,92を切換制御するようになっている。アナログス
イッチ91,92は、CPU93に制御されて、コンポ
ジット映像信号又はS映像出力を映像信号処理回路94
に出力するようになっている。
【0115】なお、コンポジット映像入力及びS映像入
力は、1つの多極コネクタを用いて取込むようにしても
よい。
【0116】次に、このように構成された実施の形態の
動作について図17及び図18の波形図を参照して説明
する。図17(a)は映像入力時の垂直タイミング信号
VDを示しており、図17(b)は垂直同期期間及びそ
の近傍の期間における映像信号を示している。
【0117】映像信号処理回路94は、映像信号の入力
時には、水平及び垂直同期信号に同期した水平及び垂直
タイミング信号VD,HDをCPU93に出力する。ま
た、映像信号処理回路94は、映像信号が入力されてい
ない場合には、フリーラン動作して水平及び垂直タイミ
ング信号VD,HDをCPU93に出力する。
【0118】CPU93は、VD入力のタイミングを利
用して、A/D(Y),A/D(COMP)端子に入力
される信号のサンプリングタイミングを決定する。即
ち、CPU93は、図17(a)に示す垂直タイミング
信号VDの立下りタイミングを基準にして、サンプリン
グ期間Tが次の垂直タイミング信号VDの立下りタイミ
ングで終了するように、サンプリング開始タイミングT
1 を決定する。つまり、サンプリング開始タイミングT
1 は、サンプリング間隔及びサンプリング回数等に応じ
て決定する。
【0119】例えば、CPU93は、映像信号がNTS
C方式である場合には、VD入力の立下りからカウント
を開始して、(1/60−T)秒後に、サンプリングを
開始する。なお、映像信号がPAL方式の場合には、C
PU93は、VD入力から(1/50−T)だけ遅延さ
せた後、サンプリングを開始する。例えば、サンプリン
グ回数が16回でサンプリング間隔が80μ秒である場
合には、VDの立下りから15.2m秒後(NTSC)
又は18.08m秒後(PAL)にサンプリングを開始
する。
【0120】図18はCPU93のサンプリングタイミ
ングT1 ,T2 ,…を示している。例えば、サンプリン
グ回数としては5〜10回に設定し、サンプリング間隔
は80μ秒程度に設定する。
【0121】なお、サンプリングの開始タイミングT1
、サンプリング間隔及びサンプリング回数は、映像信
号の規格に応じて定めており、図18の例はNTSC信
号の場合のものである。これらの設定は、2又は3回目
のサンプリングタイミングT2,T3 が垂直同期信号
(VSync)の低レベル期間に相当するタイミングと
なるようにするものである。
【0122】サンプリング開始タイミングはマイコンの
基準クロックをカウントすることで決定している。2又
は3回目のサンプリングタイミングT2 ,T3 をVSy
ncの低レベル期間に相当するタイミングに設定してい
るので、マイコンの基準クロックが公差0.5%最大に
ずれた場合でも、VSyncの低レベル期間にサンプリ
ングを行うことができる。
【0123】サンプリング間隔が80μ秒であるので、
複数回サンプリングを行うことによって、VSyncの
切り込みパルスの低レベル期間及び高レベル期間のいず
れにおいてもサンプリングが行われる。
【0124】VSync期間にサンプリングが行われた
場合には、サンプリングタイミングT1 ,T2 ,…にお
けるサンプリング値の最高値及び最低値は、等化パルス
及び切り込みパルスのパルス高に相当したものとなり、
例えば、複数回のサンプリングデータの最高値と最低値
との差は100mV以上となる。CPU93は、例えば
5回のデータの最高値と最低値との差が100mV以上
の場合に映像信号が入力されているものと判断し、10
0mV以下の場合には映像信号が入力されていないもの
と判断する。
【0125】CPU93は、A/D(Y)端子及びA/
D(COMP)端子のサンプリングデータについて、最
高値と最低値との差を調べる。CPU93は、A/D
(COMP)端子のサンプリングデータのみに100m
V以上のレベル差が生じている場合にはコンポジット映
像信号が入力されたものと判断し、A/D(Y)端子の
サンプリングデータに100mV以上のレベル差が生じ
ている場合にはS映像信号が入力されたものと判断し、
A/D(Y)端子及びA/D(COMP)端子のいずれ
にも100mV以上のレベル差が生じていない場合には
映像信号が入力されていないものと判断する。
【0126】CPU93は、コンポジット映像信号が入
力されているものと判断した場合にはアナログスイッチ
91,92にコンポジット映像信号を選択させ、S映像
信号が入力されているものと判断した場合にはアナログ
スイッチ91,92に色信号C,輝度信号Yを選択させ
て映像信号処理回路94に出力させる。
【0127】このように、本実施の形態においては、同
期分離ICを用いることなく、映像信号入力の有無に拘
わらず発生する垂直同期タイミング信号を基準としたタ
イミングで、映像入力端のサンプリングレベルを比較す
ることにより、映像入力の有無及びその種類を判別して
いる。これにより、回路規模を縮小することができる。
また、映像信号の種類の検出結果によって、アナログス
イッチを制御しており、多極コネクタを用いた場合で
も、安価な構成で映像入力の切換えが可能である。
【0128】なお、本発明は上述した各実施形態に限定
されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内に
おいて種々の変形や応用が可能であることは勿論であ
る。
【0129】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
源との接続を含み家庭用ゲーム機等のエンターテインメ
ント機器との接続作業を容易にすると共に、エンターテ
インメント機器からの映像出力を直接取込んで表示する
ことができると共に、エンターテインメント機器からの
映像出力が未対応の形式である場合には、その旨を示す
表示を表示させることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る頭部装着型映像表示装置の一実施
の形態を示す回路図。
【図2】図1の頭部装着型映像表示装置の外観及びエン
ターテインメント機器との接続を示す斜視図。
【図3】図1中のスイッチ回路の具体的な示す回路図。
【図4】図1中のコントロール部のマルチウェイスイッ
チを示す斜視図。
【図5】図1中の輝度調整回路26の具体的な構成を示
す回路図。
【図6】図5の出力回路51の他の例を示す回路図。
【図7】実施の形態の動作を説明するためのフローチャ
ート。
【図8】実施の形態の動作を説明するためのフローチャ
ート。
【図9】画面表示を説明するための説明図。
【図10】画面表示を説明するための説明図。
【図11】画面表示を説明するための説明図。
【図12】画面表示を説明するための説明図。
【図13】画面表示を説明するための説明図。
【図14】コントローラの操作を説明するための説明
図。
【図15】本発明の第2の実施の形態を示すブロック
図。
【図16】第3の実施の形態を示すブロック図。
【図17】第3の実施の形態の動作を説明するための波
形図。
【図18】図17の時間軸を拡大して示す波形図。
【符号の説明】
1…頭部装着型映像表示装置、2…映像表示部、4…コ
ントローラ、21,22…LCD、25…LCDドライ
バ、31…スイッチ回路、32…同期分離IC、33…
OSD回路、34…マルチウェイスイッチ、35…CP
U、37…DC−DCコンバータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 13/04 H04N 13/04 (72)発明者 菊池 久美 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 大川 聡 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 5C006 AA01 AA03 AF51 AF52 BB11 BC16 EC08 EC12 EC13 5C026 CA01 EA02 EA06 EA09 5C061 AA01 AA25 AB14 AB18 5C080 AA10 BB05 CC04 DD21 EE01 EE19 EE29 JJ01 JJ02 JJ03 JJ04 JJ06 JJ07 KK43 KK50

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顔前面に装着可能な頭部装着型の表示部
    に第1のケーブルを介して接続され、前記第1のケーブ
    ルを介して映像出力及び電源を供給することで前記表示
    部を駆動するコントローラと、 前記コントローラから延出された第2のケーブル先端に
    設けられた第1のコネクタであって前記表示部に供給す
    る映像出力を発生する映像出力装置の映像出力端に接続
    可能に構成された第1のコネクタを有し、前記映像出力
    端からの映像出力を前記第1のコネクタから前記第2の
    ケーブルを介して前記コントローラに取込む映像入力手
    段とを具備したことを特徴とする頭部装着型映像表示装
    置。
  2. 【請求項2】 顔前面に装着可能な頭部装着型の表示部
    に第1のケーブルを介して接続され、前記第1のケーブ
    ルを介して映像出力及び電源を供給することで前記表示
    部を駆動するコントローラと、 前記コントローラから延出された第3のケーブル先端に
    設けられた第2のコネクタであって前記表示部に供給す
    る映像出力を発生する映像出力装置の電源供給端に接続
    可能に構成された第2のコネクタを有し、前記電源供給
    端からの電源を前記第2のコネクタから前記第3のケー
    ブルを介して前記コントローラに取込む電源入力手段と
    を具備したことを特徴とする頭部装着型映像表示装置。
  3. 【請求項3】 顔前面に装着可能な頭部装着型の表示部
    に第1のケーブルを介して接続され、前記第1のケーブ
    ルを介して映像出力及び電源を供給することで前記表示
    部を駆動するコントローラと、 前記コントローラから延出された第2のケーブル先端に
    設けられた第1のコネクタであって前記表示部に供給す
    る映像出力を発生する映像出力装置の映像出力端に接続
    可能に構成された第1のコネクタを有し、前記映像出力
    端からの映像出力を前記第1のコネクタから前記第2の
    ケーブルを介して前記コントローラに取込む映像入力手
    段と、 前記コントローラから延出された第3のケーブル先端に
    設けられた第2のコネクタであって前記映像出力装置の
    電源供給端に接続可能に構成された第2のコネクタを有
    し、前記電源供給端からの電源を前記第2のコネクタか
    ら前記第3のケーブルを介して前記コントローラに取込
    む電源入力手段とを具備したことを特徴とする頭部装着
    型映像表示装置。
  4. 【請求項4】 前記第2のケーブルと前記第3のケーブ
    ルとは、前記コントローラ側において一体に構成されて
    いることを特徴とする請求項3に記載の頭部装着型映像
    表示装置。
  5. 【請求項5】 前記映像出力装置の映像出力端は、映像
    信号のコンポーネント出力を出力可能であることを特徴
    とする請求項3に記載の頭部装着型映像表示装置。
  6. 【請求項6】 前記第2のコネクタ及び前記電源供給端
    は、USB端子であることを特徴とする請求項3に記載
    の頭部装着型映像表示装置。
  7. 【請求項7】 顔前面に装着可能な頭部装着型の表示部
    と、 前記表示部に第1のケーブルを介して接続され、前記第
    1のケーブルを介して映像出力及び電源を供給すること
    で前記表示部を駆動するコントロール部と、 映像出力を発生する映像出力装置の映像出力端に接続可
    能に構成された第1のコネクタを有し、前記映像出力端
    からの映像出力を前記第1のコネクタから第2のケーブ
    ルを介して前記コントロール部に取込む映像入力手段
    と、 前記コントロール部に内蔵され、前記映像入力手段によ
    って取込まれた映像出力から同期信号を分離する同期分
    離手段と、 前記コントロール部に内蔵され、前記映像入力手段によ
    って取込まれた映像出力のうちコンポーネント映像出力
    を前記同期分離手段に与えて同期分離を行い、同期信号
    が含まれるか否かの同期判定を行う同期判定手段と、 前記コントロール部に内蔵され、前記同期判定手段の判
    定結果によって前記映像入力手段によって取込まれた映
    像出力に同期信号が含まれていないことが示された場合
    には、前記映像出力装置の映像出力の変更を促す提示を
    行わせる提示制御手段とを具備したことを特徴とする頭
    部装着型映像表示装置。
  8. 【請求項8】 前記提示制御手段は、前記映像出力装置
    の映像出力の変更を促す提示を前記表示部に表示させる
    ことを特徴とする請求項7に記載の頭部装着型映像表示
    装置。
  9. 【請求項9】 前記コントロール部に内蔵され、前記同
    期判定手段の判定結果によって前記映像入力手段によっ
    て取込まれた映像出力に同期信号が含まれていないこと
    が示された場合には、前記映像入力手段によって取込ま
    れた映像出力のうちY/C分離後のS映像出力を前記同
    期分離手段に与えて同期分離を行わせると共に、前記Y
    /C分離後のS映像出力を前記表示部に供給して前記映
    像出力装置からの映像出力に基づく表示を可能にする切
    換手段を更に具備したことを特徴とする請求項7に記載
    の頭部装着型映像表示装置。
  10. 【請求項10】 前記映像出力装置の電源供給端に接続
    可能に構成された第2のコネクタを有し、前記電源供給
    端からの電源を前記第2のコネクタから第3のケーブル
    を介して前記コントロール部に取込む電源入力手段と、 前記コントロール部に内蔵され、前記電源入力手段が取
    込んだ電源に基づいて前記コントロール部及び前記表示
    部で用いる電源を発生する電源発生手段とを更に具備し
    たことを特徴とする請求項7に記載の頭部装着型映像表
    示装置。
  11. 【請求項11】 前記コントロール部に設けられてユー
    ザー操作に基づく信号を発生する操作部と、 前記コントロール部に内蔵され、前記操作部からの信号
    に基づいて前記表示部の設定を制御する設定変更手段と
    を更に具備したことを特徴とする請求項7に記載の頭部
    装着型映像表示装置。
  12. 【請求項12】 前記設定変更手段は、前記ユーザー操
    作に応答した設定画面を前記表示部に表示させるスーパ
    ーインポーズ手段を含むことを特徴とする請求項11に
    記載の頭部装着型映像表示装置。
  13. 【請求項13】 前記設定変更手段は、前記設定画面の
    各項目の設定変更操作又は前記設定画面の項目の移動操
    作によって、各項目の設定値を確定することを特徴とす
    る請求項11に記載の頭部装着型映像表示装置。
  14. 【請求項14】 前記映像出力装置は、家庭用ゲーム機
    を含むエンターテインメント機器であることを特徴とす
    る請求項1乃至13のいずれか1つに記載の頭部装着型
    映像表示装置。
  15. 【請求項15】 前記頭部装着型の表示部は、立体表示
    が可能で、 外部からの制御信号によって、立体表示のオン,オフ制
    御が行われることを特徴とする請求項3に記載の頭部装
    着型映像表示装置。
  16. 【請求項16】 前記頭部装着型の表示部は、立体表示
    が可能で、 前記外部からの制御信号によって、前記立体表示のオ
    ン,オフの切換えの許可及び禁止が制御可能であること
    を特徴とする請求項3に記載の頭部装着型映像表示装
    置。
  17. 【請求項17】 前記頭部装着型の表示部は、立体表示
    が可能で、 前記立体表示は、ユーザのメニュー操作によってオン,
    オフ制御可能であることを特徴とする請求項3に記載の
    頭部装着型映像表示装置。
  18. 【請求項18】 前記頭部装着型の表示部は、立体表示
    が可能で、 前記立体表示のオン,オフの切換えの許可及び禁止を制
    御可能な切換手段を具備したことを特徴とする請求項3
    に記載の頭部装着型映像表示装置。
  19. 【請求項19】 前記コントローラは、前記制御信号、
    前記電源、前記映像出力及び音声の接続を1つの多極コ
    ネクタで行うことを特徴とする請求項3に記載の頭部装
    着型映像表示装置。
  20. 【請求項20】 前記コントロール部に内蔵され、同期
    分離機能を有すると共にフリーラン動作して垂直タイミ
    ング信号を出力可能な手段と、 前記垂直タイミング信号のタイミングで、前記映像入力
    手段によって取込まれた映像出力に同期信号が含まれて
    いるか否かを判定する入力判定手段とを具備したことを
    特徴とする請求項7に記載の頭部装着型映像表示装置。
  21. 【請求項21】 前記入力判定手段の判定結果に基づい
    て前記映像入力手段によって取込まれた映像出力を選択
    的に取込むスイッチ手段を更に具備したことを特徴とす
    る請求項20に記載の頭部装着型映像表示装置。
  22. 【請求項22】 前記映像入力手段は、複数の映像信号
    入力を1つの多極コネクタで取込むことを特徴とする請
    求項21に記載の頭部装着型映像表示装置。
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