JP2002189337A - 現像装置および画像形成装置 - Google Patents

現像装置および画像形成装置

Info

Publication number
JP2002189337A
JP2002189337A JP2000390110A JP2000390110A JP2002189337A JP 2002189337 A JP2002189337 A JP 2002189337A JP 2000390110 A JP2000390110 A JP 2000390110A JP 2000390110 A JP2000390110 A JP 2000390110A JP 2002189337 A JP2002189337 A JP 2002189337A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
cam
opening
toner bottle
developing device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000390110A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3939921B2 (ja
JP2002189337A5 (ja
Inventor
Katsumi Masuda
克己 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2000390110A priority Critical patent/JP3939921B2/ja
Publication of JP2002189337A publication Critical patent/JP2002189337A/ja
Publication of JP2002189337A5 publication Critical patent/JP2002189337A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3939921B2 publication Critical patent/JP3939921B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナーボトルの蓋を開閉する際に、蓋の開閉
態位を確実に設定できると共に不用意な開蓋を防止して
トナーのこぼれ落ち等を防止することができる構成を備
えた現像装置を提供する。 【解決手段】 トナーボトル10を着脱自在に保持し、
該トナーボトル10のトナー吐出口10Aに装着されて
いる蓋栓10Bを開閉する開閉手段14を備えたトナー
補給部と、上記トナーボトル10を上記トナー吐出口1
0Aと上記開閉手段14との対向位置に規定するための
移動習性を付与する手段22と、上記開閉手段14を開
閉操作する揺動可能な操作部材13とを備え、上記蓋栓
10Bを上記開閉手段14による引き抜きによって開放
可能な構成を備えた現像装置4において、上記開閉手段
14には上記操作部材13の揺動に連動するカム21が
設けられ、該カム21には、上記トナーボトル10の装
填位置を判別するための構成21Bが設けられているこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像装置および画
像形成装置に関し、さらに詳しくは、現像装置に用いら
れるトナーの補給構造に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機やファクシミリあるいはプリンタ
さらには印刷機などの画像形成装置においては、潜像担
持体である感光体上に担持されている静電潜像に対して
トナーなどの現像剤を用いて可視像処理が行われる。現
像剤(以下、トナーという)は、消費されることで現像
濃度に影響を与る要因となるので現像装置での消費度合
いに応じて補給が必要となる。
【0003】従来、トナー補給構造には、一成分系およ
び二成分系いずれの場合にも現像装置に対して着脱可能
な補給タンクから補給する構造があり、具体的には特開
平9−106160号公報に開示された構成がある。上
記公報には、筒状のトナーボトルの軸方向一端にトナー
吐出口を設け、軸方向他端には、現像装置側に設けられ
ている駆動部との係合が可能な係合部を備えさせ、周面
には、内部に向けて突出する螺旋凸部を形成してトナー
ボトルを装着した際に係合部を介して回転することによ
り螺旋凸部に沿って内部のトナーをトナー吐出口に向け
て移動させるようにした構成が示されている。
【0004】一方、装填されたトナーボトルには、その
トナー吐出口にトナーが不用意に零れないように蓋が設
けられており、トナー補給装置に装填されてから開蓋す
るようになっている。開蓋のための構成としては例え
ば、特開平10−20642号公報に開示されたものが
ある。上記公報には、トナー補給装置におけるトナーボ
トル装填位置にトナーボトルが装填されると、装填位置
にあるトナーボトルのトナー吐出口と対向するチャック
により蓋を掴み、そのチャックを引き動かすことにより
開蓋する構成が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に開示されて
いる構成においては、チャックを開蓋方向に移動させる
ための操作ハンドルが設けられており、この操作ハンド
ルを揺動させることで操作ハンドルの基部に設けられて
いるカムを介してチャック側に一体の摺動ピンを動かす
ようになっている。
【0006】しかし、この構成においては、次のような
問題がある。図10は、問題点を説明するにあたり、操
作ハンドルの基部に設けられているカムと摺動ピンとの
関係および摺動ピンの位置に対応したチャックと蓋との
関係を示す図である。同図において、実線は開蓋されて
いない状態を示し、二点鎖線は開蓋状態をそれぞれ示し
ている。トナーボトルAがトナー補給装置における装填
位置に装着されると、その位置でトナー吐出口A1に有
する蓋Bに対して拡縮することにより蓋Bを掴む態位と
掴み状態を解除する態位とに変化するチャックCが対向
する。
【0007】チャックCの一部には摺動ピンDが取り付
けられており、摺動ピンDは操作ハンドル(図示され
ず)の基端に一体化されているカムEの周縁に当接でき
るようになっている。
【0008】トナーボトルAは図示しない弾性部材によ
って図中、右方向に付勢されるようになっており、この
付勢力によって図示しない係止部に係止される装填位置
にトナーボトルAが装填された場合には摺動ピンDがカ
ムEの周縁に対向する。操作ハンドルを揺動することに
よりカムEが回転すると、周縁の形状変化により摺動ピ
ンDが押し動かされ、カムの回転中心から摺動ピンDの
当接位置までの半径が大きくなるように変化するのに応
じてチャックCが図示しないガイド部に沿って移動する
ことで縮形し、蓋Bを掴んだ状態で引き抜くことができ
る。閉蓋する際には、上記操作とは逆の順序によってト
ナーボトルAのトナー吐出口が蓋Bにより閉じられる。
【0009】カムEに対向する摺動ピンDの位置は、弾
性部材の付勢力によって所定の位置に設定されるのが望
まれるが、例えば、トナーボトルAの装填状態が適正で
なく、チャックCに対して蓋Bが対向していない位置に
位置決めされてしまうこともある。
【0010】トナーボトルAのトナー吐出口をトナー受
け部を有するホッパ部材などに装着した上で両者をトナ
ー補給装置に装填するような場合、ホッパ部材側に操作
ハンドルが設けられていると、トナー補給装置への装填
時、近隣部材との干渉を避けるために操作ハンドルを傾
けるような場合がある。この場合には、操作ハンドルの
揺動に連動してカムEも回転し、カムEの回転によって
摺動ピンDが引き動かされ、蓋Bに対向しないままのチ
ャックCが引き動かされてしまう。特に、トナーボトル
の交換は操作性の向上によってユーザ自身による作業と
なる傾向であり、ユーザ自身が操作ハンドルを揺動させ
て開蓋操作をしたにも拘わらず、トナーの補給が開始さ
れておらず現像剤濃度の改善が行われないという事態を
招く虞がある。
【0011】一方、不測の外力が操作ハンドルに作用し
た場合にはカムE自体も回転できるので、閉じた状態に
あるトナーボトルの蓋Bが引き抜かれてしまい、結果と
して、開蓋時期でないときに開蓋されてしまい、トナー
ボトル内のトナーがこぼれ落ちてしまうことがある。
【0012】本発明の目的は、上記従来の現像装置にお
ける問題に鑑み、トナー補給装置に装填されるトナーボ
トルの装填位置に対応してトナーボトルの蓋を開閉する
際に、蓋の開閉態位を確実に設定できると共に不用意な
開蓋を防止してトナーのこぼれ落ち等を防止することが
できる構成を備えた現像装置および画像形成装置を提供
することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
トナーボトルを着脱自在に保持し、該トナーボトルのト
ナー吐出口に装着されている蓋栓を開閉する開閉手段を
備えたトナー補給部と、上記トナーボトルを上記トナー
吐出口と上記開閉手段との対向位置に規定するための移
動習性を付与する手段と、上記開閉手段を開閉操作する
揺動可能な操作部材とを備え、上記トナーボトルのトナ
ー吐出口に装着されている蓋栓を上記開閉手段による引
き抜きによって開放可能な構成を備えた現像装置におい
て、上記開閉手段には上記操作部材の揺動に連動するカ
ムが設けられ、該カムには、上記トナーボトルの装填位
置を判別するための構成が設けられていることを特徴と
している。
【0014】請求項2記載の発明は、上記開閉手段が上
記トナーボトルのトナー吐出口に装着されている蓋栓に
対向した状態で拡縮変形可能なチャックと、該チャック
の一部に一体化されて上記カム周縁に対向当接可能なカ
ムフォロワを有する摺動駆動部材とを備え、上記カムに
は、上記トナーボトルの装填位置を判別するための構成
として、その外周縁の一部に上記トナーボトルが規定位
置にないときに嵌合する係止部が設けられ、上記操作部
材は、上記カムフォロワが上記カムの係止部に対応して
いないときにのみ揺動可能であることを特徴としてい
る。
【0015】請求項3記載の発明は、上記摺動駆動部材
が、上記トナーボトルのトナー吐出口に向けて付勢され
た摺動体に連動可能に設けられており、該トナーボトル
の装填状態に応じて上記付勢に抗した上記摺動体の変位
に応じて上記カムの係止部に対する上記カムフォロワの
位置を変化させることを特徴としている。
【0016】請求項4記載の発明は、上記係止部が、上
記カムの周縁の一部に形成された段部をなす切り欠きで
構成されていることを特徴としている。
【0017】請求項5記載の発明は、上記カムフォロワ
が上記係止部に係合可能なロッドで構成され、該係止部
内に係合することで上記カムの回転を阻止することを特
徴としている。
【0018】請求項6記載の発明は、請求項1乃至5の
うちの一つに記載の現像装置を用いることを特徴として
いる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図示実施例により本発明の
実施の形態を説明する。図1は、本発明の実施形態を説
明するための実施例に係る画像形成装置の要部を示す模
式図である。図1においては、画像形成装置の一つであ
る複写機が示されているが、本発明では、これに限ら
ず、プリンタあるいはファクシミリ装置も含まれること
勿論である。同図において画像形成装置は、図示矢印方
向に回転可能なドラム状の感光体1を備えており、感光
体1の周囲には、回転方向に沿って画像形成処理を実行
するための帯電ローラ2,書き込み装置(図1では光路
のみが示されている)3、現像装置4,転写装置5,ク
リーニング装置6がそれぞれ配置されている。
【0020】感光体1は、回転する過程において帯電装
置2による一様帯電後、書き込み装置3によって画像情
報に対応した静電潜像が形成され、静電潜像が現像装置
4によって可視像処理される。
【0021】感光体1上に担持された画像は、給紙装置
に装備されているレジストローラ7によって画像転写タ
イミングが設定された上で転写装置5を介して記録紙に
静電転写される。本実施例では、転写装置5が搬送ベル
ト5Aを備えた構成とされており、搬送ベルト5Aは図
示しない荷電装置により記録紙を感光体1から吸着する
構成とされ、記録紙は、搬送ベルト5Aによる感光体1
からの吸着作用とその吸着される箇所で感光体1の曲率
を利用した剥離により搬送ベルト5A側に向けて移行
し、搬送ベルト5Aにより定着装置8に向け搬送され
る。定着装置8によって定着された記録紙は図示しない
排紙トレイなどに向けて排出される。
【0022】転写を終えた感光体1上に残留するトナー
や電荷はクリーニング装置6のブレード6Aによる掻き
取りおよび図示しない除電ランプによって除去される。
【0023】ブレード6Aによって掻き取られた残余ト
ナーは、回収羽根6Bによって回収され、スクリューオ
ーガなどを用いた回収搬送手段6Cによって現像装置4
に向けて移送され再利用に供される。
【0024】現像装置4では、本実施例の場合、小さな
鉄球からなるキャリアに誘電体からなるトナーを付着さ
せて構成した二成分系現像剤が用いられるようになって
いる。このため、現像装置4には、感光体1に対して現
像剤を供給する現像スリーブ4Aと、内部において現像
剤を攪拌混合しながらトナーの帯電を行うパドルホィー
ル4Bとパドルホィール4B内に配置されている搬送ス
クリュー(図示されず)とが備えられている。
【0025】クリーニング装置6において感光体1から
回収されたトナーおよび後述するトナー補給装置9から
補給されたトナーは、纏めて攪拌されて現像剤中に混入
され、搬送スクリューによって図1を示した紙面に対し
て手前側から奥側に向けて移送され、さらに、奥側から
はパドルホィール4Bの外周面に有する攪拌羽根によっ
て手前側に移送されて循環されるようになっている。こ
のような現像装置4は、後述するトナー補給装置9との
間でのトナー搬送路が接続されたユニット構造とされ、
プロセスカートリッジユニットとして画像形成装置に対
して着脱可能に設置されている。
【0026】トナー補給装置9は、現像装置4内で現像
剤濃度が低下したことを図示しない濃度検知センサによ
り検出された場合にトナーを補給する装置であり、図2
および図3に示す構成を備えている。図2は、トナー補
給装置の概略構成を示す斜視図であり、図3は図2にお
ける左側部分に位置するトナー吐出口部付近の構成を示
す斜視図である。トナー補給装置9には、筒状の容器本
体からなるトナーボトル10が用いられるようになって
おり、トナーボトル10は、軸方向一方の端面中央部に
トナー吐出口10A(図3参照)が形成され、内壁面に
は螺旋状の凸部(図2では外周面が内部に向けて窪んで
いる状態が示されている)10Bが形成されている。
【0027】トナーボトル10における軸方向他方の端
面には、図示しないが、回転駆動手段を構成するモータ
11の出力軸11Aに係合可能な係合部が設けられてい
る。係合部の構成としては、モータ11の出力軸11A
側との間で凹凸構造が用いられる。
【0028】トナーボトル10は、図4において符号1
2で示す受け台と一体的に設けられている容器保持手段
であるケース12A内にトナー吐出口10A側の端部が
装着されるようになっており、装着されることで略水平
向きに保持される。ケース12Aには、トナーボトル1
0のトナー吐出口10Aに装着されている蓋栓10Bの
開閉時の操作部材となる揺動可能なセットレバー13が
設けられており、セットレバー13には図2において左
側上部に拡大して示すように、セットレバー13の揺動
に連動してトナーボトル10におけるトナー吐出口10
Aに装着されている蓋栓10Bを抜き取ることが可能な
チャック部材14が設けられている。このチャック部材
14に関する構成は、後で詳しく説明する。
【0029】ケース12A内には、図3において符号1
5で示すようにトナーボトル10と共に回転可能なボト
ル保持部材が設けられており、ボトル保持部材14に
は、図3に示すように、トナー吐出口10Aに連通する
トナー吐出口の周辺に複数のトナー補給用マイラー板1
6が配置されている。トナー補給用マイラー板16は、
トナー吐出口10Aから吐出されたトナーを図3におい
て符号12Cで示すトナー補給用排出口を備えたトナー
補給部12Bに向けて搬送できるようになっている。
【0030】トナー補給部12Bのトナー補給用排出口
12B1は、図2の右側下部に拡大して示すように、現
像装置4を構成するプロセスカートリッジユニット(便
宜上、符号4を用いる)に装着される前にはシャッター
部材12Cによって閉じられており、装着過程でプロセ
スカートリッジユニット4に有する突起Pに対してシャ
ッター部材12Cに一体のピン12C1が突き上げられ
ることで開放される。
【0031】プロセスカートリッジユニット4には、図
3に示すように、トナー補給部12B側のトナー補給用
排出口12B1に連通可能なトナー導入口(便宜上、符
号INで示す)が設けられており、このトナー導入口I
Nには、クリーニング装置6から延設された回収搬送手
段をなすスクリューオーガSにより搬送され得てきた回
収トナーも導入される。現像装置を構成するプロセスカ
ートリッジユニット4におけるトナーボトル10からの
トナーの搬送構成に関しては、特開平9−106160
号公報および特開平10−186991号公報に詳しく
開示されている。
【0032】次に本実施例の特徴部分について説明す
る。図5は、トナーボトル10のトナー吐出口10Aに
装着されている蓋栓10Bを開閉するチャック部材14
の構成を説明するための図であり、同図において、受け
台12(図4参照)の端部に設けられているケース12
A内には、トナーボトル10のトナー吐出口10Aに対
向する位置に拡縮変形可能なチャック部材14が配置さ
れ、チャック部材14は摺動駆動部材17に一体化され
ている。
【0033】チャック部材14および摺動駆動部材17
は、次に述べる構成を用いてトナーボトル10のトナー
吐出口に装着されている蓋栓10Bの開閉方向、換言す
れば、引き抜きおよび装着いずれも可能な方向に移動で
きるようになっている。図5において、ケース12Aの
端面中心には、筒状をなすガイド部12A1が設けられ
ており、ガイド部12A1の内部にはチャック部材14
の拡縮変形を司るために断面キャップ状の摺動体18が
挿嵌されている。
【0034】摺動体18は、チャック部材14の挿通部
を中心部に備えると共に、トナーボトル10のトナー吐
出口10Aに対向する側に平坦面を備えている。平坦面
近傍におけるチャック部材14の挿通部内には、チャッ
ク部材14が当接することで縮形させることが可能なよ
うに内方に向けた凸部18Aが設けられている。摺動体
18は、ケース12Aのガイド部12A1との間に配置
されたバネなどの弾性体19によって通常、トナーボト
ル10のトナー吐出口10Aに向けて移動する習性が付
与されており、トナーボトル10のトナー吐出口10A
が突き当たった際に押し動かされるようになっている。
【0035】チャック部材14は、摺動駆動部材17と
一体化されて摺動体18内で摺動することができ、摺動
駆動部材17は、摺動体18におけるトナー吐出口10
Aに対向する側と反対側の端部が突き当たる構成とされ
ている。摺動体18の一部が突き当たる摺動駆動部材1
7は、摺動体18がトナー吐出口10Aによって押し動
かされるのに連動して移動するようになっている。
【0036】摺動駆動部材17におけるチャック部材1
4との一体箇所と反対側の端部には、摺動駆動部材17
の摺動方向と直角な方向にロッド20が挿通固定されて
いる。ロッド20は、後で説明するが、セットレバー1
3に設けられているカム21の周縁、つまりカム面に対
向当接するカムフォロワを構成している。
【0037】図6は、ケース部12Aとセットレバー1
3との関係示す図であり、同図においてセットレバー1
3は、ケース部12Aに有する支持ブラケット12A2
に基端が軸支されて揺動可能に設けられており、基端に
は、図7に示すように、支軸21Aを有した一対のカム
21が一体化されて設けられている。
【0038】カム21は、セットレバー13の揺動支点
となる支軸21Aを中心とする揺動半径を有する形状を
持ち、その周縁の一部には、図8に示すように係止部2
1Bが設けられている。係止部21Bは、周縁の一部で
段部をなす切り欠きで構成されており、カムフォロワを
なすロッド20がトナーボトル10の装填位置に応じて
入り込むことができるようになっている。つまり、係止
部21Bは、ロッド20が係合する場合と係合しない場
合とでトナーボトル10の装填状態を判別できる部分と
して用いられる。
【0039】セットレバー13は、トナーボトル10が
装填される際の初期態位として、図6において二点鎖線
で示すように水平方向を向く姿勢とされており、このと
きのカム21の向きは、揺動端が上に位置する直立した
状態とされている。図9は、このときのカム21とロッ
ド20との位置関係を示しており、同図において、カム
21が揺動端を上向きにすることで、支軸21Aからロ
ッド20までの距離(図8において符号L2で示す距
離)が最も短くなっている。このときにはトナーボトル
10のトナー吐出口10Aに装着されている蓋栓10B
が引き抜かれない状態とされている。
【0040】図6において実線で示す位置にセットレバ
ー13が倒れると、カム21は、支軸21Aからロッド
20までの距離(図8において符号L1で示す距離)が
最大となり、二点鎖線で示す位置からロッド20を押し
動かし、トナー吐出口部10Aの蓋栓10Bを引き抜く
ことができる。
【0041】図5において、トナーボトル10は、モー
タ11の設置個所に配置されているバネなどの付勢手段
22によってトナー吐出口10Aを摺動体18側に押し
動かす習性が付与されており、この習性により、図5
中、符号aで示す量を以て摺動体18を変位させるよう
になっている。このときはトナーボトル10が図示しな
い係止位置に保持される適正な位置に装填された場合で
あり、摺動体18が変位しない場合にはトナーボトル1
0が適正な位置に装填されていないということになる。
【0042】本実施例では、摺動駆動部材17に設けら
れているロッド20とセットレバー13の初期態位での
カム21の係止部21Bとの位置関係によりトナーボト
ル10の装填状態を判別するようになっている。図9に
おいて、二点鎖線で示すロッド20の位置は、トナーボ
トル10が適正な位置に装填された場合を示しており、
この場合には、トナーボトル10に作用するモータ11
側の付勢手段22の付勢力を利用してトナー吐出口10
Aが摺動体18を押し動かし、これに連動して摺動駆動
部材17が図5において右側に変位した状態に相当して
いる。このため、カム21の係止部21Bに対してロッ
ド20は係合することがなく、セットレバー13を図6
において実線で示す位置に倒せる。セットレバー13が
倒されると、カム21もこれに連動して倒れるので、ロ
ッド20がカム21における揺動半径の最も大きい部分
に位置するように変位するので、トナー吐出口10Aに
装着されている蓋栓10Bがに引き抜かれてトナー吐出
口10Aが開放される。
【0043】トナーボトル10が付勢手段22の付勢力
に関係なく適正位置に装填されず、トナー吐出口10A
によって摺動体18を押し動かすことがない場合には、
図5において符号aで示した量の変位が摺動体18に発
生しないので、これに連動する関係にある摺動駆動部材
17も変位しない。このため、ロッド20は、図9にお
いて実線で示すように、初期態位にあるセットレバー1
3の向きに対応して直立しているカム21の係止部21
Bに係合する位置関係が得られる。この結果、セットレ
バー13の揺動が阻止され、倒すことができない状態と
される。この状態の時、オペレータは、セットレバー1
3の操作性が異なることに気づきやすくなり、トナーボ
トル10の装填状態が不適正であると判断しやすくな
る。
【0044】上記符号aで示した変位量は、セットレバ
ー13の初期態位において、ロッド20がカム21の係
止部21Bと係合しない状態を得ることができる量であ
り、トナーボトル10が適正位置に装填されることで摺
動体18が押し動かされた際にロッド20がカム21の
係止部21Bから外れることができる。
【0045】本実施例は以上のような構成であるから、
トナー補給装置に対してトナーボトル10を装填する際
には、トナーボトル10の装填状態を容易に判別するこ
とができる。つまり、トナーボトル10の装填位置に応
じて摺動体18の変位が生じた場合にはこれに連動して
摺動駆動部材17に有するロッド20がカム21の係止
部21Bに係合しないので、セットレバー13を操作す
ることが可能となる。これに対して、トナーボトル10
の装填が不適正である場合には摺動体18が押し動かさ
れずに変位が生じないと、摺動駆動部材18は弾性体1
9の付勢によりトナー吐出口10A側に移行した状態を
維持される。このため、図5においてロッド20をカム
21の係止部21Bから外すための変位量aが得られず
にカム21の係止部21Bに対してロッド20が係合し
たままとなり、セットレバー13の揺動が阻止されるこ
とになる。
【0046】以上のような実施例によれば、トナーボト
ル10の装填状態を判別するための構成として、蓋栓1
0Bの開閉に用いられる既存部材であるカムを用いるだ
けですみ、センサーなどの特別な判別構造を要しないよ
うにしてコスト低減を図ることができる。
【0047】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、トナーボ
トルのトナー吐出口に設けられている蓋栓の開閉手段に
有するカムにはトナーボトルの装填位置を判別するため
の構成が備えられているので、開閉手段を開閉操作する
操作部材の操作態位を介してトナーボトルが適正な位置
に装填されていない場合を判別することが可能となり、
適正位置にない場合に開閉手段が作動した場合に発生す
る開放不能や不用意なトナーの零れを防止することがで
きる。
【0048】請求項2記載の発明によれば、蓋栓の開閉
を行う開閉手段のカムに設けられている係止部を用いて
トナーボトルが規定位置にない場合を判別できるので、
特別な判別構造を準備することなく、開閉操作に必要な
ストロークが得られるために用いられるカムという既存
構成を利用するだけでトナーボトルの開放不能や不用意
なトナーの零れを防止することが可能となる。
【0049】請求項3記載の発明によれば、摺動部材が
トナーボトルのトナー吐出口に向けて付勢され、トナー
ボトルの装填状態に応じてカムの係止部に対するカムフ
ォロワの位置を変化させることができるので、トナーボ
トルの装填状態を直接カムに作用させることにより中継
部材などを用いた場合のようなが誤差によるご飯別をな
くすことが可能となる。
【0050】請求項4および5記載の発明によれば、カ
ムの係止部がカム周縁の一部に形成さえた段部をなす切
り欠き出構成され、この係止部に対して係合可能なロッ
ドによりカムフォロワが構成されているので、係止部に
係合したカムフォロワが不用意に係止部から外れること
がなく、操作部材の操作を確実に不能にしてトナーボト
ルのトナー吐出口に対する開放不能状態やトナーの不用
意な零れを確実に防止することが可能となる。
【0051】請求項6記載の発明によれば、トナーボト
ルの装填位置が適正でない場合に発生するトナー吐出口
の開放不能や不用意にトナー吐出口が開けられてしまう
ことによるトナーの零れを防止して適正なトナー補給状
態を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る現像装置が用いられる
画像形成装置の一例を示す模式図である。
【図2】本発明の実施形態に係る現像装置の一部を示す
斜視図である。
【図3】図2に示した現像装置におけるトナー吐出部で
の構成を説明するための斜視図である。
【図4】図2に示した現像装置に用いられるトナー収納
容器であるトナーボトルの要部構成を説明するための斜
視図である。
【図5】図2に示した現像装置におけるトナーボトルの
トナー吐出口開閉機構を説明するための図である。
【図6】図5に示したトナー吐出口開閉機構の外観を示
す図である。
【図7】図5に示したトナー吐出口開閉機構に用いられ
る操作部材に相当するセットレバーの構成を説明するた
めの斜視図である。
【図8】図7に示したセットレバーに備えられているカ
ムの構成を説明するための図である。
【図9】図7および8に示したセットレバーとカムおよ
びカムフォロワとの対応関係を説明するための図であ
る。
【図10】トナーボトルのトナー吐出口に有する蓋栓用
開閉機構の一例による作用を説明するための模式図であ
る。
【符号の説明】
4 現像装置 9 トナー補給装置 10 トナー収納容器であるトナーボトル 10A トナー吐出口 10B 蓋栓 13 操作部材に相当するセットレバー 14 開閉手段の一部材であるチャック部材 17 開閉手段の他の部材である摺動駆動部材 18 摺動体 19 弾性体 20 カムフォロワをなすロッド 21 カム 21B 係止部 22 トナーボトルの付勢手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナーボトルを着脱自在に保持し、該トナ
    ーボトルのトナー吐出口に装着されている蓋栓を開閉す
    る開閉手段を備えたトナー補給部と、 上記トナーボトルを上記トナー吐出口と上記開閉手段と
    の対向位置に規定するための移動習性を付与する手段
    と、 上記開閉手段を開閉操作する揺動可能な操作部材とを備
    え、上記トナーボトルのトナー吐出口に装着されている
    蓋栓を上記開閉手段による引き抜きによって開放可能な
    構成を備えた現像装置において、 上記開閉手段には上記操作部材の揺動に連動するカムが
    設けられ、該カムには、上記トナーボトルの装填位置を
    判別するための構成が設けられていることを特徴とする
    現像装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の現像装置において、 上記開閉手段には上記トナーボトルのトナー吐出口に装
    着されている蓋栓に対向した状態で拡縮変形可能なチャ
    ックと、該チャックの一部に一体化されて上記カム周縁
    に対向当接可能なカムフォロワを有する摺動駆動部材と
    が備えられ、 上記カムには、上記トナーボトルの装填位置を判別する
    ための構成として、その外周縁の一部に上記トナーボト
    ルが規定位置にないときに嵌合する係止部が設けられ、 上記操作部材は、上記カムフォロワが上記カムの係止部
    に対応していないときにのみ揺動可能であることを特徴
    とする現像装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の現像装置において、 上記摺動駆動部材は、上記トナーボトルのトナー吐出口
    に向けて付勢された摺動体に連動可能に設けられてお
    り、該トナーボトルの装填状態に応じて上記付勢に抗し
    た上記摺動体の変位に応じて上記カムの係止部に対する
    上記カムフォロワの位置を変化させることが可能である
    ことを特徴とする現像装置。
  4. 【請求項4】請求項2または3記載の現像装置におい
    て、 上記係止部は、上記カムの周縁の一部に形成された段部
    をなす切り欠きで構成されていることを特徴とする現像
    装置。
  5. 【請求項5】請求項2または4記載の現像装置におい
    て、 上記カムフォロワは上記係止部に係合可能なロッドで構
    成され、該係止部内に係合することで上記カムの回転を
    阻止することを特徴とする現像装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のうちの一つに記載の現像
    装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
JP2000390110A 2000-12-22 2000-12-22 現像装置および画像形成装置 Expired - Fee Related JP3939921B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000390110A JP3939921B2 (ja) 2000-12-22 2000-12-22 現像装置および画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000390110A JP3939921B2 (ja) 2000-12-22 2000-12-22 現像装置および画像形成装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2002189337A true JP2002189337A (ja) 2002-07-05
JP2002189337A5 JP2002189337A5 (ja) 2006-04-20
JP3939921B2 JP3939921B2 (ja) 2007-07-04

Family

ID=18856537

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000390110A Expired - Fee Related JP3939921B2 (ja) 2000-12-22 2000-12-22 現像装置および画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3939921B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008015112A (ja) * 2006-07-04 2008-01-24 Ricoh Co Ltd 現像剤補給装置、及びその現像剤補給装置を備える画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008015112A (ja) * 2006-07-04 2008-01-24 Ricoh Co Ltd 現像剤補給装置、及びその現像剤補給装置を備える画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3939921B2 (ja) 2007-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7613416B2 (en) Toner container with grippable recesses and image forming apparatus having such a toner container
JP3321728B2 (ja) 画像形成機のトナー補給装置およびこれに用いるトナーカートリッジ
JP3461152B2 (ja) トナーカートリッジ及びトナー補給装置
JP6213706B2 (ja) 現像剤収容器および画像形成装置
EP1434110A1 (en) Toner supplying container with a lockable shutter
JP2001235937A (ja) トナー補給装置およびトナーカートリッジ
JP2003316138A (ja) 現像剤容器及び画像形成装置
EA037798B1 (ru) Резервуар для подачи проявителя и система подачи проявителя
US9256194B2 (en) Developer supply container
JP6048853B2 (ja) 現像剤収容器、現像装置、プロセスユニットおよび画像形成装置
JP5481502B2 (ja) 画像形成装置及び現像器
WO2019059414A1 (ja) 現像剤補給システム、現像剤補給容器取り付け方法および現像剤補給ユニット
JP6315328B2 (ja) 粉体収容器及び画像形成装置
CA3138964A1 (en) Toner cartridge electrical contacts
US20040037592A1 (en) Toner supply container, image formation unit and image forming apparatus
JP6248373B2 (ja) 現像剤収容器、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
US10133233B2 (en) Toner container configured to be attachable to and detachable from a toner replenishing portion and a waste toner collecting portion
JPH11143190A (ja) トナー補給容器及び電子写真画像形成装置
JP7305105B2 (ja) 現像剤補給装置、及び、画像形成装置
JP2002189337A (ja) 現像装置および画像形成装置
JP7341772B2 (ja) 現像剤補給容器、現像剤補給装置及び画像形成装置
CN109426116B (zh) 显影剂收容容器以及具备该显影剂收容容器的图像形成装置
JP5891281B2 (ja) 画像形成装置
JP3599959B2 (ja) 画像形成装置
JP7484519B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041108

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060303

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061211

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061226

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070327

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070329

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100406

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110406

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120406

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130406

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140406

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees