JP2002188667A - ドラムブレーキ装置 - Google Patents

ドラムブレーキ装置

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JP2002188667A
JP2002188667A JP2000390391A JP2000390391A JP2002188667A JP 2002188667 A JP2002188667 A JP 2002188667A JP 2000390391 A JP2000390391 A JP 2000390391A JP 2000390391 A JP2000390391 A JP 2000390391A JP 2002188667 A JP2002188667 A JP 2002188667A
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brake
shoe
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brake lever
lever
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Seiji Asai
征次 浅井
Takashi Ikeda
隆志 池田
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Nisshinbo Holdings Inc
Original Assignee
Nisshinbo Industries Inc
Nisshin Spinning Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブレーキ中央部の広い空間を確保して、ブレ
ーキレバーの大きな有効ストロークの確保と、アンチス
キッド用センサーやブレーキドラムのハブ部との干渉を
回避すること、を両立させるドラムブレーキ装置を得る
こと。 【解決手段】 ブレーキレバー38に、その基部39か
ら自由端部40の方向とは異なる方向に、ブレーキシュ
ー17のシューリム18やシューウェブ19に衝当する
ストッパ部42や43を形成し、これにより、ブレーキ
レバー38の許容ストロークを規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械式アクチュエ
ータを具備するドラムブレーキ装置に関し、殊にドラム
ブレーキ装置の中央部に広い空間を確保し、かつこの中
央部に配設される部材の損傷を防止する構造に係わるも
のである。
【0002】
【従来の技術】出願人は、機械式アクチュエータを具備
するドラムブレーキ装置の一例を特開平9−27357
3号公報として先に出願している。その構成並びに作用
については同公報中に詳述されているから、ここでは図
面簡略化のため、基本構成が同じである本発明に係わる
図1〜図3を参照し乍ら、ドラムブレーキ装置の全体構
成とブレーキ作動について概説するに留める。尚、説明
に当たって、「上方」や「下方」、或いは「左方」や
「右方」の語句を用いているが、これは図1に基づいて
説明しているものである。
【0003】全体として円盤状を呈するバックプレート
10は、その軸心に穿設された中央穴11が車軸(図示
せず)を嵌挿し、この中央穴11の周辺部に穿設された
四つの取付け穴12部が車体の不動部(図示せず)に締
結部材で以て強固に固定される。
【0004】一対の対向するブレーキシュー17,22
は夫々、略半円弧状のシューリム18,23と、その内
周面に断面T字状に固着されたシューウェブ19,24
と、外周面に貼着されたライニング20,25とから構
成されている。そして、前記シューリム18,23の一
側面が前記バックプレート10上に拡縮可能に装架され
ている。又、前記シューウェブ19,24の上方隣接端
間には、流体式アクチュエータであるホイールシリンダ
26が前記バックプレート10にボルト等で以て取着さ
れ、その一対のピストン27(図1中では右半のみを示
す)がシューウェブ19,24の端面に夫々軽く弾接し
ている。一方、シューウェブ19,24の下方隣接端
は、前記バックプレート10にリベット等で以て固定さ
れたアンカー部材13により夫々支承されている。
【0005】一対のシューホールド機構30,33は夫
々、シューホールドピン31,34とシューホールドス
プリング32,35とから構成されている。そして、前
記バックプレート10から立設するシューホールドピン
31,34の先端部が、シューウェブ19,24上に載
置したシューホールドスプリング32,35を縮設する
よう保持し、以てブレーキシュー17,22をバックプ
レート10側に向けて付勢している。これにより、ライ
ニング20,25の表面が所定の間隙を存して常に図示
しないブレーキドラムの内周面に整列している。
【0006】前記ホイールシリンダ26に隣接して配設
される第1のストラット36は、伸縮可能なねじ結合機
構を備えており、両シューウェブ19,24間に横架さ
れている。従って、このストラット36の長さを伸縮す
ることにより、ライニング20,25の図示しないブレ
ーキドラムとの間隙を適宜調整し得る。
【0007】一対のブレーキシュー17,22を相近寄
る方向に付勢する上下一対のシューリターンスプリング
28,29は、両シューウェブ19,24間に夫々張設
されている。これにより、ブレーキ解放時におけるライ
ニング20,25の引き摺りを防止し得る。
【0008】次に、機械式ブレーキ機構の構成を説明す
る。左方のブレーキシュー17のシューウェブ19に重
合して配設されたブレーキレバー38は、その基部39
がシューウェブ19の下方端部にピン45で以て回動可
能に枢支されている。そして、ブレーキレバー38の自
由端部40には、遠隔力伝達部材であるブレーキケーブ
ル46のケーブルエンド47が接続され、この近傍の背
縁側の突出部41がシューリム18の内周面に当接して
戻り位置を規制されている。又、前記バックプレート1
0に固着され、符号14で示される部材はブレーキケー
ブル46を滑らかに案内するガイド部材であり、符号1
5で示される部材はアウタケーシングの一端を取着する
パイプ部材である。尚、前記アウタケーシングは外気に
直接晒されるブレーキケーブル46を保護する部材であ
る。
【0009】一方、右方のブレーキシュー22のシュー
ウェブ24に重合して配設されたピボットレバー48
は、その中間部の突起49がシューウェブ24の中間部
に回動可能に枢支されている。そして、ピボットレバー
48の下方端部と前記ブレーキレバー38の中間部との
間には、第2のストラット37が掛渡されており、又、
ピボットレバー48の上方端部は前記第1のストラット
36の右方端部に係合している。
【0010】尚、図示しないブレーキドラムとライニン
グ20,25との間隙を自動的に調整するシュー間隙自
動調整機構と、ライニング20,25の摩耗に伴って増
加するブレーキレバー38のストロークを自動的に調整
するストローク自動調整機構については、本発明に係わ
りないからその説明を省略する。只、付け加えると、前
記したストローク自動調整機構は第2のストラット37
に装備されており、その構成並びに作用については、出
願人が先に出願した特開平10−110758号公報に
詳述されている。
【0011】次いで、前述した構成におけるブレーキ作
動について、図1を参照し乍ら説明する。先ず、流体式
アクチュエータの作動の場合について説明する。今、ホ
イールシリンダ26を加圧して両ピストン(右半のみ図
示)27を左右に押動すると、両ブレーキシュー17,
22はアンカー部材13との当接点を支点に拡張し、そ
のライニング20,25が図示しないブレーキドラムに
摩擦係合する。この時、ブレーキドラムの回転方向に拡
張するブレーキシュー17又は22がリーディングシュ
ーとして作用し、他のブレーキシュー22又は17がト
レーリングシューとして作用するから、安定した効きが
得られるリーディング・トレーリング形ドラムブレーキ
装置として作用する。
【0012】引き続いて、機械式アクチュエータの作動
の場合について説明する。今、ブレーキケーブル46を
介してブレーキレバー38の自由端部40を牽引する
と、ブレーキレバー38がピン45を支点に時計方向に
回転して、第2のストラット37、ピボットレバー48
及び第1のストラット36の順に作用力が伝達され、左
方のブレーキシュー17を拡張してブレーキドラムに摩
擦係合せしめる。と同時に、ピボットレバー48の突起
49により、右方のブレーキシュー22が拡張されてブ
レーキドラムに摩擦係合する。又、左方のブレーキシュ
ー17の下方端部にもピン45を介して拡張力が作用し
ている。しかして、ブレーキドラムの回転方向に対する
一次側のブレーキシュー17又は22の摩擦力が、第1
のストラット36を介して二次側のブレーキシュー22
又は17に伝達されて制動力を生起するから、高い効き
が得られるデュオサーボ形ドラムブレーキ装置として作
用する。即ち、本ドラムブレーキ装置は、デュアルモー
ド形のドラムブレーキ装置である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来のドラムブレーキ
装置には、次のような問題点が存在する。 <イ>近年、安全上の要望から、多くの車両でアンチス
キッド装置が標準装備されつつある。その場合には、ブ
レーキ中央部にブレーキドラムと一体に回転するセンサ
ーホイールが配設されると共に、このセンサーホイール
の外周面と所定の間隙を存してセンサーが対面し、その
センサー本体がバックプレート10に穿設された挿通穴
16(図1参照)を貫通して取着される。従って、ブレ
ーキレバーの許容ストロークを規制しないと、センサー
を損傷する恐れがある。
【0014】<ロ>四輪駆動車等では、ブレーキドラム
のハブ部がブレーキ中央部に配設されるから、前記した
<イ>と同様に、ブレーキレバーの許容ストロークを規
制しないと、前記ハブ部に衝当してこれらを損傷する恐
れがある。
【0015】<ハ>又、ブレーキドラムのハブ部がブレ
ーキ中央部に配設されると、これとの干渉を回避するた
めに、バックプレートの取付けピッチが大きくなり、し
かも締結部材の取付け作業が可能な空間が必要となる。
以上のような観点から、ブレーキ中央部の広い空間の確
保が強く要望される所以である。
【0016】<ニ>尚、ブレーキレバーの許容ストロー
クを規制する手段として、例えば、実開平5−8998
4号公報のものが知られており、これはシューウェブと
ブレーキレバーの自由端部側との間に規制手段を設けた
ものである。しかして、本規制手段を前述したデュアル
モード形のドラムブレーキ装置に適用しようとすると、
ブレーキ中央部の空間が狭くなってブレーキレバーの有
効ストロークの確保等、その適用が困難である。
【0017】本発明は以上の点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところはブレーキ中央部の広い空間
を確保して、ブレーキレバーの大きな有効ストロークの
確保と、アンチスキッド用センサーやブレーキドラムの
ハブ部との干渉を回避すること、の両立を可能とするド
ラムブレーキ装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1に係わる発明
は、不動のバックプレート面に対して平行方向に拡縮可
能なブレーキシューと、該ブレーキシューを前記バック
プレート側に向けて付勢するシューホールド機構と、前
記ブレーキシューのシューウェブに重合して配設され、
その基部が前記シューウェブの一端部に回動可能に枢支
されるブレーキレバーとを具備し、該ブレーキレバーの
自由端部を遠隔力伝達部材により牽引して、前記ブレー
キシューをブレーキドラムに摩擦係合せしめるドラムブ
レーキ装置において、前記ブレーキレバーに、その基部
から自由端部の方向とは異なる方向に伸長し、前記ブレ
ーキシューに衝当して許容ストロークを規制するストッ
パ部を形成したことを特徴とする、ドラムブレーキ装置
である。
【0019】請求項2に係わる発明は、請求項1におい
て、前記ブレーキレバーに、前記ブレーキシューのシュ
ーリムに衝当するストッパ部を形成したことを特徴とす
るドラムブレーキ装置である。
【0020】請求項3に係わる発明は、請求項1におい
て、前記ブレーキレバーに、前記ブレーキシューのシュ
ーウェブに衝当するストッパ部を形成したことを特徴と
するドラムブレーキ装置である。
【0021】請求項4に係わる発明は、請求項1乃至3
のいずれか1項において、前記ブレーキレバーに、前記
バックプレートから立設するシューホールドピンが遊嵌
貫通する逃がし穴を形成したことを特徴とするドラムブ
レーキ装置である。
【0022】請求項1に記載のドラムブレーキ装置によ
れば、ブレーキレバーに、その基部から自由端部の方向
とは異なる方向に伸長するストッパ部を形成し、このス
トッパ部がブレーキシューに衝当することにより、ブレ
ーキレバーの許容ストロークを確実に規制できるから、
ブレーキ中央部の空間を広く確保できる。従って、ブレ
ーキレバーの有効ストロークを大きく採れることと、ア
ンチスキッド用のセンサーとの干渉やブレーキドラムの
ハブ部との干渉を回避することなどを両立し得、その設
計が容易である。
【0023】又、請求項2及び3に記載のドラムブレー
キ装置では、ブレーキレバーのストッパ部がシューリム
の端部やシューウェブの外縁などに衝当して、ブレーキ
レバーの許容ストロークを規制するようにしたから、こ
れらの部品は、全てプレス成型により加工できてコスト
的に有利である。
【0024】更に、請求項4に記載のドラムブレーキ装
置では、ブレーキレバーにシューホールドピンが遊嵌貫
通する逃がし穴を形成し、ブレーキレバーをシューリム
の内周面にまでブレーキ外方側に寄せることができるよ
うにしたから、ブレーキ中央部の空間を一層広く確保で
きて前記した作用効果を更に向上し得る。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わるドラムブレ
ーキ装置の実施の形態について説明する。説明に当たっ
て、図1〜図3は前述した従来の技術で説明した図と共
用であるから、その構成並びにブレーキ作動については
説明を省略する。
【0026】先ず、本発明の実施例1について、図1を
参照し乍ら説明する。本例は、従来例に対してブレーキ
レバー38の形状のみが異なるものである。即ち、ブレ
ーキレバー38の基部39から自由端部40の方向とは
反対の方向に、言い換えると、基部39からシューリム
18の下方端縁に向かって伸長するストッパ部42が、
前記シューリム18の下方端縁との間に所定の間隙δ1
を存して形成されているものである。そして、この間隙
δ1は、ブレーキレバー38の作動時にストッパ部42
がシューリム18に衝当し、図示しないアンチスキッド
用センサーやブレーキドラムのハブ部に衝当しないよう
設定されている。
【0027】今、前記した構成において、ブレーキシュ
ー17,22のブレーキドラムとの間隙が大きい時にブ
レーキレバー38を作動すると、そのストッパ部42が
シューリム18に衝当して左方のブレーキシュー17と
一体に成り、右方のブレーキシュー22を押圧してブレ
ーキドラムに摩擦係合せしめるから、ノーブレーキとな
る危険性もない。
【0028】又、前述から明らかな通り、ブレーキレバ
ー38の自由端部40側に何ら細工を施さないから、ブ
レーキ中央部の広い空間を確保できて、ブレーキレバー
38の大きな有効ストロークの確保と、他部品を損傷す
るような干渉を回避できることの両立が容易に可能であ
り、しかもバックプレート10を取着する作業空間を広
く採れる。更に、ブレーキレバー38の外形状を変える
のみで済むから、従来のブレーキレバー38への転用化
が図れることは勿論のこと、プレス成型により一体成形
できてその加工が簡単である。
【0029】次に、ブレーキレバー38の許容ストロー
クを規制する手段の変形例を、図4及び図5を参照し乍
ら説明する。本例は、ブレーキレバー38とシューウェ
ブ19との間に、ブレーキレバー38の許容ストローク
を規制する手段を設けたものである。即ち、ブレーキレ
バー38には、その基部39からブレーキ外方に向かう
伸長部が形成され、その端部にシューウェブ19側に突
出する突起状のストッパ部43を形成したものである。
一方、シューウェブ19の外周縁には、前記ストッパ部
43を遊嵌する切欠き21(本切欠き21とシューリム
18の内周面とで以て略角穴を呈する)が形成されてお
り、図4におけるブレーキレバー38のピン45を支点
とする時計方向に角度θ1を存して嵌合している。従っ
て、この角度θ1分がブレーキレバー38の許容ストロ
ークδ2と成り、前述した実施例1とほぼ同等の効果を
有することは明らかであるから、その説明は省略する。
【0030】尚、前述した実施例1及び変形例はこれに
限定されるものではなく、例えば、ブレーキレバー38
のストッパ部42をシューリム18の内周面に衝当させ
るようにしてもよいし、又、ストッパ部43をシューウ
ェブ19のブレーキ内方向の内縁に衝当させる等、幾多
の変更が可能である。要はブレーキレバー38の自由端
部40の方向とは異なる方向に、これの許容ストローク
を規制する手段を設ければよい。
【0031】次いで、本発明の実施例2について、図6
を参照し乍ら説明する。本例では、ブレーキレバー38
に、バックプレート10から立設するシューホールドピ
ン31が遊嵌貫通する逃がし穴44を穿設したものであ
る。これにより、ブレーキレバー38の背縁をシューリ
ム18の内周面にまで寄せて配設できるから、ブレーキ
中央部の空間をより一層広く確保でき、前述した実施例
1や変形例に対して更に効果が向上すること明らかであ
り、特に、小型のドラムブレーキ装置であっても適用し
易い。尚、付言すると、前述したブレーキレバー38の
ストッパ部42,43がシューリム18やシューウェブ
19に衝当した時、ブレーキレバー38の逃がし穴44
はシューホールドピン31に干渉しないよう設計されて
いる。
【0032】尚、前述した実施例は、全てデュアルモー
ド形のドラムブレーキ装置に適用した場合について説明
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例え
ば、公知のリーディング・トレーリング形やデュオサー
ボ形のドラムブレーキ装置、或いは出願人が先に出願し
た特開平9−324829号公報に開示されるような、
単一のブレーキシューを具備するドラムブレーキ装置等
にも適用できる。
【0033】
【発明の効果】本発明は、次のような効果を得ることが
できる。 <イ>ブレーキレバーに、その自由端部の方向とは異な
る方向に、ブレーキシューのシューリムやシューウェブ
に衝当するストッパ部を形成した。これにより、ブレー
キレバーの許容ストロークを規制するようにしたから、
ブレーキ中央部の広い空間を確保できる。従って、ブレ
ーキレバーの有効ストロークを大きく採ることと、アン
チスキッド用センサーやブレーキドラムのハブ部等との
干渉を回避して、これらの損傷を防止することの両立が
容易に可能となり、しかもバックプレートを取着する作
業空間を広く確保できて、その作業が楽になる。
【0034】<ロ>ブレーキレバーのストッパ部やシュ
ーウェブの切欠きは、全てプレス成型により加工できる
からコスト的に有利である。特に、ブレーキレバーのス
トッパ部をシューリムに衝当させるものについては、そ
の外形状を変えるのみで済むから互換性を有するという
利点もある。
【0035】<ハ>ブレーキレバーに、バックプレート
から立設するシューホールドピンが遊嵌貫通する逃がし
穴を形成して、シューリムの内周面にまで寄せて配設す
るように設計すれば、更に、ブレーキ中央部の広い空間
を確保できる。従って、前記した<イ>の効果を格段に
向上し得、小型のドラムブレーキ装置への適用も容易で
ある。
【0036】<ニ>デュアルモード形、リーディング・
トレーリング形、デュオサーボ形、或いは単一のブレー
キシューを具備するドラムブレーキ装置等の種々のブレ
ーキ形式に適用でき、その適用範囲が広範である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1に係わるドラムブレーキ装
置の平面図
【図2】 図1のII−II断面図
【図3】 図1のIII−III断面図
【図4】 変形例を示す要部の平面図
【図5】 図4のV−V断面図
【図6】 本発明の実施例2に係わる図1のVI−VI断面
【符号の説明】
10 バックプレート 17,22 ブレーキシュー 18,23 シューリム 19,24 シューウェブ 21 切欠き 26 ホイールシリンダ 30,33 シューホールド機構 31,34 シューホールドピン 32,35 シューホールドスプリング 36 第1のストラット 37 第2のストラット 38 ブレーキレバー 39 基部 40 自由端部 42,43 ストッパ部 44 逃がし穴 46 ブレーキケーブル 48 ピボットレバー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不動のバックプレート面に対して平行方
    向に拡縮可能なブレーキシューと、該ブレーキシューを
    前記バックプレート側に向けて付勢するシューホールド
    機構と、前記ブレーキシューのシューウェブに重合して
    配設され、その基部が前記シューウェブの一端部に回動
    可能に枢支されるブレーキレバーとを具備し、該ブレー
    キレバーの自由端部を遠隔力伝達部材により牽引して、
    前記ブレーキシューをブレーキドラムに摩擦係合せしめ
    るドラムブレーキ装置において、 前記ブレーキレバーに、その基部から自由端部の方向と
    は異なる方向に伸長し、前記ブレーキシューに衝当して
    許容ストロークを規制するストッパ部を形成したことを
    特徴とする、ドラムブレーキ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記ブレーキレバー
    に、前記ブレーキシューのシューリムに衝当するストッ
    パ部を形成したことを特徴とするドラムブレーキ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記ブレーキレバー
    に、前記ブレーキシューのシューウェブに衝当するスト
    ッパ部を形成したことを特徴とするドラムブレーキ装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項におい
    て、前記ブレーキレバーに、前記バックプレートから立
    設するシューホールドピンが遊嵌貫通する逃がし穴を形
    成したことを特徴とするドラムブレーキ装置。
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