JP2002188142A - 2軸式深層混合処理装置 - Google Patents

2軸式深層混合処理装置

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JP2002188142A JP2000389534A JP2000389534A JP2002188142A JP 2002188142 A JP2002188142 A JP 2002188142A JP 2000389534 A JP2000389534 A JP 2000389534A JP 2000389534 A JP2000389534 A JP 2000389534A JP 2002188142 A JP2002188142 A JP 2002188142A
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  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定性を確保し、攪拌軸の間隔を調整するこ
とができる2軸式深層混合処理装置を提供する。 【解決手段】 左右一対の撹拌軸3,3をそれぞれ回転
する左右の回転駆動手段4,4により回転する。これら
左右の回転駆動手段4,4はベース部5に設けられる。
この回転駆動手段4,4は、ベース部5に固定する左右
方向の取付体6,6と、この取付体6の撹拌軸3とほぼ
平行に設けられた原動機7と、撹拌軸3を挿通すると共
に原動機7の回転力を伝達する回転筒体8とを備える。
左右の回転駆動手段4,4の回転筒体8,8を左右方向
外側にすると共に原動機7,7を内側にしてベース部5
に固定したから、攪拌軸3,3の間隔を広げても、回転
駆動手段4,4が左右方向外側に張出さず、ベース部5
を大型化する必要がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉体噴射撹拌工法
に用いる2軸式深層混合処理装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】地盤改良に用いる粉体
噴射撹拌工法(DJM(Dry Jet Mixin
g)工法)は、特開平9−268547号公報などに知
られるように、軟弱地盤を削孔ロッドにより所定に削孔
しながら、当該削孔ロッドの先端部等に一体的に側延し
た攪拌翼の基部から当該削孔ロッド内部の通路を空気等
の気体により輸送したセメントやスラグ等の改良材の粉
体を噴射ノズルより、該攪拌翼の回転領域内に噴射して
該攪拌翼により削孔地盤の土壌と混合攪拌,均一分散し
て地盤を改良(公報第003段)し、かかる粉体噴射攪
拌工法は改良材がセメントやスラグ等の粉体であるため
に、当該軟弱地盤中の水分を吸収することこそあれ、薬
液注入工法等に比し、地盤中の水分を増加するような虞
もなく、又、地下水汚染等の公害問題も、更には生態系
を狂わせる等の環境汚染問題も生じない潜在的には優れ
た工法ではある(公報第0007)。そして、改良対象
の軟弱地盤の所定部位に台車を搬入セットし、そのリー
ダーに沿って下延した削孔ロッドの先端部に側延延設し
た一対等の攪拌翼により所定に掘削削孔しながら、地上
に併設したサイロから改良材用の粉体としてのセメント
やスラグを削孔ロッドに設けたスイーベルジョイントに
エア等の気体を介して攪拌翼の基端部に設けられた噴射
ノズルまで該削孔ロッド内の供給通路を圧送輸送し、而
して、該噴射ノズルから回転する削孔ロッドと一体的に
回転する攪拌翼の内側に噴射して当該攪拌翼による削孔
土壌と当該粉体とを混合攪拌して均一に分散し、所定に
経時的に凝固させ、輸送に供した気体は角ロッドタイプ
の削孔ロッドの回転径の間隙等を介し地上に揚昇し、バ
ッグフィルター等を備えている集塵装置により混入して
いる粉体等を除去して大気に放散するようにしている
(公報第0008段)。
【0003】図6及び図7は、前記粉体噴射混合工法に
用いる2軸式深層混合処理装置の一例を示し、リーダ1
に案内されて昇降する昇降部2に、左右一対の撹拌軸
3,3を回転可能に垂設し、それら左右一対の撹拌軸
3,3をそれぞれ回転する左右の回転駆動手段4,4を
設け、これら左右の回転駆動手段4,4を並設するベー
ス部5をリーダ1の下部に設け、回転駆動手段4,4
は、ベース部5に固定する左右方向の取付体6,6と、
この取付体6,6の左右方向一側で撹拌軸3,3とほぼ
平行に設けられた原動機7,7と、取付体6,6の他側
に設けられ、撹拌軸3,3を挿通すると共に原動機7,
7の回転力を伝達する回転筒体8,8とを備え、前記原
動機7と回転筒体8とは前記取付体6により一体に設け
られており、前記攪拌軸3の下部には攪拌翼9と粉体改
良材を噴射するノズル11が設けられ、また、前記攪拌軸
3,3の上部にはスイベルジョイント10により、粉体改
良材供給手段12と気体圧送手段13とが接続され、攪拌軸
3の上部から該攪拌軸3内を空気などにより圧送された
粉体改良材が前記噴射ノズル11から噴射される。そし
て、図7に示すように、リーダ1は無限軌道などを備え
た自走車両14に装備され、図7(a)に示すように、自
走車両14により施工現場に位置合わせし、図7(b)に
示すように、昇降部2により攪拌軸3を回転させながら
降下して地盤16に該攪拌軸3を貫入し、図7(c)に示
すように、攪拌軸3を所定深さまで貫入した後、図7
(d)に示すように、攪拌軸3を引き上げながら改良材
を噴射し、該攪拌軸3の回転により土壌と粉体改良材と
を混合し、図7(e)に示すように、攪拌軸3を地上ま
で引き上げることにより、改良柱体15が形成される。
【0004】ところで、上記の粉体噴射撹拌工法におい
て、特開平11−269860号公報などに知られるよ
うに、前記改良柱体15の上端部に、ネット状補強材(請
求項1)(請求項2ではジオグリッド)を設けることに
より、改良柱体15,15の間隔を広げることを可能とした
施工方法が提案されているが、図6に示した従来の2軸
式深層混合処理装置では、攪拌軸3,3の間隔を広げる
と、原動機6,6が外側に張り出し、これを支持するに
はベース部5を大型にする必要が生じ、ベース部5が大
型となって荷重が増加すると、リーダ1の前側の重量が
大となるため、これに対応するように車両14を含めた装
置を改良する必要が生じ、また、ベース部5の接地圧が
増加するから、軟弱地盤上でその接地が得られない現場
では、施工に支障をきたす虞もある。
【0005】そこで、本発明は、安定性を確保し、攪拌
軸の間隔を調整することができる2軸式深層混合処理装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、リー
ダに案内されて昇降する昇降部に、左右一対の撹拌軸を
回転可能に垂設し、それら左右一対の撹拌軸をそれぞれ
回転する左右の回転駆動手段を設け、これら左右の回転
駆動手段を並設するベース部を前記リーダの下部に設
け、前記回転駆動手段は、前記ベース部に固定する左右
方向の取付体と、この取付体の左右方向一側で前記撹拌
軸とほぼ平行に設けられた原動機と、前記取付体の他側
に設けられ、前記撹拌軸を挿通すると共に前記原動機の
回転力を伝達する回転筒体とを備え、地盤に前記撹拌軸
を嵌入し、該撹拌軸中を気体輸送した粉体改良材を土壌
に噴射して前記撹拌軸により該土壌と撹拌混合する粉体
噴射撹拌工法に用いる2軸式深層混合処理装置におい
て、前記左右の回転駆動手段の前記回転筒体を左右方向
外側にすると共に前記原動機を内側にして前記ベース部
に固定したものである。
【0007】この請求項1の構成によれば、原動機を内
側に配置することにより、攪拌軸の間隔を広げても、回
転駆動手段が左右方向外側に張出さず、ベース部を大型
化する必要がないから、重量増加などを招くことがな
い。また、既存の装置を改良する場合も簡単にその改良
を行うことができる。
【0008】また、請求項2の発明は、前記撹拌軸を挿
通した前記回転駆動手段が、前記ベース部に左右方向位
置調整可能に固定されるものである。
【0009】この請求項2の構成によれば、施工条件に
合わせて攪拌軸の間隔を調整することができる。
【0010】また、請求項3の発明は、前記ベース部に
複数のベース側ボルト挿通孔を左右方向に並設すると共
に、これらベース側ボルト挿通孔に対応して前記取付体
に複数のボルト挿通孔を設けたものである。
【0011】この請求項3の構成によれば、ボルト挿通
孔の位置を変えることにより、回転駆動手段の左右位置
を簡便に調整することができる。
【0012】また、請求項4の発明は、前記回転駆動手
段は、前記原動機を左右方向外側にして前記ベース部に
取付可能である。
【0013】この請求項4の構成によれば、攪拌軸の間
隔を狭める場合は、原動機を外側にしてベース部に回転
駆動手段を取付けることができる。
【0014】また、請求項5の発明は、前記昇降部は、
左右の撹拌軸を支持する左右の軸受部をそれぞれ有し、
これら左右の軸受部の間隔を調整可能に設けたものであ
る。
【0015】この請求項5の構成によれば、リーダ下部
のベース部位置の攪拌軸の間隔に合わせて、上部の昇降
部における攪拌軸の間隔を調整することができる。
【0016】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施形態を添付図面
を参照して説明する。図1ないし図6は、本発明の一実
施形態を示し、上記発明が解決しようとする課題で説明
した部位に同一符号を付し、その説明を省略して詳述す
ると、前記自走車両14の前部には、リーダ支持体21が設
けられ、リーダ支持体21の前部に前記リーダ1が一体に
立設されると共に、このリーダ1の前側に前記ベース部
5が一体に設けられ、このベース部5は前後幅が同一で
左右方向に長く形成されている。また、前記取付体6は
左右方向に長い略箱型をなし、その左右方向一側に設け
られた前記原動機7は、モータなどであり、該原動機7
の回転軸(図示せず)の先端は前記取付体6の内部に望
み、その回転軸の回転を減速ギヤ群(図示せず)により
前記回転筒体8に伝達する。前記攪拌軸3の外形は角形
の四角形であり、この攪拌軸3を滑動状態で挿通可能な
挿通孔8Aを前記回転筒体8は有し、その挿通孔8Aと
攪拌軸3の係合により両者が同体的に回転する。
【0017】前記ベース部5は、前後枠部22,22と左右
枠部23,23と上面部24とを備え、その上面部24には左右
の前記攪拌軸3,3を遊挿する長穴25,25が穿設され、
これら長穴25,25は左右方向に長く形成されている。ま
た、その上面部24の前後縁側には、等間隔で複数のベー
ス側ボルト挿通孔26,26…が左右方向に並んで穿設さ
れ、それらベース側ボルト挿通孔26,26…に対応して、
前記取付体5の下部に複数のボルト挿通孔27,27…が穿
設され、それらボルト挿通孔26,27にボルト28を挿通
し、該ボルト28にナット28Aを螺着することにより、前
記ベース部5に取付体6が固定され、また、ボルト挿通
孔26,27の位置を調整することにより、取付体6の位置
を調整することができ、図1のように原動機7を内側に
して取付体6をベース部5に固定することにより、ベー
ス部5を改良することなく、左右の攪拌軸3,3の間隔
を広く設定することができる。
【0018】また、ボルト28を取り外し、ベース部5か
ら取付体6を持ち上げて浮かし、原動機7を攪拌軸3を
中心に内側に回し、同時に攪拌軸3を左右方向内側に移
動し、このようにして取付体6の左右向きを変えてベー
ス部5に再度固定し、左右の攪拌軸3,3の間隔を狭め
るように設定でき、この作業は上述したように、攪拌軸
3と回転駆動手段4だけを用いて他の部分を取り外し或
いは改良することなく行われる。
【0019】図3などに示すように、前記リーダ支持体
21には、左右前方に張出す支持脚部31,31が設けられ、
これら支持脚部31,31の先端は前記ベース部5より左右
方向外側に位置し、その先端に昇降接地脚32が設けられ
ており、この昇降接地脚32が図示しない昇降装置により
昇降し、施工現場の地盤16の表面に接地支持する。
【0020】図中41は、前記ベース部5の下部に設けら
れ前記攪拌軸3,3を覆うカバー体である。また、前記
リーダ支持体21の上部には、前記昇降部2を昇降する昇
降手段の前後の巻取りドラム42,43が設けられている。
【0021】図5に示すように、前記昇降部2は前記リ
ーダ1に設けた案内レール(図示せず)に係合して該リ
ーダ1に沿って昇降する中央部51を備え、この中央部51
の左右方向両側に間隔調整部材52,52を設け、前記中央
部51の両側にフランジからなる継手部53,53を設けると
共に、前記間隔調整部52の両側に継手部53を設け、これ
ら継手部53,53同士をボルトナットなどの締め具54によ
り着脱可能に接合する。また、締め具54としては両ねじ
ボルトの両側にナットを螺合するものなどを用いること
ができる。また、昇降部2の両端には左右の前記攪拌軸
3,3を回転可能に支持するスラスト軸受部55,55が設
けられ、この軸受部55は継手部53を有し、該継手部53に
より前記間隔調整部材52に着脱可能に接合される。尚、
図中61,62は中央部51の上下に設けた滑車あり、前記巻
取りドラム42,43により巻き取るワイヤーなどの線条体
(図示せず)が巻装され、前記巻取りドラム42,43及び
滑車61,62により、昇降部2の昇降手段56を構成してい
る。
【0022】したがって、締め具54により中央部51の両
側に2つの間隔調整部52,52を接合してその両側に軸受
部55を配置すれば、1つの間隔調整部材52を用いる場合
に比べて攪拌軸3,3の間隔を大きく取ることができ
る。
【0023】このように本実施例では、請求項1に対応
して、リーダ1に案内されて昇降する昇降部2に、左右
一対の撹拌軸3,3を回転可能に垂設し、それら左右一
対の撹拌軸3,3をそれぞれ回転する左右の回転駆動手
段4,4を設け、これら左右の回転駆動手段4,4を並
設するベース部5をリーダ1の下部に設け、回転駆動手
段4,4は、ベース部5に固定する左右方向の取付体
6,6と、この取付体6の左右方向一側で撹拌軸3とほ
ぼ平行に設けられた原動機7と、取付体6の他側に設け
られ、撹拌軸3を挿通すると共に原動機7の回転力を伝
達する回転筒体8とを備え、地盤16に撹拌軸3を嵌入
し、該撹拌軸3中を気体輸送した粉体改良材を土壌に噴
射して撹拌軸3により該土壌と撹拌混合する粉体噴射撹
拌工法に用いる2軸式深層混合処理装置において、左右
の回転駆動手段4,4の回転筒体8,8を左右方向外側
にすると共に原動機7,7を内側にしてベース部5に固
定したから、原動機7,7を内側に配置することによ
り、攪拌軸3,3の間隔を広げても、回転駆動手段4,
4が左右方向外側に張出さず、ベース部5を大型化する
必要がないから、重量増加などを招くことがなく、ま
た、既存の装置を改良する場合も簡単にその改良を行う
ことができる。
【0024】また、このように本実施例では、請求項2
に対応して、撹拌軸3を挿通した回転駆動手段4が、ベ
ース部5に左右方向位置調整可能に固定されるから、施
工条件に合わせて攪拌軸3,3の間隔を調整することが
できる。
【0025】また、このように本実施例では、請求項3
に対応して、ベース部5に複数のベース側ボルト挿通孔
26,26…を左右方向に並設すると共に、これらベース側
ボルト挿通孔26,26…に対応して取付体6に複数のボル
ト挿通孔27,27…を設けたから、ボルト挿通孔26,27の
位置を変えることにより、回転駆動手段4の左右位置を
簡便に調整することができる。
【0026】また、このように本実施例では、請求項4
に対応して、回転駆動手段4は、原動機7を左右方向外
側にしてベース部5に取付可能であるから、攪拌軸の間
隔を狭める場合は、原動機を外側にしてベース部に回転
駆動手段を取付けることができる。
【0027】また、このように本実施例では、請求項5
に対応して、昇降部2は、左右の撹拌軸3,3を支持す
る左右の軸受部55をそれぞれ有し、これら左右の軸受部
55,55の間隔を調整可能に設けたから、リーダ1下部の
ベース部5位置の攪拌軸3,3の間隔に合わせて、上部
の昇降部2における攪拌軸3,3の間隔を調整すること
ができる。また、ボルト28及びナット28Aなどの締め具
によりベース部5に取付体6を固定したから、取付体6
を左右方向に移動するだけでなく、ベース部5から離し
て攪拌軸3を中心に回転駆動手段4を回転して向きを変
えることができる。
【0028】また、実施例上の効果として、このように
本実施例では、請求項1記載の装置を用いた施工方法に
おいて、左右の回転駆動手段4,4の回転筒体8,8を
左右方向外側にすると共に原動機7,7を内側にしてベ
ース部5に固定して使用し、攪拌軸3,3の間隔を狭め
る場合は、左右の回転駆動手段4,4の回転筒体8,8
を左右方向内側にすると共に原動機7,7を外側にして
ベース部5に固定して使用する施工方法であるから、原
動機7,7を内側に配置することにより、攪拌軸3,3
の間隔を広げ、逆にして攪拌軸3,3の間隔を狭め、共
通する装置により現場条件に合わせた施工を行うことが
でき、既存の装置を用いて種々の条件での施工が可能と
なり、有用性に優れたものとなる。また、ベース部5に
は左右方向に長い長孔25を設けたから、ベース部5に挿
通した状態で撹拌軸3を左右に移動することができる。
さらに、昇降部2においては、攪拌軸3,3の広げた間
隔に対応する間隔調整部52を容易すれば済み、その間隔
調整部52は継手部53により接合するから、その作業を容
易に行うことができる。
【0029】尚、本発明は上記実施形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲内において、種々の変
形実施が可能である。例えば、昇降手段は各種の手段を
用いることができる。また、実施形態では、固定手段と
してボルトナットの締め具により、ベース部に取付体を
固定したが、固定手段としての締め具は、孔を挿通しな
いで、ベース部と取付体の部位を挟んで締め固定するタ
イプの締め具などでもよく、各種の固定手段を用いるこ
とができる。
【0030】
【発明の効果】請求項1の発明は、リーダに案内されて
昇降する昇降部に、左右一対の撹拌軸を回転可能に垂設
し、それら左右一対の撹拌軸をそれぞれ回転する左右の
回転駆動手段を設け、これら左右の回転駆動手段を並設
するベース部を前記リーダの下部に設け、前記回転駆動
手段は、前記ベース部に固定する左右方向の取付体と、
この取付体の左右方向一側で前記撹拌軸とほぼ平行に設
けられた原動機と、前記取付体の他側に設けられ、前記
撹拌軸を挿通すると共に前記原動機の回転力を伝達する
回転筒体とを備え、地盤に前記撹拌軸を嵌入し、該撹拌
軸中を気体輸送した粉体改良材を土壌に噴射して前記撹
拌軸により該土壌と撹拌混合する粉体噴射撹拌工法に用
いる2軸式深層混合処理装置において、前記左右の回転
駆動手段の前記回転筒体を左右方向外側にすると共に前
記原動機を内側にして前記ベース部に固定したものであ
り、安定性を確保し、攪拌軸の間隔を調整することがで
きる2軸式深層混合処理装置を提供することができる。
【0031】また、請求項2の発明は、前記撹拌軸を挿
通した前記回転駆動手段が、前記ベース部に左右方向位
置調整可能に固定されるものであり、安定性を確保し、
攪拌軸の間隔を調整することができる2軸式深層混合処
理装置を提供することができる。
【0032】また、請求項3の発明は、前記ベース部に
複数のベース側ボルト挿通孔を左右方向に並設すると共
に、これらベース側ボルト挿通孔に対応して前記取付体
に複数のボルト挿通孔を設けたものであり、安定性を確
保し、攪拌軸の間隔を調整することができる2軸式深層
混合処理装置を提供することができる。
【0033】また、請求項4の発明は、前記回転駆動手
段は、前記原動機を左右方向外側にして前記ベース部に
取付可能であり、安定性を確保し、攪拌軸の間隔を調整
することができる2軸式深層混合処理装置を提供するこ
とができる。
【0034】また、請求項5の発明は、前記昇降部は、
左右の撹拌軸を支持する左右の軸受部をそれぞれ有し、
これら左右の軸受部の間隔を調整可能に設けたものであ
り、安定性を確保し、攪拌軸の間隔を調整することがで
きる2軸式深層混合処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すベース部回りの一部
切り欠き正面図である。
【図2】本発明の第1実施例を示すベース部回りの側面
図である。
【図3】本発明の第1実施例を示すベース部回りの平面
図である。
【図4】本発明の第1実施例を示す取付体とベース部の
接合構造の断面図である。
【図5】本発明の第1実施例を示す昇降部の正面図であ
る。
【図6】従来例のベース部回りの一部切り欠き正面図で
ある。
【図7】施工方法を説明する側面図である。
【符号の説明】
1 リーダ 2 昇降部 3 攪拌軸 4 回転駆動手段 5 ベース部 6 取付体 7 原動機 8 回転筒体 16 地盤 26 ベース側ボルト挿通孔 27 ボルト挿通孔 55 軸受部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リーダに案内されて昇降する昇降部に、
    左右一対の撹拌軸を回転可能に垂設し、それら左右一対
    の撹拌軸をそれぞれ回転する左右の回転駆動手段を設
    け、これら左右の回転駆動手段を並設するベース部を前
    記リーダの下部に設け、前記回転駆動手段は、前記ベー
    ス部に固定する左右方向の取付体と、この取付体の左右
    方向一側で前記撹拌軸とほぼ平行に設けられた原動機
    と、前記取付体の他側に設けられ、前記撹拌軸を挿通す
    ると共に前記原動機の回転力を伝達する回転筒体とを備
    え、地盤に前記撹拌軸を嵌入し、該撹拌軸中を気体輸送
    した粉体改良材を土壌に噴射して前記撹拌軸により該土
    壌と撹拌混合する粉体噴射撹拌工法に用いる2軸式深層
    混合処理装置において、前記左右の回転駆動手段の前記
    回転筒体を左右方向外側にすると共に前記原動機を内側
    にして前記ベース部に固定したことを特徴とする2軸式
    深層混合処理装置。
  2. 【請求項2】 前記撹拌軸を挿通した前記回転駆動手段
    が、前記ベース部に左右方向位置調整可能に固定される
    ことを特徴とする請求項1記載の2軸式深層混合処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ベース部に複数のベース側ボルト挿
    通孔を左右方向に並設すると共に、これらベース側ボル
    ト挿通孔に対応して前記取付体に複数のボルト挿通孔を
    設けたことを特徴とする請求項2記載の2軸式深層混合
    処理装置。
  4. 【請求項4】 前記回転駆動手段は、前記原動機を左右
    方向外側にして前記ベース部に取付可能であることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の2軸式深
    層混合処理装置。
  5. 【請求項5】 前記昇降部は、左右の撹拌軸を支持する
    左右の軸受部をそれぞれ有し、これら左右の軸受部の間
    隔を調整可能に設けたことを特徴とする請求項2〜4の
    いずれか1項に記載の2軸式深層混合処理装置。
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WO2005059756A1 (ja) * 2003-12-15 2005-06-30 Sony Corporation 情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラム
KR101097359B1 (ko) * 2009-01-23 2011-12-23 석정건설주식회사 연약지반 강화를 위한 새로운 심층혼합처리 공법 및 그 장치
CN105714798A (zh) * 2016-02-22 2016-06-29 宗琪 十字桩与圆桩圆弧插扣设备
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