JP2002187191A - 押出成形機 - Google Patents

押出成形機

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JP2002187191A JP2000386994A JP2000386994A JP2002187191A JP 2002187191 A JP2002187191 A JP 2002187191A JP 2000386994 A JP2000386994 A JP 2000386994A JP 2000386994 A JP2000386994 A JP 2000386994A JP 2002187191 A JP2002187191 A JP 2002187191A
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die
extruder
rolls
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gap
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Tatsumaro Kuroda
竜麿 黒田
Mitsunori Nodono
光紀 野殿
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 押出機の先端に取付けたダイスに続けてその
前方に一対のロールを配置させた押出成形機において、
外観の綺麗な製品が得られるようにする。 【解決手段】 ダイス2と繰出しロール1との隙間Tが
4mm未満に設定される。これにより隙間Tでの樹脂溜
まりが抑制されるので繰出しロール1の回転も円滑に行
われ、また、隙間Tへの溶融樹脂の逆流という樹脂流動
の乱れも低減される。よって製品Sの外観不良をきたす
こともない。特に発泡成形の場合は製品S中の気泡にム
ラが無く、均一な気泡形状を有する外観の綺麗な発泡体
が得られる。なお、前記隙間Tは、3mm以下、2mm
以下、1mm以下のように小さいほど前記樹脂溜まりや
前記樹脂流動の乱れがより一層抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、押出成形の技術分
野に属し、押出機の先端に取付けたダイスと、このダイ
スの前方に配置された一対のロールとの間の隙間を規定
した押出成形機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】押出成形機の従来例としては、例えば、
特開平6−166085号公報に記載のものがある。こ
の押出成形機は、図4に示すように、先端にダイス2が
取付けられて溶融樹脂を押出す押出機4と、この押出機
4から押出されてきた溶融樹脂を繰出す一対の繰出しロ
ール1とを備える。そして、薄肉の製品シートSを得る
べくダイス先端部23が一対の繰出しロール1に対して
挿入配置されると共に前記ダイス先端部23と前記一対
の繰出しロール1のロール面18との間に所定の隙間T
が設けられている。なお、図4中、43は、樹脂材料を
投入するためのホッパー部であり、44は、発泡成形を
行う場合に発泡用ガス等をシリンダ42内に注入する等
のためのベント部であり、45は、樹脂材料を加熱する
ためのヒーターであり、また、5は、前記一対の繰出し
ロール1を支持するためのフレームである。
【0003】この押出成形機によると、前記押出機4の
スクリュー41を回転させながらシリンダ42内の溶融
樹脂を押出すと、溶融樹脂は、前記ダイス2の樹脂流路
21を通ってダイス先端部23の吐出口から前記一対の
繰出しロール1の巻込部7に押出され、続いて前記繰出
しロール1の回転により前記巻込部7の反対側の繰出部
8から製品シートSとなって繰出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記押出成
形機によると、前記ダイス2の吐出口から押出されてき
た溶融樹脂は、前記ダイス先端部23と前記繰出しロー
ル1のロール面18との隙間Tにも浸出してくる。そし
て、このものでは、前記隙間Tの寸法として、4〜5m
mと比較的大きなクリアランスに設定されるため(特開
平6−166085号公報の段落0014等を参
照。)、多くの溶融樹脂が前記隙間Tに溜まり易くな
る。この隙間Tに多くの溶融樹脂が溜まってしまうと製
品シートSの繰出し方向への前記繰出しロール1の回転
が妨げられて繰出しロール1が滑らかに回転できなくな
る等し、成形し難くなったり、繰出しロール1から繰出
された製品シートSの外観が悪くなるといった問題が生
じていた。
【0005】また、前記隙間Tに滞留した多くの溶融樹
脂の一部が繰出しロール1の回転に引きずられる等し、
それによっても製品シートSの外観を悪くするといった
問題も生じていた。さらに、押出成形時に前記隙間Tへ
の溶融樹脂の逆流といった樹脂流動の乱れが生じるた
め、特に発泡成形の場合は製品シートS中の気泡にムラ
が発生し、均一な気泡形状を有する発泡体が得られず、
外観の見栄え低下が顕著であった。本発明は、前記事情
に鑑みてなされ、『押出機の先端に取付けたダイスに続
けてその前方に一対のロールを配置させ、溶融樹脂材料
を前記押出機により前記ダイスから押出し、さらに前記
一対のロールによって繰出す押出成形機』において、外
観の綺麗な製品が得られるようにすることを課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に講じた本発明の技術的手段は、次のようである。『少
なくとも前記ダイスと前記一対のロールとの間に隙間が
設けられ、この隙間が4mm未満に設定されることを特
徴とする。』このように、前記ダイスと前記一対のロー
ルとの間の隙間が4mm未満という比較的小さなクリア
ランスに設定されるため、前記隙間での樹脂溜まりが抑
制される。これにより、ロールの回転も円滑に行われ、
また、前記隙間への溶融樹脂の逆流といった樹脂流動の
乱れも低減されることとなる。
【0007】なお、前記隙間は、3mm以下に設定され
ることが好ましく、また、2mm以下に設定されること
がより好ましく、更に1mm以下に設定されることが最
も好ましい。すなわち、前記隙間のクリアランスが小さ
ければ小さいほど前記樹脂溜まりや前記樹脂流動の乱れ
がより一層抑制されるからである。また、前記押出成形
機において、『発泡成形に用いられる』ものでは、発泡
成形時において前記ダイスと前記一対のロールとの隙間
への樹脂逆流に起因する樹脂流動の乱れが低減されるこ
とから、発泡製品中の気泡にムラが無く、均一な気泡形
状とすることができる。
【0008】また、『少なくとも前記ダイス先端部の吐
出口側両端部それぞれと密に接するガスシール用金型を
設け、前記ガスシール用金型により前記一対のロールの
両端支持部を気密保持部とする』ものでは、前記ガスシ
ール用金型と前記気密保持部とによって前記一対のロー
ルにおける溶融樹脂を巻込む巻込部の気密性が高くな
る。これによって、前記隙間のクリアランスとも相俟っ
て前記巻込部の空間が高圧ゾーンとなり、この巻込部に
押出された溶融樹脂は、高圧保持状態に置かれるから、
その配合成分等の放散等を阻止できる。その結果、特に
発泡成形の場合、製品の外観不良の原因となる破泡をも
防止でき、より一層外観の綺麗な発泡体が得られる。
【0009】また、『前記ダイスは、先端部を前記ロー
ルのロール面に沿った先細り形状とし、この先端部を前
記ロール面と接触しないように前記隙間を設けた状態で
挿入配置される』ものでは、前記ダイスの吐出口と前記
一対のロール間の最接近部分とが近づけられるので、前
記ダイスから押出された溶融樹脂が前記ロールによって
直ちに繰出される。これによって、前記隙間での樹脂溜
まりや前記隙間への溶融樹脂の逆流による樹脂流動の乱
れがより一層低減される。
【0010】
【発明の効果】以上のように、本発明によると、ダイス
と一対のロールとの隙間における樹脂溜まりが少なくな
ると共に、前記隙間への樹脂逆流といった樹脂流動の乱
れも低減されるから、製品の繰出しが円滑に行われ、製
品に外観不良をきたすようなこともない。特に発泡成形
の場合は、前記隙間への樹脂逆流に起因する樹脂流動の
乱れが低減されることから、製品中の気泡にムラが無
く、均一な気泡形状を有する外観の綺麗な発泡体が得ら
れる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を添
付図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施
の形態による押出成形機の全体の概略構成を示す。実施
の形態による押出成形機は、例えば、発泡成形の場合に
好適に用いられるが、あらゆる成形全般に用いることが
できる。この押出成形機は、図1に示すように、押出機
4の先端に取付けたダイス2に続けてその前方に一対の
繰出しロール1を配置させたものである。そして、前記
押出機4より押出された溶融樹脂は、ダイス2の樹脂流
路21を通り前記繰出しロール1の巻込部7に押出され
る。この押出されてきた溶融樹脂は、前記一対の繰出し
ロール1を回転させ、前記巻込部7から巻き込まれてそ
の反対側の繰出部8から製品シートSとなって繰出され
る。なお、前記樹脂材料としては、種々の熱可塑性樹脂
やゴム材が用いられ、また、前記樹脂材料には目的とす
る製品に応じて発泡剤や滑剤などの添加剤が適宜配合さ
れる。
【0012】前記押出機4は、筒状のシリンダ42内に
スクリュー41を装備させたものである。スクリュー4
1の後端には、図示しない駆動装置が連結されており、
この駆動装置によってスクリュー41を回転させる。押
出成形時は、シリンダ42上部のホッパー部43から投
入された樹脂材料をヒーター45によって加熱すると共
にスクリュー41を回転させて可塑化して溶融状態と
し、スクリュー41の回転によりシリンダ42内の溶融
樹脂が前記ダイス2の樹脂流路21に押出される。ま
た、前記シリンダ42上部に設けたベント部44は、発
泡成形を行う場合には発泡剤となる炭酸ガス等をシリン
ダ42内に注入するのに用いられ、あるいは樹脂内部に
含まれる水分等を除去するためにシリンダ42内を吸引
するのに用いられる。
【0013】前記ダイス2は、その樹脂流路21が前記
シリンダ42の樹脂出口と一致するようにシリンダ42
の先端に取付けられている。このダイス2は、先端部2
3が前記繰出しロール1のロール面18に沿って上下に
先細り状に形成されている。そして、この先端部23
は、繰出しロール1のロール面18と接触しないように
僅かな隙間Tが形成されるように前記繰出しロール1の
巻込部7に挿入配置させている。押出成形時に、前記ダ
イス2の吐出口から前記繰出しロール1の巻込部7に押
出されてきた溶融樹脂の一部が前記隙間Tに浸入し樹脂
溜まりが形成される。そして、この隙間Tとしては、4
mm未満に設定される。但し、前記隙間Tは、好ましく
は3mm以下に設定され、より好ましくは2mm以下、
最も好ましくは1mm以下に設定される。このように、
前記ダイス2と前記一対の繰出しロール1との間の隙間
Tが4mm未満という比較的小さなクリアランスに設定
されるため、押出成形時に前記隙間Tでの樹脂溜まりが
抑制される。その結果、繰出しロール1の回転も円滑に
行われ、また、前記隙間Tへの溶融樹脂の逆流といった
樹脂流動の乱れも低減されることとなる。そして、前記
隙間Tのクリアランスが3mm以下、または2mm以
下、更には1mm以下と小さければ小さいほど前記樹脂
溜まりや前記樹脂流動の乱れがより一層抑制される。特
に、発泡成形の場合は、前記隙間Tへの樹脂逆流に起因
する樹脂流動の乱れが低減されることから、発泡製品中
の気泡にムラが無く、均一な気泡形状とすることができ
る。
【0014】また、前記ダイス2は、先端部23を前記
ロール面18に沿った先細り形状とするので、前記ダイ
ス2の吐出口と前記一対の繰出しロール1間の最接近部
分とが近づけられる。これにより、前記ダイス2から押
出された溶融樹脂が前記繰出しロール1によって直ちに
繰出され、前記隙間Tでの樹脂溜まりや前記隙間Tへの
溶融樹脂の逆流による樹脂流動の乱れがより一層低減さ
れる。また、前記ダイス2に形成された樹脂流路21の
高さは一定であるが、その横幅はシリンダ42の樹脂出
口側から先端部23の吐出口に向うに従って横方向に漸
次広がる形状を有する(図示せず)。これにより、ダイ
ス2の吐出口からは溶融樹脂がシート状に押出されるた
め、繰出しロール1から繰出す製品シートSの厚みを幅
方向に均一にできる。そして、製品シートSの横幅は、
繰出しロール1のロール幅で規定される。
【0015】また、前記一対の繰出しロール1は、ガス
シール用金型3内に収容されている。このガスシール用
金型3は、基台31上に設置されている。なお、このガ
スシール用金型3は、前記繰出しロール1のロール面1
8と接触しないように僅かな間隙を有して設置されてい
る(図示せず。)。これにより、繰出しロール1の回転
が阻害されることもない。そして、ガスシール用金型3
の前方側は、繰出しロール1から繰出される製品シート
Sを取り出せるように開放されているが、後方側は前記
ダイス2に密に外嵌するようボルト6等により取付けら
れている。また、前記ダイス2は、上下に先細り状に形
成された先端部23を前記繰出しロール1の巻込部7に
配置させている。これらのことから、前記巻込部7は、
ガスシール用金型3とダイス2とによって密に閉鎖され
た空間となる。
【0016】そして、図2に示すように、前記上下の繰
出しロール1のそれぞれは、両端がフレーム5に支持さ
れている。すなわち、繰出しロール1の端部から延設し
たロール軸J1,J2をフレーム5に取付けた軸受K
1,K2に保持することによって、前記一対の繰出しロ
ール1がフレーム5に支持される。上下の繰出しロール
1間は、所定のすき間Wが設けられた状態に配置され
る。前記すき間Wは、繰出しロール1から繰出す製品シ
ートSの厚みに応じた寸法に設定される。また、上下の
ロール軸J1,J2の一端側は、フレーム5の外側でそ
れぞれ歯車13,14が取付けられており、さらに上側
のロール軸J1には駆動モータMが接続されている。前
記駆動モータMを回転させると、上側の繰出しロール1
は駆動モータMの回転方向と同方向に回転される一方、
前記歯車14を介して下側の繰出しロール1は駆動モー
タMの回転方向とは逆方向に回転される(図1中の矢
印)。
【0017】また、前記一対の繰出しロール1のそれぞ
れは、図2に示すように、両端部の回転軸部Jにメタル
Oリング11(気密保持部)が外嵌されている。このメ
タルOリング11によって各繰出しロール1の両端部は
ガスシール用金型3との間でガスシールされる。これに
より、前記巻込部7における空間の気密性が高くなる。
さらに、前記各繰出しロール1の両端部の回転軸部J
は、前記メタルOリング11の内側にテフロン(登録商
標)パッキン12(樹脂パッキン)が外嵌されている。
このテフロンパッキン12によって、繰出しロール1と
ガスシール用金型3との間のガスシールがさらに向上す
る。しかも、当該箇所での溶融樹脂のシールも行われ
る。すなわち、仮にダイス2から押出されてきた溶融樹
脂の一部が繰出しロール1の端部にまで浸出して来ても
前記テフロンパッキン12によってシールされ、溶融樹
脂がガスシール用金型3外に漏れ出ることを防止する。
【0018】なお、前記Oリング11およびテフロンパ
ッキン12を外嵌する繰出しロール1の回転軸部Jを配
置させたガスシール用金型3の部位は、繰出しロール1
の回転を円滑にする回転自在部32となっている。ま
た、繰出しロール1の両端部にコマ型ローラ15が上下
の繰出しロール1間に介在されている。なお、このよう
なコマ型ローラ15を設けずに前記回転軸部Jで分解可
能なガスシール用金型3として、これにより前記コマ型
ローラ15の配置部分も埋設するようにしてもよい。前
記コマ型ローラ15は、ガスシール用金型3側面に取付
けられる支持部材16によって保持されると共に、前記
ガスシール用金型3内に組み込まれる。
【0019】また、繰出しロール1の端部に外嵌させた
メタルOリング11は、前記支持部材16に当接されて
おり、繰出しロール1の両端部における上下の繰出しロ
ール1間のガスシールを行っている。そして、メタルO
リング11の内側のテフロンパッキン12は、前記コマ
型ローラ15に当接されており、繰出しロール1の両端
部における上下の繰出しロール1間のガスシールに加
え、樹脂シールを行っている。
【0020】次に、前記押出成形機の動作を簡単に説明
する。まず、前記押出機4のスクリュー41を回転させ
シリンダ42内の溶融樹脂を前記ダイス2に押出すと、
溶融樹脂はダイス2の樹脂流路21を通って先端部23
の吐出口から押出される。このとき、ダイス2の樹脂流
路21は、先端側に向けて横方向に漸次広がっているの
で、溶融樹脂が横方向に均一に供給されてシート状とな
って前記吐出口から押出される。
【0021】続いて、ダイス2の吐出口から押出されて
きた溶融樹脂は、前記繰出しロール1の巻込部7に供給
される。すると、溶融樹脂のほとんどが前記一対の繰出
しロール1間に案内されるが、その一部はダイス2とロ
ール面18との隙間Tに浸出して行く。ところが、前記
隙間Tは4mm未満という比較的小さなクリアランスに
設定されるため、この隙間Tを4mm以上とする従来の
成形機(特開平6−166085号公報)と比べ、前記
隙間Tでの樹脂溜まりが大幅に抑制される。これによ
り、繰出しロール1の回転も円滑に行われ、また、前記
巻込部7での隙間Tへの溶融樹脂の逆流といった樹脂流
動の乱れも低減される。なお、前記隙間Tのクリアラン
スが3mm以下、または2mm以下、更には1mm以下
と小さければ小さいほど前記樹脂溜まりや前記樹脂流動
の乱れがより一層抑制され、特に1mm以下のクリアラ
ンスでは前記樹脂流動の乱れがほとんど見られなくな
る。
【0022】また、前記巻込部7での空間は、ガスシー
ル用金型3によって気密性が高められているから、溶融
樹脂がダイス2から押出されることにより、この巻込部
7内の空気や揮発成分、発泡成形においては発泡剤等の
漏れが少なくなって大気圧以上に圧力保持された高圧ゾ
ーンとなる。なお、この高圧ゾーンでの圧力としては、
一般に1〜40MPa程度、好ましくは5〜35MPa
程度となる。これにより、溶融樹脂は、一対の繰出しロ
ール1から製品シートSとして繰出されるまで大気圧以
上に圧力保持された状態にある。次いで、前記一対の繰
出しロール1を回転させると、繰出しロール1の巻込部
7に押出された溶融樹脂がその反対側の繰出部8から製
品シートSとなって繰出される。
【0023】以上のように、前記実施の形態によると、
押出成形時に前記ダイス2と一対の繰出しロール1のロ
ール面18との隙間Tで樹脂溜まりが少なくなると共
に、前記隙間Tへの樹脂逆流といった樹脂流動の乱れも
低減されるから、繰出しロール1からの製品Sの繰出し
が円滑に行われ、製品シートSに外観不良をきたすよう
なこともない。
【0024】特に発泡成形の場合は、以下の特有の効果
がある。 前記ダイス2とロール面18との隙間Tへの樹脂逆
流に起因する樹脂流動の乱れが低減されるから、製品シ
ートS中の気泡にムラが無く、均一な気泡形状を有する
外観の綺麗な発泡体が得られる。 前記巻込部7では溶融樹脂が高圧保持されるから、
溶融樹脂中に閉じ込められているガスの大気中への放散
が抑制でき、製品シートSの表面が破泡により荒らされ
ることもない。 前記高圧保持により溶融樹脂中の気泡の合一を防止
して高発泡率の製品シートSが得られる。なお、本発明
の押出成形機においては、前記実施の形態のものに限ら
ない。
【0025】例えば、図3に示すように、ガスシール用
金型300として、ダイス2の吐出口側両端部24にそ
れぞれ配置された左右一対の金型300a,300bに
より構成するものでもよい。このものは、前記一対の金
型300a,300bのそれぞれに孔部301が2箇所
ずつ設けられており、この各孔部301に一対の繰出し
ロール1の回転軸部Jを回転自在に挿通保持させると共
に繰出しロール1の両端部に密接させ、そして、一対の
金型300a,300bそれぞれを前記ダイス2にボル
ト等でネジ止めして固定させ(図示せず)、ダイス2の
それぞれの吐出口側両端部24と密接させて前記一対の
繰出しロール1の巻込部7における両側開放部を閉鎖さ
せる。なお、一対の繰出しロール1の両端部の回転軸部
Jには、前記実施の形態のものと同様にメタルOリング
11、テフロンパッキン12が外嵌されている(図示せ
ず)。但し、この図3に示すものでは、コマ型ローラ1
5(図2を参照。)を配設しない。前記ガスシール用金
型300によっても、前記実施の形態と同様に巻込部7
での空間を高圧ゾーンとすることが可能である。
【0026】また、図4に示す押出成形機であって前記
ガスシール用金型3,300を設けないものにおいて
も、ダイス2と一対の繰出しロール1との隙間Tが4m
m未満に設定されるものでも良い。また、例えば、前記
一対のロール1は、駆動モータMと連結されることなく
ダイス2から押出されて来た溶融樹脂の樹脂圧力によっ
て自由回転するものでも良い。
【0027】また、繰出しロール1、ダイス2およびガ
スシール用金型3の内の少なくとも一つが温度調節機能
を有し、好ましくはこれらの全てが温度調節機能を有し
ていても良く、これにより溶融樹脂材料の粘度調整が可
能となり、また、押出された溶融樹脂材料の表面温度の
調節が可能となって、破泡がより抑制され、また表面外
観のより良好な製品を得ることができる。前記温度調節
手段としては従来より公知の一般的な手段、たとえば繰
出しロール1、ダイス2およびガスシール用金型3内に
冷却用および加熱用の配管を適宜施し、所望の温度に応
じて冷媒あるいは熱媒を流通せしめる方法が挙げられ
る。
【0028】また、繰出しロール1の回転軸部Jに設け
た気密保持部として、前記メタルOリング11の材質は
種々の金属が使用でき、また、メタルに限らず、樹脂製
やゴム製のOリングでも良い。また、前記メタルOリン
グ11の内側に取付けた樹脂パッキンとして、前記テフ
ロンパッキン12に限らず、種々の樹脂製やゴム製の樹
脂パッキンを用いても良い。さらに、前記テフロンパッ
キン12は特に設けないものでも良い。また、前記一対
の繰出しロール1の繰出部8側に更に複数のカレンダロ
ールを配置したカレンダー成形に適用しても良い。
【0029】また、前記一対の繰出しロール1は、図5
に示すように、それぞれのロール19はギヤ構造を有す
るものであってもよい。その形状は断面構造として先細
り状、湾曲状、台形等が例示でき、それぞれのロール1
9の対となる凹部と凸部が互いに接触することなく噛み
合う構造であれば特に制限はない。この場合のダイス2
とロール19との隙間Tは、ロール19のギヤ部の頂部
とダイス2との隙間をいう。このようにロール19をギ
ヤ等の形状とすることで、ダイス2より押出された溶融
樹脂のロール19での滑りを抑えることができ、前記隙
間Tへの樹脂逆流に起因する樹脂流動の乱れが一層低減
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態による押出成形機全体の概略構成を
示す模式図である。
【図2】図1中のII−II線の一部断面図である。
【図3】他の実施の形態による押出成形機の一部斜視図
である。
【図4】さらに他の実施の形態による押出成形機、また
は従来の押出成形機を説明する概略構成を示す模式図で
ある。
【図5】一対のロールの他の例を示した断面図である。
【符号の説明】
1 ロール 2 ダイス 3 ガスシール用金型 4 押出機 5 フレーム 7 巻込部 8 繰出部 18 ロール面 21 樹脂流路 23 ダイス先端部 41 スクリュー 42 シリンダ T 隙間(ダイスとロール面との間) S 製品シート

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出機の先端に取付けたダイスに続けて
    その前方に一対のロールを配置させ、溶融樹脂を前記押
    出機により前記ダイスから押出し、さらに前記一対のロ
    ールによって繰出す押出成形機において、 少なくとも前記ダイスと前記一対のロールとの間に隙間
    が設けられ、この隙間が4mm未満に設定されることを
    特徴とする押出成形機。
  2. 【請求項2】 押出機の先端に取付けたダイスに続けて
    その前方に一対のロールを配置させ、溶融樹脂を前記押
    出機により前記ダイスから押出し、さらに前記一対のロ
    ールによって繰出す押出成形機において、 少なくとも前記ダイスと前記一対のロールとの間に隙間
    が設けられ、この隙間が3mm以下に設定されることを
    特徴とする押出成形機。
  3. 【請求項3】 押出機の先端に取付けたダイスに続けて
    その前方に一対のロールを配置させ、溶融樹脂を前記押
    出機により前記ダイスから押出し、さらに前記一対のロ
    ールによって繰出す押出成形機において、 少なくとも前記ダイスと前記一対のロールとの間に隙間
    が設けられ、この隙間が2mm以下に設定されることを
    特徴とする押出成形機。
  4. 【請求項4】 押出機の先端に取付けたダイスに続けて
    その前方に一対のロールを配置させ、溶融樹脂を前記押
    出機により前記ダイスから押出し、さらに前記一対のロ
    ールによって繰出す押出成形機において、 少なくとも前記ダイスと前記一対のロールとの間に隙間
    が設けられ、この隙間が1mm以下に設定されることを
    特徴とする押出成形機。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の押
    出成形機において、 発泡成形に用いられることを特徴とする押出成形機。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の押
    出成形機において、 少なくとも前記ダイス先端部の吐出口側両端部それぞれ
    と密に接するガスシール用金型を設け、このガスシール
    用金型により前記一対のロールの両端支持部を気密保持
    部とすることを特徴とする押出成形機。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の押
    出成形機において、 前記ダイスは、先端部を前記ロールのロール面に沿った
    先細り形状とし、この先端部を前記ロール面と接触しな
    いように前記隙間を設けた状態で挿入配置されることを
    特徴とする押出成形機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011183624A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 Toppan Printing Co Ltd 押出成形賦形パターンシートの製造方法及び製造装置
WO2014023625A1 (de) * 2012-08-08 2014-02-13 Polymer Competence Center Leoben Gmbh Vorrichtung und verfahren zum steuern eines extrusionsprozesses

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