JP2002186677A - 放射線治療装置及びマイクロマルチリーフコリメータ - Google Patents

放射線治療装置及びマイクロマルチリーフコリメータ

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JP2002186677A
JP2002186677A JP2000390986A JP2000390986A JP2002186677A JP 2002186677 A JP2002186677 A JP 2002186677A JP 2000390986 A JP2000390986 A JP 2000390986A JP 2000390986 A JP2000390986 A JP 2000390986A JP 2002186677 A JP2002186677 A JP 2002186677A
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irradiation
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Takayuki Kuwabara
孝之 桑原
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Toshiba Corp
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N5/00Radiation therapy
    • A61N5/10X-ray therapy; Gamma-ray therapy; Particle-irradiation therapy
    • A61N5/1042X-ray therapy; Gamma-ray therapy; Particle-irradiation therapy with spatial modulation of the radiation beam within the treatment head

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクセサリホルダ(以下「ホルダ」とい
う。)に挿入されたアクセサリを判断するとともに、照
射野絞りの調整を好適に実施する等の対処を通じて、被
検体に無用な被曝を強いることのない放射線治療装置を
提供する。 【解決手段】 本発明の放射線治療装置は、通常設けら
れる照射野絞り222に加え、これを通過した後の放射
線の被検体に対する照射態様を規定するアクセサリを挿
脱可能なホルダを有している。また、前記アクセサリに
はそれに固有なアクセサリコードACが記録された自己
主張部が設けられ、前記ホルダには前記自己主張部に接
続可能に形成され該接続がなされた場合にアクセサリコ
ードACを検出するアクセサリ検出部225bが設けら
れている。制御部Cは、アクセサリ検出部225bで検
出されたアクセサリコードACに基づいて、線源制御部
SCを通じて放射線の発生又は不発生を制御し、また照
射野絞り222の開度を自動調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放射線治療装置及
びマイクロマルチリーフコリメータに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、放射線を癌や腫瘍等の病変部に照
射することにより、当該病変部の組織細胞を破壊した
り、分裂阻止等することで、その治癒を目指す放射線治
療が広く行われるようになっている。ここで、放射線と
しては、例えば直線加速器(リニアアクセラレータ=L
INAC)によって加速された電子を、所定の対電子線
ターゲット(タングステン、金、白金等)(以上、放射
線源)に照射することで発生するX線、等が広く利用さ
れる。
【0003】ところで、このような放射線治療を実施す
るにあたっては、上記病変部に対する十分な治療効果を
得るために相応の放射線照射(ないし線量)が必要であ
るとともに、病変部以外の他の正常組織に関しては、障
害が発生しないように、その許容線量を超えるような放
射線照射は可能な限り行わない、という条件を満足しな
ければならない。このとき特に、病変部の近傍に、放射
線に対して高感受性を有する組織(例えば、甲状腺や眼
球(水晶体))が存在する場合においては、より高度の
注意が必要となる。
【0004】したがって、放射線治療を実際に開始する
前には、上記条件を満足するため、病変部の位置、大き
さ、形状、数等を正確に把握し(病変部の特定)、それ
に基づき放射線を照射する領域(照射野)、照射角度、
照射門数等を決定して、当該病変部に放射線が集中する
よう、かつ、当該病変部周囲の線量分布が適当なものと
なるような放射線治療計画を策定する必要がある。そし
て、実際の放射線治療は、このように策定された放射線
治療計画に基づいて実施されることになる。
【0005】また、被検体に対し実際に放射線を照射す
る放射線治療装置においては、上記計画に基づく放射線
照射野を実現するため、照射野規定手段(ないしは一般
に「照射野絞り」)が設けられる。この照射野絞り22
2は、例えば図10に示すように、その断面が略L字状
の立体となる回転架台22の一端に設けられ、一対の絞
りブロック223及び一対のマルチリーフコリメータ2
24(その構成は、後述する図2及び図3等参照)等か
ら構成されている。このうちマルチリーフコリメータ2
24によれば、図11に示すように、二組のリーフ群2
24A及び224Bを構成する複数の板状リーフ100
が、各別に、かつ、その長さ方向に沿って接近又は離反
するよう(図中矢印Z1及びZ2参照)に移動すること
により、病変部Tの形状にほぼ合致したX線の照射領域
を任意に規定することが可能である。
【0006】さらに、この照射野規定手段の図10中下
段には、被検体に対するX線の照射態様を規定する、様
々な種類のアクセサリを装着するためのアクセサリホル
ダ225が備えられる場合がある。そして、このアクセ
サリホルダ225には、当該アクセサリの一種として、
例えばマイクロマルチリーフコリメータ(以下「MML
C(Micro Multi Leaf Collimater)」と
いう。)226が挿入可能である。このMMLC226
は、いわば上記マルチリーフコリメータ224の縮小版
といえるものであり、その構造及び作用は同コリメータ
224と殆ど同様である。具体的には、各板状リーフの
幅(図11中、符号Wで示される部位に相当)が数mm
(例えば1mm)で、多数に分割(例えば40分割)さ
れたものとなっている(その詳細は、後述の「発明の実
施の形態」の中で述べる。)。
【0007】このようなマルチリーフコリメータ22
4、あるいはMMLC226を用いれば、二段の照射野
規定が行えることにより、小さく複雑な病変部であって
も、上述したような条件をほぼ満足させる照射野の決定
を行うことが可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
放射線治療装置、とりわけMMLC226を含む構成に
関しては、次のような問題点があった。すなわち、上記
MMLC226により規定しうる照射野のサイズは、ア
イソセンタ上で約70mm×70mm程度であり、放射
線治療装置自体がそもそも固有に有する最大照射野(例
えば400mm×400mm)に比較して遥かに小さ
い。したがって、放射線治療装置に設けられた上記絞り
ブロック223及びマルチリーフコリメータ224によ
り照射野をある程度絞り込んでおかないと、MMLC2
26の外側には十分な遮蔽効がないこともあって、そこ
から不要な放射線が漏れることとなり、被検体に無用な
被曝を強いることとなる。
【0009】そこで、上記MMLC226の外側に該当
する範囲は、上記絞りブロック223及びマルチリーフ
コリメータ224でもって遮蔽する必要があるが、その
ために実施される該絞りブロック223等の移動・調整
は、従来においてマニュアル操作により行われていた。
しかしながら、ここで装置使用者のマニュアル操作が介
在することは面倒でもあり、また、場合によっては、当
該操作の実施を忘れることも十分に考えられる。後者の
場合は、そのまま放射線照射の実施に至ると、結局、上
記したように被検体に無用な被曝を強いる結果となり、
特に問題である。
【0010】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、アクセサリホルダに
挿入されたアクセサリ、とりわけそれがマイクロマルチ
リーフコリメータであること等を判断するとともに、照
射野絞りの調整を好適に実施する等の対処を通じて、被
検体に無用な被曝を強いることのない放射線治療装置及
びマイクロマルチリーフコリメータを提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために以下の手段をとった。すなわち、請求項1記
載の放射線治療装置は、線源より発生した放射線の照射
野を規定する照射野規定手段を有する放射線治療装置に
おいて、前記照射野規定手段を通過した後の放射線の被
検体に対する照射態様を規定するアクセサリと、該アク
セサリに設けられ該アクセサリに固有な識別情報が記録
された自己主張部と、前記アクセサリを挿脱可能なホル
ダと、該ホルダに設けられるとともに前記自己主張部に
接続可能に形成され、該接続がなされた場合に前記識別
情報を検出するアクセサリ検出部と、前記アクセサリ検
出部において検出された前記識別情報に基づいて、前記
線源より放射線を発生可能又は不可能に制御する制御手
段とを有することを特徴とするものである。
【0012】また、請求項2記載の放射線治療装置は、
請求項1記載の同装置において、前記制御手段は、前記
アクセサリ検出部において検出された前記識別情報に基
づいて、前記照射野規定手段の調整を実施することを特
徴とする。さらに、請求項3放射線治療装置は、請求項
1又は2記載の同装置において、前記アクセサリは、マ
イクロマルチリーフコリメータであることを特徴とす
る。
【0013】一方、請求項4記載のマイクロマルチリー
フコリメータは、線源より発生した放射線の照射野を規
定する照射野規定手段と、該照射野規定手段を通過した
後の放射線の被検体に対する照射態様を規定するアクセ
サリを挿脱可能なホルダとを有する放射線治療装置に関
し利用されるものであり、前記照射野規定手段を通過し
た後の放射線の照射野を更に規定する、前記アクセサリ
の一種たるマイクロマルチリーフコリメータであって、
該マイクロマルチリーフコリメータは、前記ホルダに設
けられるアクセサリ検出部に接続可能に形成され、該接
続がなされた場合にアクセサリ検出部によって検出され
る当該マルチリーフコリメータに固有な識別情報が記録
された自己主張部を備えていることを特徴とするもので
ある。
【0014】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の実施の形態に
ついて図を参照しつつ説明する。図1は、本実施形態に
係る放射線治療装置1の構成例を示す概要図である。図
1において、この放射線治療装置1は、被検体が載置さ
れる治療台21、回転架台22及び該架台22を回動可
能に支持する回転支持台23から構成されている。
【0015】先ず簡単に、治療台21は、被検体の体軸
方向(図1中矢印Aの方向)に移動可能とされた天板2
11が備えられているとともに、図1中矢印Bに示すよ
うに、上下動が可能である。また、この治療台21は、
図1中矢印Cに示すように、天板211の面が設置面と
平行な関係を保つ回転動等が可能となっている。また、
回転支持台23は、後述する略L字状立体となる回転架
台22における、照射ヘッド221を備えない方の腕2
2aを、図1に示すように、回動軸231によって矢印
Dに示すような回転を可能に支持する。なお、この回動
軸231の軸線(図中一点鎖線)と前記照射ヘッド22
1の回転(後述)の軸線(図中同じく一点鎖線)とが交
差する点は、この放射線治療装置1上における「アイソ
センタ」に該当する。
【0016】回転架台22は、図1に示すように、その
断面が略L字状の立体であり、該L字の一端にはX線を
被検体に対して照射する照射ヘッド221を備えてい
る。照射ヘッド221には、図示しない電子加速器や対
電子線ターゲット等が内設されている。被検体に照射さ
れるX線は、前記電子加速器により加速された電子が、
前記対電子線ターゲットに照射されることで発生する
(以下、X線発生に関与する上記電子加速器及び対電子
線ターゲット等からなる構成を、単に「線源」とい
う)。
【0017】照射ヘッド221にはまた、図2又は図3
にその概略を示すように、上記発生したX線を被検体に
対してどのような領域で照射するかを規定する、照射野
絞り(照射野規定手段)222が設けられている。この
照射野絞り222は、一対の絞りブロック223A及び
223Bと、該絞りブロック223A及び223Bの図
中下方に配置されるとともに、やはり一対に設けられ
た、複数の板状リーフ100からなるマルチリーフコリ
メータ224A及び224Bとから構成されている。
【0018】なお、図2において、図中左右方向は被検
体の体軸方向に一致するY軸方向、紙面垂直方向はX軸
方向である。また、図3は、これとちょうど逆の関係と
なる。さらに、図2及び図3中における符合Sは上記線
源に該当し、図示しない被検体は前記照射野絞り222
を挟んで前記線源Sと対向する図中下方に位置すること
となる(図1、また図10参照)。ただし、回転架台2
2は、上述したように、回転支持台23に対して矢印D
で示す回転が可能であるから、前記照射野絞り222が
線源Sと被検体の間に位置することに変わりはないが、
放射線治療装置1全体から見た照射ヘッド221と被検
体の実際の位置関係は適宜変更(つまり、被検体の下方
に線源Sが存在する等)し得るようになっている。
【0019】一対の絞りブロック223A及び223B
の各々は、図2及び図3に示す如く、いわば「単一体」
の構成となっており、その材質は例えばタングステン等
で構成されている。そして、一方の絞りブロック223
A(又はB)は、他方の絞りブロック223B(又は
A)に対し、図2中左右方向、すなわちY軸方向(被検
体体軸方向)に沿って接近するように、又は離反するよ
うに移動することが可能となっている。なお、本実施形
態における絞りブロック223A及び223Bは、上記
移動が、図2に示すように、線源Sを中心とした球面上
で定義される円弧軌道に沿って行いうるようになってい
る(なお、この文脈にいう「線源Sを中心とした」と
は、「線源Sの近傍点を中心とした」を含む。以下同
じ。)。このことは、線源Sから発生するX線が放射状
となることを鑑みるに、より適切な照射野規定の実施、
例えば、発生したX線に関し「けられ」る部分を生じさ
せることなく、そのエネルギを無駄なく被検体に到達さ
せること等を可能とする。
【0020】一方、マルチリーフコリメータ224A及
び224Bは、図2に示すように、その各々が、複数の
板状リーフ100により構成されている。これら板状リ
ーフ100の具体的形状は、その断面が、図2に示すよ
うにテーパ状とされるとともに、その側面が、図3に示
すように短周長のアーチ状とされている。また、その材
質は、上記絞りブロック223A及び223Bと同様、
タングステン等により構成し得る。
【0021】また、上記複数の板状リーフ100は、そ
れら各々の面が互いに向かい合う、あるいは接するよう
に並設されている。そして、上記板状リーフ100の面
にはボール溝100aが形成されており、上記併設され
た板状リーフ100間には前記ボール溝100aに係合
するようにボール101が備えられている。
【0022】なお、上記にいう「テーパ状」とは、図2
に示されているように、線源Sを一端点として、ここか
ら、放射状かつ図示しない被検体の存する方向(=図中
下方)に伸びる複数の直線(いわゆる「治療線錐」)を
想定した場合に、当該複数の直線に、前記併設された複
数の板状リーフ100各々の前記面が接する(言い換え
れば、その面の法線が前記複数の直線に垂直となる)よ
うな形状のことをいう。したがって、一枚一枚の板状リ
ーフ100の断面形状が同じく「テーパ状」であるとい
っても、その各々の具体的形状は、厳密には互いに相違
することとなる。
【0023】さらに、これら複数の板状リーフ100の
下方辺縁部においては、図3に示すように、歯列100
bが形成されており、該歯列100bには、駆動源10
2と駆動軸103(図2参照)を介して接続された歯車
104(図2で、104a及び104b)が歯合されて
いる(以上、駆動源102、駆動軸103及び歯車10
4を、以下においては「駆動機構」という。)。また、
当該辺縁部においては、ローラ105がこれに接するよ
うに設けられている。このローラ105は、複数の板状
リーフ100が、例えば「ばらける」(≒図2左右方向
に「広がる」)等その他本来あるべき配置からずれるよ
うな変動を生じさせることがないように、これを制約す
るための、いわば「レール」としての役割等を担う。
【0024】ちなみに、上記駆動軸103は、図2に示
すように、外筒103aと、その内部に挿通された内筒
103bとから構成され、これらそれぞれにつき、上記
歯車104a及び104bと駆動源102a及び102
bとが設けられている。すなわち、歯車104aに歯合
された板状リーフ100は、駆動源102aから外筒1
03aを介して伝達される動力により駆動し、歯車10
4bに歯合された板状リーフ100は、駆動源102b
から内筒103bを介して伝達される動力により駆動さ
れるようになっている。
【0025】さらに、本実施形態における上記ローラ1
05は、前記駆動軸103に対し、前記歯車104とと
もに設けられている。また、当該駆動軸103の一端に
はエンコーダ106が備えられている。このことによ
り、板状リーフ100の移動量の検知、すなわちその位
置の検出を行うことが可能となっている。なお、図にお
いては、4枚の板状リーフ100についてのみ、上記歯
車104、駆動軸103等の駆動機構について図示して
いるが、残る板状リーフ100についても全く同様に駆
動機構が設けられていることは言うまでもない。
【0026】以上説明したような構成により、上記複数
の板状リーフ100は、各別に、かつ、その長さ方向、
すなわち図3に示すX軸方向(被検体体軸方向に直交す
る方向)に沿って、接近する方向又は離反する方向に移
動可能となっている。この際、この移動ないし板状リー
フ100間の摺動は、前記ボール101の存在により滑
らかに行われる。また、当該移動は、板状リーフ100
が、上述したように短周長「アーチ状」に形成されてい
ることから、上記絞りブロック223A及び223Bと
同様に、線源Sを中心とした球面上で定義される円弧軌
道上に沿ったものとして実現される。そして、このこと
により、上記と同様な効果、つまり線源Sから発生する
X線が放射状であることに応じた、適切な照射野規定の
実施を可能とする、という効果を享受し得る。
【0027】さて、本実施形態における放射線治療装置
1においては、以上の構成の他、図1に示すように、前
記照射野絞り222を通過した後のX線の被検体に対す
る照射態様を規定するアクセサリを挿脱可能なアクセサ
リホルダ225が備えられている。このアクセサリホル
ダ225に挿入されるもの、すなわち前記アクセサリの
一種としては、例えばMMLC226が該当する。
【0028】MMLC226は、既に従来の技術で述べ
たように、その構造が上記マルチリーフコリメータ22
4と略同様となるものであり、より具体的には、図4に
示すように、複数の板状リーフ226a及びベース22
6b等から概略構成されている。
【0029】複数の板状リーフ226aは、図4に示す
ように、あるいは上記マルチリーフコリメータ224と
略同様に、二組のリーフ群226A及び226Bを構成
する。また、各板状リーフ226aは、各別に、かつ、
その長さ方向に沿って接近又は離反するよう(図中矢印
ζ1及びζ2参照)に移動することが可能となってい
る。
【0030】板状リーフ226a一枚一枚の大きさは、
例えばその幅Wが1mm、長さLが100mm、厚さT
が5cm等とされ、一つのリーフ群226A(又は22
6B)を構成する板状リーフ226aの数は、例えば4
0枚(この場合つまり、合計80枚)等とされる(図に
おいては、16枚(合計32枚)となっているが、この
ことは勿論、本発明を限定する意味を有さない。)。こ
のような構成により、図4に示すような、任意の形状と
なる小照射野Fを規定することが可能となる。
【0031】なお、上記板状リーフ226aを移動させ
るための手段、あるいは移動後の板状リーフを固定する
ための手段としては、例えば、上記各リーフ群226A
及び226Bのうち対向する板状リーフ226a同士を
図示しないバネで連結し、かつ、適当なストッパーを用
意するような構成とすることできる(この場合、一つの
リーフ群226A(又は226B)を構成する板状リー
フ226aの数だけ、当該バネ及びストッパーが用意さ
れることになる。)。このような構成によれば、初期状
態では、対向する板状リーフ226aの全部が前記バネ
の張力により互いに接し合い、図4に示す小照射野Fが
存在しない(=その面積が“0”の)状態となる。そし
て、該初期状態から、ある板状リーフ226aを移動す
る場合には、前記バネの張力に抗して、装置使用者の手
動により、これを所定ないし所望の位置まで移動させ、
当該板状リーフ226aが該所定ないし所望の位置まで
達したら、前記ストッパーをかけてこれを固定するよう
にする。後は残りの板状リーフ226aに関して同様な
操作を行えばよい。
【0032】また、上記のような構成に代えて、上記各
板状リーフ226aに図示しない動力源、駆動機構及び
位置検出機構等を設け、これらにより板状リーフ226
aを自動的に移動可能な構成としても勿論よい。具体的
には、動力源として小型モータ、駆動機構として小型ボ
ールねじ、位置検出機構としてエンコーダ等を採用すれ
ばよい。むろんその他如何なる構成を採用してもよい。
【0033】一方、ベース226bは、板状リーフ22
6aを上述したように移動可能に保持するものであり、
その材質としては例えばアクリル等を利用することが可
能である。一般的には、前記小照射野Fを通過したX線
が、該ベース226の図4中上面から同図中下面に透過
し得る材質であれば何を選択してもよい。また、このベ
ース226bの一辺には、図4に示すように、アクセサ
リホルダ225に設けられる後述のアクセサリ検出部2
25bと接続可能であって、本MMLC226に固有な
アクセサリコードが記録された自己主張部226cが設
けられている。
【0034】ここに「アクセサリコード(本発明にいう
「識別情報」)」とは、例えばいまの場合、「自身が
『上述したような板状リーフ226a等からなる構成を
有するMMLC』であること」を現す情報のことをい
う。また、このような「アクセサリコードが記録され」
るということは、より具体的には、その旨を現す情報
を、よく知られているように、ICや磁性帯に記憶させ
おく手法とか、また単純には、単なる物理的凹凸の点列
(例えば凸、凸、凹、凹、凸、…、凸等)を一定の基準
でもって形成(=配列)することによりその旨を現す手
法、等を採用することが可能である。
【0035】一方、アクセサリホルダ225は、図5に
示すように、前記MMLC226のベース226bを挿
脱可能な、略コの字状の空洞部が形成されたアクセサリ
ホルダ本体225Aを有し、該空洞部には、ガイドレー
ル225a及びアクセサリ検出部225bを備えてい
る。ガイドレール225aは、図中矢印X方向からみた
断面が例えばコの字状に形成されたレールであり、前記
MMLC226のベース226bの両側辺が嵌め合わせ
可能に構成され、その挿入、保持及び脱出に際し、ガイ
ドないし保持機構として作用する。
【0036】また、アクセサリ検出部225bは、その
前面側(図5中右側)が前記自己主張部226cと接続
可能に形成される一方、その後面側(図5中左側、アク
セサリホルダ本体225Aの内部)に図示しない信号線
を配した構成となっている。このアクセサリ検出部22
5bによれば、該検出部225bに自己主張部226c
が接続されると、該自己主張部226cに記録されたア
クセサリコードがアクセサリ検出部225bに伝達さ
れ、これが前記信号線を介して放射線治療装置1の制御
部に送信されるようになっている(後述の図6参照)。
【0037】なお、上記にいうアクセサリコードの伝
達、送信等を実施可能とするためのアクセサリ検出部2
25bの具体的構成は、自己主張部226cにおいて該
アクセサリコードがどのように記録されているかに応じ
て適宜適当なものとして構成し得る。例えば、アクセサ
リコードが、上記したようにICや磁性帯に記録されて
いるのであれば、アクセサリ検出部225bはその「リ
ーダ」としての構成を有し、上記物理的凹凸の点列とし
て記録されているのであれば、その凸に応じて押下され
その凹に応じて何ら変化しない複数のボタンを有する構
成、等を有することとなる。その他、本発明において
は、このアクセサリコードの記録形態及びアクセサリ検
出部225bの読み出し形態について、種々の手法を採
用し得ることは言うまでもない。
【0038】また、上記アクセサリコードの伝達・送信
に関する本実施形態に係る放射線治療装置1のブロック
的構成は、図6に示すようなものとなる。図6におい
て、アクセサリコードACがアクセサリ検出部225b
において検出されると、前記信号線を通じて放射線治療
装置1の制御部Cに伝達されるようになっている。制御
部Cでは、該アクセサリコードACを解析して、いま挿
入されたアクセサリが何であるか、を特定する。また、
制御部Cは、図6に示すように、上記した絞りブロック
223及びマルチリーフコリメータ224から構成され
る照射野絞り222と電気的に接続されており、これら
絞りブロック223及びマルチリーフコリメータ224
の移動・調整を司ることが可能である一方、該照射野絞
り222が現在どのような照射野を規定しているか、す
なわちその開度が現在どれ程か(絞り開度情報)を常に
チェックし得るようになっている。さらに、制御部C
は、線源制御部SCとも接続されており、これにより、
線源SからX線を発生させるか否かに関する制御を行う
ことが可能となっている。なお、このような構成に基づ
く、本発明に関する作用については、後に述べるここと
とする。
【0039】さらに、上記アクセサリホルダ225に
は、上記MMLC226の他、治療目的に応じた様々な
アクセサリを挿入することが可能となっている。ここに
「様々なアクセサリ」とは、例えば、線源より発したX
線の線量分布に傾斜をつけるための「ウェッジフィル
タ」、ベースに搭載された鉛ブロックの位置及び数等を
調整して照射野を制限する「シャドウトレイ」、電子線
治療時の照射野形成に使用する「電子線コーン」等であ
る。なお、本実施形態においては、後述の作用説明から
も明らかな通り、少なくとも上記MMLC226に関し
てのみ自己主張部226cが備えられていればよいが、
場合によっては、上記ウェッジフィルタ等においても同
様に、それぞれ自身が如何なるアクセサリであるかを現
す情報、すなわちアクセサリコード(識別情報)が記録
された自己主張部を備えた構成としてもよい。
【0040】本実施形態における放射線治療装置1は以
上のような構成を備えるが、上記の他さらに、照射野絞
り222は、図示しない回動機構を有し、図1に示す矢
印Eに示すような回動が可能とされている。このことに
より、本実施形態においては、前記絞りブロック22
3、マルチリーフコリメータ224及びアクセサリホル
ダ225の角度(ないし回転)位置の調整を通して、X
線照射領域の調整を行うことも可能となっている。
【0041】また、上記したような放射線治療装置1に
対しては、被検体内の病変等に対し如何に放射線を照射
すべきか、すなわち照射野、照射角度、照射門数等を決
定し放射線治療計画を策定するために、X線シミュレー
タあるいはX線CT装置、又は放射線治療計画策定装置
(いわゆる「RTP(Radio TherapyPl
annning)装置」)(いずれも不図示)等が付設
される。ここに治療計画の策定とは、より具体的には、
例えば上記マルチリーフコリメータ224を構成する各
リーフ100をどのように位置付けるか等の決定を行う
ことを意味する。本放射線治療装置1は、この策定され
た計画に基づいて、実際の放射線照射ないし治療を実施
する。
【0042】以下では、上記構成例となる本実施形態の
放射線治療装置1についての作用効果に関する説明を、
図7に示すフローチャートに沿って行う。なお、本実施
形態は、アクセサリホルダ225に対し、アクセサリの
一種としてMMLC226が挿入された状態における作
用につき特徴があるものであるから、以下では、この点
を中心とした説明を行うこととする。
【0043】まず、図7ステップS1及びS2にあるよ
うに、アクセサリホルダ225に対しMMLC226が
挿入されると、該MMLC226であることを主張する
アクセサリコードが、アクセサリ検出部225b及び信
号線を介して、制御部Cに送信される。制御部Cはこれ
を受けると、図7ステップS3にあるように、照射野絞
り222の開度はどのようになっているか、つまり絞り
ブロック223及びマルチリーフコリメータ224によ
り規定された現状の照射野がどのようになっているか、
に係る「絞り開度情報」を確認する。
【0044】そして、制御部Cは、図7ステップS4に
あるように、上記「絞り開度情報」に基づき、照射野絞
り222の開度が所定値以上であると判断する場合に
は、線源制御部SCに対し線源SよりX線を発生させな
いようにインターロック指令を発するとともに(図7ス
テップS5)、照射野絞り222に働きかけて、当該開
度が前記所定値以下となるようにセッティングする(図
7ステップS6)。この「セッティング」とは、言うま
でもなく、絞りブロック223A及び223Bを、上述
したように互いに接近するようY軸方向に移動させるこ
と、若しくは、マルチリーフコリメータ224A及び2
24Bを構成する各板状リーフ100を、互いに接近す
るようX軸方向に移動させること、又は両方の移動動作
を組み合わせること、により、その開度が前記所定値以
下になるように調整することを意味する。
【0045】ここに、上記にいう「所定値」とは、MM
LC226において規定しうる最大照射野、つまり最大
開度を示す値に該当する。すなわち、MMLC226に
おける各板状リーフ226aが、互いにもはや離反し得
ない位置まで退避した場合における、小照射野Fの大き
さ、と言い換えてもよい。
【0046】結局、これを模式的に図示すると、例えば
当初図8のような状態にあったものが、図9に示すよう
な状態に遷移するような「セッティング」が行われるこ
とになる。なお、これら図8及び図9において、符号F
maxは、上記にいう、各板状リーフ226aが「離反
し得ない位置まで退避した場合における、小照射野Fの
大きさ」を表している。
【0047】以上のようなセッティングが完了すると、
再び図7ステップS3及びS4に戻り、絞り開度が所定
値以下であることを確認した上、次の処理へと進む。な
お一方で、図7ステップS4において、照射野絞り22
2の開度が、そもそも所定値以下であった場合には、上
記したような処理(ステップS5及びS6)を経ること
なく、次の処理へと進む。そして、図7ステップXS1
にあるように、ここに至るまでに図7ステップS5を通
過し、線源制御部SCを通じて線源Sにインターロック
をかけていたのであれば、該ロックを解除する。
【0048】後は、MMLC226の調整、また必要で
あれば照射野絞り222の再調整を行って、最終的に照
射野を決定するとともに、上記RTP装置等により、照
射角度、照射門数、放射線照射線量等を決定、あるいは
決定済みの計画を確認して、実際の放射線治療に移行す
ればよい。
【0049】このように本実施形態における放射線治療
装置1によれば、従来、MMLC226の装着と装置本
体の照射野絞り222に関し何らの連係も採られていな
かったため、該MMLC226が装着された場合の、そ
の遮蔽範囲外については照射野絞り222による遮蔽が
行われるよう、これをマニュアル操作により調整しなけ
ればならなかったところ、これらの操作をすべて自動的
に実施することができる。また、線源制御部SCのイン
ターロック制御により、万が一にもX線が被検体に対し
曝射されるようなことがないから、本実施形態に係る放
射線治療装置1は、安全面の上でも優れている。
【0050】なお、上記実施形態においては、図7ステ
ップS4で絞り開度が所定値以上であると判断された場
合には、線源Sのインターロック制御及び照射絞り22
2の自動調整を行っていたが、場合によっては、このう
ちの後者の工程は省略してもよい。つまり、少なくとも
線源Sのインターロック制御がなされるのであれば、そ
れは本発明の範囲内にある。このような構成ないし作用
とすると、照射野絞り222の調整自体はマニュアル操
作によることになり、当該調整後に、その開度が上記所
定値以下であれば前記インターロックが解除される、と
いうことになる。
【0051】このような構成ないし作用は一見不便であ
るようにも思われるが、被検体に対するX線の無用な曝
射という最低限の効果を享受することができるし、また
上述したように、該照射野絞り222に関しては、再調
整することも考えられるから、このような構成等にして
おくと、かえって便利なこともある。
【0052】また、上記説明でも述べたように、上記実
施形態では、少なくともMMLC226に関し自己主張
部226cが設けられていればよいが、その他のアクセ
サリについても自己主張部を設けてよい。そして、この
ような場合においては、種々のアクセサリの各々に固有
なアクセサリコードに基づいて、上記MMLC226に
ついて述べたのと同様な趣旨に基づく線源S、あるいは
照射野絞り222の適切な制御を行うような構成ないし
作用としても勿論よい。
【0053】なお、いま述べた点に関し、MMLC22
6のみに自己主張部226cを設けるような形態であっ
ても、該MMLC226自体につき種々の態様(その板
状リーフ226aの大きさや、特に、最大開度Fmax
が異なるMMLC等)を考えることができることから、
そのような異なる複数のMMLCに個別に対応するよう
に、照射野絞り222の適切な制御を行えるような構成
としても勿論よい(具体的には、当該複数のMMLCの
各々が固有なアクセサリコードを有し、該コードの別に
応じて上記所定値を適宜変更するか、又は予め複数種の
所定値を準備する等としておけばよい)。むろんこのよ
うな複数種のMMLCに対応しつつ、上記したような異
なるアクセサリにも対応可能である構成としてよいこと
は言うまでもない。
【0054】さらに、上記実施形態においては、マルチ
リーフコリメータ224を構成する板状リーフ100
は、「テーパ状」とされていたが、本発明は、このよう
な形態に限定されるものではない。例えば、その断面が
単なる長方形状の、いわゆる「平行絞り」と称される板
状リーフを使用するようにしてもよい。加えて、上記マ
ルチリーフコリメータ224及び絞りブロック223
は、線源Sを中心とする球面上で定義される円弧軌道に
沿って移動可能であるとしたが、本発明ではこれに代
え、単に平行移動するような構成を採用してもよい。そ
の他、上記実施形態において述べた、回転架台22の具
体的形状や、駆動機構等その他各構成の具体的形態等に
ついても、本発明が上記事項に限定解釈されるいわれは
ない。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の放射線治
療装置によれば、ホルダに挿入されるアクセサリ、とり
わけそれがマイクロマルチリーフコリメータであること
等の種別等を、該アクセサリに固有に付された識別情報
から自動的に判断し、その結果に基づいて、線源からの
放射線の発生又は不発生、あるいは照射野絞りの開度を
自動的に制御・調整することから、被検体に無用な被曝
を強いるようなことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る放射線治療装置の構
成例を示す概要図である。
【図2】 照射野絞りの具体的構成例を示す概要図であ
る。
【図3】 図2を正面図とした場合の、その側面に係る
構成例を示す概要図である。
【図4】 MMLCの構成例を示す斜視図である。
【図5】 アクセサリホルダの構成例を示すとともに、
該アクセサリホルダにMMLCを挿入する様子を示す説
明図である。
【図6】 本実施形態に係る放射線治療装置の電気的ブ
ロック構成図である。
【図7】 アクセサリホルダにMMLCが挿入される場
合の処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】 挿入されたMMLCの外側の領域を照射絞り
(絞りブロック及びマルチリーフコリメータ)が遮蔽す
る様子を示す図であって、該照射野絞りの移動・調整前
の配置例を示す説明図である。
【図9】 図8に続き、該照射野絞りの移動・調整後の
配置例を示す説明図である。
【図10】 従来の放射線治療装置の構成例を示す説明
図である。
【図11】 マルチリーフコリメータの構成例及び作用
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 放射線治療装置 21 治療台 211 天板 22 回転架台 221 照射ヘッド 222 照射野絞り(照射野規定手段) 223、223A、223B 絞りブロック 224、224A、224B マルチリーフコリメータ 225 アクセサリホルダ 225A アクセサリホルダ本体 225a ガイドレール 225b アクセサリ検出部 226 マイクロマルチリーフコリメータ(MMLC) 226a 板状リーフ 226A、226B リーフ群 226b ベース 226c 自己主張部 23 回転支持台 231 回動軸 100 板状リーフ 100a ボール溝 100b 歯列 101 ボール 102 駆動源 103 駆動軸 103a 外筒 103b 内筒 104、104a、104b 歯車 105 ローラ 106 エンコーダ C 制御部 S 線源 SC 線源制御部 AC アクセサリコード

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線源より発生した放射線の照射野を規定
    する照射野規定手段を有する放射線治療装置において、 前記照射野規定手段を通過した後の放射線の被検体に対
    する照射態様を規定するアクセサリと、該アクセサリに
    設けられ該アクセサリに固有な識別情報が記録された自
    己主張部と、前記アクセサリを挿脱可能なホルダと、該
    ホルダに設けられるとともに前記自己主張部に接続可能
    に形成され、該接続がなされた場合に前記識別情報を検
    出するアクセサリ検出部と、 前記アクセサリ検出部において検出された前記識別情報
    に基づいて、前記線源より放射線を発生可能又は不可能
    に制御する制御手段とを有することを特徴とする放射線
    治療装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記アクセサリ検出部
    において検出された前記識別情報に基づいて、前記照射
    野規定手段の調整を実施することを特徴とする請求項1
    記載の放射線治療装置。
  3. 【請求項3】 前記アクセサリは、マイクロマルチリー
    フコリメータであることを特徴とする請求項1又は2記
    載の放射線治療装置。
  4. 【請求項4】 線源より発生した放射線の照射野を規定
    する照射野規定手段と、該照射野規定手段を通過した後
    の放射線の被検体に対する照射態様を規定するアクセサ
    リを挿脱可能なホルダとを有する放射線治療装置に関し
    利用されるものであり、 前記照射野規定手段を通過した後の放射線の照射野を更
    に規定する、前記アクセサリの一種たるマイクロマルチ
    リーフコリメータであって、 該マイクロマルチリーフコリメータは、 前記ホルダに設けられるアクセサリ検出部に接続可能に
    形成され、該接続がなされた場合にアクセサリ検出部に
    よって検出される当該マルチリーフコリメータに固有な
    識別情報が記録された自己主張部を備えていることを特
    徴とするマイクロマルチリーフコリメータ。
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