JP2002186278A - ブラシレスモータおよびその駆動装置 - Google Patents

ブラシレスモータおよびその駆動装置

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JP2002186278A
JP2002186278A JP2000384438A JP2000384438A JP2002186278A JP 2002186278 A JP2002186278 A JP 2002186278A JP 2000384438 A JP2000384438 A JP 2000384438A JP 2000384438 A JP2000384438 A JP 2000384438A JP 2002186278 A JP2002186278 A JP 2002186278A
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magnetic pole
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Toshiya Yoshida
俊哉 吉田
Tadao Fujimaki
忠雄 藤巻
Tomoteru Tan
友輝 丹
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Abstract

(57)【要約】 ブラシレスモータとその駆動装置間の電線数を低減
し,さらに電線数を増やさずにブラシレスモータの定格
値をブラシレスモータ駆動装置に伝達し,適切な電圧に
よるブラシレスモータの駆動を実現する。 【解決手段】ブラシレスモータ1b内部の複数個の磁極
位置センサが出力する二値信号を1b内部のデジタル−
アナログ変換回路によりアナログ量として電流に変換
し,上記センサの電源電流に上記アナログ量として電流
を重畳させて磁極位置センサ用電源端子17a,18a
を流れるようにすると同時に,モータの定格値の情報を
電圧値に反映させた定電圧ダイオードが17a,18a
間に配されているブラシレスモータを用い,17a,1
8a間に磁極位置センサ用電源部5bを接続し,その出
力電流を電流検出部8で検出し,制御部4bが5bの出
力電圧を制御すると同時に8の検出信号を基にインバー
タ3を制御して1bを駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,ブラシレスモータ
およびその駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ブラシレスモータは,通常直流モータの
ような整流子・ブラシによる摩擦がないため,超高速回
転を必要とする用途に適している。ブラシレスモータの
駆動に際しては,回転子の磁極の位置に応じて電機子巻
線に印加する電圧を制御する必要がある。このため,一
般的なブラシレスモータでは,回転子の磁極の位置を検
出する磁極位置センサとして,ホールICやフォトイン
タラプタ等をモータ内に配置している。これらのセンサ
は電機子の各相に対応して配置され,センサの出力であ
る二値の電圧信号に基づき,電機子巻線の各相に供給す
る電圧を制御することでモータの駆動を実現する。以下
に図1および図2を伴って従来のブラシレスモータなら
びにブラシレスモータ駆動装置について説明する。
【0003】図1は三相電機子巻線を有するブラシレス
モータに関するものであり,ブラシレスモータ1は,磁
極位置センサを内部に3つ持ち,電機子巻線端子11,
12,13,磁極位置センサ出力端子14,15,1
6,磁極位置センサ用電源端子17,18の合計8つの
端子を備えている。ブラシレスモータ駆動装置2は,イ
ンバータ出力端子21,22,23を介しブラシレスモ
ータ1に電機子巻線電圧を供給するインバータ部3,磁
極位置センサ入力端子24,25,26を介し磁極位置
センサからの出力信号により,インバータ部3が出力す
べき電圧を決定する制御部4,磁極位置センサ電源出力
端子27,28を介しブラシレスモータ1の内部の磁極
位置センサに一定電圧を供給する磁極位置センサ用電源
部5から成っている。
【0004】上記のブラシレスモータとブラシレスモー
タ駆動装置では,磁極位置センサ用電源部5より,ブラ
シレスモータ1の内部の磁極位置センサへ電源電力が供
給されているため,磁極位置センサが稼動状態となり,
磁極位置センサ出力端子14,15,16には,ブラシ
レスモータ1の回転子の磁極の位置に応じて,二値の電
圧信号が現れる。図2はこの信号の例であり,三相構成
では,通常,このように6種類のパターンの信号がブラ
シレスモータ駆動装置に送られる。制御部4は,この二
値の電圧信号を検出し,これに基づき,ブラシレスモー
タ1が一定回転方向にトルクを生じるようにインバータ
部3へ指令を送る。インバータ部3は,制御部4の指令
に従って電圧を発生し,その電圧が電機子巻線端子1
1,12,13に供給され,回転子には一定回転方向の
トルクが生じる。
【0005】なお,図示しないが,二相電機子巻線を有
するブラシレスモータでは,電機子巻線端子が3つ,磁
極位置センサ用電源端子が2つ,磁極位置センサが2つ
となるため磁極位置センサ出力端子が2つとなり,合計
で7つの端子を備えることになる。これに準じて,ブラ
シレスモータ駆動装置の端子も同数の7つとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ブラシレスモータとブ
ラシレスモータ駆動装置間の接続電線数は,それらの端
子数と同数が必要であるため,上述の三相構成では8
本,二相でも7本必要となる。一方,ブラシ付きの直流
モータの駆動では,モータと駆動装置間の電線は2本で
あるので,これに比べてブラシレスモータの駆動には多
くの電線が必要であることがわかる。このことは,例え
ば,手持ち工具用等ブラシレスモータでは,電線数が多
いことによる信頼性低下や製造コストの上昇の原因にな
る。接続電線数を減らす手法として,電機子巻線の逆起
電力を利用したセンサレス・ブラシレスモータも提案さ
れているが,回転子が停止状態においては磁極位置の検
出ができず,モータの始動特性が悪化する問題がある。
また,センサレス・ブラシレスモータでは,例えば特許
出願公開公報「特開2000−224887」に記載さ
れているように,始動時と始動後の制御方法が異なるた
め,制御装置が複雑になる欠点を持っている。
【0007】さらに,定格電圧あるいは定格回転数が異
なるブラシレスモータを駆動しようとすると,それぞれ
のモータに適合した専用のブラシレスモータ駆動装置が
必要となる場合があるため,ブラシレスモータ駆動装置
の流用が難しいといった欠点がある。また,ブラシレス
モータ駆動装置内部のインバータ部が発生する電圧値を
変更できるような機構を設け,上記の問題点を回避した
としても,モータを交換するごとに電圧値を設定しなお
す必要がある。これを改善するために,例えば,ブラシ
レスモータ内部に,定格電圧あるいは定格回転数に比例
した抵抗値を持つ抵抗や,定格電圧あるいは定格回転数
に比例した電圧値を持つ定電圧ダイオード等を組み込ん
でおき,これらの抵抗値や電圧値で定格電圧や定格回転
数の情報をブラシレスモータ駆動装置に伝達して,自動
的にインバータ部が発生する電圧値を変更できるような
機構を設ける方法が考えられる。しかしながら,この方
法では,これらの抵抗や定電圧ダイオードのための電線
がモータと駆動装置間に追加されるため,上述した電線
の多さに起因する問題をさらに拡大するおそれがある。
【0008】本発明は,ブラシレスモータとブラシレス
モータ駆動装置間の接続電線数を低減して上述のような
問題を解決するためのブラシレスモータおよびブラシレ
スモータ駆動装置と,電線数を増やさずにブラシレスモ
ータの定格電圧あるいは定格回転数をブラシレスモータ
駆動装置に伝達し,ブラシレスモータの円滑な駆動を実
現するブラシレスモータおよびブラシレスモータ駆動装
置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,請求項1記載の発明は,回転子の磁極の位置によっ
て二値信号を出力する磁極位置センサを複数個備えたブ
ラシレスモータにおいて,上記複数個の磁極位置センサ
の電源端子を接続した第一の端子と,上記複数個の磁極
位置センサの共通端子を接続した第二の端子を設け,上
記複数個の磁極位置センサの出力信号を入力として,こ
れらの入力に応じて出力する電流の大きさが変化するデ
ジタル−アナログ変換回路の出力端子を上記第一の端子
もしくは上記第二の端子に接続する構成で,上記第一の
端子と上記第二の端子を介し,上記複数個の磁極位置セ
ンサへ電力が供給されることを特徴とするブラシレスモ
ータを提供する。
【0010】上記目的を達成するために,請求項1記載
の発明は,回転子の磁極の位置によって二値信号を出力
する磁極位置センサを複数個備えたブラシレスモータに
おいて,上記複数個の磁極位置センサの電源端子を接続
した第一の端子と,上記複数個の磁極位置センサの共通
端子を接続した第二の端子を設け,上記複数個の磁極位
置センサの出力信号を上記複数個の磁極位置センサの個
数と同数の桁数の2進信号を入力として,これらの入力
に応じて出力する電流の大きさが変化するデジタル−ア
ナログ変換回路の出力端子を上記第一の端子もしくは上
記第二の端子に接続する構成で,上記第一の端子と上記
第二の端子を介し上記複数個の磁極位置センサへ電力が
供給されることを特徴とするブラシレスモータを提供す
る。
【0011】上記目的を達成するために,請求項2記載
の発明は,回転子の磁極の位置によって二値信号を出力
する磁極位置センサを複数個備えたブラシレスモータに
おいて,ダイオードとコンデンサによる直列回路を形成
し,上記直列回路の両端の上記ダイオード側に第一の端
子を,上記直列回路の両端の上記コンデンサ側に第二の
端子を配し,上記複数個の磁極位置センサの電源端子を
上記ダイオードと上記コンデンサの接続中点に接続し,
上記複数個の磁極位置センサの共通端子を上記第二の端
子に接続して,上記複数個の磁極位置センサの出力信号
を入力としてこれらに応じて出力する電流の大きさが変
化するデジタル−アナログ変換回路の出力端子を上記第
一の端子に接続し,上記第一の端子と上記第二の端子を
介し上記複数個の磁極位置センサへ電力が供給されるこ
とを特徴とするブラシレスモータを提供する。
【0012】上記目的を達成するために,請求項2記載
の発明は,回転子の磁極の位置によって二値信号を出力
する磁極位置センサを複数個備えたブラシレスモータに
おいて,ダイオードとコンデンサによる直列回路を形成
し,上記直列回路の両端の上記ダイオード側に第一の端
子を,上記直列回路の両端の上記コンデンサ側に第二の
端子を配し,上記複数個の磁極位置センサの電源端子を
上記ダイオードと上記コンデンサの接続中点に接続し,
上記複数個の磁極位置センサの共通端子を上記第二の端
子に接続して,上記複数個の磁極位置センサの出力信号
を上記複数個の磁極位置センサの個数と同数の桁数の2
進信号を入力としてこれらの入力に応じて出力する電流
の大きさが変化するデジタル−アナログ変換回路の出力
端子を上記第一の端子に接続し,上記第一の端子と上記
第二の端子を介し上記複数個の磁極位置センサへ電力が
供給されることを特徴とするブラシレスモータを提供す
る。
【0013】上記目的を達成するために,請求項3記載
の発明は,回転子の磁極の位置を検出する磁極位置セン
サと,上記磁極位置センサに電力を供給するための二つ
の端子を備えたブラシレスモータにおいて,上記二つの
端子間に定電圧ダイオード,もしくはそれと同等な機能
を有する定電圧回路を設けたことを特徴とするブラシレ
スモータを提供する。
【0014】上記目的を達成するために,請求項3記載
の発明は,回転子の磁極の位置を検出する磁極位置セン
サと,上記磁極位置センサに電力を供給するための二つ
の端子を備えたブラシレスモータにおいて,上記二つの
端子間に,上記二つの端子のうち高電位側の端子にカソ
ードが,上記二つの端子のうち低電位側の端子にアノー
ドが接続されるように定電圧ダイオードを備えるか,上
記定電圧ダイオードが逆バイアス状態の時と同等な機能
をする定電圧回路を,上記二つの端子間に設けたことを
特徴とするブラシレスモータを提供する。
【0015】上記目的を達成するために,請求項4記載
の発明は,ブラシレスモータの電機子巻線の電源として
のインバータ部と,上記インバータ部の出力電圧を制御
する制御部と,上記ブラシレスモータが備える磁極位置
センサの電源としての電源部からなるブラシレスモータ
駆動装置において,上記電源部の出力電流を検出する電
流検出部を設け,上記電流検出部の検出信号を上記制御
部に入力する構成として,上記制御部が,上記検出信号
に基づき,上記インバータ部の出力電圧を制御すること
を特徴とするブラシレスモータ駆動装置を提供する。
【0016】上記目的を達成するために,請求項5記載
の発明は,ブラシレスモータの電機子巻線の電源として
のインバータ部と,上記インバータ部の出力電圧を制御
する制御部と,上記ブラシレスモータが備える磁極位置
センサの電源としての電源部からなるブラシレスモータ
駆動装置において,上記電源部に出力電圧制御入力端子
を設けると共に,上記電源部の出力電流を検出する電流
検出部を設け,上記出力電圧制御入力端子が上記制御部
に接続されることにより,上記制御部が上記電源部の出
力電圧を制御できるようにすると同時に,上記電流検出
部の信号出力端子を上記制御部に入力する構成として,
上記電流検出部の検出信号に基づき,上記制御部が,上
記インバータ部の出力電圧を制御することを特徴とする
ブラシレスモータ駆動装置を提供する。
【0017】上記目的を達成するために,請求項6記載
の発明は,ブラシレスモータの電機子巻線の電源として
のインバータ部と,上記インバータ部の出力電圧を制御
する制御部と,上記ブラシレスモータが備える磁極位置
センサの電源としての内部抵抗を伴う電源部からなるブ
ラシレスモータ駆動装置において,上記電源部の出力電
圧を検出する電圧検出部を設け,上記電圧検出部の信号
出力端子を上記制御部に入力し,上記電圧検出部の検出
信号に応じて,上記インバータ部の出力電圧を制御する
機能を有することを特徴とするブラシレスモータ駆動装
置を提供する。
【0018】
【発明の実施例1】以下に,図3,図4,図5,図6,
図7,図8および図9を伴って本発明の第1の実施例を
述べる。
【0019】図3は,本発明による三相電機子巻線を有
するブラシレスモータであり,永久磁石回転子6,電機
子巻線7a,7b,7c,磁極位置センサ30a,30
b,30cおよび電機子巻線端子11a,12a,13
aを示している。磁極位置センサとしては,磁極位置に
より二値の信号を発生する非接触型のセンサが利用で
き,例えばホールICやフォトインタラプタがそれに当
たる。図4は,図3に示している磁極位置センサ30
a,30b,30cとそれに付随する回路の回路図を示
している。磁極位置センサ用電源端子17a,18aに
は,それぞれ磁極位置センサ電源端子31a,31b,
31cおよび磁極位置センサ共通端子32a,32b,
32cが接続されており,これらの磁極位置センサを動
作させるための電力は,ブラシレスモータ駆動装置内に
設置する直流電圧源により,この磁極位置センサ用電源
端子を介して供給される。磁極位置センサ出力端子33
a,33b,33cは,デジタル入力端子41a,41
b,41cの3ビット入力を持ちこの入力値に応じた大
きさの電流を出力するデジタル−アナログ変換回路40
aに入力されている。また,デジタル−アナログ変換回
路40aの電流出力端子41dは磁極位置センサ用電源
端子17aに接続されている。
【0020】この構成では,永久磁石回転子の磁極の位
置に応じて,〔従来の技術〕の項中で述べた6パターン
の2進数がデジタル−アナログ変換回路40aに送られ
るため,電流出力端子41dには,これに応じて6レベ
ルの電流値の電流が流れる。これにより,磁極位置セン
サ用電源端子17aには,この6レベルの電流と磁極位
置センサ電源端子31a,31b,31cに流れる電流
が重畳して流れることになる。したがって,磁極位置セ
ンサ用電源端子17aを通過する電流,すなわち,磁極
位置センサ用電源端子に接続された直流電圧源の出力電
流を検出し,この検出値から予め測定しておいた磁極位
置センサ電源端子の合計電流の電流値を差し引けば,磁
極の位置に応じた6レベルの信号を得ることができるの
で,磁極の位置を知ることができる。なお,図示しない
が,デジタル−アナログ変換回路40aがその動作電源
を必要とする場合は,磁極位置センサ用電源端子17
a,18aから給電することになり,このとき,磁極の
位置に応じた6レベルの信号を得るためには,磁極位置
センサ用電源端子に接続された直流電圧源の出力電流を
検出し,この検出値から予め測定しておいた磁極位置セ
ンサ電源端子の合計電流の電流値およびデジタル−アナ
ログ変換回路40aの電源電流の電流値を差し引けばよ
い。
【0021】上述のように本実施例のブラシレスモータ
は,3つの磁極位置センサへの電力供給および磁極位置
センサにより検出された永久磁石回転子の磁極の位置情
報の伝達が,磁極位置センサ用電源端子17a,18a
に接続される2本の電線のみで可能となるため,後述す
るブラシレスモータ駆動装置は,本ブラシレスモータ
を,電機子巻線のための電線3本を含めた計5本の電線
を介して駆動することが可能となる。
【0022】図4に示したデジタル−アナログ変換回路
40aについては,汎用のデジタル−アナログ変換用I
Cを用いてもよいが,磁極位置センサ出力端子の電位と
磁極位置センサ共通端子の電位のいずれかの二値の電圧
信号を出力する磁極位置センサを使用した場合,図5に
示す複数抵抗を用いた回路や図6に示す複数定電流素子
を用いた回路でも具現できる。図5の回路においては,
それぞれの抵抗R1,R2およびR3を1:2:4の比
率とし,図6の回路においては,定電流素子I1,I2
およびI3として,定電流ダイオードを用いてそれぞれ
の電流値を1:2:4の比率で選べば,上述の6レベル
の電流において,隣接するレベル間の差はすべて等間隔
となるので,磁極の位置を判別する際には,ノイズ等の
影響は最小となる。なお,図5,図6の回路を用いた場
合,上述の磁極位置センサとしてオープンコレクタ出力
回路を利用できることはもちろんである。
【0023】図4の構成では,デジタル−アナログ変換
回路40aの電流出力端子41dが磁極位置センサ用電
源端子17aに接続されているが,図7に示すように電
流出力端子41dを磁極位置センサ用電源端子18aに
接続しても同様な効果が得られる。すなわち,磁極位置
センサ用電源端子が二端子であることから,デジタル−
アナログ変換回路40aが発生する6レベル値の電流
は,磁極位置センサ用電源端子17aを通過する電流に
も重畳されているので,上述のように磁極位置センサ用
電源端子に接続された直流電圧源の出力電流を検出すれ
ば,磁極の位置情報が得られ,この構成のブラシレスモ
ータにおいても,計5本の電線で駆動可能であることは
明らかである。なお,図4の回路に対して図7では,電
流出力端子41dの電流の向きが変わるので,例えば図
6のように電流の向きが定められているデジタル−アナ
ログ変換回路を使用する場合には,この部分を図8のよ
うに変更する必要がある。
【0024】次に,上述のブラシレスモータを駆動する
ための本発明によるブラシレスモータ駆動装置の一例を
述べる。図9は,上述した発明の第1の実施例としての
三相ブラシレスモータ1aと,それを駆動するためのブ
ラシレスモータ駆動装置2aを図示したものである。磁
極位置センサ用電源部5は,ブラシレスモータ1aの磁
極位置センサ用電源端子17a,18aを介し,このブ
ラシレスモータ内部の磁極位置センサ30a,30b,
30cに電力を供給する。なお,このブラシレスモータ
内部のデジタル−アナログ変換回路40aが電源を必要
とする場合には,この電力も供給する。磁極位置センサ
用電源部5が出力する電流は電流検出部8で計測され,
その検出信号は制御部4aに導かれる。この検出信号
は,上述した磁極の位置に応じた6レベルの信号と,磁
極位置センサ電源端子の合計電流に起因する信号と,デ
ジタル−アナログ変換回路40aが電源を必要とする場
合にはこの電源電流に起因する信号が重畳されたものと
なっている。制御部4aはこの信号を検出し,信号の大
きさに応じて上述の6レベルに分類する。この分類は,
例えばウインドウコンパレータを用いれば容易に行え
る。この分類により,制御部4a内部では磁極位置セン
サ出力端子33a,33b,33cの状態が把握されて
いるので,〔従来の技術〕の項中で述べた従来のブラシ
レスモータ駆動装置の制御部と同様に,ブラシレスモー
タ1aが一定回転方向にトルクを生じるようにインバー
タ部3へ指令を送ることが可能となる。インバータ部3
は,例えばトランジスタを用いたインバータブリッジ回
路の各トランジスタの導通・非導通区間を制御し,制御
部4aの指令に従って電圧を発生し,電機子巻線端子1
1a,12a,13aに供給する。この結果,回転子に
は一定回転方向のトルクが生じる。
【0025】以上が本発明の第1の実施例であり,これ
により三相電機子巻線を有するブラシレスモータとその
ブラシレスモータ駆動装置間を5本の電線のみで接続す
ることにより,ブラシレスモータを駆動できることが明
らかとなった。なお,本発明の第1の実施例では,三相
電機子巻線を有するブラシレスモータに対して述べた
が,他の形態として,例えば二相電機子巻線を有するブ
ラシレスモータにおいては,磁極位置センサが二つとな
るため,磁極位置センサ30cおよびデジタル入力端子
41cが除かれ,上述の6レベル値の電流は4レベルの
電流値の電流に変更され,制御部4a内部で行われる電
流検出部8が検出した信号の分類も4レベルになる。ま
た,図5のデジタル−アナログ変換回路においては,抵
抗R3を削除,図6および図8のデジタル−アナログ変
換回路においては,定電流素子I3を削除する構成とす
ればよい。この構成でもやはり電線数は,磁極位置セン
サ用電源端子17a,18aに接続される2本と電機子
巻線端子11a,12a,13aに接続される電線3本
で,計5本となる。
【0026】
【発明の実施例2】次に,図3,図10,図11,図
5,図6,図8および図12を伴って本発明の第2の実
施例を述べる。
【0027】第2の実施例における三相電機子巻線を有
するブラシレスモータにおいて,永久磁石回転子,電機
子巻線,磁極位置センサおよび電機子巻線端子について
は,図3に示す第1の実施例のブラシレスモータと同じ
構成であるが,第1の実施例と比較して,磁極位置セン
サ30a,30b,30cに付随する回路が異なってい
る。図10は,磁極位置センサ30a,30b,30c
とそれに付随する回路の回路図を示している。磁極位置
センサ用電源端子17a,18aには,ダイオード50
のカソードとコンデンサ51を接続することで形成され
る直列回路の両端が接続されている。さらに,このコン
デンサ51の両端に,それぞれ磁極位置センサ電源端子
31a,31b,31cおよび磁極位置センサ共通端子
32a,32b,32cが接続されており,これらの磁
極位置センサが動作するための電力は,ダイオード50
の非導通時には,このコンデンサ51に蓄積されたエネ
ルギーから供給され,ダイオード50の導通時には,磁
極位置センサ用電源端子17a,18aに接続されるモ
ータ外部の直流電圧源(もしくはモータ外部の直流電圧
源とコンデンサ51に蓄積されたエネルギーの両方)に
より供給される。磁極位置センサ出力端子33a,33
b,33cは,デジタル入力端子41a,41b,41
cの3ビット入力を持ちこの入力値に応じた大きさの電
流を出力するデジタル−アナログ変換回路40aに導か
れる。また,デジタル−アナログ変換回路40aの電流
出力端子41dは磁極位置センサ用電源端子17aに接
続されている。
【0028】この構成では,永久磁石回転子の磁極の位
置に応じて,〔従来の技術〕の項中で述べた6パターン
の2進数がデジタル−アナログ変換回路40aに送られ
るため,電流出力端子41dには,これに応じて6レベ
ル値の電流が流れる。これにより,磁極位置センサ用電
源端子17aには,この6レベルの電流とダイオード5
0に流れる電流が重畳して流れることになる。ここで,
磁極位置センサ用電源端子17a,18a両端の電位差
をV1またはV2に選べるようにするため,ここに接続
されるモータ外部の直流電圧源を可変直流電圧源とす
る。ただしV1>V2>0とする。
【0029】可変直流電圧源の出力電圧をV1とし,ダ
イオード50の電圧降下を無視すれば,コンデンサ51
両端の電位差がV1となり,同時にこの電圧で磁極位置
センサ30a,30b,30cに電力が供給される。な
お,デジタル−アナログ変換回路40aが電源を必要と
する場合は,コンデンサ51の両端から給電を受けるよ
うに接続し,このときは同じ電圧V1でデジタル−アナ
ログ変換回路40aにも電力が供給される。次に,可変
直流電圧源の出力電圧をV2にすると,ダイオード50
が非導通状態となり,コンデンサ51が磁極位置センサ
(デジタル−アナログ変換回路40aが電源を必要とす
る場合は,磁極位置センサ30a,30b,30cとデ
ジタル−アナログ変換回路40a)に電力を供給してい
るため,コンデンサ51両端の電位差が徐々に減少す
る。この電位差がV2に達するまでの間,ダイオード5
0は非導通状態を保つため,この期間に磁極位置センサ
用電源端子17aを流れる電流は,デジタル−アナログ
変換回路40aの出力電流のみとなる。すなわち,この
期間に磁極位置センサ用電源端子17aの電流を観測す
れば,上記の6レベル値の電流を,磁極位置センサ30
a,30b,30cの電源電流(デジタル−アナログ変
換回路40aが電源を必要とする場合は,磁極位置セン
サ30a,30b,30cとデジタル−アナログ変換回
路40aの電源電流)の影響を受けることなく知ること
ができる。したがって,磁極位置センサ用電源端子に接
続された可変直流電圧源を制御して,磁極位置センサ用
電源端子17a,17b間の電位差がV1とV2を繰り
返すようにし,ダイオード50が非導通である期間にお
いて磁極位置センサ用電源端子17aを通過する電流,
すなわち磁極位置センサ用電源端子に接続された可変直
流電圧源の出力電流を検出すれば,磁極の位置に応じた
6レベルの信号を得ることができるので,磁極の位置を
知ることができる。
【0030】上述のように本実施例のブラシレスモータ
は,3つの磁極位置センサへの電力供給および磁極位置
センサにより検出された永久磁石回転子の磁極の位置情
報の伝達が,磁極位置センサ用電源端子17a,18a
に接続される2本の電線のみで可能となるため,後述す
る第2の実施例におけるブラシレスモータ駆動装置は,
本ブラシレスモータを,電機子巻線のための電線3本を
含めた計5本の電線を介して駆動することが可能とな
る。
【0031】図10に示したデジタル−アナログ変換回
路40aについては,〔第1の実施例〕と同様に,汎用
のデジタル−アナログ変換用ICを用いてもよいが,磁
極位置センサ出力端子の電位と磁極位置センサ共通端子
の電位のいずれかの二値の電圧信号を出力する磁極位置
センサを使用した場合,図5に示す複数抵抗を用いた回
路や図6に示す複数定電流素子を用いた回路でも具現で
きる。本実施例においても,図5の回路のそれぞれの抵
抗値を1:2:4の比率とし,図6の回路においては,
定電流素子として定電流ダイオードを用いて,それぞれ
の電流値を1:2:4の比率で選べば,上述の6レベル
の電流において,隣接するレベル間の差はすべて等間隔
となるので,磁極の位置を判別する際には,ノイズ等の
影響を最小にすることができる。なお,図5および図6
の回路を用いた場合,上述の磁極位置センサとしてオー
プンコレクタ出力回路を利用できることはもちろんであ
る。
【0032】また,磁極位置センサ電源端子に上記とは
逆の極性の電圧を供給する必要がある磁極位置センサを
使用する場合には,図10に対し,ダイオード50のア
ノードとカソードの向きを入れ替えた図11の構成とす
れば,上述と同様な効果が得られる。ただし,磁極位置
センサ用電源端子17a,18a間に加える電圧および
磁極位置センサ用電源端子17aに流れる電流の極性が
上述とは反転するので,モータ外部の可変直流電圧源に
接続する際に,17aと18aを入れ替えて接続する必
要がある。さらに,図6のように電流の向きが定められ
ているデジタル−アナログ変換回路を使用する場合に
は,この部分を図8のように変更する必要がある。
【0033】次に,上述のブラシレスモータを駆動する
ための本発明によるブラシレスモータ駆動装置の実施例
を述べる。図12は,上述した発明の第2の実施例とし
ての三相ブラシレスモータ1bと,これを駆動するため
のブラシレスモータ駆動装置2bを図示したものであ
る。なお,磁極位置センサ用電源端子17a,18aと
磁極位置センサ電源出力端子27a,28aの間の電線
について,実線は図10の回路を含むブラシレスモータ
を接続した場合であり,点線は図11の回路を含むブラ
シレスモータを接続した場合を示している。磁極位置セ
ンサ用電源部5bは,制御部4bの出力電圧指令に従
い,ブラシレスモータ1bの磁極位置センサ用電源端子
17a,18aを介し,このブラシレスモータ内部の磁
極位置センサ30a,30b,30cに電力を供給す
る。なお,このブラシレスモータ内部のデジタル−アナ
ログ変換回路40aが電源を必要とする場合には,これ
にも電力を供給する。磁極位置センサ用電源部5bが出
力する電流は電流検出部8で計測され,その検出信号は
制御部4bに導かれる。
【0034】電源電圧をV1>V2>0とし,まず,制
御部4bが磁極位置センサ用電源部5bに対し,電圧V
1を出力するように出力電圧指令信号を発し,磁極位置
センサ用電源部5bが磁極位置センサ電源出力端子27
a,28aを介し電圧V1を供給すると,三相ブラシレ
スモータ1b内部のダイオード50が導通状態となり,
コンデンサ51の両端の電位差もV1となる。次に,制
御部4bが磁極位置センサ用電源部5bに対し,電圧V
2を出力するように出力電圧指令信号を発し,磁極位置
センサ用電源部5bが磁極位置センサ電源出力端子27
a,28aを介し電圧V2を供給すると,コンデンサ5
1の両端の電位差が徐々に減少し,この電位差がV2に
なるまでダイオード50が非導通状態となる。ダイオー
ド50が非導通状態の期間における電流検出部8の検出
信号は,デジタル−アナログ変換回路40aの電流出力
信号,すなわち,永久磁石回転子6の磁極の位置に応じ
た6レベルの信号が得られる。この期間に制御部4bが
電流検出部8の検出信号を検出し,信号の大きさに応じ
て上述の6レベルに分類する。この分類は,例えば,ウ
インドウコンパレータを用いれば容易に行える。この分
類により,制御部4b内部では磁極位置センサ出力端子
33a,33b,33cの状態が把握されているので,
〔従来の技術〕の項中で述べた従来のブラシレスモータ
駆動装置の制御部と同様に,ブラシレスモータ1bが一
定回転方向にトルクを生じるようにインバータ部3へ指
令を送ることが可能となる。インバータ部3は,例え
ば,トランジスタを用いたインバータブリッジ回路の各
トランジスタの導通・非導通区間を制御し,制御部4b
の指令に従って電圧を発生し,これが電機子巻線端子1
1a,12a,13aに供給される。したがって,制御
部4bが磁極位置センサ用電源部5bに対し,V1とV
2を交互に発生するように出力電圧指令信号を発し,V
1からV2へ変更した直後の電流検出部8の検出信号を
基にインバータ部3を制御すれば,回転子には一定回転
方向にトルクが生じる。
【0035】以上が本発明の第2の実施例であり,これ
により三相電機子巻線を有するブラシレスモータとその
ブラシレスモータ駆動装置間を5本の電線のみで接続し
た状態で,ブラシレスモータを駆動できることが明らか
となった。なお,本発明の第2の実施例では,三相電機
子巻線を有するブラシレスモータに対して述べたが,他
の形態として,例えば二相電機子巻線を有するブラシレ
スモータにおいては,磁極位置センサが二つとなるた
め,磁極位置センサ30c,デジタル入力端子41cが
除かれ,上述の6レベル値の電流は4レベル値の電流に
変更され,制御部4b内部で行われる電流検出部8が検
出した信号の分類も4レベルになる。また,図5のデジ
タル−アナログ変換回路においては,抵抗R3を削除,
図6および図8のデジタル−アナログ変換回路において
は,定電流素子I3を削除した構成とすればよい。この
構成でも,電線数は,磁極位置センサ用電源端子17
a,18aに接続される2本と電機子巻線端子11a,
12a,13aに接続される電線3本で,計5本とな
る。
【0036】
【発明の実施例3】次に,図12,図10および図11
を伴って本発明の第3の実施例を述べる。この実施例に
おけるブラシレスモータは,第2の実施例で述べた三相
ブラシレスモータ1bの磁極位置センサ用電源端子17
a,18aの高電位側の端子にカソードが,低電位側の
端子にアノードが接続されるようにツェナーダイオード
(定電圧ダイオード)を接続したものである。ここで,
このツェナー電圧VzをV1>Vz>V2の範囲で選
び,このブラシレスモータを図12に示すブラシレスモ
ータ駆動装置2bにより駆動することとする。ただし,
第2の実施例で述べたブラシレスモータ駆動装置では,
制御部4bが磁極位置センサ用電源部5bに対し,V1
とV2を交互に発生するように出力電圧指令信号を発し
ていたが,本実施例の制御部は,磁極位置センサ用電源
部5bの出力電圧をV2から徐々に上昇させ,電流検出
部8により磁極位置センサ用電源部5bの出力電流があ
る一定値I0を超えたら再び出力電圧をV2に戻す動作
を繰り返すように制御する制御部4cに置き換えてい
る。I0は,図10または図11の磁極位置センサ用電
源端子17a,18aにV1を加えたときに,この端子
に流れる電流の電流値よりも大きい値に定めておく。こ
のようにすると,磁極位置センサ用電源部5bの出力電
圧がV2から上昇していきVzに達すると,ツェナーダ
イオードが導通するので,この電源部の出力電流が急上
昇し,直ちに設定値I0の電流値を超える。制御部4c
は,この出力電流を検出しているので,ツェナーダイオ
ードがいつ導通したかを判断できる。この判断は,例え
ばコンパレータ等を用い,電流検出部8からの検出信号
と設定値I0を比較することにより容易に実現できる。
ツェナーダイオードが導通する時期は,ツェナー電圧V
zの電圧値で変化するので,制御部4cは,導通した時
期により間接的にこのツェナー電圧Vzを検出できる。
したがって,このツェナー電圧Vzの大小によりブラシ
レスモータの定格電圧もしくは定格回転数を表現してお
けば,制御部4cはそれらを検出できるので,接続され
たブラシレスモータに適合した電圧もしくは回転数でブ
ラシレスモータを駆動するようにインバータをセットで
きる。なお,この構成では,コンデンサ51の両端の電
位差がツェナー電圧Vzを最大値として,この値から徐
々に減少する動作を繰り返すが,この減少期間において
は,ブラシレスモータ内部のダイオード50は非導通状
態となるので,第2の実施例と同様に,この期間では磁
極位置センサの電源電流(デジタル−アナログ変換回路
が電源を必要とする場合は,磁極位置センサとデジタル
−アナログ変換回路の電源電流)に影響されずに磁極位
置を示す6レベルの信号が電流検出部8にて検出できる
ことは明らかである。つまり,このツェナーダイオード
はブラシレスモータの駆動には影響を与えない。
【0037】以上が本発明の第3の実施例であり,これ
により三相電機子巻線を有するブラシレスモータとその
ブラシレスモータ駆動装置間を5本の電線のみで接続し
た状態で,ブラシレスモータの駆動のみならず,ブラシ
レスモータの定格電圧もしくは定格回転数をブラシレス
モータ駆動装置へ伝達し,ブラシレスモータを適切に制
御できることが明らかとなった。なお,図13は定電圧
回路の一例であるが,この定電圧回路におけるツェナー
電圧Vzに相当する電圧は,おおよそ「(Rc÷Re+
1)×ベース・エミッタ間順方向電圧」で与えられるの
で,定電圧回路端子17a'をツェナーダイオードのカ
ソード側,端子18a'をアノード側として,この回路
をツェナーダイオードの代わりに使用しても同様の結果
が得られる。さらに,二端子の磁極位置センサ用電源端
子を有する従来のブラシレスモータにおいても,磁極位
置センサ用電源端子の高電位側にツェナーダイオードの
カソードが,低電位側にアノードが接続されるように
し,磁極位置センサ用電源部の出力電圧を上記と同様に
変化させ,制御部でこの電圧を上記と同様に検出すれ
ば,定格電圧もしくは定格回転数の情報を駆動装置に伝
達できることももちろんである。
【0038】
【発明の実施例4】次に,図14を伴って本発明の第4
の実施例を述べる。この実施例におけるブラシレスモー
タは,第3の実施例で述べたものであり,第2の実施例
で述べた三相ブラシレスモータ1bの磁極位置センサ用
電源端子17a,18aの高電位側端子にツェナーダイ
オードのカソードを,低電位側端子にアノードを接続し
たものである。この場合,ツェナー電圧VzはV1>V
z>V2>0の範囲で選んでいる。ブラシレスモータ駆
動装置は図14である。このブラシレスモータ駆動装置
は,第2の実施例で述べた図12のものと類似している
が,磁極位置センサ電源出力端子27a,28a間の電
圧を検出する電圧検出部9が追加されており,制御部に
ついては,この検出部の検出信号を入力できる制御部4
dに置き換えられている。
【0039】この構成でも第2の実施例と同様に,制御
部4dは,磁極位置センサ用電源部5bに対し,V1と
V2を交互に出力するように指令を発しており,電流検
出部8の検出信号を基にブラシレスモータの駆動が行わ
れるが,磁極位置センサ用電源端子間のツェナーダイオ
ードが原因で,磁極位置センサ用電源部5bの内部抵抗
で電圧降下が生じ,結果として磁極位置センサ電源出力
端子27a,28a間の電位差は,VzとV2を繰り返
すことになる。したがって,制御部4dが磁極位置セン
サ用電源部5bに対しV1の電圧を出力するように指令
を発した時に,電圧検出部9により端子27a,28a
間の電位差を検出すれば,ツェナー電圧Vzを検出でき
る。よって,このツェナー電圧Vzの大小で,ブラシレ
スモータの定格電圧もしくは定格回転数を表現しておけ
ば,制御部4dはそれらを検知できるので,接続された
ブラシレスモータに適合した電圧もしくは回転数でブラ
シレスモータを駆動するようにインバータ3をセットで
きる。なお,この構成では,ブラシレスモータ内部のコ
ンデンサの両端の電位差がツェナー電圧Vzを最大値と
して,この値から徐々に減少する動作を繰り返すが,こ
の減少期間においては,ブラシレスモータ内部のダイオ
ードは非導通状態となるので,第2の実施例と同様に,
この期間では磁極位置センサの電源電流(デジタル−ア
ナログ変換回路が電源を必要とする場合は,磁極位置セ
ンサとデジタル−アナログ変換回路の電源電流)に影響
されずに磁極位置を示す6レベルの信号が電流検出部8
にて検出できることは明らかである。つまり,このツェ
ナーダイオードはブラシレスモータの駆動に影響を与え
ない。
【0040】以上が,本発明の第4の実施例であり,こ
れにより三相電機子巻線を有するブラシレスモータとそ
のブラシレスモータ駆動装置間を5本の電線のみで接続
した状態で,ブラシレスモータの駆動のみならず,ブラ
シレスモータの定格電圧もしくは定格回転数をブラシレ
スモータ駆動装置へ伝達し,ブラシレスモータを適切に
制御できることが明らかとなった。なお,既に述べたよ
うに,図13は定電圧回路の一例であり,この定電圧回
路におけるツェナー電圧Vzに相当する電圧は,おおよ
そ「(Rc÷Re+1)×ベースエミッタ間順方向電
圧」で与えられるので,定電圧回路端子17a'をツェ
ナーダイオードのカソード,端子18a'をアノードと
して,この回路をツェナーダイオードの代わりに使用し
ても同様の結果が得られる。また,図1の従来の三相ブ
ラシレスモータ1の磁極位置センサ用電源端子17,1
8間に,同様にツェナーダイオードを挿入しておけば,
ツェナーダイオードが原因で,磁極位置センサ用電源部
5の内部抵抗で電圧降下が生じ,結果として磁極位置セ
ンサ電源出力端子27,28間の電位差は,Vzとな
る。したがって,ツェナー電圧Vzの大小でブラシレス
モータの定格電圧もしくは定格回転数を表現しておき,
図15に示したブラシレスモータ駆動装置2dのよう
に,端子27,28間の電位差を検出する電圧検出部9
を付加し,この出力信号を制御部4eへ入力する構成と
すれば,ブラシレスモータの定格電圧もしくは定格回転
数をブラシレスモータ駆動装置に伝達し,ブラシレスモ
ータを適切に制御できる。
【0041】
【発明の効果】以上のように,請求項1記載の発明は,
回転子磁極の位置によって二値信号を出力する磁極位置
センサを複数個備えたブラシレスモータにおいて,磁極
位置センサの検出信号をこれらのセンサの電源電流に重
畳できるので,その結果,磁極位置センサの検出信号を
伝達するための電線が不要となり,これらの磁極位置セ
ンサへ電力を供給する電線のみで,回転子磁極の位置情
報をブラシレスモータ駆動装置へ伝えることができると
いう効果をもたらす。
【0042】また,請求項2記載の発明は,請求項1記
載のブラシレスモータにコンデンサおよびダイオードを
追加した構成としたことで,磁極位置センサの検出信号
を伝達するための電線が不要となるばかりでなく,コン
デンサおよびダイオードの作用により,これらのセンサ
へ電力を供給する電線を,電力を供給する目的,および
位置情報の伝達をする目的に時分割的に利用できるた
め,位置情報の伝送時に,磁極位置センサやデジタル−
アナログ変換回路の電源電流の影響を受けないという効
果をもたらす。
【0043】また,請求項3記載の発明は,請求項1ま
たは請求項2,または従来のブラシレスモータにおい
て,磁極位置センサへ電力を供給する電線2本の線間に
定電圧ダイオード,もしくはこれと同等な機能を持つ定
電圧回路を挿入することで,電線数を増やすことなく,
定電圧素子の電圧をブラシレスモータ駆動装置へ伝える
ことができるので,この定電圧素子の電圧値とモータの
定格電圧または定格回転数を対応させておけば,電線数
を増やすことなく,モータ固有のこれらの定格値をブラ
シレスモータ駆動装置側へ伝達でき,ブラシレスモータ
駆動装置がこれらの定格値を設定用のパラメータとして
利用することができる効果をもたらす。
【0044】また,請求項4記載の発明は,請求項1記
載のブラシレスモータを駆動することができるブラシレ
スモータ駆動装置を提供するもので,これにより,モー
タの特性を損なうことなく,ブラシレスモータとブラシ
レスモータ駆動装置の接続電線数を低減することができ
る。
【0045】また,請求項5記載の発明は,請求項2記
載のブラシレスモータを駆動することができるブラシレ
スモータ駆動装置を提供するもので,これにより,モー
タの特性を損なうことなく,かつ,請求項2記載のブラ
シレスモータ内部の磁極位置センサやデジタル−アナロ
グ変換回路の電源電流の影響を受けることなくブラシレ
スモータとブラシレスモータ駆動装置の接続電線数を低
減することができる。さらに,請求項3記載のブラシレ
スモータに組み込まれた定電圧素子の電圧を間接的に検
出し,それを設定用のパラメータとして利用できる構成
となっているため,この定電圧素子の電圧値とモータの
定格電圧または定格回転数を対応させておけば,接続電
線数を増やすことなくモータ固有のこれらの定格値を検
出でき,ブラシレスモータ駆動装置がこれらの定格値を
設定用のパラメータとして利用することができる効果を
もたらす。
【0046】また,請求項6記載の発明は,請求項3記
載のブラシレスモータに組み込まれた定電圧素子の電圧
を直接的に検出し,それを設定用のパラメータとして利
用できる構成となっているため,この定電圧素子の電圧
値とモータの定格電圧または定格回転数を対応させてお
けば,接続電線数を増やすことなくモータ固有のこれら
の定格値を検出でき,ブラシレスモータ駆動装置がこれ
らの定格値を設定用のパラメータとして利用することが
できる効果をもたらす。
【0047】接続電線数を低減できた結果として,例え
ば,手持ち工具用等ブラシレスモータでは,電線の取り
まわしがしやすくなるという利点が生ずる。また,接続
電線数の低減により,断線等の故障が起こり難く,製造
コストを抑える効果も生み出す。さらに,上記のように
ブラシレスモータの定格値をブラシレスモータ駆動装置
が検知できるようになった結果として,定格電圧あるい
は定格回転数が異なるブラシレスモータを駆動しようと
する場合にも,ブラシレスモータ駆動装置が自働的に適
応するので,複数種のブラシレスモータを一台の駆動装
置で駆動可能となるような構成が容易に実現できる効果
を生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のブラシレスモータおよび従来のブラシレ
スモータ駆動装置を表すブロック図である。
【図2】一般的な三相ブラシレスモータの磁極位置セン
サの二値出力と回転子の回転角の関係を示す波形図であ
る。
【図3】本発明の第1,第2,第3および第4の実施例
としての三相ブラシレスモータの回転子,磁極位置セン
サ,電機子巻線およびその端子を示す説明図である。
【図4】本発明の第1の実施例としてのブラシレスモー
タにおける,磁極位置センサとその周辺に付随する回路
を示した接続図である。
【図5】抵抗を用いたデジタル−アナログ変換回路の一
例を示した接続図である。
【図6】定電流素子を用いたデジタル−アナログ変換回
路の一例を示した接続図である。
【図7】本発明の第1の実施例としてのブラシレスモー
タにおける,磁極位置センサとその周辺に付随する回路
の変形例を示した接続図である。
【図8】定電流素子を用いたデジタル−アナログ変換回
路の変形回路を示した接続図である。
【図9】本発明の第1の実施例としての三相ブラシレス
モータとブラシレスモータ駆動装置のブロック図であ
る。
【図10】本発明の第2,第3および第4の実施例とし
てのブラシレスモータにおける,磁極位置センサとその
周辺に付随する回路を示した接続図である。
【図11】本発明の第2,第3および第4の実施例とし
てのブラシレスモータにおける,磁極位置センサとその
周辺に付随する回路として,図10を変形した回路を示
した接続図である。
【図12】本発明の第2および第3の実施例としての三
相ブラシレスモータとブラシレスモータ駆動装置のブロ
ック図である。
【図13】ツェナーダイオードに代わる定電圧回路の一
例を示した接続図である。
【図14】本発明の第4の実施例としての三相ブラシレ
スモータとブラシレスモータ駆動装置のブロック図であ
る。
【図15】本発明におけるその他の実施例としての三相
ブラシレスモータとブラシレスモータ駆動装置のブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 従来の三相ブラシレスモータ 1a,1b 本発明の三相ブラシレスモータ 11,12,13,11a,12a,13a 電機子巻
線端子 14,15,16 磁極位置センサ出力端子 17,18,17a,18a 磁極位置センサ用電源端
子 17a',18a' 定電圧回路端子 2 従来のブラシレスモータ駆動装置 2a,2b,2c,2d 本発明のブラシレスモータ駆
動装置 21,22,23,21a,22a,23a インバー
タ出力端子 24,25,26 磁極位置センサ入力端子 27,28,27a,28a 磁極位置センサ電源出力
端子 3 インバータ部 4,4a,4b,4c,4d,4e 制御部 5,5b 磁極位置センサ用電源部 6 永久磁石回転子 7a,7b,7c 電機子巻線 8 電流検出部 9 電圧検出部 30a,30b,30c 磁極位置センサ 31a,31b,31c 磁極位置センサ電源端子 32a,32b,32c 磁極位置センサ共通端子 33a,33b,33c 磁極位置センサ出力端子 40a デジタル−アナログ変換回路 41a,41b,41c デジタル入力端子 41d 電流出力端子 50 ダイオード 51 コンデンサ 53 トランジスタ R1,R2,R3 抵抗 I1,I2,I3 定電流素子 Re エミッタ抵抗 Rc コレクタ抵抗

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転子の磁極の位置によって二値信号を出
    力する磁極位置センサを複数個備えたブラシレスモータ
    において,上記複数個の磁極位置センサの電源端子を接
    続した第一の端子と,上記複数個の磁極位置センサの共
    通端子を接続した第二の端子を設け,上記複数個の磁極
    位置センサの出力信号を入力としてこれらの入力に応じ
    て出力する電流の大きさが変化するデジタル−アナログ
    変換回路の出力端子を上記第一の端子もしくは上記第二
    の端子に接続する構成で,上記第一の端子と上記第二の
    端子を介し上記複数個の磁極位置センサへ電力が供給さ
    れることを特徴とするブラシレスモータ。
  2. 【請求項2】回転子の磁極の位置によって二値信号を出
    力する磁極位置センサを複数個備えたブラシレスモータ
    において,ダイオードとコンデンサによる直列回路を形
    成し,上記直列回路の両端の上記ダイオード側に第一の
    端子を,上記直列回路の両端の上記コンデンサ側に第二
    の端子を配し,上記複数個の磁極位置センサの電源端子
    を上記ダイオードと上記コンデンサの接続中点に接続
    し,上記複数個の磁極位置センサの共通端子を上記第二
    の端子に接続して,上記複数個の磁極位置センサの出力
    信号を入力としてこれらに応じて出力する電流の大きさ
    が変化するデジタル−アナログ変換回路の出力端子を上
    記第一の端子に接続し,上記第一の端子と上記第二の端
    子を介し上記複数個の磁極位置センサへ電力が供給され
    ることを特徴とするブラシレスモータ。
  3. 【請求項3】回転子の磁極の位置を検出する磁極位置セ
    ンサと,上記磁極位置センサに電力を供給するための二
    つの端子を備えたブラシレスモータにおいて,上記二つ
    の端子間に定電圧ダイオードもしくはそれと同等な機能
    を有する定電圧回路を設けたことを特徴とするブラシレ
    スモータ。
  4. 【請求項4】ブラシレスモータの電機子巻線の電源とし
    てのインバータ部と,上記インバータ部の出力電圧を制
    御する制御部と,上記ブラシレスモータが備える磁極位
    置センサの電源としての電源部からなるブラシレスモー
    タ駆動装置において,上記電源部の出力電流を検出する
    電流検出部を設け,上記電流検出部の検出信号を上記制
    御部に入力する構成として,上記制御部が,上記検出信
    号に基づき,上記インバータ部の出力電圧を制御するこ
    とを特徴とするブラシレスモータ駆動装置。
  5. 【請求項5】ブラシレスモータの電機子巻線の電源とし
    てのインバータ部と,上記インバータ部の出力電圧を制
    御する制御部と,上記ブラシレスモータが備える磁極位
    置センサの電源としての電源部からなるブラシレスモー
    タ駆動装置において,上記電源部に出力電圧制御入力端
    子を設けると共に,上記電源部の出力電流を検出する電
    流検出部を設け,上記出力電圧制御入力端子が上記制御
    部に接続されることにより,上記制御部が上記電源部の
    出力電圧を制御できるようにすると同時に,上記電流検
    出部の信号出力端子を上記制御部に入力する構成とし
    て,上記電流検出部の検出信号に基づき,上記制御部
    が,上記インバータ部の出力電圧を制御することを特徴
    とするブラシレスモータ駆動装置。
  6. 【請求項6】ブラシレスモータの電機子巻線の電源とし
    てのインバータ部と,上記インバータ部の出力電圧を制
    御する制御部と,上記ブラシレスモータが備える磁極位
    置センサの電源としての内部抵抗を伴う電源部からなる
    ブラシレスモータ駆動装置において,上記電源部の出力
    電圧を検出する電圧検出部を設け,上記電圧検出部の信
    号出力端子を上記制御部に入力し,上記電圧検出部の検
    出信号に応じて,上記インバータ部の出力電圧を制御す
    る機能を有することを特徴とするブラシレスモータ駆動
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01209985A (ja) * 1988-02-15 1989-08-23 Matsushita Electric Works Ltd Dcブラシレスモータ
JPH0549289A (ja) * 1991-08-09 1993-02-26 Toshiba Corp ブラシレスモータ

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